JP2023026514A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】モバイルルータをレンタルする際にかかる手間を低減することができる無線中継装置、通信システム、方法及びプログラムを提供すること。【解決手段】本開示の無線中継装置200は、端末100から端末100のアカウント情報を取得するアカウント情報取得部211と、WAN側の通信によってアカウント情報と対応する、WAN側の通信のためのWAN用接続情報とLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをサーバ300から取得する接続情報取得部212と、WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行するWAN通信部214と、LAN用接続情報を用いて端末100との間でLAN側の通信を実行するLAN通信部213と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は無線中継装置、通信システム、方法及びプログラムに関する。
近年、SIM(Subscriber Identity Module)に記憶されている情報(以下、SIM情報)を書き換え可能なモバイルルータが普及してきている。特許文献1には、記憶されている情報を書き換え可能なSIMを搭載したルータ装置が開示されている。
国際公開第2020/080070号
しかしながら、モバイルルータをレンタルするサービスでは、モバイルルータにおけるLTE(Long Term Evolution)などの無線通信の接続設定はそのまま使われている。つまり、SIM情報等の当該接続設定に必要な接続情報は、書き換えられずにそのまま使われている。したがって、ユーザがモバイルルータをレンタルするたびに、モバイルルータの接続情報とユーザとを紐づける作業が必要となる。例えばユーザが別のモバイルルータを使用したい場合、再度、紐づける作業を行わなければならない。したがって、モバイルルータをレンタルする際に手間がかかるという問題点があった。
本開示は、そのような問題点を解決することによって、モバイルルータをレンタルする際にかかる手間を低減することができる無線中継装置、通信システム、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の無線中継装置は、端末から当該端末のアカウント情報を取得するアカウント情報取得部と、WAN側の通信によって前記アカウント情報と対応する、WAN側の通信のためのWAN用接続情報とLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをサーバから取得する接続情報取得部と、前記WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行するWAN通信部と、前記LAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行するLAN通信部と、を備える。
本開示の通信システムは、端末と接続する無線中継装置と、前記無線中継装置と接続し、前記無線中継装置におけるWAN側の通信のためのWAN用接続情報と前記無線中継装置におけるLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをアカウント情報と紐づけて記憶するサーバと、を備え、前記無線中継装置は、前記端末から前記端末のアカウント情報を取得し、WAN側の通信によって前記端末のアカウント情報と対応する、前記WAN用接続情報と前記LAN用接続情報とをサーバから取得し、前記WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行し、前記LAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行する。
本開示の方法は、端末から当該端末のアカウント情報を取得することと、WAN側の通信によって前記アカウント情報と対応する、WAN側の通信のためのWAN用接続情報とLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをサーバから取得することと、前記WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行することと、前記LAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行することと、を含む。
本開示のプログラムは、端末から当該端末のアカウント情報を取得することと、WAN側の通信によって前記アカウント情報と対応する、WAN側の通信のためのWAN用接続情報とLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをサーバから取得することと、前記WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行することと、前記LAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行することと、をコンピュータに実行させる。
本開示によって、モバイルルータをレンタルする際にかかる手間を低減することができる無線中継装置、通信システム、方法及びプログラムを提供することができる。
