JP2023034066A - 通信装置、通信方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023034066000001
【課題】ビームフォーミングの精度を向上させることを可能とする技術が提供されることが望まれる。
【解決手段】基準発振信号に基づいて複数の局部発振器それぞれにベースバンド信号を出力する信号出力部を備える、通信装置であって、前記複数の局部発振器それぞれは、電圧制御発振器からのフィードバック信号の位相と前記基準発振信号の位相との位相差に応じたパルス信号を前記信号出力部に出力する位相比較器を備え、前記信号出力部は、前記複数の局部発振器それぞれから出力される前記パルス信号に基づいて、前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相補正値を算出し、前記位相補正値に基づいて前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相を補正する、通信装置が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置、通信方法およびプログラムに関する。
近年、電波を特定の方向に送信する技術または電波を特定の方向から受信する技術(いわゆるビームフォーミング技術)が知られている。例えば、ビームフォーミング技術によって電波を送信する回路(以下、「ビームフォーミング送信回路」とも言う。)は、複数の送信ポートそれぞれから出力する送信信号の位相または振幅を制御して、送信ビームを形成し、目的の方向において送信電力が最大になるように制御する。これによって、空間的電波利用効率の向上が図られる。
デジタル・ビームフォーミング送信回路においては、BB MPU(BaseBand Micro-Processing Unit)が、送信するIQ信号に位相差を付けてビームを制御する。このとき、LO(Local Oscillator)の位相が送信ポートごとに異なってしまうことによって、ビーム形成が高精度に行われなくなってしまう可能性がある。
LOの位相が送信ポートごとに異なってしまう主な原因としては、LOのPLL(Phase Locked Loop)制御のロックするタイミングが送信ポートごとに異なってしまうこと、運用中の温度変化によってLOの位相が送信ポートごとに異なってしまうことなどが挙げられる。例えば、LOの温度変化は全部の送信ポートにおいて同じになるとは限らないため、温度変化によるLOの位相の変動は、いずれか二つ以上の送信ポートにおいて異なってしまう可能性がある。
そこで、事前に取得された温度とLOの位相との関係をメモリに保存し、温度センサから得られた温度に対応するLOの位相をメモリから取得し、メモリから取得したLOの位相に基づいてLOの位相を調整することによって、位相の変動を補償する補償回路と補償方法とが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-212947号公報
しかしながら、温度とLOの位相との関係をメモリに保存しておく技術には、改善すべき点が2点は存在する。
1点目は、周囲の温度変化が検出されるタイミングと位相変動の補償のタイミングとにタイムラグが発生してしまうため、位相変動の補償が急激な温度変化に追従できないことである。
2点目は、LOの温度を正確に測定することが困難であるために位相変動の補償の精度に限界があることである。LOを構成するVCO(Voltage Controlled Oscillator)の温度を正確に測定するためには、発振トランジスタ内部の温度を正確に測定する必要がある。しかし、発振トランジスタ内部の温度を正確に測定するのは困難であるために、VCOの温度、すなわちLOの温度を正確に測定することが困難である。
そこで、ビームフォーミングの精度を向上させることを可能とする技術が提供されることが望まれる。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、基準発振信号に基づいて複数の局部発振器それぞれにベースバンド信号を出力する信号出力部を備える、通信装置であって、前記複数の局部発振器それぞれは、電圧制御発振器からのフィードバック信号の位相と前記基準発振信号の位相との位相差に応じたパルス信号を前記信号出力部に出力する位相比較器を備え、前記信号出力部は、前記複数の局部発振器それぞれから出力される前記パルス信号に基づいて、前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相補正値を算出し、前記位相補正値に基づいて前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相を補正する、通信装置が提供される。
