JP2023001756A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電素子の膨張に起因する保持部材の変形を抑制できる蓄電装置を提供する。【解決手段】本実施形態では、所定方向に並ぶ複数の蓄電素子と、所定方向に隣り合う蓄電素子間に配置される隣接部材2と、所定方向において複数の蓄電素子を挟み込む一対の終端部材、及び複数の蓄電素子に沿って所定方向に延び且つ一対の終端部材同士を接続する接続部材、を有し、複数の蓄電素子を保持する保持部材と、を備え、隣接部材は、接続部材に固定される固定部25と、所定方向に弾性変形可能な少なくとも一つの弾性部26と、所定方向における固定部の両側に配置される一対の挟持部27と、を有し、少なくとも一つの弾性部は、一対の挟持部の間、又は固定部と挟持部との各間に挟み込まれ、各挟持部は、隣接する蓄電素子から加わる所定方向の力を弾性部に伝達可能に配置されている、ことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、所定方向に並ぶ複数の蓄電素子と、複数の蓄電素子を保持する保持部材と、蓄電素子間に配置され且つ保持部材に固定される隣接部材と、を備える蓄電装置に関する。
従来から、複数の電池セルがセパレータを介して積層されている電池ブロックが知られている(特許文献1参照)。この電池ブロックは、複数の電池セルを絶縁性のセパレータを介して積層し、積層方向の両側にエンドプレートが配置されたブロック体である。エンドプレートは、バインドバーによって連結されている。このバインドバーは、電池ブロックの両側面に配置されて、その両端部を内側に折曲して折曲部をエンドプレートに止ネジで固定されている。
この電池ブロックにおいて、経年劣化等によって各電池セルが膨らむと複数の電池セルを保持(拘束)する部材(エンドプレート及びバインドバー等)に大きな応力が発生し、前記拘束する部材が変形する場合がある。
特開2010-287550号公報
そこで、本実施形態は、蓄電素子の膨張に起因する保持部材の変形を抑制できる蓄電装置を提供することを目的とする。
本実施形態の蓄電装置は、
所定方向に並ぶ複数の蓄電素子と、
前記所定方向に隣り合う蓄電素子間に配置される隣接部材と、
前記所定方向において前記複数の蓄電素子を挟み込む一対の終端部材、及び前記複数の蓄電素子に沿って前記所定方向に延び且つ前記一対の終端部材同士を接続する接続部材、を有し、前記複数の蓄電素子を保持する保持部材と、を備え、
前記隣接部材は、
前記接続部材に固定される固定部と、
前記所定方向に弾性変形可能な少なくとも一つの弾性部と、
前記所定方向における前記固定部の両側に配置される一対の挟持部と、を有し、
前記少なくとも一つの弾性部は、前記一対の挟持部の間、又は前記固定部と前記挟持部との各間に挟み込まれ、
各挟持部は、前記固定部に向かう方向に移動可能に配置されている。
また、本実施形態の蓄電装置は、
所定方向に並ぶ複数の蓄電素子と、
前記所定方向に隣り合う蓄電素子間に配置される隣接部材と、
前記所定方向において前記複数の蓄電素子を挟み込む一対の終端部材、及び前記複数の蓄電素子に沿って前記所定方向に延び且つ前記一対の終端部材同士を接続する接続部材、を有し、前記複数の蓄電素子を保持する保持部材と、を備え、
前記隣接部材は、
前記接続部材に固定される固定部と、
前記所定方向に弾性変形可能な弾性部と、
前記所定方向において前記固定部との間に前記弾性部を挟み込む挟持部と、を有し、
前記挟持部は、前記固定部に向かう方向に移動可能に配置されている。
これらの構成によれば、隣接部材の挟持部と終端部材との間に配置されている各蓄電素子が膨張しても、隣接部材において挟持部が固定部に向かう方向に移動して(即ち、弾性部が挟み込まれて弾性変形することによって)前記膨張が吸収されることで保持部材における前記膨張に起因する応力が抑えられ、これにより、保持部材の変形が効果的に抑えられる。
前記蓄電装置では、
前記挟持部は、前記所定方向と直交する方向に広がり且つ前記固定部又は他方の挟持部との間に前記弾性部を挟み込む挟持面と、該挟持面より前記固定部に向けて突出する第一凸部と、を有し、
前記所定方向において、前記弾性部が弾性変形していないときの前記第一凸部と前記固定部との間には隙間が形成されてもよい。
かかる構成によれば、挟持部に固定部へ向かう方向の力が加わったときに、第一凸部が固定部と当接することでそれ以上の挟持部の固定部に向かう移動が阻止されることで、挟持面と固定部又は他方の挟持部との間に所定の間隔(第一凸部の挟持面からの突出量に相当)が確保され、これにより、弾性部の潰れすぎ等による損傷を抑制できる。
また、前記蓄電装置では、
前記挟持部は、前記固定部に向けて突出する第二凸部、及び前記固定部に向かう方向と反対方向に向けて凹む又は前記所定方向に貫通する第一被挿入部の少なくとも一方を有し、
前記固定部は、前記第二凸部が前記所定方向に相対移動可能に挿入されている第二被挿入部、及び前記挟持部に向けて突出し且つ前記所定方向に相対移動可能に前記第一被挿入部に挿入されている第三凸部の少なくとも一方を有してもよい。
かかる構成によれば、挟持部と固定部との所定方向と直交する方向への位置ずれ(相対移動)を抑えつつ、挟持部と固定部とを所定方向に相対移動させることができる。
