JP2023013875A - 配管管理システム及び、配管管理方法 - Google Patents

配管管理システム及び、配管管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラントに係る情報管理を効率的に行う為の新規な技術を提供すること【解決手段】施設の配管を管理する配管管理システムであって、前記配管管理システムは、区画部及び、記憶部を備え、前記記憶部は、プラン図の区画を示す区画情報及び、前記設備内で取得された点群データを格納し、前記区画部は、前記点群データに基づいて前記施設内の点群プラン図を生成し、前記区画に対して、前記点群プラン図を対応付け、前記記憶部に格納する。【選択図】図1

Description

本発明は、配管管理システム及び、配管管理方法に関する。
プラントは、配管やポンプ等の機器、多種多様な設備で構成されており、これら設備は、設備リストによってリストされる。設備リストは、1又は複数の配管リスト並びに、1又は複数の機器リスト等に分割される場合がある。
また、多くのプラントは、設備検査やメンテナンス、設備の改変(例えば増設、変更等)等が定期的/不定期に行われている。そして、その過程や結果が、複数種類の図面データ(P&ID図等)や数値データ(管肉厚検査等)として管理される。
また、プラント建設や設備改変の過程において、設備の2次元図面、画像、3次元形状を表す3次元モデル等が生成される。更に、近年では、レーザ計測機等で計測した点群データ、計測地点が対応付けられた写真(パノラマ写真)等、現場の状況が分かるデータについてもが収集が行われるようになった。
これらのうち、あるデータ(例えば設備リスト中の単位(設備、設備群又は系))は個別の識別情報体系によって管理される場合があるが、別のデータはこの識別情報体系によって管理されない場合がある。更に、別のデータ(例えば点群データや、2次元画像)は管理上の識別情報が付与されずに、格納場所のディレクトリ構造やファイル名、その他のメタ情報によって管理される場合がある。そのため、プラントの管理者は、プラントに関する種々のデータを持っているものの、これらを別個で管理してしまい、うまくデータ活用ができていない実情がある。
特許文献1には、少ない作業負担で信頼性に優れたデータベース管理が可能なプラント管理システムが開示されている。具体的には、プラント管理システムは、画像表示部32と、複数の画像データを格納する画像データベース4aと、三次元構造を規定する点群データを格納する点群データベース4bと、属性情報を格納する属性情報データベース4cと、を備え、複数の画像データ及び点群データは共通の三次元座標系を介して対応付けられており、選択範囲に対応する属性情報が入力された場合に、点群データと関連付けて属性情報を処理することが開示されている。
特許文献2には、道路構造物の解析に必要なデータを容易に取得し、道路管理事業における業務の軽減を効果的に行う構造物情報提供システムが開示されている。具体的には、構造物情報提供システムは、道路を走行しながら道路構造物及びその周囲の地形や形状をその位置情報とともに測定し、その測定結果を点群データとして取得する測定車両10と、当該道路構造物等の形状を示す点群データを測定車両10から取得して管理するとともに、当該道路構造物の構造や性質等に関する構造物データを管理する管理サーバ20と、道路管理事業者により操作される端末であって当該管理サーバ20からネットワークを介して上記点群データ及び構造物データを取得するユーザ端末30を有して構成されることが開示されている。
特開2017-102742号公報 特開2016-142662号公報
既述のような種々のデータに対して、効率的な管理が求められている。また、別の観点では、対応付けされたこれらのデータを連携し、必要な情報に素早くアクセスできるようなデータの体系化が求められている。更に別の観点では、設備の改変やエラー等に起因して、データを連携した際に、データ同士の不整合や衝突が起こる場合があり、これらを解消した正確性の高いデータ群が求められている。
上記事情を鑑みて、本発明は、プラントに係る情報管理を効率的に行う為の新規な技術を提供することを解決すべき課題とする。
上記発明を解決するために、本発明は、施設の配管を管理する配管管理システムであって、
前記配管管理システムは、区画部及び、記憶部を備え、
前記記憶部は、プラン図の区画を示す区画情報及び、前記設備内で取得された点群データを格納し、
前記区画部は、前記点群データに基づいて前記施設内の点群プラン図を生成し、
前記区画に対して、前記点群プラン図を対応付け、前記記憶部に格納する。
また、本発明は、配管管理システムを用いて、施設の配管を管理する配管管理方法であって、
前記配管管理システムは、区画部及び、記憶部を備え、
前記記憶部が、プラン図の区画を示す区画情報及び、前記設備内で取得された点群データを格納するステップと、
前記区画部が、前記点群データに基づいて前記施設内の点群プラン図を生成するステップと、
前記区画に対して、前記点群プラン図を対応付け、前記記憶部に格納するステップと、
を有する配管管理方法。
本発明の好ましい形態では、前記点群データは3次元座標を含み、点群データの計測位置における高さ座標値が少なくとも対応付けられ、
前記区画部は、前記計測位置に関する高さ座標値及び、前記点群データの高さ座標値に基づいて、前記点群プラン図を生成する為のプラン図用点群データを、前記施設の階層毎に決定し、前記プラン図用点群データを用いて前記施設内の点群プラン図を生成する。
本発明の好ましい形態では、前記記憶部は、前記施設のプラン図を格納し、
前記プラン図には、縮尺が設定されており、
前記区画部は、前記プラン図用点群データから前記施設の平面視画像を階層毎に生成し、
前記プラン図を表示処理すると共に、前記プラン図用点群データの座標値に基づいて、前記平面視画像を前記プラン図と縮尺を揃えて表示処理し、
前記プラン図に対する前記平面視画像の位置合わせ入力を受け付けて、前記プラン図、区画及び、前記平面視画像の配置が対応付けられる。
本発明の好ましい形態では、前記施設内において複数回の計測処理によって取得された複数の前記点群データは共通座標系の3次元座標を有し、
前記区画部が前記点群プラン図を生成することで、点群データに対して、区画が割り当てられる。
