JP2023009830A - アキシャルギャップモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータの冷却効率を向上するアキシャルギャップモータの構造を改善することである。【解決手段】スタータと、前記ステータと軸方向に対向するロータと、を有するアキシャルギャップモータであって、前記ステータは、周方向に沿って配置された複数のステータコアと、前記ステータコアを収容するステータケースとを有し、前記ステータコアは、軸方向端に、前記ロータと対向する対向部と、前記対向部の周囲の少なくとも一部に前記対向部よりも前記ロータから離れた段差部を有し、前記ステータケースは、前記対向部を前記ロータに向けて露出させる開口部を有し、前記段差部は、前記開口部の周囲に接することで、前記ステータコアの前記ロータ側への移動を阻害する。【選択図】図5

Description

本発明は、アキシャルギャップモータに関する。
アキシャルギャップモータは、ステータとロータとが軸方向にギャップを介して対向するように配置される。アキシャルギャップモータは、ステータの発熱により運転効率が低下するため、ステータを効率的に冷却するのが望ましい。
特許文献1では、アキシャルギャップモータにおいて、周方向に複数のスタータコアを配置し、複数のスタータコアのそれぞれにはボビンを介してコイルが巻き回される構造を開示している。このアキシャルギャップモータは、スタータコアに巻き回されたコイルを通るように冷却液を流すことで、ステータの冷却効率を向上しようとしている。
特開2017-99191号公報
特許文献1のアキシャルギャップモータでは、各ステータコアの軸方向端部が支持部材の窓部に嵌合することで、各ステータコアの軸方向の位置決めがされる。しかしながら、アキシャルギャップモータでは、ステータコアと軸方向に対向したロータの磁石との間に吸引力または反発力が生じるため、磁石の位置によっては、応力によってステータコアと窓部との嵌合にずれが生じるおそれがある。こうなると、ステータとロータとの間のギャップが変動し、アキシャルギャップモータの動作が安定しないおそれがあるという問題があった。
また、特許文献1のアキシャルギャップモータでは、ステータコアに巻き回されたコイルに電力供給する電線については何ら開示されておらず、支持部材とハウジングで閉じた空間に収容されたステータから電線を引き出す手段がないという問題があった。
このため、従来は、ステータの冷却効率を向上するアキシャルギャップモータの構造に改善の余地があった。
本発明は、ステータの冷却効率を向上するアキシャルギャップモータの構造を改善することを目的とする。
本発明の一態様に係るアキシャルギャップモータは、スタータと、前記ステータと軸方向に対向するロータと、を有するアキシャルギャップモータであって、前記ステータは、周方向に配置された複数のステータコアと、前記ステータコアを収容するステータケースとを有し、前記ステータコアは、軸方向端に、前記ロータと対向する対向部と、前記対向部の周囲の少なくとも一部に前記対向部よりも前記ロータから離れた段差部を有し、前記ステータケースは、前記対向部を前記ロータに向けて露出させる開口部を有し、前記段差部は、前記開口部の周囲に接することで、前記ステータコアの前記ロータ側への移動を阻害する。
上記の一態様のアキシャルギャップモータにおいて、前記ロータは、前記ステータの軸方向両側に配置された2つのロータを含む。
上記の一態様のアキシャルギャップモータにおいて、前記対向部は、前記開口部の周囲と接する前記段差部の段差面から、前記開口部の軸方向長さだけ前記ロータ側に突出する。
上記の一態様のアキシャルギャップモータにおいて、前記ステータは、前記ステータコアに巻き回されるコイルを有し、前記ステータケースは、周方向に延び、前記コイルの結線を収容する結線用溝部を有する。
上記の一態様のアキシャルギャップモータにおいて、前記ステータケースは、前記結線用溝部から径方向外側に延びる端子取り出し用溝部を有する。
本発明の一態様によれば、ステータの冷却効率を向上するアキシャルギャップモータの構造を改善することが出来る。
