本出願の実施形態は、2/3Gネットワークから5Gネットワークへのユーザ機器の移動によって生じる従来技術におけるサービス中断問題を解決するために、サービス継続実現方法を提供する。
第1の態様によると、本出願の一実施形態はサービス継続実現方法を提供する。該方法は通信ネットワーク内のサービングノードデバイスに応用され、主に以下のステップを含む。
ユーザ機器が2/3Gネットワークにアタッチされるときには、ユーザ機器が5G能力を有すると、またはユーザ機器に対応するユーザが5Gユーザであると、サービングノードデバイスが判断する。次に、サービングノードデバイスはユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択し、5Gゲートウェイとのセッションを確立する。このようにして、ユーザ機器が後ほど5Gネットワークに移動すると、同じ5Gゲートウェイがユーザ機器にサーブし、ユーザ機器が2/3Gネットワークから5Gネットワークに移動するときに、ユーザのアドレスは変更されないまま保たれ得る。これはユーザのサービス継続を実現する。
任意の一実装において、サービングノードデバイスは、以下のやり方で、ユーザ機器に対応するユーザが5Gユーザであると判断できる。
サービングノードデバイスはユーザ機器によって送信されるアタッチ要求を受信し、このアタッチ要求がユーザ識別子を携えており、アタッチ要求は2/3Gネットワークへのアタッチを要求するために使用される。その後、サービングノードデバイスは、ユーザ識別子に基づいて、ユーザデータベースサーバから、ユーザ機器に対応するユーザのサブスクリプションデータを得、得られたサブスクリプションデータに基づいて、ユーザ機器に対応するユーザが5Gユーザであると判断する。
任意の一実装において、サービングノードデバイスは、ユーザ機器が5G能力を有し、なおかつユーザが5Gユーザであると判断でき、次いで、サービングノードデバイスは、ユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択する。
任意の一実装において、サービングノードデバイスは、ユーザ機器によって送信されるアタッチ要求を受信し、このアタッチ要求はユーザ機器の5G能力を携えている。したがって、サービングノードデバイスは、受信したアタッチ要求に基づいて、ユーザ機器が5G能力を有すると判断できる。
任意の一実装において、サービングノードデバイスが5Gゲートウェイとのセッションを確立することは、
サービングノードデバイスが5Gゲートウェイへパケットデータプロトコル(packet data protocol、PDP)セッション作成要求を送信するステップと、5Gゲートウェイによって返信されるPDPセッション作成応答メッセージを受信するステップとを含む。
任意の一実装において、サービングノードデバイスによって受信されるPDPセッション応答メッセージは、ユーザ機器の2/3Gネットワークパラメータを携えており、サービングノードデバイスはさらに、ユーザ機器へ2/3Gネットワークパラメータを送信し、その結果、UEは2/3Gネットワークを使用する。
任意の一実装において、モビリティ管理デバイスはさらに、ユーザ機器によって送信されるトラッキングエリア更新要求を受信した後に、5Gゲートウェイからユーザ機器の5Gネットワークパラメータを得、次いで、トラッキングエリア更新応答を使用してユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを送信し、その結果、ユーザ機器は、5Gネットワークに移動した後に、5Gネットワークパラメータを使用する。
任意の一実装において、モビリティ管理デバイスによって受信されるトラッキングエリア更新要求は、パケットデータユニット(packet data unit、PDU)セッション識別子と進化型パケットシステム(evolved packet system、EPS)ベアラ識別子との対応関係をさらに携え、PDUセッションは、ユーザ機器が5Gに移動した後にユーザ機器によって使用され、EPSベアラは、4Gネットワークの中でユーザ機器によって使用される。モビリティ管理デバイスは、セッション作成要求メッセージを使用して、5GゲートウェイへPDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を送信する。5Gゲートウェイはセッション作成要求メッセージを受信し、セッション作成要求メッセージに携えられている、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を保管することができる。
その後、モビリティ管理デバイスは5Gゲートウェイによって返信されるセッション作成応答メッセージを受信し、このセッション作成応答メッセージは5Gネットワークパラメータを携えている。モビリティ管理デバイスはトラッキングエリア更新応答を使用してユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを送信でき、その結果、ユーザ機器は、5Gネットワークに移動した後に、5Gネットワークパラメータを使用する。
任意の一実装において、ユーザ機器が5Gネットワークに移動した後に、5Gゲートウェイは、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を使用してユーザ機器のPDUセッションを見つけ、このPDUセッションに5Gネットワークパラメータを適用することができる。
任意の一実装において、サービングノードデバイスはユーザ機器によって送信されるベアラ割り当て要求を受信し、次いで、5Gゲートウェイからユーザ機器の5Gネットワークパラメータを得る。サービングノードデバイスは、5Gネットワークパラメータを得た後に、ベアラ割り当て応答を使用してユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを送信する。
任意の一実装において、ベアラ割り当て応答はベアラ修正要求メッセージであってよい。
任意の一実装において、ユーザ機器によって送信されるベアラ割り当て要求は、パケットデータユニットPDUセッション識別子と進化型パケットシステムEPSベアラ識別子との対応関係をさらに携えている。モビリティ管理デバイスは、ベアラリソース要求を使用してPDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を5Gゲートウェイへ送信し、次いで、5Gゲートウェイによって送信されるベアラリソース応答を受信し、このベアラリソース応答は5Gネットワークパラメータを携えている。モビリティ管理デバイスは、ベアラ修正要求メッセージを使用してユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを送信する。
任意の一実装において、モビリティ管理デバイスは5Gゲートウェイによって送信されるユーザの5Gネットワークパラメータを受信し、次いで、ユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを送信する。
任意の一実装において、モビリティ管理デバイスはユーザ機器によって送信されるベアラ修正要求を受信し、このベアラ修正要求は、パケットデータユニットPDUセッション識別子と進化型パケットシステムEPSベアラ識別子との対応関係を携えている。次いで、モビリティ管理デバイスは5GゲートウェイへPDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を送信し、5Gゲートウェイは、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を保管する。
任意の一実装において、サービングノードデバイスはユーザ機器によって送信されるコンテキスト有効化要求メッセージを受信し、このコンテキスト有効化要求メッセージはプロトコルデータユニットPDUセッション識別子を携えている。
この場合、サービングノードデバイスが5Gゲートウェイとのセッションを確立することは、
サービングノードデバイスが5GゲートウェイへPDPコンテキスト作成要求メッセージを送信するステップであって、このPDPコンテキスト作成要求メッセージがユーザ機器のためにPDPコンテキストを作成することを要求するために使用され、コンテキスト作成要求メッセージがPDUセッション識別子を携えている、ステップを含む。
サービングノードデバイスは、5Gゲートウェイによって送信されるPDPコンテキスト作成応答メッセージを受信する。
任意の一実装において、サービングノードデバイスによって受信されるPDPコンテキスト作成応答メッセージは、ユーザ機器に割り当てられた5Gネットワークパラメータをさらに携えている。次いで、サービングノードデバイスはユーザ機器へコンテキスト有効化応答メッセージを送信し、このコンテキスト有効化応答メッセージは5Gネットワークパラメータを携えている。
任意の一実装において、サービングノードデバイスがユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択することは、
サービングノードデバイスが、5Gゲートウェイの完全修飾ドメイン名FQDNを生成するステップ、またはドメイン名システムから5GゲートウェイのFQDNを得るステップと、その後、FQDNを使用してドメイン名システムから5Gゲートウェイのアドレスを得るステップとを含む。
任意の一実装において、サービングノードデバイスは5Gゲートウェイからユーザの5Gネットワークパラメータを得、次いで、ユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを送信する。
第2の態様によると、本出願の一実施形態はサービス継続実現方法を提供する。該方法は主に、
5Gゲートウェイがモビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスによって送信されるセッション作成要求を受信するステップであって、このセッション作成要求が、ユーザ機器が5G能力を有することを、またはユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを、指示する指示情報を携えている、ステップを含む。次いで、5Gゲートウェイはユーザ機器に対応するユーザまたはユーザに5Gネットワークパラメータを割り当て、割り当てられた5Gネットワークパラメータをモビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスへ送信する。したがって、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスはユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを転送でき、サービス継続を実現するために、ユーザ機器は5Gネットワークパラメータを保管し、5Gネットワークに移動した後に5Gネットワークパラメータを使用することができる。
任意の一実装において、ユーザ機器が4Gネットワークにアクセスするときに、5Gゲートウェイはモビリティ管理デバイスによって送信されるセッション作成要求を受信できる。ユーザ機器が2/3Gネットワークにアクセスするときに、5Gゲートウェイはサービングノードデバイスによって送信されるセッション作成要求を受信できる。したがって、5Gゲートウェイは、ユーザ機器が5Gネットワークにアクセスする前に、ユーザ機器に5Gパラメータを割り当てることができ、その結果、ユーザ機器は、サービス継続を実現するために、5Gネットワークにアクセスした後に、5Gネットワークパラメータを直接使用する。
任意の一実装において、5Gゲートウェイは、セッション作成応答メッセージまたはベアラ更新要求メッセージを使用して、割り当てられた5Gネットワークパラメータをモビリティ管理デバイスへ送信する。
任意の一実装において、5Gゲートウェイは、セッション作成応答メッセージを使用して、割り当てられた5Gネットワークパラメータをサービングノードデバイスへ送信する。
任意の一実装において、5Gゲートウェイは、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスによって送信される、パケットデータユニットPDUセッション識別子とベアラ識別子との対応関係を、受信する。次いで、5Gゲートウェイは、対応関係に基づいて、ユーザ機器に対応するPDUセッションを判断し、このPDUセッションに5Gネットワークパラメータを適用する。
任意の一実装において、ベアラ識別子は、進化型パケットシステムEPSベアラ識別子またはPDPコンテキスト識別子を含む。
任意の一実装において、5Gゲートウェイは、5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをユーザに割り当てる。このようにして、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスへ5Gパラメータを送信することに加えて、5Gゲートウェイはさらに、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスへ2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータを送信し、その結果、ユーザ機器は、2/3G、4G、および5Gで同様のサービスを享受する。
第3の態様によると、本出願の一実施形態はサービス継続実現方法を提供する。該方法は主に、
