JP2023004409A - 情報端末の制御方法及びプログラム、並びに制御システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報端末の制御方法及びプログラム、並びに制御システム、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】事前に登録済みの認証用媒体を用いずとも、電気錠を解錠することができるようにすること。【解決手段】情報端末の制御方法は、表示ステップST11と、第1取得ステップST12と、送信ステップST13と、を含む。表示ステップST11では、施設の出入口の開閉部材に設けられた電気錠を解錠させるための認証に用いるパスワードの入力画面を、第1ユーザが所持する情報端末の表示部に表示する。第1取得ステップST12では、第1ユーザによる情報端末に対する操作に基づいてパスワードを取得する。送信ステップST13では、第1取得ステップST12が取得したパスワードを、電気錠を制御する制御システムへ送信する。パスワードは、第2ユーザが所持する認証用媒体の有する認証に用いる認証用情報とは異なる。【選択図】図6

Description

本発明は、電気錠を解錠するために用いる情報端末の制御方法及びプログラム、並びに電気錠の制御システム、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、建物のドアを施錠又は解錠するための電気錠システムが知られている。特許文献1には、屋外から意図に反して解錠されにくい電気錠システムが開示されている。
特開2016-056503号公報
本発明は、事前に登録済みの認証用媒体を用いずとも、電気錠を解錠することができる情報端末の制御方法等を提供する。
本発明の一態様に係る情報端末の制御方法は、表示ステップと、第1取得ステップと、送信ステップと、を含む。前記表示ステップでは、施設の出入口の開閉部材に設けられた電気錠を解錠させるための認証に用いるパスワードの入力画面を、第1ユーザが所持する情報端末の表示部に表示する。前記第1取得ステップでは、前記第1ユーザによる前記情報端末に対する操作に基づいて前記パスワードを取得する。前記送信ステップでは、前記第1取得ステップが取得した前記パスワードを、前記電気錠を制御する制御システムへ送信する。前記パスワードは、第2ユーザが所持する認証用媒体の有する前記認証に用いる認証用情報とは異なる。
本発明の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、前記情報端末の制御方法を実行させる。
本発明の一態様に係る制御システムは、受信部と、認証部と、制御部と、を備える。前記受信部は、第1ユーザの所持する情報端末から送信されるパスワード、又は第2ユーザが所持する認証用媒体から送信される認証用情報を受信する。前記認証部は、前記受信部が受信した前記パスワード又は前記認証用情報に基づいて認証を行う。前記制御部は、前記認証部による前記認証が成功した場合、施設の出入口の開閉部材に設けられた電気錠の解錠を指示する解錠コマンドを出力する。
本発明の一態様に係る制御方法は、受信ステップと、認証ステップと、制御ステップと、を含む。前記受信ステップでは、第1ユーザの所持する情報端末から送信されるパスワード、又は第2ユーザが所持する認証用媒体から送信される認証用情報を受信する。前記認証ステップでは、前記受信ステップが受信した前記パスワード又は前記認証用情報に基づいて認証を行う。前記制御ステップでは、前記認証ステップによる前記認証が成功した場合、施設の出入口の開閉部材に設けられた電気錠の解錠を指示する解錠コマンドを出力する。
本発明の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、前記制御方法を実行させる。
本発明の一態様に係る情報端末の制御方法等は、事前に登録済みの認証用媒体を用いずとも、電気錠を解錠することができる、という利点がある。
図1は、実施の形態に係る制御システム及び情報端末の全体構成を示す概要図である。 図2は、実施の形態に係る制御システム及び情報端末の機能構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る情報端末における確認画面の一例を示す概要図である。 図4は、実施の形態に係る電気錠の一例を示す概要図である。 図5は、実施の形態に係る情報端末における入力画面の一例を示す概要図である。 図6は、実施の形態に係る情報端末の動作例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態に係る制御システムの動作例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態の変形例に係る制御システム及び情報端末の機能構成を示すブロック図である。 図9は、実施の形態の変形例に係る情報端末の動作例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る電気錠の制御システム(以下、単に「制御システム」とも記載される)及び情報端末の概要について説明する。図1は、実施の形態に係る制御システム及び情報端末の全体構成を示す概要図である。図2は、実施の形態に係る制御システム及び情報端末の機能構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、実施の形態に係る制御システム10は、電気錠20の施錠及び解錠を制御するためのシステムである。制御システム10及び電気錠20は、例えば、施錠及び解錠の対象となる開閉部材60に取り付けられる。開閉部材60は、いわゆる開き戸であり、施設の出入口(例えば、住宅の玄関)に設けられる。実施の形態では、開閉部材60は、ドアである。なお、開閉部材60は、開き戸に限らず、引き戸であってもよい。また、施設の出入口とは、施設の外と中を行き来するための場所に限定されず、施設内の場所であってもよい。さらに、施設は、住宅に限定されず、オフィスビル、病院、又は介護施設等であってもよい。
以下の説明では、施設の出入口が施設の外と中を行き来するための場所として説明する。したがって、以下の説明では、施設の中を「屋内」、施設の外を「屋外」ともいう。なお、以下の説明は、施設の出入口が施設内の場所である場合にも同様に適用し得る。この場合、「屋内」を「ユーザA1のみが立ち入りを許可された場所」、「屋外」を「ユーザA1以外の者も立ち入りが許可された場所」と読み替えればよい。
