JP2023035951A - 可動要素付き収納装置 - Google Patents

Abstract

【課題】収納装置の娯楽的価値を高める為に、収納装置上に特徴の動きを生成する簡単な方法を提供する。【解決手段】一態様では、収納装置が提供され、外装面及び貫通開口部を含む容器を含む。収納装置は更に、少なくとも１つの可動顔特徴要素を含む。収納装置は更に、少なくとも１つの可動顔特徴要素の動きを駆動する為に、少なくとも１つの可動顔特徴要素に作動的に接続されたアクチュエータを含む。収納装置は更に、開口部に沿って延在するクロージャー構造と、第１のトラベラー位置と第２のトラベラー位置との間で動いてクロージャー構造を開閉する為にクロージャー構造に可動に取り付けられたトラベラーを含む。結合機構はトラベラーをアクチュエータに連結し、その結果、トラベラーの動きがアクチュエータの動きを駆動し、それによって少なくとも１つの可動顔特徴要素の動きを駆動する。【選択図】図１

Description

本開示は、一般に、収納装置に関するものである。特に、本開示は、少なくとも１つの変更可能な顔特徴構造を有する収納装置に関する。

バックパックや財布は、キャラクターの顔特徴を表す特徴を備えることが知られている。場合によっては、これらの特徴は可動である。しかし、収納装置の娯楽的価値を高める為に、収納装置上に特徴の動きを生成する簡単な方法を提供することが望まれる。

本開示の一態様によれば、物を携行する為の収納装置が提供される。前記収納装置は、物を収納する為の内部を規定する容器を含み、前記容器は、外装面と、前記内部にアクセスする為の貫通開口部を含む。前記収納装置は更に、前記収納装置の外側から見える少なくとも１つの顔特徴構造を含み、少なくとも１つの可動顔特徴要素を含む。前記収納装置は更に、前記少なくとも１つの可動顔特徴要素の動きを駆動する為に、前記少なくとも１つの可動顔特徴要素に作動的に接続された少なくとも１つのアクチュエータを含む。前記収納装置は更に、前記開口部に沿って延在するクロージャー構造と、第１のトラベラー位置と第２のトラベラー位置との間で動く為に前記クロージャー構造に可動に取り付けられるトラベラーを含む。前記第１のトラベラー位置へ向かう前記トラベラーの動きは、前記クロージャー構造を開いて前記開口部を開き、前記第２のトラベラー位置へ向かう前記トラベラーの動きは、前記クロージャー構造を閉じて前記開口部を閉じる。前記収納装置は更に、前記第１のトラベラー位置と前記第２の位置の一方から前記第１のトラベラー位置と前記第２の位置の他方への前記トラベラーの動きが、前記少なくとも１つのアクチュエータの動きを駆動し、それによって前記少なくとも１つの可動顔特徴要素の動きを駆動するように、前記トラベラーを前記アクチュエータに作動的に接続する結合機構を含む。

別の実施形態では、本開示は、物を携行する為の収納装置を対象とする。前記収納装置は、物の収納の為の内部を規定する容器を含む。前記容器は、外装面と、前記内部にアクセスする為の貫通開口部を含む。前記収納装置は、前記収納装置の外側から見える少なくとも１つの特徴構造を含む。前記少なくとも１つの特徴構造は、前記収納装置とは別のアニメートオブジェクトの特徴の表象を含む。前記少なくとも１つの特徴構造は、少なくとも１つの可動特徴要素を含む。前記収納装置は、前記少なくとも１つの可動特徴要素の動きを駆動する為に、前記少なくとも１つの可動特徴要素に作動的に接続された少なくとも１つのアクチュエータを含む。前記収納装置は、前記開口部に沿って延在するクロージャー構造と、第１のトラベラー位置と第２のトラベラー位置との間で動く為に前記クロージャー構造に可動に取り付けられるトラベラーを含む。前記第１のトラベラー位置へ向かう前記トラベラーの動きは、前記クロージャー構造を開いて前記開口部を開き、前記第２のトラベラー位置へ向かう前記トラベラーの動きは、前記クロージャー構造を閉じて前記開口部を閉じる。前記収納装置は、前記第１のトラベラー位置と前記第２の位置の一方から、前記第１のトラベラー位置と前記第２の位置の他方へのトラベラーの動きが、前記少なくとも１つのアクチュエータの動きを駆動し、それによって前記少なくとも１つの可動特徴要素の動きを駆動するように、前記トラベラーを前記アクチュエータに作動的に接続する結合機構を含む。

以下、実施形態を、添付の図を参照して、あくまでも例として説明する。

眼の瞳孔を表す可動顔特徴要素を伴う眼を表す一対の顔特徴構造と、クロージャー構造とトラベラーとを有する収納装置の容器の一実施形態の図である。 図１に示した収納装置の側面図であり、クロージャー構造を示す図である。 図１に示した収納装置の背面図であり、クロージャー構造のトラベラーを示す図である。 図１に示した収納装置の分解透視図である。 図１に示した収納装置の透視断面図であり、トラベラーが第１の位置と第２の位置との間にある状態で、可動顔特徴要素の動きを駆動する歯車にトラベラーを接続する結合機構を示す図である。 トラベラーが第１の位置にある、図１に示した収納装置の別の透視断面図である。 トラベラーが第２の位置にある、図１に示した収納装置の別の透視断面図である。 図１に示した収納装置の為の結合機構の一部を収容するハウジングを示す図である。 図１に示した収納装置の断面側面図である。 鹿を模して装飾された収納装置の一実施形態を示す図である。 兎を模して装飾された収納装置の一実施形態を示す図である。

