JP2023034012A - 二次電池、組電池 - Google Patents

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貴昭 松井
Takaaki Matsui
宏一郎 磯部
Koichiro Isobe
裕輝 井口
Hiroki Iguchi
大輔 岡西
Daisuke Okanishi
暁美 中武
Akemi Nakatake
裕喜 永井
Hiroyoshi Nagai
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Abstract

【課題】二次電池の筐体の絶縁性をより適切に確保することが可能な技術を提供する。【解決手段】本開示の一実施形態に係る二次電池1は、箱形の筐体10と、筐体10に収容される電極体30と、筐体10の下端から上端に亘る範囲を覆う絶縁フィルム40と、を備え、絶縁フィルム40は、筐体10の4つの側面の中で幅が相対的に大きい一対の側面(長側面)の少なくとも一方の側面(長側面)の幅方向において、中央部の上端が両端部の上端よりも上側に延長されている。【選択図】図1

Description

本開示は、二次電池等に関する。
例えば、略直方体形状の箱形の筐体を有し、その側面を覆う絶縁フィルムが設けられた二次電池(蓄電素子)が知られている(特許文献1参照)。
特開2016- 58260号公報
しかしながら、二次電池の充電に応じて、筐体の内部に収容される電極体が膨張し、箱形の筐体の側面のうちの幅方向の寸法が大きい側面における幅方向の中央部が相対的に大きく膨化する場合がある。この場合、二次電池の筐体の厚みが増加することによって、絶縁フィルムも二次電池の筐体の厚みの変化に追従するように変位し、絶縁フィルムの上端位置が筐体の側面の上端位置よりも下にずり下がる可能性がある。その結果、二次電池の筐体の絶縁性を適切に確保することができない可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、二次電池の筐体の絶縁性をより適切に確保することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
箱形の筐体と、
前記筐体の内部に収容される電極体と、
前記筐体の側面の下端から上端に亘る範囲を覆う絶縁フィルムと、を備え、
前記絶縁フィルムは、前記筐体の4つの側面の中で幅が相対的に大きい一対の側面の少なくとも一方の側面の幅方向において、中央部の上端が両端部の上端よりも上側に延長されている、
二次電池が提供される。
また、本開示の他の実施形態では、
前記一対の側面に対して垂直な方向に並べて配置される複数の上述の二次電池と、
隣り合う2つの前記二次電池の間に、それぞれの前記絶縁フィルムに接するように配置される部材と、を備え、
前記部材は、その上端が、自身に対して対向する前記筐体の側面の幅方向の中央部において、その側面の上端よりも上側にあるように配置される、
組電池が提供される。
前記一対の側面に対して垂直な方向に並べて配置される複数の上述の二次電池と、
隣り合う2つの前記二次電池の間に、それぞれの前記絶縁フィルムに接するように配置される部材と、を備え、
前記部材は、自身に対して対向する前記筐体の側面の幅方向の中央部において、その側面の上下方向の全体のうちの上端部を含む一部の範囲のみで、前記絶縁フィルムに当接する、
組電池が提供される。
上述の実施形態によれば、二次電池の筐体の絶縁性をより適切に確保することができる。
二次電池の一例を示す斜視図である。 二次電池の一例を示す側面図である。 二次電池の一例を示す断面図である。 電極体の一例を示す図である。 基準状態での比較例に係る二次電池を示す斜視図である。 筐体が膨化した状態での比較例に係る二次電池を示す斜視図である。 二次電池の他の例を示す上面図である。 組電池の一例を示す側面図である。 組電池の一例を示す上面図である。 スペーサの構造の一例を示す断面図である。 スペーサの構造の他の例を示す上面図である。 スペーサの構造の他の例を示す断面図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
[二次電池の一例]
