JP2022543364A - 無線通信方法、端末装置、及びネットワーク装置 - Google Patents

無線通信方法、端末装置、及びネットワーク装置 Download PDF

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Abstract

無線通信方法、端末装置及びネットワーク装置であり、該方法は、端末装置が第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、前記端末装置が、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することと、を含む。

Description

本願は、2019年8月7日に中国特許局に提出された、出願番号がPCT/CN2019/099693、出願の名称が「無線通信方法、端末装置、及びネットワーク装置」のPCT特許出願の優先権を主張し、その全部の内容は引用によって本願に組み込まれる。
本願の実施例は通信分野に関し、より具体的に、無線通信方法、端末装置、及びネットワーク装置に関する。
新無線(NR、New Radio)システムでは、例えば、高信頼低遅延通信(URLLC、Ultra-Reliable and Low Latency Communication)サービス、拡張モバイルブロードバンド(eMBB、Enhance Mobile Broadband)サービス等の、複数の優先順位のサービス伝送を伝送できる。URLLCサービス伝送とeMBBサービス伝送とが競合する場合、優先的にURLLCサービスを伝送する必要があり、競合の解決は物理層で行われる必要があるが、物理層では、端末装置は伝送待ちのサービスの優先順位を知ることができない。従って、端末装置にとって、如何にして伝送待ちのサービスの優先順位を決定するかは早急に解決すべき課題である。
本願の実施例は無線通信方法、端末装置、及びネットワーク装置を提供し、DCIの伝送リソース、含まれる内容又はスクランブル方式に基づいて、伝送待ちのサービスの優先順位を決定することができる。
第1態様では無線通信方法を提供し、端末装置が第1ダウンリンク制御情報(DCI)ことと、前記端末装置が、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することと、を含む。
第2態様では無線通信方法を提供し、ネットワーク装置が第1ダウンリンク制御情報(DCI)を送信し、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを送信するためのサーチスペース、前記第1DCIを送信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つは、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられることを含む。
第3態様では端末装置を提供し、上記第1態様又は第1態様のいずれかの可能な実現方式における方法を実行することに用いられる。具体的に、該端末装置は、上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するためのユニットを備える。
第4態様ではネットワーク装置を提供し、上記第2態様又は第2態様のいずれかの可能な実現方式における方法を実行することに用いられる。具体的に、該ネットワーク装置は、上記の第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するためのユニットを備える。
第5態様では端末装置を提供し、該端末装置はプロセッサ及びメモリを備える。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
第6態様ではネットワーク装置を提供し、該ネットワーク装置はプロセッサ及びメモリを備える。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第2態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
第7態様ではチップを提供し、上記第1態様又は第2態様又はその各実現方式における方法を実現することに用いられる。
具体的に、該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、該チップを搭載した装置に上記第1態様又は第2態様又はその各実現方式における方法を実行させることに用いられるプロセッサを備える。
第8態様ではコンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムはコンピュータに上記第1態様又は第2態様又はその各実現方式における方法を実行させる。
第9態様ではコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令はコンピュータに上記第1態様又は第2態様又はその各実現方式における方法を実行させる。
第10態様ではコンピュータプログラムを提供し、それがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータに上記第1態様又は第2態様又はその各実現方式における方法を実行させる。
上記の技術案によれば、ネットワーク装置は、DCIにおける指示フィールド、前記DCIを送信するためのサーチスペース、前記DCIを送信するためのリソースセット、前記DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つによって、前記DCIによってスケジューリングされたアップリンクデータ又はダウンリンクデータの優先順位、又はDCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータのフィードバック情報の優先順位を指示することができ、それによって、伝送待ちの情報の優先順位を柔軟に指示することが実現でき、DCI伝送の信頼性及びスケジューリング効率の両方の確保に役立つ。
図1は本願の実施例による応用シーンの模式図である。 図2はDCI伝送の処理フローの模式図である。 図3はDCIがマッピングされたCORESET及びサーチスペースの模式図である。 図4は本願の実施例による無線通信方法の模式図である。 図5は本願の実施例による他の無線通信方法の模式図である。 図6は本願の実施例による端末装置の模式的なブロック図である。 図7は本願の実施例によるネットワーク装置の模式的なブロック図である。 図8は本願の他の実施例による通信装置の模式的なブロック図である。 図9は本願の実施例によるチップの模式的なブロック図である。 図10は本願の実施例による通信システムの模式的なブロック図である。
以下は、本願の実施例の図面を参照しながら、本願の実施例における技術案を説明する。明らかに、説明される実施例は本願の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要することなく獲得する全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
本願の実施例の技術案は、各種の通信システム、例えば、グローバル移動体通信(GSM、Global System of Mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA、Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA、Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS、General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD、Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD、Time Division Duplex)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS、Universal Mobile Telecommunication System)、マイクロ波アクセスの世界的相互運用性(WiMAX、Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、又は5Gシステム等に適用できる。
例として、本願の実施例が適用される通信システム100は図1に示される。該通信システム100はネットワーク装置110を備えてもよく、ネットワーク装置110は端末装置120(又は通信端末、端末と称される)と通信する装置であってもよい。ネットワーク装置110は特定の地理的区域に通信カバレッジを提供でき、そして該カバレッジ区域内に位置する端末装置と通信できる。選択肢として、該ネットワーク装置110はGSMシステム又はCDMAシステムにおける基地局(BTS、Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NB、NodeB)であってもよく、更にLTEシステムにおける進化型基地局(eNB又はeNodeB、Evolutional NodeB)であってもよく、又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN、Cloud Radio Access Network)における無線コントローラである。又は、該ネットワーク装置は、モバイルスイッチングセンター、中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブルデバイス、ハブ、交換機、ブリッジ、ルーター、5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来進化する公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)におけるネットワーク装置等であってもよい。
該通信システム100は更にネットワーク装置110のカバレッジ範囲内に位置する少なくとも1つの端末装置120を備える。ここで使用される「端末装置」は、有線回線を介して接続され、例えば、公衆交換電話網(PSTN、Public Switched Telephone Networks)、デジタル加入者線(DSL、Digital Subscriber Line)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続、及び/又は他のデータ接続/ネットワークを介して接続された装置、及び/又は無線インタフェース、例えば、セルラーネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN、Wireless Local Area Network)、DVB-Hネットワーク等のデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機を介して接続された装置、及び/又は他の端末装置の、通信信号を送受信するように設定される装置、及び/又はモノのインターネット(IoT、Internet of Things)装置を含むが、それらには限らない。無線インタフェースを介して通信するように設定される端末装置は、「無線通信端末」、「無線端末」又は「モバイル端末」と称されてもよい。モバイル端末の例は、衛星又はセルラー方式の電話、セルラー無線電話とデータ処理、ファックス、及びデータ通信能力を組み合わせることのできる個人通信システム(PCS、Personal Communications System)端末、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザ、メモ帳、カレンダー及び/又は全地球測位システム(GPS、Global Positioning System)受信機を備えることのできるPDA、及び通常のラップトップタイプ及び/又はパームトップタイプの受信機、又は無線電話送受信機を備える他の電子装置を含むが、それらには限らない。端末装置とは、アクセス端末、ユーザ装置(UE、User Equipment)、加入者ユニット、加入者局、移動局、トラバーサー、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、又はユーザデバイスを指してもよい。アクセス端末は、セルラー方式の電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP、Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL、Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA、Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えるハンドヘルド装置、計算装置又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末装置又は将来進化するPLMNにおける端末装置等であってもよい。
選択肢として、端末装置120同士の間では端末ダイレクト(D2D、Device to Device)通信を行うことができる。
選択肢として、5Gシステム又は5Gネットワークは更に新無線(NR、New Radio)システム又はNRネットワークと称されてもよい。
図1は1つのネットワーク装置と2つの端末装置を例示する。選択肢として、該通信システム100は複数のネットワーク装置を備えてもよく、そして各ネットワーク装置のカバレッジ範囲内に他の数の端末装置が含まれてもよく、本願の実施例はこれについて限定しない。
選択肢として、該通信システム100は更に、ネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを備えてもよく、本願の実施例はこれについて限定しない。
理解されるように、本願の実施例におけるネットワーク/システムにおける通信機能を備える装置は通信装置と称されてもよい。図1に示す通信システム100を例とすると、通信装置は通信機能を有するネットワーク装置110及び端末装置120を含んでもよく、ネットワーク装置110及び端末装置120は上記に記載の具体的な装置であってもよく、ここでは繰り返して説明しない。通信装置は更に通信システム100における他の装置、例えば、ネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを含んでもよく、本願の実施例はこれについて限定しない。
理解されるように、本明細書における用語「システム」と「ネットワーク」は、本明細書においてしばしば互いに交換可能に使用される。本明細書における用語「及び/又は」は単に関連するオブジェクトの関連関係を説明するためのものであり、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、「A及び/又はB」は「Aが単独に存在する」、「AとBが同時に存在する」、「Bが単独に存在する」の3つの状況を表すことができる。また、本明細書における「/」という文字は、一般的に前後の関連オブジェクトが「又は」の関係であることを表す。
本願の実施例をよく理解できるようにするために、まずダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)伝送の処理フローを説明する。図2に示すように、DCIのペイロード(paload)の後にDCIペイロードに基づいて生成された巡回冗長検査(CRC、Cyclical Redundancy Check)がアタッチされ、そして該CRCを無線ネットワーク一時識別子(RNTI、Radio Network Temporary Identity)でスクランブルする。ここでは、異なるDCIフォーマット(format)、異なるDCIペイロード内容、又は異なるDCIの宛先は異なるRNTIに対応してもよい。そして、RNTIでスクランブルされたCRCがアタッチされた情報ビットに対して、チャネル符号化、レートマッチング、変調及びリソースマッピングを行い、それによって、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)を形成して送信する。
ここでは、変調の方式は、二相位相偏移変調(BPSK、Binary Phase Shift Keying)、四相位相偏移変調(QPSK、Quadrature Phase Shift Keying)、16値直交振幅変調(16QAM、16-state quadrature amplitude modulation)、64値直交振幅変調(64QAM、64-state quadrature amplitude modulation)のうちの1つを含んでもよい。
