JP2023038550A - 訪問者身元確認装置、訪問者身元確認型インターフォンシステム装置、訪問者身元確認方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

訪問者身元確認装置、訪問者身元確認型インターフォンシステム装置、訪問者身元確認方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 訪問者の身元確認を可能にし、訪問者の身元の正当性を担保可能な訪問者身元確認装置を提供する。【解決手段】 本発明の訪問者身元確認装置10において、照合対象情報取得部11は、インターフォン装置の子機から訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、マスター情報抽出部12は、登録者に関するマスター情報を抽出し、前記照合対象情報及び前記マスター情報は、生体情報を含み、身元確認部13は、前記照合対象情報と前記マスター情報とを照合することで前記訪問者の身元確認を行い、出力部14は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び親機の少なくとも一方に出力する。【選択図】 図1

Description

本発明は、訪問者身元確認装置、訪問者身元確認型インターフォンシステム装置、訪問者身元確認方法、プログラム及び記録媒体に関する。
特許文献1には、来客の画像を録画する集合住宅用インターフォンシステムが記載されている。
特開2004-120521号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、訪問者(来客)の身元が確認できないという問題がある。また、訪問された者は、訪問者が身分証を提示したとしても、その身分証が正規な物であるか確認できないという問題がある。
そこで、本発明は、訪問者の身元確認を可能にし、訪問者の身元の正当性を担保可能な訪問者身元確認装置、訪問者身元確認型インターフォンシステム装置、訪問者身元確認方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の訪問者身元確認装置は、
照合対象情報取得部、マスター情報抽出部、身元確認部、及び出力部を含み、
前記照合対象情報取得部は、インターフォン装置の子機から訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
前記マスター情報抽出部は、登録者に関するマスター情報を抽出し、
前記照合対象情報及び前記マスター情報は、生体情報を含み、
前記身元確認部は、前記照合対象情報と前記マスター情報とを照合することで前記訪問者の身元確認を行い、
前記出力部は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び親機の少なくとも一方に出力する、装置である。
本発明の訪問者身元確認型インターフォンシステム装置(単に、インターフォンシステム装置ともいう)は、
本発明の訪問者身元確認装置と、インターフォン装置の親機及び子機と、を含み、
前記親機は、通知部を含み、
前記通知部は、前記子機との通信路が確立した場合に、前記子機から呼び出しされたことを通知し、
前記子機は、呼び出し部、検出部、及び出力部を含み、
前記呼び出し部は、前記親機を呼び出す処理を実行し、
前記検出部は、訪問者に関する照合対象情報を検出し、
前記出力部は、前記訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記照合対象情報を出力し、
前記照合対象情報は、前記訪問者の生体情報を含み、
前記訪問者身元確認装置において、
前記照合対象情報取得部は、前記子機が出力した前記リクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
前記出力部は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、装置である。
本発明の第1の訪問者身元確認方法は、
照合対象情報取得工程、マスター情報抽出工程、身元確認工程、及び出力工程を含み、
前記照合対象情報取得工程は、インターフォン装置の子機から訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
前記マスター情報抽出工程は、登録者に関するマスター情報を抽出し、
前記照合対象情報及び前記マスター情報は、生体情報を含み、
前記身元確認工程は、前記照合対象情報と前記マスター情報とを照合することで前記訪問者の身元確認を行い、
前記出力工程は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び親機の少なくとも一方に出力する、方法である。
本発明の第2の訪問者身元確認方法は、
本発明の訪問者身元確認方法と、インターフォン装置の親機における親機側情報処理方法及び子機における子機側情報処理方法と、を含み、
前記親機側情報処理方法は、通知工程を含み、
前記通知工程は、前記子機との通信路が確立した場合に、前記子機から呼び出しされたことを通知し、
前記子機側情報処理方法は、呼び出し工程、検出工程、及び出力工程を含み、
前記呼び出し工程は、前記親機を呼び出す処理を実行し、
前記検出工程は、訪問者に関する照合対象情報を検出し、
前記出力工程は、前記訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記照合対象情報を出力し、
前記照合対象情報は、前記訪問者の生体情報を含み、
前記訪問者身元確認方法において、
前記照合対象情報取得工程は、前記子機側情報処理方法により出力された前記リクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
前記出力工程は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、方法である。
本発明によれば、訪問者の身元確認を可能にし、訪問者の身元の正当性を担保可能である。
図1は、実施形態1の訪問者身元確認装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態1の訪問者身元確認装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態1の訪問者身元確認装置における処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態2の訪問者身元確認型インターフォンシステム装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、実施形態2のインターフォン装置の親機と子機の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、実施形態2のインターフォン装置の親機のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 図7は、実施形態2のインターフォン装置の子機のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 図8は、実施形態2のインターフォン装置の親機における処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態2のインターフォン装置の子機における処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の訪問者身元確認装置において、例えば、