前記通信装置は、前記局部発振器における前記位相比較器からの出力が分岐された位置に、ADコンバータを備え、前記ADコンバータは、前記位相比較器からの出力をサンプリングして、前記信号出力部に出力してもよい。
前記通信装置は、広帯域に渡って高い入力インピーダンスを持つバッファを備え、前記位相比較器からの出力は、前記バッファを介して前記ADコンバータに入力され、前記ADコンバータによってサンプリングされてよい。
前記信号出力部は、前記基準発振信号の位相を基準とした前記フィードバック信号の位相の遅れを前記位相補正値として算出してもよい。
前記信号出力部は、IQ信号に付加される位相差から、前記位相補正値を差し引きして得られる位相差を、前記IQ信号に付加される位相差として更新し、更新後の位相差が前記IQ信号に付加されるように制御してもよい。
前記通信装置は、送信回路に適用されてもよい。
前記通信装置は、受信回路に適用されてもよい。
また、本発明の別の観点によれば、基準発振信号に基づいて複数の局部発振器それぞれにベースバンド信号を出力する信号出力部を備える、通信装置による通信方法であって、前記複数の局部発振器それぞれは、電圧制御発振器からのフィードバック信号の位相と前記基準発振信号の位相との位相差に応じたパルス信号を前記信号出力部に出力する位相比較器を備え、前記信号出力部は、前記複数の局部発振器それぞれから出力される前記パルス信号に基づいて、前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相補正値を算出し、前記位相補正値に基づいて前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相を補正する、通信方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、基準発振信号に基づいて複数の局部発振器それぞれにベースバンド信号を出力する信号出力部を備える、通信装置であって、前記複数の局部発振器それぞれは、電圧制御発振器からのフィードバック信号の位相と前記基準発振信号の位相との位相差に応じたパルス信号を前記信号出力部に出力する位相比較器を備え、前記信号出力部は、前記複数の局部発振器それぞれから出力される前記パルス信号に基づいて、前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相補正値を算出し、前記位相補正値に基づいて前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相を補正する、通信装置として機能させるプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、ビームフォーミングの精度を向上させることを可能とする技術が提供される。
一般的なビームフォーミング送信回路の構成例を示す図である。 ビームフォーミング送信回路の機能構成例を示す図である。 LOの内部構成を詳細化したビームフォーミング送信回路の構成例を示す図である。 位相周波数基準発振源の構成例を示す図である。 D型フリップ・フロップ回路によって構成されたPFDの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において位相周波数基準発振信号の位相に比べてフィードバック信号の位相が遅れている場合におけるPFDの入出力関係を示すタイミングチャートである。 同実施形態において位相周波数基準発振信号の位相に比べてフィードバック信号の位相が進んでいる場合におけるPFDの入出力関係を示すタイミングチャートである。 同実施形態において位相周波数基準発振信号IN_Aの位相とフィードバック信号IN_Bの位相とが同期した場合におけるPFDの入出力関係を示すタイミングチャートである。 同実施形態において位相周波数基準発振信号と各LOがロックしたタイミングの例を示す図である。 JK型フリップ・フロップ回路によって構成されたPFDの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態において位相周波数基準発振信号の位相に比べてフィードバック信号の位相が遅れている場合におけるPFDの入出力関係を示すタイミングチャートである。 同実施形態において位相周波数基準発振信号の位相に比べてフィードバック信号の位相が進んでいる場合におけるPFDの入出力関係を示すタイミングチャートである。 同実施形態において位相周波数基準発振信号の位相とフィードバック信号の位相とが同期した場合におけるPFDの入出力関係を示すタイミングチャートである。 同実施形態において位相周波数基準発振信号と各LOがロックしたタイミングの例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する場合がある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合がある。ただし、異なる実施形態の類似する構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(0.概要)
