JP2023042159A - 動力伝達系の試験装置 - Google Patents

動力伝達系の試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023042159A
JP2023042159A JP2021149314A JP2021149314A JP2023042159A JP 2023042159 A JP2023042159 A JP 2023042159A JP 2021149314 A JP2021149314 A JP 2021149314A JP 2021149314 A JP2021149314 A JP 2021149314A JP 2023042159 A JP2023042159 A JP 2023042159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dynamo
power transmission
output shaft
torque
transmission system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021149314A
Other languages
English (en)
Inventor
勇志 東山
Yuji Higashiyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sinfonia Technology Co Ltd
Original Assignee
Sinfonia Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sinfonia Technology Co Ltd filed Critical Sinfonia Technology Co Ltd
Priority to JP2021149314A priority Critical patent/JP2023042159A/ja
Priority to CN202211110461.5A priority patent/CN115808316A/zh
Priority to KR1020220114626A priority patent/KR20230039570A/ko
Publication of JP2023042159A publication Critical patent/JP2023042159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

【課題】車両用動力伝達差動装置の第1出力軸及び第2出力軸にそれぞれ接続されるダイナモを有する動力伝達系の試験装置において、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配されるトルクの変動を抑制可能な構成を得る。【解決手段】動力伝達系の試験装置1は、駆動源が発生する駆動力を伝達して第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配する車両用動力伝達差動装置Dを有する動力伝達系を試験する装置である。動力伝達系の試験装置1は、第1出力軸D1及び第2出力軸D2にそれぞれ接続されて車両用動力伝達差動装置Dの負荷として機能する第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12と、第1ダイナモ11の回転速度を速度指令にフィードバックすることにより得られるトルク指令に基づいて、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12の駆動制御を行う第1制御装置14と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、駆動源が発生する駆動力を伝達して第1出力軸及び第2出力軸に分配する動力伝達差動装置を有する動力伝達系を試験する動力伝達系の試験装置に関する。
駆動源が発生する駆動力を伝達して第1出力軸及び第2出力軸に分配する動力伝達差動装置を有する動力伝達系を試験する動力伝達系の試験装置が知られている。このような動力伝達系の試験装置として、例えば、特許文献1には、デファレンシャルギヤを直接又はトランスミッション等を介してモータで駆動しその左右の車軸に結合され平均速度一定に電流制御されトルクを吸収するダイナモメータを差回転指令に基づいて制御し模擬的に旋回試験する自動車試験装置用電気動力計が開示されている。
特開平6-265440号公報
ところで、上述の特許文献1に開示されている構成のように、駆動源が発生する駆動力を伝達して第1出力軸及び第2出力軸に分配するデファレンシャルギヤ(動力伝達差動装置)を有する動力伝達系を試験する場合、前記第1出力軸及び前記第2出力軸には、それぞれダイナモが接続されている。このように前記動力伝達差動装置の前記第1出力軸及び前記第2出力軸にそれぞれ接続されたダイナモは、同じ速度になるように、別々に速度制御されている。
そのため、前記第1出力軸及び前記第2出力軸にそれぞれ接続されたダイナモの回転速度には、わずかな差がある。これにより、前記動力伝達差動装置の歯車の噛み合い部分における歯当たりが微妙に変化する。このような歯当たりの変化により、前記動力伝達差動装置において前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配されるトルクが変化する。その後、歯当たりの変化が或る程度大きくなると、前記動力伝達差動装置の歯車の噛み合いが変わって、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配されるトルクの差が小さくなる。
このように、前記動力伝達差動装置の前記第1出力軸及び前記第2出力軸にそれぞれ接続されたダイナモを速度制御した場合には、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配されるトルクが鋸歯状に変化する。
