JP2023026336A - ガスタービン用水燃料エマルジョンシステム及び方法 - Google Patents

ガスタービン用水燃料エマルジョンシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスタービンエンジンにおける燃焼を改善するための水燃料エマルジョンを提供する。【解決手段】ガスタービンエンジンは、第1の燃料ノズルを有する第1の燃焼器を備えており、第1の燃料ノズルは、水燃料エマルジョンを第1の燃焼器に供給するように構成される。水燃料エマルジョンは、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含み、複数の水滴は、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために燃料内部で気化するように構成され、霧化した燃料は、燃焼して燃焼ガスを生成するように構成される。ガスタービンエンジンは、第1の燃焼器からの燃焼ガスによって駆動されるタービンをさらに備える。【選択図】図1

Description

本願は、一般に、ガスタービンシステムに関し、特に、ガスタービンシステムの燃焼器における燃焼の制御に関する。
ガスタービンシステムは、圧縮機セクション、燃焼器セクション及びタービンセクションを含む。燃焼器セクションは、燃料を空気で燃焼させて高温燃焼生成物を生成せしめ、タービンセクション内の1以上のタービン段を駆動するように構成される。しかし、燃焼プロセスでは、窒素酸化物(NOx)及び煤のような望ましくない排気物質を発生しかねない。したがって、性能に悪影響を与えることも、ガスタービンシステムの運転に付随するコストを実質的に増加させることもなく、排気物質を低減することが望まれる。
本願出願当初の特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲に属する幾つかの実施形態について要約する。これらの実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲を限定するものではなく、本発明の可能な形態を簡単にまとめたものである。実際、本発明は、以下に記載する実施形態と同様のものだけでなく、異なる様々な実施形態をも包含する。
ある実施形態では、ガスタービンエンジンは、第1の燃料ノズルを有する第1の燃焼器を備えており、第1の燃料ノズルは、水燃料エマルジョンを第1の燃焼器に供給するように構成される。水燃料エマルジョンは、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含んでおり、複数の水滴は、燃焼器への噴射後に、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために燃料内部で気化するように構成され、燃料は燃焼して燃焼ガスを生成するように構成される。ガスタービンエンジンは、第1の燃焼器からの燃焼ガスによって駆動されるタービンをさらに備える。
ある実施形態では、システムは、ガスタービンエンジンの第1の燃焼器への第1の燃料ノズルを介しての水燃料エマルジョンの供給を制御するように構成されたコントローラを備える。水燃料エマルジョンは、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含み、複数の水滴は、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために燃料内部で気化するように構成され、燃料は、燃焼して、ガスタービンエンジンのタービンを駆動する燃焼ガスを生成するように構成される。
ある実施形態では、方法は、ガスタービンエンジンの第1の燃焼器に第1の燃料ノズルを介して水燃料エマルジョンを供給することを含み、水燃料エマルジョンは、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含む。本方法は、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために複数の水滴を燃料内部で気化させることをさらに含む。本方法は、燃料を燃焼させて、ガスタービンエンジンのタービンを駆動する燃焼ガスを生成させることをさらに含む。
本願で開示する技術の上記その他の特徴、態様及び利点については、添付図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって理解を深めることができよう。図面を通して、同様の部材には同様の符号を付した。
図1は、燃料中水型(WIF)エマルジョンを含む水燃料エマルジョンを生成するように構成された水燃料乳化システムを有するガスタービンシステムの実施形態の概略図である。 図2は、図1の水燃料乳化システムの一実施形態の概略図である。 図3は、図1及び図2の水燃料乳化システムの乳化装置の一実施形態の概略図であり、さらに、燃料と水の乳化を促進する複数の攪拌器も示してある。 図4は、図1~図3の水燃料乳化システムの実施形態の概略図であり、さらに、複数の乳化段階及び各燃料ノズルのための抽出導管も示してある。。 図5は、エマルジョンの大きな燃料液滴中に分散した水滴のミクロ爆発と、その後の燃料液滴の霧化及び燃焼を示す燃料中水型(WIF)エマルジョン燃焼プロセスの実施形態の概略図である。 図6は、大きな燃料液滴中に分散した小さな水滴を示す、燃料中水型(WIF)エマルジョン液滴の実施形態の概略図である。 図7は、大きな燃料液滴の内部で蒸発する際の小さな水滴のミクロ爆発のプロセスを示す、燃料中水型(WIF)エマルジョン液滴の実施形態の概略図である。 図8は、図5~図7に示すような燃料中水型(WIF)エマルジョン液滴中の水滴のミクロ爆発で得られる小さな燃料液滴の実施形態の概略図である。 図9は、図1に示すようなガスタービンシステムにおける水燃料エマルジョンの燃焼プロセスの一実施形態のフローチャートである。
以下、本願で開示する技術の1以上の特定の実施形態について説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するため、現実の実施に際してのあらゆる特徴について本明細書に記載しないこともある。実施化に向けての開発に際して、あらゆるエンジニアリング又は設計プロジェクトの場合と同様に、実施毎に異なる開発者の特定の目標(システム及び業務に関連した制約に従うことなど)を達成すべく、実施に特有の多くの決定を行う必要があることは明らかであろう。さらに、かかる開発努力は複雑で時間を要することもあるが、本明細書の開示内容に接した当業者にとっては日常的な設計、組立及び製造にすぎないことも明らかであろう。
本開示の様々な実施形態の構成要素について紹介する際、単数形で記載したものは、その構成要素が1以上存在することを意味する。「含む」、「備える」及び「有する」という用語は内包的なものであり、記載した構成要素以外の追加の要素が存在していてもよいことを意味する。
開示される実施形態は、ガスタービンエンジンにおける燃焼を改善するように構成された、燃料中水型(WIF)エマルジョン及び/又は水中燃料型(FIW)エマルジョンのような水燃料エマルジョンに関する。WIFエマルジョンは、大きな燃料液滴内での小さな水滴のミクロ爆発によって燃料の霧化(アトマイゼーション)を改善することにより、燃焼を改善する。例えば、WIFエマルジョンは、液体燃料の連続相中に分散した小さな水滴で形成される。WIFエマルジョンは、液滴(すなわち、大きな燃料液滴中の小さな水滴)のスプレー(一次霧化)として燃焼器内に噴射される。ミクロ爆発は燃料の二次霧化をもたらす。すなわち大きな燃料液滴内で小さな水滴が蒸発して、大きな燃料液滴から小さな燃料液滴への炸裂又は分解を起こす。小さな燃料液滴(すなわち、微細霧化した燃料)は次いで急速に蒸発して空気と混合され、燃料と空気とのより均一な混合、より均質な燃焼及び温度分布、並びにNOx及び煤の排出量の低減をもたらす。FIWエマルジョンも、ガスタービンエンジンの燃焼に利点をもたらすことができる。FIWエマルジョンは、水の連続相に分散した小さな燃料液滴で形成される。いずれの場合も、水燃料エマルジョン(例えば、WIF又はFIWエマルジョン)は、燃焼プロセス、排出レベル、水使用量及びガスタービンエンジンの他の運転面での制御性を向上させるのに役立つ可能性がある。水燃料エマルジョンは、低品位燃料、粘稠燃料、重質燃料油(HFO)、原油、ディーゼル燃料及び/又は夾雑燃料に特に有益である。
図1は、発電機のような負荷14に駆動結合されたガスタービンエンジン12を有するガスタービンシステム10の一実施形態の概略図である。ガスタービンシステム10は、ガスタービンエンジン12に結合した流体供給システム16も備える。図に示す通り、流体供給システム16は、1以上の燃料供給システム20、1以上の水供給システム22及び1以上の乳化剤供給システム24に結合した水燃料乳化システム18を含む。水燃料乳化システム18は、ガスタービンエンジン12に水燃料エマルジョンを分配するように構成されたエマルジョン分配システム26にも結合される。ガスタービンシステム10は、流体供給システム16及びガスタービンエンジン12に結合した制御システム28及び監視システム30も備える。
以下でさらに詳しく説明する通り、水燃料乳化システム18は、ガスタービンエンジン12に分配し燃焼させるための水燃料エマルジョンを生成するように構成される。水燃料エマルジョンは、燃焼生成物中のNOx生成を低減し、燃焼生成物中の煤生成を低減し、ガスタービンエンジン12における燃焼プロセスを全般的に改善するように構成される。さらに、水燃料エマルジョンは、燃料とは別個にガスタービンエンジン12に供給される水の体積を減少するように構成される。開示される実施形態は、燃焼プロセスを制御するために、燃料中水型(WIF)エマルジョン、水中燃料型(FIW)エマルジョン及び/又は様々な水対燃料比のような、多種多様な組成の水燃料エマルジョンを生成するようにも構成される。
ガスタービンエンジン12は、吸気セクション32と、圧縮機セクション34と、1以上の一次燃焼器38を有する一次燃焼器セクション36と、一次タービンセクション40とを備える。ある実施形態では、ガスタービンエンジン12は、1以上の二次燃焼器44を有する二次燃焼器セクション42及び二次タービンセクション46をさらに含んでいてもよい(又は含んでいなくてもよい)。ガスタービンエンジン12は、排気セクション48も備える。
圧縮機セクション34は、中心ロータ又はシャフト54に各々結合した複数の圧縮機ブレード52を有する1以上の圧縮機段50を有する軸流圧縮機であってもよい。圧縮機ブレード52は、圧縮機ケーシング56内のシャフト54によって駆動されて回転する。圧縮機セクション34は、1~28又はそれ以上の圧縮機段50を含んでいてもよい。