図1~図4を参照して、本実施形態に係る二次電池1の一例について説明する。
図1は、二次電池1の一例を示す斜視図である。図2は、二次電池1の一例を示す側面図である。図3は、二次電池1の一例を示す断面図である。具体的には、図3は、二次電池1のX軸方向の中央に相当する図2におけるA-A視の断面図である。また、図4は、電極体30の一例を示す斜視図である。
尚、図1~図4は、それぞれ、充電時の電極の膨張や劣化等伴う筐体10の膨化が発生していない二次電池1の基準状態を表している。また、図3では、筐体10(容器部10A)の下面を覆う絶縁フィルム40の図示が省略されている。
二次電池1は、いわゆる角形の二次電池である。二次電池1は、例えば、リチウムイオン電池等の非水電解質二次電池である。
図1~図4に示すように、二次電池1は、筐体10と、外部端子20と、電極体30と、絶縁フィルム40とを含む。
筐体10は、電極体30及び電解溶液等を収容する。筐体10は、例えば、アルミニウム製やステンレス製等である。
筐体10は、箱形の形状を有する。箱形の形状とは、直方体の形状或いは直方体に類する形状を意味する。直方体に類する形状には、例えば、直方体の角部の少なくとも一部が面取り或いは曲面上に丸められた立体形状が含まれる。また、直方体に類する形状には、例えば、直方体の少なくとも一部の面に補強等のための凹凸が形成されている立体形状が含まれる。以下、箱形の形状における上面視の長手方向及び短手方向のそれぞれに沿ってX軸及びY軸を規定すると共に、上向きにZ軸方向を規定し、この座標軸を用いて説明を行う。また、筐体10(容器部10A)の4つの側面のうちの相対的に大きい幅を有する2つの側面(X軸及びZ軸に平行で且つY軸に垂直な側面)を包括的に或いは個別に「長側面」と称する場合がある。
本例では、長側面の上下方向(Z軸方向)の寸法に対する幅方向(X軸方向)の寸法の比率(以下、「アスペクト比」)が相対的に大きく設定される。アスペクト比は、例えば、2.0~10.0の範囲で適宜設定される。本例(図1)では、アスペクト比は、3.0である。これにより、二次電池1の高さ(上下方向の寸法)を維持しつつ、大容量化を実現することができる。
筐体10は、容器部10Aと、蓋部10Bとを含む。
容器部10Aは、略矩形の底板部と、底板部の矩形の4つの辺から上向き(Z軸正方向)に延びるように設けられる4つの側板部とを含み、これらが一体として形成されている。容器部10Aの上端部(Z軸正方向の端部)は、開放される。これにより、電極体30及び電解溶液を容器部10Aの内部に収容することができる。
蓋部10Bは、容器部10Aの上端部の開口を閉塞する。
外部端子20は、二次電池1を外部の電気回路と接続するために用いられる。具体的には、正極及び負極のそれぞれに相当する2つの外部端子20が設けられ、2つの外部端子20は、蓋部10Bの上面に取り付けられる。
電極体30は、容器部10Aの内部の電解溶液との間での化学反応によって、外部に電気を放電したり、外部から電気を充電したりする。
図4に示すように、電極体30は、本体31と、集電体32とを含む。
本体31は、正極板及び負極板、並びに、正極板及び負極板の間に介在する2枚のセパレータが扁平状に巻き回されることにより形成される。電極体30は、筐体10(容器部10A)に収容される際に、本体31の巻回軸がX軸方向に沿うように配置される。
集電体32は、電極体30に蓄えられた電極を外部に取り出すために用いられる。具体的には、正極及び負極の双方に相当する2つの集電体32が本体31の巻回軸(X軸)に沿う方向の両端部に設けられる。2つの集電体32は、蓋部10Bの裏側から容器部10Aの2つの外部端子20に接続される。集電体32は、例えば、アルミニウム製や銅製である。
絶縁フィルム40は、二次電池1(筐体10)と周囲の物体との間の絶縁性を確保する。絶縁フィルム40は、例えば、ポリプロピレン等の樹脂製である。筐体10(容器部10A)の4つの側面及び下面のそれぞれを覆うように設けられ、例えば、熱溶着によって、筐体10の側面に貼り付けられている。筐体10(容器部10A)の4つの側面及び下面のそれぞれを覆う絶縁フィルム40は、互いに分離されていてもよいし、その一部又は全部が一体として連結されていてもよい。
