JP2023013311A - 異物分離装置及び異物分離方法 - Google Patents

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光正 戸高
Mitsumasa Todaka
多良 守田
Tara Morita
保 京谷
Tamotsu Kyotani
大輔 栗田
Daisuke Kurita
拓哉 井石
Takuya Iseki
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Abstract

Figure 2023013311000001
【課題】除塵器で捕集したダストに含まれる異物としての金属線を分離することのできる異物分離装置及び異物分離方法を提供する。
【解決手段】除塵器1で捕集したダストを篩5で機械的に篩分け、篩下のダストを鉛直管7に案内し、当該鉛直管7の下部から気体を流入して当該鉛直管7内に上昇気流を発生させ、当該上昇気流によって浮上分離したダストをダスト貯留タンク8に案内し、篩下のダスト中の金属線を沈降させることにより分離する。
【選択図】図1

Description

本発明は、除塵器で捕集され異物として、塊状物に加え金属線を含むダストから金属線を分離する異物分離装置及び異物分離方法に関する。
除塵器で捕集されたダスト中には塊状物に加え金属線を含む異物が存在する場合がある。以下、廃棄物溶融炉からの熱分解ガスに随伴する可燃性ダストを例として説明する。
特許文献1には、廃棄物溶融炉からの熱分解ガスに随伴する可燃性ダストをサイクロン等の除塵器で捕集し、捕集した可燃性ダストを廃棄物溶融炉の羽口から吹き込む技術が開示されている。また、特許文献2には、除塵器で捕集した可燃性ダストを廃棄物溶融炉の羽口に吹き込む過程でのダスト処理技術が開示されている。具体的に特許文献2には、可燃性ダストホッパーと吹込装置に向かうまでの可燃性ダストの搬送経路に、可燃性ダストを切り出すスクリューコンベアとそのスクリューコンベアと同軸に連結されて回転する可燃性ダストを冷却するための円筒形の回転ドラム式冷却装置、さらにその回転ドラム式冷却装置と同軸に連結されて回転する円筒形の回転篩を設け、その回転篩の下方に可燃性ダストの排出口を設け、その回転篩の出側の下方に可燃性ダスト中の異物である塊状物(大塊)の排出口を設けている。この技術は可燃性ダストの冷却、篩装置を1つの装置にし、回転ドラム式冷却装置を採用したことを特徴としたものである。そしてこの回転ドラム式冷却装置には、スクリューコンベアのスクリュー軸を経由して冷却水を供給することが記載されている。
このように特許文献2では、除塵器で捕集された高温の可燃性ダストを円筒形の回転ドラム式冷却装置で冷却後、羽口への空気搬送や羽口からの吹込みに支障を来す塊状物等の異物を分離するために円筒形の回転篩を連結使用している。この円筒形の回転篩は、7mm程度のパンチング穴あるいはスリット開口を有する機械式の篩であり、大きさが7mm程度を超える大塊であればこれを分離することができる。しかし、除塵器で捕集された可燃性ダスト中には、異物として塊状物のほかに針金等の金属線が含まれている。金属線は長さが7mm程度を超えていたとしても、円筒形の回転篩における7mm程度のパンチング穴あるいはスリット開口を容易に通過するから、円筒形の回転篩では分離することができない。そのため、円筒形の回転篩の篩下には、可燃性ダストのほかに異物として金属線が含まれることとなり、この金属線が羽口への空気搬送管(呼び径:32A程度) や羽口自体を閉塞させる原因となる場合がある。この場合、羽口から可燃性ダストを吹き込むことができなくなり、その結果、除塵器が機能しなくなって、大量の可燃性ダストが後段の燃焼室に流れ込む事態となる。そうすると、燃焼室が大量の可燃性ダストの燃焼により高温化し、燃焼した可燃性ダストが溶融クリンカとして燃焼室の内壁に付着し成長する事態となり、廃棄物溶融炉の運転に大きな障害となる。
ここで、廃棄物溶融炉からの熱分解ガスに随伴する可燃性ダストは、平均粒径が30μm程度と非常に細かく、未燃炭素が約40質量%存在し燃焼性が非常に高い。しかも、この可燃性ダストの発生量は廃棄物溶融炉の炉状況により大きく変動し、その発生量のコントロールは実態上不可能である。したがって、可燃性ダストが除塵器で捕集されずに後段の燃焼室に大量に流入すると、燃焼室は短時間で高温化するため温度制御が困難となり、上述のようにクリンカが成長する事態となり、廃棄物溶融炉の運転に大きな障害となる。
