JP2023034845A - 計測装置、設備間距離計測システム、設備間距離計測方法および計測プログラム - Google Patents

計測装置、設備間距離計測システム、設備間距離計測方法および計測プログラム Download PDF

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光伸 吉田
Mitsunobu Yoshida
健一 須合
Kenichi Suai
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Abstract

【課題】モービルマッピングシステムを利用して設備間距離を高い精度で算出できるようにする。【解決手段】計測装置200は、計測レーザを有して計測車両101に設置される計測ユニット110によって得られる計測データを用いて、位置姿勢データを生成する。計測装置200は、前記位置姿勢データと、計測車両101に設置される水平レーザ120によって得られる水平レーザデータと、を用いて、水平点群データを生成する。計測装置200は、各時刻の前記水平点群データに基づいて、前記位置姿勢データを補正する。計測装置200は、補正された前記位置姿勢データと、前記計測レーザによって得られる計測レーザデータと、を用いて、三次元点群データを生成する。そして、計測装置200は、前記三次元点群データを用いて設備間距離を算出する。【選択図】図1

Description

本開示は、設備間の距離を計測するための技術に関するものである。
鉄道では、設備間の距離を正確に把握する必要がある。例えば、信号機からホーム、踏切およびポイント切り替え機までの距離を把握する必要がある。
従来、設備間の距離は、人海戦術でメジャーを用いて計測されていた。
近年、モービルマッピングシステム(MMS)を利用して点群を生成し、点群間距離を計測することによって、設備間の距離の計測を省力化できないか検討されている。
しかし、MMSの利用に関して、衛星可視状態であれば十分な距離精度を得ることができるが、衛星不可視状態では求める精度が得られない、という現象が確認されている。
特許文献1は、MMSで使用される車両の例を開示している。
特開2012-242317号公報
本開示は、MMSを利用して設備間距離を高い精度で算出できるようにすることを目的とする。
本開示の計測装置は、
計測レーザを有して計測車両に設置される計測ユニットによって得られる計測データを用いて、各時刻の計測位置および計測姿勢を示す位置姿勢データを生成する位置姿勢算出部と、
前記位置姿勢データと、前記計測ユニットと共に前記計測車両に設置される水平レーザによって得られる水平レーザデータと、を用いて、前記水平レーザによって各時刻に計測された各計測点の位置を示す水平点群データを生成する水平点群算出部と、
各時刻の前記水平点群データに基づいて、前記位置姿勢データを補正する位置姿勢補正部と、
補正された前記位置姿勢データと、前記計測レーザによって得られる計測レーザデータと、を用いて、前記計測レーザによって計測された各計測点の位置を示す三次元点群データを生成する三次元点群算出部と、
前記三次元点群データを用いて、計測領域に存在する設備間の距離である設備間距離を算出する設備間距離算出部と、を備える。
本開示によれば、MMSを利用して設備間距離を高い精度で算出することができる。
実施の形態1における設備間距離計測システム100の構成図。 実施の形態1における計測車両101の構成図。 実施の形態1における計測装置200の構成図。 実施の形態1における設備間距離計測方法のフローチャート。 実施の形態1におけるステップS200のフローチャート。 実施の形態1における補正の概念を説明するための図。 実施の形態1における補正の概念を説明するための図。 実施の形態1における補正の概念を説明するための図。 実施の形態1における補正の概念を説明するための図。 実施の形態1におけるステップS240のフローチャート。 実施の形態1における異なる時刻の3つの架線柱192を示す図。 実施の形態1におけるステップS241のフローチャート。 実施の形態1における回転角θを示す図。 実施の形態1における移動量Mを示す図。 実施の形態1における異なる時刻の架線柱192が重なり合う様子を示す図。 実施の形態1における円柱状の架線柱に対して異なる位置からレーザ計測を行う様子を示す図。 実施の形態1における計測位置と水平点群191の関係を示す図。 実施の形態1における角柱状の架線柱に対して異なる位置からレーザ計測を行う様子を示す図。 実施の形態1における計測位置と水平点群191の関係を示す図。 実施の形態1における水平点群191の位置合わせの例を示す図。 実施の形態1におけるトンネル内の壁面の断面図。 実施の形態1におけるステップS241のフローチャート。 実施の形態1における異なる時刻の架線柱192が重なり合う様子を示す図。
実施の形態および図面において、同じ要素または対応する要素には同じ符号を付している。説明した要素と同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
設備間距離計測システム100について、図1から図23に基づいて説明する。
