JP2023035876A - 超音波プローブ、走査アセンブリ、及び超音波撮像装置 - Google Patents

超音波プローブ、走査アセンブリ、及び超音波撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】超音波プローブは水平方向に移動するにつれて、高さの高い人体組織に対するほど大きい圧力を発生し、不快であり、撮像効果も下がる。【解決手段】超音波プローブが提供され、この超音波プローブは、超音波信号を送受するように構成された超音波トランスデューサと、天板及び側壁によって形成され包囲された空洞、並びに空洞の下に位置する開口を含む収納容器であって、超音波トランスデューサの頂部が開口を介して空洞に収容される、収納容器と、空洞に収容される弾性要素であって、超音波トランスデューサの頂部及び収納容器の天板に接続されて、超音波トランスデューサの部分が空洞の内部に引込んだり押し戻されたりすることを可能にするために超音波トランスデューサに弾性力を与えるように構成された弾性要素とを含んでいる。さらに、この超音波プローブを含む走査アセンブリ、及び該走査アセンブリを含む超音波撮像装置が提供される。【選択図】図1

Description

本出願は、医療撮像の分野に関し、具体的には、超音波プローブ、走査アセンブリ、及び超音波撮像装置に関する。
超音波撮像は、非破壊型の実時間撮像手段であって、多様な人体器官及び組織を走査するために用いられ得る。例の一つは、自動乳房超音波イメージング・システムであって、走査を受けている人の乳房に対して超音波撮像を行なうことができる。幾つかの例では、自動乳房超音波イメージング・システムは小型の走査アセンブリを含んでいる。超音波プローブと、超音波プローブを移動させるように駆動することが可能な駆動機構とが両者とも走査アセンブリに一体化されている。駆動機構の動作の下で、超音波プローブは、超音波走査のための何らかの平面(例えば水平方向の平面)内を自動的に移動することができる。
走査される人体組織(例えば乳房)の表面は平坦ではないので、超音波プローブは平面内を例えば水平方向に移動するにつれて、高さの高い人体組織に対するほど大きい圧力を発生し、このため走査を受けている人にとっては不快であり、人体組織に過度の圧迫を加えると撮像効果も下がる。しかしながら、小型の走査アセンブリでは、人体組織に対するプローブの圧力を調節するための追加装置を加えることは困難である。
上述の欠陥、短所、及び問題が本書で解決され、これらの問題及び解は、以下の記載の読解を通じて理解されよう。
本出願の幾つかの実施形態では超音波プローブが提供され、この超音波プローブは、超音波信号を送受するように構成された超音波トランスデューサと、天板及び側壁によって形成され包囲された空洞、並びに空洞の下に位置する開口を含む収納容器であって、超音波トランスデューサの頂部が開口を介して空洞に収容される、収納容器と、空洞に収容される弾性要素であって、超音波トランスデューサの頂部及び収納容器の天板に接続されて、超音波トランスデューサの部分が空洞の内部に引込んだり押し戻されたりすることを可能にするために超音波トランスデューサに弾性力を与えるように構成された弾性要素とを備えている。
本出願の幾つかの実施形態では、走査アセンブリがさらに提供され、この走査アセンブリは、底面開口を含むフレームと、フレームの内部に接続された超音波プローブであって、超音波信号を送受するように構成された超音波トランスデューサと、天板及び側壁によって形成され包囲された空洞、並びに空洞の下に位置する開口を含む収納容器であって、超音波トランスデューサの頂部が開口を介して空洞に収容される、収納容器と、空洞に収容される弾性要素であって、超音波トランスデューサの頂部及び収納容器の天板に接続されて、超音波トランスデューサの部分が空洞の内部に引込んだり押し戻されたりすることを可能にするために超音波トランスデューサに弾性力を与えるように構成された弾性要素とを含んでいる超音波プローブと、底面開口に着脱式で接続された薄膜アセンブリとを備えている。
本出願の他の幾つかの実施形態では、超音波撮像装置がさらに提供され、この超音波撮像装置は、上で記載されているような走査アセンブリを備えている。
上の簡単な記載は、詳細な説明においてさらに記載される幾つかの概念を単純化された形態で提起するために掲げられていることを理解されたい。上の簡単な記載は、請求される主題の主要な又は本質的な特徴を特定するためのものではない。主題の範囲は、詳細な説明の後の特許請求の範囲によって一意に画定される。さらに、請求される主題は、上記又は本開示の何れの部分に記載される何れの短所を解決する具現化形態にも限定されない。
本出願は、非限定的な実施形態の以下の記載を添付図面に関連させて読むことによりさらに十分に理解されよう。
本出願の幾つかの実施形態による超音波撮像装置の遠近図である。 本出願の幾つかの実施形態による超音波撮像装置の様々なシステム構成要素の概略ブロック図である。 本出願の幾つかの実施形態による収納容器を備えた超音波プローブの組立前の状態の遠近図である。 本出願の幾つかの実施形態による収納容器を備えた超音波プローブの組立後の状態の遠近図である。 本出願の幾つかの実施形態による収納容器を取り外した超音波プローブの模式図である。 本出願の幾つかの実施形態による超音波プローブの分解遠近図である。 本出願の幾つかの実施形態による走査アセンブリの遠近図である。 本出願の幾つかの実施形態による駆動装置と超音波プローブとの間の接続関係の模式図である。
