JP2023003766A - 通信装置および通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1の方式による通信のための回路と、第2の方式による通信のための回路とが共用回路を含んだ通信回路を有する通信装置において、一方の方式の通信に関する回路を、他方の方式の通信に影響を与えないようにリセット可能とすること。【解決手段】通信装置は、第1の方式の通信のための第1通信部と、第2の方式の通信のための第2通信部と、第1通信部と第2通信部との共用回路とを有する通信回路を備える。通信装置はさらに、第1の方式の通信を制御する第1通信制御手段と、第2の方式の通信を制御する第2通信制御手段とを有する。第1通信制御手段は、通信回路に異常が発生したと判定される場合、第2の方式の通信が行われていないことを確認してから、第1通信部をリセットする。【選択図】図3
Description
本発明は、通信装置および通信方法に関し、特には複数の通信方式を利用可能な通信装置および通信方法に関する。
従来、外部機器との通信機能は、通信方式(または通信規格)ごとに必要な回路を集約したモジュールまたはパッケージの形態で提供されるのが一般的であった。しかしながら、複数の通信方式をサポートする機器の増加などを背景として、複数の通信方式に必要な回路を1つのモジュールまたはパッケージに集約したコンボチップ(Combo Chip)が用いられるようになってきた(特許文献1)。
コンボチップは異なる通信方式に共通する回路を共用するなどして、実装面積や消費電力の低減を実現している。しかし、回路の共有は従来にはなかった課題の要因となりうる。例えば、第1方式の通信に必要な回路の一部が第2方式の通信にも利用されている場合、第1方式による通信の実行中に第2方式による通信に必要な回路がリセットされると、第1方式の通信が切断されてしまう場合がある。
本発明の一目的は、第1の方式による通信のための回路と、第2の方式による通信のための回路とが共用回路を含んだ通信回路を有する通信装置において、一方の方式の通信に関する回路を、他方の方式の通信に影響を与えないようにリセット可能とすることである。
上述の目的は、第1の方式の通信のための第1通信部と、第2の方式の通信のための第2通信部と、第1通信部と第2通信部との共用回路とを有する通信回路と、第1の方式の通信を制御する第1通信制御手段と、第2の方式の通信を制御する第2通信制御手段と、を有する通信装置において、第1通信制御手段は、通信回路に異常が発生したと判定される場合、第2の方式の通信が行われていないことを確認してから、第1通信部をリセットすることを特徴とする通信装置によって達成される。
本発明によれば、第1の方式による通信のための回路と、第2の方式による通信のための回路とが共用回路を含んだ通信回路を有する通信装置において、一方の方式の通信に関する回路を、他方の方式の通信に影響を与えないようにリセットすることができる。
以下、添付図面を参照して本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定しない。また、実施形態には複数の特徴が記載されているが、その全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
なお、以下の実施形態では、本発明をデジタルカメラで実施する場合に関して説明する。しかし、本発明に撮像機能は必須でなく、任意の電子機器で実施可能である。このような電子機器には、ビデオカメラ、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、メディアプレーヤ、PDAなど)、携帯電話機、スマートフォン、ゲーム機、ロボット、ドローン、ドライブレコーダが含まれる。これらは例示であり、本発明は他の電子機器でも実施可能である。
<デジタルカメラの構成>
図1は、本発明の実施形態に係る通信装置の一例としてのデジタルカメラ100に関する図である。図1(a)はデジタルカメラ100の機能構成例を示すブロック図である。また、図1(b)および図1(c)はデジタルカメラ100の外観例を示す斜視図である。図1(b)は正面(被写体)側からみた斜視図、図1(c)は背面(ユーザ)側からみた斜視図である。
図1は、本発明の実施形態に係る通信装置の一例としてのデジタルカメラ100に関する図である。図1(a)はデジタルカメラ100の機能構成例を示すブロック図である。また、図1(b)および図1(c)はデジタルカメラ100の外観例を示す斜視図である。図1(b)は正面(被写体)側からみた斜視図、図1(c)は背面(ユーザ)側からみた斜視図である。
制御部101は、プログラムを実行可能なプロセッサを1つ以上有する。制御部101は、1つ以上のプロセッサにより、例えば不揮発性メモリ103に記憶されたプログラムを作業用メモリ104に読み込んで実行する。制御部101は、1つ以上のプロセッサによってプログラムを実行することにより、デジタルカメラ100が有する機能ブロックの動作を制御し、デジタルカメラ100の機能を実現する。
第1通信制御部101aおよび第2通信制御部101bはそれぞれ、通信回路110の第1通信部111および第2通信部112の動作を制御する制御部101の機能を模式的に示したものである。また、電源制御部101cは、制御部101の動作モードおよび通信回路110の電源回路113の動作を制御する制御部101の機能を模式的に示したものである。本明細書において、第1通信制御部101a、第2通信制御部101b、および電源制御部101cを主体とした動作は、実際には制御部101がプログラムを実行することによって実現される。