***実施の形態1の概要***
図1に基づいて、実施の形態1の概要を説明する。
設備間距離計測システム100は、設備間の距離を計測するためのシステムである。具体的には、設備間距離計測システム100は、鉄道の設備間の距離を計測する。鉄道の設備の具体例は、信号機、ホーム、踏切およびポイント切り替え機などである。但し、設備間距離計測システム100は、鉄道以外に関して設備間の距離を計測してもよい。
設備間距離計測システム100は、計測車両101と、計測装置200と、を備える。
計測車両101は、各種計測を行うための車両である。車両の具体例は軌陸車である。
計測車両101は、計測ユニット110と、水平レーザ120と、を備える。
計測ユニット110は、モービルマッピングシステム(MMS)の車両に搭載される計測機器群に相当し、各種の計測機器を備える。
水平レーザ120は、レーザ光が計測車両101に対して水平方向に照射されるように計測車両101に設置されるレーザスキャナである。水平レーザ120は、水平方向の各方位にレーザ光を照射し、水平方向における各計測点までの距離および方位を計測する。 計測点は、レーザ計測によって計測される地点、つまり、レーザ光が照射されレーザ光を反射する地点である。
計測装置200は、計測ユニット110によって得られたデータを用いて各時刻の計測位置および各時刻の計測姿勢を算出し、水平レーザ120によって得られたデータを用いて各時刻の計測位置および各時刻の計測姿勢を補正する。そして、計測装置200は、計測ユニット110によって得られたデータと各時刻の補正された計測位置と各時刻の補正された計測姿勢とに基づいて、設備間距離を算出する。
計測位置は、計測ユニット110を用いた計測が行われたときの計測車両101の位置である。
計測姿勢は、計測ユニット110を用いた計測が行われたときの計測車両101の姿勢である。
計測装置200は、計測車両101とは別に設けられてもよいし、計測車両101に搭載されてもよい。
***構成の説明***
図2に基づいて、計測車両101の構成を説明する。
計測車両101は、計測ユニット110と、水平レーザ120と、を備える。
計測ユニット110は、計測レーザ111と、受信機112と、IMU113と、カメラ114と、オドメータ119と、を備える。但し、カメラ114およびオドメータ119は、必ずしも計測ユニット110に備えられなくてもよい。
計測レーザ111は、レーザ光が三次元方向に照射されるように計測車両101に設置されるレーザスキャナである。三次元方向は、水平方向からずれた方向を意味する。但し、水平方向が三次元方向に含まれてもよい。具体的には、計測ユニット110は、2つの計測レーザ111を備える。一方の計測レーザ111はレーザ光が下向きに照射されるように前側に設置され、他方の計測レーザ111はレーザ光が上向きに照射されるように中央に設置される。計測レーザ111は、三次元方向の各方位にレーザ光を照射し、各計測点までの距離および方位を計測する。
受信機112は、衛星測位システム用の受信機である。衛星測位システムは、Global Navigation Satellite System(GNSS)とも呼ばれる。具体例は、Global Positioning System(GPS)である。受信機112は、複数の測位衛星のそれぞれから送信される測位信号を受信し、測位を行う。
IMU113は、慣性計測装置であり、計測車両101の加速度および角速度を計測する。
カメラ114は、計測車両101の周囲を撮影する。例えば、計測ユニット110は、2つのカメラ114を備える。一方のカメラ114は計測車両101の左前方を撮影し、他方のカメラ114は計測車両101の右前方を撮影する。
オドメータ119は、計測車両101の走行距離を計測する。例えば、オドメータ119は車軸に設けられる。
図3に基づいて、計測装置200の構成を説明する。
計測装置200は、プロセッサ201とメモリ202と補助記憶装置203と通通信装置204と入出力インタフェース205といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
プロセッサ201は、演算処理を行うICであり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ201はCPUである。
ICは、Integrated Circuitの略称である。
CPUは、Central Processing Unitの略称である。
メモリ202は揮発性または不揮発性の記憶装置である。メモリ202は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ202はRAMである。メモリ202に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置203に保存される。
RAMは、Random Access Memoryの略称である。
補助記憶装置203は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置203は、ROM、HDD、フラッシュメモリまたはこれらの組み合わせである。補助記憶装置203に記憶されたデータは必要に応じてメモリ202にロードされる。