以下、本出願の具体的な具現化形態について記載する。これらの具現化形態の具体的な記載において、簡潔にするために、本明細書は実際の具現化形態の全ての特徴を詳細に記載している訳ではないことに注意されたい。任意の具現化形態の実際の具現化過程では、どの工学的プロジェクト又は設計プロジェクトの過程とも同じく、開発者特有の目標を達成するために、また具現化形態毎に異なり得るシステム関連の制約事項及び業務関連の制約事項を満たすために、多様な具体的決定をしばしば下さねばならないことを理解されたい。また、かかる開発過程において払われる努力は複雑で時間が掛かるかもしれないが、本出願において開示されている内容に関わる当業者にとっては、本開示に開示されている技術的内容に基づく何らかの設計、製造、及び製品化は一般的な技術的手段であるに過ぎず、本開示の不十分な内容と解釈すべきでない。
他の定義を下されていない限り、特許請求の範囲及び説明に用いられている技術的用語又は科学用語は、本発明が関係する当業者によって通常理解されているものと同じである。本明細書及び特許請求の範囲に用いられている「第一」「第二」のような語及び同様の語は、如何なる序列、量、又は重要性を表わすものでもなく、異なる構成要素を識別するためのものである。また「一つ」という語又は単数不定冠詞、及び同様の語は、量の制限を示すのではなく、少なくとも一つの存在を示している。「含んでいる(include)」又は「備えている(comprise)」という語及び同様の語は、「含んでいる(include)」又は「備えている(comprise)」の語に先行する要素又は項目が、「含んでいる(include)」又は「備えている(comprise)」の後に列挙された要素又は項目及びこれらの均等要素を包含していることを意味し、他の要素又は項目を排除している訳ではない。「接続する」又は「接続されている」という語及び同様の語は、物理的接続にも機械的接続にも限定されず、また直接的な接続にも間接的な接続にも限定されない。
本出願の幾つかの実施形態は、人体の乳房の超音波という特定の状況で提示されるが、本出願は、外部から接触し得る人間又は動物のあらゆる身体部位(例えば腹部、脚、足、腕、又は首)の超音波走査に適用され得ることを理解されたい。
図1は、幾つかの実施形態による超音波撮像装置102の遠近図を示す。超音波撮像装置102の本体は、主装置、表示器110、自在アーム106、及び走査アセンブリ108であり得る。主装置は、本体フレーム104、超音波プロセッサ筐体105、及び超音波プロセッサ筐体105の内部の超音波プロセッサを含み得る。以下、各々の構成要素の具体的な構造について詳細に図示説明する。
本体フレーム104、超音波プロセッサを収容した超音波プロセッサ筐体105、ヒンジ継手114を含む移動自在で調節自在の支持アーム(例えば自在アーム)106、ボール・ソケット型コネクタ(例えば玉継手)112によって自在アーム106の第一の端部120に接続された走査アセンブリ108、及び本体フレーム104に接続された表示器110について述べる。表示器110は、自在アーム106が本体フレーム104に挿入される接合点において本体フレーム104に接続されている。表示器110は、自在アーム106ではなく本体フレーム104に直接接続されているので、表示器110は自在アーム106の重量及び自在アーム106の釣り合い機構に影響を及ぼさない。一例では、表示器110は、水平方向及び横方向に回転することができる(例えば本体フレーム104の中心軸の周りに回転可能)が、垂直には移動することができない。代替例では、表示器110は垂直にも移動可能であってよい。図1は、本体フレーム104に接続されている表示器110を示しているが、他の例では、表示器110は、超音波プロセッサ筐体105に接続されている等のように超音波撮像装置102の異なる構成要素に接続されていてもよいし、超音波撮像装置102から離隔して位置していてもよい。
一実施形態では、自在アーム106は、利用者の操作を容易にしつつ、圧迫/走査アセンブリ108が、(i)空間において不偏浮揚するように、又は(ii)乳房を圧迫するために軽量の正味下向き荷重(例えば1kgから2kg)を有するように、構成されている。代替的な実施形態では、自在アーム106は、患者の組織に対するスキャナの配置時に、走査アセンブリ108が空間において不偏浮揚するように構成される。次いで、走査アセンブリ108が配置された後に、乳房を圧迫すると共に画質を改善するために望まれる下向き荷重を加えるように、超音波撮像装置102の内部構成要素を調節することができる。一例では、下向き荷重(例えば下向きの力)は2kgから11kgにわたり得る。
上で記載されているように、自在アーム106はヒンジ継手114を含んでいる。ヒンジ継手114は、自在アーム106を第一のアーム部分と第二のアーム部分とに分割している。第一のアーム部分は走査アセンブリ108に接続されており、第二のアーム部分は本体フレーム104に接続されている。ヒンジ継手114は、第二のアーム部分が、第二のアーム部分及び本体フレーム104に対して回転することを可能にしている。例えば、ヒンジ継手114は、走査アセンブリ108が第二のアーム部分及び本体フレーム104に対して横断的に水平に平行移動することを可能にするが、垂直には移動させない。このような態様で、走査アセンブリ108は、本体フレーム104へ向かって又は本体フレーム104から遠ざかって回転することができる。但し、ヒンジ継手114は、自在アーム106全体(例えば第一のアーム部分及び第二のアーム部分)が全体として一緒に垂直に移動する(例えば本体フレーム104と共に上下に平行移動する)ことを可能にするように構成されている。
走査アセンブリ108は、乳房を圧迫するために少なくとも部分的に取り付けられる薄膜アセンブリ118を含むことができ、薄膜アセンブリ118は、実質的に張力で張った状態にある薄膜を有する。薄膜アセンブリ118は、乳房に接触する底面を有しており、底面が乳房に接触しているときに、トランスデューサが薄膜の上面を掃引して乳房を走査する。一例では、薄膜は張力で張った布シートである。