第1の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信システムの動作を示すフローチャートである。 変形例1に係る通信システムの動作を示すフローチャートである。 変形例2に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 変形例2に係る通信システムの動作を示すフローチャートである。 処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下では、本開示を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る通信システム1の構成を説明する。図1は、第1の実施形態に係る通信システム1の構成を示すブロック図である。通信システム1は、端末100、無線中継装置200及びサーバ300を備える。
以下の実施形態では、第1無線通信10、第2無線通信20及び第3無線通信30の3種類の通信方式が用いられる。第1無線通信(近距離無線通信)10は、Bluetooth(登録商標)などの通信速度は遅いが消費電力が小さい通信規格を利用した無線PAN(Personal Area Network)通信を示す。第2無線通信(LAN側の通信)20は、Wi-Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)などの通信速度は速いが消費電力が大きい通信を利用した無線LAN(Local Area Network)による通信を示す。第3無線通信(WAN側の通信)30は、LTEなどの携帯電話・移動体データ通信網を通じてインターネットへ接続する通信規格を利用した無線WAN(Wide Area Network)による通信を示す。第3無線通信30において、端末100、無線中継装置200が基地局と接続する際にはSIM情報が必要となる。
端末100は、例えばPC、タブレット、スマートフォン等の端末である。端末100は、アカウント情報を記憶している。アカウント情報は、ユーザID、パスワードなどの端末100のユーザを識別する情報を含む。
無線中継装置200は、端末100と接続する。また、無線中継装置200は、サーバ300とインターネットを介して接続する。無線中継装置200は、第1無線通信10を実行できる。また、無線中継装置200は、LAN用接続情報を用いて第2無線通信20(LAN側の通信)を実行できる。LAN用接続情報は、例えばSSID(Service Set Identifier)や暗号化キーなどの情報を含む。また、無線中継装置200は、WAN用接続情報を用いて第3無線通信30(WAN側の通信)を実行できる。WAN用接続情報は、例えばAPN(Access Point Name)、プロファイルなどの通信事業者やユーザを識別するための識別情報を含む。プロファイルは、ICCID(Integrated Circuit Card ID)やIMSI(International Mobile Subscriber Identity)・電話番号などを含む。
サーバ300は、無線中継装置200のWAN側の通信のためのWAN用接続情報と無線中継装置200のLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをアカウント情報と紐づけて記憶する。
無線中継装置200は、アカウント情報取得部211、接続情報取得部212、LAN通信部213及びWAN通信部214を備える。
アカウント情報取得部211は、端末100から端末100のアカウント情報を取得する。例えば、アカウント情報取得部211は、第1無線通信10を用いて端末100から端末100のアカウント情報を取得する。
接続情報取得部212は、WAN側の通信によってアカウント情報と対応する、WAN側の通信のためのWAN用接続情報とLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをサーバ300から取得する。
WAN通信部214は、WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行する。
LAN通信部213は、LAN用接続情報を用いて端末100との間でLAN側の通信を実行する。
続いて、図2を用いて、第1の実施形態に係る通信システム1の動作を説明する。図2は、第1の実施形態に係る通信システム1の動作を示すフローチャートである。
まず、アカウント情報取得部211は、端末100から端末100のアカウント情報を取得する(ステップS11)。次に、接続情報取得部212は、WAN側の通信によってアカウント情報と対応する、WAN側の通信のためのWAN用接続情報とLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをサーバ300から取得する(ステップS12)。次に、WAN通信部214は、WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行する(ステップS13)。LAN通信部213は、LAN用接続情報を用いて端末100との間でLAN側の通信を実行する(ステップS14)。
本実施形態では、サーバ300はアカウント情報と接続情報(LAN用接続情報及びWAN用接続情報)とを紐づけて記憶している。そして、無線中継装置200は、端末100のアカウント情報と対応する接続情報をサーバ300から取得できる。さらに、取得された接続情報を用いてLAN側の通信とWAN側の通信とを実行できる。よって、ユーザが無線中継装置200をレンタルするたびに、無線中継装置200の接続情報とユーザとを紐づける作業を必要としない。
