JP2023021044A - 喫煙具用カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】サセプタ部材により充填物集積体を全域に渡ってむらなく加熱できる喫煙具用カートリッジを提供する。【解決手段】誘導加熱式の喫煙具2に装着して使用される喫煙具用カートリッジ1であって、加熱されることによりエアロゾルを発生する充填物集積体10と、充填物集積体10の内部に配置されて外部から誘導加熱されるサセプタ部材30と、を有し、サセプタ部材30は、充填物集積体10の中心軸が貫通しない位置に配置され、充填物集積体10を中心側領域αと外周側領域βとで体積等分した場合に、サセプタ部材30の全体積のうち少なくとも半分以上は外周側領域βに位置している喫煙具用カートリッジ1である。【選択図】図4

Description

本発明は、誘導加熱式の喫煙具に装着して使用される喫煙具用カートリッジに関する。
近年、火炎を用いることなく、タバコの成分を含むタバコカートリッジを加熱して、気化したタバコ成分を吸引する方式のタバコ製品が広く知られている。また、嗜好の多様化から、タバコ成分を含まない植物の芳香や味わいを、タバコ同様に火炎を用いずに楽しむためのカートリッジ製品を使用した喫煙具も知られ始めている。
このような喫煙具においては、充填物が集積された充填物集積体を加熱することで、エアロゾルを発生させる。充填物集積体の加熱方法として、充填物集積体の内部に磁性体からなるサセプタ部材を設け、喫煙具からサセプタ部材を誘導加熱することで、充填物を加熱することが知られている。このように充填物集積体中にサセプタ部材を設けた喫煙具用カートリッジとして、例えば特許文献1に挙げるものがある。
特表2019-515659号公報
充填物集積体において、サセプタ部材は中央部に配置されるのが一般的である。この場合、充填物集積体は、中央部から周囲に向かって加熱される。このため、充填物集積体の外周部が十分に加熱されない可能性がある。また、充填物集積体の外周部にサセプタ部材からの熱が到達するのに時間を要するため、エアロゾルの発生量が不十分となる可能性もある。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、サセプタ部材により充填物集積体を全域に渡ってむらなく加熱できる喫煙具用カートリッジを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る喫煙具用カートリッジは、誘導加熱式の喫煙具に装着して使用される喫煙具用カートリッジであって、加熱されることによりエアロゾルを発生する充填物集積体と、前記充填物集積体の内部に配置されて外部から誘導加熱されるサセプタ部材と、を有し、前記サセプタ部材は、前記充填物集積体の中心軸が貫通しない位置に配置され、前記充填物集積体を中心側領域と外周側領域とで体積等分した場合に、前記サセプタ部材の全体積のうち少なくとも半分以上は前記外周側領域に位置していることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る喫煙具用カートリッジは、誘導加熱式の喫煙具に装着して使用される喫煙具用カートリッジであって、加熱されることによりエアロゾルを発生する充填物集積体と、前記充填物集積体の内部に配置されて外部から誘導加熱されるサセプタ部材と、を有し、前記サセプタ部材は、前記充填物集積体の中心軸が貫通しない位置に配置され、前記充填物集積体を、当該充填物集積体と中心軸を共有し当該充填物集積体の半分の直径を有する中心側領域と、該中心側領域の外側に位置する外周側領域と、に分けた場合に、前記サセプタ部材の全体積のうち少なくとも半分以上は前記外周側領域に位置していることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る喫煙具用カートリッジは、前記サセプタ部材は、前記充填物集積体の全長に対して占める割合は、25%以上100%以下の長さを有することを特徴として構成されている。
また、本発明に係る喫煙具用カートリッジは、前記サセプタ部材は、複数個が前記外周側領域に配置されることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る喫煙具用カートリッジは、前記サセプタ部材の全体積が前記充填物集積体の体積に対して占める割合は、20%以上50%以下であることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る喫煙具用カートリッジは、前記サセプタ部材は、前記充填物集積体の長さ方向に沿う板状又は柱状であることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る喫煙具用カートリッジは、前記サセプタ部材は、表面に凹凸部を有することを特徴として構成されている。