また、実施の形態では、ユーザA1は、第1ユーザと、第2ユーザと、を含み得る。第1ユーザは、後述する情報端末41を用いて電気錠20を解錠することが可能なユーザであって、例えば施設が住宅であれば居住者の知人等である。第2ユーザは、後述する認証用媒体40を用いて電気錠20を解錠することが可能なユーザであって、例えば施設が住宅であれば居住者である。図1に示すユーザA1は、第1ユーザである。
電気錠20は、制御システム10による制御に基づいて開閉部材60を施錠及び解錠する構造体である。電気錠20は、具体的には、デッドボルトと、電動モータと、電動モータの駆動力をデッドボルトに伝達する伝達機構と、を有する。電動モータは、制御システム10から出力されるコマンドに従って駆動する。実施の形態では、電気錠20は、制御システム10から出力されるコマンドに基づいて駆動信号を出力する錠駆動部を有している。このため、電動モータは、錠駆動部から出力される駆動信号に従って駆動する。そして、電動モータの駆動力が伝達機構を介してデッドボルトに伝達されることによって、デッドボルトが施錠位置又は解錠位置に移動する。また、実施の形態では、電気錠20は開閉部材60に対して1つだけ取り付けられているが、2つ以上取り付けられていてもよい。
[制御システム]
制御システム10は、図2に示すように、受信部11と、認証部12と、制御部13と、第1登録部14と、第2登録部15と、確認部16と、記憶部17と、を備えている。これらの構成要素は、例えば筐体に収容された状態で、開閉部材60のドアハンドル部分に設けられる。なお、制御システム10は、少なくとも受信部11、認証部12、及び制御部13を備えていればよく、第1登録部14、第2登録部15、確認部16、及び記憶部17は備えていなくてもよい。
受信部11は(受信ステップST21では)、第1ユーザの所持する情報端末41から送信されるパスワード、又は第2ユーザが所持する認証用媒体40から送信される認証用情報を受信する。情報端末41は、例えばスマートフォン又はタブレット端末等の携帯型の装置である。情報端末41の詳細については、後述する。認証用媒体40は、例えばスマートフォン若しくはタブレット端末等の携帯型の情報端末(ここでは、情報端末41とは異なる端末)、又は制御システム10に専用のリモートコントロール用の鍵装置である。認証用媒体40が情報端末である場合、この情報端末に制御システム10に専用のアプリケーションをインストールすることにより、この情報端末が認証用媒体40として機能する。
実施の形態では、パスワードは、数字、アルファベット、及び記号のうちの少なくとも2種類以上の文字を組み合わせた複数桁の文字列である。もちろん、パスワードは、上記のうち1種類の文字のみで構成されていてもよい。また、実施の形態では、認証用情報は、認証用媒体40の有する認証に用いる情報であって、ユーザA1を個別に識別するためのID(Identifier)情報と、パスワード又は暗証番号等の認証コード情報と、を含む。
具体的には、受信部11は、無線通信回路によって実現される。例えば、受信部11は、Bluetooth(登録商標)又はWi-Fi(登録商標)等の無線通信の通信規格に従って、認証用媒体40との間で通信を行い、認証用媒体40から送信される認証用情報を受信する。実施の形態では、受信部11は、制御システム10が設置された位置(ここでは、開閉部材60)を基準とした所定の通信範囲内に認証用媒体40が存在する場合に、認証用媒体40との間で通信することにより、認証用媒体40から送信される認証用情報を受信する。また、例えば、受信部11は、上記の無線通信の通信規格に従って、情報端末41との間で通信を行い、情報端末41から送信されるパスワードを受信する。
実施の形態では、パスワードは、認証用情報とは異なっている。具体的には、パスワードは、例えばメール等の伝達手段により第2ユーザから第1ユーザに伝えられる情報であって、後述するように、基本的に第1ユーザが情報端末41を用いて入力することで、情報端末41から制御システム10へ送信される。一方、認証用情報は、第2ユーザが認証用媒体40を所持して受信部11の通信範囲に到達するだけで、自動的に認証用媒体40から制御システム10へ送信される。
認証部12は(認証ステップST22では)、受信部11(受信ステップST21)が受信したパスワード又は認証用情報に基づいて認証を行う。具体的には、認証部12は、受信部11が受信したパスワードが、記憶部17に記憶されている第1登録情報に含まれるか否かを判定することにより、パスワードに基づいて認証を行う。パスワードが第1登録情報に含まれている場合、認証部12は、認証に成功したと判定する。一方、パスワードが第1登録情報に含まれていない場合、認証部12は、認証に失敗したと判定する。
また、認証部12は、受信部11が受信した認証用情報が、記憶部17に記憶されている第2登録情報に含まれるか否かを判定することにより、認証用情報に基づく認証を行う。認証用情報が第2登録情報に含まれている場合、認証部12は、認証に成功したと判定する。一方、認証用情報が第2登録情報に含まれていない場合、認証部12は、認証に失敗したと判定する。実施の形態では、認証部12は、例えば、制御部13、第1登録部14、第2登録部15、及び確認部16と共にマイクロコンピュータにより実現されるが、プロセッサにより実現されてもよい。
制御部13は(制御ステップST23では)、認証部12(認証ステップST22)による認証が成功した場合、施設の出入口の開閉部材60に設けられた電気錠20の解錠を指示する解錠コマンドを出力する。言い換えれば、制御部13は、認証部12による認証が失敗した場合、特に何も実行しない。このため、例えば電気錠20が施錠された状態で、認証部12による認証が失敗した場合、電気錠20は解錠されず、施錠されたままとなる。
実施の形態では、受信部11が情報端末41から受信したパスワードに基づいて認証部12による認証が成功した場合、制御部13は、解錠コマンドを出力する。これにより、電気錠20が解錠される。
