JP2022536824A - ランダムアクセス方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示の実施形態は、ランダムアクセス方法及び装置、ユーザ機器、並びにネットワーク装置を提供する。【解決手段】本方法は、UEが第1のメッセージを送信した後、第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出することを含み、前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。【選択図】図4

Description

本開示の実施形態は、移動体通信技術の分野に関し、特にランダムアクセス方法及び装置、ユーザ機器、並びにネットワーク装置に関する。
ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システムにおいて、ランダムアクセス手順は、4ステップのランダムアクセス手順を採用している。新しい無線(NR:New Radio)システムでは、依然としてLTEシステムにおける4ステップのランダムアクセス手順を採用している。標準化に関する議論では、4ステップのランダムアクセス手順は比較的複雑であり、端末へのアクセスに長い時間遅延をもたらすと考えられている。したがって、2ステップのランダムアクセス手順が提案された。2ステップのランダムアクセス手順におけるmsgAを介して4ステップのランダムアクセス手順におけるmsg1とmsg3は送信され、2ステップのランダムアクセス手順におけるmsgBを介して4ステップのランダムアクセス手順におけるmsg2とmsg4は送信される。2ステップのランダムアクセス手順におけるmsgBを設計して通常のランダムアクセス手順をどのように実現するかは、解決すべき技術的課題である。
本開示の実施形態は、ランダムアクセス方法及び装置、ユーザ機器、並びにネットワーク装置を提供する。
本開示の実施形態に係るランダムアクセス方法は、
前記ユーザ機器(UE)が第1のメッセージを送信した後、第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出することを含み、
前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報(indication information)及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UE(connected UE)の競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップ(4段階)のランダムアクセス手順に戻ることを指示する(示す:indicate)ために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
本開示の実施形態に係るランダムアクセス方法は、
ネットワーク装置がUEによって送信された第1のメッセージを受信し、かつ第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて送信することを含む。
前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップ(2段階)のランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
本開示の実施形態に係る、ユーザ機器に適用されるランダムアクセス装置は、
第1のメッセージを送信する送信ユニットと、
第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出する受信ユニットとを含み、
前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
本開示の実施形態に係る、ネットワーク装置に適用されるランダムアクセス装置は、
UEによって送信された第1のメッセージを受信する受信ユニットと、
第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて送信する送信ユニットとを含み、
前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
本開示の実施形態に係るユーザ機器は、プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記ランダムアクセス方法を実行するために用いられる。
本開示の実施形態に係るネットワーク装置は、プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記ランダムアクセス方法を実行するために用いられる。
本開示の実施形態に係るチップは、上記ランダムアクセス方法を実行する(implement)ために用いられる。
具体的には、前記チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップを備えたデバイスに上記ランダムアクセス方法を実行させるプロセッサを含む。
本開示の実施形態に係るコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータに上記ランダムアクセス方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するために用いられる。
本開示の実施形態に係るコンピュータプログラム製品は、コンピュータに上記ランダムアクセス方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含む。
本開示の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータにおいて実行されると、コンピュータに上記ランダムアクセス方法を実行させる。
上記技術的解決手段により、2ステップのランダムアクセス手順における第2のメッセージの内容(コンテンツ)を明確にし、即ち、msgBフォーマットを設計して通常の2ステップのランダムアクセス手順を実現する。本開示の実施形態に係るmsgBフォーマットは、接続状態UE、アイドル状態UE又は非アクティブ状態UEの競合解決を実現することができる。また、本開示の実施形態に係るmsgBフォーマットは、2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻るようにUEに指示することができる。このように、任意の状態のUEは、msgBの受信ウィンドウにおいてランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)によりスクランブルされた物理下り(ダウンリンク、Downlink)制御チャネル(PDCCH)をブラインド検出するだけでよいため、UEによるPDCCHのブラインド検出のオーバーヘッドを節約することができる。
ここで説明される図面は、本開示を更に理解するためのものであり、本開示の一部を構成する。本開示の例示的な実施形態及びその説明は、本開示を説明するものであり、本開示を不当に限定するものではない。
本開示の実施形態に係る通信システムアーキテクチャの概略図である。 本開示の実施形態に係る4ステップのランダムアクセス手順のフローチャートである。 本開示の実施形態に係るMAC PDUの第1の構成図である。 本開示の実施形態に係るE/T/R/R/BIサブヘッダーの構成図である。 本開示の実施形態に係るE/T/RAPIDサブヘッダーの構成図である。 本開示の実施形態に係るMAC RARの構成図である。 本開示の実施形態に係るランダムアクセス方法の概略フローチャートである。 本開示の実施形態に係るmsgA及びmgsBの送信の概略図である。 本開示の実施形態に係る第1のMAC CEの第1の構成図である。 本開示の実施形態に係る第1のMAC CEの第2の構成図である。 本開示の実施形態に係る第2のMAC CEの構成図である。 本開示の実施形態に係る第1のサブヘッダーの第1の構成図である。 本開示の実施形態に係る第1のサブヘッダーの第2の構成図である。 本開示の実施形態に係る第1のサブヘッダーの第3の構成図である。 本開示の実施形態に係る第2のサブヘッダーの第1の構成図である。 本開示の実施形態に係る第2のサブヘッダーの第2の構成図である。 本開示の実施形態に係るMAC PDUの第2の構成図である。 本開示の実施形態に係る第1のサブヘッダーの第4の構成図である。 本開示の実施形態に係る第3のMAC CEの構成図である。 本開示の実施形態に係るランダムアクセス装置の構造的構成の第1の概略図である。 本開示の実施形態に係るランダムアクセス装置の構造的構成の第2の概略図である。 本開示の実施形態に係る通信装置の概略構成図である。 本開示の実施形態に係るチップの概略構成図である。 本開示の実施形態に係る通信システムの概略ブロック図である。
本開示の実施形態における図面を参照しながら、本開示の実施形態における技術的解決手段を説明する。明らかに、説明される実施形態は本開示の一部の実施形態に過ぎず、全ての実施形態ではない。本開示の実施形態に基づいて当業者が創造的な努力を付与しない前提で取得する他の全ての実施形態は、本開示の範囲に属する。
本開示の実施形態における技術的解決手段は、様々な通信システム、例えば、グローバルシステムオブモバイルコミュニケーションズ(GSM)システム、符号分割多元接続(CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS)、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTE周波数分割複信(FDD)システム、LTE時分割複信(TDD)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)、世界規模相互運用マイクロ波アクセス(WiMAX)通信システム又は5Gシステムに適用することができる。
例示的には、本開示の実施形態に係る通信システム100は、図1に示す通りである。前記通信システム100は、ネットワーク装置110を含んでもよく、ネットワーク装置110は端末装置120(又は通信端末又は端末とも呼ばれる)と通信する装置であってよい。ネットワーク装置110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、前記カバレッジエリアに配置された端末装置と通信することができる。任意で、前記ネットワーク装置110は、GSMシステム又はCDMAシステムにおけるベーストランシーバー基地局(BTS)、WCDMAシステムにおける基地局(NodeB、NB)、LTEシステムにおける進化型基地局(進化ノードB、eNB又はeNodeB)、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN)におけるワイヤレスコントローラーであってよく、前記ネットワーク装置は、移動式交換所、中継局、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブルデバイス、ハブ、スイッチ、ブリッジ、ルーター、5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来の進化における公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)におけるネットワーク装置などであってもよい。
前記通信システム100は、ネットワーク装置110のカバレッジエリア内に配置された少なくとも1つの端末装置120を更に含む。本明細書で使用される場合、「端末装置」という用語は、有線回線接続(例えば、公衆交換電話網(PSTN)、デジタル加入者線(DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続、及び/又は他のデータ接続/ネットワーク)、及び/又は無線インタフェース(例えば、セルラーネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、DVB-HネットワークなどのデジタルTVネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機、及び/又は別の端末機器に対する無線インタフェース)を介して、通信信号を受信/送信するように構成された装置、及び/又はモノのインターネット(IoT)デバイスを含むが、これらに限定されない。無線インタフェースを介して通信するように設定された端末装置は、「無線通信端末」、「無線端末」又は「移動端末」と呼ばれてもよい。移動端末の例は、衛星又は携帯電話と、データ処理、ファックス、及びデータ通信機能を備えたセルラー無線電話と組み合わせることができるパーソナル通信システム(PCS)端末と、ラジオ電話、ページャー、インターネットインターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザー、メモ帳、カレンダー、及び/又は全地球測位システム(GPS)受信機を含み得るPDAと、従来のラップトップ及び/又はパームトップ受信機又は無線電話トランシーバーを含む他の電子機器と、を含むが、これらに限定されない。端末装置とは、アクセス端末、ユーザ機器(UE)、ユーザユニット、ユーザステーション、モバイルステーション、モバイルプラットフォーム、リモートステーション、リモート端末、モバイル機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェント又はユーザ機器を指すことができる。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)ステーション、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス通信機能を備えた携帯機器、コンピューティングデバイス、又はワイヤレスモデムに接続された他の処理機器、車載機器、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末装置、又は将来の進化におけるPLMNにおける端末装置などであってよい。
任意で、端末装置120間でデバイス間(D2D)通信を実行することができる。
任意で、5Gシステム又は5Gネットワークは、新しい無線(NR)システム又はNRネットワークと呼ばれてもよい。
図1は、1つのネットワーク装置及び2つの端末装置を例示的に示す。任意で、前記通信システム100は、複数のネットワーク装置を含んでよく、かつ各ネットワーク装置のカバレッジには、異なる数の端末装置が含まれてよい。本開示は、それを限定しない。
任意で、前記通信システムは、ネットワークコントローラー及び移動管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを更に含んでもよく、本開示はそれを限定しない。
本開示の実施形態におけるネットワーク/システム内の通信機能を備えた装置は、通信装置と呼ばれることを理解されたい。図1に示す通信システム100を例とすると、通信装置は、通信機能を備えたネットワーク装置110及び端末装置120を含んでよい。ネットワーク装置110及び端末装置120は、上記特定の装置であってもよく、ここで説明を省略する。通信装置はまた、ネットワークコントローラー、移動管理エンティティ及び他のネットワークエンティティなどの通信システムにおける他の装置を含んでよく、本開示はそれを限定しない。
本開示において「システム」と「ネットワーク」という用語は、常に交換可能に使用されることを理解されたい。本開示における「及び/又は」という用語は、単に関連対象の関連関係を説明するためのものに過ぎず、3種類の関係の存在可能と意味する。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、Bが単独に存在することの3つの状況を表す。また、本開示における文字「/」は一般に前後の関連対象が「又は」の関係を持つことを表す。
本開示の実施形態の技術的解決手段の理解を容易にするために、本開示の実施形態に関連する技術的思想を以下に説明する。
ランダムアクセスは、UEがネットワークとのワイヤレス接続を確立するための重要なプロセスである。ランダムアクセスにより、基地局との上り(アップリンク、uplink)同期を取得し、上りリソースを申請することができる。ランダムアクセス手順は、競合ベースのランダムアクセス手順と非競合ベースのランダムアクセス手順に分けられる。具体的には、競合ベースのランダムアクセス手順は、4ステップのランダムアクセス手順と2ステップのランダムアクセス手順を含む。図2は、4ステップのランダムアクセス手順のフローチャートを示す。図2に示すように、4ステップのランダムアクセス手順は、以下のステップ201~204を含む。
ステップ201では、UEは、msg1を基地局に送信する。
UEがmsg1を基地局に送信するステップは、具体的には、
UEが同期信号ブロック(SSB)と物理的ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの間の関係(上位層によって構成される)を決定する手順と、
UEが1組(a set)のSSBを受信し、その基準信号受信電力(RSRP)値を決定し、閾値に基づいて適切なSSBを選択する手順と、
UEが、選択されたSSBと、SSBとPRACHリソースの間の対応関係とに基づいてPRACHリソースを決定する手順と、
UEが、PRACH時間周波数ドメインリソースにおいてプリアンブルを送信する手順と、により実現することができる。
ステップ202では、UEは、基地局から送信されたmsg2を受信する。
UEが基地局から送信されたmsg2を受信するステップは、具体的には、
UEがプリアンブルを送信した後の第1の物理下り制御チャネル(PDCCH)機会においてRARウィンドウ(ra-Response Window)を開き、ウィンドウの動作中にPDCCHを監視する手順により実現することができる。PDCCHは、RA-RNTIによりスクランブルされたPDCCHである。RA-RNTIは、UEによって選択されたPRACH時間-周波数リソースに関連する。RA-RNTIの計算は、以下の通りである:
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
具体的には、s_idは、PRACHリソースの第1のOFDMシンボルのインデックスである(0≦s_id<14)。
t_idは、システムフレーム内のPRACHリソースの第1のタイムスロットのインデックスである(0≦t_id<80)。
f_idは、周波数領域におけるPRACHの機会のインデックスである(0≦f_id<8)。
ul_carrier_idは、プリアンブルインデックス送信に使用される上り(UL)キャリアである。
UEがRA-RNTIによりスクランブルされたPDCCHを正常に監視した後、前記PDCCHによりスケジュールされる、msg2を含む物理下り共有チャネル(PDSCH)を取得することができる。msg2の媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(MAC PDU)のデータフォーマットは図3-1に示される。MAC PDUは、MACサブPDU1、MACサブPDU2、MACサブPDU3などの複数のMACサブPDUを含む。そのうち、MACサブPDU1は、バックオフ指示(BI)を含み、MACサブPDU1は、E/T/R/R/BIサブヘッダーを含み、E/T/R/R/BIサブヘッダーの構造は図3-2に示される。MACサブPDU2は、ランダムアクセスプリアンブルID(RAPID)を含み、MACサブPDU2は、E/T/RAPIDサブヘッダーを含み、E/T/RAPIDサブヘッダーの構造は図3-3に示される。残りのMACサブPDU(例えば、MACサブPDU3)は、RAPID及びランダムアクセス応答(RAR)を含む。MACサブPDU3を例とすると、MACサブPDU3は、E/T/RAPIDサブヘッダー及びMAC RARを含み、E/T/RAPIDサブヘッダーの構造は図3-3に示される。MAC RARの構造は図3-4に示される。図3-2~図3-4の各情報の説明は、以下の通りである:
BIは、第1のメッセージの再送信のバックオフ時間を指示するバックオフ指示情報である。
RAPIDは、ネットワークが応答して受信したプリアンブルインデックスである。
Rは、予約ビット領域を表す。
TACは、上りタイミングを調整するタイミングアドバンスコマンドである。
ULグラントは、Msg3の上り送信用のリソースを示す上りグラントである。
TC-RNTIは、端末が送信されたMsg3メッセージを後続にスクランブルする一時セルRNTIである。
ステップ203では、UEは、メッセージ3:msg3を基地局に送信する。
msg3は主に、衝突競合(contention conflict)を解決するためにUE IDをネットワークに送信するために用いられる。例えば、初期ランダムアクセス手順である場合、msg3は、RRC層メッセージ、つまり、UE IDと接続確立要求(RRC Setup Request)を含むCCCH SDUを保持する(carry)。RRC再確立である場合、msg3は、再確立要求(RRC Restablishment Request)を保持する。
ステップ204では、UEは、基地局から送信されたmsg4を受信する。
msg4は、2つの機能があり、第1の機能は、衝突競合を解決することであり、第2の機能は、RRC構成メッセージを端末に送信することである。UEがセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)によりスクランブルされたDCIフォーマット1_0とそれに対応するPDSCHを受信した場合、ランダムアクセスが完了する。端末がTC-RNTIによりスクランブルされたDCIフォーマット1_0とそれに対応するPDSCHを受信し、かつ内容のマッチングに成功すれば、ランダムアクセスが完了する。
2ステップのランダムアクセス手順は、標準化と議論の過程にあり、研究段階にある。2ステップのランダムアクセス手順により、時間遅延を増加させ、シグナリングのオーバーヘッドを減少させることができる。現在、基本的な方法は、msgAが4ステップのランダムアクセス手順のmsg1とmsg3を送信し、msgBが4ステップのランダムアクセス手順のmsg2とmsg4を送信することである。2ステップのランダムアクセス手順のmsgBを受信するために、受信ウィンドウを開く必要があり、UEは、msgBをスケジュールするPDCCHを前記受信ウィンドウにおいて検出する。UEがmsgBをスケジュールするPDCCHを前記受信ウィンドウにおいて受信した場合、UEは、PDCCHのスケジューリング情報に基づいてPDCCHを受信し、PDCCHがmsgBを含む。2ステップのランダムアクセス手順のmsgBがmsg2及びmsg4の内容を含む必要があり、かつUEの競合解決を実現する必要があることを考慮して、本開示の実施形態の以下の技術的解決手段を提供する。
図4は、本開示の実施形態に係るランダムアクセス方法の概略フローチャートである。本開示の実施形態におけるランダムアクセス方法は、2ステップのランダムアクセス手順に適用される。図4に示すように、上記ランダムアクセス方法は、以下のステップ401を含む。
