JP2023016512A - 表示装置及び遊技機 - Google Patents

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満 奥田
Mitsuru Okuda
純也 藤田
Junya Fujita
正徳 森
Masanori Mori
稜大 神田
Ryota Kanda
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Abstract

【課題】表示装置に対する観察者の相対的な位置関係に応じて表示されるパターンを変更可能な表示装置を提供する。【解決手段】表示装置は、光源3から発した光により複数のパターン(21-1~21-3)を表示する導光板2を有する。導光板2は、その一方の面2bに、各パターンについて、そのパターンに沿って配列され、光源3から発して入射面2aから導光板2内に入射した光を導光板2の他方の面2cから出射させるように反射することでそのパターンを表示させる複数のプリズム11を有する。複数のパターンは所定の方向に沿って並べて配置され、複数のパターンのそれぞれに対応する放射点(22-1~22-3)が入射面2aの長手方向において複数のパターンの並び順に沿って一列に並ぶように設定され、かつ、各パターンについて、そのパターンに沿って配列される個々のプリズムはそのパターンに対応する放射点に対して正対するように形成される。【選択図】図4

Description

本発明は、導光板を用いてパターンを表示可能な表示装置、及び、そのような表示装置を有する遊技機に関する。
従来より、導光板内に、所定のパターンに沿って複数のプリズムを配列し、光源から発して導光板内を伝搬する光をその複数のプリズムにて観察者の方へ向けて反射することで、その所定のパターンを表示する表示装置が提案されている。このような表示装置において、表示させるパターンの見る方向による輝度差を軽減する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
例えば、特許文献1に開示された表示装置は、可視光を発する光源と、可視光に対して透明な板状に形成された導光板と、光源の点灯及び消灯を制御する制御部とを有する。導光板は、その側壁の一辺に形成される、光源に対向する入射面と、導光板の一方の面に、所定のパターンに沿って配列され、光源から発して入射面から導光板内に入射した可視光を導光板の他方の面へ向けて反射する反射面を有する複数のプリズムとを有する。そして複数のプリズムのうち、所定のピッチだけ離れた二つのプリズムの反射面が同一方向を向き、かつ、所定のピッチよりも近接した二つのプリズムの反射面が互いに異なる方向を向くように、複数のプリズムのそれぞれが配置される。
特開2016-122171号公報
上記の技術では、導光板に対する観察者の相対的な位置が変化しても、観察者が見ることができるパターンは変化しない。そのため、表示装置により表示される内容が単調になるおそれがある。一方、場合によっては、より多彩な表現が表示装置に求められることがある。
そこで、本発明は、表示装置に対する観察者の相対的な位置関係に応じて観察者が視認できるパターンを変更可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの形態として、表示装置が提供される。この表示装置は、光源と、透明な部材で形成され、かつ、光源に対向する入射面を有し、光源から発した光により複数のパターンを表示する導光板とを有する。導光板は、その一方の面に、複数のパターンのそれぞれについて、そのパターンに沿って配列され、光源から発して入射面から導光板内に入射した光を導光板の他方の面から出射させるように反射することでそのパターンを表示させる複数のプリズムを有する。そして複数のパターンは所定の方向に沿って並べて配置され、複数のパターンのそれぞれに対応する放射点が入射面の長手方向において複数のパターンの並び順に沿って一列に並ぶように設定され、かつ、複数のパターンのそれぞれについて、そのパターンに沿って配列される複数のプリズムはそのパターンに対応する放射点に対して正対するように形成される。