ここでは、リソースマッピングは制御リソースセット(CORESET、Control Resource Set)及びサーチスペース(searchspace)の設定によって制限され、即ち、変調後のシンボルは設定されたCORESET及び対応のサーチスペース内においてマッピングされるしかない。ここでは、CORESETはDCIマッピング可能領域の周波数領域位置及び周波数領域サイズを決定することに用いられることができ、サーチスペースはDCIマッピング可能領域の時間領域位置を決定することに用いられることができる。図3に示すのは、2つのセットのCORESET及びサーチスペースの模式図である。注意されるように、CORESET及びサーチスペースは独立して設定される。例えば、図2に示す例について、DCIはCORESET1及びサーチスペース1(searchspace1)に基づいて1セットのPDCCHリソースを決定してもよく、又はCORESET1及びサーチスペース2(searchspace2)に基づいて1セットのPDCCHリソースを決定してもよく、本願はこれに制限されない。
幾つかの実施例では、DCIフォーマット、DCIのCRCをスクランブルするRNTI、DCIにおける指示フィールド、DCIの位置するCORESET又はサーチスペースによって、DCIによってスケジューリングされたデータの優先順位を決定してもよい。
例えば、異なるDCIフォーマットに異なる優先順位が対応するように設定してもよいが、異なるDCIフォーマットはそれぞれ長所と短所がある。例えば、DCI format0_0の場合、DCIペイロードが小さく、DCIの信頼性が高く、しかし、DCIスケジューリングの柔軟性が低い。DCI format0_1の場合、DCIペイロードが大きく、DCIの信頼性が低く、しかし、DCIスケジューリングの柔軟性が高い。通常では、ネットワーク装置はチャネル環境、スケジューリングポリシーに基づいて適切なDCIフォーマットを動的に選択し、それによってDCIの信頼性及びスケジューリング効率が最適化するようにすることができる。しかし、優先順位がDCIフォーマットにバインドされた場合、DCIフォーマットの動的選択の柔軟性がなくなり、そうすると、DCIの信頼性及びスケジューリング効率のバランス確保ができない。
そして、DCIフォーマットの使用リソースが制限される。例えば、DCI format0_1及びDCI format1_1の場合、ユーザ固有サーチスペースでしかできなく、優先順位がDCI format0_1又はDCI format1_1にバインドされた場合、DCIのマッピング可能リソースが制限されるため、DCI伝送の輻輳が発生しやすく、それによってDCIスケジューリングの遅延が発生する。
また例えば、異なる優先順位に対応するように異なるRNTIを設定してもよい。例えば、変調及び符号化スキーム-セル-RNTI(MCS-C-RNTI、Modulation and Coding Scheme-Cell-RNTI)及びセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI、Cell Radio Network Temporary Identity)はそれぞれ異なる優先順位に対応し、前記MCS-C-RNTI及びC-RNTIが変調及び符号化スキーム(MCS、Modulation and Coding Scheme)テーブルと約束関係があるため、優先順位とMCSテーブルとの間に必ず約束関係が存在する。例えば、MCS-C-RNTIに高い優先順位が対応し、且つMCSテーブル2を採用するしかできなく、C-RNTIに低い優先順位が対応し、且つMCSテーブル1を採用するしかできない。MCSテーブルの制約によって、データ伝送の効率及び信頼性が影響される。
更に例えば、異なる優先順位を指示するようにDCIにおける指示フィールドを設定してもよい。例えば、該指示フィールドは新しく追加された指示フィールドであってもよく、この場合は、DCIの信頼性が低減される可能性があり、そして指示フィールドが新しく追加されたDCIはユーザ固有サーチスペースでしか伝送できなく、共通サーチスペースで伝送されるDCIは優先順位を指示することができない。又は、DCIにおける既存の指示フィールドと優先順位とのバインドを確立することによって、既存の指示フィールドの指示の柔軟性が低下する。例えば、物理ダウンリンク共有チャネル-HARQフィードバックタイミング(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH-HARQ_feeback timing)によって優先順位を指示し、PDSCH-HARQ_feeback timingの値が14シンボル(symbol)未満の場合は高い優先順位を指示し、そうでない場合は低い優先順位を指示する。そうすると、ネットワーク装置が高い優先順位のサービスをスケジューリングする場合、PDSCH-HARQ_feeback timingは14シンボル未満の設定を採用しなければならなく、高い優先順位サービスのフィードバックの柔軟性が制限される。
更に例えば、DCIの位置するサーチスペース又はCORESETが異なる優先順位を指示するように設定し、サーチスペース又はCORESETと優先順位とのバインドを確立することによれば、DCIのマッピング可能リソースが制限され、DCI伝送の輻輳が発生し、更にDCIスケジューリングの遅延が発生する。
上記の分析から分かるように、単一の情報によって優先順位を指示する方式はいずれも応用において一定の限界性がある。従って、DCIによってスケジューリングされたデータの優先順位を柔軟に指示できる指示方式が必要となる。
図4は本願の実施例による無線通信方法の模式的なフローチャートである。該方法200は、図1に示す通信システムにおける端末装置によって実行されることができる。図4に示すように、該方法は以下のS210~S220の少なくとも一部の内容を含む。
S210、端末装置は第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信する。
S220、前記端末装置は、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定する。
即ち、端末装置にとって、前記端末装置はDCIの内容、DCIの伝送リソース、伝送方式(スクランブル方式を含む)等の情報に基づいて、DCIによってスケジューリングされたアップリンクデータ又はダウンリンクデータの優先順位、又はDCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータのフィードバック情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することができる。
それに対応して、ネットワーク装置はDCIの内容、DCIの伝送リソース、伝送方式(スクランブル方式を含む)等の情報によって、DCIによってスケジューリングされたアップリンクデータ又はダウンリンクデータの優先順位、又はDCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータのフィードバック情報の優先順位及び/又は処理時間を指示することができる。
理解されるように、本願の実施例では、前記第1情報がアップリンク情報である場合、前記第1情報の処理時間に、前記第1情報を送信する前に前記第1情報に対して処理を行うのにかかった時間、例えば前記第1情報に対して変調処理を行うのにかかった時間が含まれてもよい。又は、前記第1情報がダウンリンク情報である場合、前記第1情報の処理時間に、前記第1情報を受信した後に前記第1情報に対して処理を行うのにかかった時間、例えば前記第1情報に対して検出及び復調を行うのにかかった時間が含まれてもよい。
理解されるように、本願の実施例では、前記端末装置は前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、伝送待ちの第1情報のサービスタイプを決定してもよい。
即ち、前記端末装置はDCIの内容、DCIの伝送リソース、伝送方式(スクランブル方式を含む)等の情報に基づいて、DCIによってスケジューリングされたアップリンクデータ又はダウンリンクデータのサービスタイプ、又はDCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータのフィードバック情報のサービスタイプ、例えば、URLLCサービス、又はeMBBサービス等を決定することができる。
理解されるように、本願の実施例では、前記DCIのリソースセットは前記DCIの周波数領域リソース、例えばCORESETを含んでもよく、又は他の伝送リソース、例えばコード領域リソース等を含んでもよく、本願の実施例はこれについて限定しない。以下は前記DCIのリソースセットが前記DCIのCORESETであることを例にして説明するが、本願の実施例はこれに限らない。
それに対応して、前記ネットワーク装置はDCIの内容、DCIの伝送リソース、伝送方式(スクランブル方式を含む)等の情報によって、DCIによってスケジューリングされたアップリンクデータ又はダウンリンクデータのサービスタイプ、又はDCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータのフィードバック情報のサービスタイプを指示することができる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記端末装置は更に第1情報のサービスタイプに基づいて、前記第1情報の優先順位又は処理時間を決定することができる。
選択肢として、サービスタイプと優先順位とは対応関係を有してもよく、例えば、URLLCサービスに第1優先順位が対応し、eMBBサービスに第2優先順位が対応し、第1優先順位は第2優先順位より高い。前記端末装置は決定されたサービスタイプに基づいて、該対応関係に従って、該第1情報の優先順位を決定してもよい。
選択肢として、サービスタイプと処理時間とも対応関係を有してもよく、例えば、URLLCサービスに第1処理時間が対応し、eMBBサービスに第2処理時間が対応し、第1処理時間は第2処理時間より小さい。前記端末装置は決定されたサービスタイプに基づいて、該対応関係に従って、該第1情報の処理時間を決定してもよい。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記端末装置は上記情報に基づいて前記第1情報の優先順位を決定してから、更に前記第1情報の優先順位に基づいて前記第1情報の処理時間を決定してもよい。例えば、前記第1情報の優先順位が第1優先順位である場合、前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定してもよく、又は、前記第1情報の優先順位が第2優先順位である場合、前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定してもよい。ここでは、前記第1優先順位が前記第2優先順位より高い場合、前記第1処理時間は前記第2処理時間より小さい。
又は、他の実施例では、前記端末装置は上記情報に基づいて前記第1情報のサービスタイプを決定し、更に前記第1情報のサービスタイプに基づいて前記第1情報の処理時間を決定してもよい。例えば、前記第1情報のサービスタイプが第1サービスタイプ、例えばURLLCサービスである場合、前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定してもよく、又は、前記第1情報のサービスタイプが第2サービスタイプ、例えばeMBBサービスである場合、前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定してもよい。ここでは、前記第1処理時間は前記第2処理時間より小さい。
上記のように、本願の実施例による無線通信方法200は少なくとも以下の実施例を含んでもよい。
実施例1
前記端末装置は、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、第1情報の優先順位を決定する。
実施例2
前記端末装置は、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、第1情報のサービスタイプを決定する。
実施例3
前記端末装置は、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、第1情報のサービスタイプを決定し、更に前記第1情報のサービスタイプに基づいて前記第1情報の優先順位を決定する。
実施例4
前記端末装置は、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、第1情報の処理時間を決定する。
実施例5
前記端末装置は、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、第1情報の優先順位を決定し、前記第1情報の優先順位に基づいて前記第1情報の処理時間を決定する。
実施例6
前記端末装置は、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、第1情報のサービスタイプを決定し、前記第1情報のサービスタイプに基づいて前記第1情報の処理時間を決定する。
以下は具体的な実施例を参照しながら、実施例1及び実施例4の具体的な実現を説明し、他の実施例の実現方式はこれと似ているため、ここでは詳しく説明しない。
実施例1-1
端末装置は第1DCIを受信するサーチスペース及び第1DCIにおける指示フィールドに基づいて前記第1情報の優先順位を決定してもよい。
例えば、前記端末装置は共通サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、第1情報の優先順位が第1優先順位であることを決定してもよい。選択肢として、前記第1優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであってもよい。選択肢として、1つの例として、前記第1優先順位は複数の優先順位のうちの最高優先順位であってもよい。
また例えば、端末装置はユーザ固有サーチスペース(UE-Specific SearchSpace)において前記第1DCIを検出した場合、更に前記第1DCIにおける指示フィールドに基づいて第1情報の優先順位を決定してもよい。
1つの例として、前記第1DCIにおける指示フィールドは優先順位を指示するための第1指示フィールドであってもよい。この場合、前記端末装置は前記第1指示フィールドによって指示される優先順位を前記第1情報の優先順位として決定してもよい。例えば、前記第1指示フィールドが第1優先順位を指示した場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であることを決定してもよく、又は、前記第1指示フィールドが第2優先順位を指示した場合、前記第1情報の優先順位が第2優先順位であることを決定してもよい。
他の1つの例として、前記第1DCIにおける指示フィールドは前記第1DCIにおける第2指示フィールドであってもよく、前記第2指示フィールドは優先順位以外の他の情報を指示することに用いられてもよい。例えば、他の情報は時間領域リソース割り当て(Time domain resource assignment)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ、Hybrid Automatic Repeat reQuest)プロセス番号(process number)、物理ダウンリンク共有チャネル-HARQフィードバックタイミング(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH-HARQ_feeback timing)であってもよい。
選択肢として、前記第2指示フィールドの異なる値は異なる優先順位を指示することに用いられてもよい。例えば、PDSCH-HARQ_feeback Timingの値が第1値(例えば14個のシンボルより小さい)である場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であることを示し、PDSCH-HARQ_feeback Timingの値が他の値(例えば14個のシンボルより大きい)である場合、前記第1情報の優先順位が第2優先順位であることを示す。前記第1優先順位は前記第2優先順位より高い。
更に、端末装置は前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1情報の伝送を行ってもよい。
1つの例として、該第1情報の時間領域リソースと伝送待ちの第2情報の時間領域リソースとの間に重複が存在する場合、前記端末装置は第1情報の優先順位及び第2情報の優先順位に基づいて、優先的に伝送する情報を決定してもよい。例えば、第1情報の優先順位が第1優先順位であり、前記第2情報の優先順位が第2優先順位であり、前記第1優先順位が第2優先順位より高い場合、端末装置は該第1情報を優先的に伝送してもよい。ここでは、前記第2情報は第2DCIによってスケジューリングされた第2アップリンクデータ、又は第2DCIによってスケジューリングされた第2ダウンリンクデータ、又は前記第2DCIによってスケジューリングされた第2ダウンリンクデータのフィードバック情報であってもよく、前記第2情報の優先順位の決定方式については前記第1情報の優先順位の決定方式を参照し、ここでは繰り返して説明しない。
