JP2023035058A - データ通信装置およびデータ途切れ検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑かつ大規模な回路を設けることなく、通信の途切れの発生を検出するデータ通信装置及びデータ途切れ検出方法を提供する。【解決手段】データ通信装置100は、入力信号を受信データとして蓄積する受信回路と、受信回路に蓄積された受信データのうちの、所定サイズの受信データにおけるデータ数を示す受信データ数と、受信データ数と理論上の受信データ数を比較することで、データ途切れの発生を検出する途切れ検出回路50と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、データ通信を行うデータ通信装置およびデータ途切れ検出方法に関するものである。
従来、複数の通信装置間で行われる通信において、通信品質を維持しつつ通信を途切れにくくするための種々の方法が提案されている。例えば、特許文献1には、複数の異なる通信方式の通信回路を有する第1通信装置と、第1通信装置のそれぞれの通信回路に対応する複数の通信方式の通信回路を有する第2通信装置とを備えた通信システムが開示されている。
この通信システムでは、第1通信装置と第2通信装置との間で通信が行われる際に、それぞれの通信装置における通信回路間の通信状態を監視し、最適な通信経路が選択されて切り替えられる。これにより、通信品質を維持しつつデータ通信を途切れにくくすることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の通信システムでは、通信品質を維持しつつデータ通信を途切れにくくするために、それぞれの通信装置に対して複数の異なる通信方式の通信回路を設ける必要が生じる。そのため、回路構成が複雑かつ大規模となり、処理の負荷が増大してしまうという課題があった。
また、この通信システムは、通信装置の間で行われるデータ通信を途切れにくくすることはできるが、データ通信の途切れの発生自体を検出するものではない。すなわち、特許文献1に記載の通信システムでは、データ通信の途切れを検出することができない。
そこで、複雑かつ大規模な回路を設けることなく、通信の途切れの発生を検出することができるデータ通信装置およびデータ途切れ検出方法が望まれている。
本発明に係るデータ通信装置は、入力信号を受信データとして蓄積する受信回路と、前記受信回路に蓄積された前記受信データのうちの、所定サイズの受信データにおけるデータ数を示す受信データ数に基づき、データ途切れの発生を検出する途切れ検出回路とを備えたものである。
また、本発明に係るデータ途切れ検出方法は、入力信号を受信データとして蓄積するステップと、蓄積された前記受信データのうちの、所定サイズの受信データにおけるデータ数を示す受信データ数に基づき、データ途切れの発生を検出するステップとを有するものである。
以上のように、本発明によれば、所定サイズの受信データにおけるデータ数を示す受信データ数に基づき、データ途切れの発生の有無が検出される。そのため、複雑かつ大規模な回路を設けることなく、通信の途切れの発生を検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。また、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。明細書に記載された機器がすべて含まれていなくてもよい場合がある。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。
実施の形態1.
本実施の形態1に係るデータ通信装置について説明する。本実施の形態1に係るデータ通信装置は、外部から送信されたデータを受信し、受信したデータに対して所定の処理を施すとともに、データの途切れの発生の有無を検出するものである。
本実施の形態1に係るデータ通信装置について説明する。本実施の形態1に係るデータ通信装置は、外部から送信されたデータを受信し、受信したデータに対して所定の処理を施すとともに、データの途切れの発生の有無を検出するものである。
[データ通信装置100の構成]
