JP2023042020A - 画像形成システム、及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファクシミリ装置や複合機を共用する場合に、ファクシミリ通信により画像を受信したときに、特定の受取人に実行権限を付与することにある。【解決手段】サーバ装置100は、ジョブ登録部、ジョブ情報送信部、ジョブ送信部、ジョブ管理部を備え、各画像形成装置200bは、ユーザ認証部、ジョブ送信要求部、ジョブ提示部、提示制御部を備え、画像形成装置200aは、操作受付部、ジョブ実行部を備え、サーバ装置は、ジョブ登録部に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する文字認識部127と、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するようにジョブ管理部を制御する制御部と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成システム、及び画像形成方法に関する。
一般に、ファクシミリ通信を受信する側の環境においては、1台の受信装置を複数のユーザが共用する場合が多い。このような場合、受信装置が文書を受信したときに、何らかの手段で受取人を特定しておき、受取人まで配送する必要がある。
特許文献1には、電子通信により送信された文書を、安全かつ手間をかけずに、受取人が用紙上に形成された状態で入手できる画像形成システムを提供するという目的で、予め送信元の識別情報と、その送信元から受信した文書を受け取りたいユーザを対応付けて登録しておき、文書を受信後に機器にログインしたユーザ宛てに登録した送信元から送られた文書が有ることを通知することで、安全かつ手間をかけずに、受取人が用紙上に形成された状態で入手できるという技術が開示されている。
特許文献1にあっては、複数の利用者で共用している画像形成システム間の文書の電子通信において、何らかの手段で受取人を特定して、安全かつ手間をかけずに、その受取人が用紙上に形成された状態で入手できるという利点があった。
しかしながら、ファクシミリ通信により画像を受信した場合に、送信元が同じときには、本当の受取人以外のユーザへも無駄に受信通知が行われてしまうという問題があった。また、受取人の事前登録が無いと受信通知を行えないという問題があった。この原因として、特定の受取人に実行権限を付与することができなかったという問題があった。
しかしながら、ファクシミリ通信により画像を受信した場合に、送信元が同じときには、本当の受取人以外のユーザへも無駄に受信通知が行われてしまうという問題があった。また、受取人の事前登録が無いと受信通知を行えないという問題があった。この原因として、特定の受取人に実行権限を付与することができなかったという問題があった。
本発明の一実施形態は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、複数のユーザが1台のファクシミリ装置やファクス機能を搭載した複合機を共用する場合に、ファクシミリ通信により画像を受信したときに、特定の受取人に実行権限を付与することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、サーバ装置と、複数の画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、前記サーバ装置は、前記画像形成装置に実行させる画像形成ジョブを、当該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付けて登録するジョブ登録部と、前記画像形成装置からの要求に応じて、前記ジョブ登録部に登録されている画像形成ジョブの情報を、要求元の画像形成装置に送信するジョブ情報送信部と、前記画像形成装置からの要求に応じて画像形成ジョブをその画像形成装置に送信するジョブ送信部と、前記ジョブ送信部が画像形成ジョブを送信した前記画像形成装置に実行権限を付与するジョブ管理部と、を備え、前記各画像形成装置は、ユーザを認証するユーザ認証部と、前記サーバ装置に対して、前記ユーザ認証部が認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの情報を要求するジョブ送信要求部と、前記ジョブ送信要求部による要求に応じて前記サーバ装置から送信された情報に基づいて、画像形成ジョブを前記認証したユーザに提示するジョブ提示部と、前記認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブのうち、送信元が前記認証したユーザと異なる画像形成ジョブを、他の画像形成ジョブよりも優先して前記認証したユーザに提示するように、前記ジョブ送信要求部及び前記ジョブ提示部を制御する提示制御部と、を備え、前記画像形成装置の少なくとも1つは、前記ユーザ認証部が認証したユーザから、前記ジョブ提示部が提示した画像形成ジョブの実行指示を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が実行指示を受け付けた画像形成ジョブを前記サーバ装置から取得して実行するジョブ実行部と、を備え、前記ジョブ提示部は、前記認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの中に、送信元が前記認証したユーザと異なる画像形成ジョブがあった場合に、前記サーバ装置から当該画像形成ジョブを取得して実行することにより、当該画像形成ジョブを前記認証したユーザに提示し、前記サーバ装置は、前記ジョブ登録部に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する文字認識部と、前記画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、前記文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するように前記ジョブ管理部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のユーザが1台のファクシミリ装置やファクス機能を搭載した複合機を共用する場合に、ファクシミリ通信により画像を受信したときに、特定の受取人に実行権限を付与することができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
本発明は、複数のユーザが1台のファクシミリ装置やファクス機能を搭載した複合機を共用する場合に、ファクシミリ通信により画像を受信したときに、特定の受取人に実行権限を付与するために、以下の構成を有する。
すなわち、本発明の画像形成システムは、サーバ装置と、複数の画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、サーバ装置は、画像形成装置に実行させる画像形成ジョブを、当該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付けて登録するジョブ登録部と、画像形成装置からの要求に応じて、ジョブ登録部に登録されている画像形成ジョブの情報を、要求元の画像形成装置に送信するジョブ情報送信部と、画像形成装置からの要求に応じて画像形成ジョブをその画像形成装置に送信するジョブ送信部と、ジョブ送信部が画像形成ジョブを送信した画像形成装置に実行権限を付与するジョブ管理部と、を備え、各画像形成装置は、ユーザを認証するユーザ認証部と、サーバ装置に対して、ユーザ認証部が認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの情報を要求するジョブ送信要求部と、ジョブ送信要求部による要求に応じてサーバ装置から送信された情報に基づいて、画像形成ジョブを認証したユーザに提示するジョブ提示部と、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブのうち、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブを、他の画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示するように、ジョブ送信要求部及びジョブ提示部を制御する提示制御部と、を備え、画像形成装置の少なくとも1つは、ユーザ認証部が認証したユーザから、ジョブ提示部が提示した画像形成ジョブの実行指示を受け付ける操作受付部と、操作受付部が実行指示を受け付けた画像形成ジョブをサーバ装置から取得して実行するジョブ実行部と、を備え、ジョブ提示部は、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの中に、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブがあった場合に、サーバ装置から当該画像形成ジョブを取得して実行することにより、当該画像形成ジョブを認証したユーザに提示し、サーバ装置は、ジョブ登録部に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する文字認識部と、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するようにジョブ管理部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、複数のユーザが1台のファクシミリ装置やファクス機能を搭載した複合機を共用する場合に、ファクシミリ通信により画像を受信したときに、特定の受取人に実行権限を付与することができる。
上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
本発明は、複数のユーザが1台のファクシミリ装置やファクス機能を搭載した複合機を共用する場合に、ファクシミリ通信により画像を受信したときに、特定の受取人に実行権限を付与するために、以下の構成を有する。
すなわち、本発明の画像形成システムは、サーバ装置と、複数の画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、サーバ装置は、画像形成装置に実行させる画像形成ジョブを、当該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付けて登録するジョブ登録部と、画像形成装置からの要求に応じて、ジョブ登録部に登録されている画像形成ジョブの情報を、要求元の画像形成装置に送信するジョブ情報送信部と、画像形成装置からの要求に応じて画像形成ジョブをその画像形成装置に送信するジョブ送信部と、ジョブ送信部が画像形成ジョブを送信した画像形成装置に実行権限を付与するジョブ管理部と、を備え、各画像形成装置は、ユーザを認証するユーザ認証部と、サーバ装置に対して、ユーザ認証部が認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの情報を要求するジョブ送信要求部と、ジョブ送信要求部による要求に応じてサーバ装置から送信された情報に基づいて、画像形成ジョブを認証したユーザに提示するジョブ提示部と、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブのうち、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブを、他の画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示するように、ジョブ送信要求部及びジョブ提示部を制御する提示制御部と、を備え、画像形成装置の少なくとも1つは、ユーザ認証部が認証したユーザから、ジョブ提示部が提示した画像形成ジョブの実行指示を受け付ける操作受付部と、操作受付部が実行指示を受け付けた画像形成ジョブをサーバ装置から取得して実行するジョブ実行部と、を備え、ジョブ提示部は、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの中に、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブがあった場合に、サーバ装置から当該画像形成ジョブを取得して実行することにより、当該画像形成ジョブを認証したユーザに提示し、サーバ装置は、ジョブ登録部に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する文字認識部と、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するようにジョブ管理部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、複数のユーザが1台のファクシミリ装置やファクス機能を搭載した複合機を共用する場合に、ファクシミリ通信により画像を受信したときに、特定の受取人に実行権限を付与することができる。
上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
<画像形成システム>
図1は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムの構成を示す図である。
図1に示す画像形成システム1は、情報処理装置であるサーバ装置100と、3台の画像形成装置200a、200b-1、200b-2とを、ネットワークNを介して通信可能に接続して構成したものである。ネットワークNには端末装置300も接続されるが、この端末装置は画像形成システム1には含まれない。しかし、含まれると考えることもできる。
図1は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムの構成を示す図である。
図1に示す画像形成システム1は、情報処理装置であるサーバ装置100と、3台の画像形成装置200a、200b-1、200b-2とを、ネットワークNを介して通信可能に接続して構成したものである。ネットワークNには端末装置300も接続されるが、この端末装置は画像形成システム1には含まれない。しかし、含まれると考えることもできる。
以上のうちサーバ装置100は、各画像形成装置200(個体を特定しない場合にはこの符号を用いる)に実行させる画像形成ジョブを管理する機能を備える。
画像形成装置200は、それぞれサーバ装置100から画像形成ジョブを取得し、その画像形成ジョブに従ってシート材である用紙(材質は紙に限らない)に印刷により画像を形成する機能を備える。この画像形成ジョブは、印刷すべき画像の画像データと、両面、集約、用紙サイズなど、印刷に用いる設定のデータとを含み、実行すべき画像形成の内容を規定するデータである。
このような画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ通信装置、デジタル複合機(MFP)等として構成することができる。
画像形成装置200は、それぞれサーバ装置100から画像形成ジョブを取得し、その画像形成ジョブに従ってシート材である用紙(材質は紙に限らない)に印刷により画像を形成する機能を備える。この画像形成ジョブは、印刷すべき画像の画像データと、両面、集約、用紙サイズなど、印刷に用いる設定のデータとを含み、実行すべき画像形成の内容を規定するデータである。
このような画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ通信装置、デジタル複合機(MFP)等として構成することができる。
なお、3台の画像形成装置のうち、画像形成装置200aは、ファクシミリ通信(FAX)機能を備え、FAX回線に接続される。このFAX回線には、公衆回線網の他、インターネットを用いることもできる。そして、画像形成装置200aは、FAX機能により外部から送信された文書を受信した場合、その文書の画像を用紙に印刷するための画像形成ジョブを生成し、サーバ装置100に送信して登録させることができる。
また、画像形成装置200b-1、200b-2(これらのいずれかを個体を特定せずに指す場合には符号「200b」を用いる)は、FAX機能を備えない画像形成装置である。
また、画像形成装置200b-1、200b-2(これらのいずれかを個体を特定せずに指す場合には符号「200b」を用いる)は、FAX機能を備えない画像形成装置である。
なお、各画像形成装置200は、これ以外の点でも、各装置で備える機能がまちまちであっても構わない。ある装置はカラー画像形成が可能であるが、他の装置はモノクロのみである、ある装置は原稿の画像を読みとる画像読取部を備えるが、他の装置は備えない等である。
また、端末装置300は、ユーザの操作に従って画像形成装置200に実行させる画像形成ジョブ(以下単に「ジョブ」と言った場合にはこの画像形成ジョブを指す)を生成し、これをサーバ装置100へ送信して登録させる機能を備える。端末装置300は、例えばPC等の汎用コンピュータとして構成することができる。タブレットコンピュータやスマートフォンなどの携帯可能な装置であってもよい。
