JP2022544447A - 非認識応答モード(um)データ無線ベアラ(drb)のためのロスレス送信 - Google Patents

非認識応答モード(um)データ無線ベアラ(drb)のためのロスレス送信 Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信のための技法が開示される。方法は、受信機デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティにおいて受信機デバイスの無線リンク制御(RLC)エンティティから、RLC非認識応答モード(UM)データ無線ベアラ(DRB)またはRLC透過モード(TM)DRBを介して送信機デバイスから受信される複数のRLCデータパケットを受信することと、複数のRLCデータパケットに対応する複数のPDCPデータパケットをPDCPエンティティによって生成することと、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を送ることを決定することと、PDCPステータス報告を送信機デバイスのPDCPエンティティへ送ることと、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告の送出に応答して送信機デバイスから受信することとを含む。

Description

本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信などに関する。
ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)、第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービス(暫定2.5Gネットワークを含む)、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービス、および第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)、WiMax)を含む、様々な世代を通じて発展している。現在、セルラーおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用中の多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログアドバンストモバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、TDMAのモバイルアクセス用グローバルシステム(GSM)変形形態などに基づくデジタルセルラーシステムを含む。
第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度、より多数の接続、およびより良好なカバレージを可能にする。5G規格(ニューラジオ(NR:New Radio)とも呼ばれる)は、次世代モバイルネットワークアライアンスによれば、毎秒数十メガビットのデータレートを数万人のユーザの各々に提供するように設計され、数十人が働くオフィスフロアごとに毎秒1ギガビットを提供する。大規模なワイヤレスセンサー展開をサポートするために、数十万もの同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく高めるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率を高め、レイテンシを大幅に低減させるべきである。
以下は、本明細書で開示する1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図される態様に関係する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図される態様に関係する主要もしくは重要な要素を識別するか、または任意の特定の態様に関連する範囲を定めるものと見なされるべきでもない。したがって、以下の概要は、以下で提示する詳細な説明に先立って、本明細書で開示するメカニズムに関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を、簡略化された形態で提示するということを唯一の目的とする。
一態様では、受信機デバイスによって実行されるワイヤレス通信のための方法は、受信機デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティにおいて受信機デバイスの無線リンク制御(RLC)エンティティから複数のRLCデータパケットを受信することであって、複数のRLCデータパケットが、RLC非認識応答モード(UM:unacknowledged mode)データ無線ベアラ(DRB:data radio bearer)またはRLC透過モード(TM:transparent mode)DRBを介して送信機デバイスから受信されることと、複数のRLCデータパケットに対応する複数のPDCPデータパケットをPDCPエンティティによって生成することと、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を送ることを決定することと、PDCPステータス報告を送信機デバイスのPDCPエンティティへ送ることと、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告の送出に応答して送信機デバイスから受信することとを含む。
一態様では、送信機デバイスによって実行されるワイヤレス通信のための方法は、送信機デバイスのPDCPエンティティから受信された複数のPDCPデータパケットに対応する複数のRLCデータパケットを送信機デバイスのRLCエンティティによって生成することと、RLC UM DRBまたはRLC TM DRBを介して複数のRLCデータパケットを受信機デバイスへ送信することと、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を受信機デバイスから受信することと、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告に基づいて受信機デバイスへ送信することとを含む。
一態様では、ワイヤレス通信のための装置は、受信機デバイスの少なくとも1つのプロセッサを含み、少なくとも1つのプロセッサは、受信機デバイスのPDCPエンティティにおいて受信機デバイスのRLCエンティティから複数のRLCデータパケットを受信することであって、複数のRLCデータパケットが、RLC UM DRBまたはRLC TM DRBを介して送信機デバイスから受信されることと、複数のRLCデータパケットに対応する複数のPDCPデータパケットをPDCPエンティティによって生成することと、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を送ることを決定することと、PDCPステータス報告を送信機デバイスのPDCPエンティティへ送ることと、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告の送出に応答して送信機デバイスから受信することとを行うように構成される。
一態様では、ワイヤレス通信のための装置は、送信機デバイスの少なくとも1つのプロセッサを含み、少なくとも1つのプロセッサは、送信機デバイスのPDCPエンティティから受信された複数のPDCPデータパケットに対応する複数のRLCデータパケットを送信機デバイスのRLCエンティティによって生成することと、送信機デバイスの送信機に、RLC UM DRBまたはRLC TM DRBを介して複数のRLCデータパケットを受信機デバイスへ送信させることと、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を受信機デバイスから受信することと、送信機に、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告に基づいて受信機デバイスへ送信させることとを行うように構成される。
一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行可能命令を含み、コンピュータ実行可能命令は、受信機デバイスのPDCPエンティティにおいて受信機デバイスのRLCエンティティから複数のRLCデータパケットを受信するように、受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令であって、複数のRLCデータパケットが、RLC UM DRBまたはRLC TM DRBを介して送信機デバイスから受信される、命令と、複数のRLCデータパケットに対応する複数のPDCPデータパケットをPDCPエンティティによって生成するように、受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を送ることを決定するように、受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、PDCPステータス報告を送信機デバイスのPDCPエンティティへ送るように、受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告の送出に応答して送信機デバイスから受信するように、受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令とを備える。
一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行可能命令を含み、コンピュータ実行可能命令は、送信機デバイスのPDCPエンティティから受信された複数のPDCPデータパケットに対応する複数のRLCデータパケットを送信機デバイスのRLCエンティティによって生成するように、送信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、RLC UM DRBまたはRLC TM DRBを介して複数のRLCデータパケットを受信機デバイスへ送信するように、送信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を受信機デバイスから受信するように、送信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告に基づいて受信機デバイスへ送信するように、送信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令とを備える。
一態様では、ワイヤレス通信のための装置は、受信機デバイスの処理のための手段を含み、手段は、受信機デバイスのPDCPエンティティにおいて受信機デバイスのRLCエンティティから複数のRLCデータパケットを受信することであって、複数のRLCデータパケットが、RLC UM DRBまたはRLC TM DRBを介して送信機デバイスから受信されることと、複数のRLCデータパケットに対応する複数のPDCPデータパケットをPDCPエンティティによって生成することと、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を送ることを決定することと、PDCPステータス報告を送信機デバイスのPDCPエンティティへ送ることと、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告の送出に応答して送信機デバイスから受信することとを行うように構成される。
一態様では、ワイヤレス通信のための装置は、送信機デバイスの処理のための手段を含み、手段は、送信機デバイスのPDCPエンティティから受信された複数のPDCPデータパケットに対応する複数のRLCデータパケットを送信機デバイスのRLCエンティティによって生成することと、送信機デバイスの送信機に、RLC UM DRBまたはRLC TM DRBを介して複数のRLCデータパケットを受信機デバイスへ送信させることと、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を受信機デバイスから受信することと、送信機に、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告に基づいて受信機デバイスへ送信させることとを行うように構成される。
本明細書で開示する態様に関連する他の目的および利点は、添付図面および詳細な説明に基づいて、当業者に明らかとなろう。
添付図面は、本開示の様々な態様の説明を助けるために提示され、態様の例示のためにのみ提供されており、態様を限定するためのものではない。
様々な態様による例示的なワイヤレス通信システムを示す図である。 様々な態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 様々な態様による例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図である。 通信ノードにおいて採用され得るとともに、本明細書で教示するような通信をサポートするように構成され得る、構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略化されたブロック図である。 本開示の態様によるユーザプレーンプロトコルスタックを示す図である。 本開示の態様による制御プレーンプロトコルスタックを示す図である。 本開示の態様によるレイヤ2データフローの一例を示す図である。 本開示の態様によるPDCPレイヤの機能図である。 本開示の態様による、PDCPデータ再送信のための例示的なフローを示す図である。 本開示の態様による、PDCPデータPDUの中にポーリングビットを挿入すべきかどうかを決定するための例示的な方法を示す図である。 本開示の態様による、ヘッダの中にポーリングビットを含む例示的なPDCPデータPDUを示す図である。 本開示の態様による、ヘッダの中にポーリングビットを含む例示的なPDCPデータPDUを示す図である。 本開示の態様による、一連のPDCP SDUから構成されるデータフローを示す図である。 本開示の態様による、1つのPDCPステータス報告を搬送する例示的なPDCP制御PDUを示す図である。 本開示の態様による例示的なMBBハンドオーバメッセージフローを示す図である。 本明細書で説明する様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法を示す図である。 本明細書で説明する様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法を示す図である。
本開示の態様は、例示の目的で提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲を逸脱することなく、代替の態様が考案され得る。追加として、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素は詳細に説明されないか、または省略される。
「例示的」および/または「例」という語は、本明細書では、「例、事例、または例示として使用されること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいかまたは有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明する特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。
以下で説明する情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを、当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべきアクションのシーケンスに関して説明される。本明細書で説明する様々なアクションが、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、プログラム命令が1つもしくは複数のプロセッサによって実行されることによって、またはその両方の組合せによって実行され得ることが認識されよう。追加として、本明細書で説明するアクションのシーケンスは、実行時に、本明細書で説明する機能性を、デバイスの関連するプロセッサに実行させることになるか、または実行するようにそうしたプロセッサに命令することになる、コンピュータ命令の対応するセットを記憶した、任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現されるものと見なすことができる。したがって、本開示の様々な態様は、特許請求する主題の範囲内にそのすべてが入ることが企図されている、いくつかの異なる形態で具現され得る。加えて、本明細書で説明する態様の各々に対して、任意のそのような態様の対応する形態が、たとえば、説明するアクションを実行する「ように構成された論理」として本明細書で説明されることがある。