また、本発明に係る喫煙具用カートリッジは、前記サセプタ部材は、前記充填物集積体が前記喫煙具に挿入される側の先端部に鋭利部を有することを特徴として構成されている。
本発明に係る喫煙具用カートリッジによれば、サセプタ部材が充填物集積体の外周寄りの位置に配置されるので、充填物集積体の外周部に位置する充填物を確実に加熱し、充填物集積体の全体がむらなく加熱されるようにして、効率よくエアロゾルを発生させることができる。
本実施形態における充填物集積体を有する喫煙具用カートリッジの断面図である。 喫煙具用カートリッジの使用形態を表す断面図である。 板状の形態を有するサセプタ部材の部分斜視図である。 喫煙具用カートリッジの正面図である。 充填物集積体を加熱するための発熱体を有する喫煙具に喫煙具用カートリッジを挿入した状態の断面図である。 サセプタ部材を図4より内周寄りに配置した場合の喫煙具用カートリッジの正面図である。 円柱状の形態を有するサセプタ部材の部分斜視図である。 円柱状のサセプタ部材を有する喫煙具用カートリッジの正面図である。 変形例に係るサセプタ部材の斜視図であって、(a)は球状のサセプタ部材、(b)はチェーン状のサセプタ部材を、それぞれ示している。 変形例に係るサセプタ部材を有する充填物集積体の透視斜視図であって、(a)は球状のサセプタ部材を、(b)はチェーン状のサセプタ部材を、それぞれ有する場合を示している。 凹凸部を有するサセプタ部材の側面図である。 鋭利部を有するサセプタ部材と、充填物集積体に挿入される発熱体との位置関係を表した断面図である。 別の変形例に係るサセプタ部材の斜視図である。 図13(c)のサセプタ部材を有する充填物集積体の透視斜視図である。 変形例に係る喫煙具用カートリッジの正面図である。 シート部材の展開平面図である。
(喫煙具用カートリッジの全体構成)
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には、本実施形態における充填物集積体10を有する喫煙具用カートリッジ1の断面図を示している。この図に示すように、喫煙具用カートリッジ1は、充填物20が多数充填された略円筒状の充填物集積体10と、充填物集積体10からの気流を通すことのできる支持部材12と、一端に吸口14aを有するフィルタ部材14とが、長手方向に沿って配列され、シート状の包装部材16で巻かれることで一体化されて形成されている。包装部材16は、紙等で形成することができる。
本実施形態において喫煙具用カートリッジ1は、径が4.0mm~7.5mm、より好ましくは5.0mm~7.0mm、長さが40mm~80mmに形成される。喫煙具用カートリッジ1の外径を6.5~7.5mmの範囲に設定すれば、喫煙具2に設けられた喫煙具用カートリッジ1を差し込む挿入部51よりも小さな径となり、喫煙具用カートリッジ1を喫煙具2に挿入するのが容易となる。喫煙具用カートリッジ1の長さを40~80mmの範囲に設定すれば、喫煙具2に設けられた喫煙具用カートリッジ1を受け入れる挿入部51の長さよりも長くなるので、喫煙具用カートリッジ1を喫煙具2に差し込んでも吸口14aを喫煙具2から露出させることができ、喫煙者が喫煙するのに必要な長さを確保可能となる。
(支持部材の構成)
支持部材12は、充填物集積体10の支持部材12側への移動を抑制するとともに、充填物集積体10で発生したエアロゾルを含む気流をフィルタ部材14側に流通させる。支持部材12は、例えば円筒状かつ中実状に設けられ、その軸方向が中心軸に沿うように充填物集積体10とフィルタ部材14との間に配置される。支持部材12は、例えば、外径が4.0mm~7.5mm、中心軸に沿った長さが50mm以下に形成される。なお、支持部材12は、適宜機能および構成に応じて上記とは異なる寸法を有していてもよい。
支持部材12は、樹脂材で形成される。支持部材12を形成する樹脂材としては、例えば、ポリプロピレン、ポリ乳酸、シリコーンのようなものが挙げられる。ただし、支持部材12はこれ以外の樹脂材、あるいは冷却効果が増す木材、金属(アルミニウム等)のような樹脂材以外の材料で形成されていてもよい。なお、支持部材12は必ずしも必要ではなく、充填物集積体10がフィルタ部材14側に容易に動くことのない構成であれば、支持部材12を設けなくてもよい。
(フィルタ部材の構成)
フィルタ部材14は、円筒状に形成され、例えば直径が4.0mm~7.5mm、中心軸に沿った長さが50mm以下に形成される。フィルタ部材14は、例えば紙等を用いて形成される。また、フィルタ部材14は、例えば紙からなるシート状の部材を巻いて円筒状に設けられてもよいし、微粒子を取り除くセルロースアセテートフィルタ等を含んでいてもよい。フィルタ部材14は、充填物集積体10で生成された水蒸気やエアロゾル中の微粒子の一部を濾過する機能を有する。
(充填物集積体の構成)
