JP2023029326A - ハンドオーバを処理するデバイス及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドオーバを処理するデバイス及び方法【解決手段】通信デバイス(20)のハンドオーバを処理するための方法は、ソースネットワークから無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信するステップであって、RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含む、ステップ(302)と;少なくとも1つの実行条件のうちのある実行条件が満たされているときに、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信するステップ(304)と;ソースネットワークから、少なくとも1つのターゲットネットワークのうちのあるターゲットネットワークへのハンドオーバを実行するステップであって、ターゲットネットワークは実行条件に対応している、ステップ(306)と;ハンドオーバを実行した後、ハンドオーバ完了メッセージをターゲットネットワークに送信するステップ(308)とを含む。【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信システムにおいて使用されるデバイス及び方法に関し、より具体的には、ハンドオーバを処理するデバイス及び方法に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):3rd Generation Partnership Project)Rel-8規格及び/又は3GPP(登録商標) Rel-9規格をサポートする長期進化(LTE:long-term evolution)システムは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS:universal mobile telecommunication system)の後継として、ユーザの増加するニーズを満たすようUMTSの性能を更に強化するために、3GPP(登録商標)によって開発されている。LTEシステムは、新しい無線インタフェースと、高データレート、低遅延、パケット最適化及び改善されたシステム容量とカバレッジを提供する新しい無線ネットワークアーキテクチャとを含む。
LTEアドバンスト(LTE-A)システムは、その名前が示唆するように、LTEシステムの進化である。LTE-Aシステムは電力状態間のより速いスイッチングを目標とし、eNB(evolved Node-B)のカバレッジエッジでの性能を改善し、ピークデータレートとスループットを増加させ、キャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)、協調マルチポイント(CoMP:coordinated multipoint)送信/受信、アップリンク(UL)多入力多出力(multiple-input multiple-output)(UL-MIMO)、ライセンス支援アクセス(LAA:licensed-assisted access)(例えばLTEを使用する)等のような高度な技術を含む。
次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN:next generation radio access network)が、LTE-Aシステムを更に強化するために開発されている。NG-RANは、1つ以上の次世代ノードB(gNB:next generation Node-B)を含み、より広い動作帯域、異なる周波数範囲のための異なるnumerologies(数秘術)、massive MIMO(マッシブ・マイモ)、高度なチャネルコーディング(advanced channel coding)等の特性を有する。
3GPP(登録商標) Rel-16規格では、ハンドオーバ中断時間を低減するために、デュアルアクティブ・プロトコルスタック(DAPS:dual active protocol stack)ハンドオーバが提案されている。ハンドオーバ中断時間は、0ミリ秒に近づく可能性がある。しかしながら、DAPSハンドオーバは、高周波数(例えば周波数範囲2(FR2))では実行することができない。オペレータは、高周波数で動作するいくつかのサービスが低中断時間で一貫したデータレートを達成するよう意図しているので、DAPSハンドオーバを高周波数で実行することが必要であると考える。したがって、高周波数において低中断時間でロバストなハンドオーバをどのように実行するが、解決すべき重要な問題である。
このことを念頭において、本発明は、上述の問題を解決するためにハンドオーバを処理するための通信デバイス及び方法を提供することを目的とする。
これは、それぞれ、独立請求項に係る、通信デバイスのハンドオーバを処理するための方法によって達成される。従属請求項は、対応する更なる開発及び改良に関連する。
以下の詳細な説明からより明らかになるように、通信デバイスのハンドオーバを処理するための特許請求に係る方法は:ソースネットワークから無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信するステップであって、RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含む、ステップと;少なくとも1つの実行条件のうちのある実行条件が満たされているとき、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信するステップと;ソースネットワークから、少なくとも1つのターゲットネットワークのうちのあるターゲットネットワークへのハンドオーバを実行するステップであって、ターゲットネットワークは実行条件に対応している、ステップと;ハンドオーバを実行した後、ハンドオーバ完了メッセージをターゲットネットワークに送信するステップと;を含む。
通信デバイスのハンドオーバを処理するための特許請求に係る方法は:ソースネットワークから無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信するステップであって、RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含む、ステップと;少なくとも1つの実行条件のうちのある実行条件が満たされているとき、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信するステップと;ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信した後、タイマを開始するステップと;タイマが満了するとき、ソースネットワークから、少なくとも1つのターゲットネットワークのうちのあるターゲットネットワークへのハンドオーバの失敗を検出するステップであって、ターゲットネットワークは実行条件に対応している、ステップと;ハンドオーバの失敗に従ってハンドオーバ失敗手順をトリガするステップと;を含む。
通信デバイスのハンドオーバを処理するための特許請求に係る方法は:ソースネットワークから無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信するステップであって、RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つのRRC構成を含む、ステップと;ソースネットワークから適切なネットワークへのハンドオーバをトリガするステップであって、適切なネットワークは、少なくとも1つのターゲットネットワークのうちの1つである、ステップと;イネーブルDAPS条件(enable DAPS condition)が満たされ、かつ適切なネットワークのRRC構成がDAPS構成を含むとき、ソースネットワークから適切なネットワークへのデュアルアクティブ・プロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバを実行するステップと;イネーブルDAPS条件が満たされていないとき、ソースネットワークから適切なネットワークへの第1の通常のハンドオーバ(normal handover)を実行するステップと;を含む。
以下では、下記の図面を参照しながら、本発明を例として更に説明する。
本発明の一例に係る無線通信システムの概略図である。 本発明の一例に係る通信デバイスの概略図である。 本発明の一例に係るプロセスのフローチャートである。 本発明の一例に係るRRC構成メッセージの概略図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのフローチャートである。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのフローチャートである。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。 本発明の一例に係るプロセスのシーケンス図である。
図1は、本発明の一例に係る無線通信システム10の概略図である。無線通信システム10は、簡単に言うと、ネットワーク12と複数の通信デバイス14から構成される。無線通信システム10は、時分割二重化(TDD:time-division duplexing)モード、周波数分割二重化(FDD:frequency-division duplexing)モード、TDD-FDD共同動作モード、非地上ネットワーク(NTN:non-terrestrial network)モード又はライセンス支援アクセス(LAA:licensed-assisted access)モードをサポートし得る。すなわち、ネットワーク12及び通信デバイス14は、FDDキャリア、TDDキャリア、ライセンスありキャリア(ライセンスありサービングセル)及び/又はライセンスなしキャリア(ライセンスなしサービングセル)を介して互いに通信し得る。加えて、無線通信システム10は、キャリアアグリゲーション(CA)をサポートし得る。すなわち、ネットワーク12及び通信デバイス14は、一次セル(例えば一次構成要素キャリア)及び1つ以上の二次セル(例えば二次構成要素キャリア)を含む複数のサービングセル(例えば複数のサービングキャリア)を介して、互いに通信し得る。
図1において、ネットワーク12及び通信デバイス14は、単に無線通信システム10の構造を例示するために用いられる。実際には、ネットワーク12は、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)における少なくとも1つのノードB(NB)を含むユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)であり得る。一例では、ネットワーク12は、LTE(long term evolution)システム、LTE-A(LTE-Advanced)システム、LTE-Aシステムの進化(evolution)等における、少なくとも1つのeNB及び/又は少なくとも1つの中継ノードを含む、UTRAN(evolved UTRAN)であってもよい。一例では、ネットワーク12は、少なくとも1つの次世代ノードB(gNB)及び/又は少なくとも1つの第5世代(5G)の基地局(BS)を含む、次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)であってもよい。一例では、ネットワーク12は、通信デバイス14と通信するための特定の通信規格に適合する任意のBSであってもよい。
