JP2023043869A - 固定角ローター内の管用アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】固定角遠心分離機ローターのローターウェル内に1つ以上の遠心サンプル管を支持するためのアセンブリ及びアダプタを提供する。【解決手段】各ローターウェル14のローターウェル角度を定義するためにローター10の回転軸20に対して固定角度関係にある中心軸32を各々有する複数のローターウェルを備える固定角ローターを含み、ローターウェルのうちの1つとともに使用するためのアダプタ12a、12bをさらに含む、ローターアセンブリ。アダプタは、円形の断面形状を有する本体42aと、本体に形成されたサンプル管キャビティ56aとを含み、キャビティは、本体の第1の端部の開口部から本体の第2の端部の閉じた基部まで延在し、長手方向軸64aを含み、アダプタがローターウェル内に位置付けられたときに、キャビティの長手方向軸は、ローターの回転軸に対して、ローターウェル角度と比較して異なる角度関係を有する。【選択図】図7

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2021年9月16日に出願された米国仮特許出願第63/244,900号の出願上の利益を主張し、その開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、概して、固定角ローターウェルを有する遠心分離機ローターに関し、より具体的には、固定角遠心分離機ローターのローターウェル内に1つ以上の遠心サンプル管を支持するためのローターウェルアダプタに関する。
遠心分離機ローターは典型的には、遠心分離中にサンプルを保持するために、ラボ用遠心分離機において使用される。遠心分離機ローターは構造およびサイズが著しく異なり得るが、1つの一般的なローター構造体は、固定角ローターであり、この固定角ローターは、固体ローター本体を有し、ローター本体内には、複数の受容チャンバ、すなわちローターウェルが放射状に分布され、ローターの回転軸について対称に配列されている。適切なサイズのサンプル容器内のサンプルは、複数のローターウェルに配置され、複数のサンプルを遠心分離にかけることができる。
遠心分離機ローターは一般に、遠心分離機の速度が毎分数百回転、または数千回転をも上回り得る高回転用途で使用される。負荷がかかったローターの高速回転中に受ける力に耐えるために、ローターは通常、例えば、金属または炭素繊維などの複合材料で作られている。固定角遠心機ローターの一例は、米国特許第8,323,169号(本開示の譲受人が所有)に記載されており、その開示は、参照によりその全体が明示的に本明細書に組み込まれる。
特に固定角ローターの場合、ローターに形成されたローターウェルのそれぞれの中心軸は、別様にローターの回転軸とも称されるローター本体の中心軸と角度関係を有し、その周りにローターウェルが間隔をおいて配置される。ローターウェルがローター本体の一部として形成される結果、ローター本体の中心軸に対するローターウェルの角度方向が固定される。したがって、遠心分離のためにローターウェル内に支持されたサンプル容器は、ローターウェルの固定角度方向によって部分的に生成される遠心力を受ける。
通常、ローターウェルのそれぞれの中心軸と固定角ローターの回転軸との間の角度関係は、例えば、20°~45°である。この点に関して、特定の遠心分離用途のために選択される固定角ローター本体、より具体的には、ローターウェルが配向される特定の角度は、通常、サンプル内容および所望の分子分離のタイプに基づいて選択される。例えば、ローターの回転軸に対して20°の角度で固定されたローターウェルを有するローターは、各ローターウェルおよびそこに含まれるサンプル全体に加えられるより均一な遠心力を有する。これを40°の角度で固定されたローターウェルと比較すると、各ローターウェルとサンプルとの長さに沿って、より多様な遠心力が加えられる。
多くの異なるタイプのサンプルの遠心分離に対応するには、多くの場合、様々なローターウェル構成をカバーする多数の固定角ローターの在庫を用意する必要がある。このようにして、様々な用途に対応するために、適切なローターを手元に置き、サンプル材料の正しい分離を得るために選択することができる。このような大量のローターの在庫を有するには、コストがかかる可能性がある。さらに、異なる遠心分離用途のためにローターを交換すると時間がかかる可能性があり、例えば、ローターと遠心分離機アセンブリとの再平衡化が必要になり得る他の問題が発生する可能性もある。
したがって、ローターを交換する必要なく、多くの異なるタイプのサンプルおよびサンプル容量の遠心分離に対応するために必要な時間および費用を削減するために、固定角ローターのローターウェル内でサンプル容器を支持するアダプタであって、ローターウェル内に設置されたとき、ローターウェルの固定角およびローターの回転軸に対するサンプルの角度方向を変更するものを提供することが望ましいであろう。
本発明は、遠心分離において使用するための固定角ローターの前述および他の短所および欠点を克服する。本発明は、特定の実施形態に関連付けて考察されるが、本発明は、これらの実施形態に限定されないことが理解されるであろう。
本発明の一実施形態によれば、各ローターウェルのローターウェル角度を定義するためにローターの回転軸に対して固定角度関係にある中心軸を各々有する複数のローターウェルを有する固定角ローターを含むローターアセンブリが提供される。ローターアセンブリは、ローターウェルのうちの1つとともに使用するためのアダプタをさらに含む。アダプタは、ローターウェル内に受容されるように構成されている本体を含む。本体は、第1の端部と第2の端部との間に延在し、円形の断面形状を有する。アダプタはまた、サンプル管を内部に受容するように構成されている本体に形成されたキャビティも含む。キャビティは、本体の第1の端部の開口部から本体の第2の端部の閉じた基部まで延在し、長手方向軸を有し、アダプタがローターウェル内に位置付けられたときに、キャビティの長手方向軸が、キャビティ角度を定義するローターの回転軸に対する角度関係を有するようにする。この目的のために、キャビティの角度は、ローターウェル角度と比較して異なる。
本発明の一態様によれば、各ローターウェルは円形の断面形状を有し得、250mLの容積をさらに有し得る。本発明の別の態様では、ローターアセンブリは、アダプタとともに使用するための少なくとも1つのサンプル管を含み得る。さらに別の態様では、アダプタのキャビティの容積は、15mL~100mLの範囲内であり得る。
本発明の別の実施形態によれば、ローターウェル角度を定義するためにローターの回転軸に対して固定角度関係にある中心軸を有する固定角ローターのローターウェルとともに使用するためのアダプタが提供される。アダプタは、第1の端部と第2の端部との間に延在する本体を含む。本体は、アダプタの固定角ローターのローターウェル内に受容されるように構成され、第1の端部の首部と第2の端部との間で本体の長さに沿って減少する断面積を有する。断面積は、本体の長手方向軸に対して横方向に配設され、キャビティと交差する平面として定義される。アダプタは、サンプル管を内部に受容するように構成されている本体に形成されたキャビティをさらに含む。キャビティは、本体の第1の端部の開口部から本体の第2の端部の閉じた基部まで延在し、長手方向軸を有し、アダプタがローターのローターウェル内に位置付けられたときに、キャビティの長手方向軸が、キャビティ角度を定義するローターの回転軸に対する角度関係を有するようにする。そのように位置付けられたときに、キャビティ角度はローターウェル角度と比較して異なる。
本発明のさらに別の実施形態によれば、ローターウェル角度を定義するためにローターの回転軸に対して固定角度関係にある中心軸を有する固定角ローターのローターウェルとともに使用するためのアダプタが提供される。アダプタは、固定角ローターのローターウェル内に受容されるように構成された本体を含む。本体は、第1の端部と第2の端部との間に延在し、本体の第1の端部付近の首部と第2の端部との間で先細りになる平坦面を有する。アダプタは、サンプル管を内部に受容するように構成されている本体に形成された第1のキャビティをさらに含む。第1のキャビティは、本体の第1の端部の開口部から本体の第2の端部の閉じた基部まで延在し、長手方向軸を有し、アダプタがローターのローターウェル内に位置付けられたときに、第1のキャビティの長手方向軸が、第1のキャビティ角度を定義するローターの回転軸に対する角度関係を有するようにする。そのように位置付けられたときに、第1のキャビティ角度はローターウェル角度と比較して異なる。
本発明の態様では、平坦面は、アダプタがローターウェル内に位置付けられたときに、ローターウェルと係合しない。さらなる態様では、アダプタがローターウェル内に位置付けられたときに、アダプタとローターウェルとの間に空隙が形成される。本発明の別の態様では、アダプタの第2の端部は、ローターウェル内に位置付けられたときに、ローターウェルの基部の一部分とのみ係合する。本発明のさらに別の態様では、アダプタ本体の第1の端部は、断面形状が円形である。
本発明の別の態様では、第1のキャビティ角度は28°~37°の範囲内である。一態様によれば、ローター角度は20°~45°の範囲内である。別の態様によれば、第1のキャビティ角度は、ローターウェル角度よりも14°~17°大きい範囲内にある。さらに別の態様によれば、キャビティは、0°を超えかつ1°以下の範囲内のキャビティ抜き勾配角度を含む。