前記動力伝達差動装置を有する動力伝達系を精度良く試験するために、上述のような鋸歯状のトルク変化をできるだけ抑制することが望まれている。
本発明の目的は、車両用動力伝達差動装置の第1出力軸及び第2出力軸にそれぞれ接続されるダイナモを有する動力伝達系の試験装置において、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配されるトルクの変動を抑制可能な構成を得ることにある。
本発明の一実施形態に係る動力伝達系の試験装置は、駆動源が発生する駆動力を伝達して第1出力軸及び第2出力軸に分配する車両用動力伝達差動装置を有する動力伝達系を試験する動力伝達系の試験装置である。この動力伝達系の試験装置は、前記第1出力軸及び前記第2出力軸にそれぞれ接続されて前記車両用動力伝達差動装置の負荷として機能する第1ダイナモ及び第2ダイナモと、前記第1ダイナモの回転速度を速度指令にフィードバックすることにより得られるトルク指令に基づいて、前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモの駆動制御を行う駆動制御部と、を有する(第1の構成)。
車両用動力伝達差動装置の第1出力軸及び第2出力軸にそれぞれ接続される第1ダイナモ及び第2ダイナモは、それぞれの回転速度を速度指令にフィードバックすることにより得られる補正速度指令に基づいて、速度制御されることがある。
このような速度制御において、前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモの回転速度には微小な差があるため、前記車両用動力伝達差動装置での歯車の噛み合い部分で歯当たりが少しずつ変化する。これにより、前記車両用動力伝達差動装置から前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモへの出力トルクが変化するため、この変化分が第1ダイナモ及び前記第2ダイナモに対する加速トルクとなり、前記第1ダイナモの回転速度と前記第2ダイナモの回転速度とに差が発生する。
前記第1ダイナモの回転速度を一定に制御し且つ前記第2ダイナモの回転速度を一定に制御すると、前記車両用動力伝達差動装置での歯車の噛み合いが変わることなく歯当たりが変化して、前記車両用動力伝達差動装置から前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモへの出力トルクの変化が増大する。
これに対し、上述の構成のように、前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモを同じトルク指令に基づいて駆動制御することにより、前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモを速度制御する場合に比べて回転速度のばらつきを許容することができる。これにより、前記車両用動力伝達差動装置での歯車の噛み合い部分における歯当たりが変化しやすくなり、前記歯車の噛み合いも変わりやすくなる。
よって、上述のように前記車両用動力伝達差動装置から前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモへの出力トルクの変化の増大を抑制することができ、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配される鋸歯状のトルクの変化も抑制することができる。
したがって、前記車両用動力伝達差動装置の前記第1出力軸及び前記第2出力軸にそれぞれ接続される第1ダイナモ及び第2ダイナモを有する動力伝達系の試験装置において、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配されるトルクの変動を抑制可能な構成が得られる。
なお、上述の構成では、車両用動力伝達差動装置の負荷としての前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモを駆動制御するため、前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモの回転速度を、それぞれ制御しなくても、或る程度合わせることができる。よって、前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモをトルク指令によって駆動制御することができる。
前記第1の構成において、前記駆動制御部は、前記第1ダイナモと前記第2ダイナモとの回転速度差が所定範囲内になるように、前記トルク指令を補正するトルク指令補正部を有する(第2の構成)。
これにより、第1ダイナモの回転速度と第2ダイナモの回転速度との差が、車両用動力伝達差動装置に影響を与える所定範囲以上に大きくなるのを抑制できる。よって、前記第1ダイナモの回転速度と前記第2ダイナモの回転速度との差が大きくなるのを抑制しつつ、車両用動力伝達差動装置での歯車の噛み合い部分において歯当たりの変化を生じやすくすることができ、前記歯車の噛み合いを変わりやすくすることができる。
したがって、前記車両用動力伝達差動装置に対する影響を抑制しつつ、前記車両用動力伝達差動装置から前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモへの出力トルクの変化の増大を抑制することができ、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配される鋸歯状のトルクの変化も抑制することができる。
よって、動力伝達系の試験装置において、前記車両用動力伝達差動装置に対する影響を抑制しつつ、第1出力軸及び第2出力軸に分配されるトルクの変動を抑制可能な構成が得られる。
前記第2の構成において、前記トルク指令補正部は、前記第1ダイナモの回転速度と前記第2ダイナモの回転速度との差を算出する速度差算出部と、前記速度差算出部によって算出された回転速度差を用いて比例制御することにより、出力信号を生成する比例制御部と、前記比例制御部によって得られた前記出力信号を用いて、前記トルク指令を補正する補正演算部と、を有する(第3の構成)。
