JP2023023408A - ユーザ装置、基地局及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信能力が異なるユーザ装置の周波数帯域を共存させる場合に、上り送信に用いられる無線リソースを適切に制御可能とするユーザ装置、基地局及び通信方法を提供する。【解決手段】移動通信システムにおいて、ユーザ装置100は、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報を基地局から受信する受信部121と、第1の情報に基づいてアクティブ上り帯域幅部分を特定する制御部140と、第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて上りリンク制御情報を送信する送信部122とを備える。制御部140は、第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを、第2の情報を用いて示された周波数位置及びサイズの少なくとも一方によって決定する。【選択図】図3

Description

本発明は、移動通信システムで用いるユーザ装置、基地局及び通信方法に関する。
近年、移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、一般ユーザ装置に比べて低減された通信能力を有する特定ユーザ装置を5Gシステムで提供することが検討されている。特定ユーザ装置は、IoT(Internet of Things)向けにミドルレンジの性能・価格を有するユーザ装置であって、例えば、一般ユーザ装置に比べて、無線通信に用いる帯域幅部分の最大帯域幅が狭く設定されていたり、受信機の数が少なかったりする。
一般ユーザ装置が動作する周波数帯域において、特定ユーザ装置を動作させることが検討されている。このように、一般ユーザ装置と特定ユーザ装置とが動作する周波数帯域を共存させることで、周波数を効率的に運用することが可能となる。
非特許文献1では、一般ユーザ装置と特定ユーザ装置との周波数帯域を共存させた場合に、特定ユーザ装置の物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)の送信に用いるPUCCHリソースによって一般ユーザ装置の物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)リソースが周波数方向に分断されないように、一般ユーザ装置のPUCCHリソースが配置されている帯域幅部分の周波数方向の端部側へ特定ユーザ装置の帯域幅部分を配置することが提案されている。
3GPP寄書「R1-2104283」
一般ユーザ装置と特定ユーザ装置とのような通信能力が異なるユーザ装置の周波数帯域を共存させる場合に、上り送信に用いられる無線リソースを適切に制御するための方法が望まれている。
そこで、本発明は、通信能力が異なるユーザ装置の周波数帯域を共存させる場合に、上り送信に用いられる無線リソースを適切に制御可能とするユーザ装置、基地局及び通信方法を提供することを目的とする。
第1の態様に係るユーザ装置は、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、及び、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報を基地局(200)から受信する受信部(121)と、前記第1の情報に基づいて、アクティブ上り帯域幅部分を特定する制御部(140)と、前記第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて、上りリンク制御情報を送信する送信部(122)と、を備える。前記制御部(140)は、前記第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを、前記第2の情報を用いて示された周波数位置及びサイズの少なくとも一方によって決定する。
第2の態様に係る基地局は、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、及び、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報をユーザ装置(100、100B)へ送信する送信部(222)と、前記第1の情報に基づいて、アクティブ上り帯域幅部分を特定する制御部(240)と、前記第3の情報を用いて示した物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて、上りリンク制御情報を受信する受信部(221)と、を備える。前記制御部(240)は、前記第3の情報を用いて示した物理上りリンク制御チャネルのリソースを、前記第2の情報を用いて示した周波数位置及びサイズの少なくとも一方によって特定する。
第3の態様に係る通信方法は、ユーザ装置(100)が実行する通信方法である。前記通信方法は、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、及び、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報を基地局(200)から受信するステップと、前記第1の情報に基づいて、アクティブ上り帯域幅部分を特定するステップと、前記第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて、上りリンク制御情報を送信するステップと、前記第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを、前記第2の情報を用いて示された周波数位置及びサイズの少なくとも一方によって特定するステップと、を備える。
第4の態様に係る通信方法は、基地局(200)が実行する通信方法である。前記通信方法は、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、及び、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報をユーザ装置(100、100B)へ送信するステップと、前記第1の情報に基づいて、初期上り帯域幅部分を特定するステップと、前記第3の情報を用いて示した物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて、上りリンク制御情報を受信するステップと、前記第3の情報を用いて示した物理上りリンク制御チャネルのリソースを、前記第2の情報を用いて示した周波数位置及びの少なくとも一方サイズによって特定するステップと、を備える。
本発明の一態様によれば、通信能力が異なるユーザ装置の周波数帯域を共存させる場合に、上り送信に用いられる無線リソースを適切に制御可能とするユーザ装置、基地局及び通信方法を提供できる。
実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。 実施形態に係るプロトコルスタックの構成例を示す図である。 実施形態に係るUEの構成を示す図である。 実施形態に係る基地局の構成を示す図である。 実施形態に係る移動通信システムの第1動作例を説明するためのシーケンス図である。 実施形態に係る移動通信システムの第1動作例を説明するための説明図である。 実施形態に係る移動通信システムの第2動作例を説明するためのシーケンス図である。 実施形態に係る移動通信システムの第2動作例を説明するための説明図である。
図面を参照しながら、実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(システム構成)
まず、図1を参照して、本実施形態に係る移動通信システム1の構成について説明する。移動通信システム1は、例えば、3GPPの技術仕様(Technical Specification:TS)に準拠したシステムである。以下において、移動通信システム1として、3GPP規格の第5世代システム(5th Generation System:5Gシステム)、すなわち、NR(New Radio)に基づく移動通信システムを例に挙げて説明する。
移動通信システム1は、ネットワーク10と、ネットワーク10と通信するユーザ装置(User Equipment:UE)100とを有する。ネットワーク10は、5Gの無線アクセスネットワークであるNG-RAN(Next Generation Radio Access Network)20と、5Gのコアネットワークである5GC(5G Core Network)30とを含む。
UE100は、ユーザにより利用される装置である。UE100は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話端末、タブレット端末、ノートPC、通信モジュール、又は通信カードなどの移動可能な装置である。UE100は、車両(例えば、車、電車など)又はこれに設けられる装置であってよい。UE100は、車両以外の輸送機体(例えば、船、飛行機など)又はこれに設けられる装置であってよい。UE100は、センサ又はこれに設けられる装置であってよい。なお、UE100は、移動局、移動端末、移動装置、移動ユニット、加入者局、加入者端末、加入者装置、加入者ユニット、ワイヤレス局、ワイヤレス端末、ワイヤレス装置、ワイヤレスユニット、リモート局、リモート端末、リモート装置、又はリモートユニット等の別の名称で呼ばれてもよい。
本実施形態において、NRのUE100として、一般UE(一般ユーザ装置)100Aと、一般UE100Aに比べて低減された通信能力を有する特定UE(特定ユーザ装置)100Bとの2種類のUEを想定する。一般UE100Aは、NRの特徴である高速大容量(enhanced Mobile Broadband:eMBB)及び超高信頼低遅延(Ultra-Reliable and Low Latency Communications:URLLC)といった高度な通信能力を有する。従って、一般UE100Aは、特定UE100Bよりも高い通信能力を有する。特定UE100Bは、一般UE100Aに比べて装置コスト及び複雑さが低減されたUEである。特定UE100Bは、IoT向けにミドルレンジの性能・価格を有するUE100であって、例えば、一般UE100Aに比べて、無線通信に用いる最大帯域幅が狭く設定されていたり、受信機の数が少なかったりする。なお、受信機は、受信ブランチと称されることがある。特定UE100Bは、Reduced capability NR device又はRedCap UEと称されることがある。以下、説明を明確にするために、一般UE又は特定UEとも記載するが、本実施形態における一般UE又は特定UEは、UEである。すなわち、本実施形態における一般UEは、UEと置き換えられてもよい。また、本実施形態における特定UEは、UEと置き換えられてもよい。
具体的には、特定UE100Bは、LPWA(Low Power Wide Area)規格、例えば、LTE Cat.1/1bis、LTE Cat.M1(LTE-M)、LTE Cat.NB1(NB-IoT)で規定されている通信速度以上の通信速度で通信可能であってもよい。特定UE100Bは、LPWA規格で規定されている帯域幅以上の帯域幅で通信可能であってよい。特定UE100Bは、Rel-15又はRel-16のUEと比較して、通信に用いる帯域幅が限定されていてよい。例えば、FR1(Frequency Range 1)について、特定UE100Bによってサポートされる最大帯域幅(UE最大帯域幅とも称される)は、20MHzであってよい。また、FR2(Frequency Range 2)について、特定UE100Bによってサポートされる最大帯域幅は、100MHzであってよい。特定UE100Bは、無線信号を受信する受信機を1つのみ有していてよい。特定UE100Bは、例えば、ウェアラブル装置又はセンサ装置等であってよい。
NG-RAN20は、複数の基地局200を含む。各基地局200は、少なくとも1つのセルを管理する。セルは、通信エリアの最小単位を構成する。1つのセルは、1つの周波数(キャリア周波数)に属する。用語「セル」は、無線通信リソースを表すことがあり、UE100の通信対象を表すこともある。各基地局200は、自セルに在圏するUE100との無線通信を行うことができる。基地局200は、RANのプロトコルスタックを使用してUE100と通信する。プロトコルスタックの詳細については後述する。また、基地局200は、Xnインターフェイスを介して他の基地局200(隣接基地局と称されてもよい)に接続される。基地局200は、Xnインターフェイスを介して隣接基地局と通信する。また、基地局200は、UE100へ向けたNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し、NGインターフェイスを介して5GC30に接続される。このようなNRの基地局200は、gNodeB(gNB)と称されることがある。
5GC30は、コアネットワーク装置300を含む。コアネットワーク装置300は、例えば、AMF(Access and Mobility Management Function)及び/又はUPF(User Plane Function)を含む。AMFは、UE100のモビリティ管理を行う。UPFは、U-plane処理に特化した機能を提供する。AMF及びUPFは、NGインターフェイスを介して基地局200と接続される。
(プロトコルスタックの構成例)
次に、図2を参照して、本実施形態に係るプロトコルスタックの構成例について説明する。
UE100と基地局200との間の無線区間のプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、RRCレイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤと基地局200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤと基地局200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。基地局200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤと基地局200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
PDCPレイヤの上位レイヤとしてSDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤが設けられていてもよい。SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤは、コアネットワークがQoS制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。
RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCレイヤと基地局200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。UE100のRRCと基地局200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態にある。UE100のRRCと基地局200のRRCとの間にRRC接続がない場合、UE100はRRCアイドル状態にある。UE100のRRCと基地局200のRRCとの間のRRC接続がサスペンドされている場合、UE100はRRCインアクティブ状態にある。
UE100においてRRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、UE100のセッション管理及びモビリティ管理を行う。UE100のNASレイヤとコアネットワーク装置300のNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。
なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
(無線フレーム構成)
5Gシステムにおいて、下り送信及び上り送信は、10msの持続時間の無線フレーム内で構成される。例えば、無線フレームは、10個のサブフレームにより構成される。例えば、1つのサブフレームは、1msであってもよい。また、1つのサブフレームは、1以上のスロットにより構成されてもよい。例えば、1つのスロットを構成するシンボルの数は、通常CP(Cyclic Prefix)で14個であり、拡張CPで12個である。また、1つのサブフレームを構成するスロットの数は、設定されたサブキャリア間隔に応じて変化する。例えば、通常CPに対して、サブキャリア間隔として15kHzが設定された場合、サブフレーム当たりのスロットの数は1(すなわち、14シンボル)であり、サブキャリア間隔として30kHzが設定された場合、サブフレーム当たりのスロットの数は2(すなわち、28シンボル)であり、サブキャリア間隔として60kHzが設定された場合、サブフレーム当たりのスロットの数は4(すなわち、56シンボル)であり、サブキャリア間隔として120kHzが設定された場合、サブフレーム当たりのスロットの数は8(すなわち、128シンボル)である。また、拡張CPに対して、サブキャリア間隔として60kHzが設定された場合、サブフレーム当たりのスロットの数は4(すなわち、48シンボル)である。すなわち、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔に基づいて、1つのサブフレームを構成するスロットの数が決定される。また、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔に基づいて、1つのサブフレームを構成するシンボルの数が決定される。すなわち、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔に基づいて、1msのサブフレームを構成するシンボルの数が決定され、各シンボルの長さ(時間方向の長さ)が変化する。
(帯域幅部分)
UE100と基地局200とは、セルの全帯域幅の一部分である帯域幅部分(BWP)を用いて通信を行う。具体的には、基地局200は、1つ又は複数のBWPをUE100に設定する。基地局200は、設定された1つ又は複数のBWPのうち、基地局200との通信に用いるBWP(すなわち、アクティブBWP)をUE100へ通知できる。具体的には、基地局200は、設定の実行時にアクティブにするBWP、すなわち、基地局200との通信で最初に用いるBWPを示す識別子をUE100へ送信できる。また、アクティブBWPからアクティブBWPでないBWP(以下、非アクティブBWP)への切り替え及び非アクティブBWPからアクティブBWPへの切り替え(いわゆる、BWPスイッチング)の制御には、例えば、物理下り制御チャネル(例えば、下りリンクアサインメント、上りリンクアサインメント)、タイマ(すなわち、bwp-InactivityTimer)、RRCシグナリング、又はMACエンティティなどが用いられる。
ここで、BWP(すなわち、アクティブBWP)における通信とは、当該BWPにおける上りリンク共用チャネル(UL-SCH:Uplink-Shared Channel)での送信、当該BWPにおけるランダムアクセスチャネル(RACH:Random Acces Channel)での送信(物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical RACH)機会が設定されている場合)、当該BWPにおける物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)のモニタ、当該BWPにおける物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)での送信(PUCCHリソースが設定されている場合)、当該BWPに対するチャネル状態情報(CSI:Channel State Information)のレポート、及び、当該BWPにおける下りリンク共用チャネル(DL-SCH:Downlink-Shared Channel)の受信の少なくともいずれかが含まれてもよい。
ここで、UL-SCHはトランスポートチャネルであり、物理チャネルである物理上りリンク共用チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)にマップされる。また、UL-SCHで送信されるデータは、UL-SCHデータとも称される。例えば、UL-SCHデータ、上りユーザーデータに対応してもよい。また、DL-SCHはトランスポートチャネルであり、物理チャネルである物理下りリンク共用チャネル(PDSCH:Phsyical downlink Shared Channel)にマップされる。また、DL-SCHで送信されるデータは、DL-SCHデータとも称される。例えば、DL-SCHデータ、下りユーザーデータに対応してもよい。
また、PUCCHは、上りリンク制御情報を送信するために用いられる。例えば、上りリンク制御情報は、HARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat Request)、CSI、及び/又は、SR(Scheduling Request)を含む。HARQ-ACKは、肯定応答(Positive Acknowledgment)、又は、否定応答(Negative Acknowledgment)を含む。例えば、PUCCHは、PDSCH(すなわち、DL-SCH(DL-SCHデータ、下りユーザーデータ))に対するHARQ-ACKの送信に用いられる。ここで、DL-SCHデータ、及び/又は、下りユーザーデータは、下りトランスポートブロックとも称される。
BWPは、初期の帯域幅部分(初期BWP:Initial BWP)と各UE100に専用に設定される帯域幅部分(専用BWP)とを含む。初期BWPは、少なくともUE100の初期アクセスに用いられる。初期BWPは、複数のUE100に共通に用いられる。例えば、初期BWPは、複数のUE100に共通のパラメータ(セルスペシフィックパラメータ)を用いて設定される。初期BWPは、下り通信用の初期BWP(以下、初期下りBWP(Initial DL BWP))と上り通信用の初期BWP(以下、初期上りBWP(Initial UL BWP))とを含む。例えば、初期下りBWP及び初期上りBWPのそれぞれを示す識別子(すなわち、bwp-id)の値は、0であってもよい。
UE100は、例えば、2つの方法で、初期BWP(すなわち、初期下りBWP及び初期上りBWP)を特定できる。第1の方法では、UE100は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)内のマスター情報ブロック(MIB)に含まれる情報を用いて設定されるCORESET#0に基づいて、初期BWPを特定する。第2の方法では、UE100は、システム情報ブロック(SIB)に含まれる情報を用いて設定される周波数領域における位置及び帯域幅に基づいて、初期BWPを特定する。UE100は、例えば、ランダムアクセス手順におけるメッセージ4の受信までは、第1の方法により特定されたBWPを、基地局200との通信に適用してよい。UE100は、例えば、メッセージ4(Msg.4)の受信後は、第2の方法により特定されたBWPを、基地局200との通信に適用してよい。ここで、ランダムアクセス手順におけるメッセージ4は、RRCセットアップメッセージ、RRC再開メッセージ、及び/又は、RRC(再)確立メッセージを含んでもよい。
専用BWPは、UE100に専用に設定される。専用BWPは、下り通信用の専用BWP(以下、専用下りBWP(UE dedicated DL BWP))と上り通信用の専用BWP(以下、専用上りBWP(UE dedicated UL BWP))とを含む。例えば、専用下りBWP及び専用上りBWPのそれぞれを示す識別子の値は0以外であってもよい。
UE100には、例えば、RRCメッセージに含まれる情報(例えば、下りBWP用の情報(すなわち、BWP-Downlink)及び上りBWP用の情報(すなわち、BWP-Uplink))に基づいて、専用BWPが設定される。下りBWP用の情報及び専用上りBWP用の情報のそれぞれに、例えば、周波数ドメインにおける位置及び帯域幅を示す情報(例えば、locationAndBadwidth)、サブキャリア間隔を示す情報(例えば、subcarrierSpacing)、及び、拡張サイクリックプレフィックスを示す情報(例えば、cyclicPrefix)の少なくともいずれかの情報が含まれてよい。
(リソースブロック)
リソースブロック(RB)は、周波数ドメイン内で連続する12個のサブキャリアとして定義される。RBとして、例えば、共通リソースブロック(CRB)、物理リソースブロック(PRB)などが定義される。共通リソースブロックは、サブキャリア間隔の設定μの周波数ドメインで0から昇順で番号が付けられる。サブキャリア間隔の設定μの物理リソースブロック(PRB)は、帯域幅部分内で定義され、0から以下の数まで番号(後述するPRBの番号)が付けられる。以下、PRBの番号を、PRBインデックスとも記載する。すなわち、本実施形態において、PRBの番号とPRBインデックスは、同一のものであってよい。
Figure 2023023408000002
また、共通リソースブロックと物理リソースブロックとの関係は、以下の式で与えられる。
Figure 2023023408000003
(PUCCHリソース)
例えば、UE100は、第1PUCCH設定情報を受信している場合であって、第2PUCCH設定情報を受信していない場合、予め規定された情報に基づいて、初期上りBWP内のPUCCHリソースを決定する。ここで、第1PUCCH設定情報及び/又は第2PUCCH設定情報を受信している場合とは、UE100が、第1PUCCH設定情報及び/又は第2PUCCH設定情報を持っている(すなわち、保持している)場合を含んでもよい。また、第1PUCCH設定情報及び/又は第2PUCCH設定情報を受信していない場合とは、UE100が、第1PUCCH設定情報及び/又は第2PUCCH設定情報を持っていない(すなわち、保持していない)場合を含んでもよい。以下、UE100が、第1PUCCH設定情報を受信している場合であって、第2PUCCH設定情報を受信していない場合を、第1の場合とも記載する。
例えば、第1PUCCH設定情報は、PUCCH設定共通情報(pucch-ConfigCommon)である。すなわち、第1PUCCH設定情報は、PUCCHのセルスペシフィックパラメータである。また、例えば、第2PUCCH設定情報は、PUCCH設定情報(PUCCH-Config)である。すなわち、第2PUCCH設定情報は、PUCCHのUEスペシフィックパラメータである。
例えば、複数のPUCCHリソース(例えば、16個のPUCCHリソース)のそれぞれにインデックス(例えば、0から15のインデックス)が対応付けられ、第1PUCCH設定情報を用いてインデックスが指定されることによって、ある1つのPUCCHリソースが指示されてもよい。ここで、複数のPUCCHリソースのそれぞれは、PUCCHフォーマット、PUCCHに用いられる最初のシンボル、PUCCHに用いられる期間(シンボル数)、PRBオフセット、初期CS(cyclic shift)インデックスの少なくともいずれかを含んでもよい。
例えば、第1の場合において、UE100は、以下の式により、インデックスを決定してもよい。また、UE100は、決定したインデックスに基づいて、PUCCHリソースを決定する。
Figure 2023023408000004
また、第1の場合において、UE100は、式1及び式2を満たすか否かを判定してもよい。UE100は、PUCCHリソース共通情報によりPUCCHリソースが提供されており、式1及び式2のいずれか一方が満たされる場合、周波数方向へホッピングするPUCCHリソースのPRBインデックスを決定する。すなわち、UE100は、PUCCH送信に対して適用される周波数ホッピングに用いられる1つ又は複数のPUCCHリソースのPRBインデックスを決定する。
Figure 2023023408000005
例えば、UE100は、式1が満たされる場合、以下の式により、第1ホップに対して用いられるPUCCHリソース(第1PUCCHリソース)のPRBインデックスと、第2ホップに対して用いられるPUCCHリソース(第2PUCCHリソース)のPRBインデックスと、を決定する。ここで、「数5」における初期上りBWPのサイズは、「数1」における帯域幅部分iのサイズに対応してもよい。すなわち、「数5」における初期上りBWPのPRBは、PRBの番号(インデックス)に対応してもよい。
Figure 2023023408000006
また、UE100は、式2が満たされる場合、以下の式により、第1ホップに対して用いられるPUCCHリソース(第1PUCCHリソース)のPRBインデックスと、第2ホップに対して用いられるPUCCHリソース(第2PUCCHリソース)のPRBインデックスと、を決定する。
Figure 2023023408000007