本明細書で使用するように、「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、任意の特定の無線アクセス技術(RAT)に特有であること、またはさもなければそうしたRATに限定されることは、意図されない。一般に、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するユーザによって使用される、任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、トラッキングデバイス、ウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマートグラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車、ドローンなど)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であってよい。UEはモバイルであってよく、または(たとえば、いくつかの時間において)静止していてよく、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。「UE」という用語は、互換的に、「アクセス端末」(AT)、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」(UT)、「モバイル端末」、「移動局」、およびそれらの変形として呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通じて、UEはインターネットなどの外部ネットワークに、かつ他のUEに、接続され得る。当然、有線アクセスネットワーク、(たとえば、IEEE802.11などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介するなどの、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他のメカニズムもUEにとって可能である。
基地局は、基地局がその中に展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つまたは複数に従って動作してよく、代替として、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード/ネットワークエンティティ、ノードB、発展型ノードB(eNB)、ニューラジオ(NR)ノードB、gノードB(gNB)などと呼ばれることがある。加えて、いくつかのシステムでは、基地局は純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、基地局は、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通じて信号を基地局へ送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネルと呼ばれる(逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなどとも呼ばれる)。基地局がそれを通じて信号をUEへ送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネルと呼ばれる(ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなどとも呼ばれる)。本明細書で使用するように、トラフィックチャネル(TCH)という用語は、UL/逆方向トラフィックチャネルまたはDL/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
様々な態様によれば、図1は、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)ワイヤレス通信システム100は、様々な基地局102および様々なUE104を含んでよい。基地局102は、マクロセル基地局(大電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(小電力セルラー基地局)を含んでよい。一態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに相当するeNB、もしくはワイヤレス通信システム100が5Gネットワークに相当するgNB、またはその両方の組合せを含んでよく、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含んでよい。
基地局102は、RANを集合的に形成し得、バックホールリンク122を通じてコアネットワーク170(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または次世代コア(NGC))と、かつコアネットワーク170を通じて1つまたは複数のアプリケーションサーバ172に、インターフェースし得る。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送すること、無線チャネル暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS:non-access stratum)メッセージのための配信、NASノード選択、同期、RAN共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器トレース、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信のうちの1つまたは複数に関係する機能を実行し得る。基地局102は、有線またはワイヤレスであってよいバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/NGCを通じて)互いに通信し得る。
基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。一態様では、1つまたは複数のセルが、各カバレージエリア110の中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」とは、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、何らかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理通信エンティティであり、同じかまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連付けられ得る。場合によっては、異なるセルが、異なるタイプのUEのためのアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または他のもの)に従って構成されてよい。場合によっては、「セル」という用語はまた、地理的カバレージエリア110の何らかの部分内での通信のためにキャリア周波数が検出および使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)を指すことがある。
マクロセル基地局102に隣接しながら、地理的カバレージエリア110は(たとえば、ハンドオーバ領域の中で)部分的に重複することがあり、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、もっと大きい地理的カバレージエリア110によって大幅に重複されることがある。たとえば、スモールセル基地局102'は、1つまたは複数のマクロセル基地局102のカバレージエリア110と大幅に重複するカバレージエリア110'を有することがある。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークと呼ばれることがある。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)と呼ばれる制限されたグループにサービスを提供し得るホームeNB(HeNB)を含んでよい。
基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102へのUL(逆方向リンクとも呼ばれる)送信、および/または基地局102からUE104へのダウンリンク(DL)(順方向リンクとも呼ばれる)送信を含んでよい。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通じてよい。キャリアの割振りは、DLおよびULに関して非対称であってよい(たとえば、UL用よりも多数または少数のキャリアがDL用に割り振られてよい)。
ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)の中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含んでよい。無認可周波数スペクトルの中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行し得る。
スモールセル基地局102'は、認可周波数スペクトルおよび/または無認可周波数スペクトルの中で動作し得る。無認可周波数スペクトルの中で動作するとき、スモールセル基地局102'は、LTEまたは5G技術を採用してよく、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用してよい。無認可周波数スペクトルの中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102'は、アクセスネットワークへのカバレージを拡大し得、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増大させ得る。無認可スペクトルの中でのLTEは、LTE無認可(LTE-U:LTE-unlicensed)、認可支援アクセス(LAA:licensed assisted access)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信しておりミリ波(mmW)周波数および/または準mmW周波数の中で動作し得るmmW基地局180をさらに含んでよい。極高周波(EHF)は、電磁スペクトルの中のRFの部分である。EHFは、範囲が30GHz~300GHzであり、1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長を有する。この帯域の中の電波は、ミリ波と呼ばれることがある。準mmWは、波長が100ミリメートルである3GHzの周波数まで下に広がってよい。超高周波(SHF)帯域は、3GHzと30GHzとの間に広がり、センチメートル波とも呼ばれる。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、経路損失が大きく距離が比較的短い。mmW基地局180およびUE182は、極めて大きい経路損失および短い距離を補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102もmmWまたは準mmWおよびビームフォーミングを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の例示が例にすぎず、本明細書で開示する様々な態様を限定すると解釈されるべきでないことが諒解されよう。
5Gでは、ワイヤレスノード(たとえば、基地局102/180、UE104/182)が動作する周波数スペクトルは、複数のスペクトル範囲、すなわち、FR1(450MHzから6000MHzまで)、FR2(24250MHzから52600MHzまで)、FR3(52600MHzよりも上)、およびFR4(FR1とFR2との間)に分割される。5Gなどのマルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションでは、アンカーキャリアとは、UE104/182およびセルによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアであり、UE104/182は、初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実行するか、またはRRC接続再確立プロシージャを開始するかのいずれかである。1次キャリアは、すべての共通制御チャネルおよびUE固有制御チャネルを搬送する。2次キャリアとは、UE104とアンカーキャリアとの間でRRC接続が確立されると構成されてよく、かつ追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が通常はUE固有であるので、2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号しか含まなくてよく、たとえば、UE固有であるシグナリング情報および信号は2次キャリアの中に存在しなくてよい。このことは、セルの中の異なるUE104/182が異なるダウンリンク1次キャリアを有してよいことを意味する。アップリンク1次キャリアについて同じことが当てはまる。ネットワークは、任意のUE104/182の1次キャリアをいつでも変更することができる。このことは、たとえば、異なるキャリア上での負荷のバランスをとるために行われる。(PCellまたはSCellにかかわらず)「サービングセル」が、何らかの基地局がそれを介して通信中であるキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
たとえば、引き続き図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つがアンカーキャリア(すなわち「PCell」)であってよく、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数が2次キャリア(「SCell」)であってよい。複数のキャリアの同時送信および/または同時受信は、UE104/182がそのデータ送信および/または受信レートを著しく高めることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおけるアグリゲートされた2つの20MHzキャリアは、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して理論的にデータレートの2倍の増大(すなわち、40MHz)に至ることになる。
ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数のデバイス間(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含んでよい。図1の例では、UE190は、基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192(たとえば、それを通じてUE190はセルラー接続性を間接的に取得し得る)、およびWLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194(それを通じてUE190はWLANベースのインターネット接続性を間接的に取得し得る)を有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTEダイレクト(LTE-D)、WiFiダイレクト(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)などの、よく知られている任意のD2D RATを用いてサポートされ得る。