また、前記蓄電装置では、
前記挟持部は、前記固定部に向けて突出する第二凸部を有し、
前記固定部は、前記第二凸部が前記所定方向に相対移動可能に挿入されている第二凹部を有し、
前記第二凸部は、前記第一凸部から突出してもよい。
かかる構成によれば、第一凸部及び第二凸部の配置スペースの省スペース化を図ることができる。
以上より、本実施形態によれば、蓄電素子の膨張に起因する保持部材の変形を抑制できる蓄電装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る蓄電装置の斜視図である。 図2は、前記蓄電装置における構成の一部を省略した分解斜視図である。 図3は、前記蓄電装置が備える第二の隣接部材の斜視図である。 図4は、前記第二の隣接部材の分解斜視図である。 図5は、前記第二の隣接部材が有する固定部の斜視図である。 図6は、前記固定部におけるX軸方向と直交する面に沿った縦断面図である。 図7は、前記固定部におけるY軸方向と直交する面に沿った縦断面図である。 図8は、前記第二の隣接部材が有する挟持部の斜視図である。 図9は、前記第二の隣接部材が有する挟持部の斜視図である。 図10は、前記第二の隣接部材の中央横断面図であって、挟持部が固定部側に移動していない状態の中央横断面図である。 図11は、前記第二の隣接部材の中央横断面図であって、挟持部が固定部側に移動した状態の中央横断面図である。 図12は、他実施形態に係る第二の隣接部材の模式図である。 図13は、他実施形態に係る第二の隣接部材におけるY軸方向と直交する面に沿った縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図11を参照しつつ説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
蓄電装置は、図1及び図2に示すように、所定方向に並ぶ複数の蓄電素子10と、前記所定方向において蓄電素子10と隣接する複数の隣接部材2と、複数の蓄電素子10を保持する保持部材4と、を備える。また、蓄電装置1は、複数の蓄電素子10と保持部材4との間に配置される少なくとも一つのインシュレータ6と、異なる蓄電素子10同士を導通可能に接続する複数のバスバ8と、を備える。
複数の蓄電素子10のそれぞれは、一次電池、二次電池、キャパシタ等である。本実施形態の蓄電素子10は、充放電可能な非水電解質二次電池である。より具体的には、蓄電素子10は、リチウムイオンの移動に伴って生じる電子移動を利用したリチウムイオン二次電池である。
具体的に、各蓄電素子10は、電極体と、電極体を電解液と共に収容するケース13と、少なくとも一部がケース13の外側に露出する外部端子14と、電極体と外部端子14とを接続する集電体と、を備える。
電極体では、正極と負極とがセパレータを介して交互に積層されている。この電極体においてリチウムイオンが正極と負極との間を移動することにより、蓄電素子10が充放電する。
ケース13は、開口を有するケース本体131と、ケース本体131の開口を塞ぐ(閉じる)板状の蓋板132と、を有する。本実施形態のケース本体131は、有底角筒状であり、ケース13は、直方体形状(六面形状)である。本実施形態のケース13は、扁平な直方体形状であり、複数の蓄電素子10は、ケース13(ケース本体131)の幅広な面(壁部)を対向させた状態で、X軸方向に並んでいる。
以下の説明では、複数の蓄電素子10が並ぶ方向(所定方向)を直交座標系のX軸、ケース13の幅狭な一対の面(壁部)が対向する方向を直交座標系のY軸、蓋板132の法線方向を直交座標系のZ軸とする。
隣接部材2は、絶縁性を有し、X軸方向に並ぶ蓄電素子10間、又は蓄電素子10と該蓄電素子10に対してX軸方向に並ぶ部材(本実施形態の例では、保持部材4の一部)との間に配置される。この隣接部材2は、隣接する蓄電素子10との間に温度調整用の流体(本実施形態の例では空気等の冷却流体)が流通可能な流路Rを形成する。本実施形態の蓄電装置1は、複数の隣接部材2を備え、これら複数の隣接部材2は、複数種の隣接部材を含む。本実施形態の複数の隣接部材2は、蓄電素子10間に配置される第一の隣接部材21と、蓄電素子10間に配置され且つ保持部材4に固定される第二の隣接部材(隣接部材)22と、X軸方向において最も端にある蓄電素子10と保持部材4との間で該蓄電素子10と隣接する第三の隣接部材23と、を含む。即ち、蓄電装置1は、隣接部材2として、第一の隣接部材21と、第二の隣接部材22と、第三の隣接部材23と、を備える。本実施形態の蓄電装置1は、複数の第一の隣接部材21と、一つの第二の隣接部材22と、二つ(一対)の第三の隣接部材23と、を備える。これら複数の第一の隣接部材21のそれぞれは、第二の隣接部材22が配置されている蓄電素子10間を除いた各蓄電素子10間に配置されている。
複数の第一の隣接部材21のそれぞれは、X軸方向に隣り合う蓄電素子10間に配置されている。これら複数の第一の隣接部材21のそれぞれは、X軸方向に隣り合う蓄電素子10間においてX軸方向と直交する方向に広がる第一本体部211と、第一本体部211と隣り合う蓄電素子10の該第一本体部211に対する移動を規制する少なくとも一つの第一規制部215と、を有する。また、複数の第一の隣接部材21のそれぞれは、隣り合う蓄電素子10との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路Rを形成する。