本発明の第1実施形態に係るモータの斜視図である。 図1のモータ10を、中心軸Jを通り、X軸と直交する面で切断して示す側断面である。 図1のモータ10を-Z側から見た分解斜視図である。 図1のモータ10のステータ11を示す斜視図である。 図4のステータ11を、ステータケース112を外した状態で示す斜視図である。 図5に示した複数のステータコア121のうちの一つを拡大して示す斜視図である。 +Y側端のステータケース111とステータケース112とが合わさる部分の近傍を、-X側から見た断面の概略模式図である。 図1に示したステータ11を冷却する構成の一例を示す図である。 図1のモータ10における巻線の例を示す図であって、(A)は、複数のステータコアユニット120のコイル123の結線を示す模式図であり、(B)は、(A)の結線の回路図である。 図9に示した巻線を実現するステータ構造を示す図であって、(A)は、ステータケース112を外したステータ11を、-Z側から見た側面図であり、(B)は、U1及びW1の近傍を拡大して示す斜視図である。 ステータケース112を、+Z側から見た側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るアキシャルギャップモータについて説明する。なお、以下の図面においては、各構成をわかり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺及び数等を異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図1に示す中心軸Jの軸方向と平行な方向とする。Y軸方向は、中心軸Jに対する径方向のうち図2の上下方向とする。X軸方向は、Z軸方向及びY軸方向の両方と直交する方向とする。X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向のいずれにおいても、図中に示す矢印が指す側を+側、反対側を-側とする。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側)を「一方側」と呼び、Z軸方向の負の側(-Z側)を「他方側」と呼ぶ。なお、一方側及び他方側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。径方向において中心軸Jに近づく側を「径方向内側」と呼び、中心軸Jから遠ざかる側を「径方向外側」と呼ぶ。
なお、本明細書において、「軸方向に延びる」とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また、本明細書において、「径方向に延びる」とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また「平行」とは、厳密に平行な場合に加えて、互いに成す角が45°未満の範囲で傾いた場合も含む。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータの斜視図である。図1のモータ10は、アキシャルギャップモータの一例である。図2は、図1のモータ10を、中心軸Jを通り、X軸と直交する面で切断して示す側断面である。
モータ10は、中心軸Jに沿って延びるシャフト14と、ステータ11と、ステータ11の軸方向一方側に配置されたフレーム12と、ステータ11の軸方向他方側に配置されたフレーム13と、を有する。ステータ11は、ステータケース111及びステータケース112を有する。ステータケース111は、軸方向一方側に底を有する有底円筒形状である。ステータケース112は、円板形状である。ステータ11は、ステータケース111とステータケース112とを組み合わせたときにステータケース111及びステータケース112内に形成される空間に、ステータコア121(図5参照)を収容して構成される。
モータ10は、ステータ11内に冷却液を流入させる流入口16及びステータ11内の冷却液を流出させる流出口15を有する。流入口16はステータ11の-Y側に設けられており、流出口15はステータ11の+Y側に設けられている。流入口16は、ステータケース111の貫通孔111bに嵌め込まれ、流出口15は、ステータケース111の貫通孔111aに嵌め込まれる。
モータ10は、ロータ20及びロータ21を有する。ロータ20は、ステータ11と軸方向に対向し、ステータ11よりも軸方向一方側に配置される。フレーム12は、ロータ20を軸方向一方側から覆う。フレーム12は、ステータケース111に固定される。ロータ21は、ステータ11と軸方向に対向し、ステータ11よりも軸方向他方側に配置される。フレーム13は、ロータ21を軸方向他方側から覆う。フレーム13は、ステータケース112に固定される。