充填物集積体10は、長尺状の充填物20が長さ方向に沿って束状とされ、シート状の包装部材25で巻かれることで略円筒状となるように形成されている。充填物20は、タバコ植物または非タバコ植物から形成される。充填物20は、長尺状に限られず、粒状、ダスト状など他の形態であってもよい。充填物集積体10は、10~25mmの長さを有する。なお、喫煙具用カートリッジ1は、喫煙具2の形状に合わせて、上記とは異なる寸法を有していてもよい。
充填物集積体10の外径は、支持部材12やフィルタ部材14の外径と等しく、また、中心軸に沿って概ね一定の値となっている。この外径の大きさは、例えば4.0mm~7.5mmの範囲が好ましく、さらに好ましくは5.0mm~7.0mmの範囲である。
充填物集積体10の内部には、サセプタ部材30が設けられる。サセプタ部材30は、外部からの磁場によって誘導加熱されることができる。このため、サセプタ部材30は、磁性体を含む金属材料で形成される。磁性体は、強磁性体、常磁性体、反磁性体に大別される。磁性体のうち強磁性体は、外部磁界を加えると外部磁界と同じ方向の磁性を強く帯び、外部磁界ゼロにしても強い磁気が残る材料であり、例えば、強磁性体の材料である鉄、フェライト鉄、フェライト粉末、フェライト粒子、フェライト系ステンレス、強磁性鋼、ステンレス鋼、ニッケル、あるいはコバルト等が挙げられる。強磁性体の比透磁率は、1よりも極めて大きく、例えば、鉄であれば5000程度であり、ニッケルであれば600程度であり、コバルトであれば250程度であり、フェライト系ステンレスであれば1000~1800程度である。
磁性体のうち常磁性体は、外部磁界を加えると外部磁界と同じ方向の磁気を弱く帯び、外部磁界をゼロにすると磁気を帯びなくなる材料であり、例えば、アルミニウム、白金およびマンガン等が挙げられる。常磁性体の比透磁率は1よりもわずかに大きく、例えば、アルミニウムであれば1.000021程度であり、白金であれば1.000265程度であり、マンガンであれば1.000830程度である。また、磁性体のうち反磁性体は、外部磁界を加えると外部磁界と反対方向の磁気を弱く帯び、外部磁界をゼロにすると磁気を帯びなくなる材料であり、例えば銅、グラファイト、クロムおよびビスマス等が挙げられる。反磁性体の比透磁率は、1よりもわずかに小さく、例えば、銅であれば0.999990程度であり、グラファイトであれば0.99980程度であり、ビスマスであれば0.999834程度である。
強磁性体は、交流磁界が発生すると、誘導電流が流れてジュール熱が発生するだけでなく、分子同士の摩擦や振動によって熱(ヒステリシス損失)が発生するため、常磁性体や反磁性体に比べて容易に誘導加熱でき、充填物集積体10を十分に加熱できる。
また、強磁性体は、キュリー温度が高く、例えば、ニッケルであれば358℃程度である。そのため、喫煙具用カートリッジ1を例えば200℃の高温で加熱する際にも、加熱温度がキュリー温度に達することはなく、強磁性体として性質を維持でき、充填物集積体10を安定して加熱できる。
サセプタ部材30には、強磁性体の材料である、上述した鉄、フェライト鉄、フェライト粉末,フェライト粒子、フェライト系ステンレス、強磁性鋼、ステンレス鋼、ニッケル、コバルト、またはこれらを組み合わせた金属材料を採用してもよい。例えば、フェライト系ステンレスとニッケルを組み合わせたもの等が挙げられる。また、サセプタ部材30は、強磁性体を主成分として含む金属材料によって構成されてもよく、例えば磁性体を、60%以上、好ましくは80%以上含む合金である強磁性合金を採用してもよい。例えば、ニッケル合金あるいはニッケル鉄合金等が挙げられ、より好ましくは、鉄とクロムおよびアルミニウムを組み合わせた合金である。この場合でも、強磁性体が誘導加熱されることで、充填物集積体10を十分に加熱できる。なお、強磁性体の代わりに、常磁性体および反磁性体を含む金属材料を用いてもよい。この場合でも誘導加熱自体は可能である。ただし、加熱時間の短縮化や消費電力の低減の観点から強磁性体を含む金属材料を用いる方が好ましい。
サセプタ部材30には、強磁性体、常磁性体または反磁性体の材料を組み合わせてもよい。例えば、強磁性体の材料であるニッケルで形成された第一のサセプタ部材と強磁性体の材料である鉄で形成された第二のサセプタ部材とを物理的に密着したもの、または第一のサセプタ部材と常磁性体の材料であるアルミニウムで形成された第三のサセプタ部材とを物理的に密着したもの、第一のサセプタ部材の外表面を第三のサセプタ部材で被覆する等が挙げられる。サセプタ部材30の配置については、後述する。
サセプタ部材30は、充填物集積体10の全長に対して占める割合が100%である。すなわち、サセプタ部材30は、充填物集積体10の全長に渡る長さを有している。サセプタ部材30は、充填物集積体10の全長に渡っていなくてもよく、充填物集積体10の全長に対して占める割合が25%以上100%以下の長さであればよい。これにより、サセプタ部材30によって充填物20の温度を確実に上昇させることができる。
(喫煙具用カートリッジの使用態様)