図1は、本実施の形態1に係るデータ通信装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、データ通信装置100は、受信回路20、処理回路30および途切れ検出回路50を備え、入力端子10から入力された入力信号に各種処理が施され、出力端子40から出力信号を出力する。入力信号は、例えば、通信データまたは音声データ等のディジタル信号であり、所定のサイズでフレーム化されたものである。
図1は、本実施の形態1に係るデータ通信装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、データ通信装置100は、受信回路20、処理回路30および途切れ検出回路50を備え、入力端子10から入力された入力信号に各種処理が施され、出力端子40から出力信号を出力する。入力信号は、例えば、通信データまたは音声データ等のディジタル信号であり、所定のサイズでフレーム化されたものである。
このようなデータ通信装置100の各部は、専用の機器または専用の回路により実現される。あるいは、データ通信装置100は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサおよびメモリを備え、プロセッサがメモリに記憶されるプログラムを実行することによりデータ通信装置100の各部を実現してもよい。もしくは、データ通信装置100の各部を、専用の機器または専用の回路と、ソフトウェアとの組み合わせにより実現してもよい。
受信回路20は、入力端子10、処理回路30および途切れ検出回路50に接続されている。受信回路20は、入力端子10を介して入力された入力信号を受け取り、受け取った入力信号を受信データとして蓄積する。また、受信回路20は、後述する途切れ検出回路50の取得回路51からのリクエストに応じて、所定フレームの受信データを処理回路30に対して出力するとともに、当該受信データのデータ数を示す受信データ数を途切れ検出回路50に対して出力する。
途切れ検出回路50は、受信回路20および処理回路30に接続され、受信回路20で受信する受信データの欠如、すなわち、受信データの途切れを検出する。途切れ検出回路50は、取得回路51、比較回路52および判定回路53を有している。
このような途切れ検出回路50の各部は、専用の機器または専用の回路により実現される。あるいは、途切れ検出回路50は、CPU等のプロセッサおよびメモリを備え、プロセッサがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより途切れ検出回路50の各部を実現してもよい。もしくは、途切れ検出回路50の各部を、専用の機器または専用の回路と、ソフトウェアとの組み合わせにより実現してもよい。
取得回路51は、受信回路20および比較回路52に接続されている。取得回路51は、受信回路20に対して、受信回路20から出力すべき受信データおよび受信データ数を一定の周期でリクエストする。また、取得回路51は、受信回路20に対してリクエストした受信データ数を、比較回路52に対して出力する。
比較回路52は、受信回路20、取得回路51および判定回路53に接続されている。比較回路52は、受信回路20から入力された受信データ数を示す取得データ数と、取得回路51から入力された受信データ数とを比較し、比較結果を判定回路53に対して出力する。
判定回路53は、比較回路52および処理回路30に接続されている。判定回路53は、比較回路52から判定結果が入力され、入力された判定結果に基づき、データ途切れの発生の有無を判定し、判定結果を処理回路30に対して出力する。具体的には、判定回路53は、入力された判定結果に基づき、取得データ数が受信データ数未満である場合に、データの欠如、すなわち、データ途切れの発生を検出したと判定する。
処理回路30は、受信回路20、途切れ検出回路50および出力端子40に接続され、受信回路20から受け取った受信データに対して所定の信号処理を施し、処理データを生成する。そして、処理回路30は、生成した処理データを、出力端子40を介して出力信号として外部に出力する。
[データ通信装置100の動作]
上記の構成を有するデータ通信装置100の動作について説明する。本実施の形態1に係るデータ通信装置100では、途切れ検出回路50により、入力された入力信号にデータ途切れが発生しているか否かを判断するデータ途切れ検出処理が行われる。
上記の構成を有するデータ通信装置100の動作について説明する。本実施の形態1に係るデータ通信装置100では、途切れ検出回路50により、入力された入力信号にデータ途切れが発生しているか否かを判断するデータ途切れ検出処理が行われる。