ユーザ機器が、2/3Gネットワークにアクセスするときに、PDPコンテキストを有効化するために、サービングノードデバイスへPDPコンテキスト有効化要求メッセージを送信するステップであって、このPDPコンテキスト有効化要求メッセージが、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する指示情報を携えている、ステップを含む。次いで、ユーザ機器はサービングノードデバイスによって送信されるPDPコンテキスト有効化応答メッセージを受信し、このPDPコンテキスト有効化要求メッセージは5Gネットワークパラメータを携えている。
第4の態様によると、本出願の一実施形態はサービス継続実現方法を提供する。該方法は主に、
ユーザ機器が、トラッキングエリア更新を行うために、モビリティ管理デバイスへトラッキングエリア更新要求メッセージを送信するステップであって、このトラッキングエリア更新要求メッセージが、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する指示情報を携えている、ステップを含む。次いで、ユーザ機器はモビリティ管理デバイスによって送信されるトラッキングエリア更新応答メッセージを受信し、このトラッキングエリア更新応答メッセージは5Gネットワークパラメータを携えている。
任意の一実装において、トラッキングエリア更新応答メッセージは、5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをさらに携えている。
第5の態様によると、本出願の一実施形態はサービス継続実現方法を提供する。該方法は主に、
ユーザ機器が、ベアラリソースの割り当てを要求するために、モビリティ管理デバイスへベアラリソース割り当て要求メッセージを送信するステップであって、このベアラリソース割り当て要求メッセージが、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する指示情報を携えている、ステップを含む。次いで、ユーザ機器はモビリティ管理デバイスによって送信されるベアラリソース割り当て応答メッセージを受信し、このベアラリソース割り当て応答メッセージは5Gネットワークパラメータを携えている。
任意の一実装において、ベアラリソース割り当て応答メッセージは、5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをさらに携えている。
第6の態様によると、本出願の一実施形態はサービス継続実現方法を提供する。該方法は主に、
ユーザ機器がモビリティ管理デバイスへPDPコンテキスト有効化要求を送信するステップであって、PDPコンテキスト有効化要求が、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する指示情報を携えている、ステップを含む。次いで、ユーザ機器はモビリティ管理デバイスによって送信されるPDPコンテキスト有効化応答を受信し、このPDPコンテキスト有効化応答は5Gネットワークパラメータを携えている。
任意の一実装において、ユーザ機器によって受信されるPDPコンテキスト有効化応答メッセージは、5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをさらに携えている。
第7の態様によると、本出願の一実施形態はサービス継続実現方法を提供する。該方法は主に、
ユーザ機器がモビリティ管理デバイスによって送信されるベアラコンテキスト修正要求メッセージを受信するステップであって、このベアラコンテキスト修正要求メッセージが5Gネットワークパラメータを携えている、ステップを含む。次いで、ユーザ機器は5Gネットワークパラメータを保管する。
任意の一実装において、ユーザ機器はモビリティ管理エンティティへベアラコンテキスト修正承諾メッセージを送信し、このベアラコンテキスト修正承諾メッセージはPDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を携えている。
第3の態様から第7の態様で提供されるソリューションでは、サービスの継続を維持するため、ユーザ機器が5Gネットワークパラメータを保管し、後ほど5Gネットワークに移動すると、5Gネットワークパラメータを直接使用する。
第3の態様から第7の態様で提供されるソリューションにおいて、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する指示情報は、PDUセッション識別子、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係、およびPDUセッション識別子とPDPコンテキスト識別子との対応関係のうちの少なくともいずれか1つである。
第3の態様から第7の態様で提供されるソリューションにおいて、ユーザ機器は、2/3Gネットワークから5Gネットワークに移動すると、5Gネットワークパラメータを使用してデータサービスを実施する。
第3の態様から第7の態様で提供されるソリューションにおいて、5Gネットワークパラメータは、サービス品質およびトラフィックフローテンプレートを含む。
第8の態様によると、本出願の一実施形態はサービス継続実現方法を提供する。該方法は主に、
ユーザ機器が、PDUセッションを確立するために、AMFへPDUセッション確立要求を送信するステップを含む。
ユーザ機器はAMFによって送信されるPDUセッション確立完了メッセージを受信し、このPDUセッション確立完了メッセージは、5Gネットワークパラメータ、ならびに5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータを携えている。
ユーザ機器は2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータを保管し、後ほど2/3Gネットワークまたは4Gネットワークに移動すると、2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをそのまま使用し、コアネットワークデバイスからこれらのパラメータを得ることはない。これはサービスの継続をさらに向上させる。
第9の態様によると、本出願の一実施形態はサービングノードデバイスを提供し、該サービングノードデバイスは、
互いに結合された不揮発性メモリとプロセッサとを含み、サービングノードデバイスが第1の態様による方法を遂行できるようにするために、プロセッサはメモリに保管されたプログラムコードを呼び出す。
第10の態様によると、本出願の一実施形態は5Gゲートウェイを提供し、該5Gゲートウェイは、
互いに結合された不揮発性メモリとプロセッサとを含み、5Gゲートウェイが第2の態様による方法を遂行できるようにするために、プロセッサはメモリに保管されたプログラムコードを呼び出す。
第11の態様によると、本出願の一実施形態はサービングノードデバイスを提供し、該サービングノードデバイスは主に、
ユーザ機器が2/3Gネットワークにアタッチされるときに、ユーザ機器が5G能力を有すると、またはユーザ機器に対応するユーザが5Gユーザであると、判断するように構成された判断モジュールと、
ユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択するように構成された選択モジュールと、
5Gゲートウェイとのセッションを確立するように構成されたセッション確立モジュールと
を含む。
本実施形態で提供されるサービングノードデバイスは、判断モジュール、選択モジュール、およびセッション確立モジュールの協力を通じてユーザ機器のサービス継続を実現し、2/3Gネットワークから5Gネットワークへのユーザ機器の移動によって生じる従来技術におけるサービス中断問題を解決するために、第1の態様で提供されるサービス継続実現方法で使用されてよい。
任意の一実装において、ユーザ機器に対応するユーザが5Gユーザであるとサービングノードデバイス内の判断モジュールが判断することは、具体的には、
ユーザ機器によって送信されるアタッチ要求を受信するステップであって、このアタッチ要求がユーザ識別子を携えている、ステップと、ユーザ識別子に基づいて、ユーザデータベースサーバから、ユーザ機器に対応するユーザのサブスクリプションデータを得るステップと、その後、サブスクリプションデータに基づいて、ユーザが5Gユーザであると判断するステップとを含む。
任意の一実装において、サービングノードデバイスは、ユーザ機器によって送信されるアタッチ要求を受信するように構成された受信モジュールをさらに含み、このアタッチ要求はユーザ機器の5G能力を携えている。この場合、受信モジュールはさらに、受信したアタッチ要求に基づいて、ユーザ機器が5G能力を有すると判断する。
任意の一実装において、サービングノードデバイス内のセッション確立モジュールが5Gゲートウェイとのセッションを確立することは、
5GゲートウェイへパケットデータプロトコルPDPセッション作成要求を送信するステップと、5Gゲートウェイによって返信されるPDPセッション作成応答メッセージを受信するステップと
を含む。
任意の一実装において、サービングノードデバイスは、
ユーザ機器によって送信されるベアラ割り当て要求が受信された後に、5Gゲートウェイからユーザ機器の5Gネットワークパラメータを得るように構成された取得モジュールと、
ベアラ割り当て応答を使用してユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを送信するように構成された送信モジュールと
をさらに含み、その結果、ユーザ機器はベアラ割り当て応答を受信し、ベアラ割り当て応答に携えられている5Gネットワークパラメータを保管することができ、後ほど5Gネットワークに移動した後に、5Gパラメータを直接使用する。
任意の一実装において、サービングノードデバイス内の受信モジュールはさらに、ユーザ機器によって送信されるコンテキスト有効化要求メッセージを受信し、このコンテキスト有効化要求メッセージがプロトコルデータユニットPDUセッション識別子を携えている、ように構成される。
サービングノードデバイス内のセッション確立モジュールが5Gゲートウェイとのセッションを確立することは、サービングノードデバイスと5Gゲートウェイとの間にセッションを作成するために、5GゲートウェイへPDPコンテキスト作成要求メッセージを送信するステップであって、PDPコンテキスト作成要求メッセージがユーザ機器のためにPDPコンテキストを作成することを要求するために使用され、コンテキスト作成要求メッセージがPDUセッション識別子を携えている、ステップと、5Gゲートウェイによって送信されるPDPコンテキスト作成応答メッセージを受信するステップとを含む。
PDPコンテキスト作成応答は、ユーザ機器に割り当てられる5Gネットワークパラメータを携えている。サービングノードデバイス内の送信モジュールはさらに、ユーザ機器へコンテキスト有効化応答メッセージを送信し、このコンテキスト有効化応答メッセージが5Gネットワークパラメータを携えている、ように構成される。
任意の一実装において、本出願で提供されるサービングノードデバイス内の選択モジュールがユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択することは、5Gゲートウェイの完全修飾ドメイン名FQDNを生成するステップ、またはドメイン名システムから5Gゲートウェイの完全修飾ドメイン名FQDNを得るステップと、5Gゲートウェイのアドレスを得るために、FQDNを使用して、アドレス解決を行うことをドメイン名システムに要求するステップとを含む。
第12の態様によると、本出願の一実施形態は、受信モジュールと、パラメータ割り当てモジュールと、送信モジュールとを主に含む5Gゲートウェイを提供する。
受信モジュールは、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスによって送信されるセッション作成要求を受信し、このセッション作成要求が、ユーザ機器が5G能力を有することを、またはユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを、指示する指示情報を携えている、ように構成される。
パラメータ割り当てモジュールは、ユーザ機器に対応するユーザまたはユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てるように構成される。
送信モジュールは、割り当てられた5Gネットワークパラメータをモビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスへ送信するように構成される。
本実施形態で提供される5Gゲートウェイは、受信モジュール、パラメータ割り当てモジュール、および送信モジュールの協力を通じてユーザ機器のサービス継続を実現し、2/3Gネットワークから5Gネットワークへのユーザ機器の移動によって生じる従来技術におけるサービス中断問題を解決するために、前述の実施形態で提供されるサービス継続実現方法で使用されてよい。
任意の一実装において、5Gゲートウェイ内の送信モジュールは、具体的には、セッション作成応答メッセージまたはベアラ更新要求メッセージを使用して、割り当てられた5Gネットワークパラメータをモビリティ管理デバイスへ送信できる。加えて、送信モジュールはさらに、セッション作成応答メッセージを使用して、割り当てられた5Gネットワークパラメータをサービングノードデバイスへ送信でき、サービングノードデバイスまたはモビリティ管理デバイスはユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを転送する。このようにして、ユーザ機器は、5Gネットワークに移動した後に、5Gネットワークパラメータを使用できる。