また、実施の形態では、受信部11が認証用媒体40から受信した認証用情報に基づいて認証部12による認証が成功した場合、制御部13は、解錠コマンドを出力可能な状態となる。そして、この状態において、例えば認証用媒体40における第2ユーザの解錠操作、又は操作受付装置30における第2ユーザの解錠操作を受け付けると、制御部13は、解錠コマンドを出力する。
ここで、操作受付装置30は、ユーザA1が電気錠20を施錠又は解錠するために行う操作を受け付ける装置である。操作受付装置30は、例えば開閉部材60のドアハンドルの部分に設けられるスイッチ、又はドアハンドルの一部等である。例えば、電気錠20を解錠させる場合、第2ユーザは、ドアハンドルに設けられたスイッチを押す、又はドアハンドルを握る等の操作を行えばよい。
また、制御部13は、開閉センサ50の検知結果に基づいて、電気錠20を自動的に施錠する機能を有している。開閉センサ50は、いわゆるドアセンサであり、開閉部材60の開閉状態を検知し、検知結果を制御システム10に出力する。開閉センサ50は、例えば開閉部材60及びドア枠61のうちの一方に取り付けられた磁石と、開閉部材60及びドア枠61のうちの他方に取り付けられたマグネットセンサとにより実現される、磁力式のセンサである。制御部13は、開閉センサ50の検知結果が開閉部材60の開状態から閉状態に遷移すると、電気錠20の施錠を指示する施錠コマンドを出力することにより、電気錠20を自動的に施錠する。
なお、開閉センサ50は、開閉部材60及びドア枠61のうちの一方に取り付けられたRFID(Radio Frequency Identifier)タグと、開閉部材60及びドア枠61のうちの他方に取り付けられたRFIDリーダとによって実現される、電波式のセンサであってもよく、開閉センサ50の具体的態様は、特に限定されない。
第1登録部14は、パスワードを登録する。第1登録部14は、パスワードを登録するための第1登録入力を受け付けると、第1登録入力に基づいてパスワードを登録する。例えば、第1登録部14は、第2ユーザが所持する認証用媒体40との間で通信することにより、認証用媒体40での第2ユーザの操作に応じた第1登録入力を受け付ける。第2ユーザは、例えば管理者権限を有しているのが好ましい。
具体的には、第2ユーザは、認証用媒体40に相当する情報端末にて制御システム10に専用のアプリケーションを起動し、当該アプリケーションにてパスワードを登録する操作を行う。この操作は、例えば認証用媒体40(情報端末)がタッチパネルディスプレイを備えている場合であれば、第2ユーザがタッチパネルディスプレイに指で触れる等することで行われる。そして、認証用媒体40は、パスワードを登録する操作を受け付けると、パスワードについての情報を含む信号を、制御システム10に対して送信する。これにより、第1登録部14は、当該信号を受信することで、第1登録入力を受け付けることになる。
第2登録部15は、認証用情報を登録する。第2登録部15は、認証用情報を登録するための第2登録入力を受け付けると、第2登録入力に基づいて認証用情報を登録する。例えば、第2登録部15は、第2ユーザが所持する認証用媒体40との間で通信することにより、認証用媒体40での第2ユーザの操作に応じた第2登録入力を受け付ける。第2ユーザは、例えば管理者権限を有しているのが好ましい。具体的には、第2ユーザは、認証用媒体40に相当する情報端末にて制御システム10に専用のアプリケーションを起動し、当該アプリケーションにて認証用情報を登録する操作を行う。この操作は、例えば認証用媒体40(情報端末)がタッチパネルディスプレイを備えている場合であれば、第2ユーザがタッチパネルディスプレイに指で触れる等することで行われる。そして、認証用媒体40は、認証用情報を登録する操作を受け付けると、認証用情報についての情報を含む信号を、制御システム10に対して送信する。これにより、第2登録部15は、当該信号を受信することで、第2登録入力を受け付けることになる。
上述のように、実施の形態では、第1登録部14は、第2登録部15に登録される認証用情報を有する認証用媒体40からの入力に基づいて、パスワードを登録する。つまり、第1登録部14は、第1ユーザの所持する情報端末41からの入力に基づいてパスワードを登録するのではなく、第2ユーザの所持する認証用媒体40からの入力に基づいてパスワードを登録する。なお、登録されたパスワードは、次に更新されるまで恒久的に有効であってもよいし、例えばワンタイムパスワードのように一時的に有効であってもよい。
確認部16は、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することを確認する。そして、制御部13は、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することを確認部16が確認すると、情報端末41に対して確認が完了したことを示す完了情報を出力する。具体的には、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置する場合、第1ユーザは、電気錠20が備える認証ボタン21(図4参照)を押すことが可能である。図4は、実施の形態に係る電気錠20の一例を示す概要図である。そこで、確認部16は、電気錠20が備える認証ボタン21が押されたか否かを監視し、認証ボタン21が押されると、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置すると判定する。そして、制御部13は、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することを確認部16が確認すると、例えば受信部11が備える無線通信回路を用いて完了情報を含む信号をブロードキャストすることで、完了情報を出力する。
記憶部17は、認証部12が認証を行う際に用いられる第1登録情報及び第2登録情報、並びに制御部13が電気錠20を制御するために実行する制御プログラムが主として記憶される記憶装置である。記憶部17は、例えば半導体メモリによって実現される。
[情報端末]
情報端末41は、図2に示すように、通信部411と、第1取得部412と、処理部413と、表示部414と、を備えている。
通信部411は、制御システム10との間で通信する機能を有している。具体的には、通信部411は、無線通信回路によって実現される。例えば、通信部411は、Bluetooth(登録商標)又はWi-Fi(登録商標)等の無線通信の通信規格に従って、制御システム10との間で通信を行い、制御システム10との間で情報を送信又は受信する。
