JP2022544080A - ビームフォーミングシステム用メタ構造ワイヤレスインフラストラクチャ - Google Patents

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Abstract

Figure 2022544080000001
本明細書に開示される例は、ビームフォーミングワイヤレスアプリケーション用のメタ構造ベースのリフレクトアレイ、および屋内環境における受動型リフレクトアレイの動作方法に関する。この方法は、複数の受動型リフレクトアレイによって、ソースから無線周波数(RF)信号を受信することを含む。この方法はまた、複数の受動型リフレクトアレイによって、RF信号を反射して、複数のRFビームをそれぞれのターゲットカバレッジエリアに生成することを含み、複数のRFビームの各々は、対応する受動型リフレクトアレイからそれぞれのターゲットカバレッジエリアへの間の信号経路に沿って、マルチパスゲインを増加させる。
【選択図】図28

Description

優先権主張
本特許出願は、2019年8月12日に出願され、本明細書に参照により組み込まれる、米国仮出願第62/885,783号、および2019年10月25日に出願され、本明細書に参照により組み込まれる、米国仮出願第62/962,404号の優先権を主張する。
新世代のワイヤレスネットワークは、ユーザの要求に対応するためにますます必要になっている。モバイルデータトラフィックは毎年増加し続けており、ワイヤレスネットワークがより高速で、より多くのデバイスを接続し、より低遅延になり、かつますます多くのデータを一度に送信することを求めている。現在、ユーザは、オフィスビル、公共スペース、開放領域、または車両のいずれであっても、環境および状況に関係なく、即時のワイヤレス接続を期待している。これらの要求に応えて、近い将来に展開するための新しいワイヤレス規格が設計された。ワイヤレス技術の大きな発展は、第4世代(「4G」)の現在のロングタームエボリューション(「LTE」)機能以上のものを網羅し、移動体、固定ワイヤレスなどを介して高速インターネットを配信することを約束する、第5世代のセルラー通信(「5G」)である。5G規格は、6GHzを超える周波数をカバーするミリ波帯域、および世界中の計画されている24GHz、26GHz、28GHz、39GHz~最大300GHzに動作を拡張し、高速データ通信に必要な広い帯域幅を可能にする。
ミリ波(「ミリ波」)スペクトルは、約1~10ミリメートルの範囲内の狭い波長を提供し、これらの波長は、高い大気減衰の影響を受けやすく、短距離(わずか1キロメートル強)で動作する必要がある。例えば、ストリートキャニオンがある密集-拡散エリアおよびショッピングモールでは、マルチパス、シャドウイング、地理的な障害物のために死角が存在する場合がある。範囲が広く、豪雨を伴う極端な気候条件が発生することもある遠隔地では、環境条件により、強風および暴風雨のために事業者が大型アレイアンテナを使用できない場合がある。5Gネットワークにミリ波ワイヤレス通信を提供する際のこれらの課題およびその他の課題は、周囲の環境の多くの信号および構造間の干渉を回避しながら、制御された方向で所望のビームフォームを生成する能力を含む、システム設計に野心的な目標を課する。
本出願は、添付の図面と併せて記載された以下の詳細な説明に関連して、より完全に理解され得、添付の図面は、縮尺通りに描写されておらず、また図面全体を通して、同様の参照文字は、同様の部分を指す。
様々な例による、メタ構造(「MTS」)リフレクトアレイが5Gアプリケーション用に展開されている環境を示す。 様々な例による、MTSベースのリフレクトアレイが、5Gアプリケーション用に展開されている都市環境を示す。 様々な例による、MTSベースのリフレクトアレイを展開して5Gのワイヤレスカバレッジおよび性能を大幅に改善させることができる、別の環境を示す。 様々な例による、屋内に設定されたMTSリフレクトアレイの配置を示す。 様々な例による、MTSリフレクトアレイを使用してワイヤレスカバレッジおよび性能を改善させる5Gアプリケーションを示す。 様々な例による、MTSリフレクトアレイおよびそのセル構成の概略図である。 様々なセル構成を有する例示的なリフレクトアレイである。 様々な例による、その裏面に壁取り付け台を備えたリフレクトアレイを示す。 様々な例による、取り外し可能なカバーを備えたリフレクトアレイを示す。 様々な例による、その裏面上に回転機構が配置されたリフレクトアレイを示す。 様々な例による、その裏面上にソーラー制御回転機構が配置された、リフレクトアレイを示す。 様々な例による、回転取り付け台上のデュアルリフレクトアレイを示す。 様々な例による、曲げ可能なリフレクトアレイを示す。 様々な例による、複数のリフレクトアレイ層を有する、積み重ね可能かつスライド可能なリフレクトアレイの概略図である。 様々な例による、携帯型リフレクトアレイを示す。 本明細書に開示されている様々な例による、リフレクトアレイを設計するためのフローチャートである。 様々な例による、リフレクトアレイの幾何学的設定を示す。 様々な例による、リフレクトアレイからの放射パターンを示す。 様々な例による、リフレクトアレイセルならびにその位相および振幅分布を示す。 様々な例による、リフレクトアレイのライブラリおよび取り外し可能なカバーのライブラリを示す。 様々な例による、MTSセルのMTS反射素子の各々が、それぞれのRFビームを放射する、MTSリフレクトアレイの概略図である。 様々な例による、MTSセルのMTS反射素子のグループが、各々、それぞれのRFビームを放射する、MTSリフレクトアレイの概略図である。 様々な例による、MTSセルのMTS反射素子の他のグループが、各々、それぞれのRFビームを放射する、MTSリフレクトアレイの概略図である。 様々な例による、RF信号のカバレッジエリアを拡大するためのリレーとして動作する、MTSリフレクトアレイを示す。 様々な例による、RF信号のカバレッジエリアを拡大するためのリレーとして一緒に動作する、2つのMTSリフレクトアレイを示す。 様々な例による、MTSリフレクトアレイを動作させるための方法を示す、フローチャートを示す。 様々な例による、第1の位置でワイヤレス無線機を用いてマルチパスシグナリングを充実させる受動型リフレクトアレイが展開された、屋内環境の一例の概略図を示す。 様々な例による、第2の位置でワイヤレス無線機を用いてマルチパスシグナリングを充実させる受動型リフレクトアレイが展開された、屋内環境の一例の概略図を示す。 様々な例による、ワイヤレス無線機へのアップリンクシグナリングが強化された受動型リフレクトアレイが展開された、屋内環境の一例の概略図を示す。 様々な例による、受動型リフレクトアレイからワイヤレス無線機への例示的なアップリンクシグナリングの概略図を示す。 様々な例による、屋内環境内に受動型リフレクトアレイを展開する例示的なプロセスのフローチャートを示す。 様々な例による、リフレクトアレイの構造を示す。 様々な例による、オーバーレイを変更したリフレクトアレイを示す。
強化された5Gアプリケーション用のメタ構造ベースのリフレクトアレイが開示されており、これは、様々なワイヤレスシステム、特に、送信機がビームフォーミングユニットである指向性ビームシステムに適用できる。ビームフォーミング送信機は、特定の方向に狭いビームを送信するように動作し、高周波および、またはゲインの要件のために範囲が制限されることがよくある。リフレクトアレイは多くの異なる5Gアプリケーションに適しており、様々な環境および構成で展開できる。様々な例において、リフレクトアレイは、特定の方向に入射無線周波数(「RF」)信号を反射するメタ構造反射素子を有するセルのアレイである。いくつかの実施形態では、リフレクトアレイは、少なくとも1つのメタマテリアルセルを含む。BS100からの入射波110は、リフレクトアレイ106に向けられたものとして示されている。本明細書で全体的に定義されるメタ構造は、特定の位相および周波数分布を満たすように空間的に分布される、操作された非周期的または半周期的構造である。メタ構造反射素子は、反射したRF信号の波長に比べて非常に小さくなるように設計されている。反射された電磁(EM)波112は、リフレクトアレイ106からNLOS114に向かって示されている。リフレクトアレイは、5Gに必要なより高い周波数、かつ比較的短い距離で動作することができる。それらの設計と構成は、屋内か屋外かにかかわらず、所与のアプリケーションまたは展開の幾何学的およびリンクバジェットの考慮事項によって決定される。
以下の説明では、多くの具体的な詳細は、実施例の徹底的な理解を提供するために記載されていることが理解される。しかしながら、これらの具体的な詳細に限定されることなく、実施例が実施され得ることが理解される。他の場合では、実施例の説明を不必要に曖昧にすることを避けるために、よく知られた方法および構造を詳細に説明しない場合がある。また、これらの実施例は、互いに組み合わせて使用することができる。