ステップ401では、UEは、第1のメッセージを送信した後、第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出し、上記第2のメッセージが、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、上記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、上記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、上記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、上記第2の指示情報は、上記UEが上記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
2ステップのランダムアクセス手順は、1)UEがmsgAをネットワーク装置に送信するステップと、2)ネットワーク装置がmsgBをUEに送信するステップとを含む。本開示の実施形態において、第1のメッセージはmsgAであり、第2のメッセージはmsgBである。
本開示の実施形態で言及されるネットワーク装置は、LTE基地局(eNB)及びNR基地局(gNB)を含むが、これらに限定されない。
本開示の実施形態で言及されるUEは、携帯電話、ノートブック、タブレットコンピュータ、車載端末及びウェアラブル端末などの、ネットワークと通信できる任意の装置であってよい。
本開示の実施形態において、UEが第1のメッセージ(例えば、msgA)を送信した後、ネットワーク装置は、UEによって送信された第1のメッセージを受信する。次に、ネットワーク装置は、第2のメッセージ(例えば、msgB)のスケジューリング命令(例えば、PDCCH)を第1のウィンドウにおいて送信し、それに応じて、UEは第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出する。第1のメッセージは、プリアンブルと上りデータチャネル(例えば、PUSCH)を含む。
具体的には、図5を参照すると、図5において、ネットワーク装置をgNBとして例示している。2ステップのランダムアクセス手順では、UEがmsgAを送信した後、msgBのスケジューリング命令を、第1のウィンドウにおいてブラインド検出する(あるいは、タイマーをオンにし、タイマーの動作中にmsgBのスケジューリング命令をブラインド検出する)。
具体的に、msgAはプリアンブルとPUSCHで構成され、第1のウィンドウが開始する時間(又はタイマーをオンにする時間)は、PUSCHを送信した後である。UEは、PDCCHを第1のウィンドウにおいて(又はタイマーの動作中に)ブラインド検出する。PDCCHは、RA-RNTIによりスクランブルされ、RA-RNTIの計算方法は、4ステップのランダムアクセス手順におけるRARのRA-RNTIと一致している。なお、本開示は、同じRA-RNTIを用いてmsgBをブラインド検出するか否かを限定しない。
UEがRA-RNTIによりスクランブルされたPDCCHを第1のウィンドウにおいて(又はタイマーの動作中に)ブラインド検出できた場合、UEは、PDCCHによりスケジュールされたPDSCH(msgBを含む)の処理を開始する。UEがRA-RNTIによりスクランブルされたPDCCHを第1のウィンドウにおいて(又はタイマーの動作中に)ブラインド検出できなかった場合、UEは、msgAを再送信する。
本開示の実施形態において、第2のメッセージは、以下の1)~4)のうちの少なくとも1つを含む。
1)接続状態UEの競合解決に用いられる第1の競合解決識別子。
2)アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられる第2の競合解決識別子。
3)2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられる第1の指示情報。
4)上記UEが上記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる第2の指示情報。
上記1)、2)及び3)の状況は、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)により実現することができる。具体的には、上記第2のメッセージは、MAC PDUを含み、上記MAC PDUは、以下の第1のMAC CE~第3のMAC CEのうちの少なくとも1つを含む。セル無線ネットワーク一時識別子(Cell-RNTI、C-RNTI)である上記第1の競合解決識別子を保持する第1のMAC CE。上記第1のMAC CEは、C-RNTI MAC CEと呼ばれてもよい。上記第2の競合解決識別子(即ち、競合解決ID)を保持する第2のMAC CE。上記MAC CEは、競合解決MAC CEと呼ばれてもよい。2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられる上記RARを保持する第3のMAC CE。上記RARの内容は4ステップのランダムアクセス手順におけるmsg2の内容であってよく、RARにRAPIDを追加してもよい。
更に、上記第1のMAC CEの場合、
a)本開示の実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報を更に保持する。例えば、図6-1を参照すると、上記第1のMAC CEの内容は、C-RNTIとTACを含む。TACは、UEが後続の上り送信用の上りTAを調整するために用いられ、C-RNTIは衝突競合を解決するために用いられる。つまり、UEによって受信されたmsgB内のC-RNTIがmsgAに保持されたC-RNTIと一致する場合、競合が解決されたとみなす。
b)本開示の別の実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報と上りスケジューリング情報を更に保持する。例えば、図6-2を参照すると、上記第1のMAC CEの内容は、C-RNTI、TAC及びULグラントを含む。なお、第1のMAC CEにおけるこれらの内容の位置は変更してもよく、前記実施形態は例示である。このフォーマットの第1のMAC CEは、以下の状況でトリガーされるランダムアクセス手順を対象にしている。
●上り同期状態が「非同期」の場合、RRC接続状態の間に上りデータが到達する状況
●スケジューリング要求(SR)送信用のPUCCHリソースがない場合、RRC接続状態の間に上りデータが到達する状況
●SRが失敗する状況
更に、上記第2のMAC CEの場合、上記第2のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報とC-RNTIを更に保持する。例えば、図6-3を参照すると、上記第2のMAC CEの内容は、競合解決ID、TAC及びC-RNTIを含む。TACは、UEを用いて後続の上り送信用の上りTAを調整し、C-RNTIは、後続のデータスケジューリングのPDCCHスクランブリングに用いられ、競合解決IDは、競合解決に用いられ、つまり、UEによって受信されたmsgB内の競合解決IDがmsgAに保持されたCCCH SDUと一致する場合、競合が解決されたとみなされる。
なお、接続状態で、UEはRRC再確立を開始してランダムアクセスをトリガーする。このとき、競合解決は第2の競合解決識別子により実現される(implement)が、このシナリオでは、UEは接続状態にある。
更に、上記第3のMAC CEの場合、
a)本開示の実施形態において、上記第3のMAC CEのRARは、上りタイミングアドバンス情報(例えば、TAC)、上りスケジューリング情報(例えば、ULグラント)及び一時セル無線ネットワーク一時識別子(TC-RNTI)を含む。上記第3のMAC CEについて、そのフォーマットは、4ステップのランダムアクセス手順におけるmsg2のMAC RARと同じである。具体的なフォーマットについて、図3-4を参照する。内容は、TAC、ULグラント及びTC-RNTIを含む。
b)本開示の別の実施形態において、上記第3のMAC CEのRARは、上りタイミングアドバンス情報(例えば、TAC)、上りスケジューリング情報(例えば、ULグラント)、TC-RNTI及びRAPIDを含む。上記第3のMAC CEについて、具体的なフォーマットは図6-11に示され、内容は、TAC、ULグラント、TC-RNTI及びRAPIDを含む。第3のMAC CEにRAPIDを保持する主な目的は、その対応する第1のサブヘッダーが1バイトのみを含み、他のサブヘッダーのサイズと一致するようにすることである。以下の第2の拡張手段の説明を参照する。
上記4)の場合、上記第2の指示情報は、上記UEが上記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられるBI情報である。つまり、ネットワーク装置がmsgAを検出していないUEに対して、競合を減少させるためにBIに基づいてバックオフ動作を実行する必要がある。
本開示の実施形態において、上記1)、2)、3)及び4)は、任意の組み合わせで第2のメッセージに保持することができる。
●例えば、msgBは3)及び4)を含んでよく、この状況は、ネットワーク装置が特定のランダムアクセス機会(RO)で対応するPUSCH(即ち、ペイロード)を検出せず、1つ又はいくつかのプリアンブルのみを検出したという状況に対応する。このような状況下で、ネットワーク装置は、4ステップのランダムアクセス手順に戻る手段により、UEを4ステップのランダムアクセス手順に戻すことができる。
●例えば、msgBは1)、3)及び4)を含んでもよい。
●例えば、msgBは2)、3)及び4)を含んでもよい。
●例えば、msgBは1)、2)、3)及び4)を含んでもよい。
なお、BI情報はmsgBに含まれてもよく、含まれなくてもよい。
以下、第2のメッセージのMAC PDUの具体的な実施形態を参照しながら、MAC PDUに含まれる内容を詳細に説明する。
I)上記MAC PDUは、第1のサブヘッダーとターゲットMAC CEを含む複数の第1のMACサブPDUを含む。上記第1のサブヘッダーは、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持する。上記ターゲットMAC CEのタイプは、上記第1のMAC CE又は上記第2のMAC CE又は上記第3のMAC CEを指す。
●一実施形態において、上記第1のサブヘッダーはRAPIDを保持する。
msgBは、同じROを使用する複数のUEによって検出できるため、RAPIDが異なるプリアンブルを持つUEを指示し選択することを依然として必要とし、つまり、UEが前記msgBを検出すると、UEは、msgAで使用されるプリアンブルインデックスに基づいて第1のサブヘッダー中のRAPIDを検索して、RAPIDがmsgAのプリアンブルインデックスと一致するか否かを確認する。
●一実施形態において、上記第1のサブヘッダーは、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持する。更に、上記第3の指示情報は、以下の方式1~2で実現することができる。
方式1、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられるLCIDである。
例えば、図6-4を参照すると、第1のサブヘッダーに含まれる内容は、RAPID及びLCIDを含み、LCIDは、異なるタイプのMAC CEを指示するために用いられる。
方式2、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプ及び/又は上記サブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報である。サブヘッダーには、第1のサブヘッダーと第2のサブヘッダーの2つのタイプがある。第1のサブヘッダーは、BIサブヘッダーを指し、BIサブヘッダーに含まれる内容は、第1のタイプ情報とBI情報を含み、第2のサブヘッダーは、第1のタイプ情報のみを含むサブヘッダーを指す。更に、第2のサブヘッダーは、RAPIDを含んでもよく、含まなくてもよい。第1のサブヘッダーの場合、第1のサブヘッダーに保持された第1のタイプ情報は、前記第1のサブヘッダーに対応するターゲットMAC CEのタイプ及び/又は前記第1のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる。
例えば、第1のタイプ情報(T1)は、3ビットを使用して4つの異なるタイプを指示することができる。もちろん、実際に使用されるビット数は、指定する必要のある、異なるタイプのMAC CEの数に依存する。3ビットを含む第1のタイプ情報を例とすると、指示されるタイプを以下の表1に示す。
Figure 2022536824000002
例えば、図6-5を参照すると、第1のサブヘッダーの内容は、RAPID及び第1のタイプ情報(T1)を含む。T1は、異なるタイプのMAC CEを指示するために用いられ、図6-5中のT1は、3ビットを含む。
例えば、図6-6を参照すると、4ステップのランダムアクセス手順と互換性を持たせるために、第1のサブヘッダーの内容は、RAPID、第2のタイプ情報(T)及び第1のタイプ情報(T1)を含む。Tは、上記第1のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられ、T1は、異なるタイプのMAC CEを指示するために用いられる。図6-6中のT1は、2ビットを含み、最大で4つのタイプの異なるMAC CEを指示することのみをすることができる。
II)上記MAC PDUは、第2のMACサブPDUを更に含む。上記第2のMACサブPDUは、BI情報である上記第2の指示情報を保持する第2のサブヘッダーのみを含む。
更に、上記第2のサブヘッダーは、ターゲットMAC CEのタイプ及び/又はサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報を更に保持する。第2のサブヘッダーの場合、第2のサブヘッダーに保持された第1のタイプ情報は、前記第2のサブヘッダー(即ち、BIサブヘッダー)のタイプを指示するために用いられる。
更に、上記第2のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、上記第2のタイプ情報は、上記第2のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる。
例えば、図6-7を参照すると、上記第2のサブヘッダーの内容は、BI及び第1のタイプ情報(T1)を含む。T1は、第2のサブヘッダーがBI情報を含むことを指示するために用いられる。図6-7中のT1は、3ビットを含む。
例えば、図6-8を参照すると、4ステップのランダムアクセス手順と互換性を持たせるために、第2のサブヘッダーの内容は、BI及び第2のタイプ情報(T)を含む。Tは、第2のサブヘッダーがBI情報を含むことを指示するために用いられる。図6-8中のTは、1ビットを含む。
具体的には、msgBのMAC PDUのデータフォーマットは図6-9に示され、MAC PDUは、MACサブPDU1、MACサブPDU2、MACサブPDU3などの複数のMACサブPDUを含む。MACサブPDU1は、第2のサブヘッダーを含み、第2のサブヘッダーのフォーマットは図6-7又は図6-8に示す通りである。MACサブPDU1以外のMACサブPDU、例えば、MACサブPDU2は、第1のサブヘッダー及びターゲットMAC CEを含む。ターゲットMAC CEは、前述の第1のMAC CE又は第2のMAC CE又は第3のMAC CEであってよい。第1のサブヘッダーのフォーマットパラメータは図6-4又は図6-5又は図6-6に示す通りである。
本開示の実施形態において、msgBのMAC PDUのサブヘッダーの設計は、次の拡張手段(extended solution)を採用することもできる。
手段1:
第2のサブヘッダー(即ち、BIを保持するサブヘッダー)は、1バイトを含み(図6-7を参照)、第1のMAC CE及び第2のMAC CEの第1のサブヘッダーは1バイトを含み(図6-10を参照)、第3のMAC CEの第1のサブヘッダーは、2バイトを含む(図6-5を参照)。
第1のMAC CE及び第2のMAC CEの場合、UEは、衝突競合解決IDによりMACサブPDUがそれ自体に属するか否かを判断できるため、サブヘッダーにRAPIDを保持する必要がない。図6-10を参照すると、第1のMAC CE及び第2のMAC CEの第1のサブヘッダーは、第1のタイプ情報(T1)のみを含む。T1の値を以下の表2に示す。
Figure 2022536824000003
手段1は、サブヘッダーのオーバーヘッドを1バイト節約できるという利点を有する。異なるUEに応答する第1のMAC CE又は第2のMAC CEが更にある場合、UEはその自分のMACサブPDUを見つけるために多くのMACサブPDUを試行する必要がある。
手段2:
上記手段1を基に、サブヘッダーの設計について、すべてのサブヘッダーが1バイトであるようにサブヘッダーを設計することができる。つまり、第3のMAC CEの第1のサブヘッダーに対して、第1のサブヘッダー内のRAPIDを第3のMAC CEに移動することができる。具体的には、第2のサブヘッダー(即ち、BIを保持するサブヘッダー)は、1バイトを含み(図6-7を参照)、第1のMAC CE、第2のMAC CE及び第3のMAC CEの第1のサブヘッダーは1バイトを含む(図6-10を参照)。それに応じて、第3のMAC CEのフォーマットを図6-11に示すように修正する必要があり、内容は、TAC、ULグラント、TC-RNTI及びRAPIDを含む。図6-10中のT1の値は以下の表3に示す通りである。
Figure 2022536824000004
手段3:
上記手段1を基に、サブヘッダーの設計について、すべてのサブヘッダーが1バイトであるようにサブヘッダーを設計することができる。msgB内の第3のMAC CEを別のPDSCHにおいて送信する。具体的には、第2のサブヘッダー(即ち、BIを保持するサブヘッダー)は、1バイトを含み(図6-7を参照)、第1のMAC CE及び第2のMAC CEの第1のサブヘッダーは1バイトを含む(図6-10を参照)。図6-10中のT1の値は以下の表4に示す通りである。
Figure 2022536824000005
msgBのMAC PDUのフォーマットを上記手段で設計した後、本開示の実施形態は、MAC PDUを受信するときの2つのタイプのUEの動作を更に規定(specify)し、以下のI)及びII)に分けられる。
I)第1のタイプのUE:接続状態UE
上記UEは少なくとも、C-RNTIを保持する第4のMAC CEを上記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいて送信する。つまり、接続状態UEは、C-RNTI MAC CEをmsgAのPUSCHにおいて送信する。
第1のタイプのUEは、第1のメッセージを送信した後、第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウ/タイマーにおいて受信する。上記UEが上記第2のメッセージのスケジューリング命令を上記第1のウィンドウにおいて受信すれば、上記UEは、上記第2のメッセージのMAC PDUに保持された上記第3の指示情報に基づいて、上記MAC PDUが第1のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを以下のように決定する。
●上記MAC PDUが第1のMAC CEを含み、かつ上記第1のMAC CE内のC-RNTIが上記第1のメッセージ内のC-RNTIと一致すれば、競合は解決される。
なお、MAC PDUには第1のMAC CEがない場合がある。この場合、UEの競合解決は、C-RNTIによりスクランブルされたPDCCHを受信することにより実現される。具体的には、UEによって受信された第2のメッセージに第3のMAC CEが存在しない場合、UEは、C-RNTIによりスクランブルされたPDCCHがあるか否かをブラインド検出し続ける。つまり、第1のタイプのUEは、RA-RNTIによりスクランブルされたPDCCHをブラインド検出する必要があるだけでなく、C-RNTIによりスクランブルされたPDCCHをブラインド検出する必要もある。C-RNTIによりスクランブルされたPDCCHは、競合解決に用いられる。
●上記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ上記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は上記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが上記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致すれば、上記UEは2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻る。
●上記MAC PDUが第1のMAC CE及び第3のMAC CEを含まなければ、上記UEは、上記第1のウィンドウが終了した後に上記第1のメッセージを再送信する。上記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、上記第2のメッセージ内のBI値を採用する。
II)第2のタイプのUE:アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UE
上記UEは、上記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいてCCCH SDUを送信する。つまり、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEは、msgAの新しいPUSCHにおいてCCCH SDUを送信する。
第2のタイプのUEは、第1のメッセージを送信した後、第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウ/タイマーにおいて受信する。上記UEが上記第2のメッセージのスケジューリング命令を上記第1のウィンドウにおいて受信すれば、上記UEは、上記第2のメッセージのMAC PDUに保持された上記第3の指示情報に基づいて、上記MAC PDUが第2のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを以下のように決定する。
●上記MAC PDUが第2のMAC CEを含み、かつ上記第2のMAC CE内の第2の競合解決識別子が上記第1のメッセージ内のCCCH SDUと一致すれば、競合は解決される。
●上記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ上記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は上記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが上記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致すれば、上記UEは2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻る。
