JP2023029235A - 商品・サービス提案システム - Google Patents

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Abstract

【課題】商品・サービスの購入を検討するユーザに対して、当該ユーザと当該商品・サービスを提供するサプライヤーとの間のコミュニケーション手段としての「ディスプレイ」を用いて、ユーザを商品・サービスの購入に導く提案をユーザに行う商品・サービス提案システムを提供する。【解決手段】商品・サービス提案システム1は、ユーザアクション履歴を取得するユーザアクション履歴取得部111と、購入する商品・サービスの検討過程における前記ユーザと前記サプライヤーとの少なくとも一方の選好を示すパラメータを設定するパラメータ設定部112と、前記ユーザアクション履歴と前記パラメータとの少なくとも一方に基づいて前記ユーザに提案すべき商品・サービスを判定し、前記ユーザを前記商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うディスプレイ提案部113と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザを商品やサービスの購入に導く提案を行う商品・サービス提案システムに関する。
従来、ユーザの嗜好や商品購入履歴に基づいて、販売促進をすることが行われている(例えば、特許文献1参照)。リアル店舗やECサイトにおいては、ユーザの動向に合わせたりその動向を予想したりしながら、商品を陳列したり演出を行っているが、その予想が外れたり、ユーザの商品購入履歴が参考にならない場面があったり、ユーザへの適切なサポートができず、適切な演出や試用により商品の魅力をユーザに伝えたり体験してもらったりできないまま販売機会を逃したりする場合がある。そもそも、販売促進の戦略がないまま、行きあたりばったりに対応しているリアル店舗やECサイトも多い。
ユーザが求めている商品を、演出・試用・体験等の適切な「ディスプレイ」を駆使して、販売促進につなげることは、リアル店舗でもECサイトでも困難である。
ここで、「ディスプレイ」とは、ユーザが購入しサプライヤーが提供する商品及び/又はサービス(以下、「商品・サービス」という)の流通を円滑にし、ユーザとサプライヤーとを結びつけるコミュニケーション手段としての各種媒体をいう。具体的には、商品・サービスの陳列・演出、内装、商品・サービスの利用シーンの演出、商品・サービスの試用、関連する商品・サービス同士の比較、商品・サービスを様々なシーンで使用した際の比較の提示などをいう。
特開2002-15199号公報
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、商品・サービスの購入を検討するユーザに対して、当該ユーザと当該商品・サービスを提供するサプライヤーとの間のコミュニケーション手段としての「ディスプレイ」を用いて、ユーザを商品・サービスの購入に導く提案をユーザに行う商品・サービス提案システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の商品・サービス提案システムは、
商品及びサービスの少なくとも一方を含む商品・サービスの購入を検討するユーザに対して、該ユーザと前記商品・サービスを提供するサプライヤーとの間のコミュニケーション手段としてのディスプレイを用いて、商品・サービスの購入に導く提案を行う商品・サービス提案システムであって、
購入する商品・サービスの検討過程において前記ユーザが起こしたアクションの履歴及び前記ユーザが受けたアクションの履歴を含むユーザアクション履歴を取得するユーザアクション履歴取得手段と、
前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去及び現在のユーザアクション履歴を分析した上で、前記ユーザを商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うディスプレイ提案手段とを備え、
前記ディスプレイ提案手段は、
前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去のユーザアクション履歴がECサイト参照時の履歴であり、現在のユーザアクション履歴がリアル店舗への来店時の履歴である場合、前記過去のユーザアクション履歴に含まれる前記ユーザが前記ECサイトにおいて購入しなかった商品についての前記ECサイトでの閲覧時間に応じて、前記リアル店舗での前記商品の試用を促す提案を前記ユーザに行うことを特徴とする。
また、本発明の商品・サービス提案システムは、
商品及びサービスの少なくとも一方を含む商品・サービスの購入を検討するユーザに対して、該ユーザと前記商品・サービスを提供するサプライヤーとの間のコミュニケーション手段としてのディスプレイを用いて、商品・サービスの購入に導く提案を行う商品・サービス提案システムであって、
購入する商品・サービスの検討過程において前記ユーザが起こしたアクションの履歴及び前記ユーザが受けたアクションの履歴を含むユーザアクション履歴を取得するユーザアクション履歴取得手段と、
前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去及び現在のユーザアクション履歴を分析した上で、前記ユーザを商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うディスプレイ提案手段とを備え、
前記ディスプレイ提案手段は、
前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去のユーザアクション履歴が広告閲覧時の履歴であり、現在のユーザアクション履歴がリアル店舗への来店時の履歴である場合、前記過去のユーザアクション履歴に含まれる、前記ユーザが前記広告を閲覧した日時、場所、閲覧内容の少なくとも1つに基づいて、前記ユーザを前記リアル店舗における商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うことを特徴とする。
また、本発明の商品・サービス提案システムは、
商品及びサービスの少なくとも一方を含む商品・サービスの購入を検討するユーザに対して、該ユーザと前記商品・サービスを提供するサプライヤーとの間のコミュニケーション手段としてのディスプレイを用いて、商品・サービスの購入に導く提案を行う商品・サービス提案システムであって、
購入する商品・サービスの検討過程において前記ユーザが起こしたアクションの履歴及び前記ユーザが受けたアクションの履歴を含むユーザアクション履歴を取得するユーザアクション履歴取得手段と、
前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去及び現在のユーザアクション履歴を分析した上で、前記ユーザを商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うディスプレイ提案手段とを備え、
前記ディスプレイ提案手段は、
前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去のユーザアクション履歴が第1のリアル店舗への来店時の履歴であり、現在のユーザアクション履歴が第2のリアル店舗への来店時の履歴である場合、前記過去のユーザアクション履歴に含まれる、前記ユーザの前記第1のリアル店舗における滞在時間、商品・サービスの閲覧情報、試用情報及び前記第1のリアル店舗の所在地、の少なくとも1つに基づいて、前記ユーザを前記第2のリアル店舗における商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うことを特徴とする。
