JP2023021826A - 無線通信に関する情報を設定するシステム及び方法 - Google Patents

無線通信に関する情報を設定するシステム及び方法 Download PDF

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Taku Yokoyama
智之 飯島
Tomoyuki Iijima
和哉 藤原
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Abstract

【課題】無線通信施設内の監視対象装置が追加又は交換されたことを自動検出し当該検出がされた監視対象装置に情報を容易に設定する。【解決手段】監視対象装置は、設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示に対して、当該項目の情報が設定されている場合には所定の応答を返すようになっている。無線通信施設内の代表設定装置が、ダミーの設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を監視対象装置に送信し、当該指示に対し監視対象装置から所定の応答が送られてきたか否かを判断する。当該判断の結果が真の場合、代表設定装置が、一定時間後に、上記の設定指示を監視対象装置に送信する。当該判断の結果が偽の場合、代表設定装置が、監視対象装置の装置識別子に対応する装置名及び設定オブジェクトを遠隔設定装置から受信し、監視対象装置に、当該設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を送信する。【選択図】図18

Description

本発明は、概して、無線通信に関する情報の設定に関する。
無線通信の利用が拡大している。5/6G(5th又は6th Generation)の通信方式が導入されると、更に高速、低遅延、そして多数の同時接続が可能な無線通信が実現する。このような無線通信網を企業や自治体が独自に構築する試みも始まっている。独自に無線通信網を構築することで、高品質な広域無線通信網を、例えば公衆無線通信網の混雑による通信品質低下といった外部環境の影響を受けることなく、独占的に利用できるようになる。
従来、無線通信網は、通信事業者が高度な技術を用いて構築、運用してきた。そのため、企業や自治体が独自の無線通信網を構築や運用するといっても、完全に独力でできるわけではない。通信事業者が、無線通信網を実現する装置である無線通信施設(無線基地局、パケット中継装置、ネットワーク設定装置等)を企業や自治体に提供するのみならず、無線通信施設の構築や運用を支援するサービスが必要となる。
特許文献1は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)技術を利用して遠隔から情報を設定する技術を開示している。特許文献2は、DHCPによることなくネットワーク層の通信アドレスを遠隔監視制御装置に自動的に割り当て得る技術を開示している。
特開2007-053530号公報 特開2006-197487号公報
通信事業者が無線通信施設を企業や自治体に提供し、企業や自治体が各装置を主体的に構築や運用していく際、これらの作業を容易化しておくことが好ましい。それらの装置が、通信事業者が所有する施設外、例えば企業や自治体の敷地内に設置される場合、その場へ多数の技術者を訪問させ、長時間の作業をさせることは、コストが大きくなるからである。
例えば、企業や自治体の敷地内に設置された無線通信施設において装置が追加又は交換されたことを自動検出し当該装置に遠隔から情報を設定可能であることが望ましい。
特許文献1には、遠隔から情報を設定する技術が開示されている。しかし、特許文献1に開示の技術を、DHCPを具備しない装置に対して適用することは困難である。また、特許文献1は、企業や自治体の敷地内に設置された無線通信施設において装置が追加又は交換されたことを自動検出する技術を開示も示唆もしていない。
特許文献2には、DHCPによることなく通信アドレスを装置に自動的に割り当てる技術が開始されている。しかし、特許文献2も、企業や自治体の敷地内に設置された無線通信施設において装置が追加又は交換されたことを自動検出する技術を開示も示唆もしていない。
このような問題は、5/6Gに従う無線通信以外の無線通信(例えば、プライベートLTEに従う無線通信)についてもあり得る。
本発明の目的は、無線通信施設内の監視対象装置が追加又は交換されたことを自動検出し当該検出がされた監視対象装置に情報を容易に設定することである。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。
無線通信施設に代表設定装置が備えられる。情報設定システムが、無線通信施設内の代表設定装置と、無線通信施設の遠隔の設定装置である遠隔設定装置とを備える。無線通信施設が、監視対象装置と無線基地局とを含んだ装置パッケージである。
遠隔設定装置は、装置識別子と装置名と設定オブジェクトとの対応関係を表す情報を含んだ情報である遠隔管理情報を管理する。装置識別子は、装置の識別子である。装置名は、装置の名称である。設定オブジェクトは、装置に設定される情報を表すオブジェクトである。
監視対象装置は、死活監視の対象の装置である。監視対象装置は、設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示に対して、監視対象装置に当該項目の情報が設定されている場合には所定の応答を返すようになっている。
代表設定装置が、ダミーの設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を監視対象装置に送信し、当該指示に対し監視対象装置から上記所定の応答が送られてきたか否かを判断する。当該判断の結果が真の場合、代表設定装置が、一定時間後に、上記の設定指示(ダミーの設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示)を監視対象装置に送信する。
当該判断の結果が偽の場合、代表設定装置が、監視対象装置の装置識別子を遠隔設定装置に送信する。遠隔設定装置が、監視対象装置について、装置識別子を受信し、当該装置識別子を基に遠隔管理情報から装置名及び設定オブジェクトを特定し、当該装置名及び当該設定オブジェクトを代表設定装置に送信する。代表設定装置が、監視対象装置について、装置名及び設定オブジェクトを受信し、装置識別子とネットワーク識別子との対応関係を表す情報である代表管理情報において当該装置名に対応する装置識別子及びネットワーク識別子を基に、当該ネットワーク識別子が割り当てられた監視対象装置に、当該設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を送信する。
本発明の一態様によれば、無線通信施設内の監視対象装置が追加又は交換されたことを自動検出し当該検出がされた監視対象装置に容易に情報を設定することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成の例を示すブロック図である。 代表設定装置の構成の例を示すブロック図である。 遠隔設定装置の構成の例を示すブロック図である。 代表設定装置が遠隔設定装置に問い合わせることを契機として無線通信施設内の装置を設定するシーケンスの例を示す図である。 代表設定装置の装置識別子蓄積領域の例を示す図である。 遠隔設定装置の装置情報蓄積領域の例を示す図である。 遠隔設定装置の施設構成ファイル蓄積領域に蓄積される施設構成ファイルの例を示す図である。 代表設定装置の施設構成ファイル蓄積領域に蓄積される施設構成ファイルの例を示す図である。 遠隔設定装置の装置設定ファイル蓄積領域に蓄積される装置設定ファイルの例を示す図である。 代表設定装置の装置設定ファイル蓄積領域に蓄積される装置設定ファイルの例を示す図である。 代表設定装置の施設構成ファイル作成部が施設構成ファイルを作成する処理のフローチャートの例を示す図である。 代表設定装置の装置設定ファイル作成部が装置設定ファイルを作成する処理のフローチャートの例を示す図である。 遠隔設定装置の装置情報蓄積領域に蓄積された情報を表示画面に表示した例を示す図である。 運用者が遠隔設定装置に入力したことを契機として無線通信施設内の装置に情報を設定するシーケンスの例を示す図である。 センサが送信したデータの分析結果を契機として無線通信施設内の装置に情報を設定するシーケンスの例を示す図である。 遠隔設定装置のセンサ情報蓄積領域の例を示す図である。 情報設定システムの概要の例を示す図である。 死活監視及び情報設定の概要の例を示す図である。 代表設定装置が行う死活監視及び情報設定の処理のフローチャートの例を示す図である。 応答Aの一例を示す図である。 応答Bの一例を示す図である。