なお、第1通信制御部101a、第2通信制御部101b、および電源制御部101cの1つ以上を制御部101とは別のハードウェアが実施してもよい。その場合、各制御部は互いに通信可能に接続され、互いの情報を交換するものとする。
なお、制御部101が実行する処理の一部を、プロセッサがプログラムを実行して実現する代わりに、専用のハードウェアを用いて実現してもよい。例えば、画像処理や機械学習に関する処理を、それらの処理に適した専用の集積回路(ASICなど)を用いて実行してもよい。
不揮発性メモリ103は、制御部101が実行するためのプログラム、デジタルカメラ100の設定値、メニュー画面などのGUIデータ、などを記憶する。不揮発性メモリ103は例えば電気的に書き替え可能であってよい。
作業用メモリ104は、制御部101が実行するプログラムを読み込んだり、プログラムの実行中に必要な値を保存したりするために用いられる。作業用メモリ104はまた、撮像部102や記憶媒体107から読み出された画像データなどを一時的に保持するバッファメモリとしても用いられる。さらに、作業用メモリ104の一部領域は、表示部106のビデオメモリとしても用いられる。
撮像部102は、撮像光学系(レンズユニット)と、レンズユニットが形成する被写体光学像を画像信号に変換する撮像素子を有する。レンズユニットは、絞り、変倍レンズ、フォーカスレンズなどの可動部材と、可動部材を駆動する駆動回路とを有する。制御部101は、駆動回路を制御することにより、絞りの開口量および、変倍レンズおよびフォーカスレンズの位置を制御する。
撮像素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサである。撮像素子には光電変換素子を有する画素が複数、2次元状に配置される。各画素は、入射光量に応じた電圧を有する電気信号を生成する。画素が生成する電気信号群はレンズユニットが形成する被写体光学像に対応した画像信号として撮像素子から読み出される。本実施形態では、撮像素子もしくは撮像部102がA/D変換器を有し、画素から読み出された電気信号をA/D変換したデジタル画像信号(画像データ)を出力するものとする。撮像素子の動作は制御部101が制御する。
制御部101は、撮像部102から得られる画像データに対して予め定められた画像処理を適用し、記録や表示に用いる画像データを生成したり、各種の制御に用いる情報を取得および/または生成したりする。画像処理の非限定的な例としては、色補間処理(デモザイク処理)、ホワイトバランス調整処理、階調補正処理、スケーリング処理、符号化及び復号処理、特徴領域の検出処理などがある。また、各種の制御に用いる情報の非限定的な例としては、自動焦点検出(AF)に用いる信号や評価値、自動露出制御(AE)に用いる評価値などがある。
制御部101は、表示用の画像データを作業用メモリ104のビデオメモリ領域に書き込むことにより、表示部106に画像を表示することができる。また、記録用の画像データについては、必要に応じて符号化処理を適用し、予め定められた形式のデータファイルに格納して記憶媒体107に記録する。
操作部105は、デジタルカメラ100が有する、ユーザが操作可能な入力デバイスまたは操作部材の総称である。操作部105は例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源スイッチ105d、静止画撮影を指示するためのレリーズスイッチ105a、画像データの再生を指示するための再生ボタン105bを含む。また、操作部105は、メニュー画面などを操作するための方向キー105c、選択された事項を決定するための決定ボタン、メニュー画面を表示させるためのメニューボタンなどを含む。
操作部105はさらに、第2通信部112を介して外部機器との通信を開始するための操作部材(例えば接続ボタン)を含む。また、表示部106がタッチディスプレイの場合、表示部106は操作部105としても機能する。
なお、レリーズスイッチ105aは、押下量に応じてONする2つのスイッチSW1およびSW2を有する。SW1は、レリーズスイッチ105aが総押下量の半分程度押下されるとONする。また、SW2は、レリーズスイッチ105aが総押下量に近い量押下されるとONする。
制御部101は、SW1のONを静止画撮影の準備指示、SW2のONを静止画撮影の開始指示と認識する。制御部101は、SW1のONを検出すると、AF(オートフォース)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理など、予め定められた撮影準備処理を実行する。また、制御部101は、SW2のONを検出すると、撮影準備処理において決定した露出条件で撮像素子を露光する。そして、制御部101は、撮像素子から読み出された画像データから、記録用の静止画データを生成し、記録媒体107に記録する。
なお、ここでは静止画撮影に関してのみ説明したが、デジタルカメラ100は動画撮影も可能である。例えば操作部105が有する動画撮影指示のための操作部材(例えば動画撮影ボタン)の操作を検出すると、制御部101は記録用の動画撮影を実施し、所定のフレームレートでフレーム画像データを撮像素子から読み出し、記録用の動画データを生成する。制御部101は、動画撮影と並行して音声データについてもマイクなどから取得する。そして、制御部101は、動画データおよび音声データを格納した動画データファイルを記録媒体107に記録する。