上述の構成では、トルク指令補正部は、積分器を有さないので、第1ダイナモの回転速度と第2ダイナモの回転速度との差を、或る程度許容することができる。よって、車両用動力伝達差動装置での歯車の噛み合い部分における歯当たりが変化しやすくなり、前記歯車の噛み合いも変わりやすくなる。
したがって、車両用動力伝達差動装置から前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモへの出力トルクの変化の増大を抑制することができ、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配される鋸歯状のトルクの変化も抑制することができる。
よって、動力伝達系の試験装置において、第1出力軸及び第2出力軸に分配されるトルクの変動を抑制可能な構成が得られる。
前記第3の構成において、前記トルク指令補正部は、前記比例制御部の信号入力側に、前記速度差算出部によって算出された回転速度差のうち規定範囲内の回転速度差を一定値にする不感帯制御部を有する(第4の構成)。
これにより、トルク指令補正部は、第1ダイナモの回転速度と第2ダイナモの回転速度との差を、規定範囲内でより確実に許容することができる。よって、車両用動力伝達差動装置での歯車の噛み合い部分における歯当たりが変化しやすくなり、前記歯車の噛み合いも変わりやすくなる。
したがって、車両用動力伝達差動装置から前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモへの出力トルクの変化の増大を抑制することができ、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配される鋸歯状のトルクの変化も抑制することができる。
よって、動力伝達系の試験装置において、第1出力軸及び第2出力軸に分配されるトルクの変動を抑制可能な構成が得られる。
本発明の一実施形態に係る動力伝達系の試験装置によれば、第1出力軸及び第2出力軸にそれぞれ接続されて車両用動力伝達差動装置の負荷として機能する第1ダイナモ及び第2ダイナモと、前記第1ダイナモの回転速度を速度指令にフィードバックすることにより得られるトルク指令に基づいて、前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモの駆動制御を行う駆動制御部と、を有する。
これにより、前記車両用動力伝達差動装置から前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモへの出力トルクの変化の増大を抑制することができ、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配される鋸歯状のトルクの変化も抑制することができる。したがって、前記動力伝達系の試験装置において、前記第1出力軸及び前記第2出力軸に分配されるトルクの変動を抑制可能な構成が得られる。
図1は、本発明の実施形態1に係る動力伝達系の試験装置の構成を模式的に示す図である。 図2は、実施形態1に係る動力伝達系の試験装置における第1制御装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 図3は、第1ダイナモ及び第2ダイナモがそれぞれ速度制御されている場合の車両用動力伝達差動装置の第1出力軸及び第2出力軸における出力トルクの一例を示す図である。 図4は、第1ダイナモ及び第2ダイナモがトルク制御されている場合の車両用動力伝達差動装置の第1出力軸及び第2出力軸における出力トルクの一例を示す図である。 図5は、第1ダイナモ及び第2ダイナモがトルク制御されている場合の車両用動力伝達差動装置の第1出力軸及び第2出力軸における回転速度の一例を示す図である。 図6は、実施形態2に係る動力伝達系の試験装置における第1制御装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 図7は、第1ダイナモの回転速度と第2ダイナモの回転速度との差が所定範囲内になるように、第2ダイナモに対するトルク指令を補正した場合の車両用動力伝達差動装置の第1出力軸及び第2出力軸における出力トルクの一例を示す図である。 図8は、第1ダイナモの回転速度と第2ダイナモの回転速度との差が所定範囲内になるように、第2ダイナモに対するトルク指令を補正した場合の車両用動力伝達差動装置の第1出力軸及び第2出力軸における回転速度の一例を示す図である。 図9は、微分器の信号入力側に不感帯制御部が設けられた第1制御装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中の同一または相当部分については同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態1に係る動力伝達系の試験装置1の概略構成を示す図である。この動力伝達系の試験装置1は、車両用動力伝達差動装置Dを有する動力伝達系の試験を行うための装置である。動力伝達系の試験装置1は、動力伝達系の一部である変速機構TMの性能評価を行う装置である。変速機構TMは、入力軸D3に入力された駆動力を変速する変速機TM1と、変速機TM1によって変速された入力軸D3の出力を第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配する車両用動力伝達差動装置Dとを有する。本実施形態では、変速機構TMは、動力伝達系の試験装置1による試験対象である供試体である。
なお、特に図示しないが、車両用動力伝達差動装置Dは、内部に、複数の歯車を有し、該複数の歯車が噛み合うことにより、入力軸D3に入力された駆動力を第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配する。車両用動力伝達差動装置Dには、第1出力軸D1、第2出力軸D2及び入力軸D3が接続されている。車両用動力伝達差動装置Dの構成は、一般的なデファレンシャルギヤ装置と同じ構成であるため、車両用動力伝達差動装置Dの詳しい説明を省略する。