選択肢として、前記第1情報及び第2情報がいずれもアップリンクデータである場合、該第1情報の時間領域リソースと前記第2情報の時間領域リソースとの間に重複が存在することは、前記第1情報を搬送するための第1データチャネルの時間領域リソースと前記第2情報を搬送するための第2データチャネルの時間領域リソースとの間に重複が存在することであってもよい。又は、前記第1情報及び第2情報がいずれもフィードバック情報である場合、該第1情報の時間領域リソースと前記第2情報の時間領域リソースとの間に重複が存在することは、前記第1情報を搬送するための第1制御チャネルの時間領域リソースと前記第2情報を搬送するための第2制御チャネルの時間領域リソースとの間に重複が存在することであってもよい。
理解されるように、ここの時間領域リソースの重複は、一部の時間領域リソースの重複であってもよく、又は時間領域リソースの完全な重複であってもよい。
他の幾つかの実施例では、端末装置は前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1情報の処理を行ってもよい。
例えば、前記第1情報の優先順位が高い優先順位である場合、前記端末装置は比較的に早い処理時間で前記第1情報を処理してもよい。
また例えば、前記第1情報がフィードバック情報である場合、前記端末装置は前記第1情報の優先順位に基づいて、前記フィードバック情報を伝送するリソースセット又はPDSCH_to_HARQフィードバック間隔を決定してもよい。例えば、前記第1情報の優先順位が高い優先順位である場合、前記フィードバック情報のPDSCH_to_HARQフィードバック間隔が比較的に小さいことを決定し、そうではない場合は、PDSCH_to_HARQフィードバック間隔が比較的に大きいことを決定してもよい。
従って、該実施例1-1では、ネットワーク装置はユーザ固有サーチスペースにおいてDCIの指示フィールドによって優先順位情報を柔軟に指示することができ、そして共通サーチスペースのDCIフォーマットを変更しない状況で、決定された優先順位情報を取得することができる。
実施例1-2
端末装置は第1DCIを受信するサーチスペース及び第1DCIにおける指示フィールドに基づいて前記第1情報の処理時間を決定してもよい。
例えば、前記端末装置は共通サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定してもよい。選択肢として、前記第1処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたもの、例えば、2つのシンボル又は4つのシンボル等であってもよい。選択肢として、1つの例として、前記第1処理時間は複数の処理時間のうちの最短の処理時間であってもよい。
また例えば、端末装置はユーザ固有サーチスペース(UE-Specific SearchSpace)において前記第1DCIを検出した場合、更に前記第1DCIにおける指示フィールドに基づいて第1情報の処理時間を決定してもよい。
1つの例として、前記第1DCIにおける指示フィールドは処理時間を指示するための第3指示フィールドであってもよい。この場合、前記端末装置は前記第3指示フィールドによって指示される処理時間を前記第1情報の処理時間として決定してもよい。例えば、前記第3指示フィールドが第1処理時間を指示した場合、前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定してもよく、又は、前記第3指示フィールドが第2処理時間を指示した場合、前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定してもよい。
他の1つの例として、前記第1DCIにおける指示フィールドは前記第1DCIにおける第2指示フィールドであってもよく、前記第2指示フィールドは処理時間以外の他の情報、例えば、時間領域リソース割り当て(Time domain resource assignment)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ、Hybrid Automatic Repeat reQuest)プロセス番号(process number)、物理ダウンリンク共有チャネル-HARQフィードバックタイミング(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH-HARQ_feeback timing)を指示することに用いられてもよい。
選択肢として、前記第2指示フィールドの異なる値は異なる処理時間を指示することに用いられてもよい。例えば、PDSCH-HARQ_feeback Timingの値が第1値(例えば14個のシンボルより小さい)である場合、前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを示し、PDSCH-HARQ_feeback Timingの値が他の値(例えば14個のシンボルより大きい)である場合、前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを示す。前記第1処理時間は前記第2処理時間より小さい。
更に、端末装置は前記第1情報の処理時間に基づいて、前記第1情報の処理を行ってもよい。
例えば、前記第1情報の処理時間が第1処理時間である場合、前記端末装置は比較的に早い処理時間で前記第1情報を処理してもよい。
例えば、前記第1情報の処理時間が第2処理時間である場合、前記端末装置は比較的に遅い処理時間で前記第1情報を処理してもよい。
従って、該実施例1-2では、ネットワーク装置はユーザ固有サーチスペースにおいてDCIの指示フィールドによって処理時間を柔軟に指示することができ、そして共通サーチスペースのDCIフォーマットを変更しない状況で、決定された処理時間情報を取得することができ、それによって端末装置は適切な処理時間を採用して前記第1情報の処理を行うことができ、システムリソースの利用率を向上させ、更にシステム性能を向上させることができる。
実施例1-3
端末装置は第1DCIを受信するサーチスペース及び前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位を決定してもよい。
例えば、前記端末装置は共通サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、第1情報の優先順位が第1優先順位であることを決定してもよい。
また例えば、端末装置はユーザ固有サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、更に前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI、第1情報の優先順位を決定してもよい。
例えば、DCIのCRCをスクランブルするRNTIと伝送待ちの情報の優先順位とは対応関係を有してもよい。該端末装置は、該第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて、該対応関係を参照して、該第1情報の優先順位を決定してもよい。選択肢として、前記対応関係は事前に定義されたものであってもよく、又はネットワーク装置によって構成されたものであってもよい。
1つの例として、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第1RNTIである場合、前記第1情報が第1優先順位であることを決定する。又は、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第2RNTIである場合、前記第1情報が第2優先順位であることを決定する。
選択肢として、前記第1優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであり、前記第2優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものである。
幾つかの実施例では、前記第1優先順位は高い優先順位であり、前記第2優先順位は低い優先順位である。
1つの例として、前記第1RNTIは変調及び符号化スキーム-セル-RNTI(MCS-C-RNTI、Modulation and Coding Scheme-Cell-RNTI)であり、前記第2RNTIはMCS-C-RNTI以外の他のRNTIであってもよい。例えば、前記第2RNTIはセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI、Cell Radio Network Temporary Identity)であってもよく、又は、その逆の指示であってもよい。
仮に伝送待ちの情報の優先順位が第1優先順位及び第2優先順位を含む場合は、既存のRNTIを利用してそれぞれ該第1優先順位及び第2優先順位を指示してもよい。例えば、既存の1つの種類のRNTIを利用して第1優先順位を指示し、既存の他の1つの種類のRNTIを利用して第2優先順位を指示する。又は、更に多くの優先順位を有する場合、既存の更に多くのRNTIを採用して指示してもよい。
他の1つの例として、前記第2RNTIはMCS-C-RNTI又はC-RNTIであり、前記第1RNTIはMCS-C-RNTI及びC-RNTI以外の他のRNTIである。
仮に伝送待ちの情報の優先順位が第1優先順位及び第2優先順位を含む場合は、RNTIを新たに追加して第1優先順位を指示し、既存の1つ又は複数のRNTIを利用して第2優先順位を指示してもよい。又は、更に多くの優先順位を有する場合は、複数のRNTIを新たに追加し又は既存の更に多くの種類のRNTIを利用して該多くの優先順位を指示してもよい。
理解されるように、本願の実施例では、RNTIと優先順位との対応関係は1対1の関係であってもよく、即ち、1つのRNTIが1つの優先順位を指示し、又は、多対1の関係であってもよく、即ち複数のRNTIが1つの優先順位を指示し、本願の実施例はこれについて限定しない。
更に、端末装置は前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1情報の処理又は伝送を行ってもよい。具体的な実現については実施例1-1の関連記載を参照し、ここでは繰り返して説明しない。
従って、該実施例1-3では、ネットワーク装置はユーザ固有サーチスペースにおいて、DCIのCRCをスクランブルするRNTIによって優先順位情報を柔軟に指示することができ、そして共通サーチスペースのDCIフォーマットを変更しない状況で、依然として決定された優先順位情報を取得することができる。
実施例1-4
端末装置は第1DCIを受信するサーチスペース及び前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の処理時間を決定してもよい。
例えば、前記端末装置は共通サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定してもよい。
また例えば、端末装置はユーザ固有サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、更に前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI、第1情報の処理時間を決定してもよい。
例えば、DCIのCRCをスクランブルするRNTIと伝送待ちの情報の処理時間とは対応関係を有してもよい。該端末装置は、該第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて、該対応関係を参照して、該第1情報の処理時間を決定してもよい。選択肢として、前記対応関係は事前に定義されたものであってもよく、又はネットワーク装置によって構成されたものであってもよい。
1つの例として、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第1RNTIである場合、前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定し、又は、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第2RNTIである場合、前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定する。
選択肢として、前記第1処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであり、前記第2処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものである。
幾つかの実施例では、前記第1処理時間は前記第2処理時間より小さい。
1つの例として、前記第1RNTIはMCS-C-RNTIであり、前記第2RNTIはMCS-C-RNTI以外の他のRNTIであってもよく、例えば、前記第2RNTIはC-RNTIであってもよく、又は、その逆の指示であってもよい。
仮に伝送待ちの情報の処理時間が第1処理時間及び第2処理時間を含む場合は、既存のRNTIを利用してそれぞれ該第1処理時間及び第2処理時間を指示してもよい。例えば、既存の1つの種類のRNTIを利用して第1処理時間を指示し、既存の他の1つの種類のRNTIを利用して第2処理時間を指示する。又は、更に多くの種類の処理時間を有する場合、既存の更に多くのRNTIを採用して指示してもよい。
他の1つの例として、前記第2RNTIはMCS-C-RNTI又はC-RNTIであり、前記第1RNTIはMCS-C-RNTI及びC-RNTI以外の他のRNTIである。
仮に伝送待ちの情報の処理時間が第1処理時間及び第2処理時間を含む場合は、RNTIを新たに追加して第1処理時間を指示し、既存の1つ又は複数のRNTIを利用して第2処理時間を指示してもよく、又は、更に多くの種類の処理時間を有する場合は、複数のRNTIを新たに追加し又は既存の更に多くの種類のRNTIを利用して該多くの種類の処理時間を指示してもよい。
理解されるように、本願の実施例では、RNTIと処理時間との対応関係は1対1の関係であってもよく、即ち、1つのRNTIが1つの処理時間を指示し、又は、多対1の関係であってもよく、即ち複数のRNTIが1つの処理時間を指示し、本願の実施例はこれについて限定しない。
更に、端末装置は前記第1情報の処理時間に基づいて、前記第1情報の処理を行ってもよい。具体的な実現については実施例1-1の関連記載を参照し、ここでは繰り返して説明しない。
従って、該実施例1-4では、ネットワーク装置はユーザ固有サーチスペースにおいて、DCIのCRCをスクランブルするRNTIによって処理時間を柔軟に指示することができ、そして共通サーチスペースのDCIフォーマットを変更しない状況で、依然として決定された処理時間情報を取得することができる。
実施例1-5
端末装置は第1DCIを受信するサーチスペース、前記第1DCIにおける指示フィールド、及び前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位を決定してもよい。
例えば、前記端末装置が共通サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、前記端末装置は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて第1情報の優先順位を決定してもよい。ここでは、前記第1DCIのCRCのRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位を決定する決定方式については実施例1-2の関連記載を参照できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
また例えば、端末装置はユーザ固有サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、更に前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI又は前記第1DCIにおける指示フィールド、第1情報の優先順位を決定してもよい。ここでは、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位を決定する決定方式については、それぞれ実施例1-1及び実施例1-3の関連記載を参照できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
更に、端末装置は前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1情報の処理又は伝送を行ってもよい。具体的な実現については実施例1-1の関連記載を参照し、ここでは繰り返して説明しない。
従って、該実施例1-5では、ユーザ固有サーチスペースで伝送されるDCIについては、ネットワーク装置はDCIのCRCをスクランブルするRNTI又はDCIの指示フィールドによって第1情報の優先順位を柔軟に指示することができる。共通サーチスペースで伝送されるDCIについては、共通サーチスペースのDCIフォーマットを変更しない状況で、ネットワーク装置はCRCをスクランブルするRNTIによって第1情報の優先順位を柔軟に指示することができる。これにより、共通サーチスペースで伝送されるDCIの、優先順位に対する柔軟な指示が実現できる。
実施例1-6
端末装置は第1DCIを受信するサーチスペース、前記第1DCIにおける指示フィールド、及び前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の処理時間を決定してもよい。