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
また、以下の説明では、「メモリ」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上のメモリデバイスであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリにおける少なくとも一つのメモリデバイスは、揮発性メモリデバイスであってもよいし不揮発性メモリデバイスであってもよい。
また、以下の説明では、「永続記憶装置」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上の永続記憶デバイスでよい。永続記憶デバイスは、典型的には、不揮発性の記憶デバイス(例えば補助記憶デバイス)でよく、具体的には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、NVME(Non-Volatile Memory Express)ドライブ、又は、SCM(Storage Class Memory)でよい。
また、以下の説明では、「記憶装置」は、メモリと永続記憶装置の少なくともメモリでよい。
また、以下の説明では、「プロセッサ」は、一つ以上のプロセッサデバイスでよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサデバイスでよいが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサデバイスでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、プロセッサコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、処理の一部又は全部を行うハードウェア記述言語によりゲートアレイの集合体である回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサデバイスでもよい。
また、以下の説明では、「xxxテーブル」といった表現にて、入力に対して出力が得られる情報を説明することがあるが、当該情報は、どのような構造のデータでもよいし(例えば、構造化データでもよいし非構造化データでもよいし)、入力に対する出力を発生するニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズムやランダムフォレストに代表されるような学習モデルでもよい。従って、「xxxテーブル」を「xxx情報」と言うことができる。また、以下の説明において、各テーブルの構成は一例であり、一つのテーブルは、二つ以上のテーブルに分割されてもよいし、二つ以上のテーブルの全部又は一部が一つのテーブルであってもよい。
また、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサによって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶装置及び/又はインターフェース装置等を用いながら行うため、処理の主語が、プロセッサ(或いは、そのプロセッサを有するコントローラのようなデバイス)とされてもよい。プログラムは、プログラムソースから計算機のような装置にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバ又は計算機が読み取り可能な(例えば非一時的な)記録媒体であってもよい。また、以下の説明において、二つ以上のプログラムが一つのプログラムとして実現されてもよいし、一つのプログラムが二つ以上のプログラムとして実現されてもよい。また、プログラムが実行されることで機能が発揮されるため、「xxxプログラム」は「xxx部」と呼ばれてもよい。「xxx部」が行う処理の少なくとも一部は、ハードウェアにより実現されてもよい。
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号のうちの共通符号を使用し、同種の要素を区別する場合は、参照符号を使用することがある。
また、以下の説明では、「ファイル」とは、オブジェクトの一例でよい。「オブジェクト」とは、アプリケーションプログラムのようなプログラムから見た一つの論理的な電子データの塊である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
(A1)システム全体の構成
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成の例を示すブロック図である。
企業や自治体(無線通信施設90の提供先の一例)へ提供された無線通信施設90(例えば、90a~90c)と、無線通信施設90の遠隔設定装置40と、無線通信施設90の遠隔データ処理装置120とが備えられる。無線通信施設90(例えば90a)は、パケット中継装置50(例えば50a及び50b)を含む。無線通信施設90内のパケット中継装置50、遠隔データ処理装置120及び遠隔設定装置40が、インターネット110(通信ネットワークの一例)に接続されている。
企業や自治体に、無線通信をする無線通信機器10(例えば、ある企業に無線通信機器10a~10c)が存在する。ここで、無線通信機器10は、工場で動作するロボット、無人搬送車、センサ等の無線機器、タブレット型PC(Personal Computer)、スマートフォン等がある。無線通信機器10は、無線基地局20を通じて、無線通信施設90内の装置(例えばデータ処理装置60)と無線通信し、テキスト、音声、映像等のデータをやり取りする。
無線通信施設90は、一つ以上の無線基地局20、代表設定装置30、一つ以上のパケット中継装置50、一つ以上のデータ処理装置60、基地局制御装置70、一つ以上のセンサ80、及び、一つ以上の空調装置100等で構成される。パケット中継装置50は、スイッチ装置の一例である。パケット中継装置50、データ処理装置60及び基地局制御装置70の各々が、無線通信施設90内の複数の装置(複数の装置の各々は、遠隔設定装置40からの設定ファイルに基づき情報が設定され得る装置)のいずれかの一例である。無線基地局20は、典型的には5G/6Gの高速無線通信規格によって無線通信機器10と無線通信し(あるいはWi-Fi(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)といった無線通信規格でもよい)、テキスト、音声、映像等のデータをやり取りする。また、無線基地局20は、パケット中継装置50と有線で接続され、無線通信機器10から受信したデータをパケット中継装置50へ送信したり、パケット中継装置50から受信したデータを無線通信機器10へ送信したりする。
パケット中継装置50は、無線基地局20から受信したパケット(データ)を無線通信施設90内のデータ処理装置60や、インターネット110を介して遠隔データ処理装置120へ送信する。
基地局制御装置70は、無線通信機器10の識別や、無線基地局の制御を司る。
データ処理装置60は、例えばサーバ装置であり、無線通信機器10から受信したデータに対して処理を施し、その結果を返信する。データ処理装置60は、無線通信機器10から受信したデータに対し、時間をかけることが許されない処理を施してよい。一方、遠隔データ処理装置120は、無線通信機器10から受信したデータに対し、時間をかけることが許される処理を施してよい。
代表設定装置30は、パケット中継装置50と有線で接続され、無線通信施設90内の装置のネットワーク構成及び各装置に関する設定を司る。装置に対する情報の設定の手順は後述する。また、代表設定装置30は、遠隔設定装置40と通信し、遠隔設定装置40において管理されている設定ファイルを取得し、当該設定ファイルに基づき、自身が属する無線通信施設90内の装置に情報を設定する。