このような構成とすることで、点群データからプラントのプラン図を生成して、情報を管理することができる。
本発明の好ましい形態では、前記施設内における設備関連図表情報を記憶部に格納する登録部、前記記憶部に格納したデータを連携させる連携部及び、前記記憶部に格納した情報を表示処理する表示処理部を備え、
前記登録部は、前記設備関連図表を受け付けて、前記設備関連図表に含まれた個別要素又は前記設備関連図表に対応する一意の登録識別情報を生成して、設備関連図表情報を登録し、
前記記憶部は、前記登録識別情報を有する前記設備関連図表情報を格納し、
前記連携部は、前記登録識別情報の組み合わせの指定を受け付けて、前記記憶部に前記組み合わせを登録可能に構成される。
本発明の好ましい形態では、前記設備関連図表は、一部又はそれぞれが独立して作成された情報であって複数の要素を含んだ設備リスト及び、設備の3次元モデルファイル並びに、管路図を含み、
前記設備リストは、設備又は系を要素とするリストであって、前記要素毎に前記登録識別情報が対応付けられ、
前記管路図は、複数の設備の接続状態を描画する情報であって、管路図毎に前記登録識別情報が対応付けられ、
前記3次元モデルは、設備又は系毎若しくはモデルを要素とし、前記要素毎に前記登録識別情報が対応付けられ、
前記連携部は、複数の前記登録識別情報の組み合わせを登録することで、独立して生成された前記設備関連図表の対応関係を定義し、
前記表示処理部は、指定された設備関連図表情報に対して直接対応付けられた設備関連図表情報に加えて、前記組み合わせ同士を検索して得られる間接的に対応付けられた設備関連図表情報に基づいて、前記設備関連図表を表示処理可能に構成される。
本発明の好ましい形態では、前記連携部は、前記管路図並びに、前記設備リスト又は前記3次元モデルの対応関係を定義する際に、前記管路図上での範囲の指定を受け付け、前記範囲を、前記設備リスト及び/又は前記3次元モデルに対して対応付け可能に構成され、
前記表示処理部は、前記範囲の指定を受けて、前記範囲が対応付けられた前記管路図を表示処理し、若しくは、前記範囲が対応付けられた他の設備関連図表情報又は設備関連図表の指定を受けて、前記範囲を表示処理する。
このような構成とすることで、それぞれが独立して生成された設備関連図表を対応付けて、データベース上で連携させることができる。また、プラン図及び区画と、これらの情報とを対応付けて管理することで、設備関連図表を効果的に集約した管理システムを提供することができる。
本発明は、プラントに係る情報管理を効率的に行う為の新規な技術を提供することができる。
一実施の形態のシステムの構成を示すブロック図。 一実施の形態のハードウェア構成図。 一実施の形態の情報処理装置の機能ブロック図。 一実施の形態のシステムにおける全体手順を示したフローチャート。 一実施の形態のシステムにおける設備関連図表情報のデータ構成図。 一実施の形態のシステムにおける区画情報を作成する際の画面表示例。 一実施の形態のシステムにおける設備関連図表情報を対応付ける際の処理フローチャート。 一実施の形態のシステムにおける設備関連図表情報を対応付ける際の処理フローチャート。
以下、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。図面には好ましい実施形態が示されている。しかし、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されない。
例えば、本実施形態では配管管理システムの構成、動作等について説明するが、実行される方法、装置、コンピュータプログラム等によっても、同様の作用効果を奏することができる。本実施形態におけるプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一過性の記録媒体として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、クライアント端末でその機能を実現する為に外部のコンピュータにおいて当該プログラムを起動させてもよい(いわゆるクラウドコンピューティング)。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらハードウェア資源によって具体的に実現され得るソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含み得る。本実施形態において「情報」とは、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値又は、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行され得る。広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)及びメモリ(Memory)等を適宜組み合わせることによって実現される回路である。即ち、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等を含むものである。
<システム構成>
図1は、一実施の形態のシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、配管管理システム0は、情報処理装置1、データベースサーバ2及び、外部データベース3を備える。情報処理装置1、データベースサーバ2及び、外部データベース3は、ネットワークNWを介して通信可能に構成されている。
ネットワークNWは、本実施形態では、ネットワークバスである。ネットワークNWは、例えば、IP(Internet Protocol)ネットワークを含んでもよい。ネットワークNWにおける通信プロトコルの種類に制限はなく、更に、ネットワークの種類、規模にも制限はない。
なお、情報処理装置1は、汎用のパーソナルコンピュータ等を利用することが可能である。また、サーバ向けのコンピュータ等を利用してもよく、クライアント端末を介して情報の送受信を行うことで後述する情報処理を実現してもよい。また、複数のコンピュータを用いて情報処理装置1を構成することも可能である。また、更に別の1又は複数の端末装置等をネットワークNWに接続して、データベースサーバ2に格納された情報の表示等を可能に構成してもよい。
<ハードウェア構成>
