JP2023032068A - 回廊型スタジオ - Google Patents
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Abstract
【課題】お客様の動線を確保して待ち時間を短縮するとともに、お客様の特別感や高揚感を全ての撮影が終了するまで維持する。【解決手段】複数のスタジオ10,20,30,40を備えた回廊型スタジオ1であって、複数のスタジオ10,20,30,40は、連なって設けられて回廊型スタジオ1のルートを形成する。このルートの最初及び最後に位置するスタジオ10,30には、回廊型スタジオ1に入退室するためのエントランス2,3が設けられ、隣接する二つのスタジオ10,20,30,40間には、行き来可能な出入口部4,5,6,7が設けられる。各々のスタジオ10,20,30,40は、予め設置された撮影場所13,14,15,16,24,25,26,27,28,29,32,41を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、撮影用の複数のスタジオからなる回廊型スタジオに関する。
撮影スタジオや写真館では、プロのカメラマンにより撮影が行われるが、ここでの撮影は、成人式,ウェディング,七五三といった特別な日に行われることが多い。そのため、撮影スタジオ等には、お客様の要望に応えられるよう、様々なシチュエーションのスタジオが複数設けられていることがある。例えば特許文献1には、複数のスタジオを設け、各々趣の異なる撮影環境とすることにより、お客様が撮影環境を選択できるようにするとともに多くの撮影シーンを提供できるようにした、写真撮影スタジオが開示されている。
しかしながら、上記の特許文献1の写真撮影スタジオでは、複数のスタジオがそれぞれ個室となっているため、一つのスタジオでの撮影終了後、お客様にはそのスタジオから退出してもらい、メイクスペースや洗顔スペースなどがある共通のスペースを経由してから次のスタジオに移動してもらう必要がある。そのため、お客様の特別感や高揚感が途切れてしまう可能性がある。また、撮影を終えたお客様がスタジオから退出した後でなければ、次のお客様をそのスタジオに案内することができないため、お客様の入替時間が必要となり、お客様の待ち時間が長くなるという課題もある。なお、このような課題は、写真撮影に限られず、動画やショートムービーの撮影でも同様に起こり得る。
本件の回廊型スタジオは、このような課題に鑑み案出されたもので、お客様の動線を確保して待ち時間を短縮するとともに、お客様の特別感や高揚感を全ての撮影が終了するまで維持することを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)ここで開示する回廊型スタジオは、複数のスタジオを備えている。前記複数のスタジオは、連なって設けられて前記回廊型スタジオのルートを形成する。前記ルートの最初及び最後に位置する前記スタジオには、前記回廊型スタジオに入退室するためのエントランスが設けられる。隣接する二つの前記スタジオ間には、行き来可能な出入口部が設けられており、各々の前記スタジオは、予め設置された撮影場所を有する。
(2)前記複数のスタジオには、側面全体に設けられて自然光を取り入れる全面窓を有するスタジオが含まれることが好ましい。
(3)前記複数のスタジオには、壁に面光源として設けられ、点灯及び消灯の切替操作が可能な光壁を有するスタジオが含まれることが好ましい。
(4)前記全面窓及び前記光壁の双方を含む前記スタジオでは、前記全面窓及び前記光壁が互いに向かい合って設けられていることが好ましい。
(3)前記複数のスタジオには、壁に面光源として設けられ、点灯及び消灯の切替操作が可能な光壁を有するスタジオが含まれることが好ましい。
(4)前記全面窓及び前記光壁の双方を含む前記スタジオでは、前記全面窓及び前記光壁が互いに向かい合って設けられていることが好ましい。
(5)前記光壁は、前記壁に沿って設けられた収容凹部と、前記収容凹部内に配置された複数の蛍光灯と、前記収容凹部を閉鎖するとともに光を通すシートが枠体に貼付されてなる障子部と、を有することが好ましい。
(6)前記光壁は、横方向に並設された複数の前記障子部を有し、前記障子部ごとに点灯及び消灯の切替操作が可能であることが好ましい。
(7)前記光壁は、その下端が床面の高さに位置し、その上端が前記エントランスの上端以上に位置することが好ましい。
(6)前記光壁は、横方向に並設された複数の前記障子部を有し、前記障子部ごとに点灯及び消灯の切替操作が可能であることが好ましい。
(7)前記光壁は、その下端が床面の高さに位置し、その上端が前記エントランスの上端以上に位置することが好ましい。
(8)前記複数のスタジオには、一方向に延設された廊下状のスタジオが含まれることが好ましい。