選択随意で、自在アームは、圧迫/走査アセンブリ108によって行なわれる位置及び方向感知を可能にするように電位差計(不図示)を含んでいてもよいし、他の形式の位置及び方向感知(ジャイロスコープ、磁気系、光学系、及び無線周波数(RF)等)を用いていてもよい。全機能型超音波エンジンが超音波プロセッサ筐体105の内部に設けられていてよく、この超音波エンジンは、超音波トランスデューサを駆動して、走査からの容積測定乳房超音波データを、関連する位置及び配向情報と共に生成するように構成されている。幾つかの例では、この容積測定走査データは、当技術分野で公知の多様なデータ伝送方法の任意のものを用いることにより、さらに処理されるように他のコンピュータ・システムへ伝送されてもよいし、容積測定走査データが超音波エンジンによって処理されてもよい。超音波エンジンと一体化された汎用コンピュータ/プロセッサが、一般的なユーザ・インタフェイス及びシステム制御のためにさらに設けられていてよい。汎用コンピュータは、自立型のスタンドアロン・ユニットであってもよいし、網を介して接続された遠隔ステーションによって遠隔で制御され、構成設定され、且つ/又は監視されてもよい。
図2は、超音波撮像装置102の様々なシステム構成要素を模式的に示すブロック図200であり、これらのシステム構成要素は、走査アセンブリ108、表示器110、及び走査プロセッサ210を含んでいる。一例では、走査プロセッサ210は、撮像装置102の超音波プロセッサ筐体105に含まれていてよい。図2の実施形態に示すように、走査アセンブリ108、表示器110、及び走査プロセッサ210は、互いに連絡する独立の構成要素であるが、幾つかの実施形態では、これらの構成要素の1又は複数が一体化されていてもよい(例えば表示器及び走査プロセッサが単一の構成要素に含まれていてもよい)。
先ず、走査アセンブリ108について述べると、走査アセンブリ108は、少なくとも超音波プローブ220及び駆動装置230を含んでいる。超音波プローブ220は、電気エネルギを超音波へ変換し、次いで反射した超音波を検出する圧電素子のような変換素子(トランスデューサ素子)から成るトランスデューサ・アレイを含んでいる。
走査アセンブリ108は、走査プロセッサ210と連絡して、生の走査データを画像プロセッサへ送ることができる。走査アセンブリ108は選択随意で、上で記載されているような走査アセンブリを再配置するように利用者に指示したり利用者から情報を受け取ったりする(利用者入力ユニット244を介して)ように、表示器110と連絡することができる。
次に走査プロセッサ210について述べると、走査プロセッサは、画像プロセッサ212、メモリ214、表示出力216、及び超音波エンジン218を含んでいる。超音波エンジン218は、超音波プローブ220のトランスデューサ素子の起動を駆動することができ、また幾つかの実施形態では、駆動装置230が起動され得る。さらに、超音波エンジン218は、走査アセンブリ108から生の画像データ(例えば超音波エコー)を受け取ることができる。生の画像データは、画像プロセッサ212及び/又は遠隔プロセッサ(例えば網を介して)へ送られて、組織標本の表示可能な画像を形成するように処理され得る。幾つかの実施形態では、画像プロセッサ212が超音波エンジン218に含まれていてもよいことを理解されたい。
情報は、超音波エンジン218及び/又は画像プロセッサ212から走査プロセッサ210の表示出力216を介して撮像装置102の利用者へ伝達され得る。一例では、走査装置の利用者は超音波技師、看護師、又は医師を含み得る。例えば、被走査組織の処理済み画像が表示出力216を介して表示器110へ送られ得る。もう一つの例では、走査のパラメータ(走査の進捗等)に関連する情報が表示出力216を介して表示器110へ送られ得る。表示器110は、画像又は他の情報を利用者に表示するように構成されたユーザ・インタフェイス242を含み得る。さらに、ユーザ・インタフェイス242は、利用者からの入力を受け取り(利用者入力244による等)、入力を走査プロセッサ210へ送るように構成され得る。一例では、利用者入力244は表示器110のタッチ・スクリーンであってよい。但し、マウス及びキーボード等のような他の形式の利用者入力機構も可能である。
走査プロセッサ210は、メモリ214をさらに含み得る。記憶装置214は、可動型装置及び/又は常置型装置を含むことができ、光学式メモリ、半導体メモリ、及び/又は磁気メモリを含み得る。記憶装置214は、揮発型、非揮発型、動的、静的、読み書き型、読み取り専用型、ランダム・アクセス型、逐次アクセス型、及び/又は付加的なメモリを含み得る。記憶装置214は、後述するような1又は複数の方法又はルーチンを実行するように制御器又はプロセッサ(制御器218又は画像プロセッサ212等)によって実行可能な非一過性の命令を記憶することができる。記憶装置214は、走査アセンブリ108から受け取った生の画像データ、画像プロセッサ212若しくは遠隔プロセッサから受け取った処理済みの画像データ、及び/又は付加的な情報を記憶することができる。
以下、本出願の幾つかの実施形態における超音波プローブの構造について詳細に説明する。図3及び図4について述べる。図3は、本出願の幾つかの実施形態による収納容器302を備えた超音波プローブ220の組立前の状態の遠近図を示す。図4は、本出願の幾つかの実施形態による収納容器302を備えた超音波プローブ220の組立後の状態の遠近図を示す。