ROMは、Read Only Memoryの略称である。
HDDは、Hard Disk Driveの略称である。
通信装置204はレシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置204は通信チップまたはNICである。計測装置200の通信は通信装置204を用いて行われる。
NICは、Network Interface Cardの略称である。
入出力インタフェース205は、入力装置および出力装置が接続されるポートである。例えば、入出力インタフェース205はUSB端子であり、入力装置はキーボードおよびマウスであり、出力装置はディスプレイである。計測装置200の入出力は入出力インタフェース205を用いて行われる。
USBは、Universal Serial Busの略称である。
計測装置200は、計測データ受付部210と位置姿勢算出部220と水平点群算出部230と位置姿勢補正部240と三次元点群算出部250と設備間距離算出部260と距離データ出力部270といった要素を備える。これらの要素はソフトウェアで実現される。
補助記憶装置203には、計測データ受付部210と位置姿勢算出部220と水平点群算出部230と位置姿勢補正部240と三次元点群算出部250と設備間距離算出部260と距離データ出力部270としてコンピュータを機能させるための計測プログラムが記憶されている。計測プログラムは、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
補助記憶装置203には、さらに、OSが記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
プロセッサ201は、OSを実行しながら、計測プログラムを実行する。
OSは、Operating Systemの略称である。
計測プログラムの入出力データは記憶部290に記憶される。
メモリ202は記憶部290として機能する。但し、補助記憶装置203、プロセッサ201内のレジスタおよびプロセッサ201内のキャッシュメモリなどの記憶装置が、メモリ202の代わりに、又は、メモリ202と共に、記憶部290として機能してもよい。
計測装置200は、プロセッサ201を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。
計測プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録(格納)することができる。
***動作の説明***
設備間距離計測システム100の動作の手順は設備間距離計測方法に相当する。また、計測装置200の動作の手順は計測プログラムによる処理の手順に相当する。
以下、鉄道に関する設備間距離計測方法を例に説明を行う。計測車両101は軌陸車である。
図4に基づいて、設備間距離計測方法を説明する。
ステップS100において、計測車両101は、計測領域に対する計測を行う。計測領域は、設備間距離が計測される領域である。
具体的には、利用者が計測車両101を運転し、計測車両101が線路を走行し、計測ユニット110および水平レーザ120が各種計測を行う。
計測ユニット110を用いた計測によって得られるデータを、計測データと称する。
計測データは、計測レーザデータと、測位データと、慣性計測データと、画像データと、走行距離データと、を含む。
計測レーザデータは、計測レーザ111を用いたレーザ計測によって得られるデータであり、各計測点に対する計測距離および各計測点に対する計測方位を時刻ごとに示す。この計測距離は、計測レーザ111から計測点までの距離である。この計測方位は、計測レーザ111から計測点への方位である。
測位データは、受信機112を用いた測位によって得られるデータであり、各時刻における計測車両101の位置(三次元座標値)を示す。
慣性計測データは、IMU113を用いた計測によって得られるデータであり、各時刻における計測車両101の三次元加速度および三次元角速度を示す。
画像データは、カメラを用いた撮影によって得られるデータであり、各時刻の画像を示す。各画像には、計測車両101の周囲が映っている。
走行距離データは、オドメータ119を用いた計測によって得られるデータであり、各時刻における計測車両101の走行距離を示す。
水平レーザ120を用いたレーザ計測によって得られるデータを、水平レーザデータと称する。
水平レーザデータは、各計測点に対する計測距離および各計測点に対する計測方位を時刻ごとに示す。この計測距離は、水平レーザ120から計測点までの距離である。この計測方位は、水平レーザ120から計測点への方位である。
ステップS200において、計測装置200は、計測データおよび水平レーザデータに基づいて、設備間距離を算出する。
図5に基づいて、ステップS200の手順を説明する。
ステップS210において、計測データ受付部210は、計測データおよび水平レーザデータを受け付ける。
ステップS220において、位置姿勢算出部220は、計測データを用いて、各時刻の計測位置を算出する。