本発明の別の態様では、本体は、第2のキャビティを含み、第2のキャビティは、本体の第1の端部の開口部から本体の第2の端部の閉じた基部まで延在して、第2のキャビティの第2の長手方向軸を定義する。さらなる態様では、アダプタがローターのローターウェル内に位置付けられたときに、第1のキャビティの第1の長手方向軸および第2のキャビティの第2の長手方向軸は、ローターの回転軸と同じ角度関係を有する。
本発明の別の態様では、アダプタがローターウェル内に位置付けられたときに、本体の第1の端部は、ローターの回転軸から離れる方に向くように構成された配向(orientation:向き)マーキングを含む。
本発明の別の態様では、キャビティへの開口部を部分的に取り囲む第1の端部の一部分は、ローターの回転軸に向かって半径方向内側方向に窪んでいる。
本発明の別の態様では、本体の第1の端部は、下側部分から隆起部分に移行する階段状の表面を含み、キャビティへの開口部は、隆起部分に配置されている。
本発明の別の態様では、本体は、本体内およびキャビティの周りに配置された1つ以上の中空領域を含む。
本発明の別の態様では、本体の第1の端部は、固定角ローターのローターウェルからアダプタの取り外しための工具を内部に受容するように構成されたボアを含む。
本発明の別の態様では、キャビティは、キャビティの開口部を形成する外径を有する第1のボアと、キャビティの本体を形成するより小さい外径を有する第2のボアと、を含み、第1のボアは、サンプル管キャップの一部分を内部に受容するように構成されている。さらなる態様では、キャビティの第1のボアと第2のボアとの間に肩部が形成され、肩部は、サンプル管がキャビティ内に位置付けられたときにサンプル管キャップの一部分がキャビティの外側に留まるように、サンプル管キャップに当接するように構成されている。
本発明の別の実施形態では、固定角ローターのローターウェルとともに使用するためのアダプタを製造する方法が提供される。方法は、アダプタを定義するコンピュータ可読三次元モデルを提供することを含む。アダプタは、第1の端部と第2の端部との間に延在する本体と、サンプル管を内部に受容するように構成されている本体内に形成されたキャビティと、を含む。本体は、固定角ローターのローターウェル内に受容されるように構成されている。方法は、3D印刷機を使用して、コンピュータ可読三次元モデルからアダプタを形成することをさらに含む。
本発明のさらに別の実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体で具現化されたコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、実行されたときに、3D印刷を介してアダプタを形成する機能を実施する命令を記憶する。アダプタは、第1の端部と第2の端部との間に延在する本体と、サンプル管を内部に受容するように構成されている本体内に形成されたキャビティと、を含む。アダプタの本体は、固定角ローターのローターウェル内に受容されるように構成されている。本発明の一態様によれば、3D印刷を介してアダプタを形成するステップは、本体内およびキャビティの周りに配置された1つ以上の中空領域を形成するステップをさらに含む。
本発明の様々な追加の特徴および利点は、添付の図面と併せて解釈される1つ以上の例示的な実施形態の以下の詳細な説明を検討することにより、当業者にはより明らかになるであろう。
本明細書に組み込まれかつ本明細書の一部を構成する、添付の図面は、本発明の1つ以上の実施形態を図解し、上記に提供された一般的な説明、および下記に提供される詳細な説明とともに、本発明の1つ以上の実施形態を説明するのに役立つ。
本発明の態様による、例示的な遠心分離機ローターの斜視図である。 ローターウェルの中心軸とローターの回転軸との角度関係を示すローターの断面図である。 図1のローターの斜視図であり、本発明の態様によるローターとともに使用するためのアダプタおよび対応するサンプル管を示している。 図1のローターの上面図であり、ローターの各ローターウェル内に位置付けられた本発明の一実施形態によるアダプタを示している。 図4と同様の図であり、本発明の実施形態によるローターのローターウェル内に位置付けられたアダプタとボトルアセンブリとの両方の配列を示している。 図4および5と同様の図であり、本発明の実施形態によるローターのローターウェルに位置付けられた異なるアダプタの実施形態の配列を示している。 ローターの断面図であり、アダプタが内部に位置付けられた2つのローターウェルを示し、さらに各アダプタのキャビティの長手方向軸とローターの回転軸との間の角度関係を示している。 図7と同様の図であり、本発明の実施形態によるローターの図示された2つのローターウェル内に位置付けられたアダプタの異なる配列を示している。 本発明の一実施形態によるアダプタの斜視図であり、アダプタを製造するための例示的な3D印刷プロセスを示している。 本発明の一実施形態によるアダプタの斜視図であり、アダプタを製造するための例示的な3D印刷プロセスを示している。
本発明の態様は、サンプルの遠心分離用の固定角遠心分離機ローターのローターウェル内に1つ以上の遠心分離機サンプル管を支持するためのアダプタを対象とする。より具体的には、またローターウェルの中心軸とローターの回転軸との間の固定角度関係と比較して、アダプタの組み込みにより、アダプタがローターウェル内に位置付けられたときに、その中で支持されるサンプル管の長手方向軸とローターの回転軸との間の角度関係が変化する。したがって、アダプタを使用すると、遠心分離用のサンプル容器の様々な角度方向を実現するためにローターを交換する必要性を排除し、それによって、単一の固定角ローターを使用して多くの異なるタイプのサンプルの遠心分離を可能にする。
図1を参照すると、本発明の実施形態によるアダプタ12a、12b、12c、12d(図3)が特定の有用性を有する、例示的な固定角ローター10の詳細が示されている。例示的な固定角ローター10は、米国特許第8,323,169号に十分に記載されたローターであり得、この特許は参照によりその全体が本明細書に組み込まれ、サンプルの遠心分離のためにサンプル容器を内部に受容するための6つの管形状のローターウェル14を有する。しかしながら、ローター10は、特定の特徴を有する固定角ローターの文脈で示され、説明されているが、アダプタ12a、12b、12c、12dの実施形態に関連する同じ発明概念は、本発明の範囲から逸脱することなく、例えば、より少ないもしくはより多くのローターウェル14、または異なる形状およびサイズを有するローターウェル14を有する異なるタイプの固定角ローターで実装され得ることは理解されるであろう。この目的のために、図面は、限定的であることを意図していない。
図1および図2を参照すると、固定角ローター10は、本体16を有し、本体16は、複数のローターウェル14(別様に、受容ャンバまたはセルホールキャビティと称される)を有し、複数のローターウェル14は、本体16内に形成され、ローター10の軸中心を通って形成された垂直ボア18の周りに対称な配列で放射状に分布されている。ボア18は、ローター10の高速遠心回転のためにローター10を遠心分離機の遠心スピンドルに固定するために、ハブ、ハブ保持具、および蓋アセンブリなどの一連のハードウェアを受容するように構成される。これに関して、ボア18は、ローター10が回る回転する軸20(図2)、すなわち、回転軸を定義する。例示的なローター10は、ローターウェル14およびその中で支持されるサンプルの回転速度が毎分数千または数万回転(rpm)を超える可能性がある高回転用途で使用される高速ローターである。例えば、典型的な遠心用途では、適切な材料分離を達成するために、ローター10が10,000~17,000rpm、および最大37,000rpmの速度で回転することが必要となる場合がある。
引き続き図1および図2を参照すると、ローター10に形成されたローターウェル14の各々は、形状が略円筒形であり、ローターの上面26の開口部24からローター10の底面30の付近の閉じたローターウェル基部28まで延在する側壁22を含む。側壁22および基部28はともに、各ローターウェル14の円筒形状を形成する。したがって、各ローターウェル14は、略円形の断面形状を有する。図2に示されるように、各ローターウェル14は、ローター10の回転軸20に対してある角度で固定され、各ローターウェル14への開口部24は、ローターウェル14の対応する基部28と比較して、ローター10の回転軸20のより近くに配置されている。より具体的には、各ローターウェル14は、ローター10の回転軸20に対して固定角度関係を有する、各ローターウェル14の中心を通って細長い方向に延在する線である中心軸32を含む。ローター10の中心軸32と回転軸20との間の角度関係は、各ローターウェル14に対してローターウェル角度θを定義する。図示の実施形態では、各ローターウェル14のローターウェル角度θは、20°である。しかしながら、この角度θは所望に応じて変化させることができ、ローターウェル角度θは任意の鋭角であり得ることを理解されたい。より具体的には、ローターウェル角度θは、例えば、20°~45°の範囲内の角度であり得る。