また、本発明の商品・サービス提案システムは、
商品及びサービスの少なくとも一方を含む商品・サービスの購入を検討するユーザに対して、該ユーザと前記商品・サービスを提供するサプライヤーとの間のコミュニケーション手段としてのディスプレイを用いて、商品・サービスの購入に導く提案を行う商品・サービス提案システムであって、
購入する商品・サービスの検討過程において前記ユーザが起こしたアクションの履歴及び前記ユーザが受けたアクションの履歴を含むユーザアクション履歴を取得するユーザアクション履歴取得手段と、
購入する商品・サービスの検討過程における前記ユーザと前記サプライヤーとの少なくとも一方の選好を示すパラメータを設定するパラメータ設定手段と、
前記ユーザアクション履歴と前記パラメータとの少なくとも一方に基づいて前記ユーザに提案すべき商品・サービスを判定し、前記ユーザを前記商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うディスプレイ提案手段と
を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、ユーザアクション履歴と設定されたパラメータとの少なくとも一方に基づいてユーザに提案すべき商品・サービスを判定し、商品・サービスの購入に導く提案をディスプレイを用いてユーザに行うため、商品・サービスの購入に導く適切な提案をユーザに行うことができ、販売促進につなげることができる。
上記発明において、
前記ディスプレイ提案手段は、
前記ユーザアクション履歴取得手段により取得したユーザアクション履歴に基づいて、前記ユーザが購入した商品・サービスの過去と現在との相関関係を分析した上で、前記ユーザを商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うことを特徴とする。
この発明によれば、ユーザを商品・サービスの購入に導く提案をユーザに行うことができる。
上記発明において、
前記パラメータ設定手段により設定されるパラメータには、
前記ユーザが購入対象とする商品・サービスを選択するまでの過程が、目的追求型であるか、或いは、買い物の過程を楽しむ型であるか、の度合いを示すパラメータが含まれることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザは商品・サービスを購入する目的に合わせて、購入対象とする商品・サービスを選択するまでの過程をゆっくりと楽しんだり、効率的に短時間で済ませたりすることができる。
上記発明において、
前記パラメータ設定手段により設定されるパラメータには、
前記ユーザが購入しようとしている商品・サービスの購入に導く提案に加えて、該商品・サービスに関連する商品・サービスの購入に導く提案をどの程度行うかを示すパラメータが含まれることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが購入しようとしている商品・サービスに関連する商品・サービスの購入に導く提案をも行うことで、ユーザは関連する広い選択肢の中から所望の商品・サービスを選択することができる。
上記発明において、
前記パラメータ設定手段により設定されるパラメータには、
前記ユーザが購入しようとしている商品・サービスに代えて、該商品・サービスに代替可能な代替商品・サービスを提案する場合における、前記代替商品・サービスについての前記ユーザが購入しようとしている商品・サービスからの広がりレベルと飛躍レベルとの少なくとも一方を示すパラメータが含まれることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザは購入しようとしている商品・サービスに代替する商品・サービスの提案を受けて、当代替商品・サービスを選択することもできる。
上記発明において、
前記パラメータ設定手段により設定されるパラメータには、
前記サプライヤーが前記商品・サービスの売上をどの程度重視するかを示す売上重視レベルと、前記サプライヤーのイメージアップをどの程度重視するかを示すイメージアップレベルと、前記サプライヤーが前記商品・サービスのリピーターの獲得をどの程度重視するかを示すリピーター獲得レベルと、前記サプライヤーが前記ユーザアクション履歴に基づくマーケティング情報の獲得をどの程度重視するかを示すマーケティング情報獲得レベルと、の少なくとも1つが含まれることを特徴とする。
この発明によれば、商品・サービスの購入に導く提案をユーザに行う際に、商品・サービスを提供するサプライヤーの観点を加味して、提案を行うことができる。
本発明のプログラムは、
商品及びサービスの少なくとも一方を含む商品・サービスの購入を検討するユーザに対して、該ユーザと前記商品・サービスを提供するサプライヤーとの間のコミュニケーション手段としてのディスプレイを用いて、商品・サービスの購入に導く提案を行うためのプログラムであって、
購入する商品・サービスの検討過程において前記ユーザが起こしたアクションの履歴及び前記ユーザが受けたアクションの履歴を含むユーザアクション履歴を取得するユーザアクション履歴取得手段と、
購入する商品・サービスの検討過程における前記ユーザと前記サプライヤーとの少なくとも一方の選好を示すパラメータを設定するパラメータ設定手段と、
前記ユーザアクション履歴と前記パラメータとの少なくとも一方に基づいて前記ユーザに提案すべき商品・サービスを判定し、前記ユーザを前記商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うディスプレイ提案手段として機能させるためのプログラムである。
この発明によれば、商品・サービスの購入に導く提案をユーザに行うことができる。
本発明の実施形態に係る商品・サービス提案システムの全体構成図である。 同実施形態に係る商品・サービス提案システムの制御ノードの機能構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る商品・サービス提案システム1の全体構成図である。同図に示すように、商品・サービス提案システム1は、ブロックチェーンネットワーク20を構成する複数のノード10を備えている。複数のノード10は、商品・サービス提案システム1全体を制御する制御ノード11と、ユーザが所持するユーザ端末12と、商品とサービスとの少なくとも一方(以下「商品・サービス」という)をユーザに提供するサプライヤーが所持するサプライヤー端末13と、商品・サービスを販売するリアル店舗に設置されていたりECサイトを運営する業者が所持するパーソナルコンピュータ、会計レジスター等の店舗端末14と、センサー、カメラ等のIOTを構成するIOT機器15と、を含み、これらのノード10はブロックチェーンネットワーク20を介して相互に通信可能に接続されている。ユーザ端末12及びサプライヤー端末13は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末等の通信端末である。
ここで、本実施形態における「ディスプレイ」とは、商品・サービスの購入を検討するユーザと、当該商品・サービスを提供するサプライヤーとの間を結びつけるコミュニケーション手段としての各種媒体をいい、具体的には、「ディスプレイ」には、商品・サービスの陳列・演出、内装、商品・サービスの利用シーンの演出、商品・サービスの試用、関連する商品・サービス同士の比較、商品・サービスを様々なシーンで使用した際の比較の提示等が含まれる。