例えば、前記端末装置が共通サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、前記端末装置は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて第1情報の処理時間を決定してもよい。ここでは、前記第1DCIのCRCのRNTIに基づいて前記第1情報の処理時間を決定する決定方式については実施例1-4の関連記載を参照できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
また例えば、端末装置はユーザ固有サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、更に前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI又は前記第1DCIにおける指示フィールド、第1情報の処理時間を決定してもよい。ここでは、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の処理時間を決定する決定方式については、それぞれ実施例1-2及び実施例1-4の関連記載を参照できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
更に、端末装置は前記第1情報の処理時間に基づいて、前記第1情報の処理又は伝送を行ってもよい。具体的な実現については実施例1-2の関連記載を参照し、ここでは繰り返して説明しない。
従って、該実施例1-6では、ユーザ固有サーチスペースで伝送されるDCIについては、ネットワーク装置はDCIのCRCをスクランブルするRNTI又はDCIの指示フィールドによって第1情報の処理時間を柔軟に指示することができる。共通サーチスペースで伝送されるDCIについては、共通サーチスペースのDCIフォーマットを変更しない状況で、ネットワーク装置はCRCをスクランブルするRNTIによって第1情報の処理時間を柔軟に指示することができる。これにより、共通サーチスペースで伝送されるDCIの、処理時間に対する柔軟な指示が実現できる。
実施例1-7
端末装置は第1DCIを受信するサーチスペース又はCORESETに基づいて、第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIを参照して、前記第1情報の優先順位を決定する。
該実施例1-7では、DCIのサーチスペース又はCORESETと伝送待ちの情報の優先順位とは対応関係を有する。選択肢として、前記対応関係は事前に定義されたものであってもよく、又はネットワーク装置によって構成されたものであってもよい。例えば、DCIのサーチスペースは第1サーチスペース及び第2サーチスペースを含んでもよく、前記第1サーチスペースに第1優先順位が対応し、前記第2サーチスペースに第2優先順位が対応する。また例えば、DCIのCORESETは第1CORESET及び第2CORESETを含んでもよく、前記第1CORESETに第1優先順位が対応し、前記第2CORESETに第2優先順位が対応する。
選択肢として、該実施例では、前記第1サーチスペースと前記第2サーチスペースは異なるユーザ固有サーチスペースであり、該第1サーチスペースと前記第2サーチスペースとは重複しなくてもよく、又は部分的に重複してもよい。
選択肢として、該実施例では、前記第1CORESETと前記第2CORESETは異なるCORESETであり、該第1CORESETと前記第2CORESETとは重複しなくてもよく、又は部分的に重複してもよい。
例えば、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース又はCORESETが1つのサーチスペース又はCORSETのみに属する場合、該端末装置は1つのサーチスペース又はCORSETに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定してもよい。
また例えば、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース又はCORESETが少なくとも2つのサーチスペース又はCORSETに属する場合、該端末装置は更に前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位を決定してもよい。
他の実施例では、前記第1DCIを受信するためのリソースセットが第1リソースセットに属す場合、前記第1リソースセットに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は、前記第1リソースセットに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定する。前記第1DCIを受信するためのリソースセットが第2リソースセットに属す場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定する。
他の実施例では、前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが第1サーチスペースに属す場合、前記第1サーチスペースに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は、前記第1サーチスペースに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定する。前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが第2サーチスペースに属す場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定する。
ここでは、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位を決定する決定方式については、それぞれ実施例1-1及び実施例1-3の関連記載を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
更に、端末装置は前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1情報の伝送及び処理を行ってもよい。具体的な実現については前述の実施例の関連記載を参照する。
該実施例では、サーチスペース又はCORESETと伝送待ちの情報の優先順位とが対応関係を有するため、即ち、DCIが検出される前に、該端末装置はDCIを検出するサーチスペース又はCORESETの位置に基づいて第1情報の優先順位を決定することができる。この場合、前記端末装置は適切な検出方式を採用してDCIを検出することができる。
例えば、第1サーチスペースにおいて第1DCIを検出し、前記第1サーチスペースに第1優先順位が対応する場合、該端末装置は第1情報の優先順位が第1優先順位、即ち高い優先順位であることを決定でき、更に該端末装置は比較的に早い検出方式で前記第1DCIを検出してもよい。又は、第2サーチスペースにおいて第2DCIを検出し、前記第2サーチスペースに第2優先順位が対応する場合、該端末装置は第1情報の優先順位が第2優先順位、即ち低い優先順位であることを決定でき、更に該端末装置は比較的に遅い検出方式で前記第2DCIを検出してもよい。
従って、該実施例1-7では、ネットワーク装置はユーザ固有サーチスペース及びDCIの指示フィールド、又はユーザ固有サーチスペース及びCRCをスクランブルするRNTIによって、柔軟に優先順位を指示することができ、そしてDCIを受信する前に、伝送待ちの情報の優先順位を決定することができる。従って、適切な検出方式を採用してDCIの検出を行うことができ、システム性能の向上に役立つ。
実施例1-8
端末装置は第1DCIを受信するサーチスペース又はCORESETに基づいて、第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIを参照して、前記第1情報の処理時間を決定する。
該実施例1-8では、DCIのサーチスペース又はCORESETと伝送待ちの情報の処理時間とは対応関係を有する。選択肢として、前記対応関係は事前に定義されたものであってもよく、又はネットワーク装置によって構成されたものであってもよい。例えば、DCIのサーチスペースは第1サーチスペース及び第2サーチスペースを含んでもよく、前記第1サーチスペースに第1処理時間が対応し、前記第2サーチスペースに第2処理時間が対応する。また例えば、DCIのCORESETは第1CORESET及び第2CORESETを含んでもよく、前記第1CORESETに第1処理時間が対応し、前記第2CORESETに第2処理時間が対応する。
選択肢として、該実施例では、前記第1サーチスペースと前記第2サーチスペースは異なるユーザ固有サーチスペースであり、該第1サーチスペースと前記第2サーチスペースとは重複しなくてもよく、又は部分的に重複してもよい。
選択肢として、該実施例では、前記第1CORESETと前記第2CORESETは異なるCORESETであり、該第1CORESETと前記第2CORESETとは重複しなくてもよく、又は部分的に重複してもよい。
例えば、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース又はCORESETが1つのサーチスペース又はCORSETのみに属する場合、該端末装置は1つのサーチスペース又はCORSETに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定してもよい。
また例えば、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース又はCORESETが少なくとも2つのサーチスペース又はCORSETに属する場合、該端末装置は更に前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて、前記第1情報の処理時間を決定してもよい。
具体的に、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の処理時間を決定する決定方式については、それぞれ実施例1-2及び実施例1-4の関連記載を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
該実施例では、サーチスペース又はCORESETと伝送待ちの情報の処理時間とが対応関係を有するため、即ち、DCIが検出される前に、該端末装置はDCIを検出するサーチスペース又はCORESETの位置に基づいて第1情報の処理時間を決定することができる。この場合、前記端末装置は適切な検出方式を採用してDCIを検出することができる。
例えば、第1サーチスペースにおいて第1DCIを検出し、前記第1サーチスペースに第1処理時間が対応する場合、該端末装置は第1情報の処理時間が第1処理時間、即ち短い処理時間であることを決定でき、更に該端末装置は比較的に早い検出方式で前記第1DCIを検出してもよい。又は、第2サーチスペースにおいて第2DCIを検出し、前記第2サーチスペースに第2処理時間が対応する場合、該端末装置は第1情報の処理時間が第2処理時間、即ち長い処理時間であることを決定でき、更に該端末装置は比較的に遅い検出方式で前記第2DCIを検出してもよい。
従って、該実施例1-8では、ネットワーク装置はユーザ固有サーチスペース及びDCIの指示フィールド、又はユーザ固有サーチスペース及びCRCをスクランブルするRNTIによって、柔軟に処理時間を指示することができ、そしてDCIを受信する前に、伝送待ちの情報の処理時間を決定することができる。従って、適切な検出方式を採用してDCIの検出を行うことができ、システム性能の向上に役立つ。
実施例1-9
端末装置は前記第1DCIのフォーマットに基づいて、前記第1DCIにおける指示フィールド又はCRCをスクランブルするRNTIを参照して、前記第1情報の優先順位を決定する。
例えば、前記第1DCIのフォーマットが特定のDCIフォーマットであり、前記特定のDCIフォーマットに優先順位を指示するための第1指示フィールドが含まれる場合、前記端末装置は前記第1DCIにおける第1指示フィールドによって指示される優先順位を前記第1情報の優先順位として決定してもよい。
また例えば、前記第1DCIのフォーマットが前記特定のDCIフォーマット以外の他のDCIフォーマットであり、即ち、前記第1DCIのフォーマットに優先順位を指示するための第1指示フィールドが含まれない場合、前記端末装置は前記第1DCIにおける第2指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて、前記第1情報の優先順位を決定してもよい。前記第2指示フィールドは優先順位以外の他の情報を指示することに用いられてもよい。
具体的に、前記第1DCIにおける第2指示フィールドに基づいて前記第1情報の優先順位を決定する方式については、実施例1-1における前記第1DCIにおける第2指示フィールドに基づいて第1情報の優先順位を決定する具体的な実現を参照し、第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位を決定する具体的な実現については、実施例1-3の具体的な実現を参照できる。ここでは繰り返して説明しない。
従って、該実施例1-9では、ネットワーク装置は異なるDCIフォーマット及び指示フィールド、又は異なるDCIフォーマット及びRNTIによって、処理時間を柔軟に指示することができる。DCI伝送のDCIフォーマットに対する依頼を低減でき、更にDCIフォーマットによってDCIのマッピング可能リソースが制限されるという問題を低減できる。
理解されるように、他の実施例でも、前記端末装置は直接にDCIフォーマットによって第1情報の優先順位を決定してもよい。例えば、前記DCIのフォーマットが新たに追加されたフォーマットであり、例えば前記第1指示フィールドの特定DCIフォーマットを含む場合、直接に前記第1情報の優先順位が第1優先順位であることを決定でき、前記DCIのフォーマットが他の既存のフォーマット、例えば、DCI format0_0、DCI format0_1である場合、直接に前記第1情報の優先順位が第2優先順位であることを決定できる。
実施例1-10
端末装置は前記第1DCIのフォーマットに基づいて、前記第1DCIにおける指示フィールド又はCRCをスクランブルするRNTIを参照して、前記第1情報の処理時間を決定する。
例えば、前記第1DCIのフォーマットが特定のDCIフォーマットであり、前記特定のDCIフォーマットに処理時間を指示するための第3指示フィールドが含まれる場合、前記端末装置は前記第1DCIにおける第3指示フィールドによって指示される処理時間を前記第1情報の処理時間として決定してもよい。
また例えば、前記第1DCIのフォーマットが前記特定のDCIフォーマット以外の他のDCIフォーマットであり、即ち、前記第1DCIのDCIフォーマットに処理時間を指示するための第3指示フィールドが含まれない場合、前記端末装置は前記第1DCIにおける第2指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の処理時間を決定してもよい。前記第2指示フィールドは処理時間以外の他の情報を指示することに用いられてもよい。
具体的に、前記第1DCIにおける第2指示フィールドに基づいて前記第1情報の処理時間を決定する方式については、実施例1-2における前記第1DCIにおける第2指示フィールドに基づいて第1情報の処理時間を決定する具体的な実現を参照し、第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の処理時間を決定する具体的な実現については、実施例1-4の具体的な実現を参照できる。ここでは繰り返して説明しない。
従って、該実施例1-10では、ネットワーク装置は異なるDCIフォーマット及び指示フィールド、又は異なるDCIフォーマット及びRNTIによって、処理時間を柔軟に指示することができる。DCI伝送のDCIフォーマットに対する依頼を低減でき、更にDCIフォーマットによってDCIのマッピング可能リソースが制限されるという問題を低減できる。
理解されるように、他の実施例でも、前記端末装置は直接にDCIフォーマットによって第1情報の処理時間を決定してもよい。例えば、前記DCIのフォーマットが新たに追加されたフォーマットであり、例えば前記第3指示フィールドの特定DCIフォーマットを含む場合、直接に前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定でき、前記DCIのフォーマットが他の既存のフォーマット、例えば、DCI format0_0、DCI format0_1である場合、直接に前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定できる。
以上は図4を参照しながら、端末装置の角度から本願の実施例による無線通信方法を説明したが、以下は図5を参照しがら、ネットワーク装置の角度から本願の他の実施例による無線通信方法を詳しく説明する。理解されるように、ネットワーク装置側の説明と端末装置側の説明とは互いに対応し、類似する説明については上記の説明を参照できる。重複を避けるために、ここでは繰り返して説明しない。