前記身元確認部は、前記身元確認の結果に応じて、前記子機と前記親機との通信路の接続を制御する、という態様であってもよい。
本発明の訪問者身元確認装置において、例えば、
前記照合対象情報取得部は、前記子機と前記親機との通信路が確立された後に、前記リクエストを取得し、
前記出力部は、前記レスポンスを前記子機に出力する、という態様であってもよい。
本発明の訪問者身元確認装置において、例えば、
前記照合対象情報取得部は、さらに、訪問先情報を取得し、
前記出力部は、前記身元確認の結果を前記訪問先情報に対応する前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、という態様であってもよい。
本発明の訪問者身元確認装置において、例えば、
前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者又は前記登録者の属性情報を含み、
前記マスター情報抽出部は、前記属性情報に基づいて、複数の前記マスター情報の中から対応する前記マスター情報を特定して抽出する、という態様であってもよい。
本発明の訪問者身元確認装置において、例えば、
前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者の属性情報を含み、
前記身元確認部は、前記照合対象情報の生体情報と前記マスター情報の前記生体情報との照合、及び前記照合対象情報の前記属性情報と前記マスター情報の前記属性情報との照合を実行する、という態様であってもよい。
本発明の訪問者身元確認装置において、例えば、
前記訪問者の身元確認に失敗した場合、
前記出力部は、前記照合対象情報を記憶装置に出力する、という態様であってもよい。
本発明の訪問者身元確認装置は、例えば、
さらに、通報部を含み、
前記身元確認部において、一定期間内に、同一の前記照合対象情報に対する前記身元確認に少なくとも2回以上失敗した場合、
前記通報部は、前記訪問者の存在を予め設定した連絡先に通報する、という態様であってもよい。
本発明の第1の訪問者身元確認方法において、例えば、
前記身元確認工程は、前記身元確認の結果に応じて、前記子機と前記親機との通信路の接続を制御する、という態様であってもよい。
本発明の第1の訪問者身元確認方法において、例えば、
前記照合対象情報取得工程は、前記子機と前記親機との通信路が確立された後に、前記リクエストを取得し、
前記出力工程は、前記レスポンスを前記子機に出力する、という態様であってもよい。
本発明の第1の訪問者身元確認方法において、例えば、
前記照合対象情報取得工程は、さらに、訪問先情報を取得し、
前記出力工程は、前記身元確認の結果を前記訪問先情報に対応する前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、という態様であってもよい。
本発明の第1の訪問者身元確認方法において、例えば、
前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者又は前記登録者の属性情報を含み、
前記マスター情報抽出工程は、前記属性情報に基づいて、複数の前記マスター情報の中から対応する前記マスター情報を特定して抽出する、という態様であってもよい。
本発明の第1の訪問者身元確認方法において、例えば、
前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者の属性情報を含み、
前記身元確認工程は、前記照合対象情報の生体情報と前記マスター情報の前記生体情報との照合、及び前記照合対象情報の前記属性情報と前記マスター情報の前記属性情報との照合を実行する、という態様であってもよい。
本発明の第1の訪問者身元確認方法において、例えば、
前記訪問者の身元確認に失敗した場合、
前記出力工程は、前記照合対象情報を記憶装置に出力する、という態様であってもよい。
本発明の第1の訪問者身元確認方法は、例えば、
さらに、通報工程を含み、
前記身元確認工程において、一定期間内に、同一の前記照合対象情報に対する前記身元確認に少なくとも2回以上失敗した場合、
前記通報工程は、前記訪問者の存在を予め設定した連絡先に通報する、という態様であってもよい。
本発明のプログラムは、本発明の方法の各工程を、手順として、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の記録媒体は、本発明のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
次に、本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
[実施形態1]
図1は、本実施形態の訪問者身元確認装置10の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本装置10は、照合対象情報取得部11、マスター情報抽出部12、身元確認部13、及び出力部14を含む。また、本装置10は、任意の構成として、さらに、通報部15等を含んでもよい。前記各部は、例えば、内部バスにより相互に接続されている。
本装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10は、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10は、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末、ウエアラブル端末等であってもよい。さらに、本装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
図2に、本装置10のハードウエア構成のブロック図を例示する。本装置10は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含んでもよい。なお、これらは例示であって、本装置10のハードウエア構成は、前記各部を実行可能であれば、これに限定されない。本装置10のハードウエア構成の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
中央処理装置101は、本装置10の全体の制御を担う。本装置10において、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、照合対象情報取得部11、マスター情報抽出部12、身元確認部13、出力部14、及び通報部15として機能する。
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、外部記憶装置(外部データベース等)、外部入力装置、外部出力装置(外部表示装置、外部プリンター等)等があげられる。本装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。