動力伝達系の試験装置1は、第1ダイナモ11と、第2ダイナモ12と、第3ダイナモ13と、第1制御装置14と、第2制御装置15とを有する。なお、図1に示すように、第1出力軸D1、第2出力軸D2及び入力軸D3には、それぞれ、トルクを検出するトルク計Tが設けられている。
第1ダイナモ11は、車両用動力伝達差動装置Dの第1出力軸D1に接続されて、車両用動力伝達差動装置Dから出力される第1出力軸D1のトルクを吸収する。詳しくは、第1ダイナモ11は、車両用動力伝達差動装置Dの負荷(耐久性能や品質等を評価するための負荷、走行中の車体を摸擬した負荷、走行抵抗による負荷、勾配による重力負荷などを含む)として機能する。第1ダイナモ11は、第1制御装置14によって、トルク指令に基づいて駆動制御されている。第1ダイナモ11の駆動制御の詳しい説明は、後述する。第1ダイナモ11は、従来のダイナモと同様の構成であるため、第1ダイナモ11の詳しい構成の説明を省略する。
第2ダイナモ12は、車両用動力伝達差動装置Dの第2出力軸D2に接続されて、車両用動力伝達差動装置Dから出力される第2出力軸D2のトルクを吸収する。詳しくは、第2ダイナモ12は、車両用動力伝達差動装置Dの負荷(耐久性能や品質等を評価するための負荷、走行中の車体を摸擬した負荷、走行抵抗による負荷、勾配による重力負荷などを含む)として機能する。第2ダイナモ12は、第1制御装置14によって、トルク指令に基づいて駆動制御されている。第2ダイナモ12の駆動制御の詳しい説明は、後述する。第2ダイナモ12は、従来のダイナモと同様の構成であるため、第2ダイナモ12の詳しい構成の説明を省略する。
第3ダイナモ13は、変速機構TMの入力軸D3に接続されて、変速機TM1を介して車両用動力伝達差動装置Dに駆動力を供給する駆動源として機能する。第3ダイナモ13は、第2制御装置15によって、トルク指令に基づいて駆動制御されている。第3ダイナモ13は、従来のダイナモと同様の構成であるため、第3ダイナモ13の詳しい構成の説明を省略する。
第1制御装置14は、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12の駆動を制御する。詳しくは、第1制御装置14は、速度指令と第1ダイナモ11の回転速度とに基づいて、トルク指令を生成する。第1制御装置14は、前記トルク指令に基づいて、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12をトルク制御する。第1制御装置14が、本発明の駆動制御部に対応する。
図2は、第1制御装置14の概略構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、第1制御装置14は、インバータ制御部20,30と、フィードバック回路21と、PI制御回路25と、トルク指令変換部31と、を有する。
フィードバック回路21は、第1ダイナモ11の回転速度を検出するレゾルバ11aからの出力信号に基づいて得られる第1ダイナモ11の回転速度を、速度指令に対してフィードバックする。フィードバック回路21は、速度演算部22を有する。この速度演算部22が、レゾルバ11aからの出力信号に基づいて、第1ダイナモ11の回転速度を演算する。なお、レゾルバ11aの代わりに、エンコーダを用いて、第1ダイナモ11の回転速度を検出してもよい。
PI制御回路25は、速度指令に対してフィードバック回路21によって第1ダイナモ11の回転速度をフィードバックして得られる補正速度指令を、PI演算して、トルク指令を生成する。具体的には、PI制御回路25は、微分器26と、積分器27と、加算器29とを有する。
微分器26は、Pゲインを用いて、前記補正速度指令を微分演算する。積分器27は、前記補正速度指令を用いて、積分演算する。加算器29は、微分器26及び積分器27によってそれぞれ得られた値を加算して、トルク指令を生成する。
微分器26及び積分器27を用いて、前記補正速度指令に対してPI演算を行うことにより、第1ダイナモ11の回転速度を用いたフィードバック制御を実現することができる。
インバータ制御部20は、前記トルク指令に基づいて第1ダイナモ11に供給する電力を制御することにより、第1ダイナモ11の駆動を制御する。インバータ制御部20の構成は、従来のインバータ装置と同様の構成であるため、インバータ制御部20の詳しい説明を省略する。
トルク指令変換部31は、前記トルク指令を逆符号に変換する。第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12の回転方向は逆方向であるため、第1ダイナモ11を駆動制御するインバータ制御部20に入力されるトルク指令と、第2ダイナモ12を駆動制御するインバータ制御部30に入力されるトルク指令とは、逆符号である。よって、PI制御回路25で生成されたトルク指令を、逆符号に変換する必要がある。トルク指令変換部31によって前記トルク指令を逆符号に変換することにより、第2ダイナモ12を、第1ダイナモ11の回転方向とは逆方向に回転させることができる。
インバータ制御部30は、前記変換後のトルク指令に基づいて第2ダイナモ12に供給する電力を制御することにより、第2ダイナモ12の駆動を制御する。インバータ制御部30の構成は、従来のインバータ装置と同様の構成であるため、インバータ制御部30の詳しい説明を省略する。
第2制御装置15は、第3ダイナモ13の駆動を制御する。詳しくは、第2制御装置15は、トルク指令と第3ダイナモ13の出力トルクとに基づいて、第3ダイナモ13をトルク制御する。第2制御装置15の構成は、ダイナモのトルク制御する制御装置の従来の構成と同様であるため、第2制御装置15の詳しい説明を省略する。