次に、制御ノード11の構成について説明する。制御ノード11は、通信機能を有するコンピュータであり、ハードウェアとして、CPUと、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶装置と、ブロックチェーンネットワーク20を介した通信を制御する通信インターフェースと、キーボードやスピーカー等の入出力インターフェースと、を備えている。制御ノード11の記憶装置には、各種データ、プログラム等のソフトウェアが記憶されている。制御ノード11の記憶装置に記憶されているデータとしては、ユーザ端末12やIOT機器15等から収集された、ユーザが起こしたアクションの履歴やユーザが受けたアクションの履歴(以下「ユーザアクション履歴」という)、ユーザやサプライヤーにより入力インターフェースから予め入力された各種パラメータ、AIにより判定するための各種学習データ、各種提案をユーザに提示するための画像データや音声データ等が存在する。
また、制御ノード11の記憶装置に記憶されているプログラムとしては、ユーザアクション履歴を取得するためのプログラム、提案をユーザに行う際の各種パラメータを設定するためのプログラム、ユーザアクション履歴とパラメータとの少なくとも一方に基づいてユーザに提案すべき商品・サービスを判定し当該商品・サービスの購入に導く提案を各種「ディスプレイ」を用いて行うためのプログラム、商品画像や商品を試着したユーザ画像や当該ユーザ画像に背景シーンを合成した画像を提示するためのプログラム等が存在する。
制御ノード11のCPUが記憶装置に記憶されているソフトウェアに従って処理を実行することにより、図2に示す機能構成が制御ノード11に実現される。
ユーザアクション履歴取得部111は、ユーザが購入する商品・サービスの検討過程において、ユーザが起こしたアクションの履歴及びユーザがリアル店舗やECサイトから受けたアクションの履歴を含むユーザアクション履歴を取得する。
具体的には、ユーザアクション履歴取得部111は、ユーザ端末12、店舗端末14、センサー、カメラ等のIOT機器15等からブロックチェーンネットワーク20を介して、ユーザの個人情報、画面に表示された商品・サービスに関する各種情報、ユーザの滞在場所、滞在日時、ユーザが実店舗で商品に触れた・商品を試着した等のアクション、ユーザが「ディスプレイ」を用いて受けた提案内容、店舗端末14等から受信したアクション情報等を取得する。ここで、「画面に表示された商品・サービスに関する各種情報」としては、例えば、ユーザが購入すべき被服類を比較・検討するために、ユーザ端末12の画面に試着画像、当該試着画像の背景に被服の利用シーンを合成した画像等を表示する操作や、自己や利用シーンにマッチする被服をシミュレーションする操作等のアクションを行った旨の情報が存在する。ユーザアクション履歴取得部111は、これらの取得した情報をユーザアクション履歴として記憶装置に設けられたデータベースに逐次記憶する。
パラメータ設定部112は、ユーザが購入する商品・サービスの検討過程において、ユーザ及び/又はサプライヤーの選好を示すパラメータを設定する。当該パラメータの設定は、ユーザによるユーザ端末12の入力操作やサプライヤーによるサプライヤー端末13の入力操作に基づいて設定することもできるし、AIにより自動設定することもできる。具体的なパラメータの種類は、後述する。
ディスプレイ提案部113は、ユーザアクション履歴とパラメータとの少なくとも一方に基づいてユーザに提案すべき商品・サービスを判定し、ユーザを当該商品・サービスの購入に導く提案を「ディスプレイ」を用いてユーザに行う。
以下、パラメータ設定部112により設定される各種パラメータと、ディスプレイ提案部113により提案される各種提案の具体例を説明する。
例えば、ユーザが商品・サービスを購入する時に、ユーザアクション履歴として、「A(広告媒体)→B(EC店舗閲覧)→C(リアル店舗試用)→購入」という経路をとって購入に至ったならば、ディスプレイ提案部113は、A、B、Cのそれぞれの場面で最適な「ディスプレイ」をする。
また、ユーザに商品購入のリピーターになってもらうために、ディスプレイ提案部113は、次回の商品販売の予告や次回の商品購入につながる「ディスプレイ」を用意してもよい。具体的には、以下に示すように、ディスプレイ提案部113は、リピーター、すなわち、同じユーザをゴールから次のスタートへつなげることに特化した以下のような「ディスプレイ」を用意する。
(1)ユーザに商品購入のために商品選択のスタート地点へ到達してもらうために最適な「ディスプレイ」
「(広告)→スタート(商品閲覧検討)→・・・」
具体例としては、寒くなってきたので、ディスプレイ提案部113は、防寒具の購入を促す動機付け広告を行うことにより、防寒具を購入できる場所へユーザを誘導する。
(2)商品閲覧検討から試用に到達してもらうために最適な「ディスプレイ」
「(商品閲覧検討)→(試用)→・・・」
具体例としては、ユーザが防寒具を複数見た後に、さらにその防寒具を試着して新しい可能性が出てくるように、ディスプレイ提案部113は、閲覧の時点からユーザに試着を促す「ディスプレイ」をする。たとえば、ディスプレイ提案部113は、「この手袋はとても付け心地がよいですよ」、「このマフラーのデザインはあなたに似合いますよ」、といった提案を「ディスプレイ」を用いて行う。試着や試しに使ってもらうことで、体験してもらい購入促進を促す。
(3)商品の試用から購入に到達してもらうために最適な「ディスプレイ」
「(試用)→(購入)」
具体例としては、ユーザが防寒着を試着した場合、ディスプレイ提案部113は、この商品は今がお買い得であるとか、今のユーザ体型や環境や目的にフィットするのでこのタイミングで購入がお得であるなどの提案を、「ディスプレイ」を使用して促す。
(4)商品の購入から次の購入に到達してもらう(リピーターになってもらう)ために最適な「ディスプレイ」:
「(今回の購入)→(次回の購入)」
具体例としては、ディスプレイ提案部113は、「今回ご購入いただいた寒着は来年になると新作がでるのでまた見に来てください」と「ディスプレイ」を使用してユーザに提示したり、来年の気候やユーザの行動予定や流行の予想などを行い、引き続き次回もユーザが来店したくなる動機付けを行う。
なお、ユーザへの提示方法としては、シミュレーション結果を3次元画像としてユーザ端末12の画面に表示する、実店舗に設置されている大型ディスプレイに表示する、VR、AR、ホログラム等の技術を用いて提示する等が考えられる。
また、ディスプレイ提案部113は、ユーザアクション履歴取得部111により取得したユーザアクション履歴に基づいて、ユーザが購入した商品・サービスの過去と現在との相関関係を分析した上で、ユーザを最適な商品・サービスの購入に導く提案を「ディスプレイ」を用いてユーザに行う。
例えば、ディスプレイ提案部113は、ユーザの過去の購入体験と現在の購入体験との間の相関関係を分析し、最適な「ディスプレイ」によって、最適な商品・サービスの購入を促進する。
具体的には、ディスプレイ提案部113は、前地点からの現地点への引継ぎ情報を参照し、現地点における最適な「ディスプレイ」を行う。
前地点からの現地点への引継ぎ情報には、例えば以下のパターンがある。
・広告媒体(前地点)→リアル店舗(現地点)
・広告媒体(前地点)→ECサイト(現地点)
・リアル店舗(前地点)→ECサイト(現地点)
・リアル店舗(前地点)→リアル店舗(現地点)
・ECサイト(前地点)→ECサイト(現地点)
・ECサイト(前地点)→リアル店舗(現地点)
各地点においてユーザアクション履歴取得部111により参照される情報の種類としては、日時、ユーザが買い物に費やした時間、ユーザが買い物をしたエリア、ユーザが具体的に見た商品・サービス、用いられた「ディスプレイ」の内容・種類・カテゴリ、ユーザが起こしたアクション、リアル店舗・ECサイト・関連サービスからユーザへのアクション、などがある。