●上記MAC PDUが第2のMAC CE及び第3のMAC CEを含まなければ、上記UEは、上記第1のウィンドウが終了した後に上記第1のメッセージを再送信する。上記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、上記第2のメッセージ内のBI値を採用する。
図7は、本開示の実施形態に係るランダムアクセス装置の構造的構成の第1の概略図である。ユーザ機器に適用される前記ランダムアクセス装置は、
第1のメッセージを送信する送信ユニット701と、
第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出する受信ユニット702とを含む。
上記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含む。上記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、上記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられる。上記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、上記第2の指示情報は、上記UEが上記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
一実施形態において、上記第1のメッセージは、プリアンブルと上りデータチャネルを含む。
一実施形態において、上記第2のメッセージは、MAC PDUを含み、上記MAC PDUは、
C-RNTIである上記第1の競合解決識別子を保持する第1のMAC CEと、
上記第2の競合解決識別子を保持する第2のMAC CEと、
2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられるRARを保持する第3のMAC CEと、のうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報と上りスケジューリング情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第2のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報とC-RNTIを更に保持する。
一実施形態において、上記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報及びTC-RNTIを含む。
一実施形態において、上記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報、TC-RNTI及びRAPIDを含む。
一実施形態において、上記MAC PDUは、第1のサブヘッダーとターゲットMAC CEを含む複数の第1のMACサブPDUを含む。上記第1のサブヘッダーは、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持する。上記ターゲットMAC CEのタイプは、上記第1のMAC CE、上記第2のMAC CE又は上記第3のMAC CEを指す。
一実施形態において、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられるLCIDである。
一実施形態において、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプ及び/又は上記第1のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報である。
一実施形態において、上記第1のサブヘッダーはRAPIDを更に保持する。
一実施形態において、上記第1のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、上記第2のタイプ情報は、上記第1のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる。
一実施形態において、上記MAC PDUは、第2のMACサブPDUを更に含み、上記第2のMACサブPDUは、BI情報である上記第2の指示情報を保持する第2のサブヘッダーのみを含む。
一実施形態において、上記第2のサブヘッダーは、上記第2のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第2のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、上記第2のタイプ情報は、上記第2のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる。
一実施形態において、上記ユーザ機器が接続状態UEである場合、
上記送信ユニット701は少なくとも、C-RNTIを保持する第4のMAC CEを上記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいて送信する。
一実施形態では、上記装置は、
上記受信ユニットが上記第2のメッセージのスケジューリング命令を上記第1のウィンドウにおいて受信すれば、上記第2のメッセージのMAC PDUに保持された上記第3の指示情報に基づいて、上記MAC PDUが第1のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを決定する決定ユニット703を更に含む。
一実施形態では、上記装置は、以下のように構成される処理ユニット704を更に含む。
上記MAC PDUが第1のMAC CEを含み、かつ上記第1のMAC CE内のC-RNTIが上記第1のメッセージ内のC-RNTIと一致すれば、競合は解決される。
上記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ上記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は上記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが上記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致すれば、上記UEが上記2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻る。
上記MAC PDUが第1のMAC CE及び第3のMAC CEを含まなければ、上記第1のウィンドウが終了した後に上記第1のメッセージを再送信する。上記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、上記第2のメッセージ内のBI値を採用する。
一実施形態において、ユーザ機器がアイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEである場合、上記送信ユニット701は、上記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいてCCCH SDUを送信する。
一実施形態では、上記装置は、
上記受信ユニットが上記第2のメッセージのスケジューリング命令を上記第1のウィンドウにおいて受信すれば、上記第2のメッセージのMAC PDUに保持された上記第3の指示情報に基づいて、上記MAC PDUが第2のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを決定する決定ユニット703を更に含む。
一実施形態では、上記装置は、以下のように構成される処理ユニット704を更に含む。
上記MAC PDUが第2のMAC CEを含み、かつ上記第2のMAC CE内の第2の競合解決識別子が上記第1のメッセージ内のCCCH SDUと一致すれば、競合は解決される。
上記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ上記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は上記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが上記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致すれば、上記UEは上記2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻る。
上記MAC PDUが第2のMAC CE及び第3のMAC CEを含まなければ、上記第1のウィンドウが終了した後に上記第1のメッセージを再送信する。上記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、上記第2のメッセージ内のBI値を採用する。
当業者は、本開示の実施形態における上記ランダムアクセス装置の関連説明が、本開示の実施形態におけるランダムアクセス方法の関連説明を参照しながら理解され得ることを、理解すべきである。
図8は、本開示の実施形態に係るランダムアクセス装置の構造的構成の第2の概略図である。ネットワーク装置に適用される前記ランダムアクセス装置は、
UEによって送信された第1のメッセージを受信する受信ユニット801と、
第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて送信する送信ユニット802とを含む。
上記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含む。上記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、上記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられる。上記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、上記第2の指示情報は、上記UEが上記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
一実施形態において、上記第1のメッセージは、プリアンブルと上りデータチャネルを含む。
一実施形態において、上記第2のメッセージは、MAC PDUを含み、上記MAC PDUは、
C-RNTIである上記第1の競合解決識別子を保持する第1のMAC CEと、
上記第2の競合解決識別子を保持する第2のMAC CEと、
ランダムアクセスに応答するRARであって2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられるRARを保持する第3のMAC CEと、のうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報と上りスケジューリング情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第2のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報とC-RNTIを更に保持する。
一実施形態において、上記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報及びTC-RNTIを含む。
一実施形態において、上記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報、TC-RNTI及びRAPIDを含む。
一実施形態において、上記MAC PDUは、第1のサブヘッダーとターゲットMAC CEを含む複数の第1のMACサブPDUを含む。上記第1のサブヘッダーは、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持する。上記ターゲットMAC CEのタイプは、上記第1のMAC CE、上記第2のMAC CE又は上記第3のMAC CEを指す。
一実施形態において、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプ及び/又は上記第1のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられるLCIDである。
一実施形態において、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報である。
一実施形態において、上記第1のサブヘッダーはRAPIDを更に保持する。
一実施形態において、上記第1のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、上記第2のタイプ情報は、上記第1のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる。
一実施形態において、上記MAC PDUは、第2のMACサブPDUを更に含む。上記第2のMACサブPDUは、BI情報である上記第2の指示情報を保持する第2のサブヘッダーのみを含む。
一実施形態において、上記第2のサブヘッダーは、上記第2のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第2のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、上記第2のタイプ情報は、上記第2のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる。
当業者は、本開示の実施形態における上記ランダムアクセス装置の関連説明が、本開示の実施形態におけるランダムアクセス方法の関連説明を参照しながら理解され得ることを、理解すべきである。
図9は、本開示の実施形態に係る通信装置600の概略構成図である。前記通信装置600は、ユーザ機器又はネットワーク装置であってもよい。図9に示す通信装置600は、プロセッサ610を含む。プロセッサ610は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本開示の実施形態の方法を実現することができる。
任意で、図9に示すように、通信装置600は、メモリ620を更に含んでもよい。プロセッサ610は、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本開示の実施形態の方法を実現することができる。
メモリ620は、プロセッサ610から独立した別個の装置であってもよく、プロセッサ610に統合(integrate)されてもよい。
任意で、図9に示すように、通信装置600は、トランシーバー630を更に含んでよく、プロセッサ610は、トランシーバー630を制御して他の装置と通信することができる。具体的には、トランシーバー630は、情報又はデータを他の装置に送信するか、又は他の装置によって送信された情報又はデータを受信することができる。
トランシーバー630は、送信機及び受信機を含んでよい。トランシーバー630は、アンテナを更に含んでもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってよい。
任意で、前記通信装置600は、具体的には、本開示の実施形態におけるネットワーク装置であってよい。前記通信装置600は、本開示の実施形態の各方法においてネットワーク装置によって実現される対応する手順を、実現することができる。簡潔にするために、関連する説明を省略する。
任意で、前記通信装置600は、具体的には、本開示の実施形態における移動端末/端末装置であってよく、前記通信装置600は、本開示の実施形態の各方法において移動端末/端末装置によって実現される対応する手順を実現することができる。簡潔にするために、関連する説明を省略する。
図10は、本開示の実施形態に係るチップの概略構成図である。図10に示すチップ700は、プロセッサ710を含む。プロセッサ710は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本開示の実施形態の方法を実現することができる。
任意で、図10に示すように、チップ700は、メモリ720を更に含んでもよい。プロセッサ710は、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本開示の実施形態の方法を実現することができる。
メモリ720は、プロセッサ710から独立した別個の装置であってもよく、プロセッサ710に統合されてもよい。
任意で、チップ700は、入力インタフェース730を更に含んでもよい。プロセッサ710は、前記入力インタフェース730を制御して他のデバイス又はチップと通信することができ、具体的には、他のデバイス又はチップによって送信された情報又はデータを取得することができる。
任意で、チップ700は、出力インタフェース740を更に含んでもよい。プロセッサ710は、前記出力インタフェース740を制御して他のデバイス又はチップと通信することができ、具体的には、情報又はデータを他のデバイス又はチップに送信することができる。
任意で、前記チップは、本開示の実施形態におけるネットワーク装置に適用することができる。前記チップは、本開示の実施形態の各方法においてネットワーク装置によって実現される対応する手順を実現することができる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
任意で、前記チップは、本開示の実施形態における移動端末/端末装置に適用することができ、前記チップは、本開示の実施形態の各方法において移動端末/端末装置によって実現される対応する手順を実現することができる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
本開示の実施形態において言及されるチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよいことを理解されたい。
図11は、本開示の実施形態に係る通信システム1100の概略ブロック図である。図11に示すように、前記通信システム1100は、ユーザ機器1110及びネットワーク装置1120を含む。
具体的には、前記ユーザ機器1110は、上記方法において端末装置によって実現される対応する機能を実現することができ、前記ネットワーク装置1120は、上記方法においてネットワーク装置によって実現される対応する機能を実現することができる。簡潔にするために、関連する説明を省略する。
本開示の実施形態におけるプロセッサは、信号処理機能を備えた集積回路チップであってもよいことを理解されたい。実施プロセスにおいて、上記方法実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェアである集積論理回路、又はソフトウェアの形態の命令によって完了することができる。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、既製のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェア部品であってよい。これは、本開示の実施形態に開示された方法、ステップ及び論理ブロック図を実現することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、あるいは、前記プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施形態に開示された方法のステップは、ハードウェアデコード(複合化)プロセッサによって実行され完了されるか、又はデコードプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行され完了されるように直接具体化されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能な読み取り専用メモリ又は電気的に消去な可能プログラマブルメモリ及びレジスタなどの本分野において開発された記憶媒体に位置してもよい。前記記憶媒体は、メモリに位置し、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
本開示の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことを理解されたい。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラム可能なROM(PROM)、消去可能なPROM(EPROM)及び電気的なEPROM(EEPROM)又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM)であってよい。限定的でなく例示的な説明により、多くの形態のRAMは利用可能であり、例えば、スタティックRAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレート同期SDRAM(DDR SDRAM)、強化型SDRAM(ESDRAM)、同期リンクDRAM(SLDRAM)及びダイレクトラムバスRAM(DR RAM)である。なお、本明細書に記載のシステム及び方法のメモリは、これら及びいずれかの他の適切なタイプのメモリを含むことを意図しているが、これらに限定されない。
これらの中でも、前記ユーザ機器1110は、上記方法において端末装置によって実現される対応する機能を実現することができる。前記ネットワーク装置1120は、上記方法においてネットワーク装置によって実現される対応する機能を実現することができる。簡潔にするために、ここでは繰り返して記載しない。
上記メモリは、例示的なものであるが、限定的なものではないことを理解されたい。例えば、本開示の実施形態におけるメモリは、スタティックRAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、同期動的DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、強化型SDRAM(ESDRAM)、同期リンクDRAM(SLDRAM)及びダイレクトラムバスRAM(DR RAM)などであってもよい。つまり、本開示の実施形態におけるメモリは、これら及びいずれかの他の適切なタイプのメモリを含むことを意図しているが、これらに限定されない。
本開示の実施形態は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。
任意で、前記コンピュータ可読記憶媒体は、本開示の実施形態におけるネットワーク装置に適用することができる。前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本開示の実施形態の各方法においてネットワーク装置によって実現される対応する手順を実行させる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
任意で、前記コンピュータ可読記憶媒体は、本開示の実施形態における移動端末/端末装置に適用することができる。前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本開示の実施形態の各方法において移動端末/端末装置によって実現される対応する手順を実行させる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
本開示の実施形態は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供する。