任意の一実装において、5Gゲートウェイ内の受信モジュールはさらに、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスによって送信される、パケットデータユニットPDUセッション識別子とベアラ識別子との対応関係を、受信するように構成される。この場合、5Gゲートウェイは、対応関係に基づいて、ユーザ機器に対応するPDUセッションを判断し、次いで、このPDUセッションに5Gネットワークパラメータを適用するように構成された、パラメータ適用モジュール903をさらに含む。
任意の一実装において、5Gゲートウェイ内のパラメータ割り当てモジュールはさらに、5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをユーザに割り当てるように構成される。この場合、5Gゲートウェイ内の送信モジュールはさらに、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスへ2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータを送信するように構成される。したがって、ユーザ機器は、2/3Gネットワークパラメータ、4Gネットワークパラメータ、および5Gネットワークパラメータを以降の使用のために保管できる。
第13の態様によると、本出願の一実施形態は通信システムを提供し、該通信システムは、
サービングノードデバイスと5Gゲートウェイとを含み、サービングノードデバイスは、
ユーザ機器が2/3Gネットワークにアタッチされるときに、ユーザ機器が5G能力を有すると、またはユーザ機器に対応するユーザが5Gユーザであると、判断し、なおかつ
サービングノードデバイスによって、ユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択し、なおかつ5Gゲートウェイとのセッションを確立するように構成され、
5Gゲートウェイは、サービングノードデバイスとのセッションを確立するように構成される。
任意の一実装において、該通信システム内の5Gゲートウェイはさらに、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスによって送信されるセッション作成要求を受信し、このセッション作成要求が、ユーザ機器が5G能力を有することを、またはユーザが5Gユーザであることを、指示する指示情報を携えている、ように構成され、ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当て、なおかつ割り当てられた5Gネットワークパラメータをモビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスへ送信するように構成される。
任意の一実装において、該通信システムはモビリティ管理デバイスをさらに含み得る。モビリティ管理デバイスは、5Gゲートウェイによって送信されるユーザの5Gネットワークパラメータを受信し、次いでユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを送信するように構成される。
任意の一実装において、サービングノードデバイスおよびモビリティ管理デバイスはさらに、第1の態様による方法を遂行するように構成されてよく、5Gゲートウェイは、第2の態様による方法を遂行するように構成されてよい。詳細については、第1の態様および第2の態様を参照されたい。
任意の一実装において、該通信システムは、ユーザ機器、ユーザデータベースサーバ、およびその他をさらに含み得る。
第14の態様によると、本出願の一実施形態はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。該コンピュータ可読記憶媒体はプログラムコードを保管し、プログラムコードは、第1の態様から第8の態様によるいずれかの方法のステップの一部または全部を遂行するために使用される命令を含む。
第15の態様によると、本出願の一実施形態はコンピュータプログラム製品を提供する。該コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行すると、コンピュータは、第1の態様から第8の態様によるいずれかの方法のステップの一部または全部を遂行することが可能になる。
前述の態様のいずれか1つに記載されている実施形態において、ユーザ識別子は、ユーザのグローバル一意仮識別情報、国際モバイルサブスクライバ識別情報、モバイルサブスクライバISDN番号、IPマルチメディアプライベート識別情報、IPマルチメディアパブリック識別情報、または国際モバイルデバイス識別情報であってよい。
前述の態様のいずれか1つに記載されている実施形態において、5Gゲートウェイは、2/3Gゲートウェイ、4Gゲートウェイ、および5Gゲートウェイを統合したデバイスである。
前述の態様のいずれか1つに記載されている実施形態において、5Gゲートウェイはセッション管理機能デバイスである。
前述の態様のいずれか1つに記載されている実施形態において、サービングノードデバイスはサービング・ジェネラル・パケット無線サービス・サポート・ノード・デバイスであり、モビリティ管理デバイスはモビリティ管理エンティティである。
本出願の実施形態または背景技術の技術的なソリューションをより明確に説明するため、以下では、本出願の実施形態または背景技術で使用される添付の図面を説明する。
以下、本出願の実施形態の添付の図面を参照しながら、本出願の実施形態を詳しく説明する。
図1は、本出願の一実施形態による通信システムの概略図である。
本出願の本実施形態で提供される通信システムは、2/3Gアクセスネットワークデバイスと、4Gアクセスネットワークデバイスと、5Gアクセスネットワークデバイスと、コアネットワークデバイスとを含む。アクセスネットワークデバイスは基地局などを含み得る。コアネットワークデバイスは、ユーザデータベースサーバと、サービングノードデバイスと、5Gゲートウェイと、モビリティ管理デバイスとを含み得る。
2/3Gアクセスネットワークはサービングノードデバイスを通じてコアネットワークにアクセスし、4Gアクセスネットワークはモビリティ管理デバイスを通じてコアネットワークにアクセスし、5Gアクセスネットワークはモビリティ管理デバイスまたは5Gゲートウェイを通じてコアネットワークにアクセスできる。したがって、ユーザ機器(user equipment、UE)は、2/3Gアクセスネットワークデバイス、4Gアクセスネットワークデバイス、または5Gアクセスネットワークデバイスを通じてコアネットワークにアクセスできる。
2Gネットワークは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communication、GSM)ネットワークと符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)ネットワークとを含み得る。3Gネットワークは、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)ネットワークと、CDMA2000ネットワークと、時分割同期符号分割多元接続(time division-synchronous code division multiple access、TD-SCDMA)ネットワークとを含み得る。4Gネットワークは、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)LTEネットワークを含む。5Gネットワークはニューラジオ(new radio、NR)ネットワークなどを含む。加えて、説明を容易にするため、実施形態における2/3Gアクセスネットワークは略して2/3Gネットワークと呼ばれ、4Gアクセスネットワークは略して4Gネットワークと呼ばれ、5Gアクセスネットワークは略して5Gネットワークと呼ばれる。
サービングノードデバイスは、具体的には、サービング・ジェネラル・パケット無線サービス・サポート・ノード(serving general packet radio service support node、SGSN)であってよく、主に、2Gおよび3GネットワークでUEのモビリティ管理に使用される。ゲートウェイ・ジェネラル・パケット無線サービス・サポート・ノード(gateway general packet radio service support node、GGSN)は、主に、2Gおよび3Gネットワークでセッション管理とUEデータ転送に使用される。SGSNは単独で配備されてよく、GGSNと共に配備されてもよい。
モビリティ管理デバイスはモビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)と呼ばれることもあり、4GネットワークでアイドルモードのUEの測位プロセスやページングプロセスなどを主に担当する。
本実施形態において、5Gゲートウェイは、5GネットワークにアクセスするUEに対してセッション管理を実施できるセッション管理機能(session management function、SMF)デバイスを含む。
5Gゲートウェイは、代わりに、GGSN、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)、パケットデータネットワークゲートウェイ(packet data network gateway、PGW)、およびSMFの機能を統合した集中型ゲートウェイであってもよい(略して集中型5Gゲートウェイと呼ばれる)。コントロールプレーンとユーザプレーンとが別々に配備される場合は、本実施形態における5Gゲートウェイは、SMFおよびGGSNのコントロールプレーン機能、SGWのコントロールプレーン機能、ならびにPGWのコントロールプレーン機能を統合したデバイスであってよい。
ユーザデータベースサーバはユーザのサブスクリプションデータを保管でき、統一データ管理(unified data management、UDM)デバイス、ホームサブスクライバサーバ(home subscriber server、HSS)、およびホームロケーションレジスタ(home location register、HLR)の機能を統合したデバイスであってよく、またはUDM、HSS、およびHLRの独立した機能を有するデバイスであってもよい。
UEは、2/3G、4G、および5Gネットワークへのアクセスをサポートし、2/3G、4G、および5Gネットワーク間を自由に移動できる。
本実施形態で提供される通信システムでは、5GアクセスネットワークをサポートするUEが、まずは2/3Gアクセスネットワークにアクセスし、2/3Gネットワークに対してアタッチ要求を開始する。SGSNは、UEのアタッチ要求を受信した後に、ユーザ機器が5G能力を有するかどうかを、またはUEに対応するユーザが5Gサービスにサブスクライブしているかどうかを、判断する。SGSNは、ユーザ機器が5G能力を有するか、またはユーザが5Gサービスにサブスクライブしている場合に、ユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択し、次いで5Gゲートウェイとのセッションを確立する。本実施形態のUEが2/3Gネットワークにアタッチされると、SGSNはUEのために5Gゲートウェイを選択でき、5GゲートウェイがUEにサーブする。これは従来技術では実現できない。したがって、UEが後ほど2/3Gネットワークから5Gネットワークに移動しても5GゲートウェイがUEにサーブするので、2/3Gネットワークにおけるユーザのデータサービス(例えば、ビデオ通話またはオンラインビデオ)が5Gネットワーク内で維持され続け、ユーザのサービスエクスペリエンスが向上する。
本出願の実施形態を詳しく理解するため、以下では詳しい方法手順を提供して、本出願で提供されるサービス継続実現方法を説明する。
図2は、本出願の一実施形態によるサービス継続実現方法のフローチャートである。
本実施形態で提供される方法は、主に以下のステップを含む。
ステップ201:5Gユーザ機器が2/3Gネットワークにアクセスし、2/3Gネットワークへアタッチ要求を送信する。
本実施形態において、2/3G、4G、および5GアクセスをサポートするUEは、例えば、ユーザがエレベータやガレージの中にいるときに、まずは2/3Gネットワークにアクセスする。2/3Gネットワークにアクセスするときに、UEは2/3Gネットワークデバイスへアタッチ(attach)要求を送信する。アタッチ要求は、2/3G無線アクセスネットワークを通じてSGSNへ転送される。
アタッチ要求は、UEのユーザ識別子および5G能力を携えることができる。加えて、アタッチ要求はさらに、UEの位置情報を携えることができる。
UEの5G能力は、アタッチ要求にてUE Network CapabilityパラメータまたはMS Network Capabilityパラメータを使用して携えられてよい。例えば、パラメータの値がN1 mode supportであるなら、これはUEが5G能力を有することを、すなわち、UEが5Gネットワークへのアクセスをサポートすることを、意味する。
ステップ202:SGSNはユーザデータベースサーバに対して位置更新を開始する。
SGSNは、UEのアタッチ要求を受信した後に、ユーザデータベースサーバに対して位置更新を開始する。
