JP2022550993A - 3d位置決定のためのデバイスおよび方法 - Google Patents

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Abstract

送信ユニットの3次元位置および/または方向を決定するための受信ユニット。受信ユニットは、各々が送信ユニットから波長λを有する超音波信号を受信するように構成された少なくとも3つの受信機であって、第1の受信機は、第2の受信機および第3の受信機から超音波信号の最大で2分の1波長λ/2の距離に配置され、少なくとも3つの受信機は、1つの平面内に配置される、少なくとも3つの受信機と;少なくとも3つの受信機の各々で受信された超音波信号からそれぞれの飛行時間を決定するように構成されたプロセッサであって、それぞれの飛行時間は、超音波信号が定義された開始時間に送信ユニットからそれぞれの受信機までに必要とする時間であり、プロセッサは、決定された飛行時間および少なくとも3つの受信機の配置から送信ユニットの3次元位置および/または方向を決定するようにさらに構成される、プロセッサとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、送信ユニットの3D位置決定および/または方向の決定のためのデバイスおよび方法に関する。
送信機の位置を決定することができる様々な技術が、当技術分野の背景技術から知られている。
欧州特許第0215940号明細書は、複数の標的の場所決定に関し、標的から反射された時間パルスが少なくとも3つのセンサによって検出される。
米国特許出願公開第2007/0197229号明細書は、ワイヤレス通信デバイスに対する標的、オブジェクト、または場所の相対位置を決定するためのシステムに関する。
米国特許出願公開第2011/0111751号明細書は、ワイヤレスネットワーク内のオブジェクトを識別、追跡、および場所特定するためのシステムに関する。
国際公開第2010/085877号パンフレットは、1つまたは複数の受信機を使用する1つまたは複数の送信機の位置決定のためのシステムに関する。
米国特許出願公開第2018/0143292号明細書は、超音波信号を使用して3次元位置を決定するための方法に関する。
しかしながら、上述した刊行物は、位置決定の精度に関する欠陥を有するか、または複雑な手法に基づく。
例えば、既知の方法のいくつかにおいて、個々の飛行時間測定が次々に実行される。したがって、これらの方法は、比較的低い測定周波数を達成する。
欧州特許第0215940号明細書 米国特許出願公開第2007/0197229号明細書 米国特許出願公開第2011/0111751号明細書 国際公開第2010/085877号パンフレット 米国特許出願公開第2018/0143292号明細書
本発明は、3次元空間における送信機の位置決定を高精度かつ少ない労力で可能にする方法およびデバイスを提供することを目的とする。
この目的は、独立特許請求項の特徴によって達成される。従属請求項は、本発明のさらなる態様に関する。
本発明の一態様によれば、送信ユニットの3次元位置および/または方向を決定するための受信ユニットが提供される。受信ユニットは、各々が送信ユニットから波長λを有する超音波信号を受信するように構成された少なくとも3つ、好ましくは3つのみの受信機であって、第1の受信機は、第2の受信機および第3の受信機から超音波信号の最大で2分の1波長λ/2の距離に配置され、第1の受信機および第2の受信機は、第1の直線上に配置され、第1の受信機および第3の受信機は、第2の直線上に配置され、第1の直線および第2の直線は、互いに80°~100°、好ましくは85°~95°、特に好ましくは本質的に90°、特に90°を形成し、少なくとも3つの受信機は、好ましくは1つの平面内に配置される、少なくとも3つの受信機と;少なくとも3つの受信機の各々で受信された超音波信号からそれぞれの飛行時間を決定するように構成されたプロセッサであって、それぞれの飛行時間は、超音波信号が定義された開始時間に送信ユニットからそれぞれの受信機までに必要とする時間であり、プロセッサは、決定された飛行時間および少なくとも3つの受信機の配置から送信ユニットの3次元位置および/または方向を決定するようにさらに構成される、プロセッサとを備える。
単一の超音波信号から異なる飛行時間を決定することにより、各飛行時間測定が次々に実行されるシステムと比較して、測定周波数を増加させることができる。換言すると、本発明によれば、飛行時間測定は「同時に」実行され、様々な飛行時間測定は、飛行時間の特定の差(信号が第1の受信機に到達する必要がある時間と第2の受信機に到達する必要がある時間との差)によってのみ分離される。
任意選択として説明される前述の受信機の配置が使用される場合、本発明の方法の精度は、第1の直線と第2の直線との間の90°の角度で最も高い。しかしながら、この任意選択の配置は、90°の厳密な値に限定されず、精度を犠牲にして、90°の角度(直角)からの偏差もまた、上述の約90°の範囲によって表されるように、使用可能な結果をもたらすことができる。
しかしながら、本発明は、任意選択として説明された受信機の上述の配置に限定されない。むしろ、受信機は、平面内に自由に配置することができる。所定の配置、例えば直角配置の場合、計算アルゴリズムはより単純になり、したがって必要な計算能力はより少なくなる。さらに、例えば、計算の複雑さがより低いために丸め誤差の量が減少するため、結果はより正確である。
製造プロセスの公差により、受信機は目標位置からオフセットして配置される可能性がある。この誤差は、較正(マイクロフォンの実際の位置の決定)および自由配置の計算アルゴリズムによって補正することができる。
受信機の自由な配置により、様々な設計を実施することができ、これは受信ユニットの設計におけるより高い柔軟性を意味する。
プロセッサは、好ましくは、受信ユニットの一体部分として設計される。
代替的に、プロセッサは、独立した構成要素として設計され、ケーブルを介してまたはワイヤレスで受信ユニットに接続され得る。
好ましくは、少なくとも3つの受信機はそれぞれマイクロフォンを備える。
受信ユニットはまた、受信された超音波信号を増幅するように構成された少なくとも1つの増幅ユニットおよび/または受信された超音波信号をフィルタリングするように構成された少なくとも1つのフィルタリングユニットを有することが好ましい。
増幅ユニットおよび/またはフィルタリングユニットは、受信された超音波信号を増幅することにより、または干渉信号をフィルタリングすることにより、受信された超音波信号の信号品質を改善することができる。これにより、干渉信号に対する実測信号の信号対雑音比を向上させることができ、位置決定の精度を向上させることができる。
好ましくは、受信ユニットは、送信ユニットによる超音波信号の送信を開始し、それぞれの飛行時間を決定するための開始時間を定義するために、超音波信号を受信する前に同期信号を送信するようにさらに構成される。
好ましくは、受信ユニットは、同期信号を送信するように構成された無線モジュールを有する。
好ましくは、プロセッサはまた、それぞれの飛行時間を決定するために、同期信号の送信時に少なくとも3つの受信機の各々のタイマを開始するように構成される。
信号が受信機の1つによって受信される場合、飛行時間はそれぞれのタイマによって決定され得る。換言すると、それぞれの飛行時間は、それぞれの信号が受信された時点の対応するタイマの時間に対応する。
上記のように同期信号を送信することにより、それぞれの飛行時間に対する定義された開始時間を決定することができる。