NR(new radio)は、5Gシステム(又は5Gネットワーク)のために定義された規格であり、より良好な性能を有する統一されたエアインタフェースを提供する。gNBは、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、URLLC(Ultra Reliable Low Latency Communications)、mMTC(massive Machine Type Communications)等のような進化した機能をサポートする5Gシステムを実現するために展開される。eMBBは、より広い帯域幅と低/中遅延のブロードバンドサービスを提供する。URLLCは、より高い信頼性と低遅延の特性の用途(例えばエンドツーエンド通信)を提供する。そのような用途の例には、産業用インターネット、スマートグリッド、インフラストラクチャ保護、遠隔手術及び高度交通システム(ITS:intelligent transportation system)が含まれる。mMTCは、何十億もの接続されたデバイス及び/又はセンサを含む5Gシステムのモノのインターネット(IoT)をサポートすることができる。
さらに、ネットワーク12はまた、UTRAN/E-UTRAN/NG-RAN及びコアネットワークのうちの少なくとも1つを含んでもよく、ここで、コアネットワークは、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)、サービングゲートウェイ(S-GW:Serving Gateway)、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ(P-GW)、自己組織化ネットワーク(SON:Self-Organizing Networks)サーバ及び/又は無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)等のようなネットワークエンティティを含み得る。一例では、ネットワーク12が、通信デバイス14によって送信された情報を受信した後、この情報は、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANによってのみ処理されてよく、その情報に対応する決定は、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANにおいて行われる。一例では、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANは、コアネットワークに情報を転送してよく、その情報に対応する決定は、コアネットワークが情報を処理した後にコアネットワークにおいて行われる。一例では、情報は、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANとコアネットワークの双方によって処理されてよく、決定は、UTRAN/E-UTRAN/NG-RAN及びコアネットワークによって調整及び/又は協調が行われた後に行われる。
通信デバイス14は、ユーザ装置(UE)、低コストデバイス(例えばMTC(machine type communication)デバイス)、デバイス・ツー・デバイス(D2D)通信デバイス、狭帯域のモノのインターネット(NB-IoT)、携帯電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子ブック、ポータブルコンピュータシステム又はそれらの組合せであってもよい。加えて、ネットワーク12及び通信デバイス14は、方向(例えば伝送方向)に応じて送信機又は受信機として見なすことができ、例えばアップリンク(UL)については、通信デバイス14が送信機、ネットワーク12が受信機であり、ダウンリンク(DL)については、ネットワーク12が送信機、通信デバイス14が受信機である。
図2は、本発明の一例に係る通信デバイス20の概略図である。通信デバイス20は、図1に示す通信デバイス14又はネットワーク12であってよいが、ここでは限定されない。通信デバイス20は、マイクロプロセッサ又は特定用途向け集積回路(ASIC)のような少なくとも1つの処理回路200、少なくとも1つのストレージデバイス210及び少なくとも1つの通信インタフェースデバイス220を含み得る。少なくとも1つのストレージデバイス210は、少なくとも1つの処理回路200によってアクセスされて実行されるプログラムコード214を記憶することができる任意のデータストレージデバイスであってよい。少なくとも1つのストレージデバイス210の例は、これらに限定されないが、加入者識別モジュール(SIM)、読取専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスクROM(DVD-ROM)、ブルーレイ(登録商標)ディスクROM(BD-ROM)、磁気テープ、ハードディスク、光データストレージデバイス、不揮発性ストレージデバイス、非一時的コンピュータ読取可能媒体(例えば有形媒体)等を含む。少なくとも1つの通信インタフェースデバイス220は、好ましくは、少なくとも1つのトランシーバであり、少なくとも1つの処理回路200の処理結果に従って信号(例えばデータ、メッセージ及び/又はパケット)を送受信するために使用される。
図3は、本発明の一例に係るプロセス30のフローチャートである。プロセス30は、ハンドオーバを処理するために、通信デバイス(例えば図2の通信デバイス20)において利用され得る。プロセス30は、プログラムコード214にコンパイルされてよく、以下のステップを含む:
ステップ300:開始
ステップ302:ソースネットワークから無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信する。ここで、RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含む。
ステップ304:少なくとも1つの実行条件のうちのある実行条件が満たされているとき、第1ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信する。
ステップ306:ソースネットワークから、少なくとも1つのターゲットネットワークのうちのあるターゲットネットワークへのハンドオーバを実行する。ここで、上記ターゲットネットワークは、上記実行条件に対応している。
ステップ308:ハンドオーバを実行した後、ハンドオーバ完了メッセージをターゲットネットワークに送信する。
ステップ310:終了
プロセス30によると、通信デバイス20は、ソースネットワークからRRC構成メッセージを受信する。RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含む。少なくとも1つの実行条件は、それぞれ、少なくとも1つのターゲットネットワークに対応している。次いで、通信デバイス20は、少なくとも1つの実行条件のうちのある実行条件が満たされているとき、第1ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信する。通信デバイス20は、第1ハンドオーバトリガメッセージを送信した後、ソースネットワークから、少なくとも1つのターゲットネットワークのうちのあるターゲットネットワークへのハンドオーバ(例えばデュアルアクティブ・プロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバ)を実行する。上記ターゲットネットワークは、上記実行条件に対応している。通信デバイス20は、ハンドオーバを(成功裏に)実行した後、ハンドオーバ完了メッセージをターゲットネットワークに送信する。したがって、ハンドオーバは、高周波数の実行条件でロバストに実行され、低いハンドオーバ中断時間を達成することができる。
プロセス30の実現は、上記の説明に限定されない。プロセス30を実現するために以下の例が適用され得る。
一例では、通信デバイス20は、RRC構成メッセージを受信した後、RRC構成メッセージ内の少なくとも1つの実行条件を検証する。一例では、通信デバイス20は、実行条件が満たされているとき、(例えばターゲットネットワークについての)測定レポートを、第1ハンドオーバトリガメッセージとしてソースネットワークに送信する。すなわち、通信デバイス20は、測定レポートを介して、ソースネットワークからターゲットネットワークへのハンドオーバがトリガされることをソースネットワークに通知する。一例では、通信デバイス20は、ハンドオーバを実行しているときに、ソースネットワークへの接続を維持する。
一例では、通信デバイス20は、第1ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信した後、第1タイマ(例えばT304タイマ)を開始する。一例では、通信デバイス20は、(成功裏に)ハンドオーバ完了メッセージをターゲットネットワークに送信した後、第1タイマを停止する。なお、通信デバイス20は、第1タイマに従って(例えば維持することによって)、ハンドオーバの失敗が発生するかどうかを判断することに留意されたい。
一例では、ソースネットワークは、RRC構成メッセージを通信デバイス20に送信した後、第1ダウンリンク(DL)データをターゲットネットワークに送信する。一例では、ソースネットワークは、第1ハンドオーバトリガメッセージに応答して、第1DLデータ又は第2ハンドオーバトリガメッセージをターゲットネットワークに送信する。すなわち、ソースネットワークは、第2DLデータ又は第2ハンドオーバトリガメッセージを介してハンドオーバがトリガされることをターゲットネットワークに通知する。一例では、第2ハンドオーバトリガメッセージは、第1ハンドオーバトリガメッセージを含む。一例では、第2ハンドオーバトリガメッセージと第1ハンドオーバトリガメッセージは同じである。
一例では、ターゲットネットワークは、第1DLデータを処理して(例えばヘッダを圧縮、暗号化及び/又はパケットデータ・コンバージェンスプロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)ヘッダを追加)、第2DLデータを生成する。一例では、ターゲットネットワークは、ハンドオーバ完了メッセージを受信した後、第2DLデータを通信デバイス20に(直ちに)送信する。一例では、ターゲットネットワークはハンドオーバ完了メッセージに応答して、ハンドオーバ成功メッセージをソースネットワークに送信する。
一例では、ターゲットネットワークは、第2DLデータ又は第2ハンドオーバトリガメッセージに応答して、第2タイマ(例えばターゲットネットワークがハンドオーバの失敗を検出するためのタイマ、以下、T-HFタイマと称する)を開始する。一例では、ターゲットネットワークは、ハンドオーバ完了メッセージに応答して、第2タイマを停止する。一例では、第2タイマの値は、第1タイマの値よりも小さくない。
一例では、ソースネットワークは、第1ハンドオーバトリガメッセージに応答して第3タイマ(例えばT304類似タイマ(T304-like timer))を開始する。一例では、ソースネットワークは、ハンドオーバ成功メッセージに応答して、第3タイマを停止する。一例では、第3タイマの値は、第1タイマの値より大きい。すなわち、ソースネットワークは、第3タイマに従って(例えば維持することによって)ハンドオーバの失敗が発生するかどうかを判断する。