まず、本発明の実施形態の概要について説明する。
図1は、一般的なビームフォーミング送信回路の構成例を示す図である。図1に示されるように、一般的なビームフォーミング送信回路9は、位相周波数基準発振源11と、BB MPU90とを備える。BB MPU90は、0からn(nは自然数)までの送信ポートに対応するミキサ12-0~12-nを有している。
また、ビームフォーミング送信回路9は、0からnまでの送信ポートに対応する、DAC(Digital-Analog Converter)13-0~13-n、LO14-0~14-n、ミキサ15-0~15-n、可変ゲインアンプ16-0~16‐n、および、アンテナ17-0~17-nを備える。
位相周波数基準発振源11は、位相周波数基準発振信号をBB MPU90に出力する。BB MPU90は、0からnまでの送信ポートそれぞれについて、ミキサ12によって生成されるIQ信号の位相に対して、位相周波数基準発振信号の位相を基準にした位相差wが付加されるように制御し、制御後の信号をベースバンド信号としてDAC13に出力する。続いて、0からnまでの送信ポートそれぞれについて、以下の動作がなされる。
DAC13は、BB MPU90から出力された信号を、デジタル形式からアナログ形式に変換し、変換後の信号をミキサ15に出力する。ミキサ15は、DAC13から出力された信号と、LO14から出力された局部発信信号とを混合して可変ゲインアンプ16に出力する。可変ゲインアンプ16は、ミキサ15から出力された信号を増幅し、アンテナ17は、可変ゲインアンプ16から出力された信号に基づいて、空間に電波を放射する。
このとき、LO14の位相が送信ポートごとに異なってしまうことによって、ビーム形成が高精度に行われなくなってしまう可能性がある。
LO14の位相が送信ポートごとに異なってしまう主な原因としては、LO14のPLL制御のロックするタイミングが送信ポートごとに異なってしまうこと、運用中の温度変化によってLO14の位相が送信ポートごとに異なってしまうことなどが挙げられる。例えば、LO14の温度変化は全部の送信ポートにおいて同じになるとは限らないため、温度変化によるLO14の位相の変動は、いずれか二つ以上の送信ポートにおいて異なってしまう可能性がある。
そこで、本発明の実施形態においては、ビームフォーミングの精度を向上させることを可能とする技術について主に提案する。
以上、本発明の実施形態の概要について説明した。
(1.第1の実施形態)
続いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
(1-1.ビームフォーミング送信回路の構成)
まず、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路の構成例について説明する。
(送信回路の構成例)
図2は、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路の機能構成例を示す図である。図2に示されるように、ビームフォーミング送信回路1は、位相周波数基準発振源11と、BB MPU10とを備える。BB MPU10は、0からnまでの送信ポートに対応するミキサ12-0~12-nを有している。
また、ビームフォーミング送信回路1は、0からnまでの送信ポートに対応する、DAC13-0~13-n、LO14-0~14-n、ミキサ15-0~15-n、可変ゲインアンプ16-0~16‐n、および、アンテナ17-0~17-nを備える。さらに、本発明の第1の実施形態においては、ビームフォーミング送信回路1は、0からnまでの送信ポートに対応する、ADC(Analog-Digital Converter)18-0~18-nを備える。
ADC18は、LO14が備える、位相比較器(PFD:Phase Frequency Detector)からの出力が分岐されて得られた出力をサンプリングする。より詳細に、ADC18は、LO14が備える、位相比較器(以下、「PFD」とも言う。)からの出力信号をアナログ形式からデジタル信号に変換し、変換後の信号をBB MPU10に出力する。
図3は、LOの内部構成を詳細化したビームフォーミング送信回路の構成例を示す図である。図3に示されるように、位相周波数基準発振源11は、分配器を介して位相周波数基準発振信号を、LO♯1~LO♯N(Nは、n+1に相当)、および、BB MPU10それぞれに出力する。これによって、ビームフォーミング送信回路全体の位相基準が、全て位相周波数基準発振源11の位相に合わせられる。
