JP2023032471A - ゴルフスイング練習具及び練習用補助グリップ - Google Patents

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Abstract

Figure 2023032471000001
【課題】ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けやすいゴルフスイング練習具を提供する。
【解決手段】ゴルフスイング練習具1は、ヘッド部10と、ヘッド部10に固定されている一直線棒状のシャフト部20と、シャフト部20に固定されており、ゴルフスイングの練習者Pが練習を行う際に把持するためのグリップ部30と、を備え、グリップ部30が、シャフト部20の軸線Z上から偏心側Y2へ延びる第1連結部分32と、第1連結部分32からエンド側Z2へ延びる第1把持部分33と、第1把持部分33の端部から第2基準面S2側へ延びる第2連結部分34と、第2連結部分34からシャフト部30の軸線Zと平行でエンド側へ延びる第2把持部分34とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ゴルフスイング練習具及び練習用補助グリップに関する。さらに詳しくは、本発明は、ゴルフクラブヘッドのフェース面を適切な向きに向けたゴルフスイングを習得するための練習具として好適であるゴルフスイング練習具及び練習用補助グリップに関する。
ゴルフスイングを練習するためのさまざまなゴルフスイング練習具が提案されている(例えば、特許文献1。)。
特許文献1に記載のゴルフスイング練習具(ゴルフ練習器具)は、一方の手で握るメイングリップと他方の手で握るサブグリップとを有しており、サブグリップがメイングリップと略平行に並んで伸びているとともに、使用時に練習者が正面で構えたときにサブグリップとメイングリップとが前後方向に並ぶよう構成されている。これにより、特許文献1に記載のゴルフスイング練習具は、練習者がゴルフクラブをスイングする際のフォロースルーにおいて、左右の前腕をロールさせやすく、一方の腕が真っすぐ伸びた大きなフォロースルーの動きを練習することができる。
特開2016-120016号公報
本出願人は、ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けることがゴルフ上達のために重要であると考えている。また、そのような感覚をより身に着けやすいゴルフスイング練習具が要望されている。
本発明は、かかる要望に鑑みてなされたものであり、ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けやすいゴルフスイング練習具を提供することを目的としている。
[1]上記課題を解決すべく、本発明に係るゴルフスイング練習具は、ゴルフスイングを練習するためのゴルフスイング練習具であって、フェース面を有し、最先端に位置するヘッド部と、先端側がヘッド部に固定されている一直線棒状のシャフト部と、先端側がシャフト部に固定されており、ゴルフスイングの練習者が練習を行う際に把持するためのグリップ部と、を備え、ヘッド部のフェース面をロフト角分戻した仮想面を第1基準面とし、第1基準面に対して垂直な面でシャフト部の軸線を含む面を第2基準面とし、第2基準面に対しヘッド部の重心が位置する側を偏心側とし、シャフト部が延びる方向においてヘッド部から離れる側をエンド側とした場合に、グリップ部が、シャフト部の軸線上から偏心側へ延びる第1連結部分と、第1連結部分からエンド側へ延びる第1把持部分と、第1把持部分のエンド側の端部から第2基準面側へ延びる第2連結部分と、第2連結部分からシャフト部の軸線と平行でエンド側へ延びる第2把持部分とを有する、ことを特徴とする。
本発明に係るゴルフスイング練習具は、グリップ部が、シャフト部の軸線上から偏心側へ延びる第1連結部分と、第1連結部分からエンド側へ延びる第1把持部分と、第1把持部分のエンド側の端部から第2基準面側へ延びる第2連結部分と、第2連結部分からシャフト部の軸線と平行でエンド側へ延びる第2把持部分とを有している。すなわち、このゴルフスイング練習具は、グリップ部における第1把持部分、第2連結部分、及び第2把持部分がクランク状に構成されている。これにより、このゴルフスイング練習具は、練習者により、身体から遠い側の手(右利きの練習者の場合は右手)で小指側を第2連結部分に引っ掛けるようにして第1把持部分が把持され、身体から近い側の手(右利きの練習者の場合は左手)で第2把持部分が把持されて使用されることになる。つまり、練習者は、実際のゴルフクラブと同様、左右の手がシャフト部の軸線方向においてずれた状態でこのゴルフスイング練習具を把持することになる。よって、このゴルフスイング練習具によれば、左右の手がシャフト部の軸線方向においてずれた状態で把持されるよう構成されていることで、練習者に対し、練習後通常のゴルフクラブを把持した際の違和感を与え難くできる。さらに、このゴルフスイング練習具は、第1把持部分がシャフト部の軸線に対してずれていることで、両手で把持された際の両手の位置とヘッド部のフェース面の向きとの関係性が常に一定である。またさらに、このゴルフスイング練習具は、練習者により、身体から遠い側の手の小指側を第2連結部分に引っ掛けることで自然と把持する力を緩め、身体から遠い側の手を添えるようにして把持されるようになる。よって、このゴルフスイング練習具によれば、両手の位置とフェース面との関係性が一定で、練習者により身体から遠い側の手を添えるようにして把持されるよう構成されていることで、練習者のゴルフスイング時におけるゴルフクラブヘッドのフェース面の向きを安定させやすくできる。