位置姿勢算出部220は、測位データに示される各時刻の計測車両101の位置を各時刻の計測位置として用いてもよいし、慣性計測データを用いて各時刻の計測位置を算出してもよい。また、位置姿勢算出部220は、測位データと慣性計測データを用いることによって、各時刻の計測位置をより高い精度で算出してもよい。
なお、計測位置を算出する方法は、MMSにおける従来技術である。
さらに、位置姿勢算出部220は、計測データを用いて、各時刻の計測姿勢を算出する。姿勢は、ロール角、ピッチ角およびヨー角で表される。
具体的には、位置姿勢算出部220は、慣性計測データを用いて各時刻の計測姿勢を算出する。
なお、計測姿勢を算出する方法は、MMSにおける従来技術である。
そして、位置姿勢算出部220は、位置姿勢データを生成する。
位置姿勢データは、各時刻の計測位置および各時刻の計測姿勢を示す。
ステップS230において、水平点群算出部230は、水平レーザデータおよび位置姿勢データを用いて、各時刻の水平点群を算出する。
水平点群は、水平レーザデータを用いて算出される三次元点群である。三次元点群は、各計測点の位置(三次元座標値)を示す。
具体的には、水平点群算出部230は、計測車両101の姿勢に計測点の計測方位を加えて、計測車両101に対する計測点の方向(相対方向)を算出する。そして、水平点群算出部230は、計測車両101の位置から相対方向に計測距離だけ離れた地点の位置を算出する。算出される位置が計測点の位置である。
なお、三次元点群を算出する方法は、MMSにおける従来技術である。
そして、水平点群算出部230は、各時刻の水平点群データを生成する。水平点群データは、水平点群を示す。
ステップS240において、位置姿勢補正部240は、各時刻の水平点群データに基づいて、位置姿勢データを補正する。
ステップS240の詳細について後述する。
ステップS250において、三次元点群算出部250は、計測レーザデータおよび補正された位置姿勢データを用いて、各時刻の三次元点群を算出する。三次元点群を算出する方法は、水平点群を算出する方法と同じであり、MMSにおける従来技術である。
そして、位置姿勢補正部240は、三次元点群データを生成する。三次元点群は、三次元点群を示す。
ステップS260において、設備間距離算出部260は、三次元点群データを用いて、計測領域に存在する設備間ごとに設備間距離を算出する。
そして、設備間距離算出部260は、距離データを生成する。
距離データは、設備間ごとに設備間距離と各設備の識別子を示す。
具体的には、各設備間の距離は以下のように算出される。
まず、設備間距離算出部260は、設備ごとに三次元点群データから設備の三次元点群を抽出する。
例えば、設備間距離算出部260は、三次元点群データに示される三次元点群をディスプレイに表示する。利用者は、表示された三次元点群から設備の三次元点群を選択する。そして、設備間距離算出部260は、選択された三次元点群を三次元点群データから抽出する。
例えば、設備特徴データが記憶部290に予め記憶される。設備特徴データは、各設備の特徴(形状および大きさなど)を示す。そして、設備間距離算出部260は、設備特徴データに示される設備の特徴に合致する三次元点群を三次元点群データから抽出する。
次に、設備間距離算出部260は、設備ごとに三次元点群に基づいて位置を算出する。
例えば、設備間距離算出部260は、三次元点群の中心の位置を算出する。算出される位置が設備の位置である。
そして、設備間距離算出部260は、設備間ごとに各設備の位置に基づいて距離を算出する。一方の設備から他方の設備までの距離が設備間距離である。
ステップS270において、距離データ出力部270は、距離データを出力する。
例えば、距離データ出力部270は、距離データをディスプレイに表示する。
***水平点群に基づく補正の説明***
図6に基づいて、水平点群に基づく補正の概念を説明する。図6は、計測車両101と参照物190を上から見た様子を示している。
参照物190は、位置が固定され移動しない物体である。補正のために、参照物190の水平点群が参照される。
参照物190の表面に半円状に並べられている複数の点は、参照物190の水平点群を表している。
オドメータによって計測される走行距離に基づいて計測位置が算出されると仮定する。
(1)走行距離が正しい場合、参照物190の各時刻の水平点群は重なる。
(2)しかし、実際の距離よりも短い走行距離が計測される場合、参照物190が遠いほど水平点群が正しい位置から遠くにずれ、参照物190が近いほど水平点群が正しい位置に近づく。
(3)また、実際の距離よりも長い走行距離が計測される場合も、参照物190が遠いほど水平点群が正しい位置から遠くにずれ、参照物190が近いほど水平点群が正しい位置に近づく。
このずれを逆補正することにより、正しい走行距離が求まる。つまり、計測位置を補正することが可能となる。
図7から図9に基づいて、補正の概念をさらに説明する。
図7に、計測車両101と複数の参照物190を示す。各参照物190の表面に付された点線または破線は水平点群を表している。
図8に、各時刻の水平レーザ120と各参照物190の水平点群191を示す。
水平レーザ120は、各時刻に1回転してレーザ計測を行う。水平点群191は、水平レーザ120の回転ごとに得られる。例えば、水平レーザ120は、1/200秒または1/100秒ごとに1回転する。
