JP2022542729A - マニピュレータを使用して最も少ない持ち上げ回数で繰り返し不可能な被覆タスクを完了する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
と記し、被覆対象物体表面が完全に被覆される場合、全ての点がいずれも1組の実行可能な位置・姿勢に対応し、そうでない場合、被覆対象物体表面上の被覆できない点が対応する位置・姿勢を有さず、曲面M上の全ての点の実行可能な位置・姿勢はマニピュレータの関節空間を構成し、前記マニピュレータの関節空間は特異な位置・姿勢及び非特異な位置・姿勢を含む。
として設定し、曲面M上の各点はその実行可能な位置・姿勢に対応する番号に基づいて点pに対応する番号の組み合わせを取得する。
ステップ(5.2.1):内境界と外境界が連結する切断経路が存在しない状況を考慮して、内境界と外境界を分離し、2つの単連結セルとして見なしてそれぞれ求解し、
ステップ(5.2.2):内境界と外境界が連結する切断経路を考慮して、内境界と外境界を連結する切断経路を2つ設計し、二重連結セルの分解問題を2つの単連結セルの分解問題に変換し、その後、ステップ4における単連結セルの求解方法で求解する。
は該セルとそのi番目の内部境界上の番号がJiであるセルとの間のトポロジーエッジを示す。
を含み、既に3つの単連結サブセルに分けられる。
に対して、いずれも、
を生成されたある単連結サブセルに入れて二重連結セルにして、さらに2つの単連結サブセルに分割するステップを順に実行し、i番目の内境界を入れるとき、元のセルが既にi部に分けられ、すべてのn-1個の内境界をセルに入れた後、元のセルがn個の単連結サブセルに分割され、ステップ4によりこれらのn個の単連結サブセルを求解する。
ステップ(6.1):被覆対象物体表面上の第1セルについては、前記第1セルの全ての可能な切断方法をトラバースし番号を設定すれば、前記第1セルの全ての解法を完了し、全ての解法のそれぞれに対してステップ(6.2)を実行し、
ステップ(6.2):被覆対象物体表面上の第2セルについては、前記第2セルの全ての可能な切断方法をトラバースし番号を設定すれば、前記第2セルの全ての解法を完了し、第2セルの全ての解法のうち、第1セルの設定とは矛盾を有する解を削除し、第2セルの残りの実行可能な解法のそれぞれに対してステップ(6.3)を実行し、
ステップ(6.3):被覆対象物体表面上の第3セル~第Nセルに対してステップ(6.2)を順に実行することにより、各セルにいずれも切断方法が設置され、各切断されたサブセルがいずれも唯一の番号を有し、即ち、マニピュレータがサブセルを被覆する方式を取得する。
本発明はマニピュレータを使用して最も少ない持ち上げ回数で繰り返し不可能な被覆タスクを完了する方法を開示し、マニピュレータのエンドエフェクタが被覆タスクの実行過程において物体表面から離れる回数は最も少ないように確保することができる。マニピュレータの力/トルク-位置切り替え制御ポリシーは複雑であることが認められ、エンドエフェクタは物体表面に接触しない際にマニピュレータの運動により物体のいかなる領域が被覆されることがないため、マニピュレータ被覆タスクにおいてエンドエフェクタを追加の、最も少ない回数以外の回数で持ち上げると、大量の時間及びエネルギー損失を消費してしまう。本発明は工業応用においてマニピュレータが被覆タスクを完了する効率を向上させることを目的とし、その直接応用シーンは物体表面の近距離モデリング、スプレー塗装、バフ加工等の作業を含む。
)の全ての可能な組合せをトラバースし、従って、与えられたマニピュレータ構成、物体モデル、障害物モデル及びそれらの相対的な位置関係を考慮して、マニピュレータは最も少ない持ち上げ回数で被覆タスク完了する全ての最適解を求解することができる。証明されるように、最も少ない持ち上げ回数を満足するいずれかのマニピュレータ被覆手段はいずれも本方法で与えられたある最適解の同相写像変形である(同相写像変形とは、各領域の連結性を変化せずに、異なる領域間の境界を他の形状に連続して変化させ又は他の位置に連続して移動させることを指す。)。