したがって、モバイルルータをレンタルする際にかかる手間を低減できる。また、ユーザが無線中継装置200をレンタルする際、どの無線中継装置200を利用してもよく、無線中継装置200の貸し出しの受付などをしなくてもよくなる。また、無線中継装置200の受け渡しをせずに、どこかに設置しておいて使用者が勝手に持って行っても、ユーザは無線中継装置200において接続情報を用いてLAN側の通信とWAN側の通信とを実行できる。
(第2の実施形態)
続いて、図3を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2の構成を説明する。図3は、第2の実施形態に係る通信システム2の構成を示すブロック図である。通信システム2は、端末100、無線中継装置200及びサーバ300を備える。
端末100は、例えばPC、タブレット、スマートフォン等の端末である。端末100は、通信制御部110、第1無線通信I/F120、第2無線通信I/F130、第3無線通信I/F140、コード取得部150、記憶部160を備える。
端末100は、第1無線通信I/F120、第2無線通信I/F130及び第3無線通信I/F140の接続・通信制御を行う。第1無線通信I/F120は、第1無線通信10に用いられるインターフェースである。例えば、端末100は、第1無線通信I/F120を介して、無線中継装置200と通信する。第2無線通信I/F130は、第2無線通信20に用いられるインターフェースである。例えば、端末100は、第2無線通信I/F130を介して、無線中継装置200と通信する。第3無線通信I/F140は、第3無線通信30に用いられるインターフェースである。例えば、端末100は、第3無線通信I/F140を介して、サーバ300と通信する。
記憶部160は、アカウント情報161を記憶する。アカウント情報161は、ユーザID、パスワードなどの端末100のユーザを識別する情報を含む。
コード取得部150は、例えばカメラ等の撮像装置を用いて無線中継装置200のコード出力部250が出力した二次元コードを取得する。そして、コード取得部150は、二次元コードをデコードし、無線中継装置200と第1無線通信10によって接続するための情報(以下、第1無線通信接続情報)を取得し、当該情報を通信制御部110に供給する。
通信制御部110は、コード取得部150から受け取った第1無線通信接続情報に基づいて、第1無線通信10によって無線中継装置200にアカウント情報161を送信する。
無線中継装置200は、例えばモバイルルータなどの持ち運び可能なルータである。無線中継装置200は、アカウント情報取得部211、接続情報取得部212、LAN通信部213、WAN通信部214、認証情報提供部215、第1無線通信I/F220、第2無線通信I/F230、第3無線通信I/F240、コード出力部250、記憶部260及びe-SIM(Embedded Subscriber Identify Module)270を備える。
記憶部260は、接続情報261を記憶する。接続情報261は、LAN用接続情報とWAN用接続情報とを含む。
e-SIM270は、通信事業者やユーザを識別するための識別情報を記憶する通信モジュールであり、埋め込み式のSIMである。e-SIM270は、SIM情報271を記憶する。SIM情報271は、ICCIDやIMSI・電話番号などの情報又はAPNを含む。なお、SIM情報271は、別のSIM情報に更新可能である。
アカウント情報取得部211は、第1無線通信10によって端末のアカウント情報161を取得する。
接続情報取得部212は、第3無線通信30によってアカウント情報161と対応するアカウント情報321と紐づけられた接続情報322をサーバ300から取得する。ここで、接続情報322は、LAN用接続情報とWAN用接続情報とを含む。そして、接続情報取得部212は、既存の接続情報261を取得した接続情報322に基づいて更新する。また、接続情報取得部212は、e-SIM270における既存のSIM情報271を接続情報322に含まれるWAN用接続情報に基づいて更新する。
LAN通信部213は、接続情報261を用いて第2無線通信20を実行する。具体的には、LAN通信部213は、接続情報261に含まれるLAN用接続情報を用いて第2無線通信20を実行する。
WAN通信部214は、接続情報261とSIM情報271とを用いて第3無線通信30を実行する。具体的には、WAN通信部214は、接続情報261に含まれるWAN接続情報とSIM情報271とを用いて第3無線通信30を実行する。
認証情報提供部215は、接続情報261に含まれるSSIDと暗号化キーとを第1無線通信10によって端末100に送信する。
無線中継装置200は、第1無線通信I/F220、第2無線通信I/F230及び第3無線通信I/F240の接続・通信制御を行う。第1無線通信I/F220は、第1無線通信10に用いられるインターフェースである。例えば、無線中継装置200は、第1無線通信I/F220を介して端末100と通信する。第2無線通信I/F230は、第2無線通信20に用いられるインターフェースである。例えば、無線中継装置200は、第2無線通信I/F230を介して端末100と通信する。第3無線通信I/F240は、第3無線通信30に用いられるインターフェースである。例えば、端末100は、第3無線通信I/F240を介して、サーバ300と通信する。