プロセッサは、飛行時間を決定するために、交差によって第1の受信機における超音波信号の受信時間を決定するようにさらに構成され得、交差は、受信された超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点を通る多項式補間を含み、好ましくは、正の振幅のある特定の第1の限界値を超える変曲点のみが使用され、負の振幅のある特定の第2の限界値を下回る変曲点のみが使用され、第1の限界値は、好ましくは第2の限界値に等しい。
受信された超音波信号の過渡プロセスは、経時的に増加する受信された超音波信号の振幅の大きさとして定義することができ、振幅の正側の変曲点は、過渡プロセスにおける正の振幅のそれぞれの最大値であり、振幅の負側の変曲点は、過渡プロセスにおける負の振幅のそれぞれの最小値である。
本発明の別の態様によれば、送信機の方向を決定することができる。飛行時間の差は相対的であり、飛行時間測定の定義された開始時間に依存しないため、送信機の方向を決定することは、上述したように同期信号を必要としない。受信信号の飛行時間の差は、上述のように決定される。飛行時間の差は、受信機の平面に対する方位角または仰角を明確に示す。このようにして、送信機の方向を決定することができる。
好ましくは、プロセッサは、受信された超音波信号間の位相シフトに基づいてそれぞれの飛行時間を決定するようにさらに構成される。
好ましくは、プロセッサは、交差する円形経路に基づいて送信ユニットの3次元位置を決定するようにさらに構成される。
好ましくは、プロセッサは、それぞれの飛行時間に基づいて円形経路の半径を決定するようにさらに構成される。
好ましくは、受信された超音波信号間の位相シフトの決定は、第1の受信機で受信された超音波信号および第2の受信機で受信された超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点の間、ならびに第1の受信機で受信された超音波信号および第3の受信機で受信された超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点の間の位相シフトと、位相シフトのそれぞれの平均値の形成とを決定することを含み、それぞれの平均値は、好ましくは、それぞれの場合において第1の受信機での超音波信号の受信時間に加算されて、第2および第3の受信機までの超音波信号のそれぞれの飛行時間が決定される。
プロセッサは、受信された超音波信号の信号品質を決定するようにさらに構成され得、信号品質の決定は、好ましくは、第1の変曲点から第nの変曲点までの受信された超音波信号の連続変曲点間の第1の時間tfnを決定することと;第1の変曲点と第3~第nの変曲点との間の第2の時間tpnを決定することと;時間tfnおよびtpnをそれぞれの所定の目標値tfn_targetおよびtpn_targetと比較することによって信号品質を決定することとを含む。
プロセッサは、決定された時間tfnおよびtpnが所定の許容範囲内にあるか否かを決定し、決定された時間tfnおよびtpnが所定の許容範囲内にある場合、関連する変曲点を平均化に使用するか、または決定された時間tfnおよびtpnが所定の許容範囲内にある場合、変曲点を破棄するようにさらに構成され得る。
許容範囲は、所定の許容範囲とすることができる。
好ましくは、超音波信号は、20kHz~1GHzの範囲内、より好ましくは20kHz~500kHzの範囲内、特に好ましくは30kHz~80kHzの範囲内である。
上述した受信ユニットは、超音波信号を受信することに限定されない。受信ユニットはまた、少なくとも1つの送信ユニットを備えることができる。したがって、受信ユニットは、上述の受信機能と上述の送信ユニットの送信機能の両方を有することができる。換言すると、受信ユニットは、上述した送信ユニットの機能をさらに有することができる。
この構成は、例えば、2つの受信ユニットを有するシステムにおいて有利であり得、この場合、2つの受信ユニットのうちの少なくとも1つが送信ユニットの機能を有することもできる。
追加の送信ユニットを有する2つの受信ユニットが使用される場合、必要に応じて、受信ユニットのうちの1つは信号を受信するように構成され得、第2の受信ユニットは信号を送信するように構成され得る。この構成は、第1の構成において第1の受信ユニットが信号を送信し、第2の受信ユニットが信号を受信するように、また第2の構成において第1の受信ユニットが信号を受信し、第2の受信ユニットが信号を送信するように、必要に応じて変更することができる。
少なくとも1つの受信ユニットに送信ユニットを設けることは、受信ユニットが柔軟に使用されることを可能にし、対応するシステムにおいてさらなる冗長性をもたらす。
本発明のさらなる態様によれば、特に自動車分野において、ソケットに接続するためのコネクタが提供される。コネクタは、コネクタをソケットに接続するために上述の受信ユニットを有する。
本発明のさらなる態様によれば、特に自動車分野において、コネクタに接続するためのソケットが提供される。ソケットは、ソケットをコネクタに接続するために上述の受信ユニットを有する。
コネクタが受信ユニットを備える場合、対応するソケットは上述のように送信ユニットを有することを理解されたい。同様に、受信ユニットがソケットに設けられている場合、コネクタは上述のように対応する送信ユニットを有することを理解されたい。
本発明のさらなる態様によれば、特に自動車分野において、コネクタをソケットに接続するための、コネクタまたはソケットにおける上述の受信ユニットの使用が提供される。
本発明の位置決定により、コネクタおよびソケットは自動的に接続され得る。この目的のために、コネクタまたはソケットの位置は上述のように決定され、位置決定に基づいてコネクタおよびソケットが互いに位置合わせされる。
コネクタのソケットへの位置合わせまたはソケットのコネクタへの位置合わせは、好ましくは、反復的な位置決定によってチェックされる。
ソケットおよびコネクタを位置合わせするための位置決定の精度は、好ましくは、ソケットとコネクタとの間の距離に応じて調整され得る。
例えば、コネクタとソケットとの間の距離が大きい場合には、ソケットまたはコネクタの位置を大まかに決定し、コネクタとソケットとの間の距離が小さい場合には、位置決定をより正確に行うことが有利であり得る。したがって、必要な計算労力を低減することができる。コネクタまたはソケットを参照してここで説明されていることは、上記の受信ユニットおよび送信ユニット、ならびに以下に説明される本発明のシステムおよび方法にも同様に適用される。
本発明のさらなる態様によれば、送信ユニットの3次元位置を決定するシステムが提供される。システムは、波長λを有する超音波信号を送信するように構成された少なくとも1つの送信機を有する送信ユニットと、上述の受信ユニットとを備える。
送信ユニットは、好ましくは、受信ユニットから同期信号を受信するように構成される。
送信ユニットは、好ましくは、受信ユニットから同期信号を受信するように構成された無線モジュールを有する。
送信ユニットはまた、同期信号を受信した後に超音波信号を送信するように構成されることが好ましい。
本発明のさらなる態様によれば、特に自動車分野において、コネクタをソケットに接続するためのコネクタ-ソケットシステムが提供される。コネクタ-ソケットシステムは、上述のシステムを有する。受信ユニットはコネクタまたはソケットに設けられ、送信ユニットはその逆にソケットまたはコネクタに設けられる。
本発明のさらなる態様によれば、上述のシステムの使用は、特に自動車分野において、コネクタをソケットに接続するためのコネクタ-ソケットシステムにおいて提供される。