また、ネットワークNとしては、有線無線を問わず、任意のプロトコルあるいはハードウェアによる通信経路を用いることができる。
また、ネットワークNとしては、有線無線を問わず、任意のプロトコルあるいはハードウェアによる通信経路を用いることができる。
<情報処理装置>
図2は、本発明の一実施形態に係わるサーバ装置、または端末装置の構成を示す図である。
図2に示すように、サーバ100は、コンピュータによって構築されており、CPU11、ROM12、RAM13、HD14、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ15、ディスプレイ16、外部機器接続I/F(Interface)18、ネットワークI/F19、データバス20、キーボード21、ポインティングデバイス22、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ24、メディアI/F26を備えている。
図2は、本発明の一実施形態に係わるサーバ装置、または端末装置の構成を示す図である。
図2に示すように、サーバ100は、コンピュータによって構築されており、CPU11、ROM12、RAM13、HD14、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ15、ディスプレイ16、外部機器接続I/F(Interface)18、ネットワークI/F19、データバス20、キーボード21、ポインティングデバイス22、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ24、メディアI/F26を備えている。
これらのうち、CPU11は、サーバ5全体の動作を制御する。ROM12は、IPL等のCPU11の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM13は、CPU11のワークエリアとして使用される。HD14は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ15は、CPU11の制御にしたがってHD14に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ16は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F18は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F19は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン20は、図2に示すCPU11等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード21は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力部の一種である。ポインティングデバイス22は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力部の一種である。DVD-RWドライブ24は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW23に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F26は、フラッシュメモリ等の記録メディア25に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<画像形成装置>
図3は、本発明の一実施形態に係わる画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。
図3は、MFPのハードウェア構成図である。図3に示されているように、MFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)は、コントローラ50、近距離通信回路70、エンジン制御部74、操作パネル80、ネットワークI/F84を備えている。
これらのうち、コントローラ50は、コンピュータの主要部であるCPU51、システムメモリ(MEM-P)52、ノースブリッジ(NB)53、サウスブリッジ(SB)54、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)56、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)57、HDDコントローラ58、及び、記憶部であるHD59を有し、NB53とASIC56との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス61で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU51は、MFP200の全体制御を行う制御部である。NB53は、CPU51と、MEM-P52、SB54、及びAGPバス61とを接続するためのブリッジであり、MEM-P52に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
図3は、本発明の一実施形態に係わる画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。
図3は、MFPのハードウェア構成図である。図3に示されているように、MFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)は、コントローラ50、近距離通信回路70、エンジン制御部74、操作パネル80、ネットワークI/F84を備えている。
これらのうち、コントローラ50は、コンピュータの主要部であるCPU51、システムメモリ(MEM-P)52、ノースブリッジ(NB)53、サウスブリッジ(SB)54、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)56、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)57、HDDコントローラ58、及び、記憶部であるHD59を有し、NB53とASIC56との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス61で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU51は、MFP200の全体制御を行う制御部である。NB53は、CPU51と、MEM-P52、SB54、及びAGPバス61とを接続するためのブリッジであり、MEM-P52に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P52は、コントローラ50の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM52a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM52bとからなる。なお、RAM52bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB54は、NB53とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC56は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス61、PCIバス72、HDDコントローラ58およびMEM-C57をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC56は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC56の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C57を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部75及びプリンタ部76との間でPCIバス72を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC56には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C57は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD59は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD59は、CPU51の制御にしたがってHD59に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス61は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P52に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路70には、近距離通信回路70aが備わっている。近距離通信回路70は、NFC、Bluetooth等の通信回路である。
更に、エンジン制御部74は、スキャナ部75及びプリンタ部76によって構成されている。また、操作パネル80は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部80a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル80bを備えている。コントローラ50は、MFP200全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル80からの入力等を制御する。スキャナ部75又はプリンタ部76には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
更に、エンジン制御部74は、スキャナ部75及びプリンタ部76によって構成されている。また、操作パネル80は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部80a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル80bを備えている。コントローラ50は、MFP200全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル80からの入力等を制御する。スキャナ部75又はプリンタ部76には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、MFP200は、操作パネル80のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F84は、通信ネットワークNを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路70及びネットワークI/F84は、PCIバス72を介して、ASIC56に電気的に接続されている。
また、ネットワークI/F84は、通信ネットワークNを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路70及びネットワークI/F84は、PCIバス72を介して、ASIC56に電気的に接続されている。
<機能ブロック図>
図4は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムに含まれるサーバ装置、画像形成装置、端末装置の機能を示すブロック図である。
図4に示す画像形成システム1には、サーバ装置100、画像形成装置200a、画像形成装置200b及び端末装置300が備えられており、ジョブのサーバ装置100への登録、ユーザへの提示及び実行に関連する機能を実現する。
図4に示すように、サーバ装置100は、ユーザ情報管理部121、ユーザ認証部122、ジョブ受付部123、ジョブ登録部124、配信受付部125、ジョブ送信部126、文字認識部127を備える。
これらのうちユーザ情報管理部121は、サーバ装置100にジョブを登録したり画像形成装置200を利用したりする権限を有するユーザの情報を管理する機能を備える。ユーザの情報としては、ユーザを特定するためのユーザ識別情報、ユーザを認証するための認証情報、ユーザが有する権限を示す権限情報等を設けることが考えられる。
図4は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムに含まれるサーバ装置、画像形成装置、端末装置の機能を示すブロック図である。
図4に示す画像形成システム1には、サーバ装置100、画像形成装置200a、画像形成装置200b及び端末装置300が備えられており、ジョブのサーバ装置100への登録、ユーザへの提示及び実行に関連する機能を実現する。
図4に示すように、サーバ装置100は、ユーザ情報管理部121、ユーザ認証部122、ジョブ受付部123、ジョブ登録部124、配信受付部125、ジョブ送信部126、文字認識部127を備える。
これらのうちユーザ情報管理部121は、サーバ装置100にジョブを登録したり画像形成装置200を利用したりする権限を有するユーザの情報を管理する機能を備える。ユーザの情報としては、ユーザを特定するためのユーザ識別情報、ユーザを認証するための認証情報、ユーザが有する権限を示す権限情報等を設けることが考えられる。
また、ユーザ情報管理部121は、ファクシミリ通信で送信された文書の配信先とするユーザを管理する機能も備える。
<配信先テーブル>
図5は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムに含まれるサーバ装置のユーザ情報管理部が管理する配信先テーブルの一例を図表として示す図である。
サーバ装置100のユーザ情報管理部121は、図5に示す配信先テーブルを管理する。
図5に示すように、文書の送信元及び送信に使用された回線種別情報と対応付けて、その送信元からその回線で送信された文書を受け取るべきユーザの識別情報を配信先テーブルに登録するようにしている。
配信先テーブルには、送信元、回線種別、受取人ユーザが関連付けられて横方向に配置されている。送信元としては、企業名や、IPアドレス、電話番号などが含まれる。回線種別としては、G4、G3、RI-FAX(IP Address)、RI-FAX(TSI/NSS)などが含まれる。受取人ユーザとしては、ユーザA、ユーザB、ユーザC、管理者などが含まれる。
一番下の「DEFAULT」の行のデータは、他のどの条件にも当てはまらない場合に適用する受取人ユーザを示すものである。
以上の情報は、予め画像形成システム1の管理者が設定しておく。登録する情報の格納先は、サーバ装置100の外部の装置に設けてもよい。
図5は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムに含まれるサーバ装置のユーザ情報管理部が管理する配信先テーブルの一例を図表として示す図である。
サーバ装置100のユーザ情報管理部121は、図5に示す配信先テーブルを管理する。
図5に示すように、文書の送信元及び送信に使用された回線種別情報と対応付けて、その送信元からその回線で送信された文書を受け取るべきユーザの識別情報を配信先テーブルに登録するようにしている。
配信先テーブルには、送信元、回線種別、受取人ユーザが関連付けられて横方向に配置されている。送信元としては、企業名や、IPアドレス、電話番号などが含まれる。回線種別としては、G4、G3、RI-FAX(IP Address)、RI-FAX(TSI/NSS)などが含まれる。受取人ユーザとしては、ユーザA、ユーザB、ユーザC、管理者などが含まれる。
一番下の「DEFAULT」の行のデータは、他のどの条件にも当てはまらない場合に適用する受取人ユーザを示すものである。
以上の情報は、予め画像形成システム1の管理者が設定しておく。登録する情報の格納先は、サーバ装置100の外部の装置に設けてもよい。
ユーザ認証部122は、端末装置300等の外部装置から、あるいはサーバ装置100への直接入力として、所要の認証情報を受け付け、ユーザ情報管理部121が管理するユーザの情報を参照して、受け付けた情報に基づく認証処理を行う。また、ユーザ認証部122は、認証結果を認証情報の送信元に返す機能も備える。管理者、一般ユーザといった権限ランクの情報も合わせて返すようにしてもよい。
ジョブ受付部123は、端末装置300等の外部装置が、ユーザ認証部122により認証されたユーザの操作に従って送信してくるジョブを受け付け、ジョブ登録部124に登録させる機能を備える。このとき、ジョブ受付部123は、送信元の外部装置から、ジョブ自体の他、その実行権限を付与えるユーザを示すユーザ識別情報と、ジョブの送信を指示したユーザ(ジョブの送信元)を示すユーザ識別情報とを受け取り、これらのユーザ識別情報を、ジョブと対応付けてジョブ登録部124に登録させる。