(9)前記複数のスタジオには、互いに間隔をあけて天井に固定された二本の固定レールと、前記二本の固定レール間に亘って延びるとともにスライド可能に設けられた可動レールと、前記可動レールに対し昇降可能に設けられたライトと、を有するスタジオが含まれることが好ましい。
(9)前記複数のスタジオには、互いに間隔をあけて天井に固定された二本の固定レールと、前記二本の固定レール間に亘って延びるとともにスライド可能に設けられた可動レールと、前記可動レールに対し昇降可能に設けられたライトと、を有するスタジオが含まれることが好ましい。
開示の回廊型スタジオによれば、お客様の動線を確保して待ち時間を短縮することができ、お客様の特別感や高揚感を全ての撮影が終了するまで維持することもできる。
実施形態としての回廊型スタジオについて説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
回廊型スタジオは、複数のスタジオを備えており、写真撮影や動画撮影といった撮影を行う専用のスタジオである。複数のスタジオは連なって設けられ、回廊型スタジオのルートを形成する。このルートの最初と最後に位置するスタジオには、回廊型スタジオに入退出するためのエントランスが設けられる。すなわち、一方のエントランスから回廊型スタジオに入室したら、すべての撮影を終えるまで回廊型スタジオから退出する必要がなく、他のお客様がいる共通スペースを経由して移動することはない。
回廊型スタジオのルートは、一方のエントランスから他方のエントランスに向かう一経路だけであってもよいし、途中で複数の方向に分岐したり、反対に、複数の分岐路が合流したりしてもよい。隣接する二つのスタジオ間には、これら二つのスタジオ同士を行き来可能に繋ぐ出入口部が設けられる。また、複数のスタジオのそれぞれには、予め設置された撮影場所が設けられる。各撮影場所は、例えば、背景,床面,ライト,小物などで構成される。ライトには、天井の蛍光灯のほか、例えば、自然光,後述する光壁,天井から吊るされたストロボ,床面を移動するストロボなどが含まれる。以下、回廊型スタジオの具体例を図1~図3を用いて説明し、最後に、図4を用いて変形例に係る回廊型スタジオを説明する。
[1.構成]
図1は、本実施形態の回廊型スタジオ1を示す平面図である。回廊型スタジオ1は、四つのスタジオ10,20,30,40を備え、これら四つのスタジオ10,20,30,40が連なって設けられることで、上面視でほぼL字状のルートを形成する。各スタジオ10,20,30,40を区別する場合には、それぞれ、Aスタジオ10,Bスタジオ20,Cスタジオ30,Dスタジオ40と呼ぶ。スタジオ10,20,30は屋内であり、スタジオ40は屋外(バルコニーや庭)である。
図1は、本実施形態の回廊型スタジオ1を示す平面図である。回廊型スタジオ1は、四つのスタジオ10,20,30,40を備え、これら四つのスタジオ10,20,30,40が連なって設けられることで、上面視でほぼL字状のルートを形成する。各スタジオ10,20,30,40を区別する場合には、それぞれ、Aスタジオ10,Bスタジオ20,Cスタジオ30,Dスタジオ40と呼ぶ。スタジオ10,20,30は屋内であり、スタジオ40は屋外(バルコニーや庭)である。
Aスタジオ10及びCスタジオ30は、回廊型スタジオ1のルートの最初又は最後に位置するスタジオである。すなわち、回廊型スタジオ1での撮影は、Aスタジオ10又はCスタジオ30から開始され、全ての撮影が終了したら、Aスタジオ10又はCスタジオ30から退出することで回廊型スタジオ1から退出したことになる。Aスタジオ10及びCスタジオ30には、回廊型スタジオ1に入退室するためのエントランス2,3がそれぞれ設けられる。
Bスタジオ20は、Aスタジオ10とCスタジオ30との間に位置し、これら二つのスタジオ10,30に隣接配置されたスタジオである。Dスタジオ40は、Aスタジオ10の外側及びBスタジオ20の外側に位置する屋外スタジオであり、二つのスタジオ10,20の外側に亘って設けられる。隣接する二つのスタジオ間には、行き来可能な出入口部がそれぞれ設けられる。なお、本実施形態では、Aスタジオ10とBスタジオ20の間、Bスタジオ20とCスタジオ30の間、Aスタジオ10とDスタジオ40の間、Bスタジオ20とDスタジオ40の間のそれぞれに、出入口部4,5,6,7が設けられた例を説明するが、隣接するすべてのスタジオ間に出入口部を設ける必要はなく、例えば、出入口部6及び7の一方を省略してもよい。以下、各スタジオ10,20,30,40の構成を詳述する。
Aスタジオ10は、上面視でほぼ矩形状の個室として設けられ、四つの側壁10a,10b,10c,10dを有する。Aスタジオ10の一つの側壁10a(図中右側の面)には、入退室用のエントランス2が設けられ、別の側壁10b(図中下側の面)には、隣接するBスタジオ20との間を行き来可能な出入口部4が設けられる。側壁10aに対向する側壁10c(図中左側の面)には、自然光を取り入れる全面窓11が設けられる。側壁10bに対向する側壁10d(図中上側の面)には、撮影用の背景が設けられる。