ワイヤレス通信システム100は、通信リンク120を介してマクロセル基地局102と、かつ/またはmmW通信リンク184を介してmmW基地局180と通信し得る、UE164をさらに含んでよい。たとえば、マクロセル基地局102は、UE164のためにPCellおよび1つまたは複数のSCellをサポートし得、mmW基地局180は、UE164のために1つまたは複数のSCellをサポートし得る。一態様では、UE164は、本明細書で説明するUE動作をUE164が実行することを可能にし得るPDCP復元マネージャ166を含んでよい。PDCP復元マネージャを有するものとして図1の中の1つのUEしか図示されないが、図1の中のUEのいずれも本明細書で説明するUE動作を実行するように構成され得ることに留意されたい。
様々な態様により、図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、(「5GC」とも呼ばれる)NGC210は、協働的に動作してコアネットワークを形成する、制御プレーン機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)およびユーザプレーン機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)として機能的にみることができる。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213および制御プレーンインターフェース(NG-C)215は、gNB222をNGC210に、詳細には制御プレーン機能214およびユーザプレーン機能212に接続する。追加の構成では、eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215およびユーザプレーン機能212へのNG-U213を介して、NGC210に接続されてよい。さらに、eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、ニューRAN(New RAN)220は、1つまたは複数のgNB222しか有しないことがあるが、他の構成は、eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはeNB224のいずれかは、UE204(たとえば、図1に示すUEのうちのいずれか)と通信し得る。別の随意の態様は、UE204のためのロケーション支援を提供するためにNGC210と通信していることがあるロケーションサーバ230を含んでよい。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって広がる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装することができ、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。ロケーションサーバ230は、コアネットワークNGC210を介して、かつ/またはインターネット(図示せず)を介して、ロケーションサーバ230に接続できるUE204のための、1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素の中に統合されてよく、または代替として、コアネットワークの外部にあってもよい。
様々な態様により、図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。たとえば、(「5GC」とも呼ばれる)NGC260は、協働的に動作してコアネットワーク(すなわち、NGC260)を形成する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)/ユーザプレーン機能(UPF)264によって提供される制御プレーン機能ならびにセッション管理機能(SMF)262によって提供されるユーザプレーン機能として機能的にみることができる。ユーザプレーンインターフェース263および制御プレーンインターフェース265は、eNB224をNGC260に、詳細には、それぞれ、SMF262およびAMF/UPF264に接続する。追加の構成では、gNB222も、AMF/UPF264への制御プレーンインターフェース265およびSMF262へのユーザプレーンインターフェース263を介して、NGC260に接続されてよい。さらに、eNB224は、NGC260へのgNB直接接続性を伴うかまたは伴わずに、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、ニューRAN220は、1つまたは複数のgNB222しか有しないことがあるが、他の構成は、eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはeNB224のいずれかは、UE204(たとえば、図1に示すUEのうちのいずれか)と通信し得る。ニューRAN220の基地局は、N2インターフェースを介してAMF/UPF264のAMF側と、かつN3インターフェースを介してAMF/UPF264のUPF側と通信する。
AMFの機能は、登録管理、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、合法的傍受、UE204とSMF262との間でのセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポート、SMメッセージをルーティングするための透過型プロキシサービス、アクセス認証およびアクセス許可、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間でのショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポート、ならびにセキュリティアンカー機能性(SEAF)を含む。AMFはまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と相互作用し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間鍵を受信する。UMTS(ユニバーサルモバイル電気通信システム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合には、AMFはAUSFからセキュリティマテリアルを取り出す。AMFの機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、アクセスネットワーク固有鍵を導出するためにSCMが使用する鍵をSEAFから受信する。AMFの機能性はまた、規制上のサービスのためのロケーションサービス管理、UE204とロケーション管理機能(LMF)270との間およびニューRAN220とLMF270との間でのロケーションサービスメッセージのためのトランスポート、発展型パケットシステム(EPS)と相互作用するためのEPSベアラ識別子割振り、ならびにUE204モビリティイベント通知を含む。加えて、AMFはまた、非3GPPアクセスネットワークのための機能性をサポートする。
UPFの機能は、(適用可能なとき)RAT内/RAT間モビリティのためのアンカーポイントとして働くこと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータ単位(PDU)セッションポイントとして働くこと、パケットのルーティングおよび転送を行うこと、パケット検査、ユーザプレーンポリシー規則強制(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)、合法的傍受(ユーザプレーン収集)、トラフィック使用報告、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)処理(たとえば、UL/DLレート強制、DLにおける反射型QoSマーキング)、ULトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)からQoSフローへのマッピング)、ULおよびDLにおけるトランスポートレベルのパケットマーキング、DLパケットバッファリングおよびDLデータ通知トリガリング、ならびに1つまたは複数の「エンドマーカー」をソースRANノードへ送ることおよび転送することを含む。
SMF262の機能は、セッション管理、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理、ユーザプレーン機能の選択および制御、適切な宛先にトラフィックをルーティングするための、UPFにおけるトラフィックステアリングの構成、ポリシー強制およびQoSの部分の制御、ならびにダウンリンクデータ通知を含む。SMF262がそれを介してAMF/UPF264のAMF側と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
別の随意の態様は、UE204のためのロケーション支援を提供するためにNGC260と通信していることがあるLMF270を含んでよい。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって広がる異なるソフトウェアモジュールなど)として実装することができ、または代替として、各々が単一のサーバに対応してもよい。LMF270は、コアネットワークNGC260を介して、かつ/またはインターネット(図示せず)を介して、LMF270に接続できるUE204のための、1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。
図3は、本明細書で教示するようなファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明するUEのうちのいずれかに相当し得る)UE302、(本明細書で説明する基地局のうちのいずれかに相当し得る)基地局304、および(たとえば、図2Bを参照しながら、本明細書で説明するネットワーク機能のうちのいずれかに相当し得るか、またはそれを具現し得る)ネットワークエンティティ306の中に組み込まれてよい、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素が、異なる実装形態で(たとえば、ASICで、システムオンチップ(SoC)で、など)異なるタイプの装置の中に実装され得ることが、諒解されよう。図示した構成要素はまた、通信システムの中の他の装置の中に組み込まれてよい。たとえば、システムの中の他の装置が、類似の機能性を提供するために、説明した構成要素と類似の構成要素を含んでよい。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作することおよび/または異なる技術を介して通信することを可能にする複数のトランシーバ構成要素を含んでよい。
UE302および基地局304は各々、少なくとも1つの指定されたRATを介して他のノードと通信するための(通信デバイス308および314(かつ装置304がリレーである場合は通信デバイス320)によって表される)少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスを含む。たとえば、通信デバイス308および314は、図1の中の通信リンク120に相当し得るワイヤレス通信リンク360を介して互いに通信し得る。各通信デバイス308は、信号(たとえば、メッセージ、表示、情報など)を送信および符号化するための(送信機310によって表される)少なくとも1つの送信機、ならびに信号(たとえば、メッセージ、表示、情報、パイロットなど)を受信および復号するための(受信機312によって表される)少なくとも1つの受信機を含む。同様に、各通信デバイス314は、信号(たとえば、メッセージ、表示、情報、パイロットなど)を送信するための(送信機316によって表される)少なくとも1つの送信機、および信号(たとえば、メッセージ、表示、情報など)を受信するための(受信機318によって表される)少なくとも1つの受信機を含む。基地局304が中継局である場合、各通信デバイス320は、信号(たとえば、メッセージ、表示、情報、パイロットなど)を送信するための(送信機322によって表される)少なくとも1つの送信機、および信号(たとえば、メッセージ、表示、情報など)を受信するための(受信機324によって表される)少なくとも1つの受信機を含んでよい。
送信機および受信機は、いくつかの実装形態では、(たとえば、一般に「トランシーバ」と呼ばれる、単一の通信デバイスの送信機回路および受信機回路として具現される)集積デバイスを備えてよく、いくつかの実装形態では、別個の送信機デバイスおよび別個の受信機デバイスを備えてよく、または他の実装形態では、他の方法で具現されてもよい。基地局304のワイヤレス通信デバイス(たとえば、複数のワイヤレス通信デバイスのうちの1つ)はまた、様々な測定を実行するためのネットワークリッスンモジュール(NLM:network listen module)などを備えてよい。
ネットワークエンティティ306(かつそれが中継局でない場合は基地局304)は、他のノードと通信するための(通信デバイス326および随意に320によって表される)少なくとも1つの通信デバイスを含む。たとえば、通信デバイス326は、ワイヤベースまたはワイヤレスの(図1の中のバックホールリンク122に相当し得る)バックホール370を介して1つまたは複数のネットワークエンティティと通信するように構成されているネットワークインターフェースを備えてよい。いくつかの態様では、通信デバイス326は、ワイヤベースまたはワイヤレスの信号通信をサポートするように構成されたトランシーバとして実装され得る。この通信は、たとえば、メッセージ、パラメータ、または他のタイプの情報を送ることおよび受信することを伴い得る。したがって、図3の例では、通信デバイス326は、送信機328および受信機330を備えるものとして示される。同様に、基地局304が中継局でない場合、通信デバイス320は、ワイヤベースまたはワイヤレスのバックホール370を介して1つまたは複数のネットワークエンティティ306と通信するように構成されているネットワークインターフェースを備えてよい。通信デバイス326と同様に、通信デバイス320は、送信機322および受信機324を備えるものとして示される。
装置302、304、および306はまた、本明細書で開示するようなファイル送信動作とともに使用され得る他の構成要素を含む。UE302は、たとえば、本明細書で説明するようなUE動作に関係する、機能性を提供するための、かつ他の処理機能性を提供するための、処理システム332を含む。基地局304は、たとえば、本明細書で説明する基地局動作に関係する、機能性を提供するための、かつ他の処理機能性を提供するための、処理システム334を含む。ネットワークエンティティ306は、たとえば、本明細書で説明するネットワーク機能動作に関係する、機能性を提供するための、かつ他の処理機能性を提供するための、処理システム336を含む。装置302、304、および306は、それぞれ、情報(たとえば、予約済みのリソース、しきい値、パラメータなどを示す情報)を維持するための(たとえば、各々がメモリデバイスを含む)メモリ構成要素338、340、および342を含む。加えて、UE302は、表示(たとえば、可聴式表示および/または視覚的表示)をユーザに提供するための、かつ/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどのような感知デバイスのユーザ作動時に)ユーザ入力を受け取るための、ユーザインターフェース350を含む。図示しないが、装置304および306もユーザインターフェースを含んでよい。
