JP2023023347A - 異常診断システム、異常診断装置、異常診断方法、及びプログラム - Google Patents

異常診断システム、異常診断装置、異常診断方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プラントの動作モードを考慮した異常診断を行うこと。【解決手段】一実施形態に係る異常診断システムは、複数の動作モードが存在するプラントの異常診断を行う異常診断システムであって、前記プラントの過去の運転データを表す学習用データで構成されるデータセットを入力する第1の入力部と、前記データセットを構成する各学習用データについて、前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する分類部と、前記動作モード毎に、前記動作モードに分類された学習用データを用いて、前記異常診断を行うためのモデルを学習する学習部と、前記プラントの運転データを表す診断用データを入力する第2の入力部と、前記動作モード毎に、前記診断用データと前記動作モードに対応するモデルとを用いて、前記プラントの異常診断を行う異常診断部と、前記動作モード毎に行われた異常診断の結果を総合した総合異常診断結果を作成する総合部と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、異常診断システム、異常診断装置、異常診断方法、及びプログラムに関する。
一般に、プラントには計測器が取り付けられており、これらの計測器で計測された値(例えば、温度や圧力等といった状態変数の値)に基づいて制御装置によりプラントの制御が行われる。これらの計測器や制御装置から取得可能なデータはプラントの運転状態を表しているため、運転データとも呼ばれる。
計測器や制御装置から取得された運転データを用いて、プラントの異常診断を行う技術が従来から知られている。例えば、非特許文献1には、主成分分析等の多変量解析によりプラントの正常な運転状態をモデル化した上で、そのモデルを用いてプラントの異常診断を行う技術が記載されている。
プロセスケモメトリクスによる統計的プロセス管理,システム/制御/情報,Vol.48,No.5,pp.165-170,2004.
しかしながら、一般に、プラントには様々な動作モードが存在し、動作モードによって正常な運転状態も異なり得る。このため、動作モードを考慮せずにプラントの正常な運転状態をモデル化した場合、例えば、このモデルが表す正常範囲が広くなり過ぎることがあり、本来異常な状態が正常と診断されてしまう事態が発生し得る。なお、プラントの動作モードとは、プラント(より正確には、プラントを構成する機器又は機器群)をどのように動作させるかを表す動作方法のことである。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、プラントの動作モードを考慮した異常診断を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態に係る異常診断システムは、複数の動作モードが存在するプラントの異常診断を行う異常診断システムであって、前記プラントの過去の運転データを表す学習用データで構成されるデータセットを入力する第1の入力部と、前記データセットを構成する各学習用データについて、前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する分類部と、前記動作モード毎に、前記動作モードに分類された学習用データを用いて、前記異常診断を行うためのモデルを学習する学習部と、前記プラントの運転データを表す診断用データを入力する第2の入力部と、前記動作モード毎に、前記診断用データと前記動作モードに対応するモデルとを用いて、前記プラントの異常診断を行う異常診断部と、前記動作モード毎に行われた異常診断の結果を総合した総合異常診断結果を作成する総合部と、を有する。
プラントの動作モードを考慮した異常診断を行うことができる。
動作モードの一例を示す図である。 本実施形態に係る異常診断システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る異常診断装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る異常診断処理部の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るモデル学習処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る異常診断処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態では、プラントの動作モードを考慮した異常診断を行うことができる異常診断システム1について説明する。
<動作モード>