一例では、ソースネットワークは、ハンドオーバ要求メッセージを少なくとも1つのターゲットネットワークに送信する。一例では、少なくとも1つのターゲットネットワークは、それぞれ、ハンドオーバ要求メッセージに応答して、少なくとも1つのハンドオーバ確認(ACK)メッセージをソースネットワークに送信する。一例では、少なくとも1つのハンドオーバACKメッセージは、それぞれ、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つのRRC構成を含む。一例では、少なくとも1つのハンドオーバACKメッセージは、第1タイマの値を含む。一例では、第1ハンドオーバトリガメッセージは、第1タイマの値を含む。一例では、第1ハンドオーバトリガメッセージは、ターゲットネットワークの識別(ID)情報を含む。
一例では、RRC構成メッセージは、ターゲットネットワークのRRC構成を含み、RRC構成はDAPS構成を含む。通信デバイス20は、RRC構成がDAPS構成を含む場合、第1ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信することに留意されたい。通信デバイス20は、RRC構成がDASP構成を含まない場合、第1ハンドオーバトリガメッセージを送信しない(必要がない)。一例では、RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つのRRC構成を含み、少なくとも1つのRRC構成は、それぞれ、少なくとも1つの実行条件に対応している。一例では、RRC構成は、少なくとも1つのRRC構成のうちの1つである。
図4は、本発明の一例に係るRRC構成メッセージ40の概略図である。RRC構成メッセージ40は、ターゲットネットワークTN1~TN3の実行条件ExCond1~ExCond3と、ターゲットネットワークTN1~TN3のRRC構成RRCReconfig1~RRCReconfig3を含む。実行条件ExCond1~ExCond3は、それぞれ、RRC構成RRCReconfig1~RRCReconfig3に対応している。RRC構成RRCReconfig2~RRCReconfig3は、DAPS構成DAPS_configを含む。すなわち、RRC構成メッセージ40は、ターゲットネットワークTN1~TN3の情報を含み、通信デバイスがターゲットネットワークTN1~TN3のうちの1つへのハンドオーバを実行することを可能にする。通信デバイス20は、RRC構成メッセージ40を受信した後、実行条件ExCond1~ExCond3を検証し、実行条件ExCond1~ExCond3のうちの1つが満たされているときハンドオーバを実行する。例えば通信デバイス20は、実行条件ExCond1が満たされているとき、RRC構成RRCReconfig1に従って、ターゲットネットワークTN1への条件付きハンドオーバを実行する。例えば通信デバイス20は、実行条件ExCond2が満たされているとき、RRC構成RRCReconfig2に従って、ターゲットネットワークTN2へのDAPSハンドオーバを実行する。RRC構成がDAPS構成DAPS_configを含む場合(例えばRRC構成RRCReconfig2~RRCReconfig3のうちの1つ)、通信デバイス20はDAPSハンドオーバを実行することに留意されたい。通信デバイス20は、RRC構成がDAPS構成DAPS_configを含まない場合(例えばRRC構成RRCReconfig1)、条件付きハンドオーバ又は通常のハンドオーバを実行する。
図5は、本発明の一例に係るプロセス50のシーケンス図である。プロセス50は、通信デバイス52(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク54及びターゲットネットワーク56(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク54は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス52に送信する(ステップ500)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス52は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ502)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ504)。実行条件ExCond2はターゲットネットワークに対応している。通信デバイス52は、実行条件ExCond2が満たされているとき、ハンドオーバトリガメッセージ(例えばターゲットネットワークの測定レポート)をソースネットワーク54に送信する(ステップ506)。次いで、通信デバイス52は、ソースネットワーク54からターゲットネットワーク56へのハンドオーバを実行する(ステップ508)。ソースネットワーク54は、ハンドオーバトリガメッセージに応答して、第1DLデータをターゲットネットワーク56に送信する(ステップ510)。ターゲットネットワーク56は、第1DLデータを処理して、第2DLデータを生成する(ステップ512)。通信デバイス52は、ハンドオーバを(成功裏に)実行した後、ハンドオーバ完了メッセージをターゲットネットワーク56に送信する(ステップ514)。最後に、ターゲットネットワーク56は、ハンドオーバ完了メッセージに応答して、第2DLデータを通信デバイス52に送信する(ステップ516)。
図6は、本発明の一例に係るプロセス60のシーケンス図である。プロセス60は、通信デバイス62(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク64及びターゲットネットワーク66(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク64は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス62に送信する(ステップ600)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス62は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ602)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ604)。実行条件ExCond2は、ターゲットネットワーク60に対応している。通信デバイス62は、実行条件ExCond2が満たされているとき、T304タイマの値を有するハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク64に送信する(ステップ606)。
次いで、通信デバイス62は、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク64に送信した後、T304タイマを開始し(ステップ608)、ソースネットワーク64からターゲットネットワーク66へのハンドオーバを実行する(ステップ610)。ソースネットワーク64は、ハンドオーバトリガメッセージに応答して、T304類似タイマを開始し、第1DLデータを送信する(ステップ612及びステップ614)。ターゲットネットワーク66は、第1DLデータを処理して、第2DLデータを生成する(ステップ616)。通信デバイス62は、ハンドオーバを(成功裏に)実行した後、ハンドオーバ完了メッセージをターゲットネットワーク66に送信する(ステップ618)。通信デバイス62は、(成功裏に)ハンドオーバ完了メッセージをターゲットネットワーク66に送信した後、T304タイマを停止する(ステップ620)。ターゲットネットワーク66は、ハンドオーバ完了メッセージに応答して、第2DLデータを通信デバイス62に送信し、ハンドオーバ成功メッセージをソースネットワーク64に送信する(ステップ622及びステップ624)。最後に、ソースネットワーク64は、ハンドオーバ成功メッセージに応答してT304類似タイマを停止する(ステップ626)。
図7は、本発明の一例に係るプロセス70のシーケンス図である。プロセス70は、通信デバイス72(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク74及びターゲットネットワーク76(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク74は、ハンドオーバ要求メッセージをターゲットネットワーク76に送信し(ステップ700)、ターゲットネットワーク76は、ハンドオーバ要求メッセージに応答して、T304タイマの値を有するハンドオーバACKメッセージをソースネットワーク74に送信する(ステップ702)。ソースネットワーク74は、すべてのターゲットネットワーク(例えば図4のターゲットネットワークTN1~TN3)にハンドオーバ要求メッセージを送信し、ターゲットネットワークの各々が、ハンドオーバ要求メッセージに応答して、ソースネットワーク74に1つのハンドオーバACKメッセージを送信すること(図示せず)に留意されたい。ソースネットワーク74は、ハンドオーバACKメッセージに応答して、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス72に送信する(ステップ704)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス72は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ706)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ708)。実行条件ExCond2は、ターゲットネットワーク76に対応している。通信デバイス72は、実行条件ExCond2が満たされているとき、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク74に送信する(ステップ710)。
次いで、通信デバイス72は、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク74に送信した後、T304タイマを開始し(ステップ712)、ソースネットワーク74からターゲットネットワーク76へのハンドオーバを実行する(ステップ714)。ソースネットワーク74は、ハンドオーバトリガメッセージに応答して、T304類似タイマを開始して、第1DLデータを送信する(ステップ718及びステップ720)。ターゲットネットワーク76は、第1DLデータを処理して、第2DLデータを生成する(ステップ722)。通信デバイス72は、ハンドオーバを(成功裏に)実行した後、ハンドオーバ完了メッセージをターゲットネットワーク76に送信する(ステップ724)。通信デバイス72は、(成功裏に)ハンドオーバ完了メッセージをターゲットネットワーク76に送信した後、T304タイマを停止する(ステップ726)。ターゲットネットワーク76は、ハンドオーバ完了メッセージに応答して、第2DLデータを通信デバイス72に送信し、ハンドオーバ成功メッセージをソースネットワーク74に送信する(ステップ728及びステップ730)。最後に、ソースネットワーク74は、ハンドオーバ成功メッセージに応答して、T304類似タイマを停止する(ステップ732)。
