JP2022548075A - ベビーカー - Google Patents

ベビーカー Download PDF

Info

Publication number
JP2022548075A
JP2022548075A JP2022516293A JP2022516293A JP2022548075A JP 2022548075 A JP2022548075 A JP 2022548075A JP 2022516293 A JP2022516293 A JP 2022516293A JP 2022516293 A JP2022516293 A JP 2022516293A JP 2022548075 A JP2022548075 A JP 2022548075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
child
stroller
receiving device
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022516293A
Other languages
English (en)
Inventor
ホレイス、ラルフ
ワン、チュンマ
ユ、シュミン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Columbus Trading Partners GbR
Original Assignee
Columbus Trading Partners GbR
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from CN201910862093.1A external-priority patent/CN110733556A/zh
Priority claimed from DE202019105127.2U external-priority patent/DE202019105127U1/de
Application filed by Columbus Trading Partners GbR filed Critical Columbus Trading Partners GbR
Publication of JP2022548075A publication Critical patent/JP2022548075A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B7/00Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators
    • B62B7/04Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor
    • B62B7/14Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor with detachable or rotatably-mounted body
    • B62B7/142Means for securing the body to the frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B9/00Accessories or details specially adapted for children's carriages or perambulators
    • B62B9/10Perambulator bodies; Equipment therefor
    • B62B9/102Perambulator bodies; Equipment therefor characterized by details of the seat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B7/00Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators
    • B62B7/04Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor
    • B62B7/14Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor with detachable or rotatably-mounted body
    • B62B7/145Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor with detachable or rotatably-mounted body the body being a rigid seat, e.g. a shell
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B9/00Accessories or details specially adapted for children's carriages or perambulators
    • B62B9/10Perambulator bodies; Equipment therefor
    • B62B9/102Perambulator bodies; Equipment therefor characterized by details of the seat
    • B62B9/104Perambulator bodies; Equipment therefor characterized by details of the seat with adjustable or reclining backrests
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B9/00Accessories or details specially adapted for children's carriages or perambulators
    • B62B9/10Perambulator bodies; Equipment therefor
    • B62B9/12Perambulator bodies; Equipment therefor involving parts that are adjustable, attachable or detachable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/80Other vehicles not covered by groups B60Y2200/10 - B60Y2200/60
    • B60Y2200/83Perambulators; Buggies; Strollers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
  • Handcart (AREA)

Abstract

本発明は、ベビーカーシャーシ(10)と、少なくとも1人の子供を受容するための子供受容装置(11)とを備えるベビーカーに関する。子供受容装置(11)は、ベビーカーシャーシ(10)に対して少なくとも2つの異なる向き、特に前向きおよび後向きに向けることができ、子供受容装置(11)の少なくとも1つの受容セクションは、子供受容装置(11)の少なくとも1つの第1および第2の設定が設定され得るように可動、特に少なくとも部分的に回動可能であり、結合装置(36)は、子供受容装置の少なくとも1つの第1の向きから第2の向きへの変換が、子供受容装置(11)の少なくとも1つの第1の設定において阻止されるように設けられ、設計される。【選択図】図1