センサ80は、無線通信施設90における所定の測定対象(例えば、データ処理装置60)について測定した値(例えば、温度の値)を出力する。空調装置100は、無線通信施設90内の空調を行う。
なお、無線通信機器10、無線基地局20、代表設定装置30、パケット中継装置50、データ処理装置60、基地局制御装置70、センサ80、空調装置100については、その構成や、種類、数は、図1に示す例に限らず、適宜、他の態様としてもよい。
(A2)代表設定装置30の構成
図2は、代表設定装置30の構成の例を示すブロック図である。
代表設定装置30は、インターフェース装置(例えば、パケット送受信ポート)31a、永続記憶装置32a、メモリ33a、及び、それらに接続されたプロセッサ34aを有する。
インターフェース装置31aは、例えば、パケット中継装置50に接続される。
永続記憶装置32aには、ソフトウェア処理部35aのプログラム及びそれらプログラムの動作に必要な設定情報等の一部又は全部が記憶されている。メモリ33aには、代表設定装置30が動作するときに、少なくともその動作に必要なプログラムが読み込まれる。プロセッサ34aは、メモリ33aへ読み込まれたプログラムを実行することにより、代表設定装置30の処理を実行する。メモリ33aは、図示を省略するOS(Operating System)等のプログラム実行環境を含んでもよいし、プロセッサ34aが一時的に読み書きするデータを含んでもよい。
ソフトウェア処理部35aは、装置識別子管理プログラム36、装置設定プログラム37、装置設定ファイル作成プログラム38、施設構成ファイル作成プログラム39、死活監視プログラム170、及び、遠隔設定装置通信プログラム41を含む。装置設定プログラム37は、装置に対するインターフェース機能42(例えば、装置名毎のインターフェース機能)を有する。各プログラムはプロセッサ34aによって実行されてソフトウェア処理部35aの機能を発揮する。また、ソフトウェア処理部35aは、装置識別子蓄積領域43、装置設定ファイル蓄積領域44a、及び施設構成ファイル蓄積領域45aを管理する。
(A3)遠隔設定装置40の構成
図3は、遠隔設定装置40の構成の例を示すブロック図である。
遠隔設定装置40は、インターフェース装置(例えば、パケット送受信ポート)31b、永続記憶装置32b、メモリ33b、及びそれらに接続されたプロセッサ34bを有する。
インターフェース装置31bは、例えば、インターネット110に接続される。また、インターフェース装置31bには、入力装置(例えば、キーボード54及びマウス55)や表示装置53に接続される。入力装置及び表示装置53は、タッチパネルのような一体型装置でもよい。
永続記憶装置32bには、ソフトウェア処理部35bのプログラム及びそれらプログラムの動作に必要な設定情報等の一部又は全部が記憶されている。メモリ33bには、遠隔設定装置40が動作するときに、少なくともその動作に必要なプログラムが読み込まれる。プロセッサ34bは、メモリ33bへ読み込まれたプログラムを実行することにより、遠隔設定装置40の処理を実行する。
ソフトウェア処理部35bは、装置情報管理プログラム46、代表設定装置通信プログラム47、センサ情報分析プログラム48、及び、ユーザインターフェースプログラム49を含む。各プログラムはプロセッサ34bによって実行されてソフトウェア処理部35bの機能を発揮する。また、ソフトウェア処理部35bは、装置情報蓄積領域51、装置設定ファイル蓄積領域44b、施設構成ファイル蓄積領域45b、及びセンサ情報蓄積領域52を管理する。
ユーザインターフェースプログラム49は、キーボード54やマウス55を操作する運用者(無線通信網の運用者)から、装置に関連付くデータ、装置設定ファイル、施設構成ファイルの入力を受け付け、それらのデータやファイルを、装置情報蓄積領域51、装置設定ファイル蓄積領域44b、及び施設構成ファイル蓄積領域45bのうちの該当する領域に蓄積する。また、ユーザインターフェースプログラム49は、キーボード54やマウス55を操作する運用者から、装置に関連付くデータの参照要求を受け付けた場合、装置情報蓄積領域51に蓄積されたデータを取得し、取得したデータを表示装置53に出力する。
(A4)代表設定装置30の起動を契機とした、代表設定装置30と遠隔設定装置40間の動作シーケンス
図4は、代表設定装置30の起動を契機とした、代表設定装置30と遠隔設定装置40間の動作シーケンスの例を示す図である。
遠隔設定装置40のユーザインターフェースプログラム49は、無線通信網の運用者130から、装置に関連付くデータ、装置設定ファイル、施設構成ファイルの入力を受け付けると(1001)、それらをそれぞれ装置情報蓄積領域51、装置設定ファイル蓄積領域44、施設構成ファイル蓄積領域45へ書き込む。装置情報蓄積領域51、装置設定ファイル蓄積領域44、施設構成ファイル蓄積領域45に蓄積されるデータの形式は後述する。
代表設定装置30が起動する(1002)と、遠隔設定装置通信プログラム41が、遠隔設定装置40に自身の装置識別子をキーとして、自身が所属する無線通信施設90の識別子を問い合わせる(1003)。装置識別子としては、装置のMACアドレスやシリアル番号等がある。このとき、遠隔設定装置通信プログラム41は、設定内容(設定される情報)を定義した装置設定ファイルの有無も問い合わせる。
遠隔設定装置40の代表設定装置通信プログラム47は、代表設定装置30からの問い合わせを受信すると、装置識別子をキーとして、装置情報蓄積領域51を検索し、代表設定装置30が所属する施設識別子、及び装置名を特定する。また、代表設定装置通信プログラム47は、その装置名に対応した装置設定ファイルを特定する。その後、遠隔設定装置40の代表設定装置通信プログラム47は、代表設定装置30が所属する施設識別子、施設構成ファイル名、装置名、装置設定ファイル名を応答する(1004)。代表設定装置30の遠隔設定装置通信プログラム41は、施設構成ファイル名及び設定ファイル名を取得すると、その施設構成ファイル、及び装置設定ファイルを取得する(1005)。代表設定装置30の遠隔設定装置通信プログラム41は、施設構成ファイルを施設構成ファイル蓄積領域45に蓄積し、装置設定ファイルを装置設定ファイル蓄積領域44に蓄積する。
代表設定装置30の装置識別子管理プログラム36は、上記で取得した装置名と、通信時に自身を識別するための識別子との対応関係を認識する。通信時に装置を識別する通信用識別子としては、IPアドレス等がある。以降、通信用識別子としては、IPアドレスを用いた場合について詳述する。代表設定装置30の装置識別子管理プログラム36は、装置名とIPアドレスの対応関係を認識すると、施設構成ファイルを参照し、自身の装置名が当該ファイルに記載されている場合、対応するIPアドレスを、当該ファイルの該当箇所に追記する。これにより、装置名にIPアドレスが関連付けられる。同様に、装置識別子管理プログラム36は、装置設定ファイルを参照し、自身の装置名が記載されている場合、対応するIPアドレスを追記する。このようにして、無線通信施設90の環境に合わせて、施設構成ファイル、及び装置設定ファイルが作成される(1006)。そして、装置設定プログラム37が、装置設定ファイルに記載されている手順で自身の設定を施す。施設構成ファイル、装置設定ファイルの具体的な作成手順については後述する。
無線通信施設90内のデータ処理装置60やパケット中継装置50や基地局制御装置70が起動する(1007)と、それらの装置60、50及び70は、同一ネットワークセグメント内にあるため、代表設定装置30はこれらの装置60、50及び70の各々の装置識別子を認識する(1008)。代表設定装置30の装置識別子管理プログラム36は、データ処理装置60、パケット中継装置50及び基地局制御装置70の各々について、当該装置の装置識別子を認識すると、当該装置にIPアドレスを割り当て、装置識別子とIPアドレスとの対応関係を装置識別子蓄積領域43に格納する。
次に、代表設定装置30の遠隔設定装置通信プログラム41は、遠隔設定装置40に、この装置の装置識別子と、自身が所属する施設識別子をキーとして、この装置の装置名を問い合わせる(1009)。このとき、遠隔設定装置通信プログラム41は、当該装置名に対応した装置設定ファイルの有無も問い合わせる。