図2は、情報処理装置1、データベースサーバ2及び、外部データベース3のハードウェア構成図である。図2(a)は、端末装置90(情報処理装置1)のハードウェア構成の一例を示す図である。端末装置90は、ハードウェア構成として、制御部91と、記憶部92と、通信部93と、入力部94と、出力部95と、を備える。
端末装置90の制御部91は、CPU等の1又は2以上のプロセッサを含み、本発明に係る配管管理プログラム11、OSやブラウザソフト、その他のアプリケーションを実行することで、情報処理装置1の動作処理全体を制御する。端末装置90の記憶部92は、HDD、ROM、RAM等であって、上述の配管管理プログラム11並びに、制御部91がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部91が、記憶部92に記憶されている配管管理プログラムに基づき、処理を実行することによって、後述する機能構成が実現される。端末装置90の通信部93は、ネットワークNWとの通信制御を実行して、情報処理装置1を動作させるために必要な入力や、動作結果に係る出力を行う。端末装置90の入力部94は、タッチパネル、マウス及びキーボード等であって、利用者による操作要求を制御部91に入力する。端末装置90の出力部95は、ディスプレイ等であって、制御部91の処理の結果等を表示する。
図2(b)は、サーバ装置10(データベースサーバ2及び、外部データベース3)のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバ装置10は、ハードウェア構成として、制御部101と、記憶部102と、通信部103と、を備える。
制御部101は、CPU等の1又は2以上のプロセッサを含み、データベース管理プログラム、その他のアプリケーションを実行することで、サーバ装置10の動作処理全体を制御する。記憶部102は、HDD、ROM、RAM等であって、本発明に係る配管管理プログラム及び、配管管理システム0で利用される種々のデータを記憶する。通信部103は、ネットワークNWとの通信制御を実行して、情報処理装置1を動作させるために必要な入力や、動作結果に係る出力を行う。
データベースサーバ2の記憶部102は、ユニークIDテーブル21、ユニークID連結テーブル22、設備管理リストDB23、プラン図DB24、区画DB25、点群DB26、3次元モデルDB27、P&ID図DB28、スプール図DB29及び、パノラマ画像DB30を備えると共に、設備関連図表を格納する。外部データベース3の記憶部102は、個々の設備の保守情報を格納した保守情報DB31及び、個々の設備の運転状況情報を格納した運転状況情報DB32を備える。なお、これらのDB及び設備関連図表等は、異なる記憶媒体に格納されても構わない。
<情報処理装置の機能>
図3は、情報処理装置1の機能ブロック図である。情報処理装置1は、機能構成として、登録部12、区画部13、連携部14、表示処理部15及び、生成部16を備える。これは、ソフトウェア(記憶部92に記憶されている)による情報処理が、ハードウェア(制御部91等)によって具体的に実現されたものである。
登録部12は、設備関連図表を受け付けて、データベースサーバ2(記憶部)に対して、設備関連図表情報を登録すると共に、設備関連図表を格納する。設備関連図表は、設備又は系を要素とする設備管理リスト、計測時の情報と対応付けられた点群データ、P&ID図やスプール図といった複数の設備の接続状態を描画する管路図、設備又は系毎若しくはモデルを要素として1又は複数含む3次元モデル、設備内で撮影されたパノラマ画像、点検結果やマニュアルなどのドキュメントデータ等のプラントに関連した図、表等を含む。
本実施形態では、登録部12は、設備管理リストに基づいて、設備関連図表情報である設備管理情報を設備管理リストDB23に登録する。また、プラン図に関する設備関連図表情報をプラン図DB24に、点群データに関する設備関連図表情報を点群DB26に、P&ID図に関する設備関連図表情報をP&ID図DB28に、スプール図に関する設備関連図表情報をスプール図DB29に、パノラマ画像に関する設備関連図表情報をパノラマ画像DB30に格納する。また、3次元モデルファイルに基づいて、ファイルに含まれた複数の3次元モデルに関する複数の設備関連図表情報を3次元モデルDB27に登録する。
登録部12は、設備関連図表情報を登録する際に、ユニークID(登録識別情報)を生成し、設備関連図表に含まれた個別要素又は設備関連図表に関する情報を、ユニークIDと対応付けて設備関連図表情報を登録することで、設備関連図表情報に対して、ユニークID(登録識別情報)を対応付ける。
ユニークID(登録識別情報)は、データベースサーバ2に格納される設備関連図表に含まれた個別要素又は設備関連図表毎にユニークな識別情報である。設備管理リスト(設備関連図表)等には設備番号等、ファイル中で個々の設備(要素)を識別するための識別情報が付与されている場合があるが、登録部12は、この識別情報とは異なるデータベースサーバ2において一意となるユニークID(登録識別情報)を生成する。また、登録部12は、設備関連図表情報に対して、カテゴリを対応付けて格納する。カテゴリは、ユニークID生成時に付与される情報であり、例えば、当該ユニークIDが、何れの設備関連図表(本実施形態では、設備管理リスト、3次元モデル、プラン図、点群データ、P&ID図、スプール図、パノラマ画像等)に対応する設備関連図表情報であるかを示す情報である。カテゴリによって、ユニークIDによって一括管理を行う際の検索等を効率化する。
本実施形態では、設備管理リスト(設備関連図表)が登録されると、設備管理リストに含まれた個別要素であるレコード毎にユニークIDが対応付けられた設備管理情報を登録する。また、複数の3次元モデルが含まれた3次元モデルファイルに基づいて、3次元モデルファイルに含まれた個々の要素である3次元モデル毎にユニークIDが対応付けられた設備管理情報を登録する。なお、3次元モデルの単位は、任意であり、3次元モデルの個々のパーツ、パーツを組み合わせた1の設備に対応するモデル、あるいは複数のモデルの組み合わせであるグループ等を単位としてよい。複数のモデルを含むグループに対して共通のユニークIDを付与する場合、グループ番号を付与してよい。プラン図、点群データ、P&ID図、スプール図、パノラマ画像に対しては、1のファイル毎に、ユニークIDが対応付けられた設備管理情報を登録する。設備関連図表情報の登録時に入力されたファイルは、データベースサーバ2等の記憶部に保存されると共に、設備関連図表情報にファイル名やパス等が対応付けて格納される。
