JP2023028702A - 歩行型草刈り機 - Google Patents

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賢 鳥本
Ken Torimoto
真由子 下風
Mayuko Shimokaze
詞也 板井
Fumiya Itai
健一 前田
Kenichi Maeda
哲 斎藤
Satoshi Saito
光輝 池田
Mitsuki Ikeda
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Abstract

【課題】第1刈刃及び第2刈刃を備えた歩行型草刈り機において、歩行型草刈り機の進行方向が畦の法面部側に曲げられるような状態を防止する。【解決手段】第1刈刃を収容する第1ハウジング21、前輪1及び後輪2、操縦ハンドル4、第2刈刃12を収容する第2ハウジング22が備えられる。第2ハウジング22から前方に突出するように第2ハウジング22に取り付けられた支持部材46と、支持部材46に取り付けられた補助車輪33とが備えられる。前後方向に沿って補助車輪33が回転する直進姿勢A21、及び、前後方向に対して第1ハウジング21側の斜め前方に延びる仮想方向に沿って補助車輪33が回転する傾斜姿勢A22に、支持部材46の姿勢を変更可能な姿勢変更部45,50,51が備えられる。【選択図】図2

Description

本発明は、第1刈刃及び第2刈刃を備えた歩行型草刈り機に関する。
歩行型草刈り機の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1では、第1刈刃を収容する第1ハウジングと、第2刈刃を収容する第2ハウジングとが設けられ、第2ハウジングが前後方向に沿った前後軸芯周りに上下に姿勢変更可能に、第1ハウジングの左部に支持されている。第1ハウジングを支持する前輪及び後輪、第2ハウジングを支持する補助車輪が設けられており、第1ハウジングから後方に操縦ハンドルが延出されている。
これにより、畦の上面部に立つ作業者は、操縦ハンドルを持ちながら、第1ハウジングを畦の上面部を走行させ、第2ハウジングを畦の法面部(傾斜面部)を走行させることにより、畦の上面部及び法面部の草刈り作業を行うことができる。
特開2015-130818号公報
特許文献1では、後輪が回転駆動されることにより、歩行型草刈り機が前進しており、前輪及び補助車輪は、回転駆動されておらず、歩行型草刈り機が前進するのに伴って回転する。畦の上面部及び法面部に多くの草が生えている場合、歩行型草刈り機が前進するのに伴って、第1ハウジング及び第2ハウジングは畦の草から抵抗を受ける。
第1ハウジングは後輪から前進の駆動力を受けているのに対して、第2ハウジングは後輪から前進の駆動力を受けていないので、歩行型草刈り機が前進するのに伴って、第2ハウジングが畦の草から抵抗を受けると、第2ハウジングが畦の法面部の下側に向けて下ろうとすることがある。
前述のような事態が生じると、歩行型草刈り機の進行方向が畦の法面部側に曲げられるような状態になることがあり、作業者は操縦ハンドルにより歩行型草刈り機の進行方向を修正する必要があるので、歩行型草刈り機の操縦性の面で改善の余地がある。
本発明は、第1刈刃及び第2刈刃を備えた歩行型草刈り機において、歩行型草刈り機が前進するのに伴って、歩行型草刈り機の進行方向が畦の法面部側に曲げられるような状態を防止することを目的としている。
本発明の歩行型草刈り機は、回転駆動される第1刈刃を収容する第1ハウジングと、前記第1ハウジングの前方に位置するように、前記第1ハウジングに取り付けられた前輪と、前記第1ハウジングの後方に位置するように、前記第1ハウジングに取り付けられた後輪と、前記第1ハウジングから後方に向けて延出されるように、前記第1ハウジングに取り付けられた操縦ハンドルと、回転駆動される第2刈刃を収容し、前後方向に沿った前後軸芯周りに上下に姿勢変更可能に、前記第1ハウジングの右部又は左部に支持された第2ハウジングと、前記第2ハウジングから前方に突出するように、前記第2ハウジングに取り付けられた支持部材と、前記第2ハウジングの前方に位置するように、前記支持部材に取り付けられた補助車輪と、前後方向に沿って前記補助車輪が回転する直進姿勢、及び、前後方向に対して前記第1ハウジング側の斜め前方に延びる仮想方向に沿って前記補助車輪が回転する傾斜姿勢に、前記支持部材の姿勢を変更可能な姿勢変更部とが備えられている。
本発明によると、歩行型草刈り機が前進するのに伴って、第2ハウジングが畦の草から抵抗を受けると、第2ハウジングが畦の法面部の下側に向けて下ろうとする事態が生じる場合、姿勢変更部により支持部材を傾斜姿勢に設定すればよい。
支持部材を傾斜姿勢に設定すると、歩行型草刈り機が前進するのに伴って、補助車輪は畦の法面部に接地しながら回転して畦の法面部を斜め上方に登ろうとするので、これに伴って第2ハウジングを畦の法面部の上側に持ち上げようとする力が発生する。
これにより、第2ハウジングが畦の草から抵抗を受けても、第2ハウジングを畦の法面部の上側に持ち上げようとする力によって、第2ハウジングが畦の法面部の下側に向けて下ろうとする事態を抑えることができるのであり、歩行型草刈り機の進行方向が畦の法面部側に曲げられるような状態を抑えることができる。
従って、歩行型草刈り機が安定して前進するようになるのであり、作業者が操縦ハンドルにより歩行型草刈り機の進行方向を修正する必要が少なくなって、歩行型草刈り機の操縦性が向上する。
本発明によると、歩行型草刈り機が前進する際に、第2ハウジングが畦の草から抵抗を受けない場合、姿勢変更部により支持部材を直進姿勢に設定すればよい。
これにより、第2ハウジングが畦の法面部の下側に向けて下ろうとする事態が生じないのに、第2ハウジングを畦の法面部の上側に持ち上げようとする力が発生する状態を避けることができる。
本発明において、前記姿勢変更部は、前記支持部材を上下方向に沿った上下軸芯周りに姿勢変更可能に前記第2ハウジングに取り付ける支持基部と、前記支持基部を前記第2ハウジングに固定及び固定解除可能な固定部とを有していると好適である。
本発明によると、支持基部と固定部とを備えることにより、姿勢変更部を簡素に構成することができる。
本発明において、前記操縦ハンドルは、右ハンドル部と左ハンドル部とを有しており、前記右ハンドル部は、平面視で、前記第1ハウジングから斜め右後方に向けて延出された右第1部分と、前記右第1部分の延出方向よりも前記操縦ハンドルの左右中央側に向く斜め右後方に向けて前記右第1部分の後部から延出された右第2部分と、前記右第2部分の後部から前後方向に沿って後方に向けて延出された右持ち手部分とを有し、前記左ハンドル部は、平面視で、前記第1ハウジングから斜め左後方に向けて延出された左第1部分と、前記左第1部分の延出方向よりも前記操縦ハンドルの左右中央側に向く斜め左後方に向けて前記左第1部分の後部から延出された左第2部分と、前記左第2部分の後部から前後方向に沿って後方に向けて延出された左持ち手部分とを有していると好適である。