図示の単純化及び明確化の為に、適切と見做される場合には、図面間で参照符号を繰り返して、対応する又は類似の要素を示すことがある。加えて、本明細書に記載される実施形態（複数可）の徹底した理解を提供する為に多数の特定の詳細が規定される。しかしながら、本明細書に記載される実施形態は、これらの特定の詳細なしに実施され得ることは、当業者には理解されよう。他の例では、周知の方法、手順、及び構成要素は、本明細書に記載される実施形態を不明瞭にしないようにする為に、詳細には記載されていない。典型的な実施形態を図面に示し、以下に説明するが、本開示の原理は、現在知られているか否かに係らず、任意の数の技術を使用して実施され得ることが最初に理解されるべきである。本開示は、図面に例示され、以下に説明される例示的な実施形態及び技法に一切限定されるべきではない。

本明細書全体を通して使用される様々な用語は、文脈が他に示す場合を除いて、以下のように読み解くことができる。全体を通して使用される「又は」は、「及び／又は」と書かれたかの如くに包括的であり、全体を通して使用される単数形の冠詞及び代名詞は、それらの複数形を含み、逆に複数形は単数形を含み、同様に、性別の代名詞は、その対応する代名詞を含むので、代名詞は、本書に記載されるものを単一の性別による使用、実施、性能等に制限するものとして理解すべきでなく、「典型的（ｅｘｅｍｐｌａｒｙ）」は「例示（ｉｌｌｕｓｔｒａｔｉｖｅ）」又は「例示的（ｅｘｅｍｐｌｉｆｙｉｎｇ）」として理解すべきであって、必ずしも他の実施の形態に対する「好ましい」ものと理解すべきではない。用語の更なる定義が本明細書に記載される場合があり、これらは、本明細書の読解から理解されるように、それらの用語の先行及び後続の実施例に適用され得る。又、用語「１つの（「ａ」又は「ａｎ」）」の使用は、明示的に別段の記載がない限り、又は「１つ」を意味しなければならないことが明白であると理解される場合を除き、全ての実施例において「少なくとも１つ」を示すと理解されることに留意されたい。

本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載されたシステム、装置、及び方法に対して修正、追加、又は省略を行うことができる。例えば、システム及び装置の構成要素は、統合されてもよいし、分離されてもよい。更に、本明細書に開示されるシステム及び装置の動作は、より多くの、より少ない、又は他の構成要素によって実行されてもよく、記載される方法は、より多くの、より少ない、又は他のステップを含んでもよい。更に、ステップは、任意の適切な順序で実行されてもよい。本書で使用される「各」は、集合の各構成要素又は集合の部分集合の各構成要素を指す。

本開示の一実施形態に係る収納装置は、一般に、ユーザ、例えば子供の私物を保持するように形成されている。本開示の一実施形態に係る収納装置は、私物を収納する為のものであり、動物又はペットのカリカチュアを模した外観を有する。収納装置は、好ましくは、少なくとも１つの顔の特徴（例えば、一対の眼、眉毛、口）を有する少なくとも頭部分を含む。この玩具は、アクチュエータ、トラベラー、及び結合機構を含む少なくとも１つの顔の特徴の可動部分の運動を駆動する為の運動駆動システムを含む。好ましい実施形態では、収納装置の主要構造を構成する容器は、カリカチュア動物の「頭部」として機能する。収納装置は、一般に、動物を模した外観を有し、眼、耳、口、鼻、尾、又は特定の動物に見られる他の適切な顔又は体の特徴を含み得る。

収納装置は、一般に、私物が収納される収納ポケットを有する容器で構成される。収納装置は又、容器の外縁の少なくとも一部付近に配置されると共に容器の外縁の少なくとも一部に沿って延在する開口部を含み、その開口部を通して容器の収納ポケットにアクセス可能である。

一実施形態において、容器は半剛性であり、変形可能又は軟質であるが、容器の比較的一貫した全体形状を維持するように十分に頑丈である材料で形成されている。好ましい実施形態では、容器は、一般に動物の「頭部」を構成する。

図１を参照すると、収納装置１００の一実施形態が提供されている。収納装置１００の容器１１０は、互いに平行又はほぼ平行である少なくとも一対の概ね対向する側面部１２０を含む。この実施形態では、一対の側面部１２０は夫々湾曲した上縁と、ボトムパネル１２２の外縁に夫々接合される底縁と、対向するサイドパネル１２４の外縁に接合された側縁とを有して略直方体構造を形成する。容器１１０の上部は、側面部１２０の各々の湾曲した上縁に接合され、それに沿って形成されたトップパネルを含む。

収納装置１００は、一対の側部面１２０の少なくとも一方に形成された少なくとも１つの顔特徴構造１５０を含む。少なくとも１つの顔特徴構造１５０は、収納装置１００が真似している動物の少なくとも１つの適切な顔特徴（眼、口、鼻、眉等）を模している。

顔特徴構造１５０の少なくとも一部は可動であり、顔特徴構造１５０の少なくとも一部の動きは、類似の顔特徴に基づくリアルな動きを模倣する。

容器１１０の開口部１３０は、内部ポーチ内に保持された私物を固定する為に閉鎖又は開放され得る。本実施形態では、容器１１０の開口部１３０は、トップパネルの少なくとも一部に沿って配置され、長手方向スリット形状を有している。別の実施形態では、開口部１３０は、トップパネルの長さを超えて延び、又、１つ又は両方のサイドパネル１２４の少なくとも一部に沿うように配置されてもよい。又、開口部１３０は、開口部１３０が開かれたときに一対の側面部１２０が実質的に分離されるように、トップパネル、両サイドパネル１２４及びボトムパネル１２２の一部に沿って延在していてもよい。