図1は、様々な例による、5Gアプリケーション用のメタ構造(「MTS」)ベースのリフレクトアレイが展開された環境を示している。無線基地局(「BS」)100は、そのカバレッジエリア内のモバイルデバイスからワイヤレス信号を送受信する。カバレッジエリアは、環境内の建物またはその他の構造物によって妨害されることがあり、ワイヤレス信号の品質に影響を与えることがある。図示の例では、建物102および104は、BS100のカバレッジエリアに影響を与え、それによりBS100は見通し線(「LOS」)ゾーン120を有することになる。このゾーン外のデバイスのユーザは、ワイヤレスアクセスがないか、カバレッジが大幅に低下しているか、または何らかのカバレッジが損なわれていることがある。5Gに使用される高周波帯域では、BS100のLOSゾーン120外のカバレッジエリアを拡大することは困難である。本発明は、リフレクトアレイ、リピータを組み込み、電波の反射を使用して動作するワイヤレス産業向けの解決策を提供する。
建物102の表面(例えば、壁、窓など)上にMTSベースのリフレクトアレイ106を設置することにより、LOSゾーン120外のユーザに対してワイヤレスカバレッジを大幅に改善することができる。リフレクトアレイ106は、BS100とユーザ機器(「UE」)(例えば、建物104内のUE)との間に、図示されているように位置決めされて、ネットワークカバレッジを大幅に改善する、ロバストかつ低コストのリレーである。図示のように、リフレクトアレイ106は、建物102の一部に形成、配置、構成、埋め込み、またはその他の方法で接続されている。例示の目的で単一のリフレクトアレイ106が示されているが、要望に応じて、複数のそのようなリフレクトアレイを建物102の外面および/または内面に配置してもよい。
様々な例において、リフレクトアレイ106は、BS100とそのLOSゾーン120内またはLOSゾーン120外のユーザとの間のリレーとして機能することができる。非見通し線(「NLOS」)ゾーン104内のユーザは、リフレクトアレイ106で反射されたBS100からのワイヤレス信号を受信することができる。BS100に関して、LOS120外のどのエリアもNLOSエリアであるが、この例の目的では、解決策は、NLOSエリア112にカバレッジを提供することである。様々な構成、形状、および寸法を使用して、特定の設計を実装し、特定の制約を満たし得る。リフレクトアレイ106は、BS100からのワイヤレス信号を、それが郊外の静かなエリアであろうと、通信量の多い、高密度の街区であろうと、図示の環境内の任意の所望の位置から特定の方向に直接反射するように設計することができる。リフレクトアレイ106などの、本明細書に開示されるように設計されたリフレクトアレイを使用することによって、現在の5Gデータレートの何倍もの大幅な性能改善をもたらすことができる。
図2は、MTSベースのリフレクトアレイ204を展開して5Gのワイヤレスカバレッジを大幅に改善させた都市環境200を示している。環境200は、BS202が、バス212上のWiFi、および車両210内の通信モジュール、および車両208内の自律制御ユニットなどの、多数のUEにワイヤレスカバレッジを提供する、通信量の多い、高密度の街区である。BS202の配置に応じて、そのワイヤレスカバレッジは、所与の通りの方向(例えば、南北)のBS202のLOS内に位置しているUEに対して最適化できる。UEが垂直な通りの方向に位置している場合、そのUEはカバレッジの低下に悩まされることがある。ミリ波スペクトルは環境の影響を受けやすいため、BS102はすべての方向に同じワイヤレス性能を提供できない場合がある。MTSベースのリフレクトアレイ204を使用することによって、BS202からのRF信号を、リフレクトアレイ204からNLOS220方向、またはワイヤレスカバレッジおよび性能が環境200の密な状態によって影響を受ける方向に反射させることができるため、この問題が解決される。複数のリフレクトアレイが環境200のあらゆる場所に位置決めされる場合があることに留意されたい。一例として、リフレクトアレイ204およびNLOS220が提供されている。
図3は、MTSベースのリフレクトアレイ306を展開して、5Gのワイヤレスカバレッジおよび性能を大幅に改善させた、別の環境300を示している。環境300では、BS302は建物の上部に位置していることから、BS302が、NLOSエリア304内に位置し得るUEを含め、環境300内のUEに優れたワイヤレスカバレッジおよび性能を提供することは困難である。環境300内のこれらのUEおよびその他に対して、MTSリフレクトアレイ304は、反射304として指向性ビーム310を反射するなど、BS302からのRF信号を戦略的な方向に反射することにより、性能およびカバレッジの大幅な向上を達成する。リフレクトアレイ304の設計、ならびにワイヤレスカバレッジおよび性能の改善のための反射方向の決定は、以下でより詳細に説明するように、建物330上のBS302の配置、およびリフレクトアレイ304に対する距離(すなわち相対距離)などの、環境300の幾何学的構成だけでなく、BS302から環境300内の建物340上のリフレクトアレイ304までのリンクバジェット計算の関数である。リフレクトアレイ304は固定された位置にあり、一定の反射挙動を行うが、代替の実施形態は、反射挙動を変更するなどの再構成可能なリフレクトアレイを実装してもよく、かつ/または環境300内で再位置決め可能であってもよい。この柔軟性は、ワイヤレストラフィックパターンが変化する場合に使用され得る。
MTSリフレクトアレイは、屋外環境および屋内環境の両方に配置できることに留意されたい。図4は、様々な例による、屋内オフィス構成内におけるMTSリフレクトアレイの配置を示している。部屋400には、その隅のうちの1つにワイヤレス無線機402が配置されている。無線機402は、コンピュータおよび他のワイヤレスデバイスなどの、部屋400内のUEにワイヤレスカバレッジを提供する。無線機402は、固定ワイヤレスエリア内で動作するように位置決めされているが、個々のUEまたは他のデバイスは、部屋400内で移動させてもよい。いつでも高速データ通信の需要が高い部屋400内には、いくつもの数のUEが存在し得る。MTSリフレクトアレイ404、406、および408の配置は、無線機402からのRF波が様々な方向にカバレッジエリアを提供し、性能を向上させることを可能にするための、所望のカバレッジエリアおよび位置によって決定される。無線機402によって直接到達するエリア、LOSエリア、および情報を必要とするがLOSエリア内ではないエリア、NLOSエリアは、設定プロセス中に識別される。例えば、部屋400では、天井または床にはカバレッジは必要ないが、部屋400の中央範囲エリア420内には必要である。MTSベースのリフレクトアレイ404、406、408によって達成される性能の向上は、リフレクトアレイ404、406、408の各々が反射素子またはセルのアレイで構成されているため、MTS反射素子のセルから反射される指向性ビームの建設的効果によるものである。建設的な効果は、5Gアプリケーションを可能にするために不可欠な受動的(または能動的)、低コスト、かつ製造が容易なリフレクトアレイにより達成されることに留意されたい。
多くの構成に加えて、本明細書に開示されるリフレクトアレイは、要望に応じて狭いまたは広いビームを生成することができる。例えば、仰角方向または垂直方向に広いビームを有する、狭い方位角または水平ビームの場合、または狭い仰角および広い方位角もしくは扇形の方位角ビームを生成することが望ましい場合がある。これは、複数の異なる周波数を伴う場合があり、シングル、デュアル、マルチバンド、またはブロードバンドとして、異なる材料で、などで実装され得る。リフレクトアレイは、あらゆる5G環境で幅広い方向および位置に到達できる。これらのリフレクトアレイは低コストで、製造および設定が簡単で、かつその動作を手動で調整する必要がなく、自己較正できる。
図5に示す一例の用途では、リフレクトアレイ504は、高速道路または道路506の近くの柱502または他のそのような構造物に取り付けられており、道路を走行している車両内のUEに、改善されたワイヤレスカバレッジおよび5G性能を提供する。この用途では、リフレクトアレイ504は、柱に取り付けられた平らな長方形(または他の形状)のパネル、または、図13にも示されているように、柱の周りに曲げることができる、曲げ可能なリフレクトアレイとすることができる。
次に、様々な例による、MTSリフレクトアレイ600およびそのセル構成の概略図を示す、図6に注目する。リフレクトアレイ600は、行と列に編成されたセルのアレイである。リフレクトアレイ600は、受動的または能動的であり得る。受動型リフレクトアレイは、一度位置決めされると、入射ビームを特定の方向または複数の方向に向けるため、電子機器またはその他の制御を必要としない。方向を変えるには、リフレクトアレイ全体の再位置決めが必要になる場合があり、これは、例えば、図8~図11に示すように、リフレクトアレイ600の後部上にある機械的または電子的に制御される回転取り付け台によって達成できる。リフレクトアレイ600は、その個々のセルおよびそれらのセル内の個々の反射素子のサイズおよび構成により、指向性および高帯域幅およびゲインを提供する。
様々な例において、リフレクトアレイ600中のセルは、MTS反射素子を備えたMTSセルである。他の例では、リフレクトアレイセルは、マイクロストリップ、ギャップ、パッチなどから構成され得る。様々な構成、形状、および寸法を使用して、特定の設計を実装し、特定の制約を満たし得る。図示のように、リフレクトアレイ600は、長さlおよび幅wの長方形のリフレクトアレイであり得る。他の形状(例えば、台形、六角形など)も、ワイヤレス無線機に対するリフレクトアレイの位置、所望のゲイン、および指向性の性能など、所与の5Gアプリケーションの設計基準を満たすように設計されてもよい。リフレクトアレイ600内の各セルは、反射素子602などの反射素子を有する。反射素子はまた、正方形の反射素子、長方形の反射素子、双極子反射素子、小型反射素子などのように、様々な構成を有し得る。