上述のように、例示的なローター10は高速固定角ローターである。これらのタイプの固定角ローターの場合、例えば、10個以下の限定された数のローターウェル14を含むことが好ましい。図示の例示的な実施形態では、ローター10は、6つのローターウェル14を含む。この点に関して、各ローターウェル14は、ボトルアセンブリ34に保存されたサンプルの遠心分離のために、対応する円筒形状の遠心分離機ボトルアセンブリ34を兄部に受容するように適切なサイズとしてもよい。例えば、ローターウェル14は、各々、250mLの容積を有し得る。別の実施形態では、ローターウェル14は、より大きくてもよく、例えば、500mLの容積を有してもよい。それにもかかわらず、遠心ボトルアセンブリ34は、サンプルの遠心分離の業界では標準的である。この点に関して、各ローターウェル14は、例えば、250mLボトルアセンブリ34を受容するように適切なサイズとしてもよい。ボトルアセンブリ34は、ThermoScientific(商標)Fiberlite(商標)250mLボトルアセンブリ(カタログ番号:010-1495または010-1496、本開示の譲受人から市販されている)などの超高速ボトルアセンブリであってもよく、このボトルアセンブリは、一定容量のサンプルを保持するように構成されたサンプル容器36と、容器36内にサンプルを収容するためにサンプル容器36にねじ込まれたキャップ38と、を有する。典型的な遠心操作は、サンプルの遠心分離のために、各ローターウェル14内に一定容量のサンプルを含む1つのボトルアセンブリ34を配置することを含み得る。
図2に示されるように、ボトルアセンブリ34が対応するローターウェル14内に位置付けられるときに、ボトルアセンブリ34の中心軸40は、ローターウェル14の中心軸32と同軸である。したがって、ボトルアセンブリ34は、その中心軸40が、ローターウェル角度θに等しいローター10の回転軸20に対してある角度で変位された状態で位置付けられる。ローター10の回転軸20に対するボトルアセンブリ34の異なる角度関係が望まれる場合、ローター10は、異なるローターウェル角度を有する異なるローターと交換する必要があるであろう。さらに、同じローターを使用して、いくつかの異なるタイプのサンプルまたは異なる容量のサンプルの遠心分離を実施することが望まれる場合があり、この両者もローターの交換を必要とすることになる。
次に図3を参照すると、ローター10のローターウェル14とともに使用するためのアダプタ12a、12b、12c、12dの異なる実施形態の詳細が示されている。より具体的には、例示的なボトルアセンブリ34およびアダプタ12a、12b、12c、12dがローター10の上に配列されて示されており、各アダプタ12a、12b、12c、12dが、アダプタ12a、12b、12c、12dによって支持されたサンプルの遠心分離のための、対応するローターウェル14内に受容されるようにどのように構成されるかを概略的に示している。以下でさらに詳細に説明するように、各アダプタ12a、12b、12c、12dは、1つ以上の対応する遠心サンプル管を内部に支持するのに適切なサイズの1つ以上のキャビティを含む。サンプル管は液体サンプルを保持し、例えば、15mL~100mLの範囲の容積を有し得る。いずれにせよ、各アダプタ12a、12b、12c、12dは、アダプタ12a、12b、12c、12dがローターウェル14のうちの1つに挿入されたときに、各アダプタ12a、図12b、12c、12dによって支持される1つ以上のサンプル管がローターウェル角度θと比較して、ローター10の回転軸20に対して異なる角度関係を有するように構成される。以下でより明確になるように、アダプタ12a、12b、12c、12dは、異なるサイズのサンプル管およびサンプル容量の遠心分離を可能にするだけでなく、ローターを交換する必要性を伴わずにサンプル容器の角度付けられた位置付けを変える能力を提供する。
図4~図6を参照すると、アダプタ12a、12b、12c、12dおよびボトルアセンブリ34は、サンプルの遠心分離のためのアセンブリ34のためのアダプタ12a、12b、12c、12dおよび/またはボトルの様々な配列をもたらすために、ローターウェル14の各々に交換可能に挿入され得る。これらの図は、多くの可能な配列のほんの一部を示している。例えば、図4に示されるように、そのような配列の1つは、同じアダプタ12aをローターウェル14の位置1~6に、またはすべてのローターウェル14に取り付けることからなる。このようにして、ローター10の重量は、ローター10の高速遠心回転のために適切に平衡化される。図5に示す別の実施形態では、ローター10には、例えば、超高速ボトルアセンブリ34および1つのタイプのアダプタ12aが装填され得る。この実施形態では、ローターウェル14の位置1、3、4、および6にアダプタ12aを装填することができ、ローターウェル14の位置2および5に超高速ボトルアセンブリ34を装填することができる。ローターウェル14の互いに反対側の位置は、ローター10の重量分布および平衡化を容易にするために、対応する構造を有することが好ましい。図6は、ローター10に3つの異なるアダプタ12a、12b、および12cが装着されている別の実施形態を示している。より具体的には、ローターウェル14の位置1および4は、あるタイプのアダプタ12bを含み、ローターウェル14の位置2および5は、別のタイプのアダプタ12cを含み、ローターウェル14の位置3および6は、別のタイプのアダプタ12aを含む。アダプタ12a、12b、12c、12dおよび/またはボトルアセンブリ34の他の配列が可能であることが理解される。各場合において、互いに反対側のローターウェル14の位置は、ローター10の平衡化を容易にするために対応する構造を有することが好ましい。
図7および図8を参照し、引き続き図3を参照して、アダプタ12a、12b、12c、12dの異なる実施形態の詳細を次に説明する。この点に関して、一実施形態によるアダプタ12aは、第1の端部44aと第2の端部46aとの間に延在する本体42aを含む。本体42aは、例えば、ポリカーボネートまたはポリオキシメチレン(例えば、Delrin(登録商標))などの熱可塑性ポリマーから、例えば、コンピュータ数値制御(CNC)機械加工および射出成形などの既知の製造方法により、固形物として形成され得る。代替的に、本体42aは、中実部品として形成されてもよく、または以下でさらに詳細に説明するように、三次元印刷(3D印刷)製造方法を使用して、本体42a内に配置された1つ以上の中空領域48aを有する半中実部品として形成されてもよい。図示の実施形態では、アダプタ12aの本体42aは、高さ(例えば、アダプタ12aの第1の端部44aと第2の端部46aとの間の距離)はローターウェル14の深さと実質的に等しい。本体42aの第1の端部44aおよび第2の端部46aは、略平坦であり、第1の端部44aは、ローターウェル14の断面形状と同様の断面形状を有する。示される実施形態では、アダプタ12aの第1の端部44aの断面形状は、円形である。この点に関して、アダプタ12aは、ローターウェル14内に受容されるようなサイズであり、アダプタ12aの全体的なフットプリントは円筒形である。アダプタ12aとローターウェル14との間の嵌合は、人が手でローターウェル14からアダプタ12aを容易に挿入し、かつ取り外すことができるように、摩擦嵌合、または摩擦嵌合よりわずかに小さいものであり得る。
図3および図7を参照すると、アダプタ12aは、本体42aの側面に平坦面または切頭面50aをさらに含む。切頭面50aは、本体42aの湾曲した外面52aと交差し、例えば、アダプタ12aの重量を減少させるための材料減少手段として機能し得る。図示のように、切頭面50aは、第1の端部44aに近接する首部54aから第2の端部46aまで、半径方向内側方向に延在する。切頭面50aの先細構成により、切頭面50aは、略放物線形状を有する。この点に関して、放物線形状の表面50aの頂点は、アダプタ12aの第1の端部44aの付近にある。さらに、切頭面50aは、アダプタ12aの断面積(断面積は、本体42aの長手方向軸64aを横切って配設され、キャビティ56aと交差する平面として定義され得る)を第1の端部44aと第2の端部46aとの間のアダプタ12aの長さに沿って変化させる。より具体的には、アダプタ12aの断面積は、第1の端部44aで、本体42aの首部54aを通る部分で最大であり、この点で断面積は切頭面50aの長さに沿って、本体42aの断面積が最小であるアダプタ12aの第2の端部46aに向かう方向で減少し始める。
アダプタ12aは、本体42aに形成されたキャビティ56aをさらに含み、キャビティ56aは、その中にある特定の構成のサンプル管を受容するように構成される。図示のように、キャビティ56aは、その中に50mLの円錐形サンプル管58aを受容するように構成される。キャビティ56aは、本体42aの第1の端部44aの開口部60aから本体42aの第2の端部46aの閉じた基部62aまで延在し、長手方向軸64aを含む。図7に示されるように、長手方向軸64aは、キャビティ60aの中心を通って細長い方向に延在する。