プラントの動作モードとは、プラント(より正確には、プラントを構成する機器又は機器群)をどのように動作させるかを表す動作方法のことである。例えば、プラントとして蒸気ボイラーを想定した場合、動作モードとして、蒸気ボイラー内の圧力が高いときの動作モードである圧力高モードや蒸気ボイラー内の圧力が低いときの動作モードである圧力低モード等が挙げられる。また、例えば、プラントとしてガス配管を想定した場合、動作モードとして、配管内のガスの温度が高いときの動作モードであるガス温度高モードや配管内のガスの温度が低いときの動作モードであるガス温度低モード等が挙げられる。ただし、これらは一例であって、動作モードはプラントの種類や種別等に応じて様々なものが存在し得る。また、異常診断対象となるプラントにおいて、どのような動作モードが存在するかは既知であるものとする。
一般に、プラントの運転データには計測器によって計測された温度や圧力、流量等といった様々な状態変数(以下、単に変数ともいう。)の値が含まれるが、動作モードの違いは、これらの変数のうちの或る特定の変数(以下、主たる変数ともいう。)とそれに関連する変数(以下、関連変数ともいう。)の値に特徴的に表れる。したがって、主たる変数と関連変数から動作モードを特定することができる。
例えば、主たる変数を「変数1」、関連変数を「変数2」として、あるプラントの正常運転時の動作モードを図1に示す。図1に示す例では、正常な運転状態においては、動作モード1では変数1の値が或る所定の閾値未満でかつ変数1と変数2に相関がなく、動作モード2では変数1と変数2に正の相関があり、動作モード3では変数1の値が或る所定の閾値以上でかつ変数1と変数2に相関がない、という特徴が表れている。このような特徴を用いることで、後述するように、正常時の運転データが与えられたときに、この運転データをいずれかの動作モードに分類することが可能となる。
<異常診断システム1の全体構成>
本実施形態に係る異常診断システム1の全体構成を図2に示す。図2に示すように、本実施形態に係る異常診断システム1には、異常診断装置10と、プラント20と、計測器30と、制御装置40とが含まれる。また、異常診断装置10と計測器30は通信ネットワークを介して通信可能に接続される。同様に、異常診断装置10と制御装置40は通信ネットワークを介して通信可能に接続される。
異常診断装置10は、異常診断対象であるプラント20の異常診断(つまり、プラント20が正常又は異常のいずれであるかと異常である場合はその主要因の特定)を行うコンピュータ又はコンピュータシステムである。異常診断装置10としては、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)や汎用サーバ等を用いることが可能である。
プラント20は、異常診断対象となる産業設備である。一般に、プラント20は1以上の機器・装置で構成されており、それらの機器・設備には状態変数の値を計測する1以上の計測器30が設置等されている。なお、プラント20の具体例としては、例えば、エネルギープラント、石油化学製造プラント、食品や医薬品等の製造プラント等といったものが挙げられる。
制御装置40は、計測器30から取得した運転データを用いて、プラント20の運転を制御するコンピュータ又はコンピュータシステムである。制御装置40としては、例えば、PLC(Programmable Logic Controller)やDCS(Distributed Control System)等を用いることが可能である。
ここで、異常診断装置10は、異常診断処理部100と、運転データベース200とを有する。異常診断処理部100は、運転データベース200に格納されている過去の運転データ(以下、学習用データともいう。)を用いて、プラント20の異常診断を行うための異常診断モデルを学習する。また、異常診断処理部100は、運転データベース200に格納された新たな運転データ(以下、診断用データともいう。)と、異常診断モデルとを用いて、プラント20の異常診断を行う。運転データベース200は、計測器30若しくは制御装置40又はその両方から取得した運転データを格納する。
なお、図2に示す異常診断システム1の全体構成は一例であって、他の構成であってもよい。例えば、異常診断装置10は、異常診断処理部100を有する装置と、運転データベース200を有する装置とで構成されていてもよい。また、例えば、プラント20の運用オペレータや管理者等が利用する端末装置が異常診断システム1に含まれていてもよい。
<異常診断装置10のハードウェア構成>
本実施形態に係る異常診断装置10のハードウェア構成を図3に示す。図3に示すように、本実施形態に係る異常診断装置10は、入力装置301と、表示装置302と、外部I/F303と、通信I/F304と、プロセッサ305と、メモリ装置306とを有する。これらの各ハードウェアは、それぞれがバス307を介して通信可能に接続されている。
入力装置301は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル、各種ボタン等である。表示装置302は、例えば、ディスプレイや表示パネル等である。なお、異常診断装置10は、入力装置301及び表示装置302のうちの少なくとも一方を有していなくてもよい。