図3は、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12がそれぞれ速度制御されている場合の車両用動力伝達差動装置Dの第1出力軸D1及び第2出力軸D2における出力トルクの一例を示す図である。図3に示すように、車両用動力伝達差動装置Dでの歯車の噛み合いが変わることなく歯当たりが変化して、車両用動力伝達差動装置Dから第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12への出力トルクの変化が増大した後、歯当たりの変化が或る程度大きくなると、車両用動力伝達差動装置Dの歯車の噛み合いが変わって、第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配されるトルクの差が小さくなる。これにより、第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配されるトルクは、時間とともに鋸歯状に変化する。
これに対し、本実施形態では、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12を、同じトルク指令に基づいてトルク制御することにより、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度とに差が生じて、車両用動力伝達差動装置Dでの歯車の噛み合い部分における歯当たりが変化しやすくなり、前記歯車の噛み合いも変わりやすくなる。
図4は、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12がトルク制御されている場合の車両用動力伝達差動装置Dの第1出力軸D1及び第2出力軸D2における出力トルクの一例を示す図である。図4に示すように、車両用動力伝達差動装置Dでの歯車の噛み合いが変わりやすくなることで、車両用動力伝達差動装置Dから第1出力軸D1及び第2出力軸D2への出力トルクの変化の増大を抑制することができ、第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配される鋸歯状のトルクの変化も抑制することができる。
図5は、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12がトルク制御されている場合の車両用動力伝達差動装置Dの第1出力軸D1及び第2出力軸D2における回転速度の一例を示す図である。図5に示すように、第1出力軸D1及び第2出力軸D2の回転速度の変化も抑制することができる。
本実施形態では、速度指令に対して第1ダイナモ11の回転速度をフィードバックしてトルク指令を生成しているため、図4及び図5に示すように、第1ダイナモ11に接続される第1出力軸D1への出力トルク及び回転速度が一定である。
なお、本実施形態では、車両用動力伝達差動装置Dの負荷としての第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12を駆動制御するため、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12の回転速度を、それぞれ制御しなくても、或る程度合わせることができる。よって、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12をトルク指令によって駆動制御することができる。
以上より、本実施形態の動力伝達系の試験装置1は、駆動源が発生する駆動力を伝達して第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配する車両用動力伝達差動装置Dを有する動力伝達系を試験する装置である。動力伝達系の試験装置1は、第1出力軸D1及び第2出力軸D2にそれぞれ接続されて車両用動力伝達差動装置Dの負荷として機能する第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12と、第1ダイナモ11の回転速度を速度指令にフィードバックすることにより得られるトルク指令に基づいて、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12の駆動制御を行う第1制御装置14と、を有する。
車両用動力伝達差動装置の第1出力軸及び第2出力軸にそれぞれ接続される第1ダイナモ及び第2ダイナモは、それぞれの回転速度を速度指令にフィードバックすることにより得られる補正速度指令に基づいて、速度制御されることがある。
このような速度制御において、前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモの回転速度には微小な差があるため、前記車両用動力伝達差動装置での歯車の噛み合い部分で歯当たりが少しずつ変化する。これにより、前記車両用動力伝達差動装置から前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモへの出力トルクが変化するため、この変化分が第1ダイナモ及び前記第2ダイナモに対する加速トルクとなり、前記第1ダイナモの回転速度と前記第2ダイナモの回転速度とに差が発生する。
前記第1ダイナモの回転速度を一定に制御し且つ前記第2ダイナモの回転速度を一定に制御すると、前記車両用動力伝達差動装置での歯車の噛み合いが変わることなく歯当たりが変化して、前記車両用動力伝達差動装置から前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモへの出力トルクの変化が増大する。
これに対し、本実施形態のように、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12を同じトルク指令に基づいて駆動制御することにより、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12を速度制御する場合に比べて回転速度のばらつきを許容することができる。これにより、車両用動力伝達差動装置Dでの歯車の噛み合い部分における歯当たりが変化しやすくなり、前記歯車の噛み合いも変わりやすくなる。