コード出力部250は、端末100が第1無線通信10によって第1無線通信接続情報を2次元コード等に変換して出力する。なお、本実施形態では、2次元コードを用いるが、当該識別情報を端末100が識別できるものであればよい。
サーバ300は、抽出部310及び記憶部320を備える。
抽出部310は、端末100が備えるアカウント情報161に対応する接続情報322を抽出する。
記憶部320は、アカウント情報321と接続情報322とを紐づけて記憶する。ここで、記憶部320は、アカウント情報321と接続情報322とを紐づけた情報を少なくとも1種類記憶している。接続情報322は、LAN用接続情報とWAN接続情報とを含む。
続いて、図4を用いて、第2の実施形態に係る通信システム2の動作を説明する。図4は、第2の実施形態に係る通信システム2の動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、端末100のコード取得部150は、無線中継装置200のコード出力部250が出力した二次元コードを取得する(ステップS101)。この際、コード取得部150は、取得した二次元コードをデコードし、第1無線通信接続情報を取得する。例えば、コード取得部150は、端末100が備えるカメラ等で撮像した二次元コードをデコードし第1無線通信接続情報を取得してもよい。そして、コード取得部150は、通信制御部110に無線中継装置200と接続するための情報を送る。
次に、通信制御部110は、受け取った第1無線通信接続情報に基づいて、第1無線通信10によって無線中継装置200と接続する(ステップS102)。そうすると、無線中継装置200は、第1無線通信10によって端末100と接続する(ステップS103)。次に、通信制御部110は、無線中継装置200にアカウント情報161を送信する(ステップS104)。
次に、無線中継装置200のアカウント情報取得部211は、アカウント情報161を端末100から取得する。接続情報取得部212は、アカウント情報161を用いてサーバ300にアクセスする(ステップS105)。ここで、無線中継装置200は、接続情報261とSIM情報271とを用いて第3無線通信30によってサーバ300と通信できる。そして、サーバ300にアクセスした際、接続情報取得部212は、アカウント情報161を送信する。
次に、サーバ300の抽出部310は、アカウント情報161に対応する接続情報322を抽出する(ステップS106)。具体的には、サーバ300の記憶部320は、アカウント情報321と接続情報322とを紐づけた情報を少なくとも1種類記憶している。抽出部310は、アカウント情報161に対応するアカウント情報321に紐づけられた接続情報322を取得する。そして、抽出部310は、取得した接続情報322を無線中継装置200に送信する(ステップS107)。
次に、無線中継装置200の接続情報取得部212は、サーバ300から接続情報322を受信する。そして、認証情報提供部215は、接続情報322に含まれるSSIDや暗号化キーなどの無線中継装置200の認証に必要な情報を第1の無線通信によって端末100に送信する(ステップS108)。
次に、接続情報取得部212は、記憶部260に記憶されている既存の接続情報261を受信した接続情報322に基づいて更新する(ステップS109)。そして、LAN通信部213は、接続情報261を用いて端末100と第2の無線通信を実行する(ステップS110)。具体的には、LAN通信部213は、接続情報261に含まれるLAN用接続情報を用いて第2無線通信20を実行する。よって、端末100が無線中継装置200のSSIDや暗号化キーを取得した場合、無線中継装置200は第2無線通信20によって端末100と接続できる。
次に、接続情報取得部212は、e-SIM270に記憶されている既存のSIM情報271を受信した接続情報322に基づいて更新する(ステップS111)。具体的には、接続情報取得部212は、e-SIM270に記憶されている既存のSIM情報271を接続情報261に含まれるWAN用接続情報に基づいて更新する。そして、WAN通信部214は、接続情報261及びSIM情報271を用いて第3無線通信30を実行する(ステップS112)。具体的には、WAN通信部214は、接続情報261に含まれるWAN用接続情報とSIM情報271とを用いて第3無線通信30を実行する。そうすることによって、無線中継装置200は、第3無線通信30を用いて基地局及びインターネットと接続できる。この際、無線中継装置200は、第3無線通信30を用いて基地局及びインターネットと再接続できる。なお、ステップS111の処理は、ステップS109の処理の後に行われてもよい。
なお、本実施形態では、認証情報提供部215は、ステップS108において、接続情報322に含まれるSSIDや暗号化キーなどの無線中継装置200の認証に必要な情報を第1の無線通信によって端末100に送信する。認証情報提供部215は、接続情報261に含まれるSSIDや暗号化キーなどを端末100に送信してもよい。さらに、送信するタイミングは、本実施形態の例に限られない。
本実施形態では、サーバ300はアカウント情報321と接続情報322とを紐づけて記憶している。無線中継装置200は、端末100のアカウント情報161と対応するアカウント情報321に紐づけられた接続情報322をサーバ300から取得し、既存の接続情報261及びSIM情報271を更新する。例えば、ユーザが無線中継装置200をレンタルする際、端末100のアカウント情報161と対応する接続情報322をサーバ300から取得し、既存の接続情報261及びSIM情報271を更新する。そして、接続情報261とSIM情報271とを用いて第2無線通信と第3無線通信とを実行できる。よって、ユーザが無線中継装置200をレンタルするたびに、無線中継装置200の接続情報261又はSIM情報271とユーザとを紐づける作業を必要としない。