まず、データ通信装置100に入力端子10を介して入力信号が入力されると、受信回路20は、入力された入力信号を受け取る。そして、受信回路20は、受け取った入力信号を受信データとして蓄積する。
一方、途切れ検出回路50の取得回路51は、受信データのフレームサイズを一定の周期として、受信回路20に対して、受信回路20から所定フレームの受信データおよび受信データ数を出力するようにリクエストする。リクエストには、受信データ数を導出する際に必要なサンプリング周期を示す情報が含まれている。また、取得回路51は、受信回路20に対してリクエストした受信データ数を、比較回路52に対して出力する。
ここで、取得回路51は、リクエストに対応する受信データのフレームサイズおよびサンプリング周期に基づき、受信データ数を導出する。例えば、フレームサイズが20[msec]であり、サンプリング周期(サンプリング周波数)が8000[Hz]である場合、データ途切れが発生していないときの受信データ数は、「8000×20/1000=160」個となる。
受信回路20は、取得回路51からリクエストを受け取ると、リクエストされたフレームの受信データを処理回路30に対して出力する。また、受信回路20は、当該リクエストに対応する受信データに基づき、当該受信データの受信データ数を導出し、導出した受信データ数を比較回路52に対して出力する。この場合、受信回路20は、処理回路30に出力する所定フレームの受信データをサンプリング周期でカウントし、カウント数を受信データ数として導出する。
比較回路52は、受信回路20から入力された受信データ数を取得データ数として受け取り、この取得データ数と、取得回路51から入力された受信データ数とを比較する。そして、比較回路52は、比較結果を判定回路53に対して出力する。
判定回路53は、比較回路52から入力された比較結果に基づき、データ途切れの発生の有無を判定する。ここで、受信回路20から比較回路52に入力される受信データ数(取得データ数)は、実際の受信データに基づき導出された値である。また、取得回路51から比較回路52に入力される受信データ数は、データ途切れが発生していない場合の理論上の値である。したがって、取得回路51からの受信データ数と、受信回路20からの取得データ数とが一致する場合には、受信回路20で受信された受信データに途切れが発生していないと判定することができる。一方、取得回路51からの受信データ数と、受信回路20からの取得データ数とが一致せず、受信データ数が取得データ数よりも小さい値である場合には、受信回路20で受信された受信データに途切れが発生している判定することができる。
すなわち、判定回路53は、入力された判定結果に基づき、取得データ数が受信データ数と一致する場合に、データ途切れが発生していないと判定する。また、判定回路53は、入力された判定結果に基づき、取得データ数が受信データ数未満である場合に、データ途切れが発生したと判定する。そして、判定回路53は、判定結果を処理回路30に対して出力する。
処理回路30は、判定回路53からの判定結果を受け取ると、判定結果に基づき、受信回路20から受け取った受信データに対して所定の信号処理を施して処理データを生成する。具体的には、例えば、判定回路53からデータ途切れが発生したことを示す判定結果を受け取った場合、処理回路30は、データ途切れにより欠損したデータを補間する補間処理を行い、擬似的な処理データを生成する。
なお、データ途切れの発生が検出された場合、処理回路30は、例えば、データ途切れが発生したことを外部に報知するとともに、データ通信装置100の通信元に対してデータの再送を要求するようにしてもよい。そして、処理回路30は、生成した処理データを、出力端子40を介して外部に出力する。
以上のように、本実施の形態1に係るデータ通信装置100では、所定サイズの受信データにおけるデータ数を示す受信データ数に基づき、データ途切れの発生の有無が検出される。特に、本実施の形態1では、受信回路20から出力された受信データ数と、取得回路51から出力された理論上の受信データ数との比較結果に基づき、データ途切れが発生したか否かを判定する。これにより、データ途切れの発生を検出するために複雑かつ大規模な回路を設けることなく、データ途切れの発生を検出することができる。
実施の形態2.