SGSNはユーザデータベースサーバへ位置更新要求メッセージを送信でき、この位置更新要求メッセージはユーザ識別子を携えている。ユーザ識別子は、グローバル一意仮識別子(globally unique temporary identifier、GUTI)、国際モバイルサブスクライバ識別情報、モバイルサブスクライバISDN番号、または国際モバイルデバイス識別情報などであってよい。
ユーザデータベースサーバはUEの位置を記録し、ユーザ識別子に基づいてユーザのサブスクリプションデータを得、次いでSGSNへ位置更新応答メッセージを送信し、この応答メッセージはユーザのサブスクリプションデータを携えている。例えば、サブスクリプションデータに携えられる5Gサブスクリプション情報は、具体的には、5Gコアネットワークに入ることを許可される能力(Core Network Restrictionパラメータ)と、ベアラを5Gに切り替えることを許可される能力(Interworking 5GS Indicatorパラメータ)である。
ステップ203:SGSNはUEへアタッチ承諾メッセージを送信する。
SGSNは、UEの位置更新を完了した後に、UEへアタッチ承諾(attach accept)メッセージを送信できる。
ステップ204:UEはSGSNへパケットデータプロトコルPDPコンテキスト有効化要求を送信する。
パケットデータプロトコルPDPコンテキスト(context)要求は、UEのPDPコンテキストを有効化することをSGSNに要求するために使用される。
ステップ205:SGSNはUEに対応するユーザが5Gユーザであると判断する。
本実施形態において、サブスクリプションデータは、ユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを伝える情報を携えている。したがって、SGSNはUEに対応するユーザが5Gユーザであると判断できる。サブスクリプションデータが5Gサービスに関する情報を携えていない場合は、すなわち、UEが5Gサービスにサブスクライブしていない場合は、MMEはユーザが非5Gユーザであると判断し、通常のPDPコンテキスト有効化手順を遂行する。
ステップ206:SGSNはユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択する。
本実施形態において、SGSNは、ルーティングエリア識別情報(routing area identity、RAI)FQDNに基づいて5Gゲートウェイの完全修飾ドメイン名(fully qualified domain name、FQDN)を生成し、次いで、5GゲートウェイのFQDNを使用してドメイン名システム(domain name system、DNS)に問い合わせて5Gゲートウェイのアドレスを得ることができる。
加えて、SGSNは、代わりに、RAI FQDNを直接使用してDNSに問い合わせてゲートウェイのDNS解決結果を得、この解決結果に基づいて5Gゲートウェイに対応するドメイン名を選択し、次いで、5Gゲートウェイに対応するドメイン名を使用してDNSに問い合わせて5Gゲートウェイのアドレスを得ることもできる。DNSによって返される解決結果では、5Gゲートウェイと非5Gゲートウェイが区別される。例えば、5Gゲートウェイの解決結果は能力識別子「nc-smf」を携える。
本実施形態において、5GゲートウェイはSMFデバイスであってよく、または、SMFおよびGGSNのコントロールプレーン機能、SGWのコントロールプレーン機能、ならびにPGWのコントロールプレーン機能を統合したデバイスであってもよい。あるいは、5Gゲートウェイは、GGSN、SGW、PGW、およびSMFの機能を統合した集中型ゲートウェイであってよい。
別の任意の一実施形態において、SGSNは、代わりに、UEに対応するユーザが5Gユーザであり、ユーザ機器が5G能力を有すると判断した場合に、UEのために5Gゲートウェイを選択できる。
ステップ207:SGSNは5Gゲートウェイとのセッションを確立する。
SGSNが5Gゲートウェイとのセッションを確立するステップは、具体的には、SGSNが5GゲートウェイへPDPセッション作成要求を送信するステップと、5GゲートウェイがSGSNへPDPセッション作成応答を返信するステップであって、この応答が、UEの2/3Gネットワークパラメータを、例えば、サービス品質QoSとIPアドレスとを、携えることができる、ステップとを含む。
ステップ208:SGSNは、5Gゲートウェイとのセッションの確立を完了した後に、UEへPDPコンテキスト有効化承諾メッセージを返信する。
SGSNによってUEへ返信されるにPDPコンテキスト有効化承諾メッセージは、UEの2/3Gネットワークパラメータを、例えば、サービス品質QoSとIPアドレスとを、携えることができる。
UEがPDPコンテキスト有効化承諾メッセージを受信した後には、PDPコンテキスト有効化手順が完了し、UEは2/3Gネットワークパラメータを使用してデータサービスを実施できる。
本実施形態において、SGSNがUEのために5Gゲートウェイを選択した後に、UEは、後ほど5Gネットワークに移動した後に、以前に選択された5Gゲートウェイとの通信を継続でき、サービスの中断を回避するため、UEのアドレスは変更されないまま保たれる。
ステップ209:UEは、トラッキングエリア更新手順を遂行するために、モビリティ管理エンティティMMEへトラッキングエリア更新要求を送信する。
本実施形態では、UEが2/3Gネットワークから4Gネットワークに移動し、トラッキングエリア更新(tracking area update、TAU)手順を開始する。トラッキングエリア更新要求は、UEが位置するトラッキングエリアの識別子やUEの5G能力といったパラメータを携えている。
加えて、トラッキングエリア更新要求は、PDUセッション識別子(identifier、ID)と進化型パケットシステムEPSベアラ識別子との対応関係をさらに携えることができる。PDUセッション識別子IDとEPSベアラIDとの対応関係は複数のやり方で携えられてよく、例えば、TAU要求にてプロトコル構成オプション(protocol configuration options、PCO)情報要素を使用して直接携えられてよく、またはモビリティ管理エンティティへ送信されるTAU要求にてESM Container情報要素に封入されてよい。
トラッキングエリア更新が完了した後に、UEは4Gネットワークでデータサービスを利用し続けることができる。
ステップ210:MMEは、5Gゲートウェイとのセッションを作成するために、5Gゲートウェイへセッション作成要求を送信する。
本実施形態において、MMEによって送信されるセッション作成要求は、ユーザ機器に対応するユーザに5Gネットワークパラメータ(または略して5Gパラメータと呼ばれる)を割り当てることを5Gゲートウェイに指示するために、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する、またはユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを指示する、指示情報を携えている。
例えば、セッション作成要求がInterworking 5GS Indicatorパラメータを携える場合、これは、ユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを意味する。あるいは、セッション作成要求がUE Network Capabilityパラメータを携え、パラメータの値がN1 mode supportである場合、これは、ユーザ機器が5G能力を有することを意味する。
加えて、セッション作成要求は、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係をさらに携えることができる。5Gゲートウェイは、セッション作成要求を受信した後に、指示情報と、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係とを、保管できる。
加えて、セッション作成要求はSGWを通じて5Gゲートウェイへ転送されてよい。
ステップ211:5Gゲートウェイはユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる。
5Gゲートウェイは、MMEによって送信されるセッション作成要求を受信した後に、セッション作成要求に携えられている指示情報に基づいてユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる。例えば、5G QoSルール(rule)、QoSフロー記述(flow description)、およびトラフィックフローテンプレート(traffic flow template、TFT)などのパラメータがユーザに割り当てられ、UEは5Gネットワークに移動した後にこれらのパラメータを使用する。
ステップ212:5Gゲートウェイは、セッション作成応答を使用してMMEへ5Gネットワークパラメータを送信する。
ステップ213:MMEは、トラッキングエリア更新承諾メッセージを使用してUEへ5Gネットワークパラメータを送信する。
MMEは、TAU承諾メッセージ内のPCO情報要素に5Gネットワークパラメータを含めることができる。MMEによるトラッキングエリア更新承諾メッセージの送信は、トラッキングエリア更新手順が終了したことを意味する。TAU手順が完了した後に、UEは、トラッキングエリアにおいて、4Gネットワークで提供されるデータサービスを利用し続けることができる。
UEは、TUA承諾メッセージを受信した後に、TUA承諾メッセージに携えられている5Gネットワークパラメータを保管する。UEは後ほど4Gネットワークから5Gネットワークに移動し、5Gゲートウェイと通信し続けることができる。5GゲートウェイはPDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を保管しているので、5Gゲートウェイは、5GネットワークでUEによって使用されるPDUセッションを直接見つけ、割り当てられた5GネットワークパラメータをPDUセッションに適用することができる。
加えて、本実施形態では、5Gネットワークパラメータが事前にUEへ送信されているため、UEは、5Gネットワークにアクセスした後に、5Gゲートウェイから5Gネットワークパラメータを再度得ることなく、以前に保管された5Gネットワークパラメータをそのまま使用してデータサービスを実施し続ける。これはサービスの継続をさらに向上させる。
図3は、本出願の一実施形態による別の方法のフローチャートである。
本実施形態で提供されるサービス継続実現方法は、主に以下のステップを含む。
ステップ301:5Gユーザ機器が2/3Gネットワークにアクセスし、2/3Gネットワークへアタッチ要求を送信する。
ステップ302:SGSNはユーザデータベースサーバに対して位置更新を開始する。
ステップ303:SGSNはUEへアタッチ承諾メッセージを送信する。
ステップ304:UEはSGSNへパケットデータプロトコルPDPコンテキスト有効化要求を送信する。
ステップ305:SGSNはUEに対応するユーザが5Gユーザであると判断する。
ステップ306:SGSNはユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択する。
ステップ307:SGSNは5Gゲートウェイとのセッションを確立する。
ステップ308:SGSNは、5Gゲートウェイとのセッションの確立を完了した後に、UEへPDPコンテキスト有効化承諾メッセージを返信する。
ステップ309:UEは、トラッキングエリア更新手順を遂行するために、モビリティ管理エンティティMMEへトラッキングエリア更新要求を送信する。
ステップ301~309の実行プロセスは、前述の実施形態におけるステップ201~209の実行プロセスと同じである。詳細については、前述の実施形態を参照されたく、ここでは詳細を繰り返さない。
ステップ310:MMEは、5Gゲートウェイとのセッションを作成するために、5Gゲートウェイへセッション作成要求を送信する。
本実施形態において、セッション作成要求は、ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てることを5Gゲートウェイに指示するために、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する、またはユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを指示する、指示情報を携えることができる。
例えば、セッション作成要求がInterworking 5GS Indicatorパラメータを携える場合、これは、ユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを意味する。あるいは、セッション作成要求がUE Network Capabilityパラメータを携え、パラメータの値がN1 mode supportである場合、これは、ユーザ機器が5G能力を有することを意味する。
加えて、セッション作成要求は、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係をさらに携えることができる。
本実施形態において、5Gゲートウェイは、SMF、PGW、およびSGWの機能を統合したものである。内部において、5Gゲートウェイ内のSGWはMMEによって送信されるセッション作成要求を受信し、セッション作成要求にてベアラ修正要求modify bearer requestを使用してSMFへ指示情報を送信する。SMFは指示情報をローカルに保管し、SGWへベアラ修正応答modify bearer responseを返信する。