したがって、モバイルルータをレンタルする際にかかる手間を低減できる。また、ユーザが無線中継装置200をレンタルする際、どの無線中継装置200を利用してもよく、無線中継装置200の貸し出しの受付などをしなくてもよくなる。また、無線中継装置200の受け渡しをせずに、どこかに設置しておいて使用者が勝手に持って行っても、ユーザは無線中継装置200において接続情報261又はSIM情報271を用いてLAN側の通信とWAN側の通信とを実行できる。
また、レンタルの際にそのままユーザがモバイルルータを使用できるようにモバイルルータのディスプレイ又は付属物にモバイルルータのSSID、暗号化キーが記載される。そのため、モバイルルータがあれば誰でも使用することができてしまうためセキュリティ上好ましくないという課題があった。例えば、落としたモバイルルータを拾った人が使用できてしまう。
本実施形態では、端末100は、無線中継装置200のSSIDや暗号化キーなどを無線中継装置200から取得できる。したがって、端末100のユーザは、無線中継装置200の設定を確認しなくても接続することが可能となる。そのため、SSIDや暗号化キーを無線中継装置200に表示しなくてもよくなる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
(変形例1)
変形例1に係る通信システム3は、第2の実施形態に係る通信システム2と比較して、以下の構成を変更している。
変形例1に係る無線中継装置200は、端末100のアカウント情報161を用いてサーバ300から接続情報322を取得しない代わりに、端末100がアカウント情報161を用いてサーバ300から接続情報322を取得する。また、端末100は、取得した接続情報322からSSID及び暗号化キーなどの無線中継装置200に第2無線通信20によって接続するための情報を取得する。そのため、変形例1に係る無線中継装置200は、アカウント情報取得部211及び認証情報提供部215を備えていなくてもよい。
続いて、図5を用いて、変形例1の動作を説明する。図5は、変形例1に係る通信システム3の動作を示すフローチャートである。
まず、端末100の通信制御部110は、アカウント情報161を用いて第3無線通信30によってサーバ300にアクセスする(S201)。ここで、端末100は、端末100が備える既存のSIM情報(不図示)に基づいてサーバ300との第3無線通信30を実施する。サーバ300にアクセスした際、通信制御部110は、アカウント情報161を送信する。
次に、サーバ300の抽出部310は、受信されたアカウント情報161に対応する接続情報322を抽出する(ステップS202)。具体的には、サーバ300の記憶部320は、アカウント情報321と接続情報322とを紐づけた情報を少なくとも1種類記憶している。抽出部310は、アカウント情報161に対応するアカウント情報321に紐づけられた接続情報322を取得する。そして、抽出部310は、取得した接続情報322を端末100に送信する(ステップS203)。
次に、端末100のコード取得部150は、無線中継装置200のコード出力部250が出力した二次元コードを取得する(ステップS204)。この際、コード取得部150は、取得した二次元コードをデコードし、第1無線通信接続情報を取得する。例えば、コード取得部150は、端末100が備えるカメラ等で撮像した二次元コードをデコードし、無線中継装置200と第1無線通信接続情報を取得してもよい。そして、コード取得部150は、第1無線通信接続情報を通信制御部110に供給する。
次に、通信制御部110は、受け取った無線中継装置200と第1無線通信接続情報に基づいて、第1無線通信10によって無線中継装置200と接続する(ステップS205)。そうすると、無線中継装置200の通信制御部210は、第1無線通信10によって端末100と接続する(ステップS206)。次に、通信制御部110は、サーバ300から取得した接続情報322を無線中継装置200に送信する(ステップS207)。ここで、端末100は、ステップS204において接続情報322をサーバ300から受信し、当該接続情報322を記憶部160に記憶しておいてもよい。
次に、接続情報取得部212は、記憶部260に記憶されている既存の接続情報261を受信した接続情報322に基づいて更新する(ステップS208)。そして、LAN通信部213は、接続情報261を用いて第2の無線通信を実行する(ステップS209)。具体的には、LAN通信部213は、接続情報261に含まれるLAN用接続情報を用いて第2無線通信20を実行する。よって、端末100が無線中継装置200のSSIDや暗号化キーを取得した場合、無線中継装置200は第2無線通信20によって端末100と接続できる。