図3に最もよく示されるように、アダプタ12aの第1の端部44aは、第1の端部44a上、より具体的には、キャビティ56aへの開口部60aと第1の端部44aの外縁68aとの間に配置された配向マーキング66aを含み得る。配向マーキング66aは、使用のためにローターウェル14内でのアダプタ12aの適切な回転する位置付けを示すために使用される。したがって、アダプタ12aは、任意の回転位置でローターウェル14内に位置付けることができるが、アダプタ12aおよびローターウェル14の第1の端部44aの対応する円形断面形状の結果として、配向マーキング66aは、以下にさらに詳細に説明するように、ローターウェル14内でアダプタ12aを一貫した位置付けのための手段を提供する。図示のように、配向マーキング66aは、第1の端部44aに形成された矢印であり得る。しかしながら、配向マーキング66aは、例えば、点、線、記号、数字、文字、またはテキストなどの任意の他の好適なマーキングであり得る。代替の実施形態では、配向マーキング66aは、マーキングに加えてテキストを含み得る。例えば、テキストは、マーキング66aの付近に配置され、「外側リム方向」と読まれ、配向マーキング66aを使用してアダプタ12aをローターウェル14内に適切に配置する方法をユーザに指示し得る。この目的のために、各アダプタ12aは、ローター10の回転軸20に対して単一の配向(向き)でローターウェル14内に位置付けられるように構成される。
図示されていないが、一実施形態では、アダプタ12aは、ローターウェル14内のキー溝と協働してアダプタ12aをローターウェル14内で適切に配向する(向き合わせされる)ように構成されたキーを含み得る。この構成は、配向マーキング66aに加えてもよく、または代替物であってもよい。いずれの場合も、キーは、アダプタ12aの本体42a上に配置され、第1の端部44aと第2の端部46aとの間の長さにわたって延在する細長い突起であり得る。同様に、キー溝は、内部にキーを受容するように構成されているローターウェル14の側壁22に配置された溝またはチャネルであり得る。この点に関して、キー溝は、ローターウェル14の開口部24と基部28との間の長さにわたって延在し得る。キー溝は、ローターウェル14内のどこにでも配置され得るが、好ましい実施形態では、キー溝は、ローター10のリム80に近接して配置される。アダプタ12aをローターウェル14内で適切に配向するために、切頭面50aとは正反対のアダプタ12aの本体42aにキーを配置してもよい。代替的に、キーをローターウェルに配置し、キー溝をアダプタ12aに配置してもよいことが理解される。
図3および図7に戻ると、アダプタ12aのキャビティ56aは、その中にサンプル管58aを受容するように構成され、キャビティ56aとサンプル管58aとの間の嵌合は、人が手でキャビティ56aからサンプル管58aを容易に挿入し、取り外すことができるように、摩擦嵌合、または摩擦嵌合よりわずかに小さいものであり得る。この点に関して、キャビティ56aの形状は、サンプル管58aの形状に概ね一致する。以下でさらに詳細に説明するように、サンプル管58aの形状により適切に適合するために、キャビティ56aは、サンプル管58aの抜き勾配角度と一致するキャビティ抜き勾配角度をさらに含み得る。図示の実施形態では、キャビティ56aの基部62aは円錐形であり、サンプル管58aの円錐端の形状に適合する傾斜した側壁70aを含む。キャビティ56aは、サンプル管58aおよびサンプル管58aのキャップ72aの一部分を内部に受容するように構成される。この点に関して、キャビティ56aは、キャビティ56aの開口部60aを形成する外径を有する第1のボア74aと、キャビティ56aの本体を形成するより小さい外径を有する第2のボア76aと、を含む。第1のボア74aはカウンタボアとみなすことができ、その中にサンプル管キャップ72aの一部分を受容するようなサイズであり、第2のボア76aおよび基部62aは、サンプル管58aの残りの部分を受容するようなサイズである。より具体的には、キャビティ56aの第1のボア74aと第2のボア76aとの間に肩部78aが形成される。肩部78aは、図7に示されるように、サンプル管キャップ72aの一部分がキャビティ56aの外側に留まるように、サンプル管キャップ72aに隣接するように構成される。このようにして、サンプル管キャップ72aは、ユーザがサンプル管キャップ72aの露出部分をつかむことによってアダプタ12aからサンプル管58aを取り外すことができるようにアクセス可能なままである。
キャビティ56aは、サンプル管58aの抜き勾配角度に一致するか、または厳密に一致するように構成されているキャビティ勾配角度をさらに含む。この点に関して、市販されている円錐形のサンプル管は、通常、例えば、0°を超えかつ1°以下の範囲内にある抜き勾配角度(すなわち、サンプル管開口部付近のサンプル管の直径が基部付近のサンプル管の直径よりも大きい結果として傾斜した側壁)を有する。キャビティ抜き勾配角度をサンプル管58aの抜き勾配角度に厳密に一致させることは、サンプル管58aがローター10によって遠心力を受けるときに、サンプル管58aに沿った力のより一貫した分布を可能にし、それによって、サンプル管58aの破損またはひび割れ(すなわち、過度の伸張および応力緩和による細かい亀裂または他の損傷)の可能性を減少させる。キャビティ抜き勾配角度とは、側壁がキャビティ56aの長手方向軸64aに対して角度を成すように、角度または傾斜がキャビティ56aの側壁に組み込まれることを意味する。より具体的には、キャビティ56aの第2のボア76aの直径は、キャビティ56aの第2のボア76aが、第2のボア76aの長さに沿って、概ね一様に先細りになるように、キャビティ56aの基部62a付近の第2のボア76aの直径と比較すると、キャビティ56aへの開口部60a付近でより大きい。図示のように、また上述の理由により、アダプタ12aが円錐形サンプル管58aとともに使用するように構成されている場合、キャビティ56aがキャビティ抜き勾配角度を含むことが好ましい。この点に関して、キャビティ56aは、キャビティは、0°を超えかつ1°以下の範囲内にあるキャビティ抜き勾配角度を含み得る。図示の実施形態では、キャビティ抜き勾配角度は1°である。代替の実施形態では、アダプタ12aは、1つ以上の丸底サンプル管とともに使用するように構成されてもよく、対応する各キャビティは、キャビティ抜き勾配角度を有しなくてもよく(例えば、キャビティ抜き勾配角度は0°である)、丸底サンプル管が通常は抜き勾配角度を有していないのでキャビティ抜き勾配角度は単に任意選択であってもよい。
図7を参照すると、アダプタ12aが、キャビティ56a内に挿入されたサンプル管58aとともにローターウェル14内に位置付けられて示されている。そのように位置付けられたときに、アダプタ12aおよびサンプル管58aは、ローター10の高速遠心回転の準備が整う。図示の実施形態では、アダプタ12aおよびローターウェル14の両方が円形の断面形状を有するので、配向マーキング66aは、ローターウェル14内でアダプタ12aの適切な配向を確保するのに有用である。その点で、アダプタ12aは、ローター10の回転軸20から最も離れるように位置付けられた配向マーキング66aで、ローターウェル14内に挿入される。図示のように、配向マーキング66aが矢印である場合、矢印は、ローター10の回転軸20から離れる方を指し、ローター10のリム80に対して垂直に配向される。この点に関するアダプタ12aの配向は、例えば図4に見ることができる。
引き続き図7を参照すると、アダプタ12aがローターウェル14内に位置付けられたときに、キャビティ56aの長手方向軸64aは、ローターウェル14の中心軸32とローター10の回転軸20との間の角度関係と比較して異なるローター10の回転軸20に対する角度関係を有する。キャビティ56aの長手方向軸64aとローター10の回転軸20との間の角度関係は、アダプタ12aのキャビティ角度θを定義する。図示の実施形態では、アダプタ12aのキャビティ角度θは、34°である。しかしながら、キャビティ角度θは任意の鋭角、より具体的には、例えば、25°~50°の範囲内の任意の角度であり得ることが理解される。図示のように、キャビティ角度θは、ローターウェル角度θよりも大きく、それによって、サンプル管58aとローター10の回転軸20との間の角度関係を変化させる。キャビティ角度θとローター角度θとの間の差は、サンプル管58aおよびサンプルの角度分散Δを定義する。図示の実施形態では、角度分散Δは、例えば14°であり得る。簡単に言えば、θa=θ+Δである。図示のように、キャビティ角度θは34°であり、これは、ローター10の回転軸20に対するローターウェル角度θよりも14°大きい角度分散Δをもたらす。しかしながら、角度分散Δは、例えば、5°~20°の間の範囲内であり得る。別の実施形態では、キャビティ角度θは、ローター10の回転軸20に対するローターウェル角度θより小さくてもよい。その実施形態では、角度分散Δは、例えば、-5°~-20°の範囲内であり得る。より好ましくは、20°のローターウェル角度θを有するローターの場合、角度分散Δは、例えば、-10°~-14°の範囲内であり得る。
キャビティ角度θに対応し、サンプル管58aに加えられる力がサンプル管キャップ72a上で下向きになるようにするために、アダプタ12aの第1の端部44aは、アダプタ12aの第2の端部46aに対して角度を付けられている。図7に見られるように、第2の端部46aに対する第1の端部44aの角度の付いた性質により、サンプル管キャップ72aがローターウェル14内に部分的に受容される。したがって、キャップ72aは、ローターウェル14への開口部24によって定義される平面と交差する位置にある。この点に関するサンプル管58aの位置付けは、ローター10の高速遠心回転中に、キャップ72aがサンプル管58aから外される、または外れるのを防止する。この目的のために、アダプタ12aの本体42aは、高さがローターウェル14の深さと実質的に等しい最大高さ、およびローターウェル14の深さよりも小さい最小高さを有し得る。