図5は本願の他の実施例による無線通信方法300の模式的なフローチャートであり、該方法300は図1に示す通信システムにおけるネットワーク装置によって実行されることができる。図5に示すように、該方法300は以下のS310の内容を含んでもよい。
S310、ネットワーク装置は第1ダウンリンク制御情報(DCI)を送信し、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを送信するためのサーチスペース、前記第1DCIを送信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つは、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記方法300は更に、
前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを送信するためのサーチスペース、前記第1DCIを送信するためのCORESET、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つを決定することを含む。
以上は図4~図5を参照しながら、本願の方法実施例を詳しく説明したが、以下は図6~図10を参照しながら、本願の装置実施例を詳しく説明する。理解されるように、装置実施例は方法実施例と相互に対応し、類似する説明については方法実施例を参照できる。
図6は本願の実施例の端末装置400の模式的なブロック図を示す。図6に示すように、該端末装置400は、
第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することに用いられる通信モジュール410と、
前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられる決定モジュール420と、を備える。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが共通サーチスペースである場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であること及び/又は前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、及び/又は、
前記第1DCIを受信するためのサーチスペースがユーザ固有サーチスペースである場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものである。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものである。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが共通サーチスペースである場合、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定すること、及び/又は、
前記第1DCIを受信するためのサーチスペースがユーザ固有サーチスペースである場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが1つのサーチスペースに属する場合、前記1つのサーチスペースに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1サーチスペースに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、及び/又は、
前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが少なくとも2つのサーチスペースに属する場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIを受信するためのリソースセットが1つのリソースセットに属する場合、前記1つのリソースセットに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1リソースセットに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、及び/又は、
前記第1DCIを受信するためのリソースセットが少なくとも2つのリソースセットに属する場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIを受信するためのリソースセットが第1リソースセットに属する場合、前記第1リソースセットに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1リソースセットに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、又は、
前記第1DCIを受信するためのリソースセットが第1サーチスペースに属する場合、前記第1サーチスペースに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1サーチスペースに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、又は、
前記第1DCIを受信するためのリソースセットが第2リソースセット又は第2サーチスペースに属する場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIにおける、優先順位を指示するための第1指示フィールドに基づいて、前記第1情報の優先順位を決定すること、又は、
前記第1DCIにおける、優先順位及び処理時間以外の他の情報を指示するための第2指示フィールドに基づいて、前記第1情報の優先順位を決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIにおける、処理時間を指示するための第3指示フィールドに基づいて、前記第1情報の処理時間を決定すること、又は、
前記第1DCIにおける、優先順位及び処理時間以外の他の情報を指示するための第2指示フィールドに基づいて、前記第1情報の処理時間を決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第1RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、又は、
前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第2RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第2優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIのフォーマットが特定DCIフォーマットである場合、前記第1DCIにおける第1指示フィールドによって指示される優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1DCIにおける第3指示フィールドによって指示される処理時間を前記第1情報の処理時間として決定し、前記特定DCIフォーマットが前記第1指示フィールド及び/又は前記第3指示フィールドを含むこと、又は、
前記第1DCIのフォーマットが前記特定DCIフォーマット以外の他のDCIフォーマットである場合、前記第1DCIにおける第2指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定し、前記第2指示フィールドは優先順位及び処理時間以外の他の情報を指示することに用いられることに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第2指示フィールドの異なる値は異なる優先順位を指示することに用いられ、又は前記第2指示フィールドの異なる値は異なる処理時間を指示することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第2指示フィールドは、時間領域リソース割り当て、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)-HARQフィードバックタイミングのうちの少なくとも1つを指示することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第1RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、又は、
前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第2RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第2優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであり、前記第2優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものである。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであり、前記第2処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものである。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1RNTIは変調及び符号化スキーム-セル-RNTI(MCS-C-RNTI)であり、前記第2RNTIはセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)であり、又は、
前記第2RNTIはMCS-C-RNTI又はC-RNTIであり、前記第1RNTIはMCS-C-RNTI及びC-RNTI以外の他のRNTIである。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は更に、
前記第1情報の時間領域リソースと第2DCIによってスケジューリングされた第2情報の時間領域リソースとが少なくとも部分的に重複する場合、前記第1情報の優先順位及び前記第2情報の優先順位に基づいて、優先的に伝送する情報を決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は具体的に、
前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1情報の優先順位を決定することと、
前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1情報の処理時間を決定することと、に用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール420は更に、
前記第1情報の優先順位が第1優先順位である場合、前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、又は、
前記第1情報の優先順位が第2優先順位である場合、前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定することに用いられ、
前記第1優先順位は前記第2優先順位より高く、前記第1処理時間は前記第2処理時間より小さい。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1情報は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1アップリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータのフィードバック情報である。
選択肢として、幾つかの実施例では、上記通信モジュールは通信インタフェース又は送受信機、又は通信チップ又はシステムオンチップの入出力インタフェースであってもよい。上記決定モジュールは1つ又は複数のプロセッサであってもよい。
理解されるように、本願の実施例による端末装置400は、本願の方法実施例における端末装置に対応することができ、そして端末装置400における各ユニットの上記及び他の動作、及び/又は機能は、それぞれ図4に示される方法200における端末装置の相応のプロセスを実現するためのものである。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
図7は本願の実施例によるネットワーク装置の模式的なブロック図である。図7のネットワーク装置500は、第1ダウンリンク制御情報(DCI)を送信することに用いられる通信モジュール510を備える。前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを送信するためのサーチスペース、前記第1DCIを送信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つは、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられる。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記ネットワーク装置500は更に、
前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを送信するためのサーチスペース、前記第1DCIを送信するためのリソースセット、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つを決定することに用いられる決定モジュールを備える。
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1情報は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1アップリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータのフィードバック情報である。
選択肢として、幾つかの実施例では、上記通信モジュールは通信インタフェース又は送受信機、又は通信チップ又はシステムオンチップの入出力インタフェースであってもよい。上記決定モジュールは1つ又は複数のプロセッサであってもよい。
理解されるように、本願の実施例によるネットワーク装置500は、本願の方法実施例における端末装置に対応することができ、そしてネットワーク装置500における各ユニットの上記及び他の動作、及び/又は機能は、それぞれ図5に示す方法300におけるネットワーク装置の相応のプロセスを実現するためのものである。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
図8は本願の実施例による通信装置600の構造模式図である。図8に示す通信装置600はプロセッサ610を備え、プロセッサ610はコンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行し、本願の実施例における方法を実現することができる。
選択肢として、図8に示すように、通信装置600は更にメモリ620を備えてもよい。プロセッサ610はメモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本願の実施例における方法を実現することができる。
メモリ620はプロセッサ610から独立した1つの単独のデバイスであってもよく、プロセッサ610に統合されてもよい。
選択肢として、図8に示すように、通信装置600は更に送受信機630を備えてもよく、プロセッサ610は該送受信機630が他の装置と通信するように制御することができ、具体的には、他の装置に情報又はデータを送信し、又は他の装置から送信された情報又はデータを受信することができる。
送受信機630は送信機と受信機を備えてもよい。送受信機630は更にアンテナを備えてもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
選択肢として、該通信装置600は具体的に本願の実施例のネットワーク装置であってもよく、そして該通信装置600は本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置により実現される相応のプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
選択肢として、該通信装置600は具体的に本願の実施例のモバイル端末/端末装置であってもよく、そして該通信装置600は本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
図9は本願の実施例のチップの構造模式図である。図9に示すチップ700はプロセッサ710を備え、プロセッサ710はメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本願の実施例における方法を実現することができる。