次に、接続情報取得部212は、e-SIM270に記憶されている既存のSIM情報271を受信した接続情報322に基づいて更新する(ステップS210)。具体的には、接続情報取得部212は、e-SIM270に記憶されている既存のSIM情報271を接続情報261に含まれるWAN用接続情報に基づいて更新する。そして、WAN通信部214は、接続情報261及びSIM情報271を用いて第3無線通信30を実行する(ステップS211)。具体的には、WAN通信部214は、接続情報261に含まれるWAN用接続情報とSIM情報271とを用いて第3無線通信30を実行する。そうすることによって、無線中継装置200は、第3無線通信30を用いて基地局及びインターネットと接続できる。この際、無線中継装置200は、第3無線通信30を用いて基地局及びインターネットと再接続できる。なお、ステップS210の処理は、ステップS208の処理の後に行われてもよい。
そして、端末100は、接続情報322からSSID及び暗号化キーなどの無線中継装置200に第2無線通信20によって接続するための情報を取得しておくことで、端末100は、第2無線通信20によって無線中継装置200と接続できる。
したがって、変形例1に係る通信システム3では、第2の実施形態に係る通信システム2と同様の効果を奏する。
(変形例2)
続いて、図6を用いて、変形例2に係る通信システム4の構成について説明する。図6は、変形例2に係る通信システム4の構成を示すブロック図である。
変形例2に係る通信システム4は、端末400及び無線中継装置200を備える。通信システム4は、第2の実施形態に係る通信システム2と比較して、以下の構成を変更している。
まず、通信システム4はサーバ300を備えない。そのため、端末100の記憶部160は、無線中継装置200の接続情報261及びSIM情報271を更新するための接続情報162を記憶している。ここで、接続情報162は、端末100のアカウント情報161と紐づけられている。そのため、無線中継装置200は、アカウント情報取得部211を備えなくてもよい。
また、端末100は予め接続情報162を記憶している。端末100は、接続情報162からSSID及び暗号化キーなどの無線中継装置200に第2無線通信20によって接続するための情報を取得する。そのため、無線中継装置200は、認証情報提供部215を備えなくてもよい。
続いて、図7を用いて、第4の実施形態に係る通信システム4の動作を説明する。図7は、第4の実施形態に係る通信システム4の動作を示すフローチャートである。
端末400のコード取得部150は、無線中継装置500のコード出力部250が出力した二次元コードを取得する(ステップS301)。この際、コード取得部150は、取得した二次元コードをデコードし、無線中継装置500と第1無線通信接続情報を取得する。例えば、コード取得部150は、端末100が備えるカメラ等で撮像した二次元コードをデコードし、無線中継装置500と第1無線通信接続情報を取得してもよい。そして、コード取得部150は、無線中継装置500と第1無線通信接続情報を通信制御部110に供給する。
次に、通信制御部110は、受け取った無線中継装置500と第1無線通信接続情報に基づいて、第1無線通信10によって無線中継装置200と接続する(ステップS302)。そうすると、無線中継装置500の通信制御部210は、第1無線通信10によって端末400と接続する(ステップS303)。次に、通信制御部110は、無線中継装置500に接続情報162を送信する(ステップS304)。ここで、接続情報162は、端末400が記憶部160に記憶しているものである。
次に、無線中継装置500の接続情報取得部212は、記憶部260に記憶されている既存の接続情報261を受信した接続情報162に基づいて更新する(ステップS305)。そして、LAN通信部213は、接続情報261を用いて第2の無線通信を実行する(ステップS306)。具体的には、LAN通信部213は、接続情報261に含まれるLAN用接続情報を用いて第2無線通信20を実行する。よって、端末400が無線中継装置500のSSIDや暗号化キーを取得した場合、無線中継装置500は第2無線通信20によって端末400と接続できる。
次に、接続情報取得部212は、e-SIM270に記憶されている既存のSIM情報271を受信した接続情報162に基づいて更新する(ステップS307)。具体的には、接続情報取得部212は、e-SIM270に記憶されている既存のSIM情報271を接続情報261に含まれるWAN用接続情報に基づいて更新する。そして、WAN通信部214は、接続情報261及びSIM情報271を用いて第3無線通信30を実行する(ステップS308)。具体的には、WAN通信部214は、接続情報261に含まれるWAN用接続情報とSIM情報271とを用いて第3無線通信30を実行する。そうすることによって、無線中継装置500は、第3無線通信30を用いて基地局及びインターネットと接続できる。この際、無線中継装置500は、第3無線通信30を用いて基地局及びインターネットと再接続できる。なお、ステップS307の処理は、ステップS305の処理の後に行われてもよい。
そして、端末100は、接続情報162からSSID及び暗号化キーなどの無線中継装置200に第2無線通信20によって接続するための情報を取得しておくことで、端末100は、第2無線通信20によって無線中継装置200と接続できる。
したがって、変形例2に係る通信システム4では、第2の実施形態に係る通信システム2と同様の効果を奏する。
(変形例3)
変形例3では、前述の実施形態に係る端末100、無線中継装置200、端末400、無線中継装置500は、記憶手段(不図示)にアプリケーションを記憶していて、それぞれの動作をアプリケーションによって実行してもよい。
<ハードウェア構成>