係る構成を有することにより、この表示装置は、表示装置に対する観察者の相対的な位置関係に応じて観察者が視認できるパターンを変更することができる。
この表示装置において、複数のパターンのそれぞれは互いに相似する形状を有し、かつ、複数のパターンのそれぞれの重心が一致し、かつ、所定の方向が各パターンの一致した重心の位置からの放射方向となるように複数のパターンのそれぞれが配置されることが好ましい。
これにより、この表示装置は、表示装置に対する観察者の相対的な位置関係の変化に伴って観察者が視認できるパターンの大きさを変化させることができる。
あるいは、この表示装置において、複数のパターンのそれぞれは、互いに同一の形状を有し、かつ、所定の方向に沿って所定の間隔ずつずらして配置されることが好ましい。
これにより、この表示装置は、表示装置に対する観察者の相対的な位置関係の変化に伴って観察者が視認できるパターンの位置を変化させることができる。
さらに、この表示装置において、導光板は、光源から発した光により第2のパターンをさらに表示し、かつ、導光板の一方の面において第2のパターンに沿って配列され、光源から発して入射面から導光板内に入射した光を導光板の他方の面から出射させるように反射することでその第2のパターンを表示させる複数の第2のプリズムを有することが好ましい。この場合において、複数の第2のプリズムのそれぞれは、その複数の第2のプリズムのうちの二つ以上が光源に正対する方向を中心とする所定の角度範囲内で互いに異なる方向を向くように形成されることが好ましい。
これにより、この表示装置は、表示装置に対する観察者の相対的な位置関係の変化に伴って変化するパターンと、その相対的な位置の変化にかかわらず、同じように見えるパターンとを同時に表示することができる。そのため、この表示装置は、パターンの表示についてより多彩な見せ方を実現することができる。
また、本発明の他の形態によれば、遊技機本体と、遊技機本体の遊技者と対向する側の面に設けられた表示装置と、遊技の状態に応じた制御信号を前記表示装置へ出力する演出制御装置とを有する遊技機が提供される。この遊技機において、表示装置は、光源と、透明な部材で形成され、かつ、光源に対向する入射面を有し、光源から発した光により複数のパターンを表示する導光板と、演出制御装置から受信した制御信号に従って光源の点灯または消灯を制御する制御部とを有する。導光板は、その遊技機本体側の面に、複数のパターンのそれぞれについて、そのパターンに沿って配列され、光源から発して入射面から導光板内に入射した光を導光板の遊技者側の面から出射させるように反射することでそのパターンを表示させる複数のプリズムを有し、複数のパターンは所定の方向に沿って並べて配置され、複数のパターンのそれぞれに対応する放射点が入射面の長手方向において複数のパターンの並び順に沿って一列に並ぶように設定され、かつ、複数のパターンのそれぞれについて、そのパターンに沿って配列される複数のプリズムはそのパターンに対応する放射点に対して正対するように形成される。
係る構成を有することにより、この遊技機は、遊技機が有する表示装置に対する観察者の相対的な位置関係に応じて観察者が視認できるパターンを変更することができる。
本発明の一つの実施形態に係る表示装置の概略構成図である。 表示装置が有する導光板の概略正面図である。 図2の矢印AA’で示される線における導光板の概略側面断面図である。 パターンの配置の変形例を示す、導光板の概略正面図である。 パターンの配置のさらに他の変形例を示す、導光板の概略正面図である。 図5の矢印BB’で示される線における導光板の概略側面断面図である。 実施形態または変形例による表示装置を有する弾球遊技機の概略斜視図である。