より詳細に処理システム334を参照すると、ダウンリンクでは、ネットワークエンティティ306からのIPパケットが処理システム334に提供され得る。処理システム334は、無線リソース制御(RRC)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、および媒体アクセス制御(MAC)レイヤのための機能性を実施し得る。処理システム334は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、RAT間モビリティ、およびUE測定報告のための測定構成に関連するRRCレイヤ機能性と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバサポート機能に関連するPDCPレイヤ機能性と、上位レイヤパケットデータ単位(PDU)の転送、ARQを通じた誤り訂正、RLCサービスデータ単位(SDU)の連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能性と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、スケジューリング情報報告、誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連するMACレイヤ機能性とを提供し得る。
送信機316および受信機318は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能性を実施し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上での誤り検出、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号、インターリービング、レートマッチング、物理チャネル上へのマッピング、物理チャネルの変調/復調、およびMIMOアンテナ処理を含んでよい。送信機316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M相直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。コーディングおよび変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割され得る。各ストリームは、次いで、直交周波数分割多重化(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成し得る。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、かつ空間処理のために、使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信された基準信号および/またはチャネル条件フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナに提供され得る。送信機316は、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
UE302において、受信機312は、そのそれぞれのアンテナを通じて信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を処理システム332に提供する。送信機310および受信機312は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能性を実施する。受信機312は、UE302に向けられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームは、UE302に向けられている場合、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局304によって送信された可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づいてよい。軟判定は、次いで、復号およびデインターリーブされて、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元する。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3機能性およびレイヤ2機能性を実施する処理システム332に提供される。
ULでは、処理システム332は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重化解除、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、および制御信号処理を行って、コアネットワークからのIPパケットを復元する。処理システム332はまた、誤り検出を担当する。
基地局304によるDL送信に関して説明した機能性と同様に、処理システム332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得、RRC接続、および測定報告に関連するRRCレイヤ機能性と、ヘッダ圧縮/解凍およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連するPDCPレイヤ機能性と、上位レイヤPDUの転送、ARQを通じた誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能性と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの多重化解除、スケジューリング情報報告、HARQを通じた誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連するMACレイヤ機能性とを提供する。
基地局304によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択するために、かつ空間処理を容易にするために、送信機310によって使用され得る。送信機310によって生成された空間ストリームは、異なるアンテナに提供され得る。送信機310は、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
UL送信は、UE302における受信機機能に関して説明したものと同様の方法で基地局304において処理される。受信機318は、そのそれぞれのアンテナを通じて信号を受信する。受信機318は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を処理システム334に提供する。
ULでは、処理システム334は、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重化解除、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ解凍、制御信号処理を行って、UE302からのIPパケットを復元する。処理システム334からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。処理システム334はまた、誤り検出を担当する。
一態様では、装置302および304は、それぞれ、PDCP復元マネージャ344および348を含んでよい。PDCP復元マネージャ344および348は、実行されたとき、本明細書で説明する機能性を装置302および304に実行させる、それぞれ、処理システム332および334の一部であるかまたはそれに結合されているハードウェア回路であってよい。代替として、PDCP復元マネージャ344および348は、処理システム332および334によって実行されたとき、本明細書で説明する機能性を装置302および304に実行させる、それぞれ、メモリ構成要素338および340の中に記憶されたメモリモジュールであってよい。
便宜上、装置302、304、および/または306は、本明細書で説明する様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして図3に示される。しかしながら、図示したブロックが、異なる設計において異なる機能性を有し得ることが、諒解されよう。
装置302、304、および306の様々な構成要素は、それぞれ、データバス352、354、および356を介して互いに通信し得る。図3の構成要素は、様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図3の構成要素は、たとえば、1つもしくは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つもしくは複数のASICなどの、1つまたは複数の回路の中に実装され得る。ここで、各回路は、この機能性を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用することおよび/または組み込むことがある。たとえば、ブロック308、332、338、344、および350によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、かつ/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)UE302のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。同様に、ブロック314、320、334、および340によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、かつ/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)基地局304のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。また、ブロック326、336、342、および348によって表される機能性の一部または全部は、(たとえば、適切なコードの実行によって、かつ/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)ネットワークエンティティ306のプロセッサおよびメモリ構成要素によって実施され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、「UEによって」、「基地局によって」、「ネットワークエンティティによって」などで実行されるものとして、本明細書で説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、行為、および/または機能は、実際には処理システム332、334、336、通信デバイス308、314、326、PDCP復元マネージャ344、348などの、UE、基地局、ネットワークエンティティなどの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実行されてよい。
図4Aは、本開示の態様によるユーザプレーンプロトコルスタックを示す。図4Aに示すように、(それぞれ、上記で説明したUEおよび基地局のうちのいずれかに相当し得る)UE404およびgNB402は、最上位レイヤから最下位レイヤまで、サービスデータ適合プロトコル(SDAP)レイヤ410、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ415、無線リンク制御(RLC)レイヤ420、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ425、および物理(PHY)レイヤ430を実装する。図4Aの中の両矢印線によって図示したように、UE404によって実装されるプロトコルスタックの各レイヤは、gNB402の同じレイヤと通信し、逆も同様である。まとめて、SDAPレイヤ410、PDCPレイヤ415、RLCレイヤ420、およびMACレイヤ425は、「レイヤ2」または「L2」と呼ばれる。
図4Bは、本開示の態様による制御プレーンプロトコルスタックを示す。PDCPレイヤ415、RLCレイヤ420、MACレイヤ425、およびPHYレイヤ430に加えて、UE404およびgNB402はRRCレイヤ445も実装する。さらに、UE404およびAMF406がNASレイヤ440を実装する。
RLCレイヤ420は、3つの送信モード、すなわち、透過モード(TM)、非認識応答モード(UM)、および認識応答モード(AM:acknowledged mode)をサポートする。TMモードでは、RLCヘッダがなく、セグメント化/リアセンブリがなく、フィードバックがない(すなわち、肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)がない)。加えて、送信機においてのみバッファリングがある。UMモードでは、RLCヘッダ、送信機と受信機の両方におけるバッファリング、およびセグメント化/リアセンブリがあるが、フィードバックがない(すなわち、データ送信は受信機からのいかなる受信応答(たとえば、ACK/NACK)も必要としない)。AMモードでは、RLCヘッダ、送信機と受信機の両方におけるバッファリング、セグメント化/リアセンブリ、およびフィードバックがある(すなわち、データ送信は受信機からの受信応答(たとえば、ACK/NACK)を必要とする)。これらのモードの各々は、データを送信することと受信することの両方のために使用され得る。TMモードおよびUMモードでは、送信および受信のために別個のRLCエンティティが使用されるが、AMモードでは、単一のRLCエンティティが送信と受信の両方を実行する。各論理チャネルが特定のRLCモードを使用することに留意されたい。すなわち、RLC構成は論理チャネル単位であり、ヌメロロジーおよび/または送信時間区間(TTI)持続時間(すなわち、無線リンク上での送信の持続時間)に対する依存関係を伴わない。詳細には、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)、ページング制御チャネル(PCCH)、および共通制御チャネル(CCCH)は、TMモードのみを使用し、専用制御チャネル(DCCH)はAMモードのみを使用し、専用トラフィックチャネル(DTCH)はUMモードまたはAMモードを使用する。DTCHがUMを使用するのかそれともAMを使用するのかは、RRCメッセージングによって決定される。
RLCレイヤ420の主なサービスおよび機能は送信モードに依存し、上位レイヤPDUの転送、PDCPレイヤ415の中のものから独立したシーケンス番号付け、ARQを通じた誤り訂正、セグメント化および再セグメント化、サービスデータ単位(SDU)のリアセンブリ、RLC SDU廃棄、ならびにRLC再確立を含む。ARQ機能性は、AMモードにおける誤り訂正を行い、以下の特性を有する。すなわち、ARQはRLCステータス報告に基づいてRLC PDUまたはRLC PDUセグメントを再送信し、RLCによって必要とされるときにRLCステータス報告を求めるポーリングが使用され、消失したRLC PDUまたはRLC PDUセグメントを検出した後にRLC受信機もRLCステータス報告をトリガすることができる。
ユーザプレーンのためのPDCPレイヤ415の主なサービスおよび機能は、シーケンス番号付け、ヘッダ圧縮および解凍(ロバストヘッダ圧縮(ROHC:robust header compression)の場合のみ)、ユーザデータの転送、並べ替えおよび重複検出(PDCPレイヤ415の上方のレイヤへの順序どおりの配信が必要とされる場合)、PDCP PDUルーティング(分割されたベアラの場合)、PDCP SDUの再送信、暗号化および解読、PDCP SDU廃棄、RLC AMに対するPDCP再確立およびデータ復元、ならびにPDCP PDUの複製を含む。制御プレーンのためのPDCPレイヤ415の主なサービスおよび機能は、暗号化、解読、および完全性保護、制御プレーンデータの転送、ならびにPDCP PDUの複製を含む。
SDAPレイヤ410はアクセス層(AS:access stratum)レイヤであり、その主なサービスおよび機能は、QoSフローとデータ無線ベアラとの間でマッピングすること、およびDLパケットとULパケットの両方の中でQoSフローIDにマークすることを含む。個々のPDUセッションごとに、SDAPの単一のプロトコルエンティティが構成される。
RRCレイヤ445の主なサービスおよび機能は、ASおよびNASに関係するシステム情報のブロードキャスト、5GC(たとえば、NGC210または260)またはRAN(たとえば、ニューRAN220)によって開始されるページング、UEとRANとの間のRRC接続の確立、保守、および解放、鍵管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラ(SRB:signaling radio bearer)およびデータ無線ベアラ(DRB)の確立、構成、保守、および解放、モビリティ機能(ハンドオーバ、UEセル選択および再選択ならびにセル選択および再選択の制御、ハンドオーバにおけるコンテキスト転送を含む)、QoS管理機能、UE測定報告および報告の制御、ならびにUEからNASへの/NASからUEへのNASメッセージ転送を含む。
