JP2023026325A - ワークピースの切りくず除去加工のためのシステム、およびワークピースの切りくず除去加工中の力およびトルクを測定および評価するためのシステム - Google Patents

ワークピースの切りくず除去加工のためのシステム、およびワークピースの切りくず除去加工中の力およびトルクを測定および評価するためのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】機能を向上させた、ワークピースの切りくず除去加工のためのシステム、およびワークピースの切りくず除去加工中の力およびトルクを測定および評価するためのシステムの提供【解決手段】ワークピースの切りくず除去加工のための、およびワークピースの切りくず除去加工中の力およびトルクを測定および評価するためのシステムであって、工作機械と、加工中の力およびトルクを測定するための装置と、装置の測定値データを評価するための固定された評価ユニットとを含み、装置は、工作機械に取り付けられ、加工中に回転軸を中心に回転し、加工動作中に作用する力およびトルクの成分型の作用下で測定値を生成する測定ユニットと、測定値を測定値データの形態で、無線方式で直接評価ユニットに送信する制御ユニットとを含み、測定値データの無線送信は、0.1mW~10mWの範囲内の送信電力で行われる、システムが提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、独立請求項の前文に係る、ワークピースの切りくず除去加工のためのシステム、およびワークピースの切りくず除去加工中の力およびトルクを測定および評価するためのシステムに関するものである。
工作機械は、ワークピースの切りくず除去加工に一般的に使用され、スピンドル、工具ホルダー、および工具を含む。工具は工具ホルダーに取り付けられ、工具ホルダーはスピンドルに取り付けられる。スピンドルは、回転軸を中心に工具ホルダーと工具を回転させる。このプロセスでは、回転工具がワークピースに到達し、チップの形でワークピースから材料を機械的に持ち上げて除去する。このようにして、ワークピースには定義された形状が与えられる。切りくず除去加工には、旋削、穴あけ、フライス加工などが含まれる。
切りくず除去加工の品質を監視するために、回転工具によってワークピースに加えられる力およびトルクが測定・評価される。力およびトルクを正確に測定するために、装置は回転工具のできるだけ近くに配置される。
このような装置は、データシート9170A_000-995d-08.19に従う9170A型4成分動力計であり、出願人によって販売されている。9170A型4成分動力計は、回転子ユニット、固定子ユニット、および接続ケーブルを含む。回転子ユニットは、工具ホルダーの代わりに工作機械に取り付けられている。この目的のために、工具は、工具アダプタを介して回転子ユニットに取り付けられ、回転子ユニットは、スピンドルアダプタを介してスピンドルに取り付けられる。このように、回転子ユニットは、切りくず除去加工中に工具と共に回転し、互いに垂直な3つの軸に沿った3つの力タイプの成分と、回転軸を中心とした1つのトルクタイプの成分を測定する。回転子ユニットは、測定された力およびトルクの成分に対して測定値データを生成する。固定子ユニットは固定されており、そこから幅数ミリメートルのエアギャップによって離間している回転子ユニットの近くに配置されている。エアギャップを介して、固定子ユニットは、無線方式で回転子ユニットに電気エネルギーを供給する。回転子ユニットは、エアギャップを介して、測定値データを無線方式で固定子ユニットに送信する。固定子ユニットから、接続ケーブルは測定値データを同じく固定されている遠隔評価ユニットに送信する。評価ユニットは、測定値データを評価する。工作機械、装置、および評価ユニットが、システムを形成する。
タイプ9170Aの4成分動力計は、個別の測定チャネルで力およびトルクの各々の成分型を測定する。この目的のために、タイプ9170Aの4成分動力計は、力およびトルクの成分型の影響下で電気分極電荷の形態で測定値を生成する圧電トランスデューサを使用する。圧電トランスデューサは、高いサンプリングレートを可能にする。タイプ9170Aの4成分動力計は、22.2kHzのサンプリングレートで測定チャネル毎の力およびトルクの成分型を測定する。サンプリングレートは、測定値の時間的精度を示す。回転子ユニットは、測定値をデジタル化し、測定値データを取得する。測定値データの分解能は12ビットである。分解能は、測定値データの精度のレベルを提供する。
しかしながら、今日の顧客は、力およびトルクをさらに高い精度で測定するシステムを望んでいる。このように、力およびトルクを高い回転速度で測定し、回転子ユニットの回転ごとに少なくとも1つの測定値をさらに高いレベルの精度で検出できることは、や変化などの工具の状態(例えば、摩耗、力およびトルクの変化など)のさらに正確な判断をリアルタイムで行うことを可能にする。
さらに、顧客は、固定子ユニットと接続ケーブルのない装置で構成されるシステムを望んでいる。その理由は、特に小さな工具と小さな工具直径を用いた工作機械では、利用できるスペースがあまりなく、固定子ユニットを回転子ユニットの近くに配置することが困難または不可能でさえあるためである。さらに、接続ケーブルは、損傷、したがってシステムの故障からの保護のために、工作機械の作業場を通して注意深く導く必要がある。しかしながら、固定子ユニットを回転子ユニットの近くに配置し、作業場内に接続ケーブルを設置すると、システムのセットアップ時間が長くなり、ワークピースの切りくず除去加工のコストが高くなる。
最後に、顧客は、ワークピースの費用効果の高い切りくず除去加工を可能にするために、少なくとも8時間の中断のない動作時間をさらに示すシステムの提供を要求する。装置は、測定値データを送信するか、または装置に電気エネルギーを供給するためのシステムの動作を中断させる必要なく、少なくとも8時間のこの動作時間内の少なくとも4時間の測定時間中に力およびトルクを測定できる必要がある。
本発明の第1の目的は、ワークピースの切りくず除去加工のためのシステム、およびワークピースの切りくず除去加工中の力およびトルクを測定および評価するためのシステムであって、前記システムは、高精度に力およびトルクを測定することができる、システムを提供することである。
本発明の第2の目的は、ワークピースの切りくず除去加工のためのシステム、およびワークピースの切りくず除去加工中の力およびトルクを測定および評価するためのシステムであって、システムは、固定子ユニットおよび接続ケーブルを必要としない、システムを開示することである。
さらに、本発明の第3の目的は、ワークピースの切りくず除去加工のためのシステムであって、このシステムは、少なくとも8時間の中断のない動作時間を提供する、システムを提供することを意図している。
これらの目的の少なくとも1つは、独立請求項の構成によって達成されている。
本発明は、ワークピースの切りくず除去加工のための、およびワークピースの切りくず除去加工中の力およびトルクを測定および評価するためのシステムであって、そのシステムは、工具によるワークピースの切りくず除去加工のための工作機械と、ワークピースの切りくず除去加工中の力およびトルクを測定するための装置と、装置の測定値データを評価するための評価ユニットとを含み、装置は、工作機械に取り付けられ、工具による切りくず除去加工動作中に工具と共に回転軸を中心に回転し、評価ユニットは固定されており、装置は、測定ユニットを含み、その測定ユニットは、切りくず除去加工動作中に作用する力およびトルクの成分型の作用下で測定値を生成し、装置は、制御ユニットを含み、制御ユニットは、測定値を測定値データの形態で、無線方式で直接評価ユニットに送信し、前記測定値データの無線送信は、0.1mW~10mWの範囲内の送信電力で行われる、システムに関するものである。