なお、UE100は、初期CSインデックスのセット内での初期CSインデックスを、以下の式により決定してもよい。
Figure 2023023408000008
また、UE100は、第2PUCCH設定情報を受信している場合、第2PUCCH設定情報に基づいて、PUCCHリソースを決定する。すなわち、UE100は、第2PUCCH設定情報を受信している場合、第1PUCCH設定情報を受信しているか否かに関わらず、第2PUCCH設定情報に基づいてPUCCHリソースを決定してもよい。以下、UE100が、少なくとも、第2PUCCH設定情報を受信している(すなわち、第2PUCCH設定情報を持っている)場合を、第2の場合とも記載する。
例えば、第2PUCCH設定情報は、PUCCHリソースセット情報(PUCCH-ResourceSet)、PUCCHリソース識別子(pucch-ResourceId)、開始PRB情報(startingPRB)、第2ホップPRB情報(secondHopPRB)、及び、イントラスロット周波数ホッピング情報(intraSlotFrequencyHopping)の少なくともいずれかを含んでよい。例えば、PUCCHリソースセット情報は、PUCCHリソースセットを示す。また、PUCCHリソース識別子は、PUCCHリソースインデックスを示す。また、PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースインデックスと関連付けられている。また、開始PRB情報は、周波数ホッピング前又は周波数ホッピングなしの最初のPRBインデックスを示す。また、第2ホップPRB情報は、周波数ホッピング後の最初のPRBインデックスを示す。また、イントラスロット周波数ホッピング情報は、イントラスロット周波数ホッピングの有効又は無効を示す。すなわち、第2の場合において、UE100は、開始PRB情報及び/又は第2ホップPRB情報に基づいて、PUCCH送信に対して適用されるPUCCHリソース(PUCCHリソースのPRBインデックス)を決定してもよい。
例えば、第2の場合において、UE100に対して、複数のPUCCHリソースセットが設定可能であってもよい。例えば、UE100は、PUCCHリソースセット情報とPUCCHリソース識別子とに基づいて、PUCCH送信に用いるPUCCHリソースセットを決定する。また、UE100は、開始PRB情報に基づいて、周波数ホッピング前又は周波数ホッピングなしの最初のPRB(すなわち、PUCCHリソースのPRBインデックス)を決定する。また、UE100は、第2ホップPRB情報に基づいて、周波数ホッピング後の最初のPRB(すなわち、PUCCHリソースのPRBインデックス)を決定する。また、UE100は、イントラスロット周波数ホッピング情報に基づいて、イントラスロット周波数ホッピングの有効又は無効を判定する。すなわち、UE100は、イントラスロット周波数ホッピングが有効に設定されている場合には、イントラスロット周波数ホッピングを実行する。また、UE100は、イントラスロット周波数ホッピングが無効に設定されている場合には、イントラスロット周波数ホッピングを実行しない。
なお、UE100は、上述の方法と異なる他の方法により、PUCCHリソースを決定してもよい。例えば、UE100は、所定の情報(例えば、useInterlacePUCCH-PUSCH)を受信している場合には、他の方法により、PUCCHリソースを決定してもよい。
また、UE100は、決定したPUCCHリソースを用いて、PUCCHを送信する。なお、UE100は、決定した物理リソースブロック(PRB)のインデックスに対応する番号が付けられたPRBを、PUCCHの送信に用いるPRBとして決定する。すなわち、第1の場合において、UE100は、決定したPRBインデックスのPUCCHリソース(例えば、第1PUCCHリソース、及び、第2PUCCHリソース)を用いて、周波数ホッピングを伴うPUCCH送信を実行してもよい。また、第2の場合において、UE100は、決定したPRBインデックスのPUCCHリソース(例えば、開始PRB情報に基づいて決定されるPUCCHリソース、及び、第2ホップPRB情報に基づいて決定されるPUCCHリソース)を用いて、周波数ホッピングを伴うPUCCH送信を実行してもよい。
(ユーザ装置の構成)
次に、図3を参照して、本実施形態に係るUE100の構成について説明する。UE100は、通信部120及び制御部140を備える。
通信部120は、無線信号を基地局200と送受信することによって基地局200との無線通信を行う。通信部120は、少なくとも1つの受信部121と、少なくとも1つの送信部122とを有する。受信部121及び送信部122は、アンテナ及びRF回路を含んで構成されてもよい。アンテナは、信号を電波に変換し、当該電波を空間に放射する。また、アンテナは、空間における電波を受信し、当該電波を信号に変換する。RF回路は、アンテナを介して送受信される信号のアナログ処理を行う。RF回路は、高周波フィルタ、増幅器、変調器及びローパスフィルタ等を含んでもよい。
受信部121は、受信機(RX:Receiver)と称されてよい。送信部122は、送信機(TX:Transmitter)と称されてよい。UE100が一般UE100Aである場合、通信部120が有する受信機の数は、2つ乃至4つであってもよい。UE100が特定UE100Bである場合、通信部120が有する受信機の数は、1つ又は2つであってもよい。
制御部140は、UE100における各種の制御を行う。制御部140は、通信部120を介した基地局200との通信を制御する。後述のUE100の動作は、制御部140の制御による動作であってよい。制御部140は、プログラムを実行可能な少なくとも1つのプロセッサ及びプログラムを記憶するメモリを含んでよい。プロセッサは、プログラムを実行して、制御部140の動作を行ってもよい。制御部140は、アンテナ及びRF回路を介して送受信される信号のデジタル処理を行うデジタル信号プロセッサを含んでもよい。当該デジタル処理は、RANのプロトコルスタックの処理を含む。なお、メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、当該プログラムに関するデータを記憶する。メモリは、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリの全部又は一部は、プロセッサ内に含まれていてよい。
このように構成されたUE100において、受信部121は、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、及び、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報を基地局200から受信する。制御部140は、第1の情報に基づいて、アクティブ上り帯域幅部分を特定する。送信部122は、第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて、上りリンク制御情報を送信する。制御部140は、第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを、第2の情報を用いて示された周波数位置及びサイズの少なくとも一方によって決定する。これにより、上り送信に用いられる無線リソースを適切に制御できる。上り送信に用いられる無線リソースを適切に制御することで、通信能力が異なるユーザ装置の周波数帯域を共存させる場合であっても、周波数を効率的に運用することが可能となる。
なお、UE100が備える機能部(具体的には、通信部120と、制御部140との少なくともいずれか)の動作を、UE100の動作として説明することがある。
(基地局の構成)
次に、図4を参照して、本実施形態に係る基地局200の構成について説明する。基地局200は、無線通信部220と、ネットワーク通信部230と、制御部240とを有する。
無線通信部220は、制御部240の制御下で、アンテナを介してUE100との通信を行う。無線通信部220は、受信部221と、送信部222とを有する。受信部221は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号である受信信号に変換し、受信信号に対する信号処理を行ったうえで制御部240に出力する。送信部222は、制御部240が出力するベースバンド信号である送信信号に対する信号処理を行ったうえで無線信号に変換し、無線信号をアンテナから送信する。
ネットワーク通信部230は、信号をネットワークと送受信する。ネットワーク通信部230は、例えば、基地局間インターフェイスであるXnインターフェイスを介して接続された隣接基地局から信号を受信し、隣接基地局へ信号を送信する。また、ネットワーク通信部230は、例えば、NGインターフェイスを介して接続されたコアネットワーク装置300から信号を受信し、コアネットワーク装置300へ信号を送信する。
制御部240は、基地局200における各種の制御を行う。制御部240は、例えば、無線通信部220を介したUE100との通信を制御する。また、制御部240は、例えば、ネットワーク通信部230を介したノード(例えば、隣接基地局、コアネットワーク装置300)との通信を制御する。後述の基地局200の動作は、制御部240の制御による動作であってよい。
制御部240は、プログラムを実行可能な少なくとも1つのプロセッサ及びプログラムを記憶するメモリを含んでよい。プロセッサは、プログラムを実行して、制御部240の動作を行ってもよい。制御部240は、アンテナ及びRF回路を介して送受信される信号のデジタル処理を行うデジタル信号プロセッサを含んでもよい。当該デジタル処理は、RANのプロトコルスタックの処理を含む。なお、メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、当該プログラムに関するデータを記憶する。メモリの全部又は一部は、プロセッサ内に含まれていてよい。
このように構成された基地局200において、送信部222は、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、及び、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報をユーザ装置(100、100B)へ送信する。制御部240は、前記第1の情報に基づいて、アクティブ上り帯域幅部分を特定する。受信部221は、第3の情報を用いて示した物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて、上りリンク制御情報を受信する。制御部240は、前記第3の情報を用いて示した物理上りリンク制御チャネルのリソースを、前記第2の情報を用いて示した周波数位置及びサイズの少なくとも一方によって特定する。これにより、上り送信に用いられる無線リソースを適切に制御できる。上り送信に用いられる無線リソースを適切に制御することで、通信能力が異なるユーザ装置の周波数帯域を共存させる場合であっても、周波数を効率的に運用することが可能となる。
なお、基地局200が備える機能部(具体的には、無線通信部220(受信部221及び/又は送信部222)と、ネットワーク通信部230と、制御部240との少なくともいずれか)の動作を、基地局200の動作として説明することがある。
(システム動作)
(1)第1動作例
図5及び図6を参照して、移動通信システム1の第1動作例について説明する。第1動作例では、UE100が、共通設定情報に基づいて、PUCCH送信を行う。
図5において、UE100は、UE100と基地局200との間でRRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態であってよい。例えば、図5において、UE100は、第1の場合における状態であってもよい。また、図5において、UE100は、初期アクセスを実行中でもよい。また、図5において、UE100は、RRCセットアップメッセージ、RRC再開メッセージ、及び/又は、RRC(再)確立メッセージを受信する前の状態でもよい。例えば、図5において、UE100は、ラムダムアクセス手順におけるメッセージ4(すなわち、PDSCH)に対するHARQ-ACKを送信してもよい。
ステップS101:
基地局200の無線通信部220(送信部222)は、上り送信用の共通パラメータを含む共通設定情報をUE100へ送信する。UE100の通信部120は、共通設定情報を基地局200から受信する。
無線通信部220は、共通設定情報をブロードキャストにより送信する。無線通信部220は、例えば、共通設定情報を含むシステム情報ブロック(例えば、SIB1)を送信してよい。すなわち、共通設定情報は、セルスペシフィックパラメータであってもよい。
例えば、共通設定情報は、セルの共通上りパラメータを提供するための設定情報(具体的には、UplinkConfigCommonSIB)であってよい。共通設定情報は、上り送信用の帯域幅部分(上りBWP)を特定するための帯域幅部分情報を含んでよい。本動作例では、帯域幅部分情報は、上り送信用の初期の帯域幅部分(初期上りBWP)を特定するための情報であってよい。以下、説明を簡単にするために、初期上りBWPを、上りBWPとも記載する。すなわち、本実施形態において、上りBWPは、初期上りBWPに置き換えられてもよい。
ここで、帯域幅部分情報は、第1帯域幅部分を設定するために用いられる第1帯域幅部分情報(以下、第1の情報とも記載する)を含んでもよい。また、帯域幅部分情報は、第2帯域幅部分を設定するために用いられる第2帯域幅部分情報(以下、第2の情報)を含んでもよい。また、帯域幅部分情報は、第3帯域幅部分を設定するために用いられる第3帯域幅部分情報(以下、第3の情報)を含んでもよい。
例えば、第1帯域幅部分は第1の上りBWPに対応し、第2帯域幅部分は第2の上りBWPに対応してもよい。一例として、第1帯域幅部分及び/又は第2帯域幅部分は、特定UE100Bに用いられる上りBWPであってもよい。例えば、第1の情報を用いて設定される第1帯域幅部分は、特定UE100Bに用いられる初期上りBWPであってもよい。また、第2帯域幅部分は、特定UE100Bが上りリンク制御情報の送信に対するPUCCHリソース(すなわち、PUCCHリソースのPRBインデックス)を決定するために用いられる上りBWPであってもよい。すなわち、第1の情報は上りリンクBWP(例えば、初期上りBWP)を特定するために用いられ、第2の情報はPUCCHリソースを決定するために用いられてもよい。