図２に提示された実施形態では、開口部１３０は、サイドパネル１２４の各々の上縁からトップパネルの長さに沿って延び、スリット形状を有している。クロージャー構造２１０は、開口部１３０を取り囲み、開口部１３０の長さに沿って延在するように、開口部１３０の縁に取り付けられている。クロージャー構造２１０は、一対のクロージャー固定要素も含む。クロージャー構造２１０のクロージャー固定要素は、対応する一対の列状のジッパー歯２１２である。クロージャー固定要素（列状のジッパー歯２１２）は、開口部１３０の各対向する側に沿って延在し、開口部１３０を開位置又は閉位置に固定する為に互いに固定及び分離されるように形成されている。

収納装置１００は更に、クロージャー構造２１０にスライド可能に取り付けられるトラベラー１４０を含む。トラベラー１４０は、開口部１３０が少なくとも部分的に開いている第１の位置と、開口部１３０が閉じている第２の位置との間でクロージャー構造２１０に沿ってスライドするように形成されている。

好ましい実施形態では、トラベラー１４０は、クロージャー構造２１０に沿ってスライドするにつれクロージャー構造２１０の一対のクロージャー固定要素と係合し、一対のクロージャー固定要素を分離又は接合し、それによって開口部１３０の少なくとも一部を開放又は閉鎖する。クロージャー構造２１０が一対のジッパー歯２１２である場合、トラベラー１４０は、シッパースライダーであってもよい。

図２に提示された実施形態では、トラベラー１４０は、対応する一対の列状のジッパー歯２１２の各々に接続されるジッパープルタブ２１８である。第１の位置と第２の位置との間でジッパープルタブ２１８をスライドさせると、ジッパー歯２１２の少なくとも一部の接合又は分離が駆動される。

図２の実施形態では、収納装置１００は、容器１１０の側部面１２０の少なくとも１つに取り付けられたハンドル２２０を含む。ハンドル２２０は、代替的に、一対の側面部１２０上の対応する位置に取り付けられた一対のハンドルを含んでもよい。図２に示す実施形態では、一対の側面部１２０の一方は顔特徴構造１５０を包含する一方、一対の側面部１２０の他方は、別の構造体に収納装置１００を固定する為のカラビナ２２２を含み、その別の構造体は、カラビナ２２２がラッチできる要素（即ち、バックパック又は子供のランドセルの紐）を有する。

別の一実施形態では、容器１１０の外装面（図１では面１２０、１２２、１２４及び１２６を含むように示されている）は、対向する一対の側面部によって全体が構成されている。本実施形態では、一対の側面部１２０は一致する形態を有し、各面の周方向外縁の少なくとも一部に沿って互いに接合されている。本実施形態では、一対の側面部１２０の各々は、好ましくは、円形の形態を有していてもよい。

容器１１０の外装面が一対の側面部１２０のみを含む同実施形態では、容器１１０の開口部１３０は、２つの側面部１２０の接合縁に沿って規定され、側面部１２０の夫々は、開口部１３０を含む部分を除いて、それらの円周方向の縁の長さに沿って接合される。

少なくとも１つの顔特徴構造１５０は、代替的に、１つ以上の顔特徴構造１５０と呼ばれてもよい。１つ以上の顔特徴構造１５０は、動物の１つ以上の適切な顔特徴（眼、口、鼻、眉等）を模して容器１１０上に成形され配置される。少なくとも１つの顔特徴構造１５０は、顔特徴の変化を模倣するように可動である少なくとも１つの可動顔特徴要素１５４を含む。例えば、可動顔特徴要素は、眼中での眼球の回転、又は眉毛の上げ下げを模倣するように可動であり得る。

図１及び図３に示す実施形態では、１つ以上の顔特徴構造１５０は、第１の眼構造１５２ａ及び第２の眼構造１５２ｂを含む複数の眼構造１５２を含み、少なくとも１つの可動顔特徴要素は、第１の可動瞳孔部材１５４ａ及び第２の可動瞳孔部材１５４ｂを含んでいる。

第１の可動瞳孔部材１５４ａは、第１の可動瞳孔軸Ａｍｐ１の周りで枢動可能であることによって可動であってもよい。第２の可動瞳孔部材１５４ｂは、第２の可動瞳孔軸Ａｍｐ２の周りで枢動可能であることによって可動であってもよい。

第１の可動瞳孔部材１５４ａは、その上に第１の瞳孔１５５ａの表象を含む。第１の瞳孔１５５ａの表象は、第１の可動瞳孔部材軸Ａｍｐ１に対して偏心している。第２の可動瞳孔部材１５４ｂは、その上に第２の瞳孔１５５ｂの表象を含む。第２の瞳孔１５５ｂの表象は、第２の可動瞳孔部材軸Ａｍｐ２に対して偏心している。

第１及び第２の可動瞳孔部材１５４ａ、１５４ｂは、第１及び第２の可動瞳孔部材１５４ａ、１５４ｂが概して第１のトラベラー位置の方を向いている第１の瞳孔位置と、第１及び第２の可動瞳孔部材１５４ａ、１５４ｂが概して第２のトラベラー位置の方を向いている第２の瞳孔位置の間で可動である。言い換えると、第１の瞳孔位置では、第１の瞳孔１５５ａ及び第２の瞳孔１５５ｂの表象は第１のトラベラー位置の方を向き、第２の瞳孔位置では、第１の瞳孔１５５ａ及び第２の瞳孔１５５ｂの表象は第２のトラベラー位置の方を向いている。

収納装置１００は、少なくとも１つの可動顔特徴要素１５４の動きを駆動する為に、少なくとも１つの可動顔特徴要素１５４に作動的に接続された少なくとも１つのアクチュエータ４１０を含む。