と記し、被覆対象物体表面が完全に被覆される場合、全ての点がいずれも1組の実行可能な位置・姿勢に対応し、そうでない場合、被覆対象物体表面上の被覆できない点が対応する位置・姿勢を有さず、曲面M上の全ての点の実行可能な位置・姿勢はマニピュレータの関節空間を構成し、前記マニピュレータの関節空間は特異な位置・姿勢及び非特異な位置・姿勢を含む。
として設定し、曲面M上の各点はその実行可能な位置・姿勢に対応する番号に基づいて点pに対応する番号の組み合わせを取得する。
ステップ(5.1) 内境界と外境界が連結する切断経路が存在しない場合を考慮して、内境界と外境界を分離し、2つの単連結セルとして見なしてそれぞれ求解する。
ステップ(5.2) 内境界と外境界が連結する切断経路を考慮して、内境界と外境界を連結する切断経路を2つ設計し、二重連結セルの分解問題を2つの単連結セルの分解問題に変換し、その後、ステップ4における単連結セルの求解方法で求解する。
は該セルとそのi番目の内部境界上の番号がJであるセルとの間のトポロジーエッジを示す。
を含むセルは3つの単連結サブセルに分けられる。
に対して、いずれもステップ(6.3)~(6.4)を順に実行し、
を生成されたある単連結サブセルに入れて二重連結セルにして、さらに、2つの単連結サブセルに分割する。i番目の内境界を入れるとき、元のセルが既にi部に分けられる。
ステップ(7.1):被覆対象物体表面上の第1セルについては、前記第1セルの全ての可能な切断方法をトラバースし番号を設定すれば、前記第1セルの全ての解法を完了する。全ての解法のそれぞれに対してステップ(7.2)を実行し、
ステップ(7.2):被覆対象物体表面上の第2セルについては、前記第2セルの全ての可能な切断方法をトラバースし番号を設定すれば、前記第2セルの全ての解法を完了する。第2セルの全ての解法のうち、第1セルの設定とは矛盾を有する解を削除する。第2セルの残りの実行可能な解法のそれぞれに対してステップ(7.3)を実行し、
ステップ(7.3):被覆対象物体表面上の第3セル~第Nセルに対してステップ(7.2)を順に実行し、各セルにいずれも切断方法が設置され、各切断されたサブセルがいずれも唯一の番号を有し、即ち、マニピュレータがサブセルを被覆する方式を取得する
)指定ポリシーはマニピュレータ関節の空間的連続性に基づいて構築されたものである。異なる構成、異なる次元のマニピュレータで異なる物体表面を処理するとき、連続性の定義が変形する可能性がある。マニピュレータ関節の空間的連続性に基づいてマニピュレータの被覆タスクにおける実行可能な位置・姿勢を区分し、持ち上げ回数を最も少なくする他の方法は、いずれもある番号を指定したことに相当する。従って、このような変形は本発明の保護範囲であると見なされるべきである。
非冗長マニピュレータは「+」のような領域を被覆する必要があり、本発明の方法におけるステップ1によってマニピュレータが物体表面の各点を被覆する逆運動学を求め、取得された1組の連続した位置・姿勢は「-」を被覆できるが、もう1組の連続した位置・姿勢は「|」を被覆できる。本発明の方法におけるステップ2の過程によって全ての位置・姿勢に番号をつけ、「-」を被覆できる全ての位置・姿勢に1の番号をつけ、「|」を被覆できる全ての位置・姿勢に2の番号をつける。ステップ3によってセルの構築を行い、構築されたトポロジー図は図1と同じであり、即ち図1と同じセル番号を使用してもよい。第1セルの被覆され得るマニピュレータ位置・姿勢は{1}であり、ここで、大括弧はその中の要素の順序が特定の意味を有しないことを示し、その隣接セルは(2)であり、ここで、小括弧はその中の要素が順に配列されることを示す。以上から分かるように、第2、3、4、5セルの被覆され得るマニピュレータの位置・姿勢は順に
であり、その隣接セルは順に
