JP2023031982A - 水処理システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023031982000001
【課題】直列に配設される複数の逆浸透膜装置を短時間で熱水殺菌できる水処理システムを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る水処理システムは、循環水を原水ライン及び一次透過水ラインに並列に供給する循環水供給ラインと、第1逆浸透膜装置から一次透過水ラインに流出する循環水を循環水供給ラインに還流させる一次透過還流ラインと、第1逆浸透膜装置から一次濃縮水ラインに流出する循環水を循環水供給ラインに還流させる一次濃縮還流ラインと、第2逆浸透膜装置から二次透過水ラインに流出する循環水を循環水供給ラインに還流させる二次透過還流ラインと、第2逆浸透膜装置から二次濃縮水ラインに流出する循環水を循環水供給ラインに還流させる二次濃縮還流ラインと、を備え、一次透過還流ライン又は二次透過還流ラインは、一次透過水ラインの循環水の流量と二次透過水ラインの循環水の流量との比を調節する中間調節弁を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水処理システムに関する。
処理対象水を逆浸透膜により透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜装置を備える水処理システムが利用されている。このような水処理システムを用いて医薬品、食品等の製造用水を製造する場合、水処理システムにおいて微生物が繁殖することを防止するために、水処理システムに熱水を通水して装置内の殺菌を行うことが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許第5459704号公報
水処理システムの中には、逆浸透膜装置を直列に配置して多段処理を行うものも存在する。このような水処理システムにおいて、熱水殺菌を行う場合、下流側の逆浸透膜装置には上流側の逆浸透膜装置を透過した熱水のみが供給され、濃縮水の流路に排出された熱水は供給されないので、下流側の逆浸透膜装置の昇温に時間がかかる。また、上流側の逆浸透膜装置及び下流側の逆浸透膜装置を均等に加熱することが難しい。
このため、本発明は、直列に配設される複数の逆浸透膜装置を短時間で熱水殺菌できる水処理システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る水処理システムは、原水を一次透過水と一次濃縮水とに膜分離する第1逆浸透膜装置と、前記一次透過水を二次透過水と二次濃縮水とに膜分離する第2逆浸透膜装置と、前記原水を前記第1逆浸透膜装置に供給する原水ラインと、前記一次透過水を前記第1逆浸透膜装置から前記第2逆浸透膜装置に案内する一次透過水ラインと、前記一次濃縮水を前記第1逆浸透膜装置から導出する一次濃縮水ラインと、前記二次透過水を前記第2逆浸透膜装置から導出する二次透過水ラインと、前記二次濃縮水を前記第2逆浸透膜装置から導出する二次濃縮水ラインと、循環水の温度を調節する温度調節装置と、前記循環水を前記原水ライン及び前記一次透過水ラインに並列に供給する循環水供給ラインと、前記第1逆浸透膜装置から前記一次透過水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる一次透過還流ラインと、前記第1逆浸透膜装置から前記一次濃縮水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる一次濃縮還流ラインと、前記第2逆浸透膜装置から前記二次透過水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる二次透過還流ラインと、前記第2逆浸透膜装置から前記二次濃縮水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる二次濃縮還流ラインと、を備え、前記一次透過還流ライン又は前記二次透過還流ラインは、前記一次透過水ラインの前記循環水の流量と前記二次透過水ラインの前記循環水の流量との比を調節する中間調節弁を有する。