図2には、喫煙具用カートリッジ1の使用形態を表す断面図を示している。喫煙具用カートリッジ1は、喫煙具2に装着されて使用される。喫煙具2は、喫煙具用カートリッジ1を挿入させる挿入部51を有している。喫煙具2には、挿入部51に沿うように誘導加熱部52が設けられている。誘導加熱部52は、誘導コイルを含んでおり、挿入部51に挿入された充填物集積体10に含まれるサセプタ部材30と誘導結合して、サセプタ部材30を加熱することができる。サセプタ部材30が加熱されることで周囲の充填物20が加熱され、エアロゾルを発生させることができる。この状態で、喫煙者がフィルタ部材14から吸うことにより、エアロゾルを含む気流を吸引することができる。
(充填物の構成)
充填物20は、乾燥・粉砕された非タバコ植物に、エアロゾルを発生させるエアロゾルフォーマや、微結晶セルロース、風味を追加する添加剤、保存料、粘着剤または増粘剤等を混合し、シート状に成形した上で、所定の幅及び長さを有するように切断されることで形成される。なお、充填物20は長尺状に限定されず、多様な形状を有してもよい。例えば、ペースト状に形成されてもよいし、顆粒状に形成されてもよい。
充填物20を長尺状で構成した場合、中心軸に直交する断面は略長方形状であり、その断面の長辺と短辺の比は、例えば、1:1~30:1の範囲であることが好ましい。長辺の長さは、0.1mm~7.5mmの範囲が好ましく、さらに好ましくは、0.1mm~3.0mmの範囲である。短辺の長さは、0.1mm~1.0mmの範囲が好ましく、さらに好ましくは0.1mm~0.5mmの範囲である。また、充填物20の長さは充填物集積体10の長さと略同一であるのが好ましい。充填物20の長さは10mm~25mmの範囲が好ましく、さらに好ましくは10mm~20mmの範囲である。このような充填物20の寸法の一例を挙げると、長辺が1.5mm、短辺が0.3mm、長さが12mmである。
次に、充填物20として用いられる原料の具体例について説明する。充填物20は、以下に示す原料のうち任意の1つまたは複数の組み合わせで構成される。
充填物20は、タバコ植物または非タバコ植物を原料とする。タバコ植物としては、タバコ葉、タバコ茎、膨張タバコ、均質化タバコ等が挙げられる。非タバコ植物としては、タバコ植物以外の植物が挙げられる。非タバコ植物の好ましい部位としては、葉、果肉、種子、根(鱗根、塊根等)、茎、塊茎、皮(茎皮、樹皮等)、花(花弁、雄蕊、雌蕊等)、幹、枝等が挙げられる。
なお、本明細書でいう「植物」とは動物に対する一群を意味し、草および木等のように、根があって場所が固定されて生きているような生物以外に、微細藻類および海藻等のような藻類、キノコ等の菌類等をも含む。
充填物20は、例えば、乾燥・粉砕された非タバコ植物に、エアロゾルを発生させるエアロゾルフォーマ、微結晶セルロース、風味を追加する添加剤、保存料、結着剤または増粘剤等を適宜混合し、粉砕若しくは分級して粉状または粒状にしたり、ペースト状に成形される。また、エアロゾル形成基材23は、シート状に成形した上で、所定の幅および長さを有するように切断して短冊状または棒状とされる。
例えば、非タバコ植物の部位が葉である場合は、好ましくは茶類を使用できる。茶類は茶になる植物が異なるだけでなく、同じ植物であっても加工法によって異なるお茶になる。具体的には、たとえば、日本茶、紅茶、明日葉茶、甘茶、アマチャヅル茶、アロエ茶、イチョウ葉茶、ウーロン茶、ウコン茶、ウラジロガシ茶、エゾウコギ茶、オオバコ茶、カキオドシ茶、柿の葉茶、カミツレ茶、カモミールティ、河原決明茶、カリン茶、菊花茶、ギムネマ茶、グァバ茶、クコ茶、柔の葉茶、黒豆茶、ゲンノショウコ茶、玄米茶、ゴボウ茶、コンフリー茶、毘布茶、桜茶、サフラン茶、シイタケ茶、シソ茶、ジャスミン茶、しょうが茶、スギナ茶、セキショウ茶、センブリ茶、ソバ茶、タラノキ茶、タンポポ茶、甜茶、ドクダミ茶、杜仲茶、ナタマメ茶、ニワトコ茶、ネズミモチ茶、ハトムギ茶、ハブ茶、ビワの葉茶、プーアル茶、紅花茶、松葉茶、マテ茶、麦茶、メグスリノキ茶、ヨモギ茶、ユーカリ茶、羅漢果茶、ルイボスティ、ゴーヤ茶などが挙げられる。これらお茶については飲用後の茶殻を使用しても良い。茶殻などを使用すれば高価なお茶などを再利用して有効活用できる。
さらに、上記に例示した非タバコ植物の抽出物、所謂エキスや加工品も使用することができる。抽出物の形態としては、液体、水あめ状、粉末、顆粒、溶液等が挙げられる。
充填物20の原料としてのエアロゾルフォーマは、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、トリエチレングリコール、乳酸、ジアセチン(グリセリンジアセタート)、トリアセチン(グリセリントリアセタート)、トリエチレングリコールジアセタート、クエン酸トリエチル、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸メチル、ドデカンジオン酸ジメチル、テトラデカンサンジオン酸ジメチルなどが挙げられる。なかでも、グリセリン、プロピレングリコールが好ましい。