外部I/F303は、記録媒体303a等の外部装置とのインタフェースである。異常診断装置10は、外部I/F303を介して、記録媒体303aの読み取りや書き込み等を行うことができる。なお、記録媒体303aとしては、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等がある。
通信I/F304は、異常診断装置10を通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。プロセッサ305は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の各種演算装置である。メモリ装置306は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の各種記憶装置である。なお、異常診断処理部100は、例えば、異常診断装置10にインストールされた1以上のプログラムがプロセッサ305に実行させる処理により実現される。また、運転データベース200は、例えば、HDDやSSD等の補助記憶装置により実現可能である。
本実施形態に係る異常診断装置10は、図3に示すハードウェア構成を有することにより、後述するモデル学習処理と異常診断処理を実現することができる。なお、図3に示すハードウェア構成は一例であって、異常診断装置10は、例えば、複数のプロセッサ305を有していてもよいし、複数のメモリ装置306を有していてもよいし、その他の様々なハードウェアを有していてもよい。
<異常診断処理部100の機能構成>
本実施形態に係る異常診断処理部100の機能構成を図4に示す。図4に示すように、本実施形態に係る異常診断処理部100には、入出力部110と、モデル学習部120と、異常診断部130とが含まれる。
入出力部110は、入力装置301からのユーザ入力を受け付けたり、表示装置302に各種画面を表示させたりする。
モデル学習部120は、学習用データを用いて、異常診断モデルを学習する。ここで、モデル学習部120には、学習用データ取得部121と、動作モード分類部122と、学習部123とが含まれる。学習用データ取得部121は、運転データベース200に格納されている過去の複数の運転データの各々を学習用データとして取得する。以下では、学習用データ取得部121によって取得された複数の学習用データの集合を学習用データセットともいう。動作モード分類部122は、主たる変数とその関連変数に基づいて、学習用データセットに含まれる各学習用データを各動作モードのいずれかに分類する。学習部123は、動作モード毎に、その動作モードに分類された学習用データを用いて、異常診断モデルを学習する。これにより、動作モード毎に異常診断モデルが得られる。
異常診断部130は、異常診断モデルと、診断用データとを用いて、プラント20の異常診断を行う。ここで、異常診断部130には、診断用データ取得部131と、診断部132と、総合部133とが含まれる。診断用データ取得部131は、運転データベース200に格納された新たな運転データを診断用データとして取得する。診断部132は、動作モード毎に、その動作モードの異常診断モデルと、診断用データとを用いて、異常診断を行う。総合部133は、動作モード毎の異常診断結果を総合する。これにより、動作モード毎の異常診断結果を総合した最終的な異常診断結果が得られる。
<モデル学習処理>
本実施形態に係るモデル学習処理について図5を参照しながら説明する。なお、運転データベース200には、プラント20の過去の運転データが格納されているものとする。
まず、モデル学習部120の学習用データ取得部121は、運転データベース200に格納されている過去の複数の運転データの各々を学習用データとして取得する(ステップS101)。これにより、これらの学習用データで構成される学習用データセットが得られる。ここで、後述するステップS105において、多変量解析により異常診断モデルを学習する場合は、過去の正常時の運転データのみを学習用データとして取得する。一方で、後述するステップS105において、機械学習により異常診断モデルを学習する場合は、過去の正常時の運転データと過去の異常時の運転データとの両方を学習用データとして取得する。
なお、例えば、状態変数をx,・・・,x(Nは状態変数の総数)、正常又は異常を表すラベルをyとすれば、一般に、或る時刻における学習用データXは、X=(x,・・・,x,y)と表すことができる。したがって、時刻をtとすれば、時刻tにおける学習用データXは、X=(x1t,・・・,xNt,y)と表すことができる。また、学習用データの時刻集合をTとすれば、学習用データセットは{X|t∈T}と表すことができる。ただし、正常時の運転データのみを学習用データとして取得する場合は、学習用データXにはラベルyが含まれていなくてもよい。
次に、モデル学習部120の動作モード分類部122は、状態変数x,・・・,xの中から主たる変数を選択する(ステップS102)。ここで、動作モード分類部122は、例えば、以下の(1-1)又は(1-2)のいずれかの方法により主たる変数を選択すればよい。