例えば、セル602は、その幅および長さがそれぞれ寸法wおよびlの長方形のセルである。セル602内には、寸法wreおよびlreのMTS反射素子604がある。MTS反射素子として、その寸法はサブ波長範囲(約λ/3)にあり、λはその入射または反射したRF信号の波長を示している。他の例では、セル606は双極子素子608を有し、セル610は小型反射素子612を有しており、これは事実上、人間の目には知覚不可能であり得るエッチングまたはパターンプリント回路基板(「PCB」)金属層内の、非常に小さなドットである。以下でより詳細に説明するように、リフレクトアレイ600の設計は、屋内または屋外にかかわらず、所与の用途または展開に対する幾何学的およびリンクバジェットの考慮事項によって決定される。したがって、リフレクトアレイ600の寸法、形状、およびセル構成は、特定の用途によって異なることになる。リフレクトアレイ600内の各セルは、図7に示されているリフレクトアレイ700が示すように、様々な反射素子を有し得る。リフレクトアレイ600のセルは、サイズ、形状、および構成が均一であるとして示されているが、他の実施形態は、反射挙動を達成するために、異なる形状、サイズ、および構成のセルを含む場合がある。このような反射挙動には、単一の方向または複数の方向が伴い得る。
図7は、非対称構成で編成された、様々なセルのサイズおよび形状を有するリフレクトアレイ700を示している。例えば、セル702は第1のサイズであり、セル704は第2のサイズであり、セル706は第3のサイズである。セルは、PCB基板などの様々な材料上に構築され得るリフレクトアレイ700構造の表面上に構成される。
図8は、様々な例による、裏面上に壁取り付け台810を備えたリフレクトアレイ800を示している。この例のリフレクトアレイ800は、高周波動作に適した低コストのPCB材料から作製できるため、製造性が高い。図示のように、リフレクトアレイ800は、誘電体806を間に挟んで取り囲む、金属接地面802およびパターン化された金属層804を有する。この構造は、リフレクトアレイ800の用途、配置、サイズ、および形状に応じて決定される。リフレクトアレイ800の反射素子は、エッチングされるか、または金属材料内に堆積され、パターン化された金属層804を形成し得る。様々な例において、金属接地面802およびパターン化された金属層804は、複合誘電体を取り囲む銅層である。所与の5Gアプリケーションの所望の性能に応じて、他の材料を使用してリフレクトアレイ800を設計してもよい。裏面808は、リフレクトアレイ800の接地面層802に取り付けられて、壁または他の同様の表面用の取り付け台810を提供することができる。壁取り付け台810は、ねじ812によって壁に取り付けることができる。
リフレクトアレイパネルを建物の壁上に事前にサイズ設定された取り付け台に組み込むなど、様々な構成が実装され得る。図32では、壁3200は、リフレクトアレイ3204を配置するためのインサート3203を有し、複数の層、および広告用などのオプションのカバー3206を有する。この位置において、無線機3210は、入射波3212として、リフレクトアレイ3204上に入射するビームを送信する。リフレクトアレイは、入射波3212を反射3214として向け直す。カバー3206は、リフレクトアレイ3204の前面に置かれているが、リフレクトアレイ3204の反射挙動を妨害しない。
いくつかの実施形態では、リフレクトアレイを覆っている広告またはカバーは、リフレクトアレイの反射または向け直し挙動の変更を可能にする反射素子を含んでもよい。図33では、リフレクトアレイ3300は、反射角を変更するか、または新しい入射角が同じ向け直しを達成できるようにリフレクトアレイ3300の構造と協調して作用する材料である、部分3304を有する広告オーバーレイ3302を含む。別の例では、リフレクトアレイ3310は、BMWを広告するオーバーレイ3312を含む。オーバーレイ3312の設計に組み込まれているのは、部分3314および3316であり、各々は、リフレクトアレイ3310の挙動を変更するように作用する1つ以上の材料から作製される。この例では、部分3314は反射の第1の方向を作成し、部分3316は反射の第2の方向を作成する。オーバーレイ3312が取り外されると、リフレクトアレイ3310は当初の設計どおりに機能する。
様々な例において、取り外し可能なカバーが、用途によって要望に応じて、リフレクトアレイの上部に配置され得る。このカバーまたはオーバーレイは、ユーザに追加の収益を提供してもよく、またはスポーツアリーナでソーダを購入したり、演劇でチケットを購入したりするためのQRコードを有するなどの追加の機能もしくは特徴を提供してもよい。この形成には様々な態様がある。図9に示すように、リフレクトアレイ900は、接着剤、シルクスクリーン、または他のそのような手段などの様々な手段によって、リフレクトアレイの上部に位置決めされ得る、取り外し可能なカバー902を有する。リフレクトアレイ900の設計プロセス中に、反射したRF信号の指向性能を妨害しない様々なカバー材料が使用され得る。例えば、ガラス繊維または他のそのような材料を使用して、性能の変更または妨害を回避することができる。様々な例において、リフレクトアレイ900は、取り外し可能なカバー902を用いて設計およびシミュレーションされ、リフレクトアレイセルおよびそれらの反射素子が、所望の性能を提供することを確実にすることができる。取り外し可能なカバー902は、リフレクトアレイ900を環境からまたはその表面への他の損傷から保護し、かつ5Gプロバイダ、緊急応答システムなどが、リフレクトアレイ900中に、その近傍内のUEによって見ることができるメッセージ、広告、または宣伝を表示できるようにする、という2つの目的を果たし得る。後部取り付け台906を介して表面に取り付けられたリフレクトアレイ900から広告およびメッセージがリレーされるのを可能にするカバー902の様々な構成が存在し得る。
環境内に別のリフレクトアレイを配置する必要なしに、リフレクトアレイがその位置を変更することを必要とし得る様々な用途が存在し得ることに留意されたい。図10は、壁または他のそのような表面に取り付け可能であり得るその裏面1006上に配置された回転機構1002を有する、例示的なリフレクトアレイ1000を示している。回転機構1002は、制御回路1004によって制御可能であり、リフレクトアレイ1000の向きを要望に応じて変更することができる。回転機構はまた、例えば、ソーラーセルなどの制御回路1004以外の他の手段によっても制御することができる。図11は、裏面1106上の回転機構1102がソーラーセル1108によって制御される、そのようなリフレクトアレイ1100を示している。
回転リフレクトアレイの他の構成が、要望に応じて実装されてもよい。図12は、回転取り付け台上のデュアルリフレクトアレイの一例を示している。構造1200は、リフレクトアレイ1202およびリフレクトアレイ1204の、2つのリフレクトアレイを支持するように設計されている。これらのリフレクトアレイは、レバー1206および1208を回転させることにより、それぞれ異なる向きに回転させることができる。一例では、リフレクトアレイ1202は水平配向を有し、リフレクトアレイ1204は垂直配向を有する。それらの向きは、それぞれの5Gアプリケーションによって必要に応じて変更できる。
その構成および配置機能に関して、さらに柔軟なリフレクトアレイを図13に示す。リフレクトアレイ1300は、図5に示すような、高速道路を走行している車両内のUEに、改善されたワイヤレスカバレッジおよび性能を提供するために、高速道路の近くの街灯に取り付けられた、曲げ可能なリフレクトアレイが示されている場合、などの用途向けの、曲げ可能でありかつ柔軟なPCB材料で製造されている、曲げ可能なリフレクトアレイである。リフレクトアレイ1300内のセルは、1302、1304として示されている。
図14は、様々な例による、積み重ね可能かつスライド可能なリフレクトアレイを示している。リフレクトアレイ1400は、複数のリフレクトアレイ層を有する積み重ね可能な構造である。各リフレクトアレイ層、例えば、リフレクトアレイ層1402~1410は、積み重ね内のその配置に従って設計されている。積み重ねは、用途によって要望に応じて変更でき、それによりいつでもネットワーク事業者は、例えば、リフレクトアレイ層1408など、リフレクトアレイ層を積み重ねから取り除くことができる一方、他のリフレクトアレイ層は、その位置に留まるか、または移動させられて、取り除かれたリフレクトアレイ層の置換に対応する。リフレクトアレイ1400のこの設計構成により、多くの異なる5Gアプリケーションがリフレクトアレイの機能を活用して特定の方向に高いゲインを提供できることに留意されたい。リフレクトアレイ1400の積み重ね可能な構造により、5Gネットワーク事業者は、すでに製造されたリフレクトアレイのライブラリまたはカタログから選択し、様々な設計基準を満たすことができる。同様に、取り外し可能なカバーのライブラリまたはカタログは、単一または積み重ね可能なリフレクトアレイで使用され得る。リフレクトアレイ層1402~1410の材料は、RF信号が設計基準に従って反射され得るように選択されることに留意されたい。様々な例において、所与の層は、所与の周波数で信号を反射することができる透明な層であり得る。積み重ね内の各リフレクトアレイ層は、異なる周波数の信号を反射するように設計され得る。