尚、絶縁フィルム40は、筐体10の4つの側面のうちの周囲の物体との絶縁性を確保することが必要な側面のみに対して設けられてもよい。例えば、後述の如く、複数の二次電池1がY軸方向に沿って並べられることにより、組電池100が構成される場合、二次電池1の筐体10の4つの側面のうちのY軸方向に垂直な側面(即ち、長側面)のみに対して絶縁フィルム40が設けられてもよい。また、例えば、Y軸方向の端部に配置される二次電池1の場合、2つの長側面のうちのY軸方向に隣り合う二次電池1が配置される一方の長側面のみに絶縁フィルム40が設けられてもよい。
図1~図3に示すように、筐体10の長側面の幅方向(X軸方向)の両端部において、絶縁フィルム40の上端位置は、筐体10の長側面の上端位置と略一致している。これに対して、筐体10の長側面の幅方向の中央部において、絶縁フィルム40は、筐体10の長側面の上端位置よりも上側に延長された延長部40Aを有している。
延長部40Aの延長量は、筐体10の長側面の幅方向の中央で最大となり、幅方向で中央から離れるにつれて小さくなるように設定されている。
尚、延長部40Aの延長量は、筐体10の長側面の幅方向の位置によって変化せず、一定の値に設定されてもよい。
[延長部の作用]
次に、図5、図6を参照して、絶縁フィルム40の延長部40Aの作用について説明する。
図5は、比較例に係る二次電池1cを示す斜視図である。具体的には、図5は、充電時の電極の膨張や劣化等に伴う筐体10の膨化が発生していない基準状態の二次電池1cを示す斜視図である。図6は、筐体10が膨化した状態での比較例に係る二次電池1cを示す斜視図である。
以下、比較例に係る二次電池1cについて、本実施形態に係る二次電池1と同じ構成には同じ符号を付して説明を行う。
比較例に係る二次電池1cは、筐体10と、外部端子20と、電極体30と、絶縁フィルム40cとを含む。
絶縁フィルム40cは、絶縁フィルム40と異なり、筐体10の長側面の幅方向の全範囲において、その上端位置が筐体10の長側面の上端位置と略一致している。
ここで、電極体30に含まれる電極は、充電時に膨張する。そのため、電極体30の体積がY軸方向に拡張し、筐体10の長側面が外側に膨化する場合がある。この場合、筐体10の長側面の膨化量(筐体10の外側への変位量)は、長側面の幅方向(X軸方向)において、両端部から中央部に向かうほど大きくなり、幅方向の中央部で最大になる。その結果、図6に示すように、比較例に係る二次電池1cは、長側面の幅方向(X軸方向)の中央部において、絶縁フィルム40cの上端がずり下がり、筐体10の長側面の上端部が絶縁フィルム40cの被覆範囲から外れて露出する場合がある(図中の白抜き矢印参照)。特に、比較例に係る二次電池1cのように、アスペクト比(長側面の幅方向の寸法)が相対的に大きくなると、長側面における幅方向の両端部から中央部までの距離が相対的に大きくなることから、長側面における幅方向の中央部を筐体10の外側に変形させるために必要な力が相対的に小さくなる。その結果、長側面の幅方向の中央部における筐体10の外側への変位量が更に大きくなることで、絶縁フィルム40cがよりずり下がり易くなり、筐体10の長側面の上端部がより露出しやすくなる。よって、比較例に係る二次電池1cは、絶縁フィルム40cによって、筐体10の絶縁性を適切に確保することができない可能性がある。
これに対して、上述の一例(図1~図3)に係る二次電池1の絶縁フィルム40は、上述の如く、延長部40Aを有する。
これにより、筐体10の長側面の幅方向の中央部において、筐体10の膨化に伴い絶縁フィルム40がずり下がっても、筐体10の長側面の上端部が延長部40Aによって覆われる可能性が高くなる。そのため、二次電池1は、筐体10の膨化が生じても、筐体10の長側面が絶縁フィルム40の被覆範囲から外れて露出するような事態が生じにくくなり、絶縁フィルム40によって、筐体10の絶縁性をより適切に確保することができる。
尚、筐体10の2つの長側面のうちの何れか一方の長側面の絶縁性の確保のみが必要な場合、他方の長側面の幅方向の中央部における絶縁フィルム40の延長部40Aは省略されてもよい。即ち、筐体10の2つの長側面のうちの絶縁性の確保が必要な一方の長側面の幅方向の中央部のみに絶縁フィルム40の延長部40Aが設けられてもよい。例えば、後述の如く、複数の二次電池1がY軸方向に並べられる場合、Y軸方向の両端部に位置する二次電池1の2つの長側面のうちのY軸方向の外側の長側面の幅方向(X軸方向)の中央部において、絶縁フィルム40の延長部40Aは省略されてもよい。以下、後述の他の例(図7)の場合についても同様である。