Description

本発明は、ベビーカーシャーシと、少なくとも1人の子供を受容するための子供受容装置とを備える、請求項1に記載のベビーカーに関する。
アタッチメントが回転可能に配置されたベビーカーシャーシが原理的に知られている。US3874690A号は、シャーシに回転可能に配置されたそのようなアタッチメントを示す。US20080012268A1号は、シャーシに回転可能に配置されたシートアタッチメントを有するベビーカーシャーシを示し、このシートアタッチメントは、子供の個々の身体部位を受容するための様々な受容セクションを備える。
本発明の目的は、ベビーカーシャーシと、少なくとも1人の子供を受容するための子供受容装置とを備え、子供受容装置が、可能な限り簡単かつ安全な方法で、ベビーカーシャーシに対して2つの異なる向きに変換され得るベビーカーを提供することである。本発明の更なる目的は、対応する方法を提案することである。
この目的は、特に、請求項1に記載のチャイルドシートによって解決される。
特に、この目的は、ベビーカーシャーシと、少なくとも1人の子供を受容するための子供受容装置(好適にはアタッチメント、特にシートアタッチメントおよび/またはリクライニングアタッチメント)とを備えるベビーカーであって、子供受容装置は、ベビーカーシャーシに対して少なくとも2つの異なる向き、特に前向きおよび後向きに向けることができ、子供受容装置は、少なくとも部分的に可動、特に少なくとも部分的に回動可能であるベビーカーによって解決される。好適には、子供受容装置は、子供受容装置の少なくとも第1および第2の位置が調整可能であるように少なくとも部分的に可動、特に少なくとも部分的に回動可能であり、結合装置は、子供受容装置の少なくとも第1の向きから第2の向きへの移動が、子供受容装置の少なくとも1つの第1の位置において阻止される(任意選択的に、子供受容装置の少なくとも第2の位置において解放される)ように提供および設計される。
本発明の追加の(場合によっては独立した、あるいは更に発展した)態様によると、ベビーカーシャーシと、少なくとも1人の子供を受容するための子供受容装置とを備える、特に上記種類のベビーカーが提案され、子供受容装置は、ベビーカーシャーシに対して少なくとも2つの異なる向き、特に前向きおよび後向きに向けることができ、子供受容装置は、互いに対し可動、特に互いに対し回動可能である少なくとも2つの受容セクション、好適には少なくとも1つの前部セクション、特に脚部セクションと、1つの後部セクション、特に臀部および/または背部セクションとを有し、受容セクションは、互いに対し可動、特に(互いに対し)回動可能である。好適には、受容セクションは、子供受容装置が格納位置に移動され得るように互いに対し可動、特に回動可能である。代替または追加として、前部セクションは、前部セクションの遠位端が前部セクションの近位端より上にあるように上方に回動可能である。
ベビーカーシャーシに対する子供受容装置の向きとは、特に、ベビーカーシャーシに対する子供受容装置全体(または対応するアタッチメント全体)の向きを意味する。向きの変更は、特に、少なくとも実質的に(特に正確に)垂直な軸を中心とした回転によって特徴付けられる。基本的に垂直とは、特に、垂直からの逸脱が30°未満、好適には10°未満、更に好適には3°未満であることを意味する。それぞれの向きは、特に、子供のそれぞれの視線方向と同一視されてもよく、または、子供の(たとえばスライダに対する、および/または前進中の移動方向に対する)視線方向が(たとえば180°)変わる場合、向きの変更が存在する。特に好適には、少なくとも2つの(または丁度2つの)異なる向き、特に前向きおよび後向きが設定され得る。前向きにおいて、子供は好適には、押している人間と反対の方向、および/または進行方向に向いている。後向きにおいて、子供は好適には、押している人間の方向、および/または移動方向の反対方向に向いている。
子供受容装置は、特に子供を(完全に)受容するように組み立てられた装置を意味すると理解される。この点に関して、子供受容装置は、特に、(子供の背中を受容するための)背部セクション、(子供の臀部を受容するための)臀部セクション、および(子供の脚部を受容するための)脚部セクションを有する。
好適には、子供受容装置は、(少なくとも)部分的に可動である(または、少なくとも1つの可動受容セクションを備える)。これは、特に、向きの変更に相当しない動きとして理解すべきである。この動きは、並進的および/または回転的であってよい。並進的な動きは、たとえば、子供受容装置のいくつかのセクションを押し合わせることである。回転的な動きは、特に、子供受容装置の受容セクションの特に(略)水平軸を中心とした回動である。
異なる位置が言及される場合、これは特に、異なる向きによる区別として理解すべきである。子供受容装置の少なくとも1つの(受容)セクションが子供受容装置の少なくとも1つの更なる(受容)セクションに対して向きおよび/または位置を変更する場合、子供受容装置の第1の位置は、子供受容装置の特に第2の位置と異なる。
格納位置は、特に、(たとえば、子供受容装置が折り畳まれ、および/または押し合わされることにより、子供を(有意義に)載せ、または横たえることが可能な受容空間および/または受容表面が形成されないために)子供を受容可能であるように子供受容装置を用いることができない非使用位置として理解すべきである。
対照的に、使用位置は、好適には、子供受容装置に子供を載せ、または横たえることが可能であることを特徴とする。使用位置の典型例は、(たとえば受容セクションが階段状に配置され得る)着座位置、または(受容セクションが着座位置と比べて平坦に配置され得る、特に少なくとも実質的に前部が同じ方向に延び得る)横臥位置である。
格納位置(または非使用位置)の典型例は、脚部セクションが上方に回動した位置である。そのような位置において、子供は、子供受容装置に(有意義に)収容されることができない。
1つの実施形態において、水平方向への(特に後部から前部に向く)延在が、使用位置よりも格納位置において小さいという点で、少なくとも1つの格納位置は、少なくとも1つの使用位置と異なり得る。子供受容装置の個々の(特に前部または後部)受容セクションが連結される限り、これらは特に、子供受容装置の5重量%以上、好適には15重量%以上、および/または95重量%以下、更に好適には85重量%以下を形成するセクションである。また、受容セクション(たとえば前部または後部セクション)は、使用中、子供が載せられ、または着座し得るように子供に面する接触面(たとえば臀部が載せられ、または支持される表面)の一部を備える。
本発明の1つの(任意選択的に独立した)概念は、子供受容装置の少なくとも1つのセクションの位置の変更を、向きの変更をどの程度まで行うことが可能か否かの可能性と結び付けることである。したがって、特に好適には、(たとえば180°の)向きの変更を実行する可能性は、子供受容装置の第1の位置において阻止され、第2の位置において(少なくとも原理的に)解放される。
阻止とは、好適には、(位置を変更せずには)向きを変更できないことを意味する。ただし、これは任意選択的に、(たとえば、少なくとも1つの追加の操作要素の操作が必要であるため、および/または操作要素へのアクセスが困難であるために)向きを変更することが困難であることも意味してよい。
好適には、子供受容装置の位置に間接的または直接的に結合された阻止装置(係止装置)が存在してよい。たとえば、阻止装置(係止装置)は、子供受容装置が第2の位置にある時、または第1の位置から第2の位置に移動した時、解除され得る。特に、阻止装置(係止装置)は、子供受容装置を第1の位置から第2の位置に移動することによって解除され得る。
好適には、子供受容装置の向きの変更は、少なくとも1つの(第2の)位置において可能であり、これは具体的には、向きの変更が容易に(特に、追加の操作要素を作動させることなく)実施され得ることを意味してよい。ただし、これは、向きの変更が、少なくとも1つの操作要素および/または作動装置が作動した時に少なくとも生じ得ることも意味し得る。
このように子供受容装置の位置の変更を向きの変更またはそのような変更の可能性と結び付けた結果、向きの変更は、それが有用または所望である時(たとえば子供受容装置に子供を収容することができない時)に簡単な方法で可能にされ得る。したがって、操作は安全な方法で簡略化される。
本発明の追加の(任意選択的に独立した)中心概念は、一方で、異なる向きに移動することが可能であり、(他方では)格納位置に移動することが可能である子供受容装置を提案することである。これらの特徴を組み合わせることにより、相乗的に、向きの変更が比較的容易に(すなわち、格納位置が存在する時に)行われ得ることが実現される。またこれにより、ベビーカーの安全な操作が簡単な方法で改善される。
好適には、ベビーカー、または子供受容装置とベビーカーシャーシとの間の少なくとも1つの連結装置は、子供受容装置の向きの変更(すなわち、特に少なくとも実質的に垂直な軸を中心とした回転)が、子供受容装置およびベビーカーシャーシが互いに連結されている(互いに対し回転可能である)状態において生じる、または生じ得るように構成される。
特に、ベビーカー、または子供受容装置とベビーカーシャーシとの間の少なくとも1つの連結装置は、ベビーカーシャーシに対して向きを変更するために子供受容装置をベビーカーから(完全に)持ち上げ、および/または分離し、または取り外す必要がないように構成される。
好適には、子供受容装置は、向きの変更中、ベビーカーシャーシ上に留まる。
特に、ベビーカーまたはその構成要素、ベビーカーシャーシおよび子供受容装置は、向きの変更が(可能である、または阻止されていない場合)、子供受容装置およびベビーカーシャーシが互いに(回転可能に)連結されている時に行われ得るように構成される。したがって、特に、(向きの変更を行うために)子供受容装置をベビーカーシャーシから完全に取り外すことが必要であってはならない。ただし、代替的にこのようなことも考えられる。
一般に、子供受容装置は、好適には少なくとも1つの分離可能装置によって、好適にはベビーカーシャーシから分離可能(すなわち完全に取外し可能)である。
好適には、子供受容装置は、ベビーカーの50重量%未満および/またはベビーカーの5重量%以上を構成する。
好適には、子供受容装置は、互いに対し(回転的および/または並進的に)可動、特に互いに対し回動可能である少なくとも2つの受容セクション、好適には少なくとも1つの前部セクション、特に脚部セクション(または結合された臀部および脚部セクション)、および1つの後部セクション、特に臀部および/または背部セクション(特に、臀部セクション、背部セクション、または結合された臀部および背部セクションのいずれか、好適には臀部セクション)を有し、結合装置は、子供受容装置の少なくとも第1の向きから第2の向きへの移動が、2つの受容セクションの互いに対する少なくとも第1の相対位置において(任意選択的に、2つの受容セクションの互いに対する少なくとも第2の相対位置において)阻止されるように提供および設計される。
前部セクションは、好適には最前部セクションであり、特に脚部セクション(または結合された臀部および/または脚部セクション)である。特に、最前部セクションは、子供受容装置の最前端を備えることが意図される。
好適には、第2の相対位置における前部セクションの前端(最前端/遠位端)は、近位端(後端)より上にある。
一般に、前部セクションは、(少なくとも子供の脚部、特に膝下部分を収容するための)脚部セクションのみ、または結合された脚部臀部セクションを形成してよい。後部セクションは、特に、臀部セクションまたは結合された臀部および背部セクションであると考えられ得る。
好適には、ベビーカーは、ベビーカーを押すためのプッシャを有する。
本発明の独立した(しかし好適には更に発展した)概念によると、ベビーカーは、ベビーカーシャーシ、ならびに子供受容装置およびスライダを備え、スライダは、(少なくとも1つの、任意選択的に全ての動作位置(複数も可)または使用位置(複数も可)において)臀部セクションの高さより下に少なくとも部分的に延びる。特に、スライダは、(少なくとも1つの使用位置、任意選択的に全ての使用位置において)その垂直延在部の5%以上、好適には10%以上にわたり、臀部セクションの高さより下に延びてよい。代替または追加として、スライダは、(少なくとも1つの、任意選択的に全ての使用状態において)その水平延在部の5%以上、好適には15%以上にわたり、臀部セクションの高さより下に延びてよい。臀部セクションの高さは、特に、(それぞれの使用状態において)臀部セクションの最下点を有する水平面として理解される。特に、これは向きの変更を効果的に促す。
好適には、子供受容装置およびベビーカーシャーシは、子供受容装置の臀部セクションにおいて互いに連結される。代替または追加として、子供受容装置およびベビーカーシャーシは、子供受容装置の下側において互いに連結される。そのような手段もまた、向きの変更を更に簡単にし得る。
実施形態において、子供受容装置は、少なくとも1つの使用位置に置かれてよく、ここで、第1の使用位置における子供受容装置の前部受容セクション、特に脚部セクションは、好適には、子供受容装置の後方に隣接する受容セクション、特に臀部セクションと少なくとも実質的に同じ方向に延びる。代替または追加として、第2の使用位置において、前部受容セクション(複数も可)は、好適には、後方に隣接する受容セクション、特に臀部セクションに対し下方に曲がるように延びてよい。