また、このゴルフスイング練習具は、第1連結部分によって、練習者が身体から遠い側の手で把持するための第1把持部分がシャフト部に対してヘッド部の重心側にずれるよう構成されている。これにより、このゴルフスイング練習具は、練習者により身体から遠い側の手で第1把持部分を軽く支持されるとシャフト部の重量で、自然にシャフト部が第1把持部分を支点に回転してヘッド部のフェース面の向きが安定する。よって、このゴルフスイング練習具によれば、自然にヘッド部のフェース面向きを安定させやすく構成されていることで、練習者のゴルフスイング時におけるゴルフクラブヘッドのフェース面の向きを安定させやすくできる。
その結果、本発明に係るゴルフスイング練習具は、ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けやすいゴルフスイング練習具となる。
[2]本発明に係るゴルフスイング練習具においては、グリップ部のエンド側の端部に固定されているグリップエンド部をさらに備え、グリップエンド部は、少なくとも偏心側の反対側へ突出するかかり部分を有するよう構成されていることが好ましい。
これにより、練習者は、身体から近い側の手の小指側をグリップエンド部に引っ掛けることで、自然と把持する力を緩め、小指側中心にグリップ部の第2把持部分を把持するようになる。よって、このゴルフスイング練習具によれば、身体から近い側の手において小指側が引っ掛かるグリップエンド部を備えていることで、練習者により過度な力を入れずにゴルフスイングされ、練習者のゴルフスイング時におけるゴルフクラブヘッドのフェース面の向きをより安定させやすくできる。
[3]本発明に係るゴルフスイング練習具においては、グリップエンド部は、かかり部分からエンド側に延びる第3連結部、及び当該第3連結部からシャフト部の軸線を跨いで延びる第3把持部を有することが好ましい。
このゴルフスイング練習具は、グリップエンド部のエンド側に棒状の第3把持部分を有している。このようなゴルフスイング練習具を用いて練習者が一方の手で第3把持部を把持してスイングすると、手のひら又は手の甲の向きとヘッド部のフェース面の向きとが対応したゴルフスイングとなる。これにより、練習者は、このゴルフスイング練習具を用いることで、ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けやすい練習を行うことができる。
[4]本発明に係るゴルフスイング練習具においては、第2把持部分は、シャフト部の軸線上で延びるよう構成されていてもよい。
[5]また一方で、本発明に係るゴルフスイング練習具においては、第2把持部分は、シャフト部の軸線上から外れた位置で延びるよう構成されていてもよい。
練習者によって左右の手の把持する力のバランスがバラバラであり、このゴルフスイング練習具を用いて練習した後にその感覚で通常のグリップが一直線状のゴルフクラブを把持した際に、身体から近い側の手の位置がシャフト(シャフト部)に対して変わらない練習者もいれば変わる練習者もいる。このようなこともあり、第2把持部分のシャフト部対するシフト量を適宜設定することで、使用する練習者に適応したゴルフスイング時におけるゴルフクラブヘッドのフェース面の向きを安定させやすいゴルフスイング練習具を構成できる。
[6]本発明に係るゴルフスイング練習具においては、第1把持部分は、シャフト部と平行に延びていることが好ましい。
これにより、練習者の身体に近い側の手により、第1把持部分を把持する手首の角度と通常のゴルフクラブを把持する手首の角度との差異がなくなり、練習者に対し、練習後通常のゴルフクラブを把持した際の違和感を与え難くできる。
[7]本発明に係るゴルフスイング練習具においては、第1把持部分及び第2把持部分は、それぞれ練習者の片手幅寸法以上、両手幅寸法以下の長さ寸法で形成されていることが好ましい。
これにより、第1把持部分及び第2把持部分が使用時にそれぞれ片手で把持されるものであることを明確にできるとともに、必要以上に重くなることを防止できる。
[8]本発明に係るゴルフスイング練習具においては、グリップ部は、第1基準面又は第1基準面をシャフト部の軸線を中心に±7°の範囲で回転させた調整面に沿って形成されていてもよい。
[9]本発明に係るゴルフスイング練習具においては、調整面をシャフト部の軸線を中心として回転調整して固定可能な回転調整部分をさらに有するよう構成されていてもよい。
これらにより、スイングスピードやシャフト部の剛性によって、ヘッド部のフェース面が好ましい向きに向いた位置と両手の位置(第1把持部分及び第2把持部分の位置)との関係を練習者によって変更したり調整したりした方が良い場合に容易に対応できる。
[10]本発明に係る練習用補助グリップは、ゴルフクラブに取り付けて使用されるゴルフスイングの練習用補助グリップであって、ゴルフクラブのグリップを着脱可能に挟み込む部位を有する複数のクランプ部と、使用時にゴルフクラブに取り付けた際、複数のクランプ部のそれぞれからゴルフクラブのグリップから離れる方向へ延びる複数の連結部と、複数の連結部同士を繋ぎゴルフクラブのシャフトに対し平行に延びる把持部とを備える、ことを特徴とする練習用補助グリップ。ことを特徴とする。
