JP2022532648A - 投入装置、収納カートリッジ、投入ユニット、及び自動投入システムを備える滞水家電機器 - Google Patents

投入装置、収納カートリッジ、投入ユニット、及び自動投入システムを備える滞水家電機器 Download PDF

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Abstract

(投入装置、収納カートリッジ、投入ユニット及び滞水家電機器)本発明は、投入装置(100)を取り付けることができる収納カートリッジ(200)によって提供される洗剤タブレット(202)を投入するための投入装置(100)に関し、投入装置(100)は、スコップ(120)とプラグ(130)を備え、スコップ(120)を重力ベクトル(G)と交差する回転軸線(X)を中心に第1の回転方向に回転させると、収納カートリッジ(200)から洗剤タブレット(202)をすくい、スコップ(120)の開口部(124)に洗剤タブレット(202)を持ち上げ、プラグ(130)に形成された収容チャンバ(132)に洗剤タブレット(202)を運ぶように構成され、プラグ(130)は、収容チャンバ(132)から洗剤タブレット(202)を解放するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、投入装置、保存カートリッジ、投入ユニット、及び自動投入システムを備える滞水家電機器に関する。
公知の家庭用電化製品、例えば食器洗い機は、典型的には、洗剤の一回の投入量を収納するためのチャンバを備える投入システムを有する。食器洗い機の使用者は、洗浄サイクルの開始前に毎回チャンバを洗剤で充填する必要がある。これは、使用者にとって不便である。更に、そのようなシステムは、使用者が正確な量の洗剤を充填しない、または洗剤を完全に充填し忘れるという危険性を有する。これは、不良または望ましくない洗浄結果をもたらす可能性がある。洗浄サイクル中に正確なタイミングで正確な量の洗剤を自動的に投入する自動投入システムが利用可能であることが望ましい。
家電機器の洗剤の投入を改善させることが、本発明の1つの目的である。
本発明の第1形態によると、投入装置を取り付けることができる収納カートリッジによって提供される洗剤タブレットを投入するための投入装置が提案されている。投入装置は、スコップと、プラグとを有する。スコップは、スコップが重力ベクトルに垂直な回転軸を中心として第1の回転方向に回転したとき、収納カートリッジから洗剤タブレットを取り上げ、開口部に洗剤タブレットをスコップで持ち上げ、プラグに形成された収容チャンバに洗剤タブレットを運ぶように構成されている。プラグは、洗剤タブレットを収容チャンバから解放するように構成されている。
この投入装置は、特に、収納カートリッジと関連して使用することができる。例えば、カートリッジは複数の洗剤タブレットを収納するために設けられ、投入装置は収納カートリッジに取り付けられている。そして、組立体は、各サイクル前に洗剤を充填する必要なしに複数回の洗浄サイクル用の洗剤を提供するための滞水家電機器、特に、食器洗い機または洗濯機に使用されるのが好ましい。
投入装置は、スコップまたは投入装置全体を特定の回転軸を中心に回転させることによって、確実に且つ単純な方法で、収納カートリッジに収納されている1つのまたは、多数の、好ましくは規定数の洗剤タブレットを取り上げて解放するように構成されているという利点を有する。例えば、投入装置が収納カートリッジに取り付けられるとき、回転軸は、装着方向に延びる軸によって画定されてもよい。「単数」または「1つ」は、厳密に1つの要素に限定するものとして理解されるべきではないが、特に言及されない限り複数の要素が提供されてもよい。
以下では、投入装置の作動は、投入装置が意図する使用、即ち、ストレージから洗剤タブレットを取り上げてそれを解放すること、に従って使用されることを意味する。投入装置は、作動毎に規定数の洗剤タブレットを解放することを可能にするのが好ましい。スコップが洗剤タブレットを取り上げるように構成されていると記載されている場合、これは、スコップが正確に1つの洗剤タブレットを取り上げるように構成されているという意味で理解されるべきではない。むしろ、スコップは、任意の数の洗剤タブレットを取り上げるように構成されていてもよい。その最大数は、スコップの詳細及び洗剤タブレットの形状の両方に依存する。