例えば、第1の情報は、周波数位置及び/又はサイズを示す情報(locationAndBandwidthとも称される)を含んでもよい。これにより、第1の情報は、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示すことができる。また、第1の情報は、サブキャリア間隔を示す情報(subcarrierSpacingとも称される)を含んでもよい。例えば、UE100は、第1の情報に含まれる情報に基づいて、第1帯域幅部分を特定してもよい。すなわち、第1の情報は、第1帯域幅部分を特定するための情報を含んでもよい。ここで、上述の通り、第1帯域幅部分は、初期上りBWPであってもよい。
また、第2の情報は、周波数位置及び/又はサイズを示す情報(locationAndBandwidthとも称される)を含んでもよい。これにより、第2の情報は、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示すことができる。また、第2の情報は、サブキャリア間隔を示す情報(subcarrierSpacingとも称される)を含んでもよい。例えば、UE100は、第2の情報に含まれる情報に基づいて、第2帯域幅部分を特定してもよい。すなわち、第2の情報は、第2帯域幅部分を特定するための情報を含んでもよい。
また、第3帯域幅部分は、第3の上りBWPに対応してもよい。一例として、第3帯域幅部分は、少なくとも一般UE100Aに用いられる上りBWPであってもよい。例えば、第3の情報を用いて設定される第3帯域幅部分は、少なくとも一般UE100Aに用いられる初期上りBWPであってもよい。すなわち、第3の情報は、上りリンクBWP(例えば、初期上りBWP)を特定するために用いられてもよい。ここで、第3帯域幅部分は、特定UE100Bが上りリンク制御情報の送信に対するPUCCHリソース(すなわち、PUCCHリソースのPRBインデックス)を決定するために用いられる上りBWPであってもよい。すなわち、第3の情報はPUCCHリソースを決定するために用いられてもよい。
例えば、第3の情報は、周波数位置及び/又はサイズを示す情報(locationAndBandwidthとも称される)を含んでもよい。また、第3の情報は、サブキャリア間隔を示す情報(subcarrierSpacingとも称される)を含んでもよい。例えば、UE100は、第3の情報に含まれる情報に基づいて、第3帯域幅部分を特定してもよい。すなわち、第3の情報は、第3帯域幅部分を特定するための情報を含んでもよい。
すなわち、UE100は、第2の情報又は第3の情報に基づいて、PUCCHリソースを決定してもよい。例えば、UE100は、第2の情報が設定されている場合には、第2の情報に基づいてPUCCHリソースを決定してもよい。また、UE100は、第3の情報が設定され、且つ、第2の情報が設定されていない場合には、第3の情報に基づいてPUCCHリソースを決定してもよい。一例としては、特定UE100Bは、第2の情報が設定されていない場合には、一般UE100Aに対して設定される第3の情報に基づいてPUCCHリソースを決定してもよい。すなわち、特定UE100Bは、PUCCHリソースを決定するために用いられる第2帯域幅部分が設定されていない場合には、一般UE100Aに用いられる初期上りBWP(すなわち、第3帯域幅部分)に基づいてPUCCHリソースを決定してもよい。
以下、説明を容易とするために、第1の情報(及び/又は、第1帯域幅部分)、第2の情報(及び/又は、第2帯域幅部分)を用いて記載するが、本実施形態において第2の情報(及び/又は、第2帯域幅部分)は、第3の情報(及び/又は、第3帯域幅部分)に置き換えられてもよい。
すなわち、UE100は、第2の情報に基づいて、PUCCH送信に対して適用される周波数ホッピングに用いられるPUCCHリソースを決定してもよい。例えば、UE100は、第2の情報に基づいて設定された周波数位置及び/又はサイズに基づいて、PUCCH送信に対して適用される周波数ホッピングに用いられるPUCCHリソースを決定してもよい。また、UE100は、第2の情報に基づいて設定されたサブキャリア間隔に基づいて、PUCCH送信に対して適用される周波数ホッピングに用いられるPUCCHリソースを決定してもよい。
例えば、UE100は、上述の「数1」~「数7」のいずれか1つまたは複数を用いることによって、PUCCHリソースを決定してもよい。例えば、UE100は、「数1」及び/又は「数2」におけるサブキャリア間隔の設定μとして、第2の情報に基づいて設定されたサブキャリア間隔を用いてもよい。また、UE100は、「数1」及び/又は「数2」における帯域幅部分iのサイズとして、第2の情報に基づいて設定された周波数位置及び/又はサイズを用いてもよい。また、UE100は、「数5」及び/又は「数6」における初期上りBWPのサイズとして、第2の情報に基づいて設定された周波数位置及び/又はサイズを用いてもよい。
すなわち、第1の場合において、UE100は、第1の情報に基づいて第1帯域幅部分(例えば、初期上りBWP)を特定し、第2の情報に基づいてPUCCH送信に対して適用される周波数ホッピングに用いられるPUCCHリソースを決定してもよい。また、第1の場合において、UE100は、第2の情報に基づいて決定されたPUCCHリソースを用いて、周波数ホッピングを伴うPUCCH送信を実行してもよい。
また、共通設定情報は、PUCCHリソース(すなわち、PUCCHリソースのPRBインデックス)を決定するために用いられる(想定される)上りBWPの中心周波数の位置を示すための情報(以下、第4の情報とも記載する)を含んでよい。例えば、UE100は、第4の情報に基づいて上りBWP(例えば、上りBWPの周波数位置)を想定し(特定し)、想定した上りBWPからPUCCHリソースを決定してもよい。例えば、第4の情報は、想定される上りBWPに対する複数の中心周波数の位置(例えば、第1の中心周波数の位置、及び、第2の中心周波数の位置)を示すための情報が含まれてもよい。ここで、第1の中心周波数の位置は第1PUCCHリソースを決定するために用いられ、第2の中心周波数の位置は第2PUCCHリソースを決定するために用いられもよい。すなわち、UE100は、第4の情報に基づいて設定された中心周波数の位置に基づいて、PUCCH送信に対して適用される周波数ホッピングに用いられるPUCCHリソースを決定してもよい。また、UE100は、決定されたPUCCHリソースを用いて、周波数ホッピングを伴うPUCCH送信を実行してもよい。
また、共通設定情報は、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングの有効又は無効を設定するために用いられる情報(以下、第5の情報とも記載する)を含んでもよい。例えば、第5の情報は、第1の場合におけるUE100に対して設定されてもよい。例えば、UE100の制御部140は、第5の情報に基づいて、PUCCH送信に対して周波数ホッピングを適用するかどうかを決定してよい。すなわち、UE100は、第5の情報を用いてPUCCH送信に適用される周波数ホッピングを有効とすることが設定された場合、周波数ホッピングを伴うPUCCH送信を実行してもよい。また、UE100は、第5の情報を用いてPUCCH送信に適用される周波数ホッピングを有効としない(すなわち、無効とする)ことが設定された場合、周波数ホッピングを伴わずにPUCCH送信を実行してもよい。ここで、UE100は、第5の情報を受信しなかった場合、周波数ホッピングを伴わずにPUCCH送信を実行してもよい。すなわち、PUCCH送信に適応される周波数ホッピングに対するUE100のデフォルトの動作は、無効であってもよい。例えば、第1の情報に基づいて初期上りBWPが特定される場合(第1のケースの場合)において、PUCCH送信に適応される周波数ホッピングに対するUE100のデフォルトの動作は、無効であってもよい。ここで、例えば、第3の情報に基づいて初期上りBWPが特定される場合(後述する第2のケースの場合)において、PUCCH送信に適応される周波数ホッピングに対するUE100のデフォルトの動作は、有効であってもよい。
このように、UE100のデフォルトの動作を有効又は無効と規定することによって、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングの有効又は無効を設定する必要がなくなり、基地局200とUE100との間でやり取りされる情報量を削減することが可能となる。
ここで、第5の情報は、ある1つのスロット内における周波数ホッピングの有効又は無効を示すために用いられる情報を含んでもよい。ここで、ある1つのスロット内における周波数ホッピングは、イントラスロット周波数ホッピングとも称される。また、第5の情報は、スロット間における周波数ホッピングの有効又は無効を示すために用いられる情報を含んでもよい。ここで、スロット間における周波数ホッピングは、インタースロット周波数ホッピングとも称される。例えば、UE100の制御部140は、イントラスロット周波数ホッピングの有効又は無効に基づいて、PUCCH送信に対してイントラスロット周波数ホッピングを適用するかどうかを決定してもよい。また、UE100の制御部140は、インタースロット周波数ホッピングの有効又は無効に基づいて、PUCCH送信に対してインタースロット周波数ホッピングを適用するかどうかを決定してもよい。すなわち、UE100は、第5の情報に基づいて、インタースロット周波数ホッピング又はインタースロット周波数ホッピングを伴うPUCCH送信を実行してもよい。
ここで、第5の情報は、PUCCH送信に用いられるPUCCHフォーマットに対して設定されてもよい。すなわち、第5情報は、PUCCHフォーマット毎に周波数ホッピングの有効又は無効を示すために用いられる情報を含んでもよい。例えば、第5の情報は、PUCCHフォーマット0を用いたPUCCH送信に適用される周波数ホッピングの有効又は無効を示す情報、PUCCHフォーマット1を用いたPUCCH送信に適用される周波数ホッピングの有効又は無効を示す情報などを含んでよい。また、第5の情報は、周波数ホッピングが適用可能であるPUCCHフォーマットを示すために用いられてもよい。すなわち、UE100は、第5の情報に基づいて、周波数ホッピングが適用可能であるPUCCHフォーマットを特定してもよい。
また、共通設定情報は、第1PUCCH設定情報を含んでもよい。上述の通り、第1PUCCH設定情報は、対応付けられたBWPのPUCCHに関するセル固有のパラメータ(セルスペシフィックパラメータ)を示してもよい。すなわち、共通設定情報は、第1PUCCH設定情報と、対応付けられたBWPに関する帯域幅部分情報とを含んでもよい。また、第1PUCCH設定情報は、PUCCH設定共通情報(pucch-ConfigCommon)を含んでもよい。ここで、PUCCH設定共通情報(pucch-ConfigCommon)は、PUCCHリソースセットを提供するPUCCHリソース共通情報(例えば、pucch-ResourceCommon)を含んでもよい。
例えば、UE100は、第1PUCCH設定情報を受信した場合、以下の動作を実行してもよい。すなわち、UE100は、第1PUCCH設定情報を受信し、且つ、第2PUCCH設定情報を受信していない場合、以下のステップS102、(A)、(B)、(B1)、(B2)、及び/又は、(C)に記載の動作を実行してもよい。ここで、以下のステップS102、(A-1)、(B-1)、(B1-1)、(B1-2)、及び/又は、(C-1)に記載の動作は、第1動作例の動作に含まれてもよい。
ステップS102:
例えば、UE100は、基地局200への上り送信を行う。すなわち、UE100の通信部120は、上り信号を基地局200へ送信する。基地局200の無線通信部220(受信部221)は、上り信号をUE100から受信する。ここで、UE100の制御部140は、以下の動作を行うことができる。なお、基地局200の制御部240は、UE100からの上り信号を受信するために、UE100の制御部140と同様の動作を行うことができる。
(A-1)初期上りBWP1の特定
UE100の制御部140は、共通設定情報に基づいて、上り送信用の初期上りBWPを特定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第1の情報に基づいて、初期上りBWP1を特定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて、初期上りBWP1の周波数領域における位置及び/又はサイズを決定してもよい。ここで、サイズは、帯域幅と置き換えられてもよい。また、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、初期上りBWP1で用いられるサブキャリア間隔を決定してもよい。
ここで、UE100の制御部140は、第3の情報に基づいて、初期上りBWP1を特定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて、初期上りBWP1の周波数領域における位置及び/又はサイズを決定してもよい。また、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、初期上りBWP1で用いられるサブキャリア間隔を決定してもよい。
すなわち、UE100は、第1の情報又は第3の情報に基づいて、初期上りBWP1を特定してもよい。例えば、UE100は、第1の情報が設定されている場合には、第1の情報に基づいて初期上りBWP1を特定してもよい。また、UE100は、第3の情報が設定され、且つ、第1の情報が設定されていない場合には、第3の情報に基づいて初期上りBWP1を特定してもよい。一例としては、特定UE100Bは、第1の情報が設定されていない場合には、一般UE100Aに対して設定される第3の情報に基づいて初期上りBWP1を特定してもよい。すなわち、特定UE100Bは、初期上りBWP1を特定するために用いられる第1帯域幅部分が設定されていない場合には、一般UE100Aに用いられる初期上りBWP(すなわち、第3帯域幅部分)に基づいて初期上りBWP1を特定してもよい。
(B-1)PUCCHリソースの決定
また、UE100の制御部140は、共通設定情報に基づいて、PUCCHの送信に用いられるPUCCHリソースを決定してもよい。ここで、上述の通り、PUCCHリソースは、第1PUCCHリソースと第2PUCCHリソースを含んでもよい。以下、第1PUCCHリソースを、第1PUCCHリソースR1とも記載する。また、第2PUCCHリソースを、第2PUCCHリソースR2とも記載する。例えば、第1PUCCHリソースR1は、特定された初期上りBWP1の内側にマップされるPUCCHリソースでもよい。また、第2PUCCHリソースR2は、第1PUCCHリソースR1から周波数領域においてホッピングした(すなわち、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングに用いられた)リソースであってもよい。例えば、第2PUCCHリソースR2は、特定された初期上りBWP1の外側にマップされるPUCCHリソースでもよい。