フレーム12は、軸方向に貫通する貫通孔12aを有する。ステータケース111は、軸方向に貫通する貫通孔111dを有する。ステータケース112は軸方向に貫通する貫通孔112dを有する。フレーム13は軸方向に貫通する貫通孔13aを有する。シャフト14は、貫通孔12a、貫通孔111d、貫通孔112d及び貫通孔13aを貫通する。
モータ10は、軸受22a及び軸受22bを有する。軸受22aは、貫通孔12aの径方向内側に配置される。軸受22bは、貫通孔13aの径方向内側に配置される。軸受22a及び軸受22bは、中心軸Jに沿って回転可能なようにシャフト14を軸支する。
ロータ20は、ロータコア20a及び磁石20bを有する。ロータコア20aは、円板形状である。磁石20bは、ロータコア20aの面のうちステータ11と対向する面(軸方向他方側の面)に固定される。磁石20bは、ギャップを介してステータ11と対向する。
本実施形態では、ロータ20は、周方向に配置された8個の磁石20bを有する。磁石20bの数はこれに限られるものではない。ロータ21は、ロータコア21a及び磁石21bを有する。ロータコア21aは、円板形状である。磁石21bは、ロータコア21aの面のうちステータ11と対向する面(軸方向一方側の面)に固定される。磁石21bは、ギャップを介してステータ11と対向する。本実施形態では、ロータ21は、周方向に配置された8個の磁石21bを有する。磁石21bの数はこれに限られるものではない。ロータコア20a及びロータコア21aは、シャフト14に固定される。
図3は、図1のモータ10を-Z側から見た分解斜視図である。モータ10は、ボルト17a及びボルト17bを有する。フレーム12は、ボルト17aによって、ステータ11の軸方向一方側に固定される。フレーム13は、ボルト17bによって、ステータ11の軸方向他方側に固定される。
図4は、図1のモータ10のステータ11を示す斜視図である。図5は、図4のステータ11を、ステータケース112を外した状態で示す斜視図である。ステータケース112は、ボルト17bが嵌まるボルト穴112aを有する。ステータ11は、ボルト113を有する。ステータケース112は、ボルト113が嵌まるボルト穴112bを有する。ステータケース112は、ボルト113によってステータケース111に固定される。ステータケース111は、軸方向一方側の面に、ボルト17aが嵌まるボルト穴(不図示)を有する。ステータケース111は、ボルト113が嵌まるボルト穴111cを有する。
ステータ11は、ステータコア121を有する。本実施形態では、ステータ11は、周方向に配置された12個のステータコア121を有する。ステータコア121の数はこれに限られるものではない。ステータケース112は、ステータコア121の軸方向他方側が露出する開口部112cを有する。開口部112cは、ステータコア121と同じ数だけ設けられている。ステータケース111は、ステータコア121の軸方向一方側が露出する開口部(不図示)を有する。ステータコア121の軸方向一方側の構造は、ステータコア121の軸方向他方側の構造と同様であるので、ステータコア121の軸方向一方側の構造の説明は省略する。なお、ステータコア121をボビン122(図6参照)で覆い、コイル123(図6参照)を巻き回した構成を、ステータコアユニット120と呼ぶ。
図6は、図5に示した複数のステータコアユニット120のうちの一つを拡大して示す斜視図である。ステータコア121は、電磁鋼板を積層して成る積層鋼板である。ステータコア121は、軸方向他方側端に、ロータ21と対向する対向部121aと、対向部121aの周囲の少なくとも一部に対向部121aよりもロータ21から離れた段差部121bを有する。
ステータケース111にステータケース112を組み合わせることで、対向部121aは、開口部112cに嵌まる。このとき、段差部121bの軸方向他方側の面である段差面121cは、ステータケース112の開口部112cの周囲に接する。このため、本実施形態によれば、段差部121bがステータケース112に引っ掛かることで、ステータコア121の軸方向他方側(すなわちロータ21側)への移動を阻害する。ステータコア121の軸方向一方側の構造も同様であるので、ステータコア121の軸方向一方側の段差部(不図示)がステータケース111に引っ掛かることで、ステータコア121の軸方向一方側(すなわちロータ20側)への移動を阻害する。