区画部13は、プラン図に対する区画の設定を行う。本実施形態では、登録部12は事前に作成された施設の間取り図を示すプラン図の登録を受け付け、区画部13は、この間取りに対して複数の区画を定義する。また、区画部13は、点群データに基づいて施設内のプラン図を生成する。以降、事前に作成された施設の間取り図を単にプラン図、点群データに基づいて生成されるプラン図を点群プラン図と呼称する。
連携部14は、データベースサーバ2(記憶部)に登録され、インターフェースを介して指定された設備関連図表情報を対応付けて、それらの組み合わせをデータベースサーバ2に登録することで、独立して生成された設備関連図表の対応関係を定義する。
表示処理部15は、利用者が操作入力を行う種々の画面を表示処理する。この時、表示処理部15は、データベースサーバ2の設備関連図表情報の組み合わせに応じて、関連する設備関連図表情報、設備関連図表等を表示処理する。設備関連図表は、設備関連図表情報に含まれたファイル名やパスなどによって参照され、表示処理部15によって表示処理される。表示処理部15は、指定された設備関連図表情報に対して連携部14により直接対応付けられた設備関連図表情報に加えて、組み合わせ同士を検索して得られる間接的に対応付けられた設備関連図表情報を検索処理して、表示処理可能に構成される。
生成部16は、点群データに基づいて、点群プラン図を生成する為の平面視画像及び、3次元モデルを生成する。以降、事前に作成された設備の3次元モデルを単にプラン図、点群データに基づいて生成される3次元モデルを3次元モデルと呼称する。
<配管管理方法>
図4~8を参照して、配管管理システム0を用いた配管管理方法の説明及び各機能構成要素による処理内容について説明する。図4は、配管管理システム0において、設備関連図表情報の登録から対応付けまでの全体手順を示したフローチャートである。
まず、ステップS41において、情報処理装置1の登録部12は、設備関連図表のファイルをデータベースサーバ2(記憶部)への登録を受け付け、ユニークIDを生成して設備関連図表情報の登録を行うと共に、設備関連図表のファイルをデータベースサーバ2(記憶部)に格納する。
<データベースサーバへの設備関連図表情報の登録>
図5は、データベースサーバ2の記憶部102に格納された設備関連図表情報のデータ構成図である。ユニークIDテーブル21は、ユニークID情報として、ユニークID、ユニークIDの作成日時及び、カテゴリを有する。登録部12は、ユニークIDを生成すると、登録された設備関連図表に基づいてカテゴリを付与し、作成日時と共にユニークIDテーブル21にユニークID情報を追加する。また、各DB23~30に登録された設備関連図表情報には、登録部12が生成したユニークIDが付与されている。
ユニークID連結テーブル22は、連携部14が対応付けた設備関連図表情報の組み合わせを示す連携情報が格納される。連携情報は、登録部12が生成したユニークIDのペアによって定義され、組合せの(連携情報の)作成日時が対応付けられている。
設備管理リストDB23は、設備管理リストに含まれたレコード毎に、設備管理情報を格納する。設備管理情報は、設備関連図表である設備管理リストに基づいて登録される。設備管理情報は、ユニークID、設備管理リストを参照する為の情報(図示例ではファイル名)、リスト中で少なくとも一意な識別情報(設備番号)、設備管理リストへのレコードの作成日時、場所、系統、設備内容、接続元の設備番号、接続先の設備番号等の情報を有する。設備内容は、配管の場合であれば配管サイズ、配管クラス、保温材有無、内容物等の情報を含んでよい。機器の場合であれば機器種類等の情報を含んでよい。
プラン図DB24は、プラン図情報を格納する。登録部12がプラン図の登録を受け付けると、プラン図に対してユニークIDを発行し、ユニークID情報をユニークIDテーブル21に、プラン図情報をプラン図DB24に格納する。プラン図情報は、ユニークID、登録されたプラン図を表示処理部15が表示処理する為の情報(図示例ではファイル名)、施設の階層番号及び、プラン図の作成日時が対応付けられる。
点群DB26は、点群データ情報を格納する。登録部12が点群データの登録を受け付けると、点群データに対してユニークIDを発行し、ユニークID情報をユニークIDテーブル21に、点群データ情報を点群DB26に格納する。点群データ情報は、ユニークID、登録された点群データを表示処理部15が表示処理する為の情報(図示例ではファイル名)、各点群データの計測回を識別可能な計測番号、点群データの作成日時、計測位置の3次元座標である計測位置座標及び、点群グループが対応付けられる。点群グループとは、一塊の点群、例えば、配管や機器単位で、また壁や床等を1グループとして登録しておき、グループ毎に表示非表示、色分け表示するのに用いる。また、点群グループにコメントなどの追加するために用いる。
3次元モデルDB27は、3次元モデル情報を格納する。登録部12が3次元モデルファイルの登録を受け付けると、3次元モデルファイルに含まれた個々の要素(3次元モデル毎)に対してユニークIDを発行し、ユニークID情報をユニークIDテーブル21に、3次元モデル情報を3次元モデルDB27に格納する。3次元モデル情報は、ユニークID、登録された3次元モデルを表示処理部15が表示処理する為の情報(図示例ではファイル名)、登録された3次元モデルファイル中のデータ番号、3次元モデルファイルの作成日時、3次元モデルファイルのファイル規格、3次元モデルの形状データの種別、配置された座標、3次元モデルグループが対応付けられる。3次元モデルグループとは、複数の配管や機器を1グループとして登録しておき、グループ毎に表示非表示、または保守状況に合わせて色分け表示するのに用いる。
P&ID図DB28は、P&ID図情報を格納する。登録部12がP&ID図の登録を受け付けた際及び、選択範囲ファイルを生成した際に、P&ID図に対してユニークIDを発行し、ユニークID情報をユニークIDテーブル21に、P&ID図情報をP&ID図DB28に格納する。P&ID図情報は、ユニークID、登録されたP&ID図を表示処理部15が表示処理する為の情報(図示例ではファイル名)、P&ID図の図番号、P&ID図の作成日時、P&ID図の示す場所及び、選択範囲ファイル名が対応付けられる。選択範囲ファイル名について後述する。