具体例としては、ディスプレイ提案部113は、広告媒体Aを参照してリアル店舗Bに来店したユーザに、最適な商品・サービスを「ディスプレイ」で提案するために、ユーザアクション履歴取得部111により前回の広告閲覧日時、広告を閲覧したエリア、閲覧内容、閲覧内容の種類やカテゴリ、ユーザが起こしたアクション、リアル店舗やECサイト側からユーザへのアクションなどを参照し、今回は、讃岐うどんとそれに似合うファッションの提案を、九州の温泉に入りながらのテイストで「ディスプレイ」を用いて行った。
別の具体例としては、ユーザがECサイトAを参照した後にリアル店舗Bを訪れた場合、ディスプレイ提案部113は、ユーザアクション履歴取得部111によりECサイトでキーホルダーを30分参照したが購入に至らなかった情報を参照し、リアル店舗Bにて試用を強化する提案を「ディスプレイ」を用いて行った。
さらに別の具体例としては、ユーザがリアル店舗Aで買い物・試用などした後にECサイトBを訪れた場合、ユーザアクション履歴取得部111により取得した前地点情報としては、ユーザはリアル店舗での滞在時間が20分と短く、閲覧、試用情報も少なく、エリアは長野県で商品を見ていた。したがって、ディスプレイ提案部113は、前回の長野県のテイストを少し加えつつ、他のテイストに拡張してゆく方針にしながら、情報の幅を広くし、試用の幅も広げてゆく工夫をした提案を「ディスプレイ」を用いて行った。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、ユーザが購入対象とする商品・サービスを選択するまでの過程が、目的追求型であるか、或いは、買い物の過程を楽しむ型であるか、の度合いを示すパラメータが含まれる。
パラメータの設定手順としては、ユーザは、まず、自らの入力により、又は、AIにより自動で、「目的追求型」か、或いは、「買い物の過程を楽しむ型」かを選択する。ユーザやAIによって何れの型にするかを決められない場合は、ディスプレイ提案部113は、ユーザアクション履歴取得部111により、過去のデータや似たようなユーザのデータを参照し、当該ユーザに「ディスプレイ」を提案していく。途中で、設定されている「目的追求型」と「買い物の過程を楽しむ型」とを変更してもよい。
「目的追求型」を選択した場合であっても、あまりにも最短ルートで必要な商品の購入に到達すると楽しくないと思うユーザもいれば、時間がないので最短ルートで購入したいユーザもいるため、次に、目的追求のレベルを設定する。「目的追求レベル」は、例えば、”大”,”中”,”小”、レベル”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)などで設定することができる。
具体例としては、ユーザはとにかく急いで掃除機を購入したいので「目的追求型」を選択し、「目的追求レベル」を”大”に設定した。これにより、ユーザはディスプレイ提案部113により、自分の求めている商品の詳細スペック、デザイン、使い心地、価格、アフターサービス、信用、使用するシーン等の情報を、他商品との比較により、早急にユーザにとってベストの購入をアシストする「ディスプレイ」として提供される。
別の具体例としては、ユーザが定期的に購入している同じ型番の肌着を購入する際に、「目的追求型」を選択し、「目的追求レベル」を”最高レベル”に設定した場合、ディスプレイ提案部113は、ユーザの体型変化がある場合を考慮して、肌着の試用に力を入れる「ディスプレイ」をする。
また、「買い物の過程を楽しむ型」を選択した場合も、ほどほどに買い物の過程を楽しみたい人、沢山過程を楽しみたい人等、ユーザの余裕時間、趣味嗜好、性格等により千差万別であるので、どの程度買い物過程を楽しむ必要があるのかレベル調整が必要となる。「過程を楽しむレベル」とは、情報の{広がりレベル」、情報のカテゴリなどの「飛躍レベル」、買い物過程にかける時間長さのレベルである「買い物時間レベル」等がある。
「広がりレベル」の調整とは、情報の広がる大きさの調整であり、「飛躍のレベル」とは、同じカテゴリの連想から飛躍した連想の程度である。例えば靴を買おうと思うユーザに、長靴やサンダルやソックスを提案するのは、同じ足というカテゴリの関連で連想できる内容であるが、飛躍して靴から足裏マッサージ機器へと向かうのは、同じ足関連でも異なるカテゴリなので飛躍している。さらに同じ足関連でも、爪切りは同じ足のカテゴリでも飛躍している。
「買い物にかける時間のレベル」の調整とは、買い物にユーザが費やす時間の程度の調整である。具体例としては、ユーザは買い物の過程を楽しみたいので、過程を楽しむレベル調整の内訳として、「情報の広がりレベル」を中程度にし、「飛躍レベル」を中程度にし、「買い物時間レベル」を大程度に設定した。ユーザは本当はフライパンを買おうと思ったのだが、気分転換で買い物自体を楽しむことにした。自分で料理をつくると健康的な食事を作れそうなシーンや、自分に似合うエプロンや料理器具を試用したり、デザインが自分自身や自分の部屋に合うかどうかもチェックしながら、幅広く様々な料理に関するトータルの関連グッズを閲覧したり試用したりした。料理に疲れたらマッサージ器具で筋肉疲労をもみほぐし血流をよくする関連シーンや、関連する「ディスプレイ」を閲覧したり試用したりしながら買い物をする過程を楽しんだ。料理に必要な香辛料が手に入る地域への旅行のシーンや「ディスプレイ」も見たり体験したりしながら買い物の過程を楽しんだ後、フライパンを1つ買うことにした。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、商品・サービスの購入を決定する「購入決定クライマックス」を前半、中盤、後半の何れとするかを示すパラメータが含まれる。
具体例としては、ユーザが暑い夏用のTシャツを買う目的であった場合、ディスプレイ提案部113により、Tシャツとセットで、短パンやサンダルなどのトータルコーディネートや、夏に虫刺され防止の薬品を購入することなど、同じシーンで使用するグッズを提案する伏線的なシーン提案をユーザに見たり体験してもらう場合に、パラメータ設定部112により、本来の目的のTシャツを購入決定する判断材料をそろえて購入してもらうクライマックスを、前半、中盤、後半の何れにするのかをユーザ入力により設定することもできるし、AI等による自動設定や自動提案に任せることもできる。
例えば、ユーザは、「購入クライマックス」を中盤に設定した場合、Tシャツの購入決定を買い物行程のなかの中盤で行うことができ、購入決定後はそのほかの関連商品や代替商品のショッピングを「ディスプレイ」提案とともに楽しむことができる。
「目的追求型」及び「買い物の過程を楽しむ型」の何れでも、ユーザがどのような商品・サービスを求めているのかを、ユーザ自身がどれだけ把握しているかによって「ディスプレイ」提案のスタート地点が異なる。本実施形態では、下記(A)、(B)、(C)の3段階に分類する。
(A)商品のサプライヤー・メーカーの特定の商品名・サイズ・色・型番等が予め決まっている場合
これを「目的買い」ともいう。例えば、定期的に購入している同じ型版の商品や初めて購入するにしても、詳細情報型番を事前にユーザが把握してから購入へと向かう場合をいう。この場合は、ユーザが、試用をしたり、ダメ押しで似た商品との比較で購入の確信を得るようにする。
(B)ユーザはどのような商品を買うかを大まかに把握しているが、特定のサプライヤー・メーカーなど決まっていない場合
パソコンを購入したいがメーカーなど決めてない場合などが該当する。
(C)ユーザの達成したい目的はあるが、それを実現できる商品やサービスのカテゴリや具体的商品群などがはっきりしない場合