本実施例では、少なくとも１つのアクチュエータ４１０は、第１のアクチュエータ４１０ａ及び第２のアクチュエータ４１０ｂを含み、両アクチュエータは、夫々可動顔特徴要素１５４ａ及び１５４ｂに接続されている。

図４Ａに提示された収納装置１００の一実施形態では、１つ以上の顔特徴構造１５０の可動部分の動きを駆動する為のアクチュエータ４１０の作動は、次に、クロージャー構造２１０に沿ったトラベラー１４０の動きによって駆動される。

１つ以上の顔特徴構造１５０は、一対の側面部１２０の外側の側面に取り付けられてもよく、従って、収納装置１００の外側から見えてもよい。一対の側面部１２０のうち１つの面は、１つ以上の顔特徴構造１５０によって覆われる穴を含んでもよく、その穴を通して少なくとも１つのアクチュエータ４１０の一部が容器１１０の内部から延びることができて１つ以上の顔特徴構造１５０と接続する。

図４Ａ及び図４Ｂに提示した実施形態では、収納装置１００は更に、１つ以上の顔特徴構造１５０に関連するアクチュエータ４１０を接続する、オプションで少なくとも部分的に内部に配置された結合機構４３０を含む。

図４Ｂ及び図４Ｃを参照すると、一般に、第１のトラベラー位置と第２のトラベラー位置との間でのトラベラー１４０の動きが第１及び第２のアクチュエータ４１０ａ及び４１０ｂの動きを駆動し、それによって、第１の瞳孔位置（図４Ｂ）と第２の瞳孔位置（図４Ｃ）の間で第１及び第２の可動瞳孔部材１５４ａ及び１５４ｂの動きを駆動して、それによってトラベラー１４０が動く間にトラベラー１４０に追随した第１及び第２の瞳孔１５５ａ及び１５５ｂの表象の外観を提示するように、結合機構４３０はアクチュエータ４１０とトラベラー１４０を互いに接続する。

図示の特定の実施形態では、クロージャー構造２１０に沿った第１の位置（位置ＡＡ）及び第２の位置（位置ＢＢ）のうちの一方と第１の位置（位置ＡＡ）及び第２の位置（位置ＢＢ）のうちの他方との間でのトラベラー１４０のスライドにより、アクチュエータ４１０の動きを駆動し、それによって、少なくとも１つの可動顔特徴構造１５４の動きが駆動される。トラベラー１４０が移動する第１のトラベラー位置と第２のトラベラー位置（ＡＡ及びＢＢ）との距離４７６は、アクチュエータ４１０及び可動部分（瞳孔部材１５４）が移動する作動距離４７４に対応する。本実施形態では、作動距離４７４は、アクチュエータの第１の位置と第２の位置との間の半径方向距離である（位置ＣＣ及び位置ＤＤ）。

図４Ｂ及び図４Ｃに示した実施形態では、結合機構４３０は、第１の端部４４７でトラベラー１４０に接続され、第２の端部４４９でリンク枢軸Ａの周りで枢動する為に収納装置１００内の構造要素に枢着されている伸縮式リンク４４５を含み、図５に示す例では、伸縮式リンク４４５は更に以下で述べる内部支持パネル５１０の一部分に第２の端部４４９で枢着されている。

ドライバ歯車４５１は、伸縮式リンク４４５の枢動中にリンク枢軸Ａの周りで枢動するように、伸縮式リンク４４５に固定されている。

少なくとも１つのトランスファ歯車は、ドライバ歯車４５０と係合し、少なくとも１つのアクチュエータ４１０と作動的に接続されている。

伸縮式リンク４４５を設けることによって、トラベラー１４０の移動経路は、完全な円弧とは異なり得る。これにより、収納装置１００のクロージャー構造２１０を有する部分の形状を、完全な円弧以外の形状にすることが可能になる。図に示す実施形態では、収納装置１００のクロージャー構造を有する部分は、平坦化された円弧のような形状である。

図３、４及び５を参照すると、一実施形態において、アクチュエータ４１０及び結合機構４３０が容器１１０の収納ポケット内に配置されていることが提供される。本実施形態では、剛性外側支持パネル３１０が、一対の側面部１２０のうちの一方の内面に対して固定されている。本実施形態では、外側支持パネル３１０と、支持パネル３１０が固定されている一対の側面部１２０のうちの一方との両方が、１つ以上の可動顔特徴要素１５４を嵌め込む大きさの少なくとも１つの穴（本例では、一対の穴３３０、３３２が存在する）を含んでいる。

一実施形態において、図４Ａを参照すると、少なくとも１つの可動顔特徴要素１５４の少なくとも１つのアクチュエータ４１０は、第１の可動瞳孔部材１５４ａに固定され、第１の可動瞳孔軸Ａｍｐ１の周りで枢動可能な第１の最終歯車４３１ａを含み、更に、第２の可動瞳孔部材１５４ｂに固定され、第２の可動瞳孔軸Ａｍｐ２の周りで枢動可能な第２の最終歯車４３１ｂを含む。

結合機構４３０は、伸縮式リンク４４５を介してトラベラー１４０に作動的に接続された歯車機構４３２を含んでもよく、伸縮式リンクは、本実施例では、２つのサブリンクであるチャネルリンク４３６及び枢動リンク４４２を含む接続リンクの集合を含む。

チャネルリンク４３６は、その一端部に、トラベラー１４０の底部上のループに掛けられるように形成されたフック４３８を含み、それによってチャネルリンク４３６とトラベラー１４０を接続しつつ、トラベラー１４０に対するチャネルリンク４３６の３自由度の枢動をも許容している。チャネルリンク４３６は、その長さの一部に沿って延在するチャネル４４０も含む。