上述の水処理システムは、前記一次透過水ラインの前記循環水の流量と前記二次透過水ラインの前記循環水の流量との比を所定の設定値に近付けるよう、前記中間調節弁の開度を制御する開度制御部をさらに備えてもよい。
上述の水処理システムにおいて、前記一次濃縮水ラインは、前記一次透過水ラインに流出する前記循環水の流量と前記一次濃縮水ラインに流出する前記循環水の流量との比を調節する一次調節弁を有してもよい。
上述の水処理システムは、前記循環水の前記原水ライン及び前記一次透過水ラインへの供給及び前記循環水供給ラインへの還流を単独で行う専用の循環ポンプをさらに備えてもよい。
上述の水処理システムは、前記二次透過水ラインに接続される三次処理装置をさらに備えてもよい。
上述の水処理システムにおいて、前記三次処理装置は、電気再生式脱塩により前記二次透過水からイオンを除去した純水と前記イオンの含有量を増大した電気濃縮水とを得るEDI装置であり、前記純水を前記EDI装置から導出する純水ラインと、前記電気濃縮水を前記EDI装置から導出する電気濃縮水ラインと、をさらに備え、前記二次透過水ラインは、前記純水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる純水還流部と、前記電気濃縮水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる電気濃縮還流部と、を有してもよい。
本発明によれば、直列に配設される複数の逆浸透膜装置を短時間で熱水殺菌できる水処理システムを提供できる。
本発明の一実施形態に係る水処理システムの構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る水処理システム1の構成を示す模式図である。
水処理システム1は、第1逆浸透膜装置10と、第2逆浸透膜装置20と、EDI装置30と、温度調節装置40と、を備える。また、水処理システム1は、原水ライン110と、一次透過水ライン120と、一次濃縮水ライン130と、二次透過水ライン140と、二次濃縮水ライン150と、純水ライン160と、電気濃縮水ライン170と、循環水供給ライン180と、一次透過還流ライン190と、一次濃縮還流ライン200と、二次透過還流ライン210と、二次濃縮還流ライン220と、を備える。さらに、水処理システム1は、以上の構成要素の動作を制御する制御装置300を備える。
第1逆浸透膜装置10は、逆浸透膜によって、原水を逆浸透膜を透過した一次透過水と逆浸透膜を透過しなかった一次濃縮水とに膜分離する。
第2逆浸透膜装置20は、逆浸透膜によって、原水を逆浸透膜を透過した二次透過水と逆浸透膜を透過しなかった二次濃縮水とに膜分離する。
EDI装置30は、二次透過水をさらに処理する三次処理装置であり、電気再生式脱塩により二次透過水からイオンを除去した純水とイオンの含有量を増大した電気濃縮水とを得る。
温度調節装置40は、水処理システム1を熱水殺菌するための循環水が通過又は一時的に滞留し、通過又は滞留する水の温度を調節する。具体例として、温度調節装置40としては、外部から供給される水蒸気等の温熱源流体と熱交換することにより系内の水の温度を調節する熱交換器、例えば電気ヒータ、バーナ等の熱源を有するボイラなど用いることができる。温度調節装置40は、水を加熱する機能のみを有してもよいが、水を冷却する機能をさらに有してもよい。例えば温度調節装置40は、系内の水と冷却水等の冷熱源流体との間で熱交換可能な熱交換器とすることができる。
原水ライン110は、原水を第1逆浸透膜装置10に供給する。原水ライン110は、原水を加圧する原水ポンプ111を有する。
一次透過水ライン120は、一次透過水を第1逆浸透膜装置10から第2逆浸透膜装置20に案内する。一次透過水ライン120は、第1逆浸透膜装置10から流出する一次透過水の流量を検出する一次透過水量計121と、一次透過水を一次透過還流ライン190に排出可能な一次透過水切換弁122と、一次透過水を加圧する一次透過水ポンプ123と、をこの順番に有する。一次透過水切換弁122は、図示する例では三方弁とされているが、一次透過水ライン120に配設される遮断弁と一次透過還流ライン190に配設される遮断弁とによって構成されてもよい。