投入装置は、明示的に言及されていなかったとしてもスコップとプラグのようないくつかの要素を備えてもよい。投入装置の構成要素は、射出成形に適したポリマー材料から形成されることが好ましい。加えて、要素は、金属及び/または複合材料から作製されてもよく、及び/またはその要素は、コーティングされてもよい。
スコップは、洗剤タブレットが投入のために通過しなければならない開口部を有する。開口部は、収納カートリッジに投入装置の取付方向と直交する方向のスコップの断面に応じた中央開口であるのが好ましい。しかしながら、開口部は、偏心させることもできる。
回転軸は、一例では、中心開口部の場合、スコップの開口部の対称軸であり、偏心した開口部の対称軸に対して同軸であってもよい。回転軸と重力ベクトルとの間の角度が90°未満、特に45°までであっても、回転軸は、重力ベクトルに対して垂直であると考えられる。
プラグは、例えば、投入装置の側壁に配置された出口をクリアにすることによって、洗剤タブレットを収容チャンバから解放するように構成されている。収容チャンバがプラグ内に形成されるということは、洗剤タブレットが解放される前にプラグ内にまたはプラグに形成され、洗剤タブレットを保持したままにするように設計された部分がある意味で理解されるべきである。特に、収容チャンバは、スコップとプラグ及び/または更なる要素との間に形成されてもよい。
投入装置は、空の収納カートリッジを補充または交換するために取り外すことができるように、収納カートリッジに取り外し可能に取り付けることができる。それに代えて、投入装置は、意図したとおりに使用されるときには取り外しを可能にしない方法で収納カートリッジに取り付け可能であってもよい。
洗剤タブレットは、特定の洗剤配合物を備える成形体として提供され、特定のサイズ及び形状を有することが好ましい。洗剤タブレットは、自動洗浄プロセスのための1つまたは2つ以上の活性成分を含むのが好ましい。当業者によって理解されるように、洗剤タブレットに使用される活性成分の性質は、所望の用途に応じて変化する。食器洗い機内で使用する場合、洗剤タブレットは、例えば、食器洗い機用洗剤、すすぎ補助剤、機械洗浄剤または食器洗い機の脱臭機能を果たす活性成分を含んでいてもよい。洗濯機との関連では、洗剤タブレットは、例えば、洗濯洗剤または繊維柔軟剤機能を果たす活性成分を含んでいてもよい。適切な活性成分が、当業者に知られており、例としては、漂白剤、漂白活性化剤、漂白触媒、酵素、界面活性剤、洗浄助剤、pH調整剤、腐食抑制剤、及び芳香剤が挙げられる。
例えば、各洗剤タブレットは、活性成分の一洗剤タブレットのみを洗浄プロセスごとに小出しにする必要があるため、活性成分の単位投入量、即ち、洗浄プロセスで使用される所望の活性成分の全量を含む。他の実施形態では、1つより多くの洗剤タブレットが提供されることは活性成分の単位投入量の利点である場合がある。例えば、いくつかの場合、全単位投入量を含む1つの洗剤タブレットは、かなり大きいか重いかであり、投入は、複数のより小さいまたはより軽い洗浄タブレットを使用することが効果的または信頼性が高くなる場合がある。活性成分の所望の投入量は、10未満の洗剤タブレット、好ましくは9、8、7、6、5、または4つ未満の洗剤タブレットによって提供されるのが好ましい。単位投入量は、1、2、3、または4つの洗剤タブレットによって提供されるのが好ましい。別の有益なオプションは、自動洗濯機の少なくとも1つの洗浄プロセスのための活性成分の単位投入量未満の量に相当する活性成分の量を各々が含有する洗剤タブレットを提供することである。例えば、食器洗い機または洗濯機は、異なる量の活性成分を必要とする、集中洗浄プログラムや簡易洗浄プログラムのような種々の異なる作動モードの間で選択することを可能にするように構成されている。つまり、多くの洗剤タブレットが作動の一モード中に投入されてもよく、異なる数の洗剤タブレットが異なる作動モード中に投入される。例えば、1つの洗剤タブレットがある汚れ具合のために設計された洗浄プログラム中に、また2つの洗剤タブレットがより高い汚れ具合のために設計された洗浄プログラム中に投入されてもよい。