遠隔設定装置40の代表設定装置通信プログラム47は、代表設定装置30からの問い合わせを受信すると、装置識別子をキーとして、装置情報蓄積領域51を検索し、装置名を特定する。また、代表設定装置通信プログラム47は、設定内容を定義した装置設定ファイルを特定する。その後、遠隔設定装置40の代表設定装置通信プログラム47は、装置名、装置設定ファイル名を応答する(1010)。代表設定装置30の遠隔設定装置通信プログラム41は、装置設定ファイル名を取得すると、そのファイル名に対応した装置設定ファイルを取得する(1011)。そして、代表設定装置30の遠隔設定装置通信プログラム41は、装置設定ファイルを装置設定ファイル蓄積領域44に格納する。
次に、代表設定装置30の遠隔設定装置通信プログラム41は、遠隔設定装置40から取得した装置名をキーとして、装置識別子蓄積領域43を検索し、対応するIPアドレスを認識する。そして、代表設定装置30の施設構成ファイル作成プログラム39は、施設構成ファイルを参照し、取得した装置名が記載されている場合、対応するIPアドレスを追記する。同様に、代表設定装置30の装置設定ファイル作成プログラム38は、装置設定ファイルを参照し、取得した装置名が記載されている場合、対応するIPアドレスを追記する。このようにして、無線通信施設の環境に合わせて、施設構成ファイル、及び装置設定ファイルが作成される(1012)。施設構成ファイル、装置設定ファイルの具体的な作成手順については後述する。
続いて、代表設定装置30の装置設定プログラム37は、装置設定ファイルに記載されている手順で、データ処理装置60やパケット中継装置50や基地局制御装置70に対する情報の設定を施す(1013)。設定を施すと、代表設定装置30の装置設定プログラム37はその結果を受信する(1014)。代表設定装置30の遠隔設定装置通信プログラム41は、その結果を更に遠隔設定装置40に通知する(1015)。遠隔設定装置40の代表設定装置通信プログラム47は、結果を受信すると、それを装置情報蓄積領域51に蓄積する。無線通信網の運用者130は、装置情報蓄積領域51に蓄積された結果を、表示装置53に出力させ確認することができる(1016)。
図5は、代表設定装置30が保有する装置識別子蓄積領域43の例である。
装置識別子蓄積領域43に蓄積された情報は、装置毎のエントリ4304を含む。エントリ4304は、装置識別子4301、通信用識別子4302及び装置名4303といった情報を含む。例えば、エントリ4304aは、装置識別子「aa:aa:aa:aa:aa:aa」を持つ装置に、代表設定装置30の装置識別子管理プログラム36が通信用識別子「10.10.10.10」を割り当て、遠隔設定装置40の装置情報管理プログラム46が装置名「代表設定」を定義していたことを示している。ここで「装置名」とは、パケット中継装置、データ処理装置、センサ、その他各種の装置それ自体の名称でもよいし装置の種類(パケット中継装置、データ処理装置等)の名称であってもよい。
図6は、遠隔設定装置40が保有する装置情報蓄積領域51の例である。
装置情報蓄積領域51に蓄積された情報は、装置毎のエントリ5106を含む。エントリ5106は、装置識別子5101、施設識別子5102、装置名5103、装置設定ファイル名5104及び状態5105といった情報を含む。例えば、エントリ5106aは、装置識別子「aa:aa:aa:aa:aa:aa」の装置は、施設識別子「1」の無線通信施設90に所属し、装置名が「代表設定」であり、装置設定ファイル名が「装置設定A」であり、設定の状態が「完了」であることを示す。
図7は、遠隔設定装置40の施設構成ファイル蓄積領域45bに蓄積される施設構成ファイル4501aの例である。
施設構成ファイル4501aには、その施設で設定対象となる装置名が定義されている。例えば、施設構成ファイル4501aの場合、この施設では、「代表設定」、「データ処理A」(データ処理装置60a)、「データ処理B」(データ処理装置60b)、「パケット中継A」(パケット中継装置50a)が設定対象になることを示している。
図8は、代表設定装置30の施設構成ファイル蓄積領域45aに蓄積される施設構成ファイル4501bの例である。
施設構成ファイル4501bは、代表設定装置30が遠隔設定装置40から取得した施設構成ファイル4501a内に記載されている装置名の箇所に、装置識別子蓄積領域43に蓄積されているIPアドレスを関連付けることで作成されたファイルである。例えば、代表設定装置30が、遠隔設定装置40から取得した施設構成ファイル4501aを参照し、「データ処理A」と記載されている場合、装置識別子蓄積領域43を検索し、装置名「データ処理A」に関連付けられているIPアドレス「10.10.10.11」を記載する。同様にして、施設構成ファイル4501bの「データ処理B」にはIPアドレス「10.10.10.13」、「パケット中継A」には「10.10.10.12」が記載される。
図9は、遠隔設定装置40の装置設定ファイル蓄積領域44bに蓄積される装置設定ファイル4401aの例である。
装置設定ファイル4401aには、無線通信施設90内で設定される装置毎に、装置の設定内容が定義されている。例えば、設定ファイル4401aでは、設定の対象装置に、オペレーティングシステムのアップデートを実施し、「アプリケーションA」のデプロイを実施し、更にゲートウェイに「パケット中継A」を設定するよう定義している。
図10は、代表設定装置30の装置設定ファイル蓄積領域44aに蓄積される装置設定ファイル4401bの例である。
装置設定ファイル4401bは、代表設定装置30が遠隔設定装置40から取得した装置設定ファイル4401a内に記載されている装置名の箇所に、装置識別子蓄積領域43に蓄積されているIPアドレスを関連付けることで作成されたファイルである。例えば、代表設定装置30が、遠隔設定装置40から取得した装置設定ファイル4401aを参照し、「パケット中継A」と記載されている場合、装置識別子蓄積領域43を検索し、装置名「パケット中継A」に関連付けられているIPアドレス「10.10.10.12」を記載する。
(A5)無線通信施設90内の装置の起動を契機とした、代表設定装置の動作シーケンス
図11は、代表設定装置30の施設構成ファイル作成プログラム39で実施される、施設構成ファイル作成の手順の例である。
代表設定装置30は、無線通信施設90内で装置が起動したことを認識すると、遠隔設定装置通信プログラム41が、その装置の装置識別子をキーとして、遠隔設定装置40に装置名を問い合わせ、装置名を取得する。遠隔設定装置通信プログラム41が、当該装置名を、装置識別子蓄積領域43に格納する(3901)。また、代表設定装置30内の施設構成ファイル作成プログラム39は、取得した当該装置名をキーとして装置識別子蓄積領域43を検索し、その装置のIPアドレスを取得する(3902)。最後に、施設構成ファイル作成プログラム39は、施設構成ファイル4501を参照し、施設構成ファイル4501内の装置名の箇所に対応するIPアドレスを記載し、施設構成ファイル4501を更新する(3903)。
図12は、代表設定装置30の装置設定ファイル作成プログラム38で実施される、装置設定ファイル作成の手順の例である。
代表設定装置30は、無線通信施設90内で装置が起動したことを認識すると、遠隔設定装置通信プログラム41が、その装置の装置識別子をキーとして、遠隔設定装置40に装置設定ファイルを問い合わせ、装置設定ファイルを取得する(3801)。装置設定ファイルを取得すると、代表設定装置30内の装置設定ファイル作成プログラム38は、装置設定ファイルを参照し、装置設定ファイルに記載されている装置名をキーとして装置識別子蓄積領域43を検索し、その装置のIPアドレスを取得する(3802)。最後に、装置設定ファイル作成プログラム38は、装置設定ファイル内の装置名の箇所に対応するIPアドレスを記載し、装置設定ファイルを更新する(3803)。
(A6)無線通信施設90を設定した結果を表示する手順
図13は、無線通信施設の状態を表示する画面の例を示す。
状態表示画面5301は、ユーザインターフェースプログラム49により、無線通信網の運用者130に対して、無線通信施設を設定した状態を提示する画面である。図13に例示の画面5301は、例えば以下のことを示している。
