JP2022544675A - 細胞培養アセンブリ、並びにその作製方法及び使用方法 - Google Patents

細胞培養アセンブリ、並びにその作製方法及び使用方法 Download PDF

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Abstract

細胞培養アセンブリは:フィルムであって、上記フィルムは、上記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定し、上記複数のウェルのうちの各上記ウェルは、上記ウェルの周りに延在する周囲を画定し、上記複数のウェルは、上記複数のウェルの周りに延在し、かつ上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの上記周囲の間に延在する、外側周囲を画定し、上記複数のウェルの周りに延在する上記外側周囲は、波型の形状を画定する、フィルム;及び上記フィルムに連結された側壁部材であって、上記側壁部材の少なくとも一部分は、上記フィルムを横断するように配向され、上記側壁部材は、上記複数のウェルの上記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する係合部分を含む、側壁部材を含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法第120条の下で、2019年8月16日出願の米国仮特許出願番号62/887,975号の優先権の利益を主張するものであり、上記仮特許出願の内容は依拠され、参照によりその全体が本出願に援用される。
本開示は一般に、細胞培養アセンブリ、並びに該細胞培養アセンブリの作製方法及び使用方法に関する。
3次元(3D)細胞培養は、細胞を3次元的に成長させる及び/又は主に互いに相互作用させることができる人工的に生成された環境における、細胞の成長に関連する。3D細胞培養アセンブリは、2次元での(例えばペトリ皿上での)細胞成長方法に対する改善を提供する。というのは、この3D条件がインビボ環境をより正確にモデル化するためである。
例えば2次元細胞培養システムでは、細胞は、これらの細胞を培養する基材に付着できる。しかしながら、細胞を3次元的に、スフェロイドウェル等で成長させる場合、細胞は基材に付着するのではなく、主に互いに相互作用する。従来の3D細胞培養システムのウェルは一般に、互いから離間しており、従って各ウェルは、細胞を成長させるための個別の環境を提供する。しかしながら、ウェルの間隔は3D細胞培養システムのウェルの個数を制限し、従ってこの細胞培養システム内で成長させることができる細胞を制限する可能性がある。
従って、細胞培養アセンブリ内で成長させることができる細胞の個数を最大化するための、代替的な細胞培養アセンブリに対する需要が存在する。
一実施形態では、細胞培養アセンブリは:フィルムであって、上記フィルムは、上記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定し、上記複数のウェルのうちの各上記ウェルは、上記ウェルの周りに延在する周囲(perimeter)を画定し、上記複数のウェルは、上記複数のウェルの周りに延在し、かつ上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの上記周囲の間に延在する、外側周囲(outer perimeter)を画定し、上記複数のウェルの周りに延在する上記外側周囲は、波型の形状を画定する、フィルム;及び上記フィルムに連結された側壁部材であって、上記側壁部材の少なくとも一部分は、上記フィルムを横断するように配向され、上記側壁部材は、上記複数のウェルの上記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する係合部分を含む、側壁部材を含む。
別の実施形態では、細胞培養フラスコは:内部空間を画定する複数の側壁部材であって、上記内部空間は上記複数の側壁部材によって少なくとも部分的に取り囲まれる、複数の側壁部材;フィルムであって、上記フィルムは、上記内部空間内に位置決めされて、上記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定し、上記複数のウェルのうちの各上記ウェルは、上記ウェルの周りに延在する周囲を画定し、上記複数のウェルは、上記複数のウェルの周りに延在し、かつ上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの上記周囲の間に延在する、外側周囲を画定し、上記複数のウェルの周りに延在する上記外側周囲は、波型の形状を画定する、フィルムを含み、上記フィルムは、上記複数の側壁部材のうちの少なくとも1つの上記側壁部材に連結され、上記少なくとも1つの側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向され、上記少なくとも1つの側壁部材は、上記複数のウェルの上記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する係合部分を含む。
別の実施形態では、細胞培養アセンブリの形成方法は:フィルムを側壁部材の連結部分上に位置決めするステップであって、上記フィルムは、上記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定する、ステップ;上記側壁部材から外向きに延在する複数のクレスト(crest)の上記クレストを、上記複数のクレストのうちの各上記クレストが、上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの間に位置決めされるように、上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの間で位置合わせするステップ;及び上記フィルムを上記側壁部材の上記連結部分に連結するステップを含む。
更なる特徴及び利点は以下の「発明を実施するための形態」に示され、一部はその説明から当業者に容易に明らかになるか、又は以下の詳細な説明、特許請求の範囲、及び添付の図面を含む本明細書に記載された実施形態を実践することにより認識されるであろう。
以上の「発明の概要」及び以下の「発明を実施するための形態」はいずれも単なる例示にすぎず、特許請求の範囲の性質及び特性を理解するための概要又は枠組みを提供することを意図したものであることを理解されたい。添付の図面は、更なる理解をもたらすために含められ、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する。図面は実施形態を例示するものであり、本記載とあわせて様々な実施形態の原理及び操作を説明するために役立つ。