続いて、端末100、無線中継装置200、サーバ300、端末400、無線中継装置500に係る処理装置のハードウェア構成例を説明する。図8は、処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図8において処理装置は、プロセッサ1001と、メモリ1002とを有している。プロセッサ1001は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1001は、複数のプロセッサを含んでもよい。メモリ1002は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1002は、プロセッサ1001から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1001は、図示されていないI/Oインターフェースを介してメモリ1002にアクセスしてもよい。
上述の実施形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。各装置の機能(処理)を、CPUやメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、記憶装置に実施形態における方法を行うためのプログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納されたプログラムをCPUで実行することにより実現してもよい。
これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random Access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
端末から当該端末のアカウント情報を取得するアカウント情報取得部と、
WAN側の通信によって前記アカウント情報と対応する、WAN側の通信のためのWAN用接続情報とLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをサーバから取得する接続情報取得部と、
前記WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行するWAN通信部と、
前記LAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行するLAN通信部と、を備える
無線中継装置。
(付記2)
前記接続情報取得部は、前記WAN用接続情報をサーバから取得した場合、前記アカウント情報が取得される際に用いられるWAN用接続情報を、前記サーバから取得した前記WAN用接続情報に基づいて更新する
付記1に記載の無線中継装置。
(付記3)
前記接続情報取得部は、前記WAN用接続情報をサーバから取得した場合、前記アカウント情報が取得される際に用いられるSIMの情報を、前記サーバから取得した前記WAN用接続情報に基づいて更新する
付記2に記載の無線中継装置。
(付記4)
前記アカウント情報取得部は、近距離無線通信によって前記端末から当該端末のアカウント情報を取得する
付記1乃至3に記載の無線中継装置。
(付記5)
前記LAN用接続情報に含まれるSSIDと暗号化キーとを近距離無線通信によって前記端末に送信する認証情報提供部をさらに備える
付記1乃至4のいずれか一項に記載の無線中継装置。
(付記6)
端末と接続する無線中継装置と、
前記無線中継装置と接続し、前記無線中継装置におけるWAN側の通信のためのWAN用接続情報と前記無線中継装置におけるLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをアカウント情報と紐づけて記憶するサーバと、を備え、
前記無線中継装置は、前記端末から前記端末のアカウント情報を取得し、WAN側の通信によって前記端末のアカウント情報と対応する、前記WAN用接続情報と前記LAN用接続情報とをサーバから取得し、前記WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行し、前記LAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行する
通信システム。
(付記7)
前記無線中継装置は、前記WAN用接続情報をサーバから取得した場合、前記アカウント情報が取得される際に用いられるWAN用接続情報を、前記サーバから取得した前記WAN用接続情報に基づいて更新する
付記6に記載の通信システム。
(付記8)
前記無線中継装置は、前記LAN用接続情報に含まれるSSIDと暗号化キーとを近距離無線通信によって前記端末に送信する
付記6又は7に記載の通信システム。
(付記9)
前記無線中継装置は、前記端末が近距離無線通信によって前記無線中継装置と接続するための情報を含む識別コードを出力し、
前記端末は、前記識別コードを撮像し、撮像された前記識別コードに含まれる情報に基づいて前記近距離無線通信によって前記無線中継装置と接続し、前記無線中継装置に前記アカウント情報を送信する
付記6乃至8のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記10)
アカウント情報を記憶する端末と、
前記端末と接続する無線中継装置と、
前記無線中継装置と接続し、前記無線中継装置におけるWAN側の通信のためのWAN用接続情報と前記無線中継装置におけるLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをアカウント情報と紐づけて記憶するサーバと、を備え、