[二次電池の他の例]
次に、図7を参照して、本実施形態に係る二次電池1の他の例について説明する。以下、上述の一例(図1~図4)と異なる部分を中心に説明し、上述の一例と同じ或いは対応する内容の説明を省略する場合がある。
図7は、本実施形態に係る二次電池1の他の例を示す上面図である。
本例では、絶縁フィルム40の延長部40Aが筐体10の上面(蓋部10B)の一部を覆うように折り曲げられている。これにより、筐体10の長側面が外側に膨化する場合であっても、筐体10の上面を覆うように折り曲げられた延長部40Aの作用によって、筐体10の長側面の幅方向の中央部における絶縁フィルム40のずり下がりを抑制することができる。そのため、二次電池1は、筐体10の絶縁性をより適切に確保することができる。
また、延長部40Aは、例えば、筐体10の上面(蓋部10B)に溶着等により接着されてよい。これにより、筐体10の長側面の幅方向の中央部における絶縁フィルム40のずり下がりを更に抑制し、筐体10の絶縁性をより適切に確保することができる。
[組電池の構成]
次に、図8、図9を参照して、組電池100の構成について説明する。
図8は、組電池100の一例を示す側面図である。図9は、組電池100の一例を示す上面図である。
図8、図9に示すように、組電池100は、複数(本例では、6つ)の二次電池1と、スペーサ110とを含む。
複数の二次電池1は、それぞれの長側面に垂直な方向(Y軸方向)に沿って並べて配置される。
スペーサ110(部材の一例)は、Y軸方向に並べられる複数の二次電池1の中の隣り合う2つの二次電池1の間に、双方の二次電池1の絶縁フィルム40に接するように配置される。そのため、スペーサ110は、Y軸方向に並べられる二次電池1の個数から1だけ減じた個数分設けられる。本例では、6つの二次電池1に対して、5つのスペーサ110が設けられる。
スペーサ110は、隣り合う2つの二次電池1の間隔を保持する。スペーサ110は、例えば、樹脂等の絶縁性を有する材料で構成される。これにより、隣り合う2つの二次電池1は、スペーサ110を通じて、互いの間での絶縁性をより確実に確保することができる。
[スペーサの構造の一例]
次に、図10を参照して、スペーサ110の構造の一例について説明する。
図10は、スペーサ110の構造の一例を示す断面図である。具体的には、図10は、二次電池1のX軸方向の中央に相当する図9のB-B線の断面図である。
尚、図10では、隣り合う2つの二次電池1とその間のスペーサ110のみが描画され、他の二次電池1や他のスペーサ110の描画は省略されている。また、図10では、便宜的に、上述の一例(図1~図4)に係る二次電池1が描画されるが、上述の他の例(図7)に係る二次電池1に置換されてもよい。
図10に示すように、スペーサ110は、隣り合う2つの二次電池1の間で、双方の筐体10の長側面の下端から上端に亘る範囲で2つの絶縁フィルム40と当接し、双方の2つの二次電池1(筐体10)を側方から支持する。また、スペーサ110は、その上端が双方の筐体10の長側面の上端よりも上側に位置している。スペーサ110における筐体10の長側面の上端よりも下側の部分は、双方の筐体10に挟まれることで圧縮方向に若干の弾性変形を強いられる一方、二次電池1の長側面の上端よりも上側に延長された部分は、その弾性変形が存在しない。そのため、筐体10の長側面の上端の角部に向かって、スペーサ110から相対的に大きい圧力を作用させることができる。よって、筐体10の長側面が膨化する場合であっても、筐体10の長側面の幅方向の中央部における絶縁フィルム40のずり下がりを抑制し、二次電池1の絶縁性をより適切に確保することができる。
尚、スペーサ110の上端は、隣接する二次電池1(筐体10)の長側面の幅方向(X軸方向)の全範囲のうちの中央部のみで、筐体10の長側面の上端より高く設定されてよい。また、スペーサ110の上端は、隣接する二次電池1(筐体10)の長側面の幅方向の全範囲のうちの中央部だけでなく、両端部のうちの少なくとも一方を含む範囲で、筐体10の長側面の上端より高く設定されてもよい。また、組電池100において、二次電池1が上述の比較例に係る二次電池1cに置換された組電池に対して、本例のスペーサ110の構造が適用されてもよい。