1つの実施形態において、子供受容装置は、少なくとも1つの非使用位置に置かれてよく、ここで、前部受容セクションおよび/または後部受容セクションは、好適には、少なくとも1つの使用位置に対して上方および/または内側に回動する。非使用位置は、たとえば、後部受容セクション(特に背部セクション)が臀部セクションと共に90°以下、任意選択的に45°以下の角度を包囲し、および/または脚部セクション(前部セクション)内へ(水平位置を越えて)上方に回動し、および/または臀部セクションと共に180°以下、好適には135°以下、任意選択的に90°以下の角度を包囲することを特徴とし得る。任意選択的に、非使用位置は、前部セクション(脚部セクション)が臀部セクションに対して270°以上、任意選択的に315°以上、または350°以上の角度を含むことを特徴としてもよい。
個々の受容セクションの角度関係を考慮すると、これは特に、0°の角度が、使用中の子供に面する個々の受容セクションの表面が接触する(または互いに向かってガイドされる)位置であると仮定した場合、結果として生じる、または(不可能な場合は)生じると思われる角度を指す。
特定の実施形態において、子供受容装置は、ベビーカーシャーシから分離され得る。そのような場合、子供受容装置を解放するための作動装置(操作要素)は、子供受容装置が使用位置にある時、好適にはアクセス不可能であり、または(単に)アクセスが困難であり得る。困難なアクセスとは、たとえば、(妨げのないアクセスと比較して)少ない数の(特に不都合な)方向からしか可能ではないアクセスを意味する。特に、子供受容装置の作動装置(操作要素)が少なくとも1つの使用位置(または全ての使用位置)に少なくとも部分的に位置することにより、アクセスは困難にされ得る。これにより、ベビーカーの安全性が更に高まる。この概念もまた、本明細書における独立した態様として開示され、特許請求の範囲に記載される。
子供受容装置は、シートアタッチメントを備え、またはシートアタッチメントによって形成されてよい。代替または追加として、子供受容装置は、リクライニングアタッチメントを備え、またはそのようなアタッチメントによって形成されてよい。
臀部セクションに対する背部セクションおよび脚部セクション(の各々)の動きは、互いに結合され得る。ただし、好適には、(一方の)背部セクションおよび(他方の)脚部セクションの可動性は結合されず、少なくとも強制的には結合されない。好適には、背部セクションは、脚部セクションを動かす(回動させる)ことなく可動であるものとする。逆に、脚部セクションは、背部セクションを回動させることなく可動(回動可能)であるべきである。
更に発展した概念(または独立した発明的概念)として、子供受容装置の少なくとも1つのセクションの第1の位置から第2の位置への移動が、係止が解除された後のみ可能であり、および/または、子供受容装置の少なくとも1つのセクションの第3の位置から第4の位置への移動が、係止を解除することなく、特にラチェット方式で可能であるベビーカーが更に提案され、第3の位置は好適には第2の位置に対応し、および/または、第4の位置は好適には第1の位置に対応する。
好適には、子供受容装置の少なくとも1つのセクションの下方への動き、特に下方への回動は、係止が解除された後のみ可能であり、および/または、子供受容装置の少なくとも1つのセクションの上方への動き、特に上方への回動は、係止を解除することなく、特にラチェット方式で可能である。
好適には、子供受容装置の少なくとも1つのセクションの1つの位置から別の位置への移動は、係止が解除された後のみ可能であり、および/または、子供受容装置の少なくとも1つのセクションの1つの(場合によっては他方の)位置から別の(場合によっては1つの)位置への移動は、係止を解除することなく、特にラチェット方式で可能である。
1つの実施形態において、子供受容装置の少なくとも1つのセクションの移動は、子供受容装置に受容された子供の重量力が移動に対抗する場合、係止を解除することなく、特にラチェット方式で可能である。代替または追加として、子供受容装置の少なくとも1つのセクションの移動は、子供受容装置に受容された子供の重量力によってそれぞれの移動が支持される場合、係止の解除後のみ可能である。
上述した目的は、特に、ベビーカーシャーシと、少なくとも1人の子供を受容するための子供受容装置とを備える、特に上記種類のベビーカーを調整するための方法によって更に解決され、子供受容装置は、ベビーカーシャーシに対して少なくとも2つの異なる向き、特に前向きおよび後向きに向けることが可能であり、子供受容装置の少なくとも1つのセクションは、少なくとも部分的に動かされ、特に回動し、それによって、子供受容装置の少なくとも第1の向きから第2の向きへの移動が解放される。好適には、子供受容装置は、解放後、ベビーカーシャーシに対して第1の向き、特に前向きから、第2の向き、特に後向きに移動される。ベビーカー、特に対応する構成および機能の上記説明から、追加の方法特徴が明らかになる。この点に関して、機能的特徴は特に、方法ステップとして実行され得る。
要約すると、本発明によると、ベビーカーシャーシと、子供受容装置とを備えるベビーカーが提案され、子供受容装置(アタッチメント)は、ベビーカーシャーシに回転可能に配置されてよく、好適には、背部セクション、臀部セクション、および脚部セクションを備える。脚部セクションは、脚部セクションが(少なくとも実質的に)臀部セクションと同じ方向に延びる第1の位置、および脚部セクションと臀部セクションとの間の角度が(実質的に)180°未満である第2の位置という少なくとも2つの異なる位置が想定され得るように、臀部セクションに対して調整可能に(回動可能に)配置され得る。
従来技術に関して、特に、(回動可能な)脚部セクションを有さない、または場合によっては存在する回動可能な脚部がベビーカーシャーシに対する子供受容装置(アタッチメント)の回転を妨げる、またはベビーカーシャーシが、全側面に十分な空間を確保する比較的特殊な設計を有する必要があることにより、利便性が高いとは言えない解決策が認識されていた。後者の例において、たとえば、子供受容装置(アタッチメント)を横切る任意の(2つの)プッシュ棒をベビーカーシャーシに設けることはできず、それぞれのプッシュ棒は、子供受容装置の向きを変更するために横方向に、または任意選択的に下方向にも十分な空間が残るように設計される必要がある。対照的に、本発明によると、特に、子供受容装置に受容された子供にとって快適かつ安全であり、ベビーカーシャーシの構造に対して比較的小さな制限を示す子供受容装置(または対応するベビーカー)が提供される。一般に、それによって、比較的安全なベビーカーが簡単かつ安価な方法で得られ得る。
子供受容装置(アタッチメント)の第1の実施形態において、これは、(少なくとも)背部セクション、臀部セクション、および脚部セクションを有するシートアタッチメントに関する。脚部セクションは、臀部セクションに対して調整可能、特に回動可能であり、少なくとも2つの使用位置を想定し得る。第1の使用位置において、脚部セクションは、臀部セクションと少なくとも実質的に同じ方向(たとえば175°~200°)に延び、第2の使用位置において、脚部セクションと臀部セクションとの間の角度は180°より大きく、特に185°~270°、好適には225°~270°である。2つの使用位置の間に、任意選択的に追加の使用位置が設けられ得る。脚部セクションは、脚部セクションと臀部セクションとの間の角度が180°未満、特に175°~5°、好適には135°~45°である非使用位置を更に想定してよい。使用位置(複数も可)の少なくとも1つ(好適には全て)は、係止可能である。非使用位置は、非係止可能、あるいは係止可能であってよい。
好適には、背部セクションもまた、臀部セクションに対して調整可能、特に回動可能であり、また、少なくとも2つの使用位置、すなわち背部セクションが臀部セクションと少なくとも実質的に同じ方向(たとえば160°~185°)に延びる第1の使用位置、および背部セクションと臀部セクションとの間の角度が180°未満、特に175°~90°、好適には135°~90°である第2の使用位置を想定し得る。2つの使用位置の間に、任意選択的に追加の使用位置が設けられ得る。原理的に、背部セクションに関して、特にシートを折り畳むための非使用位置も設けられ得る。使用位置の少なくとも1つ(好適には全て)は、係止可能である。任意選択的に設けられる非使用位置は、非係止可能、あるいは係止可能であってよい。
実施形態によると、脚部セクションを使用位置から非使用位置に移動することによって、回転を可能にするためにシートアタッチメントとシャーシとの係止の解除が生じる。これにより、特に、シートアタッチメントがシャーシに対して回転する時に回転を妨害または阻止する範囲まで脚部セクションがシートセクションから水平方向に突出しないことが確実になる。同時に、特に、シートアタッチメントに子供が収容されていない時にのみ回転が生じ得ることが確実になり、子供を傷付ける(たとえばシートアタッチメントとシャーシとの間で押し潰す)可能性が低くなり、安全性が向上する。全体として、この解決策は、単純かつ費用対効果が高い。
アタッチメントの第2の実施形態において、上記アタッチメントは、(少なくとも)背部セクション、臀部セクション、および脚部セクションも含むリクライニングアタッチメントである。この実施形態において、背部セクションおよび脚部セクションの両者は、各々が、臀部セクションと少なくとも実質的に同じ方向に延びる1つの使用位置のみを有してよい。この点に関して、背部セクションおよび臀部セクションは、160°~185°、好適には175°~185°の角度を含んでよい。脚部セクションおよび臀部セクションは、160°~185°、好適には175°~185°の角度を含んでよい。任意選択的に(必須ではないが)、上述した使用位置よりも背部セクションと臀部セクションとの間の角度が小さく、脚部セクションと臀部セクションとの間の角度が大きい他の使用位置が設けられ得る。脚部セクションは更に、脚部セクションと臀部セクションとの間の角度が180°未満、特に175°~5°、好適には135°~45°である非使用位置を有してよい。また、背部セクションは、好適には、背部セクションと臀部セクションとの間の角度が180°未満、特に175°~5°、好適には135°~45°である追加の位置(使用位置または非使用位置)を想定し得る。特に、脚部セクションの非使用位置および背部セクションの追加の位置は、同時に想定可能でなくてはならない。脚部セクションの非使用位置および適用可能であれば背部セクションの追加の位置は、各々が非係止可能、あるいは係止可能であってよい。
好適には、回転を可能にするためのリクライニングアタッチメントとシャーシとの係止の解除は、(少なくとも)脚部セクションを使用位置から非使用位置に移動することによって実行される。これにより、リクライニングアタッチメントがシャーシに対して回転する時に回転を妨害または阻止する範囲まで脚部セクションが臀部セクションから水平方向に突出しないことが確実になる。好適には、回転を可能にするためのリクライニングアタッチメントとシャーシとの間の開始の解除は、背部セクションが追加の位置にあることに更に依存するものとする。好適には、回転が解除されると、脚部セクションおよび背部セクションは、互いに少なくとも実質的に平行である、および/または臀部セクションに対し少なくとも実質的に垂直であるものとし、または、脚部セクションおよび臀部セクションは、鋭角を包囲し、背部セクションに(少なくとも部分的に)覆われる。これにより、アタッチメントをシャーシから取り外すことなく回転が可能でありながら、単純かつ安価な解決策が提供される。
それぞれのアタッチメントのシャーシに対する回転を可能にするために、シートアタッチメントまたはリクライニングアタッチメントとシャーシとの間の連結は、好適には、それぞれのアタッチメントの臀部セクションにおいて、好適にはシートセクションの下側においてなされる。それぞれのアタッチメント、特にシートアタッチメントのシャーシに対する回転を可能にするために、アタッチメントとフレームとの間の連結は、シートアタッチメントの臀部セクションにおいて、好適にはシートセクションの下側においてなされる。このために、たとえばCN201183515Y号により知られる機構、または他の任意の機構が設けられ得る。それぞれのアタッチメントは、少なくとも1つの位置において、好適には少なくとも2つの位置において、回転が生じ得ないようにシャーシに対して係止され得る。好適には、これは、前方位置および/または後方位置である。
係止のために(上述した全ての係止に関して)、たとえば、カウンタ構造における要素の係合が実現され得る。
好適には、子供受容装置の異なる向き間の移動は、子供受容装置のベビーカーシャーシに対する特に少なくとも実質的に垂直な軸を中心とした回転によって、好適にはそれのみによって実現可能である。
実施形態において、子供受容装置の異なる向き間の移動は、子供受容装置をベビーカーシャーシに対し持ち上げることなく、および/または子供受容装置をベビーカーシャーシから完全に分離することなく実現可能である。
非使用位置において、前部受容セクション、特に脚部セクションは、後部受容セクション、特に臀部セクションに対して180°未満、特に135°以下の角度を包囲してよい。
追加の実施形態は、従属クレームから明らかである。
以下、本発明は、図面に基づいて更なる特徴および利点に関しても説明される。
[図1]本発明に係るベビーカーの斜視図を示す。
[図2]ベビーカーシャーシおよび子供受容装置を備える本発明に係るベビーカーの
概略図を示し、子供受容装置がシャーシから取り外されている。
[図3]着座位置かつ前向きである図2に係るベビーカーを示す。
[図4]着座位置かつ後向きである図2に係るベビーカーを示す。
[図5]前向きの中間(半横臥)位置における図2に係るベビーカーを示す。
[図6]リクライニング位置かつ前向きである図2に係るベビーカーを示す。
[図7]非使用位置における図2に係るベビーカーを示す。
[図8]非使用位置であり、背部および脚部セクションが略垂直である、図2に示す
ベビーカーを示す。
[図9]コンパクトな非使用位置における図2に係るベビーカーを示す。
[図10]図2に係る子供受容装置を上から示す。
[図11]着座位置および前向きであるベビーカーの第2の実施形態の概略図を示す