ステップ311:5Gゲートウェイは、ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる必要があると判断する。
5Gゲートウェイ内のSMFは、指示情報に基づいて、ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる必要があると判断する。
本実施形態において、5Gゲートウェイ内のSMFは、セッション作成要求内の指示情報に基づいて、ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる必要があると判断できる。MMEによって送信されるセッション作成要求が指示情報を携えていない場合は、5Gゲートウェイがユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる必要はない。
ステップ312:5GゲートウェイはMMEへセッション作成応答を送信する。
本実施形態において、5Gゲートウェイ内のSGWは、SMFによって返信されたベアラ修正応答を受信した後に、MMEとSGWとの間にセッションが作成されたことを伝えるために、MMEへセッション作成応答を返信する。5GゲートウェイはSGWの機能を統合したものであるため、SGWがセッション作成応答を返信した後には、MMEと5Gゲートウェイとの間にセッションが作成されたとみなすこともできる。
ステップ313:MMEは、TAU手順を完了するために、UEへTUA承諾メッセージを送信する。
UEは、TAU手順が完了した後に、トラッキングエリアにおいて、4Gネットワークで提供されるデータサービスを利用し続けることができる。
ステップ314:UEは、ベアラリソースを割り当てることをMMEに要求するために、MMEへベアラリソース割り当て要求を送信する。
本実施形態において、UEによって送信されるベアラリソース割り当て要求は、PDUセッションIDとEPSベアラIDとの対応関係を携えることができる。PDUセッション識別子IDとEPSベアラIDとの対応関係は複数のやり方で携えられてよく、例えば、ベアラリソース割り当て要求にてPCO情報要素を使用して直接携えられてよい。
ステップ315:MMEは5Gゲートウェイへベアラリソースコマンドメッセージを送信し、このベアラリソースコマンドメッセージはPDUセッションIDとEPSベアラIDとの対応関係を携えている。
本実施形態において、MMEは無線アクセスネットワークデバイスによって転送されるベアラリソース割り当て要求を受信し、次いで、5Gゲートウェイへベアラリソースコマンドメッセージを送信し、このベアラリソースコマンドメッセージはPDUセッションIDとEPSベアラIDとの対応関係を携えている。
ステップ316:5Gゲートウェイはユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる。
本実施形態において、5Gゲートウェイはステップ311でユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる必要があると判断するので、5Gゲートウェイは、ベアラリソースコマンドメッセージを受信した後に、ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる。
例えば、5Gゲートウェイは、5G QoS rule、QoSフロー記述、およびトラフィックフローテンプレートなどのパラメータをユーザに割り当て、UEは5Gネットワークに移動した後にこれらのパラメータを使用する。
ステップ317:5Gゲートウェイは、ベアラ更新要求を使用してMMEへ5Gネットワークパラメータを送信する。
ステップ318:MMEは、ベアラ修正要求を使用してUEへ5Gネットワークパラメータを送信する。
5Gネットワークパラメータを携えるベアラ修正要求は、無線アクセスネットワークデバイスを通じてUEへ転送される。UEがベアラ修正要求を受信した後に、ベアラリソース割り当ては完了する。加えて、UEは5Gネットワークパラメータを保管する。UEはさらに、MMEへベアラ修正応答を返信できる。
UEは後ほど4Gネットワークから5Gネットワークに移動し、5Gゲートウェイと通信し続けることができる。5Gゲートウェイはさらに、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を保管しているので、5Gゲートウェイは、4Gネットワーク内のUEのEPSベアラIDと対応関係とに基づいて、5GネットワークにてUEによって使用されるPDUセッションのIDを判断し、対応するPDUセッションを見つけ、割り当てられた5GネットワークパラメータをPDUセッションに適用することができる。
加えて、本実施形態では、5Gネットワークパラメータが事前にUEへ送信されているため、UEは、5Gネットワークにアクセスした後に、5Gゲートウェイから5Gネットワークパラメータを再度得ることなく、以前に保管された5Gネットワークパラメータをそのまま使用してデータサービスを実施し続ける。これはサービスの継続をさらに向上させる。
別の任意の一実施形態において、ステップ310でMMEによって5Gゲートウェイへ送信されるセッション作成要求は、UEの5G能力の指示情報、ユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを指示する指示情報、またはPDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を携えなくてよい。その後、セッション作成要求を受信した後に、5Gゲートウェイ内のSGWは、MMEとSGWとの間にセッションが作成されたことを伝えるために、MMEへセッション作成応答を返信する。本実施形態において、ベアラリソースコマンドメッセージはPDUセッション識別子を携えているので、5Gゲートウェイは、MMEによって送信されるベアラリソースコマンドメッセージを受信すると(ステップ315)、ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる必要があると判断できる。5Gゲートウェイは、ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てた後に、ベアラ更新要求を使用してMMEへ5Gネットワークパラメータを送信する。すなわち、5Gゲートウェイは、事前に(ステップ311で)、またはステップ315の後に、ユーザに5Gネットワークパラメータが割り当てられる必要があると判断できる。
図4は、本出願の一実施形態による別の方法のフローチャートである。
本実施形態で提供されるサービス継続実現方法は、主に以下のステップを含む。
ステップ401:5Gユーザ機器が2/3Gネットワークにアクセスし、2/3Gネットワークへアタッチ要求を送信する。
ステップ402:SGSNはユーザデータベースサーバに対して位置更新を開始する。
ステップ403:SGSNはUEへアタッチ承諾メッセージを送信する。
ステップ404:UEはSGSNへパケットデータプロトコルPDPコンテキスト有効化要求を送信する。
ステップ405:SGSNはUEに対応するユーザが5Gユーザであると判断する。
ステップ406:SGSNはユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択する。
ステップ407:SGSNは5Gゲートウェイとのセッションを確立する。
ステップ408:SGSNは、5Gゲートウェイとのセッション確立を完了した後に、UEへPDPコンテキスト有効化承諾メッセージを返信する。
ステップ409:UEは、トラッキングエリア更新手順を遂行するために、モビリティ管理エンティティMMEへトラッキングエリア更新要求を送信する。
ステップ410:MMEは、5Gゲートウェイとのセッションを作成するために、5Gゲートウェイへセッション作成要求を送信する。
ステップ411:5Gゲートウェイは、ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる必要があると判断する。
ステップ412:5GゲートウェイはMMEへセッション作成応答を送信する。
ステップ413:MMEは、TAU手順を完了するために、UEへTUA承諾メッセージを送信する。
ステップ401~413の実行プロセスは、前述の実施形態におけるステップ301~313の実行プロセスと同じである。詳細については、前述の実施形態を参照されたく、ここでは詳細を繰り返さない。
ステップ414:5Gゲートウェイはユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる。
本実施形態では、5Gゲートウェイがステップ411でユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる必要があると判断するので、5Gゲートウェイはユーザに5Gネットワークパラメータを能動的に割り当てる。
例えば、5Gゲートウェイは、5G QoS rule、QoSフロー記述、およびトラフィックフローテンプレートなどのパラメータをユーザに割り当て、UEは5Gネットワークに移動した後にこれらのパラメータを使用する。
ステップ415:5GゲートウェイはMMEへベアラ更新要求を送信し、このベアラ更新要求は割り当てられた5Gネットワークパラメータを携えている。
ステップ416:MMEは、EPSベアラ修正要求メッセージを使用してUEへ5Gネットワークパラメータを転送する。
UEはMMEによって送信されるEPSベアラ修正要求メッセージを受信し、EPSベアラ修正要求メッセージに携えられている5Gネットワークパラメータを保管する。
ステップ417:UEはMMEへEPSベアラ修正応答メッセージを返信し、このEPSベアラ修正応答メッセージはPDUセッションIDとEPSベアラIDとの対応関係を携えている。
ステップ418:MMEは5Gゲートウェイへベアラ更新応答を送信し、このベアラ更新応答はPDUセッションIDとEPSベアラIDとの対応関係を携えている。
5Gゲートウェイは、ベアラ更新応答を受信した後に、ベアラ更新応答に携えられているPDUセッションIDとEPSベアラIDとの対応関係を保管する。
UEは後ほど4Gネットワークから5Gネットワークに移動し、UEは5Gゲートウェイと通信し続けることができる。5Gゲートウェイはさらに、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を保管しているので、5Gゲートウェイは、この対応関係に基づいて、5GネットワークにてUEによって使用されるPDUセッションを見つけ、割り当てられた5GネットワークパラメータをPDUセッションに適用することができる。
本実施形態において、5Gゲートウェイは、UEへ5Gネットワークパラメータを送信するために、UEがベアラリソース割り当て要求を開始するのを待たずに、ベアラ更新手順を能動的にトリガーできる。前述の実施形態と比較して、本実施形態は効率をさらに高め、UEのサービス継続を保証する。
図5は、本出願の一実施形態による別の方法のフローチャートである。
本実施形態で提供されるサービス継続実現方法は、主に以下のステップを含む。
ステップ501:5Gユーザ機器が2/3Gネットワークにアクセスし、2/3Gネットワークへアタッチ要求を送信する。
ステップ502:SGSNはユーザデータベースサーバに対して位置更新を開始する。
ステップ503:SGSNはUEへアタッチ承諾メッセージを送信する。
ステップ501~503の実行プロセスは、前述の実施形態におけるステップ201~203の実行プロセスと同じである。詳細については、前述の実施形態を参照されたく、ここでは詳細を繰り返さない。
ステップ504:UEはSGSNへパケットデータプロトコルPDPコンテキスト有効化要求を送信する。
PDPコンテキスト要求は、PDUセッション識別子とPDPコンテキスト識別子との対応関係を携えている。
ステップ505:SGSNは、UEに対応するユーザが5Gユーザであると、またはUEが5G能力を有すると、判断する。
SGSNは、PDUセッション識別子とPDPコンテキスト識別子との対応関係に基づいて、UEが5G能力を有すること、そしてユーザ機器のために5Gゲートウェイがさらに選択される必要があることを、判断できる。加えて、5Gゲートウェイは、代わりに、位置更新のときに得られるサブスクリプション情報に基づいて、ユーザが5Gサービスにサブスクライブしていること(すなわち、ユーザが5Gユーザであること)、そしてユーザ機器のために5Gゲートウェイがさらに選択される必要があることを、判断できる。
任意に選べることとして、SGSNは、代わりに、ユーザ機器が5G能力を有し、ユーザが5Gサービスにサブスクライブしていると判断した場合にのみ、ユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択するステップを遂行してもよい。
ステップ506:SGSNはユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択する。
ステップ506の実行プロセスは、前述の実施形態におけるステップ206の実行プロセスと同じである。詳細については、前述の実施形態を参照されたく、ここでは詳細を繰り返さない。
ステップ507:SGSNは5Gゲートウェイとのセッションを確立する。