スプール図DB29は、スプール図情報を格納する。登録部12がスプール図の登録を受け付けた際及び、選択範囲ファイルを生成した際に、スプール図に対してユニークIDを発行し、ユニークID情報をユニークIDテーブル21に、スプール図情報をスプール図DB29に格納する。スプール図情報は、ユニークID、登録されたスプール図を表示処理部15が表示処理する為の情報(図示例ではファイル名)、スプール図の図番号、スプール図の作成日時、スプール図の示す場所及び、選択範囲ファイル名が対応付けられる。
パノラマ画像DB30は、パノラマ画像情報を格納する。登録部12がパノラマ画像の登録を受け付けると、パノラマ画像に対してユニークIDを発行し、ユニークID情報をユニークIDテーブル21に、パノラマ画像情報をパノラマ画像DB30に格納する。パノラマ画像情報は、ユニークID、登録されたパノラマ画像を表示処理部15が表示処理する為の情報(図示例ではファイル名)及び、パノラマ画像の作成日時が対応付けられる。
<区画の設定>
次に、ステップS42において、配管管理システム0は、登録されたプラン図に対して、区画情報の作成を行い、区画を設定する。表示処理部15は、記憶部に格納されたプラン図を表示処理し、表示処理結果を出力部95に送信する。区画部13は、区画の寸法及び原点座標の指定を受けて、プラン図上に区画を表示処理し、区画情報を区画DB25に登録する。ここで、区画部13は、区画の寸法毎に複数の区画情報を生成してよい。
図5に示すように、区画DB25に格納された区画情報は、区画数、区画寸法及び原点座標が対応付けられると共に、区画番号毎のユニークIDを有する。例えば、原点座標は、表示処理部15が表示処理したプラン図(画像)上における特定の2次元座標値(x、y)を指す。プラン図(画像)には、画像上を所定座標移動した時のプラント施設での現実の移動距離が縮尺として対応付けられており、寸法は、この時プラン図上に配置される区画の1辺の長さを意味する。なお、本実施形態では、x軸及びy軸の寸法が同じだが、区画部13は、x軸及びy軸の寸法を異ならせて、プラン図を区画してもよい。換言すれば、区画は長方形であってもよい。あるいは、プラン図(画像)の座標系ではx軸及びy軸の目盛りの幅が等しくなくてもよい。
区画番号(x、y、z)は、例えば、10(x軸)×10(y軸)の100区画が3階層(z軸)存在する場合、(1、1、1)~(10、10、3)まで、300生成され、それぞれにユニークIDが対応付けされる。これらのユニークIDも、ユニークIDテーブル21に格納される。なお、各階層の区画数は同じであってもよいし、異なってもよい。寸法が異なる区画情報は、区画情報のユニークIDを連携情報によって対応付ける。
図6は、区画情報を作成する際の画面表示例である。図示例のプラン図PLは、施設の1階部分のプラン図を示し、図中、符号ORは原点座標を示す。プラン図には縮尺(プラン図上の距離と現実の距離の倍率)が対応付けられており、指定した区画寸法に対応して、原点を基準として区画SExyが並べてマトリックス上に配置される。図示例では、区画SE11(x、y、z)=(1、1、1)~SE69(x、y、1)=(6、9、1)の54区画が配置される。本実施形態では、z座標は施設の階層を示す。
<点群データに基づくプラン図の作成>
ステップS43において、配管管理システム0は、登録された点群データを用いて、点群プラン図の作成を行う。点群データファイルは、複数の3次元座標の集合であり、好ましくは、3次元座標に加えてポイントの色情報及び、輝度情報を有する。それぞれの点群データファイルは、施設内において複数回の計測処理によって取得されるが、異なる点群データファイル中の座標は、共通する3次元座標系(あるいは、共通の3次元座標系に変換可能)で、更に、この座標系の寸法は、現実の距離に変換可能である。
まず、生成部16は、点群DB26に格納された点群データファイルから、点群プラン図を生成する為のプラン図用点群データを検索する。生成部16は、点群データ情報が有する計測位置座標の高さ座標値と、点群データの高さ座標値に基づいて、プラン図用点群データを決定する。本実施形態では、レーザ計測機で計測した点群データは、床がある場所から計測することが多いため、点群ファイル中の点群データのうち、計測位置座標値のz座標(高さ)よりも低い高さの3次元座標が、プラン図用点群データとなる。これにより、床面側の点群データが取得できる。そして、生成部16は、このプラン図用点群データをx-y平面に投影することで、計測地点毎の平面視画像を生成する。これにより、点群データ情報に対応付けられた平面視画像が記憶部(データベースサーバ2等)に格納される。
生成部16は、この処理を、点群データ情報毎に行う。このプラン図用点群データ及び平面視画像は、計測位置座標のz座標をクラスタリング等することで、設備の階層毎に区別される。そして、表示処理部15は、生成された平面視画像(点群プラン図)を、プラン図と縮尺をそろえて、プラン図上を移動自在に表示処理する。本実施形態では、点群データの座標値と現実の距離を対応付けると共に、プラン図に対して寸法を対応付けることで、プラン図と平面視画像の縮尺を揃えることができる。そして、例えば、表示処理部15が、プラン図上に平面視画像を透過して表示し、プラン図に対する平面視画像の相対位置を入力することで点群データと区画の位置合わせが行われ、連携部14は、点群DB26に格納された点群データ情報のユニークIDと区画のユニークIDを対応付けて、点群データ情報及び区画対応付ける連携情報を、ユニークID連結テーブル22に登録する。これにより、点群データ及びプラン図(区画)が対応付けされる。なお、プラン図がない場合は、区画部13は、平面視画像を生成して画像ファイル化して、それをプラン図として利用して区画情報の登録を行ってよい。
<区画情報と、設備関連図表情報の対応付け>
ステップS44では、区画情報と、任意の設備関連図表情報の連結を行う。一例として、区画と3次元モデルの対応付けを行う手順について説明する。また、ステップS45では、設備関連図表情報同士の連結を行う。これらの手順は、順不同で、随時行われてかまわない。また、ステップS41におけるファイルのデータベースサーバ2への登録についても、随時、任意のタイミングで行われてよい。