リフレクトアレイの別の構成を図15に示しており、これは、要望に応じて5Gネットワーク内で容易に持ち運びできる携帯型リフレクトアレイ1500を示している。携帯型リフレクトアレイ1500は、5Gネットワークまたはアプリケーション内の特定の要求を達成するために、リフレクトアレイのライブラリから選択され得る。携帯型リフレクトアレイ1500はまた、図14に示すような携帯型の積み重ね可能なリフレクトアレイであってもよく、またはカバーのカタログから選択された、図9に示すような取り外し可能なカバーを有してもよい。取り外し可能なカバーは、5Gネットワーク内で広告、宣伝、またはメッセージを表示するために使用され得る。携帯型リフレクトアレイ1500は、容易に持ち運び可能であり、必要に応じて壁または他の表面に取り付けることができる。
次に、本明細書に開示されている様々な例による、リフレクトアレイの設計プロセス1600のフローチャートを示している、図16に注目する。設計プロセスの最初のステップは、所望の5Gアプリケーションの幾何学的設定を決定することである(1601)。これには、リフレクトアレイからのその距離を含む、リフレクトアレイで反射される入射RF信号を提供するBSまたはワイヤレス無線機の位置、およびリフレクトアレイ自体の向きおよび位置を決定することを伴う。幾何学的設定は、リフレクトアレイ1700の中心に位置決めされたデカルト(x,y,z)座標系からDに位置するワイヤレス無線機(「WR」)1702を示している、図17に見ることができる。リフレクトアレイ1700は、x軸に沿って位置決めされており、y軸は、そのボアサイトを示している。WR1702は仰角θ、および方位角φを有する。幾何学的設定を決定することは、例えば、レーザ距離計および角度計などの単純な幾何学的ツールを伴う単純な手順であることに留意されたい。これは、リフレクトアレイ1700の設定の容易さを強調し、屋内または屋外を問わず、あらゆる5G環境に簡単に展開できる高度に製造可能なリフレクトアレイを使用して、そのワイヤレスカバレッジおよび性能の大幅な改善が低コストで達成される場合に、その使用をさらに奨励する。
リフレクトアレイ1700は、例えば、θの仰角およびφの方位角を有する、リフレクトアレイ1700から距離Dに位置するUE1704などの、WR1702によって提供される5Gネットワーク内のUEに、WR1702からのRF波を反射するために使用することができる。図18は、金属接地面、誘電体基板、および反射素子、例えば、MTS反射素子を有するリフレクトアレイセルを備えたパターン化された金属層を有する、リフレクトアレイ1800から生成される遠方界放射パターン1806を示している。図示のように、BS1802は、距離dからi番目のセル1804まで、RF信号をリフレクトアレイ1800に送信する。次に、これらのRF信号は、RFビームで、リフレクトアレイ1800内の各セルから反射される。リフレクトアレイ1800内のすべてのセルからのRFビームの建設的な挙動は、事実上、放射パターン1806を受信するUEに対してワイヤレスカバレッジおよび性能の大幅な改善をもたらす、アンテナゲインである。
図16に戻ると、幾何学的設定が決定されたら、次のステップは、5Gアプリケーションのリンクバジェットを計算することである(1602)。リンクバジェットは、例えば、その中心周波数、帯域幅、送信電力(実効等方放射電力(「EIRP」))、アンテナゲイン(ビーム幅)、偏波、受信感度、および位置(D,θ,φ)などのBS(例えば、WR1702)のゲインプロファイルを識別するパラメータ、ならびに、例えば、その送信電力(EIRP)、アンテナゲイン(ビーム幅)、偏波、受信感度、および位置(D,θ,φ)などの、BS(例えば、UE1704)の到達範囲内にあるUEのパラメータまたはゲインプロファイルを、入力として取り込む計算である。リンクバジェット計算の出力は、リフレクトアレイのサイズおよび形状だけでなく、アップリンク通信およびダウンリンク通信の両方の方位角および仰角に関するその予想されるゲイン、ビーム幅、および位置を決定する(1604)。
リフレクトアレイセルのパッチまたは素子の設計を図19に示しており、ここでは、長方形の(lxw)などの寸法を有する素子が、プロット1904、1906に示すような結果によって合成されている。無線機およびターゲットエリアの環境位置を説明する第1の構成では、所与の素子サイズの相挙動(y軸)は、特定の素子サイズ(x軸)で変化する挙動を有する。この挙動は、素子の1つ以上の次元の関数であり得る、素子のサイズを選択するために使用される。プロット1906は、素子サイズの関数としての素子の反射信号の振幅を示しており、リフレクトアレイの素子のサイズおよび形状を選択するために1904のプロットと併せて使用される。本発明において、素子は、周期的または準周期的であってもよく、ここで、準周期的構造は、リフレクトアレイ全体にわたって漸進的な形状またはサイズ変化を有する。この合成された情報は、リフレクトアレイの1つ以上の素子に関する情報を提供する。
図19は、リフレクトアレイの設計位相で使用される基本的なグラフの一部を示している。リフレクトアレイの完全なまたは望ましい挙動を捕捉するために合成され得る、他のプロットが存在する。例えば、アレイ全体が複合反射挙動を有する場合、合成は、1つ以上のセルに対して実行されて、所望の挙動を捕捉することができる。他の実施形態では、リフレクトアレイの第1の部分からの第1の反射指向性およびリフレクトアレイの第2の部分からの第2の反射指向性など、複数の反射挙動が望まれる。合成は、ソース信号の入射角および偏波の結果を判定するために使用される。設計プロセスでは、特定の位相の形状およびサイズを見つけ、構成内の特定のポイントを合成して、素子の幾何学的寸法を選択する。プロット1904は位相を示しているが、プロット1906は反射の品質の尺度を示しており、いかなる損失も識別する。プロット1906には、サイズAで識別された高損失エリアがある。設計プロセスでは、リフレクトアレイの各セルを分析でき、このように、リフレクトアレイは様々なサイズのセルを有し得る。これらの合成結果は、物理的な実装態様または位相から幾何学的形状にマッピングされる。素子は、図8に示すリフレクトアレイ800および図9に示すリフレクトアレイ900などのように、形状が徐々に変化する準周期的構成を有してもよい。位相を達成するためのサイズを決定した後、素子の構造が決定される。完成したリフレクトアレイは、設計を確実にするために検証され得る位相分布を提供する。
リフレクトアレイの形状およびサイズが決定されると、次の2つのステップ、リフレクトアレイ開口の位相分布が、リンクバジェットに従って決定されるステップ(1606)、およびリフレクトアレイセルが設計される、すなわち、それらの形状、サイズ、および材料が選択されるステップ(1608)が、順次または並行して実行され得る。リフレクトアレイ内のi番目のセル(例えば、リフレクトアレイ1800内のセル1804)の反射位相φは、次のように計算される。
φ=k(d-(xcosφ+ysinφ)sinθ)±2Nπ(等式1)
ここで、kは自由空間伝搬定数、dはBSからリフレクトアレイ内のi番目のセルまでの距離、Nは位相ラッピングの整数、ならびにφおよびθは、ターゲット反射ポイントの方位角および仰角である。計算により、集束ビームを(φ,θ)に向けるために、x-y平面上のi番目の素子によって、望ましいまたは必要な反射位相φを識別する。dは、BSの位相中心からi番目のセルの中心までの距離であり、Nは整数である。この式および等式は、特定のセルまたはセルの組を適応および調整するための重みをさらに含み得る。いくつかの例では、リフレクトアレイは、2つ以上の方向、周波数などで受信した信号の向け直しを可能にする複数のサブアレイを含み得る。
設計プロセスの最後のステップは、各セル内の反射素子(例えば、それらのサイズ、形状、タイプなど)を設計して、リフレクトアレイ開口の位相分布を達成することである(1610)。設計プロセスのステップ1604~1610は、セルの一部に重みを付けたり、先細りの定式化を追加したりするなどして、パラメータを調整するために必要に応じて反復させることができる。すべてのセルが完了すると(1612)、処理によって性能が検証され(1610)、そうでない場合は、プロセスは次のセルの設計に戻る(1606)。
図19は、それぞれ、グラフ1904および1906に示す、位相および振幅分布を達成するための、反射素子1902、例えば、MTS反射素子を備えたリフレクトアレイセル1900を示している。プロット1904は、素子1902などの放射パッチの寸法またはサイズの関数としての反射波の位相を示している。これは、素子1902で受信された第1の入射角について示されている。プロット1906は、素子1902などの放射パッチの寸法またはサイズの関数としての、反射波の振幅を示している。これは、第2の入射角について示されている。彼女の