SGSNが5Gゲートウェイとのセッションを確立するステップは、具体的には、MMEが5GゲートウェイへPDPセッション作成要求を送信するステップであって、PDPセッション要求がPDUセッション識別子とPDPコンテキスト識別子との対応関係を携えている、ステップを含む。加えて、この要求は、ユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを指示するために、SGSNがUDMから得た5Gサブスクリプション情報をさらに携えてよく、例えば、Interworking 5GS Indicatorパラメータを携えてよい。具体的に述べると、5Gゲートウェイ内のGGSNはPDPセッション作成要求を受信し、PDPセッション作成要求に携えられているPDUセッション識別子とPDPコンテキスト識別子との対応関係や5Gサブスクリプション情報などをSMFへ転送でき、その結果、SMFはユーザに5Gパラメータを割り当てる後続の手順を遂行する。
5Gゲートウェイは、PDUセッション識別子とPDPコンテキスト識別子との対応関係を保管できる。
ステップ508:5Gゲートウェイはユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる必要があると判断する。
5Gゲートウェイは、PDUセッション識別子とPDPコンテキスト識別子との対応関係に基づいて、UEが5G能力を有すること、そしてユーザに5Gネットワークパラメータがさらに割り当てられる必要があることを、判断できる。加えて、5Gゲートウェイは、代わりに、PDPセッション作成要求に携えられている5Gサブスクリプション情報に基づいて、ユーザが5Gサービスにサブスクライブしていること、そしてユーザに5Gネットワークパラメータがさらに割り当てられる必要があることを、判断できる。
ステップ509:5Gゲートウェイはユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てる。
5Gゲートウェイは、5G QoS rule、QoSフロー記述、およびトラフィックフローテンプレートなどのパラメータをユーザに割り当て、UEは5Gネットワークに移動した後にこれらのパラメータを使用する。
ステップ510:5Gゲートウェイは、PDPセッション作成応答を使用してSGSNへ5Gネットワークパラメータを送信する。
5GゲートウェイはSGSNへPDPセッション作成応答を返信し、この応答は、UEの2/3Gネットワークパラメータを、例えば、サービス品質QoSとIPアドレスとを、携えることができる。
本実施形態において、PDPセッション作成応答は、5Gゲートウェイによってユーザに割り当てられる5Gネットワークパラメータをさらに携える。
ステップ511:SGSNはUEへPDPコンテキスト有効化承諾メッセージを送信し、このPDPコンテキスト有効化承諾メッセージは5Gネットワークパラメータを携えている。
SGSNは、5Gゲートウェイによって割り当てられる5Gネットワークパラメータを、PDPコンテキスト有効化承諾メッセージを使用してUEへ返信できる。加えて、PDPコンテキスト起動承諾メッセージは2/3Gネットワークパラメータをさらに携える。
UEは、SGSNによって送信されるPDPコンテキスト有効化承諾メッセージを受信し、このメッセージに携えられている2/3Gネットワークパラメータと5Gネットワークパラメータを保管する。UEは2/3Gネットワークでデータサービスを開始できる。次にUEは、2/3Gネットワークから5Gネットワークに移動し(UEは移動の過程で4Gネットワークを通過する場合としない場合とがある)、UEは5Gゲートウェイと通信し続けることができる。5GゲートウェイはPDUセッション識別子とPDPコンテキスト識別子との対応関係をさらに保管するので、5Gゲートウェイは、5GネットワークでUEによって使用されるPDUセッションを直接見つけ、割り当てられた5GネットワークパラメータをPDUセッションに適用することができ、サービスの継続が維持される。
図6は、本出願の一実施形態による別の方法のフローチャートである。
本実施形態で提供されるサービス継続実現方法は、主に以下のステップを含む。
ステップ601:5Gユーザ機器が5Gネットワークにアクセスし、5Gコアネットワークに登録する。
登録手順は、ユーザ認証と、ユーザ識別子の、例えばグローバル一意仮識別情報の、割り当てとを含む。UEは、登録を完了した後に、PDUセッション確立手順を開始する。
登録手順に関与するデバイスは、UE、アクセス管理機能(access management function、AMF)デバイス、およびユーザデータベースサーバなどを含む。
ステップ602:UEは、PDUセッションの確立を要求するために、AMFデバイスへPDUセッション確立要求を送信する。
ステップ603:AMFは5Gゲートウェイへセッション管理SMコンテキスト作成要求メッセージを送信する。
本実施形態において、AMFは、UEによって送信されるPDUセッション確立(establish)要求を受信した後に、PDUセッションの確立を要求するために、サービス指向のインターフェイスを通じて5Gゲートウェイへセッション管理(session management、SM)コンテキスト作成要求(CreateSMContext Request)を送信する。
本実施形態において、5Gゲートウェイは、セッション管理機能(session management function、SMF)デバイスであってよく、またはGGSN、SGW、PGW、およびSMFの機能を統合した集中型ゲートウェイであってもよい。本実施形態における5Gゲートウェイは、代わりに、SMFおよびGGSNのコントロールプレーン機能、SGWのコントロールプレーン機能、ならびにPGWのコントロールプレーン機能を統合したデバイスでもあってよい。
ステップ604:5Gゲートウェイはユーザデータベースサーバからユーザサブスクリプション情報を得る。
ステップ605:5Gゲートウェイは、5Gネットワークパラメータ、ならびに5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gパラメータおよび4Gパラメータをユーザに割り当てる。
本実施形態において、ユーザは5Gサービスにサブスクライブしている。この場合、ユーザサブスクリプション情報を得た後には、SMFがユーザに5Gネットワークパラメータを割り当て、例えば、5G QoS rule、QoSフロー記述、およびトラフィックフローテンプレートなどのパラメータをユーザに割り当てる。加えて、5Gゲートウェイはさらに、5Gネットワークパラメータを対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータに変換する。
ステップ606:5Gゲートウェイは、5Gネットワークパラメータ、ならびに5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gパラメータおよび4GパラメータをAMFへ返信する。
本実施形態において、5Gゲートウェイは、N1N2 message transferメッセージを使用して、ユーザに割り当てられた2/3Gネットワークパラメータ、4Gネットワークパラメータ、および5GネットワークパラメータをAMFへ送信できる。
ステップ607:AMFはUEへPDUセッション確立承諾メッセージを送信し、このPDUセッション確立承諾メッセージは、2/3Gネットワークパラメータ、4Gネットワークパラメータ、および5Gネットワークパラメータを携えている。
UEは、PDUセッション確立承諾メッセージを受信した後に、PDUセッション確立承諾メッセージに携えられている2/3Gネットワークパラメータ、4Gネットワークパラメータ、および5Gネットワークパラメータを保管し、5Gネットワークパラメータを直接使用してデータサービスを実施する。
UEは後ほど5Gネットワークから2/3Gまたは4Gネットワークに移動すると、コアネットワークデバイス(例えば、SGSNまたはMME)からネットワークパラメータを再度得る必要はなく、集中型5Gゲートウェイと直接通信し、予め保管された2/3Gネットワークパラメータと4Gネットワークパラメータを使用してデータサービスを実施して、サービスの継続を維持する。
図7は、本出願の一実施形態によるサービングノードデバイス、5Gゲートウェイ、およびモビリティ管理デバイスの概略図である。
本実施形態で提供されるサービングノードデバイス、5Gゲートウェイ、およびモビリティ管理デバイスはいずれも、プロセッサ701、メモリ702、バス703、入力デバイス704、および出力デバイス705などを含む汎用コンピュータハードウェアを使用する。
具体的に述べると、メモリ702は、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリの形をとるコンピュータ記憶媒体を、例えば、読み取り専用メモリおよび/またはランダムアクセスメモリを、含み得る。メモリ702は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、他のプログラムモジュール、実行可能コード、プログラムデータ、ユーザ登録データ、またはユーザサブスクリプションデータなどを保管できる。
入力デバイス704は、コマンドと情報をサービングノードデバイスに入力するように構成されてよい。入力デバイス704は、キーボード、マウスなどのポインティングデバイス、トラックボール、タッチパッド、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星テレビアンテナ、スキャナ、または同様のデバイスである。これらの入力デバイスは、バス703を通じてプロセッサ701に接続されてよい。
出力デバイス705は、情報を出力するためにサービングノードデバイスによって使用されてよい。出力デバイス705はディスプレイであってよく、またはラウドスピーカおよび/または印刷デバイスなどの別の周辺出力デバイスであってもよい。これらの出力デバイスもまた、バス703を通じてプロセッサ701に接続されてよい。
サービングノードデバイスは、ネットワークインターフェイス706を通じて、ネットワークに、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)に、接続されてよい。ネットワーク接続環境では、コンピュータ実行可能命令は、代わりに、サービングノードデバイスにローカルに保管されることに加えて、リモートストレージデバイスに保管されてもよい。
サービングノードデバイス内のプロセッサ701がメモリ702に保管された実行可能コードまたはアプリケーションプログラムを実行すると、サービングノードデバイスは、前述の実施形態におけるサービングノードデバイス側の方法のステップを遂行でき、例えば、ステップ203、204、206、303、304、および307を遂行できる。具体的な実行プロセスについては、前述の実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
モビリティ管理デバイス内のプロセッサ701がメモリ702に保管された実行可能コードまたはアプリケーションプログラムを実行すると、モビリティ管理デバイスは、前述の実施形態におけるモビリティ管理デバイス側の方法のステップを遂行でき、例えば、ステップ210、213、310、312、416、および418を遂行できる。具体的な実行プロセスについては、前述の実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
5Gゲートウェイ内のプロセッサ701がメモリ702に保管された実行可能コードまたはアプリケーションプログラムを実行すると、5Gゲートウェイは、前述の実施形態における5Gゲートウェイ側の方法のステップを遂行でき、例えば、ステップ207、307、311、312、411、412、508、509、605、および606を遂行できる。具体的な実行プロセスについては、前述の実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
図8は、本出願の一実施形態によるユーザ機器の概略図である。
ユーザ機器は主に、プロセッサ801と、メモリ802と、バス803と、入力デバイス804と、出力デバイス805と、ネットワークインターフェイス806とを含む。加えて、ユーザ機器は、アプリケーションプロセッサ(application processor、AP)やバッテリなどのコンポーネントをさらに含み得る。
具体的に述べると、メモリ802は、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリの形をとるコンピュータ記憶媒体を、例えば、読み取り専用メモリおよび/またはランダムアクセスメモリを、含み得る。メモリ802は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、他のプログラムモジュール、実行可能コード、およびプログラムデータを保管できる。
入力デバイス804は、コマンドと情報をユーザ機器に入力するように構成されてよい。入力デバイス804は、キーボード、マウスなどのポインティングデバイス、トラックボール、タッチパッド、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲームパッド、パラボラ衛星テレビアンテナ、スキャナ、または同様のデバイスである。これらの入力デバイスは、バス803を通じてプロセッサ801に接続されてよい。
出力デバイス805は、情報を出力するためにユーザ機器によって使用されてよい。出力デバイス805はディスプレイであってよく、またはラウドスピーカなどの別の周辺出力デバイスであってもよい。これらの出力デバイスもまた、バス803を通じてプロセッサ801に接続されてよい。