第一本体部211は、蓄電素子10のケース13の幅広な面と一部を当接させた状態で対向する部位である。この第一本体部211は、隣接する蓄電素子10と共同して該蓄電素子10との間に温度調整用の流体が流通可能な流路Rを形成する。本実施形態の第一本体部211は、X軸方向から見て蓄電素子10と対応する大きさの矩形板状であり、X-Z面(X軸方向とZ軸方向とを含む面)に沿った断面形状が矩形波形である。
第一規制部215は、矩形状の第一本体部211の少なくとも角部からX軸方向に延び、第一本体部211と隣接する蓄電素子10(詳しくはケース13)とY-Z面(Y軸方向とZ軸方向とを含む面)方向の外側から当接することによって該蓄電素子10の第一本体部211に対するY-Z面方向への相対移動を規制する。本実施形態の第一規制部215は、第一本体部211からX軸方向の両側に向けてそれぞれ延びている。
第二の隣接部材22は、X軸方向に隣り合う蓄電素子10間に配置されると共に、保持部材4に固定されている(取り付けられている)。この第二の隣接部材22は、隣り合う蓄電素子10との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路Rを形成する。本実施形態の第二の隣接部材22は、隣り合う蓄電素子10との間に複数の流路Rを形成する。
具体的に、第二の隣接部材22は、図3、図4、図10、及び図11にも示すように、保持部材4(詳しくは、接続部材42)に固定される固定部25と、X軸方向に弾性変形可能な少なくとも一つの弾性部26と、X軸方向における固定部25の両側に配置される一対の挟持部27と、を有する。本実施形態の第二の隣接部材22は、二つの弾性部26を有する。また、第二の隣接部材22は、固定部25と係合することで該固定部を接続部材42に固定する少なくとも一つの係合部材28を有する。本実施形態の第二の隣接部材22は、複数の係合部材28を有する。
固定部25は、図5~図7にも示すように、X軸方向と直交する方向に広がる板状の固定部本体251と、X軸方向に延び且つ固定部本体251を貫通する貫通部材252と、を有する。本実施形態の固定部25は、Z軸方向に間隔をあけて配置される二つの貫通部材252を有する。この固定部25は、いわゆるインサート成形によって形成され、固定部本体251と二つの貫通部材252とが一体となっている。
固定部本体251は、X軸方向から見て蓄電素子10(ケース13)と対応する大きさの矩形の板状である。貫通部材252が貫通している貫通部位2511のX軸方向の寸法は、貫通部材252の貫通していない非貫通部位(後述の中間部位2512を含む)のX軸方向の寸法より大きい。本実施形態の固定部本体251は、Z軸方向の各端部に貫通部位2511を有し、各貫通部位2511は、Y軸方向から見てX軸方向の外側に凸となる円弧状に膨らんでいる。
固定部本体251における二つの貫通部位2511間の板状の部位(中間部位)2512は、X軸方向を向いた各面2512aにおいて、Y軸方向の両端部でそれぞれX軸方向に突出し且つZ軸方向に延びる二つの凸条2513と、二つの凸条2513の間に配置される複数の印2514と、をそれぞれ有する。本実施形態の固定部本体251の各面2512aにおいて、凸条2513間の領域が、弾性部26を挟み込む挟持面2512a1を構成し、Y軸方向のおける凸条2513のY軸方向の外側の領域が、挟持部27が所定量以上接近したときに当接する当接面2512a2を構成する(図10及び図11参照)。
これら二つの凸条2513は、弾性部26を固定部本体251に接着等によって取り付けるときの位置決めに用いられ、各凸条2513の面2512aからのX軸方向の突出量α1は、貫通部位2511の面2512aからのX軸方向の突出量α2より小さい(図7参照)。また、複数の印2514は、弾性部26を固定部本体251に取り付けるときの接着剤等の塗布位置を示すものであり、本実施形態の各印2514は、円形の刻印である。
また、中間部位2512は、Y軸方向における凸条2513の外側に、X軸方向に貫通する少なくとも一つの貫通孔(第二被挿入部)2515を有する。この少なくとも一つの貫通孔2515は、挟持部27の一部(本実施形態の例では、第二凸部273)がX軸方向に相対移動可能に挿入されている。本実施形態の中間部位2512は、Y軸方向における各凸条2513の外側のそれぞれに、Z軸方向に間隔をあけて配置される複数(図5に示す例では三つ)の貫通孔2515を有する。これら複数の貫通孔2515のうちの一方(図5の下方)の端にある貫通孔(長穴)2515aは、Z軸方向に延びた穴である。また、これら複数の貫通孔2515のうちの残りの貫通孔(長穴2515aを除いた貫通孔)は、X軸方向から見て円形の孔である。
二つの貫通部材252は、平行に配置されている。これら二つの貫通部材252のそれぞれは、Y軸方向に延びる軸状の部材であり、各貫通部材252のY軸方向の寸法(長さ寸法)は、固定部本体251より大きい。これにより、各貫通部材252のY軸方向の両端部は、固定部本体251からそれぞれ突出している。