第1取得部412は(第1取得ステップST12では)、第1ユーザによる情報端末41に対する操作に基づいてパスワードを取得する。実施の形態では、第1取得部412は、第1ユーザが情報端末41を操作してパスワードを入力した場合に、当該入力を受け付けることでパスワードを取得する。
処理部413は、例えばプロセッサであって、情報端末41が備えるメモリに格納された各種プログラムを実行することにより、情報端末41が有する各種機能を実現する。実施の形態では、処理部413は、主として以下の処理を実行する。
第1に、処理部413は、後述する表示ステップST11の実行前において、制御システム10と情報端末41との間の通信に基づいて、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することを確認する。この処理は、情報端末41の制御方法における確認ステップST14に相当する。図3は、実施の形態に係る情報端末41における確認画面の一例を示す概要図である。確認画面は、例えば情報端末41にて制御システム10に専用のアプリケーションを起動し、かつ、当該アプリケーションにて電気錠20を解錠するための操作を行うと、表示部414に表示される。図3に示すように、確認画面には、電気錠20の認証ボタン21を押すことを促すメッセージ414A及びピクチャ414Bが表示される。第1ユーザは、この確認画面を見ることで、電気錠20の認証ボタン21を押す必要があることを把握することが可能である。
実施の形態では、後述する表示ステップST11は、確認ステップST14が完了すると実行される。すなわち、処理部413は、確認画面を表示部414に表示させると、制御システム10から完了情報を含む信号を受信するまで待機する。この信号は、既に述べたように、第1ユーザが電気錠20の認証ボタン21を押すことをトリガとして、制御システム10から送信される。そして、処理部413は、通信部411が完了情報を含む信号を受信すると、次に後述するように入力画面を表示部414に表示させる。
第2に、処理部413は、施設の出入口の開閉部材60に設けられた電気錠20を解錠させるための認証に用いるパスワードの入力画面を、第1ユーザが所持する情報端末41の表示部414に表示させる。この処理は、情報端末41の制御方法における表示ステップST11に相当する。図5は、実施の形態に係る情報端末41における入力画面の一例を示す概要図である。図4に示すように、入力画面には、パスワードの入力を促すメッセージ414Cと、パスワードを入力するためのテキストボックス414Dと、電気錠20の解錠を指示するためのアイコン414Eと、が表示される。
第1ユーザは、入力画面において、テキストボックス414Dを指で触れる等してパスワードを入力し、その後アイコン414Eを選択する。これにより、第1取得部412は、パスワードを取得する。
第3に、処理部413は、第1取得部412(第1取得ステップST12)が取得したパスワードを、電気錠20を制御する制御システム10へ通信部411を介して送信させる。この処理は、情報端末41の制御方法における送信ステップST13に相当する。これにより、制御システム10は、情報端末41で入力されたパスワードに基づく認証を行い、認証に成功した場合、解錠コマンドを出力することで電気錠20を解錠させる。
表示部414は、情報端末41に備え付けのディスプレイであって、例えば液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等である。実施の形態では、表示部414はタッチパネルディスプレイであって、第1ユーザによる操作入力を受け付けるインタフェースを兼ねている。
[動作]
以下、実施の形態に係る制御システム10及び情報端末41の動作の一例について説明する。図6は、実施の形態に係る情報端末41の動作例を示すフローチャートである。図7は、実施の形態に係る制御システム10の動作例を示すフローチャートである。以下では、電気錠20が施錠されていることとして説明する。
まず、情報端末41の動作例について図6を用いて説明する。第1ユーザは、電気錠20の近傍まで赴き、情報端末41を操作して制御システム10に専用のアプリケーションを起動する。そして、第1ユーザが、情報端末41を操作して電気錠20を解錠するための操作を行うと、処理部413は、確認画面を表示部414に表示させる(S11)。処理S11は、情報端末41の制御方法における確認ステップST14に相当する。
次に、処理部413は、制御システム10から送信される完了情報を取得するまで待機する。例えば確認画面を表示させてから一定時間が経過し、完了情報を取得できなかった場合(S12:No)、処理部413は特に何も実行しない。この場合、電気錠20は解錠されず、施錠されたままとなる。一方、第1ユーザが認証ボタン21を押すことをトリガとして制御システム10から完了情報を含む信号が送信された場合、処理部413は、通信部411を介して完了情報を取得する(S12:Yes)。すると、処理部413は、次に入力画面を表示部414に表示させる(S13)。処理S13は、情報端末41の制御方法における表示ステップST11に相当する。
そして、第1ユーザが入力画面にてパスワードを入力する操作を行うと、第1取得部412は、パスワードを取得する(S14)。処理S14は、情報端末41の制御方法における第1取得ステップST12に相当する。その後、処理部413は、取得したパスワードを含む信号を、通信部411を介して制御システム10へ送信させる(S15)。処理S15は、情報端末41の制御方法における送信ステップST13に相当する。
次に、制御システム10の動作例について図7を用いて説明する。なお、以下では、確認部16が実行する処理については、図示及び説明を省略する。認証用媒体40を所持する第2ユーザが開閉部材60の近傍まで移動し、認証用媒体40が所定の範囲内に到達した場合、受信部11は、認証用媒体40との間で通信することにより、認証用媒体40から認証用情報を受信する(S21:Yes)。また、情報端末41を所持する第1ユーザが入力画面にてパスワードの入力を行った場合、受信部11は、情報端末41との間で通信することにより、情報端末41からパスワードを受信する(S22:Yes)。処理S21,S22は、制御方法における受信ステップST21に相当する。一方、受信部11が認証用情報を受信しない場合(S21:No)、及びパスワードを受信しない場合(S22:No)、制御部13は特に何も実行しない。この場合、電気錠20は解錠されず、施錠されたままとなる。
