JP2023032735A - humidifier - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、室内等の空間を加湿する加湿装置に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a humidifying device for humidifying a space such as a room.
住宅、オフィスビル、工場、学校、病院等、様々な施設において、加湿装置が利用されている。加湿装置には、加湿エレメント(気化フィルタ)に供給した水を蒸発させて加湿するタイプ(特許文献1参照)があるが、このタイプは、水道水に含有されているカルシウム等が析出して生じるスケール(白い粉状物)で加湿エレメントが詰まるという問題がある。この問題が生じないものとして、板材等に水を衝突させて水しぶきを発生させ加湿を行うタイプや、ノズルから空気と共に水を勢いよく噴霧する二流体ノズルのタイプ(特許文献2参照)がある。 Humidifiers are used in various facilities such as residences, office buildings, factories, schools, and hospitals. There is a type of humidifier that humidifies by evaporating water supplied to a humidifying element (evaporation filter) (see Patent Document 1). There is a problem of clogging of humidifying elements with scale (white powder). As a type that does not cause this problem, there is a type that humidifies by causing water to collide with a plate or the like to generate splashes, and a two-fluid nozzle type that vigorously sprays water together with air from the nozzle (see Patent Document 2).
ここで、水しぶきを発生させるタイプは、水を効率的に空気に吸収させることができず、換気設備に付随する加湿等、加湿を主目的としない用途での利用は可能であるが、加湿を主目的とした利用には向かなかった。また、二流体ノズルのタイプは、水しぶきを発生させるタイプよりも空気への水の吸収が効率的であるが、水圧に合わせた空気圧の調整が必要であった。
これらの課題に対しては、加湿対象空間に送風機等によって送られる空気にノズルから水を吹き出して水分を含ませることが考えられる。これは、水しぶきを利用するよりも効率的な加湿が可能である上、水圧に合わせた空気圧の調整等が不要である。
Here, the type that generates water splashes cannot efficiently absorb water into the air, and can be used for purposes other than humidification, such as humidification associated with ventilation equipment. Not suitable for its main purpose. Also, the two-fluid nozzle type is more efficient in absorbing water into the air than the type that generates water splashes, but the air pressure must be adjusted to match the water pressure.
In order to solve these problems, it is conceivable to blow water from a nozzle into the air sent to the humidification target space by a blower or the like so that the air contains moisture. This enables more efficient humidification than using water spray, and does not require adjustment of air pressure to match water pressure.
しかしながら、ノズルから水を吹き出す方法は、加湿対象空間の広さや温度等によっては加湿量が不十分となることが発明者らによる検証で明らかとなった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、ノズルからの水の吹き出しによる加湿を効率的に行える加湿装置を提供することを目的とする。
However, the inventors have verified that the method of blowing water from a nozzle does not provide sufficient humidification depending on the size, temperature, etc. of the space to be humidified.
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a humidifying apparatus capable of efficiently humidifying by blowing water from a nozzle.
前記目的に沿う本発明に係る加湿装置は、空気の流入口及び流出口が設けられた中空体と、前記中空体内に前記流入口に対向して配置された通気性のある水分吸収部材Sと、前記水分吸収部材Sに吹き付けられる水を吹き出すノズルと、前記流入口から前記中空体内に空気を流入させ、前記水分吸収部材Sを通過させて、前記流出口から加湿対象空間に向けて送り出す送風機とを備える。 A humidifying device according to the present invention that meets the above object comprises a hollow body provided with an air inlet and an air outlet, and an air-permeable moisture absorbing member S disposed inside the hollow body facing the inlet. a nozzle for blowing water to be blown onto the moisture absorbing member S; and an air blower for causing air to flow into the hollow body from the inlet, pass through the moisture absorbing member S, and be sent from the outlet toward the space to be humidified. and
本発明に係る加湿装置は、空気の流入口及び流出口が設けられた中空体と、中空体内に流入口に対向して配置された通気性のある水分吸収部材Sと、水分吸収部材Sに吹き付けられる水を吹き出すノズルと、流入口から中空体内に空気を流入させ、水分吸収部材Sを通過させて、流出口から加湿対象空間に向けて送り出す送風機とを備えるので、中空体内に流入した空気は水分吸収部材Sを通過して水分吸収部材Sの水分を含むことができ、ノズルからの水の吹き出しによる加湿を効率的に行うことが可能である。 The humidifying device according to the present invention comprises a hollow body provided with an air inlet and an air outlet, an air-permeable moisture absorbing member S disposed in the hollow body facing the air inlet, and a moisture absorbing member S Since it is provided with a nozzle for blowing out the water to be sprayed, and an air blower that makes air flow into the hollow body from the inlet, passes through the moisture absorbing member S, and sends it out from the outlet toward the space to be humidified, the air that has flowed into the hollow body is provided. can pass through the moisture absorbing member S and contain the moisture in the moisture absorbing member S, and it is possible to efficiently perform humidification by blowing water from the nozzle.