リフレクトアレイが設計されると、屋内または屋外を問わず、任意の5Gアプリケーションのワイヤレスカバレッジおよび性能を大幅に向上させるための配置および動作の準備が整う。設計が完了し、リフレクトアレイが製造され、高性能5Gアプリケーションを可能にする環境に配置された後でも、リフレクトアレイは、図10~図12に示すような、例えば、回転機構を使用して、または図14に示すような積み重ね可能な構成で、依然として調整することができることに留意されたい。リフレクトアレイは、街灯などの構造物に簡単に配置できるように、曲げ可能なPCBを使用して製造することもでき(図5および図13に示すように)、図15にあるように携帯型にすることもでき、または5G環境でUEなどに広告、宣伝、またはメッセージを表示するオプションを備えた取り外し可能なカバーを有することもできる(図8に示すように)。5G事業者は、図20に示すようなリフレクトアレイ2000およびカバー2002のカタログにアクセスできるか、または5G事業者は所望の場合、リフレクトアレイおよびカバーのカスタムメイドの設計を要望できる。多くの構成に加えて、本明細書に開示されているリフレクトアレイは、要望に応じて、狭いまたは広いビーム、例えば、方位角が狭く、仰角が広いビームを、異なる周波数(例えば、シングル、デュアル、マルチバンド、またはブロードバンド)で、異なる材料によって、などで生成することができるリフレクトアレイは、あらゆる5G環境で幅広い方向および位置に到達できる。これらのリフレクトアレイは低コストで、製造および設定が簡単であり、5G事業者がその動作を調整する必要がなく、自己較正し得る。それらは受動的または能動的であり得、ゲインのようなMIMOを実現し、マルチパス環境を充実させる。これらのリフレクトアレイは、5Gが約束する望ましい性能および高速データ通信を事実上可能にすることが理解される。
いくつかの用途では、反射したRF信号のより広いカバレッジエリアを提供するために、MTSベースのリフレクトアレイが複数のRFビームを生成することが望ましい場合がある。様々な例において、MTSベースのリフレクトアレイは、前述の例のように単一のRFビームではなく、複数のRFビームを生成するように設計され得る。図21、図22、および図23は、様々な異なる方向に放射する複数のRFビーム(すなわち、反射されたEM波)を生成するMTSリフレクトアレイ2100、2200、および2300を示している。
特に、図21は、MTSリフレクトアレイ2100の概略図であり、ここで、MTSセル2110のMTS反射素子の各々は、様々な例による、それぞれのRFビーム(すなわち、それぞれの反射された電磁(「EM」)波)を放射する。この図では、MTSリフレクトアレイ2100は、長さlおよび幅wを有する長方形の形状であることを示している。MTSリフレクトアレイ2100は、形状が長方形であるように示されているが、MTSリフレクトアレイ2100は、示すものとは異なる形状(例えば、正方形、六角形、台形など)になるように設計されてもよい。
また、示されているMTSリフレクトアレイ2100は、MTSセル2110の行列を有し、ここで、各MTSセル2110は、幅wおよび長さlを有する。各MTSセル2110は、それぞれの反射素子を備える。MTSセル2110の反射素子には、これらに限定されないが、MTS反射素子2104(幅wreおよび長さlreを有し得る)、双極子素子2108、および小型反射素子2112を含む、様々な異なるタイプの反射素子を用いることができる。さらに、MTSセル2110の各々は、互いに異なるタイプの反射素子を含み得る。いくつかの例では、MTSセル2110は、示すように、2つ以上の反射素子を含み得る。
図21の例では、MTSリフレクトアレイ2100の反射素子の各々は、各反射素子が互いに異なる方向に向けられたRFビームを生成するよう、それぞれの反射位相を有するように設計されている。MTSリフレクトアレイ2100の動作中、ソース(例えば、図1のBS100を指す)は、RF信号(例えば、入射EM波)をMTSリフレクトアレイ2100に向けて送信する。MTSリフレクトアレイ2100のMTSセル2110の反射素子(例えば、MTS反射素子2104、双極子素子2108、および/または小型反射素子2112)は、RF信号を受信および反射して、各々、それぞれのRFビーム(すなわち、それぞれの反射されたEM波)を生成する。MTSリフレクトアレイ2100の開口全体にわたる位相分布は、生成されたRFビームの各々が互いに異なる方向に放射されるようになっている。様々な異なる方向にRFビームを位置決めすることで、RF信号が広がり、RF信号のカバレッジエリアが拡大する。
一部の用途では、生成されたRFビームの一部の出力が、他の生成されたRFビームよりも強い(例えば、EIRPがより高い)ことが望ましい場合がある。これらの用途では、MTS反射素子を一緒にグループ化して、単一の反射素子が単独で生成できるよりも高い出力ビームを生成してもよい。図22および図23は、RFビームを生成する反射素子のグループを有する、MTSリフレクトアレイ2200、2300を示している。
特に、図22は、MTSリフレクトアレイ2200の概略図であり、ここで、様々な例による、MTS反射素子のグループ2202、2206、2208、2210の各々は、それぞれのRFビーム(すなわち、それぞれの反射されたEM波)を放射する。図22のリフレクトアレイ2200は、図21のMTSリフレクトアレイ2100と同様に構造化されており、2202および2220などの個々のセルを備えている。セル2230、2232、2234などの個々のセルも、各々、反射用に構築されており、反射挙動が破線で示されている。
図22の例では、グループ2206および2210は、各々、9つのMTSセルを含み、グループ2208および2204は、各々、4つのMTSセルを含み、グループの各々内のセルは、同じ設計および構造である場合もあれば、互いに異なる場合もある。目標は、セル2232などの個々のセルの、個々のセル反射率ではなく、グループにグループとしての反射挙動を持たせることである。グループ内に含まれる反射素子またはセルは、グループごとにそれぞれのRFビームを放射する。生成されたRFビームの各々は、互いに異なる方向に放射される。グループには異なる数のセルが含まれるため、それらは異なる出力yのRFビームを生成するように設計され得ることに留意されたい。
MTSリフレクトアレイ2200の動作中、ソースは、RF信号をMTSリフレクトアレイ2200に向けて送信する。MTSリフレクトアレイ2200のMTSセル2210の反射素子(例えば、MTS反射素子2204、双極子素子2208、および/または小型反射素子2212)は、RF信号を受信および反射して、各々が互いに異なる方向に向けられる複数のRFビーム(すなわち、反射されたEM波)を生成する。具体的には、グループ2230、2240、2250、2260の各々の反射素子は、一緒に一斉に放射して、グループ2230、2240、2250、2260の各々に対してのそれぞれのRFビームを生成する。そして、グループ2230、2240、2250、2260のいずれにもない反射素子は、RF信号を反射して、各々、それぞれのRFビーム(すなわち、それぞれの反射されたEM波)を生成する。MTSリフレクトアレイ2300の開口全体にわたる位相分布は、生成されたRFビームの各々が互いに異なる方向に放射されるようになっており、これにより、RF信号のカバレッジエリアの拡大が可能になる。
図23は、MTSリフレクトアレイ2300の概略図であり、ここで、様々な例による、MTSセル2310のMTS反射素子の他のグループ2340、2350、2360は、各々、それぞれのRFビーム(すなわち、それぞれの反射されたEM波)を放射する。図23のリフレクトアレイ2300は、図21のMTSリフレクトアレイ2100および図22のMTSリフレクトアレイ2200と同様に構造化されている。図21および図22のMTSリフレクトアレイ2100、2200と同様に、図23のMTSリフレクトアレイ2300は、形状が長方形であり、MTSセル2310の行列を備える。さらに、MTSリフレクトアレイ2300の各MTSセル2310は、それぞれの反射素子(例えば、MTS反射素子2304、双極子素子2308、または小型反射素子2312)を備える。
図23の例では、グループ2340は、8つのMTSセル2310を備え、グループ2350および2360は、各々、4つのMTSセル2310を備える。MTSリフレクトアレイ2300のMTSセル2310のグループ2340、2350、2360内に含まれる反射素子は、グループ2340、2350、2360ごとにそれぞれのRFビームを放射する。さらに、MTSセル2310のグループ2340、2350、2360のいずれにも含まれない反射素子は、各々、反射素子ごとにそれぞれのRFビームを放射する。生成されたRFビームの各々は、互いに異なる方向に放射される。グループ2340は、グループ2350および2360の2倍の数のMTSセル2310を含むため、グループ2340は、グループ2350および2360によって生成されるRFビームよりも高い出力のRFビーム(例えば、2倍の出力)を生成するように設計される可能性が高い。
MTSリフレクトアレイ2300の動作中、ソースは、RF信号をMTSリフレクトアレイ2300に向けて送信する。MTSリフレクトアレイ2300のMTSセル2310の反射素子(例えば、MTS反射素子2304、双極子素子2308、および/または小型反射素子2312)は、RF信号を受信および反射して、複数のRFビーム(すなわち、反射されたEM波)を生成する。グループ2340、2350、2360の各々の反射素子は、一緒に一斉に放射して、グループ2340、2350、2360の各々に対してのそれぞれのRFビームを生成する。また、グループ2340、2350、2360のいずれにもない反射素子は、RF信号を反射して、各々、それぞれのRFビーム(すなわち、それぞれの反射されたEM波)を生成する。MTSリフレクトアレイ2300の開口全体にわたる位相分布は、生成されたRFビームの各々が互いに異なる方向に放射されるようになっており、それにより、RF信号のカバレッジエリアの拡大を提供する。