<区画と3次元モデルの対応付け>
表示処理部15は、3次元モデルを、3次元モデル中の個々の要素を表示処理する。更に、区画(プラン図及び/又は点群プラン図)を表示処理する。そして、連携部14は、3次元モデルが有する座標値と区画が持つ座標値範囲を用いて、区画内に3次元モデルが含まれるかどうか判断する処理を行う。3次元モデルは、例えば、配管種類等の情報と共に、配管の中心軸及び直径等について座標値を有しており、この座標値は、区画の座標と対応する座標系である(あるいは、対応する座標系に変換可能である)。これにより、連携部14は、3次元モデルが有する座標に基づいて、3次元モデルが存在する区画を判断可能であり、連携部14は、3次元モデルDB27に格納された3次元モデル情報のユニークIDと、区画のユニークIDを対応付けて、3次元モデル及び、区画を対応付ける情報連携情報とユニークID連結テーブル22に登録する。これにより、3次元モデル及び3次元モデル中の要素並びに、プラン図(区画)が対応付けされる。
なお、区画のユニークIDに対して、3次元モデル以外の任意の設備関連図表情報のユニークIDが連携部14によって対応付けられてよい。
<P&ID図に対して設備関連図表情報を対応付ける手順>
次いで、管路図を示す画像ファイルであるP&ID図を、設備関連図表と対応付ける処理について説明する。図7は、設備関連図表情報を対応付ける際の処理フローチャートである。S71において、表示処理部15は、P&ID図を、P&ID図上の範囲を指定可能に表示処理する。ステップS702において、表示処理部15は、データベースサーバ2に格納された3次元モデルを表示処理する。
ステップS703において、P&ID図上で範囲指定された設備に対応する3次元モデルが格納されていない場合(ステップS703でNO)、ステップS704に進む。ステップS704では、生成部16は、点群データから3次元モデルを生成する。3次元モデルの生成は、例えば、配管相当の点群をユーザが選択し、分布状況から、モデルに必要な中心軸ベクトルと直径を算出する方法や、点群から三角形メッシュを生成する方法等の任意手法で行われる。生成部16が3次元モデルを生成すると、登録部12はユニークIDを生成してユニークIDテーブル21にユニークID情報を登録すると共に、3次元モデルDB27に3次元モデル情報を登録し、3次元モデルをデータベースサーバ2(記憶部)に格納する。
ステップS703において、対応する3次元モデルが格納されている場合(ステップS703でYES)、ステップS705に進む。そして、ステップS705では、表示処理部15は、3次元モデル中の1又は複数要素を選択可能に表示処理し、利用者に、ステップS703で指定された設備に対応する3次元モデルを選択させる。
ステップS706では、表示処理部15は、設備管理情報に基づいて、設備管理リストを設備リスト中の要素が選択可能に表示処理する。ステップS707において、P&ID図上で範囲指定された設備に対応する設備管理情報が格納されていない場合(ステップS707でNO)、ステップS708に進む。ステップS708では、登録部12は、新規設備管理情報を設備管理リストDB23に登録する。登録部12が新規設備管理情報を生成すると、登録部12はユニークIDを生成してユニークIDテーブル21にユニークID情報を登録する。
ステップS707において、対応する設備管理情報が格納されている場合(ステップS707でYES)、ステップS709に進む。そして、ステップS709では、表示処理部15は、設備管理リストを個別の要素を選択可能に表示処理し、利用者に、ステップS703で指定された設備に対応するレコードを選択させる。
ステップS710では、登録部12は、範囲選択ファイルを生成する。そして登録部12は、ユニークIDを新たに生成し、ステップS710で生成した範囲選択ファイル、新たに生成したユニークIDが対応付けされたP&ID図情報を、P&ID図DB28に格納する。本実施形態では、範囲選択ファイルが生成される都度、新しいユニークIDが付与されたP&ID図情報をP&ID図DB28に登録する。範囲選択ファイルは、ステップS701で指定された範囲、ステップS709で選択された設備管理情報のユニークID及び、範囲選択ファイルの作成日時を有し、操作を行ったP&ID図のファイル名や図番号に対応付けて、P&ID図DB28に格納される。範囲は、例えば、1又は2以上のP&ID図上の座標によって指定される。範囲の形状は、四角形や円形等一定であってもよいし、利用者が指定可能であってもよい。指定可能な場合は、範囲選択ファイルに範囲の形状が対応付けられる。
ステップS711では、連携部14は、ユニークID連結テーブル22に、P&ID図情報及び、3次元モデル情報を対応付ける連携情報並びに、P&ID図情報及び、設備管理情報を対応付ける連携情報を登録する。1つのユニークIDに対して複数の3次元モデルが対応付けされる場合、3次元モデル情報に、3次元モデルグループを区別する番号を追加して、グループ化してよい。ここで、範囲選択ファイルが登録されていないP&ID図情報及び、そのP&ID図上を操作して範囲選択ファイルが登録されたP&ID図情報のユニークIDを、連携部14を介して連携してもよい。また、P&ID図をスプール図に読み替えて、ステップS701~S711の処理を行うことで、連携部14は、ユニークID連結テーブル22に、スプール図情報及び、3次元モデル情報を対応付ける連携情報並びに、スプール図情報及び、設備管理情報を対応付ける連携情報を登録することができる。また、パノラマ画像等、図表中に複数の要素が選択不可に含まれた設備関連図表については、範囲選択ファイルを対応付けることで、図表中の要素を、設備管理図表情報と対応付けできる。なお、連携部14は、3次元モデル情報及び、設備管理情報を対応付ける連携情報についても、登録してよい。なお、選択範囲ファイルについて、本実施形態では、設備管理情報のユニークIDを付与しているが、選択範囲ファイルDBを設けて、選択範囲ファイルにもユニークIDを付与し、P&ID図やスプール図、パノラマ画像等の図表中に複数の要素が選択不可に含まれた設備関連図表のユニークIDを対応付けて、ID連結テーブル22に登録するようにしてもよい。
<設備関連情報に対して設備関連図表情報を対応付ける手順>