[スペーサの構造の他の例]
次に、図11、図12を参照して、スペーサ110の構造の他の例について説明する。
図11は、スペーサ110の構造の他の例を示す上面図である。図12は、スペーサ110の構造の他の例を示す断面図である。具体的には、図12は、二次電池1のX軸方向の中央に相当する図11のC-C線の断面図である。
尚、図11、図12では、隣り合う2つの二次電池1とその間のスペーサ110のみが描画され、他の二次電池1や他のスペーサ110の描画は省略されている。また、図12では、便宜的に、上述の一例(図1~図4)に係る二次電池1が描画されるが、上述の他の例(図7)に係る二次電池1に置換されてもよい。
図12に示すように、スペーサ110は、隣り合う2つの二次電池1の間において、一方(図中の左側)の二次電池1(筐体10)の長側面の上端から下端に亘る範囲で、その筐体10の長側面を覆う絶縁フィルム40と当接し、その二次電池1を側方から支持する。
また、スペーサ110は、その上端部において、他方(図中の左側)の二次電池1(筐体10)の長側面に向かって、側方に突き出す凸部110Aを有する。スペーサ110は、凸部110Aによって、他方の二次電池1(筐体10)の長側面の上端から下端に亘る範囲の上端部のみで、その筐体10の長側面を覆う絶縁フィルム40と当接し、その二次電池1を側方から支持する。これにより、スペーサ110から絶縁フィルム40を挟んで筐体10の長側面の幅方向の中央部における上端に作用する面圧を相対的に大きくすることができる。そのため、他方の二次電池1の筐体10の長側面が膨化する場合であっても、筐体10の長側面の幅方向の中央部における絶縁フィルム40のずり下がりを抑制し、その二次電池1の絶縁性をより適切に確保することができる。
また、図11に示すように、凸部110Aは、他方の二次電池1(筐体10)の長側面の幅方向(X軸方向)の両端部の間の範囲のうちの中央部のみに設けられる。これにより、スペーサ110から絶縁フィルム40を挟んで筐体10の長側面の幅方向の中央部における上端に作用する面圧を更に大きくすることができる。そのため、他方の二次電池1の筐体10の長側面が膨化する場合であっても、筐体10の長側面の幅方向の中央部における絶縁フィルム40のずり下がりを更に抑制し、その二次電池1の絶縁性をより適切に確保することができる。
尚、凸部110Aは、スペーサ110が隣接する2つの二次電池1の双方に対して設けられてもよい。また、凸部110Aは、二次電池1(筐体10)の長側面の幅方向において、中央部だけでなく、両端部のうちの少なくとも一方を含む範囲に設けられてもよい。また、凸部110Aは、二次電池1(筐体10)の長側面の上端から下端に亘る範囲の上端部を含む一部の範囲のみで、絶縁フィルム40に当接する態様であれば、上下方向のより広い範囲で絶縁フィルム40に当接する態様で設けられてもよい。また、組電池100において、二次電池1が上述の比較例に係る二次電池1cに置換された組電池に対して、本例のスペーサ110の構造が適用されてもよい。
[作用]
次に、本実施形態に係る二次電池1及び組電池100の作用について説明する。
本実施形態では、二次電池1は、箱形の筐体10と、筐体10の内部に収容される電極体30と、筐体10の側面の下端から上端に亘る範囲を覆う絶縁フィルム40と、を備える。そして、絶縁フィルム40は、筐体10の4つの側面の中で幅が相対的に大きい一対の側面(長側面)の少なくとも一方の側面(長側面)の幅方向において、中央部の上端が両端部の上端よりも上側に延長されている。
これにより、二次電池1は、筐体10が膨化する場合であっても、その長側面の幅方向の中央部における絶縁フィルム40のずり下がりを抑制することができる。そのため、二次電池1は、筐体10の絶縁性をより適切に確保することができる。
また、本実施形態では、絶縁フィルム40は、少なくとも一方の長側面の幅方向において、中央部の上端が長側面の上端より上側に延長され、その部分(延長部40A)が筐体10の上面(蓋部10B)の一部を覆うように折り曲げられていてもよい。