本発明に係る本発明に係る練習用補助グリップは、ゴルフクラブのグリップを着脱可能に挟み込む部位を有する複数のクランプ部を備えており、ゴルフクラブに取り付けられることで一体化したゴルフスイング練習具を構成することが可能である。この練習用補助グリップは、ゴルフクラブに取り付けた際、それぞれのクランプ部からゴルフクラブのグリップから離れる方向へ延びる複数の連結部と連結部同士を繋ぎゴルフクラブのシャフトに対し平行に延びる把持部とを備えている。すなわち、この練習用補助グリップを所定の向きでゴルフクラブのグリップに取り付けると、把持部と練習用補助グリップからはみ出したゴルフクラブのグリップとによって、前述のゴルフスイング練習具のグリップ部と同様に、軸線がずれた把持部分を備えたゴルフスイング練習具を構成できる。すなわち、練習用補助グリップの連結部の一つ、把持部、連結部の別の一つ、及びゴルフクラブのグリップのエンド側が、それぞれ、前述のゴルフスイング練習具のグリップ部における第1連結部分、第1把持部分、第2連結部分、及び第2把持部分に対応するようなゴルフスイング練習具を構成することができる。
その結果、本発明に係る練習用補助グリップは、ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けやすいゴルフスイング練習具を構成するための練習用補助グリップとなる。
本発明によれば、ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けやすいゴルフスイング練習具を提供することができる。
実施形態1に係るゴルフスイング練習具の正面図である。 実施形態1に係るゴルフスイング練習具の側面図である。 実施形態1に係るゴルフスイング練習具の使用状態を示す斜視図である。 実施形態2に係るゴルフスイング練習具の正面図である。 実施形態2に係るゴルフスイング練習具の側面図である。 実施形態2に係るゴルフスイング練習具の使用状態を示す斜視図である。 実施形態3に係るゴルフスイング練習具の側面図である。 実施形態3に係る練習用補助グリップの模式図である。 実施形態のゴルフスイング練習具のグリップ部の変形例を示す図である。
以下に、図面を参照して本発明の一実施形態であるゴルフスイング練習具を説明する。なお、各図面は必ずしも実際の寸法を厳密に反映したものではない。
[実施形態1]
(1-1.実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の構成)
図1は、実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の正面図である。図2は、実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の側面図である。
ゴルフスイング練習具1は、ゴルフクラブの代わりに用いてゴルフスイングを練習するための用具であって、図1及び図2に示すように、ヘッド部10と、一端がヘッド部10と連結しているシャフト部20と、一端がシャフト部20と連結しているグリップ部30と、グリップ部30の他端と連結するグリップエンド部40とを備えている。
ヘッド部10は、ゴルフクラブヘッドと同様の形態を有し、ボールを当てる面であるフェース面11及びシャフト(シャフト部20)を差し込み固定するためのソケット12を含む。ソケット12は、差し込み固定されたシャフトの延びる方向を規定するような円筒形状を有している。ソケット12の円筒形状は、フェース面11に対しロフト角θ傾いた面に沿って延びている。
シャフト部20は、ゴルフクラブのシャフトと同様に細長く一直線棒状形態を有し、一端側(この後説明する先端側Z1)がヘッド部10のソケット12に差し込み固定されている。すなわち、シャフト部20は、ソケット12の円筒形状に沿って、ヘッド部10のフェース面11に対しロフト角θ傾いた面において軸線Zに沿って一直線に延びている。シャフト部の材質については特に限定するものではなくカーボン製等であってもよいが、実施形態1のシャフト部20は、金属製シャフトが採用されている。
ここで、以下の説明においては、ヘッド部10のフェース面11に対しロフト角θ傾いた面、換言するとヘッド部10のフェース面11をロフト角θ分戻した仮想面を第1基準面S1として説明する。また、第1基準面S1対して垂直な面でシャフト部20の軸線Zを含む面を第2基準面S2として説明する。また、第2基準面S2に対しヘッド部10の重心が位置する側を偏心側Y1として説明する。また、シャフト部20が延びる方向において、シャフト部20を基準にヘッド部10に近い側を先端側Z1とし、その反対のヘッド部10から離れる側をエンド側Z2として説明する。
グリップ部30は、手で把持しやすい太さで、把持した際にすべりにくいようにゴム、スポンジ等の弾性部材が被覆されている。グリップ部30は、先端側Z1がシャフト部20に固定されており、ゴルフスイングの練習者が練習を行う際に把持する部分となる。グリップ部30は、複数箇所の屈曲部を有し、いわゆるクランク形状を有する。より具体的には、グリップ部30は、先端側Z1からエンド側Z2にかけて、順に接続部分31、第1連結部分32、第1把持部分33、第2連結部分34、及び第2把持部分35が屈曲箇所を介して連結している形態を有している。
接続部分31は、グリップ部30の最も先端側Z1に位置し、シャフト部20と連結してシャフト部20の軸線Zに沿って延びている。
第1連結部分32は、接続部分31から、すなわちシャフト部20の軸線Z上から偏心側Y1へ延びている。第1連結部分32は、基本的には第1基準面S1に沿って延びるように形成されるが、練習者毎の最適化やシャフト部20の剛性等によって、第1基準面S1をシャフト部20の軸線Zを中心に±7°の範囲で回転させた調整面に沿って形成される場合がある。第1連結部分の長さは、適宜設定されるが、実施形態1の第1連結部分32は、この後述べる第1把持部分33がシャフト部20の軸線Zから5mm~50mm程度離れるのに必要な長さで形成されている。
