JP2023032823A - pneumatic tire - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は空気入りタイヤに関する。 The present invention relates to pneumatic tires.
例えば特許文献1に記載されているように、サイドウォールに模様が設けられた空気入りタイヤが知られている。模様は多数の凸条が並ぶことによって形成されている。
For example, as described in
従来の模様の多くは、直線状に延びる多数の凸条が等間隔に並んだものである。また、特許文献1に開示されているように、曲線状の凸条が等間隔に並んだものも知られている。いずれの模様もサイドウォールのデザイン性を高めている。 Many of the conventional patterns are formed by arranging a large number of linearly extending ridges at regular intervals. Further, as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2002-200010, there is also known a ridge in which curved ridges are arranged at regular intervals. Both patterns enhance the design of the sidewall.
ところで、美しい模様の提案は頻繁になされているが、今までにない視覚効果を生じさせるような画期的な模様はあまり提案されていない。 By the way, although beautiful patterns are frequently proposed, epoch-making patterns that produce unprecedented visual effects are not often proposed.
そこで本発明は、視覚効果の生じる空気入りタイヤを提供することを課題とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a pneumatic tire that produces a visual effect.
実施形態の空気入りタイヤは、サイドウォールに模様が設けられた空気入りタイヤにおいて、前記サイドウォールに、螺旋状に配置された複数の基準点と、それぞれの前記基準点を中心とする円を描く複数の円形パターンとが設けられ、前記円形パターンは、その前記基準点が前記螺旋の外側のものほど半径が大きく、前記螺旋の内側の前記基準点を中心とする前記円形パターンが、そのすぐ外側の前記基準点を中心とする前記円形パターンに内接していることを特徴とする。 A pneumatic tire according to an embodiment is a pneumatic tire having a pattern on a sidewall, wherein the sidewall has a plurality of spirally arranged reference points and a circle centered at each of the reference points. A plurality of circular patterns are provided, and the circular pattern has a larger radius on the outer side of the spiral, and the circular pattern centered on the reference point on the inner side of the spiral is located on the outer side of the spiral. is inscribed in the circular pattern centered on the reference point.
実施形態の空気入りタイヤは、上記の特徴を備えることにより、立体感を感じられる視覚効果を生じさせる。 The pneumatic tire of the embodiment produces a visual effect that gives a three-dimensional effect by providing the above features.
実施形態の空気入りタイヤ1は、サイドウォールの構造を除き一般的なラジアルタイヤと同様の構造を有している。図1に実施形態の空気入りタイヤ1の断面構造が示されている。なお図1に示されているのはタイヤ軸方向の半分のみであり、実際の空気入りタイヤ1は中心線Cに対してほぼ左右対称になっている。
The
空気入りタイヤ1では、タイヤ軸方向両側にビード部9が設けられている。ビード部9は、円形に巻かれた鋼線からなるビードコアと、ビードコアの径方向外側に設けられたゴム製のビードフィラーとからなる。
In the