本発明のさらなる態様によれば、送信ユニットの3次元位置および/または方向を決定する方法が提供される。方法は、受信ユニットの少なくとも3つ、好ましくは3つのみの受信機で送信ユニットから波長λを有する超音波信号を受信するステップであって、第1の受信機は、第2の受信機および第3の受信機から超音波信号の最大で2分の1波長λ/2の距離に配置され、第1の受信機および第2の受信機は、第1の直線上に配置され、第1の受信機および第3の受信機は、第2の直線上に配置され、第1の直線および第2の直線は、互いに80°~100°、好ましくは85°~95°、特に好ましくは本質的に90°、特に90°を形成し、少なくとも3つの受信機は、好ましくは1つの平面内に配置される、ステップと;少なくとも3つの受信機の各々で受信された超音波信号からそれぞれの飛行時間を決定するステップであって、それぞれの飛行時間は、超音波信号が定義された開始時間に送信ユニットからそれぞれの受信機まで移動するのにかかる時間である、ステップと;決定された飛行時間および少なくとも3つの受信機の配置から送信ユニットの3次元位置および/または方向を決定するステップとを含む。
方法は、好ましくは、受信された超音波信号を増幅するステップ、および/または受信された超音波信号をフィルタリングするステップをさらに含む。
方法は、好ましくは、送信ユニットによる超音波パルスの送信を開始し、開始時間を定義するために、超音波信号を受信する前に受信ユニットから同期信号を送信するステップをさらに含む。
方法は、好ましくは、少なくとも3つの受信機の各々のタイマを開始して、同期信号の送信後のそれぞれの飛行時間を決定するステップを含む。
それぞれの飛行時間の決定は、交差による第1の受信機での超音波信号の受信時間の決定を含み得、交差は、受信された超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点を通る多項式補間を含み、好ましくは、正の振幅のある特定の第1の限界値を超える変曲点のみが使用され、負の振幅のある特定の第2の限界値を下回る変曲点のみが使用され、第1の限界値は、好ましくは第2の限界値に等しい。
受信された超音波信号の過渡プロセスは、経時的に増加する受信された超音波信号の振幅の大きさとして定義することができ、振幅の正側の変曲点は、過渡プロセスにおける正の振幅のそれぞれの最大値であり、振幅の負側の変曲点は、過渡プロセスにおける負の振幅のそれぞれの最小値である。
好ましくは、送信ユニットの3次元位置の決定は、受信された超音波信号間の位相シフトに基づいて行われる。
好ましくは、送信ユニットの3次元位置の決定は、交差する円形経路に基づいて行われる。
好ましくは、円形経路の半径は、それぞれの飛行時間に基づいて決定される。
好ましくは、方法は、送信ユニットに設けられた送信機から超音波信号を送信するステップをさらに含む。
好ましくは、方法は、送信ユニットにおいて受信ユニットから同期信号を受信するステップをさらに含む。
好ましくは、方法は、同期信号を受信するステップの後に、送信ユニットによって超音波信号を送信するステップをさらに含む。
好ましくは、受信された超音波信号間の位相シフトの決定は、第1の受信機で受信された超音波信号および第2の受信機で受信された超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点の間、ならびに第1の受信機で受信された超音波信号および第3の受信機で受信された超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点の間の位相シフトと、位相シフトのそれぞれの平均値の形成とを決定することを含み、それぞれの平均値は、好ましくは、それぞれの場合において第1の受信機での超音波信号の受信時間に加算されて、第2および第3の受信機までの超音波信号のそれぞれの飛行時間が決定される。
方法はまた、受信された超音波信号の信号品質の決定を含んでもよく、信号品質の決定は、好ましくは、第1の変曲点から第nの変曲点までの受信された超音波信号の連続変曲点間の第1の時間tfnを決定することと;第1の変曲点と第3~第nの変曲点との間の第2の時間tpnを決定することと;時間tfnおよびtpnをそれぞれの所定の目標値tfn_targetおよびtpn_targetと比較することによって信号品質を決定することとを含む。
方法は、決定された時間tfnおよびtpnが所定の許容範囲内にあるか否かを決定し、決定された時間tfnおよびtpnが所定の許容範囲内にある場合、関連する変曲点を平均化に使用するか、または決定された時間tfnおよびtpnが所定の許容範囲内にある場合、変曲点を破棄することをさらに含んでもよい。
許容範囲は、所定の許容範囲とすることができる。
本発明のさらなる態様によれば、コンピュータプログラム製品であって、プログラムがコンピュータによって実行されると、コンピュータに上述の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。
上述のように、本発明は、自動車分野において特に有利である。
本発明は、車両のバッテリを充電するために車両に取り付けられたソケットにコネクタが自動的に挿入される電気自動車における位置決定に特に有利である。この目的のために、上述の受信ユニットは、コネクタまたはソケットに設けることができる。
受信ユニットがコネクタに設けられる場合、送信ユニットはソケットに設けられ、その逆も同様である。
換言すると、本発明は、特に、バッテリ充電システムまたはタンクシステムにおけるコネクタ-ソケットシステムの自動または手動ドッキングのためのセンサシステムを対象とする。
本発明のさらなる適用分野は、例えば倉庫内のロボット、人、または物品の位置を決定するためのセンサシステムである。
本発明はまた、例えば送信ユニットをユーザの手首に取り付けることによって、ジェスチャ制御および手追跡システムに使用することもできる。
本発明は、特に上述の技術分野において必要とされる送信ユニットの特に正確な位置決定を提供する。
本発明の好ましい特徴は、特に以下を含む。
● 2分の1波長以下の間隔で離間した少なくとも3つのマイクロフォン
● 追跡される音源(送信ユニット)は、(場合によっては同期信号を受信した後に)音波パルスを送信する。
● 超音波範囲(約30kHz~80kHz)内の音波パルス
● 同期信号によってトリガされる音源の「x,y,z」座標の決定
● トリガ(上述の通り)は、同期信号、例えば無線信号(またはフラッシュ光もしくは時間同期[タイマ])を介して実行される。
● 記録された音響信号(ADCデータ)からの時間領域(FFTなし)における音波パルスの3つの飛行時間(3つのマイクロフォン)の決定
● アルゴリズム:2つの交差する円形経路およびベクトル計算
したがって、飛行時間の非常に正確な決定、ひいては送信ユニットの3D位置の非常に正確な決定が、本発明によって提供され得る。
本発明による方法に関して説明された特徴は、本発明によるデバイスの対応するデバイスの対応する特徴にも確かに対応し得る。これに対応して、本発明の説明されたデバイスの特徴は、方法の特徴に対応し得る。
本発明は、例示的な実施形態および以下の図面によってより詳細に説明される。
本発明の一実施形態による受信ユニットの概略図である。
本発明の一実施形態に従って受信ユニットが実行するステップを含むフローチャートである。
本発明の一実施形態による送信ユニットの概略図である。
本発明の一実施形態に従って送信ユニットが実行するステップを含むフローチャートである。
本発明の一実施形態による受信ユニットの3つの受信機の配置の概略図である。
本発明の図5に従う実施形態による送信ユニットのx座標を決定するための概略図である。
本発明の図5に従う実施形態による送信ユニットのy座標を決定するための概略図である。