例えば、家やオフィスの耐震対策をしたいがどのような商品が世間に出回っていてるか把握していない場合が該当する。
(A)<(B)<(C)の順で、(C)ほど幅広い「ディスプレイ」の提案を行う事になる。ユーザ端末12を操作して、ユーザ自身が自ら(A)、(B)、(C)のどの段階に該当するのかを設定することもできるし、パラメータ設定部112が過去データや情報のやりとりなどからAIによりユーザに「目的追求型」において上記(A)、(B)、(C)のどの段階かを投げかけることもできる。ユーザが途中で型番を思い出したりした場合、変更・修正などのユーザ入力により再選択することもできる。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、ユーザが購入しようとしている商品・サービスの購入に導く提案に加えて、当該商品・サービスに関連する商品・サービスの購入に導く提案をどの程度行うかを示すパラメータが含まれる。
ここで、「関連」とは、例えば、商品が被服の場合、ディスプレイ提案部113がTシャツを買おうとするユーザに提案すべき最適な商品はTシャツであるが、当該Tシャツも含めた全身のトータルコーディネートを提案することである。全身まででなくとも、Tシャツに帽子をセットで提案することも「関連」である。「ディスプレイ」を用いた提案において、あまりにも関連商品を提案し過ぎると商品の選択に時間がかかったり面倒であると感じるユーザもいるので、ユーザによる関連商品提案の設定は任意としてもよいし、自動設定でもよいが、「関連商品提案パラメーター」をレベル”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)と数値で調整できるのが好ましい。数値が大きくなるほど、関連商品を提案する度合いが大きくなる。
「関連商品提案パラメーター」のレベルが”0”の場合、例えば、ユーザが傘を購入するために好みに合った傘探している場合は、ディスプレイ提案部113は、傘の関連商品である関連雨具などを提案せず、最短でユーザにとってのベストの傘単体を選択しやすい「ディスプレイ」とする。「関連商品提案パラメーター」のレベルが”0”,”1”,”2”,・・・と数字が大きくなるに従って、関連商品を提案する種類や幅が増えていく。
本実施形態では、「関連商品提案パラメーター」のレベル調整のための情報は、関連商品自体の広がりレベル調整と、関連商品の飛躍レベル調整と、の2種類がある。上記での説明と同様、「広がりレベル」とは情報の連想の幅であり、「飛躍レベル」はカテゴリ飛躍の許容度である。
ディスプレイ提案部113は、設定された「広がりレベル」及び「飛躍レベル」に基づいて、ユーザに提案すべき商品・サービスを判定し、ユーザを当該商品・サービスの購入に導く提案を「ディスプレイ」を用いてユーザに行う。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、ユーザが購入しようとしている商品・サービスに代えて、当該商品・サービスに代替する商品・サービスを提案するレベルを示すパラメータ(以下、「代替商品提案レベル」という)が含まれる。ここで、代替商品の提案とは、同じ目的を果たす別の商品を提案することである。
これにより、ディスプレイ提案部113は、ユーザが購入しようとしている商品・サービスに代えて、代替商品をユーザに提案することができ、また、代替商品をユーザに提案する「代替商品提案レベル」を調整することもできる。代替商品の提案を、助かる、楽しいと思うユーザと、逆にそう思わないユーザと、がいるので、「代替商品提案レベル」を調整することが有効である。
例えば、ユーザが消臭剤を買おうとしている場合、ディスプレイ提案部113は、当該消臭剤の代替商品として、匂いが気にならなくなるという目的で別種類の商品である芳香剤を提案することもできる。また、代替商品提案レベルをさらにUPすると、匂いを飛ばすために、代替商品として扇風機を提案することもできる。
ディスプレイ提案部113による提案が、防寒目的で厚手の上着を購入する「ディスプレイ」の提案だった場合でも、同じ防寒の目的を達成するものであれば、「こたつ」や「エアコン」の提案も、暖かくなるという目的は同じであるが手段は違うという意味で代替商品の提案である。代替提案も飛躍すると様々な商品に飛躍するので、買い物の効率やユーザの趣味嗜好などに合わせて「代替商品提案レベル」で調整する必要がある。
本実施形態では、「代替商品提案レベル」の調整は、代替商品の広がりレベルの調整と、代替商品の飛躍レベルの調整と、の2種類がある。
上記での説明と同様、「広がりレベル」とは、代替商品・サービスのもとの商品・サービスからの連想の幅であり、「飛躍レベル」とは、代替商品・サービスのもとの商品・サービスからのカテゴリの飛躍の許容度である。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、どのくらいの競合商品・サービスを比較検討する情報をユーザに提示するかの度合いを示す「競合サプライヤー情報レベル」が含まれる。
ユーザが買い物をする際に、購入対象として閲覧、試用等している商品と同じ目的を果たす、競合するサプライヤーの商品を比較検討することも、ベストの買い物をするため多くのユーザが望む行為である。しかし、競合するサプライヤーの商品を複数ユーザに提示することは、人によっては情報過多になる場合がある。また、サプライヤーを世界中から選択できる場合も情報過多となる場合があり、ユーザがその情報過多を好まない事がある。したがって、ユーザによって、競合するサプライヤーの商品情報をどの程度表示するのかどうかを調整する必要がある。本実施形態では、パラメータ設定部112により、「競合サプライヤー情報レベル」を”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)として数値で設定し、数値が大きくなるほど競合サプライヤー情報を多く表示する設定とする。
具体例としては、ユーザがビジネス鞄を買おうと思ったときに、「競合サプライヤー情報レベル」を”3”に設定することで、情報過多にならず、ほどほど満足できる買い物をうことができる。
他の具体例としては、ユーザがすぐに飲む水を買おうと思った時に、「競合サプライヤー情報レベル」を”2”に設定することで、競合サプライヤー情報の表示を少なくし、すぐに飲料水を購入し、水を飲むことができる。
他の具体例としては、デスクワークが多いユーザがこだわりの机を買おうと思った際に、国内のサプライヤーのみならず海外のサプライヤーが販売している机の中から選択したかったので、「競合サプライヤー情報レベル」を”10”にして競合サプライヤー情報を多数表示して、とことん比較検討してユーザが考えるベストの買い物を行った。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、商品のスペック又はサービスの取引条件を表示するレベルを示す「詳細スペック取引条件表示強化レベル」が含まれる。
宣伝過多になると、ユーザが商品選択をするに際して必要なスペック詳細のチェックがおろそかになりがちであるので、これを防ぐために、詳細スペックを表示するレベルを調整することができる。商品の場合はスペックであるが、サービスの場合は取引条件となる。本実施形態では、パラメータ設定部112により、「詳細スペック取引条件表示強化レベル」を、”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)というように数値で設定し、数値が大きくなるほどスペック又は取引条件を重点的に表示する設定とする。