プロセス50~70は、ハンドオーバが成功裏に実行される場合である。プロセス60~70において、通信デバイス62/72は、T304タイマに従ってハンドオーバの失敗が発生するかどうかを判断し、ソースネットワーク64/74は、T304類似タイマに従ってハンドオーバの失敗が発生するかどうかを判断する。プロセス60において、通信デバイス62は、ハンドオーバトリガメッセージを介してT304タイマの値をソースネットワーク64に通知する。プロセス70において、ターゲットネットワーク76は、ハンドオーバACKメッセージを介してT304タイマの値をソースネットワーク74に通知する。プロセス70において、ソースネットワーク74は、すべてのターゲットネットワーク(例えば図4のターゲットネットワークTN1~TN3)にハンドオーバ要求メッセージを送信し、ターゲットネットワークの各々は、ハンドオーバ要求メッセージに応答して、ソースネットワーク74に1つのハンドオーバACKメッセージを送信する(図示せず)。
図8は、本発明の一例に係るプロセス80のフローチャートである。プロセス80は、ハンドオーバを処理するために、通信デバイス(例えば図2の通信デバイス20)において利用され得る。プロセス80は、プログラムコード214にコンパイルされてよく、以下のステップを含む:
ステップ800:開始
ステップ802:ソースネットワークからRRC構成メッセージを受信する。ここで、RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含む。
ステップ804:少なくとも1つの実行条件のうちのある実行条件が満たされているとき、第1ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信する。
ステップ806:第1ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信した後、第1タイマを開始する。
ステップ808:第1タイマが満了(expire)したとき、ソースネットワークから、少なくとも1つのターゲットネットワークのうちのあるターゲットネットワークへのハンドオーバの失敗を検出する。ここで、上記ターゲットネットワークは、上記実行条件に対応している。
ステップ810:ハンドオーバの失敗に従って、ハンドオーバ失敗手順をトリガする。
ステップ812:終了
プロセス80によると、通信デバイス20は、ソースネットワークからRRC構成メッセージを受信する。RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含む。少なくとも1つの実行条件は、それぞれ、少なくとも1つのターゲットネットワークに対応している。次いで、通信デバイス20は、少なくとも1つの実行条件のうちのある実行条件が満たされているとき、第1ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信する。通信デバイス20は、第1ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信した後、第1タイマ(例えばT304タイマ)を開始する。通信デバイス20は、第1タイマが満了すると、ソースネットワークから少なくとも1つのターゲットネットワークのうちのあるターゲットネットワークへのハンドオーバ(例えばDAPSハンドオーバ)の失敗を検出する。上記ターゲットネットワークは、上記実行条件に対応している。次いで、通信デバイス20は、ハンドオーバの失敗に従って、ハンドオーバ失敗手順をトリガする。すなわち、通信デバイス20は、第1タイマに従って(例えば維持することによって)ハンドオーバの失敗が発生するかどうかを判断し、ハンドオーバの失敗が発生すると、ハンドオーバ失敗手順をトリガする。したがって、通信デバイス20は、失敗したハンドオーバを高周波数で処理することができる。
プロセス80の実現は、上記の説明に限定されない。プロセス80を実現するために、以下の例が適用され得る。
一例では、通信デバイス20は、RRC構成メッセージを受信した後に、RRC構成メッセージ内の少なくとも1つの実行条件を検証する。一例では、通信デバイス20は、実行条件が満たされているとき、測定レポートを第1ハンドオーバトリガメッセージとしてソースネットワークに送信する。すなわち、通信デバイス20は、測定レポートを介してハンドオーバがトリガされることをソースネットワークに通知する。
一例では、ソースネットワークは、RRC構成メッセージを通信デバイス20に送信した後、DLデータをターゲットネットワークに送信する。一例では、ソースネットワークは、第1ハンドオーバトリガメッセージに応答して、DLデータ又は第2ハンドオーバトリガメッセージをターゲットネットワークに送信する。すなわち、ソースネットワークは、第2DLデータ又は第2ハンドオーバトリガメッセージを介してハンドオーバがトリガされることをターゲットネットワークに通知する。一例では、第2ハンドオーバトリガメッセージは、第1ハンドオーバトリガメッセージを含む。一例では、第2ハンドオーバトリガメッセージと第1ハンドオーバトリガメッセージは同じである。
ハンドオーバ失敗手順をトリガする様々な方法がある。一例では、通信デバイス20は、第1タイマを開始した後、通信デバイス20とソースネットワークとの間の無線リンク障害(RLF:radio link failure)を宣言する。一例では、通信デバイス20は、RLFを宣言した後、再確立手順をトリガする。すなわち、通信デバイス20は、第1タイマ開始後にRLFを検出し、RLFに従って再確立手順をトリガする。一例では、第1タイマが満了し、通信デバイス20が該通信デバイス20とソースネットワークとの間のRLFを宣言しないとき、通信デバイス20は、ハンドオーバの失敗を示すハンドオーバ失敗情報をソースネットワークに送信する。
一例では、ソースネットワークは、ハンドオーバ失敗情報に応答して、ハンドオーバ終了メッセージをターゲットネットワークに送信する。一例では、ソースネットワークは、ハンドオーバ失敗情報に応答してDLデータの送信を停止する。
一例では、ターゲットネットワークは、DLデータ又は第2ハンドオーバトリガメッセージに応答して、第2タイマ(例えばT-HFタイマ)を開始する。一例では、ターゲットネットワークは、第2タイマが満了すると、ハンドオーバ終了メッセージをソースネットワークに送信する。すなわち、ターゲットネットワークは、第2タイマが終了すると、ハンドオーバの失敗が発生したと判断し、ハンドオーバの失敗をソースネットワークに通知する。一例では、ターゲットネットワークは、DLデータ又は第2ハンドオーバトリガメッセージに応答して第2タイマを開始する。一例では、ターゲットネットワークは、ハンドオーバ終了メッセージに応答して、第2タイマを停止する。一例では、第2タイマの値は、第1タイマの値よりも小さくない。
一例では、ソースネットワークは、第1ハンドオーバトリガメッセージに応答して第3タイマ(例えばT304類似タイマ)を開始する。一例では、ソースネットワークは、第3タイマが満了すると、DLデータの送信を停止し、ハンドオーバ終了メッセージをターゲットネットワークに送信する。すなわち、ソースネットワークは、第3タイマが満了すると、ハンドオーバの失敗が発生したと判断し、ハンドオーバの失敗をターゲットネットワークに通知する。一例では、ソースネットワークは、ハンドオーバ失敗情報に応答して、第3タイマを停止する。一例では、第3タイマの値は、第1タイマの値より大きい。
一例では、少なくとも1つのターゲットネットワークは、ハンドオーバ要求メッセージをソースネットワークから受信する。一例では、少なくとも1つのターゲットネットワークは、それぞれ、ハンドオーバ要求メッセージに応答して、少なくとも1つのハンドオーバACKメッセージをソースネットワークに送信する。一例では、少なくとも1つのハンドオーバACKメッセージは、それぞれ、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つのRRC構成を含む。一例では、少なくとも1つのハンドオーバACKメッセージが、第1タイマの値を含む。一例では、第1ハンドオーバトリガメッセージが、第1タイマの値を含む。一例では、第1ハンドオーバトリガメッセージは、ターゲットネットワークのID情報を含む。
一例では、RRC構成メッセージは、ターゲットネットワークのRRC構成を含み、RRC構成はDAPS構成を含む。RRC構成がDAPS構成を含む場合、通信デバイス20は、第1ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワークに送信することに留意されたい。RRC構成がDASP構成を含まない場合、通信デバイス20は、第1ハンドオーバトリガメッセージを送信しない(必要がない)。一例では、RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つのRRC構成を含み、少なくとも1つのRRC構成は、それぞれ、少なくとも1つの実行条件に対応している。一例では、RRC構成は、少なくとも1つのRRC構成のうちの1つである。
図9は、本発明の一例に係るプロセス90のシーケンス図である。プロセス90は、通信デバイス92(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク94及びターゲットネットワーク96(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク94は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス92に送信する(ステップ900)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス92は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ902)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ904)。実行条件ExCond2は、ターゲットネットワーク96に対応している。通信デバイス92は、実行条件ExCond2が満たされているとき、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク94に送信する(ステップ906)。通信デバイス92は、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク94に送信した後、T304タイマを開始する(ステップ908)。
次いで、通信デバイス92は、T304タイマを開始した後、通信デバイス92とソースネットワーク94との間のRLFを宣言し、通信デバイス92とソースネットワーク94との間の無線リンク(RL)を解放する(ステップ910)。通信デバイス92は、T304タイマが満了すると判断する(ステップ912)。通信デバイス92は、T304タイマが満了すると、ソースネットワーク94からターゲットネットワーク96へのハンドオーバの失敗を検出する(ステップ914)。通信デバイス92は、再確立手順をトリガする(ステップ916)。ソースネットワーク94は、ハンドオーバトリガメッセージに応答して、DLデータをターゲットネットワーク96に送信する(ステップ918)。ターゲットネットワーク96は、DLデータに応答してT-HFタイマを開始する(ステップ920)。ターゲットネットワーク96は、T-HFタイマが満了すると判断し(ステップ922)、T-HFタイマが満了すると、ハンドオーバ終了メッセージをソースネットワーク94に送信する(ステップ924)。最後に、ソースネットワーク94は、ハンドオーバ終了メッセージに応答してDLデータの送信を停止する(ステップ926)。