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る加湿装置10は、空気の流入口11及び流出口12が設けられた中空体13と、中空体13内に流入口11に対向して配置された水分吸収部材14(水分吸収部材S)と、水分吸収部材14に吹き付けられる水を吹き出すノズル15と、流入口11から中空体13内に空気を流入させ、水分吸収部材14を通過させて、流出口12から加湿対象空間に向けて送り出す送風機16とを備える。以下、詳細に説明する。
Next, specific embodiments of the present invention will be described with reference to the attached drawings for better understanding of the present invention.
As shown in FIGS. 1 and 2, a
中空体13は、図1に示すように、有底円筒状であり、軸心が鉛直に配された状態で、筺体17内に収められている。中空体13の上端部には蓋材19が取り付けられている。蓋材19はOリング等のシール材を有して、中空体13内の水滴等が中空体13から漏れ出るのを防止している。蓋材19を中空体13から取り外すことによって、中空体13内が視認可能となる。
As shown in FIG. 1, the
中空体13は、側壁部に空気の流入口11及び空気の流出口12が形成され、中空体13の側壁部には、流入口11に連通する円筒体20及び流出口12に連通する円筒体21が連結されている。流出口12は、流入口11より高い位置に設けられている。筺体17内に配された円筒体20には、同じく筺体17内に配された送風機16が取り付けられている。円筒体21は一部が筺体17から突出し、その突出部にダクト24が接続されている。円筒体20の内側及び円筒体21の内側にはダンパ25、26がそれぞれ設けられている。
The
筺体17は底部が通気性を有するように設計されている。送風機16の作動により、筺体17外の空気が筺体17内に流入し、送風機16は筺体17内の空気を取り込んで、図2に示すように、その空気を流入口11に向けて吹き出す。この際、ダンパ25は、送風機16から吹き出される空気の風圧によって、円筒体20を開いた状態にし、送風機16から吹き出された空気は、流入口11から略水平に進んで中空体13内に流入し、中空体13内を流出口12に向けて移動する。
The
中空体13内には、図1、図3(A)に示すように、水分を吸収(捕捉)可能な通気性のある板状の水分吸収部材14が鉛直に配されている。中空体13の側壁部には、図3(A)に示すように、対向配置された対となる支持具27、28が固定され、水分吸収部材14は、図1、図3(A)に示すように、下端部が中空体13の底部に接触した状態で、両側端部が支持具27、28にそれぞれ嵌入されて固定されている。
水分吸収部材14は、図1、図2に示すように、流入口11と同一の高さ位置に流入口11に対向して設けられ、円筒体20及び流入口11を通過する空気の流れに対し実質的に垂直に配されている。そのため、送風機16の作動により流入口11から中空体13内に流入した空気の大半は、水分吸収部材14に正面から当たることとなる。
As shown in FIGS. 1 and 3A, a plate-like
As shown in FIGS. 1 and 2, the
中空体13内には、更に、中空体13内の空気の流れに沿って水分吸収部材14の下流側に、水分を吸収可能な通気性のある板状の水分吸収部材29(水分吸収部材T)が設けられている。水分吸収部材29も、水分吸収部材14と同様に、下端部が中空体13の底部に接触した状態で、両側端部が支持具27、28にそれぞれ嵌入されて固定されている。
Inside the
本実施の形態において、水分吸収部材14、29は、それぞれ矩形であり、近接(接触)して(あるいは近傍で)互いに向かい合って配列されている。水分吸収部材14、29は、樹脂繊維、金属繊維及びガラス繊維の少なくとも1つ又は複数の集合体や不織布によって構成できる。水分吸収部材14、29の素材は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本実施の形態において、水分吸収部材14、29は、空隙率が70%以上(好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上)99%以下であり、厚みが10mm以上50mm以下(好ましくは15mm以上40mm以下、より好ましくは20mm以上30mm以下)である。なお、水分吸収部材14、29は、下端部が中空体13の底部に接触しないように配置してもよい。
In this embodiment, the
In the present embodiment, the