・無線通信施設90aに、「代表設定」(代表設定装置30)、「データ処理A」(データ処理装置60a)、「パケット中継A」(パケット中継装置60a)、「データ処理B」(データ処理装置60b)が所属しており、それらの設定が完了したこと。
・装置識別子「ee:ee:ee:ee:ee:ee」の装置は、起動しているものの、その装置の装置名が不明であるため、設定ができず「未完了」となっていること。
(B1)無線通信網の運用者130の入力を契機とした、代表設定装置30と遠隔設定装置40間の動作シーケンス
図14は、無線通信網の運用者130の入力を契機とした、代表設定装置30と遠隔設定装置40間の動作シーケンスの例を示す図である。
遠隔設定装置40のユーザインターフェースプログラム49は、無線通信網の運用者130から、装置に関連付くデータ、装置設定ファイル、施設構成ファイルの入力を受け付けると(2001)、それらをそれぞれ装置情報蓄積領域51、装置設定ファイル蓄積領域44、施設構成ファイル蓄積領域45へ書き込む。
無線通信網の運用者130が、装置設定ファイルに入力した内容の実行を指示する(2002)と、遠隔設定装置40は、書き込まれた装置設定ファイルを代表設定装置30に送信する(2003)。装置設定ファイルを受信すると、代表設定装置30は、装置設定ファイル蓄積領域44aに格納する。
次に、代表設定装置30は、装置設定ファイルに記載されている装置名をキーとして、装置識別子蓄積領域43を検索し、その装置のIPアドレスを認識する。そして、代表設定装置30は、認識したIPアドレスを装置設定ファイルに追記する。このようにして、無線通信施設の環境に合わせて、装置設定ファイルが作成される(2004)。
続いて、代表設定装置30は、装置設定ファイルに記載されている手順で、データ処理装置60やパケット中継装置50や基地局制御装置70の設定を施す(2005)。設定が施されると、代表設定装置30はその結果を受信する(2006)。代表設定装置30は、その結果を更に遠隔設定装置40に通知する(2007)。遠隔設定装置40は、結果を受信すると、それを装置情報蓄積領域51に蓄積する。無線通信網の運用者130は、装置情報蓄積領域51に蓄積された結果を、表示装置53に出力させ確認することができる(2008)。
(C1)センサ80が送信した情報の分析結果を契機とした、代表設定装置30と遠隔設定装置40間の動作シーケンス
図15は、センサ80が送信した情報の分析結果を契機とした、代表設定装置30と遠隔設定装置40間の動作シーケンスの例を示す図である。
遠隔設定装置40のユーザインターフェースプログラム49は、無線通信網の運用者130から、装置に関連付くデータ、装置設定ファイル、施設構成ファイルの入力を受け付けると(3001)、それらをそれぞれ装置情報蓄積領域51、装置設定ファイル蓄積領域44、施設構成ファイル蓄積領域45へ書き込む。このとき、一つの装置に対して一つ以上の装置設定ファイルが作成されてよい。例えば、パケット中継装置50やデータ処理装置60の動作周波数を下げる設定を施す装置設定ファイルや、動作するプログラムを減らす設定を施す装置設定ファイル等を作成することが可能である。
センサ80が発信した情報を、遠隔設定装置40が受信する(3002)と、遠隔設定装置40はその内容をセンサ情報蓄積領域52へ格納する。センサ情報蓄積領域52に蓄積されるデータの形式は後述する。
遠隔設定装置40内のセンサ情報分析プログラム48は、センサ情報蓄積領域52内の情報を参照し、センサ情報の値の変化を検知した場合、予め登録されている装置設定ファイルを選択する(3003)。例えば、センサ情報分析プログラム48は、温度センサの温度の値が上昇していることを検知した場合、無線通信施設90の空調装置100が故障している可能性が高いと判定する。そして、パケット中継装置50やデータ処理装置60が熱で故障することを防ぐため、センサ情報分析プログラム48は、パケット中継装置50やデータ処理装置60の動作周波数を下げる設定を施す装置設定ファイル、或いは動作するプログラムを減らす設定を施す装置設定ファイルを選択する。遠隔設定装置40が、その装置設定ファイルを代表設定装置30に送信する(3004)と、代表設定装置30は、装置設定ファイルを装置設定ファイル蓄積領域44aに格納する。
次に、代表設定装置30は、装置設定ファイルに記載されている装置名をキーとして、装置識別子蓄積領域43を検索し、その装置のIPアドレスを認識する。そして、代表設定装置30は、認識したIPアドレスを装置設定ファイルに追記する。このようにして、無線通信施設の環境に合わせて、装置設定ファイルが作成される(3005)。
続いて、代表設定装置30は、装置設定ファイルに記載されている手順で、データ処理装置60やパケット中継装置50や基地局制御装置70の設定を施す(3006)。設定を施すと、代表設定装置30はその結果を受信する(3007)。代表設定装置30は、その結果を更に遠隔設定装置40に通知する(3008)。遠隔設定装置40は、結果を受信すると、それを装置情報蓄積領域51に蓄積する。無線通信網の運用者130は、装置情報蓄積領域51に蓄積された結果を、表示装置53に出力させ確認することができる(3009)。
図16は、遠隔設定装置40が保有するセンサ情報蓄積領域52の例である。
センサ情報蓄積領域52に蓄積された情報は、施設と時刻の組毎にエントリ5204を含む。エントリ5202は、施設識別子5201、タイムスタンプ5202、及びセンサ情報5203といった情報を含む。センサ情報5203には、例えば温度センサの情報や振動センサの情報等がある。
例えば、エントリ5204aは、下記を示す。
・施設識別子「1」の無線通信施設90において、温度センサ及び振動センサといった複数のセンサがある。
・2020年9月1日の14時に、温度センサの値「20」と振動センサの値「5」とを含んだセンサ情報が取得されたこと。
また、例えば、エントリ5204bは、下記を示す。
・施設識別子「1」の無線通信施設90において、2020年9月1日の15時に、温度センサの値「25」と振動センサの値が「0」とを含んだセンサ情報が取得されたこと。
以上に説明した処理では、代表設定装置30において、無線通信施設内の装置の設定ファイルを、施設の環境に応じて作成する。これによって、無線通信網を構成する各装置の設定を容易化できる。そして、設定に要する時間で削減できる。
なお、本実施形態は、代表設定装置30による構成のほか、設定方法や、代表設定装置30で実行されるコンピュータプログラムとしても構成できる。コンピュータプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録されるとよい。記録媒体としては、例えば、フロッピーディスク、CD-ROM、DVD-ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用できる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
上述の説明を、例えば、図17を参照して、下記のように総括することができる。なお、下記の説明は、上述の説明に無い説明(例えば、変形例又は別の実施形態)を含んでよい。また、以下の説明において、「設定ファイル」は、設定オブジェクトの一例であり、例えば、施設構成ファイルと装置設定ファイルの総称でよい。
情報設定システム1700が、無線通信施設90内の代表設定装置30と、無線通信施設90外の遠隔設定装置40とを含む。無線通信施設90は、一つ以上のスイッチ装置1711を含む複数の装置と無線基地局とを含んだ装置パッケージである。スイッチ装置1711の一例が、上述のパケット中継装置50である。また、図示のサーバ装置1712は、データ処理装置60の一例である。
代表設定装置30は、無線通信施設90内の複数の装置の各々に対するインターフェース機能を有する。図17の例では、スイッチ装置1711に対するインターフェース機能であるスイッチIF1701と、サーバ装置1712に対するインターフェース機能であるサーバIF1702とが代表設定装置30に備えられる。また、代表設定装置30は、5GやLTEにおけるコアネットワークとして機能するコア装置1710を含んでよい。