図10は、本発明の一例に係るプロセス100のシーケンス図である。プロセス100は、通信デバイス102(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク104及びターゲットネットワーク106(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク104は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス102に送信する(ステップ1000)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス102は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ1002)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ1004)。実行条件ExCond2は、ターゲットネットワーク106に対応している。通信デバイス102は、実行条件ExCond2が満たされているとき、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク104に送信する(ステップ1006)。
次いで、ソースネットワーク104は、ハンドオーバトリガメッセージに応答して、DLデータをターゲットネットワーク106に送信し(ステップ1008)、ターゲットネットワーク106は、DLデータに応答して、T-HFタイマを開始する(ステップ1010)。通信デバイス102は、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク104に送信した後、T304タイマを開始する(ステップ1012)。通信デバイス102は、T304タイマが満了すると判断する(ステップ1014)。通信デバイス102は、T304タイマが満了すると、ソースネットワーク104からターゲットネットワーク106へのハンドオーバの失敗を検出する(ステップ1016)。通信デバイス102は、T304タイマが満了し、かつ通信デバイス102が該通信デバイス102とソースネットワーク104との間のRLFを宣言しないとき、ハンドオーバ失敗情報をソースネットワーク104に送信する(ステップ1018)。ソースネットワーク104は、ハンドオーバ失敗情報に応答して、ターゲットネットワーク106へのDLデータの送信を停止し、ハンドオーバ終了メッセージをソースネットワーク104に送信する(ステップ1020及びステップ1022)。最後に、ターゲットネットワーク106は、ハンドオーバ終了メッセージに応答して、T-HFタイマを停止する(ステップ1024)。
図11は、本発明の一例に係るプロセス110のシーケンス図である。プロセス110は、通信デバイス112(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク114及びターゲットネットワーク116(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク114は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス112に送信し(ステップ1100)、DLデータをターゲットネットワーク116に送信する(ステップ1102)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス112は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ1104)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ1106)。実行条件ExCond2は、ターゲットネットワーク116に対応している。通信デバイス112は、実行条件ExCond2が満たされているとき、第1ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク114に送信する(ステップ1108)。
次いで、通信デバイス112は、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク114に送信した後、T304タイマを開始する(ステップ1110)。ソースネットワーク114は、ハンドオーバトリガメッセージに応答して、第2ハンドオーバトリガメッセージをターゲットネットワーク116に送信し(ステップ1112)、ターゲットネットワーク116は、第2ハンドオーバトリガメッセージに応答してT-HFタイマを開始する(ステップ1114)。すなわち、ソースネットワーク114は、DLデータをターゲットネットワーク116に事前に送信するので、ターゲットネットワーク116は、DLデータを早期に処理することができる。プロセス110における後続の動作は、プロセス90及びプロセス100を参照することができ、簡略化のために本明細書では説明されない。
図12は、本発明の一例によるプロセス120のフローチャートである。プロセス120は、通信デバイス122(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク124及びターゲットネットワーク126(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク124は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス122に送信する(ステップ1200)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス122は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ1202)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ1204)。実行条件ExCond2は、ターゲットネットワーク126に対応している。通信デバイス122は、実行条件ExCond2が満たされているとき、T304タイマの値を有するハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク124に送信する(ステップ1206)。
次いで、通信デバイス122は、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク124に送信した後、T304タイマを開始する(ステップ1208)。通信デバイス122は、T304タイマを開始した後、通信デバイス122とソースネットワーク124との間のRLFを宣言し、通信デバイス122とソースネットワーク124との間のRLを解放する(ステップ1210)。通信デバイス122は、T304タイマが満了すると判断する(ステップ1212)。通信デバイス122は、T304タイマが満了すると、ソースネットワーク124からターゲットネットワーク126へのハンドオーバの失敗を検出する(ステップ1214)。通信デバイス122は、再確立手順をトリガする(ステップ1216)。ソースネットワーク124は、ハンドオーバトリガメッセージに応答して、T304類似タイマを開始し、DLデータをターゲットネットワーク126に送信する(ステップ1218及びステップ1220)。ソースネットワーク124は、T304類似タイマが満了すると判断する(ステップ1222)。最後に、ソースネットワーク124は、T304類似タイマが満了すると、DLデータの送信を停止し、ハンドオーバ終了メッセージをターゲットネットワーク126に送信する(ステップ1224及びステップ1226)。
図13は、本発明の一例に係るプロセス130のシーケンス図である。プロセス130は、通信デバイス132(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク134及びターゲットネットワーク136(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク134は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス132に送信する(ステップ1300)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス132は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ1302)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ1304)。実行条件ExCond2は、ターゲットネットワーク136に対応している。通信デバイス132は、実行条件ExCond2が満たされているとき、T304タイマの値を有するハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク134に送信する(ステップ1306)。
次いで、ソースネットワーク134は、ハンドオーバトリガメッセージに応答して、T304類似タイマを開始し、DLデータをターゲットネットワーク136に送信する(ステップ1308及びステップ1310)。通信デバイス132は、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク134に送信した後、T304タイマを開始する(ステップ1312)。通信デバイス132は、T304タイマが満了すると判断する(ステップ1314)。通信デバイス132は、T304タイマが満了すると、ソースネットワーク134からターゲットネットワーク136へのハンドオーバの失敗を検出する(ステップ1316)。通信デバイス132は、T304タイマが満了し、かつ通信デバイス132が、該通信デバイス132とソースネットワーク134との間のRLFを宣言しないとき、ハンドオーバ失敗情報をソースネットワーク134に送信する(ステップ1318)。最後に、ソースネットワーク134は、ハンドオーバ失敗メッセージに応答して、T304類似タイマを停止し、ターゲットネットワーク136へのDLデータの送信を停止し、ハンドオーバ終了メッセージをソースネットワーク134に送信する(ステップ1320、ステップ1322及びステップ1324)。
図14は、本発明の一例に係るプロセス140のシーケンス図である。プロセス140は、通信デバイス142(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク144及びターゲットネットワーク146(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク144は、ハンドオーバ要求メッセージをターゲットネットワーク146に送信し(ステップ1400)、ターゲットネットワーク146は、ハンドオーバ要求メッセージに応答して、T304タイマの値を有するハンドオーバACKメッセージをソースネットワーク144に送信する(ステップ1402)。ソースネットワーク144は、ハンドオーバACKメッセージに応答して、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス142に送信する(ステップ1404)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス142は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ1406)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ1408)。実行条件ExCond2は、ターゲットネットワーク146に対応している。通信デバイス142は、実行条件ExCond2が満たされているとき、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク144に送信する(ステップ1410)。