参照物190は動かないため、各時刻の計測位置および各時刻の計測姿勢が正しければ、水平レーザ120が移動しても水平点群191は動かない。
図8において、各時刻の計測位置および各時刻の計測姿勢は正しい。そのため、参照物190ごとに各時刻の水平点群191が重なっている。
図9において、各時刻の計測位置および各時刻の計測姿勢は正しくない。そのため、参照物190ごとに各時刻の水平点群191が互いにずれている。但し、各時刻において、参照物190間の水平点群191の相対関係は変わらない。
各時刻の水平点群191が参照物190ごとに重なるように各時刻の計測位置および各時刻の計測姿勢を修正すれば、各時刻の正しい計測位置および各時刻の正しい計測姿勢を推定できる。
また、参照物190ごとに各時刻の水平点群191が互いにずれていれば、各時刻の計測位置および各時刻の計測姿勢が誤っていることに気付くことができる。
図10に基づいて、補正(ステップS240)の手順を説明する。
ステップS241において、位置姿勢補正部240は、各時刻の水平点群データを用いて、各時刻の計測位置の移動量および各時刻の計測姿勢の回転角を算出する。
計測位置の移動量は、計測位置の誤差、つまり計測位置の補正量に相当する。
計測姿勢の回転角は、ヨー方向における計測姿勢の誤差、つまり計測姿勢の補正量に相当する。
具体的には、位置姿勢補正部240は、基準時刻の水平点群データに基づく参照物の位置に対する対象時刻の水平点群データに基づく参照物の位置の誤差を表す回転移動量および平行移動量を算出する。算出される回転移動量が対象時刻の計測姿勢の回転角であり、算出される平行移動量が対象時刻の計測位置の移動量である。
ステップS241の詳細について後述する。
ステップS242において、位置姿勢補正部240は、各時刻の計測位置の移動量および各時刻の計測姿勢の回転角を用いて、位置姿勢データを補正する。
具体的には、位置姿勢補正部240は、時刻ごとに、計測位置に移動量を加え、計測姿勢に回転角を加える。
以下に、移動量および回転角の算出(ステップS241)の詳細を説明する。
補正の基準となる任意の時刻を、基準時刻と称する。
補正の対象となる時刻を、対象時刻と称する。
例えば、対象時刻の直前の時刻または対象時刻の直後の時刻が基準時刻となる。
参照物190について説明する。
参照物190は水平レーザ120によって計測されるものであれば何でもよく、2つ以上の参照物190が水平レーザ120の計測範囲内に存在すればよい。
地上の電化路線には、25メートル間隔または50メートル間隔で架線柱が存在する。
そのため、地上の電化路線では、参照物190として架線柱を利用することができる。
図11に、基準時刻T+1および対象時刻Tにおける計測車両101および3つの架線柱192を示している。架線柱192は、水平点群191によって表された架線柱である。
基準時刻T+1の架線柱192を正しい架線柱192と仮定し、対象時刻Tの架線柱192を修正すべき架線柱192と仮定する。
この場合、対象時刻Tの架線柱192が基準時刻T+1の架線柱192に重なるように、対象時刻Tの計測位置および対象時刻Tの計測姿勢が補正される。
なお、対象時刻Tの計測姿勢が誤っているので、対象時刻Tの3つの架線柱192を平行移動しても、対象時刻Tの3つの架線柱192は基準時刻T+1の3つの架線柱192には重ならない。
図12に基づいて、ステップS241の手順を説明する。
位置姿勢補正部240は、各時刻の水平点群データを対象にして、ステップS2411からステップS2414を実行する。
ステップS2411において、位置姿勢補正部240は、基準時刻の水平点群データを用いて、2つの参照物190の位置を算出する。具体的には、位置姿勢補正部240は、基準時刻の水平点群データに含まれる各参照物190の水平点群に基づいて、各参照物190の位置を算出する。
さらに、位置姿勢補正部240は、対象時刻の水平点群データを用いて、2つの参照物190のそれぞれの位置を算出する。具体的には、位置姿勢補正部240は、対象時刻の水平点群データに含まれる各参照物190の水平点群に基づいて、各参照物190の位置を算出する。
なお、対象時刻の2つの参照物190は基準時刻の2つの参照物190と同じである。
各参照物190の水平点群は、ステップS260における設備の三次元点群と同様に、利用者によって選択されてもよいし、参照物190の特徴に基づいて抽出されてもよい。
ステップS2411の詳細について後述する。
ステップS2412において、位置姿勢補正部240は、基準時刻の各参照物190の位置と対象時刻の各参照物190の位置に基づいて、対象時刻の計測姿勢の回転角を算出する。
計測姿勢の回転角は以下のように算出される。
まず、位置姿勢補正部240は、基準時刻の2つの参照物190の位置を通る直線を算出する。
また、位置姿勢補正部240は、対象時刻の2つの参照物190の位置を通る直線を算出する。
そして、位置姿勢補正部240は、2つの直線が成す角度を算出する。
算出される角度が計測姿勢の回転角である。
図13に、計測姿勢の回転角θを示す。
回転角θは、直線Lsと直線Ltが成す角度である。
