JP2023016613A - 殺菌機能付きブース机 - Google Patents

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正幸 鶴羽
Masayuki Tsuruha
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BAMBOO CHEMICAL KENKYUSHO KK
Iwata Mokko KK
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Abstract

【課題】本発明の目的は、室内の空気の除菌、殺菌力を高めることを目的とした殺菌機能付きブース机を提供することである。【解決手段】殺菌機能付きブース机は、隙間付き2層板部材1a,1bとの隙間の一部と空気の流通が可能に接続された空気タンク部4と、室内の空気を空気タンク部4内に取り入れる空気取入れ口5a,5bと、フィルター6a,6bと、ファン7a,7bと、前記空気タンク部4の内部に配置されて該空気タンク4の内部の空気に照射して殺菌する深紫外LED8a,8bと、殺菌された空気タンク部4内の空気を隙間付き多層板部材1a,1bの隙間に通じて空気排出が可能な隙間付き多層板部材1a,1bに設けられた小穴又はスリットの排気口3a,3bと仕切り板9a,9bと、側板10a,10bと、机11と、イス12と、電源供給部13と、深紫外LED8a,8bとファン7a,7bを制御する制御部14とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、殺菌機能付きブース机に関し、特にウイルス菌等の感染力の強い菌を殺菌することが可能な殺菌機能付きブース机に関するものである。
一般的に、ブース机は室内に置いて室内で仕切りの役目をしたコの字形のブースの内側に机をもつものであり、従来のブース机は単なる仕切りと机を組み合わせた室内装備品であり、新型コロナウイルス等の強い感染力をもつウイルスに対しては、菌を積極的に死滅させたりする機能をもっていない。また、これまで空気中に浮遊する各種菌に対しての殺菌、又は消毒機能をもつブース机も、存在しなかった。
登録実用新案公報 登録番号第3060428号 特開2005-137632号公報
本発明は、コの字形のブース内にウイルス菌等を含む空気を取り込んで殺菌した後、同じコの字ブースから殺菌された空気を吹き出す機能をもち、室内に浮遊するウイルス菌を死滅させる機能をもつ機器である。
特許文献1の場合、モ-タ-及びファンを用いることなくイオン気流を放出する放電装置を備えてなる空気の浄化と煙草煙の浄化能力が付与された衝立である。
その解決手段として、筒状電極と針状電極との間に高電圧を印加することによって衝立に装備された放電装置から2~10 m/secの放出されたマイナスイオンとオゾン及び活性酸素の気流により煙草煙の消滅及び消臭能力が付与され、かつ、放電装置が、常時作動するか、会議室の扉に連動させるか又は在室人員数もしくは煙草煙量に対応して間歇的に作動させて煙草煙を浄化する。この場合、感染力の強いウイルス菌を高い確率で死滅させたりする機能を持たず、一般的な空気中の煙草煙を浄化、及び除去と消臭機能を発揮するまでである。
また、特許文献2の場合、装置を大型化することなく、感染症患者用陰圧ブースに対して好適に用いることができ、殺菌ランプの近傍において乱流を生じさせることより、流入空気の滞留時間が長くなるようにして、殺菌ランプによる光の照射時間を長時間確保することができる殺菌ボックスを提供する。この解決手段として、底部と、その周縁上に立設させた四つの側部と、その内側に配置された殺菌ランプ(紫外線ランプ)と、気流ガイドとによって構成され、気流ガイドにより、殺菌ボックス内を流下する空気において乱流が生じるように構成した。
しかし、この場合も特許文献1同様に、感染力の強いウイルス菌を高い確率で死滅させたりする機能を持たず、一般的な空気中の菌の除去機能を発揮するまでである。
本発明の目的は、この様なことに鑑みてなされたものであり、室内の空気中に浮遊するウイルス等の除菌、及び殺菌力を高めることを目的とした殺菌機能付きブース机を提供することである。