エントランス2は、側壁10aに設けられた開口と、この開口を開閉自在に閉鎖するドアとから構成される。また、出入口部4は、側壁10bに設けられた開口と、この開口を開閉自在に閉鎖するドアとから構成される。全面窓11は、側壁10cの面全体に(例えば、上下方向では足元から天井近くまで、及び、横方向では隣の側壁10b,10dの近くまで広がって)設けられた、いわゆる掃き出し窓や全開口窓である。全面窓11の少なくとも一部は、Dスタジオ40との間を行き来するための出入口部6としても機能する。なお、全面窓11には、図示しないカーテンやブラインドが設けられていてもよい。
全面窓11が設けられた側壁10cと対向する側壁10aには、面光源としての光壁12が設けられる。光壁12は、側壁10aに沿う平面状の光る壁であり、点灯及び消灯の切替操作が可能である。全面窓11及び光壁12の双方を含むAスタジオ10では、全面窓11と光壁12とが互いに向かい合って設けられる。光壁12は、背景としての機能と、ライティングとしての機能を併せ持つ。なお、図1では、光壁12のハッチングは省略している。光壁12の構成については後述する。
Aスタジオ10は、予め設置された複数の撮影場所13,14,15,16を有する。撮影場所13は、側壁10dを背景とした場所であり、撮影場所14は、光壁12を背景とした場所である。また、撮影場所15は、側壁10bを背景とし、光壁12が側方に位置する場所である。撮影場所16は、全面窓11を背景とした場所である。これらの撮影場所13,14,15,16には、背景のほか、小物が設置されていてもよいし、撮影に適した床面が設けられていてもよい。なお、図1中の黒塗り矢印は、各撮影場所13,14,15,16における撮影方向の一例を示す。ただし、撮影方向は、黒塗り矢印の方向に対して斜め方向であってもよいし、図示しない方向であってもよい。また、これらの撮影場所13,14,15,16以外に撮影場所が設けられていてもよい。例えば、出入口部4のドアを背景とすることも可能である。
図2は、Aスタジオ10を出入口部4から見た図である。図2に示すように、Aスタジオ10は、互いに間隔をあけて天井に固定された二本の固定レール17Aと、二本の固定レール17A間に亘って延びるとともにスライド可能に設けられた可動レール17Bと、可動レール17Bに対し昇降可能に設けられたライト17Cとを有する。なお、図2には、一本の可動レール17Bと、二つのライト17Cを図示しているが、これらの個数は限られない。
本実施形態の固定レール17Aは、側壁10a及び側壁10cに対しほぼ平行に延設され、天井の両端部にそれぞれ設けられる。可動レール17Bの両端部は、各固定レール17Aに対し、手動又は自動によりスライド可能となっており、Aスタジオ10内を固定レール17Aに沿って移動する。ライト17Cは、可動レール17Bに吊るされた状態で設けられ、手動又は自動により上下方向に移動する。また、ライト17Cの点灯及び消灯は、手動又は自動により切り替えられ、点灯時の光量が調整可能であってもよい。なお、Aスタジオ10には、天井のライト17Cのほか、床面上を移動可能なライト(ストロボ)や、レフ板,カメラスタンドなど(いずれも図示略)が設けられていてもよい。また、撮影場所13の壁寄りの上部に、図示しない複数色のスクリーンが巻回状態で配置されており、スクリーンを下すことで背景色を変更できるようにしてもよい。
図1に示すように、Bスタジオ20は、上面視で多角形状の半個室として設けられ、全面窓21と、光壁22,23と、予め設置された複数の撮影場所24,25,26,27,28,29とを有する。全面窓21は、Aスタジオ10の全面窓11と同様、側面全体に設けられ、自然光を取り入れるための窓である。また、本実施形態の全面窓21の少なくとも一部は、Dスタジオ40との間を行き来するための出入口部7としても機能する。
光壁22は、Bスタジオ20の全面窓21に向かい合う側壁20aに沿って、面光源として設けられる。なお、図1に示す例では、側壁20aがクランク形状となっているため、これに沿う光壁22もクランク形状となっている。光壁22は、光壁12と同様、背景としての機能と、ライティングとしての機能を併せ持つ。一方、光壁23は、Bスタジオ20の中央空間に位置する仕切壁20cに付設されており、全面窓21には対向せず、側壁20aに向かい合う。この光壁23は、他の光壁12,22と異なり、おもにライティングとしての機能を持つ。