受信部11が認証用情報又はパスワードを受信した場合、認証部12は、受信部11が受信した認証用情報又はパスワードに基づいて、ユーザA1(第1ユーザ又は第2ユーザ)に認証を行う(S23)。処理S23は、制御方法における認証ステップST22に相当する。認証部12がユーザA1の認証に失敗した場合(S24:No)、電気錠20は解錠されず、施錠されたままとなる。一方、認証部12がユーザA1の認証に成功した場合(S24:Yes)、制御部13は、解錠コマンドを出力する(S25)。処理S25は、制御方法における制御ステップST23に相当する。
具体的には、制御部13は、認証部12が認証用情報に基づく認証に成功した場合であれば、解錠コマンドを出力可能な状態となり、第2ユーザによる電気錠20の解錠操作を受け付けると、解錠コマンドを出力する。また、制御部13は、認証部12がパスワードに基づく認証に成功した場合であれば、解錠コマンドを出力する。いずれの場合においても、電気錠20が解錠される。
[利点]
以下、実施の形態に係る情報端末41の制御方法、及び制御システム10の利点について説明する。実施の形態に係る情報端末41の制御方法では、例えば情報端末41を操作して入力したパスワードが制御システム10へ送信されることで、制御システム10にてパスワードの認証が行われ、認証に成功すれば電気錠20を解錠させることが可能である。また、実施の形態に係る制御システム10では、例えば情報端末41を操作して入力したパスワードを受信することで、パスワードの認証を行い、認証に成功すれば電気錠20を解錠させることが可能である。つまり、このような情報端末41の制御方法及び制御システム10によれば、事前に登録済みの認証用媒体40を用いずとも、電気錠20を解錠することができる、という利点がある。
このため、実施の形態に係る情報端末41の制御方法及び制御システム10では、例えば施設が住宅であれば、居住者である第2ユーザが外出先から知人等である第1ユーザに対して、電気錠20を解錠可能な鍵の権利(パスワード)を付与することが可能である。すなわち、従来であれば、第2ユーザが第1ユーザに物理的な鍵を渡すか、又は第2ユーザが在宅していなければ第1ユーザは電気錠20を解錠することができなかったが、そのような問題が生じなくなる、という利点がある。
また、実施の形態に係る情報端末41の制御方法及び制御システム10では、第2ユーザが認証用媒体40を紛失した場合でも、パスワードを知っていれば電気錠20を解錠することが可能である、という利点がある。この場合、第2ユーザの情報端末が、実施の形態における「情報端末41」となり得る。
また、実施の形態に係る情報端末41の制御方法及び制御システム10では、電気錠20を自動的に施錠する機能を制御システム10に備えやすい、という利点もある。すなわち、制御システム10が電気錠20を自動的に施錠する機能を備える場合、何らの対策を施していなければ、認証用媒体40を屋内に置いたまま外出すると、第2ユーザが締め出される可能性がある。この点、実施の形態に係る情報端末41の制御方法及び制御システム10では、上述のようにパスワードを知っていれば電気錠20を解錠することができるので、第2ユーザが締め出されにくくなる、という利点がある。
ここで、パスワードを入力する手段として、テンキーを備えた入力装置を電気錠20の近傍に設置することが考えられるが、この手段は、以下のような課題を抱えている。すなわち、パスワードを用いて電気錠20を解錠するという状況は、例えば第2ユーザが認証用媒体40を紛失した場合のように稀にしか生じない状況である。このため、稀にしか生じない状況でしか用いない機能を実現するために入力装置を設置することは、コストの観点から好ましくない、という課題がある。これに対して、実施の形態に係る情報端末41の制御方法及び制御システム10では、情報端末を用いてパスワードを入力することができるので、別途装置を用意する必要がなく、コストの観点から好ましい。
また、入力装置が故障した場合、上記の稀にしか生じない状況であっても電気錠20を解錠することができない、という課題がある。これに対して、実施の形態に係る情報端末41の制御方法及び制御システム10では、情報端末を用いてパスワードを入力することができるので、入力装置を設置する場合と比較して電気錠20を解錠することができないといった状況を回避しやすい。
さらに、入力装置がテンキーを備える場合、パスワードはテンキーで入力可能な数字のみで構成されるが、第三者がパスワードを推測したり、第三者がパスワードを盗み見たりすることで、電気錠20を解錠されてしまう、という課題がある。これに対して、実施の形態に係る情報端末41の制御方法及び制御システム10では、パスワードを数字、アルファベット、及び記号のうちの少なくとも2種類以上を組み合わせた文字列とすることが可能である。このため、第三者にパスワードが推測されづらく、かつ、一瞥したところで第三者がパスワードを把握することが難しいため、上記の課題が起こりにくい。
特に、実施の形態に係る情報端末41の制御方法及び制御システム10では、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することを確認する作業(ここでは、認証ボタン21を押す作業)を実行しなければパスワードを入力できないため、以下のような利点がある。すなわち、例えば認証ボタン21を押してから一定時間の間、認証ボタン21を押す操作を無効にすることで、第三者が何度もパスワードの入力を試みて電気錠20を不正に解錠するのを抑制しやすくなる、という利点がある。また、例えば第三者が何度もパスワードの入力を試みようとする場合に、入力を試みるたびに認証ボタン21を押すことになるため、周囲の人が不審者に気づきやすくなり、また、第三者自身もパスワードの入力を何度も試みることに躊躇しやすくなる。その結果、第三者が電気錠20を不正に解錠するのを抑制しやすくなる、という利点がある。