よって、上述のように車両用動力伝達差動装置Dから第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12への出力トルクの変化の増大を抑制することができ、第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配される鋸歯状のトルクの変化も抑制することができる。
したがって、車両用動力伝達差動装置Dの第1出力軸D1及び第2出力軸D2にそれぞれ接続される第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12を有する動力伝達系の試験装置1において、第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配されるトルクの変動を抑制可能な構成が得られる。
[実施形態2]
図6は、実施形態2に係る動力伝達系の試験装置の第1制御装置114の概略構成を示す機能ブロック図である。この実施形態の動力伝達系の試験装置では、第1制御装置114がトルク指令補正部141を有する点で、実施形態1の動力伝達系の試験装置1とは異なる。以下では、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1と異なる部分についてのみ説明する。
第1制御装置114は、インバータ制御部20,30と、フィードバック回路21と、トルク指令補正部141と、PI制御回路25とを有する。第1制御装置114は、本発明の駆動制御部に対応する。
トルク指令補正部141は、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差が所定範囲内になるように、第2ダイナモ12に対するトルク指令を補正する。前記所定範囲は、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差が車両用動力伝達差動装置Dに対して影響を与えない範囲に設定される。
トルク指令補正部141は、速度演算部142と、速度差算出部143と、微分器144と、補正演算部145とを有する。
速度演算部142は、レゾルバ12aからの出力信号に基づいて、第2ダイナモ12の回転速度を演算する。なお、レゾルバ12aの代わりに、エンコーダを用いて、第2ダイナモ12の回転速度を検出してもよい。
速度差算出部143は、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差を求める。具体的には、速度差算出部143は、速度演算部22の演算結果と速度演算部142の演算結果とを加算して、それらの差を求める。速度差算出部143は、例えば加算器である。なお、第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12の回転方向は逆方向であるため、速度差算出部143に入力される第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度とは逆符号である。
微分器144は、Pゲインを用いて、速度差算出部143の演算結果を微分演算する。すなわち、微分器144は、前記演算結果に対して比例制御を行うことにより、出力信号を生成して出力する。微分器144は、本発明の比例制御部に対応する。
補正演算部145は、微分器144から出力された出力信号を用いて、PI制御回路25から出力されるトルク指令を補正する。具体的には、補正演算部145は、前記出力信号を前記トルク指令に加算して、補正トルク指令を生成する。補正演算部145は、例えば加算器である。
トルク指令変換部31は、前記補正トルク指令を逆符号に変換する。このようにトルク指令変換部31によって前記補正トルク指令を前記トルク指令とは逆符号に変換することにより、第2ダイナモ12を、第1ダイナモ11の回転方向とは逆方向に回転させることができる。
本実施形態では、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差が所定範囲内になるように、第2ダイナモ12に対するトルク指令を補正することにより、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度とが大きく異なるのを防止できる。これにより、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差が車両用動力伝達差動装置Dに影響を与えるのを防止できる。
しかも、本実施形態のトルク指令補正部141は、積分器を有さないため、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差が或る程度許容される。これにより、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度とに差が生じて、車両用動力伝達差動装置Dでの歯車の噛み合い部分における歯当たりが変化しやすくなり、前記歯車の噛み合いも変わりやすくなる。
図7は、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差が所定範囲内になるように、第2ダイナモ12に対するトルク指令を補正した場合の車両用動力伝達差動装置Dの第1出力軸D1及び第2出力軸D2における出力トルクの一例を示す図である。図7に示すように、車両用動力伝達差動装置Dでの歯車の噛み合いが変わりやすくなることで、車両用動力伝達差動装置Dから第1出力軸D1及び第2出力軸D2への出力トルクの変化の増大を抑制することができ、第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配される鋸歯状のトルクの変化も抑制することができる。しかも、第2ダイナモ12のトルク指令を補正している分、実施形態1の場合(図4参照)に比べて、第2出力軸D2への出力トルクの変化の増大を抑制することができる。なお、本実施形態では、第2出力軸D2への出力トルクの変化に応じて、第1出力軸D1への出力トルクも変化する。