第1把持部分33は、第1連結部分32からエンド側Z2へ延びている。第1把持部分33は、シャフト部20と平行に延びるよう形成されているが、練習者毎の最適化等によって、シャフト部20と完全に平行とならない場合もある。第1把持部分33は、それぞれ練習者の片手幅寸法以上、両手幅寸法以下の長さ寸法で形成されている。
第2連結部分34は、第1把持部分33のエンド側Z2の端部から第2基準面S2側へ延びている。第2連結部分の長さは、適宜設定されるが、実施形態1の第2連結部分34は、第2把持部分35側の端部がシャフト部20の軸線Z上になる長さで形成されている。また、第2連結部分34は、基本的には第1基準面S1に沿って延びるように形成されるが、練習者毎の最適化やシャフト部20の剛性等によって、第1基準面S1をシャフト部20の軸線Zを中心に±7°の範囲で回転させた調整面に沿って形成される場合がある。
第2把持部分35は、第2連結部分34からシャフト部20の軸線Z上にエンド側Z2へ延びている。第2把持部分35は、それぞれ練習者の片手幅寸法以上、両手幅寸法以下の長さ寸法で形成されている。
グリップエンド部40は、グリップ部30のエンド側Z2の端部に固定されている。グリップエンド部40は、偏心側Y1の反対側へ突出するかかり部分41を有している。
(1-2. 実施形態1に係るゴルフスイング練習具1を用いた練習方法)
図3は、実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の使用状態を示す斜視図である。次に、実施形態1に係るゴルフスイング練習具1を用いた練習方法の一例について説明する。
練習者Pは、身体の正面において、ゴルフスイング練習具1を、第1把持部分33を身体から遠い側の手FH(右利きの練習者の場合は右手)で把持し、第2把持部分35を身体から近い側の手NH(右利きの練習者の場合は左手)で把持する。このとき、練習者Pが第1把持部分33を指の根元側に載せるようにして第2把持部分35を把持する手NHの力を緩めてやると、ゴルフスイング練習具1は、グリップ部30の第1把持部分33を支点にシャフト部20が重力方向下側に移動することとなる。これにより、ゴルフスイング練習具1のヘッド部10のフェース面11が自然と好ましい方向を向く。
この状態で、練習者Pは、ゴルフクラブを用いたゴルフスイングと同様にゴルフスイング練習具1をスイングする。このとき、練習者Pは、身体から遠い側の手FHの小指側をグリップ部30の第2連結部分34に引っ掛けるようにし、身体から近い側の手NHの小指側をグリップエンド部40のかかり部分41に引っ掛けるようにして、ある程度力を抜いてゴルフスイング練習具1を把持することが好ましい。なお、ゴルフクラブを用いたゴルフスイングは既知であるため、以下では、基本的なスイングの仕方の説明は省略する。
練習者Pは、このようなゴルフスイング練習具1を用いてのスイング練習を繰り返し行うことで、上述の通りヘッド部10のフェース面11が好ましい方向を向いた状態でのスイングの感覚をつかむ。
(1-3.実施形態1に係る効果)
ゴルフスイング練習具1は、グリップ部30が、シャフト部20の軸線Z上から偏心側Y1へ延びる第1連結部分32と、第1連結部分32からエンド側Z2へ延びる第1把持部分33と、第1把持部分33のエンド側Z2の端部から第2基準面S2側へ延びる第2連結部分34と、第2連結部分34からシャフト部20の軸線Zと平行でエンド側Z2へ延びる第2把持部分35とを有している。すなわち、ゴルフスイング練習具1は、グリップ部30における第1把持部分33、第2連結部分34、及び第2把持部分35がクランク状に構成されている。これにより、ゴルフスイング練習具1は、練習者Pにより、身体から遠い側の手FH(右利きの練習者の場合は右手)で小指側を第2連結部分34に引っ掛けるようにして第1把持部分33が把持され、身体から近い側の手NH(右利きの練習者の場合は左手)で第2把持部分35が把持されて使用されることになる。つまり、練習者Pは、実際のゴルフクラブと同様、左右の手がシャフト部20の軸線Z方向においてずれた状態でゴルフスイング練習具1を把持することになる。よって、ゴルフスイング練習具1によれば、左右の手がシャフト部20の軸線Z方向においてずれた状態で把持されるよう構成されていることで、練習者Pに対し、練習後通常のゴルフクラブを把持した際の違和感を与え難くできる。さらに、ゴルフスイング練習具1は、第1把持部分33がシャフト部20の軸線Zに対してずれていることで、両手で把持された際の両手の位置とヘッド部10のフェース面11の向きとの関係性が常に一定である。またさらに、ゴルフスイング練習具1は、練習者Pにより、身体から遠い側の手FHの小指側を第2連結部分34に引っ掛けることで自然と把持する力を緩め、身体から遠い側の手FHを添えるようにして把持されるようになる。よって、ゴルフスイング練習具1によれば、両手の位置とフェース面11との関係性が一定で、練習者Pにより身体から遠い側の手FHを添えるようにして把持されるよう構成されていることで、練習者Pのゴルフスイング時におけるゴルフクラブヘッドのフェース面の向きを安定させやすくできる。
また、ゴルフスイング練習具1は、第1連結部分32によって、練習者Pが身体から遠い側の手FHで把持するための第1把持部分33がシャフト部20に対してヘッド部10の重心側にずれるよう構成されている。これにより、ゴルフスイング練習具1は、練習者Pにより身体から遠い側の手FHで第1把持部分33を軽く支持されるとシャフト部20の重量で、自然にシャフト部20が第1把持部分33を支点に回転してヘッド部10のフェース面11の向きが安定する。よって、ゴルフスイング練習具1によれば、自然にヘッド部10のフェース面11向きを安定させやすく構成されていることで、練習者Pのゴルフスイング時におけるゴルフクラブヘッドのフェース面の向きを安定させやすくできる。