中空体13の側壁部には、図2に示すように、ノズル15が固定されている。ノズル15は、水を拡散して吹き出す吹き出し部が水分吸収部材14を基準にして中空体13内の流入口11側に位置し、流入口11の近傍(本実施の形態では流入口11の上方)から水を吹き出す。中空体13は、底部に水(本実施の形態では、水道水)を貯留可能であり、ノズル15から吹き出された水を貯留する。なお、図3(A)ではノズル15の記載が省略されている。
A
中空体13内には、図1、図3(B)に示すように、流入口11より高い位置に、水分吸収部材14の上端部に接触した状態で水平に配された半円形板状物の蓋材30が設けられている。蓋材30は、水分吸収部材14を基準にして中空体13内の流入口11側の領域に位置し、同領域には、水分吸収部材14、蓋材30、中空体13の側壁部の一部及び中空体13の底面の一部(即ち、中空体13の一部)によって囲まれた空間部31(空間部C)が形成されている。
Inside the
ノズル15は空間部31に水を吹き出す。送風機16が作動している状態では、ノズル15から吹き出された水が送風機16により流入口11から中空体13内に流入する空気に合流し、水の大半が空気により水分吸収部材14まで運ばれて水分吸収部材14の正面全体に吹き付けられ、又は、空間部31内で空気に吸収され、残りの水が、例えば、蓋材30に付着し、又は、中空体13の底部に溜まる。
蓋材30を設けることによって、蓋材30を設けない場合に比べ、ノズル15から吹き出された水(水蒸気ではなく液体としての水)が流出口12を通って円筒体21やダクト24に流入するのを抑制できる。
By providing the
水分吸収部材29は、上端部が水分吸収部材14の上端部より(本実施の形態では、蓋材30の上面よりも)高い位置に配され、水分吸収部材14に対向する面の上側領域が蓋材30に接触するように、水分吸収部材29の配置及び大きさが調整されている。これにより、水分吸収部材29は、水分吸収部材14と蓋材30の接触箇所を通り抜けるノズル15からの水を吸収して、当該水の円筒体21内やダクト24内への流入を防止する。水の流入はカビ等の繁殖の要因となることから、本実施の形態では、蓋材30や水分吸収部材29によって、円筒体21内、ダクト24内へのカビ等の繁殖が抑制されている。
送風機16の作動により流入口11から中空体13内に流入した空気は、図2に示すように、空間部31を通り、水分吸収部材14、29を順に通過する。空気は、空間部31を通過中にノズル15から吹き出された水(水蒸気を含む)を吸収し、更に、水分吸収部材14を通過の際に水分吸収部材14に含まれている水を吸収する。空気に吸収されなかった(気流に乗れなかった)余分な水分は水分吸収部材29により捕捉される。そして、水を吸収した(水分を含んだ)空気は、流出口12から中空体13外に流出し、円筒体21を通り、ダクト24経由で加湿対象空間に送られて、加湿対象空間に水分を供給する。
The air that has flowed into the
ダンパ26は、円筒体21を通る空気の風圧によって、円筒体21を空気が流れる状態にする。送風機16が停止すると、図1に示すように、ダンパ25は自重によって回動して円筒体20を閉じた状態にし、ダンパ26は自重によって回動して円筒体21を閉じた状態にする。
The
また、中空体13の近傍には、それぞれ底部に溜まった水の水位を検出する水位センサLo32及び水位センサHi33が設けられている。中空体13の底部には、下流側端部がノズル15に接続され、熱動弁(開閉弁の一例)34及びポンプ35が設けられた循環回路36の上流側端部が接続されている。中空体13の底部に溜まった水は、図2に示すように、熱動弁34が開状態で、ポンプ35が作動することによって循環回路36に取り込まれ、ポンプ35及び熱動弁34を順に通過した後、ノズル15から中空体13内に吹き出される。
In the vicinity of the
送風機16の空気の吹き出し部には、流入口11から中空体13内に流入する空気を加熱する加熱手段の一例であるヒータ37が設けられている。ヒータ37により加熱された空気の熱により、ノズル15から吹き出される水が気化するため、ノズル15から吹き出された水は空気に安定して取り込まれる。本実施の形態では、送風機16及びポンプ35が作動し、ヒータ37が停止した通常加湿運転と、送風機16、ポンプ35及びヒータ37が作動したヒータ加湿運転の切り替えが可能である。以下、単に「加湿運転」と言うときは、通常加湿運転及びヒータ加湿運転の双方を意味するものとする。
An air blowing portion of the
また、循環回路36のポンプ35及び熱動弁34間の領域には、水道管から循環回路36に水道水を供給する給水管38が接続され、同領域の給水管38の接続部より下流側に、循環回路36を循環する水を外部に送り出すことができる排水管39が接続されている。給水管38には、給水管38に水道管からの水道水(外部からの水)が流入可能な開状態とするか水道管からの水道水が流入できない閉状態とするかが切り替えられる開閉弁の一例である電磁弁40及び水が循環回路36から給水管38に流れるのを防止する2つの逆止弁41が取り付けられている。
In addition, a