本発明の第1の態様によれば、タイプ9170Aの4成分動力計とは対照的に、装置は、回転子ユニットと評価ユニットとの間の測定チェーン内に固定子ユニットまたは接続ケーブルをもはや含まない。代わりに、装置は、測定値データを無線方式で評価ユニットに直接送信する。したがって、測定チェーンの構成要素の数が大幅に削減される。しかしながら、固定子ユニットが除かれているため、装置の無線電力供給も不可能となる。したがって、本発明のさらなる態様によれば、この装置は、タイプ9170Aの4成分動力計よりも1桁以上少ない著しく低い送信電力を有する。その結果、装置の動作中のエネルギー消費量が1桁以上削減される。したがって、この装置は、システムの中断のない動作を少なくとも8時間維持するのに十分な、そのような小さな外形寸法と軽量のエネルギー貯蔵装置のみを必要とする。
本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に記載されている。また、従属請求項の構成はまた、目的のうちの少なくとも1つを達成する。
好ましい一実施形態では、測定値データは、16ビット分解能の2進数シーケンスである。
測定値の16ビット分解能は、タイプ9170Aの4成分動力計で可能な測定値の12ビット分解能よりも大幅に正確である。4ビットの差は2または16倍に対応する。
さらに好ましい一実施形態では、測定値データの無線送信は、任意選択で1Mビット/秒または2Mビット/秒のデータ伝送速度(データ転送速度)で行われ、評価ユニットは、データ伝送速度を選択し、選択されたデータ伝送速度によって、測定値データの無線送信が行われる。
2Mビット/秒の高いデータ伝送速度は必ずしも必要ではなく、多くの場合、1Mビット/秒の低いデータ伝送速度でも十分である。大量の測定値データを無線方式で送信する場合は、高いデータ伝送速度が必要である。しかしながら、データ伝送速度が高い場合、装置のエネルギー消費量は、データ伝送速度が低い場合と比較して少なくとも10%高くなる。したがって、評価ユニットは、高いデータ伝送速度が実際に必要であるかどうかを判断し、したがって、装置のエネルギー消費を低く保つ。
別の好ましい一実施形態では、評価ユニットは、評価送信/受信ユニットを含み、評価送信/受信ユニットは、アンテナを含み、電磁波の形態でアンテナを介して制御ユニットから測定値データを受信し、前記評価送信/受信ユニットは、別個のハウジングに配置されており、ハウジングは、測定値データの無線送信のために、制御ユニットに対して空間的に位置合わせすることができる。
評価送信/受信ユニットは、評価ユニットとは別の独自のハウジング内に配置されているため、評価送信/受信ユニットのアンテナは、制御ユニットのアンテナに対して空間的に簡単かつ迅速に位置合わせすることができる。その結果、測定値データの無線送信は、可能な限り最良の方法で位置合わせされたアンテナで行われるため、送信電力が低く、装置のエネルギー消費が低く維持され、さらに、測定値データの無線送信の質が高く維持されるため、力およびトルクの測定の精度が向上する。
別の好ましい一実施形態では、評価ユニットは一時的なデータメモリを含み、評価ユニットは、制御ユニットによって無線送信された測定値データを一時データメモリに格納し、評価ユニットは、任意選択でバッファモードまたはストリーミングモードで一時データメモリを読み取る。
バッファモードでは、評価ユニットは、無線送信された一定期間の測定値データを一時的なランダムアクセスメモリに入力し、先入れ先出しの原則に従ってそれらを読み取る。したがって、入力期間中に、制御ユニットは、無線方式で送信されていない測定値データの送信を繰り返す機会を有し、したがって、先入れ先出しの原則に従って読み取られる測定値データが完了する確率を高める。完全に送信された測定値データは、不完全に送信された測定値データよりも高い評価精度を提供することを理解すべきである。しかしながら、測定値データの完全性が評価中に単に二次的に重要であり、即時評価がより重要である場合、評価ユニットは、ストリーミングモードで一時的なランダムアクセスメモリを直接読み取る。
さらに別の好ましい一実施形態では、制御ユニットは、測定値データが無線方式で評価ユニットに送信される前に、測定値データを圧縮し、評価ユニットは、無線送信された測定値データを解凍する。
圧縮により、測定値データの量が減少するため、減少した量の測定値データが無線方式で評価ユニットに送信される。測定値データの量を減らすには、装置の消費電力を低く維持する、低いデータ伝送速度が必要である。
さらに別の好ましい一実施形態では、制御ユニットは、測定値データを、それを較正することなく、無線方式で評価ユニットに送信し、較正データは評価ユニットに格納され、較正データは、測定値の直線性誤差を補正し、評価ユニットは、無線送信された測定値データを較正データで較正する。
較正は、測定値の直線性誤差を補正する。しかしながら、評価ユニットに測定値の較正を実行させることにより、装置の消費電力も削減される。
さらに別の好ましい一実施形態では、測定ユニットが測定値を生成する測定チャネルの数を設定でき、測定ユニットが測定値を生成する力およびトルクの成分型も設定でき、測定チャネルの数と、力およびトルクの成分型の調整は、前記評価ユニットによって実行される。
利用可能なすべての測定チャネルで力およびトルクの測定を実行する必要は必ずしもなく、すべての成分型の力およびトルクに対して常に実行する必要はない。切りくず除去加工のタイプに応じて、利用可能な測定チャネルのサブセットで、切りくず除去加工の品質を監視するのに十分な場合がある。利用可能な測定チャネルの数が減少する限り、装置のエネルギー消費も減少する。
さらに別の好ましい一実施形態では、制御ユニットは、測定値を測定範囲の増幅された測定値に変換し、増幅された測定値を含む測定範囲を設定でき、評価ユニットは、設定される測定範囲に関する情報を含む制御データを生成し、評価ユニットは、設定される測定範囲に関する情報を含む制御データを試験装置に無線方式で送信し、試験装置は、設定される測定範囲を調整し、測定値を設定された測定範囲に変換する。
測定値の増幅により、増幅された測定値が測定範囲に表示される。増幅された測定値が測定範囲の事前定義された閾値内にあるかどうかに関して監視され、測定範囲内の増幅された測定値の可能な限り最良の表現を達成するように実行されなければならない。評価ユニットがこの監視を実行するという事実は、装置のエネルギー消費を削減する。
以下において、本発明は、以下の図面を参照して例として説明される。
工作機械1、装置2、および評価ユニット3を含むシステム100の一部の概略図を示す。 図1の装置2の制御ユニット23の概略図を示す。 図1の評価ユニット3の概略図を示す。
図1は、ワークピース0の切りくず除去加工のための、およびワークピース0の切りくず除去加工中の力およびトルクを測定および評価するためのシステム100を示している。システム100は、ワークピース0の切りくず除去加工用の工作機械1、ワークピース0の切りくず除去加工中の力およびトルクを測定するための装置2、および装置2の測定値データMDを評価するための評価ユニット3を含む。