図3及び図4に示すように、超音波プローブ220は超音波トランスデューサ301を含んでいる。超音波トランスデューサ301は、超音波信号を送受するように構成されている。また収納容器302が含まれている。収納容器302は、天板321及び側壁322によって形成され包囲された空洞323と、空洞の下に位置する開口324とを含んでいる。超音波トランスデューサ301の頂部311が、開口324を介して空洞323に収容される。超音波プローブ220は、空洞323に収容される弾性要素303をさらに含んでいる。弾性要素303は、超音波トランスデューサ301の頂部311及び収納容器302の天板321に接続される。弾性要素303は、超音波トランスデューサ301の部分が空洞の内部に引込んだり押し戻されたりすることを可能にするために超音波トランスデューサに弾性力を与えるように構成されている。
本出願において上で述べた超音波プローブ220の構成態様は、超音波プローブ220を引込式(retractable)にすることを可能にする。かかる構成態様では、超音波走査の過程で超音波プローブ220が盛り上がった体表面に移動すると、超音波プローブ220は、より大きい支持力を受けるため弾性要素303を圧縮して所定の距離だけ引込むことができる。このことは、走査を受けている人に加わる圧力を減少させ、緩衝として作用して、利用者体験を大幅に向上させる。また、走査工程を行なっているときに、弾性のある超音波プローブ220は、走査されている組織を大圧力の下で容易く変形させて走査の質に影響を及ぼすようなことがなくなる。さらに、より重要なこととして、特殊な自動超音波走査シナリオでは、超音波プローブ220が走査アセンブリに設置されて用いられる必要がある。超音波プローブが占め得る空間は極く限定されている。本出願では、印刷回路基板(PCB)606、ケーブル、及び他の構成要素のような超音波トランスデューサ301の電気接続要素を収容するように元々構成されている収納容器302が、超音波トランスデューサ301の頂部311の寸法を収容するように構成され、弾性要素303が、収納容器302の天板及び超音波トランスデューサ301の頂部311に構成される。超音波プローブ220は過度な付加的容積を必要とせずに上下方向に収縮することができ、収納容器302と超音波トランスデューサ301との間の接続も緊密である。
続けて図3について説明する。収納容器302の天板321及び弾性要素303は、任意の態様で接続され得る。例えば、天板321に貫通孔325を形成して、弾性要素303において貫通孔325に対応する位置にねじ穴326を形成することができる。このようにして、収納容器302と弾性要素303とをねじ(不図示)によって接続することができる。接続された弾性要素303は、収納容器302の空洞323の内部に完全に収容され得る。同様に、弾性要素303はまた、ねじによって超音波トランスデューサ301の頂部311にも接続され得る。以上に述べた接続態様は他の態様であり得ることは理解されようから、本書で改めて詳細に立ち入ることはしない。
下の図4を参照すると、超音波プローブ220が組立後の状態にあるときには全体構造は小型である。ここでは弾性要素303は収納容器302の内側に隠れていて見えない。表面を走査するときには、超音波トランスデューサ301は上方向の圧力を受ける。さらに、弾性要素303の存在のため、超音波トランスデューサ301は上方向に移動することができる。
弾性要素303の具体的な構築は様々であってよい。以下、弾性要素303の構造の詳細な例示的説明を掲げる。例示的説明として、従来技術に比較した本出願の弾性要素303の進化についてもさらに十分に図示説明することができる。
図5は、本出願の幾つかの実施形態による収納容器302を取り外した超音波プローブ220の模式図を示す。図5に示すように、弾性要素303は第一の基部401を含み得る。第一の基部401は、収納容器302の天板(図5では不図示)に接続される。弾性要素303はさらに、第二の基部402を含んでいる。第二の基部402は、超音波トランスデューサ301の頂部311に接続される。幾つかの例では、頂部311が第二の基部402の内側に筒状に嵌合(sleeve)されていてよい。弾性要素303は、ばね403をさらに含んでいる。ばね403は第一の基部401と第二の基部402との間に配設されて、第一の基部401と第二の基部402との弾性接続を達成している。
第一の基部401及び第二の基部402の構成態様を通して、弾性要素303と超音波トランスデューサ301と収納容器302との間に、より大きい接触面積が設けられ得る。このようにして、超音波トランスデューサ301が上下方向に伸縮するときに、超音波トランスデューサ301の移動経路をさらに安定化すると共に、走査されている表面の曲線にさらに馴染ませることができ、これにより撮像の品質を保証することができる。
ばね403は、第一の基部401と第二の基部402との間に反発力を提供するように構成されており、この反発力が最終的には超音波トランスデューサ301に作用することが理解されよう。従って、適当な剛性係数を有するばね403を選択することにより、超音波トランスデューサ301に適した反発力を決定して、利用者体験及び撮像が望ましいものになることを保証することができる。
幾つかの実施形態では、超音波トランスデューサ301に作用する外力が存在しないときに、第一の基部401と第二の基部402との間の間隔は、ばね403の元の長さよりも小さくなるように構成される。このようにして、ばね403は常に圧縮状態にある。外力が存在しない場合でも、ばねは、超音波トランスデューサ301の振動を回避するように、超音波トランスデューサ301に何らかの弾性力を提供することができる。
加えて、ばね403の量は自由に選択され得る。図4に示すように、ばねの量は二つであってよく、これらのばねが、第一の基部401の二つの端部に近接した各位置に対称に配設される。このようにして、ばね403は、超音波トランスデューサが上下方向での伸縮の過程で固着して撮影に影響を及ぼすことがないように、さらに一様な反発力を提供することができる。