LO♯1~LO♯Nそれぞれが有する構成は、同様であるため、図3に示された例では、LO♯Nが有する構成に符号が付されており、他のLOが有する構成に付される符号は省略されている。LO♯1~LO♯Nそれぞれは、PFD21、CP(Charge Pump)23、フィルタ24、VCO25、分周器26、ミキサ15、DAC13を備える。
また、本発明の第1の実施形態において、LO♯1~LO♯Nそれぞれは、PFD21からの出力が分岐された位置に、バッファ22およびADC18を備える。
CP23は、PFD21からのパルス電圧(出力電圧)を上昇させる。フィルタ24は、CP23から出力された信号に対して時間積分を行うことにより、パルス幅に比例した直流電圧を得る。フィルタ24は、パルス幅に比例した直流電圧をVCO25に出力する。
VCO25は、フィルタ24から出力された直流電圧の値に応じて出力信号の周波数を変化させる。これによって、LOへの入力信号とLOからの出力信号との間において位相が同期するように制御される。分周器26は、VCO25からの出力信号に対して、設定された分周比によって周波数分周し、分周後の信号をフィードバック信号として、PFD21に出力する。
PFD21は、位相周波数基準発振源11からの入力信号(すなわち、位相周波数基準発振信号)の位相と分周器26から出力されたフィードバック信号の位相とを比較して位相差を得る。PFD21は、位相差に応じたデューティ比を持つパルス信号をCP23に出力する。それとともに、PFD21は、CP23への出力が分岐された位置に存在するバッファ22に当該パルス信号を出力する。
バッファ22は、LOにおける負帰還制御に影響を及ぼさないよう広帯域に渡って高い入力インピーダンスを持つ。
ADC18は、PFD21からバッファ22を介して入力されたパルス信号に対してサンプリングを行う。より詳細に、ADC18は、アナログ形式のパルス信号を一定の時間単位に区切り、時間単位ごとの信号レベルをデジタル形式のパルス信号として抽出するサンプリングを行う。ADC18は、サンプリングによって得たデジタル形式のパルス信号をBB MPU10に出力する。
BB MPU10は、メモリに記録されたプログラムがプロセッサによって読み取られ、プロセッサによって実行されることによってその機能が実現される。上記したように、BB MPU10は、IQ信号の位相に対して、位相周波数基準発振信号の位相を基準にした位相差wが付加されるように制御し、制御後の信号をベースバンド信号としてDAC13に出力する信号出力部として機能する。
このとき、BB MPU10は、ADC18から出力されたパルス信号に基づいて、位相周波数基準発振源11の位相とVCO25の位相との位相差をベースバンド信号の位相補正値として算出する。BB MPU10は、算出した位相補正値に基づいてLO♯Nに出力されるベースバンド信号の位相を補正する。
より詳細に、BB MPU10は、位相周波数基準発振源11の位相を基準としたVCO25の位相の遅れを位相補正値として算出し、IQ信号に付加される位相差wから、位相補正値を差し引きして得られる位相差を、IQ信号に付加される位相差として更新し、更新後の位相差がIQ信号に付加されるように制御し、制御後の信号をベースバンド信号としてDAC13に出力する。
以上に説明したLO♯Nにおける制御と同様な制御が、LO♯1~♯N-1についても実行される。これによって、BB MPU10から出力される、複数の送信ポートそれぞれに対応するベースバンド信号の位相が一致するように調整される。したがって、ビームフォーミングの精度が向上することが期待される。
(位相周波数基準発振源11の構成例)
図4は、位相周波数基準発振源11の構成例を示す図である。図4に示されるように、位相周波数基準発振源11は、GPS(Global Positioning System)レシーバ27と接続されており、GPSレシーバ27が出力するGPSタイムパルスに同期した位相周波数基準発振信号を出力する。位相周波数基準発振源11によって出力された位相周波数基準発振信号は、分配器を介してLO♯1~LO♯N、および、BB MPU10それぞれに入力される。
(PFD21の構成例)
LOにおけるPFDは、D型またはJK型フリップ・フロップ回路によって構成されるのが一般的である。
図5は、D型フリップ・フロップ回路によって構成されたPFD21の構成例を示す図である。D型フリップ・フロップ211のIN_Aには、分配器が接続されており、位相周波数基準発振源11から出力された位相周波数基準発振信号が分配器を介してIN_Aに入力される。一方、D型フリップ・フロップ211のIN_Bには、分周器が接続されており、分周器から出力されるフィードバック信号がIN_Bに入力される。