次に、本実施の形態2について説明する。本実施の形態2に係るデータ通信装置は、データ途切れの発生の有無を検出する方法が実施の形態1と相違する。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
次に、本実施の形態2について説明する。本実施の形態2に係るデータ通信装置は、データ途切れの発生の有無を検出する方法が実施の形態1と相違する。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
[データ通信装置200の構成]
図2は、本実施の形態2に係るデータ通信装置の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、データ通信装置200は、受信回路20、処理回路30および途切れ検出回路60を備え、入力端子10から入力された入力信号に各種処理が施され、出力端子40から出力信号を出力する。
図2は、本実施の形態2に係るデータ通信装置の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、データ通信装置200は、受信回路20、処理回路30および途切れ検出回路60を備え、入力端子10から入力された入力信号に各種処理が施され、出力端子40から出力信号を出力する。
このようなデータ通信装置200の各部は、専用の機器または専用の回路により実現される。あるいは、データ通信装置200は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサおよびメモリを備え、プロセッサがメモリに記憶されるプログラムを実行することによりデータ通信装置200の各部を実現してもよい。もしくは、データ通信装置200の各部を、専用の機器または専用の回路と、ソフトウェアとの組み合わせにより実現してもよい。
受信回路20は、入力端子10、処理回路30および途切れ検出回路60に接続されている。受信回路20は、実施の形態1と同様に、入力端子10を介して入力された入力信号を受け取り、受け取った入力信号を受信データとして蓄積する。
また、本実施の形態2において、受信回路20は、後述する途切れ検出回路60の取得回路61からのリクエストに応じて、所定フレームの受信データを処理回路30に対して出力する。さらに、受信回路20は、リクエストに対応する受信データに基づき受信データ数を導出し、導出した受信データ数と、当該受信データの出力が完了したタイミングまたは時刻を示す出力完了情報とを、計算回路64に対して出力する。
途切れ検出回路60は、受信回路20および処理回路30に接続され、受信回路20で受信する受信データの途切れを検出する。途切れ検出回路60は、取得回路61、比較回路62、判定回路63、計算回路64、タイマー65および基準経過時間計算回路66を有している。
このような途切れ検出回路60の各部は、専用の機器または専用の回路により実現される。あるいは、途切れ検出回路60は、CPU等のプロセッサおよびメモリを備え、プロセッサがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより途切れ検出回路60の各部を実現してもよい。もしくは、途切れ検出回路60の各部を、専用の機器または専用の回路と、ソフトウェアとの組み合わせにより実現してもよい。
取得回路61は、受信回路20および計算回路64に接続されている。取得回路61は、実施の形態1に係る取得回路51と同様に、受信回路20に対して、受信回路20から出力すべき受信データおよび受信データ数を一定の周期でリクエストする。また、本実施の形態2において、取得回路61は、受信回路20に対してリクエストしたタイミングまたは時刻を示すリクエスト情報を、計算回路64に対して出力する。
計算回路64は、受信回路20、取得回路61、比較回路62およびタイマー65に接続されている。計算回路64は、タイマー65によるカウントまたは計時に基づき、取得回路61から受け取ったリクエスト情報を、取得回路61が受信回路20にリクエストした時刻を示すリクエスト時刻に換算する。
また、計算回路64は、タイマー65によるカウントまたは計時に基づき、受信回路20から受け取った出力完了情報を、受信回路20からリクエストに応じたすべての受信データが出力された時刻を示すデータ出力時刻に換算する。さらに、計算回路64は、算出したリクエスト時刻およびデータ出力時刻、ならびに、受信回路20から受け取った受信データ数Nを用いて、1データあたりの経過時間である第1の経過時間を算出する。
タイマー65は、計算回路64に接続されている。タイマー65は、秒単位のカウントまたは時刻の計時を行い、カウントまたは計時した情報を計算回路64に出力する。
基準経過時間計算回路66は、データ途切れが発生していない場合の基準経過時間、すなわち1データあたりの理論上の経過時間である第2の経過時間を算出する。具体的な第2の経過時間の算出方法については、後述する。