任意で、前記コンピュータプログラム製品は、本開示の実施形態におけるネットワーク装置に適用することができる。前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本開示の実施形態の各方法においてネットワーク装置によって実現される対応する手順を実行させる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
任意で、前記コンピュータプログラム製品は、本開示の実施形態における移動端末/端末装置に適用することができる。前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本開示の実施形態の各方法において移動端末/端末装置によって実現される対応する手順を実行させる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
本開示の実施形態は、コンピュータプログラムを更に提供する。
任意で、前記コンピュータプログラムは、本開示の実施形態におけるネットワーク装置に適用することができる。前記コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行されると、コンピュータは、本開示の実施形態の各方法においてネットワーク装置によって実現される対応する手順を実行することができる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
任意で、前記コンピュータプログラムは、本開示の実施形態における移動端末/端末装置に適用することができる。前記コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行されると、コンピュータは、本開示の実施形態の各方法において移動端末/端末装置によって実現される対応する手順を実行することができる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
当業者であれば理解できるように、本明細書に開示された実施形態を参照しながら説明される各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせにより実現することができる。これらの機能がハードウェアそれともソフトウェア形態で実現されるかは、技術的解決手段の具体的な適用と設計要件及び条件に決められる。当業者であれば、特定の応用に対して異なる方法で説明された機能を実現できる。このような実現は、本開示の範囲を超えるとみなされるべきではない。
当業者は、説明の便宜及び簡潔さのために、前述されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスが、前述の方法実施形態における対応する手順を参照することができることを明確に理解できる。関連する詳細は省略される。
本開示のいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方法で実現されてもよいことを理解されたい。例えば、前述された装置の実施形態は、例示である。例えば、上記ユニットの分割は、論理的な機能(ロジック機能)の分割に過ぎず、実際に実現するときに他の分割方式を採用してもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素(コンポーネント)を組み合わせてもよく、他のシステムに統合してもよく、一部の特徴(機能)を省略するか又は実行しなくてもよい。また、表示される(exhibit)又は関連する(concern)相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってよい。結合又は接続は、電気的、機械的又は他の形態で実現されてもよい。
分離コンポーネントとして説明されたユニットは、物理的に分離するものであってもよく、物理的に分離するものでなくてもよい。ユニットとして表示されたコンポーネントは、物理的ユニットであってもよく、物理的ユニットでなくもよく、つまり、1つの箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の必要性に応じて、そのうちの一部又は全てのユニットを選択して、本実施形態の技術的解決手段の目的を達成することができる。
また、本開示の各実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットが単独に物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
上記機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本開示の技術的解決手段、又は従来の技術に寄与する部分又は当前記技術的解決手段の部分は、ソフトウェア製品の形態で実現することができる。前記コンピュータソフトウェア製品は、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置などであってよい)に本開示の各実施形態に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるいくつかの命令を含む記憶媒体に、記憶されている。上記記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク又は光ディスク、及びプログラムコードを保存できる他の媒体を含む。
以上は、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示によって保護される範囲を限定するものではない。当業者であれば、本開示に開示された技術的範囲に変更又は置換を容易に想到できる。上記変更又は置換は、本開示によって保護される範囲内に含まれるべきである。したがって、本開示によって保護される範囲は特許請求の範囲を根拠とすべきである。
本開示の実施形態は、移動体通信技術の分野に関し、特にランダムアクセス方法及び装置、ユーザ機器、並びにネットワーク装置に関する。
ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システムにおいて、ランダムアクセス手順は、4ステップのランダムアクセス手順を採用している。新しい無線(NR:New Radio)システムでは、依然としてLTEシステムにおける4ステップのランダムアクセス手順を採用している。標準化に関する議論では、4ステップのランダムアクセス手順は比較的複雑であり、端末へのアクセスに長い時間遅延をもたらすと考えられている。したがって、2ステップのランダムアクセス手順が提案された。2ステップのランダムアクセス手順におけるメッセージA:msgAを介して4ステップのランダムアクセス手順における第1のメッセージmsg1と第3のメッセージmsg3は送信され、2ステップのランダムアクセス手順におけるメッセージB:msgBを介して4ステップのランダムアクセス手順における第2のメッセージmsg2と第4のメッセージmsg4は送信される。2ステップのランダムアクセス手順におけるメッセージB:msgBを設計して通常のランダムアクセス手順をどのように実現するかは、解決すべき技術的課題である。
本開示の実施形態は、ランダムアクセス方法及び装置、ユーザ機器、並びにネットワーク装置を提供する。
本開示の実施形態に係るランダムアクセス方法は、
前記ユーザ機器(UE)が第1のメッセージを送信した後、第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出することを含み、
前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報(indication information)及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UE(connected UE)の競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップ(4段階)のランダムアクセス手順に戻ることを指示する(示す:indicate)ために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
本開示の実施形態に係るランダムアクセス方法は、
ネットワーク装置がUEによって送信された第1のメッセージを受信し、かつ第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて送信することを含む。
前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップ(2段階)のランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
本開示の実施形態に係る、ユーザ機器に適用されるランダムアクセス装置は、
第1のメッセージを送信する送信ユニットと、
第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出する受信ユニットとを含み、
前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
本開示の実施形態に係る、ネットワーク装置に適用されるランダムアクセス装置は、
UEによって送信された第1のメッセージを受信する受信ユニットと、
第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて送信する送信ユニットとを含み、
前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
本開示の実施形態に係るユーザ機器は、プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記ランダムアクセス方法を実行するために用いられる。
本開示の実施形態に係るネットワーク装置は、プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記ランダムアクセス方法を実行するために用いられる。
本開示の実施形態に係るチップは、上記ランダムアクセス方法を実行する(implement)ために用いられる。
具体的には、前記チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップを備えたデバイスに上記ランダムアクセス方法を実行させるプロセッサを含む。
本開示の実施形態に係るコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータに上記ランダムアクセス方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するために用いられる。
本開示の実施形態に係るコンピュータプログラム製品は、コンピュータに上記ランダムアクセス方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含む。
本開示の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータにおいて実行されると、コンピュータに上記ランダムアクセス方法を実行させる。
上記技術的解決手段により、2ステップのランダムアクセス手順における第2のメッセージの内容(コンテンツ)を明確にし、即ち、メッセージB:msgBフォーマットを設計して通常の2ステップのランダムアクセス手順を実現する。本開示の実施形態に係るmsgBフォーマットは、接続状態UE、アイドル状態UE又は非アクティブ状態UEの競合解決を実現することができる。また、本開示の実施形態に係るメッセージB:msgBフォーマットは、2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻るようにUEに指示することができる。このように、任意の状態のUEは、メッセージB:msgBの受信ウィンドウにおいてランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)によりスクランブルされた物理下り(ダウンリンク、Downlink)制御チャネル(PDCCH)をブラインド検出するだけでよいため、UEによるPDCCHのブラインド検出のオーバーヘッドを節約することができる。
ここで説明される図面は、本開示を更に理解するためのものであり、本開示の一部を構成する。本開示の例示的な実施形態及びその説明は、本開示を説明するものであり、本開示を不当に限定するものではない。
本開示の実施形態に係る通信システムアーキテクチャの概略図である。 本開示の実施形態に係る4ステップのランダムアクセス手順のフローチャートである。 本開示の実施形態に係る媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDUの第1の構成図である。 本開示の実施形態に係るE/T/R/R/バックオフ指示(BIサブヘッダーの構成図である。 本開示の実施形態に係るE/T/ランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPIDサブヘッダーの構成図である。 本開示の実施形態に係るMAC ランダムアクセスレスポンス(RARの構成図である。 本開示の実施形態に係るランダムアクセス方法の概略フローチャートである。 本開示の実施形態に係るmsgA及びmgsBの送信の概略図である。 本開示の実施形態に係る第1のMAC 制御要素(CEの第1の構成図である。 本開示の実施形態に係る第1のMAC CEの第2の構成図である。 本開示の実施形態に係る第2のMAC CEの構成図である。 本開示の実施形態に係る第1のサブヘッダーの第1の構成図である。 本開示の実施形態に係る第1のサブヘッダーの第2の構成図である。 本開示の実施形態に係る第1のサブヘッダーの第3の構成図である。 本開示の実施形態に係る第2のサブヘッダーの第1の構成図である。 本開示の実施形態に係る第2のサブヘッダーの第2の構成図である。 本開示の実施形態に係るMAC PDUの第2の構成図である。 本開示の実施形態に係る第1のサブヘッダーの第4の構成図である。 本開示の実施形態に係る第3のMAC CEの構成図である。 本開示の実施形態に係るランダムアクセス装置の構造的構成の第1の概略図である。 本開示の実施形態に係るランダムアクセス装置の構造的構成の第2の概略図である。 本開示の実施形態に係る通信装置の概略構成図である。 本開示の実施形態に係るチップの概略構成図である。 本開示の実施形態に係る通信システムの概略ブロック図である。
本開示の実施形態における図面を参照しながら、本開示の実施形態における技術的解決手段を説明する。明らかに、説明される実施形態は本開示の一部の実施形態に過ぎず、全ての実施形態ではない。本開示の実施形態に基づいて当業者が創造的な努力を付与しない前提で取得する他の全ての実施形態は、本開示の範囲に属する。
本開示の実施形態における技術的解決手段は、様々な通信システム、例えば、グローバルシステムオブモバイルコミュニケーションズ(GSM)システム、符号分割多元接続(CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS)、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTE周波数分割複信(FDD)システム、LTE時分割複信(TDD)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)、世界規模相互運用マイクロ波アクセス(WiMAX)通信システム又は5Gシステムに適用することができる。
例示的には、本開示の実施形態に係る通信システム100は、図1に示す通りである。前記通信システム100は、ネットワーク装置110を含んでもよく、ネットワーク装置110は端末装置120(又は通信端末又は端末とも呼ばれる)と通信する装置であってよい。ネットワーク装置110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、前記カバレッジエリアに配置された端末装置と通信することができる。任意で、前記ネットワーク装置110は、GSMシステム又はCDMAシステムにおけるベーストランシーバー基地局(BTS)、WCDMAシステムにおける基地局(NodeB、NB)、LTEシステムにおける進化型基地局(進化ノードB、eNB又はeNodeB)、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN)におけるワイヤレスコントローラーであってよく、前記ネットワーク装置は、移動式交換所、中継局、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブルデバイス、ハブ、スイッチ、ブリッジ、ルーター、5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来の進化における公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)におけるネットワーク装置などであってもよい。
前記通信システム100は、ネットワーク装置110のカバレッジエリア内に配置された少なくとも1つの端末装置120を更に含む。本明細書で使用される場合、「端末装置」という用語は、有線回線接続(例えば、公衆交換電話網(PSTN)、デジタル加入者線(DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続、及び/又は他のデータ接続/ネットワーク)、及び/又は無線インタフェース(例えば、セルラーネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、DVB-HネットワークなどのデジタルTVネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機、及び/又は別の端末機器に対する無線インタフェース)を介して、通信信号を受信/送信するように構成された装置、及び/又はモノのインターネット(IoT)デバイスを含むが、これらに限定されない。無線インタフェースを介して通信するように設定された端末装置は、「無線通信端末」、「無線端末」又は「移動端末」と呼ばれてもよい。移動端末の例は、衛星又は携帯電話と、データ処理、ファックス、及びデータ通信機能を備えたセルラー無線電話と組み合わせることができるパーソナル通信システム(PCS)端末と、ラジオ電話、ページャー、インターネットインターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザー、メモ帳、カレンダー、及び/又は全地球測位システム(GPS)受信機を含み得るPDAと、従来のラップトップ及び/又はパームトップ受信機又は無線電話トランシーバーを含む他の電子機器と、を含むが、これらに限定されない。端末装置とは、アクセス端末、ユーザ機器(UE)、ユーザユニット、ユーザステーション、モバイルステーション、モバイルプラットフォーム、リモートステーション、リモート端末、モバイル機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェント又はユーザ機器を指すことができる。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)ステーション、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス通信機能を備えた携帯機器、コンピューティングデバイス、又はワイヤレスモデムに接続された他の処理機器、車載機器、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末装置、又は将来の進化におけるPLMNにおける端末装置などであってよい。
任意で、端末装置120間でデバイス間(D2D)通信を実行することができる。
任意で、5Gシステム又は5Gネットワークは、新しい無線(NR)システム又はNRネットワークと呼ばれてもよい。
図1は、1つのネットワーク装置110及び2つの端末装置120を例示的に示す。任意で、前記通信システム100は、複数のネットワーク装置110を含んでよく、かつ各ネットワーク装置110のカバレッジには、異なる数の端末装置120が含まれてよい。本開示は、それを限定しない。
任意で、前記通信システムは、ネットワークコントローラー及び移動管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを更に含んでもよく、本開示はそれを限定しない。
本開示の実施形態におけるネットワーク/システム内の通信機能を備えた装置は、通信装置と呼ばれることを理解されたい。図1に示す通信システム100を例とすると、通信装置は、通信機能を備えたネットワーク装置110及び端末装置120を含んでよい。ネットワーク装置110及び端末装置120は、上記特定の装置であってもよく、ここで説明を省略する。通信装置はまた、ネットワークコントローラー、移動管理エンティティ及び他のネットワークエンティティなどの通信システムにおける他の装置を含んでよく、本開示はそれを限定しない。
本開示において「システム」と「ネットワーク」という用語は、常に交換可能に使用されることを理解されたい。本開示における「及び/又は」という用語は、単に関連対象の関連関係を説明するためのものに過ぎず、3種類の関係の存在可能と意味する。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、Bが単独に存在することの3つの状況を表す。また、本開示における文字「/」は一般に前後の関連対象が「又は」の関係を持つことを表す。
本開示の実施形態の技術的解決手段の理解を容易にするために、本開示の実施形態に関連する技術的思想を以下に説明する。
ランダムアクセスは、UEがネットワークとのワイヤレス接続を確立するための重要なプロセスである。ランダムアクセスにより、基地局との上り(アップリンク、uplink)同期を取得し、上りリソースを申請することができる。ランダムアクセス手順は、競合ベースのランダムアクセス手順と非競合ベースのランダムアクセス手順に分けられる。具体的には、競合ベースのランダムアクセス手順は、4ステップのランダムアクセス手順と2ステップのランダムアクセス手順を含む。図2は、4ステップのランダムアクセス手順のフローチャートを示す。図2に示すように、4ステップのランダムアクセス手順は、以下のステップ201~204を含む。
ステップ201では、UEは、第1のメッセージmsg1を基地局に送信する。
UEが第1のメッセージmsg1を基地局に送信するステップは、具体的には、
UEが同期信号ブロック(SSB)と物理的ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの間の関係(上位層によって構成される)を決定する手順と、
UEが1組(a set)のSSBを受信し、その基準信号受信電力(RSRP)値を決定し、閾値に基づいて適切なSSBを選択する手順と、
UEが、選択されたSSBと、SSBとPRACHリソースの間の対応関係とに基づいてPRACHリソースを決定する手順と、
UEが、PRACH時間周波数ドメインリソースにおいてプリアンブルを送信する手順と、により実現することができる。
ステップ202では、UEは、基地局から送信された第2のメッセージmsg2を受信する。