遠隔設定装置40は、装置識別子(例えば、MACアドレス)と装置名と設定ファイルとの対応関係を表す情報を含んだ情報である遠隔管理情報を管理する。図17が示す例によれば、遠隔管理情報は、装置識別子(ID)と装置名(Name)との対応関係を表す情報と、装置名(Name)とファイル名(設定ファイル名)との対応関係を表す情報を含む。装置識別子は、装置の識別子である。装置名は、装置の名称(装置種類の名称を含んでよい)である。設定ファイルは、装置に設定される情報を表すファイルである。遠隔管理情報は、例えば、遠隔設定装置40のファイルシステム空間におけるフォルダ1703に格納された複数の設定ファイルを含んでよい。
S1で、代表設定装置30が、複数の装置の各々について、当該装置の装置識別子を取得し、当該装置に対しネットワーク識別子を割り当て、当該取得した装置識別子と当該割り当てたネットワーク識別子とを、装置識別子とネットワーク識別子との対応関係を表す情報である代表管理情報に含める。
S2で、代表設定装置30が、複数の装置の各々について、当該装置の装置識別子を遠隔設定装置40に送信する。遠隔設定装置が、複数の装置の各々について、装置識別子を受信し、当該装置識別子を基に遠隔管理情報から装置名及び設定ファイルを特定し、当該装置名及び当該設定ファイルを代表設定装置に送信する。
S3及びS4で、代表設定装置が、複数の装置の各々について、装置名及び設定ファイルを受信し、代表管理情報において当該装置名に対応する装置識別子及びネットワーク識別子を基に、当該ネットワーク識別子が割り当てられた当該装置に、当該設定ファイルに従う情報を設定する。
このように、代表設定装置30において各装置の装置識別子が取得された場合、当該装置識別子をキーに設定ファイルが遠隔設定装置40から取得され、当該設定ファイルに従い情報が無線通信施設90内の装置に設定される。つまり、無線通信施設90内の装置への情報設定が容易化される。なお、代表設定装置30がDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ1751を有し、各装置がDHCPクライアント1752を有し、装置識別子の取得とネットワーク識別子(例えばIPアドレス)の割当ては、DHCPサーバ1751とDHCPクライアント1752の通信により行われてよい。すなわち、DHCPクライアント1752が、当該DHCPクライアント1752を有する装置の装置識別子をDHCPサーバ1751に送信し、DHCPサーバ1751が、当該装置識別子に対するネットワーク識別子を決定し、決定したネットワーク識別子を当該DHCPクライアント1752に送信してよい。
遠隔設定装置40が管理する少なくとも一つの設定ファイルは、ネットワーク識別子が関連付けられるための装置名を含んだ設定ファイルである更新設定ファイルでよい。装置の装置識別子に対応した設定ファイルが更新設定ファイルの場合、代表設定装置30は、当該更新設定ファイルにおける装置名に対応したネットワーク識別子を代表管理情報から特定し、当該特定されたネットワーク識別子を、当該更新設定ファイルにおける装置名に関連付け、当該ネットワーク識別子が関連付けられた更新設定ファイルに従い情報を当該装置に設定してよい。これにより、無線通信施設90内の装置間の通信又は装置経由の通信のための情報設定が容易且つ適切になされる。図17が示す例によれば、更新設定ファイルとして、スイッチ装置1711用の設定ファイルとサーバ装置1712用の設定ファイルとがある。遠隔設定装置40により管理されるスイッチ装置1711用の設定ファイルは、スイッチ装置1711を介した通信が許可されるサーバ装置1712(接続装置の一例)の装置名を含む。遠隔設定装置40により管理されるスイッチ装置用の設定ファイルは、スイッチ装置1711を介した通信が許可されるサーバ装置1712の装置名に代えて又は加えて、スイッチ装置1711を介した通信が禁止されるサーバ装置1712の装置名を含んでよい。遠隔設定装置40により管理されるサーバ装置1712用の設定ファイルは、サーバ装置1712に接続されるスイッチ装置1711の装置名を含んだ設定ファイルでよい。これにより、サーバ装置1712とスイッチ装置1711間の通信や、サーバ装置1712が送受信するデータがスイッチ装置1712を経由するか否かの制御に関する情報設定が容易になされる。
5G無線網(又はLTE通信網)を構築する場合、異なる品質(例えば、QoS(Quality of Service))の通信サービスを提供するため、無線網を論理的に分割したネットワークスライスを構築することが望ましい。これにより、無線通信施設90を介して送信元と送信先間で送受信されるデータは、いずれかのネットワークスライスを経由して送受信される。遠隔管理情報は、無線通信施設90内のネットワークスライスについての情報を定義した設定ファイルを含んでよい。設定ファイルには、各ネットワークスライスで保証する帯域及び優先度等が定義される。施設構成ファイルには、ネットワークスライスを構成するパケット中継装置名と仮想ネットワーク識別子が定義される。図17が示す例によれば、代表設定装置30が遠隔設定装置40からネットワークスライスの設定ファイルを受信すると、施設構成ファイルを参照して、ネットワークスライスに属するパケット中継装置とその仮想ネットワーク識別子を確認する。そして、代表設定装置30が、これらのパケット中継装置の仮想ネットワークに対して、設定ファイルに定義された帯域及び優先度等の設定をする。ネットワークスライスの設定ファイル内の帯域及び優先度の各々について変数として大きな値が記載されている場合、代表設定装置30が、ネットワークスライスを構成する仮想ネットワークに紐付けられた、無線通信施設90内の通信インターフェース装置(例えば、NIC(Network Interface Card))に対して、大きな帯域を確保する設定を施す。また、代表設定装置30が、当該通信インターフェース装置に、当該仮想ネットワークで送受信されるパケットに対し優先制御をする設定を施す。以上により、当該ネットワークスライスでは、他のネットワークスライスに比べより広帯域及び低遅延の通信サービスが提供される。ネットワークスライス毎に設定ファイルがあってもよいし、複数のネットワークスライスの各々についての設定内容が一つの設定ファイルに記述されていてもよい。
遠隔設定装置40は、遠隔設定装置40が管理するいずれかの設定ファイルに変更が生じた場合、当該変更が生じた設定ファイルである変更後設定ファイルを、代表設定装置30に送信してよい。代表設定装置30は、当該変更後設定ファイルを受信し、当該変更後設定ファイルに従う情報を、変更前の設定ファイルに従う情報が設定されている装置に対して設定してよい。これにより、遠隔設定装置40における設定ファイルについて必要な変更が行われれば、変更後の設定ファイルに従う情報が、変更前の設定ファイルに従う情報が設定された装置を有する各無線通信施設90内の該当措置に対して設定される。つまり、変更を無線通信施設90内の装置に自動反映することができる。
無線通信施設90が、無線通信施設90における少なくとも一つのスイッチ装置に接続されたセンサを含んでよい。遠隔設定装置40は、複数の装置のうちの少なくとも一つについて、センサから取得された情報であるセンサ情報を基に設定ファイルを更新し、又は、当該センサ情報に対応した設定ファイルを特定し、更新された又は特定された設定ファイルを代表設定装置30に送信してよい。代表設定装置30が、当該設定ファイルに従う情報を、当該設定ファイルに対応した装置に設定してよい。これにより、無線通信施設90内の装置に設定される情報を、無線通信施設90内のセンサのセンサ情報から推定される状態に最適な情報に維持することが期待できる。なお、上述の実施形態では、一つ以上の時点の各々のセンサ情報から推定された状態に適切な設定ファイルが特定されて、当該設定ファイルが、センサ情報の送信元の無線通信施設90に送信されるが、次の処理が行われてよい。すなわち、遠隔設定装置40が、無線通信施設90に送信済の設定ファイルの設定内容(記述)を、当該無線通信施設90からのセンサ情報から推定されるセンサ情報に適した設定内容に変更し、変更後の設定ファイルを、当該無線通信施設90の代表設定装置30に送信してよい。
複数の装置の各々について、当該装置の起動を代表設定装置30が検出した場合に、又は代表設定装置30が起動した場合に、当該装置の装置識別子を代表設定装置30が取得してよい。これにより、起動を契機にした設定の自動開始が可能である。