例えば、あるユーザが、自分で印刷出力するためのジョブを登録するような場合には、実行権限を付与えるユーザとジョブの送信を指示したユーザとは一致することになる。また、あるユーザが、他のユーザに印刷出力させるためのジョブを登録するような場合には、実行権限を付与えるユーザとジョブの送信を指示したユーザとは異なることになる。これらのいずれの場合もあり得る。
ジョブ登録部124は、画像形成装置200に実行させるジョブを、そのジョブの実行権限を有するユーザを示すユーザ識別情報及びそのジョブの送信元を示す送信元情報と対応付けて登録する。この登録は、ジョブ受付部123又は配信受付部125からの指示に応じて行う。登録する情報の格納先は、サーバ装置100の外部の装置に設けてもよい。
<ジョブの登録状態の例>
図6は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムに含まれるサーバ装置のジョブ登録部によるジョブの登録状態の一例を図表として示す図である。
図6に示すジョブデータが、ジョブの実行に必要な、印刷すべき画像及び印刷に用いる設定のデータである。
図6に、ジョブ管理テーブルのデータ例を示しており、それぞれのジョブIDに関連付けて、ジョブデータ、実行権限(分類)、送信元が示されている。
また、ジョブの登録日時、印刷枚数等の書誌情報もここに含まれる。「実行権限」の項目は、ジョブの実行権限を有するユーザを登録する項目である。「送信元」の項目は、ジョブの送信元を登録する項目である。「送信元」については、上述したユーザ識別情報の他、後述のように、ジョブに係る文書の取得に用いた通信回線や、その文書の送信元の名称等を登録することも考えられる。
なお、図6においては、「実行権限」及び「送信元」の情報が以降に説明するジョブの取り扱いにおいて重要であるためこれらを独立の項目として示したが、他の書誌情報と並列の情報として登録しても構わない。
図6は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムに含まれるサーバ装置のジョブ登録部によるジョブの登録状態の一例を図表として示す図である。
図6に示すジョブデータが、ジョブの実行に必要な、印刷すべき画像及び印刷に用いる設定のデータである。
図6に、ジョブ管理テーブルのデータ例を示しており、それぞれのジョブIDに関連付けて、ジョブデータ、実行権限(分類)、送信元が示されている。
また、ジョブの登録日時、印刷枚数等の書誌情報もここに含まれる。「実行権限」の項目は、ジョブの実行権限を有するユーザを登録する項目である。「送信元」の項目は、ジョブの送信元を登録する項目である。「送信元」については、上述したユーザ識別情報の他、後述のように、ジョブに係る文書の取得に用いた通信回線や、その文書の送信元の名称等を登録することも考えられる。
なお、図6においては、「実行権限」及び「送信元」の情報が以降に説明するジョブの取り扱いにおいて重要であるためこれらを独立の項目として示したが、他の書誌情報と並列の情報として登録しても構わない。
配信受付部125は、画像形成装置200から後述するジョブ送信部224の機能により自動的に送信されてくるジョブを受け付け、ジョブ登録部124に登録させる機能を備える。このとき、ジョブの実行権限を有するユーザの情報及びジョブの送信元を示す情報は、ジョブ送信部224から送信される情報に従って登録させる。
この登録は、ユーザの指示に従って行うものではないため、ジョブの登録あるいは受け付けに当たって、ユーザを認証する必要はない。ただし、配信受付部125が、予め登録された画像形成装置200からのみジョブの送信を受け付けるようにしてもよい。
この登録は、ユーザの指示に従って行うものではないため、ジョブの登録あるいは受け付けに当たって、ユーザを認証する必要はない。ただし、配信受付部125が、予め登録された画像形成装置200からのみジョブの送信を受け付けるようにしてもよい。
ジョブ送信部126は、画像形成装置200のジョブ送信要求部232からの要求に応じて、ジョブ登録部124に登録されているジョブのジョブデータあるいはそのジョブに関する情報を送信する。ジョブ送信部126は、ジョブの実行に必要な、ジョブデータの全体を送信する場合もあれば、ジョブの概要をユーザに提示するための書誌情報や、実行権限を有するユーザ及びジョブの送信元情報のみを送信する場合もある。どの情報を送信するかは、ジョブ送信要求部232からの要求内容に従って決定すればよい。
なお、ジョブ送信部126も、予め登録された画像形成装置200からのみ送信要求を受け付けるようにしてもよい。
なお、ジョブ送信部126も、予め登録された画像形成装置200からのみ送信要求を受け付けるようにしてもよい。
文字認識部127は、配信受付部125で受け付けた画像データの1ページ目または全ページを文字認識してテキスト化を行ない、そのテキストデータをジョブと一緒にジョブ登録部124へ登録する。
文字認識部127は、ジョブ登録部124に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する。
ジョブ管理部128は、ジョブ送信部126が画像形成ジョブを送信した画像形成装置に実行権限を付与する。
文字認識部127は、ジョブ登録部124に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する。
ジョブ管理部128は、ジョブ送信部126が画像形成ジョブを送信した画像形成装置に実行権限を付与する。
制御部129は、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するようにジョブ管理部128を制御する。
制御部129は、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けすることにより実行権限を付与した画像形成ジョブよりも、画像の1ページ目の文字認識によるテキストに含まれる受取人ユーザ名に実行権限を付与した際の画像形成ジョブを優先して、認証したユーザに提示するように、ジョブ提示部233を制御する。
制御部129は、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けすることにより実行権限を付与した画像形成ジョブよりも、画像の1ページ目の文字認識によるテキストに含まれる受取人ユーザ名に実行権限を付与した際の画像形成ジョブを優先して、認証したユーザに提示するように、ジョブ提示部233を制御する。
制御部129は、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報を登録した配信先テーブルを備え、配信先テーブルに関連付けられた情報が登録されてない場合に、ファクシミリ通信により受信した画像の1ページ目を文字認識して得られたテキスト内に、当該画像形成システム1のユーザとして登録されたユーザ名が見つかった場合に、実行権限を付与し、ジョブ管理部128により実行権限を付与した画像形成ジョブよりも優先度を下げ、送信元が認証したユーザと一致する画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示するように、ジョブ送信要求部232及びジョブ提示部233を制御する。
制御部129は、文字認識部127による文字認識の対象ページを画像全体とし、文字認識により得られたすべてのテキストデータの中からユーザ名の有無を検索するように制御する。
制御部129は、文字認識部127による文字認識の対象ページを画像全体とし、文字認識により得られたすべてのテキストデータの中からユーザ名の有無を検索するように制御する。
ジョブ管理部128は、ジョブ送信部126が送信した画像形成ジョブが画像形成装置において実行された場合に、該画像形成ジョブの実行指示を行ったユーザの、該実行された画像形成ジョブの実行権限を削除し、この削除により該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザがいなくなる場合に、該画像形成ジョブの登録を削除する。
制御部129は、ジョブ提示部233による自動的な画像形成ジョブの取得により該画像形成ジョブが実行された場合に、当該実行に応じた該画像形成ジョブの削除を行わないようにジョブ管理部128を制御する。
制御部129は、ジョブ提示部233による自動的な画像形成ジョブの取得により該画像形成ジョブが実行された場合に、当該実行に応じた該画像形成ジョブの削除を行わないようにジョブ管理部128を制御する。
<端末装置>
次に、図4に示すように、端末装置300は、認証要求部321、ジョブ生成部322及びジョブ登録要求部323の機能を備える。
これらのうち認証要求部321は、ユーザから受け付けた認証情報をサーバ装置100のユーザ認証部122に渡し、その認証情報に基づくユーザの認証を要求する機能を備える。また、認証要求部321は、認証が成功した場合に、その旨及び認証されたユーザのユーザ識別情報をジョブ生成部322に渡す機能を備える。
次に、図4に示すように、端末装置300は、認証要求部321、ジョブ生成部322及びジョブ登録要求部323の機能を備える。
これらのうち認証要求部321は、ユーザから受け付けた認証情報をサーバ装置100のユーザ認証部122に渡し、その認証情報に基づくユーザの認証を要求する機能を備える。また、認証要求部321は、認証が成功した場合に、その旨及び認証されたユーザのユーザ識別情報をジョブ生成部322に渡す機能を備える。
ジョブ生成部322は、認証されたユーザから受け付けた画像形成指示操作に基づき、画像形成ジョブを生成してジョブ登録要求部323に渡す機能を備える。なお、画像形成指示操作とは、例えば文書の印刷指示と、その印刷に使用する印刷設定と、その印刷の実行を許可するユーザ(複数でもよい)の指定とを行う操作である。また、ジョブ生成部322は、画像形成ジョブに、その送信元情報として、認証されたユーザのユーザ識別情報を付し、実行権限付与させるユーザの情報として、上記の指定されたユーザのユーザ識別情報を付す。
ジョブ登録要求部323は、ジョブ生成部322から渡されたジョブをサーバ装置100のジョブ受付部123に送信し、ジョブ登録部124への登録を行わせる機能を備える。送信元及び実行権限を付与させるユーザを示すユーザ識別情報も、合わせて送信する。
ジョブ登録要求部323は、ジョブ生成部322から渡されたジョブをサーバ装置100のジョブ受付部123に送信し、ジョブ登録部124への登録を行わせる機能を備える。送信元及び実行権限を付与させるユーザを示すユーザ識別情報も、合わせて送信する。
以上の各部により、端末装置300は、認証されたユーザの操作に従い、実行権限を付与させるユーザを指定したジョブを、サーバ装置100に登録させることができる。この登録は、認証されたユーザと実行権限を付与させるユーザが同じであれば、自分が紙媒体で入手したい文書の登録ということになるし、異なれば、他のユーザへ配信したい文書の登録ということになる。
<画像形成装置>
次に、図4に示すように、画像形成装置200aは、FAX受信部221、ジョブ生成部222、配信先決定部223、ジョブ送信部224を備える。
これらのうち、FAX受信部221は、特定の通信回線であるファクシミリ回線を介して外部装置から文書を受信し、その文書自体と、送信元情報と、受信に用いた回線の情報とを、ジョブ生成部222に渡す機能を備える。なお、送信元情報は、送信側端末(発信元識別情報、メールアドレス等)から入手したり、通信経路(ナンバーディスプレイ、IPアドレス等)から入手したりすることが考えられる。適宜に1又は複数の任意の取得法を採用すればよい。
次に、図4に示すように、画像形成装置200aは、FAX受信部221、ジョブ生成部222、配信先決定部223、ジョブ送信部224を備える。
これらのうち、FAX受信部221は、特定の通信回線であるファクシミリ回線を介して外部装置から文書を受信し、その文書自体と、送信元情報と、受信に用いた回線の情報とを、ジョブ生成部222に渡す機能を備える。なお、送信元情報は、送信側端末(発信元識別情報、メールアドレス等)から入手したり、通信経路(ナンバーディスプレイ、IPアドレス等)から入手したりすることが考えられる。適宜に1又は複数の任意の取得法を採用すればよい。
ジョブ生成部222は、FAX受信部221が受信した文書を印刷するための画像形成ジョブを生成して取得し、そのジョブをジョブ送信部224に渡す機能を備える。このジョブには、文書の送信元情報と、ジョブの実行権限を付与させるユーザの情報とを付す。
送信元の情報は、FAX受信部221から受け取った情報そのままでもよいし、単にFAX回線で受信したということを示すものでもよい。少なくとも、実行権限を付与させるユーザが送信元と異なるということがわかればよい。
また、ジョブ生成部222は、配信先決定部223に、受信した文書の送信元及び受信に用いた回線の情報を渡し、その文書の配信先を決定するよう要求する機能も備える。この配信先が、ジョブの実行権限を付与させるユーザとなる。
送信元の情報は、FAX受信部221から受け取った情報そのままでもよいし、単にFAX回線で受信したということを示すものでもよい。少なくとも、実行権限を付与させるユーザが送信元と異なるということがわかればよい。
また、ジョブ生成部222は、配信先決定部223に、受信した文書の送信元及び受信に用いた回線の情報を渡し、その文書の配信先を決定するよう要求する機能も備える。この配信先が、ジョブの実行権限を付与させるユーザとなる。
配信先決定部223は、サーバ装置100のユーザ情報管理部121が管理する配信先テーブルを参照し、ジョブ生成部222から受け取った送信元及び回線の情報と対応する受取人ユーザのユーザ識別情報を取得する機能を備える。ユーザ情報管理部121に送信元及び回線の情報を渡して検索を行わせてもよい。配信先決定部223は、その取得したユーザ識別情報を、文書の配信先として決定し、ジョブ生成部222に返す。配信先に複数のユーザが含まれていてよいことは、図6から明らかな通りである。
ジョブ送信部224は、ジョブ生成部222から渡されたジョブをサーバ装置100の配信受付部125に送信し、ジョブ登録部124への登録を行わせる機能を備える。送信元及び実行権限を付与させるユーザを示すユーザ識別情報も、合わせて送信する。
以上の各部により、画像形成装置200aは、特定の通信回線を介してジョブを取得した場合に、そのジョブの実行権限を付与させるユーザを決定し、そのジョブと、そのジョブの実行権限を有するユーザを示すユーザ識別情報とをサーバ装置100に送信することができる。上記のFAX受信部221からジョブ送信部224が、第2のジョブ送信部として機能する。
以上の各部により、画像形成装置200aは、特定の通信回線を介してジョブを取得した場合に、そのジョブの実行権限を付与させるユーザを決定し、そのジョブと、そのジョブの実行権限を有するユーザを示すユーザ識別情報とをサーバ装置100に送信することができる。上記のFAX受信部221からジョブ送信部224が、第2のジョブ送信部として機能する。
<画像形成装置200b>
次に、図4に示すように、画像形成装置200bは、ユーザ認証部231、ジョブ送信要求部232、ジョブ提示部233、操作受付部234、ジョブ実行部235を備える。
これらのうち、ユーザ認証部231は、ユーザからの認証情報の入力を受け付け、サーバ装置100のユーザ情報管理部121が管理するユーザの情報を参照して、受け付けた情報に基づく認証処理を行う。認証情報の入力は、認証情報読取装置211に必要な情報を読み取らせることによる入力であってもよいし、操作部206に対する手動入力であってもよい。また、ユーザ認証部231は、ユーザ情報管理部121に認証情報を渡して認証処理を行わせ、その結果を取得するものであってもよい。
次に、図4に示すように、画像形成装置200bは、ユーザ認証部231、ジョブ送信要求部232、ジョブ提示部233、操作受付部234、ジョブ実行部235を備える。
これらのうち、ユーザ認証部231は、ユーザからの認証情報の入力を受け付け、サーバ装置100のユーザ情報管理部121が管理するユーザの情報を参照して、受け付けた情報に基づく認証処理を行う。認証情報の入力は、認証情報読取装置211に必要な情報を読み取らせることによる入力であってもよいし、操作部206に対する手動入力であってもよい。また、ユーザ認証部231は、ユーザ情報管理部121に認証情報を渡して認証処理を行わせ、その結果を取得するものであってもよい。
また、ユーザ認証部231は、認証が成功した場合に、その旨及び認証したユーザのユーザ識別情報をジョブ送信要求部232に渡す機能を備える。
ジョブ送信要求部232は、ユーザ認証部231がユーザを認証した場合に、サーバ装置100のジョブ送信部126に対し、ジョブ登録部124に登録されているジョブのうち、その認証したユーザが実行権限を有するジョブの情報の送信を要求する。ここで送信を要求する情報は、ジョブの存在をユーザに提示するために必要な、ジョブの書誌情報である。
そして、ジョブ送信要求部232は、その要求に応じて送信されたジョブの書誌情報をジョブ提示部233に渡し、ジョブの存在をユーザに提示させる機能を備える。