本発明の図5に従う実施形態による送信ユニットのz座標を決定するための概略図である。
本発明のさらなる実施形態による送信ユニットの3つの受信機の配置の概略図である。
本発明の一実施形態による送信ユニットから受信ユニットへの信号の伝搬の概略図である。
本発明の一実施形態による受信ユニットの3つの受信機における受信信号のエネルギー-時間図である。
本発明の一実施形態による受信ユニットの3つの受信機における信号処理の概略図である。 本発明の一実施形態による受信ユニットの3つの受信機における信号処理の概略図である。 本発明の一実施形態による受信ユニットの3つの受信機における信号処理の概略図である。 本発明の一実施形態による受信ユニットの3つの受信機における信号処理の概略図である。 本発明の一実施形態による受信ユニットの3つの受信機における信号処理の概略図である。 本発明の一実施形態による受信ユニットの3つの受信機における信号処理の概略図である。
本発明の図9に従う実施形態による送信ユニットのx座標を決定するための概略図である。
本発明の図9に従う実施形態による送信ユニットのy座標を決定するための概略図である。
本発明の図9に従う実施形態による送信ユニットのz座標を決定するための概略図である。
図1は、第1の受信機110(「Mic1」とも呼ばれる)、第2の受信機120(「Mic2」とも呼ばれる)、および第3の受信機130(「Mic3」とも呼ばれる)を有する本発明の受信ユニット100の概略構造を示す。
受信機110、120、130は、例えば、超音波信号を受信するためのマイクロフォンまたはセンサとして設計され得る。
受信ユニット100はまた、増幅およびフィルタリングユニット111、121、131を有し、これらは各々、受信機110、12、130の1つに接続されている。増幅およびフィルタリングユニット111、121、131は、それぞれの受信機110、120、130で受信された信号を受信し、それらを増幅またはフィルタリングするように構成される。
増幅およびフィルタリングユニット111、121、131は、特に、任意の干渉信号から実際の測定信号を増幅またはフィルタリングすることによって信号対雑音比を改善するように構成される。
図1では、増幅およびフィルタリングユニット111、121、131がそれぞれ1つのユニットとして示されているが、増幅およびフィルタリングユニット111、121、131は別個のユニットとして形成することもできる。
受信ユニット100はまた、増幅およびフィルタリングユニット111、121、131に接続され、それぞれの増幅およびフィルタリングユニット111、121、131からの信号を受信して処理するように構成されたプロセッサ140を有する。
プロセッサ140は、受信ユニット100のパラメータ設定等のさらなるデータを受信および処理することができる。
プロセッサ140は、特に、送信ユニットの位置を決定し(図3および図4を参照して以下でより詳細に説明される)、好ましくは、送信ユニットの対応する「x,y,z」座標を出力するように構成される。送信ユニットの位置決定の実践は、図5~図10を参照して以下でより詳細に説明される。
プロセッサ140のさらなる機能は、図2~図14の以下の説明から明らかになる。
プロセッサ140は、無線モジュール150にさらに接続されている。無線モジュール150は、特に、同期信号を送信するように構成される。同期信号の送信は、例えば、以下でより詳細に説明される飛行時間測定のための定義された開始時間を提供するために、プロセッサ140によって開始され得る。
無線モジュール150は、プロセッサ140と通信し、同期信号の送信の成功をプロセッサ140に報告することができる。さらに、無線モジュール150は、送信ユニットから確認応答を受信することができ、確認応答は、同期信号の受信を確認する。
図2は、本発明の一実施形態に従って受信ユニット100が実行するステップを含むフローチャートを示す。
ステップS110において、受信ユニット100の無線モジュール150により同期信号が送信される。同期信号は、例えば、無線信号、フラッシュ光等であり得る。
ステップS120において、3つのタイマが開始され、それぞれの場合において受信機110、120、130の1つに1つのタイマが割り当てられる。好ましくは、タイマは、送信ユニットからそれぞれの受信機110、120、130への信号のそれぞれの飛行時間を決定するために、同期信号が送信されるのと本質的に同時に開始される。
ステップS130において、送信ユニットからの超音波信号が、各受信機110、120、130が受信した信号から検索される。換言すると、受信機110、120、130は入力超音波信号を受信し、これは後続の増幅およびフィルタリングユニット111、121、131を介してプロセッサ140に転送される。プロセッサ140は、信号を処理し、様々な信号の中から、それぞれの受信機110、120、130で直接送信ユニットから受信された信号を識別するように構成される。
可能な干渉信号は、例えば、送信ユニットによって送信された信号からの表面上で反射された信号に対応する反射信号に由来し得る。
ステップS140において、送信ユニットからそれぞれの受信機110、120、130への信号のそれぞれの飛行時間は、上述のタイマを使用してプロセッサ140によって決定される。それぞれの飛行時間は、送信ユニットによって送信された信号がそれぞれの受信機110、120、130に到達するのに必要な時間に対応する。
ステップS150において、送信ユニットの3D座標が、決定された3つの飛行時間に基づいてプロセッサ140によって決定される。決定された飛行時間に基づく3D座標の決定は、以下でより詳細に説明される。
ステップS160において、決定された3D座標がプロセッサ140によって出力され、方法が再び実行され得る。
図3は、本発明の一実施形態による送信ユニット200の概略図を示す。送信ユニット200は、送信機210、ドライバ段220、プロセッサ230および無線モジュール240を備える。
送信機210は、超音波信号を送信するように構成される。送信機は、送信機210を駆動するドライバ段220に接続されている。
プロセッサ230は、ドライバ段220に接続されている。プロセッサ230は、無線モジュール240に接続されている。プロセッサ230は、本質的に、送信ユニット200の構成要素の制御を引き継ぐ。
無線モジュール240は、例えば無線信号またはフラッシュ光等の同期信号を受信し、同期信号の受信をプロセッサ230に報告するように構成される。
図4は、本発明の一実施形態に従って送信ユニット200が実行するステップを含むフローチャートを示す。
ステップS210において、送信ユニット200は、受信ユニット100からの同期信号を待つ。これは待機モードと呼ぶことができ、送信機210はこのモードでは超音波信号を送信しない。
ステップS220において、無線モジュール240により同期信号が受信されたか否かが決定される。無線モジュール240で同期信号が受信されなかった場合、方法はステップS210に戻り、ステップS210およびS220を再び実行する。
ステップS210およびステップS220は、例えば、所定の間隔で繰り返し実行され得る。
無線モジュール240において同期信号が受信された場合、方法はステップS230に進む。
ステップS230において、送信機210により超音波信号が送信される。超音波信号が送信された後、方法はステップS210に戻り、上述のステップが再び実行され得る。
図5および図6を参照して、一実施形態による受信ユニット100の受信機110、120、130の配置を以下でより詳細に説明する。