また、PUCCHリソースは、第2PUCCHリソースR2から周波数領域においてホッピングした第3PUCCHリソースR3を含んでよいし、第3PUCCHリソースR3から周波数領域においてホッピングした第4PUCCHリソースR4を含んでよい。ここで、第1PUCCHリソースR1と第3PUCCHリソースR3は、同一のPUCCHリソースであってもよい。すなわち、第3PUCCHリソースR3は、第1PUCCHリソースR1と同様の方法によって決定されてもよい。また、第2PUCCHリソースR2と第4PUCCHリソースR4は、同一のPUCCHリソースであってもよい。すなわち、第4PUCCHリソースR4は、第2PUCCHリソースR2と同様の方法によって決定されてもよい。
ここで、一例として、図6に示すように、一般UE100A用のPUCCH領域は、周波数方向において一般UE100Aに対して設定されたBWPの両端にマップされてもよい。ここで、特定UE100B用のPUCCH領域は、一般UE100A用のPUCCH領域と重なるようにマップされてもよい。具体的には、第1PUCCHリソースR1(及び、第3PUCCHリソースR3)は、周波数方向において一方のPUCCH領域(以下、第1PUCCH領域)内にマップされ、第2PUCCHリソースR2(及び第4PUCCHリソースR4)は、周波数方向において他方のPUCCH領域(以下、第2PUCCH領域)内にマップされてもよい。
なお、特定UE100BのBWPの帯域幅は、一般UE100A用のBWPの帯域幅よりも狭く設定される可能性があるため、例えば、特定UE100BのBWPは、第1PUCCH領域に重なる場合、第2PUCCH領域には重ならなくてもよい。
(B1-1)第1の情報に基づいて初期上りBWP1を特定するケース(以下、第1のケースとも称する)
第1のケースにおいて、UE100の制御部140は、第2の情報に基づいて、初期上りBWP1と異なる上りBWPを特定(想定)してもよい。以下、説明を明確にするために、第2の情報に基づいて特定(想定)される上りBWPを初期上りBWP2とも記載する。すなわち、初期上りBWP2は、上りBWPに置き換えられてもよい。すなわち、UE100の制御部140は、第2の情報に基づいて、PUCCHリソースを決定するために用いられる初期上りBWP2を特定(想定)してもよい。例えば、初期上りBWP1は、第1周波数帯F1に位置し、初期上りBWP2は、第2周波数帯F2に位置と想定されてもよい。ここで、初期上りBWP2は、PUCCH送信の実行のみに用いられる上りBWPとして規定されてもよい。また、初期上りBWP2は、PUCCH送信に加えて、PUSCH送信の実行に用いられる上りBWPとして規定されてもよい。例えば、初期上りBWP2がPUSCH送信の実行に用いられる上りBWPとして規定される場合、UE100は、初期上りBWPを、初期上りBWP1から初期上りBWP2へ切り替えて、PUCCH送信及び/又はPUSCH送信を実行してもよい。
すなわち、第1のケースにおいて、UE100の制御部140は、第1の情報に基づいて初期上りBWP1を特定し、且つ、第2の情報に基づいて少なくとも、第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。また、第1のケースにおいて、UE100の制御部140は、第1の情報に基づいて第1PUCCHリソースR1を決定し、第2の情報に基づいて第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、上述の「PUCCHリソースの決定(すなわち、「数1」~「数7」のいずれか1つまたは複数を用いることによってPUCCHリソースを決定する方法)」に基づいて、第1PUCCHリソースR1(第1ホップでのPUCCHリソース、すなわち、第1PUCCHリソースR1のPRBインデックス)を決定してもよい。また、UE100の制御部140は、上述の「PUCCHリソースの決定」に基づいて、第2PUCCHリソースR2(第2ホップでのPUCCHリソース、すなわち、第2PUCCHリソースR2のPRBインデックス)を決定してもよい。すなわち、例えば、UE100の制御部140は、第2の情報に基づいて、初期上りBWP2に対する周波数位置、サイズ、及び/又は、サブキャリア間隔を特定してもよい。すなわち、UE100の制御部140は、特定した周波数位置、サイズ、及び/又は、サブキャリア間隔に基づいて、「数1」~「数7」のいずれか1つまたは複数に従って、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。
また、UE100の制御部140は、第4の情報に基づいて、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、初期上りBWP1に対する中心周波数の位置を示す情報に基づいて、第1PUCCHリソースR1を決定してもよい。また、UE100の制御部140は、初期上りBWP2に対する中心周波数の位置を示す情報に基づいて、第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。
上述のとおり、UE100の制御部140は、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。ここで、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第2の情報にサブキャリア間隔を示す情報が含まれていない場合、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。
(B2-1)第3の情報に基づいて初期上りBWP1を特定するケース(以下、第2のケースとも称する)
第2のケースにおいて、UE100の制御部140は、第3の情報に基づいて、初期上りBWP2を特定(想定)してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第3の情報に基づいて、初期上りBWP1の特定方法と同様の方法を用いて、上りBWP(すなわち、初期上りBWP2)を特定(想定)してもよい。
すなわち、第2のケースにおいて、UE100の制御部140は、第3の情報に基づいて初期上りBWP1及び/又は初期上りBWP2を想定(特定)し、第1PUCCHリソースR1を決定してもよい。また、UE100の制御部140は、第3の情報に基づいて初期上りBWP1及び/又は初期上りBWP2を想定(特定)し、第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。例えば、第1のケースと場合と同様に、第2のケースにおいても、UE100の制御部140は、上述の「PUCCHリソースの決定方法(すなわち、「数1」~「数7」のいずれか1つまたは複数を用いることによってPUCCHリソースを決定する方法)」に基づいて、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。また、第1のケースと場合と同様に、第2のケースにおいても、UE100の制御部140は、第4の情報に基づいて、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。
ここで、第2のケースにおいて、UE100の制御部140は、PUCCH送信に対して周波数ホッピングが常に適用されると想定してもよい。すなわち、第2のケースにおいて、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングは常に有効であってもよい。すなわち、第2のケースにおける、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングに対するUE100のデフォルトの動作は有効であってもよい。ここで、上述の通り、第1のケースにおける、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングに対するUE100のデフォルトの動作は、有効であってもよい。
すなわち、UE100は、第1の情報を受信した場合(すなわち、第1の情報に基づいて上りBWP(例えば、初期上りBWP)を特定した場合)には、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングに対するデフォルトの動作を無効としてもよい(無効に設定してもよい)。また、UE100は、第3の情報を受信し、且つ、第1の情報を受信していない場合(すなわち、第3の情報に基づいて上りBWP(例えば、初期上りBWP)を特定した場合)には、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングに対するデフォルトの動作を有効としてもよい(有効に設定してもよい)。
(C-1)ガード期間
UE100の制御部140は、周波数ホッピングを適用して上り送信を行う場合に、ガード期間GPを構成してもよい。ここで、構成は、生成とも置き換えられてもよい。すなわち、例えば、UE100の制御部140は、周波数ホッピングを適用して上り送信を行う場合に、ガード期間GPに用いられるシンボル数を決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第1周波数帯F1において上り送信を行った後、第1周波数帯F1と異なる第2周波数帯F2において上り送信を行う場合において、ガード期間GPを構成するためのシンボル数を決定してもよい。すなわち、UE100の制御部140は、第1周波数帯F1から第2周波数帯F2へ周波数帯を変更する(切り替える)場合において、ガード期間GPを構成するためのシンボル数を決定してもよい。ここで、UE100の制御部140は、第2周波数帯F2から第1周波数帯F1へ周波数帯を変更する(切り替える)場合においても、ガード期間GPを構成するためのシンボル数を決定してもよい。以下、ガード期間GPを構成するためのシンボル数を決定することを、単に、ガード期間GPを生成(構成)するとも記載する。
ここで、本実施形態において、第1周波数帯F1及び/又は第2周波数帯F2は、帯域幅部分(BWP)を含んでもよい。すなわち、第1周波数帯F1及び/又は第2周波数帯F2は、下り帯域幅部分(下りBWP、初期下りBWP)を含んでもよい。また、第1周波数帯F1及び/又は第2周波数帯F2は、上り帯域幅部分(上りBWP、初期上りBWP)を含んでもよい。すなわち、周波数帯域を変更する(切り替える)ことは、帯域幅部分(BWP)を変更する(切り替える)ことを含んでもよい。また、周波数帯域を変更する(切り替える)ことは、帯域幅部分(BWP)の周波数をリチューン(retune)することを含んでもよい。また、第1周波数帯F1は、第1の周波数帯域とも記載される。また、第2周波数帯F2は、第2の周波数帯域とも記載される。
例えば、UE100の制御部140は、第1周波数帯F1と第2周波数帯F2とが、UE100が上り送信に用いる1つのBWP内に位置しない場合に、ガード期間GPを生成してもよい。また、UE100の制御部140は、第1周波数帯F1における上り送信と第2周波数帯F2における上り送信とによる2つの連続的な送信である場合に、ガード期間GPを生成してもよい。すなわち、UE100の制御部140は、異なる周波数帯での送信による周波数の変更(切り替え)又はリチューニングを行う場合に、ガード期間GPを生成してもよい。
例えば、UE100の制御部140は、上りBWPのサブキャリア間隔に基づいて、ガード期間GPを生成してもよい。すなわち、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、ガード期間GPを生成してもよい。また、UE100の制御部140は、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、ガード期間GPを生成してもよい。また、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、ガード期間GPを生成してもよい。
すなわち、UE100は、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報、又は、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、ガード期間GPを生成してもよい。例えば、UE100は、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定されている場合には、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、ガード期間GPを生成してもよい。また、UE100は、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定され、且つ、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定されていない場合には、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、ガード期間GPを生成してもよい。また、UE100は、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定され、且つ、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定されていない場合には、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、ガード期間GPを生成してもよい。また、UE100は、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定され、且つ、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定されていない場合には、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、ガード期間GPを生成してもよい。