(変形例)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。以下、実施の形態の変形例について列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせてもよい。
実施の形態において、情報端末41は、図8に示すように第2取得部415及び生体認証部416を更に備えていてもよい。図8は、実施の形態の変形例に係る制御システム10及び情報端末41の機能構成を示すブロック図である。
第2取得部415は(第2取得ステップST15では)、第1取得部412がパスワードを取得する前(第1取得ステップST12の実行前)において、第1ユーザの生体情報を取得する。例えば、第2取得部415は、情報端末41が備える指紋読取装置により第1ユーザの指紋を読み取ることで、指紋情報を生体情報として取得する。また、例えば、第2取得部415は、情報端末41が備えるカメラにより第1ユーザの顔を撮像することで、顔画像を生体情報として取得する。
生体認証部416は(生体認証ステップST16では)、第2取得部415(第2取得ステップST15)が取得した生体情報に基づいて第1ユーザを生体認証する。例えば、第2取得部415は、第2取得部415が取得した生体情報が、情報端末41が備えるメモリに記憶されている生体登録情報に含まれるか否かを判定することにより、生体認証を行う。生体情報が生体登録情報に含まれている場合、生体認証部416は、生体認証に成功したと判定する。一方、生体情報が生体登録情報に含まれていない場合、生体認証部416は、生体認証に失敗したと判定する。
ここで、処理部413は、生体認証部416による認証が成功した場合に、以下の2通りの処理を実行し得る。以下の2通りの処理は、一方のみを実行してもよいし、両方を実行してもよい。
第1に、処理部413は、生体認証に成功した場合にパスワードの入力を有効とし、生体認証に失敗した場合にパスワードの入力を無効とする。つまり、第1取得部412は(第1取得ステップST12では)、生体認証部416(生体認証ステップST16)による第1ユーザの生体認証が成功した場合に、入力画面におけるパスワードの入力を有効とする。
第2に、処理部413は、生体認証に成功した場合にパスワードを自動的に入力し、生体認証に失敗した場合に特に何も実行しない。例えば、情報端末41のメモリに生体情報と紐づけられてパスワードが事前に記憶されていれば、処理部413は、メモリからパスワードを読み出すことで自動的に入力することが可能である。つまり、第1取得部412は(第1取得ステップST12では)、生体認証部416(生体認証ステップST16)による第1ユーザの生体認証が成功した場合に、入力画面においてパスワードを自動的に入力する。
以下、上記変形例に係る情報端末41の動作の一例について図9を用いて説明する。図9は、実施の形態の変形例に係る情報端末41の動作例を示すフローチャートである。以下では、電気錠20が施錠されていることとして説明する。なお、図9において、処理S31~S33は、それぞれ図6における処理S11~S13と同じであるため、ここでは説明を省略する。
処理S33において表示部414に入力画面が表示されるが、本変形例では、入力画面には、例えば生体認証を促すメッセージ等が更に表示される。そして、第1ユーザが例えば指紋読取装置に指紋を読み取らせたり、カメラに顔を撮像させたりすることで、第2取得部415は、生体情報を取得する(S34)。処理S34は、情報端末41の制御方法における第2取得ステップST15に相当する。そして、生体認証部416は、第2取得部415が取得した生体情報に基づいて、生体認証を行う(S35)。処理S35は、情報端末41の制御方法における生体認証ステップST16に相当する。
生体認証部416が生体認証に失敗した場合(S36:No)、処理部413は、パスワードの入力を無効にする。このため、第1取得部412がパスワードを取得することがないので、パスワードが制御システム10に送信されることもなく、電気錠20は解錠されず、施錠されたままとなる。一方、生体認証部416が生体認証に成功した場合(S36:Yes)、処理部413は、パスワードの入力を有効にする。そして、例えばパスワードが自動的に入力されるか、又は第1ユーザが情報端末41を操作してパスワードを入力することで、第1取得部412がパスワードを取得する(S37)。処理S37は、第1取得ステップST12に相当する。その後、処理部413は、取得したパスワードを含む信号を、通信部411を介して制御システム10へ送信させる(S38)。処理S38は、情報端末41の制御方法における送信ステップST13に相当する。
実施の形態では、開閉センサ50の検知結果に基づいて電気錠20を自動的に施錠しているが、これに限られない。例えば、開閉部材60は、ユーザA1が手動で電気錠20を施錠可能な機構を有していてもよい。この場合、開閉センサ50はあってもよいし、無くてもよい。
また、実施の形態では、電気錠20は開閉部材60に設けられているが、ドア枠61に設けられていてもよい。
また、実施の形態では、制御システム10は、単一の装置によって実現されたが、複数の装置によって実現されてもよい。制御システム10が複数の装置によって実現される場合、制御システム10が備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。また、実施の形態では、制御システム10は、電気錠20と共に開閉部材60に設置された装置により実現されているが、これに限られない。例えば、制御システム10は、施設内に設置される制御装置、又は施設外に設置されるサーバ装置等によって実現されてもよい。施設内に設置される制御装置は、例えば、EMS(Energy Management System)コントローラなどである。また、制御システム10は、電気錠20に内蔵されていてもよい。
また、実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサ等のプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(又は集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、電気錠制御装置として実現されてもよいし、電気錠制御装置を備える開閉部材60として実現されてもよい。本発明は、実施の形態の制御システム10等のコンピュータが実行する電気錠20の制御方法として実現されてもよい。本発明は、電気錠20の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