枢動リンク４４２は、スライド端４４４及び枢動端４４８を含む。スライド端４４４は、その上に形成された少なくとも２つの突起４４６を含み、少なくとも２つの突起４４６は、チャネルリンク４３６のチャネル４４０に受け入れられて枢動リンク４４２の長さに沿ったチャネルリンク４３６のスライドをサポートする為にチャネルリンク４３６のチャネル４４０に沿ってスライドする大きさである。枢動リンク４４２のスライド端４４４は、少なくとも２つの突起４４６の反対側に形成されたスライドタブ４６２を含む。枢動リンク４４２のスライドタブ４６２は、外側支持パネル３１０の弧状支持面４６４上に支持されるように形成されている。一実施形態において、弧状支持面４６４の形態は、容器１１０の上面パネルに支持されるクロージャー構造２１０の曲率半径にほぼ追従する。

枢動リンク４４２の枢動端４４８は、外側支持パネル３１０の内側表面４２０上の固定回転点で第１のシャフト６５６の周りに枢着された固定ドライバ歯車４５０を含む。

結合機構４３０の歯車機構４３２は、図示の特定の実施形態では、互いに共回転する第１のトランスファ歯車４５２及び第２のトランスファ歯車４５４を含み、これらは共に外側支持パネル３１０の内側表面４２０上のトランスファ歯車シャフト６５８に枢着されている。第１のトランスファ歯車４５２は、ドライバ歯車４５０と噛み合うように配置され、第２のトランスファ歯車４５４は、アクチュエータ４１０ａ及び４１０ｂの各ギアの間に延在してそれらと噛み合うように配置される。

本実施例における伸縮式リンク４４５は、チャネルリンク４３６と呼ばれてもよい第１のリンク４３６と、第１のリンクにスライド可能に連結され、枢動リンク４４２と呼ばれてもよい第２のリンク４４２とを含む。

トラベラー１４０の動きは、伸縮式リンク４４５の第１の端部４４７の動きを駆動し、その結果、リンク枢軸Ａを中心とする伸縮式リンク４４５の枢動を駆動し、それによってドライバ歯車４５０を駆動し、それによって複数のトランスファ歯車４５２及び４５４を介して少なくとも１つのアクチュエータ４１０を駆動し、それによって少なくとも１つの可動顔特徴要素１５４の動きを駆動する。具体的には図４Ｂ及び図４Ｃの例を参照すると、第１の位置（位置ＡＡ）と第２の位置（位置ＢＢ）との間のクロージャー構造２１０に沿ったトラベラー１４０の動きが、少なくとも１つのアクチュエータ４１０の対応する動きを生じさせる。トラベラー１４０のスライド運動は、トラベラー１４０からチャネルリンク４３６に、次いで枢動リンク４４２に伝達される。トラベラー１４０がクロージャー構造２１０に沿ってスライドされると、枢動リンク４４２のスライドタブ４６２は、トラベラー１４０のスライド運動が外側支持パネル３１０上のリンク枢軸Ａの周りで回転距離４７２を枢動する為に枢動リンク４４２に変換されるように、弧状の支持面４６４に沿ってスライドするように支持される。

枢動リンク４４２が枢動端４４８の固定点の周りで枢動すると、ドライバ歯車４５０は歯車機構４３２の第１及び第２のトランスファ歯車４５２、４５４の回転を駆動し、それにより、アクチュエータの第１及び第２の位置（位置ＣＣ及び位置ＤＤ）間の作動距離４７４に亘る眼のアクチュエータ４１０のギアの回転も同様に駆動する。第１の位置と第２の位置との間でのアクチュエータ４１０の回転は、眼上での眼球の回転を駆動する。

第１の位置から第２の位置へのトラベラー１４０のスライドが、一対の眼の構造の各々に対応するアクチュエータ４１０の作動を駆動し、それによって眼球の回転を駆動する実施形態では、一対の眼の各々の眼球は、それがクロージャー構造２１０に沿ってスライドするにつれたトラベラー１４０の位置に追随する一対の眼の各々の眼球の外観を模倣するように、第１の回転位置から第２の回転位置へ回転する。

図５にある実施形態では、容器１１０の内部は更に、外側支持パネル３１０のものと一致する形態を有する内側支持パネル５１０を含み、内側支持パネル５１０は、外側支持パネル３１０の弧状支持面４６４に対応する弧状頂面５１４を含む。内側支持パネル５１０は、外側支持パネル３１０に取り付けられ、内側及び外側支持パネル３１０は、１つ以上の顔特徴構造１５０の歯車機構４３２及びアクチュエータ４１０の為のハウジングを形成している。

本実施形態において、外側支持パネル３１０は、複数の接続突起４７０を含む。内側支持パネル５１０は、その上に取り付ける為に接続突起４７０を受け入れる大きさの複数の接続穴５１２を含む。内側支持パネル５１０は接続穴５１２も含み、それを介してドライバ歯車４５０が枢動リンク４４２の枢動端４４８に固定される。

前述したように、収納装置１００の一実施形態は、収納装置１００のメインフレームを構成し、カリカチュア動物の「頭部」として機能する容器１１０を含む。図７Ａ～７Ｂを参照すると、幾つかの異なる動物を模す為に装飾された収納装置１００の幾つかの実施形態が提供されている。動物に似た外観を付与する為の装飾品は、一般に、容器１１０の外部に形成される。外装面には、様々な布地が固定されてもよく、様々な質感や色彩を有していてもよい。又、外装面には、様々な付属品や部材が固定されてもよい。