上述の通り、1つのサブフレームを構成するスロットの数は、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔に基づいて変化してもよい。すなわち、1つのサブフレームを構成するシンボルの数は、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔に基づいて変化してもよい。例えば、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔に基づいて、1msのサブフレームを構成するシンボルの数が決定され、各シンボルの長さ(時間方向の長さ)が変化する。すなわち、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔に基づいて、ガード期間GPに含まれるシンボルの長さ(時間方向の長さ)が変化してもよい。すなわち、ガード期間GPの長さに対応するシンボルの長さ(時間方向の長さ)は、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔に基づいて与えられてもよい。ここで、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔は、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて設定されるサブキャリア間隔、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて設定されるサブキャリア間隔、及び/又は、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて設定されるサブキャリア間隔を含む。
ここで、UE100の制御部140は、2つの周波数帯でサブキャリア間隔が異なる場合、2つの周波数帯のそれぞれでのシンボル数を決定してもよい。すなわち、例えば、UE100の制御部140は、サブキャリア間隔が広い周波数帯のシンボル数を、サブキャリア間隔が狭い周波数帯のシンボル数よりも多くしてもよい。また、UE100の制御部140は、2つの周波数帯のそれぞれで決定したシンボル数の長さの合計期間をガード期間GPの長さとしてよい。また、UE100の制御部140は、2つの周波数帯のそれぞれで決定したシンボル数のうちの、シンボル数が多い方(すなわち、ガード期間GPが長い方)を、ガード期間GPの長さとしてよい。また、UE100の制御部140は、2つの周波数帯のそれぞれで決定したシンボル数のうちの、シンボル数が少ない方(すなわち、ガード期間GPが短い方)を、ガード期間GPの長さとしてよい。
ここで、ガード期間GPに対応するシンボル数は、UE100の能力に応じて決定されてもよい。すなわち、UE100の制御部140は、UE100の能力を示す能力情報(例えば、UE capability情報)を保持してよい。UE100の制御部140は、UE100の能力情報に基づいて、シンボル数を決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、能力情報がケイパビリティ1(Capability 1)を示す場合、ガード期間の長さを1シンボルに決定してもよい。また、UE100の制御部140は、能力情報がケイパビリティ2(Capability 2)を示す場合、ガード期間の長さを2シンボルに決定してよい。
また、例えば、UE100の通信部120は、ガード期間GPに対応するシンボル数を特定するために用いられる情報を、能力情報として、基地局200へ送信してもよい。すなわち、UE100の通信部120は、シンボル数に対応する能力情報を基地局200へ送信してもよい。ここで、能力情報は、ガード期間GPに対応するシンボル数に用いられる情報であれば、どのような情報であってもよい。
また、例えば、基地局200の制御部240は、UE100の能力情報に基づいて、UE100によって生成されるガード期間GPの長さ(すなわち、シンボル数)を特定してもよい。また、基地局200の制御部240は、ガード期間GPの長さ(すなわち、シンボル数)に基づいて、UE100によって上り送信が行われない期間を特定してもよい。
また、UE100の制御部140は、決定したシンボル数に対応するガード期間GPを生成する。例えば、UE100の制御部140は、ガード期間GP内において、上り送信を行わないように制御してもよい。ここで、上り送信は、少なくとも、PUSCH送信及び/又はPUCCH送信を含む。
図5及び図6に示すように、UE100の通信部120は、決定したPUCCHリソースを用いて、PUCCHの送信を行う。すなわち、UE100の通信部120は、決定したPUCCHリソースを用いて、周波数ホッピングを伴うPUCCH送信を実行する。具体的には、UE100の通信部120は、第1PUCCHリソースR1及び/又は第1PUCCHリソースR1を用いて、周波数ホッピングを伴うPUCCH送信を実行する。例えば、UE100の通信部120は、PUCCHを用いて、Msg.4(すなわち、PDSCH)に対するHARQ-ACKを送信してもよい。
ここで、UE100の制御部140は、第1PUCCHリソースR1を用いてPUCCH送信を実行した後、第1周波数帯F1から第2周波数帯F2への周波数帯の変更を行う。この変更は、周波数帯のリチューニングであってもよいし、周波数帯の切り替え(スイッチング)であってもよい。例えば、UE100の制御部140は、生成したガード期間GP内で、第1周波数帯F1から第2周波数帯F2へのリチューニング又は切り替えを行ってもよい。ここで、第1PUCCHリソースR1は第1周波数帯F1にマップされているとする。また、第2PUCCHリソースR2は第2周波数帯F2にマップされているとする。
また、UE100の通信部120は、周波数帯を第2周波数帯へ変更後、第2PUCCHリソースR2を用いて、PUCCH送信を実行する。例えば、UE100の制御部140は、生成したガード期間GP内で、第2周波数帯F2から第1周波数帯F1へのリチューニング又は切り替えを行ってもよい。
同様に、UE100の通信部120は、周波数帯を第1周波数帯へ変更後、第3PUCCHリソースR3を用いて、PUCCH送信を実行する。例えば、UE100の制御部140は、生成したガード期間GP内で、第1周波数帯F1から第2周波数帯F2へのリチューニング又は切り替えを行ってもよい。また、UE100の通信部120は、周波数帯を第2周波数帯へ変更後、第4PUCCHリソースR4を用いて、PUCCH送信を実行する。例えば、UE100の制御部140は、生成したガード期間GP内で、第2周波数帯F2から第1周波数帯F1へのリチューニング又は切り替えを行ってもよい。
(2)第2動作例
図7から図8を参照して、第2動作例について、上述の動作例との相違点を主として説明する。第2動作例では、UE100が、専用設定情報に基づいて、PUCCH送信を行う。図7において、UE100は、UE100と基地局200との間でRRCコネクティッド状態であってもよい。例えば、図7において、UE100は、第2の場合における状態であってもよい。また、図7において、UE100は、初期アクセスを実行後でもよい。また、図7において、UE100は、RRCセットアップメッセージ、RRC再開メッセージ、及び/又は、RRC(再)確立メッセージを受信した後の状態でもよい。例えば、図7において、UE100は、下りユーザーデータ(すなわち、PDSCH)に対するHARQ-ACKを送信してもよい。
ステップS201:
基地局200の無線通信部220は、上り送信用の専用パラメータを含む専用設定情報をUE100へ送信する。UE100の通信部120は、専用設定情報を基地局200から受信する。
無線通信部220は、専用設定情報をユニキャストにより送信する。無線通信部220は、例えば、専用設定情報を含むRRC再設定メッセージを送信してよい。すなわち、専用設定情報は、UEスペシフィックパラメータであってもよい。
例えば、専用設定情報は、基地局200が管理するサービングセルでUE100を構成(追加又は変更)するために用いられるサービングセル設定情報(具体的には、ServingCellConfig)に含まれる設定情報(具体的には、UplinkConfig)であってよい。例えば、専用設定情報は、第1動作例における共通設定情報に含まれる情報と、同様の情報を含んでよい。例えば、専用設定情報は、帯域幅部分情報(第1の情報、第2の情報、及び/又は、第3の情報)、上りBWPに対する中心周波数の位置を示す情報(第4の情報)、及び、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングの有効又は無効を示す情報(第5の情報)の少なくともいずれかの情報を含んでよい。ここで、専用設定情報に含まれる情報は、アクティブ上りBWPに対して設定されてもよい。例えば、UE100は、第1の情報、第2の情報、及び/又は第3の情報に基づいて、アクティブ上りBWPを特定(又は、想定)してもよい。また、UE100は、第4の情報に基づいて、アクティブ上りBWPに対する中心周波数の位置を決定してもよい。また、UE100は、第4の情報に基づいて、アクティブ上りBWPにおけるPUCCH送信に適用される周波数ホッピングの有効又は無効を決定してもよい。
例えば、専用設定情報は、第2PUCCH設定情報を含んでもよい。上述の通り、第2PUCCH設定情報は、サービングセルの通常の上りリンクの1つのBWP用のPUCCH設定であってよい。すなわち、第2PUCCH設定情報は、UE固有のパラメータ(UEスペースパラメータ)を示してもよい。すなわち、専用設定情報は、第2PUCCH設定情報と、第2PUCCH設定情報に対応付けられたBWPの識別子と、当該BWPの識別子に対応付けられた帯域幅部分情報とを含んでよい。
例えば、UE100は、第2PUCCH設定情報を受信した場合、以下のステップS202、(A-2)、(B-2)、(B2-1)、(B2-2)、及び/又は、(C-2)に記載の動作を実行してよい。ここで、上述の通り、UE100は、第1PUCCH設定情報を受信し、且つ、第2PUCCH設定情報を受信していない場合、第1動作例の動作を実行してよい。
ステップS202:
例えば、UE100は、基地局200への上り送信を行う。すなわち、UE100の通信部120は、上り信号を基地局200へ送信する。基地局200の無線通信部220は、上り信号をUE100から受信する。ここで、UE100の制御部140は、以下の動作を行うことができる。なお、基地局200の制御部240は、UE100からの上り信号を受信するために、UE100の制御部140と同様の動作を行うことができる。
(A-2)上りBWP1の特定
UE100の制御部140は、専用設定情報に基づいて、上り送信用の上りBWP(アクティブ上りBWP)を特定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、以下のいずれかの方法により、アクティブ上りBWPを特定してもよい。
例えば、UE100の制御部140は、第1の情報に基づいて、アクティブ上りBWP1を特定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて、アクティブ上りBWP1の周波数領域における位置及び/またはサイズを決定してもよい。ここで、サイズは、帯域幅と置き換えられてもよい。また、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、アクティブ上りBWP1で用いられるサブキャリア間隔を決定してもよい。
ここで、UE100の制御部140は、第3の情報に基づいて、アクティブ上りBWP1を特定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて、アクティブ上りBWP1の周波数領域における位置及び/又はサイズを決定してもよい。また、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、アクティブ上りBWP1で用いられるサブキャリア間隔を決定してもよい。
すなわち、UE100は、第1の情報又は第3の情報に基づいて、アクティブ上りBWP1を特定してもよい。例えば、UE100は、第1の情報が設定されている場合には、第1の情報に基づいてアクティブ上りBWP1を特定してもよい。また、UE100は、第3の情報が設定され、且つ、第1の情報が設定されていない場合には、第3の情報に基づいてアクティブ上りBWP1を特定してもよい。一例としては、特定UE100Bは、第1の情報が設定されていない場合には、一般UE100Aに対して設定される第3の情報に基づいてアクティブ上りBWP1を特定してもよい。すなわち、特定UE100Bは、アクティブ上りBWP1を特定するために用いられる第1帯域幅部分が設定されていない場合には、一般UE100Aに用いられる初期上りBWP(すなわち、第3帯域幅部分)に基づいてアクティブ上りBWP1を特定してもよい。
なお、UE100の制御部140は、複数の上りBWPが設定されている場合、基地局200との通信で最初に用いるBWPを示す識別子に基づいて、複数の上りBWPの中からアクティブBWPを特定してよい。
なお、第2動作例では、初期上りBWP1及び初期上りBWP2の代わりに、アクティブ上りBWP1及びアクティブ上りBWP2が対象となる。従って、第1動作例と同様の部分は、初期上りBWP1をアクティブ上りBWP1に置き換え可能であり、初期上りBWP2をアクティブ上りBWP2に置き換え可能である。
(B-2)PUCCHリソースの決定
また、UE100の制御部140は、専用設定情報に基づいて、PUCCHの送信に用いられるPUCCHリソースと決定してもよい。ここで、第1動作例と同様に、PUCCHリソースは、第1PUCCHリソースR1と第2PUCCHリソースR2とを含む。また、第1PUCCHリソースR1は、特定されたアクティブ上りBWP1内にマップされるPUCCHリソースでもよい。また、第2PUCCHリソースR2は、第1PUCCHリソースR1から周波数領域においてホッピングした(すなわち、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングに用いられた)リソースであってもよい。例えば、第2PUCCHリソースR2は、特定されたアクティブ上りBWP1の外側にマップされるPUCCHリソースでもよい。
(B2-1)第1の情報に基づいてアクティブ上りBWP1を特定するケース(以下、第3のケースとも称する)