以下、本発明の実施形態による表示装置を、図を参照しつつ説明する。この表示装置は、光源が発する可視光に対して透明な材料を板状に形成した導光板を有する。また、導光板の二つの面のうちの一方の面(以下、正面と呼ぶ)が観察者に面するように導光板は配置される。さらに、導光板の正面を囲う周囲の側面のうちの少なくとも一つが、光源と対向する入射面として形成される。一方、導光板の二つの面のうちの他方の面(以下、背面と呼ぶ)には、表示装置が表示させるパターンに沿って配列される複数のプリズムが形成される。そして複数のプリズムは、光源から発し、導光板内に入射した光を導光板の正面から導光板外へ出射させるように反射することで、観察者からはそのパターンが光って見えるようになる。そしてこの表示装置では、導光板に、上記のようなパターンが複数設けられ、それら複数のパターンは、同一の形状または互いに対して相似の形状を有し、所定の方向に沿って一列に並べて配置される。そしてパターンごとに、そのパターンに沿って配列される各プリズムは、導光板の背面に平行な面において、それらのプリズムの反射面が導光板の入射面近傍の一点(以下、便宜上、放射点と呼ぶ)に対して正対するように配置される。そして各パターンの並び順に沿って、各パターンに対応する放射点も入射面の長手方向に沿って一列に並ぶように設定される。そのため、パターンごとに、光源からの光を反射する方向が異なることになるので、この表示装置は、複数のパターンのうちの観察者が視認できるパターンを、表示装置の導光板に対する観察者の相対的な位置に応じたものとすることができる。すなわち、この表示装置は、導光板に対する観察者の視点の位置の移動に伴って、観察者が視認できるパターンを変化させることができる。
図1は、本発明の一つの実施形態に係る表示装置の概略構成図である。表示装置1は、導光板2と、光源3と、制御回路4とを有する。
導光板2は、光源3から発する可視光に対して透明な板状に形成された部材である。導光板2は、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマーといった、可視光に対して透明な樹脂を成型することで形成される。そして導光板2には、光源3と対応し、かつ対応する光源が点灯することによって表示可能な複数のパターン21-1~21-nが設けられる。本実施形態では、互いに相似形状となる星形の3個のパターン21-1~21-3が設けられる(すなわち、n=3)。そしてパターン21-1~21-3は、それらの重心が一致するように配置される。すなわち、パターン21-1~21-3は、一致した重心の位置から放射方向に沿って配列される。この例では、3個のパターン21-1~21-3のうち、パターン21-1が最も小さく、逆に、パターン21-3が最も大きい。ただし、導光板2に設けられる表示可能なパターンの数は3個に限られず、また、パターンの配列及び各パターンの形状も図1に示される例に限られない。
導光板2は、光源3が点灯している間、光源3からの光をその内部で伝搬させるとともに、背面側に形成された、パターン21-1~21-3を形成するように配列された複数のプリズム(詳細は後述)によりその光を正面側に位置する観察者へ向けて反射させる。これにより、導光板2の正面側においてパターン21-1~21-3が発光して見えるようになる。本実施形態では、パターン21-1~21-3のそれぞれについて、そのパターンを視認可能な位置が異なるように導光板2は構成される。
なお、導光板2の詳細については後述する。
光源3は、可視光を発する少なくとも一つの発光素子を有する。本実施形態では、光源3は、導光板2の一つの側面に形成される入射面2aと対向するように配置される。
制御回路4が光源3を点灯させている間、点灯中の光源3から発した光は、入射面2aを介して導光板2内に入射する。入射した光は、導光板2内を伝搬した後に導光板2の背面に設けられた、パターン21-1~21-3のそれぞれに沿って配列される複数のプリズムで反射されて導光板2の正面から出射する。そのため、導光板2の正面側に位置する観察者から、パターン21-1~21-3のそれぞれが光って見える。
光源3が有する発光素子は、例えば、発光ダイオードである。なお、光源3が複数の発光素子を有する場合、各発光素子の発光色は同じでもよく、あるいは、互いに異なっていてもよい。