撮影場所24は、側壁10bのBスタジオ20側を向く面を背景とし、全面窓21が側方に位置する場所である。撮影場所25は、光壁22を背景とした場所であり、二方向からの撮影に対応している。撮影場所26は、側壁20eを背景とし、全面窓21及び仕切壁20dが側方に位置する場所である。なお、側壁20eに窓が設けられていてもよい。これら三つの撮影場所24,25,26には、撮影用のステージが設置されている。撮影場所27は、仕切壁20bを背景とした場所であり、撮影場所28は、側壁20aを背景とし、光壁23のライティングを利用して撮影する場所である。撮影場所29は、上面視でコの字状の仕切壁20cで区画された空間であり、コの字の内側の面が黒色系となっていて、暗室のようなイメージとなっている。仕切壁20b,20c,20dは、Bスタジオ20の床面から天井に亘って立設され、空間を部分的に区画する壁である。
これらの撮影場所24,25,26,27,28,29においても、背景のほか、小物が設置されていてもよいし、撮影に適した床面が設けられていてもよい。なお、これらの撮影場所24,25,26,27,28,29以外に撮影場所が設けられていてもよい。また、Bスタジオ20とCスタジオ30との間には、これらを行き来可能な出入口部5が設けられる。本実施形態の出入口部5は、側壁20aと仕切壁20dとの間の空間(通路)として設けられており、ドアは存在しないが、出入口部5の構成はこれに限られない。例えば、出入口部4のように、スタジオ20,30間を仕切る側壁に設けられた開口であってもよいし、空間を完全に区画するドアが設けられていてもよい。
Cスタジオ30は、上面視で長辺が短辺に比して十分に長い矩形状(廊下状)のスタジオであり、一方向(図1では左右方向)に延設されている。Cスタジオ30は、自然光を取り入れる窓31と、予め設置された撮影場所32とを有する。本実施形態の窓31は、全面窓ではなく、例えば腰程度の高さ位置から上方に設けられ、Cスタジオ30の延設方向に沿って複数配置される。ただし、窓31が、全面窓11,21のように、Cスタジオ30の一側面全体に設けられていてもよい。
撮影場所32は、Cスタジオ30全体である。Cスタジオ30は、一方向に長いスタジオであり、奥行きがあるため、室内の限られたスペースでも背景をぼやかした撮影が可能となる。Cスタジオ30は、一端側(図中左側)に出入口部5が設けられ、他端側(図中右側)にエントランス3が設けられる。本実施形態のエントランス3は常時開放状態であるが、エントランス2と同様にドアを設けてもよいし、門扉やのれんなどで視覚的にCスタジオ30を区画する構成としてもよい。
Dスタジオ40は、上記のとおり、Aスタジオ10の外側及びBスタジオ20の外側に亘って設けられた屋外スタジオであり、長辺が短辺に比して十分に長い矩形状となっている。Dスタジオ40は、予め設置された撮影場所41を有し、Aスタジオ10からもBスタジオ20からもアクセス可能である。撮影場所41は、Dスタジオ40全体であり、例えば全面窓11又は21を開放し、Aスタジオ10又はBスタジオ20から撮影を行うことも可能である。なお、屋外のスタジオは必須ではなく、回廊型スタジオ1が設けられる建物の造りに応じて適宜設置してよい。
次に、光壁12の構成について図1~図3を用いて説明する。なお、図3は、図1及び図2の光壁12を正面から見た図であり、真ん中の障子部12c(後述)だけ開放した状態を示す。図1~図3に示すように、光壁12は、側壁10aに沿って設けられた収容凹部12aと、収容凹部12a内に配置された複数の蛍光灯12bと、収容凹部12aを閉鎖する障子部12cとを有する。
収容凹部12aは、側壁10aとともに蛍光灯12bを配置するための空間を形成する壁部を有し、側壁10aよりもAスタジオ10の内側に設けられてもよいし、側壁10aをAスタジオ10の外側に向かって凹ませることで設けてもよい。図1には前者の構成が図示されている。収容凹部12aが有する壁部には、障子部12cにより閉鎖可能な開口が設けられる。この開口から収容凹部12aの空間にアクセスし、内部の蛍光灯12bや配線等のメンテナンスが可能である。
蛍光灯12bは、図1及び図3に示すように、上下方向及び横方向に規則正しく複数並設される。本実施形態では、全ての蛍光灯12bの指向性が同一であり、色を忠実に再現する高演色性蛍光灯(演色AAA)が用いられる。なお、蛍光灯12bの種類はこれに限られず、また、蛍光灯12bの配置をあえて不均等にすることで光の加減を位置によって変更してもよい。
障子部12cは、枠体12dに光を通すシート12eが貼付されることで構成される。枠体12dは、収容凹部12aの壁部に設けられた開口に嵌合する外形状を有し、例えば外縁部に位置するヒンジ(図示略)を介して開閉自在に設けられる。枠体12dの外形状(すなわち開口の形状)は特に限られず、図2及び図3に示すように矩形であってもよいし、矩形以外の多角形状でもよいし、矩形と半円とを組み合わせた形状であってもよい。また、枠体12dには、様々な形状の組子や桟が設けられてもよい。シート12eは、収容凹部12a内の蛍光灯12bの光を通過させることができる素材で形成された薄い紙又は平板であり、例えば、白色系の紙や半透明色のプラスチック板である。