一次濃縮水ライン130は、一次濃縮水を第1逆浸透膜装置10から導出する。一次濃縮水ライン130は、第1逆浸透膜装置10から流出する一次濃縮水の一部を原水ライン110の原水ポンプ111の上流側に還流させる一次濃縮水戻り部131と、第1逆浸透膜装置10から流出する一次濃縮水の一部を系外に排出する一次濃縮水排出部132と、を有する構成とされ得る。一次濃縮水戻り部131には、原水ライン110から一次濃縮水ライン130に水が流入することを防止する一次逆止弁133が設けられ得る。一次濃縮水排出部132には、一次濃縮水排出部132に流入する一次濃縮水の流量を検出する一次濃縮水流量計134と、系外に排出される一次濃縮水の流量を調節する一次調節弁135と、一次濃縮水を一次濃縮還流ライン200に排出可能な一次濃縮水切換弁136と、が設けられる。
二次透過水ライン140は、二次透過水をEDI装置30に案内する。つまり、二次透過水ライン140には、EDI装置30が接続される。二次透過水ライン140は、第2逆浸透膜装置20から流出する二次透過水の流量を検出する二次透過水量計141と、二次透過水を系外に排出可能な二次透過水切換弁142と、二次透過水を加圧する二次透過水ポンプ143と、をこの順番に有する。
二次濃縮水ライン150は、二次濃縮水を第2逆浸透膜装置20から導出する。二次濃縮水ライン150は、第2逆浸透膜装置20から流出する二次濃縮水の一部を一次透過水ライン120の一次透過水ポンプ123の上流側に還流させる二次濃縮水戻り部151と、第2逆浸透膜装置20から流出する二次濃縮水の一部を系外に排出する二次濃縮水排出部152と、を有する構成とされ得る。二次濃縮水戻り部151には、一次透過水ライン120から二次濃縮水ライン150に水が流入することを防止する二次逆止弁153が設けられ得る。二次濃縮水排出部152には、二次濃縮水排出部152に流入する二次濃縮水の流量を検出する二次濃縮水流量計154と、系外に排出される二次濃縮水の流量を調節する二次調節弁155と、二次濃縮水を二次濃縮還流ライン220に排出可能な二次濃縮水切換弁156と、が設けられる。
純水ライン160は、純水の下流側への流出を遮断可能な純水流出遮断弁161を有する。
電気濃縮水ライン170は、電気濃縮水の系外への排出を遮断可能な電気濃縮水遮断弁171を有する。
循環水供給ライン180は、水処理システム1を熱水殺菌するための循環水を原水ライン110及び一次透過水ライン120に並列に供給する。循環水供給ライン180は、温度調節装置40が設けられる共通流路部181と、共通流路部181から分岐して原水ライン110の一次濃縮水戻り部131が合流する点の上流側に接続される第1供給流路部182と、共通流路部181から分岐して一次透過水ライン120の一次透過水切換弁122と二次濃縮水戻り部151が合流する点との間に接続される第2供給流路部183と、を有する。
共通流路部181は、温度調節装置40を通して循環水を第1供給流路部182及び第2供給流路部183に送出する循環ポンプ184を有する。また、共通流路部181には、循環水を系外に排出可能な循環水排出弁185が設けられてもよい。第1供給流路部182は、循環水を遮断する第1循環水遮断弁186を有する。第2供給流路部183は、循環水を遮断する第2循環水遮断弁187を有する。第2供給流路部183は、できるだけ一次透過水切換弁122の近くに接続されることが好ましい。一次透過水切換弁122と第2供給流路部183との距離を短くすることによって、一次透過水ライン120の一次透過水切換弁122から第2供給流路部183が合流する点までの間にも循環水の熱を供給して殺菌することが可能になる。
一次透過還流ライン190は、第1逆浸透膜装置10から一次透過水ライン120に流出する循環水を循環水供給ライン180に還流させる。つまり、一次透過還流ライン190は、一次透過水ライン120の一次透過水切換弁122から排出される一次透過水を循環水供給ライン180の共通流路部181に案内する。一次透過還流ライン190は、循環水の水量を調節する中間調節弁191を有する。
一次濃縮還流ライン200は、第1逆浸透膜装置10から一次濃縮水ライン130に流出する循環水を循環水供給ライン180に還流させる。つまり、一次濃縮還流ライン200は、一次濃縮水ライン130の一次濃縮水切換弁136から排出される一次濃縮水を循環水供給ライン180の共通流路部181に案内する。