工作機械1の一部のみを図1に示す。工具11とスピンドル12が見える。スピンドル12は、ワークピース0の切りくず除去加工中に回転軸Zを中心に回転する。スピンドル12を駆動するための駆動部は示されていない。
装置2は、工作機械1に取り付けられている。装置2は、工具アダプタ21およびスピンドルアダプタ25を含む。工具11は、工具アダプタ21を介して装置2に取り付けられ、装置2は、スピンドルアダプタ25を介してスピンドル12に取り付けられている。工具11、装置2、およびスピンドル12は、互いにしっかりと接続されており、回転軸Zを中心に回転する。回転軸Zを中心とした工具11、装置2、およびスピンドル12の回転は、図1に曲線矢印として示されている。
装置2は、ハウジング20を含む。工具アダプタ21およびスピンドルアダプタ25は、ハウジング20の外側に取り付けられている。好ましくは、スピンドルアダプタ25は、装置2のスピンドル12への締結がスピンドル12から迅速に解放され、数秒以内に再取り付けすることができるように、クイック・リリース・カップリングを含む。
ハウジング20は空洞を含む。装置2は、測定ユニット22、制御ユニット23、およびエネルギー貯蔵ユニット24を含む。測定ユニット22、制御ユニット23、およびエネルギー貯蔵ユニット24は、空洞内に配置されている。ハウジング20は、機械的に安定しており、流体から密閉されるように構成されているため、例えば、冷却剤、切りくずなどの切りくず除去加工中に発生する外部の影響から、測定ユニット22、制御ユニット23、およびエネルギー貯蔵ユニット24を保護する。
装置2は、3つの力成分型Fx、Fy、Fzと1つのトルク成分型Mzを測定する。力の第1成分型Fxは縦軸Xに沿って作用し、力の第2成分型Fyは横軸Yに沿って作用し、力の第3成分型Fzは回転軸Zに沿って作用し、トルク成分型Mzは回転軸Zに沿って作用する。3つの軸X、Y、Zは互いに垂直である。以下では、3つの力成分型Fx、Fy、Fzおよびトルク成分型Mzを、単に力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzと呼ぶ。
力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの実際の測定は、測定ユニット22によって実行される。測定される力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの作用下で測定値Pを生成するのは測定ユニット22である。測定値Pは、アナログ信号である。測定値Pは、力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの大きさに実質的に比例する。
測定ユニット22は、複数のトランスデューサ221~224を含む。トランスデューサ221~224は、互いに独立している。本発明の意味において、「互いに独立している」という特徴は、トランスデューサ221~224が互いに影響を及ぼさず、さらに、それらが互いに依存していないことを意味する。したがって、測定ユニット22は、力の第1の成分型Fxの影響下で測定値Pを生成する第1のトランスデューサ221を含み、第2の成分型Fyの影響下で測定値Pを生成する第2のトランスデューサ222を含み、力の第3の成分型Fzの測定の影響下で測定値Pを生成する第3のトランスデューサ223を含み、トルク成分型Mzの影響下で測定値Pを生成する第4のトランスデューサ224を含む。
測定ユニット22は、複数の測定チャネルK1~K4において測定値Pを生成する。測定チャネルK1~K4は互いに独立している。また、本発明の意味での「互いに独立している」という特徴は、測定チャネルK1~K4が互いに影響を及ぼさず、互いに依存していないことを意味する。測定チャネルK1~K4は、トランスデューサ221~224に割り当てられている。第1のトランスデューサ221は、第1の測定チャネルK1で測定値Pを生成し、第2のトランスデューサ222は、第2の測定チャネルK2で測定値Pを生成し、第3のトランスデューサ223は、第3の測定チャネルK3で測定値Pを生成し、第4のトランスデューサ224は、第4の測定チャネルK4で測定値Pを生成する。したがって、力およびトルクの各々の成分型Fx、Fy、Fz、Mzは、明確に定義された方法で測定チャネルK1~K4に割り当てられる。
DIN 1319-1(力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの大きさ)に従った測定値Pと正しい値の間の比例関係からの偏差は直線性誤差と呼ばれる。直線性誤差は5%~10%の範囲にある。直線性誤差の量は、力およびトルクの各々の成分型Fx、Fy、Fz、Mzに対して異なる。
好ましくは、トランスデューサ221~224は、圧電トランスデューサ221~224である。圧電トランスデューサ221~224は、力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの作用下で、電気分極電荷P1~P4の形態で測定値Pを生成する。電気分極電荷P1~P4の数は、力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの大きさに実質的に比例する。第1の圧電トランスデューサ221は、第1の測定チャネルK1で第1の電気分極電荷P1を生成し、第2の圧電トランスデューサ222は、第2の測定チャネルK2で第2の電気分極電荷P2を生成し、第3の圧電トランスデューサ223は、第3の測定チャネルK3で第3の電気分極電荷P3を生成し、第4の圧電トランスデューサ224は、第4の測定チャネルK4で第4の電気分極電荷P4を生成する。
あるいはまた、測定ユニット22は、例えば、ピエゾ抵抗トランスデューサ、ひずみゲージ(DMS)などの、圧電性以外の測定原理に従って動作する、複数の力およびトルク測定トランスデューサ221~224を含む。これらのトランスデューサ221~224は、電圧の形態で測定値Pを生成する。
圧電トランスデューサ221~224は、高いサンプリングレートを可能にする。好ましくは、各々の測定チャネルK1~K4における圧電トランスデューサ221~224のサンプリングレートは、5kHz~10kHzの範囲にあり、このサンプリングレートは、ひずみゲージトランスデューサ221~224のサンプリングレートと比較して5倍高い。さらに、圧電トランスデューサ221~224に由来する測定値データMPの、力/時間図、トルク/時間図、および力極性図における分解能は、ひずみゲージトランスデューサ221~224によって生成されるものと比較して10倍向上している。
エネルギー貯蔵ユニット24は、例えば、充電式電池、非充電式電池などの少なくとも1つの電気エネルギー貯蔵装置を含む。好ましくは、エネルギー貯蔵ユニット24は、リチウムイオン蓄電池、リチウムポリマー蓄電池、空気亜鉛電池などである。エネルギー貯蔵装置24は、小型軽量である。
図2は、制御ユニット23の詳細図を示している。制御ユニット23は、少なくとも1つの制御電圧変換ユニット231、少なくとも1つの制御アナログ/デジタル変換ユニット232、少なくとも1つの制御送信/受信ユニット233、少なくとも1つの制御データメモリ234、および少なくとも1つの制御データプロセッサ235を含む。
制御電圧変換ユニット231は、複数の第1の電線を介して測定ユニット22に接続されている。制御アナログ/デジタル変換ユニット232は、複数のさらなる電線を介して制御電圧変換ユニット231に接続されている。