本明細書で図示及び説明されている1つ以上の実施形態による、細胞培養アセンブリの概略斜視図 本明細書で図示及び説明されている1つ以上の実施形態による、図1Aの細胞培養アセンブリの概略正面図 本明細書で図示及び説明されている1つ以上の実施形態による、図1Aの細胞培養アセンブリの概略底面図 本明細書で図示及び説明されている1つ以上の実施形態による、図1Aの細胞培養アセンブリのフィルムの概略上面図 本明細書で図示及び説明されている1つ以上の実施形態による、図2のフィルムの拡大概略上面図 本明細書で図示及び説明されている1つ以上の実施形態による、側壁部材に連結された図2のフィルムの概略上面図 本明細書で図示及び説明されている1つ以上の実施形態による、別の側壁部材に連結された図2のフィルムの概略上面図 本明細書で図示及び説明されている1つ以上の実施形態による、図5のフィルム及び側壁部材の概略断面図 本明細書で図示及び説明されている1つ以上の実施形態による、別のフィルム及び側壁部材の概略断面図 図1Aの細胞培養アセンブリを組み立てるための例示的な方法を示すフローチャート
スフェロイド等で3次元的に培養された細胞は、単層として2次元的に培養されたものよりもインビボに近い機能性を示すことができる。2次元細胞培養システムでは、細胞は、これらの細胞が培養される基材に付着し得る。しかしながら、細胞を3次元的に、例えばスフェロイド内で成長させると、細胞は基材に付着するよりも、互いに相互作用する傾向がある。従って3次元的に培養された細胞は、細胞コミュニケーション及び細胞外マトリックスの発達に関して、インビボ組織により類似している。よってスフェロイドは、細胞の移動、分化、生存、及び成長に関する優れたモデルを提供し、従って研究、診断、並びに薬効、薬理学及び毒性試験のためのより優れたシステムを提供する。
いくつかの実施形態では、マイクロウェル又はウェルのアレイを内包する又は備える、フィルムが提供される。このフィルムは、細胞培養装置又はデバイスの一部を形成できる。例えば上記フィルムは、マルチウェルプレート、フラスコ、皿、チューブ、多層細胞培養フラスコ、バイオリアクタ、又は細胞若しくはスフェロイドの成長を目的とした他のいずれの研究室用コンテナの一部を形成できる。上記マイクロウェル又はウェル(用語「マイクロウェル(microwell)」及び「ウェル(well)」は、本開示では相互交換可能なものとして使用される)は、培養物中のスフェロイドの形成を促進する環境を提供するように、構造化及び配設される。即ち実施形態では、マイクロウェルはスフェロイド誘導性のジオメトリを有する。更に上記ウェルは、基材と上記ウェルに導入される液体又は液滴との間に空気を閉じ込めることなく、上記ウェルに出入りする液体の移動を提供するように、構造化及び配設される。即ち実施形態では、マイクロウェルは毛細管構造を有する。例えば、中で細胞を成長させるウェルを、細胞に対して非接着性とすることによって、ウェル内の細胞を互いに結合させて球体を形成させることができる。スフェロイドは、ウェルのジオメトリによって課されるサイズ限界まで膨張する。いくつかの実施形態では、ウェルを超低結合性材料でコーティングすることにより、ウェルを細胞に対して非接着性とする。
いくつかの実施形態では、細胞培養デバイスは、このデバイスのフットプリントを構成するフレームを有し、上記フレームの基材は、デバイス内で培養された細胞がスフェロイドを形成するように構成される。例えば、デバイス内の細胞培養基材を、細胞に対して非接着性とすることにより、細胞を基材とではなく互いに結合させる。上記細胞培養基材は更に、複数のマイクロウェル(又はウェル)で構成され、上記マイクロウェル(又はウェル)は、ウェル内で成長する細胞が、類似したサイズの細胞凝集物又はスフェロイドを形成できるようなジオメトリを有する。スフェロイドは、マイクロウェルのジオメトリによって課されるサイズ限界まで膨張する。いくつかの実施形態では、ウェルに低結合処理を施す、又はウェルを超低結合性材料でコーティングすることにより、ウェルを細胞に対して非接着性とする。
例示的な非接着性材料としては、パーフルオロ化ポリマー、オレフィン、又は類似のポリマー、又はこれらの混合物が挙げられる。他の例としては、アガロース、ポリアクリルアミド等の非イオン性ヒドロゲル、酸化ポリエチレン等のポリエーテル、及びポリビニルアルコール等のポリオール、又は類似の材料、又はこれらの混合物が挙げられる。例えば非接着性ウェル、ウェルのジオメトリ(例えばサイズ及び形状)、並びに/又は重力の組み合わせによって、ウェル内で培養された細胞は自己集合してスフェロイドとなるよう誘導される。いくつかのスフェロイドは分化した細胞機能を維持するが、これは、単層で成長させた細胞よりもインビボに近い応答の指標である。間葉系間質細胞等の他の細胞タイプは、スフェロイドとして培養された場合、その万能性を維持する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の細胞が細胞培養アセンブリ内に提供される。いくつかの実施形態では、細胞は凍結保存されている。いくつかの実施形態では、細胞は3次元培養物である。このようないくつかの実施形態では、システム、デバイス、及び方法は、1つ以上のスフェロイドを含む。いくつかの実施形態では、細胞のうちの1つ以上は活発に分裂している。いくつかの実施形態では、細胞培養アセンブリ内の培養培地に、例えば限定するものではないが、栄養素(例えばタンパク質、ペプチド、アミノ酸)、エネルギ(例えば炭水化物)、必須金属及び無機物(例えばカルシウム、マグネシウム、鉄、リン酸塩、硫酸塩)、緩衝剤(例えばリン酸塩、酢酸塩)、pHの変化のインジケータ(例えばフェノールレッド、ブロモクレゾールパープル)、並びに/又は選択的な作用剤(例えば化学薬品、抗菌薬等)を提供する。
多様な細胞タイプを培養できる。いくつかの実施形態では、1つのスフェロイドは単一の細胞タイプを含有する。いくつかの実施形態では、1つのスフェロイドは2つ以上の細胞タイプを含有する。2つ以上のスフェロイドが成長するいくつかの実施形態では、各スフェロイドは同一のタイプのものであるが、他の実施形態では異なる2つ以上のタイプのスフェロイドが成長する。スフェロイド内で成長する細胞は、天然細胞又は改変細胞(例えば1つ以上の非天然の遺伝子改変を含む細胞)であってよい。いくつかの実施形態では、細胞は体細胞である。いくつかの実施形態では、細胞は、いずれの所望の分化状態(例えば万能性、多能性、運命決定済み、不死化済み等)にある幹細胞又は前駆細胞(例えば胚性幹細胞、人工万能性幹細胞)である。いくつかの実施形態では、細胞は疾患細胞又は疾患モデル細胞である。例えばいくつかの実施形態では、スフェロイドは、1つ以上のタイプの癌細胞又は過剰増殖状態へと誘導できる細胞(例えば形質転換された細胞)を含む。細胞は、副腎、膀胱、血管、骨、骨髄、脳、軟骨、頸部、角膜、子宮内膜、食道、胃腸、免疫系(例えばTリンパ球、Bリンパ球、白血球、マクロファージ、及び樹状細胞)、肝臓、肺、リンパ、筋肉(例えば心筋)、神経、卵巣、膵臓(例えば膵島細胞)、下垂体、前立腺、腎臓、唾液、皮膚、腱、精巣、並びに甲状腺を含むがこれらに限定されない、いずれの所望の組織若しくは器官タイプからのもの又はこれらに由来するものであってよい。いくつかの実施形態では、細胞は哺乳類細胞(例えばヒト、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ、ヤギ、ウマ等)である。
培養された細胞は、研究、診断、薬物スクリーニング及び試験、治療、並びに産業上の多様な用途を有する。