比較回路62は、判定回路63、計算回路64および基準経過時間計算回路66に接続されている。比較回路62は、計算回路64から入力された、受信回路20から出力された受信データにおける1データあたりの経過時間である第1の経過時間と、基準経過時間計算回路66から入力された、データ途切れが発生していない場合の1データあたりの理論上の経過時間である第2の経過時間とを比較する。そして、比較回路62は、2つの経過時間の差分を比較結果として判定回路63に対して出力する。
判定回路63は、比較回路62および処理回路30に接続されている。判定回路63は、比較回路62から判定結果である差分が入力され、入力された差分の値に基づき、データ途切れの発生の有無を判定し、判定結果を処理回路30に対して出力する。具体的には、判定回路63は、入力された差分ΔTが予め設定された閾値よりも大きい場合に、データ途切れの発生を検出したと判定する。
処理回路30は、受信回路20、途切れ検出回路60および出力端子40に接続され、受信回路20から受け取った受信データに対して所定の信号処理を施し、処理データを生成する。そして、処理回路30は、生成した処理データを、出力端子40を介して出力信号として外部に出力する。
[データ通信装置200の動作]
上記の構成を有するデータ通信装置200の動作について説明する。本実施の形態2に係るデータ通信装置200では、途切れ検出回路60により、入力された入力信号にデータ途切れが発生しているか否かを判断するデータ途切れ検出処理が行われる。
上記の構成を有するデータ通信装置200の動作について説明する。本実施の形態2に係るデータ通信装置200では、途切れ検出回路60により、入力された入力信号にデータ途切れが発生しているか否かを判断するデータ途切れ検出処理が行われる。
まず、データ通信装置200に入力端子10を介して入力信号が入力されると、受信回路20は、入力された入力信号を受け取る。そして、受信回路20は、受け取った入力信号を受信データとして蓄積する。
一方、途切れ検出回路60の取得回路61は、受信データのフレームサイズを一定の周期として、受信回路20に対して、受信回路20から所定フレームの受信データおよび受信データ数を出力するようにリクエストする。また、取得回路61は、リクエスト情報を計算回路64に対して出力する。
受信回路20は、取得回路61からリクエストを受け取ると、リクエストされたフレームの受信データを処理回路30に対して出力する。また、受信回路20は、リクエストに対応する受信データに基づき受信データ数を導出し、導出した受信データ数と出力完了情報とを計算回路64に対して出力する。
計算回路64は、取得回路61からリクエスト情報を受け取る。また、計算回路64は、受信回路20から受信データ数および出力完了情報を受け取る。そして、計算回路64は、タイマー65からの情報に基づき、リクエスト情報をリクエスト時刻t1に換算する。また、計算回路64は、タイマー65からの情報に基づき、出力完了情報をデータ出力時刻t2に換算する。
計算回路64は、算出したリクエスト時刻t1およびデータ出力時刻t2、ならびに、受信データ数Nを用いて、1データあたりの経過時間である第1の経過時間Txを算出する。第1の経過時間Txは、式(1)に基づき算出される。
第1の経過時間Tx=(t2-t1)/N ・・・(1)
第1の経過時間Tx=(t2-t1)/N ・・・(1)
比較回路62は、計算回路64から入力された第1の経過時間Txと、第2の経過時間Tyとの差分ΔT(=Tx-Ty)を比較結果として算出する。そして、比較回路62は、比較結果である差分ΔTを判定回路63に対して出力する。第2の経過時間Tyは、1データあたりの理論上の経過時間であり、式(2)に基づき算出される。第2の経過時間Tyは、基準経過時間計算回路66で算出される。
第2の経過時間Ty=指定周期/指定データ数 ・・・(2)
第2の経過時間Ty=指定周期/指定データ数 ・・・(2)
式(2)において、「指定周期」は、受信回路20から出力される受信データのフレームサイズである。「指定データ数」は、取得回路61で導出される取得データ数である。例えば、指定周期が20[msec]であり、指定データ数が160個である場合、第2の経過時間Tyは、「20[msec]/160=0.125[msec]」となる。
ここで、受信データ内にデータ途切れが発生した場合には、受信データの1フレーム中の受信データ数が、データ途切れが発生していない場合と比較して少なくなる。すなわち、1データあたりの実際の経過時間である第1の経過時間Txは、理論上の経過時間である第2の経過時間Tyと比較して長くなる。そのため、第1の経過時間Txと第2の経過時間Tyとの差分ΔTは、データ途切れが発生していない場合よりも大きくなる。そこで、本実施の形態2では、差分ΔTがマージンを考慮して所定の閾値よりも大きいか否かにより、データ途切れの発生の有無を判定する。