D型フリップ・フロップ211からの出力は、分岐され、D型フリップ・フロップ211からの出力の一方は、CP23に入力され、負帰還ループを構成する。D型フリップ・フロップ211からの出力の他方は、バッファ22(図3)の例としてのバッファ221を介して、ADC18(図3)の例としてのADC181に入力される。ADC181によってサンプリングされた信号は、BB MPU10に出力される。
同様に、D型フリップ・フロップ212からの出力は、分岐され、D型フリップ・フロップ212からの出力の一方は、CP23に入力され、負帰還ループを構成する。D型フリップ・フロップ212からの出力の他方は、バッファ22(図3)の例としてのバッファ222を介して、ADC18(図3)の例としてのADC182に入力される。ADC182によってサンプリングされた信号は、BB MPU10に出力される。
以上、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路の構成例について説明した。
(1-2.ビームフォーミング送信回路の動作)
続いて、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路1の動作例について説明する。
図2~図5を参照しながら、ビームフォーミング送信回路1の動作例について説明する。位相周波数基準発振源11は、GPSレシーバ27(図4)が出力するGPSタイムパルスに同期した位相周波数基準発振信号を出力する。位相周波数基準発振源11によって出力された位相周波数基準発振信号は、分配器を介してLO♯1~LO♯N、および、BB MPU10それぞれに入力される。
BB MPU10は、LO♯1~LO♯Nが備えるPFD21に入力されるフィードバック信号の周波数を所望の周波数とするため、LO♯1~LO♯Nが備える分周器26における分周比を設定する。LO♯1~LO♯Nが備えるPFD21は、位相周波数基準発振源11から出力された位相周波数基準発振信号の位相と分周器26から出力されたフィードバック信号の位相との比較を開始する。
(初期位相の検出)
図6は、位相周波数基準発振信号の位相に比べてフィードバック信号の位相が遅れている場合におけるPFD21の入出力関係を示すタイミングチャートである。図6を参照すると、位相周波数基準発振信号IN_Aの位相に比べてフィードバック信号IN_Bの位相が位相差ΔΦだけ遅れている(すなわち、位相の遅れΔΦ>0が成立している)。第1の実施形態においては、IN_AおよびIN_Bの立ち上がりエッジ間の幅が位相差に相当する。また、図6を参照すると、D型フリップ・フロップ211からの出力信号OUT_A、および、D型フリップ・フロップ212からの出力信号OUT_Bも示されている。
図7は、位相周波数基準発振信号の位相に比べてフィードバック信号の位相が進んでいる場合におけるPFD21の入出力関係を示すタイミングチャートである。図7を参照すると、位相周波数基準発振信号IN_Aの位相に比べてフィードバック信号IN_Bの位相が位相差ΔΦだけ進んでいる(すなわち、位相の遅れΔΦ<0が成立している)。第1の実施形態においては、IN_AおよびIN_Bの立ち上がりエッジ間の幅が位相差に相当する。また、図7を参照すると、D型フリップ・フロップ211からの出力信号OUT_A、および、D型フリップ・フロップ212からの出力信号OUT_Bも示されている。
図8は、位相周波数基準発振信号IN_Aの位相とフィードバック信号IN_Bの位相とが同期した場合におけるPFD21の入出力関係を示すタイミングチャートである。位相周波数基準発振信号IN_Aの位相とフィードバック信号IN_Bの位相との間に位相差が生じていても(図6および図7)、PFD21における位相同士の比較が開始されると、LOにおける負帰還制御によって、図8に示されたように、位相周波数基準発振信号IN_Aの位相とフィードバック信号IN_Bの位相とが同期するように制御される。
位相周波数基準発振信号IN_Aの位相とフィードバック信号IN_Bの位相とが同期した時点(すなわち、OUT_Aのパルス幅とOUT_Bのパルス幅が揃った時点)において、LOの状態がロック状態となる。BB MPU10は、OUT_AおよびOUT_Bを観測しながら、位相周波数基準発振信号IN_Aのどの立ち上がりエッジでLOがロックしたかをメモリに記録する。
図9は、位相周波数基準発振信号IN_Aと各LOがロックしたタイミングの例を示す図である。図9に示されたように、LO♯1~LO♯Nの全部について、位相周波数基準発振信号IN_Aの位相とフィードバック信号IN_Bの位相とが同期するように制御され、位相周波数基準発振信号IN_Aのどの立ち上がりエッジでLOがロックしたかがメモリに記録される。