選択肢として、図9に示すように、チップ700は更にメモリ720を備えてもよい。プロセッサ710はメモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本願の実施例における方法を実現することができる。
メモリ720はプロセッサ710から独立した1つの単独のデバイスであってもよく、プロセッサ710に集積されてもよい。
選択肢として、該チップ700は更に入力インタフェース730を備えてもよい。プロセッサ710は該入力インタフェース730が他の装置又はチップと通信するように制御することができ、具体的には、他の装置又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
選択肢として、該チップ700は更に出力インタフェース740を備えてもよい。プロセッサ710は該出力インタフェース740が他の装置又はチップと通信するように制御することができ、具体的には、他の装置又はチップに情報又はデータを出力することができる。
選択肢として、該チップは本願の実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該チップは本願実施例の各方法におけるネットワーク装置により実現される相応のプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
選択肢として、該チップは本願の実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、そして該チップは本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
理解されるように、本願の実施例で言及されるチップはまた、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム、又はシステムオンチップ等と称されてもよい。
図10は本願の実施例による通信システム900の模式的なブロック図である。図10に示すように、該通信システム900は端末装置910とネットワーク装置920を備える。
該端末装置910は上記の方法における端末装置によって実現される相応の機能を実現することに用いられることができ、そして該ネットワーク装置920は上記の方法におけるネットワーク装置によって実現される相応の機能を実現することに用いられることができる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
理解されるように、本願の実施例のプロセッサは信号処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現過程において、上記方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で遂行できる。上記のプロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサは如何なる通常のプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示される方法のステップはハードウェア復号プロセッサで遂行し、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで遂行するように直接具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを遂行する。
理解できるように、本願の実施例において、メモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM、Programmable ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM、Erasable PROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM、Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であってもよく、外部キャッシュメモリとして使用される。例示的であって制限的ではない説明によれば、多くの形式のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、Dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、Synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM、Double Data Rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、Enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、Synchlink DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM、Direct Rambus RAM)が利用可能である。注意されるように、本明細書に説明されるシステム及び方法のメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限らないように意図されている。
理解されるように、上記メモリの記載は例示的であって制限的なものではない。例えば、本願の実施例におけるメモリは更に、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM、double data rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、synch link DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM、Direct Rambus RAM)等であってもよい。即ち、本発明の実施例におけるメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限らないように意図されている。
本願の実施例は更にコンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願の実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラムはコンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置により実現される相応のプロセスを実行させる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願の実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラムはコンピュータに本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実行させる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
本願の実施例は更にコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム命令を含む。
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置により実現される相応のプロセスを実行させる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実行させる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
本願の実施例は更にコンピュータプログラムを提供する。
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願の実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置により実現される相応のプロセスを実行する。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願の実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実行する。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
当業者が意識できるように、本明細書に開示される実施例を参照して説明した各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現できる。これらの機能をハードウェアそれともソフトウェア方式で実行するかは、技術案の特定応用及び設計制約条件によって決定される。当業者は各特定応用に応じて異なる方法でここの説明される機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
当業者が明確に理解できるように、説明を容易で簡単にするために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程については、前述の方法実施例における対応する過程を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
本願による幾つかの実施例において、理解されるように、開示されるシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよい。例えば、上記の装置実施例は単に模式的なものであり、例えば、前記ユニットの区分は論理的な機能区分に過ぎず、実際の実施では他の区分方式があってもよく、例えば、複数のユニット又はコンポーネントが組み合わせられてもよく、又は他のシステムに統合されてもよく、又は幾つかの特徴が省略されても、又は実行されなくてもよい。一方で、表示又は検討される相互間の結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形態であってもよい。
分離部材として説明される前記ユニットは物理的に分離したものであってもよく、物理的に分離したものではなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよく、物理ユニットではなくてもよく、即ち、一箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実際の需要に応じてその一部又は全部のユニットを選択して、本実施例案の目的を実現してもよい。
また、本願の各実施例において、各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形で実現され、そして独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術案の本質又は従来技術に貢献する部分、又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む。前述の記憶媒体は、USBディスク、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等の、プログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
以上の説明は単に本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を制限するためのものではない。当業者が本願に開示される技術的範囲内において容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に記載の保護範囲に準じるべきである。
新無線(NR、New Radio)システムでは、例えば、高信頼低遅延通信(URLLC、Ultra-Reliable and Low Latency Communication)サービス、拡張モバイルブロードバンド(eMBB、Enhance Mobile Broadband)サービス等の、複数の優先順位のサービスを伝送できる。URLLCサービス伝送とeMBBサービス伝送とが競合する場合、優先的にURLLCサービスを伝送する必要があり、競合の解決は物理層で行われる必要があるが、物理層では、端末装置は伝送待ちのサービスの優先順位を知ることができない。従って、端末装置にとって、如何にして伝送待ちのサービスの優先順位を決定するかは早急に解決すべき課題である。
第1態様では無線通信方法を提供し、端末装置が第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、前記端末装置が、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することと、を含む。
本願の実施例をよく理解できるようにするために、まずダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)伝送の処理フローを説明する。図2に示すように、DCIのペイロード(payload)の後にDCIペイロードに基づいて生成された巡回冗長検査(CRC、Cyclical Redundancy Check)がアタッチされ、そして該CRCを無線ネットワーク一時識別子(RNTI、Radio Network Temporary Identity)でスクランブルする。ここでは、異なるDCIフォーマット(format)、異なるDCIペイロード内容、又は異なるDCIの宛先は異なるRNTIに対応してもよい。そして、RNTIでスクランブルされたCRCがアタッチされた情報ビットに対して、チャネル符号化、レートマッチング、変調及びリソースマッピングを行い、それによって、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)を形成して送信する。
更に例えば、異なる優先順位を指示するようにDCIにおける指示フィールドを設定してもよい。例えば、該指示フィールドは新しく追加された指示フィールドであってもよく、この場合は、DCIの信頼性が低減される可能性があり、そして指示フィールドが新しく追加されたDCIはユーザ固有サーチスペースでしか伝送できなく、共通サーチスペースで伝送されるDCIは優先順位を指示することができない。又は、DCIにおける既存の指示フィールドと優先順位とのバインドを確立することによって、既存の指示フィールドの指示の柔軟性が低下する。例えば、物理ダウンリンク共有チャネル-HARQフィードバックタイミング(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH-HARQ_feedback timing)によって優先順位を指示し、PDSCH-HARQ_feedback timingの値が14シンボル(symbol)未満の場合は高い優先順位を指示し、そうでない場合は低い優先順位を指示する。そうすると、ネットワーク装置が高い優先順位のサービスをスケジューリングする場合、PDSCH-HARQ_feedback timingは14シンボル未満の設定を採用しなければならなく、高い優先順位サービスのフィードバックの柔軟性が制限される。
他の1つの例として、前記第1DCIにおける指示フィールドは前記第1DCIにおける第2指示フィールドであってもよく、前記第2指示フィールドは優先順位以外の他の情報を指示することに用いられてもよい。例えば、他の情報は時間領域リソース割り当て(Time domain resource assignment)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ、Hybrid Automatic Repeat reQuest)プロセス番号(process number)、物理ダウンリンク共有チャネル-HARQフィードバックタイミング(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH-HARQ_feedback timing)であってもよい。
選択肢として、前記第2指示フィールドの異なる値は異なる優先順位を指示することに用いられてもよい。例えば、PDSCH-HARQ_feedback Timingの値が第1値(例えば14個のシンボルより小さい)である場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であることを示し、PDSCH-HARQ_feedback Timingの値が他の値(例えば14個のシンボルより大きい)である場合、前記第1情報の優先順位が第2優先順位であることを示す。前記第1優先順位は前記第2優先順位より高い。
他の1つの例として、前記第1DCIにおける指示フィールドは前記第1DCIにおける第2指示フィールドであってもよく、前記第2指示フィールドは処理時間以外の他の情報、例えば、時間領域リソース割り当て(Time domain resource assignment)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ、Hybrid Automatic Repeat reQuest)プロセス番号(process number)、物理ダウンリンク共有チャネル-HARQフィードバックタイミング(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH-HARQ_feedback timing)を指示することに用いられてもよい。