一次燃焼器セクション36は、各々1以上の燃料ノズル58を有する燃焼器38を含む。例えば、各燃焼器38は、1、2、3、4、5、6又はそれ以上の燃料ノズル58を含んでいてもよい。追加の例として、各燃焼器38は、複数の周縁燃料ノズル58で囲まれた中央燃料ノズル58を含んでいてもよい。燃料ノズル58は、一次燃焼器38のヘッドエンド60に配置された一次燃料ノズルである。さらに、燃焼器38は、一次燃焼器38の燃焼器ライナ又は側壁64に沿って1以上の側方又は四次燃料噴射器又はノズル62を含んでいてもよい。燃料ノズル58及び62は、互いに交差する方向(例えば、垂直又は鋭角)に配向される。例えば、燃料ノズル58は、一次燃焼器38の中心軸に対して軸方向に配向しているが、燃料ノズル62は、中心軸に対して半径方向に配向している。燃料ノズル58及び62は、燃料と水のエマルジョンを一次燃焼器38の燃焼室又は燃焼域66に噴射するように構成されており、その結果、燃焼が起きて一次タービンセクション40に送られる高温燃焼生成物96を生成する。
一次タービンセクション40は、ロータ又はシャフト72に各々結合された複数のタービンブレード70を有する1以上のタービン段68を含んでいてもよい。運転中、高温燃焼生成物96は一次タービンセクション40を通って流れ、タービンケーシング74内のシャフト72を回転させるようにタービンブレード70を駆動する。一次タービンセクション40は、1~10又はそれ以上のタービン段68を含んでいてもよい。
図1に示す特定の実施形態では、ガスタービンシステム10は、二次燃焼器セクション42及び二次タービンセクション46を含んでいてもよい。ただし、ガスタービンシステム10のいくつかの実施形態では、二次燃焼器セクション42及び二次タービンセクション46は除かれる。図に示す通り、二次燃焼器セクション42は1以上の二次燃焼器44を含んでおり、各二次燃焼器は1以上の一次燃料ノズル76及び1以上の側方又は四次燃料噴射器又はノズル78を有するむ。燃料ノズル76及び78は、燃料と水のエマルジョンを二次燃焼器44内の燃焼室又は燃焼域80に噴射するように構成され、その結果、燃焼が起きて高温燃焼ガス100が二次タービンセクション46に送られる。
二次タービンセクション46は1以上のタービン段82を含んでいてもよく、各タービン段は、ロータ又はシャフト86に結合した複数のタービンブレード84を有していて、それらは集合体としてケーシング87内で回転可能である。例えば、二次タービンセクション46は、1~5以上のタービン段82を含んでいてもよい。図に示す実施形態では、シャフト54及び72は中間シャフト88を介して互いに結合しており、シャフト72及び86は中間シャフト90を介して互いに結合している。ただし、図に示すシャフト54、88、72、90及び86をまとめて一体化して1以上の共通のシャフトとしてもよい。さらに、シャフト86は、荷重14に結合されている。
運転中、圧縮機セクション34は、矢印92で示すように吸気セクション32を介して空気を受け取るように構成される。吸気セクション32は、1以上のエアフィルタ、サイレンサ、防氷システムその他の入口空気調整システムを含んでいてもよい。圧縮機セクション34は、1以上の圧縮機段50を介して吸気92を圧縮するように構成され、矢印94で示すように、空気を漸次圧縮してから一次燃焼器セクション36へと送る。圧縮空気94は、燃焼器ライナ64に沿って、各々の一次燃焼器38のヘッドエンド60に送られる。ある実施形態では、圧縮空気94は、燃焼器ライナ64の外表面と、燃焼器ライナ64を冷却するための周囲フローガイドとの間の流路を通して送られる。
圧縮空気94は、次いで、燃焼室66に送られる。ある実施形態では、圧縮空気94の一部は、燃料ノズル58及び/又は燃料ノズル62の周囲に送ってもよい。さらに、燃料の霧化を促進するため、ある量の霧化用空気(例えば、圧縮空気)を燃料ノズル58及び/又は燃料ノズル62を通して送ってもよい。霧化用空気(例えば、圧縮空気)は、圧縮機セクション34、別個の空気圧縮機又は他の空気供給源から供給し得る。ここでは、圧縮空気(例えば、94)について言及するが、圧縮空気は1又は複数の空気供給源に由来するものでもよい。
燃料ノズル58及び/又は燃料ノズル62は、流体供給システム16から燃料と水のエマルジョンも受け取る。燃料と水のエマルジョンは、燃焼室66内で圧縮空気94と混合され、燃焼して高温の燃焼ガスを生成するが、燃焼ガスは次いで矢印96で示すように一次タービンセクション40に流れ込む。以下でさらに詳しく説明する通り、流体供給システム16によって供給される水と燃料のエマルジョンは、燃焼室66内での燃料の霧化を促進するように構成され、もって燃焼反応を改善させ、NOx生成を低減し、煤を低減し、燃焼プロセスを全体的に改善する。
燃焼ガス96は、一次タービンセクション40の1以上のタービン段68を流れて、各段68のタービンブレード70を駆動してシャフト72を回転させる。燃焼ガスは、矢印98で示すように、一次タービンセクション40から出る。この時点で、燃焼ガスは二次燃焼セクション42に流入してもよい。二次燃焼器セクション42の二次燃焼器44の各々は、流体供給システム16から燃焼ガス98及び水と燃料のエマルジョンを受け取るように構成され、二次燃焼セクション42の燃焼室80でのエマルジョン中の燃料のさらなる燃焼を促進する。燃焼は、矢印100で示すように、排気ガス又は燃焼生成物の追加の出力をもたらす。燃焼ガス100は次いで二次タービンセクション46に入り、燃焼ガス100はタービンブレード84を駆動して1以上のタービン段82のシャフト86を回転させる。
最終的に、燃焼ガスは矢印102で示すように排気ガスとして二次タービンセクション46から出る。排気ガス102は次いで排気セクション48を通して流れ、排気セクション48は、排気スタック、排気処理システム、サイレンサその他の機器を含むことができる。運転中、一次タービンセクション40の回転を駆動する燃焼ガス96及び二次タービンセクション46の回転を駆動する燃焼ガス100は、シャフト72及び86を回転するように構成されており、もって負荷14、圧縮機セクション34並びにガスタービンシステム10に結合した他の負荷又は機器の回転を駆動する。
上述の通り、流体供給システム16は、燃焼反応を改善し、NOx生成を低減し、煤生成を低減し、燃焼プロセスを改善するために、水と燃料のエマルジョンを様々な燃料ノズル58、62、76及び78並びにガスタービンエンジン12に供給するように構成される。図に示す実施形態では、水燃料乳化システム18は、互いに直列及び/又は並列に配置された複数の乳化装置104を含む。例えば、乳化装置104は、直列又は連続配置に配置された第1の一連の乳化装置106、直列又は連続配置に配置された第2の一連の乳化装置108及び直列又は連続配置に配置された第3の一連の乳化装置110を備えていてもよく、乳化装置106、108及び110は互いに並列に配置される。
これらの並列及び直列に配置された乳化装置104は、ガスタービンエンジン12の様々な位置で使用するための異なる乳化レベルの乳化及び水燃料乳化の複数の独立した経路をもたらすように構成される。例えば、以降でさらに詳しく説明する通り、特定の運転状態、噴射位置などに応じて、異なる乳化技術を使用してもよいし、併せて/或いは異なる特性の乳化水燃料を供給してもよい。
水燃料乳化システム18は、矢印117で示すように、燃料供給システム20から1種以上の燃料を受け取るように構成される。図に示す通り、燃料供給システム20の各々は、燃料供給源112、1以上の流量装置114(例えば、流量計、レギュレータ及び/又は弁)及び1以上のポンプ116を含んでいてもよい。燃料供給源112は、燃料槽、配管、貯蔵槽又は別の燃料源を含んでいてもよい。燃料供給源112は、燃料の温度を制御するための1以上の燃料加熱器又は熱交換器を含んでいてもよい。燃料としては、低品位燃料、高粘度燃料、重質燃料油(HFO)、原油、ディーゼル燃料及び/又は夾雑液体燃料を挙げることができる。ただし、どのような燃料も燃料供給源112に使用し得る。
さらに具体的には、流量装置114は、レギュレータ、逆止弁又はアクチュエータに結合された弁(例えば、ゲート弁又はボール弁)を含んでいてもよく、これらは制御システム28で制御し得る。ある実施形態では、流量装置114は、燃料の流量を監視して、乳化装置104で水及び乳化剤と混合される燃料の百分率又は比率の制御を向上させる流量計を含んでいてもよい。ポンプ116はポンプ部及び駆動部を含むことができ、駆動部は、ポンプ部を駆動するように構成されたモータ又はドライブ(例えば、可変周波数ドライブ(VFD))を含んでいてもよい。VFDは、流量制御をさらに精密に行えるように構成できる。ポンプ116のポンプ部は、ロータリーポンプ及び/又は往復ポンプを含んでいてもよい。
繰り返すが、流体供給システム16は、1以上の燃料供給システム20を含んでいてもよい。これらの燃料供給システム20の各々は、他の燃料供給システム20と同一であっても異なっていてもよい。さらに、燃料供給源112の各々は、他のものと同一であっても異なっていてもよい。例えば、ある燃料供給源112は原油を含んでいてもよく、別の燃料供給源112は夾雑液体燃料を含んでいてもよく、別の燃料供給源112はバイオ燃料を含んでいてもよく、別の燃料供給源112は他の廃棄又は低質燃料を含んでいてもよく、或いはこれらの任意の組合せであってもよい。ある実施形態では、燃料供給システム20の各々は、水燃料乳化システム18内の乳化装置104の1つだけ又は複数に液体燃料を供給するように構成してもよい。例えば、各燃料供給システム20は、一連の乳化装置106、108又は110の1つに燃料を供給するように構成してもよい。
水燃料乳化システム18は、1以上の水供給システム22から水を受け取るように構成される。各水供給システム22は、水供給源118、流量装置120(例えば、流量計、レギュレータ及び/又は弁)及びポンプ122を含んでいてもよい。水供給源118は、燃料供給源112と同様に、水槽、配水管、貯水槽又は別の水源を含んでいてもよい。水供給源118は、水の温度を制御するための1以上の水加熱器又は熱交換器を含んでいてもよい。流量装置120は、レギュレータ、逆止弁又はアクチュエータに結合された弁(例えば、ゲート弁又はボール弁)を含んでいてもよく、これらは制御システム28で制御し得る。ある実施形態では、流量装置120は、水の流量を監視して、乳化装置104で燃料及び乳化剤と混合される水の百分率又は比率の制御を向上させる流量計を含んでいてもよい。ポンプ122はポンプ部及び駆動部を含むことができ、駆動部は、ポンプ部を駆動するように構成されたモータ又はドライブ(例えば、可変周波数ドライブ(VFD))を含んでいてもよい。VFDは、流量制御をさらに精密に行えるように構成できる。ポンプ122のポンプ部は、ロータリーポンプ、往復ポンプ又はポンプの組合せを含んでいてもよい。水供給システム22は、矢印124で示すように、水燃料乳化システム18に1以上の水の流れ又は水流を供給する。