具体的に、各貫通部材252は、固定部本体251に対してY軸方向周りの回転を阻止する回転阻止部2521と、固定部本体251に対するY軸方向への相対移動を阻止する抜け阻止部2522と、を有する。また、二つの貫通部材252のそれぞれは、係合部材28が係合される被係合部2523を有する。
回転阻止部2521は、固定部本体251(詳しくは、貫通部位2511)の内部に位置する部位であり、Y軸方向と直交する断面(断面の輪郭)が非円形である。本実施形態の回転阻止部2521は、それぞれがY軸方向に延び且つ周方向に並ぶ複数の凸条2521aを有する。これにより、回転阻止部2521のY軸方向と直交する断面は、周方向に凹凸が繰り返される歯車状となる(図7参照)。
抜け阻止部2522は、回転阻止部2521と同様に、固定部本体251(貫通部位2511)の内部に位置する部位であり、貫通部材252のY軸方向の一部の断面が他の部位の断面に比べて大きく、又は小さくなることによって構成されている。本実施形態の貫通部材252は、Y軸方向に間隔をあけて配置される複数の抜け阻止部2522を有し、各抜け阻止部2522は、周方向に延びる凸条によって構成されている、即ち、他の部位に比べて断面(Y軸方向に直交する断面)が大きくなっている部位によって構成されている。
被係合部2523は、貫通部材252のY軸方向の端部(即ち、固定部本体251から突出している部位)に配置されている。本実施形態の貫通部材252は、Y軸方向の各端部に被係合部2523を有する、即ち、貫通部材252は、二つの被係合部2523を有する。これら二つの被係合部2523の各周面には、雄ネジが形成されている。
二つの弾性部26のそれぞれは、一対の挟持部27の間、又は固定部25と挟持部27との間に挟み込まれる部材であり、本実施形態の二つの弾性部26のそれぞれは、図4、図10、及び図11に示すように、固定部25と挟持部27との各間に挟み込まれる部材である。これら二つの弾性部26のそれぞれは、X軸方向と直交する方向に広がる板状の部材であり、少なくともX軸方向に弾性変形可能なゴム等の樹脂によって形成されている。
具体的に、各弾性部26は、各位置の厚さ寸法(X軸方向の寸法)が一定で且つX軸方向から見て矩形の板状であり、固定部本体251の挟持面2512a1、即ち、固定部本体251の面2512aにおける二つの貫通部位2511と二つの凸条2513とに囲まれた領域に接着等によって取り付けられている。本実施形態の弾性部26は、固定部25の中間部位2512における各印2514の位置に塗布された接着剤によって該固定部25に接着されている。
一対の挟持部27のそれぞれは、隣接する蓄電素子10から加わるX軸方向の力を弾性部26に伝達可能に配置されている。即ち、一対の挟持部27は、それぞれ固定部25に向かう方向に移動可能で且つ固定部25との間に弾性部26を挟んだ状態で該固定部25のX軸方向の両側に配置されている。これら一対の挟持部27は、それぞれ同じ構成を有し、一方の挟持部がZ軸周りに反転した状態で固定部25のX軸方向の両側に配置されている。即ち、一対の挟持部27は、固定部25を挟んで対称配置されている。
具体的に、各挟持部27は、図3、図4、図8~図11に示すように、X軸方向と直交する方向に広がる板状の部材である。本実施形態の各挟持部27は、X軸方向から見て蓄電素子10(ケース13)と対応する大きさの矩形の板状である。これら各挟持部27は、X軸方向の固定部25側を向いた面270Aに、X軸方向と直交する方向に広がり且つ固定部25(詳しくは、挟持面2512a1)との間に弾性部26を挟み込む挟持面271と、該挟持面271よりX軸方向の固定部25側に突出する少なくとも一つの第一凸部272と、をそれぞれ有する。本実施形態の挟持面271は、挟持部27の固定部25と対向する面270Aに含まれ、各挟持部27は、二つの第一凸部272をそれぞれ有している。
また、各挟持部27は、X軸方向の固定部25側に突出する少なくとも一つの第二凸部273をそれぞれ有する。本実施形態の各挟持部27は、複数の第二凸部273をそれぞれ有する。また、各挟持部27は、固定部本体251の貫通部位2511と対向する凹部274を有する。さらに、本実施形態の各挟持部27は、挟持面271に、複数の印275を有する。
挟持面271は、挟持部27のY軸方向の中央部に配置されており、固定部25(詳しくは、固定部25の挟持面2512a1)との間に弾性部26を挟み込む面である。具体的に、挟持面271は、固定部25と対向する面270AにおいてY軸方向の両端部を除いた領域(面)であり、弾性部26と対応する矩形状の領域である。
この挟持面271には、固定部本体251の挟持面2512a1と同様に、複数の印275が配置されている。これら複数の印275は、固定部本体251の印2514と同様に、弾性部26を挟持部27に取り付けるときの接着剤等の塗布位置を示すものであり、本実施形態の各印275は、円形の刻印である。
二つの第一凸部272は、挟持部27におけるY軸方向の両端部に配置されている。各第一凸部272は、突出方向(X軸方向の固定部25に向かう方向)の先端に固定部25の当接面2512a2と当接可能な先端面2721を有する。この第一凸部272の挟持面271からの突出量は、X軸方向において、弾性部26が弾性変形していないときに第一凸部272(詳しくは、先端面2721)と固定部25(詳しくは、固定部25の当接面2512a2)との間に隙間βが形成されるように設定されている(図10参照)。