その結果、ゴルフスイング練習具1は、ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けやすいゴルフスイング練習具となる。
ゴルフスイング練習具1においては、グリップ部30のエンド側の端部に固定されているグリップエンド部40をさらに備え、グリップエンド部40は、少なくとも偏心側Y1の反対側へ突出するかかり部分41を有するよう構成されている。これにより、練習者Pは、身体から近い側の手NHの小指側をグリップエンド部40に引っ掛けることで、自然と把持する力を緩め、小指側中心にグリップ部30の第2把持部分35を把持するようになる。よって、ゴルフスイング練習具1によれば、身体から近い側の手NHにおいて小指側が引っ掛かるグリップエンド部40を備えていることで、練習者Pにより過度な力を入れずにゴルフスイングされ、練習者Pのゴルフスイング時におけるゴルフクラブヘッドのフェース面の向きをより安定させやすくできる。
ゴルフスイング練習具1においては、第2把持部分35は、シャフト部20の軸線Z上で延びるよう構成されている。練習者によって左右の手の把持する力のバランスがバラバラであり、ゴルフ練習具を用いて練習した後にその感覚で通常のグリップが一直線状のゴルフクラブを把持した際に、身体から近い側の手NHの位置がシャフト(シャフト部20)に対して変わらない練習者もいれば変わる練習者もいるが、一般的には身体から近い側の手NHが把持する部分がシャフトの軸線Z上にあると、実際のゴルフクラブとのズレ感が少ない。第2把持部分35をシャフト部20の軸線Z上にすることで、多くの練習者Pに適応したゴルフスイング時におけるゴルフクラブヘッドのフェース面の向きを安定させやすいゴルフスイング練習具を構成できる。
ゴルフスイング練習具1においては、第1把持部分33は、シャフト部20と平行に延びている。これにより、練習者Pの身体に近い側の手NHにより、第1把持部分33を把持する手首の角度と通常のゴルフクラブを把持する手首の角度との差異がなくなり、練習者Pに対し、練習後通常のゴルフクラブを把持した際の違和感を与え難くできる。
ゴルフスイング練習具1においては、第1把持部分33及び第2把持部分35は、それぞれ練習者Pの片手幅寸法以上、両手幅寸法以下の長さ寸法で形成されている。これにより、第1把持部分33及び第2把持部分35が使用時にそれぞれ片手で把持されるものであることを明確にできるとともに、必要以上に重くなることを防止できる。
ゴルフスイング練習具1のように構成すれば、ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けやすいゴルフスイング練習具を提供することができる。
[実施形態2]
(2-1.実施形態2に係るゴルフスイング練習具101の構成)
図4は、実施形態2に係るゴルフスイング練習具101の正面図である。図5は、実施形態2に係るゴルフスイング練習具101の側面図である。
実施形態2に係るゴルフスイング練習具101は、基本的には実施形態1に係るゴルフスイング練習具1と同様の構成を有するが、グリップエンド部の形態が実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の場合とは異なる。すなわち、図4及び図5に示すように、実施形態2に係るゴルフスイング練習具101においては、グリップエンド部140に、かかり部分141の他、第3連結部分142及び第3把持部分143が構成されている点で異なる。なお、実施形態1に係るゴルフスイング練習具1と同様の構成については、図面上に同じ符号を付し、以下での説明を省略する。
グリップエンド部140は、グリップ部30のエンド側Z2の端部に固定されている。グリップエンド部140は、グリップ部30から延びるかかり部分141とかかり部分141から延びる第3連結部分142と第3連結部分から延びる第3把持部分143とを少なくとも有している。
かかり部分141は、グリップ部30から偏心側Y1の反対側へ延びている。かかり部分141は、基本的には第1基準面S1に沿って延びるように形成されるが、練習者毎の最適化やシャフト部20の剛性等によって、第1基準面S1をシャフト部20の軸線Zを中心に±7°の範囲で回転させた調整面に沿って形成される場合がある。
第3連結部分142は、かかり部分141からエンド側Z2に延びており、かかり部分141と後述の第3把持部分143とを繋いでいる。
第3把持部分143は、第3連結部分142からシャフト部20の軸線Zを跨いで延びている。第3把持部分143は、基本的にはシャフト部20の軸線Zに対し垂直方向に延びている。第3把持部分143は、ゴルフクラブグリップと同等の太さの棒形状をしており、練習者の片手幅寸法以上、両手幅寸法以下の長さ寸法で形成されている。第3把持部分143は、第1基準面S1又は第1基準面S1をシャフト部20の軸線Zを中心に±7°の範囲で回転させた面に沿って又は平行に延びている。
なお、グリップエンド部140は、かかり部分141及び第3連結部分142を第2基準面S2に対して対称にした形状の対称形状部分144を有しており、かかり部分141、第3連結部分142、第3把持部分143、及び対称形状部分144によって枠状に形成されている。
(2-2. 実施形態2に係るゴルフスイング練習具101を用いた練習方法)
図6は、実施形態2に係るゴルフスイング練習具101の使用状態を示す斜視図である。次に、実施形態2に係るゴルフスイング練習具101の使用方法について説明する。