本出願の幾つかの他の実施形態では、弾性要素303の構造はさらに最適化される。図6は、本出願の幾つかの実施形態による超音波プローブ220の分解遠近図を示す。
図6に示すように、弾性要素303は案内支柱601をさらに含み得る。案内支柱601は、第一の基部401と第二の基部402との間に配設される。ばね403は、案内支柱601の外周に筒状に嵌合される。
かかる構成態様では、伸縮の過程でのばね403の案内を達成して、これにより、ばねの歪み又は変位によって故障を招くことを回避することができる。案内支柱601は様々な態様で構成され得る。例えば、案内支柱は、上下方向に互いに対向して構成された棒様構造とスリーブ構造とを含み得る。図6に示すように、棒様構造及びスリーブ構造は、第一の基部401及び第二の基部402の二つの対向面にそれぞれ配設され、これらの構造の寸法は、案内を達成するように互いに合致するすなわちスリーブの内径が棒様構造の外径よりも僅かながら大きくなるように構成される。
超音波プローブ220は、走査アセンブリの駆動装置によって駆動されると水平方向に線形運動を行なうことができ、同様に、超音波プローブ220の超音波トランスデューサ301も水平方向に線形運動を行なう。線形運動を行なう超音波トランスデューサ301は、撮像されている組織(例えば乳房)に対して垂直方向に断層写真法走査を行なって、垂直方向での組織の多数の二次元断面超音波画像を得る。上述の線形運動のため、これらの二次元画像の撮像平面は互いに平行になるので、合成によって三次元超音波画像を得ることができる。
発明者等は、超音波トランスデューサ301が移動の方向に振動すると、断層写真法走査によって得られる二次元画像は最早平行ではなくなることを見出した。従って、合成によって得られる三次元超音波画像は不可避的に影響を受ける。特に、引込式超音波プローブは移動中に振動を受け易い。この観点で、発明者等は改良を施した。
続けて図6について述べる。選択随意で、弾性要素303は、滑りレール・アセンブリ602及び連結棒603をさらに含み得る。滑りレール・アセンブリ602は、案内レール621と、案内レールに摺動自在に接続された滑りブロック622とを含んでいる。滑りレール・アセンブリ602は、第二の基部402の二つの端部に配設される。さらに、連結棒603は、第一の基部401の二つの端部に配設される。連結棒603は、第一の基部401及び滑りブロック622に回転自在に接続される。
かかる構成は多様な長所を有する。案内レール621と滑りブロック622との間の緊密な嵌合のため、超音波トランスデューサ301は、水平方向に移動するように駆動されても水平移動方向に振動せず、これにより撮像の質に影響を及ぼさなくなる。このことは、自体が可動である超音波プローブには極めて重要である。また、案内レール621及び滑りブロック622を含む滑りレール・アセンブリ602と連結棒603とが全体として互いに協働して、超音波トランスデューサ301の上下方向での伸縮を制限するように作用し得る。滑りレール・アセンブリ602と連結棒603との接続は、上下運動中に第一の基部401と第二の基部402との係合が外れないことを保証し、すなわちこの接続は、伸長状態において超音波トランスデューサ301を制限するように作用する。また、ばね403が何らかの範囲まで圧縮されると、滑りレール・アセンブリ602及び連結棒603は角度回転及び他の理由のため摺動の限度に達し、すなわち滑りレール・アセンブリ及び連結棒は、圧縮状態において超音波トランスデューサ301を制限するように作用する。
加えて、幾つかの実施形態では、第一の基部401の各々の端部に二つの連結棒603を設けてもよい。第一の基部401の各々の端部の二つの連結棒603は、底板604を通じて滑りブロック622に回転自在に接続される。
かかる構成は、連結棒603の回転接続をより安定化する。加えて、底板604を追加で配置することにより、滑りレール・アセンブリ602及び連結棒603の組立がさらに簡便になる。組立時には、滑りブロック622が先ず、案内レール621の端部から案内レール621に筒状に嵌合されて、次いで、底板604を滑りブロック622に揃えて設置することができる。この設置態様も多様であってよい。例えば、設置がねじによって行なわれてもよい。本書では改めて詳細に立ち入ることはしない。
以上から、本出願において開示された上述の解は、超音波プローブが小型構造の長所を有することを可能にし、上下方向での伸縮を保証しつつ、移動の方向での振動を防ぐことが分かる。さらに、発明者等はまた、引込式超音波プローブの防水性能が課題であることを見出した。超音波トランスデューサは利用時にカップリング剤を必要とし、利用後にはアルコールのような液体で滅菌する必要がある。可動のプローブは、移動する構成要素同士の間にさらに大きい間隙が存在することを意味する。
上述の問題に対処するために、本出願は幾つかの実施形態において改良を加えた。幾つかの実施形態では、本出願の超音波プローブ220はまた、弾性封止環605を含み得る。図4及び図6に示すように、弾性封止環605は、波型付き弾性材料を含んでいる。弾性封止環605は、超音波トランスデューサ301の頂部311に筒状に嵌合されて超音波トランスデューサ301の頂部311と収納容器302の側壁322との間の間隙を埋める。
弾性封止環605に波型を付けることにより、弾性封止環605は圧縮可能になる。波型付き弾性封止環は、超音波トランスデューサ301が上下方向に伸縮するのに伴って圧縮可能となることができ損傷もない。また、波型付き弾性封止環は、超音波トランスデューサ301と収納容器302との間の間隙に良好な封止効果を提供して、収納容器において液体が弾性要素303及びPCB606のような他の電気的要素を腐食しないようにすることができる。弾性封止環605の材料は限定されない。例えば、弾性封止環は、ゴム及びラテックスのような高重合体材料で作製され得る。