これにより、二次電池1は、筐体10の膨化時において、その長側面の幅方向の中央部における絶縁フィルム40のずり下がりを更に抑制することができる。そのため、二次電池1は、筐体10の絶縁性をより適切に確保することができる。
また、本実施形態では、組電池100は、一対の長側面に対して垂直な方向(Y軸方向)に並べて配置される複数の二次電池1と、隣り合う2つの二次電池1の間に、それぞれの絶縁フィルム40に接するように配置されるスペーサ110と、を備えてよい。そして、スペーサ110は、その上端が、自身に対して対向する筐体10の長側面の幅方向の中央部において、その長側面の上端よりも上側にあるように配置されてもよい。
これにより、スペーサ110は、筐体10の長側面の幅方向の中央部において、その長側面の上端の角部に向けて、相対的に大きい圧力を作用させることができる。そのため、組電池100は、筐体10の膨化時において、その長側面の幅方向の中央部における絶縁フィルム40のずり下がりを更に抑制することができる。よって、組電池100は、二次電池1(筐体10)の絶縁性をより適切に確保することができる。
また、本実施形態では、スペーサ110は、自身に対して対向する筐体10の長側面の幅方向の中央部において、その長側面の上下方向の全体のうちの上端部を含む一部の範囲のみで、絶縁フィルム40に当接していてもよい。
これにより、スペーサ110は、筐体10の長側面の幅方向の中央部において、その長側面の上端部に向けて、相対的に大きい圧力を作用させることができる。そのため、組電池100は、筐体10の膨化時において、その長側面の幅方向の中央部における絶縁フィルム40のずり下がりを更に抑制することができる。よって、組電池100は、二次電池1(筐体10)の絶縁性をより適切に確保することができる。
以上、実施形態について詳述したが、本開示はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形・改良が可能である。
1 二次電池
10 筐体
10A 容器部
10B 蓋部
20 外部端子
30 電極体
31 本体
32 集電体
40 絶縁フィルム
40A 延長部
100 組電池
110 スペーサ(部材)
110A 凸部

Claims (4)

  1. 箱形の筐体と、
    前記筐体の内部に収容される電極体と、
    前記筐体の側面の下端から上端に亘る範囲を覆う絶縁フィルムと、を備え、
    前記絶縁フィルムは、前記筐体の4つの側面の中で幅が相対的に大きい一対の側面の少なくとも一方の側面の幅方向において、中央部の上端が両端部の上端よりも上側に延長されている、
    二次電池。
  2. 前記絶縁フィルムは、前記少なくとも一方の側面の幅方向において、中央部の上端が前記少なくとも一方の側面の上端より上側に延長され、その部分が前記筐体の上面の一部を覆うように折り曲げられている、
    請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記一対の側面に対して垂直な方向に並べて配置される複数の請求項1又は2に記載の二次電池と、
    隣り合う2つの前記二次電池の間に、それぞれの前記絶縁フィルムに接するように配置される部材と、を備え、
    前記部材は、その上端が、自身に対して対向する前記筐体の側面の幅方向の中央部において、その側面の上端よりも上側にあるように配置される、
    組電池。
  4. 前記一対の側面に対して垂直な方向に並べて配置される複数の請求項1又は2に記載の二次電池と、
    隣り合う2つの前記二次電池の間に、それぞれの前記絶縁フィルムに接するように配置される部材と、を備え、
    前記部材は、自身に対して対向する前記筐体の側面の幅方向の中央部において、その側面の上下方向の全体のうちの上端部を含む一部の範囲のみで、前記絶縁フィルムに当接する、
    組電池。
JP2021140060A 2021-08-30 2021-08-30 二次電池、組電池 Pending JP2023034012A (ja)

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