本装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10の各処理によって生じた情報、本装置10が各処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
本装置10は、例えば、さらに、入力装置105、及び出力装置106を含んでもよい。入力装置105は、例えば、デジタイザ(タッチパネル等)、キーボード、マウス等の文字や数字、位置情報を入力する入力装置;スキャナ、撮像装置(カメラ)等の画像を入力する入力装置;音声認識装置等の音を入力する入力装置;等が挙げられる。出力装置106は、例えば、表示装置(LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等)、プリンター、スピーカー等が挙げられる。
つぎに、本実施形態の訪問者身元確認方法の一例を、図3のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の訪問者身元確認方法は、例えば、図1の訪問者身元確認装置10を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の訪問者身元確認方法は、図1の訪問者身元確認装置10の使用には限定されない。また、図3においてかっこで示した工程は、任意の工程である。
以下において、前記照合対象情報取得工程は、例えば、照合対象情報取得部11により実行でき、前記マスター情報抽出工程は、例えば、マスター情報抽出部12により実行でき、前記身元確認工程は、例えば、身元確認部13により実行でき、前記出力工程は、例えば、出力部14により実行でき、前記通報工程は、例えば、通報部15により実行できる。
まず、照合対象情報取得部11により、インターフォン装置の子機から訪問者の身元確認に関するリクエストとして、前記訪問者に関する照合対象情報を取得する(S11a)。前記インターフォン装置は、特に制限されず、訪問者の呼び出しに応答するための親機と被訪問者(滞在者)を呼び出すための子機とを含み、前記親機と前記子機とが接続可能であればよい。前記リクエストは、例えば、前記子機と前記親機との通信路が確立された後に前記子機から出力されてもよいし、前記通信路が確立される前に前記子機から出力されてもよい。前記子機と前記親機との通信路は、例えば、前記訪問者が前記子機を操作して、呼び出しボタンを押したり、部屋番号を押したりした場合に確立される。一方で、後述の身元確認部13により、前記訪問者の身元が確認できた場合に、前記子機と前記親機との通信路が確立されてもよい。本装置10と前記子機及び/又は前記親機とは、予め前記通信回線網により接続されていてもよい。
前記照合対象情報は、前記訪問者の生体情報を含む。前記生体情報は、特に制限されず、例えば、顔画像、指紋、虹彩、骨格、声等の情報であり、これらのうち任意の2つ以上の情報を前記生体情報としてもよい。前記照合対象情報は、例えば、前記子機が検出して、前記子機から出力された情報である。照合対象情報取得部11は、例えば、前記照合対象情報を前記子機から直接的に取得してもよいし、データベースや他の装置(サーバ等)を介して間接的に取得してもよい。
次に、マスター情報抽出部12により、登録者に関するマスター情報を抽出する(S12)。マスター情報抽出部12は、例えば、前記照合対象情報を取得した場合に、前記マスター情報を抽出する。マスター情報抽出部12は、例えば、例えば、記憶装置104から前記マスター情報を抽出してもよいし、外部の記憶装置やデータベースから前記マスター情報を抽出してもよい。すなわち、前記マスター情報は、予め記憶装置104に記憶されてもよいし、外部の記憶装置やデータベースに記憶されてもよい。
前記マスター情報は、前記登録者の生体情報を含む。前記生体情報は、例えば、前述と同様である。なお、照合対象情報取得部11が取得する前記照合対象情報における前記生体情報と、マスター情報抽出部12が抽出する前記マスター情報における前記生体情報との種類(顔画像等)は、一致していてもよいし、一致していなくともよい。前記一致は、完全一致でもよいし、部分一致でもよい。前記生体情報の種類が一致しない場合は、例えば、後述の身元確認部13により前記訪問者が前記登録者ではないと判定される(身元確認失敗、認証失敗等ともいえる)。
次に、身元確認部13により、前記照合対象情報と前記マスター情報とを照合し、前記訪問者に対する身元確認を行う(S13)。具体的に、身元確認部13は、少なくとも前記照合対象情報の前記生体情報と前記マスター情報の前記生体情報とを照合する。そして、身元確認部13は、例えば、前記照合の結果、各生体情報が部分一致又は完全一致すれば、前記訪問者が前記登録者であると認証する(身元確認成功、認証成功ともいう)。一方で、身元確認部13は、例えば、前記照合の結果、各生体情報が少なくとも1つが不一致又は完全不一致であれば、身元確認失敗とする。また、身元確認部13は、例えば、前記照合対象情報が取得できなかった場合も、身元確認失敗としてもよい。身元確認部13は、例えば、前記身元確認失敗となった前記照合対象情報に対して、再度、前記照合を行ってもよい。そして、再度の照合の結果、各生体情報が部分一致又は完全一致すれば、身元確認成功としてもよい。
そして、出力部14により、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力し(S14)、終了する(END)。出力部14は、例えば、予め確立している本装置10と前記子機及び/又は前記親機との通信路を用いて、前記レスポンスを出力してもよい。また、前記リクエストが前記子機と前記親機との通信路が確立された後に前記子機から出力されたものであれば、出力部14は、例えば、前記レスポンスを前記子機のみに出力してもよい。前記子機に出力された前記レスポンスは、例えば、前記通信路を介して、前記親機に出力されてもよい。このように、既に確立されている前記通信路を用いて前記親機へ前記レスポンスを出力することで、本装置10における処理負担を抑制できる。一方で、例えば、前記リクエストが前記子機と前記親機との通信路が確立される前に前記子機から出力されたものであれば、出力部14は、前記レスポンスを前記子機及び前記親機の双方に出力してもよい。また、前記子機と前記親機との通信路の確立の有無にかかわらず、出力部14は、例えば、前記レスポンスを前記子機のみ又は前記親機のみに出力してもよい。出力部14は、例えば、出力装置106を用いて前記出力を行う。
身元確認部13は、例えば、前記身元確認の結果に応じて、前記子機と前記親機との通信路の接続を制御してもよい。具体的に、身元確認部13は、例えば、前記訪問者の身元が確認できた場合(身元確認成功の場合)に、前記子機と前記親機との通信路を確立させてもよい。一方で、身元確認部13は、例えば、前記訪問者の身元が確認できない場合(身元確認失敗の場合)に、前記子機と前記親機との通信路を確立させない又は既に確立している通信路を遮断してもよい。これにより、例えば、不審者の来訪時には、前記親機が応答しないように制御可能であり、滞在者の煩わしさや不安感を低減できる。