図７Ａに示す実施例では、収納装置１００の外装面は、鹿を模して装飾され、角７０２、鼻、耳、及び色付き毛皮のリアルなパターンに合わせた多色の布地を含む。様々な布地が外装面に固定されてもよく、様々な質感と色を有していてもよい。図７Ｂに示す例では、収納装置１００の外装面は、兎を模して装飾され、長い耳８０２と、容器の外装面を覆う毛羽立った布地とを含む。

収納装置１００は、図に示すように、袋物の形態であってもよい。或いは、収納装置１００は、バックパック、ペンシルケース、又は他の適切なタイプの収納装置のような、他の任意のタイプの装置の形態であってもよい。

収納装置１００が第１の可動顔特徴要素１５４ａ及び第２の可動顔特徴要素１５４ｂを含むことが示されてきたが、別の実施形態では、収納装置１００が第１の可動顔特徴要素１５４ａを含み、第２の可動顔特徴要素１５４ｂは省略することが可能である。そのような別の実施形態、及び図に示す実施形態の両方において、少なくとも１つの顔特徴構造１５０は第１の眼構造１５２ａを含み、少なくとも１つの可動顔特徴要素１５４は第１の可動瞳孔部材１５４ａを含むと言うことができる。更に、少なくとも１つのアクチュエータ４１０は、第１の可動瞳孔部材１５４ａに作動的に接続された第１のアクチュエータ４１０ａを含むと言うことができる。更に、第１の可動瞳孔部材１５４ａは、第１の瞳孔１５５ａの表象が第１のトラベラー位置の方を向いている第１の瞳孔位置（図４Ｂ）と、第１の瞳孔１５５ａの表象が第２のトラベラー位置の方を向いている第２の瞳孔位置（図４Ｃ）との間で可動であると言うことができる。更に、第１のトラベラー位置と第２のトラベラー位置との間でのトラベラー１４０の動きが第１のアクチュエータ４１０ａの動きを駆動し、それによって第１の瞳孔位置と第２の瞳孔位置との間での第１の可動瞳孔部材１５４ａの動きを駆動し、トラベラー１４０が動く間にトラベラー１４０に追随する第１の瞳孔１５５ａの表象の外観を提示するように、結合機構４３０は第１のアクチュエータ４１０ａとトラベラー１４０を互いに接続すると言うことができる。

収納装置が少なくとも１つの可動顔特徴要素を含む少なくとも１つの顔特徴構造を含むことについて説明してきたが、少なくとも１つの顔特徴構造は、より広義には、アニメートオブジェクトの特徴の表象を含む少なくとも１つの特徴構造であってよいことが理解されよう。表象されるアニメートオブジェクトは、収納装置とは別のオブジェクトである。例えば、アニメートオブジェクトは、動物、ロボット、又はアナログ時計であるか（これらの前述のオブジェクトはすべてアニメートである為）、又は他の任意の適切なアニメートオブジェクトであってもよい。少なくとも１つの特徴構造は、より広義には、少なくとも１つの可動特徴要素を含むと言われてもよく、これは、アニメートオブジェクトの任意の可動特徴要素であり得る。例えば、可動特徴要素は、前述の動物の尾、前述のロボットの腕、又は前述のアナログの分針のように見えるように成形されてもよい。これらは、何らかの可動特徴要素及びアニメートオブジェクトの幾つかの例に過ぎない。

上述した実施形態は、本開示の例であることを意図しており、本明細書に添付の請求項によってのみ定義される本発明の範囲から逸脱することなく、当業者によって変更及び修正が施されてもよい。

１００ 収納装置
１１０ 容器
１２０ 側面部
１２２ ボトムパネル
１２４ サイドパネル
１３０ 開口部
１４０ トラベラー
１５０ 顔特徴構造
１５５ａ 第１の瞳孔
１５５ｂ 第２の瞳孔
２１０ クロージャー構造
２１２ ジッパー歯
２１８ ジッパープルタブ
２２０ ハンドル
２２２ カラビナ
３１０ 剛性支持パネル
３３０、３３２ 穴
４１０ アクチュエータ
４３０ 結合機構
４３１ａ 第１の最終歯車
４３１ｂ 第２の最終歯車
４３２ 歯車機構
４３６ チャネルリンク
４４０ チャネル
４４２ 枢動リンク
４４４ 突起
４４５ 伸縮式リンク
４４６ 突起
４４７ 第１の端部
４４８ 枢動端
４４９ 第２の端部
４５０ 固定ドライバ歯車
４５１ ドライバ歯車
４５２ 第１のトランスファ歯車
４５４ 第２のトランスファ歯車
４６２ スライドタブ
４６４ 支持面
４７０ 接続突起
５１０ 内側支持パネル
５１４ 頂面
６５６ 第１のシャフト
６５８ トランスファ歯車シャフト
Ａｍｐ１ 第１の可動瞳孔部材軸
Ａｍｐ２ 第２の可動瞳孔部材軸

Claims (15)