(1-1)主たる変数をユーザに選択させるための画面を入出力部110により表示させて、この画面上でユーザにより選択された状態変数を主たる変数として選択する。
(1-2)プラント20の種類や種別、プラント20に関する業務知識等に基づいて、主たる変数を選択する。例えば、プラント20が蒸気ボイラーである場合、蒸気の制御バルブの開度を表す状態変数、蒸気流量を表す状態変数等を主たる変数として選択することが考えられる。また、例えば、プラント20がガス配管である場合、配管内のガスの流量を表す状態変数、配管内のガスの圧力を表す状態変数等を主たる変数として選択することが考えられる。
次に、モデル学習部120の動作モード分類部122は、状態変数x,・・・,xの中から、上記のステップS102で選択した主たる変数に関連する関連変数を選択する(ステップS103)。ここで、動作モード分類部122は、例えば、以下の(2-1)~(2-3)のいずれかの方法により関連変数を選択すればよい。なお、関連変数として選択される状態変数は1つの限られず、複数の状態変数が関連変数として選択されてもよい。
(2-1)関連変数をユーザに選択させるための画面を入出力部110により表示させて、この画面上でユーザにより選択された状態変数を関連変数として選択する。
(2-2)プラント20の種類や種別、プラント20に関する業務知識等に基づいて、関連変数を選択する。例えば、プラント20が蒸気ボイラーである場合、蒸気の制御バルブの開度を表す状態変数と蒸気流量を表す状態変数のうち、主たる変数に選択されなかった方の状態変数を関連変数として選択することが考えられる。また、例えば、プラント20がガス配管である場合、配管内のガスの流量を表す状態変数と配管内のガスの圧力を表す状態変数のうち、主たる変数に選択されなかった方の状態変数を関連変数として選択することが考えられる。
(2-3)主たる変数以外の状態変数のうち、主たる変数との関連度が高い順に上位M個(ただし、Mは1以上の整数)の状態変数を関連変数として選択する。ここで、関連度としては、例えば、主たる変数とそれ以外の状態変数との相関係数を用いることが考えられる。ただし、関連度として相関係数を用いることは一例であって、例えば、MIC(Maximal Information Coefficient)やHSIC(Hilbert-Schmidt Independence Criteria)等が用いられてもよい。
なお、関連変数が1つのみである場合、主たる変数と関連変数とが同一の状態変数であってもよいが、一般には、主たる変数と関連変数は異なる状態変数である場合が多い。
次に、モデル学習部120の動作モード分類部122は、上記のステップS102~ステップS103で選択された主たる変数及び関連変数を用いて、上記のステップS101で得られた学習用データセットに含まれる各学習用データをいずれかの動作モードに分類する(ステップS104)。ここで、動作モード分類部122は、例えば、以下の(3-1)~(3-4)のいずれかの方法により各学習用データをいずれかの動作モードに分類すればよい。なお、学習用データが或る動作モードに分類された場合、動作モード分類部122は、当該学習用データに対して、その学習用データが分類された動作モードを表すラベルを付与すればよい。
(3-1)主たる変数及び関連変数をそれぞれ軸とする空間(平面である場合も含む)上に各学習用データの主たる変数値及び関連変数値を表す点をプロットした散布図を作成し、この散布図を入出力部110により表示させる。そして、当該散布図上でユーザにより各点がいずれかの動作モードに分類された場合、その点に対応する学習用データをその動作モードと分類する。なお、散布図上でユーザが各点をいずれかの動作モードに分類する場合には、例えば、マウス等のポインティングデバイスにより或る動作モードに分類する点群を範囲指定したり、或る動作モードで主たる変数及び関連変数が取り得る値の範囲を指定したりすればよい。
(3-2)各動作モードが時刻で区切られているような場合には、各動作モードの開始時刻と終了時刻を用いて、各学習用データをいずれかの動作モードに分類する。このとき、各動作モードの開始時刻と終了時刻は、例えば、プラント20のスケジュール情報等から取得されてもよいし、入出力部110を介してユーザにより指定されてもよい。なお、この場合、上記のステップS102及びステップS103は必ずしも実行されなくてもよい(つまり、主たる変数と関連変数は選択される必要はない。)。
各動作モードが時刻で区切られているような場合としては、例えば、動作モードとして、或る時刻から別の或る時刻まではプラント20を立ち上げるための動作モードである起動モード、或る時刻から別の或る時刻まではプラント20で製品製造を行うための動作モードである製造モード、或る時刻から別の或る時刻まではプラント20を終了させるための動作モードである終了モード等がある場合が挙げられる。