図8は、設備関連図表情報を対応付ける際の処理フローチャートである。ステップS801では、表示処理部15は、設備管理情報に基づいて、設備管理リストを設備リスト中の要素が選択可能に表示処理する。ステップS802において、対応付けしたい設備の設備管理情報が格納されていない場合(ステップS802でNO)、ステップS803に進む。ステップS803では、登録部12は、新規設備管理情報を設備管理リストDB23に登録する。登録部12が新規設備管理情報を生成すると、登録部12はユニークIDを生成してユニークIDテーブル21にユニークID情報を登録する。
ステップS802において、対応付けしたい設備管理情報が格納されている場合(ステップS802でYES)、ステップS804に進む。そして、ステップS804では、表示処理部15は、設備管理リストを個別の要素を選択可能に表示処理し、利用者に、これから設備関連図表情報と対応付けしたい設備に対応するレコードを選択させる。
S805において、表示処理部15は、P&ID図を、P&ID図上の範囲を指定可能に表示処理する。S806では、表示処理部15は、スプール図を、スプール図上の範囲を指定可能に表示処理する。この時、P&ID図及びスプール図は同一画面に表示されるのが好ましい。
ステップS807では、表示処理部15は、P&ID図を、P&ID図上の範囲指定を受けつけ可能に表示処理する。ステップS808では、表示処理部15は、スプール図を、スプール図上の範囲指定を受けつけ可能に表示処理する。P&ID図上及びスプール図上の一方で指定した範囲が指定後も図上に描画され、他方の範囲指定に際して参照できるのが好ましい。なお、ステップS807及びステップS808の手順は入れ替わってよく、スプール図上の範囲指定を参照して、P&ID図上の範囲指定を行ってもよい。
ステップS809では、登録部12は、範囲選択ファイルを生成し、新たなユニークIDを発行して、生成したユニークID及び範囲選択ファイルが対応付けされたP&ID図情報を、P&ID図DB28に格納する。範囲選択ファイルは、ステップS807で指定された範囲、ステップS804で選択された設備管理情報のユニークID及び、範囲選択ファイルの作成日時を有する。ステップS810では、登録部12は、範囲選択ファイルを生成し、新たなユニークIDを発行して、生成したユニークID及び範囲選択ファイルが対応付けされたスプール図情報を、スプール図DB29に格納する。範囲選択ファイルは、ステップS808で指定された範囲、ステップS804で選択された設備管理情報のユニークID及び、範囲選択ファイルの作成日時を有する。
ステップS811では、連携部14は、ユニークID連結テーブル22に、設備管理情報及び、P&ID図情報を対応付ける連携情報並びに、設備管理情報及び、スプール図情報を対応付ける連携情報を登録する。ここで、連携部14は、ステップS805でP&ID図を表示する際に使用されたP&ID図情報及び、ステップ809で生成されたP&ID図情報を対応付ける連携情報を登録してよく、ステップS806でスプール図を表示する際に使用されたスプール図情報及び、ステップ810で生成されたスプール図情報を対応づける連携情報を登録してよい。
<プラン図及びパノラマ画像の対応付け>
表示処理部15は、プラン図又は点群プラン図を、区画又はプラン図上の座標を指定可能に表示処理し、プラン図上の任意の領域に、設備管理図表情報を対応付け可能であって良い。本実施形態では、表示処理部15は、更にパノラマ画像を選択可能に表示処理し、区画及びパノラマ画像の指定を利用者より受け付ける。そして、連携部14は、区画及びパノラマ画像のユニークIDを有した連携情報をユニークID連結テーブル22に登録する。プラン図上の座標に対応付ける場合、例えば、表示処理部15は座標を指定可能に、プラン図を表示処理し、登録部12は指定された座標に基づいて範囲選択ファイルをプラン図DB24に登録することで、指定してもよい。この時、範囲選択ファイルは、例えば、パノラマ画像のユニークID、範囲選択ファイルの作成日時及び、指定された座標を有する。
<プラン図及びコメントの対応付け>
また、区画に対して、コメントを対応付けて、データベースサーバ2に格納する。本実施形態では、表示処理部15は、区画を指定可能に表示処理すると共に、コメントを入力可能にする。コメントが入力されると、登録部12は、コメントのユニークIDを発行して、コメントID、コメント内容、コメントを行った日時である作成日時を有するコメント情報をデータベースサーバ2に格納する。そして、連携部14は、区画及びコメントのユニークIDを有した連携情報をユニークID連結テーブル22に登録する。プラン図上の座標に対応付ける場合、例えば、表示処理部15は座標を指定可能に、プラン図を表示処理し、登録部12は指定された座標に基づいて範囲選択ファイルをプラン図DB24に登録することで、指定してもよい。この時、範囲選択ファイルは、例えば、コメントのユニークID、範囲選択ファイルの作成日時及び、指定された座標を有する。
<外部情報の対応付け>
表示処理部15は更に、外部データベース3に格納された情報を表示処理してよく、設備関連図表情報と対応付けてよい。本実施形態では、外部データベース3は、個々の設備の保守情報を格納した保守情報DB31及び、個々の設備の運転状況情報を格納した運転状況情報DB32を備えている。保守情報は、例えば、配管表面の腐食・割れ状況、非破壊検査による内部状況安堵の保守検査の結果等を含む。表示処理部15は、設備関連図表情報又は設備関連図表並びに、外部データベース3に格納された情報を、それぞれ指定可能に表示処理し、両者の指定を受けることで、登録部12は、外部データベース3に格納された情報及び、設備関連図表情報を対応付ける。本実施形態では、設備管理リストDB23に格納された設備管理情報に対して、保守情報及び運転状況情報のパスを対応付け、対応付けを行う。必ずしも設備管理情報に対して外部データベース3に格納された情報が対応付けされる必要はなく、別の設備関連図表情報に対して対応付けられてもよい。また、外部データベース3に格納された情報についても、登録部12がデータベースサーバ2に格納してユニークIDを発行して、既述の設備管理図表と同様に設備関連図表情報として管理を行う構成であってもよい。
<操作画面>