排水管39には、排水管39に循環回路36からの水が流入可能な開状態とするか循環回路36からの水が流入できない閉状態とするかが切り替えられる開閉弁の一例である熱動弁42が取り付けられている。
電磁弁40及び熱動弁42は、図4に示すように、送風機16、水位センサLo32、水位センサHi33、熱動弁34、ポンプ35及びヒータ37が接続された制御手段43に接続されている。制御手段43は、CPU及びメモリ等の電子デバイスを有して構成可能であり、指令信号の送信によって、送風機16、ポンプ35及びヒータ37の制御、並びに、電磁弁40及び熱動弁34、42それぞれの状態の切り替えを行う。
The
As shown in FIG. 4, the
また、循環回路36には、図1に示すように、ポンプ35とポンプ35の上流側に設けられた逆止弁44の間の領域に、循環回路36を流れる水から塵等の物体を取り除く濾過手段45が設けられている。濾過手段45には、循環回路36を流れる水を外部に排出する排水管46が接続され、排水管46には排水管46の水が濾過手段45に向かって流れないようにする逆止弁47が設けられている。
In addition, as shown in FIG. 1, the
中空体13の底部に所定量以上の水が溜まっている状態で、制御手段43によって、図2に示すように、熱動弁34が開かれ、電磁弁40及び熱動弁42、51が閉じられ、送風機16及びポンプ35が作動されて、加湿運転が行われる。この際、中空体13の底部に溜まっている水は、ポンプ35の吸い込み圧力により循環回路36に流入し、循環回路36を循環してノズル15から吹き出される。
In a state in which a predetermined amount or more of water is accumulated at the bottom of the
加湿運転時、濾過手段45に達した中空体13の底部の水は、ポンプ35の吸い込み圧力により全てポンプ35に向かうことから、排水管46には送られない。ここで、濾過手段45は、中空体13の底部からポンプ35に向かう水から塵等を捕捉する図示しないフィルタを有している。そのため、中空体13の底部の水は濾過手段45で塵等が取り除かれた後に、ポンプ35を通過しノズル15に送られる。これによって、ポンプ35の不具合の発生、及び、ノズル15の詰まりが抑制される。
During the humidifying operation, all the water at the bottom of the
中空体13の底部の水が、ノズル15から吹き出されて加湿対象空間に送られ続けて、所定量以下になると、制御手段43は、水位センサLo32の計測値からこれを検知し、ポンプ35の作動を継続し熱動弁34を開いた状態で、電磁弁40を開いて水道管からの水を水道管の水圧によって給水管38経由で循環回路36に流入させ、ノズル15から吹き出されるようにする。
When the water at the bottom of the
この際、送風機16の作動を継続することより、加湿運転を継続しながら、中空体13の底部の水量を増やすことができる。そして、中空体13の底部の水が所定量まで増加したことが水位センサHi33によって検出されると、ポンプ35が作動している状態で、制御手段43により電磁弁40が閉じられ、水道管からの水の流入なしで中空体13の底部の水を循環回路36に循環させて行う加湿運転が再開する。
At this time, by continuing the operation of the
また、制御手段43は加湿運転の実績を記憶可能であり、加湿運転がなされた日は、予め定められた時刻に、濾過手段45のフィルタに捕捉された塵等を除去する逆洗運転を実行する。逆洗運転は、図5に示すように、送風機16及びポンプ35を停止し、熱動弁34及び熱動弁42、熱動弁51を閉じた状態で、電磁弁40を開き、水道管からの水を給水管38経由で循環回路36に流入させることによって行われる。濾過手段45のフィルタに捕捉されていた塵等は、循環回路36に流入しポンプ35を通って濾過手段45を通過する水によりフィルタから除去され、水と共に排水管46経由で外部に排出される。なお、排水管46には、外部から水が逆流するのを防止するホッパ48が設けられている。
In addition, the control means 43 can store the results of the humidification operation, and on the day when the humidification operation is performed, at a predetermined time, a backwash operation is performed to remove dust and the like trapped in the filter of the filtration means 45. do. In the backwashing operation, as shown in FIG. 5, the