上記の目的は、隙間付き多層板部材(1a)(1b)と、前記隙間付き多層板部材間の隙間(2)の周囲は密閉されていて、一部のみと空気の流通が可能に接続された空気タンク部(4)と、室内の空気を前記空気タンク部(4)内に取り入れる空気取入れ口(5a)(5b)と、フィルター(6a)(6b)と、ファン(7a)(7b)と、前記空気タンク部(4)の内部に配置されて該空気タンク部の内部の空気に照射して殺菌するLED(8a)(8b)と、殺菌された空気タンク部内の空気を前記隙間付き多層板部材の隙間に通じて空気排出が可能な該隙間付き多層板部材に設けられた排気口(3a)(3b)と、隙間付き多層板部材(1a)(1b)の間の仕切り板(9a)(9b)と、多層板部材(1a)(1b)の左右端の手前に取り付けられた側板(10a,10b)と、机(11)と、イス(12)と、電源供給部(13)と、前記LEDと前記ファンを制御する制御部(14)を有する、殺菌機能付きブース机によって達成される。
本発明によれば、室内の空気の除菌、殺菌力を高めることを目的とした殺菌機能付きブース机を提供することができる。
本発明の実施形態による殺菌機能付きブース机の外形図である。 本発明の実施形態による殺菌機能付きブース机の構造説明断面図である。 本発明の実施形態による殺菌機能付きブース机の構造説明側面図である。 本発明の実施形態による殺菌機能付きブース机の下面からの矢視図である。
以下図1~図4を用いて、本発明の実施形態による殺菌機能付きブース机を説明する。尚、以下の全ての図面においては、理解を容易にする為、各構成要素の寸法や比率などは、適宜異ならせて図示している。
図1~図4に示すように、本実施形態の殺菌機能付きブース机は、隙間付き2層板部材1a,1bと、隙間2と、排気口3a,3bと、空気タンク部4と、空気取入口5a,5bと,フィルター6a,6bと、ファン7a,7bと、深紫外LED8a,8bと、仕切板9a,9bと、側板10a,10bと、机11と、イス12と、電源供給部13と,制御部14と、で構成される。紫外線LED8a,8bは、深紫外線(UV-C:100~280nm)にピーク波長をもつLEDが好適であるが、近紫外線(約300~400nm)にピーク波長をもつLEDであってもよいし、280~315nmにピーク波長をもつLEDであってもよいし、315~400nmにピーク波長をもつLEDであってもよい。隙間付き2層板部材1a,1bは、3層以上の構成であってもよい。また、隙間付き2層板部材板1a,1bは、透明又は、半透明のガラス又は、不透明な金属、樹脂、木質、又は竹材で構成される場合があってもよい。制御部14は、ファン7a,7bと深紫外LED8a,8bを制御する制御盤である。2層板部材1a,1bの下端部に空気タンク部4が設けられるが、空気タンク部4は、隙間付き2層板部材1a,1bと空気が流通できるパイプ又はチューブで接続された位置に設けられる場合があってもよい。
本実施形態の殺菌機能付きブース机は、周囲は密閉されていて、層間に隙間を有する多層板部材と空気の流通が可能に接続された空気タンク内の空気取り入れ口から室内の空気を、フィルターを通過して、ファンの送風によって、取り入れて、一旦空気タンクに貯めて、この空気をタンクの内部に取り付けられた深紫外LEDの照射によって殺菌し、この空気タンク内の殺菌された空気を、接続された多層板部材の隙間に送られ、この多層板部材の端部に設けられた小穴、又はスリットから、室内に殺菌、浄化された空気を排出する。多層板部材は、例えば2層構造であり、層間に隙間を有しており、周囲は密閉されていて、空気タンクとの接続部のみ空気が流通可能な構造となっている。この様に、空気タンク内に設けられたファンによって室内の空気を取り入れ→LEDによって空気の殺菌→多層板部材の隙間から殺菌された空気を室内に排出の循環を繰り返すことで、殺菌機能付きブース机によって室内の空気の殺菌と浄化が進み、快適で安全な空気が提供できる。本実施形態の殺菌機能付きブース机は、殺菌機能付きブースによって、室内の空気を除菌、殺菌を繰り返して循環させることにより、深紫外LEDで感染力の強いウイルス菌に対しても、高い確率で死滅させて室内に戻すため、人体に直接光を照射しないため、人体に対して安全である。また、空気タンク内に竹炭粉膜を取り付けることで、空気の消臭、調湿の機能を発揮することも可能となる。また、この機器は薄型の板部材の構造になっているため、室内で場所を取らず、広い用途の範囲で取り付けが可能という特徴がある。この実施例では、床の上に設置する方法である。更に、多層板部材は不透明の木質板であるが、半透明のガラス又は、不透明の材質、例えば、金属、樹脂、又は竹材を選択することも可能である。また、上記の多層板部材の形状は、四角形又は丸形、楕円形などの他の形状で実施することも可能であり、その形状は顧客の好みや用途に合わせて、商品のデザインで決められる場合があってもよい。