タイヤ軸方向両側のビード部9には1枚又は2枚のカーカスプライ2が架け渡されている。カーカスプライ2はタイヤ周方向に直交する方向に並べられた多数のプライコードがゴムで被覆されたシート状の部材である。カーカスプライ2は、タイヤ軸方向両側のビード部9の間で空気入りタイヤ1の骨格形状を形成するとともに、ビード部9の周りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返され巻き上げられることによりビード部9を包んでいる。また、カーカスプライ2の折り返し部分2aのタイヤ軸方向外側の場所には、ラバーチェーファー3が設けられている。
One or two carcass plies 2 are laid over the
また、カーカスプライ2のタイヤ径方向外側には1枚又は複数枚のベルト4が設けられ、ベルト4のタイヤ径方向外側にはベルト補強層5が設けられている。ベルト4はスチール製の多数のコードがゴムで被覆されて出来た部材である。ベルト補強層5は有機繊維製の多数のコードがゴムで被覆されて出来た部材である。ベルト補強層5のタイヤ径方向外側にはトレッドゴム6が設けられている。トレッドゴム6には多数の溝が設けられてトレッドパターンが形成されている。
One or
また、カーカスプライ2のタイヤ軸方向両側にはサイドウォールゴム7が設けられている。トレッドゴム6とサイドウォールゴム7とはバットレスにおいて重なっているが、トレッドゴム6とサイドウォールゴム7のいずれがタイヤ表面側に重なっていても良い。サイドウォールゴム7のタイヤ径方向内側の部分はビード部9の近くにまで延びており、ラバーチェーファー3の一部に被さっている。本実施形態においては、サイドウォールゴム7がタイヤ表面に現れている部分だけでなく、空気入りタイヤ1をタイヤ軸方向から見たときに目視できる範囲全体をサイドウォール10とする。
また、カーカスプライ2の内側には空気の透過性の低いゴムからなるシート状のインナーライナー8が貼り付けられている。これらの部材の他にも、タイヤの機能上の必要に応じて、ベルト下パッドやチェーハー等の部材が設けられている。
A sheet-like
図1のように、タイヤ軸方向両側のサイドウォール10の少なくとも一方に、装飾領域11が設けられている。図2のように、装飾領域11は、タイヤ回転軸を中心とする円環の形である。装飾領域11は、小径の円形の内径側線12と、大径の円形の外径側線13とに挟まれた、一定幅の領域である。内径側線12及び外径側線13は、タイヤ表面に凹、凸又は段差によって形成された線であっても良いし、実際には存在しない仮想的な線であっても良い。装飾領域11のタイヤ径方向の幅HAは、タイヤ断面高さH(空気入りタイヤ1の内径端から外径面までのタイヤ径方向の長さ)の5%以上60%以下(好ましくは10%以上35%以下)である。
As shown in FIG. 1,
装飾領域11のタイヤ径方向の場所は、空気入りタイヤ1の最大幅の位置を含む場所である。ここで、空気入りタイヤ1の最大幅の位置とは、タイヤ軸方向一方のサイドウォール10の表面からタイヤ軸方向他方のサイドウォール10の表面までのタイヤ軸方向の長さが一番長い位置のことである。
The location of the
また、図1では装飾領域11はトレッドゴム6とサイドウォールゴム7との界面がタイヤ表面に現れている場所を含む形で設けられている。このように、装飾領域11は、サイドウォール10の表面に段差が現れやすい場所を含む形で設けられていることが好ましい。サイドウォール10の表面に段差が現れやすい場所とは、典型的にはタイヤ構成部材の端部の場所である。そのような典型的な場所として、上記のようにトレッドゴム6とサイドウォールゴム7との界面がタイヤ表面に現れている場所の他に、例えばカーカスプライ2の巻き上げ端2b(カーカスプライ2の折り返し部分2aの端部)のタイヤ軸方向の場所等がある。
Further, in FIG. 1, the
図2に示されるように、円環状の装飾領域11の対向する2箇所にはそれぞれラベリング15が設けられている。また、2つのラベリング15に挟まれた2箇所には、それぞれ模様14が設けられている。これにより、ラベリング15と模様14とがタイヤ周方向に交互に配置されている。
As shown in FIG. 2, labelings 15 are provided at two opposing locations of the annular
隣接するラベリング15と模様14との間を十分に空けるために、ラベリング15と模様14との間隔LB(ラベリング15の端部から模様14の端部までのタイヤ周方向の長さ)の最小値は、3mmとされる。また、模様14の面積を十分に確保するために、ラベリング15と模様14との間隔LBの最大値は、ラベリング15のタイヤ周方向の長さLA(ラベリング15のタイヤ周方向一方の端部からタイヤ周方向他方の端部までの長さ)の60%とされる。
The minimum value of the interval LB between the
ラベリング15は複数の文字16がタイヤ周方向に並ぶことによって形成されている。これら複数の文字16によって、製造者名、商品名、ブランド等のいずれかが表示されている。これらの文字16は、製造者名等を表示する目的から、何の文字か明確に判別可能な形状である。また、それぞれの文字16は凹又は凸の線によって縁取られて形成されている。
The
図2及び図3のように、模様14には多数の凸条20が含まれている。サイドウォール10の表面に対して垂直な方向から見ると、1つ1つの凸条20は真円形である。大きさの異なる複数(好ましくは5つ以上)の凸条20が集まって1つの小模様25を構成している。1つの小模様25を構成する全ての凸条20は大きさが異なる。