直線Lsは、基準時刻T+1の2つの架線柱192の位置を通る直線である。
直線Ltは、対象時刻Tの2つの架線柱192の位置を通る直線である。
図12に戻り、ステップS2413から説明を続ける。
ステップS2413において、位置姿勢補正部240は、計測姿勢の回転角に基づいて、対象時刻の各参照物190の位置を修正する。
具体的には、位置姿勢補正部240は、対象時刻の計測位置を基点にして対象時刻の各参照物190の位置を計測姿勢の回転角だけ回転移動する。
図14において、対象時刻Tの各架線柱192の位置は、回転角θに基づいて修正されている。
図12に戻り、ステップS2414を説明する。
ステップS2414において、位置姿勢補正部240は、基準時刻の1つの参照物190の位置と対象時刻の1つの参照物190の修正された位置に基づいて、計測位置の移動量を算出する。なお、基準時刻の1つの参照物190と対象時刻の1つの参照物190は同じである。
具体的には、位置姿勢補正部240は、基準時刻の参照物190の位置と対象時刻の参照物190の修正された位置の差を算出する。算出される差が計測位置の移動量である。
図14に、計測位置の移動量Mを示す。
移動量Mは、基準時刻T+1の架線柱192の位置に対する対象時刻Tの架線柱192の位置の差である。
図15において、対象時刻Tの3つの架線柱192は、移動量Mだけ平行移動されている。そして、対象時刻Tの3つの架線柱192は、基準時刻T+1の3つの架線柱192と重なっている。
以下に、架線柱を例にして、参照物190の位置の算出(ステップS2411)の詳細を説明する。
架線柱には、円柱状のものと角柱状のものがある。
図16に、円柱状の架線柱に対して異なる位置からレーザ計測を行う様子を示している。
架線柱の全周を一度にレーザ計測することはできず、架線柱のうちレーザ計測される部分は計測位置によって異なる。
位置姿勢補正部240は、架線柱の水平点群191に基づいて、水平方向における架線柱の中心を架線柱の位置として算出する。
図17に基づいて、架線柱の中心を算出する方法を説明する。
架線柱の近くでのレーザ計測では、半円形の水平点群191が得られる。
まず、位置姿勢補正部240は、半円形の水平点群191に基づいて、架線柱の半径rを算出する。
次に、位置姿勢補正部240は、計測位置から最も近い計測点を水平点群191から選択し、計測位置から選択された計測点へのベクトルを算出する。ベクトルの長さ、つまり計測位置から選択された計測点までの長さを「h」とする。
そして、位置姿勢補正部240は、計測位置からベクトルの方向に距離h+rだけ離れた位置を算出する。算出される位置が架線柱の中心である。
架線柱の遠くでのレーザ計測では、半円形の水平点群191が得られない。
まず、位置姿勢補正部240は、計測位置点から水平点群191が表す線の中心へのベクトルを算出する。ベクトルの長さを「L」とする。
そして、位置姿勢補正部240は、他の時刻の水平点群191に基づいて算出された半径rを用いて、計測位置からベクトルの方向に距離h+rだけ離れた位置を算出する。算出される位置が架線柱の中心である。
図18に、角柱状の架線柱に対して異なる位置からレーザ計測を行う様子を示している。
架線柱の全周を一度にレーザ計測することはできず、架線柱のうちレーザ計測される部分は計測位置によって異なる。
図19に基づいて、架線柱の中心を算出する方法を説明する。
まず、位置姿勢補正部240は、1つ以上の時刻の架線柱の水平点群191に基づいて、架線柱の各辺の長さを算出する。
そして、位置姿勢補正部240は、計測位置と水平点群191と架線柱の各辺の長さの関係に基づいて、架線柱の中心を算出する。
架線柱の各辺の長さを算出できるので、多少複雑にはなるが架線柱の中心を予測することができる。但し、架線柱の一辺が線路と平行になるように架線柱が設置されていないと、計算はさらに複雑になる。
図20に、架線柱の角部分の水平点群191を示す。
位置姿勢補正部240は、角柱の中心の代わりに角柱の角を架線柱の位置として算出してもよい。
各時刻の架線柱192は架線柱の角を基点にして位置合わせすることが可能である。
***実施例の説明***
トンネル内の参照物190を利用する方法を説明する。
参照物190について説明する。
図21に、トンネル内の側壁の断面を示す。トンネル内には、10メートル以下の間隔でパネル継ぎ目194が存在する。
パネル継ぎ目194は、コンクリートパネル193のつなぎ目であり、パネル間の凹みに存在し、5センチメートル程度の幅と2センチメートル程度の奥行きを有する。
トンネル内において、パネル継ぎ目194は、参照物190として利用することができる。パネル継ぎ目194は、水平レーザ120の計測範囲に1つあればよい。
ステップS240の手順は、図10における手順と同じである。
但し、ステップS241の手順は、図12における手順と異なる。
図22に基づいて、ステップS241の手順を説明する。
位置姿勢補正部240は、各時刻の水平点群データを対象にして、ステップS2411からステップSS413を実行する。
ステップS2411において、位置姿勢補正部240は、基準時刻の水平点群と対象時刻の水平点群に基づいて、計測姿勢の回転角を算出する。
計測姿勢の回転角は以下のように算出される。