歩行型草刈り機の操縦ハンドルとしては、例えば特許文献1に開示されているように、右ハンドル部及び左ハンドル部が、平面視で、第1ハウジングから斜め右後方及び斜め左後方に向けて直線状に延出され、右ハンドル部及び左ハンドル部の後端部に、右持ち手部分及び左持ち手部分が前後方向に沿って設けられたものが多くある。
歩行型草刈り機の後方に立つ作業者は、右持ち手部分及び左持ち手部分を持つ。この場合、右持ち手部分と左持ち手部分との左右方向の間隔は、作業者の一般的な体格等により略一義的に決まる。
本発明によると、前述のように、右持ち手部分と左持ち手部分との左右方向の間隔が略一義的に決まっている状態において、右第1部分及び左第1部分を、第1ハウジングから比較的大きな角度で斜め右後方(斜め左後方)に向けて延出しても、右第1部分の後部及び左第1部分の後部から、右第2部分及び左第2部分を介して、右持ち手部分及び左持ち手部分に無理なく接続することができる。
このことについて言い換えると、右ハンドル部及び左ハンドル部が平面視で第1ハウジングから斜め右後方及び斜め左後方に向けて直線状に延出された構成に比べて、右ハンドル部の前後中間部と左ハンドル部の前後中間部との左右方向の間隔を、大きなものに設定することができる。
これにより、歩行型草刈り機の後方に立つ作業者が、右ハンドル部と左ハンドル部との間に身体を入れ、手を前方に向けて延ばして姿勢変更部を操作する場合、右ハンドル部の前後中間部と左ハンドル部の前後中間部との左右方向の間隔が大きなものであることにより、姿勢変更部の操作が行い易くなる。
歩行型草刈り機の右側面図である。 歩行型草刈り機の平面図である。 前輪及び後輪、第1刈刃及び第2刈刃への伝動系を示す概略図である。 前輪の付近の縦断右側面図である。 前輪の付近の横断平面図である。 第1ハウジング及び第2ハウジングの背面図である。 第1ハウジング及び第2ハウジングの縦断背面図である。 第1ハウジング及び第2ハウジングの底面図である。 第1刈刃の平面図である。 第2刈刃の平面図である。 第1刈刃及び第2刈刃の分解斜視図である。 第2ハウジング及び補助車輪の付近の分解斜視図である。 第2ハウジングの分解斜視図である。 第2ハウジングの縦断左側面図である。 支持基部、支持部材及び補助車輪の左右の傾斜姿勢を設定する構成を示す縦断背面図である。 支持基部、支持部材及び補助車輪の左右の傾斜姿勢を設定する構成を示す平面図である。 歩行型草刈り機による畦の草刈り作業の状態を示す斜視図である。
図1~図17において、第1刈刃11及び第2刈刃12を装備した歩行型草刈り機が示されており、Fは前方向を示し、Bは後方向を示し、Uは上方向を示し、Dは下方向を示し、Rは右方向を示し、Lは左方向を示している。
(歩行型草刈り機の全体構成)
図1及び図2に示すように、歩行型草刈り機は、刈刃である第1刈刃11を収容する第1ハウジング21、刈刃である第2刈刃12を収容する第2ハウジング22、第1ハウジング21に取り付けられた前輪1及び後輪2、エンジン3、操縦ハンドル4、第2ハウジング22に取り付けられた補助車輪33等を有している。
(第1ハウジングの構成)
図2,6,7,8,12に示すように、第1ハウジング21は、天板部23、第1ハウジング21の右部に位置する縦面部24、第1ハウジング21の後面部である固定縦辺部材25、カバー27等を有している。
縦面部24は、天板部23の右部にボルト連結されており、ボルトを取り外すことにより別の縦面部24に交換可能である。固定縦辺部材25は、天板部23の後部にボルト連結されており、ボルトを取り外すことにより別の固定縦辺部材25に交換可能である。カバー27は、可撓性を有するゴム板により構成されており、天板部23の前部の右部及び左部に取り付けられている。
図8に示すように、縦面部24は前部24a及び後部24bを有しており、前部24aの向きと後部24bの向きとが交差するように、縦面部24の中間部分で折り曲げられて構成されている。
縦面部24の前部24aが、第1ハウジング21における軸芯P3(後述の(第2ハウジングの構成)を参照)の反対側の横面部となり、縦面部24の後部24bが、縦面部24の前部24aと第1ハウジング21の後面部である固定縦辺部材25との接続部分となる。縦面部24の後部24bが、平面視で、第1刈刃11の外周部の回転軌跡C1(後述の(第1刈刃及び第2刈刃の状態)を参照)に沿うように形成されている。
(第2ハウジングの構成)
図2,6,7,8,12,13に示すように、第2ハウジング22は、天板部28、縦面部29、開口面積変更部である縦辺部材30、カバー31、ガード部材32、補助車輪33等を有している。
図6,8,12,13に示すように、縦面部29は、第2ハウジング22の左部に位置する横面部29aと、第2ハウジング22の後部に位置する後面部29bと、中間部29cとを有している。縦面部29は、天板部28にボルト連結されており、ボルトを取り外すことにより別の縦面部29に交換可能である。
縦辺部材30は、縦面部29の後面部29bに、開口面積変更部であり位置変更部であるボルト34によって取り付けられており、ボルト34を取り外すことにより別の縦辺部材30に交換可能である。
図2に示すように、カバー31は、可撓性を有するゴム板により構成されており、天板部28の前部に取り付けられている。ガード部材32は、丸棒材により構成されており、天板部28の前部に取り付けられている。
図2,6,7,8に示すように、天板部28の右部が、軸芯P3周りに上下に揺動可能に天板部23の左部に取り付けられており、第2ハウジング22が、前後方向に沿った前後軸芯である軸芯P3周りに上下に姿勢変更可能に、第1ハウジング21の左部に支持されている。
操縦ハンドル4に設けられた角度調節レバー13(後述の(操縦ハンドルの構成)及び図2参照)と第2ハウジング22とに亘って、ワイヤ(図示せず)が接続されている。角度調節レバー13により、第2ハウジング22を第1ハウジング21と平行な水平姿勢、及び、第1ハウジング21から斜め下方に向いた下向き姿勢に設定することができる(図6及び図7参照)。
角度調節レバー13により、角度の異なる複数の下向き姿勢を設定することができる。この場合、複数の下向き姿勢の各々において、第2ハウジング22は、設定された角度から下方への揺動が止められ、設定された角度から上方への揺動が許容される。
図8及び図13に示すように、縦面部29において、縦面部29の横面部29aが、第2ハウジング22における軸芯P3の反対側の横面部となり、縦面部29の後面部29bが、第2ハウジング22の後面部となり、縦面部29の中間部29cが、縦面部29の横面部29aと後面部29bとの接続部分となる。
縦面部29の中間部29cが平面視で円弧状に形成されており、縦面部29の中間部29cが、平面視で、第2刈刃12の外周部の回転軌跡C2(後述の(第1刈刃及び第2刈刃の状態)を参照)に沿うように形成されている。
(エンジン及び操縦ハンドル、後輪の支持に関する構成)
図2,6,8に示すように、第1ハウジング21において、フレーム5が、天板部23の後部に左右方向に沿って連結され、エンジン3がフレーム5に支持されている。