As shown in FIGS. 2 and 3,
小模様25においては、より大きな(すなわち半径の大きな)凸条20の内側に、より小さな凸条20が配置されている。より小さな凸条20は、そのすぐ外側のより大きな凸条20に内接している。なお、円の内接とは、2つの円が1点を共有し一方の円が他方の円の内部にあることを意味する。模様14は、複数のこのような小模様25がタイヤ周方向に並ぶことにより形成されている。小模様25のタイヤ径方向の長さ(すなわち一番大きな凸条20の直径)は装飾領域11のタイヤ径方向の幅HAの50%以上95%以下である。
In the
ここで凸条20とは、タイヤ表面に突出し、タイヤ表面に沿って長く延びるもののことである。この凸条20はリッジとも言われる。凸条20の長手方向に直交する方向の断面形状としては、半円(図4)、半円とその下の直線からなる形(図5)、三角形(図6)、三角形の頂点が丸められた形(図7)、台形(図8)、長方形(図9)等がある。ここで、三角形の頂点が丸められた形(図7)は三角形の一種である。また、図示省略するが、これらの断面形状を若干変形させた形状、例えば図6の三角形を傾けるようにして変形させた鋸歯形状等もあり得る。
Here, the
図2及び図3に凸条20として描かれている線は、凸条20の幅方向の中心線(図4~図9にTで示す位置の線)である。また、凸条20の半径及び直径は、凸条20の幅方向の中心線に基づき求められる。なお、凸条20の半径及び直径とは、凸条20が描く真円の半径及び直径のことである。
The line drawn as the
いずれの断面形状の凸条20においても、凸条20の高さH1は0.1mm以上0.8mm以下(好ましくは0.1mm以上0.4mm以下)である。また、いずれの断面形状の凸条20においても、凸条20の幅W1は0.1mm以上1.0mm以下である。
The height H1 of the
凸条20は加硫成型時に使用する金型によって形成することができる。ここで、高さH1及び幅W1が小さい凸条20については、レーザ加工で細かい凹凸が形成された金型によって形成することができる。
The
また、図4及び図5の半円の半径をRとすると、断面形状が半円と直線からなる図5の形の凸条20の前記直線の長さH2は(凸条20の高さH1)-(半円の半径R)である。また、図8の台形の凸条20において、上底の長さW2は、下底の長さ(すなわち凸条20の幅W1)の20%以上50%以下である。
Further, if the radius of the semicircle in FIGS. 4 and 5 is R, the length H2 of the straight line of the
ところで、上記の小模様25において、螺旋状の1本の基準線(不図示)が設定されている。そしてその基準線上に複数の基準点22(図3参照)が設定されている。基準線が螺旋状なので、複数の基準点22は螺旋状に配置されていることになる。なお、基準線及び基準点22は、実際に装飾領域11に凹凸等によって形成されているのではく、仮想的なものである。そして、これらの基準点22のそれぞれに対して凸条20が設けられている。具体的には、円形である凸条20の中心が、それぞれの基準点22に配置されている。
By the way, one spiral reference line (not shown) is set in the above
ここで、基準線上で隣り合う2つの基準点22の間の直線距離P(不図示)は、基準線の描く螺旋の外側(螺旋の中心から離れる方)ほど大きくなっている。すなわち、前記螺旋の内側(螺旋の中心に近い方)から外側に向かって順に設けられた3つの基準点22a、22b、22c(図3参照)について考えると、内側の2つの基準点22a、22b間の直線距離P1と、外側の2つの基準点22b、22c間の直線距離P2との間には、P1<P2の関係が成立する。ただし、P2はP1の2倍以下であることが好ましい。
Here, the linear distance P (not shown) between two
凸条20の半径は、螺旋(基準線の描く螺旋)のより外側を中心とする凸条20ほど大きくなっている。そして、基準線上で隣り合う2つの基準点22のうち螺旋の内側の基準点22を中心とする凸条20(以下「内側の凸条20」とする)と、同じ2つの基準点22のうち螺旋の外側の基準点22を中心とする凸条20(以下「外側の凸条20」とする)とが接触している。ただし、内側の凸条20は外側の凸条20の外には出ない。すなわち、内側の凸条20は外側の凸条20に内接している。また、同じ小模様25に属する全ての凸条20について、内側の凸条20がその外側の凸条20に内接している。
The radius of the
ここで、接触するとは、接触位置において図10のように2つの凸条20が重なって一体化すること、図11のように2つの凸条20の一部同士が重なること、及び図12のように2つの凸条20が間に隙間が生じないことのいずれかを意味する。
Here, contact means that the two