まず、位置姿勢補正部240は、基準時刻の水平点群データの水平点群に基づいて、トンネルの壁面を表す直線を算出する。
さらに、位置姿勢補正部240は、対象時刻の水平点群データの水平点群に基づいて、トンネルの壁面を表す直線を算出する。
そして、位置姿勢補正部240は、基準時刻の直線と対象時刻の直線が成す角度を算出する。
算出される角度が計測姿勢の回転角である。
ステップS2412において、位置姿勢補正部240は、計測姿勢の回転角に基づいて、対象時刻の参照物190の位置を修正する。
具体的には、位置姿勢補正部240は、対象時刻の計測位置を基点にして対象時刻の参照物190の位置を計測姿勢の回転角だけ回転移動する。
ステップS2413において、位置姿勢補正部240は、基準時刻の参照物190の位置と対象時刻の参照物190の修正された位置に基づいて、計測位置の移動量を算出する。
具体的には、位置姿勢補正部240は、基準時刻の参照物190の位置と対象時刻の参照物190の修正された位置の差を算出する。算出される差が計測位置の移動量である。
なお、位置姿勢補正部240は、進行方向と横断方向に分けて移動量を算出してもよい。この場合、位置姿勢補正部240は、進行方向に関して基準時刻の参照物190の位置と対象時刻の参照物190の修正された位置の差を移動量として算出する。また、位置姿勢補正部240は、計測姿勢の回転角に基づいて対象時刻の直線を修正し、横断方向に関して基準時刻の直線と対象時刻の修正された直線の差を移動量として算出する。そして、位置姿勢補正部240は、進行方向の移動量と横断方向の移動量を合計して計測位置の移動量を算出する。
図23に、異なる時間に計測されたパネル継ぎ目196の位置が回転移動および平行移動によって重なる様子を示す。
コンクリートパネル195は、水平点群191で表されるコンクリートパネル193である。
パネル継ぎ目196は、水平点群191で表されるパネル継ぎ目194である。
図23の(1)において、各対象時刻のコンクリートパネル195を表す直線は、各対象時刻の回転角θだけ回転移動される。
図23の(2)において、各対象時刻のパネル継ぎ目196は、各対象時刻の移動量Mだけ平行移動される。移動量Mは、進行方向におけるパネル継ぎ目196の位置の差と、横断方向におけるコンクリートパネル195の位置の差と、で表すことができる。
図23の(3)において、各時刻のパネル継ぎ目196は、回転移動と平行移動によって重なる。
***実施の形態1の特徴***
実施の形態1は、計測車両101が水平レーザ120を備えることを特徴とする。
従来、Simultaneous Localization and Mapping(SLAM)と呼ばれる技術が存在する。実施の形態1における水平点群の重ね合わせは、SLAMの応用である。
SLAMは、移動体によって自己位置推定と地図作成を同時に行うための技術であり、ロボットまたは自動運転車に利用される。
SLAMでは、3次元レーザと2次元カメラが利用され、点群マッチングが行われる。
一方、実施の形態1では水平レーザ120が利用される。これにより、点群マッチングを2次元で行うことができ、計算量が削減される。
SLAMは、自己位置を算出するが、自己位置の誤りを補正することができない。
一方、実施の形態1は、自己位置を算出し、自己位置の誤りを補正することができる。そのため、正しい自己位置に基づいて正しい三次元点群を生成することができる。そして、正しい三次元点群を使って正確な設備間距離を算出することができる。
***実施の形態1の効果***
実施の形態1により、施設間の距離の計測をより正確に行うことができる。人がメジャーを使って計測する場合、正確な計測が可能であるが、コストがかかり、危険が伴う。MMSで生成される三次元点群を使って計測する場合、安全を確保し、効率化および省力化を図ることができる。しかし、衛星不可視での計測によって得られる三次元点群の精度はメジャー計測に劣る。実施の形態1は、三次元点群の精度を高めることができる。その結果、メジャー計測を行わなくても、設備間の距離を正確に計測することができる。
***実施の形態の補足***
実施の形態1は、好ましい形態の例示であり、本開示の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態1は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
計測装置200の要素である「部」は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせのいずれで実現されてもよい。
計測装置200の要素である「部」は、「処理」、「工程」、「回路」または「サーキットリ」と読み替えてもよい。
100 設備間距離計測システム、101 計測車両、110 計測ユニット、111 計測レーザ、112 受信機、113 IMU、114 カメラ、119 オドメータ、120 水平レーザ、190 参照物、191 水平点群、192 架線柱、193 コンクリートパネル、194 パネル継ぎ目、195 コンクリートパネル、196 パネル継ぎ目、200 計測装置、201 プロセッサ、202 メモリ、203 補助記憶装置、204 通信装置、205 入出力インタフェース、210 計測データ受付部、220 位置姿勢算出部、230 水平点群算出部、240 位置姿勢補正部、250 三次元点群算出部、260 設備間距離算出部、270 距離データ出力部、290 記憶部。