図24は、様々な例による、RF信号のカバレッジエリアを拡大するためのリレーとして動作するMTSリフレクトアレイ2406を示している。この図では、そのカバレッジエリア内のモバイルデバイスとの間でワイヤレス信号を送受信する、ワイヤレスBS2400を示している。BS2400のカバレッジエリア内にある建物2402、2404、および/またはその他の構造物は、ワイヤレス信号の送信と受信を妨害する可能性がある。特に、この図では、建物2402、2404はBS2400の見通し線(「LOS」)ゾーン内に位置しており、したがって、建物2402、2404はワイヤレス信号の送受信を妨げる可能性があり、それにより、BS2400のカバレッジエリアが低下する可能性がある。
BS2400の低下したカバレッジエリアを改善および拡大するために、MTSリフレクトアレイ2406が建物2402の外側上に取り付けられている。MTSリフレクトアレイ2406は、BS2400と受信デバイス(例えば、ユーザ機器(「UE」))の間のリレーとして動作し、カバレッジエリアを拡大する。MTSリフレクトアレイ2406は、MTSリフレクトアレイ2406が互いに異なる方向に複数のRFビーム(すなわち、反射されたEM波)を放射するように設計されている。異なる方向へのRFビームの放射は、RF信号の広がりを提供し、それによりBS2400のカバレッジエリアを拡大および改善する。
MTSリフレクトアレイ2406の動作中、BS2400(例えば、ソース)は、RF信号(例えば、入射EM波)を建物2402に向けて送信する。MTSリフレクトアレイ2406のMTSセルの反射素子は、RF信号を受信および反射して、複数のRFビーム(すなわち、複数の反射されたEM波)を生成する。MTSリフレクトアレイ2406の開口全体にわたる位相分布は、生成されたRFビームの各々が互いに異なる方向に放射されるようになっており、それにより、RF信号のカバレッジエリアの拡大を提供する。RFビームは様々な異なる方向に放射されるため、LOSゾーン内だけでなく、非見通し線(「NLOS」)ゾーン内に位置する受信デバイスも、RF信号(すなわち、ワイヤレス信号)を受信することができる。
いくつかの例では、MTSリフレクトアレイ2406は、示すように、構造物(例えば、建物2402)の外部ではなく、構造物の内部に取り付けられ得ることに留意されたい。いくつかの例では、MTSリフレクトアレイ2406は、示すように、構造物(例えば、建物2402)上以外の他のタイプの物体上または内部に取り付けられ得る。MTSリフレクトアレイ2406が上または内部に取り付けられ得る他のタイプの物体には、車両(例えば、陸上車両、航空機、宇宙車両、および船舶)および静止または移動可能であり得る電子デバイスが含まれるが、これらに限定されない。
図25は、様々な例による、RF信号のカバレッジエリアを拡大するためにリレーとして一緒に動作する、2つのMTSリフレクトアレイ2506、2507を示している。図25は、図25が建物2504上に取り付けられた追加のMTSリフレクトアレイ2507を示していることを除いて、図24と同様である。図25では、ワイヤレスBS2500は、そのカバレッジエリア内のモバイルデバイスとの間でワイヤレス信号を送受信する。建物2502、2504は、BS2500のカバレッジエリア内に位置しており、それにより、ワイヤレス信号の送受信を妨害する可能性がある。
BS2500のカバレッジエリアを改善および拡大するために、MTSリフレクトアレイ2506は建物2502の外側上に取り付けられており、MTSリフレクトアレイ2507は建物2504の外側上に取り付けられている。MTSリフレクトアレイ2506、2507は、BS2504と受信デバイス(例えば、UE)との間のリレーとして一緒に動作し、カバレッジエリアを拡大する。MTSリフレクトアレイ2506、2507は、MTSリフレクトアレイ2506、2507が両方とも、異なる方向に複数のRFビーム(すなわち、反射されたEM波)を放射するように設計されている。異なる方向へのRFビームの放射によって、RF信号の広がりが提供され、それによってBS2500のカバレッジエリアが拡大する。
動作中、BS2500(例えば、ソース)は、RF信号(例えば、入射EM波)を建物2502に向けて送信する。MTSリフレクトアレイ2506のMTSセルの反射素子は、RF信号を受信および反射して、複数のRFビーム(すなわち、複数の反射されたEM波)を生成する。MTSリフレクトアレイ2506の開口全体にわたる位相分布は、生成されたRFビームの各々が互いに異なる方向に放射されるようになっている。次に、MTSリフレクトアレイ2507のMTSセルの反射素子は、MTSリフレクトアレイ2506から生成されたRFビームのうちの少なくとも1つを受信および反射して、複数のRFビームを生成する。MTSリフレクトアレイ2507の開口全体にわたる位相分布は、生成されたRFビームの各々が互いに異なる方向に放射されるようになっている。RFビームは様々な方向に放射されるため、BS2500のカバレッジエリアが改善および拡大される。
いくつかの例では、示すように、3つ以上のMTSリフレクトアレイ2506、2507が、RF信号のカバレッジエリアを拡大するためにリレーとして一緒に動作し得ることに留意されたい。いくつかの用途では、3つ以上のMTSリフレクトアレイ2506、2507を用いることが望ましい場合がある。例えば、追加のMTSリフレクトアレイ2506、2507を用いて、RF信号の放射に対する複数の構造的障害物(例えば、建物)を克服してもよい。RF信号に対する複数の構造的障害物が既知の場合、追加のMTSリフレクトアレイ2506、2507を既知の構造的障害物の上または近くに取り付けて、RF信号を広げ、RF信号のカバレッジエリアを拡大することができる。
図26は、様々な例による、MTSリフレクトアレイを動作させるための方法2600を示すフローチャートを示している。方法2600の開始時に、MTSベースのリフレクトアレイ上の複数のMTS反射素子は、ソースからRF信号を受信する(2602)。次に、複数のMTS反射素子(2604)は、RF信号を反射して、複数のRFビーム(2606)を生成し、そうでなければ、単一の反射器の場合、単一の指向性ビーム(2608)となる。複数のRFビームの各々は、互いに異なる方向に放射される。
図27は、様々な例による、第1の位置でワイヤレス無線機2702を用いてマルチパスシグナリングを充実させる受動型リフレクトアレイが展開された、屋内環境2700の一例の概略図を示している。屋内環境2700は、屋内環境2700内のそれぞれの壁に展開および設置された受動型リフレクトアレイ2704、2706および2708を含む。ワイヤレス無線機2702は、受動型リフレクトアレイ2704、2706、および2708の各々の上方に位置するように、屋内環境2700の天井に取り付けられている。ワイヤレス無線機2702からのダウンリンク信号は、屋内環境2700を照らすことができるが、信号対雑音比(SNR)は、屋内環境2700のサイズおよび伝搬損失に基づいて標準未満になることがある。受動型リフレクトアレイ2704は、受動型リフレクトアレイ2704および屋内環境2700内の第1のターゲットカバレッジエリア(またはゾーン)との間の経路に沿ってマルチパスゲインを増加させるように構成され得る。受動型リフレクトアレイ2706は、受動型リフレクトアレイ2706と屋内環境2700内の第2のターゲットカバレッジエリア(またはゾーン)との間の経路に沿ってマルチパスゲインを増加させるように構成され得る。受動型リフレクトアレイ2708は、受動型リフレクトアレイ2708と屋内環境2700内の第3のターゲットカバレッジエリア(またはゾーン)との間の経路に沿ってマルチパスゲインを増加させるように構成され得る。ターゲットカバレッジエリアは、一部の実装態様では同じターゲットカバレッジエリアを指す場合があり、他の実装態様では異なるターゲットカバレッジエリアを指す場合がある。
図28は、様々な例による、第2の位置でワイヤレス無線機2802を用いてマルチパスシグナリングを充実させる受動型リフレクトアレイが展開された、屋内環境2800の一例の概略図を示している。屋内環境2800は、屋内環境2800内のそれぞれの壁に展開および設置された受動型リフレクトアレイ2804、2806、および2808を含む。ワイヤレス無線機2802は、受動型リフレクトアレイ2804および2808の上方、および受動型リフレクトアレイ2806の下方に位置するように、屋内環境2800の角壁に取り付けられている。ワイヤレス無線機2802からのダウンリンク信号は、屋内環境2800を照らすことができるが、信号対雑音比(SNR)は、屋内環境2800のサイズおよび伝搬損失に基づいて標準未満になることがある。受動型リフレクトアレイ2804は、受動型リフレクトアレイ2804と屋内環境2800内の第1のターゲットカバレッジエリア(またはゾーン)との間の経路に沿ってマルチパスゲインを増加させるように構成され得る。受動型リフレクトアレイ2806は、受動型リフレクトアレイ2806と屋内環境2800内の第2のターゲットカバレッジエリア(またはゾーン)との間の経路に沿ってマルチパスゲインを増加させるように構成され得る。受動型リフレクトアレイ2808は、受動型リフレクトアレイ2808と屋内環境2800内の第3のターゲットカバレッジエリア(またはゾーン)との間の経路に沿ってマルチパスゲインを増加させるように構成され得る。ターゲットカバレッジエリアは、一部の実装態様では同じターゲットカバレッジエリアを指す場合があり、他の実装態様では異なるターゲットカバレッジエリアを指す場合がある。この点で、屋内環境2800内のワイヤレスネットワークカバレッジエリアは、受動型リフレクトアレイアンテナ2804、2806、および2808によって提供される追加のゲインのために、マルチインマルチアウト(MIMO)を使用するときに拡大(または増大)する。