である。ステップ4に記載の求解方法から分かるように、第1、3、4、5セルはそれぞれ唯一の番号選択方法及び切断方法しかなく、従って、第2セルを求解すればよい。求解によって分かるように、第2セルの(1)切断方式は1010であって番号が1として設定され、又は(2)切断方式は0101であって番号が2として設定される場合、該問題は最適解を取得できる。この2つの解の物理的意味はそれぞれ以下のとおりである。(1)、まず番号が1である位置・姿勢で第1、2、5セルの位置する領域を被覆してから1回持ち上げ、番号が2である位置・姿勢で第3セルの位置する領域を被覆してから更に1回持ち上げ、最終的に番号が2である位置・姿勢で第4セルの位置する領域を被覆する。(2)、まず番号が2である位置・姿勢で第2、3、4セルの位置する領域を被覆してから1回持ち上げ、番号が1である位置・姿勢で第1セルの位置する領域を被覆してから更に1回持ち上げ、最終的に番号が1である位置・姿勢で第5セルの位置する領域を被覆する。上記2つの方法によって求められた最も少ない持ち上げ回数はいずれも2である。
Claims (2)
- マニピュレータを使用して最も少ない持ち上げ回数で繰り返し不可能な被覆タスクを完了する方法であって、
前記マニピュレータのエンドエフェクタと被覆対象物体表面との接触は点接触であり、被覆対象物体、マニピュレータ及び環境中の障害物の相対的な位置関係は既知であり、且つ被覆タスクの実行過程において変化しないように維持し、
前記マニピュレータを使用して最も少ない持ち上げ回数で繰り返し不可能な被覆タスクを完了する方法は、具体的に、
被覆対象物体の曲面M上の全ての点に対してマニピュレータの逆運動学的求解を行って、この点を被覆する際のマニピュレータの位置・姿勢を取得し、曲面M上のいずれか1つの点pについて、全ての実行可能な位置・姿勢を
と記し、被覆対象物体表面が完全に被覆される場合、全ての点がいずれも1組の実行可能な位置・姿勢に対応し、そうでない場合、被覆対象物体表面上の被覆できない点が対応する位置・姿勢を有さず、曲面M上の全ての点の実行可能な位置・姿勢はマニピュレータの関節空間を構成し、前記マニピュレータの関節空間は特異な位置・姿勢及び非特異な位置・姿勢を含むステップ1と、
全ての特異な位置・姿勢を除去した後、前記マニピュレータの関節空間は複数の互いに素な集合に分割され、各集合にはマニピュレータが連続して実行できる位置・姿勢が記憶され、同じ集合における位置・姿勢には同じ番号を付け、異なる集合における位置・姿勢には異なる番号を付け、異なる集合の番号を
として設定し、曲面M上の各点はその実行可能な位置・姿勢に対応する番号に基づいて点pに対応する番号の組み合わせを取得するステップ2と、
被覆対象物体の曲面M上の点の連結性に基づいて、同じ番号の組み合わせを有し且つ被覆対象物体の曲面M上で連結する点を同じセルに区分し、2つのセルの間の境界を1つのトポロジーエッジと記し、各セルは唯一の番号を有し、第1セル、第2セル…第Nセルとし、以下に第1セル、第2セル等と呼ばれ、各セルはこのセルの異なる種類のマニピュレータの位置・姿勢(即ち、上記番号の組み合わせ)を被覆することができ、更にそれに隣接するセルの番号を順に記憶するステップ3と、
単連結セルについては、2進数でその全ての異なる切断方式を符号化し、2進数の桁数がこのセルのトポロジーエッジの個数であり、2進数における対応する桁が1であるか0であるかに応じて、対応する桁が0である場合は、このトポロジーエッジが保持され、即ちトポロジーエッジの両側の2つのセルの番号が最終的に異なるものであり、マニピュレータが実行される際にエンドエフェクタが1回持ち上げられることを示し、対応する桁が1である場合は、このトポロジーエッジが削除され、即ちトポロジーエッジの両側の領域の番号が最終的に同じものであり、マニピュレータが実行される際にエンドエフェクタにより持ち上げられずに連続して被覆されることを示し、トポロジーエッジの数が1、2、3であるセルについては、列挙方法を直接使用して最適解を取得し、そして、トポロジーエッジの数が3を超えるセルについては、分解後にサブセルを形成する可能性があり、サブセルのトポロジーエッジの数が元のセルよりも少なく、再帰によって全ての出現するサブセルを求解して、全ての可能な解を取得するステップ4と、