ユーザ機器はネットワークインターフェイス806を通じてネットワークに接続されてよく、例えば、無線インターフェイスを通じてWi-Fiネットワーク、5Gネットワーク、2/3Gネットワーク、または4Gネットワークに接続されてよい。ネットワーク接続環境では、コンピュータ実行可能命令は、代わりに、ユーザ機器にローカルに保管されることに加えて、リモートストレージデバイスに保管されてもよい。
ユーザ機器内のプロセッサ801がメモリ802に保管された実行可能コードまたはアプリケーションプログラムを実行すると、ユーザ機器は、前述の実施形態におけるユーザ機器側の方法のステップを遂行でき、例えば、ステップ209、213、314、318、401、416、504、および511を遂行できる。具体的な実行プロセスと有益な効果については、前述の関連する実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
図9は、本出願の一実施形態によるサービングノードデバイスの概略図である。
図9に示されているように、サービングノードデバイスは主に、判断モジュール901と、選択モジュール902と、セッション確立モジュール903とを含む。
判断モジュール901は、ユーザ機器が2/3Gネットワークにアタッチされるときに、ユーザ機器が5G能力を有すると、またはユーザ機器に対応するユーザが5Gユーザであると、判断するように構成される。
選択モジュール902は、ユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択するように構成される。
セッション確立モジュール903は、5Gゲートウェイとのセッションを確立するように構成される。
本実施形態で提供されるサービングノードデバイスは、判断モジュール901、選択モジュール902、およびセッション確立モジュール903の協力を通じてユーザ機器のサービス継続を実現し、2/3Gネットワークから5Gネットワークへのユーザ機器の移動によって生じる従来技術におけるサービス中断問題を解決するために、前述の実施形態で提供されるサービス継続実現方法で使用されてよい。
本出願で提供されるサービングノードデバイスにおいて、ユーザ機器に対応するユーザが5Gユーザであると判断モジュール901が判断することは、具体的には、
ユーザ機器によって送信されるアタッチ要求を受信するステップであって、このアタッチ要求がユーザ識別子を携えている、ステップと、ユーザ識別子に基づいて、ユーザデータベースサーバから、ユーザ機器に対応するユーザのサブスクリプションデータを得るステップと、その後、サブスクリプションデータに基づいて、ユーザが5Gユーザであると判断するステップとを含む。
本出願で提供されるサービングノードデバイスは、ユーザ機器によって送信されるアタッチ要求を受信するように構成された受信モジュール904をさらに含み、このアタッチ要求はユーザ機器の5G能力を携えている。この場合、判断モジュール901は、受信したアタッチ要求に基づいて、ユーザ機器が5G能力を有すると判断する。加えて、受信モジュール904はさらに、ユーザ機器によって送信されるベアラ割り当て要求を受信するよう構成される。
本出願で提供されるサービングノードデバイスは、
ユーザ機器によって送信されるベアラ割り当て要求が受信された後に、5Gゲートウェイからユーザ機器の5Gネットワークパラメータを得るように構成された取得モジュール905と、
ベアラ割り当て応答を使用してユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを送信するように構成された送信モジュール906とをさらに含み、その結果、ユーザ機器はベアラ割り当て応答を受信し、ベアラ割り当て応答に携えられている5Gネットワークパラメータを保管することができ、後ほど5Gネットワークに移動した後には、5Gパラメータを直接使用する。
本出願で提供されるサービングノードデバイスにおいて、受信モジュール904はさらに、ユーザ機器によって送信されるコンテキスト有効化要求メッセージを受信し、このコンテキスト有効化要求メッセージがプロトコルデータユニットPDUセッション識別子を携えている、ように構成される。
サービングノードデバイス内のセッション確立モジュール903が5Gゲートウェイとのセッションを確立することは、サービングノードデバイスと5Gゲートウェイとの間にセッションを作成するために、5GゲートウェイへPDPコンテキスト作成要求メッセージを送信するステップであって、PDPコンテキスト作成要求メッセージがユーザ機器のためにPDPコンテキストを作成することを要求するために使用され、コンテキスト作成要求メッセージがPDUセッション識別子を携えている、ステップと、5Gゲートウェイによって送信されるPDPコンテキスト作成応答メッセージを受信するステップとを含む。
PDPコンテキスト作成応答は、ユーザ機器に割り当てられる5Gネットワークパラメータを携えている。サービングノードデバイス内の送信モジュール906はさらに、ユーザ機器へコンテキスト有効化応答メッセージを送信し、このコンテキスト有効化応答メッセージが5Gネットワークパラメータを携えている、ように構成される。
本出願で提供されるサービングノードデバイスにおいて、選択モジュール902がユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択することは、5Gゲートウェイの完全修飾ドメイン名FQDNを生成するステップ、またはドメイン名システムから5Gゲートウェイの完全修飾ドメイン名FQDNを得るステップと、5Gゲートウェイのアドレスを得るために、FQDNを使用して、アドレス解決を行うことをドメイン名システムに要求するステップとを含む。
前述の実施形態ではサービングノードデバイスが機能モジュールの形で提示されている。本書における「モジュール」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、および/または前述の機能を提供できる別のコンポーネントであってよい。
前述の実施形態で提供されるサービングノードデバイスにおいて、サービングノードデバイス内の判断モジュール901や選択モジュール902などの機能モジュールによって実施される機能はいずれも、図7のプロセッサ701とメモリ702を使用して実施されてよい。例えば、ユーザ機器が5G能力を有すること、またはユーザ機器に対応するユーザが5Gユーザであることを判断する判断モジュール901の機能は、プロセッサ701によってメモリ702に保管されたコードを実行することによって実施されてよい。ユーザ機器のために5Gゲートウェイを選択する選択モジュール902の機能もまた、プロセッサ701によってメモリ702に保管されたコードを実行することによって実施されてよい。
図10は、本出願の一実施形態による5Gゲートウェイの概略図である。
図10に示されているように、5Gゲートウェイは、受信モジュール1001と、パラメータ割り当てモジュール1002と、送信モジュール1003とを含み得る。
受信モジュール1001は、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスによって送信されるセッション作成要求を受信し、このセッション作成要求が、ユーザ機器が5G能力を有することを、またはユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを、指示する指示情報を携えている、ように構成される。
パラメータ割り当てモジュール1002は、ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てるように構成される。
送信モジュール1003は、割り当てられた5Gネットワークパラメータをモビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスへ送信するように構成される。
本実施形態で提供される5Gゲートウェイは、受信モジュール1001、パラメータ割り当てモジュール1002、および送信モジュール1003の協力を通じてユーザ機器のサービス継続を実現し、2/3Gネットワークから5Gネットワークへのユーザ機器の移動によって生じる従来技術におけるサービス中断問題を解決するために、前述の実施形態で提供されるサービス継続実現方法で使用されてよい。
本実施形態で提供される5Gゲートウェイにおいて、送信モジュール1003は、具体的には、セッション作成応答メッセージまたはベアラ更新要求メッセージを使用して、割り当てられた5Gネットワークパラメータをモビリティ管理デバイスへ送信できる。加えて、送信モジュール1003はさらに、セッション作成応答メッセージを使用して、割り当てられた5Gネットワークパラメータをサービングノードデバイスへ送信でき、サービングノードデバイスまたはモビリティ管理デバイスはユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを転送する。このようにして、ユーザ機器は、5Gネットワークに移動した後に、5Gネットワークパラメータを使用できる。
本実施形態で提供される5Gゲートウェイにおいて、受信モジュール1001はさらに、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスによって送信される、パケットデータユニットPDUセッション識別子とベアラ識別子との対応関係を、受信するように構成される。この場合、5Gゲートウェイは、対応関係に基づいて、ユーザ機器に対応するPDUセッションを判断し、次いで、PDUセッションに5Gネットワークパラメータを適用するように構成された、パラメータ適用モジュール1003をさらに含む。
本実施形態で提供される5Gゲートウェイにおいて、パラメータ割り当てモジュール1002はさらに、5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをユーザに割り当てるように構成される。この場合、5Gゲートウェイ内の送信モジュール1003はさらに、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスへ2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータを送信するように構成される。したがって、ユーザ機器は、2/3Gネットワークパラメータ、4Gネットワークパラメータ、および5Gネットワークパラメータを以降の使用のために保管できる。
前述の実施形態では5Gゲートウェイが機能モジュールの形で提示されている。本書における「モジュール」は、特定用途向け集積回路、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、および/または前述の機能を提供できる別のコンポーネントであってよい。
前述の実施形態で提供される5Gゲートウェイにおいて、5Gゲートウェイ内の受信モジュール1001やパラメータ割り当てモジュール1002などの機能モジュールによって実施される機能はいずれも、図7のプロセッサ701とメモリ702を使用して実施されてよい。例えば、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスによって送信されるセッション作成要求を受信する受信モジュール1001の機能は、プロセッサ701によってメモリ702に保管されたコードを実行することによって実施されてよい。ユーザに5Gネットワークパラメータを割り当てるパラメータ割り当てモジュール1002の機能もまた、プロセッサ701によってメモリ702に保管されたコードを実行することによって実施されてよい。
図11は、本出願の一実施形態によるユーザ機器の概略図である。
図11に示されているように、ユーザ機器は送信モジュール1101と受信モジュール1102とを含み得る。
送信モジュール1101は、ユーザ機器が2/3Gネットワークにアクセスするときに、PDPコンテキストを有効化するために、サービングノードデバイスへPDPコンテキスト有効化要求メッセージを送信し、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する指示情報をPDPコンテキスト有効化要求メッセージが携えている、ように構成される。
受信モジュール1102は、サービングノードデバイスによって送信されるPDPコンテキスト有効化応答メッセージを受信し、PDPコンテキスト有効化要求メッセージが5Gネットワークパラメータを携えている、ように構成される。したがって、ユーザ機器は、後ほど5Gネットワークに移動すると、5Gネットワークパラメータを使用する。
本出願の本実施形態において、ユーザ機器内の送信モジュール1101は、代わりに、トラッキングエリア更新を行うために、モビリティ管理デバイスへトラッキングエリア更新要求メッセージを送信でき、このトラッキングエリア更新要求メッセージは、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する指示情報を携えている。次いで、ユーザ機器内の受信モジュール1102はさらに、モビリティ管理デバイスによって送信されるトラッキングエリア更新応答メッセージを受信でき、このトラッキングエリア更新応答メッセージは5Gネットワークパラメータを携えている。
本出願の本実施形態において、受信モジュール1102によって受信されるトラッキングエリア更新応答メッセージは、5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをさらに携えている。