本実施形態の光壁12は、横方向に並設された複数の障子部12cを有し、障子部12cごとに点灯及び消灯の切替操作が可能である。本実施形態では、同一形状の三つの障子部12cが横方向に並設された光壁12を例示しているが、障子部12cの個数は三つに限られない。また、複数の障子部12cの構成(形状,大きさ,色など)が異なっていてもよい。例えば、複数の障子部12cの枠体12dの形状が異なっていてもよいし、シート12eの色が異なっていてもよい。
光壁12の点灯状態の切替操作をする操作盤18は、Aスタジオ10内(例えば側壁10cの端)に設けられる。例えば、三つの障子部12cのうち右端の一つのみを点灯させる場合には、右端の障子部12cの裏側に位置する蛍光灯12bだけを点灯させればよい。なお、障子部12cが複数設けられる場合、複数の蛍光灯12bの特性(色,指向性,演色性)を、障子部12cごとに変えてもよい。
図2及び図3に示すように、本実施形態では、光壁12の下端が床面の高さに位置し、光壁12の上端がエントランス2の上端以上に位置する。すなわち、光壁12は、被写体となる人物の足元から頭上まで延在して設けられる。光壁12の前(撮影場所14)に被写体となる人物が立った場合に光壁12を点灯させることで、人物の背面全体がライトアップされる。また、全面窓11の前(撮影場所16)に被写体となる人物が立った場合に光壁12を点灯させることで、人物の周囲は自然光により明るくなり、人物の正面は光壁12の光が当たって明るくなるため、全体的に柔らかな光を実現した写真や動画が撮影される。
また、光壁12が側方に位置する撮影場所15に被写体となる人物が立った場合に、側壁10b寄りの一つの障子部12cの部分だけ蛍光灯12bを消灯し、残り二つの障子部12cの裏側にある蛍光灯12bを点灯させることで、背景となる側壁10bが暗くなり、人物には光壁12の光が当たり、明暗のコントラストを活かした写真や動画が撮影される。
最後に、光壁22,23の構成について簡単に説明する。光壁22は、基本的には光壁12と同様に構成される。すなわち、光壁22も、側壁20aに沿って設けられた収容凹部22aと、収容凹部22a内に配置された複数の蛍光灯22bと、収容凹部22aを閉鎖するとともに光を通すシートが枠体に貼付されてなる障子部22cとを有する。ただし、光壁22は、収容凹部22aの壁部に開口が設けられる代わりに、壁部全体を障子部22cが閉鎖するように構成される。
光壁23は、収容凹部が仕切壁20cと障子部とにより構成されている点を除き、光壁22と同様に構成される。ただし、光壁23は、他の光壁12,22と比較して小さい。なお、光壁22,23の点灯及び消灯を切替操作する操作盤(図示略)は、Bスタジオ20内に設けられる。
[2.作用,効果]
上述した回廊型スタジオ1を利用して撮影をする場合の例を説明する。まず、お客様を、エントランス2,3の一方から回廊型スタジオ1に案内する。ここでは、エントランス2から入室する場合を例に挙げて説明する。エントランス2からAスタジオ10へお客様を案内後、エントランス2のドアを閉め、Aスタジオ10での撮影を開始する。Aスタジオ10には、全面窓11や光壁12等を利用した撮影場所13,14,15,16が予め設置されているため、新しく撮影場所を準備したり、撮影場所を入れ替えたり変更したりする必要がない。このため、撮影場所を用意するための時間や手間を省略でき、スムースな撮影を実現できる。
上述した回廊型スタジオ1を利用して撮影をする場合の例を説明する。まず、お客様を、エントランス2,3の一方から回廊型スタジオ1に案内する。ここでは、エントランス2から入室する場合を例に挙げて説明する。エントランス2からAスタジオ10へお客様を案内後、エントランス2のドアを閉め、Aスタジオ10での撮影を開始する。Aスタジオ10には、全面窓11や光壁12等を利用した撮影場所13,14,15,16が予め設置されているため、新しく撮影場所を準備したり、撮影場所を入れ替えたり変更したりする必要がない。このため、撮影場所を用意するための時間や手間を省略でき、スムースな撮影を実現できる。
Aスタジオ10での撮影終了後は、お客様をBスタジオ20又はDスタジオ40に案内し、そこでの撮影を開始する。例えば、Dスタジオ40に案内し、Dスタジオ40での撮影を行った場合は、そのあとでBスタジオ20に案内する。また、Dスタジオ40を使用しない場合には、Aスタジオ10からBスタジオ20に案内する。Aスタジオ10からお客様が退室したら、出入口部4のドアと出入口部6の全面窓11を閉める。これにより、Aスタジオ10には、次のお客様を案内することができる。