フレーム6が、フレーム5の右部に上下方向に沿って連結され、アングル状のフレーム7が、フレーム5の左部に上下方向に沿って連結されている。ハンドル基部8が、フレーム7に上下方向に沿って連結され、操縦ハンドル4がハンドル基部8に取り付けられており、操縦ハンドル4は、第1ハウジング21から後方に向けて延出されるように、ハンドル基部8を介して第1ハウジング21に取り付けられている。
図1及び図2に示すように、後輪支持ケース9が設けられて、後輪2が後輪支持ケース9の下部に支持されている。後輪支持ケース9の上部がハンドル基部8に連結され、後輪支持ケース9の前部がブラケット10を介してフレーム6の上部に連結され、後輪支持ケース9の下部がフレーム5の右部及びフレーム6の下部に連結されている。
以上のように、第1ハウジング21を支持する後輪2が、第1ハウジング21の後方に設けられるように、第1ハウジング21に取り付けられている。
(操縦ハンドルの構成)
図1及び図2に示すように、操縦ハンドル4は、丸パイプで構成された右ハンドル部81と左ハンドル部82とを有している。右ハンドル部81は、右第1部分81a、右第2部分81b及び右持ち手部分81cを有しており、左ハンドル部82は、左第1部分82a、左第2部分82b及び左持ち手部分82cを有している。
右ハンドル部81の右第1部分81aは、平面視でハンドル基部8(第1ハウジング21)から斜め右後方に向けて延出され、側面視で斜め上後方に向けて延出されている。フック部81fが、右第1部分81aの後面部に連結されている。
右ハンドル部81の右第2部分81bは、平面視で、右第1部分81aの後部81dから、右第1部分81aの延出方向よりも少し操縦ハンドル4の左右中央側に向く斜め右後方に向けて延出されており、側面視で右第1部分81aの後部81dから、後方に向けて略水平に延出されている。
右ハンドル部81の右持ち手部分81cは、平面視で右第2部分81bの後部81eから、前後方向に沿って後方に向けて延出されており、側面視で右第2部分81bの後部81eから、後方に向けて略水平に延出されている。
左ハンドル部82の左第1部分82aは、平面視でハンドル基部8(第1ハウジング21)から斜め左後方に向けて延出され、側面視で斜め上後方に向けて延出されている。フック部82fが、左第1部分82aの後面部に連結されている。
左ハンドル部82の左第2部分82bは、平面視で、左第1部分82aの後部82dから、左第1部分82aの延出方向よりも少し操縦ハンドル4の左右中央側に向く斜め左後方に向けて延出されており、側面視で左第1部分82aの後部82dから、後方に向けて略水平に延出されている。
左ハンドル部82の左持ち手部分82cは、平面視で左第2部分82bの後部82eから、前後方向に沿って後方に向けて延出されており、側面視で左第2部分82bの後部82eから、後方に向けて略水平に延出されている。
右ハンドル部81に、角度調節レバー13、変速レバー55、刈取クラッチレバー72及びエンジン3のアクセルレバー83が設けられている。左ハンドル部82に、位置決めレバー37、走行クラッチレバー56及びエンジン3の停止スイッチ84が設けられている。
(操縦ハンドルの状態)
図1及び図2に示すように、歩行型草刈り機の後方に立つ作業者は、右ハンドル部81の右持ち手部分81c及び左ハンドル部82の左持ち手部分82cを持つ。この場合、右ハンドル部81の右持ち手部分81cと左ハンドル部82の左持ち手部分82cとの左右方向の間隔W1は、作業者の一般的な体格等により略一義的に決まる。
前述の(操縦ハンドルの構成)の記載により、右ハンドル部81の右第1部分81aの後部81dと左ハンドル部82の左第1部分82aの後部82dとの左右方向の間隔W2が、間隔W1に近い大きなものとなっている。
後述の(支持部材及び補助車輪の姿勢変更に関する操作)に記載のように、支持部材46及び支持基部45(補助車輪33)の傾斜姿勢を設定する場合や、支持部材46の姿勢を上下に変更する場合、歩行型草刈り機の後方に立つ作業者が、操縦ハンドル4の右ハンドル部81と左ハンドル部82との間に、身体を十分に入れることができる。
これにより、作業者は、手を前方に向けて延ばすことにより、支持部材46及び支持基部45(補助車輪33)の傾斜姿勢を設定する操作や、支持部材46の姿勢を上下に変更する操作を容易に行うことができる。
歩行型草刈り機をトラック(図示せず)の荷台に搭載して運搬する場合、トラックの荷台のフック部と、操縦ハンドル4(右ハンドル部81及び左ハンドル部82)のフック部81f,82fとに亘ってロープを掛けることにより、歩行型草刈り機をトラックの荷台に固定することができる。
(前輪の左右方向での支持に関する構成)
図4及び図5に示すように、第1ハウジング21において、天板部23の前部に、前輪支持部材14が設けられている。前輪支持部材14は、板材が折り曲げられて構成されており、前輪支持部材14の基板部14aの右部が、上下方向に沿った軸芯P4周りに左右に向き変更可能に、天板部23に取り付けられている。
前輪支持部材14の基板部14aの左部に、前後方向に沿った長孔14bが開口されている。天板部23に上向きに固定されたボルト15が、前輪支持部材14の長孔14bに挿入されて、雌ネジ部を有する固定ハンドル16がボルト15に取り付けられている。
前輪支持部材14の基板部14aに、右及び左の支持部14cが設けられており、前輪支持ケース17が、左右方向に沿った軸芯P5周りに上下に揺動可能に支持されている。図1及び図2に示すように、前輪支持部材14がカバー27(前述の(第1ハウジングの構成)を参照)の間を通って、前方に向けて延出されており、前輪1が前輪支持ケース17の前部に支持されている。
図2及び図5に示すように、前輪支持部材14の長孔14bの範囲内において、平面視で、前後方向に沿って前輪1が回転する直進姿勢A11と、前後方向に対して第2ハウジング22の反対側の斜め前方に延びる仮想方向に沿って前輪1が回転する傾斜姿勢A12とに亘って、前輪支持ケース17及び前輪支持部材14の姿勢を左右に変更可能である。
作業者は、固定ハンドル16を回し操作して、前輪支持部材14の基板部14aを締め付けることにより、前輪支持部材14の姿勢を固定することができる。
作業者は、固定ハンドル16を回し操作して、前輪支持部材14の基板部14aの締め付けを緩めることにより、前輪支持部材14の長孔14bの範囲内で、前輪支持ケース17及び前輪支持部材14の姿勢を左右に変更することができるのであり、直進姿勢A11と傾斜姿勢A12との間の任意の位置において、前輪支持ケース17及び前輪支持部材14(前輪1)の傾斜姿勢を設定することができる。
(前輪の上下方向での支持に関する構成)
図4及び図5に示すように、位置決め部材18が前輪支持ケース17に連結されて後方に向けて延出され、位置決め部材19が位置決め部材18の後部に連結されており、3個の係止孔19aが、上下方向に沿って並ぶように位置決め部材19に開口されている。