幾つかの実施形態では、超音波トランスデューサ301の頂部311及び収納容器302の側壁322に各々係合溝が設けられる。弾性封止環605の上下の開口に係合溝が係合する。具体的に、図4及び図6を参照して説明する。収納容器302の側壁322、例えば側壁322の底部に、係合溝404を設けることができる。呼応して、超音波トランスデューサ301の頂部311にもう一つの係合溝606を設けることができる。弾性封止環605の上下の開口がこれらの係合溝に係合する。例えば、上下の開口を内側に折り畳んで、開口が係合溝に嵌合するようにすることができる。
かかる構成によって、超音波トランスデューサ301の移動中に弾性封止環605が移動したり脱落したりして封止状態に故障が起こることがないように保証することができる。
さらに、本出願の幾つかの実施形態では、走査アセンブリ108が提供される。図7は、本出願の幾つかの実施形態による走査アセンブリ108の遠近図を示す。
走査アセンブリ108はフレーム801を含み得る。フレーム801は底面開口811を含んでいる。走査アセンブリは、上の各実施形態の任意のものの超音波プローブ220をさらに含んでおり、超音波プローブ220は、フレーム801の内側に接続される。走査アセンブリ108は薄膜アセンブリ118をさらに含んでいる。薄膜アセンブリ118は底面開口811に着脱式で接続される。
図7から分かるように、走査アセンブリ108の全体構造は極く小型であり、本出願の上の各実施形態の任意のものに記載された超音波プローブ220の構造は大した容積を占めず、超音波走査用の走査アセンブリ108のフレームに容易に組み入れられ得る。走査工程では、超音波プローブ220が上下方向に収縮可能に構成されているので、走査工程で走査されている表面の形状に水平方向において適合することができる。このようにして、走査を受けている人の快適水準を改善することができ、超音波プローブ220が身体に過剰な圧力を加えることがないので、撮像の質も改善することができる。本書での水平方向及び上下方向(又は垂直方向)はそれぞれ、走査を行なうときに超音波プローブ220が移動するように駆動される方向、及び超音波プローブ220のトランスデューサが伸縮する方向を指すことが理解されよう。
さらに、薄膜アセンブリ118は、外枠821及び薄膜822を含んでいる。薄膜822は外枠821の内部に配設されている。外枠821は底面開口811に着脱式で接続される。
薄膜アセンブリ118は超音波プローブ220に整合し得る。薄膜アセンブリ118の薄膜822は、走査されている組織を圧迫して固定するように作用して、これにより走査されている組織の表面での超音波プローブ220の滑らかな移動及び高品質撮像を助けることができる。超音波撮像工程では、薄膜822の一方の面が超音波プローブ220の超音波トランスデューサと接触し、他方の面が走査されている組織に接触し得ることが理解される。カップリング剤の存在の下では、音響信号は減弱が少ない状態で薄膜822を伝わる。
以上の構造に加えて、本出願の走査アセンブリ108は他の構成要素をさらに含み得る。以下、これらの構成要素について詳細に説明する。但し、選択随意の例として以下の構成要素は必須ではないことを特記しておく。
続けて図7について述べる。走査アセンブリ108は、フレーム801に設けられた二つの把手803をさらに含んでいる。二つの把手803は、走査アセンブリ108の横断軸を挟んで互いに対向しており、横断軸は自在アーム106の中心を通り横断軸に対して画定される。フレーム801は矩形の開口を有し得る。他の例では、フレーム801は、正方形の開口を有する正方形のような他の形状を有していてもよい。加えて、フレーム801は、フレーム801の内周と外周との間に画定される厚みを有する。
二つの把手803は、空間において走査アセンブリ108を移動させて組織(例えば患者)に対して走査アセンブリ108を配置するように構成されている。代替的な実施形態では、走査アセンブリ108は把手803を含んでいなくてもよい。一例では、把手803は、フレーム801と一体形成されていてもよい。他の例では、把手803及びフレーム801は別個に形成されていてもよい。
図7に示すように、走査アセンブリ108は、玉継手112(例えばボール・ソケット型コネクタ)によって自在アーム106に接続されている。具体的には、フレーム801の頂部円蓋部分が玉継手112に接続されている。フレーム801の頂部は、ソケットを形成する陥凹を含んでおり、玉継手112の玉がソケットに嵌められている。玉継手112は多数の方向に可動である。例えば、玉継手112は、自在アーム106に対する走査アセンブリの回転運動を提供する。玉継手112は、玉継手112を所定位置に係止する係止機構を含んでおり、これにより自在アーム106に対して走査アセンブリ108を固定した状態に保つ。さらに、玉継手112はまた、回転のみ行なって、振動のような多数の方向の移動は行なわないように構成され得る。
加えて、図7に示すように、把手803にはさらに、走査を制御したり走査アセンブリ108を調節したりするためのボタンが設けられている。具体的には、上述のボタンは、第一の重量調節ボタン804及び第二の重量調節ボタン805を含み得る。第一の重量調節ボタン804は、自在アーム106から走査アセンブリ108に加わる荷重を減少させることができる。第二の重量調節ボタン805は、自在アーム106から走査アセンブリ108に加わる荷重を増加させることができる。これらの増減は、走査アセンブリ108に関する自在アーム106の圧力変位の大きさに基づいて制御され得る。走査アセンブリ108に加わる荷重が増加すると、走査アセンブリ108が配置されている組織に加わる圧迫の圧力及び量が増加し得る。さらに、走査アセンブリに加わる荷重が増加すると、走査される組織に加わる走査アセンブリの実効重量が増加する。一例では、荷重が増加すると、乳房のような患者の組織が圧迫され得る。このようにして、超音波プローブ220を用いることにより高品質画像を得るために、走査中に走査アセンブリ108と整合して様々な量の圧力(例えば荷重)を加えることができる。