[図12]ベビーカーの第3の実施形態の概略図を示す。
[図13]非使用位置における図12に係るベビーカーを示す。
[図14]異なる位置における図1に係るチャイルドシートの別の斜視図を示す。
[図15]回転位置を係止するための係止機構の構成要素の断面図を示す。
[図16]図15の部分Aの拡大図を示す。
[図17]個々の要素が更に省略された、図16に類似する図を示す。
[図18]図17の部分Aの拡大図を示す。
[図19]係止機構の異なる位置における、図15に類似する図を示す。
[図20]図19の部分Aの拡大図を示す。
[図21]係止機構の異なる位置における、図17に類似する図を示す。
[図22]図21の部分Aの拡大図を示す。
[図23]アタッチメントをベビーカーから(完全に)分離するための解放構造の第
1の図を示す。
[図24]図23に係る解放機構の別の図を示す。
[図25]図23に係る解放機構の(図23とは異なる位置における)別の図を示す

[図26]図25に係る解放機構の(図24とは異なる位置における)別の図を示す
以下の説明において、同じ部品および同じ効果を有する部品に同じ参照番号が用いられる。
図1は、ベビーカーシャーシ10および子供受容装置11を有する、本発明に係るベビーカーを示す。
図2は、ベビーカーシャーシ10ならびに子供受容装置11を備える、本発明に係るベビーカーの第1の実施形態を概略図で示し、ここでは子供受容装置11がベビーカーシャーシから取り外されている。
ベビーカーシャーシ10は、上側スライダ部13および下側スライダ部14を有するスライダ12を含む。上側スライダ部13および下側スライダ部14は、少なくとも1つのジョイント15によって互いに(回動可能に)連結される。
また、実施形態によると、ベビーカーシャーシ10は、少なくとも1つの後輪ストラット16および少なくとも1つの前輪ストラット17(任意選択的に、それぞれ少なくとも2つの後輪ストラットおよび2つの前輪ストラット、または1つの後輪ストラットおよび2つの前輪ストラット、または2つの前輪ストラットおよび1つの後輪ストラット)を備える。それぞれの後輪ストラット16または前輪ストラット17には、(少なくとも)1つの後輪18または前輪19が割り当てられ得る。
ベビーカーシャーシ10は、固着装置20を更に備え、これによって子供受容装置11が(回転可能に)固着され得る(任意選択的に、ベビーカーシャーシを折り畳むためのジョイントが追加的に設けられてよい)。
係止装置21は、(ベビーカーシャーシ10に対する子供受容装置11の)回転機能が係止されることを可能にする。子供受容装置11をベビーカーシャーシ10に固定(または係止)するために、(追加の)係止装置22が提供される。
チャイルドシート11は、背部セクション23、臀部セクション24、および脚部セクション25を有する。背部セクション23は、上側背部セクション26および下側背部セクション27に分割され得る。上側および下側背部セクション26、27は、ジョイント28によって互いに連結される。同様に、背部セクション23(または下側背部セクション27)および臀部セクション24は、ジョイント29を介して互いに連結される。臀部セクション24および脚部セクション25は、ジョイント30を介して互いに連結される。
また、子供受容装置11は、係止構造31ならびに係止構造32を有する。係止構造31は、係止装置21と協働する。係止構造32は、係止装置22と協働する。
図3は、図2に係るベビーカーを示し、ここでは、子供受容装置11がベビーカーシャーシ10に取り付けられている。また、子供受容装置11は(子供が進行方向に向く)前向きである。
したがって、図4は、図2および図3に示すようなベビーカーを示すが、図3とは対照的に、子供受容装置11が(子供が進行方向と反対側に向く)後方向に向けられている。
この点に関して、図3および図4は、子供受容装置の着座位置(子供が座ることが可能な位置)を示す。
図5は、再び、図2~4に係るチャイルドシートを前向きで示す。しかし、図5において、背部セクション23および脚部セクション25の両方が図3および図4と比較して平坦であり、全体として半横臥中間位置が設定される。このために、背部セクション23と臀部セクション24との間の角度αは(図3および図4と比較して)大きくされる。臀部セクション24と脚部セクション25との間の角度βは小さくされる。
図6は、再び、角度αが(図5と比較して)更に大きくされ、角度βが(図5と比較して)さらに小さくされた横臥位置を示す。言い換えると、背部セクション23および脚部セクション25は、子供が快適に横たわることができるように更に平坦にされる。
図3~6の各々は、(様々な)使用位置を示す。
図7において、再び非使用位置が示される。背部セクション23は、ここでは図3に係る位置にある(必須ではない)。脚部セクションは、角度βが180°より小さく(具体的には135°より小さく)、(かつ)90°より大きくなるように、上方に回動した位置にある。子供受容装置11の別の(更に小型化した)非使用位置が図8に示される。ここでは、角度αおよびβの両方が90°である。
最後に、子供受容装置11の(更に小型化した)非使用位置が図9に示される。ここでは、角度αおよびβは30°より小さく、任意選択的に10°よりも小さい。また、上側背部セクション26と下側背部セクション27との間の角度γが330°より大きくなるように、上側背部セクション26は下側背部セクション27に対し回動される(折り畳まれる)。
角度の定義に関して、再び留意すべき点として、子供に面する子供受容装置11の表面が互いに向かってガイドされる時、(シート設計により理論上でのみ実現可能であり得る)0°の角度が常に実現されると仮定される。
図10は、子供受容装置11を上面図で示す。また、(上面図において)臀部セクション24が(中心点において垂直軸を中心として)回転した時に掃引される円33が示される。この円は、臀部セクションが向きを変更するために(水平位置で)回転した時、フレーム構成要素が子供受容装置11の他の部分、すなわち特に脚部セクション25および/または背部セクション23(それぞれ上側および下側背部セクション25、26)によって占有される領域より下または上に位置しない限り、位置することができない場所を(概略的に)示す。
図11は、ベビーカーの第2の実施形態を示す。シートアタッチメントとして設計された子供受容装置11は、ベビーカーシャーシ10に前向きに配置される。スライダ12は、ここでは(図2~9とは異なり)、脚部セクション24の下に部分的に延び、この領域内での子供受容装置11の回転を妨げないように設計される。たとえば、脚部セクション24が図7~9の1つと同様の位置に置かれた場合、子供受容装置11は、簡単な方法で図4と同様の使用位置に移動され得る。
図12および図13は、本発明に係るベビーカーの追加の実施形態を示す。ここでは、子供受容装置11は、リクライニングアタッチメントとして設計される。ベビーカーシャーシ10は、図2~11に係る実施形態に示すように設計され得る(必須ではない)。リクライニングアタッチメントとは、特に、(子供が横たわる)子供受容装置11の全ての部分が少なくとも概ね水平に延びる使用位置を有するアタッチメントを意味する。必要に応じて、1つの使用位置のみがこの意味で調整可能であってもよい。
図12および図13に係る子供受容装置11は、背部セクション23、臀部セクション24、および脚部セクション25を有する。背部セクション23および臀部セクション24は、ジョイント34を介して互いに向かって回動可能である。臀部セクション24および脚部セクション25は、ジョイント35を介して互いに向かって回動可能である。
図11に係る非使用位置において、背部23セクションおよび脚部セクション25の両方が臀部セクションに対し(上方に)回動する。ただし、背部セクション23のみまたは脚部セクション25のみが(上方に)回動する非使用位置も実現され得る。
全ての実施形態において、(たとえば図3から図4に)向きを変える能力は、子供受容装置11が存在する位置、特に、それぞれの脚部セクション25が(たとえば図7~9および図13に示すように)臀部セクション24に対し(非使用位置まで)上方に回動するかに依存する。
このために、詳しく示されない、または図2~13に破線の四角形で概略的にしか示されない結合装置36が提供される。
図14は、図1に示すような本発明に係るベビーカーを示し、ここでは脚部セクション25が上方に回動し、ベビーカーは非使用位置にある。
図15~22は、結合装置36のための、または子供受容装置11の回転位置をベビーカーシャーシ10に対し係止するための対応する任意選択的な機構を示す。具体的には、図15および図17は、(ここでは下方に回動した位置にある)脚部セクション25を示す。この位置において、ベビーカーシャーシ10に対する子供受容装置11の回転(向きの変更)は不可能である。ここで、脚部セクション25が、図21および図23に示す位置に移動されると、そのような回転が可能である。
このために、特に径方向(好適には外側)の動きを介して(図16~18のような)係止位置から(図20および図22のような)解放位置に移動され得る係止装置37が提供される(図16を参照)。
この動きは、脚部セクション25が力伝導装置38(たとえば、任意選択的に中央カム状部を有するロッド)を備えること、またはそのような装置に(場合によっては固定的に)連結されることによりもたらされる。ここで、脚部セクション25が図15に係る位置から図17に係る位置に回動すると、同時に力伝導装置38(ロッド)が径方向外側に動く(少なくとも構成要素的に、ここで下方移動が重ねられてよく、または任意選択的に、この力伝導装置38、任意選択的に特に中央カム状部の回動が存在する)。係止装置37は、この動きによって駆動され得る。
係止を目的として、その後、(図15~18に係る位置の)係止装置37は、ベビーカーシャーシ10上の対応するカウンタ構造と係合状態にある。図19~22に係る実施形態において、この係合は取り外される。
具体的には、係止装置は、2つの相互連結部37a、37b(図16において相互連結は完全に可視ではない)と、セクション37a、37bに対し可動である(好適には、セクション37a、37bの間に少なくとも部分的に配置され、および/または断面が分岐した)セクション37cとを有する。セクション37a、37bが図15に係る位置から図19に係る位置に移動する間、相対的に可動であるセクション37cは、この動きの一部の距離のみに沿って動き、図19に係る端位置に来る。
可動セクション37cは、好適には、実際の係止構造を有し、これはその後、(図15に係る位置において)対応する(図15~22には示されず、図23に参照符号43で配置される)カウンタ構造との係合状態にされ得る。
図23~26において、子供受容装置11がベビーカーシャーシ10から完全に取り外されることを可能にする機構が示される。作動装置39(図23、図24を参照)を介して、リング構造40は(好適には第1の伝導構造41、たとえばレバーまたは角度を介して、任意選択的に第2の伝導構造44を介して)回転することができ、それによって少なくとも1つの係止構造42(図23~26に係る実施形態において、4つの任意選択的にばね搭載型の係止構造42があり、第5の係止構造42は作動装置39に覆われ図ではほとんど見えないが、いずれにしても係止構造の数は必須ではない)が、(子供受容装置11の解放が不可能であるように)係止され、または(解放が可能であるように)解除される。
ここまで、留意すべき点として、単独および任意の組み合わせで考慮された上述の全ての部品、特に図面に示す細部は、本発明の追加の実施形態として特許請求の範囲に記載される。その変更例も可能である。
参照符号(上記セクションに関する)
α 背部セクションと臀部セクションとの間の角度
β 臀部セクションと脚部セクションとの間の角度
γ 上側背部セクションと下側背部セクションとの間の角度
10 ベビーカー
11 子供受容装置
12 スライダ
13 上側スライダ部
14 下側スライダ部
15 ジョイント
16 後輪ストラット