照合対象情報取得部11は、例えば、さらに、訪問先情報を取得してもよい(S11b)。前記工程(S11b)は、前記工程(S11a)と並行して実行されてもよいし、前記工程(S14)の前であればいつ実行されてもよい。前記訪問先情報は、前記子機に予め記憶されている情報であってもよいし、前記訪問者の操作により前記子機が取得可能な情報であってもよい。具体的には、例えば、前記子機の識別情報、前記子機に対応する親機の識別情報、前記子機に入力された部屋番号等の本装置10が前記訪問者の訪問先を特定可能な情報である。そして、前記訪問先情報を取得した場合、出力部14は、例えば、前記身元確認の結果を前記訪問先情報に対応する前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力してもよい。具体的に、例えば、前記子機の識別情報を取得した場合、出力部14は、前記識別情報を有する子機に前記身元確認の結果を出力する。このように、前記訪問先情報を取得することで、前記レスポンスの出力先を新たに特定することができる。
前記照合対象情報及び前記マスター情報は、さらに、前記訪問者又は前記登録者の属性情報を含んでもよい。前記訪問者の属性情報は、例えば、所属情報(会社ID(identifier)、社員ID等)、氏名、性別、年齢等がある。なお、前記照合対象情報及び前記マスター情報における前記属性情報の種類は、一致していてもよいし、一致していなくともよい。前記一致は、完全一致でもよいし、部分一致でもよい。前記訪問者の属性情報を取得した場合、マスター情報抽出部12は、例えば、前記属性情報に基づいて、複数の前記マスター情報の中から対応する前記マスター情報を特定して抽出してもよい。特定される前記マスター情報は、複数あってもよい。すなわち、マスター情報抽出部12は、前記マスター情報の絞り込みを行ってもよい。これにより、複数の前記マスター情報の中から該当する前記マスター情報を容易に検索できる。また、このように、前記照合に供する前記マスター情報のみを抽出できるため、前記照合の処理スピードを向上することができる。また、前記マスター情報を特定できなかった場合、身元確認部13は、例えば、身元確認失敗としてもよい。
また、前記訪問者の属性情報を含む場合、身元確認部13は、例えば、前記生体情報に基づく照合と、前記属性情報に基づく照合とを実行してもよい。前記照合の順番は、特に制限されない。身元確認部13は、例えば、少なくとも一方の照合に失敗すれば、身元確認失敗とする。このような多段階照合を行うことで、前記訪問者の身元確認の結果の正当性をより高めることができる。
身元確認部13において身元確認に失敗した場合、出力部14は、例えば、前記照合対象情報を記憶装置(例えば、記憶装置104、外部記憶装置、データベース等)に出力してもよい。出力部14は、例えば、日時情報と前記照合対象情報とを紐づけて出力してもよい。前記記憶装置では、出力部14により出力された前記照合対象情報が記憶される。一方で、身元確認部13において身元確認に成功した場合であっても、前記失敗した場合と同様に、前記照合対象情報が前記記憶装置に出力されてもよい。前記成功した場合及び前記失敗した場合の双方において前記出力が行われる場合は、例えば、前記身元確認の結果と前記照合対象情報とを紐づけて出力されてもよい。
本装置10は、例えば、さらに、通報部15を含んでもよい。通報部15は、例えば、身元確認部13において、一定期間内に、同一の前記照合対象情報に対する前記身元確認に少なくとも2回以上失敗した場合に、前記訪問者の存在を予め設定した連絡先に通報してもよい(S15)。前記連絡先は、特に制限されず、例えば、集合住宅の管理会社、警察、警備会社、等である。前記通報の手法は、例えば、前記照合対象情報を含む情報の送信であってもよいが、これに限定されない。また、通報部15は、例えば、前記2回以上失敗した場合に限らず、前記親機を介した前記訪問された者(滞在者等)の指示により、前記連絡先に通報してもよい。これらによれば、本装置10は、身元確認に複数回失敗した者を不審者として前記連絡先に通報すること、及び情報提供することが可能である。
本実施形態によれば、訪問者の生体情報を用いることで、身元確認を行い、訪問者の身元の正当性を担保可能である。また、本実施形態によれば、訪問者と訪問された者とが対面することなく、前記訪問者の身元確認を行えるため、仮に前記訪問者が不審者であったとしても前記訪問された者の安全を確保できる。さらに、本実施形態では、例えば、前記訪問者が所属する会社等からもアクセス可能な記憶装置に前記マスター情報が格納されることで、訪問される側にとって急な来訪であっても、訪問者の身元を確認可能である。
[実施形態2]
前記実施形態1の訪問者身元確認装置10を含むインターフォンシステム装置、及び前記実施形態1の訪問者身元確認方法を含む本実施形態の訪問者身元確認方法、について説明する。本実施形態では、前記待機者の訪問先として、集合住宅を例示するが、これに限定されない。前記訪問先は、例えば、集合住宅以外に、会社、一戸建て、等であってもよい。
図4は、前記実施形態1の訪問者身元確認装置10を含むインターフォンシステム装置100の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、本装置100は、前記実施形態1の訪問者身元確認装置10、インターフォン装置の親機20、及びインターフォン装置の子機30を含む。また、本装置100は、任意の構成として、さらに、データベース40、会社の端末50等を含んでもよい。本装置100において、訪問者身元確認装置10は、例えば、親機20及び/又は子機30と、会社の端末50と、前記通信回線網を介して接続可能であってもよい。親機20及び子機30は、複数あってもよい。
本実施形態の訪問者身元確認方法は、図3に示す訪問者身元確認方法と、後述の親機側情報処理方法(図8)と、後述の子機側情報処理方法(図9)とを含む。
本実施形態のインターフォンシステム装置100に関する具体的な説明は、後述する。
(インターフォン装置)
図5は、インターフォン装置の親機20と子機30の構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、親機20は、通知部21を含み、子機30は、呼び出し部31、検出部32、及び出力部33を含む。親機20は、例えば、任意の構成として、応答部22を含んでもよい。子機30は、例えば、任意の構成として、取得部34、通知部35を含んでもよい。親機20と子機30は、例えば、前記通信回線網を介して接続され、通信路を確立する。親機20及び子機30のその他の構成は、特に制限されず、公知のインターフォン装置の構成を援用可能である。このインターフォン装置は、訪問者身元確認装置10と併用される装置である。
親機20及び子機30は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、前記通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。前記各部は、例えば、内部バスにより相互に接続されている。また、親機20及び子機30は、前記通信回線網を介して、外部装置と接続可能である。また、親機20及び子機30は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末、ウエアラブル端末等であってもよい。