そして、ジョブ送信要求部232は、その要求に応じて送信されたジョブの書誌情報をジョブ提示部233に渡し、ジョブの存在をユーザに提示させる機能を備える。
また、ジョブ送信要求部232は、初めに、認証したユーザが実行権限を有するジョブのうち、送信元がその認証したユーザと異なるジョブの情報の送信を要求する。このようなジョブとしては、FAX受信部221における文書の受信に応じて生成されたジョブと、他のユーザが端末装置300を操作して配信したジョブとが考えられる。
また、ジョブ送信要求部232は、送信元が認証したユーザと異なるジョブについての処理を完了した後で、認証したユーザが実行権限を有する残りのジョブ(送信元がその認証したユーザであるもの)の情報の送信をジョブ送信部126に要求する機能も備える。
そして、この情報についても、送信元が認証したユーザと異なるジョブの場合と同様に処理することができる。
そして、この情報についても、送信元が認証したユーザと異なるジョブの場合と同様に処理することができる。
また、ジョブ送信要求部232は、後述のように操作受付部234がユーザから実行指示を受け付けたジョブにつき、ジョブ送信部126にジョブデータの送信を要求する機能を備える。そして、その要求に応じて受信したジョブデータをジョブ実行部235に渡し、そのジョブデータに基づきジョブを実行させる機能を備える。この処理は、ジョブの送信元によらず共通である。
次に、ジョブ提示部233は、ジョブ送信要求部232から渡されるジョブの書誌情報に基づき、サーバ装置100に登録されているジョブをユーザに提示することで、通知する。この提示は、例えば表示部207に画面を表示して行うことができる。
なお、送信元が認証したユーザと異なるジョブについては、ユーザから見て認証情報の入力直後に、通常のトップ画面を表示する前に提示を行う。
次に、ジョブ提示部233は、ジョブ送信要求部232から渡されるジョブの書誌情報に基づき、サーバ装置100に登録されているジョブをユーザに提示することで、通知する。この提示は、例えば表示部207に画面を表示して行うことができる。
なお、送信元が認証したユーザと異なるジョブについては、ユーザから見て認証情報の入力直後に、通常のトップ画面を表示する前に提示を行う。
ジョブ送信要求部232は、ユーザ認証部231がユーザを認証した場合に、サーバ装置100のジョブ送信部126に対し、ジョブ登録部124に登録されているジョブのうち、その認証したユーザが実行権限を有するジョブの情報の送信を要求する。ここで送信を要求する情報は、ジョブの存在をユーザに提示するために必要な、ジョブの書誌情報である。
そして、ジョブ送信要求部232は、その要求に応じて送信されたジョブの書誌情報をジョブ提示部233に渡し、ジョブの存在をユーザに提示させる機能を備える。
そして、ジョブ送信要求部232は、その要求に応じて送信されたジョブの書誌情報をジョブ提示部233に渡し、ジョブの存在をユーザに提示させる機能を備える。
また、ジョブ送信要求部232は、初めに、認証したユーザが実行権限を有するジョブのうち、送信元がその認証したユーザと異なるジョブの情報の送信を要求する。このようなジョブとしては、FAX受信部221における文書の受信に応じて生成されたジョブと、他のユーザが端末装置300を操作して配信したジョブとが考えられる。
また、ジョブ送信要求部232は、送信元が認証したユーザと異なるジョブについての処理を完了した後で、認証したユーザが実行権限を有する残りのジョブ(送信元がその認証したユーザであるもの)の情報の送信をジョブ送信部126に要求する機能も備える。
そして、この情報についても、送信元が認証したユーザと異なるジョブの場合と同様に処理することができる。
そして、この情報についても、送信元が認証したユーザと異なるジョブの場合と同様に処理することができる。
また、ジョブ送信要求部232は、後述のように操作受付部234がユーザから実行指示を受け付けたジョブにつき、ジョブ送信部126にジョブデータの送信を要求する機能を備える。そして、その要求に応じて受信したジョブデータをジョブ実行部235に渡し、そのジョブデータに基づきジョブを実行させる機能を備える。この処理は、ジョブの送信元によらず共通である。
次に、ジョブ提示部233は、ジョブ送信要求部232から渡されるジョブの書誌情報に基づき、サーバ装置100に登録されているジョブをユーザに提示する。この提示は、例えば表示部207に画面を表示して行うことができる。
なお、送信元が認証したユーザと異なるジョブについては、ユーザから見て認証情報の入力直後に、通常のトップ画面を表示する前に提示を行う。
次に、ジョブ提示部233は、ジョブ送信要求部232から渡されるジョブの書誌情報に基づき、サーバ装置100に登録されているジョブをユーザに提示する。この提示は、例えば表示部207に画面を表示して行うことができる。
なお、送信元が認証したユーザと異なるジョブについては、ユーザから見て認証情報の入力直後に、通常のトップ画面を表示する前に提示を行う。
<ジョブ一覧画面の例>
図7に、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムに含まれるサーバ装置のジョブ送信部から送信されるジョブの一覧画面を図表として示す図である。
図7に示すジョブ一覧画面410は、送信元が認証したユーザと異なるジョブを提示するための画面であり、一覧表示部411と印刷ボタン412と閉じるボタン413とを備える。
一覧表示部411には、ジョブ送信部126から送信された各ジョブの書誌情報を表示している。
このうち「No.」は、表示中のジョブの通し番号である。「ファイル名」は、印刷を指示された文書のファイル名である。FAX回線で受信した文書については、画像形成装置200aがジョブを生成する際に自動で付ける。図7の例では、「FAX2」あるいは「FAX1」のファイル名がこれに該当する。「送信元」は、図6に示したものと対応するジョブの送信元情報である。FAX回線による文書の受信に応じて生成されたジョブについては、その旨を表示してもよい。「受領日時」は、ジョブがジョブ登録部124に登録された日時である。さらに、これらに加えて、形成する画像の内容がわかるような、ファイル名や枚数等の情報を表示してもよい。
ユーザは、一覧表示部411において各ジョブと対応する行をタッチすることにより、その行のジョブの選択と非選択をトグルで切り替えることができる。
図7に、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムに含まれるサーバ装置のジョブ送信部から送信されるジョブの一覧画面を図表として示す図である。
図7に示すジョブ一覧画面410は、送信元が認証したユーザと異なるジョブを提示するための画面であり、一覧表示部411と印刷ボタン412と閉じるボタン413とを備える。
一覧表示部411には、ジョブ送信部126から送信された各ジョブの書誌情報を表示している。
このうち「No.」は、表示中のジョブの通し番号である。「ファイル名」は、印刷を指示された文書のファイル名である。FAX回線で受信した文書については、画像形成装置200aがジョブを生成する際に自動で付ける。図7の例では、「FAX2」あるいは「FAX1」のファイル名がこれに該当する。「送信元」は、図6に示したものと対応するジョブの送信元情報である。FAX回線による文書の受信に応じて生成されたジョブについては、その旨を表示してもよい。「受領日時」は、ジョブがジョブ登録部124に登録された日時である。さらに、これらに加えて、形成する画像の内容がわかるような、ファイル名や枚数等の情報を表示してもよい。
ユーザは、一覧表示部411において各ジョブと対応する行をタッチすることにより、その行のジョブの選択と非選択をトグルで切り替えることができる。
印刷ボタン412は、選択されているジョブの実行を指示するためのボタンである。
閉じるボタン413は、ジョブ一覧画面410を閉じて、通常のトップ画面である機能選択画面(図11を参照して後述する)に移行するためのボタンである。
ジョブ提示部233は、この機能選択画面においてプリント機能が選択された場合、認証されたユーザが実行権限を有する全てのジョブについて、同様な画面でジョブの表示及び実行指示の受付を行うことができる。
閉じるボタン413は、ジョブ一覧画面410を閉じて、通常のトップ画面である機能選択画面(図11を参照して後述する)に移行するためのボタンである。
ジョブ提示部233は、この機能選択画面においてプリント機能が選択された場合、認証されたユーザが実行権限を有する全てのジョブについて、同様な画面でジョブの表示及び実行指示の受付を行うことができる。
操作受付部234は、ジョブ提示部233が表示する画面に対するユーザの操作を受け付ける機能を備える。また、ジョブの実行や画面の移行の指示を検出した場合、その旨をジョブ送信要求部232に伝える機能を備える。
ジョブ実行部235は、ジョブ送信要求部232から渡されるジョブデータに従ってエンジン部209を制御し、ジョブを実行する機能を備える。
ジョブ実行部235は、ジョブ送信要求部232から渡されるジョブデータに従ってエンジン部209を制御し、ジョブを実行する機能を備える。
以上の各部により、画像形成装置200bは、ユーザ認証部231が認証したユーザが実行権限を有するジョブのうち、送信元がそのユーザと異なるジョブを、それ以外のジョブよりも優先してその認証したユーザに提示することができる。また、その提示したジョブのうちユーザが選択したジョブを実行することができる。
なお、画像形成装置200aも、FAX受信部221乃至ジョブ送信部224に加え、画像形成装置200bと同様なユーザ認証部231乃至ジョブ実行部235を備えていてもよい。
なお、画像形成装置200aも、FAX受信部221乃至ジョブ送信部224に加え、画像形成装置200bと同様なユーザ認証部231乃至ジョブ実行部235を備えていてもよい。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
<シーケンス図>
図8は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムの動作手順を説明するためのシーケンス図(その1)である。以下、図8に示すシーケンス図を参照して、図4に示した各装置が実行する動作について詳細に説明する。
まず、図8において、画像形成装置200aのFAX受信部221が文書を受信した場合に、画像形成装置200a及びサーバ装置100が実行する動作のシーケンスを示す。
図8に示す動作では、画像形成装置200aのCPU201及びサーバ装置100のCPU101が所要のプログラムを実行することにより制御部として機能し、制御手順を実行し、所要のハードウェアやプロセス等を制御して実行するものである。
また、サーバ装置100の動作については、対応する機能部を図中に示しているが、画像形成装置200aの動作については、各ステップの動作と対応する機能部を随時説明する。これらは、以降のシーケンス図についても同様である。
図8は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムの動作手順を説明するためのシーケンス図(その1)である。以下、図8に示すシーケンス図を参照して、図4に示した各装置が実行する動作について詳細に説明する。
まず、図8において、画像形成装置200aのFAX受信部221が文書を受信した場合に、画像形成装置200a及びサーバ装置100が実行する動作のシーケンスを示す。
図8に示す動作では、画像形成装置200aのCPU201及びサーバ装置100のCPU101が所要のプログラムを実行することにより制御部として機能し、制御手順を実行し、所要のハードウェアやプロセス等を制御して実行するものである。
また、サーバ装置100の動作については、対応する機能部を図中に示しているが、画像形成装置200aの動作については、各ステップの動作と対応する機能部を随時説明する。これらは、以降のシーケンス図についても同様である。
画像形成装置200aのFAX受信部221が、FAX回線を介して文書を受信すると(S101)、画像形成装置200aは図8に示す動作を開始する。
まず、ジョブ生成部222の機能により、ファクシミリ通信により受信した文書を用紙に印刷するための画像形成ジョブを生成する(S102)と共に、FAX受信部221の機能により、文書の送信元情報及び受信に用いた回線の回線種別情報を取得する(S103)。ステップS102とS103の処理の順序は問わない。
まず、ジョブ生成部222の機能により、ファクシミリ通信により受信した文書を用紙に印刷するための画像形成ジョブを生成する(S102)と共に、FAX受信部221の機能により、文書の送信元情報及び受信に用いた回線の回線種別情報を取得する(S103)。ステップS102とS103の処理の順序は問わない。
次に、画像形成装置200aは、ジョブ送信部224の機能により、サーバ装置100の配信受付部125にステップS102で生成した画像形成ジョブを送信し、その画像形成ジョブの登録を要求する(S104)。これを受けた配信受付部125は、送信されたジョブを、ジョブ登録部124に登録する(S105a)。ここで登録するのは、図6に示したジョブデータである。
このステップS105aの処理が、ジョブ登録手順の処理である。
次に、サーバ装置100は、文字認識部127で画像からテキスト化を行い、テキストデータをジョブ登録部124に登録する(S105b)。
このステップS105aの処理が、ジョブ登録手順の処理である。
次に、サーバ装置100は、文字認識部127で画像からテキスト化を行い、テキストデータをジョブ登録部124に登録する(S105b)。
次に、画像形成装置200aは、配信先決定部223の機能により、ステップS103で取得した送信元及び回線種別情報をサーバ装置100のユーザ情報管理部121に送信し、ステップS101で受信した文書の受取人の推定を要求する(S106)。
これを受けたユーザ情報管理部121は、送信元情報及び回線種別情報をキーとして、配信先テーブルおよびジョブ登録部に保持している該当ジョブのテキストデータを検索し、受取人ユーザと下記の分類〔0〕~〔3〕を特定する(S107)。
〔0〕:受取人ユーザ、特定不可
〔1〕:テキストデータにのみ画像形成システム1のユーザ名が一致
〔2〕:テキストデータにはユーザ名が一致するものは無いが、配信先テーブルの送信元情報には一致するものあり
〔3〕:テキストデータにユーザ名が一致するものが有り、配信先テーブルの送信元情報とも一致
〔0〕:受取人ユーザ、特定不可
〔1〕:テキストデータにのみ画像形成システム1のユーザ名が一致
〔2〕:テキストデータにはユーザ名が一致するものは無いが、配信先テーブルの送信元情報には一致するものあり
〔3〕:テキストデータにユーザ名が一致するものが有り、配信先テーブルの送信元情報とも一致
そして、特定した受取人と分類〔1〕~〔3〕を画像形成装置200aに通知する(S108)。画像形成装置200aは、この情報を受け取ると、配信先決定部223の機能により、ステップS102で生成した画像形成ジョブの実行権限を、その通知された受取人に付与することを決定する(S109)。
そして、ジョブ送信部224の機能により、サーバ装置100の配信受付部125に対し、その受取人を、ステップS105aで登録した画像形成ジョブの実行権限を有するユーザおよび送信元と分類の登録を要求する(S110)。
配信受付部125は、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザの識別情報及びジョブの送信元と分類をジョブ登録部124に登録する(S111)。このステップS111の処理も、ジョブ登録手順の処理である。
配信受付部125は、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザの識別情報及びジョブの送信元と分類をジョブ登録部124に登録する(S111)。このステップS111の処理も、ジョブ登録手順の処理である。
図8のステップS111では、追加で記録するための実行権限ユーザに付加した「分類」を保存する様にする。
ここでの追加する処理としては、図8のステップS105aの後に、文字認識部127で画像からテキスト化を行い、テキストデータをジョブ登録部124に登録する。
更に、ステップS107では、対象ユーザ毎に〔1〕~〔3〕に分類し、画像形成装置により画像形成ジョブの実行権限を有するユーザの(必要に応じて分類〔1〕~〔3〕と)識別情報及びジョブの送信元をジョブ登録部124に登録する(S111)。
ここでの追加する処理としては、図8のステップS105aの後に、文字認識部127で画像からテキスト化を行い、テキストデータをジョブ登録部124に登録する。
更に、ステップS107では、対象ユーザ毎に〔1〕~〔3〕に分類し、画像形成装置により画像形成ジョブの実行権限を有するユーザの(必要に応じて分類〔1〕~〔3〕と)識別情報及びジョブの送信元をジョブ登録部124に登録する(S111)。