図5は、本開示の態様によるレイヤ2データフロー500の一例を示す。送信機側において、下位レイヤは上位レイヤからデータを受信し、このデータはSDUと呼ばれる。下位レイヤは、レイヤに特有のヘッダ(H)を追加することによってデータを修正し、それによって、受信されたデータをそのレイヤ用のPDUに変換する。したがって、図5に示すように、SDAPレイヤは、今度はSDAP SDUと呼ばれるIPパケット510、512、および514をIPレイヤから受信し、各々にSDAPヘッダ(H)を追加して、それぞれ、SDAP PDU520、522、および524を生成し、それらをPDCPレイヤに転送する。PDCPレイヤは、今度はPDCP SDUと呼ばれるSDAP PDU520、522、および524をSDAPレイヤから受信し、各々にPDCPヘッダを追加して、それぞれ、PDCP PDU530、532、および534を生成し、それらをRLCレイヤに転送する。RLCレイヤは、今度はRLC SDUと呼ばれるPDCP PDU530、532、および534をPDCPレイヤから受信し、各々にRLCヘッダを追加してRLC PDU540、542、544、および546を生成し、それらをMACレイヤに転送する。図5の例では、PDCP PDU534があまりに大きくて単一のRLC PDUに変換できず、したがって、2つのRLC PDU544および546にセグメント化されることに留意されたい。MACレイヤは、今度はMAC SDUと呼ばれるRLC PDU540、542、544、および546をRLCレイヤから受信し、トランスポートブロックを生成してPHYレイヤ(図示せず)へ送る。図5の例では、トランスポートブロックは、リソースブロック「x」(RBx)からの2つのRLC PDU(RLC PDU540および542)とリソースブロック(RBy)からの1つのRLC PDU(RLC PDU544)とを連結することによって生成される。
受信機側において、プロセスは逆である。すなわち、ピアなエンティティが、下位レイヤから(実際には下位レイヤのSDUである)PDUを受信し、それをSDUに再変換し、それを次に高いレイヤに受け渡す。したがって、図5の例では、RLCレイヤは、MACレイヤからMAC SDUを受信し、RLCヘッダを除去してRLC SDUを復元し、RLC SDUをPDCPレイヤに受け渡す。PDCPレイヤは、RLC SDUからPDCPヘッダを除去してPDCP SDUを復元し、PDCP SDUをSDAPレイヤに受け渡す。SDAPレイヤは、PDCP SDUからSDAPヘッダを除去してSDAP SDUを復元し、SDAP SDU(すなわち、IPパケット510、512、および514)を次に高いレイヤ(たとえば、RRCレイヤ545)に受け渡す。
PDUがデータPDUまたは制御PDUのいずれかであってよいことに留意されたい。データPDUは、たとえば、UE上で実行中のアプリケーションのためにユーザデータを搬送し、制御PDUは、特定のレイヤの中で使用される制御データ(制御プレーンデータではない)を搬送する。したがって、たとえば、PDCPデータPDUは、PDUヘッダに加えて、ユーザプレーンデータ、制御プレーンデータ、および/または完全性のためのメッセージ認証コード(MAC-I)を伝達するために使用される。PDCP制御PDUは、PDUヘッダに加えて、PDCPステータス報告および散在したROHCフィードバックを伝達するために使用される。
図6は、本開示の態様によるPDCPレイヤの機能図を示す。図6の例では、送信PDCPエンティティ610が、データ(すなわち、PDCP PDU)を受信PDCPエンティティ620へ送っている。送信PDCPエンティティ610は、UEまたはgNBのいずれかによって実装されてよく、受信PDCPエンティティ620は、UEおよびgNBのうちの他方によって実装されてよい。PDCPエンティティはPDCPレイヤの中に位置する。UEのためにいくつかのPDCPエンティティが規定され、各PDCPエンティティが1つの無線ベアラのデータを搬送してよい。PDCPエンティティは、どの無線ベアラのためにデータを搬送中であるのかに応じて制御プレーンまたはユーザプレーンのいずれかに関連付けられる。分割されたベアラの場合、送信PDCPエンティティの中でルーティングが実行される。
PDCPレイヤは、そのサービスをRRCレイヤまたはSDAPレイヤに提供する。以下のサービス、すなわち、ユーザプレーンデータの転送、制御プレーンデータの転送、ヘッダ圧縮、暗号化、および完全性保護が、PDCPによって上位レイヤに提供される。PDCPエンティティは、RLCエンティティごとに下位レイヤからの以下のサービス、すなわち、PDCP PDUの配信が成功したという表示(たとえば、ACK/NACK)を含む認識応答データ転送サービス(すなわち、AM)、および非認識応答データ転送サービス(すなわち、UM)が期待される。
PDCPレイヤは、以下の機能、すなわち、データの転送(ユーザプレーンまたは制御プレーン)、PDCPシーケンス番号の保守、ROHCプロトコルを使用するヘッダ圧縮および解凍、暗号化および解読、完全性保護および完全性検証、タイマーベースのSDU廃棄、分割されたベアラのためのルーティング、複製、並べ替えおよび順序どおりの配信、順序が狂った配信、ならびに重複廃棄をサポートする。
図6に示すように、送信PDCPエンティティ610の中に入ってくるデータは、最初に送信バッファの中に記憶され、ここで、シーケンス番号が割り当てられる。すなわち、送信PDCPエンティティ610は、データの各着信ブロックにシーケンス番号を追加する。シーケンス番号が追加されると、データのブロックの順序が管理され得る。シーケンス番号に基づいて、受信PDCPエンティティは、データが順序通りに配信中であるかどうか、重複データが受信されつつあるかどうか、データの複数のチャンクをどのように組み合わせてデータの元のブロックにすべきかなどを決定することができる。
シーケンス番号が割り当てられた後、ヘッダ圧縮が実行されるが、ユーザプレーンデータの場合にしか実行されない。そのことは、シグナリングメッセージがヘッダ圧縮を通過しないことを意味する。ここから、2つの経路、すなわち、PDCP SDUに関連するパケットのための経路および関連しないパケットのための経路がある。PDCP SDUに関連するパケットは、PDCPヘッダが追加される前に完全性保護ステージおよび暗号化ステージを通過するが、PDCP SDUに関連しないパケットは、直接ヘッダステップへ行く。
完全性保護は、制御プレーンデータ(たとえば、DTCHデータではなく、RRC/NASメッセージなどのDCCHデータ)にしか適用されない。暗号化は、制御プレーンデータとユーザプレーンデータの両方に適用される。次に、PDCP SDUに関連するか否かにかかわらず、PDCPヘッダがパケットに追加される。分割されたベアラが確立される場合、送信PDCPエンティティ610は、パケットを所期のRDBにルーティングする。受信PDCPエンティティ620によって実行される受信側は、送信PDCPエンティティ610によって実行される送信プロセスの単なる逆である。
RLC AM DRBを使用することは、受信機側におけるRLCレイヤステータス報告および送信機側におけるRLCパケット再送信を使用して、ロスレスデータ送信を保証することができる。しかしながら、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)は、RLC AM DRBを使用することに関連する認識応答および再送信レイテンシを許容できないので、通常はRLC UM DRBを使用する。URLLCはまた、高い信頼性要件を有するが、そのようなサービスを、RLC UM DRBを使用するときに発生し得るパケットロスに敏感にさせる。したがって、RLC UM DRBに対して、特にURLLCに対して、ロスレス送信を提供すべき必要がある。
したがって、本開示は、PDCPレイヤステータス報告およびPDCPデータ復元プロシージャ(データ再送信プロシージャと総称される)を使用してRLC UM DRBおよびRLC TM DRBに対してロスレス送信を達成するための技法を提供する。本明細書で説明する技法により、RLC AM再送信メカニズムを使用せずにRLC UMがロスレスデータ送信を達成することが可能になる。
第1の例示的な使用事例として、遅延敏感サービス(たとえば、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)ベースのゲーミングトラフィック、産業用リアルタイム制御など)が、RLC UM DRBを使用してレイテンシを低減することができる。そのようなサービスのレイテンシ要件に起因して、遅延敏感トラフィックの大部分または全部に対してRLC UM DRBが構成されてよい。構成可能な上位レイヤフィードバックが、RLC UM DRBがパケットロスを低減/解消するのを支援することができる。詳細には、本明細書で説明するように、PDCPステータス報告メカニズムは、RLC UM DRBのための、より高レベルのフィードバックツールとして使用され得る。
第2の例示的な使用事例として、RLC UMの信頼性は、通常の状況では十分であり得るが、ハンドオーバがトリガされる場合はセル縁部において不十分な場合がある。ハンドオーバ事例では、セル縁部におけるUEは、RLC UM DRBとともに構成されるときにパケットロスに遭遇することがある。PDCPシーケンス番号連続性をサポートすることは、ハンドオーバ中の重複検出のみに対して有用であり得、パケットロスを低減/解消することができない。したがって、RLC UM DRBに対するデータ再送信は、本明細書で説明するように、そのようなハンドオーバ状況において役立つことになる。
第3の例示的な使用事例として、(図12に示す)モバイルブロードバンド(MBB)ハンドオーバ中、PDCPステータス報告は、ソースgNBから転送されたPDCP SDUを廃棄するために、またRLC UM DRBに対するレイテンシを低減するために、ターゲットgNBにとって有用である。MBBハンドオーバの場合、ソースgNBは、MBBハンドオーバコマンドをUEへ送った直後にダウンリンクデータ転送を開始し、ソースgNBは、ソース接続上で同じダウンリンクデータをUEへ送信することもできる。UEがハンドオーバを完了(すなわち、RRC再構成完了メッセージを送信)すると、ターゲットgNBはダウンリンクデータをUEへ送り始める。しかしながら、ターゲットgNBのダウンリンクバッファが、ソースgNBから転送されたデータをすでに有するので、新しいデータがターゲットgNBによってUEへ送られ得る前に遅延がある。この場合、ソースgNBの接続を介してどのPDCP SDUがUEへ送信されているのかをターゲットgNBが知っていることが必要である。そのようにして、ターゲットgNBは、それらのSDUを廃棄することができ、送信されていないSDUだけを送信することができ、それによって、遅延を短縮する。そのような状況では、確立されたRLC UM DRBのためのハンドオーバ完了の後すぐに、UEがPDCPステータス報告をターゲットgNBへ送ることが、役に立つことになる。
本開示では、PDCPエンティティ(たとえば、送信PDCPエンティティ610、受信PDCPエンティティ620)が、RLC UM DRBまたはRLC TM DRBに対してPDCPデータ再送信プロシージャを実行することができる。一態様では、本明細書で説明するPDCPデータ再送信プロシージャは、アップリンクデータ送信またはダウンリンクデータ送信のいずれかのために実行され得る。したがって、送信PDCPエンティティ610は、gNB(ダウンリンク送信の場合)またはUE(アップリンク送信の場合)のいずれかによって実装されてよく、受信PDCPエンティティ620は、UE(ダウンリンク送信の場合)またはgNB(アップリンク送信の場合)のいずれかによって実装されてよい。
図7は、本開示の態様による、PDCPデータ再送信のための例示的なフロー700を示す。方法700は、図6の送信PDCPエンティティ610および受信PDCPエンティティ620によって実行され得る。
710において、受信PDCPエンティティ620は、RLC非AM DRB(たとえば、RLC UM DRBまたはRLC TM DRB)を介して受信されたRLC SDUを受信RLCエンティティから受信する。図5を参照しながら上記で説明したように、RLC SDUは、PDCP PDU(たとえば、PDCP PDU530、532、534)に相当する。
720において、RLC SDU/PDCP PDUの受信中または受信後の何らかの時点において、送信PDCPエンティティ610は、PDCPデータ復元プロシージャを開始するようにトリガされ得る。一態様では、RRCレイヤ(たとえば、RRCレイヤ445)は、ハンドオーバなどの特定のイベントに基づいてPDCPデータ復元プロシージャを要求することができ、または単に1回限りのPDCPデータ復元プロシージャを要求することができる。代替または追加として、PDCPデータ復元は周期的に実行され得る。たとえば、もっと高いレイヤが、周期的なPDCPデータ復元を実行するように送信PDCPエンティティ610を構成することができる。あまりに頻繁にPDCPデータ復元を実行することを防ぐために、禁止タイマーが使用され得る。以下で説明するように、送信側からの入力を伴わずに受信機側においてPDCPステータス報告がトリガされ得るので、動作720は(破線で示すように)随意である。
730において、受信PDCPエンティティ620は、PDCPステータス報告を送るようにトリガされる。740において、受信PDCPエンティティ620は、PDCPステータス報告を送信PDCPエンティティ610へ送る。750において、送信PDCPエンティティ610は、配信に成功したPDCP SDUを廃棄し、消失したPDCP SDUを送信バッファの中に記憶する。760において、送信PDCPエンティティ610は、消失したPDCP SDUを受信PDCPエンティティ620へ再送信する。動作730~760は以下でさらに説明される。
再び730を参照すると、受信PDCPエンティティ620は、RRC要求によって、周期タイマーによって、ポーリングによって、受信ウィンドウを超えるパケットを並べ替えることによって、またはRRC構成によってなどの、様々な方法でトリガされてよい。最初にRRC要求トリガを参照すると、720において送信PDCPエンティティ610がPDCPデータ復元を実行することを送信機側におけるRRCレイヤが要求するとき、次いで、730において、受信機側におけるRRCレイヤは、PDCPステータス報告を生成し、かつ、たとえば、最初のPDCP PDUとして、PDCPステータス報告を下位レイヤ(すなわち、RLCレイヤ)にサブミットするように、受信PDCPエンティティ620をトリガすることができる。
周期タイマートリガを参照すると、もっと高いレイヤが、PDCPステータス報告を周期的に送信するように受信PDCPエンティティ620を構成することができる。たとえば、受信PDCPエンティティ620は、周期タイマーが満了するたびにPDCPステータス報告を周期的に送信することができる。タイマーの長さは構成可能であってよく、受信PDCPエンティティ620があまりに頻繁にPDCPステータス報告を送ることを防ぐために使用される。受信PDCPエンティティ620は、タイマーが満了するときにしか新たなPDCPステータス報告を送ることが許されない。