図8は、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差が所定範囲内になるように、第2ダイナモ12に対するトルク指令を補正した場合の車両用動力伝達差動装置Dの第1出力軸D1及び第2出力軸D2における回転速度の一例を示す図である。図8に示すように、第1出力軸D1及び第2出力軸D2の回転速度の変化も抑制することができる。なお、第1出力軸D1及び第2出力軸D2の回転速度も、図7に示すトルクと同様に、変化している。
以上より、第1制御装置114は、第1ダイナモ11と第2ダイナモ12との回転速度差が所定範囲内になるように、トルク指令を補正するトルク指令補正部141を有する。
これにより、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差が、車両用動力伝達差動装置Dに影響を与える所定範囲以上に大きくなるのを抑制できる。よって、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差が大きくなるのを抑制しつつ、車両用動力伝達差動装置Dでの歯車の噛み合い部分において歯当たりの変化を生じやすくすることができ、前記歯車の噛み合いを変わりやすくすることができる。
したがって、車両用動力伝達差動装置Dに対する影響を抑制しつつ、車両用動力伝達差動装置Dから第1ダイナモ11及び第2ダイナモ12への出力トルクの変化の増大を抑制することができ、第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配される鋸歯状のトルクの変化も抑制することができる。
よって、動力伝達系の試験装置1において、車両用動力伝達差動装置Dに対する影響を抑制しつつ、第1出力軸D1及び第2出力軸D2に分配されるトルクの変動を抑制可能な構成が得られる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
前記実施形態2において、トルク指令補正部141は、微分器144の信号入力側に不感帯制御部を有していてもよい。図9は、微分器144の信号入力側に不感帯制御部151が設けられた第1制御装置114の概略構成を示す機能ブロック図である。不感帯制御部151は、速度差算出部143から出力される、第1ダイナモ11の回転速度と第2ダイナモ12の回転速度との差の信号のうち、規定範囲の信号を一定値(例えば0)にする。すなわち、不感帯制御部151は、回転速度差の信号に対して、不感帯領域を設定する。
なお、不感帯制御部151は、正側設定値Fth+と負側設定値Fth-とによって規定される前記規定範囲内の補正速度指令をゼロにする一方、前記補正速度指令が前記規定範囲よりも正側に大きい場合には、前記補正速度指令から前記正側設定値を減算して出力し、前記補正速度指令が前記規定範囲よりも負側に小さい場合には、前記補正速度指令から前記負側設定値を減算して出力してもよい。
また、前記一定値は、第1ダイナモ11の回転速度を、車両用動力伝達差動装置Dの出力トルクの変化を抑制可能な回転速度に制御できる値であれば、ゼロ以外の値であってもよい。不感帯制御部151は、ダイナモの速度制御において不感帯領域を設定可能であれば、トルク指令補正部のどの位置に設けられていてもよいし、どのような構成を有していてもよい。
前記実施形態2では、トルク指令補正部141は、積分器を有さない。しかしながら、トルク指令補正部は、積分器を含む、PI制御回路やPID制御回路を有していてもよい。トルク指令補正部の構成は、実施形態2の構成に限らず、第1ダイナモと第2ダイナモとの回転速度差が所定範囲内になるように、トルク指令を補正可能な構成であれば、他の構成であってもよい。
前記各実施形態では、動力伝達系の試験装置1は、第3ダイナモ13を有する。しかしながら、動力伝達系の試験装置は、第3ダイナモの代わりに、エンジンあるいは駆動用モータ(電気自動車、ハイブリッド自動車などの駆動用のモータ)を用いて、車両用動力伝達差動装置に駆動力を供給してもよい。
前記各実施形態では、動力伝達系の試験装置1は、PI制御回路25を有する。しかしながら、動力伝達系の試験装置は、PI制御回路の代わりに、PID制御回路を有していてもよい。
前記各実施形態では、動力伝達系の試験装置1の供試体は、変速機TM1と車両用動力伝達差動装置Dとを有する変速機構TMである。しかしながら、動力伝達系の試験装置の供試体は、変速機構TMの代わりに車両用動力伝達差動装置Dのみであってもよいし、駆動源(エンジン、駆動用モータ)などの動力伝達系であってもよい。
本発明は、駆動源が発生する駆動力を伝達して第1出力軸及び第2出力軸に分配する車両用動力伝達差動装置を有する動力伝達系を試験する動力伝達系の試験装置に利用可能である。
1 動力伝達系の試験装置
11 第1ダイナモ
11a、12a レゾルバ
12 第2ダイナモ
13 第3ダイナモ
14、114 第1制御装置(駆動制御部)
15 第2制御装置
20、30 インバータ制御部
21 フィードバック回路
22、142 速度演算部
25 PI制御回路
26、144 微分器
27 積分器
29 加算器
31 トルク指令変換部
141 トルク指令補正部
143 速度差算出部
145 補正演算部
151 不感帯制御部
D 車両用動力伝達差動装置
D1 第1出力軸
D2 第2出力軸
D3 入力軸
TM 変速機構
TM1 変速機

Claims (4)

  1. 駆動源が発生する駆動力を伝達して第1出力軸及び第2出力軸に分配する車両用動力伝達差動装置を有する動力伝達系を試験する動力伝達系の試験装置であって、
    前記第1出力軸及び前記第2出力軸にそれぞれ接続されて前記車両用動力伝達差動装置の負荷として機能する第1ダイナモ及び第2ダイナモと、
    前記第1ダイナモの回転速度を速度指令にフィードバックすることにより得られるトルク指令に基づいて、前記第1ダイナモ及び前記第2ダイナモの駆動制御を行う駆動制御部と、
    を有する、
    動力伝達系の試験装置。
  2. 請求項1に記載の動力伝達系の試験装置において、
    前記駆動制御部は、前記第1ダイナモと前記第2ダイナモとの回転速度差が所定範囲内になるように、前記トルク指令を補正するトルク指令補正部を有する、