引き続き図7を参照すると、アダプタ12aがローターウェル14内に位置付けられたときに、アダプタ12aの先細面50aはローター10の回転軸20に面し、ローターウェル14のどの部分とも、より具体的には、ローターウェル14の側壁22と係合しない。したがって、ローターウェル14と係合するアダプタ12aの唯一の表面は、首部54aを含む本体42aの湾曲した外面52、および第2の端部46aである。特に、第2の端部46aは、ローターウェル14の基部28の一部分とのみ係合する。その点に関して、空隙82aは、アダプタ12aとローターウェル14との間、より具体的には、ローターウェル14の基部28および側壁22の一部分とアダプタ12aとの間に形成される。図示の実施形態では、空隙82aは、アダプタ12aがローターウェル14内に位置付けられたときに、アダプタ12aとローター10の回転軸20との間に位置付けられる。
同様の数字が同様の特徴を表す図3および図7を参照すると、例示的なアダプタ12bの詳細が、本発明の別の実施形態に従って示されている。この実施形態のアダプタ12bと前述の実施形態のアダプタ12aとの間の主な違いは、アダプタ12bの本体42bが、その中に形成された2つのキャビティ56bを含み、2つのキャビティ56bがある特定のサイズのサンプル管を受容するように構成されていることである。図示のように、各キャビティ56bは、その中に15mLの円錐形サンプル管58bを受容するように構成される。
図3および図7を引き続き参照すると、アダプタ12bの第1の端部44bは、下面部分92から隆起面部分94に移行する段付き面90を有するように形成される。図示のように、アダプタ12bは、下面部分92上に配置された配向マーキング66bを含み、各キャビティ56bへの開口部60bは、隆起面部分94上に配置される。別の実施形態では、アダプタ12bの第1の端部44bは平坦であり得る。いずれにせよ、前の実施形態のアダプタ12aと同様に、アダプタ12bは、アダプタ本体42bの湾曲面52bと交差する平坦面または切頭面50bをさらに含む。しかしながら、切頭面50bのサイズは、例えば、2つのキャビティ56bに対応するために、前の実施形態の切頭面50aと比較して小さくてもよい。図示のように、切頭面50bは、第1の端部44bに近接する首部54bから第2の端部46bまで、半径方向内側方向に延在する。各キャビティ56bはまた、本体42bの第1の端部44bの開口部60bから本体42bの第2の端部46bの閉じた基部62bまで延在し、長手方向軸64bを含む。前述の実施形態のアダプタ12aと同様に、各キャビティ56bはまた、サンプル管58bの抜き勾配角度と一致する、またはほぼ一致するキャビティ抜き勾配角度も含む。図示の実施形態では、キャビティ56bの基部62bは円錐形であり、サンプル管58bの円錐端の形状に適合する傾斜した側壁70bを含む。各空洞56bは、1°のキャビティ抜き勾配角度を有する。しかしながら、キャビティ56bは、0°を超えかつ1°以下の範囲内のキャビティ抜き勾配角度を含み得る。例えば、キャビティ56bは、アダプタ12bが丸底サンプル管とともに使用するように構成されている場合、キャビティ角度を有さなくてもよく、キャビティ抜き勾配角度は単に任意選択であってもよい。いずれの場合も、各キャビティ56bは、キャビティ56bの開口部60bを形成する外径を有する第1のボア74bと、より小さい外径を有する第2のボア76bと、をさらに含み、それらの間に環状の肩部78bを有するキャビティ56bの本体を形成する。この目的のために、各サンプル管58bのキャップ72bは、対応する各キャビティ56b内に部分的にのみ受容される。本体42bは、中実部品として形成されてもよく、または代替的に、以下でさらに詳細に説明するように、本体42b内に1つ以上の中空領域48bを有する半中実部品として形成されてよい。
引き続き図7を参照すると、アダプタ12bは、前の実施形態のアダプタ12aに関して上述したのと同様の方式でローターウェル14内に位置付けられるように構成されており、切頭面50bはローター10の回転軸20に面し、配向マーキング66bは、回転軸20から最も離れるようにローター10のリム80付近に配置される。同様に、アダプタ12bとローターウェル14との間に空隙82bも形成される。しかしながら、この実施形態の空隙82bは、切頭面50bのサイズの結果として、前の実施形態の空隙82aと比較して小さくてもよい。図示のように、アダプタ12bがローターウェル14内に位置付けられたときに、キャビティ56bは、以下でさらに詳細に説明するように、横並びに配列されて、ローター10の回転軸20に対して各サンプル管58bを同様に配向する。
図7に示されるように、アダプタ12bがローターウェル14内に位置付けられたときに、各キャビティ56bの長手方向軸64bは、ローター10の回転軸20に対して同じ角度関係を有し、これはローターウェル14の中心軸32とローター10の回転軸20の間の角度関係と比較して異なるものである。この点に関して、各キャビティ56bの長手方向軸64bとローター10の回転軸20との間の角度関係は、各キャビティ56bおよびアダプタ12bのキャビティ角度θを定義する。図示の実施形態では、各キャビティ56bのキャビティ角度θは、37°である。しかしながら、キャビティ角度θは任意の鋭角、より具体的には、例えば、25°~50°の範囲内の任意の角度であり得ることが理解される。図示のように、キャビティ角度θは、ローターウェル角度θよりも大きく、それによって、サンプル管58bとローター10の回転軸20との間の角度関係を変化させる。キャビティ角度θとローター角度θとの間の差は、サンプル管58bおよびサンプルの角度分散Δを定義する。図示の実施形態では、角度分散Δは、例えば17°であり得る。しかしながら、角度分散Δは、例えば、5°~20°の間の範囲内であり得る。別の実施形態では、キャビティ角度θは、ローター10の回転軸20に対するローターウェル角度θより小さくてもよい。その実施形態では、角度分散Δは、例えば、-5°~-20°の範囲内であり得る。より好ましくは、20°のローターウェル角度θを有するローターの場合、角度分散Δは、例えば、-10°~-17°の範囲内であり得る。
この実施形態および他の実施形態のアダプタ12bは、ローターウェル14内に完全に受容されるので、例えば、手でローターウェル14からアダプタ12bを取り外すことは困難であり得る。したがって、ローターウェル14からのアダプタ12bの取り外しを容易にするために、工具を受容するためにアダプタ12b上で利用可能な手段を有することが望ましい場合がある。この点に関して、図3および図7に示されるように、この実施形態のアダプタ12bは、アダプタ12bの第1の端部44bに形成されたボア84をさらに含み得る。各ボア84は、ローターウェル14からアダプタ12bを取り外すために使用される工具を受容するように構成される。アダプタ12bをローターウェル14から取り外すためにボア84とともに使用され得る例示的な工具は、例えば、「T」ハンドルボールロックピンなどのボールロックピンである。
図示のように、ボア84は、キャビティ56bの開口部60cと第1の端部44bの外縁68bとの間に配置され得る。しかしながら、図示の実施形態では、各ボア84はアダプタ12bの第1の端部44bの下面部分92に配置され、1つのボア84が配向マーキング66bの両側に配置される。しかしながら、ボア84は、例えば隆起面部分94など、第1の端部44bの他の場所に配置され得る。この目的のために、この実施形態のアダプタ12bの第1の端部44b、または他の実施形態のアダプタ12a、12c、12dの第1の端部44a、44c、44dのどこにでも、1つ以上のボア84を配置することができる。
図7に示されるように、各ボア84は、第1の端部44bの開口から、概ね第2の端部46bに向かう方向に、アダプタ12bの本体42b内の中空領域48bへの開口部まで延在する。ローターウェル14からアダプタ12bを取り外すために、ボア84の直径は、ボールロックピンの作動端を受容するような適切なサイズである。ボア84に完全に挿入されると、ボールロックピンのロックボールは解放されて、中空領域48aに開いているボア84付近でアダプタ12bの本体42bの一部分と係合し、取り外しのために、工具を使用して、アダプタ12bをローターウェル14から引き抜くことができるようになる。アダプタ12bがローターウェル14から取り外されると、ボールロックピンのロックボールが引き込まれ、工具がボア84から取り外されてもよい。代替の実施形態では、ボア84は、中空領域48bまで延在しなくてもよく、代わりに、アダプタ12bの本体42bに形成されたブラインドボアであってもよい。これは、アダプタ12bの本体42bが中実である場合であり得る。この実施形態では、ブラインドボアは、ボア84の直径と比較して大きい直径を有する基部部分を有し、それらの間に肩部を定義し得る。肩部は、ボールロックピンのロックボールと係合して、この実施形態のアダプタ12bをローターウェル14から取り外すように構成される。ボア84の形態の工具受容手段は、1つのアダプタ12bの実施形態の文脈で示され、説明されているが、本明細書に記載されている他のアダプタ12a、12c、12dは、ローターウェル14からのアダプタ12a、12c、12dの取り外しを容易にするために、同じまたは同様の工具受容手段を有することから利益を得ることができることを理解されるであろう。