二次透過還流ライン210は、第2逆浸透膜装置20から二次透過水ライン140に流出する循環水を循環水供給ライン180に還流させる。本実施形態の二次透過還流ライン210は、二次透過水ライン140に接続されたEDI装置30から純水ライン160に流出する循環水を循環水供給ライン180に還流させる純水還流部211と、電気濃縮水ライン170に流出する循環水を循環水供給ライン180に還流させる電気濃縮還流部212と、を有する。純水還流部211は、純水ライン160からの循環水の流入を可能にする純水還流遮断弁213を有する。電気濃縮還流部212は、電気濃縮水ライン170からの循環水の流入を可能にする電気濃縮還流遮断弁214を有する。このように、二次透過還流ライン210が第2逆浸透膜装置20から流出する二次透過水をEDI装置30を通して循環水供給ライン180に還流させる構成とされることによって、EDI装置30を第2逆浸透膜装置20と同時に効率よく熱水殺菌することができる。
二次濃縮還流ライン220は、第2逆浸透膜装置20から二次濃縮水ライン150に流出する循環水を循環水供給ライン180に還流させる。つまり、二次濃縮還流ライン220は、二次濃縮水ライン150の二次濃縮水切換弁156から排出される二次濃縮水を循環水供給ライン180の共通流路部181に案内する。
制御装置300は、水処理システム1の他の構成要素の動作を制御することにより、水処理システム1の運転を制御する。制御装置300は、水処理システム1により純水を製造する製造運転と、水処理システム1の殺菌を行う殺菌運転と、を繰り返し行う。
製造運転は、第1逆浸透膜装置10、第2逆浸透膜装置20及びEDI装置30を順番に透過した純水を下流側の需要設備等に送出する。
殺菌運転は、原水の供給を遮断した状態で、温度調節装置40で温度調節される循環水を系内で循環させ、循環水の温度を昇温し、所定の殺菌温度に所定の殺菌時間だけ保持してから降温することによって、水処理システム1の各構成要素、特に第1逆浸透膜装置10、第2逆浸透膜装置20及びEDI装置30の内部を熱殺菌する。第1逆浸透膜装置10、第2逆浸透膜装置20及びEDI装置30の殺菌温度は、例えば80℃以上85℃以下の温度とされ得る。また。これらの殺菌時間は、殺菌温度にもよるが、例えば30分以上1時間以下の時間とされ得る。また、第1逆浸透膜装置10、第2逆浸透膜装置20及びEDI装置30の温度勾配は、逆浸透膜を保護するために、例えば2℃/min程度に設定され得る。
殺菌運転は、原水ポンプ111、一次透過水ポンプ123及び二次透過水ポンプ143を停止して、循環ポンプ184により、循環水を循環させることが好ましい。つまり、水処理システム1の殺菌運転では、殺菌運転専用の循環ポンプ184単独で循環水の原水ライン110及び一次透過水ライン120への供給及び循環水供給ライン180への還流を行うことで、製造運転に使用される原水ポンプ111、一次透過水ポンプ123及び二次透過水ポンプ143の設計仕様を、殺菌運転を考慮することなく、純水の製造に最適なものとすることができる。
殺菌運転において、一次調節弁135は、一次透過水ライン120に流出する循環水の流量と一次濃縮水ライン130に流出する循環水の流量との比を調節する機能を果たし、二次調節弁155は、二次透過水ライン140に流出する循環水の流量と二次濃縮水ライン150に流出する循環水の流量との比を調節する機能を果たす。逆浸透膜の透過抵抗は温度によって変化するため、制御装置300は、殺菌運転の際に一次透過水ライン120の循環水の流量(一次透過水量計121の検出値)と一次濃縮水ライン130の循環水の流量(一次濃縮水流量計134の検出値)との比を設定値に保持するよう、一次調節弁135の開度を制御する一次調節弁開度制御部301と、殺菌運転の際に二次透過水ライン140の循環水の流量(二次透過水量計141の検出値)と二次濃縮水ライン150の循環水の流量(二次濃縮水流量計154の検出値)との比を設定値に保持するよう、二次調節弁155の開度を制御する二次調節弁開度制御部302と、を備えることが好ましい。これにより、水処理システム1の全体を適切に加熱して殺菌できる。