ポーリングトリガを参照すると、送信PDCPエンティティ610は、PDCPステータス報告を送るように受信PDCPエンティティ620をトリガするために、送信PDCPエンティティ610のピアなPDCPエンティティ、すなわち受信PDCPエンティティ620にポーリングすることができる。送信PDCPエンティティ610は、PDCPデータPDUの中にポーリングビットを挿入することができる。ポーリングビットは、受信PDCPエンティティ620がPDCPステータス報告を送るべきであることを示すための「1」、および受信PDCPエンティティ620がPDCPステータス報告を送るべきでないことを示すための「0」などの、単一のビットであり得る。ポーリングビットを挿入すべき時のタイミングは、たとえば、送信PDCPエンティティ610が下位レイヤ(すなわち、RLCレイヤ)にサブミットしているPDCPデータPDUの個数のカウンタに基づくことができる。一態様では、カウンタは、下位レイヤにサブミットされるPDCPデータPDUのパケットサイズを考慮してよい。たとえば、PDCPデータPDUのパケットサイズが大きければ大きいほど、より少ないPDCPデータPDUしかPDCPステータス報告がトリガされる前に送信されない。構成されたしきい値にカウンタが達すると、送信PDCPエンティティ610はポーリングビットを「1」に設定し、そうでない場合、ポーリングビットは「0」のままである。PDCPデータPDUの中にポーリングビットが挿入されると、カウンタはリセットされるべきである。一態様では、ポーリングビットは、バッファが空である場合、PDCP送信バッファ(図6参照)の中の最後のPDCPデータPDUの中で「1」に設定されるべきである。
図8は、本開示の態様による、PDCPデータPDUの中にポーリングビットを挿入すべきかどうかを決定するための例示的な方法800を示す。方法800は、送信PDCPエンティティ610によって実行され得る。810において、送信PDCPエンティティ610は、SDAP PDU(たとえば、SDAP PDU520、522、524)からPDCPデータPDUを作成するためにPDCPヘッダを生成する。820において、送信PDCPエンティティ610は、PDCPデータPDUが送信バッファの中の最後のPDCPデータPDUであるかどうかを決定する。そうでない場合、830において、送信PDCPエンティティ610は、最後のポーリング以後に下位レイヤ(すなわち、RLCレイヤ)へ送信されたPDCPデータPDUの個数がしきい値よりも大きいかどうかを決定する。そうでない場合、840において、送信PDCPエンティティ610は、最後のポーリング以後に下位レイヤ(すなわち、RLCレイヤ)へ送信されたPDCPデータPDUのすべてにわたるデータの総量がしきい値よりも大きいかどうかを決定する。そうでない場合、850において、送信PDCPエンティティ610はPDCPデータPDUの中にポーリングビットを挿入しない(すなわち、ポーリングビットを「0」から「1」に変更しない)。しかしながら、820、830、および840における決定のうちのいずれかが「yes」である場合、送信PDCPエンティティ610はPDCPデータPDUのヘッダの中にポーリングビットを挿入する(すなわち、ポーリングビットを「0」から「1」に変更する)。
図9Aおよび図9Bは、本開示の態様による、ヘッダの中にポーリングビットを含む例示的なPDCPデータPDUを示す。PDCP PDUは、長さがバイト整合されている(すなわち、8ビットの倍数である)ビット列である。図9Aおよび図9Bにおいて、ビット列は表によって表され、最上位ビットは表の最初のラインの左端のビットであり、最下位ビットは表の最後のライン上の右端のビットである。各PDCPデータPDUの上方のハッシュされたラインは、各行のビット分界を表す。
図9Aは、PDCPシーケンス番号(SN)のための12ビットを有するPDCPデータPDU910のフォーマットを示す。図9Aに示すように、最初の予約済み(R)ビットがポーリング(P)ビットとして使用され得る。通常ならば、予約済みビットは0に設定され受信機によって無視される。図9Bは、PDCPシーケンス番号(SN)のための18ビットを有するPDCPデータPDU920のフォーマットを示す。図9Aにおけるように、図9Bでは、最初の予約済みビットがポーリング(P)ビットとして使用され得る。
対応するPDCP PDUがPDCPデータPDUであるのかそれともPDCP制御PDUであるのかを、D/Cビットが示すことに留意されたい。データフィールドは、可変数のバイトであってよく、圧縮されていないPDCP SDU(ユーザプレーンデータまたは制御プレーンデータ)または圧縮されたPDCP SDU(ユーザプレーンデータのみ)を含んでよい。MAC-Iフィールドは、長さが32ビット(4バイト)であり、メッセージ認証コードを搬送する。DRBの場合、DRBが完全性保護とともに構成されるときにしかMAC-Iフィールドは存在しない。
次に受信ウィンドウトリガを参照すると、受信PDCPエンティティ620は、受信されるものと予想される次のPDCPデータパケットのシーケンス番号が、上位レイヤに配信されていない最初のPDCPデータパケットのシーケンス番号よりも受信ウィンドウの長さだけ大きいことを決定することができる。たとえば、RX_NEXTがRX_DELIV+受信ウィンドウの長さよりも大きい場合、受信PDCPエンティティ620は、PDCPステータス報告を送るようにトリガされる。変数RX_NEXTは、受信されるものと予想される次のPDCP SDUのCOUNT値を示し、変数RX_DELIVは、上位レイヤに配信されていないが依然として受信PDCPエンティティ620によって待たされている最初のPDCP SDUのCOUNT値を示す。変数COUNTは、ハイパーフレーマ番号(HFN:hyper framer number)およびPDCPシーケンス番号からなる。受信ウィンドウの長さは、たとえば、gNBによって、構成可能であってよい。
図10は、本開示の態様による、一連のPDCP SDUから構成されるデータフロー1000を示す。図10に示すように、第1のロケーション1010は、変数RX_DELIVによって示されるように、上位レイヤに配信されていないが依然として受信PDCPエンティティ620によって待たされている、最初のPDCP SDUのロケーションである。図10の例では、受信ウィンドウの長さは8個のPDCP SDUである。図10に示すように、変数RX_NEXTによって示される、受信されるものと予想される次のPDCP SDUは、データフロー1000の第10のロケーション1020にある。上位レイヤに配信されていないが依然として待たされている最初のPDCP SDU、すなわち、ロケーション1010において予想されるPDCP SDUと、受信されるものと予想される次のPDCP SDU、すなわち、ロケーション1020におけるPDCP SDUとの間のギャップが、受信ウィンドウよりも大きいので、PDCPステータス報告がトリガされる。
次にRRC構成トリガを参照すると、送信機(たとえば、gNB)は、PDCPステータス報告を送るように受信機(たとえば、UE)を構成するためにRRCシグナリングを使用することができる。一態様では、UEは、どのPDCP SDUをUEがここまで受信しているのかをターゲットgNBに示すために、ハンドオーバ完了の後すぐにRLC UM DRBおよび/またはRLC TM DRBに対するPDCPステータス報告をターゲットgNBへ送ることができる。ターゲットgNBは、次いで、UEがすでに受信しており、ターゲットgNBが送信バッファの中に記憶している、ソースgNBから転送されたPDCP SDUを廃棄することができ、それによって、RLC UM DRBおよび/またはRLC TM DRBに対する遅延を短縮する。
別の態様では、ソースgNBは、ソース接続上でRLC UM DRBおよび/またはRLC TM DRBに対して送信された最後のPDCPダウンリンクSDUシーケンス番号を示すPDCPシーケンス番号ステータス転送メッセージを、ターゲットgNBへ送ることができる。
再び図7を参照すると、730においてPDCPステータス報告がトリガされていると、受信PDCPエンティティ620は、PDCPステータス報告を生成し、たとえば、最初のPDCP PDUとして、PDCPステータス報告を下位レイヤ(すなわち、RLCレイヤ)にサブミットする。PDCPステータス報告は、受信PDCPエンティティ620において最初に消失したCOUNT(FMC:first missing COUNT)についての情報、および随意に、受信に成功および/または失敗したPDCPデータPDUのビットマップを含む。受信に成功したPDCPデータPDUおよび失敗したPDCPデータPDUを示しかつ報告するために、受信機側においてPDCPステータス報告が生成され(730)、一方、失敗したPDCPデータPDUをPDCPステータス報告に基づいて再送信するために、送信機側においてPDCPデータ復元(720)が実行されることに、留意されたい。
引き続き図7を、詳細には動作740を参照すると、PDCPステータス報告は、PDCP制御PDUの中で送信PDCPエンティティ610に伝達される。図11は、本開示の態様による、1つのPDCPステータス報告を搬送する例示的なPDCP制御PDU1100を示す。PDUタイプフィールドは、対応するPDCP制御PDUの中に含まれる制御情報のタイプを示す。PDCPステータス報告の場合、このフィールドは3ビット値「000」を含む。FMCフィールドは、並べ替えウィンドウ内での最初に消失したPDCP SDUのCOUNT値、すなわち、RX_DELIVを示す。ビットマップフィールドは、受信PDCPエンティティ620においてどのSDUが消失しているのか、およびどのSDUが正しく受信されているのかを示す。ビットマップの中での第Nのビットのビット位置はNであり、たとえば、ビットマップの中での第1のビットのビット位置は1である。
UEがPDCPステータス報告を送るようにトリガされ得る限り、gNBからUEへのダウンリンク送信に対してPDCPステータス報告が使用されることに留意されたい。アップリンク送信の場合、gNBは、受信に成功/失敗したPDCPデータPDUを識別するPDCP SNステータス転送メッセージをUEへ送ることになる。
送信PDCPエンティティ610は、PDCPステータス報告を受信すると、消失したPDCP SDUを最新のPDCPステータス報告に従って再送信する。再び図7を、詳細には動作750を参照すると、RLC UM DRBおよび/またはRLC TM DRBに対して、かつ送信PDCPエンティティ610のPDCP送信バッファの中のPDCP SDUごとに、受信されたPDCPステータス報告の中のビットマップの中のビットが「1」に設定されているか、またはPDCP SDUに対する関連するCOUNT値がFMCの値よりも小さい場合、PDCP SDUは配信に成功しているものと見なされ、PDCP送信バッファから廃棄される。しかしながら、そのビットが「0」に設定されている場合、PDCP SDUは送信バッファの中に記憶され、図7の760において受信PDCPエンティティ620へ再送信される。
諒解されるように、消失したパケットの再送信をPDCPエンティティが要求するので、RLCレイヤは、RLC UM DRBおよび/またはRLC TM DRBを介して動作し、したがって、消失したパケットの再送信を要求しないにもかかわらず、消失したパケットを受信する。したがって、RLC UM/TM DRBを使用するURLLCサービスは、RLC UMおよびRLC TMの低レイテンシを享受しながらこれらのサービスの高い信頼性要件を達成することができる。
上記で説明した第3の例示的な使用事例を再び参照すると、図12は、本開示の態様による例示的なMBBハンドオーバメッセージフロー1200を示す。ステップ1において、UEは、ソースgNBから受信された送信の弱まっている信号強度などのイベントトリガを検出する。ステップ2において、UEは、隣接するgNBの測定報告をソースgNBへ送る。ステップ3において、ソースgNBは、UEをターゲットgNBにハンドオーバ(HO)すべきと決定する。ステップ4において、ソースgNBは、ハンドオーバの準備をするためにターゲットgNBと通信する。ステップ5において、ソースgNBは、RRC接続再構成メッセージをUEへ送る。ステップ6において、UEおよびソースgNBは、「U2」インターフェースと呼ばれるユーザインターフェースを通じてユーザデータを交換する。ステップ7において、ソースgNBは、「U3」インターフェースと呼ばれるユーザインターフェースを通じてUPFとユーザデータを交換する。ステップ8において、ソースgNBは、ダウンリンクユーザデータをターゲットgNBに転送する。ステップ9において、UEは、ソースgNBとのユーザデータ送信/受信を継続する。ステップ10において、UEは、ターゲットgNBのターゲットセル上で同期およびRACHプロシージャを介してターゲットgNBに接続する。この時点において、ターゲットgNBとソースgNBの両方がユーザデータをUPFへ送信し、したがって、ステップ9および10を含むボックスは、UPFまで延びるように図示される。ステップ11において、UEは、RRC再構成完了メッセージをターゲットgNBへ送る。ステップ12において、第1のオプションとして、UEは、RLC AMベアラまたはRLC UMベアラに対してPDCPステータス報告をターゲットgNBへ送る。ステップ13において、ターゲットgNBは、ハンドオーバ接続セットアップ完了メッセージをソースgNBへ送り、ソースgNBは、UEとの間でデータを送信および受信するのをやめる。ステップ14において、(ステップ12における第1のオプションの代わりに)第2のオプションとして、ソースgNBは、アップリンクPDCPデータステータスまたはダウンリンクPDCPシーケンス番号を提供できる、シーケンス番号(SN)ステータス転送メッセージをターゲットgNBへ送る。斜めの破線を有するボックスが、これらのステップの間、UEがソースgNBを介してデータを送信および受信することを示すこと、ならびに水平の破線を有するボックスが、UEがターゲットgNBを介してデータを送信および受信することを示すことに、留意されたい。ステップ15において、ターゲットgNBは、ソースgNBへの接続を解放するようにUEに命令するRRC再構成メッセージをUEへ送る。ステップ16において、UEは、ソースgNBへの接続を解放する。ステップ17において、UEは、RRC再構成完了メッセージをターゲットgNBへ送る。ステップ18において、AMFは、ユーザプレーンをターゲットgNBに切り替える。ステップ19において、AMFは、エンドマーカーをソースgNBへ送る。ステップ20において、ターゲットgNBは、ソースgNBを解放する。図12に示すように、UEは、ステップ15においてターゲットgNBからRRC再構成メッセージを受信するまでソースgNBとターゲットgNBの両方への接続を維持する。その間、UEは、ソースgNBとのデータ送信およびデータ受信を継続する。
図13は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法1300を示す。方法1300は、UEまたはgNBなどの受信機デバイスによって実行され得る。
1310において、受信機デバイスのPDCPエンティティ(たとえば、受信PDCPエンティティ620)は、受信機デバイスのRLCエンティティから複数のRLCデータパケット(たとえば、RLC SDU/PDCP PDU)を受信する。一態様では、複数のRLCデータパケットは、RLC UM DRBまたはRLC TM DRBを介して送信機デバイスから受信される。
1320において、受信機デバイスのPDCPエンティティは、複数のRLCデータパケットに対応する複数のPDCPデータパケット(たとえば、PDCP SDU)を生成する。
1330において、受信機デバイスは、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を送ることを決定する。一態様では、1330において決定することは、PDCPステータス報告を送るための要求を受信機デバイスのRRCエンティティから受信することを含んでよい。一態様では、PDCPステータス報告を送るための要求は、送信機デバイスにおけるPDCP復元プロシージャの開始に応答して受信され得る。一態様では、1330において決定することは、PDCPステータス報告を求めるポーリングビットを複数のPDCPデータパケットのうちの1つの中でPDCPエンティティにおいて受信することを含んでよい。一態様では、1330において決定することは、PDCPステータス報告を送るための周期タイマーが満了していることを決定することを含んでよい。一態様では、1330において決定することは、受信されるものと予想される次のPDCPデータパケットのシーケンス番号が、上位レイヤに配信されていない最初のPDCPデータパケットのシーケンス番号よりも受信ウィンドウの長さだけ大きいことを決定することを含んでよく、受信ウィンドウは、図10を参照しながら上記で説明したように、所定の個数のPDCPデータパケットを表す。一態様では、1330において決定することは、PDCPステータス報告を送るためのRRC構成を受信することを含んでよい。RRC構成は、第1の基地局から第2の基地局への受信機デバイスのハンドオーバに応答して受信され得る。一態様では、送信機デバイスは第1の基地局であってよい。代替として、送信機デバイスは第2の基地局であってよい。