次いで、通信デバイス142は、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク144に送信した後、T304タイマを開始する(ステップ1412)。通信デバイス142は、T304タイマを開始した後、通信デバイス142とソースネットワーク144との間のRLFを宣言し、通信デバイス142とソースネットワーク144との間のRLを解放する(ステップ1414)。通信デバイス142は、T304タイマが満了すると判断する(ステップ1416)。通信デバイス142は、T304タイマが満了するとき、ソースネットワーク144からターゲットネットワーク146へのハンドオーバの失敗を検出する(ステップ1418)。通信デバイス142は、再確立手順をトリガする(ステップ1420)。ソースネットワーク144は、ハンドオーバトリガメッセージに応答して、T304類似タイマを開始し、DLデータをターゲットネットワーク146に送信する(ステップ1422及びステップ1424)。ソースネットワーク144は、T304類似タイマが満了すると判断する(ステップ1426)。最後に、ソースネットワーク144は、T304類似タイマが満了するとき、DLデータの送信を停止し、ハンドオーバ終了メッセージをターゲットネットワーク146に送信する(ステップ1428及びステップ1430)。
図15は、本発明の一例に係るプロセス150のシーケンス図である。プロセス150は、通信デバイス152(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク154及びターゲットネットワーク156(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク154は、ハンドオーバ要求メッセージをターゲットネットワーク156に送信し(ステップ1500)、ターゲットネットワーク156は、ハンドオーバ要求メッセージに応答して、T304タイマの値を有するハンドオーバACKメッセージをソースネットワーク154に送信する(ステップ1502)。ソースネットワーク154は、ハンドオーバACKメッセージに応答して、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス152に送信する(ステップ1504)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス152は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ1506)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ1508)。実行条件ExCond2は、ターゲットネットワーク156に対応している。通信デバイス152は、実行条件ExCond2が満たされているとき、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク154に送信する(ステップ1510)。
次いで、ソースネットワーク154は、ハンドオーバトリガメッセージに応答して、T304類似タイマを開始し、DLデータをターゲットネットワーク156に送信する(ステップ1512及びステップ1514)。通信デバイス152は、ハンドオーバトリガメッセージをソースネットワーク154に送信した後、T304タイマを開始する(ステップ1516)。通信デバイス152は、T304タイマが満了すると判断する(ステップ1518)。通信デバイス152は、T304タイマが満了すると、ソースネットワーク154からターゲットネットワーク156へのハンドオーバの失敗を検出する(ステップ1520)。通信デバイス152は、T304タイマが満了し、かつ通信デバイス152が、該通信デバイス152とソースネットワーク154との間のRLFを宣言しないとき、ハンドオーバ失敗情報をソースネットワーク154に送信する(ステップ1522)。最後に、ソースネットワーク154は、ハンドオーバ失敗メッセージに応答して、T304類似タイマを停止し、ターゲットネットワーク156へのDLデータの送信を停止し、ハンドオーバ終了メッセージをソースネットワーク154に送信する(ステップ1524、ステップ1526及びステップ1528)。
プロセス90、120及び140は、ハンドオーバの失敗とRLFが発生する場合であり、一方、プロセス100、130及び150は、ハンドオーバの失敗は発生するがRLFは発生しない場合である。プロセス90~150では、通信デバイス92/102/112/122/132/142/152が、T304タイマに従って、ハンドオーバの失敗が発生するかどうかを判断する。プロセス90~110では、ターゲットネットワーク96/106/116が、T-HFタイマに従って、ハンドオーバの失敗が発生するかどうかを判断する。プロセス120~150では、ソースネットワーク124/134/144/154が、T304類似タイマに従って、ハンドオーバの失敗が発生するかどうかを決定する。
プロセス120~130では、通信デバイス122/132は、ハンドオーバトリガメッセージを介してT304タイマの値をソースネットワーク124/134に通知する。プロセス140~150では、ターゲットネットワーク146/156は、ハンドオーバACKメッセージを介してT304タイマの値をソースネットワーク144/154に通知する。プロセス140~150では、ソースネットワーク144/154は、ハンドオーバ要求メッセージをすべてのターゲットネットワーク(例えば図4のターゲットネットワークTN1~TN3)に送信し、ターゲットネットワークの各々は、ハンドオーバ要求メッセージに応答して、1つのハンドオーバACKメッセージをソースネットワーク144/154に送信する(図示せず)。
図16は、本発明の一例に係るプロセス160のフローチャートである。プロセス160は、ハンドオーバを処理するために、通信デバイス(例えば図2の通信デバイス20)において利用され得る。プロセス160は、プログラムコード214にコンパイルされてよく、以下のステップを含む:
ステップ1600:開始
ステップ1602:ソースネットワークからRRC構成メッセージを受信する。ここで、RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つのRRC構成を含む。
ステップ1604:ソースネットワークから適切なネットワークへのハンドオーバをトリガする。ここで、適切なネットワークは、少なくとも1つのターゲットネットワークのうちの1つである。
ステップ1606:イネーブルDAPS条件が満たされ、かつ適切なネットワークのRRC構成がDAPS構成を含むとき、ソースネットワークから適切なネットワークへのDAPSハンドオーバを実行する。
ステップ1608:イネーブルDAPS条件が満たされていないとき、ソースネットワークから適切なネットワークへの第1の通常のハンドオーバを実行する。
ステップ1610:終了
プロセス160によると、通信デバイス20は、ソースネットワークからRRC構成メッセージを受信する。RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つのRRC構成を含む。少なくとも1つのRRC構成は、それぞれ、少なくとも1つのターゲットネットワークに対応している。次いで、通信デバイス20は、ソースネットワークから適切なネットワークへのハンドオーバをトリガする。適切なネットワークは、少なくとも1つのターゲットネットワークのうちの1つである。通信デバイス20は、イネーブルDAPS条件が満たされ、かつ適切なネットワークのRRC構成がDAPS構成を含むとき、ソースネットワークから適切なネットワークへのDAPSハンドオーバを実行する。適切なネットワークのRRC構成は、少なくとも1つのRRC構成のうちの1つである。通信デバイス20は、イネーブルDAPS条件が満たされていないとき、ソースネットワークから適切なネットワークへの第1の通常のハンドオーバを実行する。すなわち、イネーブルDAPS条件が満たされ、かつ適切なネットワークのRRC構成がDAPS構成を含むとき、ハンドオーバはDAPSハンドオーバとすることができる。イネーブルDAPS条件が満たされていないとき、ハンドオーバは第1の通常のハンドオーバとすることができる。したがって、ハンドオーバは、イネーブルDAPS条件に従って柔軟に実行される。
プロセス160の実現は、上記説明に限定されない。以下の例は、プロセス160を実現するために適用され得る。
一例では、通信デバイス20は、該通信デバイス20とソースネットワークとの間の通信障害を検出(又は宣言)し、通信障害に従って再確立手順をトリガする。次いで、通信デバイス20は、再確立手順をトリガした後、(例えば再確立手順中に)適切なネットワークを選択する。通信デバイス20は、通信障害に従ってフラグを設定する。一例では、フラグはDAPSハンドオーバが無効(disable)であることを示す。一例では、通信障害は、第2の通常のハンドオーバの失敗、条件付きハンドオーバの失敗又はRLF、のうちの少なくとも1つを含む。
一例では、RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含む。一例では、少なくとも1つの実行条件は、それぞれ、少なくとも1つのRRC構成に対応している。
一例では、通信デバイス20は、DAPSハンドオーバをトリガした後、イネーブルDAPS条件が満たされているかどうかを判断する。イネーブルDAPS条件が満たされているかどうかを判断するためには様々な方法が存在する。一例では、通信デバイス20は、少なくとも1つの実行条件のうちの満たされた実行条件(すなわち、少なくとも1つの実行条件のうちの1つが満たされること)によってハンドオーバがトリガされるとき、イネーブルDAPS条件が満たされていると判断する。一例では、通信デバイス20は、少なくとも1つの実行条件によってハンドオーバがトリガされない(すなわち、少なくとも1つの実行条件のすべてが満たされていない)とき、イネーブルDAPS条件が満たされていないと判断する。一例では、通信デバイス20は、フラグが設定されていないとき、イネーブルDAPS条件が満たされていると判断する。一例では、通信デバイス20は、フラグが設定されているとき、イネーブルDAPS条件が満たされていないと判断する。
一例では、通信デバイス20は、第1の通常のハンドオーバを実行しているとき、ソースネットワークから切り離される。一例では、通信デバイス20は、DAPSハンドオーバを実行しているとき、ソースネットワークへの接続を維持する。一例では、通信デバイス20は、適切なネットワークが少なくとも1つのターゲットネットワークのうちの1つでない場合、フラグを解放する。一例では、通信デバイス20は、適切なネットワークが少なくとも1つのターゲットネットワークのうちの1つでない場合、適切なネットワークで再確立手順を実行する。