制御回路4は、制御部の一例であり、例えば、プロセッサと、メモリと、光源3を駆動するための駆動回路と、他の装置と通信するための通信インターフェースとを有する。そして制御回路4は、他の装置から受信した、あるいはメモリに予め記憶された光源制御情報に従って、光源3の点灯及び消灯を制御する。制御回路4は、例えば、導光板2の正面側に位置する観察者からパターン21-1~21-3が見えるようにする場合には、光源3を点灯させる。また、観察者からパターン21-1~21-3が見えないようにする場合には、制御回路4は、光源3を消灯させる。また、制御回路4は、光源3の発光輝度を変化させることで、表示されるパターン21-1~21-3の明るさを変更することができる。さらに、光源3が互いに異なる発光色を持つ複数の発光素子を有する場合、制御回路4は、点灯する発光素子を切り替えることで、表示されるパターン21-1~21-3の色を変更することができる。さらに、制御回路4は、点灯制御情報に従って、光源3の点灯するタイミング及び消灯するタイミング、光源3の発光輝度を変更するタイミングまたは光源3の発光輝度、あるいは、光源3が有する複数の発光素子のうちの発光する発光素子を切り替えるタイミングを設定すればよい。
以下、導光板2の詳細について説明する。
図2は、導光板2の概略正面図である。また図3は、図2の矢印AA’で示される線における、導光板2の概略側面断面図である。図2及び図3に示されるように、導光板2の側面の一つは、光源3と対向する入射面2aとして形成される。上記のように、光源3から発した光は入射面2aから導光板2の内部に入射する。そして導光板2の内部を伝搬した、光源3からの光は、導光板2の背面2bに形成された、パターン21-1~21-3のそれぞれに沿って配列される複数のプリズム11にて全反射された後、導光板2の正面2cから出射する。
複数のプリズム11のそれぞれは、例えば、背面2bにおいて所定の長さ及び所定の深さを持つ略三角形状の溝として形成される。そして複数のプリズム11のそれぞれは、背面2bに対して所定の角度をなす反射面を有する。なお、所定の角度は、導光板2へ入射した、光源3からの光を全反射させて、正面2cへ向ける角度、例えば、背面2bに対して40°~50°をなすように設定される。また所定の長さは、パターン21-1~21-3内に複数のプリズムが配置できる程度の長さ、例えば、100μm~数mm程度に設定される。さらに、所定の深さについても、観察者が個々のプリズム11を識別できない程度の長さ、例えば、数10μm~数100μm程度に設定される。
複数のプリズム11は、パターン21-1~21-3を形成するように、パターン21-1~21-3に沿って配列される。さらに、複数のプリズム11のそれぞれは、そのプリズムが配列されるパターンについて設定された放射点に対してそのプリズムの反射面が正対するように形成される。すなわち、パターン21-1~21-3のそれぞれについて、そのパターンに沿って配列される各プリズム11は、そのパターンに対応する放射点を中心とする同心円状に配置される。本実施形態では、3個の放射点22-1~22-3が、入射面2aの長手方向に沿って所定の間隔で一列に並ぶように設定される。これら放射点のうち、放射点22-1は、パターン21-1に対応し、放射点22-2は、パターン21-2に対応し、放射点22-3は、パターン21-3に対応する。また、光源3が点灯しているにもかかわらず、何れかのパターンについて観察者が視認できなくなることを防止するために、各放射点は、両端に位置する二つの放射点の間に光源3が位置するように設定されることが好ましい。この例では、放射点22-2は、光源3の位置に設定される。また、放射点22-1は、導光板2の正面側から見て、光源3よりも左側に設定される。逆に、放射点22-3は、導光板2の正面側から見て、光源3よりも右側に設定される。さらに、両端の二つの放射点を結ぶ区間には、光源3以外の光源が含まれないように、各放射点が設定されることが好ましい。例えば、パターン21-1~21-3以外の他のパターンが導光板2に設けられる場合でも、他のパターンを照明する光源と、両端の二つの放射点を結ぶ区間とが重ならないように各放射点が設定されることが好ましい。これにより、光源3以外の光源からの光により、想定されていない位置からパターン21-1~21-3が視認可能となることが防止される。