走査工程に先立って、利用者(例えば超音波技師又は医師)は、走査アセンブリ108を患者又は組織の上に配置することができる。一旦、走査アセンブリ108が配置されたら、利用者は第一の重量調節ボタン804及び/又は第二の重量調節ボタン805を用いることにより、患者に加わる走査アセンブリ108の圧力を調節することができる(例えば圧迫の量を調節する)。次いで、利用者は、把手803に対する付加的な制御(例えば他方の把手のボタン)によって走査工程を開始することができる。
超音波プローブの自動走査は、走査アセンブリ108のフレーム801の内部の駆動装置によって達成され得る。図8は、本出願の幾つかの実施形態による駆動装置230と超音波プローブ220との間の接続関係の模式図を示す。この図では、走査アセンブリ108のフレーム801の頂部構造は除かれている。
駆動装置230はフレーム801に配設される。駆動装置は、超音波プローブ220の収納容器302の側壁322に接続されて、超音波プローブ220を移動させるように駆動する。このようにして、走査者がプローブを保持したり移動させたりする必要なく、走査される組織についての超音波プローブ220の自動走査が達成され得る。
幾つかの実施形態では、駆動装置230は、モータ861及び送りねじ862を含んでいる。送りねじ862はフレームにおいて水平に配設される。モータ861は収納容器302の側壁322に接続される。モータ及び送りねじは、超音波プローブを水平方向に移動させるように駆動するために移動自在に接続される。
送りねじ862がフレーム801に配設されるときの態様は限定されない。例えば、送りねじの二つの端部をフレーム801の二つの側壁に固定して接続してよい。モータ861と超音波プローブ220の収納容器との間の接続態様も限定されない。例えば、モータ861をねじ構造によって側壁322に固定して接続してよい。モータ861は、超音波プローブ220を移動させるために駆動するように、送りねじ862に移動自在に接続される。
モータ861は、異なる方向(例えば時計回り方向又は反時計回り方向)での内部出力シャフトの回転により、又は送りねじ862に移動自在に接続するように歯車を駆動する出力シャフトを用いることにより、送りねじの方向において往復運動を行なうように超音波プローブ220を駆動し、これにより自動的に超音波走査を行なう。他の運動態様も可能であることを特記しておく。例えば、超音波プローブ220は何らかの円の中心の周りに回転するように駆動される。モータ861の内部構造は図8には直接は図示されていないが、当業者はモータ861と送りねじ862との間の移動自在の接続を確立する全ての態様が可能であることを承知している。
加えて、本出願の幾つかの実施形態では、上の各実施形態の任意のものに記載された走査アセンブリを含む超音波撮像装置がさらに開示される。
幾つかの実施形態では、超音波撮像装置が、図1に示すような自在アーム及び主装置を含み得る。走査アセンブリは自在アームの一方の端部に接続され、主装置は自在アームの他方の端部に接続される。
以上の具体的な実施形態を掲げた目的は、本出願に開示された内容がさらに完全且つ包括的に理解され得るようにすることであるが、本出願はこれらの具体的な実施形態に限定されない。当業者は、本出願に対して様々な改変、均等置換、及び変形を加えることができ、これらの改変、均等置換物、及び変形が本出願の趣旨から逸脱しない限りにおいて本出願の保護範囲に含まれることを理解されたい。
102 超音波撮像装置
104 本体フレーム
105 超音波プロセッサ筐体
106 自在アーム
108 走査アセンブリ
110 表示器
112 玉継手
114 ヒンジ継手
118 薄膜アセンブリ
120 第一の端部
220 超音波プローブ
230 駆動装置
301 超音波トランスデューサ
302 収納容器
303 弾性要素
311 頂部
321 天板
322 側壁
323 空洞
324 開口
325 貫通孔
326 ねじ穴
401 第一の基部
402 第二の基部
403 ばね
404 係合溝
601 案内支柱
602 滑りレール・アセンブリ
603 連結棒
604 底板
605 弾性封止環
606(図3) 印刷回路基板(PCB)
606(図6) 係合溝
621 案内レール
622 滑りブロック
622(図6)
801 フレーム
803 把手
804 第一の重量調節ボタン
805 第二の重量調節ボタン
811 底面開口
821 外枠
822 薄膜
861 モータ
862 送りねじ

Claims (15)

  1. 超音波信号を送受するように構成された超音波トランスデューサと、
    天板及び側壁により形成され包囲された空洞、並びに該空洞の下に位置する開口を含む収納容器であって、前記超音波トランスデューサの頂部が前記開口を介して前記空洞に収容される、収納容器と、
    前記空洞に収容される弾性要素であって、前記超音波トランスデューサの前記頂部及び前記収納容器の前記天板に接続されて、前記超音波トランスデューサの部分が前記空洞の内部に引込んだり押し戻されたりすることを可能にするために前記超音波トランスデューサに弾性力を与えるように構成された弾性要素と
    を備えた超音波プローブ。
  2. 前記弾性要素は、
    前記収納容器の前記天板に接続された第一の基部と、