すなわち、回廊型スタジオ1によれば、ルートに沿って移動しながら撮影をすることができる。このように、お客様の動線を確保することで流動的になり、お客様の入替時間が不要になるため、お客様の待ち時間を短くできる。また、複数組のお客様が別のスタジオ(例えばAスタジオ10とBスタジオ20)で同じ時間帯に撮影を進行することができ、これによっても、お客様の待ち時間を短縮できる。さらに、隣接する二つのスタジオ間が出入口部で繋がっているため、隣接するスタジオ間に無駄な空間ができることもなく、各スタジオ10,20,30,40のスペースを広く確保でき、様々なシチュエーションの撮影場所を多く設置できる。
Bスタジオ20にも、全面窓21や光壁22,23等を利用した撮影場所24,25,26,27,28,29が予め設置されているため、撮影場所を用意するための時間や手間を省略でき、スムースな撮影を実現できる。なお、Aスタジオ10からBスタジオ20に案内したのち、Dスタジオ40での撮影をして、再びBスタジオ20に戻ってきてもよい。このように、一つのスタジオ10に、複数のスタジオ20,40が隣接している場合には、複数の出入口部4,6,7を介してお客様を案内でき、お客様のワクワク感や期待感を高められる。
Bスタジオ20での撮影終了後は、お客様をCスタジオ30に案内し、そこでの撮影を開始する。Cスタジオ30は一方向に長いスタジオであるため、お客様と背景との距離を容易にとることができ、室内の限られたスペースで背景をぼかした撮影が可能である。なお、Cスタジオ30の一方の側面に窓31が設けられている場合には、自然光が溢れる背景となり、より明るい写真や動画を撮影できる。
上述した回廊型スタジオ1によれば、お客様は、回廊型スタジオ1に入室してから退出するまでに複数のスタジオ10,20,30,40を経由し、全ての撮影を行うことができるため、お客様の高揚感や特別感を撮影終了時まで維持することができる。
また、上述した回廊型スタジオ1には、自然光を取り入れるための全面窓11,21が側面全体に設けられたスタジオ10,20が含まれるため、全面窓11,21から取り入れられる自然光を利用して撮影を行うことができる。これにより、例えば冬の強い光や春の暖かな光など、季節によって印象の違う写真や動画を撮影することができる。また、屋外のDスタジオ40がルートに含まれる場合には、全面窓11,21の一部を出入口部6,7として兼用できるとともに、ルートを分岐させて屋外での撮影も可能となる。これにより、スタジオ構成を複雑化することなく、お客様のワクワク感や期待感をより高められる。
上述した回廊型スタジオ1には、壁10a,20a,20cに面光源として設けられた光壁12,22,23を有するスタジオ10,20が含まれる。光壁12,22,23は、背景としての機能やライティングとしての機能を持ち、柔らかい光を実現することができる。
特に、上記の光壁12,22は、全面窓11,21と向かい合って配置されており、背景としての機能とライティングとしての機能とを併せ持つ。このため、自然光をおもに利用した撮影の場合に、全面窓11,21の向かいの光壁12,22を点灯することで、被写体である人物の、自然光が当たる面とは逆側の面全体に光を当てることができる。このため、光の当たり方を調整でき、表情を柔らかく写し出すことができる。
上述した光壁12は、収容凹部12a内に複数の蛍光灯12bが配置され、枠体12dにシート12eが貼付されてなる障子部12cにより収容凹部12aが閉鎖されることで構成されている。このような構成によれば、複数の蛍光灯12bの光が面光源となってシート12e(例えば白色の紙や半透明色のプラスチック板)を透過することで、柔らかな光を実現できる。なお、光壁22及び23も同様の効果を得ることができる。
また、上記の光壁12のように、複数の障子部12cが横方向に並設され、障子部12cごとに点灯及び消灯の切替操作が可能である場合には、ライティングを容易に工夫でき、同じ撮影場所で印象の異なる写真や動画を撮影することができる。
さらに、光壁12の下端が床面の高さにあり、光壁12の上端がエントランス2の上端以上であれば、光壁12が被写体となる人物の足元から頭上まで広がり、被写体の足元まで柔らかな光を実現することができる。これにより、被写体の人物の周囲全体を明るくでき、床面に写る被写体の影全体の輪郭をぼやかすこともできる。
さらに、光壁12の下端が床面の高さにあり、光壁12の上端がエントランス2の上端以上であれば、光壁12が被写体となる人物の足元から頭上まで広がり、被写体の足元まで柔らかな光を実現することができる。これにより、被写体の人物の周囲全体を明るくでき、床面に写る被写体の影全体の輪郭をぼやかすこともできる。
上述したAスタジオ10の天井には、二本の固定レール17Aに沿って移動する可動レール17Bに、昇降可能なライト17Cが設けられていることから、ライト17Cの位置を容易に変更できる。また、ライト17Cが天井から吊るされているため、お客様の動線を妨げることがなく、ライティングの変更や調整の際に、お客様(特にお子様)にぶつかってしまう事態を回避できる。