図29は、様々な例による、ワイヤレス無線機2902への強化されたアップリンクシグナリングを備えた受動型リフレクトアレイが展開された、屋内環境2900の一例の概略図を示している。屋内環境2900は、屋内環境2900内のそれぞれの壁に展開および設置された受動型リフレクトアレイ2904、2906、2908、および屋内環境2900内の天井に展開および設置された受動型リフレクトアレイ2910を含む。ワイヤレス無線機2902は、受動型リフレクトアレイ2904、2906、2908、および2910の下方に位置するように、屋内環境2900内のテーブル上に位置している。受動型リフレクトアレイ2904は、受動型リフレクトアレイ2904と屋内環境2900内の第1のターゲットカバレッジエリア(またはゾーン)との間の経路に沿って、ワイヤレス無線機2902からのダウンリンク信号のマルチパスゲインを増加させるように構成され得る。受動型リフレクトアレイ2906は、受動型リフレクトアレイ2906と屋内環境2900内の第2のターゲットカバレッジエリア(またはゾーン)との間の経路に沿って、ワイヤレス無線機2902からのダウンリンク信号のマルチパスゲインを増加させるように構成され得る。受動型リフレクトアレイ2908は、受動型リフレクトアレイ2908と屋内環境2900内の第3のターゲットカバレッジエリア(またはゾーン)との間の経路に沿って、ワイヤレス無線機2902からのダウンリンク信号のマルチパスゲインを増加させるように構成され得る。受動型リフレクトアレイ2910は、受動型リフレクトアレイ2910と屋内環境2900内の第4のターゲットカバレッジエリア(またはゾーン)との間の経路に沿って、ワイヤレス無線機2902からのダウンリンク信号のマルチパスゲインを増加させるように構成され得る。ターゲットカバレッジエリアは、一部の実装態様では同じターゲットカバレッジエリアを指す場合があり、他の実装態様では異なるターゲットカバレッジエリアを指す場合がある。
図30Aおよび図30Bは、様々な例による、受動型リフレクトアレイからワイヤレス無線機への例示的なアップリンクシグナリングの概略図をしている。図29に戻って参照すると、携帯電話はより広いRFビームを放射するため、スマートフォンまたは携帯電話などのワイヤレス通信デバイスからのアップリンクシグナリングを改善するために、アップリンクシグナリングはワイヤレス無線機2902に焦点を戻す必要がある。図29に記載されているように、ワイヤレス無線機2902は、携帯電話などのユーザデバイスの近傍にあるように、テーブル上に位置している。いくつかの実装態様では、屋内環境(例えば、2900)の天井には、モジュール式天井タイルが設置されていることがある。この点で、天井タイルは、受動型リフレクトアレイ2910などのリフレクトアレイアンテナとして実装されるか、またはその少なくとも一部を含むことができる。図30Aでは、ワイヤレス無線機3002は、ボアサイト角で天井タイルのうちの1つとして機能する受動型リフレクトアレイ3004の下方に位置している。受動型リフレクトアレイ3004は、屋内環境に設置された他の受動型リフレクトアレイ(例えば、図29の受動型リフレクトアレイ2904、2906、2908)からアップリンクシグナリング(例えば、RFビーム3006、3008)を受信するように構成され得る。いくつかの実装態様では、受動型リフレクトアレイ3004は、大きな入射角(例えば、50°~60°)からのRFビームを受信するように構成され得る。受動型リフレクトアレイ3004の表面積は、屋内環境に設置された他の受動型リフレクトアレイの表面積よりも大きい場合があり、ワイヤレス無線機3002へのアップリンクシグナリングでより広いビーム(例えば、3010)を生成するように構成され得る。
図30Bでは、ワイヤレス無線機3012は、個々の天井タイルに供する受動型リフレクトアレイ3014-1および3014-2の下方に位置しており、受動型リフレクトアレイ3014-1は、ワイヤレス無線機3012対してボアサイト角に位置し、受動型リフレクトアレイ3014-2は、ワイヤレス無線機3012に対して鋭角に位置している。受動型リフレクトアレイ3014-1は、屋内環境内に設置された他の受動型リフレクトアレイ(例えば、図29の受動型リフレクトアレイ2904、2906、2908)からのアップリンクシグナリング(例えば、RFビーム3018)を、第1の入射角方向から受信するように構成され得、受動型リフレクトアレイ3014-2は、屋内環境に設置された他の受動型リフレクトアレイからのアップリンクシグナリング(例えば、RFビーム3016)を、第2の入射角方向から受信するように構成され得る。受動型リフレクトアレイ3014-1は、ほぼボアサイト角でワイヤレス無線機3012へのアップリンクシグナリングによるアップリンクビーム3020-1を生成するように構成され得、受動型リフレクトアレイ3014-2は、鋭角でワイヤレス無線機3012へのアップリンクシグナリングによるアップリンクビーム3020-2を生成するように構成され得る。
図31は、様々な例による、屋内環境内に受動型リフレクトアレイを展開する例示的なプロセス3100のフローチャートを示している。説明の目的で、例示的なプロセス3100は、主に、図21~図31を参照して本明細書で説明されるが、例示的なプロセス3100は、図21~図31の受動型リフレクトアレイに限定されない。さらに説明の目的で、例示的なプロセス3100のブロックは、本明細書では、連続的に、または線形に発生するものとして説明される。ただし、例示的なプロセス3100の複数のブロックが並行して発生する可能性がある。さらに、例示的なプロセス3100のブロックは、示された順序とは異なる順序で実行することができ、および/または例示的なプロセス3100のブロックのうちの1つ以上は実行されない。
例示的なプロセス3100は、ステップ3102で開始し、ここで、ワイヤレス無線機が所定の位置に展開される。例えば、電気通信サービスプロバイダは、ワイヤレスネットワーク(例えば、5G New Radio(NR))に関連付けられた基地局を、屋内環境の所望の位置に展開および設置し得る。
次に、ステップ3104で、屋内環境に展開された各ワイヤレス無線機からの信号強度が、ターゲットカバレッジエリア内で測定される。例えば、5G信号強度は、所望のカバレッジエリアで測定できる。
続いて、ステップ3106で、受動型リフレクトアレイアンテナのターゲット位置が決定される。例えば、屋内環境内の壁および天井などの、可能性のある位置が決定され得る。一部の実装態様では、光検出および測距(LiDAR)スキャンを実施して、高解像度の3次元(3D)マップを生成し、ワイヤレス無線機の位置ならびに選択した受動型リフレクトアレイの設計およびターゲット位置に基づいてシミュレーションを実行できる。いくつかの態様では、ターゲット位置は、壁の上部角および/または中心を含み得る。
次に、ステップ3108で、予備的な受動型リフレクトアレイアンテナ情報が判定される。例えば、ターゲット受動型リフレクトアレイ設計は、範囲情報(例えば、ワイヤレス無線機と受動型リフレクトアレイアンテナとの間の距離)および入力/出力角度(例えば、入射角、反射角)に基づいて抽出できる。いくつかの態様において、ターゲット受動型リフレクトアレイ設計は、従来の金属反射器と比較して、より高いゲインを有する特定の角度およびより広いビームのための設計を含むことができる。
続いて、ステップ3110で、受動型リフレクトアレイアンテナ設計は、所与の屋内カバレッジエリアシナリオのための所定のアンテナパラメータへのインデックスを含む、ライブラリから決定することができる。例えば、所定のアンテナパラメータは、寸法(例えば、幅、高さ)、偏波(例えば、垂直、水平)、周波数範囲、帯域幅、ゲイン、入力/出力方位角、入力/出力仰角、基地局のビーム幅、受動型リフレクトアレイのビーム幅、ワイヤレス無線機とリフレクトアレイとの間の距離、環境(例えば、屋内、屋外)などを指し得る。
次に、ステップ3112で、受動型リフレクトアレイアンテナが、ステップ3110で決定された設計パラメータに基づいて製作される。続いて、ステップ3114で、コンテンツ(例えば、広告)を備えたスクリーンを、留め具または接着剤を使用して、受動型リフレクトアレイアンテナの外面上に設置または取り付けることができる。例えば、電気通信サービスプロバイダは、受動型リフレクトアレイに設置された広告スクリーンにより収益化できる。いくつかの態様では、スクリーンは、受動型リフレクトアレイアンテナの性能を妨害しないように、高周波と相性が良いフィルムで製作され得る。スクリーンは、受動型リフレクトアレイアンテナのアンテナ層の保護シールドとして機能し得る。
続いて、ステップ3116で、受動型リフレクトアレイアンテナは、ステップ3106で決定されたターゲット位置に展開される。いくつかの態様では、受動型リフレクトアレイアンテナは、屋内空間の幾何学的形状に基づき、ワイヤレス無線機の位置を問わず、展開および設置される。