水燃料乳化システム18は、1以上の乳化剤供給システム24を含んでいてもよい。乳化剤供給システム24の各々は、乳化剤供給源126、1以上の流量装置128(例えば、流量計、レギュレータ及び/又は弁)及び1以上のポンプ130を含んでいてもよい。乳化剤供給源126は、乳化剤供給槽、乳化剤貯蔵槽又は別の適切な乳化剤供給貯蔵媒体を含んでいてもよい。乳化剤供給源126は、乳化剤の温度を制御するための1以上の加熱器又は熱交換器を含んでいてもよい。流量装置128は、レギュレータ、逆止弁又はアクチュエータに結合された弁(例えば、ゲート弁又はボール弁)を含んでいてもよく、これらは制御システム28で制御し得る。ある実施形態では、流量装置128は、乳化剤の流量を監視して、乳化装置104で水及び燃料と混合される乳化剤の百分率又は比率の制御を向上させる流量計を含んでいてもよい。ポンプ130はポンプ部及び駆動部を含むことができ、駆動部は、ポンプ部を駆動するように構成されたモータ又はドライブ(例えば、可変周波数ドライブ(VFD))を含んでいてもよい。VFDは、流量制御をさらに精密に行えるように構成できる。ポンプ130のポンプ部は、往復ポンプ及び/又はロータリーポンプを含んでいてもよい。
各乳化剤供給システム24は、矢印132で示すように、水燃料乳化システム18に乳化剤を供給するように構成される。ある実施形態では、単一の乳化剤供給システム24ですべての乳化装置104に乳化剤を供給するように構成してもよいし、或いは各乳化剤供給システム24で、乳化装置104(一連の乳化装置106、108又は110など)の1又は複数に乳化剤を供給するように構成してもよい。動作中、各乳化装置104は、燃料供給システム20からの燃料と水供給システム22からの水を受け取るように構成される。さらに、運転モード、センサフィードバック及び制御入力に応じて、水燃料乳化システム18は、乳化剤供給システム24から1種以上の乳化剤を受け取るように構成してもよい。
水燃料乳化システム18は、多種多様な種類及び組成の水燃料エマルジョンを供給するように構成される。コントローラ152は、水燃料エマルジョンの生成を制御して、燃料中水型(WIF)エマルジョン又は水中燃料型(FIW)エマルジョンを始めとする複数の異なる水燃料エマルジョンを生成するように構成し得る。複数の異なる水燃料エマルジョンは、異なる種類の燃料若しくは燃料百分率、異なる種類の乳化剤若しくは乳化剤百分率、異なる水百分率、又はそれらの組合せを含むことができる。さらに、複数の異なる水燃料エマルジョンは、燃料中に分散した複数の水滴(例えば、WIFエマルジョン)の異なるサイズ及び/又は水中に分散した複数の燃料液滴(例えば、FIWエマルジョン)の異なるサイズを含んでいてもよい。例えば、燃料中に分散した水滴及び/又は水中に分散した燃料液滴の異なるサイズは、液滴の平均直径として約5μm未満、10μm未満、15μm未満又は20μm未満とし得る。ある実施形態では、水燃料乳化システム18及び流体供給システム16は、制御システム28(例えば、コントローラ152)によって、水、燃料及び乳化剤の比率又は百分率の異なる水燃料エマルジョン、種類の異なるエマルジョン(例えば、燃料中水型(WIF)エマルジョン又は水中燃料型(FIW)エマルジョン)、異なる種類の燃料、異なる種類の乳化剤、又は燃料と乳化剤と水の異なる混合物を与えるように制御される。
燃料、水及び乳化剤を種々の方法で混合して水燃料エマルジョンを生成してもよい。例えば、乳化装置104の1つは、乳化剤供給システム24からの乳化剤なしで、1つの燃料供給システム20からの燃料を1つの水供給システム22からの水と混合するように構成してもよいし、別の乳化装置104は、1つの燃料供給システム20からの燃料と、1つの水供給システム22からの水と、1つの乳化剤供給システム24からの乳化剤とを混合するように構成してもよい。追加の例として、乳化装置104の1つは、燃料中水型(WIF)エマルジョンの生成を促進するため水に対して多量の燃料を供給するように構成してもよいし、乳化装置104の1つは、水中燃料型(FIW)エマルジョンを生成するために燃料に対して多量の水を供給するように構成してもよい。追加の例として、乳化装置104の1つは、制御パラメータで原油を水及び乳化剤と混合するように構成してもよく、乳化装置104の別のものは、夾雑液体燃料又はバイオ燃料を水及び乳化剤と混合するように構成してもよい。
以下の実施例は、WIF及びFIWエマルジョンを生じる水燃料エマルジョンの組成に対応し得る。例えば、コントローラ152は、水燃料乳化システム18の乳化装置104に供給される水、燃料及び乳化剤の相対量を制御して、水の第1の百分率と、水の第1の百分率よりも大きい燃料の第1の百分率と、ゼロに等しい乳化剤の第1の百分率とを有する第1の組成のWIFエマルジョンを生成するように構成してもよい。本例では、水の第1の百分率は、1~10%、2~8%、3~7%又は約5%とすることができ、第1の組成の残部は燃料に相当する(例えば、燃料の第1の百分率を90~99%、92~98%、93~97%又は約95%とすることができる)。
別の例として、コントローラ152は、乳化装置104に供給される水、燃料及び乳化剤の相対量を制御して、水の第1の百分率よりも大きい水の第2の百分率と、水の第2の百分率よりも大きくかつ燃料の第1の百分率よりも小さい燃料の第2の百分率と、ゼロよりも大きい乳化剤の第2の百分率とを有する第2の組成のWIFエマルションを生成するように構成してもよい。本例では、水の第2の百分率は20~30%とすることができ、第2の組成の残部は燃料及び乳化剤に相当する(例えば、燃料の第2の百分率を65~79%とし、乳化剤の第2の百分率を1~5%とすることができる)。
コントローラ152は、乳化装置104に供給される水、燃料及び乳化剤の相対量を制御して、水の第1の百分率よりも大きい水の第3の百分率と、水の第3の百分率よりも大きくかつ燃料の第1の百分率よりも小さい燃料の第3の百分率と、ゼロに等しい乳化剤の第3の百分率とを有する第3の組成の水中燃料型(FIW)エマルジョンを生成するように構成してもよい。本例では、水の第3の百分率は30~50%とすることができ、第2の組成の残部は燃料に相当する(例えば、燃料の第3の百分率を50~70%とすることができる)。
したがって、水燃料乳化システム18は、複数の異なる乳化装置104を使用して、異なる種類のエマルジョン、水と燃料と適宜乳化剤の異なる比率、並びに種類の異なる燃料及び/又は乳化剤に基づく異なる組成をもたらすことができる。ある実施形態では、水燃料乳化システム18は、始動状態、定常状態、過渡状態、部分負荷状態、全負荷状態、様々な排出要件、様々な環境条件、様々な燃料組成及び品質などの、ガスタービンエンジン12の運転状態に応じて、水燃料エマルジョンのパラメータを変更するように構成してもよい。
水燃料乳化システム18で生成させた水燃料エマルジョンは、エマルジョン分配システム26を介してガスタービンエンジン12全体に分配することができる。図に示す通り、エマルジョン分配システム26は、1以上の流体分配マニホールド134、1以上の弁136及び1以上の流体分流器又は合流器138を含んでいてもよい。例えば、各マニホールド134は、入力流を複数の出力流に分配するように構成してもよく、弁136は、逆止弁、ゲート弁、ボール弁その他の作動可能な弁を含んでいてもよく、分流器又は合流器138は、水燃料エマルジョンの流体の流れを分割又は結合するように構成し得る。
エマルジョン分配システム26は、1以上のエマルジョン分配ライン又は導管140を介してガスタービンエンジン12に流体結合し得る。例えば、ある実施形態では、単一のラインを、燃料ノズル58、62、76及び78のすべてに流体結合してもよい。ただし、いくつかの実施形態では、複数の燃料回路を用いて、エマルジョンを、様々な燃料ノズル58、62、76及び78に制御及び分配してもよい。例えば、導管140の各々を、燃料ノズル58、62、76及び78の1以上のサブセットに結合してもよい。ある実施形態では、燃料ノズル58は、一次又は中央燃料ノズル及び二次又は周縁燃料ノズルを含んでいてもよい。したがって、導管140は、第1の燃料回路又は導管142を介して中央燃料ノズル58に結合し、第2の燃料流体回路又は導管144を介して周縁又は二次燃料ノズル58に独立して結合してもよい。導管140は、側方燃料ノズル62に結合した独立導管146、燃料ノズル76に結合した独立導管148及び側方燃料ノズル78に結合した独立燃料導管150を含んでいてもよい。ある実施形態では、これらの独立した導管142、144、146、148及び150の各々は、それぞれの燃料ノズル58、62、76及び78への流れを独立して制御するため、制御システム28に結合した作動可能な弁を含んでいてもよい。こうして、これらの燃料ノズル58,62,76,78の各々への水燃料エマルジョンの流れを制御して、燃焼を改善し、NOx生成を低減し、煤生成を低減し、燃焼プロセス全体を制御することができる。
ガスタービンエンジン12及び流体供給システム16は、制御システム28及び監視システム30によって制御及び監視することができる。制御システム28は、1以上のコントローラ152を含んでいてもよく、各々、1以上のプロセッサ154と、メモリ156と、メモリ156に格納されプロセッサ154によって実行可能な命令158とを有する。例えば、コントローラ152は、ガスタービンエンジン12、水燃料乳化システム18、エマルジョン分配システム26を通してのエマルジョンの分配、燃料供給システム20を通しての燃料の供給、水供給システム22を通しての水の供給、及び乳化剤供給システム24を通しての乳化剤の供給を動作させるための様々な制御を含んでいてもよい。監視システム30は、様々な監視機能又はサブシステムを含んでいてもよい。
図に示す通り、監視システム30はセンサフィードバック取得システム160を含んでおり、センサフィードバック取得システム160は、タービンモニタ162、エマルジョンモニタ164、供給モニタ166及び分配モニタ168を含んでいてもよい。監視システム30は、ガスタービンシステム10全体に分布する様々なセンサ170に通信可能に結合される。センサ170(図1~図3ではSで示す)は、1以上の監視又は通信回線172を介して監視システム30に通信可能に結合される。図に示す通り、センサ170は、圧縮機セクション34、一次燃焼器38、一次タービンセクション40、二次燃焼器44、二次タービンセクション46、負荷14、水燃料乳化システム18、燃料供給システム20、水供給システム22、乳化剤供給システム24及びエマルション分配システム26に沿った1以上の位置に結合される。これらのセンサ170は、温度センサ、圧力センサ、流量センサ、振動センサ、排気物センサ、燃焼ダイナミクス又は組成センサ、流体組成センサ、漏れセンサ又はこれらの組合せを含んでいてもよい。センサ170は、監視システム30にセンサフィードバックを提供し、監視システムは、次いで、センサフィードバックを用いて様々なモニタ(又は監視機能)162、164、166及び168の利便を図る。