以上の動作によれば、画像形成装置200aは、ファクシミリ回線を介して画像形成ジョブを取得した場合に、その画像形成ジョブの実行権限を付与させるユーザを決定し、その画像形成ジョブと、実行権限を付与させるユーザと、画像形成ジョブの送信元とを対応付けてサーバ装置100に登録させることができる。なお、ここでいう画像形成ジョブの送信元は、ファクシミリ回線を介して受信し、ジョブの実行により印刷すべき文書の送信元であればよい。
<シーケンス図>
図9は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムの動作手順を説明するためのシーケンス図(その2)である。
次に、図9に、画像形成装置200bのユーザ認証部231がユーザから認証情報の入力を受け付けた場合に画像形成装置200b及びサーバ装置100が実行する動作のシーケンスを示す。
画像形成装置200bのユーザ認証部231が、ユーザから認証情報の入力を受け付けると(S121)、画像形成装置200bは図9に示す動作を開始する。そしてまず、ユーザ認証部231の機能により、サーバ装置100のユーザ情報管理部121に入力された認証情報を送信して、登録されているユーザ情報との照合を依頼する(S122)。
これを受けたユーザ情報管理部121は、依頼に従って認証情報の照合を行い、認証情報に該当するユーザがいたか否か、及び、必要であればそのユーザが持つ権限を示す権限情報を、照合結果として画像形成装置200bに返す。さらに、ユーザ情報管理部121は、認証中ユーザの図10に示す設定内容も結果に含めて画像形成装置200bに通知する(S123)。
ステップS123では、認証ユーザの照合依頼結果の内容に認証中ユーザが設定した内容を含めて画像形成装置200bへ通知する。このユーザ設定内容の一例を図10に示している。
図9は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムの動作手順を説明するためのシーケンス図(その2)である。
次に、図9に、画像形成装置200bのユーザ認証部231がユーザから認証情報の入力を受け付けた場合に画像形成装置200b及びサーバ装置100が実行する動作のシーケンスを示す。
画像形成装置200bのユーザ認証部231が、ユーザから認証情報の入力を受け付けると(S121)、画像形成装置200bは図9に示す動作を開始する。そしてまず、ユーザ認証部231の機能により、サーバ装置100のユーザ情報管理部121に入力された認証情報を送信して、登録されているユーザ情報との照合を依頼する(S122)。
これを受けたユーザ情報管理部121は、依頼に従って認証情報の照合を行い、認証情報に該当するユーザがいたか否か、及び、必要であればそのユーザが持つ権限を示す権限情報を、照合結果として画像形成装置200bに返す。さらに、ユーザ情報管理部121は、認証中ユーザの図10に示す設定内容も結果に含めて画像形成装置200bに通知する(S123)。
ステップS123では、認証ユーザの照合依頼結果の内容に認証中ユーザが設定した内容を含めて画像形成装置200bへ通知する。このユーザ設定内容の一例を図10に示している。
画像形成装置200bは、この照合結果を受け取ると、ユーザ認証部231の機能により、その内容に基づいて認証成功(該当あり)か否か判断する(S124)。ここで認証失敗であれば、画像形成装置200bは処理を終了する(No)。一方、認証成功(Yes)であれば、認証情報を入力したユーザはその認証情報と対応するユーザであると認証し、そのユーザとしてログインさせる(S125)。
以上のステップS121乃至S125における画像形成装置200bの動作が、認証手順の動作である。
以上のステップS121乃至S125における画像形成装置200bの動作が、認証手順の動作である。
そして、ジョブ送信要求部232の機能により、サーバ装置100のジョブ送信部126に対し、ログイン中のユーザが実行権限を有し、かつ送信元がログイン中のユーザと異なる画像形成ジョブがあるか否か問い合わせる(S126)。この問い合わせは、該当の画像形成ジョブがある場合にその画像形成ジョブの情報を送信することの要求も含む。このステップS126の動作が、ジョブ情報要求手順の動作である。
これを受けたジョブ送信部126は、ジョブ登録部124から条件に該当する画像形成ジョブの情報を取得し(S127)、画像形成装置200bに返す(S128)。該当する画像形成ジョブがない場合には、その旨を返す。このステップS127及びS128の動作が、ジョブ情報送信手順の動作である。
これを受けたジョブ送信部126は、ジョブ登録部124から条件に該当する画像形成ジョブの情報を取得し(S127)、画像形成装置200bに返す(S128)。該当する画像形成ジョブがない場合には、その旨を返す。このステップS127及びS128の動作が、ジョブ情報送信手順の動作である。
画像形成装置200bは、この返信を受け取ると、条件に該当する画像形成ジョブがあったか否か判断する(S129)。
そして、あった場合、ジョブ提示部233の機能により、ステップS123で通知された設定の表示要否と表示優先度に応じて、画像形成ジョブの実行権限を持つ画像形成ジョブの表示可否と表示順序を調整して該当画像形成ジョブを表示部80aに表示する(S130)。このステップS130の動作が、ジョブ提示手順の動作である。
図9に示す、ユーザ認証(S124、Yes)後に、実行権限を持つ画像形成ジョブを表示部80aに表示する際に、(態様4)送信元情報が認証ユーザに一致するジョブ及び、前述の〔1〕~〔3〕の分類選択に応じたジョブリストの表示順で表示を行う。
そして、あった場合、ジョブ提示部233の機能により、ステップS123で通知された設定の表示要否と表示優先度に応じて、画像形成ジョブの実行権限を持つ画像形成ジョブの表示可否と表示順序を調整して該当画像形成ジョブを表示部80aに表示する(S130)。このステップS130の動作が、ジョブ提示手順の動作である。
図9に示す、ユーザ認証(S124、Yes)後に、実行権限を持つ画像形成ジョブを表示部80aに表示する際に、(態様4)送信元情報が認証ユーザに一致するジョブ及び、前述の〔1〕~〔3〕の分類選択に応じたジョブリストの表示順で表示を行う。
図9に示す、ユーザ認証時後に実行権限を持つジョブを表示部80aに表示する際に(態様4)、送信元が認証ユーザに一致するジョブ及び、前述の〔1〕~〔3〕の分類選択に応じたジョブリストの表示順で表示を行う。
ステップS130において、該当画像形成ジョブの情報を表示部80aに表示する際に、ステップS123で取得した認証中ユーザの設定内容に応じて、画像形成ジョブの表示可否と表示順序を決定する。
ステップS130において、該当画像形成ジョブの情報を表示部80aに表示する際に、ステップS123で取得した認証中ユーザの設定内容に応じて、画像形成ジョブの表示可否と表示順序を決定する。
そして、ログイン中のユーザからの実行指示を検出すると(S131)、画像形成装置200bは、ジョブ送信要求部232の機能により、サーバ装置100のジョブ送信部126に対し、実行を指示された画像形成ジョブを実行するために必要なジョブデータをジョブ管理部128に要求する(S132)。なお、複数ジョブ分のジョブデータを要求することも可能である。
図10は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムにおけるユーザ毎の認証時の表示設定の一例を図表として示す図である。
図10には、項目、表示有無選択、表示優先度選択(数字が大きい方が高優先度)、図6の該当ユーザとジョブIDを示している。
ステップS130の該当ジョブの情報を表示部に表示する際に、ステップS123で取得した認証中ユーザの設定内容に応じて、ジョブの表示可否と表示順序を決定する。
さらに、図10に示すように、その時点の認証ユーザが設定した優先順位と表示要否設定に従っている。
図10には、項目、表示有無選択、表示優先度選択(数字が大きい方が高優先度)、図6の該当ユーザとジョブIDを示している。
ステップS130の該当ジョブの情報を表示部に表示する際に、ステップS123で取得した認証中ユーザの設定内容に応じて、ジョブの表示可否と表示順序を決定する。
さらに、図10に示すように、その時点の認証ユーザが設定した優先順位と表示要否設定に従っている。
詳しくは、
(1)図6の該当ユーザがユーザA、ジョブIDが1、6、又は該当ユーザがユーザB、ジョブIDが4である場合に、表示優先度の選択が1であるときを対象とする。この場合に、送信元が認証ユーザと一致するジョブを表示する。
(2)図6の該当ユーザがユーザC、ジョブIDが8である場合に、表示優先度の選択が3であるときを対象とする。この場合に、1ページ目(または全頁)の画像にユーザ名と一致するテキストは無かったものの、対象ユーザのみに送信元情報と受取人ユーザの配信先テーブルによる実行権限が付与されたジョブを表示する。
(1)図6の該当ユーザがユーザA、ジョブIDが1、6、又は該当ユーザがユーザB、ジョブIDが4である場合に、表示優先度の選択が1であるときを対象とする。この場合に、送信元が認証ユーザと一致するジョブを表示する。
(2)図6の該当ユーザがユーザC、ジョブIDが8である場合に、表示優先度の選択が3であるときを対象とする。この場合に、1ページ目(または全頁)の画像にユーザ名と一致するテキストは無かったものの、対象ユーザのみに送信元情報と受取人ユーザの配信先テーブルによる実行権限が付与されたジョブを表示する。
(3)図6の該当ユーザがユーザA、ジョブIDが9、又は該当ユーザがユーザB、ジョブIDが9である場合に、表示優先度の選択が2であるときを対象とする。この場合に、1ページ目(または全頁)の画像にユーザ名と一致するテキストは無かったものの、対象ユーザを含めた複数ユーザに送信元情報と受取人ユーザの配信先テーブルによる実行権限が付与されたジョブを表示する。
(4)図6の該当ユーザがユーザA、ジョブIDが2、7である場合に、表示優先度の選択がないときを対象とする。この場合に、1ページ目(または全頁)の画像にユーザ名と一致するテキストは無かったものの、送信元情報と受取人ユーザの配信先テーブルによる実行権限が付与されたが、1ページ目(または全頁)の画像に他のユーザ名と一致するテキストが含まれており、他のユーザにも実行権限が付与されたジョブを表示しない。
(4)図6の該当ユーザがユーザA、ジョブIDが2、7である場合に、表示優先度の選択がないときを対象とする。この場合に、1ページ目(または全頁)の画像にユーザ名と一致するテキストは無かったものの、送信元情報と受取人ユーザの配信先テーブルによる実行権限が付与されたが、1ページ目(または全頁)の画像に他のユーザ名と一致するテキストが含まれており、他のユーザにも実行権限が付与されたジョブを表示しない。
(5)図6の該当ユーザがユーザA、ジョブIDが3、又は該当ユーザがユーザB、ジョブIDが7である場合に、表示優先度の選択が5であるときを対象とする。この場合に、送信元情報と受取人ユーザの配信先テーブルと一致し、1ページ目(または全頁)の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることにより実行権限が付与されたジョブを表示する。
(6)図6の該当ユーザがユーザA、ジョブIDが10ある場合に、表示優先度の選択が4であるときを対象とする。この場合に、配信先テーブルによる一致は無いものの、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることにより対象ユーザにのみ実行権限が付与されたジョブを表示する。
(6)図6の該当ユーザがユーザA、ジョブIDが10ある場合に、表示優先度の選択が4であるときを対象とする。この場合に、配信先テーブルによる一致は無いものの、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることにより対象ユーザにのみ実行権限が付与されたジョブを表示する。
(7)図6の該当ユーザがユーザB、ジョブIDが2ある場合に、表示優先度の選択がないときを対象とする。この場合に、配信先テーブルによる一致は無いものの、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることによりユーザの実行権限が付与されたが、同時に他のユーザにも実行権限が付いているジョブを表示しない。
<表示順序とジョブデータとの対応関係(その1)>
図11は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムにおける表示順序とジョブデータとの対応関係の一例を図表として示す図(その1)である。
この時の表示例を図11に示しており、仮にユーザAが図10の設定を行っていた場合を図11に示している。
なお、図11には、表示順序(1~4)に対応したジョブデータ(#3、#10、#1、#6)を示している。
図11は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムにおける表示順序とジョブデータとの対応関係の一例を図表として示す図(その1)である。
この時の表示例を図11に示しており、仮にユーザAが図10の設定を行っていた場合を図11に示している。
なお、図11には、表示順序(1~4)に対応したジョブデータ(#3、#10、#1、#6)を示している。
<表示順序とジョブデータとの対応関係(その2)>
図12は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムにおける表示順序とジョブデータとの対応関係の一例を図表として示す図(その2)である。
この時の表示例を図12に示しており、仮にユーザBが図10の設定を行っていた場合を図12に示している。
また、図12には、表示順序(1~4)に対応したジョブデータ(#7、#8、#9、#4)を示している。
図12は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムにおける表示順序とジョブデータとの対応関係の一例を図表として示す図(その2)である。
この時の表示例を図12に示しており、仮にユーザBが図10の設定を行っていた場合を図12に示している。
また、図12には、表示順序(1~4)に対応したジョブデータ(#7、#8、#9、#4)を示している。
なお、ユーザに提示する具体例(UI等)については、特許文献1の図8、図11、図14と同様である。一方、特許文献1と異なる点は、ジョブ(印刷物)リストの内容が図10に示すその時点の認証ユーザが設定した優先順位と表示要否設定に従っている(図11と図12に例示)という点にある。
<画面の遷移例>
図13は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムの画像形成装置200bが表示する画面の遷移例を示す図である。
図13は、図9に示す動作により画像形成装置200bが表示する画面の遷移例を示す。
まず、図9においてステップS121で認証情報の入力を受け付けるための画面は、図13の左上の認証情報入力画面401である。この画面は、ユーザが誰もログインしていない状態で表示される基本画面である。なお、認証情報読取装置211を用いて認証情報を入力する場合、画面が表示されていない状態からでも認証情報を入力可能である。
図13は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムの画像形成装置200bが表示する画面の遷移例を示す図である。
図13は、図9に示す動作により画像形成装置200bが表示する画面の遷移例を示す。
まず、図9においてステップS121で認証情報の入力を受け付けるための画面は、図13の左上の認証情報入力画面401である。この画面は、ユーザが誰もログインしていない状態で表示される基本画面である。なお、認証情報読取装置211を用いて認証情報を入力する場合、画面が表示されていない状態からでも認証情報を入力可能である。
次に、ユーザが認証情報を入力し、画像形成装置200bがステップS124で認証失敗(No)と判断した場合に表示する画面が認証失敗画面403である。この画面は、認証失敗をユーザに通知するための画面であり、この場合、画像形成装置200bは、一定時間経過後に認証情報入力画面401に戻って再度認証情報の入力を受け付ける。
一方、画像形成装置200bがステップS124で認証成功(Yes)と判断した場合に表示する画面が認証成功画面402である。この画面は、認証成功をユーザに通知するための画面であり、画像形成装置200bは、この画面を表示した状態でステップS125乃至S129の処理を行う。
そして、ステップS129で該当ジョブあり(Yes)の場合、画像形成装置200bはステップS130でジョブ一覧画面410を表示する。この画面は、図8を用いて説明したものであり、画像形成装置200bは、印刷ボタン412が押下された場合、その時点で選択されているジョブについてジョブ実行指示を受け付けたと判断する。そして、ステップS132乃至S135の処理によりジョブを実行する。その後は、ジョブ一覧画面410の表示を継続して再度ジョブの実行指示を受け付けても、自動的に機能選択画面420に進んでもよい。