表示部106は、例えば液晶ディスプレイである。表示部106は、ライブビュー画像、撮像された画像、メニュー画面などのGUI、デジタルカメラ100の情報などを表示する。表示部106はデジタルカメラ100に接続された外部表示装置であってもよい。表示部106が外部表示装置の場合、制御部101は外部表示装置が表示可能な映像信号を出力する。
記憶媒体107は、例えば着脱可能な半導体メモリカードである。記憶媒体107は、撮像部102で得られた画像データを記録する。記録媒体107はデジタルカメラ100に接続された外部記憶装置や、デジタルカメラ100が内蔵する記憶装置の1つ以上を含んでもよい。
電源部108は、デジタルカメラ100の各部に電力を供給する。電源部108は例えば2次電池を電源として有する。電源部108には外部から電力を供給するアダプタを接続可能であってよい。電源部108にアダプタが接続されている場合、デジタルカメラ100はアダプタから供給される電力で動作する。また、電源部108はアダプタから供給される電力で電源を充電する。
通信回路110は、デジタルカメラ100に外部装置との通信機能を提供する。通信回路110は複数の通信方式をサポートする。本実施形態では通信回路110が2つの通信方式をサポートするものとするが、3つ以上の通信方式をサポートする通信回路110を用いてもよい。
本実施形態において、通信回路110は、1つの半導体パッケージ(ICパッケージ)の形態を有するコンボチップである。また、通信回路110は、第1の方式による通信と、第1の方式とは異なる第2の方式による通信との両方に用いられる回路(共用回路)を有する。これは、第1の方式による通信に必要な回路の一部が、第2の方式による通信に必要な回路でもあるということである。したがって、共用回路が動作しなくなると、第1の方式でも第2の方式でも通信ができなくなる。また、第1(第2)の方式による通信に必要な回路がリセットされると、第2(第1)の方式による通信が切断される
本実施形態では一例として、共用回路が電源回路113であり、他の回路は共用回路でないものとするが、共用回路は他の回路であってもよいし、2つ以上あってもよい。また、図1において、第1通信部111は第1の方式による通信のための回路を有し、第2通信部112は第2の方式による通信のための回路を有する。電源回路113は、例えば制御部101から供給される電力に基づいて、第1通信部111および第2通信部112に電力を供給する。したがって、第1通信部111および第2通信部112は、共通する電源回路113を有する。
第1通信部111および第2通信部112は、それぞれが準拠する通信規格に応じた回路(アンテナ、変復調回路、通信コントローラなど)を有する。制御部101は、第1通信部111および第2通信部112が有する通信コントローラと通信し、第1通信部111および第2通信部112の動作を制御する。これにより、デジタルカメラ100は、第1通信部111および第2通信部112の1つ以上を通じて外部装置と無線通信することができる。
本実施形態では一例として第1通信部111がBluetooth(登録商標)規格に準拠した近距離無線通信を、第2通信部112が無線LAN規格(IEEE802.11x)規格に準拠した無線通信を、それぞれの通信範囲内に存在する外部装置と行う。しかし、これらの規格は例示であり、第1通信部111および第2通信部112は他の規格に準拠した通信を行ってもよい。
Bluetooth規格に準拠した通信は、無線LAN規格に準拠した通信よりも通信範囲が狭く、理論的な最高通信速度も低いが、消費電力が低い。そのため、第1通信部111は、デジタルカメラ100が電源OFF状態でも通信待機状態を維持することができる。デジタルカメラ100が電源OFFの状態で第2通信部112を稼働させると、電源108の消費が大きく、デジタルカメラ100の動作可能時間に与える影響が大きい。そのため、第2通信部112は必要なときにのみ稼働させる。
なお、本実施形態において第2通信部112は、インフラストラクチャモードにおけるアクセスポイントとして動作するAPモードと、インフラストラクチャモードにおけるクライアントとして動作するCLモードとで動作可能である。第2通信部112をCLモードで動作させることにより、デジタルカメラ100は、インフラストラクチャモードにおけるクライアントとして動作することが可能である。デジタルカメラ100がクライアントとして動作する場合、周辺のアクセスポイントに接続することで、アクセスポイントが形成するネットワークに参加することが可能である。
また、第2通信部112をAPモードで動作させることにより、デジタルカメラ100は、アクセスポイントとして動作することが可能である。ただし、接続したクライアントを他のネットワークに接続するゲートウェイ機能は有しない簡易的なアクセスポイント(簡易AP)としての動作に限定される。
デジタルカメラ100が簡易APとして動作すると、デジタルカメラ100は自身でネットワークを形成する。第2通信部112の通信範囲内に存在する、無線LAN規格に準拠した外部装置は、デジタルカメラ100が形成したネットワークに参加することができる。