したがって、パターン21-2に沿って配列される各プリズム11は、その反射面が光源3に対して正対している。そのため、矢印201に示されるように、これらのプリズム11は、光源3から発して導光板2内を伝搬する光を正面2cの法線方向と略平行な方向へ向けて反射する。したがって、光源3が点灯している間、観察者は、導光板2の真正面付近から導光板2を見たときに、パターン21-2を視認することができる。これに対して、パターン21-1に沿って配列される各プリズム11は、光源3よりも左側に設定された放射点22-1に対して正対している。そのため、矢印202に示されるように、これらのプリズム11は、光源3から発して導光板2内を伝搬する光を、正面2cの法線方向よりも左側へ向けて反射する。したがって、光源3が点灯している間、観察者は、導光板2の真正面よりも左側から導光板2を見たときに、パターン21-1を視認することができる。さらに、パターン21-3に沿って配列される各プリズム11は、光源3よりも右側に設定された放射点22-3に対して正対している。そのため、矢印203に示されるように、これらのプリズム11は、光源3から発して導光板2内を伝搬する光を、正面2cの法線方向よりも右側へ向けて反射する。したがって、光源3が点灯している間、観察者は、導光板2の真正面よりも右側から導光板2を見たときに、パターン21-3を視認することができる。
以上により、観察者が自身の頭部を導光板2の正面2cに対して左側から右側へ移動させることで、観察者は、パターン21-1→パターン21-2→パターン21-3の順にこれらのパターンを視認することができる。したがって、この場合、観察者が自身の頭部を導光板2の正面2cに対して左側から右側へ移動させることで、観察者から見えるパターンは徐々に大きくなる。逆に、観察者が自身の頭部を導光板2の正面2cに対して右側から左側へ移動させることで、観察者は、パターン21-3→パターン21-2→パターン21-1の順にこれらのパターンを視認することができる。したがって、この場合、観察者が自身の頭部を導光板2の正面2cに対して右側から左側へ移動させることで、観察者から見えるパターンは徐々に小さくなる。
なお、各放射点と光源3との位置関係は上記の例に限られない。例えば、放射点22-1または放射点22-3と光源3の位置とが一致するように、各放射点の位置が設定されてもよい。あるいは、互いに隣接する何れか二つの放射点の間に光源3が位置するように、各放射点の位置が設定されてもよい。
図4は、パターンの配置の変形例を示す、導光板2の概略正面図である。この変形例では、互いに同一の形状を有する3個のパターン21-1~21-3が、導光板2の正面側から見て互いに部分的に重なるように、かつ、入射面2aの長手方向に対して平行に、左側から順に所定間隔ずつずらして配置されている。そしてこの変形例でも、3個の放射点22-1~22-3が、入射面2aの長手方向に沿って所定の間隔で一列に並ぶように設定される。これら放射点のうち、放射点22-1は、パターン21-1に対応し、放射点22-2は、パターン21-2に対応し、放射点22-3は、パターン21-3に対応する。そしてこの変形例では、放射点22-2は、光源3の位置に設定される。また、放射点22-1は、導光板2の正面側から見て、光源3よりも右側に設定される。逆に、放射点22-3は、導光板2の正面側から見て、光源3よりも左側に設定される。
さらに、パターン21-1~21-3のそれぞれについて、そのパターンに沿って配列される各プリズム11は、そのパターンについて設定された放射点に対して反射面が正対するように形成される。したがって、光源3が点灯している間、観察者は、導光板2の真正面付近から導光板2を見たときに、パターン21-2を視認することができる。これに対して、光源3が点灯している間、観察者は、導光板2の真正面よりも右側から導光板2を見たときに、パターン21-1を視認することができる。さらに、光源3が点灯している間、観察者は、導光板2の真正面よりも左側から導光板2を見たときに、パターン21-3を視認することができる。