制御ユニット23は、測定ユニット22の測定値Pを測定値データMDに変換する。この目的のために、測定ユニット22は、測定値Pを第1の電線を介して制御電圧変換ユニット231に送信する。制御電圧変換ユニット231は、測定値Pを増幅された測定値Vに変換する。制御電圧変換ユニット231は、増幅された測定値Vをさらなる電線を介して制御アナログ/デジタル変換ユニット232に送信する。制御アナログ/デジタル変換ユニット232は、増幅された測定値Vをデジタル化して、測定値データKDを取得する。
測定値データKDは、測定チャネルK1~K4あたり好ましくは16ビットの分解能を有する2進数シーケンスである。
好ましくは、増幅された測定値Vは、電圧V1~V4である。第1の測定チャネルK1において、制御電圧変換ユニット231は、第1の電力供給線を介して第1の電圧V1を制御アナログ/デジタル変換ユニット232に送信し、制御アナログ/デジタル変換ユニット232は、測定値データKDを取得するためにデジタル化する。第2の測定チャネルK2において、制御電圧変換ユニット231は、第2の電力供給線を介して第2の電圧V2を制御アナログ/デジタル変換ユニット232に送信し、制御アナログ/デジタル変換ユニット232は、測定値データKDを取得するためにデジタル化する。第3の測定チャネルK3において、制御電圧変換ユニット231は、第3の電力供給線を介して第3の電圧V3を制御アナログ/デジタル変換ユニット232に送信し、制御アナログ/デジタル変換ユニット232は、測定値データKDを取得するためにデジタル化する。第4の測定チャネルK4において、制御電圧変換ユニット231は、第4の電力供給線を介して第4の電圧V4を制御アナログ/デジタル変換ユニット232に送信し、制御アナログ/デジタル変換ユニット232は、測定値データKDを取得するためにデジタル化する。
制御ユニット23は、測定ユニット22が測定値Kを生成した測定チャネルK1~K4を明確に指定する測定チャネルデータKDを生成する。この目的のために、制御アナログ/デジタル変換ユニット232は、増幅された測定値Vを測定値データPDにデジタル化した測定チャネルK1~K4を明確に指定するデジタル測定チャネルデータKDを生成する。
制御ユニット23は、測定値Pを増幅して、測定範囲Bにある増幅された測定値Vを取得する。増幅された測定値Vの測定範囲Bを設定することができる。制御ユニット23は、増幅された測定値Vの測定範囲Bを明確に指定する測定範囲データBDを生成する。制御電圧変換ユニット231は、アナログ測定範囲信号B11~B44を生成し、増幅された測定値Vの測定範囲Bを明確に指定する。各々の測定範囲Bには、測定範囲信号B11~B44が割り当てられている。制御電圧変換ユニット231は、測定範囲信号B11~B44をさらなる電線を介して制御アナログ/デジタル変換ユニット232に送信する。制御アナログ/デジタル変換ユニット232は、測定範囲信号B11~B44をデジタル化して、測定範囲データBDを取得する。
好ましくは、制御電圧変換ユニット231は、最終値が500Nである第1の測定範囲B11において、最終値が1kNである第2の測定範囲B12において、最終値が2.5kNの第3の測定範囲B13において、および最終値が5kNの第4の測定範囲B14において、第1の測定チャネルK1における力の第1の成分型Fxを表す。好ましくは、制御電圧変換ユニット231は、最終値が500Nの第1の測定範囲B21において、最終値が1kNの第2の測定範囲B22において、最終値が2.5kNの第3の測定範囲B23において、および最終値が5kNの第4の測定範囲B24において、第2の測定チャネルK2における力の第2の成分型Fyを表す。好ましくは、制御電圧変換ユニット231は、最終値が2.5kNの第1の測定範囲B31において、最終値が5kNの第2の測定範囲B32において、最終値が10kNの第3の測定範囲B33において、および最終値が20kNの第4の測定範囲B34において、第3の測定チャネルK3における力の第3の成分型Fzを表す。好ましくは、制御電圧変換ユニット231は、最終値が10Nmの第1の測定範囲B41において、最終値が20Nmの第2の測定範囲B42において、最終値が50Nmの第3の測定範囲B43において、および最終値が100Nmの第4の測定範囲B44において、第4の測定チャネルK4にけるトルクの成分型Mzを表す。
好ましくは、測定ユニット22は、4つの測定チャネルK1~K4における電気分極電荷P1~P4の形態の測定値Pを同時に制御電圧変換ユニット231に送信する。制御電圧変換ユニット231は、4つの測定チャネルK1~K4における電気分極電荷P1~P4を同時に電圧V1~V4の形態の増幅された測定値Vに変換する。
第1の測定チャネルK1において、第1の圧電トランスデューサ221は、制御電圧変換ユニット231が第1の電圧V1に変換する第1の電力供給線を介して制御電圧変換ユニット231に第1の電気分極電荷P1を送信する。第2の測定チャネルK2において、第2の圧電トランスデューサ222は、制御電圧変換ユニット231が第2の電圧V2に変換する第2の電力供給線を介して制御電圧変換ユニット231に第2の電気分極電荷P2を送信する。第3の測定チャネルK3において、第3の圧電トランスデューサ223は、制御電圧変換ユニット231が第3の電圧V3に変換する第3の電力供給線を介して制御電圧変換ユニット231に第3の電気分極電荷P3送信する。第4の測定チャネルK4において、第4の圧電トランスデューサ224は、制御電圧変換ユニット231が第4の電圧V4に変換する第4の電力供給線を介して制御電圧変換ユニット231に第4の分極電荷P4を送信する。
制御ユニット23は、制御データメモリ234に格納され、制御データプロセッサ235にロードすることができる少なくとも1つの制御プログラムKを含む。制御データプロセッサ235にロードされた制御プログラムKは、コマンドを生成し、そのコマンドは、制御ユニット23によって自動的に実行される。本発明の意味において、形容詞「自動的」は、制御プログラムKによって生成されたコマンドが、人間の関与なしに制御ユニット23によって実行されることを意味する。
評価ユニット3は、測定値データPD、測定チャネルデータKD、測定範囲データBDを評価し、装置2を制御するための制御データSDを生成する。制御データSDは、デジタルデータである。出願人が販売するそのような評価ユニット3は、データシート5165A_003-146d-10.20に従うLabAmpタイプの5165Aデータ取得ユニットである。評価ユニット3の詳細図を図3に示す。評価ユニット3は、評価送信/受信ユニット31、少なくとも1つの評価データメモリ32、少なくとも1つの評価データプロセッサ33、少なくとも1つの入力/受信ユニット34、少なくとも1つの出力ユニット35、および少なくとも1つの一時的なデータメモリ36を含む。
制御ユニット23は、データDを無線方式で評価ユニット3に送信し、評価ユニット3も、データDを無線方式で制御ユニット23に送信する。制御ユニット23と評価ユニット3との間の無線データ送信は双方向である。無線データ送信では、データDは電磁波の形態で送受信される。この目的のために、制御送信/受信ユニット233は、データDを送受信するためのアンテナを含み、評価送信/受信ユニット31は、データDを送受信するためのアンテナを含む。図1~図3では、データDの無線送信は、湾曲した円セグメントとして示されている。