複数の通信部を有する通信回路110においては、一部の通信部について通信や動作の異常が発生しうる。例えば、外部装置の通信が正常にできなくなった場合、その要因が外部装置側にあることが明確でなければ、通信部をリセットして再度通信を試みるべきである。通信部のリセットは、例えば通信部への電力供給を一旦停止したのち、再開することで、通信部を再起動させることであってよい。しかし、本実施形態のように1つの電源回路113が複数の通信部へ電力を供給している場合、特定の通信部に対する電力供給だけを停止することはできない。例えば第1通信部111をリセットするために電力の供給を停止すると、第2通信部112への電力の供給も停止される。そのため、第2通信部112が通信中であった場合、第1通信部111のリセットによって第2通信部112の通信が切断されることになる。共用回路が個々の通信部に含まれる場合も、1つの通信部をリセットすることで、他の通信部が使用中の共用回路がリセットされるため、やはり他の通信部の通信が切断される。なお、回路のリセットは電力の供給の停止、再開に限らず、リセット信号またはコマンドの入力など、他の方法で行ってもよい。
この状況について、図2に示すシーケンス図を用いて説明する。
ここでは、S201およびS202で示すように、デジタルカメラ100が同一の外部装置と、第2通信部112および第1通信部111の両方を通じてメッセージの送受信を実施しているものとする。なお、第2通信部112および第1通信部111が異なる外部装置と接続を確立していてもよい。
ここでは、S201およびS202で示すように、デジタルカメラ100が同一の外部装置と、第2通信部112および第1通信部111の両方を通じてメッセージの送受信を実施しているものとする。なお、第2通信部112および第1通信部111が異なる外部装置と接続を確立していてもよい。
第2通信制御部101bは、通信回路110の第2通信部112を制御して無線LAN通信機能をデジタルカメラ100に提供している。また、第1通信制御部101aは、通信回路110の第1通信部111を制御してBluetooth(BT)通信機能をデジタルカメラ100に提供している。
電源制御部101cは、制御部101の動作モードを、通常モードと、特定の割込みを検知するまでスリープ状態となる省電力モードに切り替える。また、電源制御部101cは、第1通信制御部101aおよび第2通信制御部101bから受信する通信部のONまたはOFF要求に応じて、通信回路110の電源回路113の動作を停止(OFF)および開始(ON)させる。
本実施形態では通信回路110で1つの電源回路113が第1通信部111および第2通信部112に対して一括して電力を供給する構成を有する。そのたため、第1通信部111および第2通信部112を個別に動作(ON)させたり動作停止(OFF)させたりすることはできない。しかしながら、電源制御部101cは、個々の通信部に対する通信制御部からのON要求(動作要求)、OFF要求(動作停止要求)に基づいて、第1通信部111および第2通信部112のONおよびOFFを個別に管理する。
具体的には、電源制御部101cは、OFFの状態でON要求を受け付けていない通信部については、他の通信部がONであることによって実際には電力が供給されてONであってもOFFとして管理する。また、電源制御部101cは、ONの状態でOFF要求を受け付けた通信部についても、他の通信部がONであることによって実際にはOFFされていなくてもOFFとして管理する。
また、電源制御部101cは、電源回路113がOFFのとき(動作を停止し、全ての通信部に電力を供給していない状態)でいずれかの通信制御部から最初に通信部のON要求を受信したときのみ電源回路113をONする。これにより、電源回路113は動作を開始し、全ての通知部に対して電力の供給を開始する。しかし、既に電源回路113がONの状態で通信部のONを要求された場合、電源制御部101cは単に要求元に通信部ON通知(動作開始の通知)を送信し、電源回路113の状態は変更しない。
同様に、電源制御部101cは、電源回路113がONの状態で通信部のOFFを要求された場合、他の通信部の1つ以上がONであれば、電源回路113をOFFすることなく、要求元に通信部OFF通知(動作停止の通知)を送信する。
このような電源制御部101cの動作により、電源回路113が複数の通信部の共用回路であるか、個々の通信部に独立した電源回路が設けられているかを意識せずに、第1通信制御部101aおよび第2通信制御部101bが動作することが可能である。
次に、通信回路110の異常検出について説明する。
第1通信制御部101aは、外部装置宛のメッセージまたは通信回路110宛の制御メッセージを送信(S203)すると、Ackメッセージの受信を待機する(S204)。そして、メッセージを送信してから一定時間内にAckメッセージを受信できない場合、第1通信制御部101aは通信回路110に何らかの異常が発生していると判定する(S206)。
第1通信制御部101aは、外部装置宛のメッセージまたは通信回路110宛の制御メッセージを送信(S203)すると、Ackメッセージの受信を待機する(S204)。そして、メッセージを送信してから一定時間内にAckメッセージを受信できない場合、第1通信制御部101aは通信回路110に何らかの異常が発生していると判定する(S206)。
第1通信制御部101aからS203で送信したのが外部装置宛のメッセージであり、一定時間内にAckメッセージを受信できなかった場合、通信回路110から外部装置にメッセージが送信されたか否かは不明である(S205)。Ackメッセージを正しく受信できない要因はさまざまである。例えば、通信回路110の全体がフリーズしている場合、第1通信部111だけがフリーズしている場合、またはノイズによってメッセージデータが異常になって破棄された場合などは、いずれもAckメッセージを正しく受信できない。