図6及び図7に、親機20及び子機30のハードウエア構成のブロック図を例示する。親機20及び子機30は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、及び通信デバイス107等を含んでもよい。なお、これらは例示であって、親機20及び子機30のハードウエア構成は、前記各部を実行可能であれば、これに限定されない。親機20及び子機30のハードウエア構成の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。親機20及び子機30のハードウエア構成の各部は、特に言及しない限り、前記実施形態1記載のハードウエア構成の説明を援用できる。
図6に示すように、親機20において、中央処理装置101は、通知部21、及び応答部22として機能する。図7に示すように、子機30において、中央処理装置101は、呼び出し部31、検出部32、出力部33、取得部34、及び通知部35として機能する。
つぎに、本実施形態の親機側情報処理方法の一例を、図8のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の親機側情報処理方法は、例えば、図5の親機20を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の親機側情報処理方法は、図5の親機20の使用には限定されない。また、図8においてかっこで示した工程は、任意の工程である。
以下において、前記通知工程は、例えば、通知部21により実行でき、前記応答工程は、応答部22により実行できる。
本実施形態の親機側情報処理方法は、通知部21により、子機30との通信路が確立した場合に、子機30から呼び出しされたことを通知し(S21)、終了する(END)。子機30との通信路が確立した場合とは、例えば、前述のように、子機30が操作された場合、訪問者身元確認装置10の身元確認部13により前記訪問者の身元が確認できた場合等である。前記通知の手法は、特に制限されず、音(親機20が発する音や子機30が得た前記訪問者の声等)や子機30が撮像した映像を伴うものであってもよい。通知部21は、例えば、前記呼び出しがされたことに加えて、訪問者身元確認装置10から出力される前記身元確認の結果を取得して、前記身元確認の結果を訪問された者(滞在者等)に通知してもよい。前記身元確認の結果の通知の手法は、特に制限されない。例えば、表示装置(出力装置106)に前記身元確認の結果が表示されることで通知されてもよいし、特定の音やランプの光等で通知されてもよい。
親機20が応答部22を含む場合、応答部22は、例えば、前記訪問された者(滞在者等)が前記呼び出しへの応答を可能にする(S22)。前記応答の手法は、特に制限されない。応答部22は、例えば、前記滞在者と前記待機者との通話を可能にすることで、前記応答を可能にする。
応答部22は、例えば、訪問者身元確認装置10から前記通知と併せて、前記身元確認の結果が失敗であることが出力された場合、前記呼び出しへ応じるか否かを前記訪問された者に確認してもよい。前記確認は、表示装置(出力装置106)に前記呼び出しへ応じるか否かを問うメッセージが表示されることで行われてもよいが、これに限定されない。そして、応答部22は、例えば、前記訪問された者の指示に従い、前記呼び出しに応じる又は前記呼び出しに応じない、のいずれか一方の対応をとる。
親機20は、例えば、前記訪問された者の指示に従い、訪問者身元確認装置10に対して、前記通報の指示を送信可能であってもよい。
つぎに、本実施形態の子機側情報処理方法の一例を、図9のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の子機側情報処理方法は、例えば、図5の子機30を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の子機側情報処理方法は、図5の子機30の使用には限定されない。また、図9においてかっこで示した工程は、任意の工程である。
以下において、前記呼び出し工程は、例えば、呼び出し部31により実行でき、前記検出工程は、検出部32により実行でき、前記出力工程は、例えば、出力部33により実行でき、前記取得工程は、例えば、取得部34により実行でき、前記通知工程は、例えば、通知部35により実行できる。
本実施形態の子機側情報処理方法は、まず、呼び出し部31により、親機20を呼び出す処理を実行する(S31)。前記処理は、特に制限されず、公知の技術を用いることができる。前記処理において、親機30との通信路が確立されてもよいし、前述のように確立されなくともよい。
次に、検出部32により、訪問者に関する照合対象情報を検出する(S32)。前記照合対象情報は、前述と同様である。前記検出は、例えば、撮像装置や各種センサ(入力装置105)を用いて行われてもよい。例えば、前記訪問者により子機30のボタンが押下された際に指紋を検出してもよい。
前記工程(S31)と前記(S32)の順番は、特に限定されず、並行して実行されてもよいし、前記工程(S32)が先に実行されてもよい。
そして、出力部33により、前記訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記照合対象情報を出力し(S33)、終了する(END)。前記リクエストは、例えば、呼び出し部31により親機20を呼び出す処理が実行されたときに出力されてもよい。前記リクエストは、例えば、訪問者身元確認装置10に出力される。出力部33は、例えば、入力装置105により入力された映像や音を親機20に出力してもよい。出力部33は、例えば、出力装置106を用いて前記出力を行う。
子機30が取得部34を含む場合、取得部34は、例えば、前記訪問者から前記訪問先情報を取得してもよい。取得部34は、例えば、前記訪問者により子機30のボタンが押下されることで前記訪問先情報(例えば、訪問先の部屋番号等)を取得可能である。そして、子機30は、前記訪問先情報に基づいて、親機20との通信路を確立させる。なお、親機20と子機30との通信路の確立は、前述のように、これに限定されるものではない。
親機20との通信路が確立した場合、及び/又は前記訪問された者が前記呼び出しに応じた場合に、呼び出し部31は、例えば、前記滞在者と前記待機者との通話を可能にしてもよい。これにより、前記訪問者と前記訪問された者とは、親機20と子機30とを介して、対話可能である。
子機30が取得部34及び通知部35を含む場合、取得部34は、例えば、前記工程(S33)の後に、訪問者身元確認装置10から出力される前記身元確認の結果を取得してもよい(S34)。そして、通知部35は、例えば、前記身元確認の結果を前記訪問者に通知してもよい(S35)。前記身元確認の結果の通知の手法は、特に制限されず、前述と同様である。通知部35は、例えば、前記身元確認の結果を親機20に通知してもよい。
(インターフォンシステム装置100)
図4を用いて、インターフォンシステム装置100及びインターフォンシステム装置100を用いた訪問者身元確認方法をより具体的に説明するが、これは例示であって、本発明はこれに限定されない。
予め、会社の端末50は、所属する社員の前記生体情報や前記属性情報をマスター情報としてデータベース40に登録する(図4の(1))。
訪問者Aは、訪問先のインターフォン装置の子機30に、前記訪問先情報及び前記属性情報を入力する(図4の(2))。その後、子機30の撮像装置108により、動画及び訪問者Aの顔画像を撮像する(図4の(2))。そして、前記通信回線網を介して、子機30から訪問者身元確認装置10(サーバ)へ訪問者Aの顔画像及び前記属性情報が前記身元確認のリクエストとして送信される(図4の(3))。一方で、前記訪問先情報の入力後、前記訪問先情報に基づいて、子機30と親機30との通信路が確立される。