制御ユニット23および評価ユニット3は、0.1mW~10mWの範囲の送信電力LでデータDを無線で送信する。制御ユニット23と評価ユニット3との間のデータDの無線送信の範囲は、10m以下である。
好ましくは、評価送信/受信ユニット31は、コネクタとして形成された別個のハウジング310内に配置される。本発明の意味において、形容詞「別個の」は、ハウジング310が評価ユニット3のハウジングから空間的に分離されていることを意味する。評価ユニット3のハウジングは、例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)などのインターフェースを含む。評価送信/受信ユニット31は、インターフェースを介して評価ユニット3に電気的および機械的に接続することができる。インターフェースを介して、評価送信/受信ユニット31は、受信データDを評価ユニット3に送信し、評価ユニット3から電力が供給される。この目的のために、評価送信/受信ユニット31は、例えば、電線311を介して評価ユニット3のハウジング内のインターフェースに接続される。
制御送信/受信ユニット233から評価送信/受信ユニット31に送信されるデータDは、以下のカテゴリ:接続データVD、測定値データMD、測定チャネルデータK、および測定範囲データBDを含む。評価送信/受信ユニット31は、制御送信/受信ユニット233からデータDを受信する。評価送信/受信ユニット31から制御送信/受信ユニット233に送信されるデータDは、以下のカテゴリ:接続データVDおよび制御データSDを含む。制御送信/受信ユニット233は、評価送信/受信ユニット3からデータDを受信する。
評価ユニット3では、少なくとも1つの評価プログラムAが評価データメモリ32に格納され、評価データプロセッサ33にロードすることができる。評価データプロセッサ33にロードされた評価プログラムAは、コマンドを生成し、そのコマンドは、評価ユニット3によって自動的に実行される。本発明の意味において、副詞「自動的に」は、評価プログラムAによって生成されたコマンドが、人間の関与なしに、評価ユニット3によって実行されることを意味する。
評価ユニット3は、入力/受信ユニット34によって操作することができる。本発明の意味において、動詞「操作する」は、人間が入力/受信ユニット34を介してコマンドを入力することができ、そのコマンドが評価ユニット3によって実行されることを意味する。入力/受信ユニット34は、コマンドを入力するためのキーボード、コマンドを受信するためのアンテナなどとすることができる。コマンドは、キーボードを介して文字列として入力され、それに対して評価ユニット3が制御データSDを生成する。アンテナを介して、コマンドは電磁波として受信され、それに対して評価ユニット3が制御データSDを生成する。出力ユニット35は、データを人間に対してグラフィカルに表示することができる表示画面とすることができる。したがって、評価データDは、出力ユニット35上にグラフィカルに表示することができる。
好ましくは、制御ユニット23および評価ユニット3は、2.402GHz~2.480GHzのISM帯において無線方式でデータDを送信する。
好ましくは、制御ユニット23および評価ユニット3は、無線方式で複数の送信チャネルでISM帯においてデータDを送信する。したがって、制御ユニット23および評価ユニット3は、ISM帯内の40の送信チャネルを使用し、その各々の個々の送信チャネルは、2MHzの帯域幅を有する。
データDの無線送信の前に、制御ユニット23および評価ユニット3は接続を確立する。40の送信チャネルのうち3つは登録チャネルである。3つの登録チャネルにおいて、制御送信/受信ユニット233および評価送信/受信ユニット31は、接続を確立するための接続データVDを送受信する。これは、マスター/スレーブの原則に従って行われる。制御送信/受信ユニット233または評価送信/受信ユニット31のいずれかが、接続データVDを介して接続設定の要求を送信し、したがってマスターである。要求された制御送信/受信ユニット233または評価送信/受信ユニット31は、接続設定を要求するための接続データVDを受信し、スレーブである。スレーブは、接続データVDを介して接続確立の確認をマスターに送信する。マスターは、スレーブから接続確立の確認を受信する。
40の送信チャネルのうち37は、接続の確立が成功した後にデータDの無線送信が行われるデータチャネルである。制御送信/受信ユニット233および評価送信/受信ユニット31は、データDをマスターおよびスレーブとして送受信する。マスターは、37のデータチャネルでパケットを送信し、スレーブは37のデータチャネルでパケットを受信する。パケットごとに296ビットから2040ビットのデータDが送受信される。
パケット間の干渉を回避するために、制御送信/受信ユニット233および評価送信/受信ユニット31は、周波数ホッピング方法または周波数ホッピング・スペクトラム拡散(FHSS)を使用し、パケットの各々の無線送信後に37の送信チャネルのうちの別のものに切り替える。
制御ユニット23および評価ユニット3は、それぞれ、無線方式で送信されるすべてのパケットが実際に無線送信されたかどうかを監視する。この目的のために、各々のパケットは、パケット識別番号を有する。マスターが受信した各々のパケットに対して、スレーブはパケット識別番号を読み取り、受信確認を含む接続データVDをマスターに送信する。受信の確認には、受信したパケットのパケット識別番号が含まれる。マスターは、受信確認と共に接続データVDを受信し、受信したパケットのパケット識別番号を読み取る。無線送信されなかったパケットの場合、スレーブによって無線送信が繰り返される。この目的のために、マスターは、送信したパケットのパケット識別番号のリストと、スレーブから受信したパケットのパケット識別番号のリストを維持する。マスターは、2つのリストを比較する。マスターは、スレーブが受信したパケットのパケット識別番号がリストされていない、マスターが送信したパケットのスレーブへの送信を繰り返す。
このように、評価ユニット3は、評価プログラムAのコマンドまたは入出力ユニット34のコマンドにより、装置2を駆動するための制御データSDを生成する。制御データSDは、様々なコマンドを実行する。したがって、制御データSDを使用して、装置2を起動または停止することができる。この目的のために、評価ユニット3は、起動情報または停止情報を含む制御データSDを生成し、制御データSDを制御ユニット23に送信する。この目的のために、評価送信/受信ユニット31は、起動情報または停止情報を含む制御データSDを制御送信/受信ユニット233に送信する。制御送信/受信ユニット233は、起動情報または停止情報を含む制御データSDを受信する。制御ユニット23は、制御データSDの起動情報または停止情報に従って、装置2を起動または停止する。
好ましくは、制御ユニット23および評価ユニット3は、任意選択で1Mビット/秒または2Mビット/秒のデータ伝送速度DRで、無線方式でデータDを送信する。評価ユニット3は、データ伝送速度DRを選択し、その選択されたデータ伝送速度DRで、データDの無線送信が行われる。
