JP2023029949A5

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Publication number: JP2023029949A5
Application number: JP2022193240A
Authority: JP
Filing date: 2022-12-02
Publication date: 2023-10-23

Claims

薬剤の複数回用量を送達するための注射装置（１）であって、
・主軸に沿って延びるハウジング（２）と、
・第一の位置から第二の位置まで前記ハウジング（２）に対して移動して薬剤の用量の放出を引き起こすように構成されたピストンロッド（６０）を含む用量放出機構であって、前記ピストンロッド（６０）は、近位ピストンロッド端と遠位ピストンロッド端との間に延びる、用量放出機構と、
・前記用量放出機構によって放出される前記用量を設定するように動作可能な用量設定機構と、
・用量設定動作を登録し、かつ放出された用量の用量サイズを登録するための電子手段（８２、９０、９１、９２、９５）と、
・現在の設定用量のサイズを示すように適合された表示器（８１）であって、前記電子手段（８２、９０、９１、９２、９５）が、前記用量設定機構の用量変更動作に応答して前記表示器（８１）の第一のタイプの更新を提供するように構成される、表示器と、を含み、
前記電子手段（８２、９０、９１、９２、９５）が、
・前記登録された放出された用量の用量サイズから現在の累積用量を計算し、それによって放出された薬剤の総量の更新された値を提供し、
・前記現在の累積用量と所定の総用量を比較することによって、現在の残りの用量を決定し、
・前記用量設定機構の用量増加動作の間に、前記現在の設定用量が前記現在の残りの用量を超えるとき、前記表示器（８１）の第二のタイプの更新を提供し、前記第二のタイプの更新が前記第一のタイプの更新とは異なるように構成され、
前記ピストンロッド（６０）は投与トラック（６３）を含み、前記ハウジング（２）に対して初期の使用前位置から最終端停止位置まで移動可能であり、所定の総用量の蓄積された放出を引き起こし、注射装置は、前記ハウジング（２）に対して固定され、用量放出中に前記投与トラック（６３）を走行するように適合された投与トラック追従体（１７）を更に含むことと、
前記最終端停止位置が、前記近位ピストンロッド端と前記遠位ピストンロッド端との間の前記投与トラック（６３）のトラック端構成によって画定され、前記トラック端構成は、前記ピストンロッド（６０）に沿った特定の位置に配置され、前記投与トラック（６３）内またはその上の所定の使用前位置から、前記トラック端構成までの投与トラック追従体（１７）の蓄積された移動を、所定の総用量の放出と相関させることを特徴とする、注射装置。
前記用量設定機構が、ユーザが動作可能な用量設定ボタン（５０）と、前記用量設定ボタン（５０）に対して回転方向にロックされ、前記用量設定ボタン（５０）の動作と相関関係にある前記ハウジング（２）に対し螺旋動作を受けるように適合された用量設定要素（３０）と、を備える、請求項１に記載の注射装置。
前記ピストンロッド（６０）が、前記主軸に沿って延び、用量設定螺旋状トラック（６２）をさらに備え、前記用量設定要素（３０）が、前記用量設定ボタン（５０）の動作に対応する前記用量設定螺旋状トラック（６２）を走行するように適合された用量設定トラック追従体（３２）を備える、請求項２に記載の注射装置。
前記投与トラック（６３）が螺旋状であり、前記用量設定螺旋状トラック（６２）および前記投与トラック（６３）が逆巻され、かつ少なくとも部分的に重ね合わされる、請求項３に記載の注射装置。
前記用量設定螺旋状トラック（６２）が、第一のピッチを有する第一の非自己ロックねじであり、前記投与トラック（６３）が、第二のピッチを有する第二の非自己ロックねじであり、
前記第一のピッチが前記第二のピッチと等しい、請求項４に記載の注射装置。
前記用量放出機構が、
・前記ピストンロッド（６０）に回転方向にロックされ、クラッチ部材（２０）が前記ハウジング（２）に対して回転方向にロックされた近位クラッチ位置と、前記クラッチ部材（２０）が前記ハウジング（２）に対して自由に回転する遠位クラッチ位置との間で、前記ハウジング（２）に対して軸方向に移動可能なクラッチ部材（２０）と、
・近位ボタン位置と遠位ボタン位置との間で前記ハウジング（２）に対して軸方向に移動可能であり、ａ）前記近位ボタン位置から前記遠位ボタン位置への注入ボタン（５３）の移動が、前記近位クラッチ位置から前記遠位クラッチ位置への前記クラッチ部材（２０）の移動を引き起こし、ｂ）前記遠位ボタン位置から前記近位ボタン位置への前記注入ボタン（５３）の移動が、前記遠位クラッチ位置から前記近位クラッチ位置への前記クラッチ部材（２０）の移動を引き起こすように、前記クラッチ部材（２０）に対して軸方向にロックされる注入ボタン（５３）と、
・前記注入ボタン（５３）の内部表面と前記用量設定要素（３０）との間で作用するように配置された圧縮ばね（４０）と、をさらに含み、
前記用量設定機構が、前記用量設定ボタン（５０）が閾値レベル未満のトルクに晒された時に、前記用量設定ボタン（５０）を前記ハウジング（２）に対して複数の角度位置の一つに保持できるボタン保持機構をさらに備え、
前記圧縮ばね（４０）が、前記用量設定ボタン（５０）上のトルクが前記閾値レベル未満となることを引き起こす力を前記用量設定要素（３０）に加えるよう寸法設定される、請求項５に記載の注射装置。
前記第二のタイプの更新が、前記現在の設定用量のサイズの表示のフリーズを含む、請求項１～６のいずれか一項に記載の注射装置。
前記第二のタイプの更新が、前記現在の設定用量のサイズの以前に表示された表示に対する、前記現在の設定用量のサイズの表示の形態、位置および／または色の変化を含む、請求項１～７のいずれか一項に記載の注射装置。
前記第二のタイプの更新が、前記表示器（８１）上の通常無効な記号の有効化を含む、請求項１～８のいずれか一項に記載の注射装置。
前記第二のタイプの更新が、表示と非表示とに交互に切り換わるインジケータを含む、請求項１～９のいずれか一項に記載の注射装置。
前記電子手段（８２、９０、９１、９２、９５）は、前記用量設定機構の用量減少動作の間に前記現在の設定用量が前記現在の残りの用量以下であるとき、第一のタイプの表示の更新を提供するように構成されている、請求項１～１０のいずれか一項に記載の注射装置。