基準線上で隣り合う2つの基準点22間の直線距離がPのとき、これら2つの基準点22を中心とする凸条20のうち外側の凸条20の半径は、同じ2つの基準点22を中心とする凸条20のうち内側の凸条20の半径に、Pを足した値であることが好ましい。この好ましい関係が成立するとき、内側の凸条20が外側の凸条20に正確に内接する。
When the linear distance between two
上記のように、凸条20の中心となる基準点22が螺旋状に配置されているため、全ての凸条20が螺旋を描くように配置されていることとなる。小さい凸条20ほど螺旋の内側で、大きい凸条20ほど螺旋の外側となっている。また、図3のように、内側の凸条20と外側の凸条20との接触点23も、1本の螺旋を描く配置となっている。
As described above, since the
なお、小模様25における半径が1番小さい凸条20(以下「最小凸条20a」とする)の直径は、装飾領域11のタイヤ径方向の幅HAの10%以上50%以下の長さである。これにより、装飾領域11に十分な数の凸条20が入ることになる。
The diameter of the
内側の凸条20と外側の凸条20との接触点23から離れている場所(従って内側の凸条20と外側の凸条20とが離れている場所)では、2つの凸条20間に広い平面が存在するため、当たった光に対して、鏡面反射又はそれに近い反射が生じる。一方、内側の凸条20とその外側の凸条20との接触点23では、当たった光が乱反射される。
At a location away from the
その結果、内側の凸条20と外側の凸条20との接触点23から離れている場所は明るく見え、内側の凸条20と外側の凸条20との接触点23は暗く見える。上記の通り内側の凸条20と外側の凸条20との接触点23が螺旋状に配置されているため、接触点23を連結する黒の螺旋が存在するように見える。
As a result, a place apart from the
図2のように、上記の最小凸条20aは、小模様25の中心(すなわち小模様25における最も半径の大きい凸条20の中心)よりもタイヤ周方向の一方側に偏って存在している。ここで偏るとは、最小凸条20aの中心が小模様25の中心から一方向へずれることを意味する。図2のように、装飾領域11全体において、全ての最小凸条20aは、小模様25の中心よりもタイヤ周方向の一方側に偏って存在している。図2にその偏りの方向が矢印Dで示されている。
As shown in FIG. 2, the
タイヤ軸方向両側に装飾領域11が設けられている場合は、このような凸条20の特徴がタイヤ軸方向両側の装飾領域11で共通している。
When the
以上のように、実施形態の空気入りタイヤ1では、サイドウォール10に、螺旋状に配置された複数の基準点22と、それぞれの基準点22を中心とする円形の複数の凸条20とが設けられている。そして、前記螺旋におけるより外側にある基準点22を中心とする凸条20ほど半径が大きくなっている、さらに、前記螺旋の内側の基準点22を中心とする凸条20が、その外側の基準点22を中心とする凸条20に内接している。
As described above, in the
このように、大きさの異なる円形の凸条20が複数設けられ、大きな凸条20の内側に小さな凸条20が設けられているため、それらの凸条20からなる小模様25が、立体感が感じられる視覚効果を生じさせるものとなっている。また、それぞれの凸条20の中心が、螺旋状に配置された基準点22に設けられているため、大きさの異なる複数の凸条20が螺旋を描くように配置されることとなり、巻き貝を見るような立体感を感じられる視覚効果が生じている。
In this way, a plurality of
また、内側の凸条20が外側の凸条20と接触しており、その接触点23が暗く見える。そして、内側の凸条20と外側の凸条20との接触点23が螺旋状に配置されているため、小模様25において黒の螺旋が存在するような視覚効果が生じている。
Also, the inner protruding
また、螺旋上で隣り合う基準点22間の直線距離が、螺旋の外側におけるほど大きくなっている。そしてそのように配置された基準点22に対して凸条20が設けられているため、凸条20が螺旋状に配置されている様子が認識しやすくなっている。
In addition, the straight line distance between
また、装飾領域11全体において、全ての最小凸条20aが、小模様25の中心よりもタイヤ周方向の一方側に偏って存在している。それにより全ての小模様25がタイヤ周方向の同一方向を向いているような視覚効果が生じている。
In addition, in the entire
以上の実施形態は例示であり、発明の範囲は以上の実施形態に限定されない。以上の実施形態に対し、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、様々な変更を行うことができる。 The above embodiments are examples, and the scope of the invention is not limited to the above embodiments. Various modifications can be made to the above embodiments without departing from the scope of the invention.