第2通信制御部101bにおいても通信異常が検出されれば、通信回路110全体がフリーズが発生している可能性が高い。この場合、例えば通信回路110全体を一度OFFしてから再度ONすることで、通信回路110全体をリセットし、通信の再開を試みることができる。しかし、第1通信制御部101aだけで通信異常が検出された場合、第2通信制御部112は正常に動作している可能性がある。
第1通信制御部101aが通信異常を検出した場合、Bluetooth通信を停止(S207)した後、第1通信部111をリセットする目的で、電源制御部101cを通じて強制的に電源回路113をOFFしたとする(S208、S209、S210)。これにより、第1通信部111だけでなく、第2通信部112への電力供給も停止するため、無線LAN通信が強制的に切断される(S211)。第2通信制御部101bは、無線LAN通信の切断を検知(S212)すると、再接続を試みる(S213)。しかし、第2通信部112への電力供給が再開されるまで再接続は不可能である。そのため、無線LAN通信で提供していた外部装置へのサービス(例えば画像データの転送)が異常終了し、ユーザは無線LAN通信を通じたサービスの利用をやり直さなければならない。
本実施形態では、1つの通信制御部が通信異常を検出した場合に、対応する通信部を他の通信部の動作に影響を与えることなくリセットすることが可能な制御方法を提供する。以下では、一例として、第1通信制御部101aが通信異常を検出した場合について説明するが、第2通信制御部101bが通信異常を検出した場合についても同様である。
図3は、本実施形態の第1通信制御部101a(制御部101)の動作に関するフローチャートである。
S301で第1通信制御部101aは、外部装置もしくは通信回路110宛のメッセージを通信回路110に送信する。
S302で第1通信制御部101aはメッセージを送信してから予め定められた一定時間内にAckメッセージを受信したか否かを判定する。一定時間内にAckメッセージを受信した場合は正常にメッセージが送信されたものとして、次のメッセージ送信まで待機する(正常終了)。
S301で第1通信制御部101aは、外部装置もしくは通信回路110宛のメッセージを通信回路110に送信する。
S302で第1通信制御部101aはメッセージを送信してから予め定められた一定時間内にAckメッセージを受信したか否かを判定する。一定時間内にAckメッセージを受信した場合は正常にメッセージが送信されたものとして、次のメッセージ送信まで待機する(正常終了)。
一方、メッセージを送信してから一定時間内にAckメッセージを受信したと判定されなかった場合、第1通信制御部101aはS303を実行し、通信回路110に何らかの異常が発生していると判定する。
S305で、第1通信制御部101aは、第1通信部111による通信を停止する処理を実行する。これにより、第1通信部111は、電力が供給されていても通信動作を行わなくなる(外部装置からの通信要求も受け付けなくなる)。
そして、S307で第1通信制御部101aは、第1通信部111のOFF要求を電源制御部101cに送信する。後述するように、電源制御部101cは第1通信部111の電源OFF要求を受信すると、第2通信部112の状態に応じて電源回路113のONを維持するかOFFにし、要求元に、第1通信部111のOFF通知(動作停止の通知)を送信する。
S308で第1通信制御部101aは、電源制御部101cから第1通信部111の電源OFF通知を受信すると、第1通信部111がOFF(第1通信部111への電源供給が停止された状態)であると認識する。ただし、実際には第1通信部111がOFFされていない場合もある。
S309で第1通信制御部101aは、他の通信部(第2通信部112)が動作中か否かを判定する。例えば、第1通信制御部101aは、電源制御部101cに対して第2通信部112の状態(ON,OFF)を問い合わせることにより、第2通信部112が動作中か否かを判定することができる。なお、第2通信部112が動作中か否かを判定する代わりに、第2通信制御部101bが通信中であるか否かを判定してもよい。第1通信制御部101aも第2通信制御部101bも実際には制御部101が実現しているため、第2通信制御部101bが通信中であるか否かは第1通信制御部101aが容易に知ることができる。なお、第2通信制御部101bは、通信していないときには消費電力低減のため第2通信部112をOFFにするものとする。したがって、第2通信制御部101bが外部装置と通信中でなければ、第2通信部112はOFFである。
第1通信制御部101aは、第2通信部112が動作中(もしくは通信中)と判定された場合にはS314を、第2通信部112が動作中でない(もしくは通信中でない)と判定された場合にはS310を実行する。
S310が実行される場合、S307で送信した第1通信部111のOFF要求に応じて、電源回路113がOFFされ、電力の供給が停止しているため、第1通信部111および第2通信部112は動作を停止している。S310で第1通信制御部101aは、第1通信部111のON要求を電源制御部101cに送信する。電源制御部101cは第1通信部111のON要求を受信すると、電源回路113をONするとともに、要求元に、第1通信部111のON通知(動作開始の通知)を送信する。
S311で第1通信制御部101aは、電源制御部101cから第1通信部111の電源ON通知を受信する。これにより、第1通信制御部101aは、第1通信部111のリセットが完了したものと認識する。