プロセス30及びプロセス80の例は、プロセス160に適用されてよく、簡潔性のために本明細書では説明されない。
図17は、本発明の一例に係るプロセス170のシーケンス図である。プロセス170は、通信デバイス172(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク172及びターゲットネットワーク176(例えば図4のターゲットネットワークTN1又はターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク174は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス172に送信する(ステップ1700)。通信デバイス172は、ソースネットワーク174からターゲットネットワーク176へのハンドオーバをトリガし(ステップ1702)、イネーブルDAPS条件が満たされているかどうかを判断する(ステップ1704)。通信デバイス172、ソースネットワーク174及びターゲットネットワーク176は、イネーブルDAPS条件が満たされており、かつターゲットネットワークのRRC構成がDAPS構成を含むとき、DAPSハンドオーバ手順を実行する(例えば通信デバイス172は、ソースネットワーク174からターゲットネットワーク176へのDAPSハンドオーバを実行する)(ステップ1706)。ターゲットネットワーク176のRRC構成は、RRC構成メッセージ内に含まれる。通信デバイス172、ソースネットワーク174及びターゲットネットワーク176は、イネーブルDAPS条件が満たされていないとき、通常のハンドオーバ手順を実行する(例えば通信デバイス172は、ソースネットワーク174からターゲットネットワーク176への通常のハンドオーバを実行する)(ステップ1708)。
図18は、本発明の一例に係るプロセス180のシーケンス図である。プロセス180は、通信デバイス182(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク184及びターゲットネットワーク186(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク184は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス182に送信する(ステップ1800)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス182は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証する(ステップ1802)。次いで、通信デバイス182は、通信デバイス182とソースネットワーク184との間のRLFを検出する(ステップ1804)。通信デバイス182は、RLFに従って、DAPSハンドオーバが無効であることを示すフラグを設定し、再確立手順をトリガする(ステップ1806及びステップ1808)。通信デバイス182は、ターゲットネットワーク186を適切なネットワークとして選択する(ステップ1810)。ターゲットネットワーク186は、図4のターゲットネットワークTN1~TN3のうちの1つであり得る。例えばターゲットネットワークTN2が、適切なネットワークとして選択され得る。通信デバイス182は、フラグが設定されているため、イネーブルDAPS条件が満たされていないと判断する(ステップ1812)。したがって、通信デバイス182、ソースネットワーク184及びターゲットネットワーク186は、通常のハンドオーバ手順を実行する(ステップ1814)。
図19は、本発明の一例に係るプロセス190のフローチャートである。プロセス190は、通信デバイス192(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク194及びターゲットネットワーク196(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク194は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス192に送信する(ステップ1900)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス192は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証する(ステップ1902)。ソースネットワーク194は、ハンドオーバコマンドメッセージを通信デバイス192に送信する(ステップ1904)。通信デバイス192は、ハンドオーバコマンドメッセージに応答してハンドオーバを実行し(ステップ1906)、ハンドオーバの失敗を検出する(ステップ1908)。通信デバイス192は、ハンドオーバの失敗に従って、DAPSハンドオーバが無効であることを示すフラグを設定し、再確立手順をトリガする(ステップ1910及びステップ1912)。通信デバイス192は、ターゲットネットワーク196を適切なネットワークとして選択する(ステップ1914)。ターゲットネットワーク196は、図4のターゲットネットワークTN1~TN3のうちの1つであってよい。例えばターゲットネットワークTN2が、適切なネットワークとして選択されてよい。通信デバイス192は、フラグが設定されているため、イネーブルDAPS条件が満たされていないと判断する(ステップ1916)。したがって、通信デバイス192、ソースネットワーク194及びターゲットネットワーク196は、通常のハンドオーバ手順を実行する(ステップ1918)。
図20は、本発明の一例に係るプロセス200のシーケンス図である。プロセス200は、通信デバイス202(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク204及びターゲットネットワーク206(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク204は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス202に送信する(ステップ2000)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス202は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ2002)、実行条件ExCond1が満たされていると判断する(ステップ2004)。次いで、通信デバイス202は、ソースネットワーク204から図4のターゲットネットワークTN1へのハンドオーバを実行し(ステップ2006)、ハンドオーバの失敗を検出する(ステップ2008)。通信デバイス202は、ハンドオーバの失敗に従って、DAPSハンドオーバが無効であることを示すフラグを設定し、再確立手順をトリガする(ステップ2010及びステップ2012)。通信デバイス202は、ターゲットネットワーク206を適切なネットワークとして選択する(ステップ2014)。ターゲットネットワークは、図4のターゲットネットワークTN2~TN3のうちの1つであってよい。例えばターゲットネットワークTN2が、適切なネットワークとして選択されてよい。通信デバイス202は、フラグが設定されているため、イネーブルDAPS条件が満たされていないと判断する(ステップ2016)。したがって、通信デバイス202、ソースネットワーク204及びターゲットネットワーク206は、通常のハンドオーバ手順を実行する(ステップ2018)。
図21は、本発明の一例に係るプロセス210のシーケンス図である。プロセス210は、通信デバイス212(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク214及びターゲットネットワーク216(例えば図4のターゲットネットワークTN2)によって実行される。まず、ソースネットワーク214は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス212に送信する(ステップ2100)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス212は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証し(ステップ2102)、実行条件ExCond2が満たされていると判断する(ステップ2104)。通信デバイス212は、DAPSハンドオーバが無効であることを示すフラグが設定されていないため、イネーブルDAPS条件が満たされていると判断する(ステップ2106)。したがって、通信デバイス212、ソースネットワーク214及びターゲットネットワーク216は、イネーブルDAPS条件が満たされており、かつターゲットネットワーク216のRRC構成(例えば図4のRRC構成RRCReconfig2)がDAPS構成を含むため、DAPSハンドオーバ手順を実行する(ステップ2108)。
図22は、本発明の一例に係るプロセス220のシーケンス図である。プロセス220は、通信デバイス222(例えば図2の通信デバイス20)、ソースネットワーク224及びターゲットネットワーク226によって実行される。まず、ソースネットワーク224は、RRC構成メッセージ(例えば図4のRRC構成メッセージ40)を通信デバイス222に送信する(ステップ2200)。RRC構成メッセージ40を例にとると、通信デバイス222は、RRC構成メッセージ40を受信した後、RRC構成メッセージ40内の実行条件ExCond1~ExCond3を検証する(ステップ2202)。次いで、通信デバイス222は、通信デバイス222とソースネットワーク224との間のRLFを検出する(ステップ2204)。通信デバイス222は、RLFに従って、DAPSハンドオーバが無効であることを示すフラグを設定し、再確立手順をトリガする(ステップ2206及びステップ2208)。通信デバイス222は、ターゲットネットワーク226を適切なネットワークとして選択する(ステップ2210)。ターゲットネットワーク226は、図4のターゲットネットワークTN1~TN3のうちの1つではない。すなわち、ターゲットネットワーク226の情報は、RRC構成メッセージ内に含まれない。したがって、通信デバイス222は、フラグを解放し(ステップ2212)、再確立要求メッセージをターゲットネットワーク226に送信する(例えばターゲットネットワーク226で再確立手順を実行する)(ステップ2214)。
DAPSハンドオーバ手順の詳細は、プロセス30及びプロセス80を参照することができ、簡略化のために本明細書では説明されない。
上述の「判断する」という動作は、「計算する」、「算出する」、「取得する」、「生成する」、「出力する」、「使用する」、「選ぶ/選択する」、「決定する」又は「ように構成される」という動作によって置き換えられてもよい。上述の「検出する」という動作は、「モニタする」、「受信する」、「感知する」又は「取得する」という動作によって置き換えられてもよい。上述の「に従って」というフレーズは、「に応答して」によって置き換えられてもよい。上述の「対応している」というフレーズは、「の(of)」又は「関連付けられる」によって置き換えられてもよい。上述の「介して(via)」という語句は、「において(on)」、「内(in)」又は「で(at)」によって置き換えられてもよい。上述の「とき」という語句は、「に応答して」によって置き換えられてもよい。