洗剤タブレットは、固体、ゲルタブレット、または(好ましくは低変形能の)水溶性パッケージ/容器のような、任意の適切な形態であってもよい。少なくとも洗剤タブレットの外側は固体であるのが好ましい。例えば、(好ましくは硬い)溶解可能なシェル材料のカプセルが、粉末、液体またはゲル組成物を封入することもできる。しかしながら、洗剤タブレットは、圧縮粉末で形成されているのが有利である。各洗剤タブレットは、例えば、単相または多層であってもよく、そうでなければ、各活性成分が最適な時間に洗剤タブレットから放出されることを確実にするように構成されていてもよい。洗剤タブレットは、水溶性材料のフィルムで包むことができるが、これらは包まれていないのが好ましい。これらは、例えば、もろさを軽減するように適切なコーティングで被覆されていてもよい。洗剤タブレットは、円筒状、ディスク状、球状、楕円球状、または立方体のような任意の適切な形状とすることができる。一実施形態では、各洗剤タブレットは、少なくとも1つの平坦面を有する。球状の洗剤タブレットは製造がより困難である一方、立方体形状などの形状はより小出しにしにくいので、洗剤タブレットは、円筒形もしくはディスク状であるのが好ましい。円筒状の洗剤タブレットの場合、タブレットの長さは、洗剤タブレットの直径の5%までの範囲で直径より大きいまたは小さいのが好ましい。洗剤タブレットが縁部を有する場合、少なくともこれらの縁部のいくつかは、製造中且つ洗剤タブレットが投入装置内にある間に砕けやすさを低減させるために面取り及び/または丸くくぼみがつけられているのが好ましい。面取り部は、15°から20°の角度を有するのが好ましい。
一実施形態では、各洗剤タブレットは、少なくとも0.1g、少なくとも0.5g、少なくとも0.7g、少なくとも1g、少なくとも1.2g、少なくとも1.5g、少なくとも2g、少なくとも3g、または少なくとも4gの重量を有し、及び/または15gまで、14gまで、13gまで、12gまで、11gまで、10gまで、9gまで、8gまで、7gまで、または6gまでの重量を有する。一実施形態では、各洗剤タブレットは、少なくとも5mm、少なくとも6mm、少なくとも7mm、少なくとも8mm、少なくとも9mm、または少なくとも10mmの最大の長さ及び/または直径を有し、及び/または20mmまで、19mmまで、18mmまで、17mmまで、16mmまで、または15mmまでの最大の長さ及び/または直径を有する。
洗剤タブレットは、収納カートリッジの高貯蔵密度が達成できるように形成され、投入装置の投入機能が補助されるのが好ましい。更に、洗剤タブレットは、製造しやすい形状を有するのが好ましい。例えば、洗浄タブレットは円筒形状を有することが好ましく、円筒体の直径及び高さは類似の寸法、即ちアスペクト比が0.2~1のオーダーであることが好ましい。
一実施形態によると、スコップと収容チャンバは、投入装置は、洗剤タブレットを投入するために作動する度に、投入装置が規定の数の洗剤タブレット、好ましくは1つの洗剤タブレットを投入するように構成されるように洗剤タブレットの形状に応じて実装される。
これは、投入装置が作動する度に投入される洗剤タブレットの数を規定数にすることを確実にする。例えば、収容チャンバは、規定数の洗剤のタブレットを取り上げることしかできない一定の容量及び/または一定の形状に限定される。
実施形態では、投入装置の更なる要素及び/または上記要素の特定の構造を、規定数の洗剤タブレットが得られることを提供するために用いることができる。更なる実施形態では、規定の数は既定の複数の番号の中から選択することができ、投入装置は選択された既定の数に応じて調整可能であるのがよい。例えば、第1の投入動作では、既定の数は3であり、投入装置は、正確に3つの洗剤タブレットが放出されるように調整される。第2の投入動作では、既定の数は5であり、投入装置は、正確に5つの洗剤タブレットが放出されるように調整される。
投入装置が作動される度に1つの洗剤タブレットのみが投入されるように投入装置を構成することにより、投入装置が作動される度に放出される洗剤の量を微調整することができる。
更なる実施形態によると、投入装置は、投入装置が収納カートリッジに取り付けられたときに周囲環境から収納カートリッジの内部空間をシールするために収納カートリッジに配置された対応するシール部と係合するためのシール部を備える。