具体例としては、ユーザが旅行サイトを参照しながら九州への旅行計画を立てたが、宣伝の部分が強調されすぎているため、詳細取引条件や商品のスペック表示をしっかり比較検討しながら、旅行での移動手段、食事、現地での温泉、お土産等の選択を行いたいと思ったので、「詳細スペック取引条件表示強化レベル」を”8”に設定した。これにより、ユーザは、宣伝が少なく、複数の商品のスペックやサービスの取引条件が詳細に表示された情報をしっかり比較検討することで、九州旅行計画を立てて、旅行を実行することができた。
別の具体例としては、スマートフォンを購入しようとするユーザは、宣伝はほとんど見たくなく、スペック表示をメインに比較検討しながら買い物を行いたいと思ったので、「詳細スペック取引条件表示強化レベル」を”10”に設定した。これにより、ユーザは、広告がなく複数のスマートフォンのスペックを詳細に表示する画面を参照して、とことん機能比較して所望のスマートフォンを購入することができた。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、他のユーザの評価や評判などをどの程度参照するかの度合いを調整するための「ユーザ評価表示レベル」が含まれる。
あるユーザが買い物をしようとした場合、購入予定の商品・サービスについての他のユーザ評価を詳細に参照したい場合もあるし、情報過多だったり時間がなかったりして他のユーザ評価の参照はほどほどでも良い場合もある。したがって、「ユーザ評価表示レベル」の調整が必要となる。本実施形態では、パラメータ設定部112により、「ユーザ評価表示レベル」を”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)というように数値で設定し、数値が大きくなるほどユーザ評価を詳細に表示する設定とする。
具体例としては、あるユーザが九州の温泉に旅行に行ったときに、その地域の温泉に入りたいと思ったが、定番の温泉に入りたいと思ったので、「ユーザ評価表示レベル」を”5”に設定して、他のユーザの評価や意見を参照しながら、自分好みの温泉を選択した。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、あるユーザが買い物をしようとした場合、アドバイスを受ける機会を調整する「アドバイザー希望意思確認表示レベル」が含まれる。
たとえば、「この買い物にアドバイスを受ける必要がありますか?」など、ディスプレイ提案部113が機械的にAIを用いてユーザに聞いてくる場合があるが、買い物のポイントとなる要所要所で、有償・無償含めアドバイスを求める機会を作ることができる。しかしながら、「アドバイスを受けますか?」などの表示が多いのを望むユーザと、少ない方を望むユーザとがいて、好みが分かれる。したがって、「アドバイザー希望意思確認表示レベル」を調整する必要がある。アドバイスはAIによるアドバイスであってもよいし、人間によるアドバイスであっても良い。本実施形態では、パラメータ設定部112により、「アドバイザー希望意思確認表示レベル」を”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)というように数値で設定し、数値が大きくなるほどアドバイスを受ける機会が多くなる設定とする。
具体例としては、ユーザはスーツを買おうと思ったが、着こなしがわからないのでアドバイスを受けたいが、定番の着こなしがわかれば良いので「アドバイザー希望意思確認表示レベル」を”5”に設定した。
他の具体例としては、ユーザが甘酒を買おうと思ったが、とことんこだわり、細部にわたり専門家の意見を徹底的に聞きたかったので、「アドバイザー希望意思確認表示レベル」を”10”に設定した。
パラメータ設定部112により設定されるサプライヤーに関するパラメータには、サプライヤーが商品・サービスの売上をどの程度重視するかを示す「売上重視レベル」と、サプライヤーのイメージアップをどの程度重視するかを示す「イメージアップレベル」と、サプライヤーが商品・サービスのリピーターの獲得をどの程度重視するかを示す「リピーター獲得レベル」と、サプライヤーがユーザアクション履歴に基づくマーケティング情報の獲得をどの程度重視するかを示す「マーケティング情報獲得レベル」と、の少なくとも1つが含まれる。
以下、それぞれのレベルについて説明する。
(1)「売上重視レベル」
「売上重視レベル」とは、サプライヤーが販売機会での売上をいかに向上させるかに特化したものであり、一回の買い物でいかに多くの客単価を上げることができるかを重視した販売スタイルである。ユーザがリピート購入する可能性が低い場合などにサプライヤーが経営判断し、戦略をとる。本実施形態では、パラメータ設定部112により、「売上重視レベル」を”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)というように数値で設定し、数値が大きくなるほど売上を重視する設定とする。
具体例としては、ディスプレイ提案部113は、ユーザに最適と判定された商品は季節もの商品なので、ここで一気に関連商品を売り上げるべくユーザに魅力を提案した。
(2)イメージアップレベル
サプライヤーが売上だけ上げるのではなく、プロモーション・広告戦略・ブランド戦略・イメージ戦略としてECサイト運営やリアル店舗運営に投資している場合には、「イメージアップレベル」を設定することができる。本実施形態では、パラメータ設定部112により、「イメージアップレベル」を”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)というように数値で設定し、数値が大きくなるほどイメージアップを重視する設定とする。
具体例としては、「イメージアップレベル」が例えば”4”に設定されている場合、ディスプレイ提案部113は、商品・サービスの販売だけのための提案ではなく、販売につながらなくても、サプライヤーのイメージがUPするように、商品・サービスが魅力的に見えるシーンを中心にユーザに提案した。例えば、ディスプレイ提案部113は、商品が自動車である場合に、すぐに売上げにならなくても、過去の魅力的なシーン、未来の自動車の魅力的なシーン、技術力が魅力的に見えるシーン等を中心に「ディスプレイ」を行った。
(3)リピーター獲得レベル
商品・サービスの1回の販売機会だけで営業数字を上げる事ばかりを狙うわけではなく、継続的な商品・サービスの購入へつなげ、リピーター、常連顧客等を獲得することを重視する経営戦略をとる場合、リピータの獲得をどの程度重視するかを示す「リピーター獲得レベル」を設定することができる。本実施形態では、パラメータ設定部112により、「リピーター獲得レベル」を、”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)というように数値で設定し、数値が大きくなるほどリピーター獲得を重視する設定とする。
具体例としては、「リピーター獲得レベル」が例えば”4”に設定されている場合、ディスプレイ提案部113は、健康によいラーメンを販売する「ディスプレイ」をする場合、様々なシーンごとに健康によいラーメンを定期的に購入することがいかに良いことかが伝わるように、ユーザが季節ごとのシーンを背景に様々な場面で食事している様子を連想できるような「ディスプレイ」をしながら、継続購入が魅力的にみえるような「ディスプレイ」による提案を行った。
(4)マーケティング情報獲得レベル
売上やイメージなどを獲得することより、ユーザの動向や市場動向の情報を得ることを重視する経営戦略をとる場合、「マーケティング情報獲得レベル」を設定する。本実施形態では、パラメータ設定部112により、「マーケティング情報獲得レベル」を”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)というように数値で設定し、数値が大きくなるほどマーケティング情報獲得を重視する設定とする。