上述の説明、ステップ及び/又は提案されたステップを含むプロセスを、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア(ハードウェアデバイスと、ハードウェアデバイスにおいて読取専用ソフトウェアとして存在するコンピュータ命令及びデータとの組合せとして知られる)、電子システム又はそれらの組合せとすることができる手段によって実現することができる。手段の一例は、通信デバイス20であり得る。
ハードウェアの例は、アナログ回路、デジタル回路及び/又は混合回路を含み得る。例えばハードウェアは、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス、結合ハードウェアコンポーネント又はそれらの組合せを含み得る。別の例では、ハードウェアは、汎用プロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)又はそれらの組合せを含み得る。
ソフトウェアの例は、コードのセット、命令のセット及び/又はストレージユニット、例えばコンピュータ読取可能媒体に保持される(例えば記憶される)機能のセットを含み得る。コンピュータ読取可能媒体は、SIM、ROM、フラッシュメモリ、RAM、CD-ROM/DVD-ROM/BD-ROM、磁気テープ、ハードディスク、光データストレージデバイス、不揮発性ストレージデバイス又はそれらの組合せを含み得る。コンピュータ読取可能媒体(例えばストレージユニット)は、少なくとも1つのプロセッサに内部的に(例えば統合されて)又は外部的に(例えば分離されて)結合され得る。1つ以上のモジュールを含み得る少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ読取可能媒体内のソフトウェアを実行する(例えばそうするよう構成される)ことができる。コードのセット、命令のセット及び/又は機能のセットは、少なくとも1つのプロセッサ、モジュール、ハードウェア及び/又は電子システムに、関連するステップを実行させることができる。
電子システムの例は、システムオンチップ(SoC)、システムインパッケージ(SiP)、コンピュータオンモジュール(CoM)、コンピュータプログラム製品、装置、携帯電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子ブック又はポータブルコンピュータシステム及び通信デバイス20を含み得る。
要約すると、本発明の実施形態は、ハンドオーバを処理するための通信デバイス及び方法を提供する。ハンドオーバは実行条件でロバストに実行され、かつ/又はイネーブルDAPS条件に従って柔軟に実行される。したがって、通信デバイスは、高周波数において低中断時間でロバストなハンドオーバを処理することができる。

Claims (17)

  1. 通信デバイスのハンドオーバを処理するための方法であって、
    ソースネットワークから無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信するステップであって、前記RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含む、ステップと、
    前記少なくとも1つの実行条件のうちのある実行条件が満たされているとき、ハンドオーバトリガメッセージを前記ソースネットワークに送信するステップと、
    前記ソースネットワークから、前記少なくとも1つのターゲットネットワークのうちのあるターゲットネットワークへのハンドオーバを実行するステップであって、前記ターゲットネットワークは前記実行条件に対応している、ステップと、
    前記ハンドオーバを実行した後、ハンドオーバ完了メッセージを前記ターゲットネットワークに送信するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記ハンドオーバトリガメッセージを前記ソースネットワークに送信した後、タイマを開始するステップと、
    前記ハンドオーバ完了メッセージを前記ターゲットネットワークに送信した後、前記タイマを停止するステップと、
    を更に含み、前記ハンドオーバトリガメッセージは、前記タイマの値を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記ハンドオーバトリガメッセージは、前記ターゲットネットワークの識別(ID)情報を含む、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 通信デバイスのハンドオーバを処理するための方法であって、
    ソースネットワークから無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信するステップであって、前記RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含む、ステップと、
    前記少なくとも1つの実行条件のうちのある実行条件が満たされているとき、ハンドオーバトリガメッセージを前記ソースネットワークに送信するステップと、
    前記ハンドオーバトリガメッセージを前記ソースネットワークに送信した後、タイマを開始するステップと、
    前記タイマが満了するとき、前記ソースネットワークから、前記少なくとも1つのターゲットネットワークのうちのあるターゲットネットワークへのハンドオーバの失敗を検出するステップであって、前記ターゲットネットワークは前記実行条件に対応している、ステップと、
    前記ハンドオーバの失敗に従ってハンドオーバ失敗手順をトリガするステップと、
    を含む、方法。
  5. 前記実行条件が満たされているとき、前記ハンドオーバトリガメッセージとして測定レポートを前記ソースネットワークに送信するステップ、
    を更に含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記ハンドオーバ失敗手順をトリガするステップは、
    前記タイマを開始した後、前記通信デバイスと前記ソースネットワークとの間の無線リンク障害(RLF)を宣言するステップと、
    前記RLFを宣言した後、再確立手順をトリガするステップと、
    を含む、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記ハンドオーバ失敗手順をトリガするステップは、
    前記タイマが満了し、かつ前記通信デバイスが、該通信デバイスと前記ソースネットワークとの間のRLFを検出しないとき、前記ハンドオーバの失敗を示すハンドオーバ失敗情報を前記ソースネットワークに送信するステップ、
    を含む、請求項4乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記ハンドオーバトリガメッセージは前記タイマの値を含むか、前記ハンドオーバトリガメッセージは前記ターゲットネットワークの識別(ID)情報を含む、
    請求項4乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記RRC構成メッセージは、前記ターゲットネットワークのRRC構成を含み、前記RRC構成は、デュアルアクティブ・プロトコルスタック(DAPS)構成を含む、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記RRC構成メッセージは、前記少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つのRRC構成を含み、前記少なくとも1つのRRC構成は、それぞれ、前記少なくとも1つの実行条件に対応している、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 通信デバイスのハンドオーバを処理するための方法であって、
    ソースネットワークから無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信するステップであって、前記RRC構成メッセージは、少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つのRRC構成を含む、ステップと、
    前記ソースネットワークから適切なネットワークへのハンドオーバをトリガするステップであって、前記適切なネットワークは、前記少なくとも1つのターゲットネットワークのうちの1つである、ステップと、
    イネーブルDAPS条件が満たされ、かつ前記適切なネットワークのRRC構成がDAPS構成を含むとき、前記ソースネットワークから前記適切なネットワークへのデュアルアクティブ・プロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバを実行するステップと、
    前記イネーブルDAPS条件が満たされていないとき、前記ソースネットワークから前記適切なネットワークへの第1の通常のハンドオーバを実行するステップと、
    を含む、方法。
  12. 通信障害を検出するステップと、
    前記通信障害に従って再確立手順をトリガするステップと、
    前記再確立手順をトリガした後、前記適切なネットワークを選択するステップと、
    前記通信障害に従ってフラグを設定するステップと、
    を更に含み、前記フラグは、前記DAPSハンドオーバが無効であることを示す、
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記通信障害は、第2の通常のハンドオーバの失敗、条件付きハンドオーバの失敗又は無線リンク障害(RLF)、のうちの少なくとも1つを含む、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記RRC構成メッセージは、前記少なくとも1つのターゲットネットワークの少なくとも1つの実行条件を含み、前記少なくとも1つの実行条件は、それぞれ、前記少なくとも1つのRRC構成に対応している、
    請求項11乃至13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記少なくとも1つの実行条件のうちの満たされた実行条件によって前記ハンドオーバがトリガされるとき、前記イネーブルDAPS条件が満たされていると判断するステップと、
    前記少なくとも1つの実行条件によって前記ハンドオーバがトリガされないとき、前記イネーブルDAPS条件が満たされていないと判断するステップと、
    を更に含む、請求項14のいずれか一項に記載の方法。
  16. フラグが設定されていないとき、前記イネーブルDAPS条件が満たされていると判断するステップと、
    前記フラグが設定されているとき、前記イネーブルDAPS条件が満たされていないと判断するステップと、
    を更に含み、前記フラグは、前記DAPSハンドオーバが無効であることを示す、
    請求項11乃至15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記第1の通常のハンドオーバを実行しているときに、前記ソースネットワークから切り離すステップと、
    前記DAPSハンドオーバを実行しているときに、前記ソースネットワークへの接続を維持するステップと、
    を更に含む、請求項11乃至16のいずれか一項に記載の方法。
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