逆洗運転の後、本実施の形態では、図6に示すように、電磁弁40を閉じ、熱動弁42を開き、ポンプ35を作動させて、中空体13の底部の水を循環回路36に流入させ、濾過手段45及びポンプ35を順に通過させ排水管39経由で外部に排出して中空体13の底部を空にする。以下、中空体13の底部を空にする運転を排水運転と言う。
After the backwashing operation, in this embodiment, as shown in FIG. , passes through filter means 45 and pump 35 in sequence, and is discharged to the outside via
その後、循環回路36に上流側端部が接続され、分岐した一方の下流側端部及び他方の下流側端部にそれぞれノズル49、50が取り付けられ、開閉弁の一例である熱動弁51が設けられた洗浄管52を利用して、水分吸収部材14、29の洗浄運転が行われる。ノズル50は空間部31において水分吸収部材14に水を吹き出すように配置され、ノズル49は、中空体13内の水分吸収部材14、29を基準にして空間部31の反対側に位置し、水分吸収部材29に水を吹き出すように向きが調整されている。熱動弁51は、図4に示すように、制御手段43に接続され、制御手段43には加湿運転の操作等が行われる操作端末53が接続されている。
After that, the upstream end is connected to the
洗浄運転では、制御手段43が、熱動弁42を閉じ、熱動弁34、51及び電磁弁40を開き、ポンプ35を作動させる。これにより、水道管からの水が給水管38及び循環回路36経由でノズル15及びノズル49、50から吹き出され、空となった中空体13の底部に水が溜まる。中空体13の底部の水が所定量まで増加したことが水位センサHi33によって検出されると、制御手段43により電磁弁40及び熱動弁34が閉じられ、中空体13の底部の水は、図7に示すように、循環回路36に取り込まれ、濾過手段45及びポンプ35を順に通過し、洗浄管52に流入してノズル49、50から吹き出される。
In the cleaning operation, the control means 43 closes the
ノズル50から吹き出された水は水分吸収部材14に吹き付けられて水分吸収部材14を洗浄し、ノズル49から吹き出された水は水分吸収部材29に吹き付けられて水分吸収部材29を洗浄する。これによって、水分吸収部材14、29へのスケールの発生を防止する。なお、循環回路36に流入した中空体13の底部の水は、ポンプ35の吸い込み圧力により、濾過手段45から排水管46には送られず、全てポンプ35に吸い込まれる。
The water blown from the
洗浄運転が予め定められた時間なされた後、熱動弁51が閉じられ、熱動弁42が開かれて、中空体13の底部の水が、図6に示すように、ポンプ35により、循環回路36及び排水管39を経由して外部に排出される(排水運転)。次に、1回目の洗浄運転より時間の短い洗浄運転及び排水運転が順に行われた後、逆洗運転が行われる。その後、制御手段43は、電磁弁40を閉じ、ポンプ35を作動させ、熱動弁42を開いて排水運転を行わせながら、ヒータ37及び送風機16を作動させて温風を水分吸収部材14、29に供給して水分吸収部材14、29を乾燥させ、次に、ポンプ35を止め、ヒータ37を停止させ冷風により水分吸収部材14、29を更に乾燥させる乾燥運転を行う。乾燥運転による水分吸収部材14、29の乾燥によって、水分吸収部材14、29や中空体13内等のカビ等の発生を抑制する。
After the cleaning operation has been performed for a predetermined time, the
なお、中空体13内には、図1に示すように、中空体13の底部の水が所定量を超過した際に、超過した水を取り込むオーバーフローパイプ54が設けられている。オーバーフローパイプ54に取り込まれた水はホッパ48経由で外部に排出される。
As shown in FIG. 1, the
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、中空体内に水分吸収部材Tや蓋材は設けなくてもよく、水分吸収部材Sは(水分吸収部材Tを設ける場合は、水分吸収部材Tも)板状でなくてもよい。
また、加熱手段を設けなくてもよい。加熱手段を設ける場合、加熱手段はヒータ以外のもの、例えば、ヒートポンプに接続された熱交換器であってもよい。
そして、送風機は空気の流れに沿って中空体の下流側に設けることができる。
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and all modifications of conditions that do not deviate from the gist of the present invention are within the scope of the present invention.