充填物20の原料としての微結晶セルロースとは、例えば、繊維性植物のパルプから得られたα-セルロースを酸で部分的に解重合したものとして得られるものであり、セルロースから可溶性部分を取り除き、適宜、不溶性部分を結晶化したものである。
微結晶セルロースは、粉体のままでも良いし、水などの溶媒に分散させて懸燭液でも良い。この場合、溶媒ヘの分散は、高速攪拌機や高圧ホモジナイザーなどが使用できる。
さらに、必要に応じ充填物20の原料として風味を追加する風味添加剤も好ましく用いられる。風味添加剤としては、はっか、ココア、コーヒー、紅茶のエキス、茶抽出物のカテキンの粉末等が挙げられる。保存料としては食品に使用されるものが好ましく、例えば、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
充填物20に、メントールおよび非水溶性架橋ポリマー(好ましくはポリビニルポリピロリドン)を含有させても良い。メントールに非水溶性架橋ポリマーを組み合わせることで、メントールの昇華を効果的に抑制でき、メントールの風味を長期間保つことができる。ここで、メントールとは、天然物から得られたものに限られず、合成物でも良い。また、はっか、ミント、ハッカ油、その他のメントールを含むものを使用しても良い。
風味添加剤は、例えば、フィルタ部材14の壁部に含浸させることによってフィルタ部材14に設けられている。風味添加剤がフィルタ部材14に設けられている態様は、このような態様に限られず、例えば、当該風味添加剤が封入されているカプセルをフィルタ部材14の壁部に埋設することによって、フィルタ部材14に風味添加剤が設けられているようにしても良い。または、フィルタ部材14と充填物集積体20との間に風味添加剤が封入されたカプセルが配置されるようにしても良い。風味添加剤がカプセルに封入されている場合、喫煙者は、カプセルを指で押圧することにより、カプセルを破壊することができ、所望のタイミングで風味添加剤の芳香成分を揮発させることが可能となる。
さらに、風味添加剤は、例えば、マイクロカプセルに封入されている場合、封入されているマイクロカプセルを充填物集積体10に設けても良い。勿論、当該マイクロカプセルを支持部材12に設けても良い。
充填物20の原料としての結着剤または増粘剤としては、グアーガム、キサンタンガム、アラビアゴムおよびローカストビーンガムなどのゴム、例えばヒドロキシプロピルセルレロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロースおよびエチルセルロースなどのセルロース結合剤、例えばデンプン、アルギン酸などの有機酸、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラナギン、寒天およびペクチンなどの有機酸の共役塩基塩などの多糖類、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
(充填物の製造工程)
充填物20の製造工程は、主原料となるタバコ植物または非タバコ植物を乾燥・粉砕し、秤量等を行う乾燥・粉砕工程と、その他の原料の前処理、秤量等を行う準備工程と、原料を混合して組成物とする混合工程と、組成物を成形する充填物成形工程と、を有する。
乾燥・粉砕工程では、主原料となるタバコ植物または非タバコ植物の使用部位(例えば、葉、種子、乾燥果実、茎、樹皮、根など)を組成物とするため、所定の粉砕物に加工する。その際、後に添加するエアロゾルフォーマ、水その他の成分を吸収あるいは担持するのに都合の良い水分量に調整することが好ましい。乾燥において、温度は60℃以上80℃以下が好ましい。この範囲とすることで、必要とする香味成分の散逸を避けながら、所望の水分量に到達させやすい。さらに、乾燥・粉砕工程には、粉砕物を篩分けする篩工程を設けることもでき、所望の粒度に調整して混合工程に投入することができる。
準備工程においては、充填物20を作製するにあたり必要な原料を準備することができる。前述の微結晶セルロースは、準備工程において秤量され、混合工程に投入される。
混合工程においては、通常の混合機を使用することができる。例えば、混合槽中の原料を撹拌羽根にて、剪断力を加えつつ混合するような形態が好ましく用いられる。
充填物成形工程では、各種原料が混合された組成物を薄いシート状に成形してから、切断することで、短冊状または棒状の充填物20が成形される。本実施形態では、薄いシートにするため、複数本のロールミルを用意する。複数本のロールミルを用いると、狭いロール間に押し込まれることによる圧縮と、ロール速度差による剪断により、混練、分散などを行いながら、ドクターブレードにより所望の厚さのシートとすることが可能であり、好ましい。また、プレスローラあるいはプレス機を用いて作製することもできる。