S313で第1通信制御部101aは、第1通信部111を用いたBluetooth通信を開始する。Bluetooth通信の開始とは、具体的には周期的なアドバタイズ信号のブロードキャストの開始であってよい。これは、外部装置からの通信要求の待ち受け状態に相当する。
一方、S314で第1通信制御部101aは、例えば作業用メモリ104の所定アドレスに割り当てられた開始保留フラグをONする(真値にする)。開始保留フラグについては後述する。
S316で第1通信制御部101aは、第2通信制御部101bから電源制御部101cに対して第2通信部112のOFF要求が送信されたか否かを判定する。第1通信制御部101aも第2通信制御部101bも実際には制御部101が実現しているため、第2通信制御部101bが第2通信部112のOFF要求を送信したか否かは、第1通信制御部101aが容易に知ることができる。
第1通信制御部101aは、第2通信制御部101bから第2通信部112のOFF要求が送信されたと判定されれば、上述したS310以降の処理を実行する。一方、第1通信制御部101aは、第2通信制御部101bから第2通信部112のOFF要求が送信されたと判定されなければ、S318を実行する。
S318で第1通信制御部101aは、電源スイッチ105dの操作や、一定時間操作部105に対する操作がなかったことにより、デジタルカメラ100の電源がOFFされたか否かを判定する。第1通信制御部101aは、デジタルカメラ100の電源がOFFされたと判定されればS320を実行し、判定されなければS316を再度実行する。
S320で第1通信制御部101aは、開始保留フラグをOFFにする(偽値にする)。デジタルカメラ100の電源がOFFになると、第1通信制御部101aは第2通信部112の動作停止を待つことができない。そのため、次にデジタルカメラ100の電源がONされた際に第1通信制御部101aが通常に通信を開始できるように、開始保留フラグをOFFしておく。
なお、S318でデジタルカメラ100の電源OFFが検出された場合、S305において第1通信制御部101aは、第1通信部111の通信を停止させている。そのため、デジタルカメラ100の電源OFF中に第1通信部111への給電が継続されていても、外部装置からデジタルカメラ100を起動させることはできない。次にデジタルカメラ100の電源がONされると、第1通信部111が正常に起動し、外部装置からの通信要求を受け付けるようになる。
このように、第1通信制御部101aが第1通信部111をリセットするために第1通信部111への電力供給をOFFする場合、他の通信部が動作中でないことを確認してから、第1通信部111のOFF要求を電源制御部101cに送信する。そのため、リセット対象の第1通信部111が他の通信部と回路を共用している場合でも、他の通信部の通信に影響を与えずに第1通信部111をリセットすることができる。
次に、図4のフローチャートを用いて、電源制御部101cの動作に関して説明する。
S415で電源制御部101cは、第1通信部111または第2通信部112のON要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定されればS416を、判定されなければS420を実行する。
S415で電源制御部101cは、第1通信部111または第2通信部112のON要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定されればS416を、判定されなければS420を実行する。
S416で電源制御部101cは、例えば作業用メモリ104の所定アドレスに割り当てられた電源カウンタの値を+1する。電源カウンタの初期値は0であり、第1通信部111のON要求および第2通信部112のON要求の受信に応答して+1され、OFF要求の受信に応答して-1される。電源カウンタの値は、現在ONである通信部の数を示す。したがって、電源カウンタの最大値は通信回路110が有する通信部の総数(ここでは2)に等しい。
S417で電源制御部101cは、電源カウンタの値が1か否かを判定し、1と判定されればS418を、判定されなけばS419を実行する。
S418が実行されるのは、S415で電源ON要求を受信する前は電源カウンタの値が0であった場合である。この場合、全ての通信部がOFFであるため、電源回路113はOFFである。そのため、電源制御部101cは、電源回路113をONにした後、S419を実行する。
S418が実行されるのは、S415で電源ON要求を受信する前は電源カウンタの値が0であった場合である。この場合、全ての通信部がOFFであるため、電源回路113はOFFである。そのため、電源制御部101cは、電源回路113をONにした後、S419を実行する。
S419で電源制御部101cは、S415で受信した通信部のON要求の要求元に、要求された通信部のON通知(動作開始の通知)を送信する。ここで、S419は、S418が実行されるか否かにかかわらず実行される。これは、通信回路110が個々の通信部のON、OFFを独立して制御可能な構成か否かが通信制御部の動作に影響を与えないようにするためである。したがって、第1通信部111と第2通信部112の一方が既にONであるときに、他方の通信部のON要求を受信した場合、他方の通信部は既にONであるが、要求元の通信制御部はON通知を受信した時点で通信部がONであることを認識する。