前記端末は、前記端末のアカウント情報と対応する、前記WAN用接続情報と前記LAN用接続情報とをサーバから取得し、取得した前記WAN用接続情報と前記LAN用接続情報とを前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行し、前記LAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行する
通信システム。
(付記11)
前記端末は、前記LAN用接続情報からSSIDと暗号化キーとを取得する
付記10に記載の通信システム。
(付記12)
無線中継装置と、
前記無線中継装置と接続し、前記無線中継装置におけるWAN側の通信のためのWAN用接続情報と前記無線中継装置におけるLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをアカウント情報と紐づけて記憶する端末と、を備え、
前記端末は、前記端末のアカウント情報と対応する、前記WAN用接続情報と前記LAN用接続情報とを前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行し、前記LAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行する
通信システム。
(付記13)
前記端末は、前記LAN用接続情報からSSIDと暗号化キーとを取得する
付記12に記載の通信システム。
(付記14)
端末から当該端末のアカウント情報を取得することと、
WAN側の通信によって前記アカウント情報と対応する、WAN側の通信のためのWAN用接続情報とLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをサーバから取得することと、
前記WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行することと、
前記LAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行することと、を含む
方法。
(付記15)
端末から当該端末のアカウント情報を取得することと、
WAN側の通信によって前記アカウント情報と対応する、WAN側の通信のためのWAN用接続情報とLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをサーバから取得することと、
前記WAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行することと、
前記LAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行することと、をコンピュータに実行させる
プログラム。
1-4 通信システム
10 第1無線通信
20 第2無線通信
30 第3無線通信
100 端末
110 通信制御部
120 第1無線通信I/F
130 第2無線通信I/F
140 第3無線通信I/F
150 コード取得部
160 記憶部
161 アカウント情報
162 接続情報
200 無線中継装置
210 通信制御部
211 アカウント情報取得部
212 接続情報取得部
213 LAN通信部
214 WAN通信部
215 認証情報提供部
220 第1無線通信I/F
230 第2無線通信I/F
240 第3無線通信I/F
250 コード出力部
260 記憶部
261 接続情報
271 SIM情報
300 サーバ
310 抽出部
320 記憶部
321 アカウント情報
322 接続情報
400 端末
500 無線中継装置
1001 プロセッサ
1002 メモリ

Claims (2)

  1. アカウント情報を記憶する端末と、
    前記端末と接続する無線中継装置と、
    前記無線中継装置と接続し、前記無線中継装置におけるWAN側の通信のためのWAN用接続情報と前記無線中継装置におけるLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをアカウント情報と紐づけて記憶するサーバと、を備え、
    前記端末は、前記端末のアカウント情報と対応する、前記WAN用接続情報と前記LAN用接続情報とをサーバから取得し、前記サーバから取得されたWAN用接続情報と前記サーバから取得されたLAN用接続情報とを前記無線中継装置に送信し、
    前記無線中継装置は、前記サーバから取得されたWAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行し、前記サーバから取得されたLAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行する
    通信システム。
  2. 無線中継装置と、
    前記無線中継装置と接続し、前記無線中継装置におけるWAN側の通信のためのWAN用接続情報と前記無線中継装置におけるLAN側の通信のためのLAN用接続情報とをアカウント情報と紐づけて記憶する端末と、を備え、
    前記端末は、前記端末のアカウント情報と対応する、前記WAN用接続情報と前記LAN用接続情報とを前記無線中継装置に送信し、
    前記無線中継装置は、前記端末から受信されたWAN用接続情報を用いてWAN側の通信を実行し、前記端末から受信されたLAN用接続情報を用いて前記端末との間でLAN側の通信を実行する
    通信システム。
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