また、閉じるボタン413が押下された場合、画像形成装置200bは、ジョブ一覧画面410を閉じて機能選択画面420に進む指示を受け付けたと判断し、ステップS136で機能選択画面420を表示する。ステップS129で該当ジョブなし(No)の場合も同様である。
また、閉じるボタン413が押下された場合、画像形成装置200bは、ジョブ一覧画面410を閉じて機能選択画面420に進む指示を受け付けたと判断し、ステップS136で機能選択画面420を表示する。ステップS129で該当ジョブなし(No)の場合も同様である。
この機能選択画面420は、ステップS129でNoの場合のように、ログイン時にユーザに特段の通知すべき情報がない場合に最初に表示される、通常のトップ画面である。そして、画像形成装置200bは、この機能選択画面420において、ログインしたユーザから使用しようとする機能の選択を受け付ける。図11の例では、機能の選択肢としてコピー機能、プリント機能及びスキャン機能が用意され、これらと対応するボタン421~423が設けられている。ボタン424は、ログアウトを指示するためのボタンである。
また、上記の機能のうち、プリント機能が、サーバ装置100に蓄積されたジョブを実行するための機能である。ユーザがボタン422を操作してプリント機能を選択すると、画像形成装置200bは、ステップS126乃至S130と同様な手順で、ログイン中のユーザが実行権限を有するジョブ(ここでは送信元は問わない)の情報をサーバ装置100から取得して、ユーザに提示する。また、画像形成装置200bは、ステップS131乃至S135と同様な手順で、その中からユーザが選択したジョブを実行する。
以上説明してきた第1実施形態によれば、画像形成装置200bが、認証したユーザが実行権限を有し、かつ送信元が認証したユーザと異なるジョブを、ジョブ一覧画面410により、それ以外のジョブよりも優先してユーザに提示することができる。
従って、いつ受信するかを受信側で把握することが難しい、ファクシミリ通信や文書配信により文書が送信された場合でも、その文書を受け取るべきユーザが画像形成装置200bを使用しようとした際に、送信された文書の存在をそのユーザに確実に伝えることができる。また、ユーザの指示に従って画像形成出力することもできる。この出力は、ユーザが装置の前にいる状態で行うものであるから、出力された用紙を他人に持ち去られる危険もない。さらに、親展印刷のような特殊な設定を行う必要もなく、操作の負担も少ない。
以上から、画像形成装置200b及びサーバ装置100の機能により、他人から電子通信により送信された文書を、安全かつ手間をかけずに、受取人が用紙上に形成された状態で入手できると言える。
従って、いつ受信するかを受信側で把握することが難しい、ファクシミリ通信や文書配信により文書が送信された場合でも、その文書を受け取るべきユーザが画像形成装置200bを使用しようとした際に、送信された文書の存在をそのユーザに確実に伝えることができる。また、ユーザの指示に従って画像形成出力することもできる。この出力は、ユーザが装置の前にいる状態で行うものであるから、出力された用紙を他人に持ち去られる危険もない。さらに、親展印刷のような特殊な設定を行う必要もなく、操作の負担も少ない。
以上から、画像形成装置200b及びサーバ装置100の機能により、他人から電子通信により送信された文書を、安全かつ手間をかけずに、受取人が用紙上に形成された状態で入手できると言える。
なお、図8に示した動作により、ファクシミリ回線を介して受信した文書の画像形成に係るジョブを、その文書の受取人と推定されるユーザに提示される状態でサーバ装置100に登録することができる。ファクシミリ通信は、近年では必ずしも受信側で文書が印刷出力されるとは限らないものの、受信者が紙媒体の文書を入手可能であることが送信側において想定される通信部であると言える。また、受信側では文書をいつ受信するかわからず、受信時に直ちに印刷出力すると、本来その文書を受け取るべき人以外の人にも見られる危険性がある。
また、ファクシミリ回線を介して受信した文書を電子メール等により、受取人が専用の端末で閲覧できるアドレスに転送したとしても、第3者の目に触れないように紙媒体の文書を得るためには、親展印刷等の機能を用いた印刷指示を行う必要があり、操作が面倒であるという問題があった。
このような問題は、用いる通信部を問わず、他人から電子通信により送信された文書を、受取人が用紙上に形成された状態で入手しようとする場合には、同様に発生するものであった。
このような問題は、用いる通信部を問わず、他人から電子通信により送信された文書を、受取人が用紙上に形成された状態で入手しようとする場合には、同様に発生するものであった。
しかし、図8及び図9に示した動作によれば、これらの不備を廃して、想定される受信者に、迅速かつ安全に、紙媒体の文書を届けることができる。このように、本実施形態のシステムは、FAXで受信する文書の配信に適用すると好適である。
ただし、図4において端末装置300からの文書配信について説明したように、他の通信部での文書の配信に適用することも、妨げられるものではない。サーバ装置100へのジョブの登録にいずれかの画像形成装置200が関与することも必須ではない。サーバ装置100自身が、ユーザへの文書等に係る画像形成ジョブを自動で登録する場合にも適用可能である。
ただし、図4において端末装置300からの文書配信について説明したように、他の通信部での文書の配信に適用することも、妨げられるものではない。サーバ装置100へのジョブの登録にいずれかの画像形成装置200が関与することも必須ではない。サーバ装置100自身が、ユーザへの文書等に係る画像形成ジョブを自動で登録する場合にも適用可能である。
なお、図4及び図5では、FAXで受信した文書について、ジョブの送信元と実行権限付与させるユーザとの対応関係の情報とに基づき、取得したジョブの実行権限を付与させるユーザ(文書の配信先)を決定する例について説明した。この手法は、特定の取引先からの文書を特定のユーザが担当する、といった環境においては、簡単な処理で文書の配信先を特定でき、有用である。
しかし、配信先の特定法はこれに限らない。例えば、文書の1枚目に対してOCR(Optical Character Recognition)処理を行い、宛名が記載されている部分における文字認識結果から、配信先を特定することも考えられる。予め登録されている社名の次の数行から、「様」あるいは「殿」の前に並ぶ文字列を抽出して、予め登録されているユーザの氏名とマッチングする等である。
しかし、配信先の特定法はこれに限らない。例えば、文書の1枚目に対してOCR(Optical Character Recognition)処理を行い、宛名が記載されている部分における文字認識結果から、配信先を特定することも考えられる。予め登録されている社名の次の数行から、「様」あるいは「殿」の前に並ぶ文字列を抽出して、予め登録されているユーザの氏名とマッチングする等である。
<ジョブ一覧画面>
図14は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムの画像形成装置200bが表示するジョブ一覧画面を示す図である。
図14に、この提示に用いるジョブ一覧画面の例を示す。
図14に示すジョブ一覧画面410′は、表示部207に表示させる画面であり、図7に示したジョブ一覧画面410と同様に、一覧表示部411に、ジョブ送信部126から情報が送信された各ジョブの情報を表示する。
ただし、一覧表示部411には、図7に示した項目に加え、「配信」を設け、該当のジョブが、ファクシミリ通信による受信文書等、現在、画像形成装置200bにログイン中のユーザ(ユーザ認証部231により認証されたユーザ)以外から配信されたものであるか否かを表示するようにしている。この項目に「○」が記載されているジョブが、配信に係るジョブである。また、配信に係るジョブは、それ以外のジョブよりも上側の、ユーザが先に見る位置に配置して、優先的に提示する。
図14は、本発明の一実施形態に係わる画像形成システムの画像形成装置200bが表示するジョブ一覧画面を示す図である。
図14に、この提示に用いるジョブ一覧画面の例を示す。
図14に示すジョブ一覧画面410′は、表示部207に表示させる画面であり、図7に示したジョブ一覧画面410と同様に、一覧表示部411に、ジョブ送信部126から情報が送信された各ジョブの情報を表示する。
ただし、一覧表示部411には、図7に示した項目に加え、「配信」を設け、該当のジョブが、ファクシミリ通信による受信文書等、現在、画像形成装置200bにログイン中のユーザ(ユーザ認証部231により認証されたユーザ)以外から配信されたものであるか否かを表示するようにしている。この項目に「○」が記載されているジョブが、配信に係るジョブである。また、配信に係るジョブは、それ以外のジョブよりも上側の、ユーザが先に見る位置に配置して、優先的に提示する。
また、配信以外のジョブについては、送信元はログイン中のユーザ自身であるため、「送信元」の欄に「-」を表示してこのことを示している。
また、配信に係るジョブがある場合、ジョブ提示部233は、ジョブ一覧画面410′の上部にその旨を示すメッセージ417を表示してその旨をユーザに提示する。
このジョブ一覧画面410′において、ユーザは、配信に係るジョブとそれ以外のジョブとを特に区別することなく、一覧表示部411において各ジョブと対応する行をタッチすることにより、その行のジョブの選択と非選択をトグルで切り替えることができる。
また、配信に係るジョブがある場合、ジョブ提示部233は、ジョブ一覧画面410′の上部にその旨を示すメッセージ417を表示してその旨をユーザに提示する。
このジョブ一覧画面410′において、ユーザは、配信に係るジョブとそれ以外のジョブとを特に区別することなく、一覧表示部411において各ジョブと対応する行をタッチすることにより、その行のジョブの選択と非選択をトグルで切り替えることができる。
また、ジョブ一覧画面410′は、図7に示したものと同趣旨の印刷ボタン412、閉じるボタン413の他、プレビューボタン414、転送ボタン415、削除ボタン416を設けている。
このうちプレビューボタン414は、一覧表示部411において選択されているジョブについてプレビューの表示指示を受け付けるためのボタンである。
転送ボタン415は、一覧表示部411において選択されているジョブに係る文書の受取人変更指示を受け付けるためのボタンである。
削除ボタン416は、一覧表示部411において選択されているジョブの削除指示を受け付けるためのボタンである。
このうちプレビューボタン414は、一覧表示部411において選択されているジョブについてプレビューの表示指示を受け付けるためのボタンである。
転送ボタン415は、一覧表示部411において選択されているジョブに係る文書の受取人変更指示を受け付けるためのボタンである。
削除ボタン416は、一覧表示部411において選択されているジョブの削除指示を受け付けるためのボタンである。
<本実施形態による効果>
本実施形態では、電子通信により文書を送受信する複数のユーザが共用する画像形成システム1を利用して、ファクシミリ通信により受信した文書に係わる受取人を特定して安全かつ手間をかけずに、受取人が用紙上に形成された状態で入手できるようにするに際して、以下の特徴を有する。
従来技術において搭載された、送信元情報と受取人ユーザとの登録情報に加えて、本発明では、受信した文書そのものに記載されている画像情報からテキスト変換した文字情報から受取人ユーザを特定することで、推定した受取人ユーザの確度をより高めることができるため、より確実に受け取るべきユーザへ文書が届いていることを表示して通知することができるようになる。
要するに、電子通信により送受信される画像の中から文字認識部によって、テキスト情報を抽出した中に、画像形成システム1を使用するユーザ情報と一致するテキストを見つけた場合は、この文書の受取人として扱うことが特徴となっている。
本実施形態によれば、文書の画像から受取人ユーザを特定し、同じ送信元から受信した文書でも無駄に他のユーザに受信通知を行ってしまうという煩わしさを低減することができる。
本実施形態では、電子通信により文書を送受信する複数のユーザが共用する画像形成システム1を利用して、ファクシミリ通信により受信した文書に係わる受取人を特定して安全かつ手間をかけずに、受取人が用紙上に形成された状態で入手できるようにするに際して、以下の特徴を有する。
従来技術において搭載された、送信元情報と受取人ユーザとの登録情報に加えて、本発明では、受信した文書そのものに記載されている画像情報からテキスト変換した文字情報から受取人ユーザを特定することで、推定した受取人ユーザの確度をより高めることができるため、より確実に受け取るべきユーザへ文書が届いていることを表示して通知することができるようになる。
要するに、電子通信により送受信される画像の中から文字認識部によって、テキスト情報を抽出した中に、画像形成システム1を使用するユーザ情報と一致するテキストを見つけた場合は、この文書の受取人として扱うことが特徴となっている。
本実施形態によれば、文書の画像から受取人ユーザを特定し、同じ送信元から受信した文書でも無駄に他のユーザに受信通知を行ってしまうという煩わしさを低減することができる。
<本実施形態の態様例の作用、効果のまとめ>
<第1態様>
本態様の画像形成システム1は、サーバ装置100と、複数の画像形成装置200a、200bと、を備える画像形成システム1であって、サーバ装置100は、画像形成装置に実行させる画像形成ジョブを、当該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付けて登録するジョブ登録部124と、画像形成装置からの要求に応じて、ジョブ登録部124に登録されている画像形成ジョブの情報を、要求元の画像形成装置に送信するジョブ情報送信部126aと、画像形成装置からの要求に応じて画像形成ジョブをその画像形成装置に送信するジョブ送信部126と、ジョブ送信部126が画像形成ジョブを送信した画像形成装置に実行権限を付与するジョブ管理部128と、を備え、各画像形成装置200bは、ユーザを認証するユーザ認証部231と、サーバ装置100に対して、ユーザ認証部231が認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの情報を要求するジョブ送信要求部232と、ジョブ送信要求部232による要求に応じてサーバ装置100から送信された情報に基づいて、画像形成ジョブを認証したユーザに提示するジョブ提示部233と、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブのうち、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブを、他の画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示するように、ジョブ送信要求部232及びジョブ提示部233を制御する提示制御部236と、を備え、画像形成装置の少なくとも1つ(200a)は、ユーザ認証部231が認証したユーザから、ジョブ提示部233が提示した画像形成ジョブの実行指示を受け付ける操作受付部234と、操作受付部234が実行指示を受け付けた画像形成ジョブをサーバ装置100から取得して実行するジョブ実行部235と、を備え、ジョブ提示部233は、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの中に、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブがあった場合に、サーバ装置100から当該画像形成ジョブを取得して実行することにより、当該画像形成ジョブを認証したユーザに提示し、サーバ装置100は、ジョブ登録部124に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する文字認識部127と、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するようにジョブ管理部128を制御する制御部129と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、サーバ装置100は、文字認識部127が、ジョブ登録部124に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化し、制御部129が、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するようにジョブ管理部128を制御する。
これにより、複数のユーザが1台のファクシミリ装置やファクス機能を搭載した複合機を共用する場合に、ファクシミリ通信により画像を受信したときに、特定の受取人に実行権限を付与することができる。
<第1態様>