For example, the moisture absorbing member T and the lid member may not be provided in the hollow body, and the moisture absorbing member S (and the moisture absorbing member T when provided with the moisture absorbing member T) may not be plate-shaped.
Also, the heating means may not be provided. If a heating means is provided, the heating means may be something other than a heater, for example a heat exchanger connected to a heat pump.
Then, the blower can be provided downstream of the hollow body along the air flow.
10:加湿装置、11:流入口、12:流出口、13:中空体、14:水分吸収部材、15:ノズル、16:送風機、17:筺体、19:蓋材、20、21:円筒体、24:ダクト、25、26:ダンパ、27、28:支持具、29:水分吸収部材、30:蓋材、31:空間部、32:水位センサLo、33:水位センサHi、34:熱動弁、35:ポンプ、36:循環回路、37:ヒータ、38:給水管、39:排水管、40:電磁弁、41:逆止弁、42:熱動弁、43:制御手段、44:逆止弁、45:濾過手段、46:排水管、47:逆止弁、48:ホッパ、49、50:ノズル、51:熱動弁、52:洗浄管、53:操作端末、54:オーバーフローパイプ 10: Humidifier, 11: Inlet, 12: Outlet, 13: Hollow body, 14: Moisture absorption member, 15: Nozzle, 16: Blower, 17: Housing, 19: Lid material, 20, 21: Cylindrical body, 24: Duct, 25, 26: Damper, 27, 28: Support, 29: Moisture absorbing member, 30: Lid material, 31: Space, 32: Water level sensor Lo, 33: Water level sensor Hi, 34: Thermal valve , 35: pump, 36: circulation circuit, 37: heater, 38: water supply pipe, 39: drain pipe, 40: solenoid valve, 41: check valve, 42: thermal valve, 43: control means, 44: check valve, 45: filtering means, 46: drainage pipe, 47: check valve, 48: hopper, 49, 50: nozzle, 51: thermal valve, 52: cleaning pipe, 53: operation terminal, 54: overflow pipe
Claims (5)
前記中空体内に前記流入口に対向して配置された通気性のある水分吸収部材Sと、
前記水分吸収部材Sに吹き付けられる水を吹き出すノズルと、
前記流入口から前記中空体内に空気を流入させ、前記水分吸収部材Sを通過させて、前記流出口から加湿対象空間に向けて送り出す送風機とを備えることを特徴とする加湿装置。 a hollow body provided with an air inlet and an air outlet;
an air-permeable moisture absorbing member S disposed inside the hollow body facing the inlet;
a nozzle for blowing water to be sprayed onto the moisture absorbing member S;
and a blower that causes air to flow into the hollow body from the inflow port, pass through the moisture absorbing member S, and send the air out from the outflow port toward the space to be humidified.
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