第3のケースにおいて、UE100の制御部140は、第2の情報に基づいて、アクティブ上りBWP1と異なるアクティブ上りBWP2を特定(想定)してもよい。以下、説明を明確にするために、第2の情報に基づいて特定(想定)される上りBWPをアクティブ上りBWP2とも記載する。すなわち、アクティブ上りBWP2は、上りBWPに置き換えられてもよい。すなわち、UE100の制御部140は、第2の情報に基づいて、PUCCHリソースを決定するために用いられるアクティブ上りBWP2を特定(想定)してもよい。例えば、アクティブ上りBWP1は、第1周波数帯F1に位置し、アクティブ上りBWP2は、第2周波数帯F2に位置すると想定されてもよい。ここで、アクティブ上りBWP2は、PUCCH送信の実行のみに用いられるアクティブ上りBWPとして規定されてもよい。また、アクティブ上りBWP2は、PUCCH送信に加えて、PUSCH送信の実行に用いられる上りBWPとして規定されてもよい。例えば、アクティブ上りBWP2がPUSCH送信の実行に用いられる上りBWPとして規定される場合、UE100は、アクティブ上りBWPを、アクティブ上りBWP1からアクティブ上りBWP2へ切り替えて、PUCCH送信及び/又はPUSCH送信を実行してもよい。
すなわち、第3のケースにおいて、UE100の制御部140は、第1の情報に基づいてアクティブ上りBWP1を特定し、第2の情報に基づいて、少なくとも、第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。
また、第3のケースにおいて、UE100の制御部140は、第1の情報に基づいて第1PUCCHリソースR1を決定し、第2の情報に基づいて第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。また、UE100の制御部140は、第4の情報に基づいて、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、アクティブ上りBWP1に対する中心周波数の位置を示す情報に基づいて、第1PUCCHリソースR1を決定してもよい。また、UE100の制御部140は、アクティブ上りBWP1に対する中心周波数の位置を示す情報に基づいて、第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。また、UE100の制御部140は、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。ここで、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第2の情報にサブキャリア間隔を示す情報が含まれていない場合、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。
ここで、上述の通り、第2の場合において、UE100は、開始PRB情報、及び/又は、第2ホップPRB情報に基づいて、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングに用いられるPUCCHリソース(すなわち、PUCCHリソースのPRBインデックス)を決定してもよい。すなわち、第2の場合において、基地局200は、開始PRB情報、及び/又は、第2ホップPRB情報を用いて、PUCCH送信に適用される周波数ホッピングに用いられるPUCCHリソース(すなわち、PUCCHリソースのPRBインデックス)を指定してもよい。ここで、上述の通り、サブキャリア間隔の設定μの物理リソースブロック(PRB)は、帯域幅部分内で定義され、0から以下の数まで番号(PRBの番号、PRBインデックス)が付けられる。すなわち、開始PRB情報、及び/又は、第2ホップPRB情報によって指定されるPUCCHリソース(すなわち、PUCCHリソースのPRBインデックス)は、「数1」に従って番号付けされたPRBインデックスに対応する。すなわち、開始PRB情報、及び/又は、第2ホップPRB情報によって指定されるPUCCHリソース(すなわち、PUCCHリソースのPRBインデックス)を特定するために、上りBWP(アクティブ上りBWP)の周波数位置及び/又はサイズが用いられる。また、開始PRB情報、及び/又は、第2ホップPRB情報によって指定されるPUCCHリソース(すなわち、PUCCHリソースのPRBインデックス)を特定するために、上りBWP(アクティブ上りBWP)のサブキャリア間隔が用いられる。
例えば、第3のケースにおいて、UE100の制御部140は、第2の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)の周波数位置及び/又はサイズを決定してもよい。また、第3のケースにおいて、UE100の制御部140は、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)のサブキャリア間隔を決定してもよい。
すなわち、UE100の制御部140は、開始PRB情報を用いて指定された第1PUCCHリソースR1のPRBインデックスを決定するために、第2の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて設定された周波数位置及び/又はサイズを用いてもよい。また、UE100の制御部140は、開始PRB情報を用いて指定された第1PUCCHリソースR1のPRBインデックスを決定するために、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて設定されたサブキャリア間隔を用いてもよい。また、UE100の制御部140は、第2ホップPRB情報を用いて指定された第2PUCCHリソースR2のPRBインデックスを決定するために、第2の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて設定された周波数位置及び/又はサイズを用いてもよい。また、UE100の制御部140は、第2ホップPRB情報を用いて指定された第2PUCCHリソースR2のPRBインデックスを決定するために、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて設定されたサブキャリア間隔を用いてもよい。
また、第3のケースにおいて、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)の周波数位置及び/又はサイズを決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報が設定され、且つ、第2の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報が設定されていない場合には、第1の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)の周波数位置及び/又はサイズを決定してもよい。
また、第3のケースにおいて、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)のサブキャリア間隔を決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定され、且つ、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定されていない場合には、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)のサブキャリア間隔を決定してもよい。
すなわち、UE100の制御部140は、開始PRB情報を用いて指定された第1PUCCHリソースR1のPRBインデックスを決定するために、第1の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて設定された周波数位置及び/又はサイズを用いてもよい。また、UE100の制御部140は、開始PRB情報を用いて指定された第1PUCCHリソースR1のPRBインデックスを決定するために、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて設定されたサブキャリア間隔を用いてもよい。また、UE100の制御部140は、第2ホップPRB情報を用いて指定された第2PUCCHリソースR2のPRBインデックスを決定するために、第1の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて設定された周波数位置及び/又はサイズを用いてもよい。また、UE100の制御部140は、第2ホップPRB情報を用いて指定された第2PUCCHリソースR2のPRBインデックスを決定するために、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて設定されたサブキャリア間隔を用いてもよい。
(B2-2)第3の情報に基づいてアクティブ上りBWP1を特定するケース(以下、第4のケースとも称する)
第4のケースにおいて、UE100の制御部140は、第3の情報に基づいて、アクティブ上りBWP2を特定(想定)してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第3の情報に基づいて、アクティブ上りBWP1の特定方法と同様の方法を用いて、上りBWP(すなわち、アクティブ上りBWP2)を特定(想定)してもよい。
ここで、UE100の制御部140は、第3の情報に基づいてアクティブ上りBWP1を特定する場合に、第3の情報に基づいて、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を決定してもよい。
例えば、第4のケースにおいて、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)の周波数位置及び/又はサイズを決定してもよい。また、第4のケースにおいて、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)のサブキャリア間隔を決定してもよい。すなわち、UE100の制御部140は、開始PRB情報を用いて指定された第1PUCCHリソースR1のPRBインデックスを決定するために、第3の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて設定された周波数位置及び/又はサイズを用いてもよい。また、UE100の制御部140は、開始PRB情報を用いて指定された第1PUCCHリソースR1のPRBインデックスを決定するために、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて設定されたサブキャリア間隔を用いてもよい。また、UE100の制御部140は、第2ホップPRB情報を用いて指定された第2PUCCHリソースR2のPRBインデックスを決定するために、第3の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて設定された周波数位置及び/又はサイズを用いてもよい。また、UE100の制御部140は、第2ホップPRB情報を用いて指定された第2PUCCHリソースR2のPRBインデックスを決定するために、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて設定されたサブキャリア間隔を用いてもよい。
例えば、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報が設定され、且つ、第1の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報が設定されていない場合には、第3の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)の周波数位置及び/又はサイズを決定してもよい。また、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定され、且つ、第1の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定されていない場合には、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)のサブキャリア間隔を決定してもよい。
また、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報が設定され、且つ、第2の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報が設定されていない場合には、第3の情報に含まれる周波数位置及び/又はサイズを示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)の周波数位置及び/又はサイズを決定してもよい。また、UE100の制御部140は、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定され、且つ、第2の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報が設定されていない場合には、第3の情報に含まれるサブキャリア間隔を示す情報に基づいて、上りBWP(アクティブ上りBWP)のサブキャリア間隔を決定してもよい。
(C-2)ガード期間
UE100の制御部140は、第1動作例と同様に、第1周波数帯F1において上り送信を行った後、第1周波数帯F1と異なる第2周波数帯F2において上り送信を行う場合、第1周波数帯F1から第2周波数帯F2へ周波数帯を変更する(切り替える)場合において、ガード期間GPを構成するためのシンボル数を決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、専用設定情報に基づいてPUCCH送信を行う場合、専用設定情報に基づいてガード期間GPを生成してもよい。
例えば、UE100の制御部140は、アクティブ上りBWPのサブキャリア間隔に基づいて、ガード期間GPを構成するシンボル数を決定してもよい。また、制御部140は、UE100の能力に応じて、シンボル数を決定してもよい。すなわち、UE100の通信部120は、ガード期間GPに対応するシンボル数を特定するために用いられる情報を、能力情報として、基地局200へ送信してもよい。ここで、上り送信は、少なくとも、PUSCH送信及び/又はPUCCH送信を含む。
また、UE100の制御部140は、決定したシンボル数に対応するガード期間GPを生成する。例えば、UE100の制御部140は、ガード期間GP内において、上り送信を行わないように制御してもよい。