本態様の画像形成システム1は、サーバ装置100と、複数の画像形成装置200a、200bと、を備える画像形成システム1であって、サーバ装置100は、画像形成装置に実行させる画像形成ジョブを、当該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付けて登録するジョブ登録部124と、画像形成装置からの要求に応じて、ジョブ登録部124に登録されている画像形成ジョブの情報を、要求元の画像形成装置に送信するジョブ情報送信部126aと、画像形成装置からの要求に応じて画像形成ジョブをその画像形成装置に送信するジョブ送信部126と、ジョブ送信部126が画像形成ジョブを送信した画像形成装置に実行権限を付与するジョブ管理部128と、を備え、各画像形成装置200bは、ユーザを認証するユーザ認証部231と、サーバ装置100に対して、ユーザ認証部231が認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの情報を要求するジョブ送信要求部232と、ジョブ送信要求部232による要求に応じてサーバ装置100から送信された情報に基づいて、画像形成ジョブを認証したユーザに提示するジョブ提示部233と、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブのうち、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブを、他の画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示するように、ジョブ送信要求部232及びジョブ提示部233を制御する提示制御部236と、を備え、画像形成装置の少なくとも1つ(200a)は、ユーザ認証部231が認証したユーザから、ジョブ提示部233が提示した画像形成ジョブの実行指示を受け付ける操作受付部234と、操作受付部234が実行指示を受け付けた画像形成ジョブをサーバ装置100から取得して実行するジョブ実行部235と、を備え、ジョブ提示部233は、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの中に、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブがあった場合に、サーバ装置100から当該画像形成ジョブを取得して実行することにより、当該画像形成ジョブを認証したユーザに提示し、サーバ装置100は、ジョブ登録部124に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する文字認識部127と、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するようにジョブ管理部128を制御する制御部129と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、サーバ装置100は、文字認識部127が、ジョブ登録部124に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化し、制御部129が、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するようにジョブ管理部128を制御する。
これにより、複数のユーザが1台のファクシミリ装置やファクス機能を搭載した複合機を共用する場合に、ファクシミリ通信により画像を受信したときに、特定の受取人に実行権限を付与することができる。
<第2態様>
本態様の制御部129は、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けすることにより実行権限を付与した画像形成ジョブよりも、画像の1ページ目の文字認識によるテキストに含まれる受取人ユーザ名に実行権限を付与した際の画像形成ジョブを優先して、認証したユーザに提示するように、ジョブ提示部233を制御することを特徴とする。
本態様によれば、制御部129は、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けすることにより実行権限を付与した画像形成ジョブよりも、画像の1ページ目の文字認識によるテキストに含まれる受取人ユーザ名に実行権限を付与した際の画像形成ジョブを優先して、前記認証したユーザに提示するように、ジョブ提示部233を制御することで、画像の1ページ目の文字認識によるテキストに含まれる受取人ユーザ名に実行権限を付与することができる。
本態様の制御部129は、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けすることにより実行権限を付与した画像形成ジョブよりも、画像の1ページ目の文字認識によるテキストに含まれる受取人ユーザ名に実行権限を付与した際の画像形成ジョブを優先して、認証したユーザに提示するように、ジョブ提示部233を制御することを特徴とする。
本態様によれば、制御部129は、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けすることにより実行権限を付与した画像形成ジョブよりも、画像の1ページ目の文字認識によるテキストに含まれる受取人ユーザ名に実行権限を付与した際の画像形成ジョブを優先して、前記認証したユーザに提示するように、ジョブ提示部233を制御することで、画像の1ページ目の文字認識によるテキストに含まれる受取人ユーザ名に実行権限を付与することができる。
<第3態様>
本態様の制御部129は、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報を登録した配信先テーブルを備え、配信先テーブルに関連付けられた情報が登録されてない場合に、ファクシミリ通信により受信した画像の1ページ目を文字認識して得られたテキスト内に、当該画像形成システム1のユーザとして登録されたユーザ名が見つかった場合に、実行権限を付与し、ジョブ管理部128により実行権限を付与した画像形成ジョブよりも優先度を下げ、送信元が認証したユーザと一致する画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示するように、ジョブ送信要求部232及びジョブ提示部233を制御することを特徴とする。
本態様によれば、配信先テーブルに関連付けられた情報が登録されてない場合に、ファクシミリ通信により受信した画像の1ページ目を文字認識して得られたテキスト内に、当該画像形成システム1のユーザとして登録されたユーザ名が見つかった場合に、当該ユーザに実行権限を付与し、ジョブ管理部128により実行権限を付与した画像形成ジョブよりも優先度を下げ、送信元が認証したユーザと一致する画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示することで、当該ユーザに実行権限を付与することができる。
本態様の制御部129は、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報を登録した配信先テーブルを備え、配信先テーブルに関連付けられた情報が登録されてない場合に、ファクシミリ通信により受信した画像の1ページ目を文字認識して得られたテキスト内に、当該画像形成システム1のユーザとして登録されたユーザ名が見つかった場合に、実行権限を付与し、ジョブ管理部128により実行権限を付与した画像形成ジョブよりも優先度を下げ、送信元が認証したユーザと一致する画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示するように、ジョブ送信要求部232及びジョブ提示部233を制御することを特徴とする。
本態様によれば、配信先テーブルに関連付けられた情報が登録されてない場合に、ファクシミリ通信により受信した画像の1ページ目を文字認識して得られたテキスト内に、当該画像形成システム1のユーザとして登録されたユーザ名が見つかった場合に、当該ユーザに実行権限を付与し、ジョブ管理部128により実行権限を付与した画像形成ジョブよりも優先度を下げ、送信元が認証したユーザと一致する画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示することで、当該ユーザに実行権限を付与することができる。
<第4態様>
本態様の制御部129は、ユーザ毎に、
(1)送信元が認証ユーザと一致する画像形成ジョブ、
(2)1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストはないが、対象ユーザのみに送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報により実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(3)1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストはないが、対象ユーザを含めた複数ユーザに送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報により実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(4)1ページ目又は全頁の画像にユーザ名と一致するテキストはないが、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報による実行権限が付与されが、1ページ目(または全頁)の画像に他のユーザ名と一致するテキストが含まれており、他のユーザにも実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(5)送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報と一致し、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることにより実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(6)関連付けた登録情報による一致はないが、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることにより実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(7)登録情報による一致はないが、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることによりユーザの実行権限が付与されたが、同時に他のユーザにも実行権限が付与されている画像形成ジョブ、
のうち認証時の表示優先度の1つ以上を任意に選択するように制御することを特徴とする。
本態様によれば、(1)~(7)のうち認証時の表示優先度の1つ以上を任意に選択することで、実行権限が付与された画像形成ジョブを選択することができる。
本態様の制御部129は、ユーザ毎に、
(1)送信元が認証ユーザと一致する画像形成ジョブ、
(2)1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストはないが、対象ユーザのみに送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報により実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(3)1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストはないが、対象ユーザを含めた複数ユーザに送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報により実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(4)1ページ目又は全頁の画像にユーザ名と一致するテキストはないが、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報による実行権限が付与されが、1ページ目(または全頁)の画像に他のユーザ名と一致するテキストが含まれており、他のユーザにも実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(5)送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報と一致し、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることにより実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(6)関連付けた登録情報による一致はないが、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることにより実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(7)登録情報による一致はないが、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることによりユーザの実行権限が付与されたが、同時に他のユーザにも実行権限が付与されている画像形成ジョブ、
のうち認証時の表示優先度の1つ以上を任意に選択するように制御することを特徴とする。
本態様によれば、(1)~(7)のうち認証時の表示優先度の1つ以上を任意に選択することで、実行権限が付与された画像形成ジョブを選択することができる。
<第5態様>
本態様の制御部129は、文字認識部127による文字認識の対象ページを画像全体とし、文字認識により得られたすべてのテキストデータの中からユーザ名の有無を検索するように制御することを特徴とする。
本態様によれば、制御部129は、文字認識部127による文字認識の対象ページを画像全体とし、文字認識により得られたすべてのテキストデータの中からユーザ名の有無を検索するように制御することで、画像全体を文字認識して得られたテキストデータの中からユーザ名を抽出することができる。
本態様の制御部129は、文字認識部127による文字認識の対象ページを画像全体とし、文字認識により得られたすべてのテキストデータの中からユーザ名の有無を検索するように制御することを特徴とする。
本態様によれば、制御部129は、文字認識部127による文字認識の対象ページを画像全体とし、文字認識により得られたすべてのテキストデータの中からユーザ名の有無を検索するように制御することで、画像全体を文字認識して得られたテキストデータの中からユーザ名を抽出することができる。
<第6態様>
本態様のジョブ管理部128は、ジョブ送信部126が送信した画像形成ジョブが画像形成装置において実行された場合に、該画像形成ジョブの実行指示を行ったユーザの、該実行された画像形成ジョブの実行権限を削除し、この削除により該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザがいなくなる場合に、該画像形成ジョブの登録を削除し、
制御部129は、ジョブ提示部233による自動的な画像形成ジョブの取得により該画像形成ジョブが実行された場合に、当該実行に応じた該画像形成ジョブの削除を行わないようにジョブ管理部128を制御することを特徴とする。
本態様によれば、制御部129は、ジョブ提示部233による自動的な画像形成ジョブの取得により該画像形成ジョブが実行された場合に、当該実行に応じた該画像形成ジョブの削除を行わないようにジョブ管理部128を制御することで、当該受取人ユーザに実行権限を付与することができる。
本態様のジョブ管理部128は、ジョブ送信部126が送信した画像形成ジョブが画像形成装置において実行された場合に、該画像形成ジョブの実行指示を行ったユーザの、該実行された画像形成ジョブの実行権限を削除し、この削除により該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザがいなくなる場合に、該画像形成ジョブの登録を削除し、
制御部129は、ジョブ提示部233による自動的な画像形成ジョブの取得により該画像形成ジョブが実行された場合に、当該実行に応じた該画像形成ジョブの削除を行わないようにジョブ管理部128を制御することを特徴とする。
本態様によれば、制御部129は、ジョブ提示部233による自動的な画像形成ジョブの取得により該画像形成ジョブが実行された場合に、当該実行に応じた該画像形成ジョブの削除を行わないようにジョブ管理部128を制御することで、当該受取人ユーザに実行権限を付与することができる。
<第7態様>