また、粉状または粒状の充填物20とするには、上記組成物について、適宜粉砕若しくは分級を行うことが好ましい。粉状または粒状の充填物20における平均粒子径は、例えば0.1~3.0mmであることが好ましく、0.5mm以下であることがより好ましい。当該平均粒子径は、例えばJIS K 0069:1992に記載された篩分け法によって求められる。つまり、この平均粒子径は、複数の篩による試験結果について、目開きの大きいほうからの質量の積算を行い、その質量50%に相当する径をいう。また、レーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値50%での粒径を平均粒子径としても良い。
充填物成形工程では、組成物を加圧によりオリフィスを通過させて成形するなど、他の手段を用いても良い。また、充填物成形工程では、必要に応じて、非タバコ植物、エアロゾルフォーマ、結着剤または増粘剤等、風味添加剤、保存料をさらに添加しても良いし、水などを添加しても良い。
充填物成形工程で得られるシートの厚さは、0.1mm~1.0mmの範囲が好ましく、さらに好ましくは0.1mm~0.5mmの範囲である。得られたシートは、カッター、回転刃方式のロータリーカッター等により、所定の幅に切断される。
ここで、充填物20の表面に粘着性を付与する場合は、粘着性を付与できる手段であれば特に限定されないが、既述の結着剤を少なくとも一部に付着させれば良い。粘着性を付与することで、短冊状または棒状の充填物20と粉状、粒状またはペースト状の充填物20と組み合わせる場合に、短冊状または棒状の充填物20の表面に粉状、粒状またはペースト状の充填物20を安定して保持することができる。
(サセプタ部材の形状と配置)
図3にはサセプタ部材30の部分斜視図を、図4には喫煙具用カートリッジ1の正面図を、それぞれ示している。図3に示すように、サセプタ部材30は、細長い板状に形成されている。サセプタ部材30は、全長に渡って同じ長方形状の断面形状を有している。この場合に、サセプタ部材30は、幅が0.1mmよりも大きく6.0mm以下、好ましくは1.5mm~4.0mmの範囲であり、厚さが0.1mmよりも大きく2.0mm以下、好ましくは0.2mm~1.0mmの範囲である。サセプタ部材30は、充填物集積体10の全長に対して占める割合が25%以上100%以下の長さとすることができる。
図4に示すように、充填物集積体10の内部にサセプタ部材30は複数、本例では5つが設けられる。サセプタ部材30は、充填物集積体10を中心側領域αと外周側領域βとで体積等分した場合に、サセプタ部材30の全体積のうち少なくとも半分以上は外周側領域βに位置するように配置される。図4において一点鎖線は、中心側領域αと外周側領域βとの境界線である。また、サセプタ部材30は、充填物集積体10の中心軸Cが貫通しない位置に配置される。図4においてサセプタ部材30は、全体積が外周側領域βに位置している。このため、サセプタ部材30は、充填物集積体10の径方向において外周寄りの位置に配置される。これにより、充填物集積体10の外周部に位置する充填物20を確実に加熱し、充填物集積体10の全体がむらなく加熱されるようにして、効率よくエアロゾルを発生させることができる。
また、図5に示すように、喫煙具3には、挿入部61に充填物集積体10を加熱するための発熱体60を有するタイプのものがある。このような喫煙具3に喫煙具用カートリッジ1を挿入したとしても、サセプタ部材30が充填物集積体10の中心軸にかからず、また、サセプタ部材30が外周側領域βに配置されていることで、発熱体60およびサセプタ部材30の破損を防止でき、発熱体60で充填物集積体10を加熱してエアロゾルを発生させることができる。発熱体60の一例としては、充填物集積体10の中心軸を含み、幅が5mmであることから、サセプタ部材30は、充填物集積体10の中心軸から2.5mm以上離れて配置されることが望ましい。
図6に示すように、サセプタ部材30は、充填物集積体10を、当該充填物集積体10と中心軸Cを共有し当該充填物集積体10の半分の直径を有する中心側領域α2と、中心側領域α2の外側に位置する外周側領域β2と、に分けた場合に、サセプタ部材30の全体積のうち少なくとも半分以上が外周側領域β2に位置するようにしてもよい。図6において一点鎖線は、中心側領域α2と外周側領域β2との境界線である。図6では、サセプタ部材30の全体積が外周側領域β2に位置している。この場合も、サセプタ部材30は充填物集積体10の径方向において外周寄りに配置されるので、充填物集積体10の外周部に位置する充填物20を確実に加熱できる。
サセプタ部材は、板状以外の形態であってもよい。図7に示すように、サセプタ部材31は、円柱状であってもよい。この場合に、サセプタ部材31は、直径が0.1mmよりも大きく2.0mm以下、好ましくは0.5mm~2.0mmの範囲であり、充填物集積体10の全長に対して占める割合が25%以上100%以下の長さとすることができる。
図8に示すように、円柱状のサセプタ部材31は、充填物集積体10において全体積のうち半分以上が外周側領域βに位置するように配置される。また、サセプタ部材31は、充填物集積体10の中心軸Cが貫通しない位置に配置される。