モニタ162、164、166、168は、制御システム28の制御機能を容易にするためガスタービンシステム10を監視する。タービンモニタ162は、始動状態、定常状態、過渡状態、部分負荷又は全負荷状態、燃焼ダイナミクス、燃焼生成物中の排気物質、燃焼の火炎温度、その他制御システム28による制御を容易にするのに使用し得る適切なパラメータのような、ガスタービンエンジン12の運転特性を監視するように構成される。監視される排気物質として、窒素酸化物(NOx)、煤、二酸化炭素(CO)、一酸化炭素(CO)及び硫黄酸化物(SOx)を挙げることができる。
エマルジョンモニタ164は、燃料、水及び乳化剤の比率、水燃料エマルジョンの特性又は種類(例えば、WIF又はFIWエマルジョン)、流体供給又はエマルジョンの圧力その他の特性のような、水燃料乳化システム18の態様を監視するように構成し得る。供給モニタ166は、燃料供給システム20、水供給システム22及び乳化剤供給システム24を監視するように構成し得る。例えば、供給モニタ166は、流体供給源(例えば、112、118、126)の量又はレベル、供給圧力、供給流量、供給温度、潜在的な漏れ、或いは流体供給システム16(例えば、20、22、24)から水燃料乳化システム18への流体の流れ(例えば、117、124、132)の他の特性を監視するように構成し得る。
分配モニタ168は、エマルジョン分配システム26を介した水燃料エマルジョンの分布を監視するように構成される。したがって、分配モニタ168は、流体圧力、流体流量、温度、漏れ、エマルジョンの組成又は様々な燃料ノズル58、62、76及び78へのエマルジョンの分布に影響を与える他の特性をモニタし得る。様々なモニタ162、164、166及び168は、全体として、制御システム28によるガスタービンエンジン12の運転の制御、水燃料エマルジョンの生成及び分配の制御、並びに燃焼室66及び80内の燃焼反応及び排出レベルの制御に役立つ。
図2は、複数の乳化装置104を有する水燃料乳化システム18の一部の一実施形態の概略図である。図に示す通り、水燃料乳化システム18は、燃料供給システム20の1つと、水供給システム22の1つと、乳化装置104に結合した乳化剤供給システム24の1つとを有する。燃料供給システム20の燃料供給源112、流量装置114及びポンプ116は、乳化装置104に流体結合される。同様に、水供給システム22の水供給源118、流量装置120及びポンプ122は、乳化装置104に流体結合される。乳化剤供給システム24の乳化剤供給源126、流量装置128及びポンプ130は、乳化装置104に流体結合される。図2の実施形態では、各供給システム20、22及び24の1つしか示していないが、流体の供給並びに様々な燃料ノズルへのエマルジョンの独立した制御及び分配における柔軟性を高めるために、2以上の供給システムを備えていてもよい。図に示す通り、乳化装置104は、ライン又は導管202、204及び206からそれぞれ燃料、水及び乳化剤を受け取る。各々の乳化装置104は、弁214、216及び218をそれぞれ有する分岐ライン208、210及び212を介してライン又は導管202、204及び206に結合し得る。したがって、弁214、216及び218は、乳化装置104の各々への燃料、水及び乳化剤の分配及び流れの制御に役立つように構成し得る。
各乳化装置104は、乳化剤の使用の有無にかかわらず燃料と水を乳化するように構成される。乳化装置104の各々は、乳化装置104の本体もしくはハウジング222の周囲又は内部に配置された1以上の乳化誘発器又は攪拌器220を含んでいてもよい。攪拌器220は、固定スクリーン、突起、凹部その他流体を混合するように構成された特徴などの機械的構造を含んでいてもよい。攪拌器220は、回転翼又はインペラ、振動誘導器、音響式攪拌器、異種流体の衝突流又はそれらの組合せを含んでいてもよい。乳化装置104の各々は、他の乳化装置104から独立して動作するように構成してもよく、乳化装置104は、水、燃料及び乳化剤の異なるエマルジョンを与えるように構成してもよい。いずれにせよ、各乳化装置104は、矢印224で示すような水燃料エマルジョンを出力するように構成される。水燃料乳化システム18は、エマルジョン224をエマルジョン分配システム26に送るように構成される。
図に示す通り、エマルジョン分配システム26は、乳化装置104と燃料ノズル228との間のマニホールド134、弁136及び熱交換器226を含む。各マニホールド134は、1以上の流体入口通路230と、複数の流体出口通路232と、通路230と通路232との間の共通又は接続通路234とを含む。出口通路232の各々は、マニホールド134と燃料ノズル228の1つとの間に延在する出口又は分配導管236に沿って、弁136の1つ及び熱交換器226の1つに流体結合される。弁136は、各燃料ノズル228への水燃料エマルジョンの流体の流れを選択的に開閉するように構成される。
熱交換器226は、弁242及びポンプ244を有する熱交換回路240を介して熱交換器226に流体結合する熱流体238(例えば水)と熱交換するように構成される。弁242は、熱交換回路240を通る熱流体238の流れを通す又は遮るために開閉するように構成され、ポンプ244は、熱交換回路240に熱流体238の流れを強制的に通して1以上の熱交換器226又は熱交換器226の各々と熱交換するように構成される。例えば、熱流体238は、水燃料エマルジョンよりも高温であってもよく、燃料ノズル228に送られる前の水燃料エマルジョンに熱を伝達する。ただし、ある実施形態では、熱流体238は、水燃料エマルジョンよりも低温であってもよく、熱交換器226内のエマルジョンから熱流体238に熱が伝達されるようにする。制御システム28は、弁242及びポンプ244の制御により、所望に応じて水燃料エマルジョンと熱流体238との間の熱交換を選択的に制御して、燃料ノズル228に入る前のエマルジョンの温度を制御するように構成してもよい。
各燃料ノズル228(例えば、58、62、76、78)は、上述の通り、水燃料エマルジョンを燃焼室(例えば、66、80)に噴射するように構成される。図に示す実施形態では、水燃料乳化システム18は、乳化装置104、マニホールド134、弁136、熱交換器226及び燃料ノズル228の複数の系列を有する。例えば、水燃料エマルジョンシステム18は、様々な燃料ノズル228に送達するための水と燃料の乳化のために、これらの系列の1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10以上を含んでいてもよい。ある実施形態では、乳化装置104、マニホールド134、弁136、熱交換器226及び燃料ノズル228の各系列は、単一の燃焼器(例えば、66、80)又は燃焼セクション(例えば、36、42)、複数の燃焼器(例えば、66、80)又は燃焼セクション(例えば、36、42)、1以上の燃料回路又はそれらの組合せに付随し得る。例えば、各系列は、一次燃料回路、二次燃料回路などに付随し得る。いくつかの実施形態では、各系列は、異なるガスタービンエンジン12に対応してもよく、その結果、各系列は、発電所その他の施設の負荷14に結合した異なるガスタービンエンジン12に燃料と水のエマルジョンを分配する。
図1と同様に、図2の水燃料乳化システム18は、乳化装置104、マニホールド134、弁136、熱交換器226及び燃料ノズル228の様々なセンサ170に結合した監視システム30を有する。センサ170(「S」で示す)は、1以上の通信回線172を介して監視システム30に結合される。さらに、制御システム28は、1以上の制御ライン159を介して水燃料乳化システム18に通信可能に結合される。例えば、制御システム28は、水燃料乳化システム18全体にわたって、流量装置114、120、128、弁214、216及び218、ポンプ116、122及び130、弁136その他の機器に通信可能に結合される。
制御システム28は、水燃料乳化システム18の動作に資するための様々な制御を含んでいてもよい。例えば、コントローラ152は、乳化制御250、水/燃料分割制御252、攪拌制御254、過渡運転制御256、定常運転制御258、負荷状態制御260、燃料中水型(WIF)エマルジョン制御262及び水中燃料型(FIW)エマルジョン制御264をプログラムしてもよい。これらの制御250、252、254、256、258、260、262及び264の各々は、水燃料乳化システム18の特性を変更して、センサ170からの様々なセンサフィードバック、ユーザ入力又は動作状態に応じて、燃料ノズル228に供給される水燃料エマルジョン224の1以上の特性を変更するように構成される。
制御250、252、254、262及び264は、乳化装置104における乳化プロセスの態様を変化させるように構成してもよい。乳化制御250は、乳化装置104及び流体供給源20、22及び24の様々な態様を制御するように構成してもよく、そうすると水燃料エマルジョンの乳化プロセス及び組成の制御に役立つ。水/燃料分割制御252は、流体供給源20、22及び24から乳化装置104への水、燃料及び乳化剤の比率を制御するように構成してもよく、そうすると水燃料エマルジョン224の組成を制御するのに役立つ。攪拌制御254は、攪拌器220の位置、速度、強度その他の特性の制御など、乳化誘発器又は攪拌器220の各々を制御するように構成してもよい。制御262及び264は、所望のエマルジョンの種類に応じて水燃料乳化システム18の態様を変化させるように構成してもよい。燃料中水型(WIF)エマルジョン制御262は、水が燃料中水型(WIF)エマルジョンとして燃料の内部に封入されるように、水燃料乳化システム18の特性を調整又は変更するように構成される。対照的に、水中燃料型(FIW)エマルジョン制御264は、水燃料乳化システム18の特性を調整又は変更して、水中燃料型(FIW)エマルジョンが得られるように構成される。これらの制御250、252、254、262及び264は、水燃料エマルジョン224を調整するために独立に及び/又は協調的に動作するように構成される。