先端面2721は、X軸方向と直交する方向に広がる面であり、挟持部27が蓄電素子10によって固定部25に向かう方向に押されたときに固定部25の当接面2512a2と当接(本実施形態の例では、面接触)することで、それ以上の挟持部27の固定部25へ向かう方向への移動を阻止する(図10及び図11参照)。本実施形態の先端面2721は、固定部25の当接面2512a2と対応する形状を有し、具体的には、Z軸方向に長尺な矩形状である。
複数の第二凸部273のそれぞれは、固定部25(中間部位2512)の貫通孔2515に対してX軸方向に相対移動可能に該貫通孔2515に挿入されており、挟持部27のY軸方向における一方の端部と他方の端部とに配置されている。
具体的に、各第二凸部273は、第一凸部272の先端面2721から突出している。本実施形態の挟持部27では、Y軸方向の一方の第一凸部272から二つの第二凸部273が突出し、Y軸方向の他方の第一凸部272から一つの第二凸部273が突出している。このY軸方向の一方の第一凸部272から延びる二つの第二凸部273は、Y軸方向における固定部25の対応する端部においてZ軸方向に並ぶ複数(本実施形態の例では、三つ)の貫通孔2515のうちの両端の貫通孔2515に挿入されている。また、Y軸方向の他方の第一凸部272から延びる一つの第二凸部273は、Y軸方向における固定部25の対応する端部においてZ軸方向に並ぶ複数(本実施形態の例では、三つ)の貫通孔2515のうちの中央の貫通孔2515に挿入されている。
これら各第二凸部273の突出量は、該第二凸部273が配置されている第一凸部272の先端面2721が固定部25の当接面2512a2に当接したときにその先端が貫通孔2515から突出しない大きさ(寸法)に設定されている(図11参照)。また、各第二凸部273は、X軸方向から見て円形の周面を有し、これら各第二凸部273の径は、貫通孔2515の内径(長穴2515aの場合は短径)より僅かに小さい。
凹部274は、挟持部27が固定部25の貫通部位2511と当接しないように設けられた部位であり、固定部25から離間する方向に凹み且つY軸方向に延びている。本実施形態の各挟持部27は、固定部25の貫通部位2511の数と対応する数(本実施形態の例では、二つ)の凹部274を有し、各凹部274は、X-Z面に沿った断面形状が円弧状となるように凹んでいる。
また、各挟持部27は、X軸方向の蓄電素子10側(固定部25の側と反対側)を向いた面270Bから突出する複数の凸条276と、挟持部27(第二の隣接部材22)と隣り合う蓄電素子10の該挟持部27(第二の隣接部材22)に対する移動を規制する少なくとも一つの第二規制部277と、を有する。
複数の凸条276のそれぞれは、挟持部27の蓄電素子10と対向する面270BにおいてY軸方向に延び且つZ軸方向に間隔をあけて配置されている。これら複数の凸条276のそれぞれは、突出方向(X軸方向)の先端を、挟持部27(第二の隣接部材22)と隣り合う蓄電素子10に当接させている。これにより、挟持部27の蓄電素子10と対向する面270Bと、該面270BにおいてZ軸方向に間隔をあけて隣り合う二つの凸条276と、該面270Bと対向する蓄電素子10(ケース13)とによって、挟持部27と該挟持部27と隣接する蓄電素子10との間に流路Rが形成される。
第二規制部277は、矩形状の挟持部27の少なくとも角部からX軸方向に延び、挟持部27(第二の隣接部材22)と隣接する蓄電素子10(詳しくは、ケース13)とY-Z面方向の外側から当接することによって該蓄電素子10の挟持部27(第二の隣接部材22)に対するY-Z面方向への相対移動を規制する。本実施形態の第二規制部277は、挟持部27からX軸方向の一方(蓄電素子10側)に向けて延びている。
複数の係合部材28のそれぞれは、固定部25の貫通部材252の被係合部2523と係合する。即ち、第二の隣接部材22は、固定部25の被係合部2523の数と対応する数の係合部材28を有する。本実施形態の係合部材28は、内周面に雌ネジが形成された凹部を有し、該凹部に被係合部2523が螺入されることで該被係合部2523と係合する。この係合部材28は、保持部材4を貫通した状態の貫通部材252の端部(被係合部)2523と係合することによって固定部25を保持部材4に固定する。
図1及び図2に戻り、二つ第三の隣接部材23のそれぞれは、X軸方向に隣り合う蓄電素子10と保持部材4(詳しくは、終端部材41)との間においてX軸方向と直交する方向に広がる第三本体部231と、第三本体部231と隣り合う蓄電素子10の該第三本体部231に対する移動を規制する少なくとも一つの第三規制部235と、を有する。また、二つの第三の隣接部材23のそれぞれは、隣り合う蓄電素子10との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路Rを形成する。
第三本体部231は、蓄電素子10のケース13の幅広な面と一部を当接させた状態で対向する部位である。この第三本体部231も、第一の隣接部材21の第一本体部211及び第二の隣接部材22の挟持部27と同様に、隣接する蓄電素子10と共同して該蓄電素子10との間に温度調整用の流体が流通可能な流路Rを形成する。本実施形態の第三本体部231は、隣接する蓄電素子10との間に複数の流路Rを形成する。