(まとめ)
以上述べたように、情報端末41の制御方法は、表示ステップST11と、第1取得ステップST12と、送信ステップST13と、を含む。表示ステップST11では、施設の出入口の開閉部材60に設けられた電気錠20を解錠させるための認証に用いるパスワードの入力画面を、第1ユーザが所持する情報端末41の表示部414に表示する。第1取得ステップST12では、第1ユーザによる情報端末41に対する操作に基づいてパスワードを取得する。送信ステップST13では、第1取得ステップST12が取得したパスワードを、電気錠20を制御する制御システム10へ送信する。パスワードは、第2ユーザが所持する認証用媒体40の有する認証に用いる認証用情報とは異なる。
このような情報端末41の制御方法によれば、例えば情報端末41を操作して入力したパスワードが制御システム10へ送信されることで、制御システム10にてパスワードの認証が行われ、認証に成功すれば電気錠20を解錠させることが可能である。つまり、このような情報端末41の制御方法によれば、事前に登録済みの認証用媒体40を用いずとも、電気錠20を解錠することができる、という利点がある。
また、例えば、情報端末41の制御方法は、表示ステップST11の実行前において、制御システム10と情報端末41との間の通信に基づいて、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することを確認する確認ステップST14を更に含む。
このような情報端末41の制御方法によれば、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することを確認することで、例えば第三者がパスワードの入力を試みて電気錠20を不正に解錠するのを抑制しやすくなる、という利点がある。
また、例えば、情報端末41の制御方法では、表示ステップST11は、確認ステップST14が完了すると実行される。
このような情報端末41の制御方法によれば、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することが確認されて初めて情報端末41の表示部414に入力画面が表示されるので、例えば第三者がパスワードの入力を試みて電気錠20を不正に解錠するのを更に抑制しやすくなる、という利点がある。
また、例えば、情報端末41の制御方法は、第2取得ステップST15と、生体認証ステップST16と、を更に含む。第2取得ステップST15では、第1取得ステップST12の実行前において、第1ユーザの生体情報を取得する。生体認証ステップST16では、第2取得ステップST15が取得した生体情報に基づいて第1ユーザを生体認証する。
このような情報端末41の制御方法によれば、第1ユーザの生体認証の結果と、パスワードの取得とを紐づけることができるので、第三者による電気錠20の不正な解錠を抑制したり、第1ユーザの利便性を向上させたりすることが可能である、という利点がある。
また、例えば、情報端末41の制御方法では、第1取得ステップST12では、生体認証ステップST16による第1ユーザの生体認証が成功した場合に、入力画面におけるパスワードの入力を有効とする。
このような情報端末41の制御方法によれば、第1ユーザの生体認証に成功しなければパスワードを入力することができないため、第三者による電気錠20の不正な解錠を抑制しやすい、という利点がある。
また、例えば、情報端末41の制御方法では、第1取得ステップST12では、生体認証ステップST16による第1ユーザの生体認証が成功した場合に、入力画面においてパスワードを自動的に入力する。
このような情報端末41の制御方法によれば、第1ユーザの生体認証が成功すれば、第1ユーザが入力せずともパスワードが自動的に入力されるので、第1ユーザの利便性が向上しやすい、という利点がある。
また、例えば、プログラムは、1以上のプロセッサに、上記の情報端末41の制御方法を実行させる。
このようなプログラムによれば、例えば情報端末41を操作して入力したパスワードが制御システム10へ送信されることで、制御システム10にてパスワードの認証が行われ、認証に成功すれば電気錠20を解錠させることが可能である。つまり、このようなプログラムによれば、事前に登録済みの認証用媒体40を用いずとも、電気錠20を解錠することができる、という利点がある。
また、例えば、制御システム10は、受信部11と、認証部12と、制御部13と、を備える。受信部11は、第1ユーザの所持する情報端末41から送信されるパスワード、又は第2ユーザが所持する認証用媒体40から送信される認証用情報を受信する。認証部12は、受信部11が受信したパスワード又は認証用情報に基づいて認証を行う。制御部13は、認証部12による認証が成功した場合、施設の出入口の開閉部材60に設けられた電気錠20の解錠を指示する解錠コマンドを出力する。
このような制御システム10によれば、例えば情報端末41を操作して入力したパスワードを受信することで、パスワードの認証を行い、認証に成功すれば電気錠20を解錠させることが可能である。つまり、このような制御システム10によれば、事前に登録済みの認証用媒体40を用いずとも、電気錠20を解錠することができる、という利点がある。
また、例えば、制御システム10は、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することを確認する確認部16を更に備える。制御部13は、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することを確認部16が確認すると、情報端末41に対して確認が完了したことを示す完了情報を出力する。
このような制御システム10によれば、第1ユーザが電気錠20の近傍に位置することを確認することで、例えば第三者がパスワードの入力を試みて電気錠20を不正に解錠するのを抑制しやすくなる、という利点がある。
また、例えば、制御システム10は、パスワードを登録する第1登録部14と、認証用情報を登録する第2登録部15と、を備える。第1登録部14は、第2登録部15に登録される認証用情報を有する認証用媒体40からの入力に基づいて、パスワードを登録する。