投入装置は、リップシール構造及び/またはガスケットのようなシール要素を備えてもよい。シール部は、シールされたとき全種の流体、特に湿気に対して不透過性であるように構成されるのが好ましい。これは、収納カートリッジに収納されている洗剤タブレットがそれらの物理的及び/または化学的特性に関して影響を受けず、特に収納カートリッジが滞水家電機器内に配置された場合に溶解しないまたは分解しない及び/または収納カートリッジ内がべたつかないという利点を有する。
更なる実施形態によると、投入装置は、投入装置を規定の相対的角度位置で収納カートリッジに確実に固定するために、収納カートリッジ配置された対応する接続手段と係合するための接続手段を備える。
投入装置が収納カートリッジに取り付けられたときに投入装置と収納カートリッジとが互いに回転方向に関して固定されるのが好ましい。
例えば、接続手段は、投入装置を収納カートリッジに確実に固定するスナップ嵌めを備える。例えば、収納カートリッジに取り付けられると投入装置が容易に外れないようにスナップ嵌めを設計することができる。これは、収納カートリッジに収納されている洗剤タブレットは刺激性、腐食性、または有害である場合もあるため安全性の観点から有用である。また、投入装置は、収納カートリッジに溶接または接着されてもよい。この場合、接続手段は、溶接または接着を容易に行うことができるように対応する形状を有する部分として構成することができる。
接続手段は、投入装置を収納カートリッジに既定の相対的な角度位置で取付けることしかできないように構成されているのが好ましい。例えば、投入装置及び収納カートリッジの両方が略円形の断面を有するとき、投入装置及び収納カートリッジ毎に所望の方向を定めることができるように特別な形状が存在する。既定の相対的な角度位置は、次いで、投入装置及び収納カートリッジの所望の方向の間の所定の角度として与えられてもよい。
実施形態では、投入装置が収納カートリッジに固定されるとき、投入装置は、カートリッジ上に配置されるシールを破るように構成されたシール開け部を備えてもよい。シールは、例えばホイルとして構成することができる。これは、投入装置が収納カートリッジに取り付けられるまで収納カートリッジをシールして閉じたままにし、したがって内部への流体の流入を低減して収納された洗剤タブレットをこぼすリスクを低減するという利点を有する。
更なる実施形態によると、スコップは、洗剤タブレットを取りだし、それを収容チャンバにつながるスコップの開口部に持ち上げるための取り上げ部を備え、取り上げ部の表面は、螺旋状の湾曲面として形成されている。
このようにスコップを構成することによって、回転して持ち上げる機能が提供される。例えば、取り上げ部は、カタツムリハウス、すなわちテーパの付いた螺旋形状のような形状を有する。螺旋状の湾曲面の中心軸が重力ベクトルに実質的に垂直な場合、取り上げ部に存在する洗剤タブレットは、スコップが回転すると表面上を摺動し、重力によって駆動されて可能な限り低い位置に留まる。同時に、洗剤タブレットは、スコップの開口部の方に更に持ち上げられ運搬される。当業者は、回転機能によって同様の持上げ工程及び運搬工程を提供する取り上げ部の他の形態もまた、本明細書に包含されることを理解するだろう。
投入装置が収納カートリッジに取り付けられる場合、スコップの取り上げ部は収納カートリッジの内部空間に届くのが好ましい。これは、洗剤タブレットがスコップによって取り上げられることを確実にする。この場合、スコップは、取り上げ部が収納カートリッジ内に届く距離に実質的に応じた所定の有効範囲を有する。
取り上げ部は、収納カートリッジが取り付けられているときに収納カートリッジの内側表面と接触していてもよい。しかしながら、洗剤粉末及び/または崩れた洗剤タブレットの小片が取り上げ部によって取り出されず代わりに取り上げ部の下に摺動しないように、取り上げ部と収納カートリッジの内側表面との間に距離が形成されてもよい。距離を設定することにより、投入装置によって投入することができる洗剤の小片または粒子の最小サイズを規定することができる。最小サイズよりも小さい全ての小片または粒子は投入されず、したがって、それらは、収納カートリッジ内に保持される。