ここで、同様の数字が同様の特徴を表す図3および図8を参照すると、例示的なアダプタ12cの詳細が、本発明の別の実施形態に従って示されている。この実施形態のアダプタ12cと前述の実施形態のアダプタ12a、12bとの間の主な違いは、アダプタ12cが、50mLのサンプル管58cを受容するサイズのキャビティ56cを含むことである。図示のように、サンプル管58cは、半球状の基部または丸底部分を有する略円筒形である。アダプタ12cの第1の端部44cは、キャビティ56cの開口部60cを部分的に取り囲み、アダプタ12cからのサンプル管58cの取り外しを容易にする窪んだ部分96をさらに含む。
図3および図8を引き続き参照すると、アダプタ12cの第1の端部44cは、キャビティ56cの開口部60cを部分的に取り囲む窪んだ表面部分96を含む。窪んだ表面部分96は、配向マーキング66cが配置されている隆起面部分98と比較して、アダプタ12cの第2の端部46cに向かって下向きの方向に窪んでいる。配向マーキング66cは、空洞56cへの開口部60cと、第1の端部44cの外縁68cとの間に配置され得る。図示のように、隆起面部分98はまた、キャビティ56cの開口部60cの一部も形成する。前述の実施形態と同様に、キャビティ56cも本体42cの第1の端部44cの開口部60cから本体42cの第2の端部46cの閉じた基部62cまで延び、長手方向軸64cを含む。この実施形態のキャビティ56cは、形状が略円筒形であり、例示的なサンプル管58cおよびキャップ72cの外径と実質的に同様の外径を有する単一のボア100をさらに含む。前述の実施形態と比較して、この実施形態のサンプル管58cおよびキャップ72cは、同じ外径を有する。図示のように、キャビティ56cの基部62cは形状が半球形であり、サンプル管58cの端部の球形形状に一致するように構成される。この点に関して、キャビティ56cは、上述のように、キャップ72cの一部分を露出したままにしつつ、その中にサンプル管58cを受容するように構成される。この目的のために、この実施形態のキャビティ56cは、キャビティ抜き勾配角度を含まない。しかしながら、代替の実施形態では、キャビティ56cは、0°を超えかつ1°以下の範囲内のキャビティ抜き勾配角度を含み得る。
前の実施形態のアダプタ12a、12bと同様に、アダプタ12cは、アダプタ12cの本体42cの湾曲面52cと交差する平坦面または切頭面50cをさらに含む。図示のように、切頭面50cは、第1の端部44cに近接する首部54cから第2の端部46cまで、半径方向内側方向に延在する。しかしながら、切頭面50cのサイズは、例えば、サンプル管58cの異なる構成に対応するために、前の実施形態の切頭面50a、50bと比較して異なっていてもよい。本体42cはまた、中実の部品として形成されてもよく、または代替的に、本体42c内に1つ以上の中空領域48cを有する半中実部品として形成されてもよい。図8に示されるように、アダプタ12cは、先の実施形態のアダプタ12a、12bに関して上述したのと同様の様式でローターウェル14内に位置付けられるように構成されており、切頭面50cはローター10の回転軸20に面し、配向マーキング66cは、回転軸20から離れるようにローター10のリム80付近に位置付けられる。同様に、アダプタ12cとローターウェル14との間に空隙82cが形成される。しかしながら、この実施形態の空隙82cは、切頭面50cのサイズの違いの結果として、前の実施形態の空隙82a、82bと比較して異なるサイズを有し得る。
図8に示されるように、アダプタ12cがローターウェル14内に位置付けられたときに、キャビティ56cの長手方向軸64cは、ローター10の回転軸20に対して角度関係を有し、これは、ローターウェル14の中心軸32とローター10の回転軸20との間角度関係と比較して異なるものである。キャビティ56cの長手方向軸64cとローター10の回転軸20との間の角度関係は、アダプタ12cのキャビティ角度θを定義する。図示の実施形態では、アダプタのキャビティ角度θは、34°である。しかしながら、キャビティ角度θは任意の鋭角、より具体的には、例えば、25°~50°の範囲内の任意の角度であり得ることが理解される。図示のように、キャビティ角度θは、ローターウェル角度θよりも大きく、それによって、サンプル管58cとローター10の回転軸20との間の角度関係を変化させる。キャビティ角度θとローター角度θとの間の差は、サンプル管58cおよびサンプルの角度分散Δを定義する。図示の実施形態では、角度分散は、例えば、14°であり得る。しかしながら、角度分散Δは、例えば、5°~20°の間の範囲内であり得る。別の実施形態では、キャビティ角度θは、ローター10の回転軸20に対するローターウェル角度θより小さくてもよい。その実施形態では、角度分散Δは、例えば、-5°~-20°の範囲内であり得る。より好ましくは、20°のローターウェル角度θを有するローターの場合、角度分散Δは、例えば、-10°~-14°の範囲内であり得る。
再び、同様の数字が同様の特徴を表す図3および図8を参照すると、例示的なアダプタ12dの詳細が、本発明の別の実施形態に従って示されている。この実施形態のアダプタ12dと前述の実施形態のアダプタ12a、12b、12cとの間の主な違いは、アダプタ12dが、100mLの丸底サンプル管58dを内部に受容するようなサイズのキャビティ56dを含むことである。特に、この実施形態のサンプル管58dおよびキャップ72dは、同じ外径を有する。したがって、前述の実施形態のアダプタ12cと同様に、この実施形態のキャビティ56dは、サンプル管58dおよびキャップ72dの外径とほぼ同様の直径を有する単一のボア102を含む。
図3および図8を引き続き参照すると、少なくとも前述の実施形態のアダプタ12aと同様に、アダプタ12dの本体42dは、略平坦な第1の端部44dと第2の端部46dとの間に延在し、内部に形成されたキャビティ56dを含む。キャビティ56dは、本体42dの第1の端部44dの開口部60dから本体42dの第2の端部46dの閉じた基部62dまで延在し、長手方向軸64dを含む。さらに、キャビティ56dの基部62dは、サンプル管58dの形状の球状端部に適合する半球形状であり、キャビティ56dは、キャップ72dの一部分がキャビティ56dの外部から露出したままであるように、サンプル管58dを内部に受容するように構成される。この目的のために、この実施形態のキャビティ56cは、キャビティ抜き勾配角度を含まない。しかしながら、代替の実施形態では、キャビティ56cは、0°を超えかつ1°以下の範囲を有するキャビティ抜き勾配角度を含み得る。いずれの場合も、アダプタ12dは、アダプタ12dの本体42dの湾曲面52dと交差する平坦面または切頭面50dをさらに含む。図示のように、切頭面50dは、第1の端部44dに近接する首部54dから第2の端部46dまで、半径方向内側方向に延在する。しかしながら、切頭面50dのサイズは、例えば、サンプル管58dの形状およびサイズに適応するために、前述の実施形態の切頭面50a、50b、50cと比較して小さくてもよい。本体42dはまた、中実の部品としても形成されてもよく、または代替的に、アダプタ12a、12b、12cに対して48a、48b、48cと指定されたものと同様であり得るキャビティ56dの周りの本体42d内に1つ以上の中空領域を有する半中実部品として形成されてもよい。
図8に示されるように、アダプタ12dは、前の実施形態のアダプタ12a、12b、12cに関して上述したのと同様の様式でローターウェル14内に位置付けられるように構成されており、切頭面50dはローター10の回転軸20に面し、配向マーキング66dは、回転軸20から最も離れるようにローター10のリム80付近に位置付けられる。配向マーキング66dは、空洞56dへの開口部60dと、第1の端部44dの外縁68dとの間に配置され得る。同様に、アダプタ12dとローターウェル14との間に空隙82dが形成される。しかしながら、この実施形態の空隙82dは、前の実施形態の空隙82a、82b、82cと比較して小さくてもよい。いずれにせよ、図8に示されるように、アダプタ12dがローターウェル14内に位置付けられたときに、キャビティ56dの長手方向軸64dは、ローター10の回転軸20に対して角度関係を有し、これもまた、ローターウェル14の中心軸32とローター10の回転軸20との間の角度関係と比較して異なるものである。キャビティ56dの長手方向軸64dとローター10の回転軸20との間の角度関係は、キャビティ56dおよびアダプタ12dのキャビティ角度θを定義する。図示の実施形態では、アダプタのキャビティ角度θは、34°である。しかしながら、キャビティ角度θは任意の鋭角、より具体的には、例えば、25°~50°の範囲内の任意の角度であり得ることが理解される。図示のように、キャビティ角度θは、ローターウェル角度θよりも大きく、それによって、サンプル管58dとローター10の回転軸20との間の角度関係を変化させる。キャビティ角度θとローター角度θとの間の差は、サンプル管58dおよびサンプルの角度分散Δを定義する。図示の実施形態では、角度分散Δは、例えば14°であり得る。しかしながら、角度分散Δは、例えば、5°~20°の間の範囲内であり得る。別の実施形態では、キャビティ角度θは、ローター10の回転軸20に対するローターウェル角度θより小さくてもよい。その実施形態では、角度分散Δは、例えば、0°~-20°の間の範囲内であり得る。より好ましくは、20°のローターウェル角度θを有するローターの場合、角度分散Δは、例えば、0°~-10°の範囲内であり得る。