17 前輪ストラット
18 後輪
19 前輪
20 固着装置
21 係止装置
22 係止装置
23 背部セクション
24 臀部セクション
25 脚部セクション
26 上側背部セクション
27 下側背部セクション
28 ジョイント
29 ジョイント
30 ジョイント
31 係止構造
32 係止構造
33 円
34 ジョイント
35 ジョイント
36 結合装置
37 係止装置
37a~37c セクション
38 伝導装置
39 作動装置
40 リング構造
41 第1の伝導構造
42 係止構造
43 カウンタ構造
44 第2の伝導構造
以下、本発明は、(1~10の番号を付けられた)追加の態様を用いて抽象的に定義される(ここで、本発明に係る一般化、特許請求の範囲および/または上記説明に対する逸脱および追加も含まれる)。以下の態様は、適宜、本発明の更に追加の実施形態によって更に説明および一般化される。以下、特に後述する態様の各々は、小さい方のアラビア数字を有する態様に戻って参照することなく、本発明の前述の実施形態および/または添付の特許請求の範囲と特に好適に組み合わせることができる。
1.子供用品(好適にはベビーカー)のための(好適には上記および/または特許請求の範囲に記載のベビーカーの一部としての)方向転換機構であって、上記子供用品は、(たとえば立面などの外部基準点に対する、または少なくとも以下の回転に対する)固定体と、(少なくとも固定体に対して)固定体に回転可能に連結された回転体とを備え、上記回転体は、その回転方向において上記固定体に対して少なくとも1つの(特に固定の)第1の向きと、第2の向きとを有し、上記方向転換機構は、上記固定体と上記回転体とを係止するための係止部を備え、上記係止部を連行して動かし、上記固定体と上記回転体とを係止させるために用いられる第1の駆動機構と、上記係止部を連行して動かし、上記固定体と上記回転体との係止を解除させるための第2の駆動機構とを備え、上記第2の駆動機構は、人間による作動のための作動部と、上記作動部に連結され、上記係止部を連行して動かすための伝導部品とを備え、上記作動部は、上記回転体に対して第1の使用位置および第2の使用位置を有することを特徴とし、
回転体に対する第1の使用位置への動きを伴う上記作動部の作動時、上記伝導部品は、上記係止部を連行して動かし、上記固定体と回転体との係止解除をもたらすことができ、
上記作動部が第1の使用位置に留まり続け、上記回転体を第1の向きまたは第2の向きに回転させると、上記第1の駆動機構は、上記係止部を連行して動かし、上記固定体と回転体との係止が生じる、方向転換機構。
2.上記係止部は、上記回転体にスライド可能に設けられ、上記係止部との挟持連結に適した挟持溝が上記固定体に設けられ、上記係止部がスライドし、上記挟持溝に挟持されると、上記固定体と上記回転体との係止が生じることを特徴とする、1に記載の子供用品のための方向転換機構。
3.上記伝導部品は、上記回転体にスライド可能に設けられたスライド台と、上記スライド台の一端に設けられたラチェット歯とを備え、上記スライド台の他方の端部は、上記作動部に連結され、上記ラチェット歯は、上記挟持溝からの離脱時に上記係止部を連行して動かすことが可能であることを特徴とする、1または2に記載の子供用品のための方向転換機構。
4.上記ラチェット歯は、上記係止部の上記挟持溝内へのスライド時に移動方向の前側に位置し、上記伝導部品が上記係止部を連行して動かし係止解除させると、上記ラチェット歯の一端は、上記係止部に当接し、上記係止部を押すことにより、上述した挟持溝から離脱するために上記係止部を係止解除することを特徴とする、1~3の1つに記載の子供用品のための方向転換機構。
5.上記スライド台に上記ラチェット歯の回転可能な連結が設けられ、上記ラチェット歯は、その回転軌道上に、第1の状態と、第1の状態より上に位置する第2の状態とを有し、上記ラチェット歯が第1の状態にある時、上記ラチェット歯は、上記係止部を押して挟持溝から離脱させることができるが、上記ラチェット歯が第2の状態にある時、上記ラチェット歯は、上記係止部のスライド方向に上記係止部に押圧力を加えることができないことを特徴とする、1~4の1つに記載の子供用品のための方向転換機構。
6.上記方向転換機構は、上記ラチェット歯を連行して第1の状態に動かすように適合された捩りばねと、上記ラチェット歯を連行して第2の状態に動かすように適合された連行構造とを更に備える、1~5の1つに記載の子供用品のための方向転換機構。
7.上記ラチェット歯は、上記係止部と接触するように適合された接触部と、上記接触部の下に連結して設けられたガイド部とを有し、上記連行構造は、上記固定体に設けられたガイド溝を備え、ラチェット歯が第1の状態にある時、上記ガイド部は上記ガイド溝内に位置し、上記回転体の回転および上記ラチェット歯の同時回転時、上記ラチェット歯は、上記ガイド部および上記ガイド溝の傾斜面のガイド作用を介して上方に回転し、第2の状態となることを特徴とする、1~6の1つに記載の子供用品のための方向転換機構。
8.上記子供用品は、ベビーカーまたは子供用チェアであり、上記固定体は、ベビーカーシャーシまたは子供用チェアフレームに設けられた固定板であり、上記回転体は、上記固定板に設けられたシートであり、上記方向転換機構は、上記固定板と上記シートとの間に設けられることを特徴とする、1~7の1つに記載の子供用品のための方向転換機構。
9.上記作動部は、上記シートに回転可能に連結されたステップバーであり、上記ステップバーが第1の使用位置まで回転すると、上記ステップバーは、上記シートの座面の平面より上に位置し、上記ステップバーが第2の使用位置まで回転すると、上記ステップバーは、上記シートの座面の平面より下に位置することを特徴とする、1~8の1つに記載の子供用品のための方向転換機構。
10.上記作動部の両端の間に回転軸が固定的に連結され、上記回転軸は、上記回転体に回転可能に設けられ、上記回転軸の中央部に湾曲伝導部が設けられ、上記スライド台に伝導開口部が設けられ、上記湾曲伝導部は、上記伝導開口部内に設けられることを特徴とする、1~9の1つに記載の子供用品のための方向転換機構。
したがって、本発明は、子供用品のための方向転換機構に(も)関し、子供用品は、固定体と、固定体に回転可能に連結された回転体とを備え、回転体は、その回転方向において固定体に対して少なくとも固定の第1の向きと、第2の向きとを有し、方向転換機構は、固定体と回転体とを係止するための係止部と、係止部を連行して動かし、固定体と回転体とを係止させるための第1の駆動機構と、係止部を連行して動かし、固定体と回転体との係止を解除させるための第2の駆動機構とを備え、第2の駆動機構は、人間による作動のための作動部と、伝導部品とを備え、作動部は、回転体に対して第1の使用位置および第2の使用位置を有し、方向転換機構は、精密な構成概念によって小型かつ適切な構造として設計され、これをステップバーに適切に適用することにより、ステップバーが係止解除のためのステップバーとして用いられ、シートの方向転換の実現後、係止が生じ、係止のために手動操作の必要がないため、操作および使用の利便性が極めて高い。
発明の内容
従来技術における問題点(複数も可)を解決するために、本発明は、以下の技術的概念を有する子供用品のための方向転換機構を提供する。
子供用品のための方向転換機構であって、子供用品は、固定体と、固定体に回転可能に連結された回転体とを備え、回転体は、その回転方向において固定体に対して少なくとも固定の第1の向きと、第2の向きとを有し、方向転換機構は、固定体と回転体とを係止するための係止部と、係止部を連行して動かし、固定体と回転体とを係止させるための第1の駆動機構と、係止部を連行して動かし、固定体と回転体との係止を解除させるための第2の駆動機構とを有し、第2の駆動機構は、人間による作動のための作動部と、作動部に連結され、係止部を連行して動かすための伝導部品とを備え、作動部は、回転体に対して第1の使用位置および第2の使用位置を有し、
回転体に対する第1の使用位置への動きを伴う作動部の作動時、伝導部品は、係止部を連行して動かし、固定体と回転体との係止解除をもたらすことができ、
作動部が第1の使用位置に留まり続け、回転体を第1の向きまたは第2の向きに回転させると、第1の駆動機構は、係止部を連行して動かすように動作可能であり、固定体と回転体との係止が生じる、方向転換機構。
ベビーカーは、子供の散歩用として一般的な乗り物であり、子供を買物に連れて行く時、親にとって不可欠なものである。より良いユーザ体験のために、ベビーカーが方向転換機能を有すると有利である。プッシュ棒の方向を変えることによってベビーカーの向きの変更を実施すること、またはベビーカーシャーシ上でシートを回転させることによって向きの変更を実現することが考えられる。ベビーカーシャーシ上のシートの回転によって向きを変えるベビーカーの場合、対応する回転構造は、様々な設計を有し得るが、シートの係止を解除した後にシートの向きを変え、他の向きへ切り換える場合、それぞれの向きにおいてシートを係止するために手動操作が必要な場合があり、不便である。
好適には、係止部は、回転体にスライド可能に設けられ、係止部との挟持連結に適した挟持溝が固定体に設けられ、係止部がスライドし、挟持溝に挟持されると、固定体と回転体との係止が生じることが規定される。
好適には、伝導部品は、回転体にスライド可能に設けられたスライド台と、スライド台の一端に設けられたラチェット歯とを備え、スライド台の他方の端部は、作動部に連結され、ラチェット歯は、挟持溝からの離脱時に係止部を連行して動かすことが可能であることが規定される。
好適には、ラチェット歯は、係止部の挟持溝内へのスライド時に移動方向の前側に位置し、伝導部品が係止部を連行して動かし係止解除させると、ラチェット歯の一端は、係止部に当接し、係止部を押すことにより、係止部を上述した挟持溝から離脱させることが規定される。
好適には、スライド台にラチェット歯の回転可能な連結が設けられ、ラチェット歯は、その回転軌道上に、第1の状態と、第1の状態より上に位置する第2の状態とを有し、ラチェット歯が第1の状態にある時、ラチェット歯は、係止部を押して挟持溝から離脱させることができるが、ラチェット歯が第2の状態にある時、ラチェット歯は、係止部のスライド方向に係止部に押圧力を加えることができないことが規定される。
好適には、方向転換機構は、ラチェット歯を連行して第1の状態に動かすように適合された捩りばねと、ラチェット歯を連行して第2の状態に動かすように適合された連行構造とを更に備えることが規定される。
好適には、ラチェット歯は、係止部と接触するように適合された接触部と、接触部の下に連結して設けられたガイド部とを有し、連行構造は、固定体に設けられたガイド溝を備え、ラチェット歯が第1の状態にある時、ガイド部はガイド溝内に位置し、回転体の回転およびラチェット歯の同時回転時、ガイド部およびガイド溝の傾斜面のガイド作用を介して、ラチェット歯は上方に回転し、第2の状態となることが規定される。
好適には、子供用品は、ベビーカーまたは子供用チェアであり、固定体は、ベビーカーシャーシまたは子供用チェアフレームに設けられた固定板であり、回転体は、固定板に設けられたシートであり、方向転換機構は、固定板とシートとの間に設けられることが規定される。
好適には、作動部は、シートに回転可能に連結されたステップバーであり、ステップバーが第1の使用位置まで回転すると、ステップバーは、シートの座面の平面より上に位置し、ステップバーが第2の使用位置まで回転すると、ステップバーは、シートの座面の平面より下に位置することが規定される。
好適には、作動部の両端の間に回転軸が固定的に連結され、回転軸は、回転体に回転可能に設けられ、回転軸の中央部に湾曲伝導部が設けられ、スライド台に伝導開口部が設けられ、湾曲伝導部は、伝導開口部内に設けられることが規定される。
説明された本発明の概念を適用することにより、本発明は、従来技術に優る以下の利点を有する。