(3-3)学習用データの主たる変数値及び関連変数値で構成されるデータの類似度に基づいて、類似度が所定の範囲内のデータに対応する学習用データ同士を同一の動作モードに分類する。より具体的には、例えば、状態変数x,・・・,xのうち、主たる変数をx、関連変数をxn'とした場合、学習用データXに対応するデータ(xnt,xn't)同士の類似度を算出し、類似度が所定の範囲内のデータに対応する学習用データを同一の動作モードに分類する。なお、類似度としては、例えば、コサイン類似度等といった既知の類似度を用いることが可能である。
(3-4)学習用データの主たる変数値及び関連変数値で構成されるデータをクラスタリングして、同一クラスタに属するデータに対応する学習用データ同士を同一の動作モードに分類する。より具体的には、例えば、状態変数x,・・・,xのうち、主たる変数をx、関連変数をxn'とした場合、学習用データXに対応するデータ(xnt,xn't)の集合{(xnt,xn't)|t∈T}をクラスタリングして、同一クラスタに属するデータに対応する学習用データ同士を同一の動作モードに分類する。なお、このとき、クラスタ数を指定可能なクラスタリング手法を用いる場合には、クラスタ数としてプラント20が取り得る動作モード数を指定する。
以上により、学習用データセット{X|t∈T}に含まれる各学習用データXがいずれかの動作モードに分類される。以下では、動作モードを表すインデックスをk、動作モードkに分類された学習用データをX (k)、動作モードkの時刻集合をT(k)として、動作モードkに分類された学習用データで構成される学習用データセットを{X (k)|t∈T(k)}と表す。なお、例えば、図1に示す例のように、プラント20が3つの動作モードを取り得る場合はk∈{1,2,3}であり、{X|t∈T}={X (1)|t∈T(1)}∪{X (2)|t∈T(2)}∪{X (3)|t∈T(3)}である。
そして、モデル学習部120の学習部123は、動作モード毎に、その動作モードの異常診断モデルを学習する(ステップS105)。ここで、学習部123は、例えば、以下の(4-1)又は(4-2)のいずれかの方法により異常診断モデルを学習する。
(4-1)多変量解析により異常診断モデルを学習する。なお、上述したように、このとき、学習用データセット{X|t∈T}に含まれる各学習用データXはすべて正常時の運転データであるものとする。
この場合、学習部123は、動作モードk毎に、その動作モードkの学習用データセット{X (k)|t∈T(k)}を用いて、非特許文献1に記載されている手法により異常診断モデルを学習すればよい。具体的には、学習部123は、動作モードk毎に、学習用データセット{X (k)|t∈T(k)}に対して主成分分析を行ってT統計量とQ統計量を算出し、それらの管理限界(閾値)を設定する。なお、動作モードkに関するT統計量の管理限界としては、例えば、学習用データセット{X (k)|t∈T(k)}から算出されたT統計量の最大値や上位a%(aは予め決められた値)に該当する値等とすればよい。同様に、動作モードkに関するQ統計量の管理限界としては、例えば、学習用データセット{X (k)|t∈T(k)}から算出されたQ統計量の最大値や上位b%(bは予め決められた値)に該当する値等とすればよい。以下、動作モードkに関するT統計量の管理限界(閾値)をT max (k)、動作モードkに関するQ統計量の管理限界(閾値)をQmax (k)と表す。
(4-2)機械学習により異常診断モデルを学習する。なお、上述したように、このとき、学習用データセット{X|t∈T}に含まれる各学習用データXは正常時又は異常時のいずれかの運転データであるものとする。
この場合、学習部123は、動作モードk毎に、その動作モードkの学習用データセット{X (k)|t∈T(k)}を用いて、機械学習手法の1つである教師あり学習により異常診断モデルを学習すればよい。このとき、各学習用データX (k)に含まれる状態変数x (k),・・・,x (k)に対する正常又は異常の推定値の教師データ(正解データ)として、当該学習用データX (k)に含まれるラベルy(k)を使用する。なお、教師あり学習の対象となる異常診断モデルとしては、状態変数x,・・・,xを入力として、正常又は異常を表すラベルyを出力する任意のモデルを用いることが可能である。このようなモデルとしては、例えば、ニューラルネットワークやSVM(Support Vector Machine)等といったものが挙げられる。また、ラベルyは異常又は正常を表す整数値(例えば、0又は1)を取ることを想定しているが、これに限られず、例えば、yは0以上1以下の連続値を取るものとであってもよい(つまり、yは異常である確率を表すものであってもよい。)。
以上のように、本実施形態に係る異常診断装置10は、学習用データセットを動作モード毎に分割した上で、動作モード毎に、その動作モードに対応する異常診断モデルを学習する。これにより、後述する異常診断処理において、各動作モードの異常診断モデルにより異常診断を行った上で、それらの異常診断結果を総合した異常診断を行うことが可能となり、プラント20の動作モードを考慮した異常診断を精度良く行うことが可能となる。なお、各動作モードの異常診断モデルは、例えば、HDDやSSD等の補助記憶装置に格納される。
<異常診断処理>