一実施形態では、ローターウェル14のうちの1つ以上は、そこからのアダプタ12a、12b、12c、12dの取り外しを容易にするために、少なくとも1つの切り欠き部をさらに含み得る。切り欠き部は、ローターウェル開口部24でローター10の上面26に形成され得る。より具体的には、切り欠き部は、アダプタ12a、12b、12c、12dがローターウェル14から引っ張られるかまたは取り外され得るようにアダプタ12a、12b、12c、12dの十分な部分を露出するようなサイズのローターウェル開口部24のローター10の上面26の(ローター10の底面30に向かう方向の)窪みまたは凹部である。したがって、切り欠き部は、アダプタ12a、12b、12c、12dを手、工具、またはその両方によってローターウェル14から取り外すことができるように適切なサイズにされる。切り欠き部は、例えば、ローターウェル14とローター10のリム80との間に配置され得る。別の実施形態では、ノッチは、回転子ウェル14と回転子10の回転軸20との間に配置され得る。別の実施形態では、ローターウェル14の両側に切り欠き部が配置され得る。しかしながら、各ローターウェル14は、ローターウェル開口部24の周りの任意の位置に配置された1つ以上の切り欠き部を含み得ることが理解される。
上述のように、アダプタ12a、12b、12c、12dの各々は、本体42a、42b、42c、42d内に配置された1つ以上の中空領域48a、48b、48c、48dを有する半固体片として形成され得る。これに関して、図9は、本発明の一実施形態による3D印刷製造方法を使用して1つのアダプタ12aを形成するための例示的なプロセス110を示している。「三次元印刷」、「付加製造」、または「ラピッドプロトタイピング」という用語は、デジタルモデルから事実上あらゆる形状の三次元立体オブジェクトを作成するプロセスを指す。アダプタ12aの3D印刷は、アダプタ12aを定義する構造を構築するために、材料の連続層が異なる形状で置かれる追加プロセスを使用して達成される。本明細書で使用される3D印刷という用語は、選択的レーザー溶融(SLM)、直接金属レーザー焼結(DMLS)、選択的レーザー焼結(SLS)、溶融堆積モデリング(FDM)、およびステレオリソグラフィー(SLA)などの方法を指すが、これらに限定されない。さらに、本明細書に記載の材料を印刷することができる任意のタイプの3D印刷機を使用することができる。例示的な方法をアダプタ12aの一実施形態に関して考察され、説明されるが、これらの製造方法を使用してアダプタ12a、12b、12c、12dのいずれかを形成することができることが理解される。
アダプタ12aの3D印刷が開始される前に、アダプタ12aを形成するために使用される3D印刷機(図示せず)は、最初にアダプタ12aに対応するデータセットを受信しなければならない。データセットは、アダプタ12aの製造に使用するのに好適なコンピュータ可読の三次元モデルであり得る。特に、モデルは、3D印刷機がアダプタ12aを形成することができるアダプタ12aの特性に関する情報を含む。モデルは、例えば、立体造形ファイルなどの3D印刷可能ファイルであり得る。データセットはまた、3D印刷機を使用してアダプタを形成するための実行可能な命令を記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体上に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態であり得る。
本質的に非一時的であるコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどのデータを保存するための任意の方法または技術で実装された、揮発性もしくは不揮発性、ならびに取り外し可能および取り外し不可能な有形媒体を含み得る。コンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリもしくは他のソリッドステートメモリ技術、携帯型コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、または他の光学ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、もしくは他の磁気ストレージデバイス、またはデータの記憶に使用することでき、コンピュータで読み取ることができる任意の他の媒体を、さらに含み得る。コンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、それ自体が一時的な信号(例えば、電波もしくは他の伝播する電磁波、導波管などの伝送媒体を介して伝播する電磁波、またはワイヤを介して送信される電気信号)として解釈されるべきではない。コンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ、別のタイプのプログラム可能なデータ処理装置、または別のデバイスに、コンピュータ可読記憶媒体から、またはネットワークを介して外部コンピュータまたは外部ストレージデバイスにダウンロードされ得る。
コンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ、他のタイプのプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスに、コンピュータ可読媒体に記憶された命令が、フローチャート、シーケンス図、またはブロック図で指定された機能、行為、または動作を実行する命令を含む製造品を生産するように、特定の様式で機能するように命令するために使用され得る。コンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置の1つ以上のプロセッサに提供されて、1つ以上のプロセッサを介して実行される命令が、仕様書、フローチャート、シーケンス図、またはブロック図のテキストで指定されている機能、行為、または動作を実行するために一連の計算を実行させるような、マシンを生産する。
アダプタ12aの製造に使用するのに好適なモデルまたはコンピュータ可読プログラム命令が3D印刷機に提供されると、一連の断面を介して形成されているアダプタ12aを示す図9に示すように、アダプタ12aを構築するために所望の材料の連続層を積層するように3D印刷機を動作させることができる。アダプタを形成するために使用される材料は、例えば、3D Systemsから市販されているAccura(登録商標)ClearVue(商標)ポリカーボネート様プラスチックなどのプラスチックであってもよい。図示のように、アダプタ12aは、アダプタ12aが基板(図示せず)上に垂直に構築されるように3D印刷される。より具体的には、3D印刷機は、第1の断面112によって示されるアダプタ12aの第2の端部46aを形成することによって開始する。図から分かるように、アダプタ12aの本体42a、キャビティ56a、および中空領域48aが形成され始める。3D印刷機が材料の連続層を敷設することによってアダプタ12aを垂直に構築し続けると、第2の断面114によって示されるように、キャビティ56aおよびその周囲に配置された中空領域48aを含む、本体42aのより多くの形状が得られる。印刷アダプタ12aのさらなる部分が第3の断面116に示され、これによりアダプタ12aの本体42aの一部を形成する材料の壁によって分離され得る中空領域48aを示している。第4の図118は、平滑な仕上げを有する完成したアダプタ12aのものである。この点に関して、一部の3D印刷機は、粗い表面、バリ、および十分に平滑ではない残留粉末を含む物体を形成し、ある程度の仕上げが必要になる場合がある。仕上げは、例えば、電解研磨、レーザーマイクロマシニング、またはアダプタ12aの表面を平滑化するための他のプロセスからなってもよい。
図10は、本発明の別の実施形態による3D印刷製造方法を使用して固体本体122を有するアダプタ12aを形成するための例示的なプロセス120を示している。図示のように、アダプタ12aは、上述のように、印刷機を使用してデジタルモデルから層状に形成され、層状にアダプタ12aを構築する。この点に関して、材料の印刷は、3D印刷アダプタ12aが作られる材料を直接堆積させることによって行うことができる。第1の断面124に示されるように、印刷機はまず、第2の端部46aと、キャビティ56aを内部に有する本体122とを形成する。断面126および128は、材料がアダプタ12aの断面またはスライスの形状で均一な層に印刷機から堆積されるときに形成されるアダプタ12aをさらに示している。第4の図118は、固体本体122および平滑な仕上げを有する完成したアダプタ12aのものである。図10を参照して説明したプロセスは、中空領域48aを形成しない点で図9に説明したプロセスとは異なり、キャビティ56aのための「中実」であるアダプタを形成する点で異なる。このようなアダプタはまた、アダプタの形状を形成する機械加工法を使用して製造されてもよい。例えば、固体本体122を有するアダプタ12aを形成するための1つの製造方法は、CNC機械、およびポリカーボネートまたはDelrin(登録商標)などの任意の他の好適なエンジニアリングプラスチックの円筒形バーを使用し、キャビティ56aを内部で特定の角度で機械加工することである。CNC機械を使用して、切頭面50aおよびアダプタ12aの他の態様も機械加工することができる。