判定回路63は、比較回路62から入力された差分ΔTに基づき、データ途切れの発生の有無を判定する。具体的には、判定回路63は、入力された差分ΔTがマージンを考慮して設定された閾値よりも大きい場合に、データ途切れが発生したと判定する。また、判定回路63は、差分ΔTが閾値以下である場合に、データ途切れが発生していないと判定する。そして、判定回路63は、判定結果を処理回路30に対して出力する。
処理回路30は、判定回路63による判定結果に基づき、実施の形態1と同様に、受信回路20から受け取った受信データに対して所定の信号処理を施して処理データを生成する。そして、処理回路30は、生成した処理データを、出力端子40を介して外部に出力する。
以上のように、本実施の形態2に係るデータ通信装置200では、受信回路20から出力された出力完了情報と、取得回路61から出力されたリクエスト情報と、受信データ数とに基づき、所定サイズの受信データにおける単位データあたりの経過時間である第1の経過時間Txが算出される。そして、算出された第1の経過時間Txと、所定サイズの受信データにおける理論上の単位データあたりの経過時間である第2の経過時間Tyとの差分ΔTが算出され、差分ΔTに基づき、データ途切れが発生したか否かが判定される。これにより、実施の形態1と同様に、データ途切れの発生を検出するために複雑かつ大規模な回路を設けることなく、データ途切れの発生を検出することができる。
以上、本発明の実施の形態1および2について説明したが、本発明は、上述した実施の形態1および2に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形または応用が可能である。例えば、実施の形態1では、受信回路20で受信データ数を導出するように説明したが、これに限られず、比較回路52で受信データ数を導出するようにしてもよい。この場合、例えば受信回路20は、比較回路52に対して受信データを出力する。そして、比較回路52は、受信回路20から受信データを受け取った後、この受信データをサンプリング周期でカウントすることによって受信データ数を導出する。
10 入力端子、20 受信回路、30 処理回路、40 出力端子、50、60 途切れ検出回路、51、61 取得回路、52、62 比較回路、53、63 判定回路、64 計算回路、65 タイマー、66 基準経過時間計算回路、100、200 データ通信装置。
Claims (7)
- 入力信号を受信データとして蓄積する受信回路と、
前記受信回路に蓄積された前記受信データのうちの、所定サイズの受信データにおけるデータ数を示す受信データ数に基づき、データ途切れの発生を検出する途切れ検出回路と
を備えたデータ通信装置。 - 前記途切れ検出回路は、
前記受信回路に対して、前記受信データ数を出力するようにリクエストする取得回路と、
前記受信回路から出力された前記受信データ数である第1の受信データ数と、前記取得回路がリクエストした理論上の受信データ数である第2の受信データ数とを比較する比較回路と、
比較の結果に基づき、データ途切れが発生したか否かを判定する判定回路と
を有する
請求項1に記載のデータ通信装置。 - 前記判定回路は、
前記第1の受信データ数が前記第2の受信データ数未満である場合に、データ途切れが発生したと判定する
請求項2に記載のデータ通信装置。 - 前記途切れ検出回路は、
前記受信回路に対して、前記受信データ数を出力するとともに、前記所定サイズの受信データの出力が完了したタイミングまたは時刻を示す出力完了情報を出力するようにリクエストする取得回路と、
前記出力完了情報と、前記取得回路がリクエストしたタイミングまたは時刻を示すリクエスト情報と、前記受信データ数とに基づき、前記所定サイズの受信データにおける単位データあたりの経過時間を示す第1の経過時間を算出する計算回路と、
前記第1の経過時間と、前記所定サイズの受信データにおける理論上の単位データあたりの経過時間を示す第2の経過時間とを比較し、差分を算出する比較回路と、
前記差分に基づき、データ途切れが発生したか否かを判定する判定回路と
を有する
請求項1~3のいずれか一項に記載のデータ通信装置。 - 前記判定回路は、
前記差分がマージンを考慮した設定閾値よりも大きい場合に、データ途切れが発生したと判定する
請求項4に記載のデータ通信装置。 - 前記受信回路は、
前記リクエストを受け取った場合に、前記所定サイズであるフレームサイズと、サンプリング周期とに基づき、前記第1の受信データ数を導出する
請求項2~5のいずれか一項に記載のデータ通信装置。 - 入力信号を受信データとして蓄積するステップと、
蓄積された前記受信データのうちの、所定サイズの受信データにおけるデータ数を示す受信データ数に基づき、データ途切れの発生を検出するステップと
を有するデータ途切れ検出方法。
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