本出願の本実施形態において、ユーザ機器内の送信モジュール1101は、代わりに、ベアラリソースを割り当てることを要求するために、モビリティ管理デバイスへベアラリソース割り当て要求メッセージを送信でき、このベアラリソース割り当て要求メッセージは、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する指示情報を携えている。次いで、ユーザ機器内の受信モジュール1102は、モビリティ管理デバイスによって送信されるベアラリソース割り当て応答メッセージを受信し、このベアラリソース割り当て応答メッセージは5Gネットワークパラメータを携えている。
本出願の本実施形態において、受信モジュール1102によって受信されるベアラリソース割り当て応答メッセージは、5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをさらに携えている。
本出願の本実施形態において、ユーザ機器内の送信モジュール1101は、代わりに、モビリティ管理デバイスへPDPコンテキスト有効化要求を送信でき、このPDPコンテキスト有効化要求は、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する指示情報を携えている。次いで、ユーザ機器内の受信モジュール1102は、モビリティ管理デバイスによって送信されるPDPコンテキスト有効化応答を受信し、このPDPコンテキスト有効化応答は5Gネットワークパラメータを携えている。
本出願の本実施形態において、ユーザ機器内の受信モジュール1102によって受信されるPDPコンテキスト有効化応答メッセージは、5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをさらに携えている。
本出願の本実施形態において、ユーザ機器の受信モジュール1102は、代わりに、モビリティ管理デバイスによって送信されるベアラコンテキスト修正要求メッセージを受信でき、このベアラコンテキスト修正要求メッセージは5Gネットワークパラメータを携えている。その後、ユーザ機器内の保管モジュール1103は5Gネットワークパラメータを保管でき、ユーザ機器は、後ほど5Gネットワークに移動すると、5Gネットワークパラメータを直接使用してサービスの継続を維持する。
本出願の本実施形態において、ユーザ機器内の送信モジュール1101はさらに、モビリティ管理エンティティへベアラコンテキスト修正承諾メッセージを送信でき、このベアラコンテキスト修正承諾メッセージはPDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を携えている。
本出願の本実施形態において、ユーザ機器が5G能力を有することを指示する指示情報は、PDUセッション識別子、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係、およびPDUセッション識別子とPDPコンテキスト識別子との対応関係のうちの少なくともいずれか1つである。
本出願の本実施形態において、ユーザ機器内の送信モジュール1101はさらに、PDUセッションを確立するために、AMFへPDUセッション確立要求を送信できる。
ユーザ機器内の受信モジュール1102はさらに、AMFによって送信されるPDUセッション確立完了メッセージを受信し、このPDUセッション確立完了メッセージは、5Gネットワークパラメータ、ならびに5Gネットワークパラメータに対応する2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータを携えている。
ユーザ機器内の保管モジュール1103は2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータを保管でき、ユーザ機器は、後ほど2/3Gネットワークまたは4Gネットワークに移動すると、2/3Gネットワークパラメータおよび4Gネットワークパラメータをそのまま使用し、コアネットワークデバイスからこれらのパラメータを得ることはない。これはサービスの継続をさらに向上させる。
前述の実施形態で提供されるユーザ機器において、送信モジュール1101や受信モジュール1102などの機能モジュールによって実施される機能はいずれも、図8のプロセッサ801とメモリ802を使用して実施されてよい。例えば、AMFによって送信されるPDUセッション確立完了メッセージを受信する受信モジュール1102の機能は、プロセッサ801によってメモリ802に保管されたコードを実行することによって実施されてよい。AMFへPDUセッション確立要求を送信する送信モジュール1101の機能もまた、プロセッサ801によってメモリ802に保管されたコードを実行することによって実施されてよい。
上記の説明は本出願の具体的な実装の例にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。本出願で開示されている技術的範囲内で当業者によって容易に考え出されるいかなるバリエーションまたは置き換えも、本出願の保護範囲内に入るものとする。したがって、本出願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
既存の移動通信ネットワークでは、第2世代(2nd Generation、2G)ネットワークまたは第3世代(3rd Generation、3G)ネットワーク(略して2/3Gネットワークと呼ばれる)および第4世代(4th Generation、4G)ネットワークは、第5世代(5th Generation、5G)ネットワークより広いカバレッジを有する。したがって、ユーザ機器が移動するときには、ユーザ機器は最初に2/3Gネットワークにアクセスし、次いで4Gネットワークに移動し、最後に5Gネットワークに移動することがある。あるいは、ユーザ機器は、2/3Gネットワークにアクセスした後に、5Gネットワークに直接移動する。
任意の一実装において、モビリティ管理デバイスによって受信されるトラッキングエリア更新要求は、パケットデータユニット(packet data unit、PDU)セッション識別子と進化型パケットシステム(evolved packet system、EPS)ベアラ識別子との対応関係をさらに携え、PDUセッションは、ユーザ機器が5Gネットワークに移動した後にユーザ機器によって使用され、EPSベアラは、4Gネットワークの中でユーザ機器によって使用される。モビリティ管理デバイスは、セッション作成要求メッセージを使用して、5GゲートウェイへPDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を送信する。5Gゲートウェイはセッション作成要求メッセージを受信し、セッション作成要求メッセージに携えられている、PDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を保管することができる。
任意の一実装において、ユーザ機器によって送信されるベアラ割り当て要求は、パケットデータユニットPDUセッション識別子と進化型パケットシステムEPSベアラ識別子との対応関係をさらに携えている。モビリティ管理デバイスは、ベアラリソースコマンド要求を使用してPDUセッション識別子とEPSベアラ識別子との対応関係を5Gゲートウェイへ送信し、次いで、5Gゲートウェイによって送信されるベアラリソース応答を受信し、このベアラリソース応答は5Gネットワークパラメータを携えている。モビリティ管理デバイスは、ベアラ修正要求メッセージを使用してユーザ機器へ5Gネットワークパラメータを送信する。
サービングノードデバイス内のセッション確立モジュールが5Gゲートウェイとのセッションを確立することは、サービングノードデバイスと5Gゲートウェイとの間にセッションを作成するために、5GゲートウェイへPDPコンテキスト作成要求メッセージを送信するステップであって、PDPコンテキスト作成要求メッセージがユーザ機器のためにPDPコンテキストを作成することを要求するために使用され、PDPコンテキスト作成要求メッセージがPDUセッション識別子を携えている、ステップと、5Gゲートウェイによって送信されるPDPコンテキスト作成応答メッセージを受信するステップとを含む。
任意の一実装において、5Gゲートウェイ内の受信モジュールはさらに、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスによって送信される、パケットデータユニットPDUセッション識別子とベアラ識別子との対応関係を、受信するように構成される。この場合、5Gゲートウェイは、対応関係に基づいて、ユーザ機器に対応するPDUセッションを判断し、次いで、このPDUセッションに5Gネットワークパラメータを適用するように構成された、パラメータ適用モジュールをさらに含む。
2Gネットワークは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communication、GSM)ネットワークと符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)ネットワークとを含み得る。3Gネットワークは、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)ネットワークと、CDMA2000ネットワークと、時分割同期符号分割多元接続(time division-synchronous code division multiple access、TD-SCDMA)ネットワークとを含み得る。4Gネットワークは、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)ネットワークを含む。5Gネットワークはニューラジオ(new radio、NR)ネットワークなどを含む。加えて、説明を容易にするため、実施形態における2/3Gアクセスネットワークは略して2/3Gネットワークと呼ばれ、4Gアクセスネットワークは略して4Gネットワークと呼ばれ、5Gアクセスネットワークは略して5Gネットワークと呼ばれる。
ユーザデータベースサーバはUEの位置を記録し、ユーザ識別子に基づいてユーザのサブスクリプションデータを得、次いでSGSNへ位置更新応答メッセージを送信し、この応答メッセージはユーザのサブスクリプションデータを携えている。例えば、サブスクリプションデータに携えられる5Gサブスクリプション情報は、具体的には、5Gコアネットワークに入ることを許可されない能力(Core Network Restrictionパラメータ)と、ベアラを5Gに切り替えることを許可される能力(Interworking 5GS Indicatorパラメータ)である。
本実施形態において、サブスクリプションデータは、ユーザが5Gサービスにサブスクライブしていることを伝える情報を携えている。したがって、SGSNはUEに対応するユーザが5Gユーザであると判断できる。サブスクリプションデータが5Gサービスに関する情報を携えていない場合は、すなわち、UEが5Gサービスにサブスクライブしていない場合は、SGSNはユーザが非5Gユーザであると判断し、通常のPDPコンテキスト有効化手順を遂行する。
加えて、トラッキングエリア更新要求は、PDUセッション識別子(identifier、ID)と進化型パケットシステムEPSベアラ識別子との対応関係をさらに携えることができる。PDUセッション識別子とEPSベアラIDとの対応関係は複数のやり方で携えられてよく、例えば、TAU要求にてプロトコル構成オプション(protocol configuration options、PCO)情報要素を使用して直接携えられてよく、またはモビリティ管理エンティティへ送信されるTAU要求にてESM Container情報要素に封入されてよい。
本実施形態において、5Gゲートウェイは、SMF、PGW、およびSGWの機能を統合したものである。内部において、5Gゲートウェイ内のSGWはMMEによって送信されるセッション作成要求を受信し、セッション作成要求にてベアラ修正要求を使用してSMFへ指示情報を送信する。SMFは指示情報をローカルに保管し、SGWへベアラ修正応答を返信する。
SGSNは、PDUセッション識別子とPDPコンテキスト識別子との対応関係に基づいて、UEが5G能力を有すること、そしてユーザ機器のために5Gゲートウェイがさらに選択される必要があることを、判断できる。加えて、SGSNは、代わりに、位置更新のときに得られるサブスクリプション情報に基づいて、ユーザが5Gサービスにサブスクライブしていること(すなわち、ユーザが5Gユーザであること)、そしてユーザ機器のために5Gゲートウェイがさらに選択される必要があることを、判断できる。
サービングノードデバイス内のセッション確立モジュール903が5Gゲートウェイとのセッションを確立することは、サービングノードデバイスと5Gゲートウェイとの間にセッションを作成するために、5GゲートウェイへPDPコンテキスト作成要求メッセージを送信するステップであって、PDPコンテキスト作成要求メッセージがユーザ機器のためにPDPコンテキストを作成することを要求するために使用され、PDPコンテキスト作成要求メッセージがPDUセッション識別子を携えている、ステップと、5Gゲートウェイによって送信されるPDPコンテキスト作成応答メッセージを受信するステップとを含む。
本実施形態で提供される5Gゲートウェイにおいて、受信モジュール1001はさらに、モビリティ管理デバイスまたはサービングノードデバイスによって送信される、パケットデータユニットPDUセッション識別子とベアラ識別子との対応関係を、受信するように構成される。この場合、5Gゲートウェイは、対応関係に基づいて、ユーザ機器に対応するPDUセッションを判断し、次いで、PDUセッションに5Gネットワークパラメータを適用するように構成された、パラメータ適用モジュールをさらに含む。