制御256、258及び260は、ガスタービンシステム10の運転状態及び負荷に応じて、水燃料乳化システム18の態様を変更するように構成してもよい。例えば、過渡運転制御256は、水燃料乳化システム18及び/又はガスタービンエンジン12の過渡運転状態、例えば始動状態、シャットダウン状態又は概して運転中の不安定な状態の際に、水燃料乳化システム18の態様を制御又は変更するように構成し得る。定常状態運転制御258は、水燃料乳化システム18及び/又はガスタービンエンジン12の定常状態、例えば、始動状態とシャットダウン状態の間の比較的連続又は安定した状態の際に、水燃料乳化システム18の特性を調整又は変更するように構成し得る。負荷状態制御260は、ガスタービンエンジン12の負荷状態、例えば全負荷状態や部分負荷状態などに応じて、水燃料乳化システム18の特性を調整するように構成し得る。こうして、水燃料乳化システム18は、負荷に応じて水燃料エマルジョンの特性を調整又は変更することができる。これらの制御256、258及び260は、水燃料エマルジョン224を調整するために、制御250、252、254、262及び264と独立に及び/又は協調的に動作するように構成される。
図3は、水燃料エマルジョンシステム18の一実施形態の概略図であり、複数の様々なタイプの乳化誘発器又は攪拌器220を有する乳化装置104を示す。図に示す通り、攪拌器220は、乳化装置104の本体222に結合しており、本体内部に延在していてもよい。例えば、攪拌器220は、流体衝突式攪拌器280、回転式攪拌器282、回転式攪拌器284、静止型攪拌器286、音響式攪拌器288、振動式攪拌器290、又は共通のユニットに一体化されたこれらの攪拌器の任意の組合せを含む。説明のため、軸方向又は軸方向軸292、半径方向又は半径方向軸294及び軸方向292の周りに延在する周方向又は周方向軸296を参照し得る。これらの軸又は方向292、294及び296の各々は、乳化装置104の長手方向軸298に対するものである。攪拌器220は、本体222の様々な側面に、長手方向軸298に対して様々な配向で、かつ本体222の内部316を通して結合される。
流体衝突式攪拌器280は、異種流体の混合を促進するために、燃料20、水22及び乳化剤24を乳化装置104の本体222内に噴射するように構成された複数の流体噴射器又はノズル300を含む。図に示す通り、流体噴射器300は、流体の混合を促進するため互いに交差する方向(例えば垂直又は鋭角)に配向した流体噴射器302及び流体噴射器304を含む。例えば、流体噴射器302を軸方向292に沿って配向させ、流体噴射器304を半径方向294に沿って配向させてもよい。いくつかの実施形態では、流体噴射器302及び/又は304は、乳化装置104の長手軸298の周りの旋回流を促進する角度に配向し得る。例えば、燃料噴射器302は、略軸方向292に沿って周方向296にわずかな角度(例えば、長手軸298に対して5度、10度、15度、20度、25度又は30度)をもって、長手軸298を中心として時計回り又は反時計回りに、配向し得る。同様に、流体噴射器304は、略半径方向294に長手軸298の周りにある角度をもって配向させ、流体噴射器304から周方向296に流体の流れが噴射されるようにし得る。ある実施形態では、流体噴射器302及び304は、噴射される流体の流れを表す矢印306及び308で示すように、流体の流れが互いに直接衝突するように構成される。
噴射される流体306及び308の流れは、乳化装置104の本体222の外側側壁310と、本体222の内部316に配置された中央ハブ314の外側側壁312との間に制限してもよい。したがって、側壁310及び312は、流体流306と流体流308との間の混合をさらに向上させるための制限されたキャビティ又は流路318を画成し得る。例えば、制限流路318は、ハブ314の周囲に延在しかつ軸方向292に延在する環状流路とすることができる。流体衝突式攪拌器280は、この制限流路318での燃料20と水22及び適宜乳化剤24との混合及び乳化を促進するように構成される。ある実施形態では、ハブ314は、回転式攪拌器282の他の態様と共に、回転移動するように構成してもよい。
回転式攪拌器282は、シャフト324を介して回転プロペラ322に結合したドライブ320を含む。動作中、ドライブ320は、シャフト324を介してプロペラ322を回転させて、乳化装置104の内部316での燃料20、水22及び適宜乳化剤24の混合を促進して、乳化の促進に資するように構成される。プロペラ322の直径は、ハブ314の外径と等しくても、小さくても、大きくてもよい。したがって、プロペラ322は、制限流路318を半径方向294に部分的に横断して延在し得る。ドライブ320は、電気モータ又はドライブ、油圧モータ又はドライブ、空気圧モータ又はドライブ又は任意の他の適切なモータ又はドライブを含んでいてもよい。ドライブ320は、混合を促進するため、プロペラ322及びシャフト324を長手方向軸298に沿って軸方向292に移動させるように、例えばプロペラ322及びシャフト324をある周波数で往復運動させるように構成し得る。
回転式攪拌器284は、回転ハブ328に結合したドライブ326を含み、回転ハブ328は、環状外壁332から内側に延在する複数の半径方向突起又はスポーク330を含んでいてもよい。ドライブ326は、複数の半径方向突起330を有する環状壁332を回転させて、燃料20、水22及び適宜乳化剤24の混合を促進し、乳化を向上させるように構成される。ある実施形態では、外側環状壁332は、ドライブ326が乳化装置104の外側に沿って環状外壁332を直接回転させることができるように、本体222の外側側壁310に沿って封止し得る。ただし、ある実施形態では、ドライブ326は、回転ハブ328に結合したベルト又はチェーン駆動アセンブリなどの別の駆動技術によって環状外壁332の回転を促進してもよい。さらに、ドライブ326は、追加の混合を促進するために、回転ハブ328を特定の周波数で軸方向292及び/又は半径方向294に前後に移動するように構成してもよい。ドライブ320と同様に、ドライブ326は、電気モータ又はドライブ、油圧モータ又はドライブ、空気圧モータ又はドライブ又は別の適切なモータ又はドライブを含んでいてもよい。
静止型攪拌器286は、内部316を第1の方向に横断する複数のワイヤ又は線336と、内部316を第2の方向に横断する複数の第2のワイヤ又は線338とのメッシュを有する1以上のスクリーン334を含み、ワイヤ又は線336及び338は互いに交差する方向に延在する。例えば、線336及び338は、内部316を横断するメッシュを画成するために互いに垂直に配向させてもよい。いくつかの実施形態では、あるスクリーン334と別のスクリーン334とで線336及び338をずらしてもよい。図に示す通り、スクリーン334を有する静止型攪拌器286は、回転式攪拌器282の下流及び回転式攪拌器284の上流など、内部316の複数の位置に配置し得る。ただし、乳化装置104の実施形態は、スクリーン334を備える静止型攪拌器286の1組以上を様々な位置に有し得る。
音響式攪拌器288は、乳化装置104の1箇所以上の位置に、例えば矢印340、342及び344で示すように本体222の外側側壁310に、矢印346及び348で示すように流体衝突式攪拌器280の流体噴射器302及び304に、矢印350で示すように回転式攪拌器282及び284の一方又は両方に、或いは乳化装置104の他の位置に直接、様々な攪拌器220に、乳化装置104の上流及び/又は乳化装置104の下流に、音響又は音波エネルギーを与えるように構成される。音響式攪拌器288は、音波の形態の音響又は音波エネルギー(例えば超音波エネルギー)を与えるように構成される。したがって、音響式攪拌器288は、乳化装置104の様々な位置に超音波を加えるように構成された超音波攪拌器を含んでいてもよい。超音波エネルギーは、燃料20、水22及び適宜乳化剤24の混合及び乳化を補助するように構成される。
振動式攪拌器290は、乳化装置104の様々な位置に振動エネルギーを与えるように構成される。例えば、振動式攪拌器290は、矢印352で示すように乳化攪拌器104の外側側壁310に、矢印354で示すように静止型攪拌器286のスクリーン334の1以上に、矢印356及び358で示すように流体衝突式攪拌器280の1以上の流体噴射器302及び304に、或いは矢印360で示すように回転式攪拌器282、284の一方又は両方に振動エネルギーを加えることができる。振動エネルギーは、燃料20と水22及び適宜乳化剤24との混合及び乳化を誘発するのに役立つように構成される。振動式攪拌器290は、乳化装置104の周囲の1箇所以上の位置、例えば外側側壁310の周りの周方向に或いは乳化装置104の本体222の両側端壁362及び364の一方又は両方に沿って配置し得る。
図3に示す攪拌器220は、乳化装置104の各々において、互いに任意の組合せ、配向又は順序で使用することができる。例えば、乳化システム18が、図1に示すように複数の直列106、108及び110の乳化装置104を互いに並列に含む場合、これらの乳化装置104の各々は、互いに異なる配置又は同じ配置の1以上の攪拌器220を有し得る。したがって、異なる乳化装置104に複数段の攪拌器220を使用し得る。ある実施形態では、流体衝突式攪拌器280は、燃料20、水22及び適宜乳化剤24を流体噴射器302及び304の一方又は両方に噴射することができる。例えば、流体噴射器302を、燃料20、水22又は乳化剤24のいずれかの噴射のみに用いてもよいし、或いはこれらの流体の2種類又はすべての組合せの噴射に用いてもよい。同様に、流体噴射器304は、燃料20、水22又は乳化剤24のいずれかの噴射のみに用いてもよいし、或いはこれらの流体の2種類又はすべての組合せの噴射に用いてもよい。加えて、流体噴射器302及び304は、流れ306及び308が燃料20及び水22の流れに対応するように、燃料20と水22が対になるように構成してもよい。
コントローラ152は、各々の攪拌器220に結合した制御ライン159を介して図に示す攪拌器220の各々を制御するように構成される。コントローラ152は、上述の通り、監視システム30からのセンサフィードバックに応答し得る。監視システム30は、乳化装置104全体に分布した各種センサ170及び制御システム28と通信可能に結合される。例えば、1以上のセンサ170は、攪拌器220の各々に結合し得る。センサ170は、これらの攪拌器220の動作及び/又は乳化装置104内の内部状態を監視するように構成し得る。
図4は、第1の乳化段階372、第2の乳化段階374、第3の乳化段階376、さらにN番目の乳化段階378に至るまでの一連の追加の乳化段階を含む複数の乳化段階370を有する水燃料乳化システム18の一実施形態の概略図である。乳化段階370の各々は、図3に関して説明したものなど、上述の1以上の攪拌器220を含んでいてもよい。例えば、第1の乳化段階372は流体衝突式攪拌器280を含んでいてもよく、第2の乳化段階374は回転式攪拌器282を含んでいてもよく、第3の乳化段階376は静止型攪拌器286を含んでいてもよい。別の乳化段階は、音響式攪拌器288、振動式攪拌器290、静止型攪拌器286及び/又は回転式攪拌器284を含んでいてもよい。このように、乳化段階370は、N番目の乳化段階378に至るまで同一又は異なる攪拌器220の1以上で継続し得る。ある実施形態では、乳化段階370の各々は、前又は後の乳化段階370と同一の攪拌器220の1以上を含んでいてもよい。