UEが基地局から送信された第2のメッセージmsg2を受信するステップは、具体的には、
UEがプリアンブルを送信した後の第1の物理下り制御チャネル(PDCCH)機会においてRARウィンドウ(ra-Response Window)を開き、ウィンドウの動作中にPDCCHを監視する手順により実現することができる。PDCCHは、RA-RNTIによりスクランブルされたPDCCHである。RA-RNTIは、UEによって選択されたPRACH時間-周波数リソースに関連する。RA-RNTIの計算は、以下の通りである:
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
具体的には、s_idは、PRACHリソースの第1のOFDMシンボルのインデックスである(0≦s_id<14)。
t_idは、システムフレーム内のPRACHリソースの第1のタイムスロットのインデックスである(0≦t_id<80)。
f_idは、周波数領域におけるPRACHの機会のインデックスである(0≦f_id<8)。
ul_carrier_idは、プリアンブルインデックス送信に使用される上り(UL)キャリアである。
UEがRA-RNTIによりスクランブルされたPDCCHを正常に監視した後、前記PDCCHによりスケジュールされる、第2のメッセージmsg2を含む物理下り共有チャネル(PDSCH)を取得することができる。第2のメッセージmsg2の媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(MAC PDU)のデータフォーマットは図3-1に示される。MAC PDUは、MACサブPDU1、MACサブPDU2、MACサブPDU3などの複数のMACサブPDUを含む。そのうち、MACサブPDU1は、バックオフ指示(BI)を含み、MACサブPDU1は、E/T/R/R/BIサブヘッダーを含み、E/T/R/R/BIサブヘッダーの構造は図3-2に示される。MACサブPDU2は、ランダムアクセスプリアンブルID(RAPID)を含み、MACサブPDU2は、E/T/RAPIDサブヘッダーを含み、E/T/RAPIDサブヘッダーの構造は図3-3に示される。残りのMACサブPDU(例えば、MACサブPDU3)は、RAPID及びランダムアクセス応答(RAR)を含む。MACサブPDU3を例とすると、MACサブPDU3は、E/T/RAPIDサブヘッダー及びMAC RARを含み、E/T/RAPIDサブヘッダーの構造は図3-3に示される。MAC RARの構造は図3-4に示される。図3-2~図3-4の各情報の説明は、以下の通りである:
BIは、第1のメッセージの再送信のバックオフ時間を指示するバックオフ指示情報である。
RAPIDは、ネットワークが応答して受信したプリアンブルインデックスである。
Rは、予約ビット領域を表す。
TACは、上りタイミングを調整するタイミングアドバンスコマンドである。
ULグラントは、第3のメッセージmsg3の上り送信用のリソースを示す上りグラントである。
TC-RNTIは、端末が送信された第3のメッセージmsg3を後続にスクランブルする一時セルRNTIである。
ステップ203では、UEは、第3のメッセージmsg3を基地局に送信する。
第3のメッセージmsg3は主に、衝突競合(contention conflict)を解決するためにUE IDをネットワークに送信するために用いられる。例えば、初期ランダムアクセス手順である場合、第3のメッセージmsg3は、RRC層メッセージ、つまり、UE IDと接続確立要求(RRC Setup Request)を含む共通制御チャネル(CCCH)サービスデータユニット(SDUを保持する(carry)。RRC再確立である場合、第3のメッセージmsg3は、再確立要求(RRC Restablishment Request)を保持する。
ステップ204では、UEは、基地局から送信された第4のメッセージmsg4を受信する。
第4のメッセージmsg4は、2つの機能があり、第1の機能は、衝突競合を解決することであり、第2の機能は、RRC構成メッセージを端末に送信することである。UEがセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)によりスクランブルされたDCIフォーマット1_0とそれに対応するPDSCHを受信した場合、ランダムアクセスが完了する。端末がTC-RNTIによりスクランブルされたDCIフォーマット1_0とそれに対応するPDSCHを受信し、かつ内容のマッチングに成功すれば、ランダムアクセスが完了する。
2ステップのランダムアクセス手順は、標準化と議論の過程にあり、研究段階にある。2ステップのランダムアクセス手順により、時間遅延を増加させ、シグナリングのオーバーヘッドを減少させることができる。現在、基本的な方法は、メッセージA:msgAが4ステップのランダムアクセス手順の第1のメッセージmsg1と第3のメッセージmsg3を送信し、メッセージB:msgBが4ステップのランダムアクセス手順の第2のメッセージmsg2と第4のメッセージmsg4を送信することである。2ステップのランダムアクセス手順のメッセージB:msgBを受信するために、受信ウィンドウを開く必要があり、UEは、msgBをスケジュールするPDCCHを前記受信ウィンドウにおいて検出する。UEがメッセージB:msgBをスケジュールするPDCCHを前記受信ウィンドウにおいて受信した場合、UEは、PDCCHのスケジューリング情報に基づいてPDCCHを受信し、PDCCHがメッセージB:msgBを含む。2ステップのランダムアクセス手順のメッセージB:msgBが第2のメッセージmsg2及び第4のメッセージmsg4の内容を含む必要があり、かつUEの競合解決を実現する必要があることを考慮して、本開示の実施形態の以下の技術的解決手段を提供する。
図4は、本開示の実施形態に係るランダムアクセス方法の概略フローチャートである。本開示の実施形態におけるランダムアクセス方法は、2ステップのランダムアクセス手順に適用される。図4に示すように、上記ランダムアクセス方法は、以下のステップ401を含む。
ステップ401では、UEは、第1のメッセージを送信した後、第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出し、上記第2のメッセージが、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、上記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、上記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、上記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、上記第2の指示情報は、上記UEが上記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
2ステップのランダムアクセス手順は、1)UEがメッセージA:msgAをネットワーク装置に送信するステップと、2)ネットワーク装置がメッセージB:msgBをUEに送信するステップとを含む。本開示の実施形態において、第1のメッセージはメッセージA:msgAであり、第2のメッセージはメッセージB:msgBである。
本開示の実施形態で言及されるネットワーク装置は、LTE基地局(eNB)及びNR基地局(gNB)を含むが、これらに限定されない。
本開示の実施形態で言及されるUEは、携帯電話、ノートブック、タブレットコンピュータ、車載端末及びウェアラブル端末などの、ネットワークと通信できる任意の装置であってよい。
本開示の実施形態において、UEが第1のメッセージ(例えば、メッセージA:msgA)を送信した後、ネットワーク装置は、UEによって送信された第1のメッセージを受信する。次に、ネットワーク装置は、第2のメッセージ(例えば、メッセージB:msgB)のスケジューリング命令(例えば、PDCCH)を第1のウィンドウにおいて送信し、それに応じて、UEは第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出する。第1のメッセージは、プリアンブルと上りデータチャネル(例えば、PUSCH)を含む。
具体的には、図5を参照すると、図5において、ネットワーク装置をgNBとして例示している。2ステップのランダムアクセス手順では、UEがメッセージA:msgAを送信した後、メッセージB:msgBのスケジューリング命令を、第1のウィンドウにおいてブラインド検出する(あるいは、タイマーをオンにし、タイマーの動作中にメッセージB:msgBのスケジューリング命令をブラインド検出する)。
具体的に、メッセージA:msgAはプリアンブルとPUSCHで構成され、第1のウィンドウが開始する時間(又はタイマーをオンにする時間)は、PUSCHを送信した後である。UEは、PDCCHを第1のウィンドウにおいて(又はタイマーの動作中に)ブラインド検出する。PDCCHは、RA-RNTIによりスクランブルされ、RA-RNTIの計算方法は、4ステップのランダムアクセス手順におけるRARのRA-RNTIと一致している。なお、本開示は、同じRA-RNTIを用いてメッセージB:msgBをブラインド検出するか否かを限定しない。
UEがRA-RNTIによりスクランブルされたPDCCHを第1のウィンドウにおいて(又はタイマーの動作中に)ブラインド検出できた場合、UEは、PDCCHによりスケジュールされたPDSCH(メッセージB:msgBを含む)の処理を開始する。UEがRA-RNTIによりスクランブルされたPDCCHを第1のウィンドウにおいて(又はタイマーの動作中に)ブラインド検出できなかった場合、UEは、メッセージA:msgAを再送信する。
本開示の実施形態において、第2のメッセージは、以下の1)~4)のうちの少なくとも1つを含む。
1)接続状態UEの競合解決に用いられる第1の競合解決識別子。
2)アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられる第2の競合解決識別子。
3)2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられる第1の指示情報。
4)上記UEが上記第1のメッセージmsg1を再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる第2の指示情報。
上記1)、2)及び3)の状況は、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)により実現することができる。具体的には、上記第2のメッセージmsg2は、MAC PDUを含み、上記MAC PDUは、以下の第1のMAC CE~第3のMAC CEのうちの少なくとも1つを含む。セル無線ネットワーク一時識別子(Cell-RNTI、C-RNTI)である上記第1の競合解決識別子を保持する第1のMAC CE。上記第1のMAC CEは、C-RNTI MAC CEと呼ばれてもよい。上記第2の競合解決識別子(即ち、競合解決ID)を保持する第2のMAC CE。上記MAC CEは、競合解決MAC CEと呼ばれてもよい。2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられる上記RARを保持する第3のMAC CE。上記RARの内容は4ステップのランダムアクセス手順における第2のメッセージmsg2の内容であってよく、RARにRAPIDを追加してもよい。
更に、上記第1のMAC CEの場合、
a)本開示の実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報を更に保持する。例えば、図6-1を参照すると、上記第1のMAC CEの内容は、C-RNTIとTACを含む。TACは、UEが後続の上り送信用の上りTAを調整するために用いられ、C-RNTIは衝突競合を解決するために用いられる。つまり、UEによって受信されたメッセージB:msgB内のC-RNTIがメッセージA:msgAに保持されたC-RNTIと一致する場合、競合が解決されたとみなす。
b)本開示の別の実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報と上りスケジューリング情報を更に保持する。例えば、図6-2を参照すると、上記第1のMAC CEの内容は、C-RNTI、TAC及びULグラントを含む。なお、第1のMAC CEにおけるこれらの内容の位置は変更してもよく、前記実施形態は例示である。このフォーマットの第1のMAC CEは、以下の状況でトリガーされるランダムアクセス手順を対象にしている。
●上り同期状態が「非同期」の場合、RRC接続状態の間に上りデータが到達する状況
●スケジューリング要求(SR)送信用のPUCCHリソースがない場合、RRC接続状態の間に上りデータが到達する状況
●SRが失敗する状況
更に、上記第2のMAC CEの場合、上記第2のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報とC-RNTIを更に保持する。例えば、図6-3を参照すると、上記第2のMAC CEの内容は、競合解決ID、TAC及びC-RNTIを含む。TACは、UEを用いて後続の上り送信用の上りTAを調整し、C-RNTIは、後続のデータスケジューリングのPDCCHスクランブリングに用いられ、競合解決IDは、競合解決に用いられ、つまり、UEによって受信されたメッセージB:msgB内の競合解決IDがメッセージA:msgAに保持されたCCCH SDUと一致する場合、競合が解決されたとみなされる。
なお、接続状態で、UEはRRC再確立を開始してランダムアクセスをトリガーする。このとき、競合解決は第2の競合解決識別子により実現される(implement)が、このシナリオでは、UEは接続状態にある。
更に、上記第3のMAC CEの場合、
a)本開示の実施形態において、上記第3のMAC CEのRARは、上りタイミングアドバンス情報(例えば、TAC)、上りスケジューリング情報(例えば、ULグラント)及び一時セル無線ネットワーク一時識別子(TC-RNTI)を含む。上記第3のMAC CEについて、そのフォーマットは、4ステップのランダムアクセス手順における第2のメッセージmsg2のMAC RARと同じである。具体的なフォーマットについて、図3-4を参照する。内容は、TAC、ULグラント及びTC-RNTIを含む。
b)本開示の別の実施形態において、上記第3のMAC CEのRARは、上りタイミングアドバンス情報(例えば、TAC)、上りスケジューリング情報(例えば、ULグラント)、TC-RNTI及びRAPIDを含む。上記第3のMAC CEについて、具体的なフォーマットは図6-11に示され、内容は、TAC、ULグラント、TC-RNTI及びRAPIDを含む。第3のMAC CEにRAPIDを保持する主な目的は、その対応する第1のサブヘッダーが1バイトのみを含み、他のサブヘッダーのサイズと一致するようにすることである。以下の第2の拡張手段の説明を参照する。
上記4)の場合、上記第2の指示情報は、上記UEが上記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられるBI情報である。つまり、ネットワーク装置がメッセージA:msgAを検出していないUEに対して、競合を減少させるためにBIに基づいてバックオフ動作を実行する必要がある。
本開示の実施形態において、上記1)、2)、3)及び4)は、任意の組み合わせで第2のメッセージに保持することができる。
●例えば、メッセージB:msgBは3)及び4)を含んでよく、この状況は、ネットワーク装置が特定のランダムアクセス機会(RO)で対応するPUSCH(即ち、ペイロード)を検出せず、1つ又はいくつかのプリアンブルのみを検出したという状況に対応する。このような状況下で、ネットワーク装置は、4ステップのランダムアクセス手順に戻る手段により、UEを4ステップのランダムアクセス手順に戻すことができる。
●例えば、メッセージB:msgBは1)、3)及び4)を含んでもよい。
●例えば、メッセージB:msgBは2)、3)及び4)を含んでもよい。
●例えば、メッセージB:msgBは1)、2)、3)及び4)を含んでもよい。
なお、BI情報はメッセージB:msgBに含まれてもよく、含まれなくてもよい。
以下、第2のメッセージのMAC PDUの具体的な実施形態を参照しながら、MAC PDUに含まれる内容を詳細に説明する。
I)上記MAC PDUは、第1のサブヘッダーとターゲットMAC CEを含む複数の第1のMACサブPDUを含む。上記第1のサブヘッダーは、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持する。上記ターゲットMAC CEのタイプは、上記第1のMAC CE又は上記第2のMAC CE又は上記第3のMAC CEを指す。
●一実施形態において、上記第1のサブヘッダーはRAPIDを保持する。
メッセージB:msgBは、同じROを使用する複数のUEによって検出できるため、RAPIDが異なるプリアンブルを持つUEを指示し選択することを依然として必要とし、つまり、UEが前記メッセージB:msgBを検出すると、UEは、メッセージA:msgAで使用されるプリアンブルインデックスに基づいて第1のサブヘッダー中のRAPIDを検索して、RAPIDがメッセージA:msgAのプリアンブルインデックスと一致するか否かを確認する。
●一実施形態において、上記第1のサブヘッダーは、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持する。更に、上記第3の指示情報は、以下の方式1~2で実現することができる。
方式1、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられるLCIDである。
例えば、図6-4を参照すると、第1のサブヘッダーに含まれる内容は、RAPID及びLCIDを含み、LCIDは、異なるタイプのMAC CEを指示するために用いられる。
方式2、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプ及び/又は上記サブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報である。サブヘッダーには、第1のサブヘッダーと第2のサブヘッダーの2つのタイプがある。第1のサブヘッダーは、BIサブヘッダーを指し、BIサブヘッダーに含まれる内容は、第1のタイプ情報とBI情報を含み、第2のサブヘッダーは、第1のタイプ情報のみを含むサブヘッダーを指す。更に、第2のサブヘッダーは、RAPIDを含んでもよく、含まなくてもよい。第1のサブヘッダーの場合、第1のサブヘッダーに保持された第1のタイプ情報は、前記第1のサブヘッダーに対応するターゲットMAC CEのタイプ及び/又は前記第1のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる。
例えば、第1のタイプ情報(T1)は、3ビットを使用して4つの異なるタイプを指示することができる。もちろん、実際に使用されるビット数は、指定する必要のある、異なるタイプのMAC CEの数に依存する。3ビットを含む第1のタイプ情報を例とすると、指示されるタイプを以下の表1に示す。
Figure 2022536824000030
例えば、図6-5を参照すると、第1のサブヘッダーの内容は、RAPID及び第1のタイプ情報T1を含む。第1のタイプ情報T1は、異なるタイプのMAC CEを指示するために用いられ、図6-5中の第1のタイプ情報T1は、3ビットを含む。
例えば、図6-6を参照すると、4ステップのランダムアクセス手順と互換性を持たせるために、第1のサブヘッダーの内容は、RAPID、第2のタイプ情報T及び第1のタイプ情報T1を含む。第2のタイプ情報Tは、上記第1のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられ、第1のタイプ情報T1は、異なるタイプのMAC CEを指示するために用いられる。図6-6中の第1のタイプ情報T1は、2ビットを含み、最大で4つのタイプの異なるMAC CEを指示することのみをすることができる。
II)上記MAC PDUは、第2のMACサブPDUを更に含む。上記第2のMACサブPDUは、BI情報である上記第2の指示情報を保持する第2のサブヘッダーのみを含む。
更に、上記第2のサブヘッダーは、ターゲットMAC CEのタイプ及び/又はサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報を更に保持する。第2のサブヘッダーの場合、第2のサブヘッダーに保持された第1のタイプ情報は、前記第2のサブヘッダー(即ち、BIサブヘッダー)のタイプを指示するために用いられる。
更に、上記第2のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、上記第2のタイプ情報は、上記第2のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる。
例えば、図6-7を参照すると、上記第2のサブヘッダーの内容は、BI及び第1のタイプ情報T1を含む。第1のタイプ情報T1は、第2のサブヘッダーがBI情報を含むことを指示するために用いられる。図6-7中の第1のタイプ情報T1は、3ビットを含む。
例えば、図6-8を参照すると、4ステップのランダムアクセス手順と互換性を持たせるために、第2のサブヘッダーの内容は、BI及び第2のタイプ情報Tを含む。第2のタイプ情報Tは、第2のサブヘッダーがBI情報を含むことを指示するために用いられる。図6-8中の第2のタイプ情報Tは、1ビットを含む。
具体的には、メッセージB:msgBのMAC PDUのデータフォーマットは図6-9に示され、MAC PDUは、MACサブPDU1、MACサブPDU2、MACサブPDU3などの複数のMACサブPDUを含む。MACサブPDU1は、第2のサブヘッダーを含み、第2のサブヘッダーのフォーマットは図6-7又は図6-8に示す通りである。MACサブPDU1以外のMACサブPDU、例えば、MACサブPDU2は、第1のサブヘッダー及びターゲットMAC CEを含む。ターゲットMAC CEは、前述の第1のMAC CE又は第2のMAC CE又は第3のMAC CEであってよい。第1のサブヘッダーのフォーマットパラメータは図6-4又は図6-5又は図6-6に示す通りである。
本開示の実施形態において、メッセージB:msgBのMAC PDUのサブヘッダーの設計は、次の拡張手段(extended solution)を採用することもできる。
手段1:
第2のサブヘッダー(即ち、BIを保持するサブヘッダー)は、1バイトを含み(図6-7を参照)、第1のMAC CE及び第2のMAC CEの第1のサブヘッダーは1バイトを含み(図6-10を参照)、第3のMAC CEの第1のサブヘッダーは、2バイトを含む(図6-5を参照)。
第1のMAC CE及び第2のMAC CEの場合、UEは、衝突競合解決IDによりMACサブPDUがそれ自体に属するか否かを判断できるため、サブヘッダーにRAPIDを保持する必要がない。図6-10を参照すると、第1のMAC CE及び第2のMAC CEの第1のサブヘッダーは、第1のタイプ情報T1のみを含む。第1のタイプ情報T1の値を以下の表2に示す。
Figure 2022536824000031