図5は、本発明の一実施形態による受信ユニット100の3つの受信機110、120、130の配置の概略図を示す。
図5の概略図において、受信機110は、x,y,z座標系の所定の座標原点(0,0,0)に対して点(s,kMic1,e)に位置している。受信機120は、点(M,kMic2,e)に位置している。受信機130は、距離My(kMic3,M,e)に位置している。
受信機110、120、130間の距離は最大でλ/2に等しく、λは送信ユニット200によって送信される信号の波長に対応し、すなわち以下が成り立つ。
Figure 2022550993000002
前述の座標系の位置は自由に選択され得ることは、当業者に明らかであろう。以下の説明では、受信機110、120、130は1つの平面内に位置する、すなわちe=e=e=0であることが仮定される。
送信ユニット200からの信号の伝搬を図9に示し、3つの受信機110、120、130からの対応する受信信号を図10に示す。図9および図10は、さらなる例示的な実施形態に基づいて以下でより詳細に説明されるが、図5~図8を参照して本明細書で説明される例示的な実施形態と同等の様式で適用される。
図6~図8を参照して、送信ユニット200の3D座標の計算が以下でより詳細に説明される。
図6は、本発明の一実施形態による送信ユニットのx座標を決定するための概略図を示す。図7は、本発明の一実施形態による送信ユニットのy座標を決定するための概略図を示す。図8は、本発明の一実施形態による送信ユニットのz座標を決定するための概略図を示す。
図6は、受信機110(第1の受信機110とも呼ばれる)、受信機120(第2の受信機120とも呼ばれる)、および送信機210を示す。送信機210からそれぞれの受信機110、120への信号の予め決定された飛行時間UおよびUは、図6に示されるように、それぞれの受信機110、120の周りの2つの円形経路UおよびUの半径に対応する。
図6に示される円形経路UおよびUの第1の受信機110の場所における座標原点に対応する座標方程式は、以下の通りである。
Figure 2022550993000003
xvは、第1の受信機110と第2の受信機120との間の距離を示す。UおよびUは、円形経路のそれぞれの半径を示す。xvは、送信機210のxv座標を示し、z2Dは、xv,z2D座標系における送信機210のz成分を示し、xv軸は、第1の受信機110および第2の受信機120によって定義される。
上記の座標方程式は、z2Dを対象とするように再構成し、次いで等式化して、以下の式を得ることができる。
Figure 2022550993000004
第1の受信機110と第2の受信機120との間の線分Mxvは、以下のように計算される。
Figure 2022550993000005
等式化された座標方程式は、xvを対象とするように再構成することができ、Mxvを挿入すると、以下のようになる。
Figure 2022550993000006
したがって、送信機210のxv座標は、xv,Z2D座標系で決定することができる。
図7は、受信機110(第1の受信機110とも呼ばれる)、受信機120(第2の受信機120とも呼ばれる)、受信機130(第3の受信機130とも呼ばれる)、および送信機210を示す。図9は、送信機210のx座標およびy座標の決定を示す。
まず、原点座標系に対する線分xvの回転角αが、以下のように決定される。
Figure 2022550993000007
回転角αを使用して、線分Myvおよび線分kvMic3が以下のように決定され得る。
Figure 2022550993000008
それぞれの飛行時間UおよびUの半径を有する球の球面の座標方程式は、以下の通りである。
Figure 2022550993000009
および
Figure 2022550993000010
座標方程式は、zを対象とするように再構成して等式化することができる。
Figure 2022550993000011
等式化された座標方程式は、以下のようにyvを対象とするように再構成することができる。
Figure 2022550993000012
xv座標およびyv座標は、角度αを中心とした回転を使用して、対応するx座標およびy座標に遡ることができる。
Figure 2022550993000013
図8は、受信機110と送信機210との間の線分Uを示す。線分Uは、以下のベクトル
Figure 2022550993000014
として表現され得る。
Figure 2022550993000015
ベクトル
Figure 2022550993000016
の大きさは、信号の飛行時間に対応する。
Figure 2022550993000017
この式は、zを対象とするように再構成することができ、その結果、送信機210のz座標について以下の式が得られる。
Figure 2022550993000018
したがって、送信機210のz座標は、予め決定されたx座標およびy座標ならびに飛行時間Uを使用して決定され得る。
上記の計算は、好ましくは、受信ユニット100のプロセッサ140によって実行される。前述の計算は、送信機210に関連して説明された。前述の計算が送信機210を備える送信ユニット200に関連することは、当業者には明らかである。
図9~図11aを参照して、受信ユニット100の受信機110、120、130の配置、ならびにさらなる例示的な実施形態の信号の伝播および受信を、以下でより詳細に説明する。
図9は、本発明の一実施形態による受信ユニット100の3つの受信機110、120、130の配置の概略図を示す。図10は、本発明の一実施形態による送信ユニット200から受信ユニット100への信号の伝搬の概略図を示す。図11aは、本発明の一実施形態による受信ユニット100の3つの受信機110、120、130における受信信号のエネルギー-時間図を示す。
図9の概略図において、受信機110は、「x,y,z」座標系の原点(0,0,0)に位置している。受信機120は、受信機110から距離Mx(Mx,0,0)に位置している。受信機130は、受信機110から距離My(0,My,0)に位置している。受信機110、120、130間の距離MxおよびMyは最大でλ/2に等しく、λは送信ユニット200によって送信される信号の波長に対応する。したがって、受信機110、120、130は、一平面内に配置され、距離MxおよびMyは、最大でλ/2に等しい。
さらに、受信機110および120は第1の直線上に配置され、受信機110および130は第2の直線上に配置され、第1の直線および第2の直線は互いに直角である。受信機110、120、130のこの直交配置によって、常に互いに直角である方位角および仰角を介して以下で説明される3つの座標の計算が可能となる。
前述の座標系の位置は自由に選択され得、以下の計算を説明するための単なる例としてここで選択されたことは、当業者に明らかであろう。送信ユニット200からの信号の伝搬を図10に示す。図10に示されるように、受信ユニット100の受信機110、120、130は、それらの空間的配置に起因して異なる時点で送信ユニット200によって送信された信号を受信する。
3つの受信機110、120、130からの対応する受信信号を図11aに示す。受信機110、120、130を送信信号の最大で2分の1波長の距離に配置することにより、受信信号をそれぞれの受信機110、120、130に明確に割り当てることが可能である。
受信機110(Mic1)における飛行時間は、以下のように決定される。まず、包絡線の第1の変曲点が決定される。次いで、所定の検出閾値を超える信号の第1の極大値が決定される。これは、受信機110における信号の飛行時間である。