Claims (6)

  1. 計測レーザを有して計測車両に設置される計測ユニットによって得られる計測データを用いて、各時刻の計測位置および計測姿勢を示す位置姿勢データを生成する位置姿勢算出部と、
    前記位置姿勢データと、前記計測ユニットと共に前記計測車両に設置される水平レーザによって得られる水平レーザデータと、を用いて、前記水平レーザによって各時刻に計測された各計測点の位置を示す水平点群データを生成する水平点群算出部と、
    各時刻の前記水平点群データに基づいて、前記位置姿勢データを補正する位置姿勢補正部と、
    補正された前記位置姿勢データと、前記計測レーザによって得られる計測レーザデータと、を用いて、前記計測レーザによって計測された各計測点の位置を示す三次元点群データを生成する三次元点群算出部と、
    前記三次元点群データを用いて、計測領域に存在する設備間の距離である設備間距離を算出する設備間距離算出部と、
    を備える計測装置。
  2. 前記位置姿勢補正部は、各時刻の前記水平点群データを用いて各時刻の前記計測位置の移動量および各時刻の前記計測姿勢の回転角を算出し、各時刻の前記計測位置の移動量および各時刻の前記計測姿勢の回転角を用いて前記位置姿勢データを補正する
    請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記位置姿勢補正部は、基準時刻の水平点群データに基づく参照物の位置に対する対象時刻の水平点群データに基づく前記参照物の位置の誤差を表す回転移動量および平行移動量を、前記対象時刻の前記計測姿勢の前記回転角および前記対象時刻の前記計測位置の前記移動量として算出する
    請求項2に記載の計測装置。
  4. 計測レーザを有する計測ユニットと水平レーザとが設置される計測車両と、
    前記計測ユニットによって得られる計測データと前記水平レーザによって得られる水平レーザデータを用いて、計測領域に存在する設備間の距離である設備間距離を算出する計測装置と、を備え、
    前記計測装置は、
    前記計測データを用いて、各時刻の計測位置および計測姿勢を示す位置姿勢データを生成する位置姿勢算出部と、
    前記位置姿勢データと前記水平レーザデータとを用いて、前記水平レーザによって各時刻に計測された各計測点の位置を示す水平点群データを生成する水平点群算出部と、
    各時刻の前記水平点群データに基づいて、前記位置姿勢データを補正する位置姿勢補正部と、
    補正された前記位置姿勢データと、前記計測レーザによって得られる計測レーザデータと、を用いて、前記計測レーザによって計測された各計測点の位置を示す三次元点群データを生成する三次元点群算出部と、
    前記三次元点群データを用いて前記設備間距離を算出する設備間距離算出部と、
    を備える
    設備間距離計測システム。
  5. 計測レーザを有する計測ユニットと水平レーザとが設置される計測車両によって計測領域に対する計測を行い、
    前記計測ユニットによって得られる計測データを用いて、各時刻の計測位置および計測姿勢を示す位置姿勢データを生成し、
    前記位置姿勢データと、前記水平レーザによって得られる水平レーザデータと、を用いて、前記水平レーザによって各時刻に計測された各計測点の位置を示す水平点群データを生成し、
    各時刻の前記水平点群データに基づいて、前記位置姿勢データを補正し、
    補正された前記位置姿勢データと、前記計測レーザによって得られる計測レーザデータと、を用いて、前記計測レーザによって計測された各計測点の位置を示す三次元点群データを生成し、
    前記三次元点群データを用いて前記計測領域に存在する設備間の距離である設備間距離を算出する
    設備間距離計測方法。
  6. 計測レーザを有して計測車両に設置される計測ユニットによって得られる計測データを用いて、各時刻の計測位置および計測姿勢を示す位置姿勢データを生成する位置姿勢算出部と、
    前記位置姿勢データと、前記計測ユニットと共に前記計測車両に設置される水平レーザによって得られる水平レーザデータと、を用いて、前記水平レーザによって各時刻に計測された各計測点の位置を示す水平点群データを生成する水平点群算出部と、
    各時刻の前記水平点群データに基づいて、前記位置姿勢データを補正する位置姿勢補正部と、
    補正された前記位置姿勢データと、前記計測レーザによって得られる計測レーザデータと、を用いて、前記計測レーザによって計測された各計測点の位置を示す三次元点群データを生成する三次元点群算出部と、
    前記三次元点群データを用いて、計測領域に存在する設備間の距離である設備間距離を算出する設備間距離算出部として、
    コンピュータを機能させるための計測プログラム。
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