具体的に、第三本体部231は、X軸方向から見て隣接する蓄電素子10と対応する大きさの矩形板状である。より具体的に、第三本体部231は、X軸方向の一方側の端部と他方側の端部とのそれぞれにおいてX軸方向と直交する方向に広がり、且つ隣り合う蓄電素子10(ケース13の幅広の面)又は終端部材41と対向する二つの対向面2311と、蓄電素子10と対向する対向面2311から突出する複数の凸条2312と、を有する。
蓄電素子10と対向する対向面2311において、複数の凸条2312のそれぞれは、Y軸方向に延び、Z軸方向に間隔をあけて配置されている。これら複数の凸条2312のそれぞれは、突出方向(X軸方向)の先端を、第三本体部231と隣り合う蓄電素子10に当接させている。これにより、蓄電素子10側の対向面2311と、該対向面2311においてZ軸方向に間隔をあけて隣り合う二つの凸条2312と、該対向面2311と対向する蓄電素子10(ケース13)とによって、第三本体部231の蓄電素子10側に流路Rが形成される。
第三規制部235は、矩形状の第三本体部231の少なくとも角部からX軸方向に延び、第三本体部231と隣接する蓄電素子10(詳しくはケース13)とY-Z面方向の外側から当接することによって該蓄電素子10の第三本体部231に対するY-Z面方向への相対移動を規制する。本実施形態の第三規制部235は、第三本体部231からX軸方向の一方(蓄電素子10側)に向けて延びている。
保持部材4は、複数の蓄電素子10と複数の隣接部材2との周囲を囲むことで、これら複数の蓄電素子10及び複数の隣接部材2をひとまとめに保持する。この保持部材4は、金属等の導電性を有する部材によって構成される。具体的に、保持部材4は、X軸方向において複数の蓄電素子10(蓄電素子10の積層体)を挟み込む一対の終端部材41と、複数の蓄電素子10に沿ってX軸方向に延び且つ一対の終端部材41同士を接続する接続部材42と、を有する。本実施形態の保持部材4は、一対の接続部材42を有する。また、保持部材4は、終端部材41と接続部材42と連結する複数の連結部材43と、を有する。
一対の終端部材41のそれぞれは、X軸方向の端(最も外側)に配置された蓄電素子10との間に第三の隣接部材23を挟み込むように配置される。一対の終端部材41のそれぞれは、X軸方向から見て蓄電素子10と対応する大きさの矩形板状であり、各終端部材41の剛性は、第三の隣接部材23より高い。具体的に、各終端部材41は、Y軸方向に長尺な矩形状であり、Y軸方向の両端部にZ軸方向に間隔をあけて配置される複数の貫通孔411を有する。
一対の接続部材42のそれぞれは、Y軸方向において複数の蓄電素子10の両側に配置され、これら複数の蓄電素子10に沿ってX軸方向に延びている。各接続部材42は、X軸方向に延び且つZ軸方向に間隔をあけて配置される一対の梁部421と、一対の梁部421の端部同士を連結する一対の端部連結部422と、X軸方向における途中位置において一対の梁部421同士を連結する中間連結部425と、を有する。本実施形態の接続部材42は、複数の中間連結部425を有する。
各端部連結部422は、終端部材41のX軸方向の外側の面に沿って広がる固定片423を有し、固定片423は、終端部材41の貫通孔411とX軸方向から見て重なる位置に貫通孔424を有する。
複数の中間連結部425のうちのX軸方向の中央に配置される中央連結部425aは、第二の隣接部材22の二つの貫通部材252と対応する位置(Y軸方向から見て重なる位置)のそれぞれに貫通孔4251を有する。各貫通孔4251には、第二の隣接部材22の固定部25からY軸方向に突出する貫通部材252、詳しくは、貫通部材252の端部(被係合部)2523がそれぞれ挿通され、該端部(被係合部)2523には、係合部材28が係合する。
複数の連結部材43のそれぞれは、終端部材41の貫通孔411及び接続部材42(固定片423)の貫通孔424を挿通した状態で終端部材41と接続部材42とを連結する。本実施形態の各連結部材43は、ボルト431とナット432によって構成されている。
インシュレータ6は、絶縁性を有する。このインシュレータ6は、接続部材42と、複数の蓄電素子10との間に配置される。具体的に、蓄電装置1は、一対のインシュレータ6を備え、各インシュレータ6は、接続部材42における少なくとも複数の蓄電素子10と対向する領域をそれぞれ覆う。これにより、各インシュレータ6は、接続部材42と、複数の蓄電素子10との間を絶縁する。各インシュレータにおける中央連結部425aと対応する部位61は、中央連結部425aの各貫通孔4251と対応する位置、即ち、第二の隣接部材22の各貫通部材252と対応する位置に貫通孔610をそれぞれ有する。具体的に、中央連結部425aと対応する部位61は、Z軸方向に延び且つZ軸方向に間隔をあけて配置される二つの貫通孔610を有する。
複数のバスバ8のそれぞれは、金属等の導電性を有する板状の部材である。各バスバ8は、蓄電素子10の外部端子14同士を導通させる。本実施形態の複数のバスバ8は、蓄電装置1に含まれる複数の蓄電素子10を直列に接続する(導通させる)。