ゴルフスイング練習具101は、実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の構成を全て備えているため、実施形態1にて記載した一例と同様の練習方法に用いることが可能である。さらにゴルフスイング練習具101は、実施形態1に係るゴルフスイング練習具1と構成が異なるグリップエンド部140を備えているため、以下の一例のような練習方法にも用いることができる。
練習者Pは、身体の正面において、まずは実施形態1に記載した一例と同様にゴルフスイング練習具101を把持する。次に、身体から近い側の手NHをグリップ部30の第2把持部分33から離し、その手でグリップエンド部140の第3把持部分143を把持する。その状態又は身体から遠い側の手FHを離した状態でゴルフスイング練習具101をスイングすることで、身体から近い側の手NHの向きとヘッド部10のフェース面11との向きを一定にしたスイングとなる。
(2-3.実施形態2に係る効果)
ゴルフスイング練習具101は、実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の構成を全て備えているため、ゴルフスイング練習具1と同様の効果を奏する。
ゴルフスイング練習具101においては、グリップエンド部140は、かかり部分141からエンド側Z2に延びる第3連結部分142、及び第3連結部分142からシャフト部20の軸線Zを跨いで延びる第3把持部分143を有する。すなわち、ゴルフスイング練習具101は、グリップエンド部140のエンド側Z2に棒状の第3把持部分143を有している。これによりゴルフスイング練習具101を用いて練習者Pが一方の手で第3把持部分143を把持してスイングすると、手のひら又は手の甲の向きとヘッド部10のフェース面11の向きとが対応したゴルフスイングとなる。これにより、練習者Pは、ゴルフスイング練習具11を用いることで、ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けやすい練習を行うことができる。
[実施形態3]
(3-1.実施形態3に係るゴルフスイング練習具301の構成)
図7は、実施形態3に係るゴルフスイング練習具301の側面図である。図8は、実施形態3に係る練習用補助グリップ3の模式図である。図8(a)には練習用補助グリップ3をゴルフクラブ2のグリップに取り付けた際のシャフトの軸方向に対し垂直な方向から見た形態を示し、図8(b)には練習用補助グリップ3をゴルフクラブ2のグリップに取り付けた際のシャフトの軸方向に見た形態を示している。
実施形態3に係るゴルフスイング練習具301は、基本的には実施形態1に係るゴルフスイング練習具1と同様の構成を有するが、グリップ部の形態及びグリップエンド部を備えていない点が実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の場合とは異なる。実施形態3に係るゴルフスイング練習具301は、図7に示すように、通常のゴルフクラブ2のグリップに着脱可能な練習用補助グリップ3が取り付けられることで構成されている。通常のゴルフクラブ2については既知であるため、説明を省略する。
練習用補助グリップ3は、図7及び図8に示すように、第1クランプ部331と、第1クランプ部331から延びる第1連結部332と、第1連結部332から延びる把持部333と、把持部333から延びる第2連結部334と、第2連結部334の端部に固定された第2クランプ部335とを備えている。還元すると、練習用補助グリップ3は、間隔あけて配置された複数のクランプ部(第1クランプ部331,第2クランプ部335)と、複数のクランプ部のそれぞれから延びる複数の連結部(第1連結部332,第2連結部)と、複数の連結部同士を繋ぐ把持部333とを備えている。
第1クランプ部331及び第2クランプ部335は、図8(a)及び図8(b)に示すように、分割可能な一対の部材(ベース部分331a及び335aと押さえ部分331b及び335b)からなり、ゴルフクラブ2のグリップを挟み込んでボルト固定できるように構成されている。
第1連結部332及び第2連結部334は、それぞれ、第1クランプ部331のベース部分331a及び第2クランプ部のベース部分335aから、使用時にゴルフクラブ2のグリップから離れる方向へ延びている。第1連結部332及び第2連結部334は、ゴルフクラブ2のシャフトの軸に対し垂直な方向に延びている。第1連結部332及び第2連結部334は、同等の長さで形成されている。
把持部333は、第1連結部332及び第2連結部334の端部同士を繋いでいる。把持部333は、ゴルフクラブのグリップと同等の太さの棒形状をしており、練習者の片手幅寸法以上、両手幅寸法以下の長さ寸法で形成されている。把持部333は、ゴルフクラブ2のシャフトに対し平行に延びている。
図7に示すように、練習用補助グリップ3をゴルフクラブ2に取り付けることにより構成されたゴルフスイング練習具301は、実施形態1のゴルフスイング練習具1のグリップエンド部40を除いた構成と同様となる。すなわち、練習用補助グリップ3の第1連結部332、把持部333、第2連結部334、及びゴルフクラブ2のグリップのエンド側が、ゴルフスイング練習具1の第1連結部分32、第1把持部分33、第2連結部分34、及び第2把持部分35に対応することとなる。
(3-2.実施形態3に係る効果)
ゴルフスイング練習具301は、実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の構成をほぼ全て備えているため、ゴルフスイング練習具1と同様のほぼ同様の効果を奏する。