更なる実施形態によると、取り上げ部の表面の直径の増大と共にスコップの取り上げ部の表面の幅が増大する。
これは、取り上げ部が収納カートリッジ内に多くのスペースを占有することなく収納カートリッジ内に届くことを可能にする。取り上げ部の幅は、洗剤タブレットのサイズに応じて設定されるのが好ましい。これは、投入装置が作動されるたびに特定の数の洗剤タブレットが解放されるように洗剤タブレットを個別化するのを助ける。取付けられたときに取り上げ部が収納カートリッジ内に届く距離は、スコップの有効範囲と呼ばれることがある。
取り上げ部の後縁は、洗剤タブレットが取り上げ部から容易に抜け落ちないが取り上げ部によって更に運搬できることを確実にするように取り上げ部を制限するための隆起部を備えるのが好ましい。この場合、取り上げ部はねじ駆動と同様に動作する。更に、スコップは、規定数の洗剤タブレットが収容チャンバに受け入れられたとき、スコップによって開口部に持ち上げられた任意の更なる洗剤タブレットがスコップから抜け落ちて開口部を通過しないように設計されてもよい。これは、正確に規定数の洗剤タブレットが放出されることを確実にする。
実施形態では、歯が、開口部から離れた位置で前縁に形成されてもよい。そのような歯は、洗剤タブレットを捕捉することによって取り上げ、洗剤タブレットをスコップまたは取り上げ部に向けて押し出すのを助けることができる。歯は、スコップの有効範囲内にきた洗剤タブレットが取り上げ部からこれ以上逃げないことを確実にし、したがって信頼性の高い動作を確実にする。
実施形態では、前縁の前に位置している洗剤タブレットが開口部に向けて押されるように前縁が湾曲しているのがよい。本実施形態は、スコップの有効範囲にきた洗剤タブレットが取り上げ部からこれ以上逃げることができないことを確実にし、したがって信頼性の高い動作を確実にする。
更なる実施形態によると、投入装置は、第1の回転方向に投入装置を回転させるための外部駆動ユニットの駆動装置に係合して投入装置を固定して保持するための係合手段を備える。
本実施形態は、投入装置を収納カートリッジに取り付ける際に投入装置及び収納カートリッジの確実な駆動を提供する。係合手段は、投入装置を回転させるための十分なトルクを伝達するように構成されている。
更なる実施形態によると、プラグは、閉鎖位置と解放位置との間で移動できる容易投入装置内に保持され、プラグが閉鎖位置にある場合には、スコップから受け入れられた洗剤タブレットは収容チャンバに収納され、プラグが解放位置にある場合には、収容チャンバに収納されている洗剤タブレットが放出されるように投入装置の側壁の出口がクリアになり、プラグが閉鎖位置にある場合には、投入装置は全種の流体に対して不透過にシールされている。
本実施形態は、投入装置を収納カートリッジに取り付ける際、プラグが閉鎖位置にある場合に収納カートリッジの内部空間をシールすることを確実にする。これは、収納カートリッジへの液体、特に湿気の流入を著しく低減させることができる。これは、洗剤タブレットが溶解、分解及び/または収納カートリッジ内部でべたつくのを防ぐのを助ける。例えば、投入装置は、シールを提供するための特定のシール要素またはシール手段を備える。
その意図された用途では、重力が洗剤タブレットを収容チャンバの外に引っ張るように、プラグが解放位置になったときに出口が下方を向くように投入装置が構成されるのが好ましい。
更なる実施形態によると、プラグは円筒体として形成され、外部駆動ユニットの駆動要素と係合するための係合部分が円筒体の一面に配置され、収容チャンバは円筒体の他方の面に配置され、プラグは収容チャンバがスコップの開口部に対面するように投入装置内に配置されている。
更なる実施形態によると、プラグは、投入装置の雌ねじと係合する雄ねじを有し、プラグが投入装置に対して円筒体の中心軸周りの第1の回転方向に回転されると、プラグはスコップの開口部から離れるように横方向に動かされることによって閉鎖位置から解放位置に動き、投入装置に対して第1の回転方向と反対の第2の回転方向にプラグが回転されると、プラグはスコップの開口部に向かって横方向に動かされることによって解放位置から閉鎖位置に動く。
本実施形態は、投入装置に対してプラグを回転させることによってプラグを容易に動かすことを可能にする。投入装置は規定の位置に固定されたまま、次いでプラグが回転されるのが好ましい。