一連の乳化段階370は、水燃料エマルジョン224の特性を徐々に変化させることができる。例えば、第1の乳化段階372は第1の特性を有する水燃料エマルジョン380を生成し、第2の乳化段階374は第2の特性を有する水燃料エマルジョン382を生成し、第3の乳化段階376は第3の特性を有する水燃料エマルジョン384を生成し、順次N番目の乳化段階378はN番目の特性を有する水燃料エマルジョン386を生成するようにしてもよい。異なる水燃料エマルジョン380、382、384及び386の特性は、キャリア流体中に分散する液滴の異なるサイズ、燃料、水及び乳化剤の異なる比率、種類の異なる水燃料エマルジョン、異なる全体組成又はそれらの組合せを含んでいてもよい。例えば、種類の異なる水燃料エマルジョンは、水の連続流又は主流中に燃料の液滴が分散した水中燃料型(FIW)エマルジョンを含んでいてもよいし、或いは水燃料エマルジョンは、燃料の主流中に水の液滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含んでいてもよい。ある実施形態では、水燃料エマルジョンの種類に応じて燃料液滴又は水滴のいずれかに適用し得る異なる液滴サイズは、乳化段階370のある段階から別の段階へと漸減してもよい。燃料、水及び乳化剤の比率は、これら異なる流体の質量%で変化させることができる。水燃料エマルジョンの異なる組成は、異なるエマルジョンで異なる乳化剤を使用すること或いは後続の段階370で異なる乳化剤を添加することに対応し得る。異なる組成は、水燃料エマルジョン中に異なる燃料又は後続の段階370で添加される異なる燃料を含んでいてもよい。
したがって、水燃料乳化システム18は、潜在的に特性の異なる水燃料エマルジョン380、382、384及び386を生成し、次いで導管388、390、392、394で示すように異なる抽出導管に沿って異なる点で抽出することができる。導管388は、第1の乳化段階372から第1の燃料ノズル396まで延在しており、第1の燃料ノズル396への水燃料エマルジョン380の流れを選択的に制御できるようにするため、制御システム28に結合した弁398を含む。同様に、導管390は、第2の乳化段階374から第2の燃料ノズル400まで延在しており、第2の燃料ノズル400への水燃料エマルジョン382の流れを選択的に制御するための制御システム28に結合した弁402を含む。導管392は、第3の乳化段階376から第3の燃料ノズル404まで延在しており、第3の水燃料エマルジョン384から第3の燃料ノズル404への流れを選択的に制御するための制御システム28に結合した弁406を含む。追加の導管、弁及びノズルが、N番目の乳化段階378までの後続の乳化段階370に結合される。導管394は、N番目の乳化段階378からN番目の燃料ノズル408まで延在しており、弁410は、導管394に沿って配置され、N番目の燃料ノズル408への水燃料エマルジョン386の流れを選択的に制御するための制御システム28に結合される。したがって、水燃料乳化システム18は、ガスタービンエンジン12における様々な乳化段階370から様々な燃料ノズル228への様々な水燃料エマルジョンの流れを制御できるように構成される。
図に示す通り、燃料供給システム20、水供給システム22及び乳化剤供給システム24は、第1の乳化段階372に結合される。ただし、これらの供給システム20、22及び24の1以上は、第2の乳化段階374、第3の乳化段階376及びN番目の乳化段階378などの後続の段階370の各々に結合して、ある段階から別の段階へと流れを順次乳化する際に追加の燃料、水及び/又は乳化剤を添加することができる。例えば、後続の乳化段階370は、水燃料エマルジョンの組成を変化させるために、同一又は異なる燃料及び/又は乳化剤を受け取るようにすることができる。
図5は、燃料ノズル228の下流の燃焼域又は燃焼室422で起こる燃料中水型(WIF)エマルジョン燃焼プロセス420の一実施形態の概略図である。燃料ノズル228は、限定されるものではないが燃料ノズル58、62、76、78、228、396、400、404及び408を始めとする、上記で詳しく説明した燃料ノズルのいずれかに対応し得る。図に示す通り、燃料ノズル228は、燃料中水型(WIF)エマルジョン424(例えば、一次霧化によって形成されるWIF噴霧)を燃焼室422内に噴射し、その結果、燃焼室422内の熱によって、各燃料液滴428中に分散した水滴426のミクロ爆発が起こるのを助ける。燃料液滴428よりも先に水滴426が蒸発して、燃料液滴428の内部で水滴426が蒸気へと変化する。蒸発中の水滴426は外向きの力又は圧力を発生して、燃料液滴428を爆発(ミクロ爆発)させて、燃料液滴428の二次霧化を生じさせてさらに微細に霧化された燃料液滴にする。図5に示すように、矢印430は、内部の水滴426の蒸発によって生じる燃料液滴428のミクロ爆発を示す。得られる微細霧化燃料液滴を、液滴432で示す。この時点で、霧化燃料液滴は急速に蒸発して空気と混合し、燃焼中の燃料液滴434で示すように燃焼を起こす。このWIFエマルジョン424のミクロ爆発のプロセスは燃焼を向上させ、水はNOx及び煤の生成の低減に役立つ。WIFエマルジョン424は、(燃料とは別個の)水の直接噴射よりも水の消費量が減り、水の蒸発に用いられる熱量が少ないので熱速度の改善及び燃料節約をもたらす。
図6は、図5の燃料中水型(WIF)エマルジョン液滴424の1つの実施形態の概略図である。図に示す通り、WIF液滴424は、大きな燃料液滴428中に分散した複数の水滴426を有する。水滴426のサイズは、様々なパラメータ及び上述の乳化装置104の攪拌器220による攪拌に依存し得る。例えば、水滴426は、5μm未満、10μm未満、15μm未満又は20μm未満の平均直径を有し得る。ある実施形態では、水滴426は、1~15μm又は5~10μmの範囲内の平均直径を有し得る。燃料液滴428のサイズは、燃料ノズル228による霧化の特性に対応し得る。例えば、燃料液滴428は、25~200μm又は50~100μmの範囲内の平均直径を有し得る。液滴サイズの範囲は、範囲の端点を含む。
図7は、図5の燃料中水型(WIF)エマルジョン液滴424の1つの実施形態の概略図であり、WIFエマルジョン液滴424内で生じるミクロ爆発を例示する。図に示す通り、矢印430は、燃料液滴428中に分散した水滴426の蒸発によって生じる外向きの圧力又は力を示す。各燃料液滴428は、1以上の水滴426、例えば1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10個以上の水滴426を含んでいてもよい。これらの水滴426の各々は蒸発して燃料液滴428のミクロ爆発を引き起こし、燃料液滴428を複数の霧化燃料液滴432へと霧化するのを助ける。
図8は、図5、図6及び図7に関して説明してきたWIFエマルジョン液滴424で起こるミクロ爆発で得られる微細霧化燃料液滴432(すなわち、二次霧化)を示す概略図である。微細霧化燃料液滴432は、5μm未満、10μm未満、15μm未満、20μm未満、25μm未満又は30μm未満の平均直径を有し得る。例えば、微細霧化燃料液滴432は、5~10μmの範囲内の平均直径を有し得る。
図9は、上述の通り、ガスタービンエンジン12の1以上の燃焼器内で水燃料エマルジョンを燃焼させるプロセス440の一実施形態のフローチャートである。図に示す通り、プロセス440は、ブロック442に示すように1以上の乳化装置104に水を供給すること、ブロック444に示すように1以上の乳化装置104に燃料を供給すること、及び(適宜)ブロック446に示すように1以上の乳化装置104に乳化剤を供給することを含む。なお、順番に記載されているが、水、燃料及び乳化剤の供給は、異なる順序で行ってもよいし、或いは同時に行ってもよい。
プロセス440は、ブロック448に示すように、1以上の乳化装置104内の流体(例えば、水、燃料及び乳化剤)の比率を制御することを含む。例えば、水、燃料又は乳化剤の供給量を増減させて水燃料エマルジョンの組成及び種類を変更するために、水、燃料及び乳化剤の比率を変更することができる。例えば、水に対する燃料の比率を高めると、燃料の連続体積又は連続流中に小さな水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを生じさせることができる。或いは、燃料に対する水の比率を高めると、水の連続体積又は連続流中に燃料の小さな液滴が分散した水中燃料型(FIW)エマルジョンを生じさせることができる。したがって、プロセス440は、ブロック450に示すように、1以上の乳化装置104内でエマルジョンの種類(例えば、燃料中水型又は水中燃料型エマルジョン)を制御することを含んでいてもよい。
比率の制御(ブロック448)及びエマルジョンの種類の制御(ブロック450)は互いに密接に関連していることがあり、流体の比率を変えることで、エマルジョンの種類がWIF型エマルジョンとFIW型エマルジョンとの間で変化することもある。ただし、流体の比率を制御することは、一方の流体の内部に懸濁する他方の流体の液滴の組成及び/又はサイズを変更するのにも役立つ。さらに、流体の比率を制御すること(ブロック448)は、界面活性剤のような1種以上の乳化剤の有無を含めた比率を選択的に選択することを含んでいてもよい。様々な量の乳化剤の配合又は除外も、水燃料エマルジョンの全体的な特性に影響を与え得る。
プロセス440は、ブロック452に示すように、1以上の乳化装置104での乳化の前後途中に流体(例えば、水、燃料及び乳化剤)の攪拌を制御することを含んでいてもよい。例えば、攪拌の制御は、上記で詳しく説明した攪拌器220のいずれか1以上を制御することを含んでいてもよい。例えば、攪拌の制御は、乳化攪拌器104に注入される燃料、水及び乳化剤の圧力及び流量、振動式攪拌器290による振動の強度又は周波数、音響式攪拌器288による音響攪拌の強度及び周波数、回転式攪拌器282及び284の回転速度又はそれらの組合せを制御することを含むことができる。