本実施形態に係る異常診断処理について図6を参照しながら説明する。この異常診断処理は、例えば、新たな運転データが運転データベース200に格納される毎に繰り返し実行される。なお、上記のモデル学習処理により動作モード毎の異常診断モデルが作成されているものとする。
まず、異常診断部130の診断用データ取得部131は、運転データベース200に格納された新たな運転データを診断用データとして取得する(ステップS201)。なお、診断用データXは、X=(x,・・・,x)と表すことができる。
次に、異常診断部130の診断部132は、動作モード毎に、その動作モードの異常診断モデルと、上記のステップS201で取得された診断用データXとを用いて、異常診断を行う(ステップS202)。ここで、診断部103は、例えば、以下の(5-1)又は(5-2)のいずれかにより異常診断を行う。
(5-1)多変量解析により異常診断モデルが学習された場合、診断部132は、動作モードk毎に、その動作モードkの異常診断モデルを用いて診断用データXのT統計量及びQ統計量を算出した上で、それらの管理限界T max (k)及びQmax (k)との比率をそれぞれ算出する。すなわち、動作モードkの異常診断モデルを用いたときの診断用データのT統計量をT (k)、Q統計量をQ (k)とすれば、診断部132は、R (k):=T (k)/T max (k)とR (k):=Q (k)/Qmax (k)とを算出する。そして、診断部132は、R (k)及びR (k)の少なくとも一方が1よりも大きい場合、動作モードkで異常が発生したと診断する。ただし、例えば、R (k)及びR (k)の両方が1よりも大きい場合にのみ、動作モードkで異常が発生したと診断してもよい。
(5-2)機械学習により異常診断モデルが学習された場合、診断部132は、動作モードk毎に、その動作モードkの異常診断モデルを用いて診断用データXからラベルy(k)を推定する。このラベルy(k)が、動作モードkにおける異常診断結果である。
次に、異常診断部130の総合部133は、上記のステップS202の異常診断結果を総合する(ステップS203)。ここで、総合部133は、例えば、以下の(6-1)又は(6-2)のいずれかにより異常診断結果を総合し、最終的な異常診断結果を作成する。
(6-1)多変量解析により異常診断モデルが学習された場合、総合部133は、上記のステップS202で異常が発生したと診断された動作モードkのうち、R (k)が最も小さい動作モードkとR (k)が最も小さい動作モードkとを特定する。なお、上記のステップS202で異常が発生したと診断された動作モードkが無ければ、総合部133は、正常であることを示す情報を最終的な異常診断結果とする。
そして、総合部133は、k=kであれば、この動作モードk=kで異常が発生したことを示す情報を最終的な異常診断結果とする。一方で、総合部133は、k≠kであれば、補助情報を用いて、k又はkのいずれの動作モードで異常が発生したかを特定し、この特定した動作モードで異常が発生したことを示す情報を最終的な異常診断結果とする。なお、T統計量及びQ統計量はいずれも寄与度の和で表現されるため、異常が発生した動作モードにおけるT統計量T (k)及びQ統計量Q (k)それぞれの寄与度のうち、最も高い(又は所定の閾値以上)の寄与度に対応する状態変数をそれぞれ特定し、特定した状態変数を異常に関する主要因変数として最終的な異常診断結果に含めてもよい。
ここで、補助情報とは、診断対象データがどの動作モードのときの運転データであるかを特定するための補助的な情報のことであり、例えば、診断対象データが得られたときの年月日や時間帯、診断対象データが得られたときにプラント20で製造等されている製品の品種を示す情報等が挙げられる。例えば、或る時間帯のときは或る動作モードになり得ないという知識が存在する場合、補助情報を用いることで、診断対象データが得られたときにk又はkのいずれの動作モードであったかを特定することが可能となる。同様に、例えば、或る特定の品種がプラント20で製造等されているときは或る動作モードになり得ないという知識が存在する場合、補助情報を用いることで、診断対象データが得られたときにk又はkのいずれの動作モードであったかを特定することが可能となる。
なお、上記の補助情報は一例であって、年月日や時間帯、製品の品種を示す情報以外にも、診断対象データがどの動作モードのときの運転データであるかを特定するための様々な情報を補助情報とすることが可能である。
(6-2)機械学習により異常診断モデルが学習された場合、総合部133は、上記のステップS202で得られた{y(k)}のうち、所定の割合(例えば、半数)以上のy(k)が異常を示す値である場合、異常が発生したことを示す情報を最終的な異常診断結果とする。又は、総合部133は、y(k)=0のときは異常、y(k)=1のときは正常を表す場合は、すべてのy(k)の論理積を示す情報を最終的な異常診断結果としてもよい。又は、総合部133は、y(k)=1のときは異常、y(k)=0のときは正常を表す場合は、すべてのy(k)の論理和を示す情報を最終的な異常診断結果としてもよい。