    動力伝達系の試験装置。
  3. 請求項2に記載の動力伝達系の試験装置において、
    前記トルク指令補正部は、
    前記第1ダイナモの回転速度と前記第2ダイナモの回転速度との差を算出する速度差算出部と、
    前記速度差算出部によって算出された回転速度差を用いて比例制御することにより、出力信号を生成する比例制御部と、
    前記比例制御部によって得られた前記出力信号を用いて、前記トルク指令を補正する補正演算部と、
    を有する、
    動力伝達系の試験装置。
  4. 請求項3に記載の動力伝達系の試験装置において、
    前記トルク指令補正部は、
    前記比例制御部の信号入力側に、前記速度差算出部によって算出された回転速度差のうち規定範囲内の回転速度差を一定値にする不感帯制御部を有する、
    動力伝達系の試験装置。
JP2021149314A 2021-09-14 2021-09-14 動力伝達系の試験装置 Pending JP2023042159A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021149314A JP2023042159A (ja) 2021-09-14 2021-09-14 動力伝達系の試験装置
CN202211110461.5A CN115808316A (zh) 2021-09-14 2022-09-13 动力传递系统的试验装置
KR1020220114626A KR20230039570A (ko) 2021-09-14 2022-09-13 동력 전달계의 시험 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021149314A JP2023042159A (ja) 2021-09-14 2021-09-14 動力伝達系の試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023042159A true JP2023042159A (ja) 2023-03-27

Family

ID=85482572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021149314A Pending JP2023042159A (ja) 2021-09-14 2021-09-14 動力伝達系の試験装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2023042159A (ja)
KR (1) KR20230039570A (ja)
CN (1) CN115808316A (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06265440A (ja) 1993-03-16 1994-09-22 Meidensha Corp 自動車試験装置用電気動力計

Also Published As

Publication number Publication date
CN115808316A (zh) 2023-03-17
KR20230039570A (ko) 2023-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10151666B2 (en) Torque command generation device
US8364368B2 (en) Acceleration control apparatus for vehicle
US7565938B2 (en) Electrically operated vehicle drive controller and electrically operated vehicle drive control method
US7134516B2 (en) Method for setting a desired operating condition of a hybrid drive for a vehicle
US20140172209A1 (en) Drive control system for electric motor and method of controlling electric motor
JP5250541B2 (ja) 電動車両の差動制限制御装置
JP6614357B2 (ja) 車両の制御方法および制御装置
JP2009220712A (ja) ハイブリッド車両のクラッチ伝達トルク制御装置
US6497636B2 (en) Method and apparatus for controlling a continuously variable automatic transmission
US9079574B2 (en) Method for controlling a motor vehicle powertrain
JP6729767B1 (ja) 試験システム
JP2013047492A (ja) 駆動制御装置及び駆動制御方法
JP2023042159A (ja) 動力伝達系の試験装置
JP2013192446A (ja) 電動車両の差動制限制御装置
JP5866982B2 (ja) トランスミッション試験装置
KR102529518B1 (ko) 친환경자동차의 구동 토크 지령 생성 장치 및 방법
JP2023042158A (ja) 動力伝達系の試験装置
KR20180038177A (ko) 변속 이질감 제어 방법을 적용한 사륜구동차량
WO2019159517A1 (ja) ダイナモメータシステムの制御装置
JP2011126481A (ja) ハイブリッド自動車の差動制限制御装置
JP4827852B2 (ja) 内燃エンジンのトルクの飽和の制御方法および装置
JP5126044B2 (ja) 車両の制御装置
CN114684141A (zh) 车辆驱动装置的扭矩控制方法
CN109312854B (zh) 估算无级变速器中的扭矩的方法
JP2019196740A (ja) 車両制御装置