検出閾値は、好ましくは、実際の飛行時間測定の前に、受信された周囲/システム雑音の平均値として決定される。受信機(Mic3)130および120(Mic2)における飛行時間の精度または受信機110に対する飛行時間の差は、座標を決定する上で決定的である。異なる受信機の信号は均一に共振しない。受信機120(Mic2)および受信機130(Mic3)における飛行時間が受信機110の信号の最初の極大値に割り当てられた場合、3つの受信機の個々の信号の位相がまだ安定していないことが起こり得る。この割り当ては、次いで、受信機130(Mic3)および受信機120(Mic2)における飛行時間の準最適値、すなわちあまり正確でない値を提供する。このため、受信機120(Mic2)および受信機130(Mic3)における位相差または飛行時間の差が、受信機120および受信機130における信号を受信機110における第1の極大値の右側の極大値に割り当てることによって決定される場合、極大値が検出閾値に対するある特定のオフセット値を超える(純粋にヒューリスティックに決定される)と有利である。
受信機120(Mic2)および受信機130(Mic3)における「実際の」飛行時間は、好ましくは、飛行時間の差を受信機110における実際の飛行時間に加算することによって計算される。
換言すると、受信機120(Mic2)および受信機130(Mic3)における位相差または飛行時間差は、受信機120および受信機130における信号を、受信機110における第1の極大値の右側の極大値に割り当てることによって決定される。これは、受信機110における信号が検出閾値を超えた最初の時点で、信号の位相が安定していない可能性があるためである。受信機110から受信機120および受信機110から受信機130の位相または飛行時間の差を計算した後、これらは、受信機110において決定された信号の飛行時間に加算される。したがって、受信機120および130における信号の飛行時間もまた取得される。
換言すると、送信信号の最大で2分の1波長の距離に受信機110、120、130を配置することによって、信号の誤った割り当てが回避され得る。特に、位相または飛行時間の差の測定は相対的であり、個々のチャネルの実際の包絡線最大値とは無関係であることに留意されたい。例えば、厳密に同じ位相位置で少なくとも2つの異なる方向から信号を受信することが可能であるため、信号の明確な割り当ては、2分の1波長を超える距離で常に可能であるとは限らない。誤差に対するこの感受性は、本明細書で説明されるように、送信信号の最大で2分の1波長の距離に受信機110、120、130を配置することによって回避され得る。
図11b~図11gを参照して、上記の信号処理を以下でより詳細に説明する。
図11bは、第1の受信機110の飛行時間(ToF)の所定の測定範囲を示す。この測定範囲において、送信ユニット200により送信された音響パケット(信号)が検索され、マークされる。この目的のために、当技術分野の背景技術から知られている方法を使用することができる。
図11bにおける飛行時間軸は、ADCサンプルで与えられる。これは、既知のサンプリングレート(1秒あたりのサンプル)を使用して飛行時間に変換することができる。
一実施形態によれば、所定の測定範囲は、本方法において事前定義/指定することができる。測定範囲は、個々の測定の前に再定義することもできる。例えば、ビーコン(超音波送信機)は最初の測定中に半径1m~5m以内で追跡されるべきであると指定することができる。2回目の測定については、例えば、7m~10mの範囲が追跡されるべきであると指定することができる。この方法により、測定範囲に対応する時間について音響信号が評価される。
代替の実施形態において、例えば、1つのビーコン(超音波送信機)のみを方法で使用することができ、測定は1つのビーコン(超音波送信機)の検出まで実行することができる。例えば、最大測定範囲は、0~10mに設定することができる。ビーコンが4mで検出された場合、測定は終了および評価され、この測定の測定範囲は4mに動的に設定される。
測定範囲に関する上述の値は、一般的な方法を説明するための例として与えられているにすぎず、本発明がこれらの例示的な値に限定される程度に本開示の内容を限定することを意図するものではない。
図11cによれば、音響パケットは過渡プロセスおよび減衰プロセスに分割され、それに応じてマークされる。過渡プロセスは、例えば、振動の振幅の大きさが増加する音響パケットの部分として定義することができる。それに応じて、減衰プロセスは、振動の振幅の大きさが減少する音響パケットの部分として定義することができる。したがって、最大振幅(振幅の大きさ)を有する振動は、過渡プロセスと減衰プロセスとの間の境界を画定することができる。それぞれの過渡または減衰プロセスの開始点または終了点は、最初または最後の振幅値≠0(または所定の限界値>0)であり得る。
図11dは、過渡プロセスの拡大断面を示す。音響信号の変曲点は、以前にマークされた過渡プロセスの領域で決定される。音響信号の変曲点の決定は、以前に定義された限界値(「雑音レベルの閾値」)を上回る(正の振幅)または下回る(負の振幅)変曲点に限定される。変曲点は、図11dにおいて円でマークされ、それに応じて矢印で識別される。
図11eに従って、正側および負側の変曲点を使用して多項式補間が実行される。2つの多項式関数の交点は、音響信号の開始点(最初)を規定する。これにより、送信ユニット200から第1の受信機110への信号(音響パケット)の飛行時間を正確に決定することができる。
図11fを参照して、位相差または飛行時間の差の決定を以下でより詳細に説明する。図11fにおいて、チャネル1は第1の受信機110における信号を示し、チャネル2は第2の受信機120における信号を示し、チャネル3は第3の受信機130における信号を示す。
個々のチャネル、すなわち個々の受信機110、120、130の飛行時間(ToF)を決定するために、チャネル間の位相(時間差)が決定される。これに関して、チャネル1(第1の受信機110における信号)が開始点を規定する。チャネル1のそれぞれの変曲点は、波長の2分の1以下である検索窓(図11fにおける破線)の中心を規定する。したがって、チャネル1とチャネル2との間、およびチャネル1とチャネル3との間のそれぞれの時間差が決定され得る。
チャネル間の対応する時間差が複数(好ましくは所定数)の変曲点に対して決定され、平均値が、チャネル1とチャネル2との間およびチャネル1とチャネル3との間の時間差の平均値を決定するために形成される。次いで、チャネル2(第2の受信機120)およびチャネル3(第3の受信機130)の信号の飛行時間を計算するために、それぞれの平均値が上述のように決定されたチャネル1の飛行時間(第1の受信機110における音響パケットの開始時間)に加算され得る。
図11gを参照して、それぞれの受信機110、120、130で受信された信号の信号品質の決定を以下でより詳細に説明する。
信号形状は、例えば、周波数を変化させ得る送信機、干渉信号、雑音、および伝送媒体によって乱される。これらの外乱は、位相差の計算に誤差をもたらし得る。信号品質を評価することができるようにするために、したがって誤差を検出することができるようにするために、図11gにおいて特定される時間tfnおよびtpnが決定され、目標値と比較される。
特定された時間tfnおよびtpnが所定の許容範囲内にある場合、関連する変曲点が上記の平均化に使用され、そうでない場合、変曲点は破棄される。
特に、目標値(tfn_targetおよびtpn_target)は、送信信号から決定されるか、または既知の理想信号(数学関数)から導出される。これにより、周波数符号化の形態で信号符号化を行うことができる。