BB MPU10は、最初にロックしたLOを基準として、その他のLOが何サイクル目でロックしたかを算出する。図9に示された例では、LO♯2が最初にロックしており、LO♯2を基準として、LO♯1が1サイクル目にロックしており、LO♯Nが5サイクル目にロックしている。サイクル数は、分周器26(図3)による分周後の値であるため、BB MPU10は、算出したサイクル数を分周数倍して初期位相を得る。
BB MPU10は、各送信ポートに対応するベースバンド信号に対して、初期位相に相当する位相差を付加してDAC13に出力する。
(位相値のランダム変動)
各LOにおける位相は、初期位相からランダムに変動し得る。このとき、BB MPU10は、PFD21からバッファ22およびADC18を介して入力されるパルス信号OUT_AおよびOUT_Bに基づいて、位相周波数基準発振源11の位相とVCO25の位相との位相差をベースバンド信号の位相補正値として算出する。
より詳細に、BB MPU10は、OUT_Aのパルス幅とOUT_Bのパルス幅が揃っている場合には、位相差ΔΦ=0として算出し、OUT_Bのパルス幅よりもOUT_Aのパルス幅が大きいほど、位相差ΔΦは大きくなり、OUT_Bのパルス幅よりもOUT_Aのパルス幅が小さいほど、位相差ΔΦは小さくなる。BB MPU10は、位相差ΔΦを分周数倍して得られる値をベースバンド信号の位相補正値として算出する。
BB MPU10は、算出した位相補正値に基づいてLOに出力されるベースバンド信号の位相を補正する。より詳細に、BB MPU10は、IQ信号に付加される位相差wに対して、位相補正値を差し引きして得られる位相がIQ信号の位相に対して付加されるように制御し、制御後の信号をベースバンド信号としてDAC13に出力する。以上に示された動作が、LOにおける負帰還制御が終了するまで繰り返し実行される。
以上、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路1の動作例について説明した。
(1-3.効果)
以上に説明したように、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路1において、BB MPU10は、PFD21からバッファ22およびADC18を介して入力されるパルス信号OUT_AおよびOUT_Bに基づいて、位相周波数基準発振源11の位相とVCO25の位相との位相差をベースバンド信号の位相補正値として算出する。そして、BB MPU10は、算出した位相補正値に基づいて各LOに出力されるベースバンド信号の位相を補正する。
かかる構成によれば、LOごとにランダムに位相変動が発生したとしても、その位相変動に対してほぼリアルタイムに各LOの位相が調整され得る。したがって、ビームフォーミングの精度が向上されることが期待される。
以上、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路が奏する効果について説明した。
(2.第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。ただし、本発明の第2の実施形態に係るビームフォーミング送信回路が有する構成のうち、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路が有する構成と異なる構成について主に説明し、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路が有する構成と同じ構成についての詳細な説明は省略する。
(2-1.ビームフォーミング送信回路の構成)
まず、本発明の第2の実施形態に係るビームフォーミング送信回路の構成例について説明する。本発明の第2の実施形態に係るビームフォーミング送信回路と、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路との間においては、PFDの構成が主に異なる。したがって、以下の説明においては、PFDの構成について主に説明する。
(PFD21の構成例)
上記したように、LOにおけるPFDは、D型またはJK型フリップ・フロップ回路によって構成されるのが一般的である。本発明の第2の実施形態においては、LOにおけるPFDが、JK型フリップ・フロップ回路によって構成される場合について主に想定する。
図10は、JK型フリップ・フロップ回路によって構成されたPFD21の構成例を示す図である。JK型フリップ・フロップ213のIN_Aには、分配器が接続されており、位相周波数基準発振源11から出力された位相周波数基準発振信号が分配器を介してIN_Aに入力される。一方、JK型フリップ・フロップ214のIN_Bには、分周器が接続されており、分周器から出力されるフィードバック信号がIN_Bに入力される。