対向部121aが、段差面121cから軸方向他方側に延びる長さは、ステータケース112の開口部112cの軸方向長さと等しいことが望ましい。すなわち、対向部121aは、開口部112cの周囲と接する段差部121bの段差面121cから、開口部112cの軸方向長さだけロータ21側に突出する。これによりステータコア121と磁石21bとの間のギャップを効率よく設定することが出来る。
ステータコア121は、径方向及び周方向の外周をボビン122で覆われ、ボビン122の外周にコイル123が巻き回される。図面では、簡単のためコイル123を筒状にして示しているが、本実施形態では、コイル123は、例えば銅線を巻き回して形成される。
図7は、+Y側端のステータケース111とステータケース112とが合わさる部分の近傍を、-X側から見た断面の概略模式図である。ステータケース111にステータケース112を組み合わせたとき、段差面121cは、ステータケース112の開口部112cの周囲に接する。このとき、ボビン122及びコイル123は、軸方向でステータケース112から離れている。これにより、ボビン122及びコイル123の破損を防止することが出来るし、ステータコア121の軸方向位置を安定して固定することが出来る。
図8は、図1に示したステータ11を冷却する構成の一例を示す図である。流出口15は、流路130によって冷却液槽140と接続される。冷却液槽140は循環ポンプ150と接続される。流入口16は、流路160によって循環ポンプ150と接続される。本例では、流出口15は鉛直方向上側に設けられ、流入口16は直方向下側に設けられる。冷却液槽140内の冷却液を循環ポンプ150によってステータ11の下側から上側へ冷却液を流す。これにより、ステータコア121のコイル123の巻線と、隣接するステータコア121のコイル123の巻線との間のように隙間の少ない箇所や、ステータ11内部のコイル123の巻線全体を、直接冷却液によって冷却することが可能となる。
図9は、図1のモータ10における巻線の例を示す図であって、図9(A)は、複数のステータコアユニット120のコイル123の結線を示す模式図であり、図9(B)は、図9(A)の結線の回路図である。以下の説明では、簡単のため、ステータコアユニット120の数を6個であるとして説明するが、6個以外のステータコアユニット120を有する場合にも同様の構成を適用可能である。
図9(A)に示すように、本例では、6つに等配されたステータコア121のそれぞれにU相、V相及びW相に相当するコイル123を巻き付ける。その後、U1-U2を結線し、V1-V2を結線し、W1-W2を結線する。次に、各相の中点にあたるX1、X2、Y1、Y2、Z1及びZ2を結線する。モータ10に電力供給する3相インバータ(不図示)へ接続するU相の端子はU1-U2間から引き出され、V相の端子はV1-V2間から引き出され、W相の端子はW1-W2間から引き出される。
図10は、図9に示した巻線を実現するステータ構造を示す図であって、図10(A)は、ステータケース112を外したステータ11を、-Z側から見た側面図であり、図10(B)は、U1及びW1の近傍を拡大して示す斜視図である。また、図11は、ステータケース112を、+Z側から見た側面図である。
U1-U2、V1-V2、及びW1-W2の各相関の結線は、円弧状の配線で結線される。しかし、例えば、U1相とW2相の近傍のように、コイル123の引き出し線が、径方向で重なり、円弧状の配線同士で干渉してしまう。そこで、本例では、W相は径方向外側、V相はW相よりも径方向内側へ、U相はV相よりも径方向内側に配置し(図9(A)の相間配線を参照)、各相が干渉しないように配置する。
また、各相間の結線は、コイル123から軸方向他方側に延びた配線と、円弧状の配線とが接続される。図10(B)に示すように、相間結線が重なりあうW1-W2相とU1-U2相の結線部では、U相からの巻線がW相の相間結線に干渉しないように、U1相の配線を径方向内側へ曲げて結線する。他の重なり合う相間結線も同様に結線する。中性点の結線については、同じ円周上にくるため、リング形状に結線する。
図11に示すように、ステータケース112は、軸方向一方側の面に、コイル123の結線である円弧状の配線を収容する溝部251、溝部252及び溝部253を有する。溝部251、溝部252及び溝部253は、結線用溝部の一例である。溝部251、溝部252及び溝部253は、ステータケース112の軸方向一方側の面から軸方向他方側に凹む溝である。溝部251は、W1-W2相の結線を収容する。溝部252は、U1-U2相の結線を収容する。溝部253は、V1-V2相の結線を収容する。