[3.変形例,その他]
上述した回廊型スタジオ1の構成を模式的に示すと図4(a)のように表現できるが、回廊型スタジオ1の構成は上述したものに限られない。ここで、変形例に係る回廊型スタジオ1B,1C,1Dの模式的な平面図を図4(b)~(d)に示す。回廊型スタジオ1B,1C,1Dの各スタジオには、撮影場所が予め設置されている。なお、図中の黒塗りで示す出入口部には、ドアが設けられていてもよいし、ドアのない空間(通路)や開口であってもよい。
上述した回廊型スタジオ1の構成を模式的に示すと図4(a)のように表現できるが、回廊型スタジオ1の構成は上述したものに限られない。ここで、変形例に係る回廊型スタジオ1B,1C,1Dの模式的な平面図を図4(b)~(d)に示す。回廊型スタジオ1B,1C,1Dの各スタジオには、撮影場所が予め設置されている。なお、図中の黒塗りで示す出入口部には、ドアが設けられていてもよいし、ドアのない空間(通路)や開口であってもよい。
図4(b)の回廊型スタジオ1Bは、上面視で矩形状の二つのスタジオ50,51が連なって設けられ、互いに行き来可能な出入口部4Bが設けられることで、一つのルートが形成されたものである。スタジオ50及びスタジオ51は、いずれもルートの最初及び最後に位置するため、それぞれにエントランス2B,3Bが設けられている。この回廊型スタジオ1Bでは、スタジオ51に、方向が互いに異なる二つのエントランス3Bが設けられる。このように、ルートの最初又は最後に位置する各スタジオに設けられるエントランスの個数は一つずつに限られない。なお、図4(b)に示すように、一つのスタジオ51に入退室するための二つのエントランス3Bの位置を異なる方向(異なる壁)に設けることで、別のお客様同士が対面する機会を減らすことができ、密を回避しやすくなるというメリットもある。
図4(c)の回廊型スタジオ1Cは、上面視で矩形状の三つのスタジオ52,53,54が連なって設けられ、互いに行き来可能な出入口部4C,5Cが設けられることで、一つのルートが形成されたものである。スタジオ52及びスタジオ54は、ルートの最初及び最後に位置するため、それぞれにエントランス2C,3Cが設けられている。この回廊型スタジオ1Cでは、二つのエントランス2C,3Cが隣り合って設けられる。これにより、ほぼ同じ位置から回廊型スタジオ1Cに入退室できるため、お客様の入退室状態を容易に把握できる。なお、スタジオ54は、上記のCスタジオ30と同様、一方向に延設された廊下状であることから、上記と同様の効果が得られる。
図4(d)の回廊型スタジオ1Dは、上面視で矩形状の四つのスタジオ55,56,57,58が連なって設けられ、互いに行き来可能な出入口部4D,5D,6Dが設けられることで、一つのルートが形成されたものである。スタジオ55及びスタジオ58は、ルートの最初及び最後に位置するため、それぞれにエントランス2D,3Dが設けられている。この回廊型スタジオ1Dでは、スタジオ57及びスタジオ58がそれぞれ一方向に延びる廊下形状となっている。このように、複数の廊下状のスタジオ57,58を組み合わせて設けることで、建物のフロアの平面形状によらず、複雑な平面形状の回廊型スタジオ1Dを構成することができる。
変形例に係る回廊型スタジオ1B,1C,1Dの各スタジオ内の構成は特に限られない。例えば、上述した全面窓11,21や光壁12,22,23と同様の全面窓や光壁が設けられていてもよいし、上述したAスタジオ10の天井に設けられた固定レール17A,可動レール17B,ライト17Cと同様の天井構成を備えていてもよい。また、廊下状のスタジオ54,57,58に、上述した窓31と同様の窓が設けられていてもよい。
なお、回廊型スタジオの外側には、メイクルーム,着付けスペース,受付,打ち合わせスペースなどを設けることもできる。
なお、回廊型スタジオの外側には、メイクルーム,着付けスペース,受付,打ち合わせスペースなどを設けることもできる。
1,1B,1C,1D 回廊型スタジオ
2,2B,2C,2D エントランス
3,3B,3C,3D エントランス
4,4B,4C,4D 出入口部
5,5C,5D 出入口部
6,6D 出入口部
7 出入口部
10 Aスタジオ
10a,10b,10c,10d 側壁
11 全面窓
12 光壁
12a 収容凹部
12b 蛍光灯
12c 障子部
12d 枠体
12e シート
13,14,15,16 撮影場所
17A 固定レール
17B 可動レール
17C ライト
18 操作盤
20 Bスタジオ
20a,20e 側壁
20b,20c,20d 仕切壁
21 全面窓
22,23 光壁
24,25,26,27,28,29 撮影場所
30 Cスタジオ
31 窓
32 撮影場所
40 Dスタジオ
41 撮影場所
51,52,53,54,55,56,57,58 スタジオ