JK型フリップ・フロップ213からの出力は、分岐され、JK型フリップ・フロップ213からの出力の一方は、CP23に入力され、負帰還ループを構成する。JK型フリップ・フロップ213からの出力の他方は、バッファ22(図3)の例としてのバッファ221を介して、ADC18(図3)の例としてのADC181に入力される。ADC181によってサンプリングされた信号は、BB MPU10に出力される。
同様に、JK型フリップ・フロップ214からの出力は、分岐され、JK型フリップ・フロップ214からの出力の一方は、CP23に入力され、負帰還ループを構成する。JK型フリップ・フロップ214からの出力の他方は、バッファ22(図3)の例としてのバッファ222を介して、ADC18(図3)の例としてのADC182に入力される。ADC182によってサンプリングされた信号は、BB MPU10に出力される。
以上、本発明の第2の実施形態に係るビームフォーミング送信回路の構成例について説明した。
(2-2.ビームフォーミング送信回路の動作)
続いて、本発明の第2の実施形態に係るビームフォーミング送信回路1の動作例について説明する。本発明の第2の実施形態においても、位相周波数基準発振信号の出力から出力分周比の設定までは、本発明の第1の実施形態と同様に実行される。LO♯1~LO♯Nが備えるPFD21は、位相周波数基準発振源11から出力された位相周波数基準発振信号の位相と分周器26から出力されたフィードバック信号の位相との比較を開始する。
(初期位相の検出)
図11は、位相周波数基準発振信号の位相に比べてフィードバック信号の位相が遅れている場合におけるPFD21の入出力関係を示すタイミングチャートである。図11を参照すると、位相周波数基準発振信号IN_Aの位相に比べてフィードバック信号IN_Bの位相が位相差ΔΦだけ遅れている(すなわち、位相の遅れΔΦ>0が成立している)。第2の実施形態においては、IN_AおよびIN_Bの立ち下がりエッジ間の幅が位相差に相当する。また、図11を参照すると、JK型フリップ・フロップ213からの出力信号OUT_A、および、JI型フリップ・フロップ214からの出力信号OUT_Bも示されている。
図12は、位相周波数基準発振信号の位相に比べてフィードバック信号の位相が進んでいる場合におけるPFD21の入出力関係を示すタイミングチャートである。図12を参照すると、位相周波数基準発振信号IN_Aの位相に比べてフィードバック信号IN_Bの位相が位相差ΔΦだけ進んでいる(すなわち、位相の遅れΔΦ<0が成立している)。第2の実施形態においては、IN_AおよびIN_Bの立ち下がりエッジ間の幅が位相差に相当する。また、図12を参照すると、JK型フリップ・フロップ213からの出力信号OUT_A、および、JK型フリップ・フロップ214からの出力信号OUT_Bも示されている。
図13は、位相周波数基準発振信号IN_Aの位相とフィードバック信号IN_Bの位相とが同期した場合におけるPFD21の入出力関係を示すタイミングチャートである。位相周波数基準発振信号IN_Aの位相とフィードバック信号IN_Bの位相との間に位相差が生じていても(図11および図12)、PFD21における位相同士の比較が開始されると、LOにおける負帰還制御によって、図13に示されたように、位相周波数基準発振信号IN_Aの位相とフィードバック信号IN_Bの位相とが同期するように制御される。
本発明の第2の実施形態において、BB MPU10は、OUT_AおよびOUT_Bを観測しながら、位相周波数基準発振信号IN_Aのどの立ち下がりエッジでLOがロックしたかをメモリに記録する。
図14は、位相周波数基準発振信号IN_Aと各LOがロックしたタイミングの例を示す図である。図14に示されたように、LO♯1~LO♯Nの全部について、位相周波数基準発振信号IN_Aの位相とフィードバック信号IN_Bの位相とが同期するように制御され、位相周波数基準発振信号IN_Aのどの立ち下がりエッジでLOがロックしたかがメモリに記録される。以降の動作は、本発明の第1の実施形態と同様に実行され得る。
(2-3.効果)
以上に説明したように、本発明の第2の実施形態に係るビームフォーミング送信回路は、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路との間においてPFD21の構成が異なる。しかし、本発明の第2の実施形態に係るビームフォーミング送信回路も、本発明の第1の実施形態に係るビームフォーミング送信回路が奏する効果と同様の効果を奏し得る。
以上、本発明の第2の実施形態に係るビームフォーミング送信回路が奏する効果について説明した。
(3.まとめ)
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記においては、本発明の実施形態に係る特徴である初期位相検出手法および位相変動追従手法がビームフォーミング送信回路に適用される場合について主に説明した。しかし、これらの特徴を備える他の通信装置も実現され得る。例えば、本発明の実施形態に係る特徴である初期位相検出手法および位相変動追従手法がビームフォーミング受信回路に適用されてもよい。これによって、リアルタイムかつ正確な位相検出が必要とされる電波到来方向推定回路による推定精度も向上し得る。