具体例としては、サプライヤーが豆乳の販売をする場合に「マーケティング情報獲得レベル」が”4”に設定されている場合、ディスプレイ提案部113は、豆乳に対する意識、興味、今後ユーザがどのように豆乳と接していきたいか等の情報が取得しやすい「ディスプレイ」を優先して提案した。また、ディスプレイ提案部113は、ユーザが状況を想像しやすい「ディスプレイ」として、「こんな場面で豆乳が飲みたいですか?」といった問い合わせをした。
次に、買い物過程を楽しみたいユーザにより設定される各種パラメータを説明する。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、ユーザが購入しようとしている商品・サービスとのギャップを示す「ギャップレベル」が含まれる。
ユーザは、購入しようとしている商品・サービスに対してギャップがある商品・サービスが提案されるほど、楽しいと感じたり、思わぬ発見があり、リスクはあるが、買い物のエンターテイメント性が高まる可能性もある。
本実施形態では、パラメータ設定部112により、「ギャップレベル」を”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)というように数値で設定し、数値が大きくなるほどギャップが大きくなる設定とする。
具体例としては、ユーザは、スープを飲むためのスプーンを買おうとし、ショッピングを楽しむために「ギャップレベル」を”9”にした。すると、ディスプレイ提案部113により、スープ用のスプーンだけでなく、雪かき用のスコップの「ディスプレイ」も提示されたので、楽しかった。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、買い物をクイズ形式で行う度合いを示す「クイズレベル」が含まれる。買い物自体をクイズ形式にする「ディスプレイ」を提供することにより、エンターテイメント性を高めることができる。
本実施形態では、パラメータ設定部112により、「クイズレベル」を”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)といった数値として設定可能とし、数値が大きくなるほどクイズ形式による度合いが大きくなる設定とする。
具体例としては、ユーザが被服類のジーンズを購入する際に「クイズレベル」を”7”に設定して、シルエット形ははっきり指定しながら、色や素材やサプライヤーを空白にし、クイズ形式にしながら買い物を楽しんだ。
他の具体例としては、ユーザがシャンプーを買おうとしているときに「クイズレベル」を”10”に設定した場合、ディスプレイ提案部113は、AIにより「なぜ買いたいのですか?」、「何を求めていますか?」、「何色のパッケージが好みですか?」、「有名人でこのサプライヤーのシャンプーを買った人がいます。次のA,B,Cから選択してください。」等のクイズ形式の質問をした。ユーザは当該クイズ形式の質問を楽しみながら買い物をした。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、「ランダムレベル」が含まれる。ここで「ランダム」には、完全なランダム、ランダムの程度を調整したランダム(「ランダムレベル」”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数))、商品・サービスのカテゴリを指定し(「ランダムカテゴリ選択」”A”,”B”,”C”,・・・)当該指定した特定のカテゴリの中でのランダム、等が含まれる。
ディスプレイ提案部113は、設定されている「ランダムレベル」に応じて、ランダムに、ユーザが求めている商品・サービス自体の関連・代替・競合サプライヤーなどを表示する。ランダムに出現した商品・サービスはユーザにとって予想外だったりするので、ユーザはそれ自体を楽しいと感じることもできるし、ランダムに表示される商品・サービスの中に一定の確率で当たりくじを入れてポイントを付与したりすることもできる。
具体例としては、ユーザは、ユーザ端末12を操作して、予め「ランダムレベル」を”3”に設定する入力を行い、手袋を買おうと思い、検索対象として「手袋」を選択する入力を行ったら、関連商品として携帯カイロが表示され、さらに、ランダム表示で将棋盤が表示された。これにより、ユーザは将棋のゲームに興味が出て来た。また、くじにより「あたり」がでて、ポイントが付与された。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、提案される商品・サービスが、世間で定番といわれている商品・サービスからどの程度離れているかを示す「定番レベル」が含まれる。
本実施形態では、パラメータ設定部112により、「定番レベル」を”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)といった数値として設定可能とし、数値が大きくなるほど定番からの乖離が大きくなる設定とする。
ユーザは、「定番レベル」により、商品・サービスのサイズ、色、作風等が世間で定番といわれているレベルか、それとも、定番から離れた商品・サービスかを選択できる。
具体例としては、ユーザは新社会人なので、ひとまず安心な定番スタイルを購入したかったため、「定番レベル」を”9”に設定して、定番の商品を表示し、オフィスで着る被服類、シャツ、ネクタイ、ハンカチなどを購入した。
他の具体例としては、芸術家でアーティストのユーザがとことん定番とは違ったスタイルで生活することを希望して「定番レベル」を”0”に設定にした。これにより、ユーザは、定番と呼ばれる被服類のスタイルとは逆の、ディスプレイ提案部113による「ディスプレイ」を用いた提案を参照しながら、商品を購入した。
他の具体例としては、炊飯器の購入を検討しているユーザが、人と全く同じではなく少し個性的なものを購入したいと考え、「定番レベル」を”5”に設定し、商品・サービスの「ディスプレイ」表示を受けながらみんなと同じとまでではないが、ほどほど個性的な炊飯器を購入するに至った。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、好みの雰囲気や特徴を示す「テイスト選択パラメータ」が含まれる。例えば、国としてインド風、時代として中世風、エリアとして南国風、現代の流行としてダイズミート風、有名人の作風として葛飾北斎風等を選択できる。本実施形態では、パラメータ設定部112により、「テイスト選択パラメータ」を”A”,”B”,”C”,・・・,というようにアルファベットで設定可能とし、”A”はインド風,”B”は中世風,といった内容とする。
具体例としては、インド風のコップがほしいと思うユーザは、ユーザ端末12を操作して、「テイスト選択パラメータ」を”A”に設定する操作を行う。これにより、パラメータ設定部112は「テイスト選択パラメータ」を”A”に設定し、ディスプレイ提案部113はインド風のコップとともに、当該コップの美観を高めるような「ディスプレイ」表示をする。
他の具体例としては、ユーザが「テイスト選択パラメータ」としてを葛飾北斎風を設定した場合、ディスプレイ提案部113は、浮世絵風の商品を「ディスプレイ」提案する。
他の具体例としては、ユーザが「テイスト選択パラメータ」として南国風のエリアを設定した場合、ディスプレイ提案部113により、南国ではなくても、東京にある南国風インテリアや、南国風の商品・サービスがある店舗も参照されて「ディスプレイ」される。
パラメータ設定部112により設定されるパラメータには、「教養レベル」がある。本実施形態では、パラメータ設定部112により、「教養レベル」を”0”,”1”,”2”,”3”,・・・,”N”(Nは整数)といった数値として設定可能とし、数値が大きくなるほど教養レベルが高くなる設定とする。