以上の蓄電装置1によれば、第二の隣接部材22の挟持部27と終端部材41との間に配置されている各蓄電素子10が膨張しても、第二の隣接部材22において挟持部27が固定部25に向かう方向に移動して(即ち、弾性部26が挟み込まれて弾性変形することによって)前記膨張が吸収されることで保持部材4における前記膨張に起因する応力の発生が抑えられ、これにより、保持部材4の変形が効果的に抑えられる。
本実施形態の蓄電装置1では、前記挟持部が、固定部25との間に弾性部26を挟み込む挟持面271と、該挟持面271より固定部25に向けて突出する第一凸部272と、を有し、X軸方向において、弾性部26が弾性変形していないときの第一凸部272と固定部25との間に隙間が形成されている(図10参照)。かかる構成によれば、挟持部27に固定部25に向かう方向の力が加わったときに、第一凸部272が固定部25と当接することでそれ以上の挟持部27の固定部25に向かう移動が阻止される(図11参照)。このとき、挟持面271と固定部25との間に所定の間隔(第一凸部272の挟持面271からの突出量に相当)が確保され、これにより、弾性部26の潰れすぎ等による損傷を抑制できる。
また、本実施形態の蓄電装置1では、挟持部27が、固定部25に向けて突出する第二凸部273を有し、固定部25が、第二凸部273がX軸方向に相対移動可能に挿入されている貫通孔(第二被挿入部)2515を有している。このため、挟持部27と固定部25とのX軸方向と直交する方向への位置ずれ(相対移動)を抑えつつ、挟持部27と固定部25とをX軸方向に相対移動させることができる。
また、本実施形態の蓄電装置1では、挟持部27において第二凸部273が第一凸部272から突出している。これにより、第一凸部272と第二凸部273とが異なる位置に配置される場合に比べ、第一凸部272及び第二凸部273の配置スペースの省スペース化を図ることができる。
尚、本発明の蓄電装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態の蓄電装置1は、一つの第二の隣接部材22を備えているが、この構成に限定されない。蓄電装置1は、複数の第二の隣接部材22を備える構成でもよい。
また、上記実施形態の第二の隣接部材22では、挟持部27が固定部25のX軸方向の両側に配置されているが、この構成に限定されない。図12に示すように、挟持部27は、固定部25のX軸方向の片側にのみ配置されていてもよい。即ち、第二の隣接部材22が、一つの固定部25と、一つの弾性部26と、一つの挟持部27と、を有する構成でもよい。かかる構成によっても、蓄電装置1における第二の隣接部材22の一方側(挟持部27側)において、第二の隣接部材22の挟持部27と終端部材41との間に配置されている各蓄電素子10が膨張しても、第二の隣接部材22において挟持部27が固定部25に向かう方向に移動して(即ち、弾性部26が挟み込まれて弾性変形することによって)前記膨張が吸収されることで保持部材4における前記膨張に起因する応力の発生が抑えられ、これにより、保持部材4の変形等が抑えられる。
また、上記実施形態の第二の隣接部材22では、弾性部26は、接着剤等によって固定部25及び挟持部27に固定されているが、この構成に限定されない。弾性部26は、固定部25と挟持部27とに固定されずに単に挟み込まれている構成でもよい。
また、上記実施形態の第二の隣接部材22では、弾性部26は、固定部25と挟持部27とに挟まれているが、この構成に限定されない。図13に示すように、弾性部26が一対の挟持部27に挟み込まれる構成でもよい。具体的には、例えば、固定部25AがX軸方向貫通する貫通孔250を中央部に有し、X軸方向の両端部がそれぞれ固定部25から突出した状態で弾性部26が貫通孔250内に配置され、一対の挟持部27が弾性部26を挟み込む構成でもよい。
また、上記実施形態の第二の隣接部材22では、挟持部27が固定部25に向けて突出する第一凸部272を有することで、挟持部27が固定部25に向かう方向に移動したときの弾性部26の潰れすぎを阻止しているが、この構成に限定されない。例えば、固定部25が挟持面2512a1より挟持部27に向けて突出する凸部を有する構成でもよい。かかる構成によっても、挟持部27に固定部25へ向かう方向の力が加わったときに、固定部25の前記凸部が挟持部27と当接することでそれ以上の挟持部27の固定部25に向かう方向への移動が阻止されることで、固定部25の挟持面2512a1と挟持部27との間に所定の間隔(前記凸部の挟持面2512a1からの突出量に相当)が確保され、これにより、弾性部26の潰れすぎ等による損傷を抑制できる。
また、上記実施形態の第二の隣接部材22では、挟持部27が第二凸部273を有し、該第二凸部273がX軸方向に相対移動可能に挿入される第二被挿入部(貫通孔)2515を固定部25が有しているが、この構成に限定されない。固定部25が、挟持部27に向かう方向に突出する第三凸部を有し、該第三凸部がX軸方向に相対移動可能に挿入される第一被挿入部を挟持部27が有する構成でもよい。また、固定部25が第二被挿入部2515と第三凸部との両方を有すると共に、挟持部27が第二凸部273と第一被挿入部との両方を有する構成でもよい。即ち、固定部25が第二被挿入部2515及び第三凸部の少なくとも一方を有し、挟持部27が第二凸部273及び第一被挿入部の少なくとも一方を有する構成であればよい。尚、第一被挿入部及び第二被挿入部2515は、X軸方向に貫通する貫通孔に限定されず、X軸方向に凹む凹部でもよい。