1. 物を携行する為の収納装置であって、
   物を収納する為の内部を規定する容器であって、外装面と、前記内部にアクセスする為の貫通開口部とを含む、容器と、
   前記収納装置の外側から見える少なくとも１つの顔特徴構造であって、少なくとも１つの可動顔特徴要素を含む、顔特徴構造と、
   前記少なくとも１つの可動顔特徴要素の動きを駆動する為に、前記少なくとも１つの可動顔特徴要素に作動的に接続された少なくとも１つのアクチュエータと、
   前記開口部に沿って延在するクロージャー構造と、
   第１のトラベラー位置と第２のトラベラー位置との間で動く為に前記クロージャー構造に可動に取り付けられるトラベラーであって、前記第１のトラベラー位置へ向かう前記トラベラーの動きは、前記クロージャー構造を開いて前記開口部を開き、前記第２のトラベラー位置へ向かう前記トラベラーの動きは、前記クロージャー構造を閉じて前記開口部を閉じる、トラベラーと、
   前記第１のトラベラー位置と前記第２の位置の一方から、前記第１のトラベラー位置と前記第２の位置の他方への前記トラベラーの動きが、前記少なくとも１つのアクチュエータの動きを駆動し、それによって前記少なくとも１つの可動顔特徴要素の動きを駆動するように、前記トラベラーを前記アクチュエータに作動的に接続する結合機構と、を備えた収納装置。
2. 前記クロージャー構造が、前記開口部の対向する側面部に沿って延在する一対の列状の対応するジッパー歯を含み、
   前記トラベラーが、前記対応する一対の列状のジッパー歯にスライド可能に嵌合し、前記ジッパー歯を連結及び分離する為のジッパースライダーである、請求項１に記載の収納装置。
3. 前記少なくとも１つの顔特徴構造は、第１の眼構造及び第２の眼構造を含み、前記少なくとも１つの可動顔特徴要素は、第１の可動瞳孔部材及び第２の可動瞳孔部材を含み、前記少なくとも１つのアクチュエータは、前記第１の可動瞳孔部材に作動的に接続された第１のアクチュエータと、前記第２の可動瞳孔部材に作動的に接続された第２のアクチュエータを含む、請求項１に記載の収納装置。
4. 前記第１の可動瞳孔部材は、その上に第１の瞳孔の表象を含み、前記第２の可動瞳孔部材は、その上に第２の瞳孔の表象を含み、
   前記第１及び第２の可動瞳孔部材が、前記第１及び第２の瞳孔の表象が前記第１のトラベラー位置の方を向く第１の瞳孔位置と、前記第１及び第２の瞳孔の表象が前記第２のトラベラー位置の方を向く第２の瞳孔位置との間で可動であり、
   前記第１のトラベラー位置と前記第２のトラベラー位置との間での前記トラベラーの動きが、前記第１及び第２のアクチュエータの動きを駆動し、それによって、前記第１及び第２の可動瞳孔部材の、前記第１の瞳孔位置と前記第２の瞳孔位置との間の動きを駆動して、前記トラベラーが動く間に前記トラベラーに追随する前記第１及び第２の瞳孔の表象の外観を提示するように、前記結合機構は前記第１及び第２のアクチュエータと前記トラベラーとを互いに接続する、請求項３に記載の収納装置。
5. 前記結合機構が、
   第１の端部でトラベラーに接続され、第２の端部で前記収納装置の構造要素に枢着された伸縮式リンクと、
   前記伸縮式リンクの枢動時に枢動するように前記伸縮式リンクに固定されたドライバ歯車と、
   前記ドライバ歯車と係合し、前記少なくとも１つのアクチュエータに作動的に接続された少なくとも１つのトランスファ歯車とを含み、
   前記トラベラーの動きは前記伸縮式リンクの前記第１の端部の動きを駆動して、それによって、前記伸縮式リンクの枢動を駆動し、それが前記ドライバ歯車を駆動し、それによって、前記少なくとも１つのトランスファ歯車を介して前記少なくとも１つのアクチュエータを駆動し、それによって、前記少なくとも１つの可動特徴要素の動きを駆動する、請求項１に記載の収納装置。
6. 前記少なくとも１つの顔特徴構造が第１の眼構造及び第２の眼構造を含み、前記少なくとも１つの可動顔特徴要素が第１の可動瞳孔部材及び第２の可動瞳孔部材を含み、前記少なくとも１つのアクチュエータが、前記第１の可動瞳孔部材に作動的に接続されている第１のアクチュエータと、前記第２の可動瞳孔部材に作動的に接続されている第２のアクチュエータを含み、
   前記第１の可動瞳孔部材は、第１の可動瞳孔部材軸の周りで枢動可能であり、前記第２の可動瞳孔部材は、第２の可動瞳孔部材軸の周りで枢動可能であり、前記少なくとも１つのアクチュエータは、前記第１の可動瞳孔部材に固定されて、前記第１の可動瞳孔軸の周りで回転可能な第１の最終歯車と、前記第２の可動瞳孔部材に固定されて、前記第２の可動瞳孔軸の周りで回転可能な第２の最終歯車とを含み、前記第１の可動瞳孔部材が、前記第１の可動瞳孔部材軸に対して偏心している第１の瞳孔の表象を含み、前記第２の可動瞳孔部材が、前記第２の可動瞳孔部材軸に対して偏心している第２の瞳孔の表象を含む、請求項５に記載の収納装置。
7. 前記少なくとも１つの顔特徴構造は、第１の眼構造を含み、前記少なくとも１つの可動顔特徴要素は、第１の可動瞳孔部材を含み、前記少なくとも１つのアクチュエータは、前記第１の可動瞳孔部材に作動的に接続されている第１のアクチュエータを含む、請求項１に記載の収納装置。
8. 前記第１の可動瞳孔部材が、その上に第１の瞳孔の表象を含み、
   前記第１の可動瞳孔部材が、前記第１の瞳孔の表象が前記第１のトラベラー位置の方を向く第１の瞳孔位置と、前記第１の瞳孔の表象が前記第２のトラベラー位置の方を向く第２の瞳孔位置との間で可動であり、