円筒部材20が、前輪支持部材14に連結されている。位置決めピン35が、前後方向に沿ってスライド可能に円筒部材20に設けられ、位置決めピン35を突出側に付勢するバネ36が設けられており、位置決めレバー37(前述の(操縦ハンドルの構成)及び図2参照)と、位置決めピン35とに亘ってワイヤ38が接続されている。
作業者は、操縦ハンドル4を持ちながら位置決めレバー37を操作して、位置決めピン35を位置決め部材19の係止孔19aから抜き操作し、後輪2を支点として第1ハウジング21の前部を上下に操作する。前輪1及び前輪支持ケース17の重量により、前輪1は地面に接地しているので、第1ハウジング21に対する前輪支持ケース17の姿勢が上下に変更される。
作業者は、第1ハウジング21の前部が所望の高さになると、位置決めレバー37を操作して、位置決めピン35を位置決め部材19の係止孔19aの1つに挿入することにより、第1ハウジング21に対して前輪支持ケース17の姿勢を上下3段階に設定することができるのであり、第1刈刃11による刈り高さを所望の高さに設定することができる。
以上のように、第1ハウジング21を支持する前輪1が、第1ハウジング21の前方に設けられるように、第1ハウジング21に取り付けられている。
(補助車輪に関する構成)
図2,12,14に示すように、第2ハウジング22において、板材がチャンネル状に折り曲げられて構成された姿勢変更部である支持基部45が設けられ、支持基部45が、上下方向に沿った上下軸芯である軸芯P6周りに左右に姿勢変更可能に、天板部28に取り付けられている。
丸パイプ状の支持部材46が設けられ、支持部材46が、左右方向に沿った軸芯P7周りに上下に姿勢変更可能に、支持基部45に取り付けられている。支持部材46が、第2ハウジング22から前方に突出するように、支持基部45を介して第2ハウジング22に取り付けられており、補助車輪33が、第2ハウジング22の前方に位置するように、支持部材46の前端部に取り付けられている。
ロックレバー47が、左右方向に沿った軸芯P8周りに上下に揺動可能に、支持部材46の後部に取り付けられており、ロックレバー47のピン47aを、支持基部45の複数の係合部45aの1つに係合させることにより、支持部材46の上下の姿勢を固定することができる。ロックレバー47と支持部材46とに亘ってバネ48が接続されており、バネ48により、ロックレバー47のピン47aが支持基部45の係合部45aに係合する側に、ロックレバー47が付勢されている。
図2,12,15,16に示すように、基板部材49が、天板部28における支持基部45の後部の右隣の部分に固定されており、ナット49aが基板部材49の上部に固定されている。姿勢変更部であり固定部である平板状の固定部材50が、支持基部45の後部の右部に連結されて、基板部材49の上方に位置するように、支持基部45から右方に向けて延出されている。
固定部材50に長孔50aが開口されており、固定部材50の右の端部50bが下向きに折り曲げられている。姿勢変更部であり固定部である固定ハンドル51が設けられており、固定ハンドル51の下部に雄ネジ部が設けられている。
(支持部材及び補助車輪の姿勢変更に関する操作)
図2,12,15,16に示すように、支持基部45の後部が基板部材49の左部に当たる位置、及び、固定部材50の端部50bが基板部材49の右部に当たる位置の範囲において、支持基部45は軸芯P6周りに左右に姿勢変更可能である。
これにより、図2に示すように、平面視で、前後方向に沿って補助車輪33が回転する直進姿勢A21(支持基部45の後部が基板部材49の左部に当たる位置)、及び、前後方向に対して第1ハウジング21側の斜め前方に延びる仮想方向に沿って補助車輪33が回転する傾斜姿勢A22(固定部材50の端部50bが基板部材49の右部に当たる位置)に亘って、支持部材46及び支持基部45の姿勢を左右に変更可能である。
図2,12,15,16に示すように、固定ハンドル51の雄ネジ部を、固定部材50の長孔50aから基板部材49のナット49aに取り付け、固定ハンドル51を回し操作して固定部材50を締め付けることにより、支持基部45を第2ハウジング22に対して固定することができる。
作業者は、固定ハンドル51を回し操作して固定部材50の締め付けを緩めることにより、支持基部45の固定を解除して、支持部材46及び支持基部45の姿勢を左右に変更することができる。固定ハンドル51を回し操作して固定部材50を締め付けることにより、直進姿勢A21と傾斜姿勢A22との間の任意の位置において、支持部材46及び支持基部45(補助車輪33)の傾斜姿勢を設定することができる。
作業者は、支持部材46の後部とロックレバー47とを握り操作して、ロックレバー47のピン47aを支持基部45の係合部45aから抜くことにより、支持部材46の姿勢を上下に変更することができる。ロックレバー47のピン47aを支持基部45の所望の係合部45aに係合させることにより、第2刈刃12による刈り高さを所望の高さに設定することができる。
(前輪及び後輪への伝動構造)
図1,2,3に示すように、変速装置53が、後輪支持ケース9の上部に設けられている。エンジン3の出力軸3aのプーリー3bと、変速装置53の入力軸53aのプーリー53bとに亘って、伝動ベルト54が取り付けられている。
変速装置53は、走行クラッチ(図示せず)を備えて、前進3段及び後進1段に変速可能に構成されている。変速レバー55(前述の(操縦ハンドルの構成)及び図1,2参照)と変速装置53とに亘って、ワイヤ(図示せず)が接続されており、変速レバー55により変速装置53を前進3段及び後進1段に操作することができる。
変速装置53において、走行クラッチは遮断状態に付勢されており、走行クラッチレバー56(前述の(操縦ハンドルの構成)及び図2参照)と走行クラッチとに亘って、ワイヤ(図示せず)が接続されている。作業者が走行クラッチレバー56を握り操作して、ワイヤを走行クラッチレバー56側に引き操作することにより、走行クラッチが伝動状態に操作されるのであり、作業者が走行クラッチレバー56から手を離すと、走行クラッチが遮断状態に操作される。
後輪支持ケース9の内部において、変速装置53の出力軸53cのスプロケット53dと、後輪2を支持する車軸57のスプロケット57aとに亘って、伝動チェーン58が取り付けられている。伝動軸59が後輪支持ケース9の上下中間部分に設けられて、伝動軸59のスプロケット59aが伝動チェーン58と咬み合っている。
図1~図5に示すように、第1ハウジング21の右前部に、伝動軸63が支持されており、伝動軸59のスプロケット59bと伝動軸63のスプロケット63aとに亘って、伝動チェーン64が取り付けられている。
前輪支持ケース17の入力軸65が、軸芯P5の位置に配置されており、入力軸65と伝動軸63とが、自在継手66を介して接続されている。前輪支持ケース17の内部において、入力軸65のスプロケット65aと、前輪1を支持する車軸67のスプロケット67aとに亘って、伝動チェーン68が取り付けられている。