また、室内の空気の取り入れ口が多層板部材の端部からでなく、多層板部の正面、裏面からの面に設けられた小穴、スリットからでも良く、更に殺菌された空気の排出口も多層板部の端面からでなく、多層板部の正面、裏面の面に設けられた小穴、スリットからでも良い。
本実施形態によれば、例えば感染力の強い新型コロナウイルスに対して99.9%まで菌を死滅させることが可能な250nm~320nmという短波長の深紫外LEDを一定時間、室内から空気タンク内に取り込まれた空気に照射させることで、空気中の菌が殺菌されて、その空気を部屋の中に排出することで、殺菌性のある空気除菌、殺菌が可能な殺菌機能付きブース机を提供することができる。また、設置される場所がコの字形となっているため、事務所の人と人の間や、病院、官公庁、ホテルなどの受付窓口の横の書類記入スペースの仕切の机を目的としたブース机として設置が可能となり、感染力の強いウイルス菌に対して、高い確率で死滅させることが出来て、世界的なウイルスの感染問題の解決につながる。
また、本実施形態によれば、室内の空気中に浮遊しているウイルス菌等を、空気取入れ口からフィルターを通して多層板部材と接続された置台を兼ねた空気タンクに空気を入れて、この空気タンク内に内蔵された深紫外LEDによって空気に照射して完全に菌を死滅させた空気を、多層間の隙間を有する多層板部材の端部に設けられた小穴又はスリットから室内に排出される。この様に、空気取入れ→空気タンク内で空気を殺菌→多層間の隙間を経由して、多層板部材の端部に設けられた小穴又はスリットから室内に空気を排出という循環を繰り返すことで室内の空気の除菌、殺菌力を高めて、安心安全な室内空間を実現することができる。
本発明は産業上では、日常生活において、事務所や受付窓口の横の記入机など人と人の間に設置されてウイルス菌等の飛沫を防止するなど巾広く設置されて、室内の空気の除菌、及び感染力の強いウイルスの菌も死滅させた空気を室内に循環して快適に居住することができる殺菌機能付きブース机として利用できる。
1a,1b 2層板部材
2 隙間
3a,3b 排気口
4 空気タンク部
5a,5b 空気取入口
6a,6b フィルター
7a,7b ファン
8a,8b 深紫外LED
9a,9b 仕切板
10a,10b 側板
11 机
12 イス
13 配線接続部
14 制御部

Claims (6)

  1. 隙間付き多層板部材と、前記隙間付き多層板部材間の隙間の一部と空気の流通が可能に接続された空気タンク部と、室内の空気を前記空気タンク部内に取り入れる空気取入れ口と、フィルターと、ファンと、前記空気タンク部の内部に配置されて該空気タンク部の内部の空気に照射して殺菌するLEDと、殺菌された前記空気タンク部の内の空気を前記隙間付き多層板部材の隙間に通じて空気の排出が可能な該隙間付き多層板部材に設けられた小穴又はスリットと、前記多層板部材の左右端部の手前に取り付けられた側板と、机と、電源供給部と、前記LEDと前記ファンを制御する制御部を有する、殺菌機能付きブース机。
  2. 前記LEDが波長の短い深紫外線、又は近紫外線を発するLEDである、請求項1に記載の殺菌機能付きブース机。
  3. 前記空気タンク部の内側に、竹炭の粉を塗布して構成される膜を設けた、請求項1または請求項2に記載の殺菌機能付きブース机。
  4. 前記隙間付き多層板部材を構成する材質は、不透明であり、金属、樹脂、木質、又は竹材である、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の殺菌機能付きブース机。
  5. 前記空気タンク部は、隙間付き多層板部材と空気が流通できるパイプ又はチューブで接続された位置に設けられる、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の殺菌機能付きブース机。
  6. 空気取入れ口、及び殺菌された空気の排出が可能な位置は、多層板部材の正面又は裏面の各面に設けられた小穴、又はスリットである請求項1乃至請求項5に記載の殺菌機能付きブース机。
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