なお、機械学習により異常診断モデルが学習された場合、本実施形態では、どの動作モードで異常が発生したかは特定されないが、例えば、上述した補助情報等を用いて動作モードを特定し、この特定した動作モードを示す情報を最終的な異常診断結果に含めてもよい。
そして、入出力部110は、上記のステップS203で得られた最終的な異常診断結果を出力する(ステップS204)。なお、最終的な異常診断結果の出力先としては、例えば、ディスプレイ等の表示装置302、通信ネットワークを介して接続される他の端末等とすることが考えられる。また、最終的な異常診断結果が異常を示すものである場合、これらの出力先に合わせて、例えば、警報を発報する等といったことが行われてもよい。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る異常診断システム1は、プラント20の動作モード毎に異常診断モデルを学習した上で、動作モード毎に異常診断を行ってそれらの診断結果から最終的な異常診断結果を得る。これにより、プラント20に様々な動作モードが存在する場合であっても、これらの動作モードを考慮した異常診断が可能となり、異常診断を精度良く行うことができるようになる。
なお、本実施形態では、動作モード毎に異常診断モデルを学習する際に、すべての異常診断モデルを非特許文献1に記載されている多変量解析又は機械学習のいずれかにより学習したが、多変量解析と機械学習の両方を用いて異常診断モデルが学習されてもよい。例えば、動作モードのインデックス集合の中からランダムに所定の個数の動作モードを選択し、これらの動作モードに関しては多変量解析により異常診断モデルを学習し、残りの動作モードに関しては機械学習により異常診断モデルを学習してもよい。又は、例えば、すべての動作モードに関して多変量解析による異常診断モデルと機械学習による異常診断モデルの両方を学習してもよい。
また、例えば、最終的な異常診断結果が異常を示すものであった場合、異常診断装置10は、例えば、制御装置40に対してプラント20の停止指示やフォールバック指示等を行ってもよい。これにより、制御装置40によりプラント20を停止させたり、縮退運転に切り替えたりする等といった制御を行うことが可能となる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から逸脱することなく、種々の変形や変更、既知の技術との組み合わせ等が可能である。
1 異常診断システム
10 異常診断装置
20 プラント
30 計測器
40 制御装置
100 異常診断処理部
110 入出力部
120 モデル学習部
121 学習用データ取得部
122 動作モード分類部
123 学習部
130 異常診断部
131 診断用データ取得部
132 診断部
133 総合部
200 運転データベース
301 入力装置
302 表示装置
303 外部I/F
303a 記録媒体
304 通信I/F
305 プロセッサ
306 メモリ装置
307 バス

Claims (12)

  1. 複数の動作モードが存在するプラントの異常診断を行う異常診断システムであって、
    前記プラントの過去の運転データを表す学習用データで構成されるデータセットを入力する第1の入力部と、
    前記データセットを構成する各学習用データについて、前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する分類部と、
    前記動作モード毎に、前記動作モードに分類された学習用データを用いて、前記異常診断を行うためのモデルを学習する学習部と、
    前記プラントの運転データを表す診断用データを入力する第2の入力部と、
    前記動作モード毎に、前記診断用データと前記動作モードに対応するモデルとを用いて、前記プラントの異常診断を行う異常診断部と、
    前記動作モード毎に行われた異常診断の結果を総合した総合異常診断結果を作成する総合部と、
    を有する異常診断システム。
  2. 前記分類部は、
    前記学習用データに含まれる状態変数の中から、前記動作モードを特定するための状態変数である主たる変数と、前記主たる変数に関連する状態変数である関連変数とを選択し、
    前記主たる変数と前記関連変数に基づいて、前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する、請求項1に記載の異常診断システム。
  3. 前記分類部は、
    前記主たる変数及び前記関連変数をそれぞれ軸とする空間上に前記学習用データをプロットした散布図をユーザに提示し、
    前記散布図に対する前記ユーザの選択操作により前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する、請求項2に記載の異常診断システム。
  4. 前記分類部は、
    前記複数の動作モードの各動作モードの開始時刻及び終了時刻に基づいて、前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する、請求項1又は2に記載の異常診断システム。