そのため、特に、廃棄物溶融炉からの熱分解ガスに随伴する可燃性ダストについては除塵器で確実に捕集し、羽口から廃棄物溶融炉に戻される必要があり、そのためには除塵器で捕集した可燃性ダストに含まれる異物としての金属線を分離する必要がある。また、除塵器で捕集したダストに含まれる異物としての金属線を分離する必要性(ニーズ)は、廃棄物溶融炉からの熱分解ガスに随伴する可燃性ダストに限らず、機械式篩のみでは分離できない金属線を含むダストを篩分けする技術としては他分野でも広範囲なニーズがあり、応用性が高い。
特開平8-285250号公報 特開2004-85174号公報(特許第4129191号公報)
本発明が解決しようとする課題は、除塵器で捕集したダストに含まれる異物としての金属線を分離することのできる異物分離装置及び異物分離方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、次の異物分離装置が提供される。
除塵器で捕集され異物として塊状物及び金属線を含むダストから、塊状物と金属線を分離する異物分離装置であって、
ダスト中の塊状物を機械的に篩分けする篩と、金属線を含む篩下のダストを鉛直管に案内する案内シュートとを備え、
前記鉛直管の下部から気体を流入して当該鉛直管内に上昇気流を発生させ、当該上昇気流によって浮上分離したダストをダスト貯留タンクに案内し、篩下のダスト中の金属線を沈降させることにより分離する、異物分離装置。
本発明の他の観点によれば、次の異物分離方法が提供される。
除塵器で捕集され異物として塊状物及び金属線を含むダストから、塊状物と金属線を分離する異物分離方法であって、
除塵器で捕集したダスト中の塊状物を機械的に篩分け、金属線を含む篩下のダストを鉛直管に案内し、当該鉛直管の下部から気体を流入して当該鉛直管内に上昇気流を発生させ、当該上昇気流によって浮上分離したダストをダスト貯留タンクに案内し、篩下のダスト中の金属線を沈降させることにより分離する、異物分離方法。
本発明によれば、除塵器で捕集したダストに含まれる異物としての金属線を分離することができる。
本発明の一実施形態である異物分離装置の全体構成を概念的に示す縦断面図。 図1の異物分離装置において二重板構造体部分を拡大して概念的に示す縦断面図。 図1の異物分離装置の篩下の構成例を概念的に示す斜視図。 本発明の他の実施形態である異物分離装置の全体構成を概念的に示す縦断面図。
図1に、本発明の一実施形態である異物分離装置の全体構成を縦断面図にて概念的に示している。また、図2には図1の異物分離装置において二重板構造体部分を拡大して縦断面図にて概念的に示し、図3には図1の異物分離装置の篩下の構成例を斜視図にて概念的に示している。
図1においてサイクロン1は、図示しない廃棄物溶融炉からの熱分解ガスに随伴する可燃性ダストを捕集する除塵器の一例であり、サイクロン1で捕集した可燃性ダストには異物として塊状物に加え金属線が含まれている。この可燃性ダストは、可燃性ダスト入口2よりスクリューコンベア3に導入され、スクリューコンベア3によってケーシング4内の回転篩5に導入される。回転篩5は、φ7mm程度のパンチング穴を有するパンチングメタルを円筒状にしたものである。
回転篩5で篩われた篩下の可燃性ダストAは、案内シュート6によって鉛直管7の管路途中に集合、案内され、詳細は後述するが、最終的にはダスト貯留タンク8に案内される。本実施形態においてダスト貯留タンク8は回転篩5の直下に位置すると共にダストシュート9を介して回転篩5と接続されている。また、鉛直管7はダストシュート9の外部に設けられている。そして案内シュート6は、ダストシュート9の内部ではダストシュート9とは直接連通しないように仕切られ、ダストシュート9を貫通して鉛直管7に連通している。さらに、鉛直管7の上部はダストシュート9に連通しており、鉛直管7の下部には、ダストシュート9内の気体が循環ファン10によって送気される。具体的にはダストシュート9と鉛直管7の下部とを繋ぐ管路11に循環ファン10が設けられており、循環ファン10の稼働によってダストシュート9内の気体が管路11を通じて鉛直管7の下部に送気される。なお、管路11において循環ファン10の吐出側には、管路11内の気体を冷却する熱交換器12が設けられている。熱交換器12としては、例えば水冷のシェルアンドチューブ式を用いることができる。