本発明がベビーカーに適用される場合、方向転換機構は、固定板(固定体)とシート(回転体との連動を制御するために用いられる。ステップバーが第1の使用位置まで押されると、係止部は、固定板とシートとの連動を解除することができ、シートが必要な向きに変更された後、ステップバーを元の位置(第2の使用位置)に戻す必要なく、自動係止が行われる(第1の駆動機構が係止部を押して係止させる)。当該方向転換機構は、精密な構成概念によって小型かつ適切な構造として設計され、これをステップバーに適切に適用することにより、ステップバーは係止解除のためのステップバーとして用いられ、シートの方向転換を実現した後、係止が生じ、係止のために手動操作の必要がないため、動作および使用の利便性が極めて高い。
図27から図35(図解ともいう)の説明。
本発明の固定板および方向転換機構の3次元図である(ステップバーが第2の使用位置にある)。 本発明の固定板、係止部、およびラチェット歯の3次元図である(第1の状態における係止部と挟持溝とラチェット歯との間の挟持連結)。 本発明の固定板および方向転換機構の3次元図である(ステップバーが第1の使用状態にある)。 本発明の固定板、係止部、およびラチェット歯の3次元図である(第2の状態における係止部と挟持溝、ラチェット歯との間の挟持連結、および特定の角度に関するシートの回転)。 本発明の固定板、シート、およびステップバーの3次元図である。 通常使用時における本発明の子供用品の側断面図である。 方向転換の準備時(係止部の係止解除時)における本発明の子供用品の側断面図である。 方向転換中(ラチェット歯の上昇時)における本発明の子供用品の側断面図である。 方向転換後(係止部の再係止時)における本発明の子供用品の側断面図である。
(追加の図27~35に関する)
100 固定板、101 挟持溝、102 ガイド溝、200 シート、201 座面、300 ステップバー、3001 ピボット軸、301 湾曲伝導部、302 伝導開口部、31a スライド台、32a ラチェット歯、320 捩りばね、321 接触部、322 ガイド部、33a 係止部、330 障害溝、40a ばね。
以下、添付図面および実施形態を参照することにより、本発明の更に詳細な説明が記載される。
図27~35に示すように、方向転換機構は子供用品のためのものであり、子供用品は、固定体と、固定体に回転可能に連結された回転体とを備え、子供用品はベビーカーであり、固定体は、ベビーカーシャーシに取り付けられた固定板100であり、回転体は、固定板100に連結されたシート200であり、シート200は、回転方向において固定板100に対する少なくとも固定の第1の向き(子供の前向き方向)と第2の向き(子供の後ろ向き方向)とを有し、方向転換機構は、固定板100とシート200との係止を解除すること、またはシート200を必要な向きに回転させた後、シート200と固定板100との係止を実現することが可能である。
方向転換機構は、固定板100とシート200との係止のための係止部33aと、係止部33aを連行してスライド移動させ、固定板100とシート200とを係止するための第1の駆動機構と、係止部33aを連行してスライド移動させ、固定板100とシート200との係止を解除させるための第2の駆動機構とを備え、固定板100には、係止部33aとの挟持連結に適した挟持溝101が設けられ、係止部33aがスライドし、挟持溝101に挟持されると、固定板100とシート200との係止が生じる。
具体的には、第1の駆動機構は、シート200のハウジング内に設けられたばね40aを備え、ばね40aは、押圧力によって係止部33aの自動係止機能を実現し、ばね40aは、図には示されない挟持溝101から遠隔にある係止部33aの側面に当接することが規定される。
第2の駆動機構は、人間による作動のための作動部と、作動部に連結され、係止部を連行して動かす伝導部品とを備える。それぞれの作動部は、シート200に回転可能に連結されたステップバー300であり、ピボット軸3001は、ステップバー300の両端の間に固定的に連結され、ピボット軸3001は、シート200のスライド台31aに回転可能に設けられ、湾曲伝導部品301は、ピボット軸3001の中央部に設けられ、それぞれの伝導部品は、シート200にスライド可能に設けられたスライド台31aと、スライド台31aの一端に設けられたラチェット歯32aとを備え、ラチェット歯32aは、係止部33aの挟持溝101内へのスライド時に移動方向の前側に位置し、伝導開口部302は、ステップバー300に連結されたスライド台31aの端部に形成され、湾曲伝導部301は、伝導開口部302内に設けられる。
本実施形態において、ステップバー300は、ピボット軸3001を中心として回転する方向において、シート200の座面201の平面より上に位置する第1の使用位置と、シート200の座面201の平面より下に位置する第2の使用位置とを有することが規定される。ステップバー300が座面201の平面より上に位置する第1の使用位置に動くように操作されると、ピボット軸3001が回転し、その上に位置する湾曲伝導部301と伝導開口部302との連携により、スライド台31aの前方へのスライド移動が生じ、ラチェット歯32aが連行されて前方移動し、係止部33aに当接して片側から押すことにより、係止部33aが挟持溝101から離脱する。ステップバー300が、座面201より下に位置する第2の使用位置に動くように操作されると、逆の連鎖が生じ、最終的に、ラチェット歯32aが連行されて後方に動かされ、元の位置に戻り、ステップバー300の次の上向き回転により、係止部3a3は再び係止解除を伴い連行される。
スライド台31aにラチェット歯32aの回転可能な連結が設けられ、ラチェット歯32aは、その回転軌道上に、第1の状態と、第1の状態より上に位置する第2の状態とを有し、方向転換機構は、ラチェット歯32aを連行して第1の状態に動かすために機能する捩りばね320と、ラチェット歯32aを連行して第2の状態に動かすために機能する連行構造とを更に備えることが更に規定される。具体的には、ラチェット歯32aは、係止部33aと接触するように適合された接触部321と、接触部321の下に連結して設けられたガイド部322とを有し、連行構造は、固定板100上に設けられたガイド溝102を備え、ガイド溝102は、挟持溝101と同じ半径上にあり、ラチェット歯32aのガイド部322を持ち上げるためにガイド溝102の両端に傾斜面が形成されることが規定される。
ラチェット歯32aが第1の状態である時、ガイド部322の下側はガイド溝102の溝底に当接する。ここで、ラチェット歯32aの接触部321は比較的低い位置を有し、係止部33aを押し、挟持溝101から係止部33aを離脱させ得る。
シート200が回転し、それに伴いラチェット歯32aが回転すると、ラチェット歯32aは、ガイド部322およびガイド溝102の傾斜面のガイド作用を介して上方に回転し、第2の状態となる。ラチェット歯32aが第2の状態にある時、ラチェット歯32aの接触部321の位置は第1の状態に対しわずかに高く、係止部33aに設けられた障害溝330との正確な嵌合が存在し(障害溝は、ラチェット歯の接触部を塞ぐために係止部に設けられる)、障害溝330内への侵入が生じ、これは、この時点でラチェット歯32aが係止部33aのスライド方向において妨害を受けていないことを意味し、シート200の回転が完了し、係止部33aがばね40aによって挟持溝101に押し込まれた後、ラチェット歯32aの接触部321は更に溝330に侵入し、係止部33aの妨害は生じない。したがって、係止部33aと挟持溝101との間の自動的な挟持連結が生じ、固定板100とシート200との係止がもたらされる。
係止および係止解除のためのシート200の回転は、以下の通りである。
ステップバー300を有する側をシート200の前部と定義し、反対側をシート200の後部と定義する。
図31~35に示すように、ステップバー300の作動は、最初に、ステップバー300が第2の使用位置から第1の使用位置まで下から上に回転するように行われる。ステップバー300が回転すると、ピボット軸3001に位置する湾曲伝導部301とスライド台31aに設けられた伝導開口部302との連携が行われ、スライド台31aのスライド前方移動をもたらす。スライド台31aのスライド運動は、スライド台31aに回転可能に連結されたラチェット歯32を連行して前方移動させ、ラチェット歯32aは、捩りばね320の捩り力の作用により第1の状態にあり、その接触部321が係止部33aに当接することにより、挟持溝101を離脱する際に係止部33aを連行して前方移動させる。この時点で、シート200は、固定板100上で回転可能であり、ステップバー300を引くことにより、シート200は回転する。シート200が第1の向きまたは第2の向きに回転すると、係止部33aは、ばね40aの作用により他の挟持溝101に侵入する。ラチェット歯32aの接触部321は、障害溝330に侵入し、この時点で、シート200は固定板100に係止され得る。シート200の回転と同時に、ラチェット歯32のガイド部322は、ガイド溝102の溝底に沿って上方に動き、シート200の3~5°の回転後、ラチェット歯32aは、第2の状態まで上方に回転可能である。この時点で、ラチェット歯32aの接触部321と、係止部33aの上に位置する障害溝330との連携が存在する。したがって、障害溝330への入口が作られることができ、係止部33aにスラスト力は加わらない。シート200が第1または第2の向きに動き、係止部33aがばね40aによって挟持溝101に押し込まれると、ラチェット歯32aの接触部321は、障害溝330内に更に押し込まれ、係止部33aの障害が存在しなくなる。したがって、係止部33aは、障害なく障害溝101に侵入可能であり、シート200が回転した後に自動係止が行われるまで固定板100とシート200との係止が行われる。その後、ステップバー300は第2の使用位置に戻り、子供の足を載せるために用いられる。ステップバー300が下方に動くと、ピボット軸3001に位置する湾曲伝導部301は、スライド台31aに位置する伝導開口部302と位置を合わせられ、スライド台31aが後方に動くとともに、ラチェット歯32aは連行されて後方に動かされる。接触部321が障害溝330から離脱するまでラチェット歯32aが移動すると、ラチェット歯32aは、捩りばね320の作用により第1の状態に戻り、この時点で、ラチェット歯32aのガイド部322の下面は、他のガイド溝102の溝底と接触している。これは、作動シーケンスの完了を意味する。次にシート200の向きを変更することが必要である時、ここで説明されたシーケンスが反復される。
要約すると、本発明に係る子供用品としてのベビーカーの場合、方向転換機構は、固定板(固定体)とシート(回転体)との連動を制御するためのものである。ステップバーが第1の使用位置まで押されると、係止部は、固定板とシートとの係止を解除することができ、シートが必要な向きに変更された後、ステップバーを元の位置(第2の使用位置)に戻す必要なく、自動係止が行われる(第1の駆動機構が係止部を押して係止させる)。当該方向転換機構は、精密な構成概念により、小型かつ適切な構造として設計され、これをステップバーに適切に適用することにより、ステップバーは係止解除のためのステップバーとして用いられ、シートの方向転換が実現した後、係止が生じ、係止のために手動操作の必要がないため、操作および使用の利便性が極めて高い。
ステップバーを元の位置に戻すための下方への回転の必要がないため、シートは自動的に係止され得る。これにより、シートの回転中、ステップバーと、ベビーカーシャーシの他のバーとの間の干渉が防がれる。
本発明に係る方向転換機構は、子供用ダイニングチェア(またはハイチェア)への適用も見出され得る。この場合、固定体は、子供用チェアフレームに設けられた固定板であってよく、回転体は、固定板に取り付けられたシートであってよい。
上述した本発明の詳細な説明は、関連する技術分野の当業者が本発明の概念を理解するための説明であり、実施形態も説明する。これらの説明は、本発明の保護範囲の限定を示すものではなく、本発明は、説明された実施形態にいかなるようにも限定されない。本発明の教示に従ってなされる同等の変更および修飾は全て、本発明の保護範囲内に収まる。