いくつかの実施形態では、細胞は、タンパク質又はウイルスの生産に使用される。3次元培養により、細胞密度の上昇、及び細胞成長表面積1平方センチメートルあたりの、より高いタンパク質収率が可能となる。ワクチン生産のためのいずれの所望のタンパク質又はウイルスを細胞内で成長させて、必要に応じて単離又は精製できる。いくつかの実施形態では、タンパク質は、細胞に対して天然のタンパク質である。いくつかの実施形態では、タンパク質は非天然である。いくつかの実施形態では、タンパク質を組換えによって発現させる。いくつかの実施形態では、タンパク質を、非天然プロモーターを用いて過剰発現させる。タンパク質は、融合タンパク質として発現させてもよい。いくつかの実施形態では、精製又は検出タグを、関心対象のタンパク質の融合パートナーとして発現させて、その精製及び/又は検出を促進する。いくつかの実施形態では、精製後の融合パートナーの分離を可能にするために、融合物を、切断可能なリンカーと共に発現させる。
いくつかの実施形態では、タンパク質は治療用タンパク質である。このようなタンパク質としては、欠乏している若しくは異常なタンパク質を置換する(例えばインスリン)、既存の経路を増強する(例えば阻害剤若しくはアゴニスト)、新規の機能若しくは活性を提供する、分子若しくは有機体に干渉する、又は他の化合物若しくはタンパク質(例えば放射性核種、細胞傷害性薬物、エフェクタータンパク質等)を送達する、タンパク質及びペプチドが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、タンパク質は、いずれのタイプ(例えばヒト化、二重特異性、多重特異性等)の抗体(例えばモノクローナル抗体)といった、免疫グロブリンである。治療用タンパク質のカテゴリとしては、抗体ベースの薬物、Fc融合タンパク質、抗凝固剤、抗原、血液因子、骨形成タンパク質、改変タンパク質足場、酵素、増殖因子、ホルモン、インターフェロン、インターロイキン、及び血栓溶解剤が挙げられるが、これらに限定されない。治療用タンパク質は、癌、免疫障害、代謝障害、遺伝性障害、感染症、並びに他の疾患又は状態の、予防又は治療のために使用できる。
いくつかの実施形態では、タンパク質は診断用タンパク質である。診断用タンパク質としては、抗体、親和性結合パートナー(例えば受容体結合リガンド)、阻害剤、アンタゴニスト等が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、診断用タンパク質は、検出可能な部分(例えば蛍光部分、発光部分(例えばルシフェラーゼ)比色分析部分等)と共に発現するか、又は上記検出可能な部分である。
いくつかの実施形態では、タンパク質は産業用タンパク質である。産業用タンパク質としては、食品成分、産業用酵素、農業用タンパク質、分析用酵素等が挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、細胞は、創薬、特性決定、薬効試験、及び毒性試験に使用される。このような試験としては、薬理効果評価、発癌性評価、医療用造影剤特性評価、半減期評価、放射線安全性評価、遺伝毒性試験、免疫毒性試験、生殖及び発生試験、薬物相互作用評価、用量評価、吸着性評価、消失評価、代謝評価、除去研究等が挙げられるが、これらに限定されない。特定の細胞タイプを、特定の試験に採用できる(例えば、肝毒性に対する肝細胞、腎毒性に対する腎臓近位尿細管上皮細胞、血管毒性に対する血管内皮細胞、神経毒性に対する神経細胞及びグリア細胞、心毒性に対する心筋細胞、横紋筋融解に対する骨格筋細胞等)。処理された細胞を、膜の完全性、細胞代謝産物含有量、ミトコンドリア機能、リソソーム機能、アポトーシス、遺伝子変化、遺伝子発現の差異等を含むがこれらに限定されない、いずれの個数の所望のパラメータに関して評価できる。
いくつかの実施形態では、細胞培養アセンブリは、より大型のシステムの構成要素である。いくつかの実施形態では、上記システムは、複数の(例えば2、3、4、5、…、10、…、20、…、50、…、100、…、1000等の)このような細胞培養アセンブリを備える。いくつかの実施形態では、上記システムは、培養デバイスを最適な培養条件(例えば温度、雰囲気、湿度等)に維持するためのインキュベータを備える。いくつかの実施形態では、上記システムは、細胞を撮像する、又は他の方法で分析するための検出器を備える。このような検出器としては、蛍光光度計、照度計、カメラ、顕微鏡、プレートリーダ(例えばPERKIN ELMER ENVISIONプレートリーダ;PERKIN ELMER VIEWLUXプレートリーダ)、細胞分析器(例えばGE IN Cell Analyzer 2000及び2200;THERMO/CELLOMICS CELLNSIGHT High Content Screening Platform)、並びに共焦点撮像システム(例えばPERKIN ELMER OPERAPHENIX高スループット内容物スクリーニングシステム;GE INCELL 6000 Cell Imaging System)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、上記システムは、培養される細胞に、培養培地又は他の成分を供給する、再供給する、及び循環させるための、灌流システム又は他の部品を備える。いくつかの実施形態では、上記システムは、培養アセンブリの取り扱い、使用、及び/又は分析を自動化するためのロボット部品(例えばピペット、アーム、プレートムーバー等)を備える。
本明細書に記載の実施形態は、細胞を培養するためのアセンブリを対象とする。より詳細には、本明細書に記載の実施形態は、複数のウェルを画定するフィルムと、上記フィルムに連結された側壁部材とを含む、細胞培養アセンブリを対象とする。
フィルムによって画定されるウェルの個数を最大化することが一般的に望ましいため、本明細書に記載の実施形態は、隣接するウェルの間の距離を最小化するために互いからオフセットされたウェルの列及び行を有する、フィルムを含む。隣接するウェルの間の距離を最小化することにより、フィルム上のウェルの個数を最大化できる。更に、隣接するウェルの間の距離を最小化することにより、細胞が、隣接するウェルの間のエリアに付着せずにウェル内で成長する可能性を最大化できる。
いくつかの実施形態では、オフセットされたウェルは、波型の周囲を形成する。本明細書に記載の細胞培養アセンブリは一般に、フィルムに連結された側壁部材を含み、これは、対応する相補的な波型の形状を有する。ウェルの周囲に対応する相補的な形状を有する係合部分を含めることにより、側壁部材とウェルとの間の距離を最小化でき、これによって、細胞がウェルと側壁部材との間のフィルムのエリアに付着せずにウェル内で成長する可能性を最大化できる。これより、これらの及び他の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
本明細書中で言及される場合、「垂直方向(vertical direction)」は、細胞培養アセンブリの上下方向を指し、図示されているように±Z方向に延在する。「横方向(lateral direction)」は、本明細書中で言及される場合、細胞培養アセンブリの横断方向を指し、垂直方向を横断し、図示されているように±X方向に延在する。本明細書中で言及される場合、「長手方向(longitudinal direction)」は、細胞培養アセンブリの長さ方向を指し、上記垂直方向及び上記横方向を横断し、図示されているように±Y方向に延在する。