本発明は、その様々な実施形態の説明によって例示され、実施形態はかなり詳細に記載されてきたが、添付の特許請求の範囲の範囲をそのような詳細に限定、または決して制限することを意図したものではない。したがって、本明細書で考察される様々な特徴は、単独でまたはいずれかの組み合わせで使用することができる。追加の利点および改変が、当業者には容易に明らかとなろう。したがって、本発明は、その広い態様において、図示および記載された特定の詳細、ならびに例示的な実施例に限定されるものではない。したがって、一般的な発明の概念の範囲から逸脱することなく、そのような詳細から逸脱することができる。

Claims (27)

  1. ローターアセンブリであって、当該ローターアセンブリは、
    複数のローターウェルを有する固定角ローターであって、各ローターウェルが、各ローターウェルのローターウェル角度を定義するために前記ローターの回転軸に対して固定角度関係にある中心軸を有する、固定角ローターと、
    前記ローターウェルのうちの1つとともに使用するためのアダプタと、を備え、
    前記アダプタは、
    第1の端部と第2の端部との間に延在する本体であって、前記ローターウェル内に受容されるように構成された本体と、
    前記本体に形成され、サンプル管を内部に受容するように構成されているキャビティであって、前記キャビティが、前記本体の前記第1の端部の開口部から前記本体の前記第2の端部の閉じた基部まで延在し、前記キャビティが、長手方向軸を有し、前記アダプタが前記ローターウェル内に位置付けられたときに、前記キャビティの前記長手方向軸が、キャビティ角度を定義する前記ローターの前記回転軸に対する角度関係を有するようにする、キャビティと、を備え、
    前記アダプタの前記本体が、円形の断面形状を有し、
    前記キャビティ角度が、前記ローターウェル角度と比較して異なる、ローターアセンブリ。
  2. 各ローターウェルが、円形の断面形状を有する、請求項1に記載のローターアセンブリ。
  3. 各ローターウェルが、250mLの容積を有する、請求項1に記載のローターアセンブリ。
  4. 前記アダプタとともに使用するための少なくとも1つのサンプル管をさらに備える、請求項1に記載のローターアセンブリ。
  5. 前記アダプタの前記キャビティの容積が、15mL~100mLの範囲内である、請求項1に記載のローターアセンブリ。
  6. 固定角ローターのローターウェルとともに使用するためのアダプタであって、前記ローターウェルが、ローターウェル角度を定義するために前記ローターの回転軸に対して固定角度関係にある中心軸を有し、前記アダプタが、
    本体であって、第1の端部と第2の端部との間に延在し、前記第1の端部の首部と前記第2の端部との間の前記本体の長さに沿って減少する断面積を有し、前記本体が、前記固定角ローターの前記ローターウェル内に受容されるように構成された、本体と、
    前記本体に形成され、サンプル管を内部に受容するように構成されているキャビティであって、前記キャビティが、前記本体の前記第1の端部の開口部から前記本体の前記第2の端部の閉じた基部まで延在し、前記キャビティが、長手方向軸を有し、前記アダプタが前記ローターの前記ローターウェル内に位置付けられたときに、前記キャビティの前記長手方向軸が、キャビティ角度を定義する前記ローターの前記回転軸に対する角度関係を有するようにする、キャビティと、を備え、
    前記断面積が、前記本体の前記長手方向軸に対して横方向に配設され、前記キャビティと交差する平面として定義され、
    前記キャビティ角度が、前記ローターウェル角度と比較して異なる、アダプタ。
  7. 固定角ローターのローターウェルとともに使用するためのアダプタであって、前記ローターウェルが、ローターウェル角度を定義するために前記ローターの回転軸に対して固定角度関係にある中心軸を有し、前記アダプタが、
    本体であって、第1の端部と第2の端部との間に延在し、前記本体の前記第1の端部付近の首部と前記第2の端部との間で先細りになる平坦面を有し、前記本体が、前記固定角ローターの前記ローターウェル内に受容されるように構成された、本体と、
    前記本体に形成され、サンプル管を内部に受容するように構成されている第1のキャビティであって、前記第1のキャビティが、前記本体の前記第1の端部の開口部から前記本体の前記第2の端部の閉じた基部まで延在し、前記第1のキャビティが、長手方向軸を有し、前記アダプタが前記ローターの前記ローターウェル内に位置付けられたときに、前記第1のキャビティの前記長手方向軸が第1のキャビティ角度を定義する前記ローターの前記回転軸に対する角度関係を有するようにする、第1のキャビティと、を備え、
    前記第1のキャビティ角度が、前記ローターウェル角度と比較して異なる、アダプタ。
  8. 前記平坦面は、前記アダプタが前記ローターウェル内に位置付けられたときに、前記ローターウェルと係合しない、請求項7に記載のアダプタ。
  9. 前記アダプタが前記ローターウェル内に位置付けられたときに、前記アダプタと前記ローターウェルとの間に空隙が形成される、請求項8に記載のアダプタ。
  10. 前記第1の端部は、断面形状が円形である、請求項7に記載のアダプタ。
  11. 前記アダプタの前記第2の端部が、前記ローターウェル内に位置付けられたときに、前記ローターウェルの基部の一部分のみと係合する、請求項7に記載のアダプタ。
  12. 前記第1のキャビティ角度が、28°~37°の範囲内にある、請求項7に記載のアダプタ。
  13. ローター角度が、20°~45°の範囲内にある、請求項7に記載のアダプタ。
  14. 前記第1のキャビティ角度が、前記ローターウェル角度よりも14°~17°大きい範囲内にある、請求項7に記載のアダプタ。
  15. 前記本体が、第2のキャビティを含み、前記第2のキャビティが、前記本体の前記第1の端部の開口部から前記本体の前記第2の端部の閉じた基部まで延在して、前記第2のキャビティの第2の長手方向軸を定義する、請求項7に記載のアダプタ。
  16. 前記アダプタが前記ローターの前記ローターウェル内に位置付けられたときに、前記第1のキャビティの第1の長手方向軸および前記第2のキャビティの前記第2の長手方向軸が、前記ローターの前記回転軸と同じ角度関係を有する、請求項15に記載のアダプタ。
  17. 前記アダプタが前記ローターウェル内に位置付けられたときに、前記本体の前記第1の端部が、前記ローターの前記回転軸から離れる方に向くように構成された配向マーキングを含む、請求項7に記載のアダプタ。
  18. 前記キャビティへの前記開口部を部分的に取り囲む前記第1の端部の一部分が、前記ローターの前記回転軸に向かって半径方向内側方向に窪んでいる、請求項7に記載のアダプタ。
  19. 前記本体の前記第1の端部が、下側部分から隆起部分に移行する階段状の表面を含み、前記キャビティへの前記開口部が、前記隆起部分に配置されている、請求項7に記載のアダプタ。
  20. 前記本体が、前記本体内および前記キャビティの周りに配置されている1つ以上の中空領域を含む、請求項7に記載のアダプタ。
  21. 前記本体の前記第1の端部が、前記固定角ローターの前記ローターウェルから前記アダプタの取り外しための工具を内部に受容するように構成されたボアを含む、請求項7に記載のアダプタ。
  22. 前記キャビティが、前記キャビティの前記開口部を形成する外径を有する第1のボアと、前記キャビティの本体を形成するより小さい外径を有する第2のボアと、を含み、前記第1のボアが、サンプル管キャップの一部分を内部に受容するように構成されている、請求項7に記載のアダプタ。
  23. 前記キャビティの前記第1のボアと前記第2のボアとの間に肩部が形成され、前記肩部は、前記サンプル管が前記キャビティ内に位置付けられたときに前記サンプル管キャップの一部分が前記キャビティの外側に留まるように、前記サンプル管キャップに当接するように構成されている、請求項22に記載のアダプタ。
  24. 前記キャビティが、0°を超えかつ1°以下の範囲内のキャビティ抜き勾配角度を含む、請求項7に記載のアダプタ。
  25. 固定角ローターのローターウェルとともに使用するためのアダプタを製造する方法であって、当該方法は、
    前記アダプタを定義するコンピュータ可読三次元モデルを提供することであって、前記アダプタが本体を備え、前記本体は、第1の端部と第2の端部との間に延在し、前記本体内に形成され、サンプル管を内部に受容するように構成されたキャビティを有し、前記本体が、前記固定角ローターの前記ローターウェル内に受容されるように構成されている、提供することと、
    3D印刷機を使用して、前記コンピュータ可読三次元モデルから前記アダプタを形成することと、を含む、方法。
  26. 命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体で具現化されたコンピュータプログラム製品であって、前記命令が実行されたときに、
    3D印刷を介してアダプタを形成する機能を実施し、前記アダプタが本体を備え、前記本体が、第1の端部と第2の端部との間に延在し、前記本体に形成され、サンプル管を内部に受容するように構成されたキャビティを有し、前記本体が、固定角ローターのローターウェル内に受容されるように構成されている、コンピュータプログラム。
  27. 3D印刷を介してアダプタを形成するステップが、
    前記本体内および前記キャビティの周りに配置された1つ以上の中空領域を形成することをさらに含む、請求項26に記載のコンピュータプログラム。
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