S420で電源制御部101cは、第1通信部111または第2通信部112のOFF要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定されればS421を実行し、判定されなければS415を再度実行する。
S421で電源制御部101cは、電源カウンタの値を-1し、S422を実行する。
S422で電源制御部101cは、電源カウンタの値が0か否かを判定し、0と判定されればS423を、判定されなけばS424を実行する。
S422で電源制御部101cは、電源カウンタの値が0か否かを判定し、0と判定されればS423を、判定されなけばS424を実行する。
S423が実行されるのは、S420で受信した電源OFF要求により、全ての通信部がOFFになった場合である。そのため、電源制御部101cは、電源回路113をOFFにした後、S424を実行する。
S424で電源制御部101cは、S420で受信した通信部のOFF要求の要求元に、要求された通信部のOFF通知(動作停止の通知)を送信する。S424は、S423が実行されるか否かにかかわらず実行される。これは、通信回路110が個々の通信部のON、OFFを独立して制御可能な構成か否かが通信制御部の動作に影響を与えないようにするためである。第1通信部111と第2通信部112の両方がONであるときに、一方の通信部のOFF要求を受信した場合、その通信部は実際にはOFFされないが、要求元の通信制御部はOFF通知を受信した時点で通信部がOFFになったと認識する。
その後、電源制御部101cはS415からの処理を繰り返し実行する。
その後、電源制御部101cはS415からの処理を繰り返し実行する。
(変形例1)
図3に示したフローチャートでは、第2通信部112が動作中か否かを判定する前に、第1通信部111のOFF要求を送信した。しかし、第2通信部112が動作中でないことが確認されてから、第1通信部111のOFF要求を送信してもよい。例えば、図5に示すように、S305で第1通信部111による通信を停止したのち、S309で第2通信部112が動作中か否かを判定するようにしてもよい。
図3に示したフローチャートでは、第2通信部112が動作中か否かを判定する前に、第1通信部111のOFF要求を送信した。しかし、第2通信部112が動作中でないことが確認されてから、第1通信部111のOFF要求を送信してもよい。例えば、図5に示すように、S305で第1通信部111による通信を停止したのち、S309で第2通信部112が動作中か否かを判定するようにしてもよい。
(変形例2)
なお、本実施形態では、リセット対象でない通信部が動作中の場合、動作の終了(OFF要求の検出)を待つ構成であった。そのため、常時動作する通信部が存在する場合には、リセット対象の通信部をリセットができない。例えば、本実施形態の第2通信制御部101bが通信異常を検出し、第2通信部112をリセットしようとするが、第1通信部111が常時動作している場合である。このような場合には、S309の判定条件を変更することができる。
なお、本実施形態では、リセット対象でない通信部が動作中の場合、動作の終了(OFF要求の検出)を待つ構成であった。そのため、常時動作する通信部が存在する場合には、リセット対象の通信部をリセットができない。例えば、本実施形態の第2通信制御部101bが通信異常を検出し、第2通信部112をリセットしようとするが、第1通信部111が常時動作している場合である。このような場合には、S309の判定条件を変更することができる。
例えば、S309では動作中の通信部が外部装置とデータ通信中か否かを判定し、データ通信中でないと判定されればS310を実行することができる。例えば、以下のいずれかに該当する通信部はデータ通信中でないと判定することができる。
・外部装置との接続は確立されているが、データの送受信が一定時間行われていない
・待ち受け状態など、外部装置との接続が確立されていない状態で動作している
・省エネルギーモードまたはスリープ状態で動作している
・外部装置との接続は確立されているが、データの送受信が一定時間行われていない
・待ち受け状態など、外部装置との接続が確立されていない状態で動作している
・省エネルギーモードまたはスリープ状態で動作している
これら状態の検出は、公知の方法で行うことができる。あるいは、個々の通信制御部が、対応する通信部の状態を監視し、通信部の状態を示す情報を各通信制御部が参照できるように作業用メモリ104に保持するようにしてもよい。
また、S309では、動作中の通信部が、予め設定されている、通信が切断されても影響が小さい通信部か否かを判定し、通信が切断されても影響が小さい通信部であると判定されればS310を実行するようにしてもよい。例えば、重要度が高くない通信に用いられる通信部、再接続が容易な通信方式の通信部などを、通信が切断されても影響が小さい通信部として設定することができる。
本実施形態によれば、第1の方式による通信のための回路と、第2の方式による通信のための回路とが共用回路を含んだ通信回路を有する通信装置において、他方の方式の通信が行われていないことを確認してから一方の方式の通信に関する回路をリセットする。そのため、一方の方式の通信に関する回路を、他方の方式の通信に影響を与えないようにリセットすることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上述した実施形態の内容に制限されず、発明の精神および範囲から離脱することなく様々な変更及び変形が可能である。したがって、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100…デジタルカメラ、101…制御部、101a…第1通信制御部101、101b…第2通信制御部101b、101c…電源制御部、110…通信回路、111…第1通信部、112…第2通信部、113…電源回路