信号品質を決定するために、例えば適切な一連の測定によって、許容範囲が事前に定義される。特定された時間tfnおよびtpnが許容範囲内にある場合、関連する変曲点がさらなる計算に使用され、そうでない場合、変曲点は破棄される。
さらなる計算に使用される変曲点の数は、信頼値/信頼度数値をもたらす。このようにして決定された信頼値/信頼度数値を利用して、方法の適用後に決定された信頼値/信頼度数値を使用してフィルタリング/分割/重み付けを行うこと、または1つもしくは複数の変曲点を完全に破棄すること、または決定の最後に座標を完全に破棄することも可能である。
信頼値/信頼度数値を決定し、(信頼値/信頼度数値の有無にかかわらず)座標を出力した後、または座標を破棄した後、センサシステムは新しい測定を実行する準備ができている。
図12~図14を参照して、図9~図11に従う例示的実施形態の送信ユニット200の3D座標の計算を、以下でより詳細に説明する。
図12は、本発明の一実施形態による送信ユニットのx座標を決定するための概略図を示す。図13は、本発明の一実施形態による送信ユニットのy座標を決定するための概略図を示す。図14は、本発明の一実施形態による送信ユニットのz座標を決定するための概略図を示す。
図12は、受信機110(第1の受信機110とも呼ばれる)、受信機120(第2の受信機120とも呼ばれる)、および送信機210を示す。送信機210からそれぞれの受信機110、120への信号の予め決定された飛行時間UおよびUは、図12に示されるように、それぞれの受信機110、120の周りの2つの円形経路UおよびUの半径に対応する。
図12に示される円形経路UおよびUの対応する座標方程式は以下の通りである。
Figure 2022550993000019
は、第1の受信機110と第2の受信機120との間の距離を示す。UおよびUは、円形経路のそれぞれの半径を示す。xは送信機210のx座標を示し、z2Dは送信機210のz成分を示す。
上記の座標方程式は、z2Dを対象とするように再構成し、次いで等式化して、以下の式を得ることができる。
Figure 2022550993000020
この式はxについて解くことができ、次の式が得られる。
Figure 2022550993000021
したがって、送信機210のx座標は、2つの飛行時間UおよびU、ならびに第1の受信機110と第2の受信機120との間の距離Mを決定することによって決定され得る。
図13は、受信機110(第1の受信機110とも呼ばれる)、受信機130(第3の受信機130とも呼ばれる)、および送信機210を示す。図12と同様に、図13は、送信機210のy座標の決定を示す。
送信機210からそれぞれの受信機110、130への信号の予め決定された飛行時間UおよびUは、図13に示されるように、それぞれの受信機110、130の周りの2つの円形経路UおよびUの半径に対応する。
図12に示される円形経路の対応する座標方程式は以下の通りである。
Figure 2022550993000022
は、第1の受信機110と第3の受信機130との間の距離を示す。UおよびUは、円形経路のそれぞれの半径を示す。yは送信機210のy座標を示し、z2Dは送信機210のz成分を示す。
上記の座標方程式は、z2Dを対象とするように再構成し、次いで等式化して、以下の式を得ることができる。
Figure 2022550993000023
この式はyについて解くことができ、次の式が得られる。
Figure 2022550993000024
したがって、送信機210のy座標は、2つの飛行時間UおよびU、ならびに第1の受信機110と第3の受信機130との間の距離Mを決定することによって決定され得る。
図14は、受信機110と送信機210との間の線分Uを示す。線分Uは、以下のベクトル
Figure 2022550993000025
として表現され得る。
Figure 2022550993000026
ベクトル
Figure 2022550993000027
の大きさは、信号の飛行時間に対応する。
Figure 2022550993000028
この式は、zを対象とするように再構成することができ、その結果、送信機210のz座標について以下の式が得られる。
Figure 2022550993000029
したがって、送信機210のz座標は、予め決定されたx座標およびy座標ならびに飛行時間Uを使用して決定され得る。
上記の計算は、好ましくは、受信ユニット100のプロセッサ140によって実行される。前述の計算は、送信機210に関連して説明された。前述の計算が送信機210を備える送信ユニット200に関連することは、当業者には明らかである。
送信機の3次元位置に加えて、必要に応じて送信機の方向も決定することができる。飛行時間の差は相対的であり、飛行時間測定の定義された開始時間に依存しないため、送信機の方向を決定することは、上述したように同期信号を必要としない。受信信号の飛行時間の差は、上述のように決定される。飛行時間の差は、受信機の平面に対する方位角または仰角を明確に示す。このようにして、送信機の方向を決定することができる。
本明細書において、本発明をその好ましい実施形態を参照して説明および例示したが、本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正および変更を行うことができることは当業者には明らかであろう。このように、本発明は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物の範囲内に含まれる限り、本発明に対する修正および変更を包含することが意図される。さらに、特定の実施形態に関連して説明される特徴は、その実施形態の他の特徴に関連して排他的に解釈されるべきではない。むしろ、異なる実施形態からの特徴の組み合わせも可能であることは明らかである。また、本発明による可能な実施形態において、別の特徴に関連して説明された特徴は、他の特徴なしで存在してもよい。

Claims (15)

  1. 送信ユニットの3次元位置および/または方向を決定するための受信ユニットであって、
    各々が前記送信ユニットから波長λを有する超音波信号を受信するように構成された少なくとも3つの受信機であって、第1の受信機は、第2の受信機および第3の受信機から前記超音波信号の最大で2分の1波長λ/2の距離に配置され、前記少なくとも3つの受信機は、1つの平面内に配置される、少なくとも3つの受信機と;
    前記少なくとも3つの受信機の各々で受信された前記超音波信号からそれぞれの飛行時間を決定するように構成されたプロセッサであって、前記それぞれの飛行時間は、前記超音波信号が定義された開始時間に前記送信ユニットから前記それぞれの受信機までに必要とする時間であり、前記プロセッサは、前記決定された飛行時間および前記少なくとも3つの受信機の前記配置から前記送信ユニットの前記3次元位置および/または方向を決定するようにさらに構成される、プロセッサと
    を備える受信ユニット。
  2. 前記受信ユニットが、前記送信ユニットによる前記超音波信号の送信を開始し、前記開始時間を定義するために、前記超音波信号を受信する前に同期信号を送信するようにさらに構成され、前記プロセッサが、好ましくは、前記それぞれの飛行時間を決定するために、前記同期信号の送信時に前記少なくとも3つの受信機の各々のタイマを開始するようにさらに構成される、請求項1に記載の受信ユニット。
  3. 前記プロセッサが、前記それぞれの飛行時間を決定するために、交差によって前記第1の受信機における前記超音波信号の受信時間を決定するようにさらに構成され、前記交差は、前記受信された超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点を通る多項式補間を含み、好ましくは、正の振幅のある特定の第1の限界値を超える変曲点のみが使用され、負の振幅のある特定の第2の限界値を下回る変曲点のみが使用され、前記第1の限界値は、好ましくは前記第2の限界値に等しい、請求項1または2に記載の受信ユニット。