2,2B,2C,2D エントランス
3,3B,3C,3D エントランス
4,4B,4C,4D 出入口部
5,5C,5D 出入口部
6,6D 出入口部
7 出入口部
10 Aスタジオ
10a,10b,10c,10d 側壁
11 全面窓
12 光壁
12a 収容凹部
12b 蛍光灯
12c 障子部
12d 枠体
12e シート
13,14,15,16 撮影場所
17A 固定レール
17B 可動レール
17C ライト
18 操作盤
20 Bスタジオ
20a,20e 側壁
20b,20c,20d 仕切壁
21 全面窓
22,23 光壁
24,25,26,27,28,29 撮影場所
30 Cスタジオ
31 窓
32 撮影場所
40 Dスタジオ
41 撮影場所
51,52,53,54,55,56,57,58 スタジオ
Claims (9)
- 複数のスタジオを備えた回廊型スタジオであって、
前記複数のスタジオは、連なって設けられて前記回廊型スタジオのルートを形成し、
前記ルートの最初及び最後に位置する前記スタジオには、前記回廊型スタジオに入退室するためのエントランスが設けられ、
隣接する二つの前記スタジオ間には、行き来可能な出入口部が設けられ、
各々の前記スタジオは、予め設置された撮影場所を有する
ことを特徴とする、回廊型スタジオ。 - 前記複数のスタジオには、側面全体に設けられて自然光を取り入れる全面窓を有するスタジオが含まれる
ことを特徴とする、請求項1に記載の回廊型スタジオ。 - 前記複数のスタジオには、壁に面光源として設けられ、点灯及び消灯の切替操作が可能な光壁を有するスタジオが含まれる
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の回廊型スタジオ。 - 前記全面窓及び前記光壁の双方を含む前記スタジオでは、前記全面窓及び前記光壁が互いに向かい合って設けられている
ことを特徴とする、請求項2、又は、請求項2に従属する請求項3に記載の回廊型スタジオ。 - 前記光壁は、前記壁に沿って設けられた収容凹部と、前記収容凹部内に配置された複数の蛍光灯と、前記収容凹部を閉鎖するとともに光を通すシートが枠体に貼付されてなる障子部と、を有する
ことを特徴とする、請求項3又は4に記載の回廊型スタジオ。 - 前記光壁は、横方向に並設された複数の前記障子部を有し、前記障子部ごとに点灯及び消灯の切替操作が可能である
ことを特徴とする、請求項5に記載の回廊型スタジオ。 - 前記光壁は、その下端が床面の高さに位置し、その上端が前記エントランスの上端以上に位置する
ことを特徴とする、請求項3~6のいずれか一項に記載の回廊型スタジオ。 - 前記複数のスタジオには、一方向に延設された廊下状のスタジオが含まれる
ことを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の回廊型スタジオ。 - 前記複数のスタジオには、互いに間隔をあけて天井に固定された二本の固定レールと、前記二本の固定レール間に亘って延びるとともにスライド可能に設けられた可動レールと、前記可動レールに対し昇降可能に設けられたライトと、を有するスタジオが含まれる
ことを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の回廊型スタジオ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021137953A JP2023032068A (ja) | 2021-08-26 | 2021-08-26 | 回廊型スタジオ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021137953A JP2023032068A (ja) | 2021-08-26 | 2021-08-26 | 回廊型スタジオ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023032068A true JP2023032068A (ja) | 2023-03-09 |
Family
ID=85416193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021137953A Pending JP2023032068A (ja) | 2021-08-26 | 2021-08-26 | 回廊型スタジオ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023032068A (ja) |
-
2021
- 2021-08-26 JP JP2021137953A patent/JP2023032068A/ja active Pending
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