開示された例の前述の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供されることも理解される。これらの例に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の例に適用することができる。よって、本開示は、本明細書に示す例に限定されることを意図するものではなく、本明細書に開示された原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
本明細書で使用されるように、一連の項目に先行する「少なくとも1つの」という句は、項目のいずれかを区切る「および」または「または」という用語とともに、リストの各メンバ(すなわち、各項目)ではなく、リスト全体を修飾するものである。「少なくとも1つの」という句は、少なくとも1つの項目を選択する必要はなく、むしろ、この句は、項目のいずれか1つのうちの少なくとも1つ、および/または項目のいずれかの組み合わせのうちの少なくとも1つ、および/または項目の各々のうちの少なくとも1つを含む意味を許容している。例として、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」という句は、それぞれ、Aのみ、Bのみ、またはCのみ、A、B、およびCのいずれかの組み合わせ、および/またはA、B、およびCの各々の少なくとも1つを指す。
さらに、本明細書または特許請求の範囲で「含む」、「有する」などの用語が使用されている限り、このような用語は、特許請求の範囲で「備える」が移行語として用いられた場合に解釈されるように、「備える」という用語と同様の方法で包括的であることが意図される。
単数形の要素への言及は、特に明記されていない限り、「ただ1つの」を意味するものではなく、「1つ以上」を意味する。「いくつか」という用語は、1つ以上を指す。下線および/またはイタリック体の見出しおよび小見出しは、便宜上使用されているものであり、対象技術を限定するものではなく、対象技術の説明の解釈に関連して参照されるものではない。本開示全体を通して記載された様々な構成の要素に対する、当業者に知られている、または後に知られるようになる構造的および機能的なすべての同等物は、参照することによって本明細書に明示的に組み込まれ、対象技術に包含されることを意図する。さらに、本明細書に開示されるものは、そのような開示が上記の説明に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公衆に捧げられることを意図するものではない。
本明細書には多くの具体的な内容が含まれているが、これらは請求され得る範囲を限定するものではなく、主題の特定の実装態様を説明するものとして解釈されるべきである。別個の実装態様の文脈において本明細書で説明される特定の特徴もまた、単一の実装態様で組み合わせて実装され得る。逆に、単一の実装態様の文脈で説明されている様々な特徴も、複数の実装態様で、別個に、または任意の好適な部分的組み合わせで実装することができる。さらに、特徴は特定の組み合わせで作用するものとして上述され、当初はそのように請求され得るが、請求された組み合わせからの1つ以上の特徴は、場合によっては組み合わせから除外することができ、請求された組み合わせは部分的組み合わせまたは部分的組み合わせの変形例を対象とし得る。
本明細書の主題は、特定の態様に関して説明してきたが、他の態様も実装可能であり、以下の特許請求の範囲内にある。例えば、動作が特定の順序で図面に描かれているが、望ましい結果を得るためには、そのような動作を図示された特定の順序もしくは一連の順序で行うこと、または図示された動作をすべて行うことが必要であると理解されるべきではない。特許請求の範囲に記載されている動作は、異なる順序で実行することができ、望ましい結果を依然として達成することができる。一例として、添付の図に図示されたプロセスは、望ましい結果を達成するために、必ずしも示された特定の順序、または一連の順序を必要としない。さらに、上述した態様での様々なシステムコンポーネントの分離は、すべての態様でそのような分離を必要とすると理解されるべきではなく、上述したプログラムコンポーネントおよびシステムは、概して、単一のハードウェア製品にまとめて統合するか、または複数のハードウェア製品にパッケージ化することができると理解されるべきである。他の変形例は、以下の特許請求の範囲内にある。

Claims (20)

  1. 屋内環境における受動型リフレクトアレイの動作方法であって、
    受動型リフレクトアレイにおいてソースから無線周波数(RF)信号を受信することと、
    受動型リフレクトアレイによって前記RF信号を反射して、複数の反射されたRFビームをターゲットカバレッジエリアに生成することと、を含み、
    前記複数の反射されたRFビームの各々が、前記受動型リフレクトアレイから前記ターゲットカバレッジエリアに沿って信号ゲインを増加させる、方法。
  2. 前記RF信号を受信することが、前記受動型リフレクトアレイにおいて第1の入射角で、前記ソースから前記RF信号を受信することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ソースが、前記ターゲットカバレッジエリアとは実質的に異なる第1のカバレッジエリアを有し、前記RFを反射することが、前記RF信号を広げて前記第1のカバレッジエリアを拡大させることをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. ワイヤレス配信システムであって、
    コンポーネントの構成の幾何学的形状と、
    見通し線(LOS)エリアを有する、無線送信機と、
    基板、
    前記基板上に構成されている一組の反射素子であって、前記一組の反射素子が、前記LOSエリアの外に入射波を反射するように構成されている、一組の反射素子、および
    前記一組の反射素子のオーバーレイを備える、少なくとも1つのリフレクトアレイと、備え、
    前記少なくとも1つのリフレクトアレイが、前記構成によって定義された前記無線送信機から離れて位置決めされている、ワイヤレス配信システム。
  5. 前記少なくとも1つのリフレクトアレイが、第1のリフレクトアレイおよび第2のリフレクトアレイを含み、各々が前記無線送信機からの入射波を受信し、前記入射波を第1のエリア内および第2のエリア内に反射するように位置決めされている、請求項4に記載のワイヤレス配信システム。
  6. 前記第1のリフレクトアレイが、第1の指向性を有し、前記第2のリフレクトアレイが、第2の指向性を有し、前記反射素子が、メタ構造素子である、請求項5に記載のワイヤレス配信システム。
  7. 前記少なくとも1つのリフレクトアレイが、前記LOSエリアの外から受信されたユーザ信号に対して相互指向性を有し、前記ユーザ信号を前記無線送信機に反射する、請求項6に記載のワイヤレス配信システム。
  8. 前記一組の反射素子が、第1のサイズの素子と、前記第1のサイズの素子とは異なる第2のサイズの素子と、を備える、請求項7に記載のワイヤレス配信システム。
  9. 前記少なくとも1つのリフレクトアレイが、第1の指向性を有する反射素子の第1のグループと、第2の指向性を有する反射素子の第2のグループと、を備える、請求項7に記載のワイヤレス配信システム。
  10. 前記一組の反射素子が、リフレクトアレイの構成のカタログから選択される、請求項1に記載のワイヤレス配信システム。
  11. 前記オーバーレイが、オーバーレイのカタログから選択される、請求項1に記載のワイヤレス配信システム。
  12. 前記オーバーレイが、前記少なくとも1つのリフレクトアレイの指向性を変更するために、前記オーバーレイ上に位置決めされた反射素子を備える、請求項1に記載のワイヤレス配信システム。
  13. 前記リフレクトアレイが、固定位置にある受動型反射器である、ワイヤレス配信システム。
  14. ワイヤレスインフラストラクチャコンポーネントであって、
    基板と、
    前記基板上に構成されている、一組の反射素子であって、前記一組の反射素子が、基地局からの指向性入射波を受信し、前記入射波をターゲットエリア内に向け直すように構成されており、前記基地局が、前記ターゲットエリアの外にある指向性ビームの範囲を有する、一組の反射素子と、
    前記一組の反射素子のオーバーレイと、を備え、
    前記反射素子が、メタ構造素子である、ワイヤレスインフラストラクチャコンポーネント。
  15. 前記コンポーネントが、受動型デバイスである、請求項14に記載のワイヤレスインフラストラクチャコンポーネント。
  16. 前記基地局が、ビームフォーミング送信機である、請求項15に記載のワイヤレスインフラストラクチャコンポーネント。
  17. 前記コンポーネントが、リフレクトアレイである、請求項16に記載のワイヤレスインフラストラクチャコンポーネント。
  18. 前記ワイヤレスインフラストラクチャコンポーネントが、5Gセルラーシステム内の固定デバイスである、請求項17に記載のワイヤレスインフラストラクチャコンポーネント。
  19. 前記一組の反射素子が、セクションにグループ化され、各セクションが、特定の指向性を有する、請求項17に記載のワイヤレスインフラストラクチャコンポーネント。
  20. 前記リフレクトアレイが、相互反射挙動を有する、請求項17に記載のワイヤレスインフラストラクチャコンポーネント。
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