好ましくは、評価ユニット3は、データDの無線送信のための接続の確立中に、どの量のデータDが装置2によって無線送信される可能性が高いかをすでに決定している。好ましくは、評価ユニット3は、データDの最後の無線送信からの平均データ伝送速度を決定する。次に、評価ユニット3は、2つのデータ伝送速度DRの中から、平均データ伝送速度を満たすものを選択する。両方のデータ伝送速度DRが平均データ伝送速度を満たす場合、評価ユニット3は、1メガビット/秒のより低いデータ伝送速度DRを選択する。評価ユニット3は、選択されたデータ伝送速度DRを示す接続データVDを制御ユニット23に無線送信する。この目的のために、評価送信/受信ユニット31は、選択されたデータ伝送速度DRを示す接続データVDを制御送受信ユニット233に無線送信する。制御送受信部233は、選択されたデータ伝送速度DRを示す接続データVDを受信する。次に、制御送信/受信ユニット233は、選択されたデータ伝送速度DRで測定値データMDを評価送信/受信ユニット31に送信する。
好ましくは、測定値Pを測定値データMDにデジタル化した後、制御ユニット23は、測定値データMDの圧縮を実行する。測定値データMDの圧縮は、好ましくは、測定値データMD内の冗長な情報を除去する。圧縮により、測定値データMDの量が減少するため、減少した量の測定値データMDが無線方式で評価ユニット3に送信される。制御送信/受信ユニット233は、圧縮された測定値データMDを評価送信/受信ユニット31に送信する。
好ましくは、測定値Pを測定値データMDにデジタル化した後、制御ユニット23は、測定値データMDの較正を実行しない。較正は、測定値Pの直線性誤差を補正する。圧電トランスデューサの電気分極電荷P1~P4の場合、直線性誤差は、最終的に10%である。制御送信/受信ユニット233は、較正されていない測定値データMDを評価送信/受信ユニット31に送信する。
評価ユニット3は、制御ユニットによって無線送信されたデータDを一時データメモリ36に格納する。好ましくは、評価ユニット3は、測定値データMD、測定チャネルデータKD、測定範囲データBDなど、制御ユニットによって無線送信されたデータDを一時データメモリ36に格納する。好ましくは、一時データメモリ36は、2Mビット/秒のデータ伝送速度DRでさえ、0.1秒の数倍の充填時間の後にのみデータDで充填されるように十分に大きくなるように構成される。このようにして、評価ユニット3は、バッファモードBMまたはストリーミングモードBMで、一時データメモリ36に格納されたデータDを読み取ることを選択することができる。バッファモードBMでは、評価ユニット3は、データDを一時データメモリ36に一時的に格納する。一時データメモリ36は、先入れ先出しの原則に従ってデータDがそこから読み取られるシフトレジスタのように動作する。したがって、バッファモードBMでは、制御ユニット23は、無線送信されなかったデータDの送信を繰り返す機会を有する。ストリーミングモードSMでは、評価ユニット3は、データDが一時データメモリ36に格納された直後にデータDを読み取る。ストリーミングモードSMでは、評価ユニット3は、データDの即時評価を実行することができ、これは、評価ユニット3が平均力値からの偏差または事前定義された設定値を超過することを永久に監視する工作機械1の制御プロセスにおいて特に重要であり、高速制御が有利である。
無線送信後、評価ユニット3において測定値データMDの解凍が行われる。評価ユニット3は、評価データプロセッサ33にロードされた測定値データMDを解凍する。解凍中、評価ユニット3は、測定値データMDから除去された冗長情報を追加して戻す。評価ユニット3は、解凍された測定値データMDを評価データメモリ32に格納する。
測定値データPDの較正は、評価ユニット3における測定値データPDの無線送信後に実行される。この目的のために、較正データADは、評価データメモリ32に格納される。較正データADは、測定チャネルK1~K4に固有である。較正データADは、別の較正プロセスで生成されている。較正プロセス中に、測定ユニット22の測定値Pは、各々の測定チャネルK1~K4の基準トランスデューサの測定値と比較される。比較の結果は、較正データADとしてデータメモリ33に格納される。このような較正プロセスは、1年または2年の時間間隔で実行される。
評価ユニット3は、較正データADを評価データメモリ32から評価データプロセッサ33にロードする。評価ユニット3は、較正データKDを測定値データMDおよび測定チャネルデータKDに割り当てる。評価ユニット3は、割り当てられた較正データADを用いて、特に各々の測定チャネルK1~K4に対して測定値データMDを較正する。例えば、各々の測定チャネルK1~K4に対して特別に割り当てられた較正データADを用いて測定値データMDを較正する場合、評価ユニット3は、個別の測定値データMDと個別の較正データADとの乗算を行う。較正により、測定値Pの直線性誤差が補正される。好ましくは、電気分極電荷P1~P4の形態で測定値Pを生成する圧電トランスデューサの場合、電気分極電荷P1~P4の直線性誤差は、したがって、較正によって補正される。較正された測定値データMDは、1%以下の直線性誤差を有する。
較正された測定値データMDは、最終値が500N~20kNで、精度が4%以下である、複数の測定範囲の力成分型Fx、Fy、Fzに対応する。最終値が500N~20kNの測定範囲では、較正された測定値データMDは、力の成分型Fx、Fy、Fzを0.5mV/N~4mV/Nの精度で分解する。較正された測定値データMDは、複数の測定範囲のトルク成分型Mzに対応し、最終値は10Nm~100Nmで、精度は2%以下である。最終値が10Nm~100Nmの測定範囲では、較正された測定値データMDがトルク成分型Mzを0.1V/Nm~1V/Nmの精度で分解する。
評価ユニット3は、較正された測定値データMDを評価データメモリ32に格納する。
装置2は、力およびトルクの調整可能な成分型Fx、Fy、Fz、Myに対して、調整可能な数の測定チャネルK1~K4で操作することができる。この目的のために、測定ユニット22が測定値Pを生成する測定チャネルK1~K4の数を設定することができる。また、測定ユニット22が測定値Pを生成する力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Myも設定することができる。好ましくは、測定ユニット22は、4つの測定チャネルK1~K4のうちの1つにおいて力およびトルクの4つの成分型Fx、Fy、Fz、Mzのうちの1つについて測定値Pを生成するか、または4つの測定チャネルK1~K4のうちの2つにおいて力およびトルクの4つの成分型Fx、Fy、Fz、Mzのうちの2つについて測定値Pを生成するか、または4つの測定チャネルK1~K4のうちの3つにおいて力およびトルクの4つの成分型Fx、Fy、Fz、Mzのうちの3つについて測定値Pを生成するか、または4つすべての測定チャネルK1~K4において力およびトルクの4つすべての成分型Fx、Fy、Fz、Mzについて測定値Pを生成する。