回転篩5の篩上の塊状物(異物)Bは、略鉛直方向の異物シュート13によって排出される。そして、異物シュート13と鉛直管7の下部は連絡管14で接続されている。この連絡管14は水平又は異物シュート13に向けて下方に傾斜するように設けられている、また鉛直管7の下部には、連絡管14に向かう斜面板15aが設置され、この斜面板15aの上方に隙間G1(図2参照)を持たせて庇板15bを設置して二重板構造体15としている。また、二重板構造体15(斜面板15aの先端部)と連絡管14の底面との間には隙間G2(図2参照)が設けられている。二重板構造体15において下側の斜面板15aの傾斜角度は、斜面板15aを回転軸15c周りに回転させることにより可変となっており、斜面板15aの傾斜角度を変化させることにより、主に上述の隙間G2の大きさを変化させることができる。例えば、隙間G1の大きさは10mm前後とし、隙間G2の大きさは10~20mmの範囲で変化させる。
上述した循環ファン10の送気位置は二重板構造体15の下方であり、その送気気流は、上述した二重板構造体15の隙間G1及び二重板構造体15と連絡管14の底面との間の隙間G2から噴出させるようにしている。すなわち、隙間G1からの噴出流にて斜面板15a上の金属線Cを含む異物を連絡管14の底面側に移送させ、隙間G2からの噴出流にてこの底面に移動されたものを異物シュート13側に移送する機能を持たせている。また連絡管14の出口部には、異物シュート13側に流入する気体量を制限するダンパ16を設けている。すなわち、ダンパ16の開度を調節することにより、上述の隙間G1及び隙間G2から噴出した送気気流のうち、異物シュート13側に流入する気体量と、連絡管14内で反転して鉛直管7の下部から鉛直管7内を上昇する上昇気流となる気体量との体積比率を調節する。例えば、異物シュート13側に流入する気体量を10体積%程度とし、上昇気流となる気体量を90体積%程度とする。
以上の構成において、回転篩5で篩われた篩下の可燃性ダストAは、案内シュート6に落下し集合されて鉛直管7の管路途中から鉛直管7内に流れ込む。鉛直管7の下部には、上述のとおりダスト貯留タンク8と繋がっているダストシュート9内の気体が循環ファン10によって送気される。具体的にはダストシュート9内の気体が循環ファン10により熱交換器12を経由して鉛直管7の下部より吹き込まれる。ここで、循環ファン10によって吸引されるダストシュート9内の気体はケーシング4全体を満たしている窒素ガスであり、吸引時の温度は150℃程度であるが、ケーシング4外の管路11において循環ファン10の吐出側に設けた熱交換機12により約50℃に冷却されて鉛直管7の下部に送られる。
鉛直管7の下部より吹き込まれた気体は二重板構造体15の直下に入るが、二重板構造体15の隙間G1及び二重板構造体15と連絡管14の底面との間の隙間G2から噴出する。そして、その噴出した送気気流のうち90体積%程度が連絡管14内を反転して鉛直管7の下部から入り鉛直管7に上昇気流を形成する。この上昇気流により、案内シュート6から鉛直管7の下部に流入した可燃性ダストAは鉛直管7内を上昇気流とともに上昇し、当該上昇気流によって浮上分離される粉体のみが鉛直管7の上部からダストシュート9に流入し、ダストシュート9を経由してダスト貯留タンク8に流入する。ここで、図1及び図3に表れているようにダストシュート9内にはバッフルプレート17が鉛直方向に設置され、循環ファン10がダストシュート9内の可燃性ダストを直接吸引しないよう仕切られている。なお、図1では鉛直管7内の上昇気流を含む循環流を黒塗りの矢印で示している。後述する図4においても同様である。
一方、案内シュート6を経由して鉛直管7に流れ込んだ可燃性ダストに含まれる異物としての金属線Cは、いわゆる気流分級作用により鉛直管7で沈降し、鉛直管7の下部の二重板構造体15上に落下する。そして二重板構造体15上に落下した金属線Cは、上述の隙間G1及び隙間G2から噴出する送気気流により異物シュート13に向けて移動し、最終的には異物シュート13に流入し異物排出ダンパ13aより排出される。