以上により、観察者が自身の頭部を導光板2の正面2cに対して右側から左側へ移動させることで、観察者は、パターン21-1→パターン21-2→パターン21-3の順にこれらのパターンを視認することができる。したがって、観察者が自身の頭部を導光板2の正面2cに対して右側から左側へ移動させることで、観察者から見えるパターンも徐々に右側へ移動する。逆に、観察者が自身の頭部を導光板2の正面2cに対して左側から右側へ移動させることで、観察者は、パターン21-3→パターン21-2→パターン21-1の順にこれらのパターンを視認することができる。したがって、観察者が自身の頭部を導光板2の正面2cに対して左側から右側へ移動させることで、観察者から見えるパターンは徐々に左側へ移動する。
なお、図4に示される変形例において、各パターンのサイズは同一でなくてもよい。例えば、図3に示されるように、各パターンは相似形状、かつ、互いに異なるサイズを有していてもよい。さらに、各パターンの形状は互いに異なっていてもよい。この場合には、観察者の頭部の位置が移動することで、観察者が視認できるパターンの形状も変化する。また、各パターンの並び方向は、入射面2aの長手方向と平行な方向に限られない。例えば、各パターンは、入射面2aの長手方向に対して鋭角をなす方向、あるいは、垂直をなす方向に沿って所定の間隔を空けて並べて配置されてもよい。さらに、各パターンは、直線状に並べて配置される例に限られず、円弧、放射線あるいは対物戦といった所定の曲線に沿って並べて配置されてもよい。いずれの場合も、観察者画素の頭部を入射面2aの長手方向に対して平行に移動させることで、表示装置1は、観察者が視認できるパターンを、各パターンの並び方向に沿って変化させることができる。
図5は、パターンの配置のさらに他の変形例を示す、導光板2の概略正面図である。また図6は、図5の矢印BB’で示される線における、導光板2の概略側面断面図である。この変形例では、図4に示される変形例と比較して、互いに同一の形状を有する3個のパターン21-1~21-3以外の別のパターン23が設けられている。パターン23は、第2のパターンの一例である。そして導光板2の背面2bに、パターン23に沿って配列される複数のプリズム12が形成されている。各プリズム12は、第2のプリズムの一例であり、パターン21-1~21-3に沿って配列されるプリズム11と同様に略三角形状の溝として形成される。ただし、パターン23において、個々のプリズム12は、導光板2の背面2bと平行な面においてその反射面が光源3と正対する方向を中心とする所定の角度範囲内でランダムに傾けられるように形成される。すなわち、個々のプリズム12は、それらのうちの二つ以上が所定の角度範囲内で互いに異なる方向を向くように形成される。また、個々のプリズム12は、上記の先行技術のように、所定のピッチだけ離れた二つのプリズム12の反射面が同一方向を向き、かつ、所定のピッチよりも近接した二つのプリズム12の反射面が所定の角度範囲内で互いに異なる方向を向くように形成されてもよい。なお、所定の角度範囲は、導光板2に対する観察者の頭部の想定される位置の範囲に応じて設定されればよく、例えば、光源3と正対する方向を中心としてその両側に±10°~±30°の角度範囲として設定される。したがって、光源3から発して導光板2内に入射して、導光板2内を伝搬する光は、個々のプリズム12により反射されて、導光板2の正面2cから広がるように出射する。したがって、観察者が導光板2に対してその頭部の位置を移動させても、パターン23は同じ位置にあるように見える。これに対して、上記のように、観察者が、自身の頭部を導光板2の正面2cに対して左側から右側へ、あるいは右側から左側へ移動させることで、パターン21-1~21-3のうちの視認できるパターンが変化するため、観察者は、その頭部の移動に伴ってパターンも移動するように見える。したがって、この変形例では、導光板2に対する観察者の頭部の相対的な位置の変化に伴って見える位置が変化するパターンと変化しないパターンの両方が表示されることになる。そのため、表示装置1は、より多彩なパターンの表示を行うことができる。なお、光源3が有する、パターン21-1~21-3を表示させるための発光素子と、パターン23を表示させるための発光素子とは別個に設けられてもよい。