選択肢として、前記第2指示フィールドの異なる値は異なる処理時間を指示することに用いられてもよい。例えば、PDSCH-HARQ_feedback Timingの値が第1値(例えば14個のシンボルより小さい)である場合、前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを示し、PDSCH-HARQ_feedback Timingの値が他の値(例えば14個のシンボルより大きい)である場合、前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを示す。前記第1処理時間は前記第2処理時間より小さい。
また例えば、端末装置はユーザ固有サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、更に前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて第1情報の優先順位を決定してもよい。
また例えば、端末装置はユーザ固有サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、更に前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて第1情報の処理時間を決定してもよい。
例えば、前記端末装置が共通サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、前記端末装置は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて第1情報の優先順位を決定してもよい。ここでは、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位を決定する決定方式については実施例1-2の関連記載を参照できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
また例えば、端末装置はユーザ固有サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、更に前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI又は前記第1DCIにおける指示フィールドに基づいて、第1情報の優先順位を決定してもよい。ここでは、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位を決定する決定方式については、それぞれ実施例1-1及び実施例1-3の関連記載を参照できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
例えば、前記端末装置が共通サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、前記端末装置は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて第1情報の処理時間を決定してもよい。ここでは、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の処理時間を決定する決定方式については実施例1-4の関連記載を参照できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
また例えば、端末装置はユーザ固有サーチスペースにおいて前記第1DCIを検出した場合、更に前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI又は前記第1DCIにおける指示フィールドに基づいて、第1情報の処理時間を決定してもよい。ここでは、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の処理時間を決定する決定方式については、それぞれ実施例1-2及び実施例1-4の関連記載を参照できる。簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。

Claims (56)

  1. 無線通信方法であって、
    端末装置が第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
    前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することと、を含むことを特徴とする無線通信方法。
  2. 前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが共通サーチスペースである場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であること及び/又は前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、及び/又は、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースがユーザ固有サーチスペースである場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであることを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが共通サーチスペースである場合、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定すること、及び/又は、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースがユーザ固有サーチスペースである場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが1つのサーチスペースに属する場合、前記1つのサーチスペースに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1サーチスペースに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、及び/又は、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが少なくとも2つのサーチスペースに属する場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記第1DCIを受信するためのリソースセットが1つのリソースセットに属する場合、前記1つのリソースセットに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1リソースセットに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、及び/又は、
    前記第1DCIを受信するためのリソースセットが少なくとも2つのリソースセットに属する場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記第1DCIを受信するためのリソースセットが第1リソースセットに属する場合、前記第1リソースセットに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1リソースセットに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、又は、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが第1サーチスペースに属する場合、前記第1サーチスペースに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1サーチスペースに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、又は、
    前記第1DCIを受信するためのリソースセットが第2リソースセットに属し又は前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが第2サーチスペースに属する場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記第1DCIにおける、優先順位を指示するための第1指示フィールドに基づいて、前記第1情報の優先順位を決定すること、又は、
    前記第1DCIにおける、優先順位及び処理時間以外の他の情報を指示するための第2指示フィールドに基づいて、前記第1情報の優先順位を決定することを含むことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記第1DCIにおける、処理時間を指示するための第3指示フィールドに基づいて、前記第1情報の処理時間を決定すること、又は、
    前記第1DCIにおける、優先順位及び処理時間以外の他の情報を指示するための第2指示フィールドに基づいて、前記第1情報の処理時間を決定することを含むことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第1RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、又は、
    前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第2RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第2優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定することを含むことを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、伝送待ちの第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記第1DCIのフォーマットが特定DCIフォーマットである場合、前記第1DCIにおける第1指示フィールドによって指示される優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1DCIにおける第3指示フィールドによって指示される処理時間を前記第1情報の処理時間として決定し、前記特定DCIフォーマットが前記第1指示フィールド及び/又は前記第3指示フィールドを含むこと、又は、
    前記第1DCIのフォーマットが前記特定DCIフォーマット以外の他のDCIフォーマットである場合、前記第1DCIにおける第2指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定し、前記第2指示フィールドは優先順位及び処理時間以外の他の情報を指示することに用いられることを含むことを特徴とする請求項1~11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記第2指示フィールドの異なる値は異なる優先順位を指示することに用いられ、又は前記第2指示フィールドの異なる値は異なる処理時間を指示することに用いられることを特徴とする請求項9、10又は12に記載の方法。
  14. 前記第2指示フィールドは、時間領域リソース割り当て、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)-HARQフィードバックタイミングのうちの少なくとも1つを指示することに用いられることを特徴とする請求項9、10、12又は13に記載の方法。
  15. 前記第1DCIにおける第2指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第1RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、又は、
    前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第2RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第2優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定することを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  16. 前記第1優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであり、前記第2優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであることを特徴とする請求項11又は15に記載の方法。
  17. 前記第1処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであり、前記第2処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであることを特徴とする請求項11又は15に記載の方法。
  18. 前記第1RNTIは変調及び符号化スキーム-セル-RNTI(MCS-C-RNTI)であり、前記第2RNTIはセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)であり、又は、
    前記第2RNTIはMCS-C-RNTI又はC-RNTIであり、前記第1RNTIはMCS-C-RNTI及びC-RNTI以外の他のRNTIであることを特徴とする請求項11又は15に記載の方法。
  19. 前記方法は更に、
    前記第1情報の時間領域リソースと第2DCIによってスケジューリングされた第2情報の時間領域リソースとが少なくとも部分的に重複する場合、前記第1情報の優先順位及び前記第2情報の優先順位に基づいて、優先的に伝送する情報を決定することを含むことを特徴とする請求項1~18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記端末装置が前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することは、
    前記端末装置が、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1情報の優先順位を決定することと、
    前記端末装置が前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1情報の処理時間を決定することと、を含むことを特徴とする請求項1~19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記端末装置が前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1情報の処理時間を決定することは、
    前記第1情報の優先順位が第1優先順位である場合、前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、又は、
    前記第1情報の優先順位が第2優先順位である場合、前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定することを含み、
    前記第1優先順位は前記第2優先順位より高く、前記第1処理時間は前記第2処理時間より小さいことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記第1情報は、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1アップリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータのフィードバック情報であることを特徴とする請求項1~21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 無線通信方法であって、
    ネットワーク装置が第1ダウンリンク制御情報(DCI)を送信し、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを送信するためのサーチスペース、前記第1DCIを送信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つは、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられることを含むことを特徴とする無線通信方法。
  24. 前記方法は更に、
    前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを送信するためのサーチスペース、前記第1DCIを送信するためのリソースセット、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つを決定することを含むことを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 前記第1情報は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1アップリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータのフィードバック情報であることを特徴とする請求項23又は24に記載の方法。