なお、鉛直管7における金属線の気流分級の条件として、鉛直管7の下部で案内シュート6と連結する直前の上昇気流速度は5~7m/s程度が適当である。さらに気流分級は主に案内シュート6との連結部で行われるため、この連結部の直前の気体の流れは安定させることが好ましい。そのため、この連結部に至る上昇気流の助走長さとなる鉛直管7の直管長h(図1参照)を確保することが好ましく、具体的に上昇気流の助走長さとなる鉛直管7の直管長hは、鉛直管7の直径をDとしたとき1.5D~3Dであることが好ましい。
ここで、隙間G1及び隙間G2から噴出する送気気流の一部は、異物シュート13にも流入するが、その量(体積比率)は、上述のとおり連絡管14の出口部に設けたダンパ16の開度で調節できる。連絡管14の出口部から、沈降した金属線と共に異物シュート13側に流入した気体は、異物シュート13及び回転篩5を介して案内シュート6に流入し、さらに篩下の可燃性ダストAと共に鉛直管7に流入して鉛直管7の下部から流入する気体と合流する循環流を形成する。このような循環流を形成することで、平均粒径が30μm程度で嵩比重が0.3程度と非常に細かくて軽い可燃性ダストが案内シュート6から流出することを促進し、案内シュート6での可燃性ダストの滞留や閉塞を防止できる。なお、図1ではこの循環流を白抜きの矢印で示している。後述する図4においても同様である。
ここで、案内シュート6により鉛直管7に案内される可燃性ダストは約500℃の高温であるが、鉛直管7の下部から吹き込まれる気体の温度は上述のとおり約50℃であるから、この約50℃の上昇気流によって送られる過程において短時間で効率よく冷却される。なお、上述の特許文献2に開示されているような回転ドラム式ダスト冷却装置ではダストの冷却はドラム表面に接したダストのみであり、ダスト全体の冷却のためにはドラム回転の攪拌作用を考慮しても大きな伝熱面を必要とし、サイズが大きくなる。これに対し本実施形態のように気流で分級されたダストは個々のダスト粒子が冷却気体と接触するため、非常に効果的に冷却される。その結果、ダスト貯留タンク8に流入するときの温度は可燃性ダスト、気体ともに約150℃となる。
以上の作用により、ダスト貯留タンク8に貯留される可燃性ダストAは、羽口からの吹込みに適した、金属線等の異物を含まず、温度の低い粉粒体となり、ダスト切出し装置18にて定量的に切り出されてブロワ19により安定的に羽口への輸送及び吹込みが可能となる。また、本実施形態では、循環ファン10の吐出側から鉛直管7の下部に至る管路10の途中に熱交換器12を設けていることから、上述の特許文献2のような回転ドラム式冷却装置を必要とせず、可燃性ダスト入口2から直接回転篩5に送られ、装置構成が非常にコンパクトとなる。
図4に、本発明の他の実施形態である異物分離装置の全体構成を縦断面図にて概念的に示している。先の実施形態においてダスト貯留タンク8は、回転篩5の直下に位置すると共にダストシュート9を介して回転篩5と接続されているが、本実施形態においてダスト貯留タンク8は、ダストシュート9を介して回転篩5と接続されることなく、回転篩5の直下ではない任意の位置に別置されている。また鉛直管7の上部は、ダスト移送管20を介してダスト貯留タンク8の上部8aと接続されている。そして鉛直管7の下部には、ダスト貯留タンク8の上部8a内の気体が循環ファン10によって送気される。なお、これら以外の構成は先の実施形態と実質的に同一であり、図3において先の実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態によれば、ダスト貯留タンク8を回転篩5の直下ではない任意の位置に別置できるから、異物分離装置全体の高さを低減でき、またレイアウト上も自由度が上る。一方、先の実施形態では、異物分離装置全体の高さは高くなるものの、ダスト貯留タンク8が回転篩5の直下に位置するから異物分離装置全体を一つのユニットとすることができる。
以上の実施形態では、ダストを機械的に篩分けする篩として回転篩5を使用したが、これには限定されず、例えば振動篩を使用することもできる。要するに目的粒度以上の塊状物を機械的に篩分けする篩であればよい。
また以上の実施形態では、循環ファン10の吐出側から鉛直管7の下部に至る管路10の途中に熱交換器12を設けたが、上述の特許文献2のように回転ドラム式冷却装置を設ける場合等には熱交換器12を設ける必要はない。