好ましくは、測定チャネルK1~K4および力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの数の設定は、入力/受信ユニット34を介して実行される。評価ユニット3は、入力/受信ユニット34から、設定される力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzに対して設定される測定チャネルK1~K4によって装置2を操作するコマンドを受信する。評価ユニット3は、設定される測定チャネルK1~K4、および装置2を操作するために設定される力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzに関する情報を含む制御データSDを生成する。評価ユニット3は、力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの設定される測定チャネルK1~K4に関する情報を含む制御データSDを無線方式で制御ユニット23に送信する。この目的のために、評価送信/受信ユニット31は、制御送信/受信ユニット233に設定される力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの設定される測定チャネルK1~K4に関する情報を含む制御データSDを送信する。制御送信/受信ユニット233は、設定される力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの設定される測定チャネルK1~K4に関する情報を含む制御データSDを受信する。制御ユニット23は、設定される力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの設定される測定チャネルK1~K4で装置2を操作する。
したがって、設定される力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの測定チャネルK1~K4に関する情報を含む制御データSDは、システム100のオペレータに対して、装置2がいくつのそしてどの測定チャネルK1~K4において力およびトルクを測定するかを指定する。例えば、穴あけ加工などのワークピース0の切りくず除去加工のプロセスの場合、穴あけ加工の品質を監視するには、回転軸Zに沿った力Fzおよび回転軸Z周りのトルクMzの2つの成分型に対する2つの測定チャネルK3、K4で十分である。一方、フライス加工などのワークピース0の切りくず除去加工の場合、フライス加工の品質を監視するために、力Fx、Fy、Fz、トルクMzの4つの成分型すべてに対する4つの測定チャネルK1~K4が必要である。システム100のオペレータは、装置2および評価ユニット3の製造業者から、装置2がいくつのそしてどの測定チャネルK1~K4によって力およびトルクを測定するかについて記載したライセンスを取得することができる。穴あけ加工によるワークピース0の切りくず除去加工用の2つの測定チャネルK3、K4のみを含むライセンスは、フライス加工によるワークピース0の切りくず除去加工用の4つの測定チャネルK1~K4すべてを含むライセンスよりも安価である。システム100のオペレータのライセンスは、設定される力およびトルクの成分型Fx、Fy、Fz、Mzの設定される測定チャネルK1~K4を示す制御データSDの形態である。
評価ユニット3は、評価プログラムAのコマンドまたは入出力ユニット34のコマンドにより設定される測定範囲Bに関する情報を含む制御データSDを生成する。
これは、増幅された測定値Vが測定範囲B内にあるという事実による。増幅された測定値Vを可能な限り最良の表現を可能にする測定範囲Bに含めるために、評価ユニット3は、増幅された測定値Vが測定範囲Bの事前定義された閾値GW1、GW2内にあるかどうかを監視する。各々の測定範囲Bは、最高値または最終値(フルスケール)を有する。可能な限り最良の表現のために、増幅された測定値Vは最終値を超えてはならず、最終値より1桁以上小さくなってはならない。しかしながら、測定値対雑音比は、異なる測定範囲Bで異なる程度に変化する。測定範囲Bが大きいほど、測定値対雑音比は大きくなる。さらに、直線性誤差は、異なる測定範囲Bで異なる。したがって、第1の閾値GW1は最終値の90%に等しく、したがって第2の閾値GW2は最終値の10%に等しい。増幅された測定値Vが測定範囲Bの事前定義された閾値GW1、GW2内にない場合、評価ユニット3は、増幅された測定値Vが測定範囲Bの事前定義された閾値GW1、GW2内にある別の測定範囲Bを設定する。あるいはまた、入力/受信ユニット34は、評価ユニット3に特定の測定範囲Bを設定するように指示する。
評価ユニット3は、設定される測定範囲Bに関する情報を含む制御データSDを生成する。評価ユニット3は、設定される測定範囲Bに関する情報を含む制御データSDを試験装置23に無線送信する。そして、試験装置3は、設定される測定範囲Bを設定し、設定された測定範囲B内で測定値Pを増幅された測定値Vに変換する。
0 ワークピース
1 工作機械
11 工具
12 スピンドル
100 システム
2 装置
20 ハウジング
21 工具アダプタ
22 測定ユニット
221~224 トランスデューサ
23 制御ユニット
231 制御変換ユニット
232 制御アナログ/デジタル変換ユニット
233 制御送信/受信ユニット
234 制御データメモリ
235 制御データプロセッサ
24 エネルギー貯蔵ユニット
25 スピンドルアダプタ
3 評価ユニット
31 評価送信/受信ユニット
32 評価データメモリ
33 評価データプロセッサ
34 入力/受信ユニット
35 出力ユニット
36 一時データメモリ
310 ハウジング
311 電線
A 評価プログラム
B 測定範囲
AD 較正データ
BD 測定範囲データ
BM バッファモード
DR データ伝送速度
GW1、GW2 閾値
K 制御プログラム
KD 測定チャネルデータ
K1~K4 測定チャネル
P 測定値
P1~P4 電気分極電荷
Fx、Fy、Fz 力の成分型
L 送信電力
MD 測定値データ
Mz トルクの成分型
SD 制御データ
SM ストリーミングモード
V 増幅測定値
V1~V4 電圧
VD 接続データ
X 縦軸
Y 横軸
Z 回転軸

Claims (15)

  1. ワークピース(0)の切りくず除去加工のための、および前記ワークピース(0)の切りくず除去加工中の力およびトルクを測定および評価するためのシステム(100)であって、前記システム(100)は、
    工具(11)による前記ワークピース(0)の切りくず除去加工のための工作機械(1)と、
    前記ワークピース(0)の切りくず除去加工中の力およびトルクを測定するための装置(2)と、
    前記装置(2)の測定値データ(MD)を評価するための評価ユニット(3)と
    を備え、
    前記装置(2)は、前記工作機械(1)に取り付けられ、前記工具(12)による切りくず除去加工中に回転軸(Z)を中心に回転し、
    前記評価ユニット(3)は固定されており、
    前記装置(2)は、測定ユニット(22)を備え、該測定ユニット(22)は、切りくず除去加工動作中に作用する力およびトルクの成分型(Fx、Fy、Fz、Mz)の作用下で測定値(P)を生成し、
    前記装置(2)は、制御ユニット(23)を備え、該制御ユニット(23)は、前記測定値(P)を測定値データ(MD)の形態で、無線方式で直接前記評価ユニット(3)に送信する、前記システム(100)において、
    前記測定値データ(MD)の無線送信は、0.1mW~10mWの範囲内の送信電力(L)で行われることを特徴とする、システム(100)。
  2. 前記測定値データ(KD)は、16ビットの分解能を有する2進数シーケンスであることを特徴とする、請求項1に記載のシステム(100)。
  3. 前記測定値データ(MD)の前記無線送信は、任意選択で1Mビット/秒または2Mビット/秒のデータ伝送速度(DR)で行われ、
    前記評価ユニット(3)は、データ伝送速度(DR)を選択し、前記選択されたデータ伝送速度(DR)で、前記測定値データ(MD)の前記無線送信が行われることを特徴とする、請求項1または2に記載のシステム(100)。
  4. 前記評価ユニット(3)は、前記選択されたデータ伝送速度(DR)を示す接続データ(VD)を前記制御ユニット(23)に無線送信し、