このような制御システム10によれば、認証用媒体40という特定の装置を介してのみパスワードを登録できるため、パスワードが第三者に漏洩したり、パスワードを第三者に不正に書き換えられたりするのを抑制しやすい、という利点がある。
また、例えば、制御方法は、受信ステップST21と、認証ステップST22と、制御ステップST23と、を含む。受信ステップST21では、第1ユーザの所持する情報端末41から送信されるパスワード、又は第2ユーザが所持する認証用媒体40から送信される認証用情報を受信する。認証ステップST22では、受信ステップST21が受信したパスワード又は認証用情報に基づいて認証を行う。制御ステップST23では、認証ステップST22による認証が成功した場合、施設の出入口の開閉部材60に設けられた電気錠20の解錠を指示する解錠コマンドを出力する。
このような制御方法によれば、例えば情報端末41を操作して入力したパスワードを受信することで、パスワードの認証を行い、認証に成功すれば電気錠20を解錠させることが可能である。つまり、このような制御方法によれば、事前に登録済みの認証用媒体40を用いずとも、電気錠20を解錠することができる、という利点がある。
また、例えば、プログラムは、1以上のプロセッサに、上記の制御方法を実行させる。
このようなプログラムによれば、例えば情報端末41を操作して入力したパスワードを受信することで、パスワードの認証を行い、認証に成功すれば電気錠20を解錠させることが可能である。つまり、このようなプログラムによれば、事前に登録済みの認証用媒体40を用いずとも、電気錠20を解錠することができる、という利点がある。
10 制御システム
11 受信部
12 認証部
13 制御部
14 第1登録部
15 第2登録部
16 確認部
20 電気錠
40 認証用媒体
41 情報端末
60 開閉部材
A1 ユーザ
ST11 表示ステップ
ST12 第1取得ステップ
ST13 送信ステップ
ST14 確認ステップ
ST15 第2取得ステップ
ST16 生体認証ステップ
ST21 受信ステップ
ST22 認証ステップ
ST23 制御ステップ

Claims (12)

  1. 施設の出入口の開閉部材に設けられた電気錠を解錠させるための認証に用いるパスワードの入力画面を、第1ユーザが所持する情報端末の表示部に表示する表示ステップと、
    前記第1ユーザによる前記情報端末に対する操作に基づいて前記パスワードを取得する第1取得ステップと、
    前記第1取得ステップが取得した前記パスワードを、前記電気錠を制御する制御システムへ送信する送信ステップと、を含み、
    前記パスワードは、第2ユーザが所持する認証用媒体の有する前記認証に用いる認証用情報とは異なる、
    情報端末の制御方法。
  2. 前記表示ステップの実行前において、前記制御システムと前記情報端末との間の通信に基づいて、前記第1ユーザが前記電気錠の近傍に位置することを確認する確認ステップを更に含む、
    請求項1に記載の情報端末の制御方法。
  3. 前記表示ステップは、前記確認ステップが完了すると実行される、
    請求項2に記載の情報端末の制御方法。
  4. 前記第1取得ステップの実行前において、前記第1ユーザの生体情報を取得する第2取得ステップと、
    前記第2取得ステップが取得した前記生体情報に基づいて前記第1ユーザを生体認証する生体認証ステップと、を更に含む、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の情報端末の制御方法。
  5. 前記第1取得ステップでは、前記生体認証ステップによる前記第1ユーザの前記生体認証が成功した場合に、前記入力画面における前記パスワードの入力を有効とする、
    請求項4に記載の情報端末の制御方法。
  6. 前記第1取得ステップでは、前記生体認証ステップによる前記第1ユーザの前記生体認証が成功した場合に、前記入力画面において前記パスワードを自動的に入力する、
    請求項4又は5に記載の情報端末の制御方法。
  7. 1以上のプロセッサに、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の情報端末の制御方法を実行させる、
    プログラム。
  8. 第1ユーザの所持する情報端末から送信されるパスワード、又は第2ユーザが所持する認証用媒体から送信される認証用情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記パスワード又は前記認証用情報に基づいて認証を行う認証部と、
    前記認証部による前記認証が成功した場合、施設の出入口の開閉部材に設けられた電気錠の解錠を指示する解錠コマンドを出力する制御部と、を備える、
    制御システム。
  9. 前記第1ユーザが前記電気錠の近傍に位置することを確認する確認部を更に備え、
    前記制御部は、前記第1ユーザが前記電気錠の近傍に位置することを前記確認部が確認すると、前記情報端末に対して確認が完了したことを示す完了情報を出力する、
    請求項8に記載の制御システム。
  10. 前記パスワードを登録する第1登録部と、
    前記認証用情報を登録する第2登録部と、を備え、
    前記第1登録部は、前記第2登録部に登録される前記認証用情報を有する前記認証用媒体からの入力に基づいて、前記パスワードを登録する、
    請求項8又は9に記載の制御システム。
  11. 第1ユーザの所持する情報端末から送信されるパスワード、又は第2ユーザが所持する認証用媒体から送信される認証用情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップが受信した前記パスワード又は前記認証用情報に基づいて認証を行う認証ステップと、
    前記認証ステップによる前記認証が成功した場合、施設の出入口の開閉部材に設けられた電気錠の解錠を指示する解錠コマンドを出力する制御ステップと、を含む、
    制御方法。
  12. 1以上のプロセッサに、
    請求項11に記載の制御方法を実行させる、
    プログラム。
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