1 ビームフォーミング送信回路
10 BB MPU
11 位相周波数基準発振源
12 ミキサ
13 DAC
14 LO
15 ミキサ
16 可変ゲインアンプ
17 アンテナ
18 ADC
21 PFD
22 バッファ
23 CP
24 フィルタ
25 VCO
26 分周器
27 GPSレシーバ



Claims (9)

  1. 基準発振信号に基づいて複数の局部発振器それぞれにベースバンド信号を出力する信号出力部を備える、通信装置であって、
    前記複数の局部発振器それぞれは、電圧制御発振器からのフィードバック信号の位相と前記基準発振信号の位相との位相差に応じたパルス信号を前記信号出力部に出力する位相比較器を備え、
    前記信号出力部は、前記複数の局部発振器それぞれから出力される前記パルス信号に基づいて、前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相補正値を算出し、前記位相補正値に基づいて前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相を補正する、
    通信装置。
  2. 前記通信装置は、
    前記局部発振器における前記位相比較器からの出力が分岐された位置に、ADコンバータを備え、
    前記ADコンバータは、前記位相比較器からの出力をサンプリングして、前記信号出力部に出力する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、広帯域に渡って高い入力インピーダンスを持つバッファを備え、
    前記位相比較器からの出力は、前記バッファを介して前記ADコンバータに入力され、前記ADコンバータによってサンプリングされる、
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記信号出力部は、前記基準発振信号の位相を基準とした前記フィードバック信号の位相の遅れを前記位相補正値として算出する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記信号出力部は、IQ信号に付加される位相差から、前記位相補正値を差し引きして得られる位相差を、前記IQ信号に付加される位相差として更新し、更新後の位相差が前記IQ信号に付加されるように制御する、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、送信回路に適用される、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記通信装置は、受信回路に適用される、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 基準発振信号に基づいて複数の局部発振器それぞれにベースバンド信号を出力する信号出力部を備える、通信装置による通信方法であって、
    前記複数の局部発振器それぞれは、電圧制御発振器からのフィードバック信号の位相と前記基準発振信号の位相との位相差に応じたパルス信号を前記信号出力部に出力する位相比較器を備え、
    前記信号出力部は、前記複数の局部発振器それぞれから出力される前記パルス信号に基づいて、前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相補正値を算出し、前記位相補正値に基づいて前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相を補正する、
    通信方法。
  9. コンピュータを、
    基準発振信号に基づいて複数の局部発振器それぞれにベースバンド信号を出力する信号出力部を備える、通信装置であって、
    前記複数の局部発振器それぞれは、電圧制御発振器からのフィードバック信号の位相と前記基準発振信号の位相との位相差に応じたパルス信号を前記信号出力部に出力する位相比較器を備え、
    前記信号出力部は、前記複数の局部発振器それぞれから出力される前記パルス信号に基づいて、前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相補正値を算出し、前記位相補正値に基づいて前記複数の局部発振器それぞれに出力するベースバンド信号の位相を補正する、
    通信装置として機能させるプログラム。
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