手段1は、サブヘッダーのオーバーヘッドを1バイト節約できるという利点を有する。異なるUEに応答する第1のMAC CE又は第2のMAC CEが更にある場合、UEはその自分のMACサブPDUを見つけるために多くのMACサブPDUを試行する必要がある。
手段2:
上記手段1を基に、サブヘッダーの設計について、すべてのサブヘッダーが1バイトであるようにサブヘッダーを設計することができる。つまり、第3のMAC CEの第1のサブヘッダーに対して、第1のサブヘッダー内のRAPIDを第3のMAC CEに移動することができる。具体的には、第2のサブヘッダー(即ち、BIを保持するサブヘッダー)は、1バイトを含み(図6-7を参照)、第1のMAC CE、第2のMAC CE及び第3のMAC CEの第1のサブヘッダーは1バイトを含む(図6-10を参照)。それに応じて、第3のMAC CEのフォーマットを図6-11に示すように修正する必要があり、内容は、TAC、ULグラント、TC-RNTI及びRAPIDを含む。図6-10中の第1のタイプ情報T1の値は以下の表3に示す通りである。
Figure 2022536824000032
手段3:
上記手段1を基に、サブヘッダーの設計について、すべてのサブヘッダーが1バイトであるようにサブヘッダーを設計することができる。メッセージB:msgB内の第3のMAC CEを別のPDSCHにおいて送信する。具体的には、第2のサブヘッダー(即ち、BIを保持するサブヘッダー)は、1バイトを含み(図6-7を参照)、第1のMAC CE及び第2のMAC CEの第1のサブヘッダーは1バイトを含む(図6-10を参照)。図6-10中の第1のタイプ情報T1の値は以下の表4に示す通りである。
Figure 2022536824000033
メッセージB:msgBのMAC PDUのフォーマットを上記手段で設計した後、本開示の実施形態は、MAC PDUを受信するときの2つのタイプのUEの動作を更に規定(specify)し、以下のI)及びII)に分けられる。
I)第1のタイプのUE:接続状態UE
上記UEは少なくとも、C-RNTIを保持する第4のMAC CEを上記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいて送信する。つまり、接続状態UEは、C-RNTI MAC CEをメッセージA:msgAのPUSCHにおいて送信する。
第1のタイプのUEは、第1のメッセージを送信した後、第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウ/タイマーにおいて受信する。上記UEが上記第2のメッセージのスケジューリング命令を上記第1のウィンドウにおいて受信すれば、上記UEは、上記第2のメッセージのMAC PDUに保持された上記第3の指示情報に基づいて、上記MAC PDUが第1のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを以下のように決定する。
●上記MAC PDUが第1のMAC CEを含み、かつ上記第1のMAC CE内のC-RNTIが上記第1のメッセージ内のC-RNTIと一致すれば、競合は解決される。
なお、MAC PDUには第1のMAC CEがない場合がある。この場合、UEの競合解決は、C-RNTIによりスクランブルされたPDCCHを受信することにより実現される。具体的には、UEによって受信された第2のメッセージに第3のMAC CEが存在しない場合、UEは、C-RNTIによりスクランブルされたPDCCHがあるか否かをブラインド検出し続ける。つまり、第1のタイプのUEは、RA-RNTIによりスクランブルされたPDCCHをブラインド検出する必要があるだけでなく、C-RNTIによりスクランブルされたPDCCHをブラインド検出する必要もある。C-RNTIによりスクランブルされたPDCCHは、競合解決に用いられる。
●上記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ上記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は上記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが上記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致すれば、上記UEは2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻る。
●上記MAC PDUが第1のMAC CE及び第3のMAC CEを含まなければ、上記UEは、上記第1のウィンドウが終了した後に上記第1のメッセージを再送信する。上記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、上記第2のメッセージ内のBI値を採用する。
II)第2のタイプのUE:アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UE
上記UEは、上記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいてCCCH SDUを送信する。つまり、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEは、メッセージA:msgAの新しいPUSCHにおいてCCCH SDUを送信する。
第2のタイプのUEは、第1のメッセージを送信した後、第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウ/タイマーにおいて受信する。上記UEが上記第2のメッセージのスケジューリング命令を上記第1のウィンドウにおいて受信すれば、上記UEは、上記第2のメッセージのMAC PDUに保持された上記第3の指示情報に基づいて、上記MAC PDUが第2のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを以下のように決定する。
●上記MAC PDUが第2のMAC CEを含み、かつ上記第2のMAC CE内の第2の競合解決識別子が上記第1のメッセージ内のCCCH SDUと一致すれば、競合は解決される。
●上記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ上記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は上記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが上記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致すれば、上記UEは2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻る。
●上記MAC PDUが第2のMAC CE及び第3のMAC CEを含まなければ、上記UEは、上記第1のウィンドウが終了した後に上記第1のメッセージを再送信する。上記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、上記第2のメッセージ内のBI値を採用する。
図7は、本開示の実施形態に係るランダムアクセス装置の構造的構成の第1の概略図である。ユーザ機器に適用される前記ランダムアクセス装置は、
第1のメッセージを送信する送信ユニット701と、
第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出する受信ユニット702とを含む。
上記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含む。上記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、上記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられる。上記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、上記第2の指示情報は、上記UEが上記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
一実施形態において、上記第1のメッセージは、プリアンブルと上りデータチャネルを含む。
一実施形態において、上記第2のメッセージは、MAC PDUを含み、上記MAC PDUは、
C-RNTIである上記第1の競合解決識別子を保持する第1のMAC CEと、
上記第2の競合解決識別子を保持する第2のMAC CEと、
2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられるRARを保持する第3のMAC CEと、のうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報と上りスケジューリング情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第2のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報とC-RNTIを更に保持する。
一実施形態において、上記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報及びTC-RNTIを含む。
一実施形態において、上記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報、TC-RNTI及びRAPIDを含む。
一実施形態において、上記MAC PDUは、第1のサブヘッダーとターゲットMAC CEを含む複数の第1のMACサブPDUを含む。上記第1のサブヘッダーは、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持する。上記ターゲットMAC CEのタイプは、上記第1のMAC CE、上記第2のMAC CE又は上記第3のMAC CEを指す。
一実施形態において、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられるLCIDである。
一実施形態において、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプ及び/又は上記第1のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報である。
一実施形態において、上記第1のサブヘッダーはRAPIDを更に保持する。
一実施形態において、上記第1のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、上記第2のタイプ情報は、上記第1のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる。
一実施形態において、上記MAC PDUは、第2のMACサブPDUを更に含み、上記第2のMACサブPDUは、BI情報である上記第2の指示情報を保持する第2のサブヘッダーのみを含む。
一実施形態において、上記第2のサブヘッダーは、上記第2のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第2のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、上記第2のタイプ情報は、上記第2のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる。
一実施形態において、上記ユーザ機器が接続状態UEである場合、
上記送信ユニット701は少なくとも、C-RNTIを保持する第4のMAC CEを上記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいて送信する。
一実施形態では、上記装置は、
上記受信ユニットが上記第2のメッセージのスケジューリング命令を上記第1のウィンドウにおいて受信すれば、上記第2のメッセージのMAC PDUに保持された上記第3の指示情報に基づいて、上記MAC PDUが第1のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを決定する決定ユニット703を更に含む。
一実施形態では、上記装置は、以下のように構成される処理ユニット704を更に含む。
上記MAC PDUが第1のMAC CEを含み、かつ上記第1のMAC CE内のC-RNTIが上記第1のメッセージ内のC-RNTIと一致すれば、競合は解決される。
上記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ上記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は上記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが上記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致すれば、上記UEが上記2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻る。
上記MAC PDUが第1のMAC CE及び第3のMAC CEを含まなければ、上記第1のウィンドウが終了した後に上記第1のメッセージを再送信する。上記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、上記第2のメッセージ内のBI値を採用する。
一実施形態において、ユーザ機器がアイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEである場合、上記送信ユニット701は、上記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいてCCCH SDUを送信する。
一実施形態では、上記装置は、
上記受信ユニットが上記第2のメッセージのスケジューリング命令を上記第1のウィンドウにおいて受信すれば、上記第2のメッセージのMAC PDUに保持された上記第3の指示情報に基づいて、上記MAC PDUが第2のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを決定する決定ユニット703を更に含む。
一実施形態では、上記装置は、以下のように構成される処理ユニット704を更に含む。
上記MAC PDUが第2のMAC CEを含み、かつ上記第2のMAC CE内の第2の競合解決識別子が上記第1のメッセージ内のCCCH SDUと一致すれば、競合は解決される。
上記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ上記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は上記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが上記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致すれば、上記UEは上記2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻る。
上記MAC PDUが第2のMAC CE及び第3のMAC CEを含まなければ、上記第1のウィンドウが終了した後に上記第1のメッセージを再送信する。上記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、上記第2のメッセージ内のBI値を採用する。
当業者は、本開示の実施形態における上記ランダムアクセス装置の関連説明が、本開示の実施形態におけるランダムアクセス方法の関連説明を参照しながら理解され得ることを、理解すべきである。
図8は、本開示の実施形態に係るランダムアクセス装置の構造的構成の第2の概略図である。ネットワーク装置に適用される前記ランダムアクセス装置は、
UEによって送信された第1のメッセージを受信する受信ユニット801と、
第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて送信する送信ユニット802とを含む。
上記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含む。上記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、上記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられる。上記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、上記第2の指示情報は、上記UEが上記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる。
一実施形態において、上記第1のメッセージは、プリアンブルと上りデータチャネルを含む。
一実施形態において、上記第2のメッセージは、MAC PDUを含み、上記MAC PDUは、
C-RNTIである上記第1の競合解決識別子を保持する第1のMAC CEと、
上記第2の競合解決識別子を保持する第2のMAC CEと、
ランダムアクセスに応答するRARであって2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられるRARを保持する第3のMAC CEと、のうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報と上りスケジューリング情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第2のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報とC-RNTIを更に保持する。
一実施形態において、上記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報及びTC-RNTIを含む。
一実施形態において、上記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報、TC-RNTI及びRAPIDを含む。
一実施形態において、上記MAC PDUは、第1のサブヘッダーとターゲットMAC CEを含む複数の第1のMACサブPDUを含む。上記第1のサブヘッダーは、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持する。上記ターゲットMAC CEのタイプは、上記第1のMAC CE、上記第2のMAC CE又は上記第3のMAC CEを指す。
一実施形態において、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプ及び/又は上記第1のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられるLCIDである。
一実施形態において、上記第3の指示情報は、上記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報である。
一実施形態において、上記第1のサブヘッダーはRAPIDを更に保持する。
一実施形態において、上記第1のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、上記第2のタイプ情報は、上記第1のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる。
一実施形態において、上記MAC PDUは、第2のMACサブPDUを更に含む。上記第2のMACサブPDUは、BI情報である上記第2の指示情報を保持する第2のサブヘッダーのみを含む。
一実施形態において、上記第2のサブヘッダーは、上記第2のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報を更に保持する。
一実施形態において、上記第2のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、上記第2のタイプ情報は、上記第2のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる。
当業者は、本開示の実施形態における上記ランダムアクセス装置の関連説明が、本開示の実施形態におけるランダムアクセス方法の関連説明を参照しながら理解され得ることを、理解すべきである。
図9は、本開示の実施形態に係る通信装置600の概略構成図である。前記通信装置600は、ユーザ機器又はネットワーク装置であってもよい。図9に示す通信装置600は、プロセッサ610を含む。プロセッサ610は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本開示の実施形態の方法を実現することができる。
任意で、図9に示すように、通信装置600は、メモリ620を更に含んでもよい。プロセッサ610は、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本開示の実施形態の方法を実現することができる。
メモリ620は、プロセッサ610から独立した別個の装置であってもよく、プロセッサ610に統合(integrate)されてもよい。
任意で、図9に示すように、通信装置600は、トランシーバー630を更に含んでよく、プロセッサ610は、トランシーバー630を制御して他の装置と通信することができる。具体的には、トランシーバー630は、情報又はデータを他の装置に送信するか、又は他の装置によって送信された情報又はデータを受信することができる。
トランシーバー630は、送信機及び受信機を含んでよい。トランシーバー630は、アンテナを更に含んでもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってよい。
任意で、前記通信装置600は、具体的には、本開示の実施形態におけるネットワーク装置であってよい。前記通信装置600は、本開示の実施形態の各方法においてネットワーク装置によって実現される対応する手順を、実現することができる。簡潔にするために、関連する説明を省略する。
任意で、前記通信装置600は、具体的には、本開示の実施形態における移動端末/端末装置であってよく、前記通信装置600は、本開示の実施形態の各方法において移動端末/端末装置によって実現される対応する手順を実現することができる。簡潔にするために、関連する説明を省略する。
図10は、本開示の実施形態に係るチップの概略構成図である。図10に示すチップ700は、プロセッサ710を含む。プロセッサ710は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本開示の実施形態の方法を実現することができる。
任意で、図10に示すように、チップ700は、メモリ720を更に含んでもよい。プロセッサ710は、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本開示の実施形態の方法を実現することができる。
メモリ720は、プロセッサ710から独立した別個の装置であってもよく、プロセッサ710に統合されてもよい。