なお、5Gについて(又は、6G又はLTEについて)、無線網を構築する場合、低遅延な通信サービスを提供するため、MEC(Multi-access Edge Computing)との連携機能を提供することが好ましい。そのため、無線通信施設90内のデータ処理装置60として、MEC設備が配置されてもよい。代表設定装置30は、無線通信施設90内のIPアドレス割当て情報及び装置構成ファイルを認識すると、無線通信施設90内の装置設定ファイルにMEC設備のIPアドレスを記載し、またMEC用の装置設定ファイルに無線通信施設90内の装置のIPアドレスを記載してよい。
図17のS1~S4の説明において、「複数の装置の各々」は、「監視対象装置」と読み替えられてよい。監視対象装置は、死活監視プログラム170(図2参照)による死活監視の対象の装置であり、例えば、S1~S4の説明における「複数の装置」(例えば、図1に例示のデータ処理装置60(例えば、サーバ装置1712)、スイッチ装置1711(例えば、パケット中継装置50)、及び基地局制御装置70等)のうちの少なくとも一つの装置でよい。また、少なくとも一つの装置は必ずしもDHCPクライアント1752を有していなくてもよい。例えば、代表設定装置30が、当該少なくとも一つの装置に対し、CLI(Command Line Interface)経由で、IPアドレス(ネットワーク識別子の一例)を割り当てたり、設定ファイルに従い情報を設定したりしてもよい。
本実施形態では、無線通信施設90内の監視対象装置が追加又は交換されたことを自動検出し当該検出がされた監視対象装置に情報を容易に(例えば自動で)設定することができる。
図18は、死活監視及び情報設定の概要の例を示す図である。以下の説明では、監視対象装置の一例として、データ処理装置60aが採用される。また、以下の説明では、データ処理装置60aのような監視対象装置は、DHCPを具備しない装置でよい。
代表設定装置30のプロセッサ34aにより死活監視プログラム170が実行される。ダミーの設定ファイルが、例えば代表設定装置30に用意される(遠隔設定装置40から代表設定装置30にダウンロードされてよい)。死活監視プログラム170は、ダミーの設定ファイルに従う項目の情報の設定指示を周期的にデータ処理装置60aに送信するようになっている。死活監視プログラム170は、例えば、所定の構築自動化ツールのスクリプトとして実現されてよい。
ダミーの設定ファイルに従う項目の設定対象の情報は、データ処理装置60aが行う通信に非影響の情報が望ましい。当該設定対象の情報が、データ処理装置60aが行う通信に影響する情報であると、当該設定対象の情報が設定された場合に通信が走ってしまい他の装置に影響を及ぼすおそれがあるからである。当該設定対象の情報は、例えば、ダミー用のVLAN(Virtual LAN)の情報でよい。
死活監視プログラム170は、ダミーの設定ファイルに従う項目の情報の設定指示を、コマンドラインインターフェース経由でデータ処理装置60aに送信する。これにより、DHCPを具備しないデータ処理装置60aに対して情報の設定指示を出せる。なお、データ処理装置60aのIPアドレスは、当該装置60aのデフォルトのIPアドレスでもよいし、コマンドラインインターフェース等のインターフェース経由でデータ処理装置60aに割り当てられたIPアドレスでもよい。
図18が示す例によれば、正常ケースでは、データ処理装置60aには、設定ファイルに従う項目の情報が設定済みである。死活監視プログラム170が、ダミーの設定ファイルに従う項目の情報の設定指示を、データ処理装置60aを送信する(1851)。データ処理装置60aは、ダミーの設定ファイルに従う項目の情報の設定指示を受けて、ダミーの設定ファイルに従う項目と同じ項目についての情報が設定済みであることを検出する(1852)。この場合、データ処理装置60aは、ダミーの設定ファイルに従う項目の情報の設定指示に対して応答A(所定の応答の一例)を返すようになっている(1853)。死活監視プログラム170が、当該設定指示に対しデータ処理装置60aから応答Aが送られてきたか否かを判断する。当該判断の結果が真の場合(1854)、死活監視プログラム170は、一定時間後に、1851の処理(すなわち、ダミーの設定ファイルに従う項目の情報の設定指示を送信すること)を行う。
図18が示す例によれば、追加/交換ケースでは、故障又は他の理由により、データ処理装置60aが追加又は交換される(1811)。追加又は交換後のデータ処理装置60aには、設定ファイルに従う項目の情報が設定されていない。死活監視プログラム170が、ダミーの設定ファイルに従う項目の情報の設定指示を、データ処理装置60aを送信する(1812)。データ処理装置60aは、ダミーの設定ファイルに従う項目の情報の設定指示を受けて、ダミーの設定ファイルに従う項目と同じ項目についての情報が設定済みでないことを検出する(1813)。この場合、データ処理装置60aは、ダミーの設定ファイルに従う項目の情報の設定指示に対して応答Bを返すようになっている(1814)。死活監視プログラム170が、当該設定指示に対しデータ処理装置60aから応答Aが送られてきたか否かを判断するようになっているが、応答Bが返ってきた場合には、当該判断の結果が偽となる(1815)。この場合、代表設定装置30が、データ処理装置60aの装置識別子を取得し、当該装置識別子を、遠隔設定装置40に通知する(1816)。遠隔設定装置40が、当該装置識別子を受信し、遠隔管理情報(例えば、装置情報蓄積領域51における情報)に対し当該装置識別子に対応する装置名及び設定ファイルを要求し(1817)、当該要求に応答して当該装置名及び当該設定ファイルを取得する(1818)。取得された設定ファイルは、当該装置名についての最新の設定ファイルである。遠隔設定装置40が、当該装置名及び当該最新設定ファイルを代表設定装置30に通知する(1819)。代表設定装置30が、当該装置名及び当該最新設定ファイルを受信し、当該装置名に対応する装置識別子及びIPアドレスを基に、当該IPアドレスが割り当てられたデータ処理装置60aに、当該最新設定ファイルに従う項目の情報の設定指示を送信する。これにより、当該情報がデータ処理装置60aに設定される。参照符号1815以降の処理は、例えば、次の通りでよい。すなわち、死活監視プログラム170が、データ処理装置60aの装置識別子(又はIPアドレス)を代表設定装置30の遠隔設定装置通信プログラム41に通知し、その後、図4の1009~1013が行われてよい。データ処理装置60aの装置識別子は、データ処理装置60aが起動したタイミングで代表設定装置30に取得されていてもよいし、1815の場合に取得されてもよい。
図19は、代表設定装置30が行う死活監視及び情報設定の処理のフローチャートの例を示す図である。なお、図19~図20B以降の説明は、所定の構築自動化ツールが利用されている例の説明である。
死活監視プログラム170は、ダミーの設定ファイルに従う項目の情報の設定指示を、データ処理装置60aに送信する(1901)。
死活監視プログラム170は、この設定指示に対して応答Aが返ってきたか否かを判断する(1902)。応答Aは、図20Aに例示するように、『TASK』について“ok”を含み『changed』について“0”を含んだ応答である。
1902の判断の結果が真の場合(1901:YES)、死活監視プログラム170は、一定時間後に1901を行う。
1902の判断の結果が偽の場合(1901:NO)、1901の設定指示に対して応答Bを死活監視プログラム170が受けたということである。応答Bは、図20Bに例示するように、『TASK』について“Changed”を含み『changed』について“1”を含んだ応答である。
1901:NOの場合、死活監視プログラム170は、『changed』の状態(changed=1)とIPアドレス(又は装置識別子)を遠隔設定装置通信プログラム41に通知する(1903)。遠隔設定装置通信プログラム41が、『changed』の状態がchanged=1の場合、IPアドレス(又は装置識別子)をキーに装置識別子蓄積領域43から装置名を特定し、当該装置名を指定した要求(最新設定ファイルの要求)を遠隔設定装置40に送信する(1904)。ここでは、例えば、データ処理装置60aの装置識別子の取得、IPアドレスの付与、及び、当該装置識別子をキーとした装置名の取得が既に行われていて、データ処理装置60aについて、代表管理情報(例えば、装置識別子蓄積領域43における情報)に、装置識別子、IPアドレス及び装置名の組が登録されていてよい。これにより、1904で、装置名の特定が可能でよい。