図1A~1Cを参照すると、細胞培養アセンブリ100のそれぞれ斜視図、正面図、及び底面図が概略図で示されている。図1A~1Cに示されている実施形態では、細胞培養アセンブリ100は、内部空間12を画定する細胞培養フラスコ10である。内部空間12は一般に、第1の側壁部材120と、横方向において第1の側壁部材120の反対側に位置決めされた第2の側壁部材120’とによって、その境界を定められる。実施形態では、細胞培養フラスコ10は更に、第1の側壁部材120と第2の側壁部材120’との間に延在する端部側壁部材120’’、上壁121、上壁121の反対側に位置決めされた下壁123、及び端部側壁部材120’’の反対側に位置決めされた頂部壁127を含む。実施形態では、頂部壁127は、内部空間12への選択的なアクセスを可能にするアパーチャと、上記アパーチャを覆うように選択的に位置決めされるキャップ14とを画定する。図1A~1Cに示されている実施形態では、細胞培養フラスコ10は全体として四角柱を画定しているが、実施形態では、細胞培養フラスコ10は、例えば限定するものではないが円柱形状等のいずれの好適な形状を画定してもよいことを理解されたい。更に、本明細書では細胞培養フラスコ10を参照するが、本明細書に記載の細胞培養アセンブリ100は、例えば限定するものではないがマイクロプレート等の、細胞培養物の成長のためのいずれの好適なアセンブリを含んでもよいことを理解されたい。
実施形態では、細胞培養フラスコ10は一般に、細胞培養フラスコ10の内部空間12内に少なくとも部分的に位置決めされた、1つ以上のフィルム110を含む。例えば図1Cに示されている実施形態では、細胞培養フラスコ10は、垂直方向において互いから離間した、1対のフィルム110を含む。図1Cに示されている実施形態では、細胞培養フラスコ10は1対のフィルム110を含んでいるが、実施形態では、細胞培養フラスコ10は、内部空間12内に少なくとも部分的に位置決めされた単一のフィルム110を含む場合も、内部空間12内に少なくとも部分的に位置決めされた3つ以上のフィルム110を含む場合もあることを理解されたい。
図2を参照すると、フィルム110のうちの1つの上面図が概略図で示されている。実施形態では、フィルム110は、フィルム110内へと延在する複数のウェル112を画定する。実施形態では、複数のウェル112のうちの個々のウェル114はそれぞれ、スフェロイド形状を画定している。上述のように、スフェロイド形状を有することにより、ウェル114内の細胞は、単層として2次元的に培養されたものよりもインビボに近い機能性を示すことができる。実施形態では、フィルム110は、ポリエチレン等といった、細胞培養を促進するためのいずれの好適な材料で形成されていてよい。
図3を参照すると、フィルム110のウェル114の拡大図が概略図で示されている。実施形態では、ウェル114は周期的パターンで配設される。例えば図3に示されている実施形態では、ウェル114は、長手方向に延在する複数の行140、及び横方向に延在する複数の列142として位置合わせされている。フィルム110上に位置決めされるウェル114の個数を最大化し、ウェル114の間の間隔を最小化するために、隣接する行140は長手方向において互いからオフセットされ、隣接する列142は横方向において互いからオフセットされる。特に、実施形態では、フィルム110を長手方向に(即ち図示されているように+Y方向に)横切って移動すると、複数のウェル112のうちの隣接するウェル114の中心108は、横方向において互いからオフセットされる。同様に、フィルム110を横方向に(即ち図示されているように+X方向に)横切って移動すると、複数のウェル112のうちの隣接するウェル114の中心108は、長手方向において互いからオフセットされる。ウェル114をオフセットさせることにより、フィルム110上のウェル114の密度を、ウェル114の行及び列が互いに位置合わせされているフィルムに比べて上昇させることができ、ウェル114の間に位置するフィルム110のエリアを最小化できる。
実施形態では、複数のウェル112のうちの各ウェル114は、ウェル114の周りに延在する周囲116を画定する。図3に示されている実施形態では、各ウェル114はスフェロイド形状であり、各ウェル114の周囲116は概ね円形である。複数のウェル112は、複数のウェル112の周りに延在し、かつ隣接するウェル114の周囲116の間に延在する、外側周囲118を画定する。ウェル114の隣接する行140及び隣接する列142が互いからオフセットされている実施形態では、外側周囲118の少なくとも一部分は、波型の形状を画定する。例えば図3に示されている実施形態では、外側周囲118は、長手方向に延在する波型の形状を画定する。
図4を参照すると、実施形態では、フィルム110は1つ以上の側壁部材に連結される。例えば図4に示されている図では、第1の側壁部材120及び端部側壁部材120’’が図示されている。図4に示されている拡大図には示されていないが第2の側壁部材120’(図1C)は、第1の側壁部材120と略同一であってよい。実施形態では、側壁部材120、120’(図1C)、120’’は、ポリスチレン等の、細胞培養アセンブリで使用するためのいずれの好適な材料で形成されていてよく、またフィルム110と同一の材料又は異なる材料で形成されていてよい。
上述のように、側壁部材120、120’(図1C)、120’’は、細胞培養フラスコ10(図1C)の壁を形成し、また側壁部材120、120’(図1C)、120’’の少なくとも一部分は、フィルム110を横断するように配向される。外側周囲118が波型の形状を有するフィルム110の縁部では、側壁部材120は、図4に示されているように、ウェル114のうちの1つ以上と交差してこれを部分的に覆う場合がある。1つ以上のウェル114を覆うことにより、この部分的に覆われたウェル114内で成長した細胞は、成長が十分でない、又は死細胞のエリアを形成する場合があり、これは、生細胞の成長についてのフィルムの効力を低下させる。
図5を参照すると、側壁部材120、120’(図1C)、120’’のうちの少なくとも1つは、複数のウェル112の外側周囲118の波型の形状と相補的な波型の形状を画定する、係合部分122を含む。複数のウェル112の外側周囲118と相補的な波型の形状を形成することにより、係合部分122は、ウェル114を覆われない状態のままとしながら、側壁部材120と複数のウェル112との間の距離を最小化し、これにより、側壁部材120と複数のウェル112との間に「詰まる(stranded)」可能性がある細胞の個数の削減を支援できる。
実施形態では、側壁部材120は、フィルム110を(例えば図示されているようにZ方向に)横断するように配向された壁部分124を含む。実施形態では、係合部分122は、壁部分124から外向きに延在する複数のクレスト130を含む。いくつかの実施形態では、複数のクレスト130はそれぞれ、クレスト130に隣接する複数のウェル112のウェル114の中心108を超えて、外向きに延在する。複数のウェル112のウェル114の中心108を超えて外向きに延在することによって、係合部分122のクレスト130は、複数のウェル112と側壁部材120との間の距離を最小化できる。