任意で、チップ700は、入力インタフェース730を更に含んでもよい。プロセッサ710は、前記入力インタフェース730を制御して他のデバイス又はチップと通信することができ、具体的には、他のデバイス又はチップによって送信された情報又はデータを取得することができる。
任意で、チップ700は、出力インタフェース740を更に含んでもよい。プロセッサ710は、前記出力インタフェース740を制御して他のデバイス又はチップと通信することができ、具体的には、情報又はデータを他のデバイス又はチップに送信することができる。
任意で、前記チップは、本開示の実施形態におけるネットワーク装置に適用することができる。前記チップは、本開示の実施形態の各方法においてネットワーク装置によって実現される対応する手順を実現することができる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
任意で、前記チップは、本開示の実施形態における移動端末/端末装置に適用することができ、前記チップは、本開示の実施形態の各方法において移動端末/端末装置によって実現される対応する手順を実現することができる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
本開示の実施形態において言及されるチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよいことを理解されたい。
図11は、本開示の実施形態に係る通信システム1100の概略ブロック図である。図11に示すように、前記通信システム1100は、ユーザ機器1110及びネットワーク装置1120を含む。
具体的には、前記ユーザ機器1110は、上記方法において端末装置によって実現される対応する機能を実現することができ、前記ネットワーク装置1120は、上記方法においてネットワーク装置によって実現される対応する機能を実現することができる。簡潔にするために、関連する説明を省略する。
本開示の実施形態におけるプロセッサは、信号処理機能を備えた集積回路チップであってもよいことを理解されたい。実施プロセスにおいて、上記方法実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェアである集積論理回路、又はソフトウェアの形態の命令によって完了することができる。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、既製のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェア部品であってよい。これは、本開示の実施形態に開示された方法、ステップ及び論理ブロック図を実現することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、あるいは、前記プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施形態に開示された方法のステップは、ハードウェアデコード(複合化)プロセッサによって実行され完了されるか、又はデコードプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行され完了されるように直接具体化されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能な読み取り専用メモリ又は電気的に消去な可能プログラマブルメモリ及びレジスタなどの本分野において開発された記憶媒体に位置してもよい。前記記憶媒体は、メモリに位置し、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
本開示の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことを理解されたい。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラム可能なROM(PROM)、消去可能なPROM(EPROM)及び電気的なEPROM(EEPROM)又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM)であってよい。限定的でなく例示的な説明により、多くの形態のRAMは利用可能であり、例えば、スタティックRAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレート同期SDRAM(DDR SDRAM)、強化型SDRAM(ESDRAM)、同期リンクDRAM(SLDRAM)及びダイレクトラムバスRAM(DR RAM)である。なお、本明細書に記載のシステム及び方法のメモリは、これら及びいずれかの他の適切なタイプのメモリを含むことを意図しているが、これらに限定されない。
これらの中でも、前記ユーザ機器1110は、上記方法において端末装置によって実現される対応する機能を実現することができる。前記ネットワーク装置1120は、上記方法においてネットワーク装置によって実現される対応する機能を実現することができる。簡潔にするために、ここでは繰り返して記載しない。
上記メモリは、例示的なものであるが、限定的なものではないことを理解されたい。例えば、本開示の実施形態におけるメモリは、スタティックRAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、同期動的DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、強化型SDRAM(ESDRAM)、同期リンクDRAM(SLDRAM)及びダイレクトラムバスRAM(DR RAM)などであってもよい。つまり、本開示の実施形態におけるメモリは、これら及びいずれかの他の適切なタイプのメモリを含むことを意図しているが、これらに限定されない。
本開示の実施形態は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。
任意で、前記コンピュータ可読記憶媒体は、本開示の実施形態におけるネットワーク装置に適用することができる。前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本開示の実施形態の各方法においてネットワーク装置によって実現される対応する手順を実行させる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
任意で、前記コンピュータ可読記憶媒体は、本開示の実施形態における移動端末/端末装置に適用することができる。前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本開示の実施形態の各方法において移動端末/端末装置によって実現される対応する手順を実行させる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
本開示の実施形態は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供する。
任意で、前記コンピュータプログラム製品は、本開示の実施形態におけるネットワーク装置に適用することができる。前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本開示の実施形態の各方法においてネットワーク装置によって実現される対応する手順を実行させる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
任意で、前記コンピュータプログラム製品は、本開示の実施形態における移動端末/端末装置に適用することができる。前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本開示の実施形態の各方法において移動端末/端末装置によって実現される対応する手順を実行させる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
本開示の実施形態は、コンピュータプログラムを更に提供する。
任意で、前記コンピュータプログラムは、本開示の実施形態におけるネットワーク装置に適用することができる。前記コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行されると、コンピュータは、本開示の実施形態の各方法においてネットワーク装置によって実現される対応する手順を実行することができる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
任意で、前記コンピュータプログラムは、本開示の実施形態における移動端末/端末装置に適用することができる。前記コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行されると、コンピュータは、本開示の実施形態の各方法において移動端末/端末装置によって実現される対応する手順を実行することができる。簡潔にするために、関連する詳細を省略する。
当業者であれば理解できるように、本明細書に開示された実施形態を参照しながら説明される各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせにより実現することができる。これらの機能がハードウェアそれともソフトウェア形態で実現されるかは、技術的解決手段の具体的な適用と設計要件及び条件に決められる。当業者であれば、特定の応用に対して異なる方法で説明された機能を実現できる。このような実現は、本開示の範囲を超えるとみなされるべきではない。
当業者は、説明の便宜及び簡潔さのために、前述されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスが、前述の方法実施形態における対応する手順を参照することができることを明確に理解できる。関連する詳細は省略される。
本開示のいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方法で実現されてもよいことを理解されたい。例えば、前述された装置の実施形態は、例示である。例えば、上記ユニットの分割は、論理的な機能(ロジック機能)の分割に過ぎず、実際に実現するときに他の分割方式を採用してもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素(コンポーネント)を組み合わせてもよく、他のシステムに統合してもよく、一部の特徴(機能)を省略するか又は実行しなくてもよい。また、表示される(exhibit)又は関連する(concern)相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってよい。結合又は接続は、電気的、機械的又は他の形態で実現されてもよい。
分離コンポーネントとして説明されたユニットは、物理的に分離するものであってもよく、物理的に分離するものでなくてもよい。ユニットとして表示されたコンポーネントは、物理的ユニットであってもよく、物理的ユニットでなくもよく、つまり、1つの箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の必要性に応じて、そのうちの一部又は全てのユニットを選択して、本実施形態の技術的解決手段の目的を達成することができる。
また、本開示の各実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットが単独に物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
上記機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本開示の技術的解決手段、又は従来の技術に寄与する部分又は当前記技術的解決手段の部分は、ソフトウェア製品の形態で実現することができる。前記コンピュータソフトウェア製品は、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置などであってよい)に本開示の各実施形態に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるいくつかの命令を含む記憶媒体に、記憶されている。上記記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク又は光ディスク、及びプログラムコードを保存できる他の媒体を含む。
以上は、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示によって保護される範囲を限定するものではない。当業者であれば、本開示に開示された技術的範囲に変更又は置換を容易に想到できる。上記変更又は置換は、本開示によって保護される範囲内に含まれるべきである。したがって、本開示によって保護される範囲は特許請求の範囲を根拠とすべきである。
ランダムアクセス方法及び装置、ユーザ機器、並びにネットワーク装置は、移動体通信技術に適用することができる。
100 通信システム
110 ネットワーク装置
120 端末装置
201、202、203、204 ステップ
msg1 第1のメッセージ
msg2 第2のメッセージ
msg3 第3のメッセージ
msg4 第4のメッセージ
401 ステップ
msgA メッセージA
msgB メッセージB
701 送信ユニット
702 受信ユニット
703 決定ユニット
704 処理ユニット
801 受信ユニット
802 送信ユニット
700 チップ
710 プロセッサ
720 メモリ
730 入力インタフェース
740 出力インタフェース
1100 通信システム
1110 ユーザ機器
1120 ネットワーク装置

Claims (86)

  1. ランダムアクセス方法であって、
    ユーザ機器(UE)が第1のメッセージを送信した後、第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出することを含み、
    前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる、ランダムアクセス方法。
  2. 前記第1のメッセージは、プリアンブルと上りデータチャネルを含む、請求項1に記載のランダムアクセス方法。
  3. 前記第2のメッセージは、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)を含み、前記MAC PDUは、
    セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)である前記第1の競合解決識別子を保持する第1の媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)と、
    前記第2の競合解決識別子を保持する第2のMAC CEと、
    前記2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられるランダムアクセスレスポンス(RAR)を保持する第3のMAC CEと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載のランダムアクセス方法。
  4. 前記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報を更に保持する、請求項3に記載のランダムアクセス方法。
  5. 前記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報と上りスケジューリング情報を更に保持する、請求項3に記載のランダムアクセス方法。
  6. 前記第2のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報及びC-RNTIを更に保持する、請求項3~5のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  7. 前記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報及び一時セル無線ネットワーク一時識別子(TC-RNTI)を含む、請求項3~6のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  8. 前記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報、TC-RNTI及びランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID)を含む、請求項3~6のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  9. 前記MAC PDUは、第1のサブヘッダー及びターゲットMAC CEを含む複数の第1のMACサブPDUを含み、前記第1のサブヘッダーは、前記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持し、前記ターゲットMAC CEのタイプは、前記第1のMAC CE、前記第2のMAC CE又は前記第3のMAC CEを指す、請求項3~8のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  10. 前記第3の指示情報は、前記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる論理チャネル識別子(LCID)である、請求項9に記載のランダムアクセス方法。
  11. 前記第3の指示情報は、前記ターゲットMAC CEのタイプ及び/又は前記第1のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報である、請求項9に記載のランダムアクセス方法。
  12. 前記第1のサブヘッダーは、RAPIDを更に保持する、請求項9~11のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  13. 前記第1のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、前記第2のタイプ情報は、前記第1のサブヘッダーが前記RAPID又はバックオフ指示(BI)を含むバックオフ指示情報のいずれを含むかを指示するために用いられる、請求項12に記載のランダムアクセス方法。
  14. 前記MAC PDUは、第2のMACサブPDUを更に含み、前記第2のMACサブPDUは、BI情報である前記第2の指示情報を保持する第2のサブヘッダーのみを含む、請求項9~13のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  15. 前記第2のサブヘッダーは、前記第2のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報を更に保持する、請求項14に記載のランダムアクセス方法。
  16. 前記第2のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、前記第2のタイプ情報は、前記第2のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる、請求項14に記載のランダムアクセス方法。
  17. 前記UEが接続状態UEである場合、前記UEは少なくとも、C-RNTIを保持する第4のMAC CEを前記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいて送信する、請求項9~16のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  18. 前記UEが前記第2のメッセージのスケジューリング命令を前記第1のウィンドウにおいて受信した場合、前記UEは、前記第2のメッセージのMAC PDUに保持された前記第3の指示情報に基づいて、前記MAC PDUが第1のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを決定することを更に含む、請求項17に記載のランダムアクセス方法。
  19. 前記MAC PDUが第1のMAC CEを含み、かつ前記第1のMAC CE内のC-RNTIが前記第1のメッセージ内のC-RNTIと一致する場合、競合を解決することと、
    前記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ前記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は前記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが前記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致する場合、前記UEは前記2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻ることと、
    前記MAC PDUが第1のMAC CE及び第3のMAC CEを含まれていない場合、前記UEは、前記第1のウィンドウが終了した後に前記第1のメッセージを再送信することとを含み、前記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、前記第2のメッセージ内のBI値を採用する、請求項18に記載のランダムアクセス方法。
  20. 前記UEがアイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEである場合、前記UEは、前記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいて共通制御チャネル(CCCH)サービスデータユニット(SDU)を送信する、請求項9~16のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  21. 前記UEが前記第2のメッセージのスケジューリング命令を前記第1のウィンドウにおいて受信した場合、前記UEは、前記第2のメッセージのMAC PDUに保持された前記第3の指示情報に基づいて、前記MAC PDUが第2のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを決定することを更に含む、請求項20に記載のランダムアクセス方法。
  22. 前記MAC PDUが第2のMAC CEを含み、かつ前記第2のMAC CE内の第2の競合解決識別子が前記第1のメッセージ内のCCCH SDUと一致する場合、競合を解決することと、
    前記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ前記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は前記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが前記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致する場合、前記UEは前記2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻ることと、
    前記MAC PDUが第2のMAC CE及び第3のMAC CEを含まれていない場合、前記UEは、前記第1のウィンドウが終了した後に前記第1のメッセージを再送信することとを含み、前記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、前記第2のメッセージ内のBI値を採用する、請求項21に記載のランダムアクセス方法。
  23. ランダムアクセス方法であって、
    ネットワーク装置がUEによって送信された第1のメッセージを受信し、かつ第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて送信することを含み、
    前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる、ランダムアクセス方法。
  24. 前記第1のメッセージは、プリアンブル及び上りデータチャネルを含む、請求項23に記載のランダムアクセス方法。
  25. 前記第2のメッセージは、MAC PDUを含み、前記MAC PDUは、
    C-RNTIである前記第1の競合解決識別子を保持する第1のMAC CEと、
    前記第2の競合解決識別子を保持する第2のMAC CEと、
    2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられるランダムアクセスレスポンスRARを保持する第3のMAC CEと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項23又は24に記載のランダムアクセス方法。
  26. 前記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報を更に保持する、請求項25に記載のランダムアクセス方法。
  27. 前記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報及び上りスケジューリング情報を更に保持する、請求項25に記載のランダムアクセス方法。
  28. 前記第2のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報及びC-RNTIを更に保持する、請求項25~27のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  29. 前記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報及びTC-RNTIを含む、請求項25~28のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  30. 前記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報、TC-RNTI及びRAPIDを含む、請求項25~28のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  31. 前記MAC PDUは、第1のサブヘッダー及びターゲットMAC CEを含む複数の第1のMACサブPDUを含み、前記第1のサブヘッダーは、前記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持し、前記ターゲットMAC CEのタイプは、前記第1のMAC CE、前記第2のMAC CE又は前記第3のMAC CEを指す、請求項25~30のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  32. 前記第3の指示情報は、前記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられるLCIDである、請求項31に記載のランダムアクセス方法。
  33. 前記第3の指示情報は、前記ターゲットMAC CEのタイプ及び/又は前記第1のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報である、請求項31に記載のランダムアクセス方法。
  34. 前記第1のサブヘッダーは、RAPIDを更に保持する、請求項31~33のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  35. 前記第1のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、前記第2のタイプ情報は、前記第1のサブヘッダーが前記RAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる、請求項34に記載のランダムアクセス方法。
  36. 前記MAC PDUは、第2のMACサブPDUを更に含み、前記第2のMACサブPDUは、BI情報である前記第2の指示情報を保持する第2のサブヘッダーのみを含む、請求項31~35のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法。
  37. 前記第2のサブヘッダーは、前記第2のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報を更に保持する、請求項36に記載のランダムアクセス方法。
  38. 前記第2のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、前記第2のタイプ情報は、前記第2のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる、請求項36に記載のランダムアクセス方法。
  39. ユーザ機器に適用されるランダムアクセス装置であって、
    第1のメッセージを送信する送信ユニットと、
    第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて検出する受信ユニットとを含み、
    前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる、ランダムアクセス装置。
  40. 前記第1のメッセージは、プリアンブル及び上りデータチャネルを含む、請求項39に記載のランダムアクセス装置。
  41. 前記第2のメッセージは、MAC PDUを含み、前記MAC PDUは、
    C-RNTIである前記第1の競合解決識別子を保持する第1のMAC CEと、
    前記第2の競合解決識別子を保持する第2のMAC CEと、
    2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられるRARを保持する第3のMAC CEと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項39又は40に記載のランダムアクセス装置。
  42. 前記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報を更に保持する、請求項41に記載のランダムアクセス装置。
  43. 前記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報及び上りスケジューリング情報を更に保持する、請求項41に記載のランダムアクセス装置。
  44. 前記第2のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報及びC-RNTIを更に保持する、請求項41~43のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  45. 前記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報及びTC-RNTIを含む、請求項41~44のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  46. 前記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報、TC-RNTI及びRAPIDを含む、請求項41~44のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  47. 前記MAC PDUは、第1のサブヘッダー及びターゲットMAC CEを含む複数の第1のMACサブPDUを含み、前記第1のサブヘッダーは、前記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持し、前記ターゲットMAC CEのタイプは、前記第1のMAC CE、前記第2のMAC CE又は前記第3のMAC CEを指す、請求項41~46のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  48. 前記第3の指示情報は、前記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられるLCIDである、請求項47に記載のランダムアクセス装置。
  49. 前記第3の指示情報は、前記ターゲットMAC CEのタイプ及び/又は前記第1のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報である、請求項47に記載のランダムアクセス装置。
  50. 前記第1のサブヘッダーは、RAPIDを更に保持する、請求項47~49のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  51. 前記第1のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、前記第2のタイプ情報は、前記第1のサブヘッダーが前記RAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる、請求項50に記載のランダムアクセス装置。
  52. 前記MAC PDUは、第2のMACサブPDUを更に含み、前記第2のMACサブPDUは、BI情報である前記第2の指示情報を保持する第2のサブヘッダーのみを含む、請求項47~51のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  53. 前記第2のサブヘッダーは、前記第2のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報を更に保持する、請求項52に記載のランダムアクセス装置。
  54. 前記第2のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、前記第2のタイプ情報は、前記第2のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる、請求項52に記載のランダムアクセス装置。
  55. 前記UEが接続状態UEである場合、前記送信ユニットは少なくとも、C-RNTIを保持する第4のMAC CEを前記第1のメッセージの上りデータチャネルにおいて送信する、請求項47~54のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  56. 前記受信ユニットが前記第2のメッセージのスケジューリング命令を前記第1のウィンドウにおいて受信した場合、前記第2のメッセージのMAC PDUに保持された前記第3の指示情報に基づいて、前記MAC PDUが第1のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを決定する決定ユニットを更に含む、請求項55に記載のランダムアクセス装置。
  57. 処理ユニットを更に含み、前記処理ユニットは、
    前記MAC PDUが第1のMAC CEを含み、かつ前記第1のMAC CE内のC-RNTIが前記第1のメッセージ内のC-RNTIと一致する場合、競合を解決し、
    前記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ前記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は前記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが前記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致する場合、前記UEは2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻り、
    前記MAC PDUが第1のMAC CE及び第3のMAC CEを含まれていない場合、前記第1のウィンドウが終了した後に前記第1のメッセージを再送信し、前記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、前記第2のメッセージ内のBI値を採用する、請求項56に記載のランダムアクセス装置。
  58. 前記UEがアイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEである場合、前記送信ユニットは、前記第1のメッセージの前記上りデータチャネルにおいて前記CCCH SDUを送信する、請求項47~54のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  59. 前記受信ユニットが前記第2のメッセージのスケジューリング命令を前記第1のウィンドウにおいて受信した場合、前記第2のメッセージのMAC PDUに保持された前記第3の指示情報に基づいて、前記MAC PDUが第2のMAC CE及び/又は第3のMAC CEを含むか否かを決定する決定ユニットを更に含む、請求項58に記載のランダムアクセス装置。
  60. 処理ユニットを更に含み、前記処理ユニットは、
    前記MAC PDUが第2のMAC CEを含み、かつ前記第2のMAC CE内の第2の競合解決識別子が前記第1のメッセージ内のCCCH SDUと一致する場合、競合を解決し、
    前記MAC PDUが第3のMAC CEを含み、かつ前記第3のMAC CEに含まれているRAPID、又は前記第3のMAC CEに対応する第1のサブパケットヘッダー内のRAPIDが前記第1のメッセージ内のプリアンブルのインデックス情報と一致する場合、前記UEは2ステップのランダムアクセス手順から4ステップのランダムアクセス手順に戻り、
    前記MAC PDUが第2のMAC CE及び第3のMAC CEを含まれていない場合、前記第1のウィンドウが終了した後に前記第1のメッセージを再送信し、前記第1のメッセージの再送信は、バックオフのために、前記第2のメッセージ内のBI値を採用する、請求項59に記載のランダムアクセス装置。
  61. ネットワーク装置に適用されるランダムアクセス装置であって、
    UEによって送信された第1のメッセージを受信する受信ユニットと、
    第2のメッセージのスケジューリング命令を第1のウィンドウにおいて送信する送信ユニットとを含み、
    前記第2のメッセージは、第1の競合解決識別子、第2の競合解決識別子、第1の指示情報及び第2の指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1の競合解決識別子は、接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第2の競合解決識別子は、アイドル状態UE、非アクティブ状態UE又は接続状態UEの競合解決に用いられ、前記第1の指示情報は、2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられ、前記第2の指示情報は、前記UEが前記第1のメッセージを再送信するときのランダムバックオフ値を指示するために用いられる、ランダムアクセス装置。
  62. 前記第1のメッセージは、プリアンブル及び上りデータチャネルを含む、請求項61に記載のランダムアクセス装置。
  63. 前記第2のメッセージは、MAC PDUを含み、前記MAC PDUは、
    C-RNTIである前記第1の競合解決識別子を保持する第1のMAC CEと、
    前記第2の競合解決識別子を保持する第2のMAC CEと、
    2ステップのランダムアクセス手順が4ステップのランダムアクセス手順に戻ることを指示するために用いられるランダムアクセスレスポンスRARを保持する第3のMAC CEと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項61又は62に記載のランダムアクセス装置。
  64. 前記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報を更に保持する、請求項63に記載のランダムアクセス装置。
  65. 前記第1のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報及び上りスケジューリング情報を更に保持する、請求項63に記載のランダムアクセス装置。
  66. 前記第2のMAC CEは、上りタイミングアドバンス情報及びC-RNTIを更に保持する、請求項63~65のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  67. 前記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報及びTC-RNTIを含む、請求項63~66のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  68. 前記RARは、上りタイミングアドバンス情報、上りスケジューリング情報、TC-RNTI及びRAPIDを含む、請求項63~66のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  69. 前記MAC PDUは、第1のサブヘッダー及びターゲットMAC CEを含む複数の第1のMACサブPDUを含み、前記第1のサブヘッダーは、前記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられる第3の指示情報を保持し、前記ターゲットMAC CEのタイプは、前記第1のMAC CE、前記第2のMAC CE又は前記第3のMAC CEを指す、請求項63~68のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  70. 前記第3の指示情報は、前記ターゲットMAC CEのタイプを指示するために用いられるLCIDである、請求項69に記載のランダムアクセス装置。
  71. 前記第3の指示情報は、前記ターゲットMAC CEのタイプ及び/又は前記第1のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報である、請求項69に記載のランダムアクセス装置。
  72. 前記第1のサブヘッダーは、RAPIDを更に保持する、請求項69~71のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  73. 前記第1のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、前記第2のタイプ情報は、前記第1のサブヘッダーが前記RAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる、請求項72に記載のランダムアクセス装置。
  74. 前記MAC PDUは、第2のMACサブPDUを更に含み、前記第2のMACサブPDUは、BI情報である前記第2の指示情報を保持する第2のサブヘッダーのみを含む、請求項69~73のいずれか1項に記載のランダムアクセス装置。
  75. 前記第2のサブヘッダーは、前記第2のサブヘッダーのタイプを指示するために用いられる第1のタイプ情報を更に保持する、請求項74に記載のランダムアクセス装置。
  76. 前記第2のサブヘッダーは、第2のタイプ情報を更に保持し、前記第2のタイプ情報は、前記第2のサブヘッダーがRAPID又はBI情報のいずれを含むかを指示するために用いられる、請求項74に記載のランダムアクセス装置。
  77. プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリがコンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記プロセッサが前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項1~22のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実行するために用いられるユーザ機器。
  78. プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリがコンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記プロセッサが前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項23~38のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実行するために用いられるネットワーク装置。
  79. チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップを備えたデバイスに請求項1~22のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実行させるプロセッサを含むチップ。
  80. チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップを備えたデバイスに請求項23~38のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実行させるプロセッサを含むチップ。
  81. コンピュータに請求項1~22のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
  82. コンピュータに請求項23~38のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
  83. コンピュータに請求項1~22のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品。
  84. コンピュータに請求項23~38のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品。
  85. コンピュータに請求項1~22のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実行させるコンピュータプログラム。
  86. コンピュータに請求項23~38のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実行させるコンピュータプログラム。
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