訪問者身元確認装置10は、前記属性情報に基づいて、データベース40内から前記属性情報と一致する前記マスター情報の絞り込みを行う。そして、訪問者身元確認装置10は、前記マスター情報と、前記照合対象情報とを照合し、身元確認を行う(図4の(4))。訪問者身元確認装置10は、前記リクエストを送信した子機30に前記身元確認の結果を出力する(図4の(3))。
子機30は、前記身元確認の結果を取得し、且つ前記通信路を介して前記身元確認の結果及び撮像装置(入力装置105)が撮像している動画を親機20に通知する(図4の(5))。
親機20は、子機30から前記身元確認の結果及び前記動画を取得して、これらを滞在者Bに通知する(図4の(6))。滞在者Bは、前記身元確認の結果を確認して訪問者Aの呼び出しに応じるか判断する。滞在者Bは、例えば、必要に応じて(例えば、身元確認の結果が失敗であった場合等)、親機20を介して、訪問者身元確認装置10に対して前記通報の指示を出してもよい。そして、訪問者身元確認装置10は、前記連絡先に通報する。これにより、前記通報を受けた者(例えば、警備員C)が前記訪問先に出向する。
本実施形態のインターフォンシステム装置、及び訪問者身元確認方法によれば、前記実施形態1と同様に、訪問者の身元確認を可能にし、訪問者の身元の正当性を担保可能である。
[実施形態3]
本実施形態のプログラムは、本発明の方法の各工程を、手順として、コンピュータに実行させるためのプログラムである。本発明において、「手順」は、「処理」と読み替えてもよい。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク等が挙げられる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
<付記>
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
照合対象情報取得部、マスター情報抽出部、身元確認部、及び出力部を含み、
前記照合対象情報取得部は、インターフォン装置の子機から訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
前記マスター情報抽出部は、登録者に関するマスター情報を抽出し、
前記照合対象情報及び前記マスター情報は、生体情報を含み、
前記身元確認部は、前記照合対象情報と前記マスター情報とを照合することで前記訪問者の身元確認を行い、
前記出力部は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び親機の少なくとも一方に出力する、訪問者身元確認装置。
(付記2)
前記身元確認部は、前記身元確認の結果に応じて、前記子機と前記親機との通信路の接続を制御する、付記1記載の訪問者身元確認装置。
(付記3)
前記照合対象情報取得部は、前記子機と前記親機との通信路が確立された後に、前記リクエストを取得し、
前記出力部は、前記レスポンスを前記子機に出力する、付記1又は2記載の訪問者身元確認装置。
(付記4)
前記照合対象情報取得部は、さらに、訪問先情報を取得し、
前記出力部は、前記身元確認の結果を前記訪問先情報に対応する前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、付記1から3のいずれかに記載の訪問者身元確認装置。
(付記5)
前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者又は前記登録者の属性情報を含み、
前記マスター情報抽出部は、前記属性情報に基づいて、複数の前記マスター情報の中から対応する前記マスター情報を特定して抽出する、付記1から4のいずれかに記載の訪問者身元確認装置。
(付記6)
前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者の属性情報を含み、
前記身元確認部は、前記照合対象情報の生体情報と前記マスター情報の前記生体情報との照合、及び前記照合対象情報の前記属性情報と前記マスター情報の前記属性情報との照合を実行する、付記1から5のいずれかに記載の訪問者身元確認装置。
(付記7)
前記訪問者の身元確認に失敗した場合、
前記出力部は、前記照合対象情報を記憶装置に出力する、付記1から6のいずれかに記載の訪問者身元確認装置。
(付記8)
さらに、通報部を含み、
前記身元確認部において、一定期間内に、同一の前記照合対象情報に対する前記身元確認に少なくとも2回以上失敗した場合、
前記通報部は、前記訪問者の存在を予め設定した連絡先に通報する、付記1から7のいずれかに記載の訪問者身元確認装置。
(付記9)
付記1から8のいずれかに記載の訪問者身元確認装置と、インターフォン装置の親機及び子機と、を含み、
前記親機は、通知部を含み、
前記通知部は、前記子機との通信路が確立した場合に、前記子機から呼び出しされたことを通知し、
前記子機は、呼び出し部、検出部、及び出力部を含み、
前記呼び出し部は、前記親機を呼び出す処理を実行し、
前記検出部は、訪問者に関する照合対象情報を検出し、
前記出力部は、前記訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記照合対象情報を出力し、
前記照合対象情報は、前記訪問者の生体情報を含み、
前記訪問者身元確認装置において、
前記照合対象情報取得部は、前記子機が出力した前記リクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
前記出力部は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、訪問者身元確認型インターフォンシステム装置。
(付記10)
照合対象情報取得工程、マスター情報抽出工程、身元確認工程、及び出力工程を含み、
前記照合対象情報取得工程は、インターフォン装置の子機から訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
前記マスター情報抽出工程は、登録者に関するマスター情報を抽出し、
前記照合対象情報及び前記マスター情報は、生体情報を含み、
前記身元確認工程は、前記照合対象情報と前記マスター情報とを照合することで前記訪問者の身元確認を行い、
前記出力工程は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び親機の少なくとも一方に出力する、訪問者身元確認方法。
(付記11)
前記身元確認工程は、前記身元確認の結果に応じて、前記子機と前記親機との通信路の接続を制御する、付記10記載の訪問者身元確認方法。
(付記12)
前記照合対象情報取得工程は、前記子機と前記親機との通信路が確立された後に、前記リクエストを取得し、
前記出力工程は、前記レスポンスを前記子機に出力する、付記10又は11記載の訪問者身元確認方法。
(付記13)
前記照合対象情報取得工程は、さらに、訪問先情報を取得し、
前記出力工程は、前記身元確認の結果を前記訪問先情報に対応する前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、付記10から12のいずれかに記載の訪問者身元確認方法。