図6を参照すると、細胞培養アセンブリ100の断面図が示されている。実施形態では、フィルム110は側壁部材120に連結される。より詳細には、実施形態では、側壁部材120は、壁部分124に対して横断方向に配向された連結部分126を含み、フィルム110は側壁部材120の連結部分126に連結される。実施形態では、連結部分126は、係合部分122の底面を画定し、波型の形状を備える。
いくつかの実施形態では、係合部分122は、フィルム110に対して角度αで配向される。係合部分122をフィルム110に対して角度αで配向することにより、係合部分122上に堆積した細胞を、例えば重力の影響下で、フィルム110上へと流れるように誘導できる。実施形態では、側壁部材120の係合部分122は、フィルム110と少なくとも5°で交差する平面内に延在する。いくつかの実施形態では、側壁部材120の係合部分122は、フィルム110と15~30°(両端を含む)で交差する平面内に延在する。いくつかの実施形態では、側壁部材120の係合部分122は、フィルム110と少なくとも60°で交差する平面内に延在する。
図6に関して第1の側壁部材120について言及しているが、実施形態では、第2の側壁部材120’は第1の側壁部材120と略同じであることを理解されたい。例えば、第2の側壁部材120’は第2の壁部分124’を備え、第2の係合部分122’は、複数のウェル112の外側周囲118(図5)と相補的な波型の形状を画定する。更に第2の係合部分122’は、第2の壁部分124’から外向きに延在する第2の複数のクレスト130’を含む。
図7を参照すると、いくつかの実施形態では、側壁部材120の係合部分122は、複数の円錐状部材128を含む。円錐状部材128は一般に、側壁部材120の壁部分124に沿って上向きに延在し、円錐形状を画定する。実施形態では、円錐状部材128は、壁部分124から外向きに延在する複数のクレスト130を画定する。円錐状部材128の円錐形状はまた、フィルム110上への、より詳細には複数のウェル112の中への、細胞の流れを誘発するのを更に支援する、先細部分を含む。これらの実施形態では、円錐状部材128は、比較的大きな角度でフィルム110と交差する平面内に延在してよい。例えばいくつかの実施形態では、円錐状部材はフィルム110と約75°で交差してよい。いくつかの実施形態では、円錐状部材128は、フィルム110と少なくとも5°で交差する平面内に延在する。いくつかの実施形態では、円錐状部材128は、フィルム110と15~30°(両端を含む)で交差する平面内に延在する。いくつかの実施形態では、円錐状部材128は、フィルム110と少なくとも60°で交差する平面内に延在する。
図7に関して第1の側壁部材120について言及しているが、実施形態では、第2の側壁部材120’は第1の側壁部材120と略同じであることを理解されたい。例えば、第2の側壁部材120’は第2の壁部分124’を備え、第2の係合部分122’は、複数のウェル112の外側周囲118(図5)と相補的な波型の形状を画定する。更に第2の係合部分122’は、第2の壁部分124’から外向きに延在する第2の複数のクレスト130’を画定する、第2の複数の円錐状部材128’を含む。
図1C、7、及び8を参照すると、細胞培養アセンブリ100の形成方法が概略図で示されている。第1のステップ802では、フィルム110は側壁部材120の連結部分126上に位置決めされる。フィルム110を側壁部材120の連結部分126上に位置決めした状態で、ステップ804では、上記方法は、複数のクレスト130のクレストを、複数のクレスト130のうちの各クレストが、複数のウェル112のうちの隣接するウェル114の間に位置決めされるように、複数のウェル112のうちの隣接するウェル114の間で位置合わせするステップを含む。ステップ806では、上記方法は、フィルム110を側壁部材120の連結部分126に連結するステップを含む。実施形態では、接着剤、機械的締結具、プラスチック溶接等といったいずれの好適な方法によって、フィルム110を側壁部材の連結部分126に連結する。
実施形態では、側壁部材120は第1の側壁部材であり、細胞培養アセンブリ100は更に、第1の側壁部材120の反対側に位置決めされた第2の側壁部材120’を含む。これらの実施形態では、上記方法は更に、フィルム110を第2の側壁部材120’の第2の連結部分126’上に位置決めするステップを含む。実施形態では、上記方法は更に、第2の側壁部材120’から外向きに延在する第2の複数のクレスト130’のクレストを、第2の複数のクレスト130’のうちの各クレストが、複数のウェル112のうちの隣接するウェル114の間に位置決めされるように、複数のウェル112のうちの隣接するウェル114の間で位置合わせするステップを含んでよい。実施形態では、上記方法は更に、フィルム110を第2の側壁部材120’の第2の連結部分126’に連結するステップを含む。
従って以上より、本明細書に記載の実施形態が全体として、細胞の培養のためのアセンブリを対象としていることが理解されるはずである。より詳細には、本明細書に記載の実施形態は、複数のウェルを画定するフィルムと、上記フィルムに連結される側壁部材とを含む、細胞培養アセンブリを対象とする。本明細書に記載の実施形態は、隣接するウェルの間の距離を最小化するために互いからオフセットされたウェルの列及び行を有する、フィルムを含む。隣接するウェルの間の距離を最小化することにより、フィルム上のウェルの個数を最大化できる。更に、隣接するウェルの間の距離を最小化することにより、細胞が、隣接するウェルの間のエリアに付着せずにウェル内で成長する可能性を最大化できる。
いくつかの実施形態では、オフセットされたウェルは、波型の周囲を形成する。本明細書に記載の細胞培養アセンブリは一般に、フィルムに連結された側壁部材を含み、これは、対応する相補的な波型の形状を有する。ウェルの周囲に対応する相補的な形状を有する係合部分を含めることにより、側壁部材とウェルとの間の距離を最小化でき、これによって、細胞がウェルと側壁部材との間のフィルムのエリアに付着せずにウェル内で成長する可能性を最大化できる。
実施形態は、以下の番号付きの節を参照して説明でき、好ましい特徴は従属節に配置されている。
1.フィルムであって、上記フィルムは、上記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定し、上記複数のウェルのうちの各上記ウェルは、上記ウェルの周りに延在する周囲を画定し、上記複数のウェルは、上記複数のウェルの周りに延在し、かつ上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの上記周囲の間に延在する、外側周囲を画定し、上記複数のウェルの周りに延在する上記外側周囲は、波型の形状を画定する、フィルム;及び上記フィルムに連結された側壁部材であって、上記側壁部材の少なくとも一部分は、上記フィルムを横断するように配向され、上記側壁部材は、上記複数のウェルの上記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する係合部分を備える、側壁部材を備える、細胞培養アセンブリ。
2.上記複数のウェルはそれぞれスフェロイド形状を画定する、節1に記載の細胞培養アセンブリ。
3.上記側壁部材の上記係合部分は、上記フィルムと少なくとも5°で交差する平面内に延在する、節1又は2に記載の細胞培養アセンブリ。
4.上記側壁部材の上記係合部分は複数の円錐状部材を備える、節1~3のいずれか1つに記載の細胞培養アセンブリ。