練習用補助グリップ3は、ゴルフクラブ2のグリップを着脱可能に挟み込む部位を有する複数のクランプ部331,335を備えており、ゴルフクラブ2に取り付けられることで一体化したゴルフスイング練習具301を構成することが可能である。この練習用補助グリップ3は、ゴルフクラブ2に取り付けた際、それぞれのクランプ部331,335からゴルフクラブ2のグリップから離れる方向へ延びる複数の連結部332,334と連結部332,334同士を繋ぎゴルフクラブ2のシャフトに対し平行に延びる把持部333とを備えている。すなわち、この練習用補助グリップ3を所定の向きでゴルフクラブ2のグリップに取り付けると、把持部333と練習用補助グリップ3からはみ出したゴルフクラブ2のグリップとによって、前述のゴルフスイング練習具1のグリップ部30と同様に、軸線がずれた把持部分を備えたゴルフスイング練習具を構成できる。すなわち、練習用補助グリップ3の第1連結部332、把持部333、第2連結部334、及びゴルフクラブ2のグリップのエンド側が、それぞれ、前述のゴルフスイング練習具1のグリップ部30における第1連結部分32、第1把持部分33、第2連結部分34、及び第2把持部分35に対応するようなゴルフスイング練習具を構成することができる。
その結果、練習用補助グリップ3は、ゴルフクラブヘッドのフェース面を好ましい向きに向けたゴルフスイングの感覚を身に着けやすいゴルフスイング練習具301を構成するための練習用補助グリップとなる。
[その他の形態]
以上、本発明を上記の実施形態に基づき説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態において記載した構成要素の数、形状、位置、大きさ、材質等は例示であり、本発明の効果を損なわない範囲において変更することが可能である。
(2)上記した実施形態1及び2においては、グリップ部30については、図2及び図5を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、次のような変形も可能である。
図9は、実施形態のゴルフスイング練習具のグリップ部の変形例を示す図である。以下に図9(a)~図9(c)を用いて第1~第3の変形例を説明する。なお、以下の説明において、実施形態1と同様の名称の部分については、図面上の下二桁を実施形態1と同様に付して、その名称説明を省略する。
第1の変形例であるグリップ部430は、図9(a)に示すように、基本的には実施形態1に係るゴルフスイング練習具1と同様の構成を有するが、第2把持部分の軸位置が実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の場合とは異なる。すなわち、グリップ部430の第2把持部分435は、シャフト部20の軸線Z上から外れた第2軸線ZS上に沿って延びている。なお、グリップ部430の第1把持部分433と第2把持部分435とを繋ぐ第2連結部分434は、シャフト部20の軸線Zを跨いでいる。
練習者によって左右の手の把持する力のバランスがバラバラであり、ゴルフスイング練習具を用いて練習した後にその感覚で通常のグリップが一直線状のゴルフクラブを把持した際に、身体から近い側の手の位置がシャフト(シャフト部20)に対して変わる練習者もいる。このようなこともあり、グリップ部430のように、第2把持部分のシャフト部20に対するシフト量を適宜設定することで、使用する練習者に適応したゴルフスイング時におけるゴルフクラブヘッドのフェース面の向きを安定させやすいゴルフスイング練習具を構成できる場合がある。
第2の変形例であるグリップ部530は、図9(b)に示すように、基本的には実施形態1に係るゴルフスイング練習具1と同様の構成を有するが、枠状部分の有無が実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の場合とは異なる。すなわち、グリップ部530は、中間部分536を有し、接続部分531と第2把持部分535とが中間部分536を介して一直線上に繋がっている。これにより、グリップ部530は、第1連結部分532、第1把持部分533、第2連結部分534、及び中間部分536により枠状部分を有し、その内側が空間hとなっている。
このように枠状部分を有しているグリップ部530であっても、指を空間hに通して第1把持部分633を把持することが可能であり、実施形態1と同様の効果を奏するゴルフスイング練習具を構成することができる。
第3の変形例であるグリップ部630は、図9(c)に示すように、基本的には実施形態1に係るゴルフスイング練習具1と同様の構成を有するが、シャフト部20と接続する箇所が実施形態1に係るゴルフスイング練習具1の場合とは異なる。すなわち、グリップ部630は、一端側に対し他端側を所定の角度で回転させて固定を可能とする回転調整部分636をさらに有し、接続部分631が回転調整部分636を介してシャフト部20と接続している。
回転調整部分636は、その回転軸をシャフト部20の軸線Zと一致させ、一端側がシャフト部20に、他端側がグリップ部630の接続部分631に固定されている。回転調整部分636は、接続部分631、第1連結部分632、第1把持部分633、第2連結部分634、及び第2把持部分635を、シャフト部20に対し±7°の範囲で回転させることが可能である。これにより、スイングスピードやシャフト部20の剛性によって、ヘッド部10のフェース面11が好ましい向きに向いた位置と両手の位置(第1把持部分633及び第2把持部分635の位置)との関係を練習者によって変更したり調整したりした方が良い場合に容易に対応できる。
(3)上記した実施形態においては、図3及び図6を参照し、ゴルフクラブ練習具がグリップ部及びグリップエンド部以外、実際のゴルフクラブと同様の形態で構成されているものとして説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、室内でも用いやすいよう、シャフト部の長さを短くしたものであってもよい。また、例えば、ヘッド部がある程度重量のある柔らかいダミーヘッドであってもよい。