実施形態では、プラグの雄ねじは、プラグが閉鎖位置から解放位置へ、またはその逆に動かされたときにプラグが径方向ストッパによって止まるように、設計されている。例えば、プラグの雄ねじは、円筒体の一方の面から他方の面まで延びておらずその前で終わり、ねじの各端部に径方向ストッパを形成する。投入装置の雌ねじは、本実施形態で特別に構成されるのが有利である。本実施形態は、いくつかの利点を有する。第1に、プラグを過度にねじ締めすることができないが、既定の延びで止まる。第2に、プラグはまた、閉鎖位置に動く際、径方向ストッパによって止められ、これはプラグが規定の閉鎖位置に届くことを確実にする。したがって、投入装置をシールするためのシール要素が、プラグが規定の閉鎖位置にあるときにシールが確実に達成されるように設計されることができる。これは、更に、シールを形成する材料の接触や変形が規定の閉鎖位置によって容易に再現可能であるので、シールを係合または係合解除させるのに必要なトルクを調整することを可能にしている。
更なる実施形態によると、収容チャンバを規制するプラグの内側表面は、少なくとも一つのセクションにおいてプラグの円筒外周面に対して傾斜した面を有する。
本実施の形態は、出口がクリアになった途端に洗剤タブレットが収容チャンバからこぼれないことを保証し、プラグを投入装置に対して第1の回転方向に回転させることによってプラグを閉鎖位置から解放位置へ移動させると収容チャンバに収納されている洗剤タブレットが作動されることを確実にする。
更なる実施形態によると、投入装置は、収容チャンバに収納された洗剤タブレットを確実に保持したままにする、収容チャンバとスコップの開口部との間に配置されたリップを備える。
本実施形態は、投入装置が外部からの僅かな衝撃振動に晒されても、洗剤タブレットが収容チャンバからこぼれて収納カートリッジに戻らないことを確実にしている。更に、プラグが回転するときの、収容チャンバの傾斜面に起因する洗剤タブレットの揺れは、洗剤タブレットを収容チャンバの外に飛び出させて収納カートリッジへと戻すことがない。
本発明の第2の形態によると、第1の形態による投入装置を取り付けることができ、洗剤タブレットを複数収納することのできる収納カートリッジが提案されている。収納カートリッジは、平面に広がる開口部を有する容器と、開口部にわたる平面に対して直交する軸を中心に容器が回転されるときに開口部に向かって洗剤タブレットを運ぶために内側表面の少なくとも一部分に第1の螺旋状凹部を有する内側表面と、を備える。第1の螺旋状凹部のピッチ及び/または高さ及び/またはフランク形状及び/またはフランク角及び/または勾配は、洗剤タブレットの寸法及び/または形状に応じて決定される。
軸と平面との間の角度が90度未満、特に45度までの角度であっても軸は、開口部にわたる平面に垂直であると考えられる。
この収納カートリッジは、大量の洗剤タブレット、例えば200個までの洗浄タブレット、好ましくは少なくとも80個の洗浄タブレットを収納するように構成されることが好ましい。これにより、複数の洗浄サイクルを、洗剤を補充する必要なしに、食器洗い機または洗濯機などの滞水家電機器で行うことができる。
洗剤タブレットは、容器にばらばらに充填されているのが好ましい。それらはランダムに配向されているのが好ましい。
例えば、容器は、軸と平行な方向に延びる細長い形状を有する。例えば、容器は、立方体の形態を有する。容器は、円筒体または円錐の形状を有するのが好ましい。更に、容器の延びる方向に直交する平面における断面は、正三角形、正四角形などの、任意の正多角形の形態を有してもよく、または規則的な星形の形状を有してもよい。
例えば、内側表面は、円筒形または円錐形であってもよく、開口部は、円筒体または円錐体の前面に配置されている。そして、その軸は、円筒体または円錐体の対称軸に平行である。「平行」という用語は、正確な幾何学的な意味で理解すべきでないが、対称軸と45°までの角度をなす方向を含むべきである。