また、殺菌運転において、中間調節弁191は、第1供給流路部182から第1逆浸透膜装置10を通して循環水供給ライン180に戻る循環水の水量と、第2供給流路部183から第2逆浸透膜装置20を通して循環水供給ライン180に戻る循環水の水量と、の比を調節する。第1逆浸透膜装置10と第2逆浸透膜装置20とをより均等に加熱するために、制御装置300は、殺菌運転の際に、一次透過水ライン120の循環水の流量(一次濃縮水流量計134の検出値)と二次透過水ライン140の循環水の流量(二次透過水量計141の検出値)との比を所定の設定値に近付けるよう、中間調節弁191の開度を制御する中間調節弁開度制御部303を備えることが好ましい。中間調節弁191の開度を制御することによって、循環水の温度変化に伴って第1逆浸透膜装置10の圧損と第2逆浸透膜装置20の圧損との比が変動した場合でも、第1逆浸透膜装置10及び第2逆浸透膜装置20に一定量の循環水を供給して第1逆浸透膜装置10及び第2逆浸透膜装置20の温度を正確に制御して確実かつ迅速に殺菌できる。
以上のように、水処理システム1は、温度調節装置40で温度調節される循環水を第1逆浸透膜装置10及び第2逆浸透膜装置20に並列に供給し、第1逆浸透膜装置10及び第2逆浸透膜装置20の各所から流出する循環水をそれぞれ循環水供給ライン180に還流させる構成とされ、中間調節弁によって第1逆浸透膜装置10と第2逆浸透膜装置20の循環水の流量のバランスを調節するので、第1逆浸透膜装置10及び第2逆浸透膜装置20を均等に加熱及び冷却して、短時間で熱水殺菌することができる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の変更及び変形が可能である。例として、上述の実施形態における温度調節装置、ポンプ、流量計、調節弁等は、機能を損なわない範囲で異なる位置関係で配設されてもよい。また、流路を切り替えるための構成は、単一の三方弁を用いてもよく、2つの遮断弁を用いてもよい。
また、上述した実施形態では、一次透過還流ラインに中間調節弁を備えるが、第1供給流路部から第1逆浸透膜装置を通して循環水供給ラインに戻る流路の流路抵抗が、第2供給流路部から第2逆浸透膜装置を通して循環水供給ラインに戻る流路の流路抵抗よりも小さい場合の例であり、第1供給流路部から第1逆浸透膜装置を通して循環水供給ラインに戻る流路の流路抵抗が、第2供給流路部から第2逆浸透膜装置を通して循環水供給ラインに戻る流路の流路抵抗よりも大きい場合には、二次透過還流ラインに中間調節弁を設けることにより、第1逆浸透膜装置を通過する循環水の水量と、第2逆浸透膜装置を通過する循環水の水量とのバランスを調整するよう構成される。また、条件によっては、一次透過還流ライン及び二次透過還流ラインの一方に例えばオリフィス等の流路抵抗を設け、他方に中間調節弁を設けることにより、第1逆浸透膜装置と第2逆浸透膜装置の循環水の水量バランスの調整を容易にしてもよい。
さらに、本発明に係る水処理システムは、EDI装置に換えて又はEDI装置に加えて、例えばUF膜ろ過装置、イオン交換装置等の他の三次処理装置を備えてもよく、三次処理装置を有しないものであってもよい。また、本発明に係る水処理システムにおいて、循環ポンプを省略し、原水ポンプ及び一次透過水ポンプを用いて循環水を循環してもよい。
1 水処理システム
10 第1逆浸透膜装置
20 第2逆浸透膜装置
30 EDI装置
40 温度調節装置
110 原水ライン
111 原水ポンプ
120 一次透過水ライン
121 一次透過水量計
122 一次透過水切換弁
123 一次透過水ポンプ
130 一次濃縮水ライン
131 一次濃縮水戻り部
132 一次濃縮水排出部
133 一次逆止弁
134 一次濃縮水流量計
135 一次調節弁
136 一次濃縮水切換弁
140 二次透過水ライン
141 二次透過水量計
142 二次透過水切換弁
143 二次透過水ポンプ
150 二次濃縮水ライン
151 二次濃縮水戻り部
152 二次濃縮水排出部
153 二次逆止弁
154 二次濃縮水流計量
155 二次調節弁
156 二次濃縮水切換弁
160 純水ライン
161 純水遮断弁
170 電気濃縮水ライン
171 電気濃縮水遮断弁
180 循環水供給ライン