(付記14)
前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者又は前記登録者の属性情報を含み、
前記マスター情報抽出工程は、前記属性情報に基づいて、複数の前記マスター情報の中から対応する前記マスター情報を特定して抽出する、付記10から13のいずれかに記載の訪問者身元確認方法。
(付記15)
前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者の属性情報を含み、
前記身元確認工程は、前記照合対象情報の生体情報と前記マスター情報の前記生体情報との照合、及び前記照合対象情報の前記属性情報と前記マスター情報の前記属性情報との照合を実行する、付記10から14のいずれかに記載の訪問者身元確認方法。
(付記16)
前記訪問者の身元確認に失敗した場合、
前記出力工程は、前記照合対象情報を記憶装置に出力する、付記10から15のいずれかに記載の訪問者身元確認方法。
(付記17)
さらに、通報工程を含み、
前記身元確認工程において、一定期間内に、同一の前記照合対象情報に対する前記身元確認に少なくとも2回以上失敗した場合、
前記通報工程は、前記訪問者の存在を予め設定した連絡先に通報する、付記10から17のいずれかに記載の訪問者身元確認方法。
(付記18)
付記10から17のいずれかに記載の訪問者身元確認方法と、インターフォン装置の親機における親機側情報処理方法及び子機における子機側情報処理方法と、を含み、
前記親機側情報処理方法は、通知工程を含み、
前記通知工程は、前記子機との通信路が確立した場合に、前記子機から呼び出しされたことを通知し、
前記子機側情報処理方法は、呼び出し工程、検出工程、及び出力工程を含み、
前記呼び出し工程は、前記親機を呼び出す処理を実行し、
前記検出工程は、訪問者に関する照合対象情報を検出し、
前記出力工程は、前記訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記照合対象情報を出力し、
前記照合対象情報は、前記訪問者の生体情報を含み、
前記訪問者身元確認方法において、
前記照合対象情報取得工程は、前記子機側情報処理方法により出力された前記リクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
前記出力工程は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、訪問者身元確認方法。
(付記19)
コンピュータに、照合対象情報取得手順、マスター情報抽出手順、身元確認手順、及び出力手順を含む手順を実行させるためのプログラム;
前記照合対象情報取得手順は、インターフォン装置の子機から訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
前記マスター情報抽出手順は、登録者に関するマスター情報を抽出し、
前記照合対象情報及び前記マスター情報は、生体情報を含み、
前記身元確認手順は、前記照合対象情報と前記マスター情報とを照合することで前記訪問者の身元確認を行い、
前記出力手順は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び親機の少なくとも一方に出力する。
(付記20)
前記身元確認手順は、前記身元確認の結果に応じて、前記子機と前記親機との通信路の接続を制御する、付記19記載のプログラム。
(付記21)
前記照合対象情報取得手順は、前記子機と前記親機との通信路が確立された後に、前記リクエストを取得し、
前記出力手順は、前記レスポンスを前記子機に出力する、付記19又は20記載のプログラム。
(付記22)
前記照合対象情報取得手順は、さらに、訪問先情報を取得し、
前記出力手順は、前記身元確認の結果を前記訪問先情報に対応する前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、付記19から21のいずれかに記載のプログラム。
(付記23)
前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者又は前記登録者の属性情報を含み、
前記マスター情報抽出手順は、前記属性情報に基づいて、複数の前記マスター情報の中から対応する前記マスター情報を特定して抽出する、付記19から22のいずれかに記載のプログラム。
(付記24)
前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者の属性情報を含み、
前記身元確認手順は、前記照合対象情報の生体情報と前記マスター情報の前記生体情報との照合、及び前記照合対象情報の前記属性情報と前記マスター情報の前記属性情報との照合を実行する、付記19から23のいずれかに記載のプログラム。
(付記25)
前記訪問者の身元確認に失敗した場合、
前記出力手順は、前記照合対象情報を記憶装置に出力する、付記19から24のいずれかに記載のプログラム。
(付記26)
さらに、通報手順を含み、
前記身元確認手順において、一定期間内に、同一の前記照合対象情報に対する前記身元確認に少なくとも2回以上失敗した場合、
前記通報手順は、前記訪問者の存在を予め設定した連絡先に通報する、付記19から25のいずれかに記載のプログラム。
(付記27)
付記19から26のいずれかに記載の第1のプログラムにおける各手順と、インターフォン装置の親機における親機側プログラムの各手順及び子機における子機側プログラムの各手順と、を含むプログラム;
前記親機側プログラムは、通知手順を含み、
前記通知手順は、前記子機との通信路が確立した場合に、前記子機から呼び出しされたことを通知し、
前記子機側プログラムは、呼び出し手順、検出手順、及び出力手順を含み、
前記呼び出し手順は、前記親機を呼び出す処理を実行し、
前記検出手順は、訪問者に関する照合対象情報を検出し、
前記出力手順は、前記訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記照合対象情報を出力し、
前記照合対象情報は、前記訪問者の生体情報を含み、
前記第1のプログラムにおいて、
前記照合対象情報取得手順は、前記子機側情報処理方法により出力された前記リクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
前記出力手順は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する。
(付記28)
付記19から27のいずれかに記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、訪問者の身元確認を可能にし、訪問者の身元の正当性を担保することができる。このため、本発明は、例えば、訪問者の身元確認を必要とする分野において有用である。
10 訪問者身元確認装置
11 照合対象情報取得部
12 マスター情報抽出部
13 身元確認部
14 出力部
15 通報部
20 親機
21 通知部
22 応答部
30 子機
31 呼び出し部
32 検出部
33 出力部
34 取得部
35 通知部
40 データベース
50 会社の端末