さらに以上の実施形態では、サイクロン1で捕集した、廃棄物溶融炉からの熱分解ガスに随伴する可燃性ダストを処理対象としたが、これには限定されず、要するに除塵器で捕集され異物として金属線を含むダストであれば本発明を適用可能である。
1 サイクロン(除塵器)
2 可燃性ダスト入口
3 スクリューコンベア
4 ケーシング
5 回転篩
6 案内シュート
7 鉛直管
8 ダスト貯留タンク
8a ダスト貯留タンクの上部
9 ダストシュート
10 循環ファン
11 管路
12 熱交換器
13 異物シュート
13a 異物排出ダンパ
14 連絡管
15 二重板構造体
15a 斜面板
15b 庇板
15c 回転軸
16 ダンパ
17 バッフルプレート
18 ダスト切出装置
19 ブロワ
20 ダスト移送管
A 篩下の可燃性ダスト
B 塊状物(異物)
C 金属線(異物)

Claims (10)

  1. 除塵器で捕集され異物として塊状物及び金属線を含むダストから、塊状物と金属線を分離する異物分離装置であって、
    ダスト中の塊状物を機械的に篩分けする篩と、金属線を含む篩下のダストを鉛直管に案内する案内シュートとを備え、
    前記鉛直管の下部から気体を流入して当該鉛直管内に上昇気流を発生させ、当該上昇気流によって浮上分離したダストをダスト貯留タンクに案内し、篩下のダスト中の金属線を沈降させることにより分離する、異物分離装置。
  2. 前記ダスト貯留タンクは前記篩の直下に位置する共にダストシュートを介して前記篩と接続され、
    前記鉛直管は前記ダストシュートの外部に設けられ、
    前記案内シュートは、前記ダストシュートの内部では当該ダストシュートと仕切られ、当該ダストシュートを貫通して前記鉛直管に連通し、
    当該鉛直管の上部は前記ダストシュートに連通し、当該鉛直管の下部には、前記ダストシュート内の気体が循環ファンによって送気される、請求項1に記載の異物分離装置。
  3. 前記鉛直管の上部は、ダスト移送管を介して前記ダスト貯留タンクの上部と接続され、
    当該鉛直管の下部には、前記ダスト貯留タンクの上部内の気体が循環ファンによって送気される、請求項1に記載の異物分離装置。
  4. 篩上の異物を排出する異物シュートを備え、
    前記鉛直管の下部と前記異物シュートとを、水平又は当該異物シュートに向けて下方に傾斜する連絡管で接続し、
    前記鉛直管の下部に、前記連絡管に向かう斜面板を設置し、当該斜面板の上方に隙間を持たせて庇板を設置して二重板構造体とし、
    前記循環ファンの送気位置を前記二重板構造体の下方とし、その送気気流を、前記二重板構造体の隙間及び前記二重板構造体と前記連絡管の底面との間の隙間から噴出させるようにし、
    さらに前記連絡管の出口部に、前記異物シュート側に流入する気体量を制限するダンパを設けている、請求項2又は3に記載の異物分離装置。
  5. 前記連絡管の出口部から、沈降した金属線と共に前記異物シュート側に流入した気体が、当該異物シュート及び前記篩を介して前記案内シュートに流入し、さらにダストと共に前記鉛直管に流入して前記鉛直管の下部から流入する気体と合流する循環流を形成する、請求項4に記載の異物分離装置。
  6. 前記循環ファンの吐出側から前記鉛直管の下部に至る管路の途中に、当該管路内の気体を冷却する熱交換器を設けている、請求項2から5のいずれか一項に記載の異物分離装置。
  7. 前記除塵器は、廃棄物溶融炉からの熱分解ガスに随伴する可燃性ダストを捕集するものである、請求項1から6のいずれか一項に記載の異物分離装置。
  8. 除塵器で捕集され異物として塊状物及び金属線を含むダストから、塊状物と金属線を分離する異物分離方法であって、
    除塵器で捕集したダスト中の塊状物を機械的に篩分け、金属線を含む篩下のダストを鉛直管に案内し、当該鉛直管の下部から気体を流入して当該鉛直管内に上昇気流を発生させ、当該上昇気流によって浮上分離したダストをダスト貯留タンクに案内し、篩下のダスト中の金属線を沈降させることにより分離する、異物分離方法。
  9. 前記鉛直管の下部から流入する気体を予め冷却する、請求項8に記載の異物分離方法。
  10. 前記除塵器は、廃棄物溶融炉からの熱分解ガスに随伴する可燃性ダストを捕集するものである、請求項8又は9に記載の異物分離方法。
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