また、上記実施形態の第二の隣接部材22では、弾性部26の各部位の弾発力(バネ定数)は一定であるが、この構成に限定されない。弾性部26は、弾発力の異なる部位を含んでいてもよい。また、弾性部26は、ゴム等の樹脂に限定されない。弾性部26は、少なくとも一つのバネ等によって構成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、蓄電素子が充放電可能な非水電解質二次電池(例えばリチウムイオン二次電池)として用いられる場合について説明したが、蓄電素子の種類や大きさ(容量)は任意である。また、上記実施形態において、蓄電素子の一例として、リチウムイオン二次電池について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの蓄電素子にも適用可能である。
1…蓄電装置、2…隣接部材、21…第一の隣接部材、211…第一本体部、215…第一規制部、22…第二の隣接部材(隣接部材)、23…第三の隣接部材、231…第三本体部、2311…対向面、2312…凸条、235…第三規制部、25、25A…固定部、250…貫通孔、251…固定部本体、2511…貫通部位、2512…中間部位、2512a…X軸方向を向いた面、2512a1…挟持面、2512a2…当接面、2513…凸条、2514…印、2515…貫通孔(第二被挿入部)、2515a…長穴(第二被挿入部)、252…貫通部材、2521…回転阻止部、2521a…凸条、2522…阻止部、2523…被係合部、26…弾性部、27…挟持部、270A…固定部側を向いた面、270B…蓄電素子側を向いた面、271…挟持面、272…第一凸部、2721…先端面、273…第二凸部、274…凹部、275…印、276…凸条、277…第二規制部、28…係合部材、4…保持部材、41…終端部材、411…貫通孔、42…接続部材、421…梁部、422…端部連結部、423…固定片、424…貫通孔、425…中間連結部、425a…中央連結部、4251…貫通孔、43…連結部材、431…ボルト、432…ナット、6…インシュレータ、61…中央連結部と対応する部位、610…貫通孔、8…バスバ、10…蓄電素子、13…ケース、131…ケース本体、132…蓋板、14…外部端子、α1、α2…突出量、R…流路

Claims (5)

  1. 所定方向に並ぶ複数の蓄電素子と、
    前記所定方向に隣り合う蓄電素子間に配置される隣接部材と、
    前記所定方向において前記複数の蓄電素子を挟み込む一対の終端部材、及び前記複数の蓄電素子に沿って前記所定方向に延び且つ前記一対の終端部材同士を接続する接続部材、を有し、前記複数の蓄電素子を保持する保持部材と、を備え、
    前記隣接部材は、
    前記接続部材に固定される固定部と、
    前記所定方向に弾性変形可能な少なくとも一つの弾性部と、
    前記所定方向における前記固定部の両側に配置される一対の挟持部と、を有し、
    前記少なくとも一つの弾性部は、前記一対の挟持部の間、又は前記固定部と前記挟持部との各間に挟み込まれ、
    各挟持部は、前記固定部に向かう方向に移動可能に配置されている、蓄電装置。
  2. 所定方向に並ぶ複数の蓄電素子と、
    前記所定方向に隣り合う蓄電素子間に配置される隣接部材と、
    前記所定方向において前記複数の蓄電素子を挟み込む一対の終端部材、及び前記複数の蓄電素子に沿って前記所定方向に延び且つ前記一対の終端部材同士を接続する接続部材、を有し、前記複数の蓄電素子を保持する保持部材と、を備え、
    前記隣接部材は、
    前記接続部材に固定される固定部と、
    前記所定方向に弾性変形可能な弾性部と、
    前記所定方向において前記固定部との間に前記弾性部を挟み込む挟持部と、を有し、
    前記挟持部は、前記固定部に向かう方向に移動可能に配置されている、蓄電装置。
  3. 前記挟持部は、前記所定方向と直交する方向に広がり且つ前記固定部又は他方の挟持部との間に前記弾性部を挟み込む挟持面と、該挟持面より前記固定部に向けて突出する第一凸部と、を有し、
    前記所定方向において、前記弾性部が弾性変形していないときの前記第一凸部と前記固定部との間には隙間が形成されている、請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記挟持部は、前記固定部に向けて突出する第二凸部、及び前記固定部に向かう方向と反対方向に向けて凹む又は前記所定方向に貫通する第一被挿入部の少なくとも一方を有し、
    前記固定部は、前記第二凸部が前記所定方向に相対移動可能に挿入されている第二被挿入部、及び前記挟持部に向けて突出し且つ前記所定方向に相対移動可能に前記第一被挿入部に挿入されている第三凸部の少なくとも一方を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  5. 前記挟持部は、前記固定部に向けて突出する第二凸部を有し、
    前記固定部は、前記第二凸部が前記所定方向に相対移動可能に挿入されている第二凹部を有し、
    前記第二凸部は、前記第一凸部から突出する、請求項3に記載の蓄電装置。
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