直径が7mm、長さが12mmの充填物集積体10の内部に、図3のような板状のサセプタ部材30と、図7のような円柱状のサセプタ部材31とをそれぞれ設けて喫煙具2で誘導加熱し、充填物20が十分に加熱されるかを試験した。喫煙具2の誘導加熱に用いた周波数は450kHzである。板状のサセプタ部材30においては、体積が7.2mm以上で充填物20が十分に加熱された。円柱状のサセプタ部材31においては、体積が5.7mm以上で充填物20が十分に加熱された。この結果から、充填物集積体10の体積に対するサセプタ部材30、31の体積の割合は、1~50%の範囲で任意に設定することができる。
(サセプタ部材の変形例)
サセプタ部材の別の形態について説明する。図9(a)に示すように、サセプタ部材32は球状であってもよい。この場合に、サセプタ部材32の直径は0.01mm~2.0mm、好ましくは0.05mm~2.0mmの範囲である。また、図9(b)に示すように、サセプタ部材33は球体を一定の方向に沿って連結したチェーン状であってもよい。チェーン状のサセプタ部材33を充填物集積体10の長さ方向に沿って配置したときは、サセプタ部材33を、充填物集積体10の全長に対して占める割合が25%以上100%以下の長さとすることができる。
図10(a)に示すように、球状のサセプタ部材32は、充填物集積体10の内部に分散して配置することができる。特に、球状のサセプタ部材32は、充填物20を粒状に成型した場合に、充填物集積体10の内部に配置しやすい。また、図10(b)に示すように、チェーン状のサセプタ部材33は、充填物集積体10の長さ方向に沿って配置することができる。これらの場合も、サセプタ部材32、33は、充填物集積体10を中心側領域αと外周側領域βとで体積等分した場合に、全体積のうち少なくとも半分以上は外周側領域βに位置する、あるいは、充填物集積体10を、当該充填物集積体10と中心軸Cを共有し当該充填物集積体10の半分の直径を有する中心側領域α2と、中心側領域α2の外側に位置する外周側領域β2と、に分けた場合に、全体積のうち少なくとも半分以上が外周側領域β2に位置するように配置される。チェーン状のサセプタ部材33の場合は、サセプタ部材33を、充填物集積体10の全長に対して占める割合が25%以上100%以下の長さとすることができる。
図11に示すように、サセプタ部材34の表面には、凹凸部34aが形成されていてもよい。凹凸部34aは、サセプタ部材34の長さ方向に沿って複数が形成される。凹凸部34aにより、充填物集積体10内において、充填物20が凹凸部34aに引っ掛かるため、サセプタ部材34の充填物集積体10からの脱落を効果的に防止できる。なお、凹凸部34aの形状、数、寸法および配置については、図11の例に限られず、任意に設定できる。凹凸部34aは、例えば、サセプタ34の表面から最も高く突出した頂部までの距離を1.0mm以下、サセプタ34の表面から中心に向かって最も深い位置にある深部までの距離を1.0mm以下の範囲とすることができる。
図12に示すように、サセプタ部材35は、充填物集積体10が喫煙具2に挿入される側の先端部に鋭利部35aを有していてもよい。これにより、サセプタ部材35の少なくとも1つが充填物集積体10の中央に近い領域に配置されている場合に、充填物集積体10に発熱体60を挿入しやすくすることができる。なお、鋭利部35aの形状、寸法および角度については、図12の例に限られず、任意に設定できる。
サセプタ部材は、薄板状であってもよい。図13(a)に示すように、別の変形例に係るサセプタ部材40は、四角形状の薄板であってもよい。また、図13(b)に示すように、サセプタ部材41は、三角形状の薄板であってもよい。また、図13(c)に示すように、サセプタ部材42は、円形状の薄板であってもよい。また、図13(d)に示すように、サセプタ部材43は、星型形状の薄板であってもよい。薄板状のサセプタ部材は、これら以外の多角形、楕円形、図形等の形状とすることもできる。
図14に示すように、薄板状のサセプタ部材42は、充填物集積体10において、ランダムに分散して分布する。充填物集積体10は、充填物20とサセプタ部材42とを混合しておき、長尺な筒状部材を形成した上で、これを切断することで製造される。サセプタ部材42は細かいので、充填物20中に一定の密度で混合しておくことができる。このため、製造の際に、各充填物集積体10に一定の密度でサセプタ部材42を分布させることができる。このため、一定の品質を有する充填物集積体10を容易に製造できる。なお、図14には図13(c)に示す円形状のサセプタ部材42を示したが、それ以外の形状の薄板状のサセプタ部材についても同様である。また、複数形状のサセプタ部材を充填物集積体10に内包させてもよい。さらに、サセプタ部材は、薄板状より厚みを有する立体形状でもよく、例えば、円錐状、多角錐状、直方体状などとすることもできる。