(4)上記した実施形態においては、ヘッド部は、実際のゴルフクラブと同様、ある程度のロフト角を設けたフェース面を有しているものとして説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ヘッド部は、ロフト角がゼロのフェース面を有しているものであってもよい。また、例えば、理想とするスイング起動時にヘッド部の進行方向を指し示す指標が明示された曲面上のフェース面であってもよい。このときの第1基準面については、ヘッド部の進行方向から想定される仮想の平面的なフェース面及び仮想のロフト角から設定すればよい。
1,101,301…ゴルフスイング練習具、2…ゴルフクラブ、3…練習用補助グリップ、10…ヘッド部、11…フェース面、12…ソケット、20…シャフト部、30,430,530,630…グリップ部、31,531,631…接続部分、32,532,632…第1連結部分、33,433,533,633…第1把持部分、34,434,534,634…第2連結部分、35,435,535,635…第2把持部分、40,140…グリップエンド部、41,141…かかり部分、142…第3連結部分、143…第3把持部分、144…対称形状部分、331…第1クランプ部(クランプ部)、332…第1連結部(連結部)、333…把持部、334…第2連結部(連結部)、335…第2クランプ部(クランプ部)、536…中間部分、636…回転調整部分、FH…身体から遠い側の手、NH…身体から近い側の手、P…練習者、S1…第1基準面、S2…第2基準面、Y1…偏心側、Z…軸線、ZS…第2軸線、Z1…先端側、Z2…エンド側、h…空間、θ…ロフト角

Claims (10)

  1. ゴルフスイングを練習するためのゴルフスイング練習具であって、
    フェース面を有し、最先端に位置するヘッド部と、
    先端側が前記ヘッド部に固定されている一直線棒状のシャフト部と、
    先端側が前記シャフト部に固定されており、前記ゴルフスイングの練習者が練習を行う際に把持するためのグリップ部と、を備え、
    前記ヘッド部のフェース面をロフト角分戻した仮想面を第1基準面とし、当該第1基準面に対して垂直な面で前記シャフト部の軸線を含む面を第2基準面とし、当該第2基準面に対し当該ヘッド部の重心が位置する側を偏心側とし、前記シャフト部が延びる方向において当該ヘッド部から離れる側をエンド側とした場合に、前記グリップ部は、当該シャフト部の軸線上から当該偏心側へ延びる第1連結部分と、当該第1連結部分から当該エンド側へ延びる第1把持部分と、当該第1把持部分の当該エンド側の端部から当該第2基準面側へ延びる第2連結部分と、当該第2連結部分から当該シャフト部の軸線と平行で当該エンド側へ延びる第2把持部分とを有する、ことを特徴とするゴルフスイング練習具。
  2. 前記グリップ部の前記エンド側の端部に固定されているグリップエンド部をさらに備え、
    前記グリップエンド部は、少なくとも前記偏心側の反対側へ突出するかかり部分を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のゴルフスイング練習具。
  3. 前記グリップエンド部は、前記かかり部分から前記エンド側に延びる第3連結部、及び当該第3連結部から前記シャフト部の軸線を跨いで延びる第3把持部を有する、ことを特徴とする請求項2に記載のゴルフスイング練習具。
  4. 前記第2把持部分は、前記シャフト部の軸線上で延びることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のゴルフスイング練習具。
  5. 前記第2把持部分は、前記シャフト部の軸線上から外れた位置で延びることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のゴルフスイング練習具。
  6. 前記第1把持部分は、前記シャフト部と平行に延びることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のゴルフスイング練習具。
  7. 前記第1把持部分及び前記第2把持部分は、それぞれ前記練習者の片手幅寸法以上、両手幅寸法以下の長さ寸法で形成されている、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載のゴルフスイング練習具。
  8. 前記グリップ部は、前記第1基準面又は当該第1基準面を前記シャフト部の軸線を中心に±7°の範囲で回転させた調整面に沿って形成されていることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のゴルフスイング練習具。
  9. 前記調整面を前記シャフト部の軸線を中心として回転調整して固定可能な回転調整部分をさらに有する、ことを特徴とする請求項8に記載のゴルフスイング練習具。
  10. ゴルフクラブに取り付けて使用されるゴルフスイングの練習用補助グリップであって、
    前記ゴルフクラブのグリップを着脱可能に挟み込む部位を有する複数のクランプ部と、
    使用時に前記ゴルフクラブに取り付けた際、前記複数のクランプ部のそれぞれから当該ゴルフクラブのグリップから離れる方向へ延びる複数の連結部と、
    前記複数の連結部同士を繋ぎ前記ゴルフクラブのシャフトに対し平行に延びる把持部とを備える、ことを特徴とする練習用補助グリップ。

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