以上の構成により、図3に示すように、エンジン3の動力が、伝動ベルト54を介して変速装置53に伝達される。変速装置53で変速された動力が、伝動チェーン58を介して後輪2に伝達され、伝動チェーン58、伝動軸59、伝動チェーン64、伝動軸63、入力軸65及び伝動チェーン68を介して前輪1に伝達される。変速装置53の走行クラッチが遮断状態に操作されることにより、前輪1及び後輪2が停止する。
この場合、自在継手66が軸芯P4の延長線に位置するように配置されているので、前述の(前輪の左右方向での支持に関する構成)に記載のように、前輪支持ケース17及び前輪支持部材14の姿勢が軸芯P4周りに左右に変更されても、伝動軸63から入力軸65への動力伝達が無理なく行われる。
(第1刈刃及び第2刈刃の構成)
図9,10,11に示すように、第1刈刃11及び第2刈刃12は、平面視で細長い菱形状の基部60と、2個の第1刈刃部61と、2個の第2刈刃部62とを有している。
基部60の中央部に大きな開口部60eが開口され、開口部60eの両側に、開口部60fが開口されている。開口部60eから一方に向けて延出された第1延出部60a、及び、開口部60eから逆向きの他方に向けて延出された第2延出部60bが、基部60に設けられている。
この場合、第2刈刃12の基部60の長さ(第1延出部60aの端部と第2延出部60bの端部とに亘る長さ)が、第1刈刃11の基部60の長さ(第1延出部60aの端部と第2延出部60bの端部とに亘る長さ)よりも長いものに構成されている。
基部60において、第1延出部60aの一方の縁部及び第2延出部60bの反対側の縁部が傾斜面60cに形成されており、第1延出部60aの他方の縁部及び第2延出部60bの反対側の縁部が傾斜面60dに形成されている。図10において、基部60の傾斜面60cは斜め下向きに向いており、基部60の傾斜面60dは斜め上向きに向いている。
第1刈刃11及び第2刈刃12において、4個の第1刈刃部61と4個の第2刈刃部62とは全て同じ形状に構成されており、第1刈刃11及び第2刈刃12の一方及び他方の両方の縁部に、刃部61a,61b,62a,62bが形成されている。
第1刈刃11において、第1刈刃部61が、支持ピン52により、上下方向に沿った第1軸芯である軸芯P11周りに自由揺動可能に、基部60の第1延出部60aにおける上下一方側及び上下他方側の両方の部分に取り付けられている。これにより、第1刈刃部61が、基部60の第1延出部60aから外方に向けて延出されるように、基部60の第1延出部60aに設けられている。
第2刈刃12において、第2刈刃部62が、支持ピン52により、上下方向に沿った第2軸芯である軸芯P12周りに自由揺動可能に、基部60の第2延出部60bにおける上下一方側及び上下他方側の両方の部分に取り付けられている。これにより、第2刈刃部62が、基部60の第2延出部60bから外方に向けて延出されるように、基部60の第2延出部60bに設けられている。
(第1刈刃及び第2刈刃の支持に関する構成)
図2,6,7,8に示すように、第1ハウジング21において、刈刃ケース26が天板部23に連結されている。駆動軸41が、上下方向に沿った第1上下軸芯である軸芯P1周りに回転可能に、刈刃ケース26に支持されており、ブラケット41aが駆動軸41の下部にナット39により連結されている。
第2ハウジング22において、刈刃ケース43が天板部28に連結されている。駆動軸42が、上下方向に沿った第2上下軸芯である軸芯P2周りに回転可能に、刈刃ケース43に支持されており、ブラケット42aが駆動軸42の下部にナット39により連結されている。
図7及び図8に示すように、有底の円筒状のカバー44が設けられている。第1ハウジング21において、第1刈刃11の基部60と駆動軸41のブラケット41aとの間に、カバー44の底部が挟まれながら、ナット39が第1刈刃11の基部60の開口部60e(図11参照)に挿入され、ボルト40が第1刈刃11の基部60の開口部60f(図11参照)、及び駆動軸41のブラケット41aに亘って連結されることにより、第1刈刃11及びカバー44が駆動軸41の下部に取り付けられる。
第2ハウジング22において、第2刈刃12の基部60と駆動軸42のブラケット42aとの間に、カバー44の底部が挟まれながら、ナット39が第2刈刃12の基部60の開口部60e(図11参照)に挿入され、ボルト40が第2刈刃12の基部60の開口部60f(図11参照)、及び駆動軸42のブラケット42aに亘って連結されることにより、第2刈刃12及びカバー44が駆動軸42の下部に取り付けられる。
以上の構成により、第1刈刃11及び第2刈刃12において、基部60が駆動軸41,42の下部に取り付けられ、基部60は、駆動軸41,42の下部から一方に向けて延出された第1延出部60aと、駆動軸41,42の下部から逆向きの他方に向けて延出された第2延出部60bとを有する。
第1刈刃11及び第2刈刃12において、ボルト40を取り外し、基部60を駆動軸41,42のブラケット41a,42aから取り外し、第1刈刃11及び第2刈刃12を上下反転させて、再び基部60をボルト40により駆動軸41,42のブラケット41a,42aに取り付けて、第1刈刃11及び第2刈刃12を駆動軸41,42の下部に取り付けることができる。
後述の(第1刈刃及び第2刈刃への伝動構造)及び図8,9,10に示すように、第1刈刃11が回転方向B1に回転駆動されて、第2刈刃12が回転方向B2に回転駆動される。回転方向B1は第1ハウジング21の平面視で反時計方向であり、回転方向B2は第2ハウジング22の平面視で時計方向である。
以上の構成により、第1刈刃11が、上下方向に沿った第1上下軸芯である軸芯P1周りに回転可能に支持されて、第1ハウジング21に収容されている。第2刈刃12が、上下方向に沿った第2上下軸芯である軸芯P2周りに回転可能に支持されて、第2ハウジング22に収容されている。
(第1刈刃及び第2刈刃の状態)
図9及び図10に示すように、第2刈刃12の基部60の長さが第1刈刃11の基部60の長さよりも長いものであることによって(前項(第1刈刃及び第2刈刃の構成)を参照)、第2刈刃12の回転軌跡C2の直径D2が、第1刈刃11の回転軌跡C1の直径D1よりも大きなものとなっている。
第1ハウジング21と第2ハウジング22との接続部分(軸芯P3)の下方において、第1刈刃11の回転軌跡C1と第2刈刃12の回転軌跡C2とが、平面視で部分的に重複している。
4個の第1刈刃部61と4個の第2刈刃部62とが、全て同じ形状に構成されていることにより(前述の(第1刈刃及び第2刈刃の構成)を参照)、第1刈刃11及び第2刈刃12において、軸芯P11と第1刈刃部61の外端部とに亘る長さL11と、軸芯P12と第2刈刃部62の外端部とに亘る長さL12とが、同じ長さとなっている。
第1刈刃11において、駆動軸41の軸芯P1と軸芯P11とに亘る長さL21と、駆動軸41の軸芯P1と軸芯P12とに亘る長さL22とは、同じ長さであり、L11,L12が、長さL21,L22よりも長いものに設定されている。
第2刈刃12において、駆動軸42の軸芯P2と軸芯P11とに亘る長さL31と、駆動軸42の軸芯P2と軸芯P12とに亘る長さL32とは、同じ長さであり、L31,L32が、長さL11,L12よりも長いものに設定されている。