    前記超音波トランスデューサの前記頂部に接続された第二の基部と、
    前記第一の基部と前記第二の基部との間に配設されて、前記第一の基部と前記第二の基部との弾性接続を達成するばねと
    を含んでいる、請求項1に記載の超音波プローブ。
  3. 前記弾性要素は、前記第一の基部と前記第二の基部との間に配設された案内支柱をさらに含んでおり、前記ばねは前記案内支柱の外周に筒状に嵌合されている、請求項2に記載の超音波プローブ。
  4. 前記弾性要素は、
    案内レールと、該案内レールに摺動自在に接続された滑りブロックとを含む滑りレール・アセンブリであって、前記第二の基部の二つの端部に配設された滑りレール・アセンブリと、
    前記第一の基部の二つの端部に配設された連結棒であって、前記第一の基部及び前記滑りブロックに回転自在に接続された連結棒と
    をさらに含んでいる、請求項2に記載の超音波プローブ。
  5. 二つの連結棒が前記第一の基部の各々の端部に設けられており、前記第一の基部の各々の端部の前記二つの連結棒は、底板により前記滑りブロックに回転自在に接続されている、
    請求項4に記載の超音波プローブ。
  6. 波型付き弾性材料を含む弾性封止環であって、前記超音波トランスデューサの前記頂部に筒状に嵌合されて、前記超音波トランスデューサの前記頂部と前記収納容器の前記側壁との間の間隙を埋める弾性封止環をさらに含んでいる請求項1に記載の超音波プローブ。
  7. 前記超音波トランスデューサの前記頂部及び前記収納容器の前記側壁には各々、係合溝が設けられており、前記弾性封止環の上下の開口が前記係合溝に係合する、請求項6に記載の超音波プローブ。
  8. 底面開口を含むフレームと、
    超音波プローブであって、
    超音波信号を送受するように構成された超音波トランスデューサと、
    天板及び側壁により形成され包囲された空洞、並びに該空洞の下に位置する開口を含む収納容器であって、前記超音波トランスデューサの頂部が前記開口を介して前記空洞に収容される、収納容器と、
    前記空洞に収容される弾性要素であって、前記超音波トランスデューサの前記頂部及び前記収納容器の前記天板に接続されて、前記超音波トランスデューサの部分が前記空洞の内部に引込んだり押し戻されたりすることを可能にするために前記超音波トランスデューサに弾性力を与えるように構成された弾性要素と
    を含んでいる超音波プローブと、
    前記底面開口に着脱式で接続された薄膜アセンブリと
    を備えた走査アセンブリ。
  9. 前記フレームに配設された駆動装置であって、前記超音波プローブを移動させるように駆動するために前記超音波プローブの収納容器の側壁に接続された駆動装置をさらに含んでいる請求項8に記載の走査アセンブリ。
  10. 前記駆動装置はモータと送りねじとを含んでおり、該送りねじは前記フレームにおいて水平に配設され、前記モータは前記収納容器の前記側壁に接続されて、前記モータ及び前記送りねじは、前記超音波プローブを水平方向に移動させるように駆動するために移動自在に接続される、請求項9に記載の走査アセンブリ。
  11. 走査アセンブリを備えた超音波撮像装置であって、前記走査アセンブリは、
    底面開口を含むフレームと、
    超音波プローブであって、
    超音波信号を送受するように構成された超音波トランスデューサと、
    天板及び側壁により形成され包囲された空洞、並びに該空洞の下に位置する開口を含む収納容器であって、前記超音波トランスデューサの頂部が前記開口を介して前記空洞に収容される、収納容器と、
    前記空洞に収容される弾性要素であって、前記超音波トランスデューサの前記頂部及び前記収納容器の前記天板に接続されて、前記超音波トランスデューサの部分が前記空洞の内部に引込んだり押し戻されたりすることを可能にするために前記超音波トランスデューサに弾性力を与えるように構成された弾性要素と
    を含んでいる超音波プローブと、
    前記底面開口に着脱式で接続された薄膜アセンブリと
    を含んでいる、超音波撮像装置。
  12. 前記走査アセンブリを当該自在アームの一方の端部に接続した自在アームと、
    該自在アームの他方の端部に接続された主装置と
    をさらに含んでいる請求項11に記載の超音波撮像装置。
  13. 前記走査アセンブリは、
    前記フレームに配設された駆動装置であって、モータと送りねじとを含んでおり、該送りねじは前記フレームにおいて水平に配設され、前記モータは前記収納容器の前記側壁に接続されて、前記モータ及び前記送りねじは、前記超音波プローブを水平方向に移動させるように駆動するために移動自在に接続される、駆動装置
    をさらに含んでいる、請求項11に記載の超音波撮像装置。
  14. 前記弾性要素は、
    前記収納容器の前記天板に接続された第一の基部と、
    前記超音波トランスデューサの前記頂部に接続された第二の基部と、
    前記第一の基部と前記第二の基部との間に配設されて、前記第一の基部と前記第二の基部との弾性接続を達成するばねと
    を含んでいる、請求項11に記載の超音波撮像装置。
  15. 前記弾性要素は、
    案内レールと、該案内レールに摺動自在に接続された滑りブロックとを含む滑りレール・アセンブリであって、前記第二の基部の二つの端部に配設された滑りレール・アセンブリと、
    前記第一の基部の二つの端部に配設された連結棒であって、前記第一の基部及び前記滑りブロックに回転自在に接続された連結棒と
    をさらに含んでいる、請求項14に記載の超音波撮像装置。
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