本態様の画像形成方法は、サーバ装置100と、複数の画像形成装置と、を備える画像形成システム1による画像形成方法であって、サーバ装置100は、画像形成装置に実行させる画像形成ジョブを、当該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付けて登録するジョブ登録ステップと、画像形成装置からの要求に応じて、ジョブ登録ステップに登録されている画像形成ジョブの情報を、要求元の画像形成装置に送信するジョブ情報送信ステップと、画像形成装置からの要求に応じて画像形成ジョブをその画像形成装置に送信するジョブ送信ステップと、ジョブ送信ステップが画像形成ジョブを送信した画像形成装置に実行権限を付与するジョブ管理ステップと、を含み、各画像形成装置は、ユーザを認証するユーザ認証ステップと、サーバ装置100に対して、ユーザ認証ステップが認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの情報を要求するジョブ送信要求ステップと、ジョブ送信要求ステップによる要求に応じてサーバ装置100から送信された情報に基づいて、画像形成ジョブを認証したユーザに提示するジョブ提示ステップと、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブのうち、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブを、他の画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示するように、ジョブ送信要求ステップ及びジョブ提示ステップを制御する提示制御ステップと、を含み、画像形成装置の少なくとも1つは、ユーザ認証ステップが認証したユーザから、ジョブ提示ステップが提示した画像形成ジョブの実行指示を受け付ける操作受付ステップと、操作受付ステップが実行指示を受け付けた画像形成ジョブをサーバ装置100から取得して実行するジョブ実行ステップと、を含み、ジョブ提示ステップは、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの中に、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブがあった場合に、サーバ装置100から当該画像形成ジョブを取得して実行することにより、当該画像形成ジョブを認証したユーザに提示し、サーバ装置100は、ジョブ登録ステップに登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する文字認識ステップと、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するようにジョブ管理ステップを制御する制御ステップと、を含むことを特徴とする。
第7態様の作用、及び効果は第1態様と同様であるので、その説明を省略する。
本態様の画像形成方法は、サーバ装置100と、複数の画像形成装置と、を備える画像形成システム1による画像形成方法であって、サーバ装置100は、画像形成装置に実行させる画像形成ジョブを、当該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付けて登録するジョブ登録ステップと、画像形成装置からの要求に応じて、ジョブ登録ステップに登録されている画像形成ジョブの情報を、要求元の画像形成装置に送信するジョブ情報送信ステップと、画像形成装置からの要求に応じて画像形成ジョブをその画像形成装置に送信するジョブ送信ステップと、ジョブ送信ステップが画像形成ジョブを送信した画像形成装置に実行権限を付与するジョブ管理ステップと、を含み、各画像形成装置は、ユーザを認証するユーザ認証ステップと、サーバ装置100に対して、ユーザ認証ステップが認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの情報を要求するジョブ送信要求ステップと、ジョブ送信要求ステップによる要求に応じてサーバ装置100から送信された情報に基づいて、画像形成ジョブを認証したユーザに提示するジョブ提示ステップと、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブのうち、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブを、他の画像形成ジョブよりも優先して認証したユーザに提示するように、ジョブ送信要求ステップ及びジョブ提示ステップを制御する提示制御ステップと、を含み、画像形成装置の少なくとも1つは、ユーザ認証ステップが認証したユーザから、ジョブ提示ステップが提示した画像形成ジョブの実行指示を受け付ける操作受付ステップと、操作受付ステップが実行指示を受け付けた画像形成ジョブをサーバ装置100から取得して実行するジョブ実行ステップと、を含み、ジョブ提示ステップは、認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの中に、送信元が認証したユーザと異なる画像形成ジョブがあった場合に、サーバ装置100から当該画像形成ジョブを取得して実行することにより、当該画像形成ジョブを認証したユーザに提示し、サーバ装置100は、ジョブ登録ステップに登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する文字認識ステップと、画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するようにジョブ管理ステップを制御する制御ステップと、を含むことを特徴とする。
第7態様の作用、及び効果は第1態様と同様であるので、その説明を省略する。
1…画像形成システム、100…サーバ装置、121…ユーザ情報管理部、122…ユーザ認証部、123…ジョブ受付部、124…ジョブ登録部、125…配信受付部、126…ジョブ送信部、126a…ジョブ情報送信部、127…文字認識部、128…ジョブ管理部、129…制御部、100a…画像形成装置、100b…画像形成装置、211…認証情報読取装置、221…FAX受信部、222…ジョブ生成部、223…配信先決定部、224…ジョブ送信部、231…ユーザ認証部、232…ジョブ送信要求部、233…ジョブ提示部、234…操作受付部、235…ジョブ実行部、236…提示制御部、300…端末装置、321…認証要求部、322…ジョブ生成部、323…ジョブ登録要求部
Claims (7)
- サーバ装置と、複数の画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、
前記サーバ装置は、
前記画像形成装置に実行させる画像形成ジョブを、当該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付けて登録するジョブ登録部と、
前記画像形成装置からの要求に応じて、前記ジョブ登録部に登録されている画像形成ジョブの情報を、要求元の画像形成装置に送信するジョブ情報送信部と、
前記画像形成装置からの要求に応じて画像形成ジョブをその画像形成装置に送信するジョブ送信部と、
前記ジョブ送信部が画像形成ジョブを送信した前記画像形成装置に実行権限を付与するジョブ管理部と、を備え、
前記各画像形成装置は、
ユーザを認証するユーザ認証部と、
前記サーバ装置に対して、前記ユーザ認証部が認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの情報を要求するジョブ送信要求部と、
前記ジョブ送信要求部による要求に応じて前記サーバ装置から送信された情報に基づいて、画像形成ジョブを前記認証したユーザに提示するジョブ提示部と、
前記認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブのうち、送信元が前記認証したユーザと異なる画像形成ジョブを、他の画像形成ジョブよりも優先して前記認証したユーザに提示するように、前記ジョブ送信要求部及び前記ジョブ提示部を制御する提示制御部と、を備え、
前記画像形成装置の少なくとも1つは、
前記ユーザ認証部が認証したユーザから、前記ジョブ提示部が提示した画像形成ジョブの実行指示を受け付ける操作受付部と、
前記操作受付部が実行指示を受け付けた画像形成ジョブを前記サーバ装置から取得して実行するジョブ実行部と、を備え、
前記ジョブ提示部は、前記認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの中に、送信元が前記認証したユーザと異なる画像形成ジョブがあった場合に、前記サーバ装置から当該画像形成ジョブを取得して実行することにより、当該画像形成ジョブを前記認証したユーザに提示し、
前記サーバ装置は、
前記ジョブ登録部に登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する文字認識部と、
前記画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、前記文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するように前記ジョブ管理部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする画像形成システム。 - 前記制御部は、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けすることにより実行権限を付与した画像形成ジョブよりも、画像の1ページ目の文字認識によるテキストに含まれる受取人ユーザ名に実行権限を付与した際の画像形成ジョブを優先して、前記認証したユーザに提示するように、前記ジョブ提示部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、
送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報を登録した配信先テーブルを備え、
前記配信先テーブルに関連付けられた情報が登録されてない場合に、ファクシミリ通信により受信した画像の1ページ目を文字認識して得られたテキスト内に、当該画像形成システムのユーザとして登録されたユーザ名が見つかった場合に、当該ユーザに実行権限を付与し、前記ジョブ管理部により実行権限を付与した画像形成ジョブよりも優先度を下げ、送信元が前記認証したユーザと一致する画像形成ジョブよりも優先して前記認証したユーザに提示するように、前記ジョブ送信要求部及び前記ジョブ提示部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。 - 前記制御部は、ユーザ毎に、
(1)送信元が認証ユーザと一致する画像形成ジョブ、
(2)1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストはないが、対象ユーザのみに送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報により実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(3)1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストはないが、対象ユーザを含めた複数ユーザに送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報により実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(4)1ページ目又は全頁の画像にユーザ名と一致するテキストはないが、送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報による実行権限が付与されが、1ページ目(または全頁)の画像に他のユーザ名と一致するテキストが含まれており、他のユーザにも実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(5)送信元情報と受取人ユーザとを関連付けた登録情報と一致し、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることにより実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(6)関連付けた登録情報による一致はないが、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることにより実行権限が付与された画像形成ジョブ、
(7)登録情報による一致はないが、1ページ目の画像にユーザ名と一致するテキストが含まれていることによりユーザの実行権限が付与されたが、同時に他のユーザにも実行権限が付与されている画像形成ジョブ、
のうち認証時の表示優先度の1つ以上を任意に選択するように制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成システム。 - 前記制御部は、前記文字認識部による文字認識の対象ページを画像全体とし、文字認識により得られたすべてのテキストデータの中からユーザ名の有無を検索するように制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成システム。
- 前記ジョブ管理部は、前記ジョブ送信部が送信した画像形成ジョブが前記画像形成装置において実行された場合に、該画像形成ジョブの実行指示を行ったユーザの、該実行された画像形成ジョブの実行権限を削除し、この削除により該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザがいなくなる場合に、該画像形成ジョブの登録を削除し、
前記制御部は、前記ジョブ提示部による前記自動的な画像形成ジョブの取得により該画像形成ジョブが実行された場合に、当該実行に応じた該画像形成ジョブの削除を行わないように前記ジョブ管理部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。 - サーバ装置と、複数の画像形成装置と、を備える画像形成システムによる画像形成方法であって、
前記サーバ装置は、
前記画像形成装置に実行させる画像形成ジョブを、当該画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付けて登録するジョブ登録ステップと、
前記画像形成装置からの要求に応じて、前記ジョブ登録ステップに登録されている画像形成ジョブの情報を、要求元の画像形成装置に送信するジョブ情報送信ステップと、
前記画像形成装置からの要求に応じて画像形成ジョブをその画像形成装置に送信するジョブ送信ステップと、
前記ジョブ送信ステップが画像形成ジョブを送信した前記画像形成装置に実行権限を付与するジョブ管理ステップと、を含み、
前記各画像形成装置は、
ユーザを認証するユーザ認証ステップと、
前記サーバ装置に対して、前記ユーザ認証ステップが認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの情報を要求するジョブ送信要求ステップと、
前記ジョブ送信要求ステップによる要求に応じて前記サーバ装置から送信された情報に基づいて、画像形成ジョブを前記認証したユーザに提示するジョブ提示ステップと、
前記認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブのうち、送信元が前記認証したユーザと異なる画像形成ジョブを、他の画像形成ジョブよりも優先して前記認証したユーザに提示するように、前記ジョブ送信要求ステップ及び前記ジョブ提示ステップを制御する提示制御ステップと、を含み、
前記画像形成装置の少なくとも1つは、
前記ユーザ認証ステップが認証したユーザから、前記ジョブ提示ステップが提示した画像形成ジョブの実行指示を受け付ける操作受付ステップと、
前記操作受付ステップが実行指示を受け付けた画像形成ジョブを前記サーバ装置から取得して実行するジョブ実行ステップと、を含み、
前記ジョブ提示ステップは、前記認証したユーザが実行権限を有する画像形成ジョブの中に、送信元が前記認証したユーザと異なる画像形成ジョブがあった場合に、前記サーバ装置から当該画像形成ジョブを取得して実行することにより、当該画像形成ジョブを前記認証したユーザに提示し、
前記サーバ装置は、
前記ジョブ登録ステップに登録された画像形成ジョブのうち、ファクシミリ通信により送信元から受信した画像が含まれる場合に、当該画像の特定のページを文字認識してテキスト化する文字認識ステップと、
前記画像形成ジョブの実行権限を有するユーザと送信元情報とを関連付け、前記文字認識して得られたテキストの中に受取人ユーザ名が含まれる場合に、当該受取人ユーザに実行権限を付与するように前記ジョブ管理ステップを制御する制御ステップと、を含むことを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
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JP2021149072A JP2023042020A (ja) | 2021-09-14 | 2021-09-14 | 画像形成システム、及び画像形成方法 |
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Family Applications (1)
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