図8~図11に示すように、第1刈刃11及び第2刈刃12が回転方向B1,B2に回転駆動されることにより、第1刈刃部61及び第2刈刃部62における回転方向B1,B2の上手側及び下手側の両方の縁部に、刃部61a,61b,62a,62bが形成されている。基部60の第1延出部60a及び第2延出部60bにおける回転方向B1,B2の上手側及び下手側の両方の縁部が、傾斜面60c,60dに形成されている。
基部60の第1延出部60aにおける回転方向B1,B2の上手側の縁部と、基部60の第2延出部60bにおける回転方向B1,B2の上手側の縁部とが、回転方向B1,B2に対して斜め下向きの傾斜面60cに形成されている。
基部60の第1延出部60aにおける回転方向B1,B2の下手側の縁部と、基部60の第2延出部60bにおける回転方向B1,B2の下手側の縁部とが、回転方向B1,B2に対して斜め上向きの傾斜面60dに形成されている。
前述の(第1刈刃及び第2刈刃の支持に関する構成)に記載のように、第1刈刃11及び第2刈刃12を上下反転させて駆動軸41,42の下部に取り付けた場合、基部60の第1延出部60aにおける回転方向B1,B2の上手側の縁部と下手側の縁部とが入れ代わり、基部60の第2延出部60bにおける回転方向B1,B2の上手側の縁部と下手側の縁部とが入れ代わる。
これにより、基部60の第1延出部60a及び第2延出部60bにおける回転方向B1,B2の上手側の縁部が、斜め下向きの傾斜面60dとなり、基部60の第1延出部60a及び第2延出部60bにおける回転方向B1,B2の下手側の縁部が、斜め上向きの傾斜面60cとなる。
(第1刈刃及び第2刈刃への伝動構造)
図1,2,3,7に示すように、第1ハウジング21において、伝動軸69が刈刃ケース26に支持されており、エンジン3の出力軸3aのプーリー3cと、伝動軸69のプーリー69aとに亘って、伝動ベルト70が取り付けられている。刈刃ケース26の内部において、駆動軸41のベベルギヤ41bと伝動軸69のベベルギヤ69bとが咬合している。
伝動ベルト70に対して、テンションプーリー型式の刈取クラッチ71が設けられている。刈取クラッチレバー72(前述の(操縦ハンドルの構成)及び図1,2参照)と刈取クラッチ71とに亘って、ワイヤ(図示せず)が接続されており、刈取クラッチレバー72により刈取クラッチ71を伝動状態及び遮断状態に操作することができる。
第2ハウジング22において、伝動軸73が刈刃ケース43に支持されており、伝動軸69と伝動軸73とが、2個の自在継手74及び伸縮可能な伝動軸75を介して接続されている。刈刃ケース43の内部において、駆動軸42のベベルギヤ42bと伝動軸73のベベルギヤ73aとが咬合している。
図1,2,3に示すように、金属製のカバー76が第1ハウジング21に取り付けられており、カバー76により、エンジン3の出力軸3a及びプーリー3b,3c、伝動ベルト54、変速装置53の入力軸53a及びプーリー53b、伝動軸59(スプロケット59b)、伝動チェーン64、伝動軸63(スプロケット63a)、伝動軸69(プーリー69a)、伝動ベルト70、刈取クラッチ71等が覆われている。
図2,6,7に示すように、伸縮可能で可撓性を有する筒状のカバー77が、刈刃ケース26と刈刃ケース43とに亘って取り付けられており、カバー77の内部に、自在継手74及び伝動軸75が収容されている。
以上の構成により、図3に示すように、エンジン3の動力が、伝動ベルト70及び伝動軸69を介して駆動軸41に伝達され、伝動軸69、自在継手74及び伝動軸75、伝動軸73を介して駆動軸42に伝達される。
図8,9,10に示すように、駆動軸41及び第1刈刃11が回転方向B1に回転駆動され、駆動軸42及び第2刈刃12が回転方向B2に回転駆動されるのであり、第1刈刃11及び第2刈刃12が軸芯P3の位置において後方に向けて移動するように、回転軌跡C1,C2及び回転方向B1,B2が設定されている。刈取クラッチ71が遮断状態に操作されることにより、第1刈刃11及び第2刈刃12が停止する。
この場合、前述の(第2ハウジングの構成)に記載のように、第2ハウジング22の姿勢が上下に変更されても、自在継手74が折れ曲がり及び伝動軸75の伸縮することにより、伝動軸69から伝動軸73への動力伝達が無理なく行われる。
(第1刈刃及び第2刈刃により刈り取られた刈り草を排出する開口部に関する構成)
図6,8,12に示すように、第1ハウジング21において、固定縦辺部材25の左端部が、天板部23の左端部よりも第1ハウジング21の左右中央側(駆動軸41側)に位置している。
これにより、第1ハウジング21の固定縦辺部材25における第2ハウジング22に隣接する部分に、軸芯P3(第1ハウジング21と第2ハウジング22との接続部分)の後方に位置するように、刈り草を後方に排出可能な開口部78が形成されている。開口部78は、背面視及び平面視で、後輪2に対して第2ハウジング22の側である左側に位置するように設けられている(図2参照)。
平面視で、第1ハウジング21の天板部23の左後部及び固定縦辺部材25が、第2ハウジング22の縦辺部材30よりも前側に位置している。背面視で、第1ハウジング21の天板部23の左後部及び固定縦辺部材25と、第2ハウジング22の縦辺部材30とにより、開口部78の外周部が形成されている。
固定縦辺部材25の縦辺部25aが、開口部78の右及び左の縦辺部において後輪2側の右の縦辺部となる。背面視で固定縦辺部材25の縦辺部25aの下部が、固定縦辺部材25の縦辺部25aの上部よりも、開口部78の左右中央に対して横外側に離れるように(後輪2側に位置するように)、固定縦辺部材25の縦辺部25aが背面視で傾斜して配置されている。
固定縦辺部材25の延出部25bが、固定縦辺部材25の縦辺部25aから、後方及び開口部78の左右中央に向けて斜めに延出されており、固定縦辺部材25の延出部25bが、開口部78の右の縦辺部に設けられた延出部となる。
縦辺部材30の縦辺部30aが、開口部78の右及び左の縦辺部において後輪2の反対側の左の縦辺部となる。背面視で縦辺部材30の縦辺部30aの下部が、縦辺部材30の縦辺部30aの上部よりも、開口部78の左右中央に対して横外側に離れるように(後輪2の反対側に位置するように)、縦辺部材30の縦辺部30aが背面視で傾斜して配置されている。
縦辺部材30の延出部30bが、縦辺部材30の縦辺部30aから、後方及び開口部78の左右中央に向けて斜めに延出されており、縦辺部材30の延出部30bが、開口部78の右の縦辺部に設けられた延出部となる。
前述の(第2ハウジングの構成)及び図6に示すように、第2ハウジング22が第1ハウジング21から斜め下方に向いた下向き姿勢に設定されると、縦辺部材30の縦辺部30a及び延出部30bは起立した姿勢に近くなる。第2ハウジング22が第1ハウジング21と平行な水平姿勢に設定されると、縦辺部材30の縦辺部30a及び延出部30bは前述のように傾斜した姿勢となる。