    前記制御ユニット(23)は、前記選択されたデータ伝送速度(DR)前記で測定値データ(MD)を前記評価ユニット(3)に無線送信することを特徴とする、請求項3に記載のシステム(100)。
  5. 前記評価ユニット(3)は、評価送信/受信ユニット(31)を備え、前記評価送信/受信ユニット(31)は、アンテナを備え、前記アンテナを介して電磁波の形態で前記制御ユニット(23)から前記測定値データ(MD)を受信し、
    前記評価送信/受信ユニット(31)は、別個のハウジング(310)に配置されており、
    前記ハウジング(310)は、前記測定値データ(MD)の無線送信のために、前記制御ユニット(23)に対して空間的に位置合わせすることができることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  6. 前記評価ユニット(3)は、一時データメモリ(36)を備え、
    前記評価ユニット(3)は、前記制御ユニット(23)によって無線送信された測定値データ(MD)を前記一時データメモリ(36)に格納し、
    前記評価ユニット(3)は、任意選択でバッファモード(BM)またはストリーミングモード(SM)で、一時データメモリ(36)を読み取ることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  7. 前記制御ユニット(23)は、無線方式で前記評価ユニット(3)に送信する前に、前記測定値データ(MD)を圧縮し、
    前記評価ユニット(3)は、無線送信後に前記測定値データ(MD)を解凍することを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  8. 前記測定値データ(MD)の圧縮中に、前記制御ユニット(23)は、前記測定値データ(MD)内の冗長な情報を除去し、
    解凍中に、前記評価ユニット(3)は、前記測定値データ(MD)内の前記除去された冗長な情報を追加して戻すことを特徴とする、請求項7に記載のシステム(100)。
  9. 前記制御ユニット(23)は、前記測定値データ(MD)を較正せずに前記評価ユニット(3)に無線送信し、
    較正データ(AD)は前記評価ユニット(3)に格納され、前記較正データ(AD)は、前記測定値(P)の直線性誤差を補正し、
    前記評価ユニット(3)は、無線送信された測定値データ(MD)を前記較正データ(AD)で較正することを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  10. 前記測定ユニット(22)は、複数の測定チャネル(K1~K4)において前記測定値(K)を生成し、
    前記較正データ(KD)は各々の測定チャネル(K1~K4)に固有であり、
    前記制御ユニット(23)は、前記測定ユニット(22)が前記測定値(K)を生成した前記測定チャネル(K1~K4)を明確に指定する測定チャネルデータ(KD)を生成し、
    前記制御ユニット(23)は、無線方式で前記測定チャネルデータ(KD)を前記評価ユニット(3)に送信し、
    前記評価ユニット(3)は、前記較正データ(AD)を前記測定値データ(MD)および前記測定チャネルデータ(KD)に割り当て、
    前記評価ユニット(3)は、前記割り当てられた較正データ(AD)を使用して、特に各々の測定チャネル(K1~K4)に対して、前記測定値データ(MD)を較正することを特徴とする、請求項9に記載のシステム(100)。
  11. 前記測定値データ(MD)を関連する較正データ(AD)で較正するとき、前記評価ユニット(3)は、特に各々の測定チャネル(K1~K4)に対して、個々の測定値データ(MD)と、関連する個々の較正データ(AD)との乗算を実行することを特徴とする、請求項10に記載のシステム(100)。
  12. 前記測定ユニット(22)が測定値(P)を生成する測定チャネル(K1~K4)の数を設定でき、
    前記測定ユニット(22)が測定値(P)を生成する力およびトルクの成分型(Fx、Fy、Fz、My)を設定でき、
    測定チャンネルの前記数(K1~K4)と、力およびトルクの前記成分型(Fx、Fy、Fz、Mz)は、前記評価ユニット(3)によって設定されることを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  13. 力およびトルクの測定チャネル(K1~K4)の前記数および前記成分型(Fx、Fy、Fz、Mz)を設定するために、前記評価ユニット(3)は、設定される前記測定チャネル(K1~K4)と、設定される力およびトルクの前記成分型(Fx、Fy、Fz、Mz)に関する情報を含む制御データ(SD)を生成し、
    前記評価ユニット(3)は、設定される力およびトルクの前記成分型(Fx、Fy、Fz、Mz)の設定される前記測定チャネル(K1~K4)の情報を含む前記制御データ(SD)を前記制御ユニット(23)へ無線送信し、
    前記制御ユニット(23)は、設定される力およびトルクの前記成分型(Fx、Fy、Fz、Mz)の設定される前記測定チャネル(K1~K4)に関する前記情報に従って前記装置(2)を操作することを特徴とする請求項12に記載のシステム(100)。
  14. 前記制御ユニット(23)は、前記測定値(P)を測定範囲(B)の増幅された測定値(V)に変換し、
    前記増幅された測定値(V)の前記測定範囲(B)を設定でき、
    前記評価ユニット(3)は、設定される前記測定範囲(B)に関する情報を含む制御データ(SD)を生成し、
    前記評価ユニット(3)は、設定される前記測定範囲(B)に関する情報を含む前記制御データ(SD)を試験装置(23)に無線送信し、
    前記試験装置(3)は、設定される前記測定範囲(B)を設定し、前記測定値(P)を前記設定された測定範囲(B)に変換することを特徴とする、請求項1~13のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  15. 前記制御ユニット(23)は、前記増幅された測定値(V)の前記測定範囲(B)を明確に指定する測定範囲データ(BD)を生成し、
    前記制御ユニット(23)は、前記増幅された測定値(V)を測定値データ(MD)および前記測定範囲データ(BD)として前記評価ユニット(3)に無線方式で送信し、
    前記評価ユニット(3)は、前記増幅された測定値(V)が前記測定範囲(B)の事前定義された閾値(GW1、GW2)内にあるかどうかを監視し、
    前記増幅された測定値(V)が前記測定範囲(B)の前記事前定義された閾値(GW1、GW2)内にない場合、前記評価ユニット(3)は、前記増幅された測定値(V)が前記測定範囲(B)の事前定義された閾値(GW1、GW2)内にある別の測定範囲(B)を設定し、
    前記評価ユニット(3)は、設定される前記測定範囲(B)に関する情報を含む制御データ(SD)を生成し、
    前記評価ユニット(3)は、設定される測定範囲(B)に関する情報を含む前記制御データ(SD)を試験装置(23)に無線方式で送信し、
    前記試験装置(3)は、設定される前記測定範囲(B)を設定し、前記測定値(P)を前記設定された測定範囲(B)に変換することを特徴とする、請求項14に記載のシステム(100)。
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