プロセス440は、ブロック454に示すように、水燃料エマルジョンの分配を制御することを含んでいてもよい。例えば、分配制御454は、様々な弁を選択的に開閉して、ガスタービンエンジン12内の様々な燃料ノズルへの様々なエマルジョンの流れを制御することを含んでいてもよい。分配制御454は、同一の水燃料エマルジョンを異なる燃料ノズル、燃焼器及び/又はガスタービンエンジンに分配するように構成してもよいし、或いは異なる水燃料エマルジョンを異なる燃料ノズル、燃焼器及び/又はガスタービンエンジンに分配するように構成してもよい。
プロセス440は、ブロック456に示すように、センサからのフィードバックを監視することを含んでいてもよい。例えば、監視システム30は、上述の通りセンサ170からのセンサフィードバックを監視し得る。プロセス440は、ブロック458に示すように、ガスタービンエンジン12及び水燃料乳化システム18のフィードバック及び運転モード/状態に基づいて制御を調整することを含んでいてもよい。例えば、ブロック458の制御調整は、ガスタービンエンジン12の運転モード(例えば、定常状態、始動、シャットダウン又は過渡状態)、ガスタービンエンジン12の負荷状態(例えば、部分負荷又は全負荷)、環境条件(例えば、湿度、温度その他のパラメータ)、排出要件、負荷要求(例えば、電力網の需要)又はそれらの組合せに応じて、水燃料乳化システム18によって供給される水燃料エマルジョンの特性を変化させることを含んでいてもよい。
開示した実施形態の技術的効果は、ガスタービンエンジンの燃焼器における水燃料エマルジョンの生成、分配及び燃焼を含む。例えば、水燃料エマルジョンは燃料中水型(WIF)エマルジョンとして供給することができ、これは、燃料液滴内部で起こる水滴のミクロ爆発の際に燃料をさらに霧化するのに役立つ。さらに、燃料はミクロ爆発によってさらに微細に霧化され、燃料のさらなる蒸発を招いて、空気との混合がさらに進む。こうして燃料は燃焼器でさらに完全かつ均一に燃焼される。その結果、WIFエマルジョンは、燃焼器への水の別個の噴射と比較して、水の使用量を削減しつつ、燃焼プロセスでのNOx及び煤の生成量を低減するのに役立つ。例えば、水燃料エマルジョン(例えば、WIFエマルジョン)は、(すなわち、燃料とは別個の)水の直接噴射に比べて、NOx排出量を30~50%低減し、煤排出量を60~90%低減し、燃料消費量を3~15%低減し、水消費量を40~60%低減するのに役立つことがある。
以上詳細に説明して技術的事項は、以下に記載する1又は複数の段落で定義することができる。
システムは、第1の燃料ノズルを備える第1の燃焼器を有するガスタービンエンジンを含んでおり、第1の燃料ノズルは、水燃料エマルジョンを第1の燃焼器に供給するように構成される。水燃料エマルジョンは、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含み、複数の水滴は、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために燃料内部で気化するように構成され、霧化した燃料は、燃焼して燃焼ガスを生成するように構成される。本システムは、第1の燃焼器からの燃焼ガスによって駆動されるタービンをさらに含む。
前段落に記載のシステムは、水燃料エマルジョンの生成を制御してWIFエマルジョンを生成させるように構成されたコントローラを備える。
前段落に記載されたシステムは、水と燃料を乳化して水燃料エマルジョンを生成するように構成された乳化装置を備えており、コントローラは、水と燃料との比率を制御して水燃料エマルジョンの生成を制御してWIFエマルジョンを生成させるように構成される。
前段落に記載されたシステムにおいて、乳化装置は、音響撹拌機、振動撹拌機、回転撹拌機、流体衝突撹拌機、固定撹拌機又はそれらの組合せを含む。
前段落に記載されたシステムにおいて、コントローラは、乳化装置に供給される水、燃料及び乳化剤の相対量を制御して、第1の組成を有するWIFエマルジョンを生成し、適宜第2の組成を有するWIFエマルジョンを生成するように構成され、第1の組成は、水の第1の百分率と、水の第1の百分率よりも大きい燃料の第1の百分率と、ゼロに等しい乳化剤の第1の百分率とを有し、第2の組成は、水の第1の百分率よりも大きい水の第2の百分率と、水の第2の百分率よりも大きくかつ燃料の第1の百分率よりも小さい燃料の第2の百分率と、ゼロよりも大きい乳化剤の第2の百分率とを有する。
前段落に記載されたシステムにおいて、コントローラは、乳化装置に供給される相対量を制御して、水の第1の百分率よりも大きい水の第3の百分率と、水の第3の百分率よりも大きくかつ燃料の第1の百分率よりも小さい燃料の第3の百分率と、ゼロに等しい乳化剤の第3の百分率とを有する第3のの組成を有する水中燃料型(FIW)エマルジョンを生成するように構成される。
前段落に記載されたシステムにおいて、コントローラは、水燃料エマルジョンの生成を制御して、複数の水滴の各水滴の平均直径が15μm未満であるWIFエマルジョンを生成するように構成される。
前段落に記載されたシステムにおいて、コントローラは、水燃料エマルジョンの生成を制御して、WIFエマルジョンを含む複数の異なる水燃料エマルジョンを生成するように構成される。
前段落に記載されたシステムにおいて、複数の異なる水燃料エマルジョンは、異なる種類の燃料若しくは燃料百分率、異なる種類の乳化剤若しくは乳化剤百分率、異なる水百分率、又はそれらの組合せを含む。
前段落に記載されたシステムにおいて、複数の異なる水燃料エマルジョンは、燃料中に分散した複数の水滴の異なるサイズを含む。
前段落に記載されたシステムにおいて、コントローラは、第1のの燃料ノズルを含む複数の異なる燃料ノズルへの複数の異なる水燃料エマルジョンの分配を制御するように構成される。
前段落に記載されたシステムにおいて、複数の異なる燃料ノズルは第1のの燃焼器に配置される。
前段落に記載されたシステムにおいて、複数の異なる燃料ノズルは、第1のの燃焼器を含む複数の異なる燃焼器に配置される。
システムは、ガスタービンエンジンの第1のの燃焼器への第1のの燃料ノズルを介しての水燃料エマルジョンの供給を制御するように構成されたコントローラを備えており、水燃料エマルジョンは、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含み、複数の水滴は、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために燃料内部で気化するように構成され、霧化した燃料は、燃焼して、ガスタービンエンジンのタービンを駆動する燃焼ガスを生成するように構成される。
前段落に記載されたシステムは、水と燃料を乳化して水燃料エマルジョンを生成するように構成された乳化装置を備えており、コントローラは、水と燃料との比率を制御して水燃料エマルジョンの生成を制御してWIFエマルジョンを生成させるように構成される。
前段落に記載されたシステムにおいて、乳化装置は音響式攪拌器を含み、音響式攪拌器は超音波攪拌器を含む。
前段落に記載されたシステムにおいて、コントローラは、第1のの燃焼器又は第2のの燃焼器に供給するための水中燃料型(FIW)エマルジョンを生成するために水燃料エマルジョンの生成を制御するように構成される。
前段落に記載されたシステムにおいて、コントローラは、水燃料エマルジョンの生成を制御して、WIFエマルジョンを含む複数の異なる水燃料エマルジョンを生成するように構成され、コントローラは、第1のの燃料ノズルを含む複数の異なる燃料ノズルへの複数の異なる水燃料エマルジョンの分配を制御するように構成される。
方法は、ガスタービンエンジンの第1のの燃焼器に第1のの燃料ノズルを介して水燃料エマルジョンを供給するステップを含み、水燃料エマルジョンは、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含む。本方法は、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために複数の水滴を燃料内部で気化させるステップをさらに含む。本方法は、霧化した燃料を燃焼させて、ガスタービンエンジンのタービンを駆動する燃焼ガスを生成させるステップをさらに含む。
前段落の方法は、水燃料エマルジョンの生成を制御して、WIFエマルジョンを含む複数の異なる水燃料エマルジョンを生成するステップと、第1のの燃料ノズルを含む複数の異なる燃料ノズルへの複数の異なる水燃料エマルジョンの分布を制御するステップをさらに含む。
以下、本発明の様々な実施態様について記載する。
[実施態様1]
ガスタービンエンジンを含むシステムであって、前記ガスタービンエンジンが、
第1の燃料ノズルを備える第1の燃焼器であって、第1の燃料ノズルが、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含む水燃料エマルジョンを第1の燃焼器に供給するように構成されており、複数の水滴が、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために燃料内部で気化するように構成され、霧化した燃料が燃焼して燃焼ガスを生成するように構成されている、第1の燃焼器と、
第1の燃焼器からの燃焼ガスによって駆動されるタービンと
を備える、システム。
[実施態様2]
水燃料エマルジョンの生成を制御してWIFエマルジョンを生成させるように構成されたコントローラを備える、実施態様1に記載のシステム。
[実施態様3]
水と燃料を乳化して水燃料エマルジョンを生成するように構成された乳化装置を備えており、前記コントローラが、水と燃料との比率を制御して水燃料エマルジョンの生成を制御してWIFエマルジョンを生成させるように構成されている、実施態様2に記載のシステム。
[実施態様4]
前記乳化装置が、音響式攪拌器、振動式攪拌器、回転式攪拌器、流体衝突式攪拌器、静止型攪拌器又はこれらの組合せを含む、実施態様3に記載のシステム。
[実施態様5]
前記コントローラが、前記乳化装置に供給される水、燃料及び乳化剤の相対量を制御して、第1の組成を有するWIFエマルジョンを生成し、適宜第2の組成を有するWIFエマルジョンを生成するように構成され、第1の組成が、水の第1の百分率と、水の第1の百分率よりも大きい燃料の第1の百分率と、ゼロに等しい乳化剤の第1の百分率とを有し第2の組成が、水の第1の百分率よりも大きい水の第2の百分率と、水の第2の百分率よりも大きくかつ燃料の第1の百分率よりも小さい燃料の第2の百分率と、ゼロよりも大きい乳化剤の第2の百分率とを有する、実施態様3又は実施態様4に記載のシステム。
[実施態様6]
前記コントローラが、前記乳化装置に供給される相対量を制御して、水の第1の百分率よりも大きい水の第3の百分率と、水の第3の百分率よりも大きくかつ燃料の第1の百分率よりも小さい燃料の第3の百分率と、ゼロに等しい乳化剤の第3の百分率とを有する第3の組成を有する水中燃料型(FIW)エマルジョンを生成するように構成されている、実施態様5に記載のシステム。。
[実施態様7]