  5. 前記分類部は、
    前記学習用データに含まれる前記主たる変数の値と前記関連変数の値とで構成されるデータを用いて、前記データ間の類似度を算出し、
    算出した前記類似度が所定の範囲内である前記データに対応する学習用データ同士を同一の動作モードに分類することで、前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する、請求項2に記載の異常診断システム。
  6. 前記分類部は、
    前記学習用データに含まれる前記主たる変数の値と前記関連変数の値とで構成されるデータをクラスタリングし、同一のクラスタに属する前記データに対応する学習用データ同士を同一の動作モードに分類することで、前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する、請求項2に記載の異常診断システム。
  7. 前記学習部は、
    前記動作モード毎に、前記動作モードに分類された学習用データを用いて、多変量解析の手法又は機械学習の手法により前記モデルを学習する、請求項1乃至6の何れか一項に記載の異常診断システム。
  8. 前記異常診断部は、
    前記多変量解析の手法により前記モデルが学習された場合、前記動作モード毎に、前記診断用データに対応する所定の統計量と、前記統計量に対する閾値との比率を算出し、
    前記総合部は、
    前記複数の動作モードのうち、前記比率が1よりも大きく、かつ、前記比率が最も小さい動作モードを特定し、特定した動作モードで異常が発生したことを表す総合異常診断結果を作成する、請求項7に記載の異常診断システム。
  9. 前記異常診断部は、
    前記機械学習の手法により前記モデルが作成された場合、前記動作モード毎に、正常又は異常のいずれかを表す値を算出し、
    前記総合部は、
    前記動作モード毎に算出された前記値の論理和若しくは論理積、又は異常を表す値の割合に基づいて、前記総合異常診断結果を作成する、請求項7に記載の異常診断システム。
  10. 複数の動作モードが存在するプラントの異常診断を行う異常診断装置であって、
    前記プラントの過去の運転データを表す学習用データで構成されるデータセットを入力する第1の入力部と、
    前記データセットを構成する各学習用データについて、前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する分類部と、
    前記動作モード毎に、前記動作モードに分類された学習用データを用いて、前記異常診断を行うためのモデルを学習する学習部と、
    前記プラントの運転データを表す診断用データを入力する第2の入力部と、
    前記動作モード毎に、前記診断用データと前記動作モードに対応するモデルとを用いて、前記プラントの異常診断を行う異常診断部と、
    前記動作モード毎に行われた異常診断の結果を総合した総合異常診断結果を作成する総合部と、
    を有する異常診断装置。
  11. 複数の動作モードが存在するプラントの異常診断を行う異常診断装置が、
    前記プラントの過去の運転データを表す学習用データで構成されるデータセットを入力する第1の入力手順と、
    前記データセットを構成する各学習用データについて、前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する分類手順と、
    前記動作モード毎に、前記動作モードに分類された学習用データを用いて、前記異常診断を行うためのモデルを学習する学習手順と、
    前記プラントの運転データを表す診断用データを入力する第2の入力手順と、
    前記動作モード毎に、前記診断用データと前記動作モードに対応するモデルとを用いて、前記プラントの異常診断を行う異常診断手順と、
    前記動作モード毎に行われた異常診断の結果を総合した総合異常診断結果を作成する総合手順と、
    を実行する異常診断方法。
  12. 複数の動作モードが存在するプラントの異常診断を行う異常診断装置に、
    前記プラントの過去の運転データを表す学習用データで構成されるデータセットを入力する第1の入力手順と、
    前記データセットを構成する各学習用データについて、前記学習用データを、前記複数の動作モードのうちのいずれかの動作モードに分類する分類手順と、
    前記動作モード毎に、前記動作モードに分類された学習用データを用いて、前記異常診断を行うためのモデルを学習する学習手順と、
    前記プラントの運転データを表す診断用データを入力する第2の入力手順と、
    前記動作モード毎に、前記診断用データと前記動作モードに対応するモデルとを用いて、前記プラントの異常診断を行う異常診断手順と、
    前記動作モード毎に行われた異常診断の結果を総合した総合異常診断結果を作成する総合手順と、
    を実行させるプログラム。
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