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス

Claims (10)

  1. 照合対象情報取得部、マスター情報抽出部、身元確認部、及び出力部を含み、
    前記照合対象情報取得部は、インターフォン装置の子機から訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
    前記マスター情報抽出部は、登録者に関するマスター情報を抽出し、
    前記照合対象情報及び前記マスター情報は、生体情報を含み、
    前記身元確認部は、前記照合対象情報と前記マスター情報とを照合することで前記訪問者の身元確認を行い、
    前記出力部は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び親機の少なくとも一方に出力する、訪問者身元確認装置。
  2. 前記身元確認部は、前記身元確認の結果に応じて、前記子機と前記親機との通信路の接続を制御する、請求項1記載の訪問者身元確認装置。
  3. 前記照合対象情報取得部は、前記子機と前記親機との通信路が確立された後に、前記リクエストを取得し、
    前記出力部は、前記レスポンスを前記子機に出力する、請求項1又は2記載の訪問者身元確認装置。
  4. 前記照合対象情報取得部は、さらに、訪問先情報を取得し、
    前記出力部は、前記身元確認の結果を前記訪問先情報に対応する前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、請求項1から3のいずれか一項に記載の訪問者身元確認装置。
  5. 前記照合対象情報及びマスター情報は、さらに、前記訪問者又は前記登録者の属性情報を含み、
    前記マスター情報抽出部は、前記属性情報に基づいて、複数の前記マスター情報の中から対応する前記マスター情報を特定して抽出する、請求項1から4のいずれか一項に記載の訪問者身元確認装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の訪問者身元確認装置と、インターフォン装置の親機及び子機と、を含み、
    前記親機は、通知部を含み、
    前記通知部は、前記子機との通信路が確立した場合に、前記子機から呼び出しされたことを通知し、
    前記子機は、呼び出し部、検出部、及び出力部を含み、
    前記呼び出し部は、前記親機を呼び出す処理を実行し、
    前記検出部は、訪問者に関する照合対象情報を検出し、
    前記出力部は、前記訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記照合対象情報を出力し、
    前記照合対象情報は、前記訪問者の生体情報を含み、
    前記訪問者身元確認装置において、
    前記照合対象情報取得部は、前記子機が出力した前記リクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
    前記出力部は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、訪問者身元確認型インターフォンシステム装置。
  7. 照合対象情報取得工程、マスター情報抽出工程、身元確認工程、及び出力工程を含み、
    前記照合対象情報取得工程は、インターフォン装置の子機から訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
    前記マスター情報抽出工程は、登録者に関するマスター情報を抽出し、
    前記照合対象情報及び前記マスター情報は、生体情報を含み、
    前記身元確認工程は、前記照合対象情報と前記マスター情報とを照合することで前記訪問者の身元確認を行い、
    前記出力工程は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び親機の少なくとも一方に出力する、訪問者身元確認方法。
  8. 請求項7記載の訪問者身元確認方法と、インターフォン装置の親機における親機側情報処理方法及び子機における子機側情報処理方法と、を含み、
    前記親機側情報処理方法は、通知工程を含み、
    前記通知工程は、前記子機との通信路が確立した場合に、前記子機から呼び出しされたことを通知し、
    前記子機側情報処理方法は、呼び出し工程、検出工程、及び出力工程を含み、
    前記呼び出し工程は、前記親機を呼び出す処理を実行し、
    前記検出工程は、訪問者に関する照合対象情報を検出し、
    前記出力工程は、前記訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記照合対象情報を出力し、
    前記照合対象情報は、前記訪問者の生体情報を含み、
    前記訪問者身元確認方法において、
    前記照合対象情報取得工程は、前記子機側情報処理方法により出力された前記リクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
    前記出力工程は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する、訪問者身元確認方法。
  9. コンピュータに、照合対象情報取得手順、マスター情報抽出手順、身元確認手順、及び出力手順を含む手順を実行させるためのプログラム;
    前記照合対象情報取得手順は、インターフォン装置の子機から訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
    前記マスター情報抽出手順は、登録者に関するマスター情報を抽出し、
    前記照合対象情報及び前記マスター情報は、生体情報を含み、
    前記身元確認手順は、前記照合対象情報と前記マスター情報とを照合することで前記訪問者の身元確認を行い、
    前記出力手順は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び親機の少なくとも一方に出力する。
  10. 請求項9記載の第1のプログラムにおける各手順と、インターフォン装置の親機における親機側プログラムの各手順及び子機における子機側プログラムの各手順と、を含むプログラム;
    前記親機側プログラムは、通知手順を含み、
    前記通知手順は、前記子機との通信路が確立した場合に、前記子機から呼び出しされたことを通知し、
    前記子機側プログラムは、呼び出し手順、検出手順、及び出力手順を含み、
    前記呼び出し手順は、前記親機を呼び出す処理を実行し、
    前記検出手順は、訪問者に関する照合対象情報を検出し、
    前記出力手順は、前記訪問者の身元確認に関するリクエストとして前記照合対象情報を出力し、
    前記照合対象情報は、前記訪問者の生体情報を含み、
    前記第1のプログラムにおいて、
    前記照合対象情報取得手順は、前記子機側情報処理方法により出力された前記リクエストとして前記訪問者に関する照合対象情報を取得し、
    前記出力手順は、前記リクエストに対するレスポンスとして前記身元確認の結果を前記子機及び前記親機の少なくとも一方に出力する。
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