5.上記側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向された壁部分と、上記壁部分を横断するように配向された連結部分とを画定し、上記フィルムは上記側壁部材の上記連結部分に連結される、節1~4のいずれか1つに記載の細胞培養アセンブリ。
6.上記連結部分は上記係合部分の底面を画定し、上記波型の形状を備える、節5に記載の細胞培養アセンブリ。
7.上記側壁部材は第1の側壁部材であり、上記細胞培養アセンブリは更に、上記第1の側壁部材の反対側に位置決めされた第2の側壁部材を備え、上記第2の側壁部材は、上記複数のウェルの上記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する第2の係合部分を備える、節1~6のいずれか1つに記載の細胞培養アセンブリ。
8.上記側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向された壁部分を画定し、上記係合部分は、上記壁部分から外向きに延在する複数のクレストを備え、上記複数のクレストはそれぞれ、上記複数のウェルのうちの、上記複数のクレストに隣接するウェルの中心を超えて、外向きに延在する、節1~7のいずれか1つに記載の細胞培養アセンブリ。
9.内部空間を画定する複数の側壁部材であって、上記内部空間は上記複数の側壁部材によって少なくとも部分的に取り囲まれる、複数の側壁部材と;フィルムであって、上記フィルムは、上記内部空間内に位置決めされて、上記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定し、上記複数のウェルのうちの各上記ウェルは、上記ウェルの周りに延在する周囲を画定し、上記複数のウェルは、上記複数のウェルの周りに延在し、かつ上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの上記周囲の間に延在する、外側周囲を画定し、上記複数のウェルの周りに延在する上記外側周囲は、波型の形状を画定し、上記フィルムは、上記複数の側壁部材のうちの少なくとも1つの上記側壁部材に連結され、上記少なくとも1つの側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向され、上記少なくとも1つの側壁部材は、上記複数のウェルの上記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する係合部分を備える、フィルムとを備える、細胞培養フラスコ。
10.上記複数のウェルはそれぞれスフェロイド形状を画定する、節9に記載の細胞培養フラスコ。
11.上記少なくとも1つの側壁部材の上記係合部分は、上記フィルムと少なくとも5°で交差する平面内に延在する、節9又は10に記載の細胞培養フラスコ。
12.上記少なくとも1つの側壁部材の上記係合部分は複数の円錐状部材を備える、節9~11のいずれか1つに記載の細胞培養フラスコ。
13.上記少なくとも1つの側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向された壁部分と、上記壁部分を横断するように配向された連結部分とを画定し、上記フィルムは上記少なくとも1つの側壁部材の上記連結部分に連結される、節9~12のいずれか1つに記載の細胞培養フラスコ。
14.上記連結部分は上記係合部分の底面まで延在し、上記波型の形状を備える、節13に記載の細胞培養フラスコ。
15.上記少なくとも1つの側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向された壁部分を画定し、上記係合部分は、上記壁部分から外向きに延在する複数のクレストを備え、上記複数のクレストはそれぞれ、上記複数のウェルのうちの、上記複数のクレストに隣接するウェルの中心を超えて、外向きに延在する、節9~14のいずれか1つに記載の細胞培養フラスコ。
16.上記フィルムは第1のフィルムであり、上記細胞培養フラスコは更に、上記第1のフィルムから離間した第2のフィルムを備える、節9~15のいずれか1つに記載の細胞培養フラスコ。
17.細胞培養アセンブリの形成方法であって、上記方法は:フィルムを側壁部材の連結部分上に位置決めするステップであって、上記フィルムは、上記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定する、ステップ;上記側壁部材から外向きに延在する複数のクレストの上記クレストを、上記複数のクレストのうちの各上記クレストが、上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの間に位置決めされるように、上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの間で位置合わせするステップ;及び上記フィルムを上記側壁部材の上記連結部分に連結するステップを含む、方法。
18.上記側壁部材は第1の側壁部材であり、上記方法は更に、上記フィルムを、上記第1の側壁部材の反対側に位置決めされた第2の側壁部材の第2の連結部分上に位置決めするステップを含む、節17に記載の方法。
19.上記第2の側壁部材から外向きに延在する第2の複数のクレストのクレストを、上記第2の複数のクレストのうちの各上記クレストが、上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの間に位置決めされるように、上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの間で位置合わせするステップを更に含む、節18に記載の方法。
20.上記フィルムを上記第2の側壁部材の上記第2の連結部分に連結するステップを更に含む、節19に記載の方法。
特段の記載がない限り、本明細書に記載のいずれの方法が、その複数のステップをある特定の順序で実施することを要求するものとして解釈されることも、いずれの装置について特定の配向を要求することも、全く意図していない。従って:方法クレームが、その複数のステップが従うべき順序を実際に記載していない場合;あるいはいずれの装置クレームが、個々の構成部品に対して順序又は配向を実際に記載していない場合;あるいは特許請求の範囲又は明細書において、これらのステップが特定の順序に限定されるべきであること、又は装置の構成部品の特定の順序若しくは配向が必要となることが、具体的に記載されていない場合、順序又は配向が推定されることは、いかなる点でも一切意図されていない。これは:複数のステップの配置、動作フロー、構成部品の順序、又は構成部品の配向に関する論理の問題;文法的構成又は句読点から導出される明白な意味;及び本明細書に記載の実施形態の個数又はタイプを含む、解釈のためのいずれの非明示的根拠にも当てはまる。
本開示の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更を実施できることは、当業者には明らかであろう。本開示の精神及び実体を組み込んだ、これらの実施形態の修正、組み合わせ、部分的組み合わせ、及び変更は、当業者に想起され得るものであるため、本開示は、添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内にある全てを含むものと解釈されるものとする。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