例えば、螺旋状の1本の基準線上で隣り合う2つの基準点22の間の直線距離が、1つの小模様25における全ての基準点22間で等間隔であっても良い。
For example, the linear distance between two
また、小模様25内における最小凸条20aの偏りの方向として様々なパターンがあり得る。例えば図13のように、2つの模様14の全ての最小凸条20aが、同じラベリング15(図13においては左側のラベリング15)の方に偏っていても良い。また図14のように、2つの模様14の全ての最小凸条20aが、より近いラベリング15の方に偏っていても良い。また図15の上の方の模様14のように、最小凸条20aの偏りの方向がタイヤ周方向に交互になっていても良い。図15においては、最小凸条20aが近い2つの小模様25が、一対の目玉のように見える。なお、図13~図15における矢印Dは最小凸条20aの偏りの方向を示している。
In addition, various patterns are possible as the direction of deviation of the
また、1つの小模様25に多くの凸条20が設けられた結果、半径の大きな凸条20bが図16のように装飾領域11内に収まらず途切れていても良い。
Moreover, as a result of providing a large number of
また、上記実施形態では1つのサイドウォール10に対して2つの模様14が設けられているが、1つのサイドウォール10に対して1つ又は3つ以上の模様14が設けられても良い。
Moreover, although two
また、凸条の代わりに凹条によって模様14が形成されても良い。ここで凹条とは、タイヤ表面に対して窪み、タイヤ表面に沿って長く延びるもののことである。凹条の長手方向に直交する方向の断面形状としては、三角形、台形、長方形、半円形等の様々なものがあり得る。凸条又は凹条であって、サイドウォール10の表面に対して垂直な方向から見て円形の線を描くもののことを、円形パターンと言うこととする。
Also, the
また、図17に示すように、装飾領域11のタイヤ径方向外側に、タイヤ径方向へ延びる複数の凸条26がタイヤ周方向に等間隔に配置された帯状領域27が設けられていても良い。複数の凸条26は、タイヤ周方向に0.3mm以上1.0以下の間隔をおいて等間隔に配置されている。帯状領域27は、タイヤ周方向の一部に設けられてもよいが、タイヤ周方向の全周にわたって設けられても良い。帯状領域27は、装飾領域11の外側に隣接している。帯状領域27のタイヤ径方向の寸法は、5mm以上12mm以下であることが好ましい。
Further, as shown in FIG. 17 , a band-shaped
このような帯状領域27を設けることにより、トレッドゴム6とサイドウォールゴム7の部材間の界面凹凸やベアを抑制することができる。また、凸条26を設けたことによる光の減衰効果により黒い帯状領域が形成され、装飾領域11を際立たせることができる。
By providing such a band-
C…中心線、1…空気入りタイヤ、2…カーカスプライ、2a…折り返し部分、2b…巻き上げ端、3…ラバーチェーファー、4…ベルト、5…ベルト補強層、6…トレッドゴム、7…サイドウォールゴム、8…インナーライナー、9…ビード部、10…サイドウォール、11…装飾領域、12…内径側線、13…外径側線、14…模様、15…ラベリング、16…文字、20…凸条、20a…最小凸条、20b…大きな凸条、22…基準点、23…接触点、25…小模様、26…凸条、27…帯状領域
C... center line, 1... pneumatic tire, 2... carcass ply, 2a... folded portion, 2b... roll-up end, 3... rubber chafer, 4... belt, 5... belt reinforcing layer, 6... tread rubber, 7...
Claims (7)
前記サイドウォールに、螺旋状に配置された複数の基準点と、それぞれの前記基準点を中心とする円を描く複数の円形パターンとが設けられ、
前記円形パターンは、その中心となる前記基準点が前記螺旋の外側のものほど半径が大きく、
前記螺旋の内側の前記基準点を中心とする前記円形パターンが、そのすぐ外側の前記基準点を中心とする前記円形パターンに内接していること
を特徴とする空気入りタイヤ。 In a pneumatic tire with a pattern on the sidewall,
The sidewall is provided with a plurality of spirally arranged reference points and a plurality of circular patterns that draw circles centered on the respective reference points,
The circular pattern has a larger radius as the reference point serving as the center thereof is located outside the spiral,
A pneumatic tire, wherein the circular pattern centered at the reference point inside the spiral is inscribed in the circular pattern centered at the reference point immediately outside.
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