1340において、PDCPエンティティは、PDCPステータス報告を送信機デバイスのPDCPエンティティへ送る。一態様では、PDCPステータス報告は、複数のPDCPデータパケットのうちの最初に消失したPDCPデータパケットのシーケンス番号を含んでよい。一態様では、PDCPステータス報告は、複数のPDCPデータパケットのうちの受信に成功したPDCPデータパケット、受信に失敗したPDCPデータパケット、または受信に成功したPDCPデータパケットと受信に失敗したPDCPデータパケットの両方のビットマップを含んでよい。
1350において、PDCPエンティティは、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告の送出に応答して送信機デバイスから受信する。
図14は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法1400を示す。方法1400は、gNBまたはUEなどの送信機デバイスによって実行され得る。
1410において、送信機デバイスのRLCエンティティは、送信機デバイスのPDCPエンティティ(たとえば、送信PDCPエンティティ610)から受信された複数のPDCPデータパケットに対応する複数のRLCデータパケットを生成する。
1420において、RLCエンティティは、RLC UM DRBまたはRLC TM DRBを介して複数のRLCデータパケットを受信機デバイスへ送信する。
1430において、PDCPエンティティは、PDCPデータ復元プロシージャを実行するための要求を送信機デバイスのRRCエンティティから随意に受信する。PDCPデータ復元プロシージャを実行するための要求は、第1の基地局から第2の基地局への受信機デバイスのハンドオーバに応答して受信され得る。一態様では、送信機デバイスは第1の基地局であってよい。代替として、送信機デバイスは第2の基地局であってよい。代替の態様では、PDCPエンティティは、周期タイマーの満了時にPDCPデータ復元プロシージャを開始してよい。
1440において、PDCPエンティティは、PDCPステータス報告を送るように受信機デバイスのPDCPエンティティを随意にトリガする。一態様では、1440においてトリガすることは、PDCPステータス報告を求めるポーリングビットを複数のPDCPデータパケットのうちの1つの中で送信することを含んでよい。一態様では、ポーリングビットは、RLCエンティティにサブミットされた複数のPDCPデータパケットの個数がしきい値よりも大きいこと、RLCエンティティにサブミットされた複数のPDCPデータパケットのデータの総量がしきい値よりも大きいこと、またはそれらの任意の組合せに基づいて送信されてよい。一態様では、PDCPエンティティのPDCPバッファが空であることに基づいて、PDCPエンティティは、複数のPDCPデータパケットのうちの最後のPDCPデータパケットの中にポーリングビットを挿入してよい。
1450において、PDCPエンティティは、受信機デバイスにおける複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を受信機デバイスから受信する。復元プロシージャがRRC要求によるのではなくむしろPDCPステータス報告の受信によってトリガされ得るので、動作1430および1440は随意である。たとえば、一態様では、送信機デバイスは、PDCPステータス報告を送るための周期タイマーが満了した後にPDCPステータス報告を受信し得る。代替として、送信機デバイスは、第1の基地局から第2の基地局への受信機デバイスのハンドオーバに応答してPDCPステータス報告を受信し得る。一態様では、PDCPステータス報告は、複数のPDCPデータパケットのうちの最初に消失したPDCPデータパケットのシーケンス番号を含んでよい。一態様では、PDCPステータス報告は、複数のPDCPデータパケットのうちの受信に成功したPDCPデータパケット、受信に失敗したPDCPデータパケット、または受信に成功したPDCPデータパケットと受信に失敗したPDCPデータパケットの両方のビットマップを含んでよい。
1460において、PDCPエンティティは、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPステータス報告に基づいて受信機デバイスへ送信する。
一態様では、方法1400は、PDCPステータス報告によって表される、複数のPDCPデータパケットのうちの受信に成功したPDCPデータパケットを、PDCPエンティティのPDCPバッファから廃棄することをさらに含んでよい(図示せず)。一態様では、方法1400は、受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、PDCPエンティティのPDCPバッファの中に記憶することをさらに含んでよい(図示せず)。
「第1の」、「第2の」などの呼称を使用する本明細書の要素へのいかなる言及も、一般に、それらの要素の数量または順序を限定するものではないことを理解されたい。むしろ、これらの呼称は、本明細書では、2つ以上の要素または要素のインスタンスを区別する好都合な方法として使用され得る。したがって、第1の要素および第2の要素への言及は、そこで2つの要素のみが採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。また、別段に記載されていない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を備えてよい。加えて、本説明または特許請求の範囲で使用する「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」または「A、B、およびCからなるグループのうちの少なくとも1つ」という形の用語は、「AまたはBまたはCまたはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。たとえば、この用語は、A、またはB、またはC、またはAおよびB、またはAおよびC、またはAおよびBおよびC、または2A、または2B、または2Cなどを含んでよい。
上記の記述および説明に鑑みて、本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得ることを当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明確に例示するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能性に関して上記で説明されている。そのような機能性が、ハードウェアとして実装されるのか、それともソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約によって決まる。当業者は、説明した機能性を特定の適用例ごとに様々な方法で実施し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
したがって、たとえば、装置または装置の任意の構成要素が、本明細書で教示するような機能性を提供するように構成される(または動作可能にされるかもしくは適合される)場合があることを諒解されよう。このことは、たとえば、機能性を提供するように装置もしくは構成要素を製造(たとえば、製作)することによって、機能性を提供するように装置もしくは構成要素をプログラミングすることによって、または何らかの他の好適な実装技法の使用を通じて、達成され得る。一例として、集積回路は、必須の機能性を提供するように製作され得る。別の例として、集積回路は、必須の機能性をサポートするように製作されてよく、次いで、必須の機能性を提供するように(たとえば、プログラミングを介して)構成されてよい。また別の例として、プロセッサ回路は、必須の機能性を提供するためのコードを実行し得る。
その上、本明細書で開示する態様に関して説明した方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはこの2つの組合せで具現され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体の中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることおよび記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体は、プロセッサと一体であってよい(たとえば、キャッシュメモリ)。
したがって、たとえば、本開示のいくつかの態様が5Gシステムにおけるファイル送信管理のための方法を具現するコンピュータ可読媒体を含むことができることも諒解されよう。
上記の開示は様々な例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲によって定義される範囲から逸脱することなく、図示の例に様々な変更および修正が加えられてよいことに留意されたい。本開示は、具体的に図示した例のみに限定されるものではない。たとえば、別段に記載されていない限り、本明細書で説明した本開示の態様による方法クレームの機能、ステップ、および/またはアクションは、特定の順序で実行される必要はない。さらに、いくつかの態様は、単数形で説明または特許請求される場合があるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
100 ワイヤレス通信システム
102 基地局
104 ユーザ機器(UE)
110 地理的カバレージエリア
120 通信リンク
122、134 バックホールリンク
150 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)
152 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)
154 通信リンク
164 ユーザ機器(UE)
166 PDCP復元マネージャ
170 コアネットワーク
172 アプリケーションサーバ
180 ミリ波(mmW)基地局
182 ユーザ機器(UE)
184 ミリ波(mmW)通信リンク
190 ユーザ機器(UE)
192、194 デバイス間(D2D)ピアツーピア(P2P)リンク
200 ワイヤレスネットワーク構造
204 ユーザ機器(UE)
210 次世代コア(NGC)
212 ユーザプレーン機能
213 ユーザプレーンインターフェース(NG-U)
214 制御プレーン機能
215 制御プレーンインターフェース(NG-C)
220 ニューRAN
222 gノードB(gNB)
223 バックホール接続
224 発展型ノードB(eNB)
230 ロケーションサーバ
250 ワイヤレスネットワーク構造
260 次世代コア(NGC)
262 セッション管理機能(SMF)
263 ユーザプレーンインターフェース
264 アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)/ユーザプレーン機能(UPF)
265 制御プレーンインターフェース
270 ロケーション管理機能(LMF)
302 ユーザ機器(UE)
304 基地局
306 ネットワークエンティティ
308 通信デバイス
310 送信機
312 受信機
314 通信デバイス
316 送信機
318 受信機
320 通信デバイス
322 送信機
324 受信機
326 通信デバイス
328 送信機
330 受信機
332、334、336 処理システム
338、340、342 メモリ構成要素
344、348 PDCP復元マネージャ
350 ユーザインターフェース
352、354、356 データバス
360 ワイヤレス通信リンク
370 バックホール
402 gノードB(gNB)
404 ユーザ機器(UE)
406 アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)
410 サービスデータ適合プロトコル(SDAP)レイヤ
415 パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ
420 無線リンク制御(RLC)レイヤ
425 媒体アクセス制御(MAC)レイヤ
430 物理(PHY)レイヤ
440 非アクセス層(NAS)レイヤ
445 無線リソース制御(RRC)レイヤ
500 レイヤ2データフロー
510、512、514 IPパケット、SDAP SDU
520、522、524 SDAP PDU、PDCP SDU
530、532、534 PDCP PDU、RLC SDU
540、542、544、546 RLC PDU、MAC SDU
610 送信PDCPエンティティ
620 受信PDCPエンティティ
910、920 PDCPデータPDU
1000 データフロー
1010 第1のロケーション
1020 第10のロケーション
1100 PDCP制御PDU

Claims (38)

  1. 受信機デバイスによって実行されるワイヤレス通信のための方法であって、
    前記受信機デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティにおいて前記受信機デバイスの無線リンク制御(RLC)エンティティから複数のRLCデータパケットを受信するステップであって、前記複数のRLCデータパケットが、RLC非認識応答モード(UM)データ無線ベアラ(DRB)またはRLC透過モード(TM)DRBを介して送信機デバイスから受信される、ステップと、
    前記複数のRLCデータパケットに対応する複数のPDCPデータパケットを前記PDCPエンティティによって生成するステップと、
    前記受信機デバイスにおける前記複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を送ることを決定するステップと、
    前記PDCPステータス報告を前記送信機デバイスのPDCPエンティティへ送るステップと、
    前記受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、前記複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、前記PDCPステータス報告の送出に応答して前記送信機デバイスから受信するステップと
    を備える方法。
  2. 前記決定するステップが、
    前記PDCPステータス報告を送るための要求を前記受信機デバイスの無線リソース制御(RRC)エンティティから受信するステップを備える、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記PDCPステータス報告を送るための前記要求が、前記送信機デバイスにおけるPDCP復元プロシージャの開始に応答して受信される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記決定するステップが、
    前記PDCPステータス報告を求めるポーリングビットを前記複数のPDCPデータパケットのうちの1つの中で前記PDCPエンティティにおいて受信するステップを備える、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記決定するステップが、
    前記PDCPステータス報告を送るための周期タイマーが満了していることを決定するステップを備える、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記決定するステップが、
    受信されるものと予想される次のPDCPデータパケットのシーケンス番号が、上位レイヤに配信されていない最初のPDCPデータパケットのシーケンス番号よりも受信ウィンドウの長さだけ大きいことを決定するステップを備え、前記受信ウィンドウが、所定の個数のPDCPデータパケットを表す、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記決定するステップが、