図2及び図6に示すように、フレーム7の下部に、ブラケット79が後方に向くように連結されている。可撓性を有するゴム板製の押さえ部材80が、ブラケット79に取り付けられて斜め後方下方に向けて延出されており、押さえ部材80が開口部78の後方に配置されている。
(第1刈刃及び第2刈刃により刈り取られた刈り草を排出する開口部の開口面積の変更に関する構成)
図6,8,12,13に示すように、開口面積変更部であり位置変更部である長孔30cが、左右方向に沿って縦辺部材30に開口されている。ボルト34が、縦辺部材30の長孔30cに挿入されて縦面部29の後面部29bに締め付けられることにより、縦辺部材30が縦面部29の後面部29bに固定される。
ボルト34を緩めることにより、縦辺部材30を縦面部29の後面部29bに対して左右方向に移動させることができる。縦辺部材30を左方に移動させて固定縦辺部材25から離すと、開口部78の開口面積が大きくなり、縦辺部材30を右方に移動させて固定縦辺部材25に接近させると、開口部78の開口面積が小さくなる。
(畦の草刈り作業の状態)
歩行型草刈り機により畦の草刈り作業を行う場合、図6,7,17に示すように、前輪1及び後輪2により第1ハウジング21を、畦の上面部E1を走行させ、補助車輪33により第2ハウジング22を、畦の法面部E2を走行させることにより、畦の上面部E1及び法面部E2の草刈り作業を行う。
前述の(前輪の上下方向での支持に関する構成)及び図4に示すように、第1ハウジング21に対する前輪支持ケース17の上下の姿勢を設定して、第1刈刃11による刈り高さを設定する。前述の(支持部材及び補助車輪の姿勢変更に関する操作)及び図14に示すように、支持部材46の姿勢を上下に変更することにより、第2刈刃12による刈り高さを設定する。
前輪1及び後輪2は回転駆動されており、第1ハウジング21は前輪1及び後輪2から前進の駆動力を受けているのに対して、補助車輪33は回転駆動されていないので、第2ハウジング22は前輪1及び後輪2から前進の駆動力を受けていない。
これにより、歩行型草刈り機が前進するのに伴って、第2ハウジング22が畦の法面部E2の草から抵抗を受けると、第2ハウジング22が後輪2を支点として畦の法面部E2の下側に向けて下ろうとすることがある(矢印F1を参照)。
前述のような事態が生じる場合、前述の(支持部材及び補助車輪の姿勢変更に関する操作)及び図2に示すように、支持部材46及び支持基部45の左右の姿勢を、傾斜姿勢A22又は直進姿勢A21と傾斜姿勢A22との間の任意の傾斜姿勢に設定する。
歩行型草刈り機が前進するのに伴って、補助車輪33は、畦の法面部E2に接地しながら回転して、畦の法面部E2を斜め上方に登ろうとするので(矢印F2を参照)、これに伴って第2ハウジング22を畦の法面部E2の上側に持ち上げようとする力(矢印F3を参照)が発生する。
これにより、第1ハウジング21から前側に出る支持部材46の長さ(モーメントアーム)と、前述の力(矢印F3)とによるモーメントによって、第2ハウジング22が後輪2を支点として畦の法面部E2の下側に向けて下ろうとする事態が抑えられる。
支持部材46及び支持基部45の左右の姿勢を傾斜姿勢A22に設定するだけでは、第2ハウジング22が後輪2を支点として畦の法面部E2の下側に向けて下ろうとする事態が抑えられない場合、前述の(前輪の左右方向での支持に関する構成)及び図2に示すように、前輪支持ケース17及び前輪支持部材14の左右の姿勢を、傾斜姿勢A12又は直進姿勢A11と傾斜姿勢A12との間の任意の傾斜姿勢を設定する。
これによって、前輪1により第1ハウジング21を畦の法面部E2の反対側に移動させようとする力(矢印F4を参照)が発生し、第1ハウジング21を介して第2ハウジング22が畦の上面部E1に引き上げられようとするので、前述の補助車輪33の機能が補助される。
(第1刈刃及び第2刈刃による刈り取り状態)
前述の(畦の草刈り作業の状態)及び図6,7,8に示すように、第1ハウジング21が畦の上面部E1を走行すると、第1刈刃11が回転方向B1に回転駆動されることにより、第1ハウジング21の前部付近において、第1刈刃11により草が刈り取られ、刈り取られた刈り草は第1刈刃11の回転に伴って軸芯P3の位置を後方に移動し、主に開口部78から後方に出る。
刈り草が、開口部78から後方に出ずに、第1刈刃11と一緒に固定縦辺部材25から縦面部24の後部24b及び前部24aに沿って移動することがある。この場合、前述の(第1ハウジングの構成)及び図8に示すように、縦面部24の後部24bが、平面視で第1刈刃11の外周部の回転軌跡C1に沿うように形成されているので、刈り草が縦面部24の後部24bの付近で滞留することは少ない。
前述の(畦の草刈り作業の状態)及び図6,7,8に示すように、第2ハウジング22が畦の法面部E2を走行すると、第2刈刃12が回転方向B2に回転駆動されることにより、第2ハウジング22の前部付近において、第2刈刃12により草が刈り取られ、刈り取られた刈り草は第2刈刃12の回転に伴って軸芯P3の位置を後方に移動し、主に開口部78から後方に出る。第2ハウジング22(縦面部29)の後面部29bと畦の法面部E2との間や、縦辺部材30と畦の法面部E2との間から後方に出る刈り草は少ない。
刈り草が、開口部78から後方に出ずに、第2刈刃12と一緒に縦面部29の後面部29bから、縦面部29の中間部29c及び横面部29aに沿って移動することがある。この場合、前述の(第2ハウジングの構成)及び図8に示すように、縦面部29の中間部29cが、平面視で第2刈刃12の外周部の回転軌跡C2に沿うように円弧状に形成されているので、刈り草が縦面部29の中間部29cの付近で滞留することは少ない。
第1刈刃11及び第2刈刃12が回転駆動される際、基部60の第1延出部60a及び第2延出部60bにおける上手側の縁部が、畦の上面部E1及び法面部E2の小石等を跳ね飛ばしたとする。
図8及び図11に示すように、第1刈刃11及び第2刈刃12において、基部60の第1延出部60a及び第2延出部60bにおける上手側の縁部が、回転方向B1,B2に対して斜め下向きの傾斜面60cに形成されているので、小石等は、基部60の回転方向B1,B2に沿った方向に跳ね飛ばされるのではなく、基部60の回転方向B1,B2に対して斜め下方に跳ね飛ばされて、畦の上面部E1及び法面部E2に当たる。
これにより、小石等が第1ハウジング21及び第2ハウジング22から外側に飛び出す可能性は小さい。小石等が第1ハウジング21及び第2ハウジング22から外側に飛び出したとしても、小石等の飛び出す勢いは大きく抑えられる。
前述の(第1刈刃及び第2刈刃の支持に関する構成)に記載のように、第1刈刃11及び第2刈刃12を上下反転させて駆動軸41,42の下部に取り付けても、基部60の第1延出部60aにおける回転方向B1,B2の上手側の縁部と下手側の縁部とが入れ代わり、基部60の第2延出部60bにおける回転方向B1,B2の上手側の縁部と下手側の縁部とが入れ代わる。
これにより、基部60の第1延出部60a及び第2延出部60bにおける回転方向B1,B2の上手側の縁部が斜め下向きの傾斜面60dとなるので、前述と同じ状況が得られる。
(第1刈刃及び第2刈刃により刈り取られた刈り草の開口部からの排出状態)