181 共通流路部
182 第1供給流路部
183 第2供給流路部
184 循環ポンプ
185 循環水排出弁
186 第1循環水遮断弁
187 第2循環水遮断弁
190 一次透過還流ライン
191 中間調節弁
200 一次濃縮還流ライン
210 二次透過還流ライン
211 純水還流部
212 電気濃縮還流部
213 純水還流遮断弁
214 電気濃縮還流遮断弁
220 二次濃縮還流ライン
300 制御装置
301 一次調節弁開度制御部
302 二次調節弁開度制御部
303 中間調節弁開度制御部

Claims (6)

  1. 原水を一次透過水と一次濃縮水とに膜分離する第1逆浸透膜装置と、
    前記一次透過水を二次透過水と二次濃縮水とに膜分離する第2逆浸透膜装置と、
    前記原水を前記第1逆浸透膜装置に供給する原水ラインと、
    前記一次透過水を前記第1逆浸透膜装置から前記第2逆浸透膜装置に案内する一次透過水ラインと、
    前記一次濃縮水を前記第1逆浸透膜装置から導出する一次濃縮水ラインと、
    前記二次透過水を前記第2逆浸透膜装置から導出する二次透過水ラインと、
    前記二次濃縮水を前記第2逆浸透膜装置から導出する二次濃縮水ラインと、
    循環水の温度を調節する温度調節装置と、
    前記循環水を前記原水ライン及び前記一次透過水ラインに並列に供給する循環水供給ラインと、
    前記第1逆浸透膜装置から前記一次透過水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる一次透過還流ラインと、
    前記第1逆浸透膜装置から前記一次濃縮水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる一次濃縮還流ラインと、
    前記第2逆浸透膜装置から前記二次透過水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる二次透過還流ラインと、
    前記第2逆浸透膜装置から前記二次濃縮水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる二次濃縮還流ラインと、
    を備え、
    前記一次透過還流ライン又は前記二次透過還流ラインは、前記一次透過水ラインの前記循環水の流量と前記二次透過水ラインの前記循環水の流量との比を調節する中間調節弁を有する、水処理システム。
  2. 前記一次透過水ラインの前記循環水の流量と前記二次透過水ラインの前記循環水の流量との比を所定の設定値に近付けるよう、前記中間調節弁の開度を制御する開度制御部をさらに備える、請求項1に記載の水処理システム。
  3. 前記一次濃縮水ラインは、前記一次透過水ラインに流出する前記循環水の流量と前記一次濃縮水ラインに流出する前記循環水の流量との比を調節する一次調節弁を有する、請求項1又は2に記載の水処理システム。
  4. 前記循環水の前記原水ライン及び前記一次透過水ラインへの供給及び前記循環水供給ラインへの還流を単独で行う専用の循環ポンプをさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載の水処理システム。
  5. 前記二次透過水ラインに接続される三次処理装置をさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の水処理システム。
  6. 前記三次処理装置は、電気再生式脱塩により前記二次透過水からイオンを除去した純水と前記イオンの含有量を増大した電気濃縮水とを得るEDI装置であり、
    前記純水を前記EDI装置から導出する純水ラインと、
    前記電気濃縮水を前記EDI装置から導出する電気濃縮水ラインと、
    をさらに備え、
    前記二次透過水ラインは、前記純水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる純水還流部と、前記電気濃縮水ラインに流出する前記循環水を前記循環水供給ラインに還流させる電気濃縮還流部と、を有する、請求項5に記載の水処理システム。
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