図7及び図8に示すように、UE100の通信部120は、決定したPUCCHリソースを用いて、PUCCHの送信を行う。すなわち、UE100の通信部120は、決定したPUCCHリソースを用いて、周波数ホッピングを伴うPUCCH送信を実行する。具体的には、UE100の通信部120は、第1PUCCHリソースR1及び/又は第2PUCCHリソースR2を用いて、周波数ホッピングを伴うPUCCH送信を実行する。例えば、UE100の通信部120は、PUCCHを用いて、下りユーザーデータ(すなわち、PDSCH)に対するHARQ-ACKを送信してもよい。
ここで、UE100の制御部140は、第1PUCCHリソースR1を用いてPUCCH送信を実行した後、第1周波数帯F1から第2周波数帯F2への周波数帯の変更を行う。例えば、UE100の制御部140は、生成したガード期間GP内で、第1周波数帯F1から第2周波数帯F2へのリチューニング又は切り替えを行ってもよい。また、UE100の通信部120は、周波数帯を第2周波数帯へ変更後、第2PUCCHリソースR2を用いて、PUCCH送信を実行する。例えば、UE100の制御部140は、生成したガード期間GP内で、第2周波数帯F2から第1周波数帯F1へのリチューニング又は切り替えを行ってもよい。同様に、UE100の通信部120は、第1周波数帯F1と第2周波数帯F2との間で周波数帯を変更しながら、第3PUCCHリソースR3及び/又は第4PUCCHリソースR4を用いて、PUCCH送信を実行する。
(その他の実施形態)
上述の動作例では、UE100がPUCCH送信を実行する場合に対するガード期間の生成を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、上述の動作例は、UE100がPUSCH送信を実行する場合に対して適用されてもよい。
例えば、UE100の制御部140は、(a)PUSCHを伝送する第1の周波数帯域からPUSCHを伝送する第2の周波数帯域へリチューニングする又は切り替える場合において、上述の動作例に従って、ガード期間に対応するシンボル数を決定してもよい。すなわち、UE100の制御部140は、PUSCH送信が実行される第1の周波数帯域からPUSCH送信が実行される第2の周波数帯域へ周波数帯域が変更される場合において、ガード期間を生成し、ガード期間に対応するシンボル数は、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔によって与えられてもよい。また、上述の通り、UE100の制御部140は、(b)PUCCHを伝送する第1の周波数帯域からPUCCHを伝送する第2の周波数帯域へリチューニングする又は切り替える場合において、上述の動作例に従って、ガード期間に対応するシンボル数を決定してもよい。すなわち、UE100の制御部140は、PUCCH送信が実行される第1の周波数帯域からPUCCH送信が実行される第2の周波数帯域へ周波数帯域が変更される場合において、ガード期間を生成し、ガード期間に対応するシンボル数は、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔によって与えられてもよい。また、UE100の制御部140は、(c)PUCCHを伝送する第1の周波数帯域からPUSCHを伝送する第2の周波数帯域へリチューニングする又は切り替える場合において、上述の動作例に従って、ガード期間に対応するシンボル数を決定してもよい。すなわち、UE100の制御部140は、PUCCH送信が実行される第1の周波数帯域からPUSCH送信が実行される第2の周波数帯域へ周波数帯域が変更される場合において、ガード期間を生成し、ガード期間に対応するシンボル数は、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔によって与えられてもよい。また、UE100の制御部140は、(d)PUSCHを伝送する第1の周波数帯域からPUCCHを伝送する第2の周波数帯域へリチューニングする又は切り替える場合において、上述の動作例に従って、ガード期間に対応するシンボル数を決定してもよい。すなわち、UE100の制御部140は、PUSCH送信が実行される第1の周波数帯域からPUCCH送信が実行される第2の周波数帯域へ周波数帯域が変更される場合において、ガード期間を生成し、ガード期間に対応するシンボル数は、基地局200によって設定されたサブキャリア間隔によって与えられてもよい。
ここで、UE100の能力情報は、上記(a)から上記(b)の1つ又は複数のそれぞれに対して規定されてもよい。すなわち、上記(a)から上記(b)の1つ又は複数のそれぞれに対応するUE100の能力情報が規定されてもよい。例えば、UE100は、上記(a)から上記(b)の1つ又は複数のそれぞれに対応するUE100の能力情報を基地局200へ送信してもよい。
また、UE100の制御部140は、第1周波数帯における上り送信に用いられるチャネルと第2周波数帯における上り送信に用いられるチャネルとの組み合わせに基づいて、ガード期間に対応するシンボル数を決定してもよい。例えば、UE100の制御部140は、第1周波数帯と第2周波数帯とで上り送信に用いるチャネルが異なる場合(上記(a)又は(b)のケース)には、第1周波数帯と第2周波数帯とで上り送信に用いるチャネルが同一である場合(上記(c)又は(d)のケース)に比べて、ガード期間を構成するシンボル数を多くしてもよい。
また、UE100の制御部140は、上記(a)及び上記(b)のケースでは、第1周波数帯における送信機会(例えば、PUCCH送信用の第1ホップ)においてカード期間にすべき最後のシンボルからの数(以下、第1シンボル数)を、第1周波数帯におけるBWPのサブキャリア間隔に基づいて決定し、第2周波数帯における送信機会(例えば、PUCCH送信用の第2ホップ)においてカード期間にすべき最初のシンボルからの数(以下、第2シンボル数)を、第2周波数帯におけるBWPのサブキャリア間隔に基づいて決定してよい。UE100の制御部140は、第1シンボル数と第2シンボル数との合計をガード期間の長さとしてよい。
また、UE100の制御部140は、上記(c)のケースでは、第2周波数帯における送信機会(例えば、PUSCH送信用の第2ホップ)においてカード期間にすべき最初のシンボルからの数(第2シンボル数)を決定してよい。UE100の制御部140は、第2シンボル数をガード期間の長さとしてよい。
また、UE100の制御部140は、上記(d)のケースでは、第1周波数帯における送信機会(例えば、PUSCH送信用の機会)においてカード期間にすべき最後のシンボルからの数(第1シンボル数)を決定してよい。UE100の制御部140は、第1シンボル数をガード期間の長さとしてよい。
上述の実施形態において、基地局200は、複数のユニットを含んでもよい。複数のユニットは、プロトコルスタックに含まれる上位レイヤ(higher layer)をホストする第1のユニットと、プロトコルスタックに含まれる下位レイヤ(lower layer)をホストする第2のユニットとを含んでよい。上位レイヤは、RRCレイヤ、SDAPレイヤ及びPDCPレイヤを含んでよく、下位レイヤは、RLCレイヤ、MACレイヤ及びPHYレイヤを含んでよい。第1のユニットは、CU(central unit)であってよく、第2のユニットは、DU(Distributed Unit)であってよい。複数のユニットは、PHYレイヤの下位の処理を行う第3のユニットを含んでよい。第2のユニットは、PHYレイヤの上位の処理を行ってよい。第3のユニットは、RU(Radio Unit)であってよい。基地局200は、複数のユニットのうちの1つであってよく、複数のユニットのうちの他のユニットと接続されていてよい。また、基地局200は、IAB(Integrated Access and Backhaul)ドナー又はIABノードであってよい。
上述の実施形態において、移動通信システム1としてNRに基づく移動通信システムを例に挙げて説明した。しかしながら、移動通信システム1は、この例に限定されない。移動通信システム1は、LTE又は3GPP規格の他の世代システム(例えば、第6世代)のいずれかのTSに準拠したシステムであってよい。基地局200は、LTEにおいてUE100へ向けたE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供するeNBであってよい。移動通信システム1は、3GPP規格以外の規格のTSに準拠したシステムであってよい。
上述の実施形態の動作におけるステップは、必ずしもフロー図又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、動作におけるステップは、フロー図又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、動作におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。さらに、上述の各動作フローは、別個独立に実施する場合に限らず、2以上の動作フローを組み合わせて実施可能である。例えば、1つの動作フローの一部のステップを他の動作フローに追加してもよいし、1つの動作フローの一部のステップを他の動作フローの一部のステップと置換してもよい。
UE100又は基地局200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。また、UE100又は基地局200が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又は基地局200の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC)として構成してもよい。
上述の実施形態において、「送信する(transmit)」は、送信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよく、又は、無線又は有線で信号を物理的に送信することを意味してもよい。或いは、「送信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に送信することとの組合せを意味してもよい。同様に、「受信する(receive)」は、受信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよく、又は、無線又は有線で信号を物理的に受信することを意味してもよい。或いは、「受信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に受信することとの組合せを意味してもよい。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1 :移動通信システム
10 :ネットワーク
120 :通信部
121 :受信部
122 :送信部
140 :制御部
200 :基地局
220 :無線通信部
221 :受信部
222 :送信部
230 :ネットワーク通信部
240 :制御部
300 :コアネットワーク装置

Claims (4)

  1. 周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、及び、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報を基地局(200)から受信する受信部(121)と、
    前記第1の情報に基づいて、アクティブ上り帯域幅部分を特定する制御部(140)と、
    前記第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて、上りリンク制御情報を送信する送信部(122)と、を備え、
    前記制御部(140)は、前記第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを、前記第2の情報を用いて示された周波数位置及びサイズの少なくとも一方によって決定する
    ことを特徴とするユーザ装置(100、100B)。
  2. 周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、及び、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報をユーザ装置(100、100B)へ送信する送信部(222)と、
    前記第1の情報に基づいて、アクティブ上り帯域幅部分を特定する制御部(240)と、
    前記第3の情報を用いて示した物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて、上りリンク制御情報を受信する受信部(221)と、を備え、
    前記制御部(240)は、前記第3の情報を用いて示した物理上りリンク制御チャネルのリソースを、前記第2の情報を用いて示した周波数位置及びサイズの少なくとも一方によって特定する
    ことを特徴とする基地局(200)。
  3. ユーザ装置(100)が実行する通信方法であって、
    周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、及び、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報を基地局(200)から受信するステップと、
    前記第1の情報に基づいて、アクティブ上り帯域幅部分を特定するステップと、
    前記第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて、上りリンク制御情報を送信するステップと、
    前記第3の情報を用いて示された物理上りリンク制御チャネルのリソースを、前記第2の情報を用いて示された周波数位置及びサイズの少なくとも一方によって特定するステップと、を備える
    ことを特徴とする通信方法。
  4. 基地局(200)が実行する通信方法であって、
    周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第1の情報、周波数位置及びサイズの少なくとも一方を示す第2の情報、及び、周波数ホッピングが適用される物理上りリンク制御チャネルのリソースを示す第3の情報をユーザ装置(100、100B)へ送信するステップと、
    前記第1の情報に基づいて、初期上り帯域幅部分を特定するステップと、
    前記第3の情報を用いて示した物理上りリンク制御チャネルのリソースを用いて、上りリンク制御情報を受信するステップと、
    前記第3の情報を用いて示した物理上りリンク制御チャネルのリソースを、前記第2の情報を用いて示した周波数位置及びの少なくとも一方サイズによって特定するステップと、を備える
    ことを特徴とする通信方法。
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