  26. 端末装置であって、
    第1ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することに用いられる通信モジュールと、
    前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられる決定モジュールと、を備えることを特徴とする端末装置。
  27. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが共通サーチスペースである場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であること及び/又は前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、及び/又は、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースがユーザ固有サーチスペースである場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられることを特徴とする請求項26に記載の端末装置。
  28. 前記第1優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであることを特徴とする請求項27に記載の端末装置。
  29. 前記第1処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであることを特徴とする請求項27又は28に記載の端末装置。
  30. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが共通サーチスペースである場合、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定すること、及び/又は、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースがユーザ固有サーチスペースである場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられることを特徴とする請求項26に記載の端末装置。
  31. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが1つのサーチスペースに属する場合、前記1つのサーチスペースに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1サーチスペースに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、及び/又は、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが少なくとも2つのサーチスペースに属する場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられることを特徴とする請求項26に記載の端末装置。
  32. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIを受信するためのリソースセットが第1リソースセットに属する場合、前記第1リソースセットに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1リソースセットに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、又は、
    前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが第1サーチスペースに属する場合、前記第1サーチスペースに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1サーチスペースに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、又は、
    前記第1DCIを受信するためのリソースセットが第2リソースセットに属し又は前記第1DCIを受信するためのサーチスペースが第2サーチスペースに属する場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられることを特徴とする請求項26に記載の端末装置。
  33. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIを受信するためのリソースセットが1つのリソースセットに属する場合、前記1つのリソースセットに対応する優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1リソースセットに対応する処理時間を前記第1情報の処理時間として決定すること、及び/又は、
    前記第1DCIを受信するためのリソースセットが少なくとも2つのリソースセットに属する場合、前記第1DCIにおける指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられることを特徴とする請求項26に記載の端末装置。
  34. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIにおける、優先順位を指示するための第1指示フィールドに基づいて、前記第1情報の優先順位を決定すること、又は、
    前記第1DCIにおける、優先順位及び処理時間以外の他の情報を指示するための第2指示フィールドに基づいて、前記第1情報の優先順位を決定することに用いられることを特徴とする請求項26~32のいずれか1項に記載の端末装置。
  35. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIにおける、処理時間を指示するための第3指示フィールドに基づいて、前記第1情報の処理時間を決定すること、又は、
    前記第1DCIにおける、優先順位及び処理時間以外の他の情報を指示するための第2指示フィールドに基づいて、前記第1情報の処理時間を決定することに用いられることを特徴とする請求項26~34のいずれか1項に記載の端末装置。
  36. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第1RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、又は、
    前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第2RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第2優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定することに用いられることを特徴とする請求項26~35のいずれか1項に記載の端末装置。
  37. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIのフォーマットが特定DCIフォーマットである場合、前記第1DCIにおける第1指示フィールドによって指示される優先順位を前記第1情報の優先順位として決定し、及び/又は前記第1DCIにおける第3指示フィールドによって指示される処理時間を前記第1情報の処理時間として決定し、前記特定DCIフォーマットが前記第1指示フィールド及び/又は前記第3指示フィールドを含むこと、又は、
    前記第1DCIのフォーマットが前記特定DCIフォーマット以外の他のDCIフォーマットである場合、前記第1DCIにおける第2指示フィールド又は前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIに基づいて前記第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定し、前記第2指示フィールドは優先順位及び処理時間以外の他の情報を指示することに用いられることに用いられることを特徴とする請求項26~36のいずれか1項に記載の端末装置。
  38. 前記第2指示フィールドの異なる値は異なる優先順位を指示することに用いられ、又は前記第2指示フィールドの異なる値は異なる処理時間を指示することに用いられることを特徴とする請求項34、35又は37に記載の端末装置。
  39. 前記第2指示フィールドは、時間領域リソース割り当て、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス番号、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)-HARQフィードバックタイミングのうちの少なくとも1つを指示することに用いられることを特徴とする請求項34、35、37又は38に記載の端末装置。
  40. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第1RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第1優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、又は、
    前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTIが第2RNTIである場合、前記第1情報の優先順位が第2優先順位であることを決定し、及び/又は前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定することに用いられることを特徴とする請求項39に記載の端末装置。
  41. 前記第1優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであり、前記第2優先順位は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであることを特徴とする請求項36又は40に記載の端末装置。
  42. 前記第1処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであり、前記第2処理時間は事前に定義されたもの、又はネットワーク装置によって構成されたものであることを特徴とする請求項36又は40に記載の端末装置。
  43. 前記第1RNTIは変調及び符号化スキーム-セル-RNTI(MCS-C-RNTI)であり、前記第2RNTIはセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)であり、又は、
    前記第2RNTIはMCS-C-RNTI又はC-RNTIであり、前記第1RNTIはMCS-C-RNTI及びC-RNTI以外の他のRNTIであることを特徴とする請求項36又は40に記載の端末装置。
  44. 前記決定モジュールは更に、
    前記第1情報の時間領域リソースと第2DCIによってスケジューリングされた第2情報の時間領域リソースとが少なくとも部分的に重複する場合、前記第1情報の優先順位及び前記第2情報の優先順位に基づいて、優先的に伝送する情報を決定することに用いられることを特徴とする請求項26~43のいずれか1項に記載の端末装置。
  45. 前記決定モジュールは具体的に、
    前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを受信するためのサーチスペース、前記第1DCIを受信するためのリソースセット、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1情報の優先順位を決定することと、
    前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1情報の処理時間を決定することと、に用いられることを特徴とする請求項26~44のいずれか1項に記載の端末装置。
  46. 前記決定モジュールは更に、
    前記第1情報の優先順位が第1優先順位である場合、前記第1情報の処理時間が第1処理時間であることを決定すること、又は、
    前記第1情報の優先順位が第2優先順位である場合、前記第1情報の処理時間が第2処理時間であることを決定することに用いられ、
    前記第1優先順位は前記第2優先順位より高く、前記第1処理時間は前記第2処理時間より小さいことを特徴とする請求項45に記載の端末装置。
  47. 前記第1情報は、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1アップリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータのフィードバック情報であることを特徴とする請求項26~46のいずれか1項に記載の端末装置。
  48. ネットワーク装置であって、通信モジュールを備え、
    前記通信モジュールは第1ダウンリンク制御情報(DCI)を送信することに用いられ、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを送信するためのサーチスペース、前記第1DCIを送信するためのリソースセット、前記第1DCIの巡回冗長検査(CRC)をスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つは、前記第1DCIによってスケジューリングされた第1情報の優先順位及び/又は処理時間を決定することに用いられることを特徴とするネットワーク装置。
  49. 前記ネットワーク装置は更に、
    前記第1情報の優先順位に基づいて、前記第1DCIにおける指示フィールド、前記第1DCIを送信するためのサーチスペース、前記第1DCIを送信するためのリソースセット、前記第1DCIのCRCをスクランブルするRNTI、前記第1DCIのフォーマット、のうちの少なくとも1つを決定することに用いられる決定モジュールを備えることを特徴とする請求項48に記載のネットワーク装置。
  50. 前記第1情報は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1アップリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータ、又は前記第1DCIによってスケジューリングされた第1ダウンリンクデータのフィードバック情報であることを特徴とする請求項48又は49に記載のネットワーク装置。
  51. 端末装置であって、プロセッサ及びメモリを備え、該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記プロセッサは前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項1~22のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられることを特徴とする端末装置。
  52. ネットワーク装置であって、プロセッサ及びメモリを備え、該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記プロセッサは前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項23~25のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられることを特徴とするネットワーク装置。
  53. チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、前記チップを搭載した装置に請求項1~22のいずれか1項に記載の方法、又は請求項23~25のいずれか1項に記載の方法を実行させることに用いられるプロセッサを備えることを特徴とするチップ。
  54. コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記コンピュータプログラムはコンピュータに請求項1~22のいずれか1項に記載の方法、又は請求項23~25のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
  55. コンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令はコンピュータに請求項1~22のいずれか1項に記載の方法、又は請求項23~25のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム製品。
  56. コンピュータに請求項1~22のいずれか1項に記載の方法、又は請求項23~25のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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