前述の(第1刈刃及び第2刈刃による刈り取り状態)及び図2,17に示すように、刈り草が開口部78から後方に出てくることにより、刈り草が一つの連続した筋状(山脈状)の塊に形成される。刈り草の筋状(山脈状)の塊は、畦の上面部E1と法面部E2との接続部分付近や、畦の法面部E2の頂上付近に形成される(状態G1を参照)。
前述の(第1刈刃及び第2刈刃により刈り取られた刈り草を排出する開口部に関する構成)及び図2,6に示すように、固定縦辺部材25の縦辺部25aが背面視で傾斜して配置されている点、及び、縦辺部材30の縦辺部30aが背面視で傾斜して配置されている点により、刈り草の筋状(山脈状)の塊が断面台形状に形成され易い。
固定縦辺部材25の延出部25bが、固定縦辺部材25の縦辺部25aから後方及び開口部78の左右中央に向けて斜めに延出されている点、及び、縦辺部材30の延出部30bが、縦辺部材30の縦辺部30aから後方及び開口部78の左右中央に向けて斜めに延出されている点により、刈り草の筋状(山脈状)の塊の横側部分が、固定縦辺部材25の延出部25b及び縦辺部材30の延出部30bにより押し固められる。
押さえ部材80が、開口部78の後方に配置されて、斜め後方下方に向けて延出されていることにより、刈り草の筋状(山脈状)の塊の上側部分が、押さえ部材80により押し固められる。
畦の草の多少や、草の状態(例えば、雨上がりで濡れているか、乾燥しているか等)に対応して、縦辺部材30の位置を左右に変更することにより、開口部78の開口面積を、大きくしたり、小さくしたりすればよい。
開口部78が後輪2に対して第2ハウジング22の側に位置しているので、開口部78から出てきた刈り草の筋状(山脈状)の塊が、後輪2により踏み潰されることはない。
これにより、刈り草の筋状(山脈状)の塊は、畦の法面部E2を滑り落ち難い。刈り草の筋状(山脈状)の塊が畦の法面部E2を滑り落ちたとしても、刈り草の筋状(山脈状)の塊は、畦の法面部E2の途中部分で止まり易く、圃場にまで滑り落ちることは少ない。
(発明の実施の第1別形態)
支持部材46を図2及び図17に示す構成よりも前方に延出して、補助車輪33が前輪1よりも前側に位置するように構成してもよい。
この構成によると、第1ハウジング21から前側に出る支持部材46の長さ(モーメントアーム)(前述の(畦の草刈り作業の状態)を参照)が、長くなるので、この長さ(モーメントアーム)と前述の力(矢印F3)とによるモーメントが大きくなる。
(発明の実施の第2別形態)
複数個の補助車輪33を、左右方向に間隔を空けて並ぶように、支持部材46の前部に支持してもよい。
この構成によると、前述の(畦の草刈り作業の状態)に記載のように、支持部材46及び支持基部45の左右の姿勢を、傾斜姿勢A22又は直進姿勢A21と傾斜姿勢A22との間の任意の傾斜姿勢に設定した場合、畦の法面部E2に対して補助車輪33が横滑りし難くなるので、補助車輪33が畦の法面部E2を斜め上方に登ろうとする状態の確実性が向上する。
(発明の実施の第3別形態)
第2ハウジング22の前部のガード部材32において、ガード部材32の全体を平面視で直線状に構成し、ガード部材32における第1ハウジング21側の部分が、ガード部材32における第1ハウジング21の反対側の部分よりも前側に位置するように、ガード部材32の全体を平面視で斜めに配置してもよい。
この構成によると、畦の草刈り作業において第2ハウジング22が畦の法面部E2を前進する場合、ガード部材32が畦の法面部E2の草に当たることにより、ガード部材32が畦の法面部E2を斜め上方に登ろうとする状態が生じる。これにより、第2ハウジング22を畦の法面部E2の上側に持ち上げようとする力(図17の矢印F3を参照)を発生させる補助車輪33の機能を、ガード部材32により補助することができる。
(発明の実施の第4別形態)
第2ハウジング22が第1ハウジング21の右部に設けられてもよい。
本発明は、第1刈刃及び第2刈刃を備えた歩行型草刈り機に適用できる。
1 前輪
2 後輪
4 操縦ハンドル
11 第1刈刃
12 第2刈刃
21 第1ハウジング
22 第2ハウジング
33 補助車輪
45 支持基部(姿勢変更部)
46 支持部材
50 固定部材(固定部)(姿勢変更部)
51 固定ハンドル(固定部)(姿勢変更部)
81 右ハンドル部
81a 右第1部分
81b 右第2部分
81c 右持ち手部分
81d 後部
81e 後部
82 左ハンドル部
82a 左第1部分
82b 左第2部分
82c 左持ち手部分
82d 後部
82e 後部
A21 直進姿勢
A22 傾斜姿勢
P3 軸芯(前後軸芯)
P6 軸芯(上下軸芯)

Claims (3)

  1. 回転駆動される第1刈刃を収容する第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングの前方に位置するように、前記第1ハウジングに取り付けられた前輪と、
    前記第1ハウジングの後方に位置するように、前記第1ハウジングに取り付けられた後輪と、
    前記第1ハウジングから後方に向けて延出されるように、前記第1ハウジングに取り付けられた操縦ハンドルと、
    回転駆動される第2刈刃を収容し、前後方向に沿った前後軸芯周りに上下に姿勢変更可能に、前記第1ハウジングの右部又は左部に支持された第2ハウジングと、
    前記第2ハウジングから前方に突出するように、前記第2ハウジングに取り付けられた支持部材と、
    前記第2ハウジングの前方に位置するように、前記支持部材に取り付けられた補助車輪と、
    前後方向に沿って前記補助車輪が回転する直進姿勢、及び、前後方向に対して前記第1ハウジング側の斜め前方に延びる仮想方向に沿って前記補助車輪が回転する傾斜姿勢に、前記支持部材の姿勢を変更可能な姿勢変更部とが備えられている歩行型草刈り機。
  2. 前記姿勢変更部は、前記支持部材を上下方向に沿った上下軸芯周りに姿勢変更可能に前記第2ハウジングに取り付ける支持基部と、前記支持基部を前記第2ハウジングに固定及び固定解除可能な固定部とを有している請求項1に記載の歩行型草刈り機。
  3. 前記操縦ハンドルは、右ハンドル部と左ハンドル部とを有しており、
    前記右ハンドル部は、平面視で、前記第1ハウジングから斜め右後方に向けて延出された右第1部分と、前記右第1部分の延出方向よりも前記操縦ハンドルの左右中央側に向く斜め右後方に向けて前記右第1部分の後部から延出された右第2部分と、前記右第2部分の後部から前後方向に沿って後方に向けて延出された右持ち手部分とを有し、
    前記左ハンドル部は、平面視で、前記第1ハウジングから斜め左後方に向けて延出された左第1部分と、前記左第1部分の延出方向よりも前記操縦ハンドルの左右中央側に向く斜め左後方に向けて前記左第1部分の後部から延出された左第2部分と、前記左第2部分の後部から前後方向に沿って後方に向けて延出された左持ち手部分とを有している請求項1又は2に記載の歩行型草刈り機。


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