なお、図5に示されるパターン23は、図3に示されるパターン21-1~21-3のように、観察者が導光板2に対する相対的な位置を変化させることで観察者が視認できるパターンのサイズが変化するものとともに導光板2に設けられてもよい。この場合、導光板2に対する観察者の頭部の相対的な位置の変化に伴って見えるサイズが変化するパターンと変化しないパターンの両方が表示されることになる。そのため、上記の変形例と同様に、表示装置1は、より多彩なパターンの表示を行うことができる。
なお、図2~図6において、図の見易さの向上のために、各プリズムのサイズ及び導光板2の厚さは誇張されている点に留意されたい。
以上に説明してきたように、この表示装置では、導光板に表示される複数のパターンのそれぞれについて、そのパターンに沿って複数のプリズムが配列される。そして各パターンについて、そのパターンに沿って配列される各プリズムの反射面が、パターンごとに異なる位置に設定される放射点のうち、そのパターンに対応する放射点に対して正対するように、各プリズムが形成される。そのため、光源から発して導光板内に入射した光は、各パターンに沿って配列されたプリズムにより、パターンごとに異なる方向へ向けて反射されて導光板の正面から出射する。そのため、複数のパターンのうち、観察者と導光板の相対的な位置に応じて観察者が視認できるパターンが異なることになる。したがって、この表示装置は、表示装置に対する観察者の相対的な位置関係に応じて観察者が視認できるパターンを変更することができる。すなわち、この表示装置は、導光板に対する観察者の視点の位置の移動に伴って、観察者が視認できるパターンを変化させることができる。
上記の実施形態または変形例による表示装置は、弾球遊技機または回胴遊技機といった遊技機に搭載されてもよい。
図7は、上記の実施形態または変形例による表示装置を有する弾球遊技機を遊技者側から見た、その弾球遊技機の概略斜視図である。図7に示すように、弾球遊技機100は、上部から中央部の大部分の領域に設けられ、遊技機本体である遊技盤101と、遊技盤101の下方に配設された球受け部102と、ハンドルを備えた操作部103と、遊技盤101の略中央に設けられた液晶ディスプレイ104と、液晶ディスプレイ104の前面に配置された、表示装置105とを有する。
また弾球遊技機100は、遊技の演出のために、遊技盤101の前面において遊技盤101の下方または表示装置105の周囲に配置された役物106を有する。また遊技盤101の側方にはレール107が配設されている。また遊技盤101上には多数の障害釘(図示せず)及び少なくとも一つの入賞装置108が設けられている。
操作部103は、遊技者の操作によるハンドルの回動量に応じて図示しない発射装置より所定の力で遊技球を発射する。発射された遊技球は、レール107に沿って上方へ移動し、多数の障害釘の間を落下する。そして遊技球が何れかの入賞装置108に入ったことを、図示しないセンサにより検知すると、遊技盤101の背面に設けられた主制御回路(図示せず)は、遊技球が入った入賞装置108に応じた所定個の遊技球を、玉払い出し装置(図示せず)を介して球受け部102へ払い出す。さらに主制御回路は、遊技盤101の背面に設けられた、演出制御装置の一例である演出用CPU(図示せず)を介して液晶ディスプレイ104及び表示装置105を駆動する。そして演出用CPUは、遊技の状態に応じた点灯制御情報を含む制御信号を表示装置105へ出力する。
表示装置105は、上記の実施形態または変形例による表示装置の一例であり、導光板の正面が遊技者へ向き、かつ、光源が導光板の上側または下側に位置するように遊技盤101に取り付けられる。そして表示装置105の制御回路は、演出用CPUからの制御信号に含まれる点灯制御情報に従って、光源を点灯させることで、遊技者が、液晶ディスプレイ104に表示された映像とともに、パターンを視認できるようにする。この場合、遊技者は、自身の頭部の位置を遊技盤101に対して左右に移動させることで、遊技者が視認できるパターンが変化する。また、制御回路は、点灯制御情報に従って、光源を消灯して、遊技者が、導光板を介して液晶ディスプレイ104に表示された映像のみを観察できるようにしてもよい。