Claims (16)
- 第1の方式の通信のための第1通信部と、第2の方式の通信のための第2通信部と、前記第1通信部と前記第2通信部との共用回路とを有する通信回路と、
前記第1の方式の通信を制御する第1通信制御手段と、
前記第2の方式の通信を制御する第2通信制御手段と、を有する通信装置において、
前記第1通信制御手段は、前記通信回路に異常が発生したと判定される場合、前記第2の方式の通信が行われていないことを確認してから、前記第1通信部をリセットすることを特徴とする通信装置。 - 前記第1通信制御手段は、前記通信回路に異常が発生したと判定される場合、前記第2の方式の通信が行われていれば、当該通信が終了してから前記第1通信部をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記第1通信制御手段は、前記第2通信部が動作中でなければ、前記第2の方式の通信が行われていないと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
- 前記第1通信制御手段は、前記第2通信制御手段が通信中でなければ、前記第2の方式の通信が行われていないと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
- 前記第1通信制御手段は、前記第2通信部と外部装置との接続が確立していなければ、前記第2の方式の通信が行われていないと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
- 前記第1通信制御手段は、前記第2通信部が省エネルギーモードもしくはスリープ状態で動作していれば、前記第2の方式の通信が行われていないと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
- 前記第1通信制御手段は、前記第2通信部が通信が切断されても影響が小さい通信部であると予め設定されている場合には、前記第2の方式の通信が行われていないと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
- 前記共用回路が、前記第1通信部および前記第2通信部に一括して電力を供給する電源回路であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記共用回路の動作を制御する電源制御手段をさらに有し、
前記電源制御手段は、前記第1通信部および前記第2通信部が動作しているときに一方の通信部の動作停止要求を受信した場合、前記一方の通信部の動作を停止させずに、前記動作停止要求の要求元に前記一方の通信部の動作停止を通知する、
ことを特徴とする請求項8に記載の通信装置。 - 前記共用回路の動作を制御する電源制御手段をさらに有し、
前記電源制御手段は、前記第1通信部および前記第2通信部が動作しているときに一方の通信部の動作要求を受信した場合、前記共用回路の状態を変えずに、前記動作要求の要求元に前記一方の通信部の動作開始を通知する、
ことを特徴とする請求項8または9に記載の通信装置。 - 前記共用回路の動作を制御する電源制御手段をさらに有し、
前記電源制御手段は、前記第1通信部および前記第2通信部が動作を停止しているときに一方の通信部の動作要求を受信した場合、前記共用回路による電力の供給を開始させ、前記動作要求の要求元に前記一方の通信部の動作開始を通知する、
ことを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記共用回路の動作を制御する電源制御手段をさらに有し、
前記電源制御手段は、前記第1通信部および前記第2通信部の一方が動作を停止しているときに他の通信部の動作停止要求を受信した場合、前記共用回路による電力の供給を停止させ、前記動作停止要求の要求元に前記一方の通信部の動作停止を通知する、
ことを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記第1の方式がBluetooth規格であり、前記第2の方式が無線LAN規格であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記通信回路が1つの半導体パッケージの形態を有することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の通信装置。
- 第1の方式の通信のための第1通信部と、第2の方式の通信のための第2通信部と、前記第1通信部と前記第2通信部との共用回路とを有する通信回路を用いる通信装置が実行する通信方法であって、
前記第1の方式の通信において異常が検出された場合、前記第2の方式の通信が行われていないことを確認してから、前記第1通信部をリセットする工程を有することを特徴とする通信方法。 - 通信装置が有するコンピュータを、請求項1から13のいずれか1項に記載の通信装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。
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