  4. 前記プロセッサが、前記受信した超音波信号間の位相シフトに基づいて前記それぞれの飛行時間を決定するようにさらに構成され、および/または前記プロセッサが、交差する円形経路に基づいて前記送信ユニットの前記3次元位置を決定し、好ましくは前記それぞれの飛行時間に基づいて前記円形経路の半径を決定するようにさらに構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の受信ユニット。
  5. 前記受信された超音波信号間の前記位相シフトを決定することが、前記第1の受信機で受信された前記超音波信号および前記第2の受信機で受信された前記超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点の間、ならびに前記第1の受信機で受信された前記超音波信号および前記第3の受信機で受信された前記超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点の間の前記位相シフトと、前記位相シフトのそれぞれの平均値の形成とを決定することを含み、前記それぞれの平均値は、好ましくは、それぞれの場合において前記第1の受信機での前記超音波信号の受信時間に加算されて、前記第2および第3の受信機までの前記超音波信号のそれぞれの飛行時間が決定される、請求項4に記載の受信ユニット。
  6. 前記プロセッサが、前記受信された超音波信号の信号品質を決定するようにさらに構成され、前記信号品質の決定は、好ましくは、
    第1の変曲点から第nの変曲点までの前記受信された超音波信号の連続変曲点間の第1の時間tfnを決定することと;
    第1の変曲点と第3~第nの変曲点との間の第2の時間tpnを決定することと;
    時間tfnおよびtpnをそれぞれの所定の目標値tfn_targetおよびtpn_targetと比較することによって前記信号品質を決定することと
    を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の受信ユニット。
  7. 前記第1の受信機および前記第2の受信機が、第1の直線上に配置され、前記第1の受信機および前記第3の受信機は、第2の直線上に配置され、前記第1の直線および前記第2の直線は、互いに80°~100°、好ましくは85°~95°、特に好ましくは本質的に90°、特に90°の角度を形成する、請求項1から6のいずれか一項に記載の受信ユニット。
  8. 送信ユニットの3次元位置および/または方向を決定するための方法であって、
    受信ユニットの少なくとも3つの受信機で前記送信ユニットから波長λを有する超音波信号を受信するステップであって、第1の受信機は、第2の受信機および第3の受信機から前記超音波信号の最大で2分の1波長λ/2の距離に配置され、前記少なくとも3つの受信機は、1つの平面内に配置される、ステップと;
    前記少なくとも3つの受信機の各々で受信された前記超音波信号からそれぞれの飛行時間を決定するステップであって、前記それぞれの飛行時間は、前記超音波信号が定義された開始時間に前記送信ユニットから前記それぞれの受信機まで移動するのにかかる時間である、ステップと;
    前記決定された飛行時間および前記少なくとも3つの受信機の配置から前記送信ユニットの前記3次元位置および/または方向を決定するステップと
    を含む方法。
  9. 前記送信ユニットによる超音波パルスの送信を開始し、前記開始時間を定義するために、前記超音波信号を受信する前に前記受信ユニットから同期信号を送信するステップをさらに含み、好ましくは、前記同期信号の送信後に前記それぞれの飛行時間を決定するために、前記少なくとも3つの受信機の各々のタイマを開始するステップを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記それぞれの飛行時間の決定が、交差による前記第1の受信機での前記超音波信号の受信時間の決定を含み、前記交差は、前記受信された超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点を通る多項式補間を含み、好ましくは、正の振幅のある特定の第1の限界値を超える変曲点のみが使用され、負の振幅のある特定の第2の限界値を下回る前記変曲点のみが使用され、前記第1の限界値は、好ましくは前記第2の限界値に等しい、請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記送信ユニットの前記3次元位置の決定が、前記受信された超音波信号間の前記位相シフトに基づいて実行され、および/または前記送信ユニットの前記3次元位置の決定が、交差する円形経路に基づいて実行され、前記円形経路の半径は、好ましくは前記それぞれの飛行時間に基づいて決定される、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記受信された超音波信号間の前記位相シフトを決定することが、前記第1の受信機で受信された前記超音波信号および前記第2の受信機で受信された前記超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点の間、ならびに前記第1の受信機で受信された前記超音波信号および前記第3の受信機で受信された前記超音波信号の振幅の過渡プロセスの正側および負側のそれぞれの変曲点の間の前記位相シフトと、前記位相シフトのそれぞれの平均値の形成とを決定することを含み、前記それぞれの平均値は、好ましくは、それぞれの場合において前記第1の受信機での前記超音波信号の受信時間に加算されて、前記第2および第3の受信機までの前記超音波信号のそれぞれの飛行時間が決定される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記受信された超音波信号の信号品質を決定するステップであって、好ましくは、
    第1の変曲点から第nの変曲点までの前記受信された超音波信号の連続変曲点間の第1の時間tfnを決定することと;
    第1の変曲点と第3~第nの変曲点との間の第2の時間tpnを決定することと;
    時間tfnおよびtpnをそれぞれの所定の目標値tfn_targetおよびtpn_targetと比較することによって前記信号品質を決定することと
    を含む、前記信号品質を決定するステップをさらに含む、請求項8から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記第1の受信機および前記第2の受信機が、第1の直線上に配置され、前記第1の受信機および前記第3の受信機は、第2の直線上に配置され、前記第1の直線および前記第2の直線は、互いに80°~100°、好ましくは85°~95°、特に好ましくは本質的に90°、特に90°の角度を形成する、請求項8から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. コンピュータプログラム製品であって、前記プログラムがコンピュータによって実行されると、前記コンピュータに請求項8から14のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品。

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