Claims (25)

  1. ベビーカーシャーシ(10)と、少なくとも1人の子供を受容するための子供受容装置(11)とを備えるベビーカーであって、前記子供受容装置(11)は、前記ベビーカーシャーシ(10)に対して少なくとも2つの異なる向き、特に前向きおよび後向きに向けることができ、前記子供受容装置(11)の少なくとも1つの受容セクションは、前記子供受容装置(11)の第1および第2の位置が設定され得るように可動、特に少なくとも部分的に回動可能であり、結合装置(36)は、前記子供受容装置の少なくとも第1の向きから第2の向きへの移動が、前記子供受容装置(11)の少なくとも1つの第1の位置において阻止されるように設けられ設計される、ベビーカー。
  2. ベビーカーシャーシ(10)と、少なくとも1人の子供を受容するための子供受容装置(11)とを備え、前記子供受容装置(11)は、前記ベビーカーシャーシ(10)に対して少なくとも2つの異なる向き、特に前向きおよび後向きに向けることができ、前記子供受容装置(11)は、互いに対し動かされ得る、特に互いに対し回動可能な少なくとも2つの受容セクション、好適には少なくとも1つの前部セクション、特に脚部セクション(25)と、1つの後部セクション、特に臀部セクション(24)および/または背部セクション(23)とを有し、前記受容セクションは、前記子供受容装置(11)が格納位置に移動され得るように互いに対し可動、特に回動可能であり、そのために、前記前部セクションは、好適には、前記前部セクションの遠位端が前記前部セクションの近位端より上にあるように上方に回動し得る、請求項1に記載のベビーカー。
  3. 前記子供受容装置(11)は、互いに対し動かされ得る、特に互いに対し回動可能である少なくとも2つの受容セクション、好適には少なくとも1つの前部セクション、特に脚部セクション(25)と、1つの後部セクション、特に臀部セクション(24)および/または背部セクション(23)とを有し、前記結合装置(36)/結合装置(36)は、前記子供受容装置(11)の少なくとも第1の向きから第2の向きへの移動が、前記2つの受容セクションの互いに対する少なくとも第1の位置において阻止されるように設けられ設計されることを特徴とする、請求項1~2の1項に記載のベビーカー。
  4. 前記子供受容装置(11)の異なる向き間の移動は、前記子供受容装置の前記ベビーカーシャーシに対する、特に少なくとも実質的に垂直な軸を中心とした回転によって、好適にはそれのみによって実現可能であることを特徴とする、請求項1~3の1項に記載のベビーカー。
  5. 前記子供受容装置(11)の異なる向き間の移動は、前記子供受容装置(11)を前記ベビーカーシャーシ(10)に対し持ち上げることなく、および/または前記子供受容装置(11)を前記ベビーカーシャーシ(10)から完全に分離することなく実行され得ることを特徴とする、請求項1~4の1項に記載のベビーカー。
  6. 前記ベビーカーを押すためのプッシャ(12)によって特徴付けられ、前記プッシャ(12)は、好適には、臀部セクション(24)/前記臀部セクション(24)の高さより下に少なくとも部分的に延びる、請求項1~5の1項に記載のベビーカー。
  7. 前記子供受容装置(11)および前記ベビーカーシャーシ(10)は、臀部セクション(24)において、および/または前記子供受容装置(1)の下側において互いに連結されることを特徴とする、請求項1~6の1項に記載のベビーカー。
  8. 前記子供受容装置(11)を少なくとも2つの使用位置に動かすことができ、第1の使用位置における前記子供受容装置の前部受容セクション/前記前部受容セクション、特に脚部セクション(25)は、好適には、前記子供受容装置の後方に隣接する受容セクション、特に臀部セクション(24)と少なくとも基本的に同じ方向に延び、および/または、第2の使用位置における前部受容セクション/前記前部受容セクションは、好適には、後方に隣接する受容セクション、特に臀部セクション(24)に対し下方に曲がるように延び、および/または、前記子供受容装置は、前部受容セクション/前記前部受容セクションおよび/または後部受容セクション/前記後部受容セクションが好適には少なくとも1つの使用位置に対し上方および/または内側に回動する少なくとも1つの非使用位置に置かれ得ることを特徴とする、請求項1~7の1項に記載のベビーカー。
  9. 非使用位置において、前部受容セクション/前記前部受容セクション、特に脚部/前記脚部(25)は、後部受容セクション/前記後部受容セクション、特に臀部セクション/前記臀部セクション(24)に対し180°未満、特に135°以下の角度を包囲することを特徴とする、請求項1~8の1項に記載のベビーカー。
  10. 前記子供受容装置(11)は前記ベビーカーシャーシ(10)から分離可能であり、前記子供受容装置を分離するための作動装置は、前記子供受容装置(11)が使用位置にある時、好適にはアクセス不可能であり、またはアクセスが困難であることを特徴とする、請求項1~9の1項に記載のベビーカー。
  11. 前記子供受容装置(11)は、シートアタッチメントおよび/またはリクライニングアタッチメントを備えることを特徴とする、請求項1~10の1項に記載のベビーカー。
  12. 前記子供受容装置(11)の少なくとも1つのセクションの第1の位置から第2の位置への移動は、係止の解除後のみ可能であり、および/または、前記子供受容装置(11)の少なくとも1つのセクションの第3の位置から第4の位置への移動は、係止装置/前記係止装置を解除することなく、特にラチェット方式で可能であり、前記第3の位置は好適には前記第2の位置に対応し、前記第4の位置は好適には前記第1の位置に対応することを特徴とする、請求項1~11の1項に記載のベビーカー。
  13. 前記子供受容装置(11)の少なくとも1つのセクションの下方への動き、特に下方への回動は、係止が解除された後のみ可能であり、および/または、前記子供受容装置(11)の少なくとも1つのセクションの上方への動き、特に上方への回動は、係止/前記係止を解除することなく、特にラチェット方式で可能であることを特徴とする、請求項1~12の1項に記載のベビーカー。
  14. ベビーカーシャーシ(10)と、少なくとも1人の子供を受容するための子供受容装置(11)とを備える、請求項1~13の1項に記載のベビーカーを調整するための方法であって、前記子供受容装置(11)は、前記ベビーカーシャーシ(10)に対し少なくとも2つの異なる向き、特に前向きおよび後向きに向けることができ、前記子供受容装置(11)が少なくとも部分的に動かされ、特に少なくとも部分的に回動することにより、前記子供受容装置(11)の少なくとも第1の向きから第2の向きへの移動が可能である方法。
  15. 前記子供受容装置(11)は、解放後、前記ベビーカーシャーシに対し第1の向き、特に前記前向きから、第2の向き、特に前記後向きに移動する、請求項14に記載の方法。
  16. 子供用品、好適にはベビーカーのための、好適には請求項1~13の1項に記載のベビーカーの構成要素としての、および/または請求項14または15の1項に記載の方法を実行するための方向転換機構であって、前記子供用品は、固定体と、前記固定体に回転可能に連結された回転体とを備え、前記回転体は、前記固定体に対する回転方向において少なくとも1つの特に固定の第1の向きと、第2の向きとを有し、前記方向転換機構は、前記固定体と前記回転体とを係止するための係止部と、前記係止部を連行して動かし、前記固定体と前記回転体とを係止するための第1の駆動機構と、前記係止部を連行して動かし、前記固定体と前記回転体との係止を解除するための第2の駆動機構とを備え、前記第2の駆動機構は、人間による作動のための作動部と、前記作動部に連結され、前記係止部を連行して動かすための伝導部品とを備え、前記作動部は、前記回転体に対し第1の使用位置および第2の使用位置を有し、前記回転体に対する前記第1の使用位置への移動を伴う前記作動部の作動時、前記伝導部品は、前記係止部を連行して動かし、前記固定体と前記回転体との係止解除を実施することが可能であり、前記作動部が前記第1の使用位置に留まり続け、前記回転体を前記第1の向きまたは前記第2の向きに回転させると、前記第1の駆動機構は、前記係止部を連行して動かし、前記固定体と前記回転体との係止が生じることを特徴とする、方向転換機構。
  17. 前記係止部は、前記回転体にスライド可能に設けられ、前記係止部との挟持連結のために適合された挟持溝が前記固定体に設けられ、前記係止部がスライドし前記挟持溝に挟持されると、前記固定体と前記回転体との係止が生じることを特徴とする、請求項16に記載の子供用品のための方向転換機構。
  18. 前記伝導部品は、前記回転体にスライド可能に設けられたスライド台と、前記スライド台の一端に設けられたラチェット歯とを備え、前記スライド台の他方の端部は、前記作動部に連結され、前記ラチェット歯は、前記挟持溝からの離脱時に前記係止部を連行して動かすことが可能であることを特徴とする、請求項16または17に記載の子供用品のための方向転換機構。
  19. 前記ラチェット歯は、前記係止部の前記挟持溝内へのスライド時に移動方向の前側に位置し、前記伝導部品が、前記係止部を連行して動かし係止解除させると、前記ラチェット歯の一端は、前記係止部に当接し、前記係止部を押すことにより、前記係止部を前記挟持溝から離脱させることを特徴とする、請求項16~18の1項に記載の子供用品のための方向転換機構。
  20. 前記スライド台に前記ラチェット歯の回転可能な連結が設けられ、前記ラチェット歯は、その回転軌道上に、第1の状態と、前記第1の状態より上に位置する第2の状態とを有し、前記ラチェット歯が前記第1の状態にある時、前記ラチェット歯は、前記係止部を押し、前記挟持溝から離脱させることができるが、前記ラチェット歯が前記第2の状態にある時、前記ラチェット歯は、前記係止部のスライド方向において前記係止部にスラストを加えることができないことを特徴とする、請求項16~19の1項に記載の子供用品のための方向転換機構。
  21. 前記方向転換機構は、前記ラチェット歯を連行して前記第1の状態に動かすために動作可能な捩りばねと、前記ラチェット歯を連行して前記第2の状態に動かすために動作可能な連行構造とを更に備えることを特徴とする、請求項16~20の1項に記載の子供用品のための方向転換機構。
  22. 前記ラチェット歯は、前記係止部と接触するように適合された接触部と、前記接触部の下に連結して設けられたガイド部とを有し、前記連行構造は、前記固定体に設けられたガイド溝を備え、前記ラチェット歯が前記第1の状態にある時、前記ガイド部は前記ガイド溝内に位置し、前記回転体の回転および前記ラチェット歯の同時回転時、前記ラチェット歯は、前記ガイド部および前記ガイド溝の傾斜面のガイド作用を介して上方に回転し、前記第2の状態となることを特徴とする、請求項16~21の1項に記載の子供用品のための方向転換機構。
  23. 前記子供用品は、ベビーカーまたは子供用チェアであり、前記固定体は、前記ベビーカーシャーシまたは前記子供用チェアフレームに設けられた固定板であり、前記回転体は、前記固定板に設けられたシートであり、前記方向転換機構は、前記固定板と前記シートとの間に設けられることを特徴とする、請求項16~22の1項に記載の子供用品のための方向転換機構。
  24. 前記作動部は、前記シートに回転可能に連結されたステップバーであり、前記ステップバーが前記第1の使用位置まで回転すると、前記ステップバーは、前記シートの座面の平面より上に位置し、前記ステップバーが前記第2の使用位置まで回転すると、前記ステップバーは、前記シートの座面の平面より下に位置することを特徴とする、請求項16~23の1項に記載の子供用品のための方向転換機構。
  25. 前記作動部の両端の間に回転軸が固定的に連結され、前記回転軸は、前記回転体に回転可能に設けられ、前記回転軸の中心部に湾曲伝導部が設けられ、前記スライド台に伝導開口部が設けられ、前記湾曲伝導部は、前記伝導開口部内に設けられることを特徴とする、請求項16~24の1項に記載の子供用品のための方向転換機構。
JP2022516293A 2019-09-12 2020-09-11 ベビーカー Pending JP2022548075A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201910862093.1A CN110733556A (zh) 2019-09-12 2019-09-12 一种儿童用品的转向机构
CN201910862093.1 2019-09-12
DE202019105127.2 2019-09-17
DE202019105127.2U DE202019105127U1 (de) 2019-09-17 2019-09-17 Kinderwagen
PCT/EP2020/075515 WO2021048384A1 (de) 2019-09-12 2020-09-11 Kinderwagen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022548075A true JP2022548075A (ja) 2022-11-16