フィルムであって、上記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定する、フィルムにおいて、
上記複数のウェルのうちの各上記ウェルは、上記ウェルの周りに延在する周囲を画定し、
上記複数のウェルは、上記複数のウェルの周りに延在し、かつ上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの上記周囲の間に延在する、外側周囲を画定し、
上記複数のウェルの周りに延在する上記外側周囲は、波型の形状を画定する、フィルム;及び
上記フィルムに連結された側壁部材であって、上記側壁部材の少なくとも一部分は、上記フィルムを横断するように配向され、上記側壁部材は、上記複数のウェルの上記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する係合部分を備える、側壁部材
を備える、細胞培養アセンブリ。
実施形態2
上記複数のウェルはそれぞれスフェロイド形状を画定する、実施形態1に記載の細胞培養アセンブリ。
実施形態3
上記側壁部材の上記係合部分は、上記フィルムと少なくとも5°で交差する平面内に延在する、実施形態1に記載の細胞培養アセンブリ。
実施形態4
上記側壁部材の上記係合部分は複数の円錐状部材を備える、実施形態1に記載の細胞培養アセンブリ。
実施形態5
上記側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向された壁部分と、上記壁部分を横断するように配向された連結部分とを画定し、上記フィルムは上記側壁部材の上記連結部分に連結される、実施形態1に記載の細胞培養アセンブリ。
実施形態6
上記連結部分は上記係合部分の底面を画定し、上記波型の形状を備える、実施形態5に記載の細胞培養アセンブリ。
実施形態7
上記側壁部材は第1の側壁部材であり、上記細胞培養アセンブリは更に、上記第1の側壁部材の反対側に位置決めされた第2の側壁部材を備え、上記第2の側壁部材は、上記複数のウェルの上記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する第2の係合部分を備える、実施形態1に記載の細胞培養アセンブリ。
実施形態8
上記側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向された壁部分を画定し、上記係合部分は、上記壁部分から外向きに延在する複数のクレストを備え、上記複数のクレストはそれぞれ、上記複数のウェルのうちの、上記複数のクレストに隣接するウェルの中心を超えて、外向きに延在する、実施形態1に記載の細胞培養アセンブリ。
実施形態9
内部空間を画定する複数の側壁部材であって、上記内部空間は上記複数の側壁部材によって少なくとも部分的に取り囲まれる、複数の側壁部材と;
フィルムであって、上記内部空間内に位置決めされて、上記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定する、フィルムにおいて、
上記複数のウェルのうちの各上記ウェルは、上記ウェルの周りに延在する周囲を画定し、
上記複数のウェルは、上記複数のウェルの周りに延在し、かつ上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの上記周囲の間に延在する、外側周囲を画定し、
上記複数のウェルの周りに延在する上記外側周囲は、波型の形状を画定し、
上記フィルムは、上記複数の側壁部材のうちの少なくとも1つの上記側壁部材に連結され、上記少なくとも1つの側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向され、上記少なくとも1つの側壁部材は、上記複数のウェルの上記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する係合部分を備える、フィルムと
を備える、細胞培養フラスコ。
実施形態10
上記複数のウェルはそれぞれスフェロイド形状を画定する、実施形態9に記載の細胞培養フラスコ。
実施形態11
上記少なくとも1つの側壁部材の上記係合部分は、上記フィルムと少なくとも5°で交差する平面内に延在する、実施形態9に記載の細胞培養フラスコ。
実施形態12
上記少なくとも1つの側壁部材の上記係合部分は複数の円錐状部材を備える、実施形態9に記載の細胞培養フラスコ。
実施形態13
上記少なくとも1つの側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向された壁部分と、上記壁部分を横断するように配向された連結部分とを画定し、上記フィルムは上記少なくとも1つの側壁部材の上記連結部分に連結される、実施形態9に記載の細胞培養フラスコ。
実施形態14
上記連結部分は上記係合部分の底面まで延在し、上記波型の形状を備える、実施形態13に記載の細胞培養フラスコ。
実施形態15
上記少なくとも1つの側壁部材は、上記フィルムを横断するように配向された壁部分を画定し、上記係合部分は、上記壁部分から外向きに延在する複数のクレストを備え、上記複数のクレストはそれぞれ、上記複数のウェルのうちの、上記複数のクレストに隣接するウェルの中心を超えて、外向きに延在する、実施形態9に記載の細胞培養フラスコ。
実施形態16
上記フィルムは第1のフィルムであり、上記細胞培養フラスコは更に、上記第1のフィルムから離間した第2のフィルムを備える、実施形態9に記載の細胞培養フラスコ。
実施形態17
細胞培養アセンブリの形成方法であって、上記方法は:
フィルムを側壁部材の連結部分上に位置決めするステップであって、上記フィルムは、上記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定する、ステップ;
上記側壁部材から外向きに延在する複数のクレストの上記クレストを、上記複数のクレストのうちの各上記クレストが、上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの間に位置決めされるように、上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの間で位置合わせするステップ;及び
上記フィルムを上記側壁部材の上記連結部分に連結するステップ
を含む、方法。
実施形態18
上記側壁部材は第1の側壁部材であり、上記方法は更に、上記フィルムを、上記第1の側壁部材の反対側に位置決めされた第2の側壁部材の第2の連結部分上に位置決めするステップを含む、実施形態17に記載の方法。
実施形態19
上記第2の側壁部材から外向きに延在する第2の複数のクレストのクレストを、上記第2の複数のクレストのうちの各上記クレストが、上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの間に位置決めされるように、上記複数のウェルのうちの隣接する上記ウェルの間で位置合わせするステップを更に含む、実施形態18に記載の方法。
実施形態20
上記フィルムを上記第2の側壁部材の上記第2の連結部分に連結するステップを更に含む、実施形態19に記載の方法。