   前記第１のトラベラー位置と前記第２のトラベラー位置との間での前記トラベラーの動きが、前記第１のアクチュエータの動きを駆動し、それによって、前記第１の可動瞳孔部材の、前記第１の瞳孔位置と前記第２の瞳孔位置との間の動きを駆動して、前記トラベラーが動く間に前記トラベラーに追随する前記第１の瞳孔の表象の外観を提示するように、前記結合機構は前記第１のアクチュエータと前記トラベラーとを互いに接続する、請求項７に記載の収納装置。
9. 前記少なくとも１つの顔特徴構造は第１の眼構造を含み、前記少なくとも１つの可動顔特徴要素は第１の可動瞳孔部材を含み、前記少なくとも１つのアクチュエータは前記第１の可動瞳に作動的に接続された第１のアクチュエータを含み、
   前記第１の可動瞳孔部材は第１の可動瞳孔部材軸の周りで枢動可能であり、前記少なくとも１つのアクチュエータは前記第１の可動瞳孔部材に固定され前記第１の可動瞳孔部材軸の周りで回転可能な第１の最終歯車を含み、前記第１の可動瞳孔部材は、前記第１の可動瞳孔部材軸に対して偏心する第１の瞳孔の表象を含む、請求項５に記載の収納装置。
10. 物を携行する為の収納装置であって、
    物を収納する為の内部を規定する容器であって、外装面と、前記内部にアクセスする為の貫通開口部とを含む、容器と、
    前記収納装置の外側から見える少なくとも１つの特徴構造であって、前記収納装置とは別のアニメートオブジェクトの特徴の表象を含み、少なくとも１つの可動特徴要素を含む、少なくとも１つの特徴構造と、
    前記少なくとも１つの可動特徴要素の動きを駆動する為に、前記少なくとも１つの可動特徴要素に作動的に接続された少なくとも１つのアクチュエータと、
    前記開口部に沿って延在するクロージャー構造と、
    第１のトラベラー位置と第２のトラベラー位置との間で動く為に前記クロージャー構造に可動に取り付けられるトラベラーであって、前記第１のトラベラー位置へ向かう前記トラベラーの動きは、前記クロージャー構造を開いて前記開口部を開き、前記第２のトラベラー位置へ向かう前記トラベラーの動きは、前記クロージャー構造を閉じて前記開口部を閉じる、トラベラーと、
    前記第１のトラベラー位置と前記第２の位置の一方から、前記第１のトラベラー位置と前記第２の位置の他方への前記トラベラーの動きが、前記少なくとも１つのアクチュエータの動きを駆動し、それによって前記少なくとも１つの可動特徴要素の動きを駆動するように、前記トラベラーを前記アクチュエータに作動的に接続する結合機構と、を備えた収納装置。
11. 前記少なくとも１つの特徴構造は顔特徴構造であり、前記アニメートオブジェクトの前記特徴の前記表象は顔特徴の表象であり、前記少なくとも１つの可動特徴要素は前記顔特徴構造の少なくとも１つの可動顔特徴要素である、請求項１０に記載の収納装置。
12. 前記クロージャー構造が、開口部の対向する側面部に沿って延在する対応する一対の列状のジッパー歯を含み、
    前記トラベラーは、前記対応する一対の列状のジッパー歯にスライド可能に嵌合し、前記ジッパー歯を連結及び分離する為のジッパースライダーである、請求項１０に記載の収納装置。
13. 前記少なくとも１つの顔特徴構造は第１の眼構造及び第２の眼構造を含み、前記少なくとも１つの可動顔特徴要素は第１の可動瞳孔部材及び第２の可動瞳孔部材を含み、前記少なくとも１つのアクチュエータは、前記第１の可動瞳孔部材に作動的に接続されている第１のアクチュエータと、前記第２の可動瞳孔部材に作動的に接続されている第２のアクチュエータを含む、請求項１１の収納装置。
14. 前記第１の可動瞳孔部材は、その上に第１の瞳孔の表象を含み、前記第２の可動瞳孔部材は、その上に第２の瞳孔の表象を含み、
    前記第１及び第２の可動瞳孔部材が、前記第１及び第２の瞳孔の表象が前記第１のトラベラー位置の方を向く第１の瞳孔位置と、前記第１及び第２の瞳孔の表象が前記第２のトラベラー位置の方を向く第２の瞳孔位置との間で可動であり、
    前記第１のトラベラー位置と前記第２のトラベラー位置との間での前記トラベラーの動きが、前記第１及び第２のアクチュエータの動きを駆動し、それによって、前記第１及び第２の可動瞳孔部材の、前記第１の瞳孔位置と前記第２の瞳孔位置との間の動きを駆動して、前記トラベラーが動く間に前記トラベラーに追随する前記第１及び第２の瞳孔の表象の外観を提示するように、前記結合機構は前記第１及び第２のアクチュエータと前記トラベラーとを互いに接続する、請求項１３に記載の収納装置。
15. 前記結合機構が、
    第１の端部で前記トラベラーに接続され、第２の端部で前記収納装置の構造要素に枢着された伸縮式リンクと、
    前記伸縮式リンクの枢動時に枢動するように前記伸縮式リンクに固定されたドライバ歯車と、
    前記ドライバ歯車と係合し、前記少なくとも１つのアクチュエータに作動的に接続された少なくとも１つのトランスファ歯車とを含み、
    前記トラベラーの動きは前記伸縮式リンクの前記第１の端部の動きを駆動して、それによって、前記伸縮式リンクの枢動を駆動し、それが前記ドライバ歯車を駆動し、それによって、前記少なくとも１つのトランスファ歯車を介して前記少なくとも１つのアクチュエータを駆動し、それによって、前記少なくとも１つの可動特徴要素の動きを駆動する、請求項１０に記載の収納装置。
    
    

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