Family

ID=72517239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022516293A Pending JP2022548075A (ja) 2019-09-12 2020-09-11 ベビーカー

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20220379945A1 (ja)
EP (1) EP4028307A1 (ja)
JP (1) JP2022548075A (ja)
KR (1) KR20220088853A (ja)
CN (1) CN115003584A (ja)
WO (1) WO2021048384A1 (ja)

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3874690A (en) 1973-08-28 1975-04-01 Raymond Lee Organization Inc Baby stroller
US6070890A (en) * 1997-09-10 2000-06-06 Graco Children's Products Inc. Infant carrier mounting system
FR2775241B1 (fr) * 1998-02-26 2000-04-21 Team Tex Poussette pour enfant en bas age
DE10119042B4 (de) * 2001-04-18 2006-06-08 Beatrice Feyler Kinderwagen
CA105410S (en) * 2003-07-03 2005-08-12 Stokke Gruppen As Handle
CN100463826C (zh) * 2005-09-22 2009-02-25 好孩子儿童用品有限公司 童车
GB2430414B (en) * 2006-07-11 2008-09-10 Tsung-Daw Lee Seat rotating device for baby strollers
US7364183B2 (en) 2006-07-14 2008-04-29 Tsung-Daw Lee Seat rotating device for baby strollers
CN201183515Y (zh) 2008-02-05 2009-01-21 好孩子儿童用品有限公司 儿童推车的座兜安装结构
IT1394265B1 (it) * 2008-09-19 2012-06-01 Groppo Dispositivo di contenimento e/o di trasporto per bambini, particolarmente ma non esclusivamente, per passeggini, carrozzine, culle, seggiolini o simili
CN102079324B (zh) * 2009-12-01 2015-08-19 明门香港股份有限公司 婴儿车及婴儿车与汽车座椅的组合
CN102416975B (zh) * 2010-09-27 2016-06-29 明门香港股份有限公司 婴儿承载装置及其背靠组件的调整方法
GB2516906A (en) * 2013-08-06 2015-02-11 Mamas & Papas Holdings Ltd Child support apparatus
KR101502298B1 (ko) * 2015-01-09 2015-03-18 김갑수 유아자전거
CN205022656U (zh) * 2015-09-21 2016-02-10 好孩子儿童用品有限公司 可单双人转换的儿童推车
CN205632635U (zh) * 2016-04-27 2016-10-12 好孩子儿童用品有限公司 一种儿童推车
DE102016117312A1 (de) * 2016-09-14 2018-03-15 Cybex Gmbh Kindersitz
FR3059968B1 (fr) * 2016-12-13 2019-05-24 Dorel France Support convertible entre une position allongee et au moins une position assise pour poussette pour enfant, et poussette correspondante
CN110104049A (zh) * 2019-05-30 2019-08-09 上海电机学院 一种推骑两用的多功能婴儿车

Also Published As

Publication number Publication date
EP4028307A1 (de) 2022-07-20
US20220379945A1 (en) 2022-12-01
CN115003584A (zh) 2022-09-02
WO2021048384A1 (de) 2021-03-18
KR20220088853A (ko) 2022-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5468791B2 (ja) 幼児椅子のためのトレイラッチ機構
US7950734B2 (en) Recliner with locking mechanism
CN107669021B (zh) 儿童高脚椅及其操作方法
US9630642B2 (en) Baby stroller
US20080150247A1 (en) Detachable connecting device for a child carrier
US9399477B2 (en) Strollers with removable child supports and related methods
US8511694B2 (en) Reversible walker assembly
US7673942B2 (en) High chair with swivel feature and height adjustment
US20120032490A1 (en) Stroller Seat Assembly with Calf Support
US20070194609A1 (en) Foldable chair
EP0494701A2 (en) Baby carriage
KR102084082B1 (ko) 이중 기능성 의자
KR102165079B1 (ko) 유모차
JP2004508116A (ja) 後傾機能を備えた縦方向に折畳み可能な車椅子
CN109691819B (zh) 承载装置
US11219563B2 (en) Adjustable backrest and wheelchair therewith
JP2022548075A (ja) ベビーカー
EP2808001B1 (en) Seating device with rising aid
CN209454828U (zh) 儿童推车座椅
CN2935994Y (zh) 一种多功能折叠旅行椅
CN215245074U (zh) 一种儿童推车的座位组件
JPH1119160A (ja) 入浴用車椅子
CN211167062U (zh) 一种儿童用品的转向机构
CN217320476U (zh) 一种儿童推车
CN116062016A (zh) 一种推车

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20220909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20220909

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230906