このように、当業者は、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
1 表示装置
2 導光板
2a 入射面
2b 背面
2c 正面
3 光源
11 プリズム
21-1~21-3 パターン
22-1~22-3 放射点
4 制御回路
100 弾球遊技機
101 遊技盤
102 球受け部
103 操作部
104 液晶ディスプレイ
105 表示装置
106 役物
107 レール
108 入賞装置

Claims (5)

  1. 光源と、
    透明な部材で形成され、かつ、前記光源に対向する入射面を有し、前記光源から発した光により複数のパターンを表示する導光板と、
    前記光源の点灯または消灯を制御する制御部とを有し、
    前記導光板は、
    前記導光板の一方の面に、前記複数のパターンのそれぞれについて、当該パターンに沿って配列され、前記光源から発して前記入射面から前記導光板内に入射した光を前記導光板の他方の面から出射させるように反射することで当該パターンを表示させる複数のプリズムを有し、
    前記複数のパターンは所定の方向に沿って並べて配置され、前記複数のパターンのそれぞれに対応する放射点が前記入射面の長手方向において前記複数のパターンの並び順に沿って一列に並ぶように設定され、かつ、前記複数のパターンのそれぞれについて、当該パターンに沿って配列される前記複数のプリズムは当該パターンに対応する前記放射点に対して正対するように形成される、
    表示装置。
  2. 前記複数のパターンのそれぞれは互いに相似する形状を有し、かつ、前記複数のパターンのそれぞれの重心が一致し、かつ、前記所定の方向が前記一致した重心の位置からの放射方向となるように前記複数のパターンのそれぞれが配置される、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記複数のパターンのそれぞれは、互いに同一の形状を有し、かつ、前記所定の方向に沿って所定の間隔ずつずらして配置される、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記導光板は、前記光源から発した光により第2のパターンをさらに表示し、かつ、前記導光板の前記一方の面において前記第2のパターンに沿って配列され、前記光源から発して前記入射面から前記導光板内に入射した光を前記導光板の他方の面から出射させるように反射することで前記第2のパターンを表示させる複数の第2のプリズムを有し、
    前記複数の第2のプリズムのそれぞれは、当該複数の第2のプリズムのうちの二つ以上が前記光源に正対する方向を中心とする所定の角度範囲内で互いに異なる方向を向くように形成される、請求項1~3の何れか一項に記載の表示装置。
  5. 遊技機本体と、
    前記遊技機本体の遊技者と対向する側の面に設けられた表示装置と、
    遊技の状態に応じた制御信号を前記表示装置へ出力する演出制御装置とを有し、
    前記表示装置は、
    光源と、
    透明な部材で形成され、かつ、前記光源に対向する入射面を有し、前記光源から発した光により複数のパターンを表示する導光板と、
    前記演出制御装置から受信した前記制御信号に従って前記光源の点灯または消灯を制御する制御部とを有し、
    前記導光板は、
    前記導光板の前記遊技機本体側の面に、前記複数のパターンのそれぞれについて、当該パターンに沿って配列され、前記光源から発して前記入射面から前記導光板内に入射した光を前記導光板の遊技者側の面から出射させるように反射することで当該パターンを表示させる複数のプリズムを有し、
    前記複数のパターンは所定の方向に沿って並べて配置され、前記複数のパターンのそれぞれに対応する放射点が前記入射面の長手方向において前記複数のパターンの並び順に沿って一列に並ぶように設定され、かつ、前記複数のパターンのそれぞれについて、当該パターンに沿って配列される前記複数のプリズムは当該パターンに対応する前記放射点に対して正対するように形成される、
    遊技機。
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