当該要求に応答して、遠隔設定装置通信プログラム41が、データ処理装置60aの装置名に対応した最新設定ファイルを遠隔設定装置40から取得(受信)する(1905)。装置設定プログラム37が、データ処理装置60aに、最新設定ファイルに従う項目の情報の設定指示を送信する(1906)。つまり、装置設定プログラム37が、データ処理装置60aに、最新設定ファイルに従う項目の情報を設定する。
以上が、本実施形態に係る死活監視及び情報設定である。これにより、無線通信施設90内のデータ処理装置60a(監視対象装置の一例)が追加又は交換されたことを自動検出し当該検出がされたデータ処理装置60aに容易に情報を設定することができる。
30 代表設定装置
40 遠隔設定装置
90 無線通信施設
1700 情報設定システム

Claims (7)

  1. 監視対象装置と無線基地局とを含んだ装置パッケージとしての無線通信施設における設定装置である代表設定装置と、
    前記無線通信施設の遠隔の設定装置である遠隔設定装置と
    を備え、
    前記遠隔設定装置は、装置識別子と装置名と設定オブジェクトとの対応関係を表す情報を含んだ情報である遠隔管理情報を管理し、
    装置識別子は、装置の識別子であり、
    装置名は、装置の名称であり、
    設定オブジェクトは、装置に設定される情報を表すオブジェクトであり、
    前記監視対象装置は、死活監視の対象の装置であり、設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示に対して、前記監視対象装置に当該項目の情報が設定されている場合には所定の応答を返すようになっており、
    前記代表設定装置が、ダミーの設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を前記監視対象装置に送信し、
    前記代表設定装置が、当該送信された指示に対し前記監視対象装置から前記所定の応答が送られてきたか否かを判断し、
    当該判断の結果が真の場合、前記代表設定装置が、一定時間後に、ダミーの設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を前記監視対象装置に送信し、
    当該判断の結果が偽の場合、
    前記代表設定装置が、前記監視対象装置の装置識別子を前記遠隔設定装置に送信し、
    前記遠隔設定装置が、当該装置識別子を受信し、当該装置識別子を基に前記遠隔管理情報から装置名及び設定オブジェクトを特定し、当該装置名及び当該設定オブジェクトを前記代表設定装置に送信し、
    前記代表設定装置が、当該装置名及び当該設定オブジェクトを受信し、装置識別子とネットワーク識別子との対応関係を表す情報である代表管理情報において当該装置名に対応する装置識別子及びネットワーク識別子を基に、当該ネットワーク識別子が割り当てられた前記監視対象装置に、当該設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を送信する、
    情報設定システム。
  2. 前記ダミーの設定ファイルに従う項目の設定対象の情報は、前記監視対象装置が行う通信に非影響の情報である、
    請求項1に記載の情報設定システム。
  3. 前記代表設定装置は、前記ダミーの設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を、コマンドラインインターフェース経由で前記監視対象装置に送信する、
    請求項1に記載の情報設定システム。
  4. 前記遠隔設定装置が管理する少なくとも一つの設定オブジェクトは、ネットワーク識別子が関連付けられるための装置名を含んだ設定オブジェクトである更新設定オブジェクトであり、
    装置の装置識別子に対応した設定オブジェクトが更新設定オブジェクトの場合、前記代表設定装置は、当該更新設定オブジェクトにおける装置名に対応したネットワーク識別子を前記代表管理情報から特定し、当該特定されたネットワーク識別子を、当該更新設定オブジェクトにおける装置名に関連付け、当該ネットワーク識別子が関連付けられた更新設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を監視対象装置に送信する、
    請求項1に記載の情報設定システム。
  5. 前記遠隔設定装置は、前記遠隔設定装置が管理するいずれかの設定オブジェクトに変更が生じた場合、当該変更が生じた設定オブジェクトである変更後設定オブジェクトを、前記代表設定装置に送信し、
    前記代表設定装置は、当該変更後設定オブジェクトを受信し、当該変更後設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を監視対象装置に送信する、
    請求項1に記載の情報設定システム。
  6. 監視対象装置と無線基地局とを含んだ装置パッケージとしての無線通信施設における設定装置である代表設定装置が、下記(A)乃至(D)を実行する、
    (A)ダミーの設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を前記監視対象装置に送信する、
    前記監視対象装置は、死活監視の対象の装置であり、設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示に対して、前記監視対象装置に当該項目の情報が設定されている場合には所定の応答を返すようになっている、
    (B)(A)で送信された指示に対し前記監視対象装置から前記所定の応答が送られてきたか否かを判断する、
    (C)(B)の判断の結果が真の場合、一定時間後に(A)を行う、
    (D)(B)の判断の結果が偽の場合、前記監視対象装置の装置識別子を遠隔設定装置に送信し、当該装置の装置識別子を基に前記遠隔設定装置により特定された装置名及び設定オブジェクトを前記遠隔設定装置から受信し、装置識別子とネットワーク識別子との対応関係を表す情報である代表管理情報において当該装置名に対応する装置識別子及びネットワーク識別子を基に、当該ネットワーク識別子が割り当てられた前記監視対象装置に、当該設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を送信する、
    情報設定方法。
  7. 監視対象装置と無線基地局とを含んだ装置パッケージとしての無線通信施設における設定装置である代表設定装置に、下記(A)乃至(D)を実行させる、
    (A)ダミーの設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を前記監視対象装置に送信する、
    前記監視対象装置は、死活監視の対象の装置であり、設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示に対して、前記監視対象装置に当該項目の情報が設定されている場合には所定の応答を返すようになっている、
    (B)(A)で送信された指示に対し前記監視対象装置から前記所定の応答が送られてきたか否かを判断する、
    (C)(B)の判断の結果が真の場合、一定時間後に(A)を行う、
    (D)(B)の判断の結果が偽の場合、前記監視対象装置の装置識別子を遠隔設定装置に送信し、当該装置の装置識別子を基に前記遠隔設定装置により特定された装置名及び設定オブジェクトを前記遠隔設定装置から受信し、装置識別子とネットワーク識別子との対応関係を表す情報である代表管理情報において当該装置名に対応する装置識別子及びネットワーク識別子を基に、当該ネットワーク識別子が割り当てられた前記監視対象装置に、当該設定オブジェクトに従う項目の情報の設定指示を送信する、
    コンピュータプログラム。
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