n重連結セルについては、n重連結セルの内部にn-1個の内部境界があり、再帰方法でn重連結セルを求解し、n重連結セルの分解方法は、以下のとおりであり、
ステップ(5.1):n=1の場合、前記セルはステップ4における単連結セルであり、ステップ4により求解すればよく、
ステップ(5.2):n=2の場合、前記セルは内境界及び外境界と記される2つの境界があり、各境界はいずれも複数のトポロジーエッジからなり、各トポロジーエッジはいずれも他のセルに連結され、次の方法により、二重連結セルの全ての可能な解法を完全に分類し、
ステップ(5.2.1):内境界と外境界が連結する切断経路が存在しない状況を考慮して、内境界と外境界を分離し、2つの単連結セルとして見なしてそれぞれ求解し、
ステップ(5.2.2):内境界と外境界が連結する切断経路を考慮して、内境界と外境界を連結する切断経路を2つ設計し、二重連結セルの分解問題を2つの単連結セルの分解問題に変換し、その後、ステップ4における単連結セルの求解方法で求解し、
ステップ(5.3):n>2の場合、n重連結セルのn-1個の内境界に番号をつけ、外境界及びi番目の内境界に含まれるトポロジーエッジがそれぞれ以下の式で示され、
は該セルとそのi番目の内部境界上の番号がJiであるセルとの間のトポロジーエッジを示し、
ステップ(5.3.1):外境界ω及び1番目の内境界ω1のみを考慮して、ステップ5における二重連結セルの求解過程に基づいて、ωとω1からなる二重連結セルにおいて2つの切断経路を設計してそれらを2つの単連結セルにし、
ステップ(5.3.2):2番目の内境界ω2をステップ(5.3.1)で生成された2つの単連結サブセルの一つに入れ、そうすると、このω2を入れた単連結サブセルが1つの二重連結サブセルになり、ステップ(5.2)に記載のステップにより該二重連結サブセルを求解し、最終的にそれを2つの単連結サブセルに分け、このステップを経た後、元のn重連結セルは
を含み、既に3つの単連結サブセルに分けられ、
ステップ(5.3.3):後続の各内境界
に対して、いずれも、
を生成されたある単連結サブセルに入れて二重連結セルにして、さらに2つの単連結サブセルに分割するステップを順に実行し、i番目の内境界を入れるとき、元のセルが既にi部に分けられ、すべてのn-1個の内境界をセルに入れた後、元のセルがn個の単連結サブセルに分割され、ステップ4によりこれらのn個の単連結サブセルを求解するステップ5と、
ステップ4及びステップ5の求解過程に基づいて、次のように、反復方式で被覆対象物体表面上のマニピュレータの運動学モデルによって生成されたトポロジー図を求解し、
ステップ(6.1):被覆対象物体表面上の第1セルについては、前記第1セルの全ての可能な切断方法をトラバースし番号を設定すれば、前記第1セルの全ての解法を完了し、全ての解法のそれぞれに対してステップ(6.2)を実行し、
ステップ(6.2):被覆対象物体表面上の第2セルについては、前記第2セルの全ての可能な切断方法をトラバースし番号を設定すれば、前記第2セルの全ての解法を完了し、第2セルの全ての解法のうち、第1セルの設定とは矛盾を有する解を削除し、第2セルの残りの実行可能な解法のそれぞれに対してステップ(6.3)を実行し、
ステップ(6.3):被覆対象物体表面上の第3セル~第Nセルに対してステップ(6.2)を順に実行することにより、各セルにいずれも切断方法が設置され、各切断されたサブセルがいずれも唯一の番号を有し、即ち、マニピュレータがサブセルを被覆する方式を取得するステップ6と、を含むことを特徴とするマニピュレータを使用して最も少ない持ち上げ回数で繰り返し不可能な被覆タスクを完了する方法。 - 前記被覆対象物体表面の点が1回しか被覆され得ないことを特徴とする請求項1に記載のマニピュレータを使用して最も少ない持ち上げ回数で繰り返し不可能な被覆タスクを完了する方法。
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