具体例としては、ユーザがコップを買ったときに高い「教養レベル」が設定されていた場合、ディスプレイ提案部113によりそのコップの産地、製法、サプライヤーとしての工夫などを教えてもらうことができる。商品が陶器の場合、ユーザはディスプレイ提案部113により陶器の歴史を教えてもらうことができる。人によっては当該商品を購入することに集中したい人もいるし、教養に興味が少ない人もいる、一方、買い物だけでなく教養や背景知識などに興味も当該買い物行為に時間をとれる人もいる。したがって、「教養レベル」を設定することにより、教養をどの程度ショッピングに取り入れるかを調整することができる。
他の具体例としては、ユーザが緑茶を購入するときに、茶葉の産地、製法、流通、生産者のこだわりなど、を表示することも体験することもディスプレイ提案部113による「ディスプレイ」で行い、「教養レベル」の設定により教養・背景知識のレベル調整ができる。
以上、説明したように、商品・サービス提案システム1は、ユーザアクション履歴と設定されたパラメータとの少なくとも一方に基づいてユーザに提案すべき商品・サービスを判定し、ユーザを当該商品・サービスの購入に導く提案を「ディスプレイ」を用いてユーザに行うため、ユーザを商品・サービスの購入に導く適切な提案をユーザに行い、商品・サービスの販売促進につなげることができる。
なお、上述した実施形態は一例に過ぎず、本発明は特許請求の範囲に記載の発明の要旨を変更しない範囲内で、種々変形して実施することができる。
例えば、設定されるパラメータの種類は一例に過ぎず、ユーザやサプライヤーの選好に応じて、各種パラメータを設定可能とすることができる。
また、商品・サービス提案システム1の通信方式は、上述した実施形態におけるブロックチェーン通信に限定されることはなく、例えば、P2P(ピアツーピア)やクライアント・サーバー通信であってもよいし、分散ストーレージ型ブロックチェーンを使用した通信であってもよいし、これらを組み合わせた通信方式であってもよい。
また、上述した実施形態では、商品・サービス提案システム1は複数のノード10で構成されているとして説明したが、商品・サービス提案システム1の装置構成はこれに限定されることはない。例えば、商品・サービス提案システム1は1つの装置で構成されていてもよいし、クライアント・サーバシステムで構成されていてもよい。売上貢献度還元システム1が1つの装置で構成されている場合には、当該装置はインターネット等の通信網に接続してないスタンドアロンの装置であってもよい。
1 商品・サービス提案システム
10 ノード
11 制御ノード
111 ユーザアクション履歴取得部
112 パラメータ設定部
113 ディスプレイ提案部
12 ユーザ端末
13 サプライヤー端末
14 店舗端末
15 IOT機器
20 ブロックチェーンネットワーク

Claims (3)

  1. 商品及びサービスの少なくとも一方を含む商品・サービスの購入を検討するユーザに対して、該ユーザと前記商品・サービスを提供するサプライヤーとの間のコミュニケーション手段としてのディスプレイを用いて、商品・サービスの購入に導く提案を行う商品・サービス提案システムであって、
    購入する商品・サービスの検討過程において前記ユーザが起こしたアクションの履歴及び前記ユーザが受けたアクションの履歴を含むユーザアクション履歴を取得するユーザアクション履歴取得手段と、
    前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去及び現在のユーザアクション履歴を分析した上で、前記ユーザを商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うディスプレイ提案手段とを備え、
    前記ディスプレイ提案手段は、
    前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去のユーザアクション履歴がECサイト参照時の履歴であり、現在のユーザアクション履歴がリアル店舗への来店時の履歴である場合、前記過去のユーザアクション履歴に含まれる前記ユーザが前記ECサイトにおいて購入しなかった商品についての前記ECサイトでの閲覧時間に応じて、前記リアル店舗での前記商品の試用を促す提案を前記ユーザに行うことを特徴とする商品・サービス提案システム。
  2. 商品及びサービスの少なくとも一方を含む商品・サービスの購入を検討するユーザに対して、該ユーザと前記商品・サービスを提供するサプライヤーとの間のコミュニケーション手段としてのディスプレイを用いて、商品・サービスの購入に導く提案を行う商品・サービス提案システムであって、
    購入する商品・サービスの検討過程において前記ユーザが起こしたアクションの履歴及び前記ユーザが受けたアクションの履歴を含むユーザアクション履歴を取得するユーザアクション履歴取得手段と、
    前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去及び現在のユーザアクション履歴を分析した上で、前記ユーザを商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うディスプレイ提案手段とを備え、
    前記ディスプレイ提案手段は、
    前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去のユーザアクション履歴が広告閲覧時の履歴であり、現在のユーザアクション履歴がリアル店舗への来店時の履歴である場合、前記過去のユーザアクション履歴に含まれる、前記ユーザが前記広告を閲覧した日時、場所、閲覧内容の少なくとも1つに基づいて、前記ユーザを前記リアル店舗における商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うことを特徴とする商品・サービス提案システム。
  3. 商品及びサービスの少なくとも一方を含む商品・サービスの購入を検討するユーザに対して、該ユーザと前記商品・サービスを提供するサプライヤーとの間のコミュニケーション手段としてのディスプレイを用いて、商品・サービスの購入に導く提案を行う商品・サービス提案システムであって、
    購入する商品・サービスの検討過程において前記ユーザが起こしたアクションの履歴及び前記ユーザが受けたアクションの履歴を含むユーザアクション履歴を取得するユーザアクション履歴取得手段と、
    前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去及び現在のユーザアクション履歴を分析した上で、前記ユーザを商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うディスプレイ提案手段とを備え、
    前記ディスプレイ提案手段は、
    前記ユーザアクション履歴取得手段により取得された過去のユーザアクション履歴が第1のリアル店舗への来店時の履歴であり、現在のユーザアクション履歴が第2のリアル店舗への来店時の履歴である場合、前記過去のユーザアクション履歴に含まれる、前記ユーザの前記第1のリアル店舗における滞在時間、商品・サービスの閲覧情報、試用情報及び前記第1のリアル店舗の所在地、の少なくとも1つに基づいて、前記ユーザを前記第2のリアル店舗における商品・サービスの購入に導く提案を前記ディスプレイを用いて前記ユーザに行うことを特徴とする商品・サービス提案システム。
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