喫煙具用カートリッジ1の変形例について説明する。図15に示すように、サセプタ部材30は、シート部材36に保持されていてもよい。シート部材36は、非磁性体をシート状に形成したものである。シート部材36の材料には、アルミニウムやステンレスなどの非磁性体金属を用いることができる。ただし、シート部材36の材料はこれら以外であってもよい。
図16に示すように、サセプタ部材30は、シート部材36の表面に一定間隔で配列され、貼付固定されている。喫煙具用カートリッジ1を製造する際には、サセプタ部材30を有するシート部材36が平面の状態で包装部材16上に配置され、充填物20と共に巻かれる際に円筒状に変形する。巻かれた状態でシート部材36の両端は間隔を有しており、シート部材36は開いた状態に配置される。
サセプタ部材30がシート部材36に保持されていることで、サセプタ部材30を加熱した際に、熱伝導によりシート部材36の温度が上昇し、シート部材36が喫煙具用カートリッジ1の周方向に沿って連続的に充填物20を加熱することができる。このため、充填物20をより均一に加熱することができる。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、処理の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
本発明の各実施形態において、喫煙具用カートリッジ1には、支持部材12が設けられる例を示したが、本発明は、これに限定されない。喫煙具用カートリッジ1の充填物集積体10は、例えば、支持部材12がなくてもフィルタ部材14側に移動するのを抑制するように、喫煙具用カートリッジ1の内周面と充填物集積体10との間で固定されていれば、支持部材12を有しなくてもよい。
1 喫煙具用カートリッジ
2 喫煙具
3 喫煙具
10 充填物集積体
12 支持部材
12a 貫通孔
14 フィルタ部材
14a 吸口
16 包装部材
20 充填物
25 包装部材
30 サセプタ部材
31 サセプタ部材
32 サセプタ部材
33 サセプタ部材
34 サセプタ部材
34a 凹凸部
35 サセプタ部材
35a 鋭利部
51 挿入部
52 誘導加熱部
60 発熱体
61 挿入部

Claims (8)

  1. 誘導加熱式の喫煙具に装着して使用される喫煙具用カートリッジであって、
    加熱されることによりエアロゾルを発生する充填物集積体と、
    前記充填物集積体の内部に配置されて外部から誘導加熱されるサセプタ部材と、を有し、
    前記サセプタ部材は、前記充填物集積体の中心軸が貫通しない位置に配置され、
    前記充填物集積体を中心側領域と外周側領域とで体積等分した場合に、前記サセプタ部材の全体積のうち少なくとも半分以上は前記外周側領域に位置していることを特徴とする喫煙具用カートリッジ。
  2. 誘導加熱式の喫煙具に装着して使用される喫煙具用カートリッジであって、
    加熱されることによりエアロゾルを発生する充填物集積体と、
    前記充填物集積体の内部に配置されて外部から誘導加熱されるサセプタ部材と、を有し、
    前記サセプタ部材は、前記充填物集積体の中心軸が貫通しない位置に配置され、
    前記充填物集積体を、当該充填物集積体と中心軸を共有し当該充填物集積体の半分の直径を有する中心側領域と、該中心側領域の外側に位置する外周側領域と、に分けた場合に、前記サセプタ部材の全体積のうち少なくとも半分以上は前記外周側領域に位置していることを特徴とする喫煙具用カートリッジ。
  3. 前記サセプタ部材は、前記充填物集積体の全長に対して占める割合は、25%以上100%以下の長さを有することを特徴とする請求項1または2に記載の喫煙具用カートリッジ。
  4. 前記サセプタ部材は、複数個が前記外周側領域に配置されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の喫煙具用カートリッジ。
  5. 前記サセプタ部材の全体積が前記充填物集積体の体積に対して占める割合は、20%以上50%以下であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の喫煙具用カートリッジ。
  6. 前記サセプタ部材は、前記充填物集積体の長さ方向に沿う板状又は柱状であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の喫煙具用カートリッジ。
  7. 前記サセプタ部材は、表面に凹凸部を有することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の喫煙具用カートリッジ。
  8. 前記サセプタ部材は、前記充填物集積体が前記喫煙具に挿入される側の先端部に鋭利部を有することを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の喫煙具用カートリッジ。
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