前記コントローラが、水燃料エマルジョンの生成を制御して、複数の水滴の各水滴の平均直径が15μm未満であるWIFエマルジョンを生成するように構成されている、実施態様2乃至実施態様6のいずれか1項に記載のシステム。
[実施態様8]
前記コントローラが、水燃料エマルジョンの生成を制御して、WIFエマルジョンを含む複数の異なる水燃料エマルジョンを生成するように構成されている、実施態様2乃至実施態様7のいずれか1項に記載のシステム。
[実施態様9]
前記複数の異なる水燃料エマルジョンが、異なる種類の燃料若しくは燃料百分率、異なる種類の乳化剤若しくは乳化剤百分率、異なる水百分率、又はそれらの組合せを含む、実施態様8に記載のシステム。
[実施態様10]
前記複数の異なる水燃料エマルジョンが、燃料中に分散した複数の水滴の異なるサイズを含む、実施態様8又は実施態様9に記載のシステム。
[実施態様11]
前記コントローラが、第1の燃料ノズルを含む複数の異なる燃料ノズルへの複数の異なる水燃料エマルジョンの分配を制御するように構成されている、実施態様8乃至実施態様10のいずれか1項に記載のシステム。
[実施態様12]
前記複数の異なる燃料ノズルが第1の燃焼器に配置される、実施態様11に記載のシステム。
[実施態様13]
複数の異なる燃料ノズルが、第1の燃焼器を含む複数の異なる燃焼器に配置される、実施態様11に記載のシステム。
[実施態様14]
ガスタービンエンジンの第1の燃焼器への第1の燃料ノズルを介しての水燃料エマルジョンの供給を制御するように構成されたコントローラを備えるシステムであって、水燃料エマルジョンが、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含み、複数の水滴が、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために燃料内部で気化するように構成されており、霧化した燃料が、燃焼して、ガスタービンエンジンのタービンを駆動する燃焼ガスを生成するように構成されている、システム。
[実施態様15]
水と燃料を乳化して水燃料エマルジョンを生成するように構成された乳化装置を備えており、前記コントローラが、水と燃料との比率を制御して水燃料エマルジョンの生成を制御してWIFエマルジョンを生成させるように構成されている、実施態様14に記載のシステム。
[実施態様16]
前記乳化攪拌器が音響式攪拌器を含み、前記音響式攪拌器が超音波攪拌器を含む、実施態様14又は実施態様15に記載のシステム。
[実施態様17]
前記コントローラが、第1の燃焼器又は第2の燃焼器に供給するための水中燃料型(FIW)エマルジョンを生成するために水燃料エマルジョンの生成を制御するように構成されている、実施態様14乃至実施態様16のいずれか1項に記載のシステム。
[実施態様18]
前記コントローラが、水燃料エマルジョンの生成を制御して、WIFエマルジョンを含む複数の異なる水燃料エマルジョンを生成するように構成され、コントローラが、第1の燃料ノズルを含む複数の異なる燃料ノズルへの複数の異なる水燃料エマルジョンの分布を制御するように構成されている、実施態様14乃至実施態様17のいずれか1項に記載のシステム。
[実施態様19]
ガスタービンエンジンの第1の燃焼器に第1の燃料ノズルを介して水燃料エマルジョンを供給するステップであって、水燃料エマルジョンが、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含んでいる、ステップと、
燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために複数の水滴を燃料内部で気化させるステップと、
霧化した燃料を燃焼させて、ガスタービンエンジンのタービンを駆動する燃焼ガスを生成させるステップと
を含む方法。
[実施態様20]
水燃料エマルジョンの生成を制御して、WIFエマルジョンを含む複数の異なる水燃料エマルジョンを生成するステップと、第1の燃料ノズルを含む複数の異なる燃料ノズルへの複数の異なる水燃料エマルジョンの分配を制御するステップとをさらに含む、実施態様19に記載の方法。
本明細書では、本発明を最良の形態を含めて開示するとともに、装置又はシステムの製造・使用及び方法の実施を始め、本発明を当業者が実施できるようにするため、例を用いて説明してきた。本発明の特許性を有する範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者に自明な他の例も包含する。かかる他の例は、特許請求の範囲と文言上の差のない構成要素を有しているか、或いは特許請求の範囲の文言と実質的な差のない均等な構成要素を有していれば、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に属する。
10 ガスタービンシステム
12 ガスタービンエンジン
14 負荷
16 流体供給システム
18 水燃料乳化システム
20 燃料供給システム
22 水供給システム
24 乳化剤供給システム
26 エマルジョン分配システム
28 制御システム
30 監視システム

Claims (15)

  1. ガスタービンエンジンを含むシステムであって、前記ガスタービンエンジンが、
    第1の燃料ノズルを備える第1の燃焼器であって、第1の燃料ノズルが、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含む水燃料エマルジョンを第1の燃焼器に供給するように構成されており、複数の水滴が、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために燃料内部で気化するように構成され、霧化した燃料が燃焼して燃焼ガスを生成するように構成されている、第1の燃焼器と、
    第1の燃焼器からの燃焼ガスによって駆動されるタービンと
    を備える、システム。
  2. 水燃料エマルジョンの生成を制御してWIFエマルジョンを生成させるように構成されたコントローラを備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 水と燃料を乳化して水燃料エマルジョンを生成するように構成された乳化装置を備えており、前記コントローラが、水と燃料との比率を制御して水燃料エマルジョンの生成を制御してWIFエマルジョンを生成させるように構成されている、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記乳化装置が、音響式攪拌器、振動式攪拌器、回転式攪拌器、流体衝突式攪拌器、静止型攪拌器又はそれらの組合せを含む、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記コントローラが、前記乳化装置に供給される水、燃料及び乳化剤の相対量を制御して、第1の組成を有するWIFエマルジョンを生成し、適宜第2の組成を有するWIFエマルジョンを生成するように構成されており、第1の組成が、水の第1の百分率と、水の第1の百分率よりも大きい燃料の第1の百分率と、ゼロに等しい乳化剤の第1の百分率とを有し、第2の組成が、水の第1の百分率よりも大きい水の第2の百分率と、水の第2の百分率よりも大きくかつ燃料の第1の百分率よりも小さい燃料の第2の百分率と、ゼロよりも大きい乳化剤の第2の百分率とを有する、請求項3又は請求項4に記載のシステム。
  6. 前記コントローラが、前記乳化装置に供給される相対量を制御して、水の第1の百分率よりも大きい水の第3の百分率と、水の第3の百分率よりも大きくかつ燃料の第1の百分率よりも小さい燃料の第3の百分率と、ゼロに等しい乳化剤の第3の百分率とを有する第3の組成を有する水中燃料型(FIW)エマルジョンを生成するように構成されている、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記コントローラが、水燃料エマルジョンの生成を制御して、複数の水滴の各水滴の平均直径が15μm未満であるWIFエマルジョンを生成するように構成されている、請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記コントローラが、水燃料エマルジョンの生成を制御して、WIFエマルジョンを含む複数の異なる水燃料エマルジョンを生成するように構成されている、請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載のシステム。
  9. 前記複数の異なる水燃料エマルジョンが、異なる種類の燃料若しくは燃料百分率、異なる種類の乳化剤若しくは乳化剤百分率、異なる水百分率、又はそれらの組合せを含む、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記複数の異なる水燃料エマルジョンが、燃料中に分散した複数の水滴の異なるサイズを含む、請求項8又は請求項9に記載のシステム。
  11. 前記コントローラが、第1の燃料ノズルを含む複数の異なる燃料ノズルへの複数の異なる水燃料エマルジョンの分配を制御するように構成される、請求項8乃至請求項10のいずれか1項に記載のシステム。
  12. 前記複数の異なる燃料ノズルが第1の燃焼器に配置されている、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記複数の異なる燃料ノズルが、第1の燃焼器を含む複数の異なる燃焼器に配置される、請求項11に記載のシステム。
  14. ガスタービンエンジンの第1の燃焼器への第1の燃料ノズルを介しての水燃料エマルジョンの供給を制御するように構成されたコントローラを備えるシステムであって、水燃料エマルジョンが、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含んでおり、複数の水滴が、燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために燃料内部で気化するように構成されており、霧化した燃料が、燃焼して、ガスタービンエンジンのタービンを駆動する燃焼ガスを生成するように構成されている、システム。
  15. ガスタービンエンジンの第1の燃焼器に第1の燃料ノズルを介して水燃料エマルジョンを供給するステップであって、水燃料エマルジョンが、燃料中に複数の水滴が分散した燃料中水型(WIF)エマルジョンを含んでいる、ステップと、
    燃料を霧化させるミクロ爆発を起こすために複数の水滴を燃料内部で気化させるステップと、
    霧化された燃料を燃焼させて、ガスタービンエンジンのタービンを駆動する燃焼ガスを生成させるステップと
    を含む方法。
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