10 細胞培養フラスコ
12 内部空間
14 キャップ
100 細胞培養アセンブリ
108 隣接するウェル114の中心
110 フィルム
112 複数のウェル
114 ウェル
116 周囲
118 外側周囲
120 第1の側壁部材
120’ 第2の側壁部材
120’’ 端部側壁部材
121 上壁
122 係合部分
122’ 第2の係合部分
123 下壁
124 壁部分
124’ 第2の壁部分
126 連結部分
126’ 第2の連結部分
127 頂部壁
128 円錐状部材
128’ 第2の円錐状部材
130 複数のクレスト
130’ 第2の複数のクレスト
140 ウェル114の行
142 ウェル114の列

Claims (15)

  1. フィルムであって、前記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定する、フィルムにおいて、
    前記複数のウェルのうちの各前記ウェルは、前記ウェルの周りに延在する周囲を画定し、
    前記複数のウェルは、前記複数のウェルの周りに延在し、かつ前記複数のウェルのうちの隣接する前記ウェルの前記周囲の間に延在する、外側周囲を画定し、
    前記複数のウェルの周りに延在する前記外側周囲は、波型の形状を画定する、フィルム;及び
    前記フィルムに連結された側壁部材であって、前記側壁部材の少なくとも一部分は、前記フィルムを横断するように配向され、前記側壁部材は、前記複数のウェルの前記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する係合部分を備える、側壁部材
    を備える、細胞培養アセンブリ。
  2. 前記複数のウェルはそれぞれスフェロイド形状を画定する、請求項1に記載の細胞培養アセンブリ。
  3. 前記側壁部材の前記係合部分は、前記フィルムと少なくとも5°で交差する平面内に延在するか;
    前記側壁部材の前記係合部分は複数の円錐状部材を備えるか;又は
    これらの組み合わせである、請求項1に記載の細胞培養アセンブリ。
  4. 前記側壁部材は、前記フィルムを横断するように配向された壁部分と、前記壁部分を横断するように配向された連結部分とを画定し、前記フィルムは前記側壁部材の前記連結部分に連結されるか;
    前記連結部分は前記係合部分の底面を画定し、前記波型の形状を備えるか;又は
    これらの組み合わせである、請求項1に記載の細胞培養アセンブリ。
  5. 前記側壁部材は第1の側壁部材であり、前記細胞培養アセンブリは更に、前記第1の側壁部材の反対側に位置決めされた第2の側壁部材を備え、前記第2の側壁部材は、前記複数のウェルの前記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する第2の係合部分を備える、請求項1に記載の細胞培養アセンブリ。
  6. 前記側壁部材は、前記フィルムを横断するように配向された壁部分を画定し、前記係合部分は、前記壁部分から外向きに延在する複数のクレストを備え、前記複数のクレストはそれぞれ、前記複数のウェルのうちの、前記複数のクレストに隣接するウェルの中心を超えて、外向きに延在する、請求項1に記載の細胞培養アセンブリ。
  7. 内部空間を画定する複数の側壁部材であって、前記内部空間は前記複数の側壁部材によって少なくとも部分的に取り囲まれる、複数の側壁部材と;
    フィルムであって、前記内部空間内に位置決めされて、前記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定する、フィルムにおいて、
    前記複数のウェルのうちの各前記ウェルは、前記ウェルの周りに延在する周囲を画定し、
    前記複数のウェルは、前記複数のウェルの周りに延在し、かつ前記複数のウェルのうちの隣接する前記ウェルの前記周囲の間に延在する、外側周囲を画定し、
    前記複数のウェルの周りに延在する前記外側周囲は、波型の形状を画定し、
    前記フィルムは、前記複数の側壁部材のうちの少なくとも1つの前記側壁部材に連結され、前記少なくとも1つの側壁部材は、前記フィルムを横断するように配向され、前記少なくとも1つの側壁部材は、前記複数のウェルの前記外側周囲と相補的な波型の形状を画定する係合部分を備える、フィルムと
    を備える、細胞培養フラスコ。
  8. 前記複数のウェルはそれぞれスフェロイド形状を画定する、請求項7に記載の細胞培養フラスコ。
  9. 前記少なくとも1つの側壁部材の前記係合部分は、前記フィルムと少なくとも5°で交差する平面内に延在するか;
    前記少なくとも1つの側壁部材の前記係合部分は複数の円錐状部材を備えるか;又は
    これらの組み合わせである、請求項7に記載の細胞培養フラスコ。
  10. 前記少なくとも1つの側壁部材は、前記フィルムを横断するように配向された壁部分と、前記壁部分を横断するように配向された連結部分とを画定し、前記フィルムは前記少なくとも1つの側壁部材の前記連結部分に連結されるか;
    前記連結部分は前記係合部分の底面まで延在し、前記波型の形状を備えるか;又は
    これらの組み合わせである、請求項7に記載の細胞培養フラスコ。
  11. 前記少なくとも1つの側壁部材は、前記フィルムを横断するように配向された壁部分を画定し、前記係合部分は、前記壁部分から外向きに延在する複数のクレストを備え、前記複数のクレストはそれぞれ、前記複数のウェルのうちの、前記複数のクレストに隣接するウェルの中心を超えて、外向きに延在する、請求項7に記載の細胞培養フラスコ。
  12. 前記フィルムは第1のフィルムであり、前記細胞培養フラスコは更に、前記第1のフィルムから離間した第2のフィルムを備える、請求項7に記載の細胞培養フラスコ。
  13. 細胞培養アセンブリの形成方法であって、前記方法は:
    フィルムを側壁部材の連結部分上に位置決めするステップであって、前記フィルムは、前記フィルム内へと延伸する複数のウェルを画定する、ステップ;
    前記側壁部材から外向きに延在する複数のクレストの前記クレストを、前記複数のクレストのうちの各前記クレストが、前記複数のウェルのうちの隣接する前記ウェルの間に位置決めされるように、前記複数のウェルのうちの隣接する前記ウェルの間で位置合わせするステップ;及び
    前記フィルムを前記側壁部材の前記連結部分に連結するステップ
    を含む、方法。
  14. 前記側壁部材は第1の側壁部材であり、前記方法は更に、前記フィルムを、前記第1の側壁部材の反対側に位置決めされた第2の側壁部材の第2の連結部分上に位置決めするステップを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第2の側壁部材から外向きに延在する第2の複数のクレストのクレストを、前記第2の複数のクレストのうちの各前記クレストが、前記複数のウェルのうちの隣接する前記ウェルの間に位置決めされるように、前記複数のウェルのうちの隣接する前記ウェルの間で位置合わせするステップ;
    前記フィルムを前記第2の側壁部材の前記第2の連結部分に連結するステップ;又は
    これらの組み合わせ
    を更に含む、請求項14に記載の方法。
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