表示処理部15は、連携情報に基づいて、複数の設備管理図表を並べて表示処理してよい。例えば、表示処理部15は、プラン図(あるいは点群プラン図)を、区画を選択可能に表示処理する。そして、区画が選択されると、連携情報に基づいて、その区画に対応付けられた要素を含む3次元モデルを3次元モデルDB27から検索して表示処理する。
本実施形態では、区画及び3次元モデルの連携情報によって、区画に直接3次元モデルが対応付けられている。また、3次元モデル及びP&ID図の連携情報に3次元モデルに直接P&ID図が対応付けられている。そのため、区画及びP&ID図は、これらの連携情報に基づいて、間接的に対応付けられている。表示処理部15は、直接対応付けられた設備関連図表情報に加えて、この間接的に対応付けられた設備管理図表情報についても、表示処理してよい。
0 :配管管理システム
1 :情報処理装置
11 :配管管理プログラム
12 :登録部
13 :区画部
14 :連携部
15 :表示処理部
16 :生成部
2 :データベースサーバ
20 :管理サーバ
21 :ユニークIDテーブル
22 :ユニークID連結テーブル
23 :設備管理リストDB
24 :プラン図DB
25 :区画DB
26 :点群DB
27 :3次元モデルDB
28 :P&ID図DB
29 :スプール図DB
30 :パノラマ画像DB
3 :外部データベース
31 :保守情報DB
32 :運転状況情報DB
90 :端末装置
91 :制御部
92 :記憶部
93 :通信部
94 :入力部
95 :出力部
10 :サーバ装置
101 :制御部
102 :記憶部
103 :通信部
NW :ネットワーク

Claims (8)

  1. 施設の配管を管理する配管管理システムであって、
    前記配管管理システムは、区画部及び、記憶部を備え、
    前記記憶部は、プラン図の区画を示す区画情報及び、前記設備内で取得された点群データを格納し、
    前記区画部は、前記点群データに基づいて前記施設内の点群プラン図を生成し、
    前記区画に対して、前記点群プラン図を対応付け、前記記憶部に格納する、
    配管管理システム。
  2. 前記点群データは3次元座標を含み、点群データの計測位置における高さ座標値が少なくとも対応付けられ、
    前記区画部は、前記計測位置に関する高さ座標値及び、前記点群データの高さ座標値に基づいて、前記点群プラン図を生成する為のプラン図用点群データを、前記施設の階層毎に決定し、前記プラン図用点群データを用いて前記施設内の点群プラン図を生成する、
    請求項1に記載の配管管理システム。
  3. 前記記憶部は、前記施設のプラン図を格納し、
    前記プラン図には、縮尺が設定されており、
    前記区画部は、前記プラン図用点群データから前記施設の平面視画像を階層毎に生成し、
    前記プラン図を表示処理すると共に、前記プラン図用点群データの座標値に基づいて、前記平面視画像を前記プラン図と縮尺を揃えて表示処理し、
    前記プラン図に対する前記平面視画像の位置合わせ入力を受け付けて、前記プラン図、区画及び、前記平面視画像の配置が対応付けられる、
    請求項2に記載の配管管理システム。
  4. 前記施設内において複数回の計測処理によって取得された複数の前記点群データは共通座標系の3次元座標を有し、
    前記区画部が前記点群プラン図を生成することで、点群データに対して、区画が割り当てられる、
    請求項1~3の何れかに記載の配管管理システム。
  5. 前記施設内における設備関連図表情報を記憶部に格納する登録部、前記記憶部に格納したデータを連携させる連携部及び、前記記憶部に格納した情報を表示処理する表示処理部を備え、
    前記登録部は、前記設備関連図表を受け付けて、前記設備関連図表に含まれた個別要素又は前記設備関連図表に対応する一意の登録識別情報を生成して、設備関連図表情報を登録し、
    前記記憶部は、前記登録識別情報を有する前記設備関連図表情報を格納し、
    前記連携部は、前記登録識別情報の組み合わせの指定を受け付けて、前記記憶部に前記組み合わせを登録可能に構成される、
    請求項1~4の何れかに記載の配管管理システム。
  6. 前記設備関連図表は、一部又はそれぞれが独立して作成された情報であって複数の要素を含んだ設備リスト及び、設備の3次元モデルファイル並びに、管路図を含み、
    前記設備リストは、設備又は系を要素とするリストであって、前記要素毎に前記登録識別情報が対応付けられ、
    前記管路図は、複数の設備の接続状態を描画する情報であって、管路図毎に前記登録識別情報が対応付けられ、
    前記3次元モデルは、設備又は系毎若しくはモデルを要素とし、前記要素毎に前記登録識別情報が対応付けられ、
    前記連携部は、複数の前記登録識別情報の組み合わせを登録することで、独立して生成された前記設備関連図表の対応関係を定義し、
    前記表示処理部は、指定された設備関連図表情報に対して直接対応付けられた設備関連図表情報に加えて、前記組み合わせ同士を検索して得られる間接的に対応付けられた設備関連図表情報に基づいて、前記設備関連図表を表示処理可能に構成される、
    請求項5に記載の配管管理システム。
  7. 前記連携部は、前記管路図並びに、前記設備リスト又は前記3次元モデルの対応関係を定義する際に、前記管路図上での範囲の指定を受け付け、前記範囲を、前記設備リスト及び/又は前記3次元モデルに対して対応付け可能に構成され、
    前記表示処理部は、前記範囲の指定を受けて、前記範囲が対応付けられた前記管路図を表示処理し、若しくは、前記範囲が対応付けられた他の設備関連図表情報又は設備関連図表の指定を受けて、前記範囲を表示処理する、
    請求項5又は請求項6に記載の配管管理システム。
  8. 配管管理システムを用いて、施設の配管を管理する配管管理方法であって、
    前記配管管理システムは、区画部及び、記憶部を備え、
    前記記憶部が、プラン図の区画を示す区画情報及び、前記設備内で取得された点群データを格納するステップと、
    前記区画部が、前記点群データに基づいて前記施設内の点群プラン図を生成するステップと、
    前記区画に対して、前記点群プラン図を対応付け、前記記憶部に格納するステップと、
    を有する配管管理方法。
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