    前記PDCPステータス報告を送るためのRRC構成を受信するステップを備える、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記RRC構成が、第1の基地局から第2の基地局への前記受信機デバイスのハンドオーバに応答して受信される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記送信機デバイスが前記第1の基地局である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記送信機デバイスが前記第2の基地局である、請求項8に記載の方法。
  11. 前記PDCPステータス報告が、前記複数のPDCPデータパケットのうちの最初に消失したPDCPデータパケットのシーケンス番号を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記PDCPステータス報告が、前記複数のPDCPデータパケットのうちの受信に成功したPDCPデータパケット、受信に失敗したPDCPデータパケット、または受信に成功したPDCPデータパケットと受信に失敗したPDCPデータパケットの両方のビットマップを含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記送信機デバイスが基地局であり、前記受信機デバイスがユーザ機器(UE)である、請求項1に記載の方法。
  14. 前記送信機デバイスがUEであり、前記受信機デバイスが基地局である、請求項1に記載の方法。
  15. 送信機デバイスによって実行されるワイヤレス通信のための方法であって、
    前記送信機デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティから受信された複数のPDCPデータパケットに対応する複数の無線リンク制御(RLC)データパケットを前記送信機デバイスのRLCエンティティによって生成するステップと、
    RLC非認識応答モード(UM)データ無線ベアラ(DRB)またはRLC透過モード(TM)DRBを介して前記複数のRLCデータパケットを受信機デバイスへ送信するステップと、
    前記受信機デバイスにおける前記複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を前記受信機デバイスから受信するステップと、
    前記受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、前記複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、前記PDCPステータス報告に基づいて前記受信機デバイスへ送信するステップと
    を備える方法。
  16. 前記PDCPステータス報告を送るように前記受信機デバイスのPDCPエンティティをトリガするステップ
    をさらに備える、請求項15に記載の方法。
  17. 前記トリガするステップが、
    前記PDCPステータス報告を求めるポーリングビットを前記複数のPDCPデータパケットのうちの1つの中で送信するステップを備える、
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記ポーリングビットが、前記RLCエンティティにサブミットされた前記複数のPDCPデータパケットの個数がしきい値よりも大きいこと、前記RLCエンティティにサブミットされた前記複数のPDCPデータパケットのデータの総量がしきい値よりも大きいこと、またはそれらの任意の組合せに基づいて送信される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記PDCPエンティティのPDCPバッファが空であることに基づいて、前記PDCPエンティティが、前記複数のPDCPデータパケットのうちの最後のPDCPデータパケットの中に前記ポーリングビットを挿入する、請求項17に記載の方法。
  20. 周期タイマーの満了時にPDCPデータ復元プロシージャを開始するステップをさらに備え、前記PDCPデータ復元プロシージャの開始の後に前記PDCPステータス報告が受信される、
    請求項15に記載の方法。
  21. PDCPデータ復元プロシージャを実行するための要求を前記送信機デバイスの無線リソース制御(RRC)エンティティから受信するステップをさらに備え、前記PDCPデータ復元プロシージャを実行するための前記要求が受信された後に前記PDCPステータス報告が受信される、
    請求項15に記載の方法。
  22. 前記PDCPデータ復元プロシージャを実行するための前記要求が、第1の基地局から第2の基地局への前記受信機デバイスのハンドオーバに応答して受信される、請求項21に記載の方法。
  23. 前記送信機デバイスが前記第1の基地局である、請求項22に記載の方法。
  24. 前記送信機デバイスが前記第2の基地局である、請求項22に記載の方法。
  25. 前記PDCPステータス報告を送るための周期タイマーが満了した後に前記送信機デバイスが前記PDCPステータス報告を受信する、請求項15に記載の方法。
  26. 前記送信機デバイスが、第1の基地局から第2の基地局への前記受信機デバイスのハンドオーバに応答して前記PDCPステータス報告を受信する、請求項15に記載の方法。
  27. 前記PDCPステータス報告が、前記複数のPDCPデータパケットのうちの最初に消失したPDCPデータパケットのシーケンス番号を含む、請求項15に記載の方法。
  28. 前記PDCPステータス報告が、前記複数のPDCPデータパケットのうちの受信に成功したPDCPデータパケット、受信に失敗したPDCPデータパケット、または受信に成功したPDCPデータパケットと受信に失敗したPDCPデータパケットの両方のビットマップを含む、請求項15に記載の方法。
  29. 前記PDCPステータス報告によって表される、前記複数のPDCPデータパケットのうちの前記受信に成功したPDCPデータパケットを、前記PDCPエンティティのPDCPバッファから廃棄するステップ
    をさらに備える、請求項28に記載の方法。
  30. 前記受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、前記複数のPDCPデータパケットのうちの前記1つまたは複数のPDCPデータパケットを、前記PDCPエンティティのPDCPバッファの中に記憶するステップ
    をさらに備える、請求項28に記載の方法。
  31. 前記送信機デバイスが基地局であり、前記受信機デバイスがユーザ機器(UE)である、請求項15に記載の方法。
  32. 前記送信機デバイスがUEであり、前記受信機デバイスが基地局である、請求項15に記載の方法。
  33. ワイヤレス通信のための装置であって、
    受信機デバイスの少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記受信機デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティにおいて前記受信機デバイスの無線リンク制御(RLC)エンティティから複数のRLCデータパケットを受信することであって、前記複数のRLCデータパケットが、RLC非認識応答モード(UM)データ無線ベアラ(DRB)またはRLC透過モード(TM)DRBを介して送信機デバイスから受信されることと、
    前記複数のRLCデータパケットに対応する複数のPDCPデータパケットを前記PDCPエンティティによって生成することと、
    前記受信機デバイスにおける前記複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を送ることを決定することと、
    前記PDCPステータス報告を前記送信機デバイスのPDCPエンティティへ送ることと、
    前記受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、前記複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、前記PDCPステータス報告の送出に応答して前記送信機デバイスから受信することと
    を行うように構成される、装置。
  34. ワイヤレス通信のための装置であって、
    送信機デバイスの少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記送信機デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティから受信された複数のPDCPデータパケットに対応する複数の無線リンク制御(RLC)データパケットを前記送信機デバイスのRLCエンティティによって生成することと、
    前記送信機デバイスの送信機に、RLC非認識応答モード(UM)データ無線ベアラ(DRB)またはRLC透過モード(TM)DRBを介して前記複数のRLCデータパケットを受信機デバイスへ送信させることと、
    前記受信機デバイスにおける前記複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を前記受信機デバイスから受信することと、
    前記送信機に、前記受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、前記複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、前記PDCPステータス報告に基づいて前記受信機デバイスへ送信させることと
    を行うように構成される、装置。
  35. コンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、
    受信機デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティにおいて前記受信機デバイスの無線リンク制御(RLC)エンティティから複数のRLCデータパケットを受信するように、前記受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令であって、前記複数のRLCデータパケットが、RLC非認識応答モード(UM)データ無線ベアラ(DRB)またはRLC透過モード(TM)DRBを介して送信機デバイスから受信される、命令と、
    前記複数のRLCデータパケットに対応する複数のPDCPデータパケットを前記PDCPエンティティによって生成するように、前記受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、
    前記受信機デバイスにおける前記複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を送ることを決定するように、前記受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、
    前記PDCPステータス報告を前記送信機デバイスのPDCPエンティティへ送るように、前記受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、
    前記受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、前記複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、前記PDCPステータス報告の送出に応答して前記送信機デバイスから受信するように、前記受信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と
    を備える、コンピュータ可読記憶媒体。
  36. コンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、
    送信機デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティから受信された複数のPDCPデータパケットに対応する複数の無線リンク制御(RLC)データパケットを前記送信機デバイスのRLCエンティティによって生成するように、前記送信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、
    RLC非認識応答モード(UM)データ無線ベアラ(DRB)またはRLC透過モード(TM)DRBを介して前記複数のRLCデータパケットを受信機デバイスへ送信するように、前記送信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、
    前記受信機デバイスにおける前記複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を前記受信機デバイスから受信するように、前記送信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と、
    前記受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、前記複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、前記PDCPステータス報告に基づいて前記受信機デバイスへ送信するように、前記送信機デバイスに命令する少なくとも1つの命令と
    を備える、コンピュータ可読記憶媒体。
  37. ワイヤレス通信のための装置であって、
    受信機デバイスの処理のための手段を備え、前記手段が、
    前記受信機デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティにおいて前記受信機デバイスの無線リンク制御(RLC)エンティティから複数のRLCデータパケットを受信することであって、前記複数のRLCデータパケットが、RLC非認識応答モード(UM)データ無線ベアラ(DRB)またはRLC透過モード(TM)DRBを介して送信機デバイスから受信されることと、
    前記複数のRLCデータパケットに対応する複数のPDCPデータパケットを前記PDCPエンティティによって生成することと、
    前記受信機デバイスにおける前記複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を送ることを決定することと、
    前記PDCPステータス報告を前記送信機デバイスのPDCPエンティティへ送ることと、
    前記受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、前記複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、前記PDCPステータス報告の送出に応答して前記送信機デバイスから受信することと
    を行うように構成される、装置。
  38. ワイヤレス通信のための装置であって、
    送信機デバイスの処理のための手段を備え、前記手段が、
    前記送信機デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティから受信された複数のPDCPデータパケットに対応する複数の無線リンク制御(RLC)データパケットを前記送信機デバイスのRLCエンティティによって生成することと、
    前記送信機デバイスの送信機に、RLC非認識応答モード(UM)データ無線ベアラ(DRB)またはRLC透過モード(TM)DRBを介して前記複数のRLCデータパケットを受信機デバイスへ送信させることと、
    前記受信機デバイスにおける前記複数のPDCPデータパケットの受信ステータスを示すPDCPステータス報告を前記受信機デバイスから受信することと、
    前記送信機に、前記受信機デバイスにおいて受信に成功しなかった、前記複数のPDCPデータパケットのうちの1つまたは複数のPDCPデータパケットを、前記PDCPステータス報告に基づいて前記受信機デバイスへ送信させることと
    を行うように構成される、装置。
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