ステータケース112は、軸方向一方側の面に、溝部251から径方向外側に延びる溝部261を有する。ステータケース112は、軸方向一方側の面に、溝部252から径方向外側に延びる溝部262を有する。ステータケース112は、軸方向一方側の面に、溝部253から径方向外側に延びる溝部263を有する。溝部261、溝部262及び溝部263は、端子取り出し用溝部の一例である。溝部261、溝部262及び溝部263は、径方向外側にステータケース112を貫通する。溝部261は、W相端子の配線を収容する。溝部262は、U相端子の配線を収容する。溝部263は、V相端子の配線を収容する。
なお、中性点の結線については、ステータケース112の軸方向一方側の面よりもさらに軸方向一方側に配置することで、ステータケース112に溝部を設けなくともよいし、ステータケース112に中性点の結線用の溝部を設けてもよい。
なお、溝部251、溝部252、溝部253、溝部261、溝部262及び溝部263には、絶縁処理がなされている。
以上説明した本実施形態のモータ10によれば、ステータケース111及びステータケース112の閉じた空間から各相の端子の配線を引き出すことが出来る。また、本実施形態のモータ10によれば、アキシャルギャップモータの結線部を省スペース化し、簡易に結線することが出来るので、従来のモータよりも小型化及び軽量化することが出来る。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。加えて、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10…モータ、11…ステータ、12…フレーム、13…フレーム、14…シャフト、111…ステータケース、112…ステータケース、112c…開口部、121…ステータコア、121a…対向部、121b…段差部

本発明の一態様に係るアキシャルギャップモータは、ステータと、前記ステータと軸方向に対向するロータと、を有するアキシャルギャップモータであって、前記ステータは、周方向に配置された複数のステータコアと、前記ステータコアを収容するステータケースとを有し、前記ステータコアは、軸方向端に、前記ロータと対向する対向部と、前記対向部の周囲の少なくとも一部に前記対向部よりも前記ロータから離れた段差部を有し、前記ステータケースは、前記対向部を前記ロータに向けて露出させる開口部を有し、前記段差部は、前記開口部の周囲に接することで、前記ステータコアの前記ロータ側への移動を阻害し、前記ステータケースは冷却液の流入口及び流出口を有し、かつ、前記複数のステータコアを配する空間の各々の間に冷却液通路を有する

Claims (5)

  1. スタータと、前記ステータと軸方向に対向するロータと、を有するアキシャルギャップモータであって、
    前記ステータは、周方向に配置された複数のステータコアと、前記ステータコアを収容するステータケースとを有し、
    前記ステータコアは、軸方向端に、前記ロータと対向する対向部と、前記対向部の周囲の少なくとも一部に前記対向部よりも前記ロータから離れた段差部を有し、
    前記ステータケースは、前記対向部を前記ロータに向けて露出させる開口部を有し、
    前記段差部は、前記開口部の周囲に接することで、前記ステータコアの前記ロータ側への移動を阻害する、
    アキシャルギャップモータ。
  2. 前記ロータは、前記ステータの軸方向両側に配置された2つのロータを含む、
    請求項1に記載のアキシャルギャップモータ。
  3. 前記対向部は、前記開口部の周囲と接する前記段差部の段差面から、前記開口部の軸方向長さだけ前記ロータ側に突出する、
    請求項1又は2に記載のアキシャルギャップモータ。
  4. 前記ステータは、前記ステータコアに巻き回されるコイルを有し、
    前記ステータケースは、周方向に延び、前記コイルの結線を収容する結線用溝部を有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のアキシャルギャップモータ。
  5. 前記ステータケースは、前記結線用溝部から径方向外側に延びる端子取り出し用溝部を有する、
    請求項4に記載のアキシャルギャップモータ。

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