内側表面の少なくとも一部に形成された第1の螺旋状凹部は、収納カートリッジが開口部にわたる平面に対して直交する軸線を中心に回転される場合の洗剤タブレット用の搬送機構を提供する。第1の螺旋状凹部は、容器の内側で多くのスペースを占めないように可能な限り小さく形成されるが、洗剤タブレットの搬送が確実にできるように十分大きいことが好ましい。第1の螺旋状凹部は、軸に垂直な第1の平面に正多角形断面を有する内側表面によって提供されてもよく、第1の平面から離間して平行な第2の平面内の内側表面の断面は、同じ通常多角形の形状を有するが、特定の角度だけ回転している。すなわち、第1の螺旋状凹部は、銃身の施条と同様に形成されてもよい。
軸は、投入装置の特定の機能を提供するために投入装置を回転させる必要がある回転軸と一致することが好ましい。
好ましくは、第1の螺旋状凹部は、投入装置が収納カートリッジに取り付けられたとき、軸を中心に第1の回転方向に収納カートリッジを備える投入装置の組立体を回転させることによって、開口部に向かって、即ち投入装置へ洗剤タブレットを搬送することと、投入装置によって洗剤タブレットをすくい、持ち上げ、運ぶことの両方が、行われる。これは、洗剤タブレットは投入装置の有効範囲に同時に搬送されているため、組立体がこのように回転されるとき、投入装置に洗剤タブレットが不足しないことを確実にする。
螺旋状凹部のピッチは、例えば、螺旋状凹部に沿って360°回転により連結された螺旋状凹部の2点間の距離を意味する。
フランク角は、例えば、内側表面に対する螺旋状凹部の前面側または背面側の間の角度を意味する。
螺旋状凹部の勾配は、例えば、螺旋状凹部と、内側円筒面の対称軸に直交する平面との間の角度を意味する。
カートリッジが意図されたように使用のために配置されるとき、第1の螺旋状凹部のピッチ、高さ、フランク形状、フランク角及び/または勾配は、更に、第1の方向と重力ベクトルとの間の角度の関数として規定されることができる。
収納カートリッジは、説明した実施形態に限定されるものではない。特に、第1の形態による投入装置を取り付けることができ且つ所定の方法で投入装置を介して収納カートリッジから分配される複数の洗剤タブレットを提供する、任意の収納カートリッジは、記載された収納カートリッジの範囲に該当すると考えるべきである。即ち、説明される要素のうちの一つまたは複数が存在しない、あるいは、記載された機能を満たすいくつかの他の要素または手段で置き換えられている収納カートリッジの実施形態では、その実施形態は、説明される実施形態の範囲に含まれている。
一実施形態によると、開口部は、投入装置を取り付けることができる収納カートリッジの一端に配置され、収納カートリッジは、所定の相対角度位置で収納カートリッジの開口部に投入装置を取り付けるための、投入装置に設けられた対応する接続手段と係合するための接続手段を備える。
例えば、接続手段は、投入装置を収納カートリッジにしっかりと固定するスナップ嵌めを含む。例えば、スナップ嵌めは、収納カートリッジに取り付けられると投入装置を容易に取り外すことができないように設計されるのがよい。これは、洗剤タブレットは刺激性、腐食性または有害であることがあるから、安全性の点で有益である。投入装置は、また、収納カートリッジに溶接または接着されてもよい。この場合、接続手段は、溶接または接着を容易に行うことができるように対応する形状を有する部分として実現されることができる。
接続手段は、投入装置は所定の相対的な角度位置でのみ収納カートリッジに取り付けられることができるように実装されるのが好ましい。例えば、投入装置及び収納カートリッジの両方が略円形の断面を有するとき、投入装置及び収納カートリッジの各々が好ましい方向を画定することができる特別な形状がある。所定の相対的な角度位置は、次いで、投入装置及び収納カートリッジの好ましい方向の間のある角度として与えられるのがよい。
更なる実施形態によると、投入装置のスコップの取り上げ部の先端と開口部側の第1の螺旋状凹部の端点との間の相対位置が互いに対応するように、所定の相対的な角度位置が規定されている。
本実施の形態は、スコップと投入装置によって洗剤タブレットの信頼性の高い取り上げを確実にする。これにより、組立体の投入機能の信頼性が向上する。
例えば、スコップの先端及び第1の螺旋状凹部の端点は、投入装置が収納カートリッジに取り付けられるとき、互いに密着して配置されている。
更なる実施形態によると、第2の螺旋状凹部が、容器の円筒状の内側表面の少なくとも一部に形成され、第2の螺旋状凹部のピッチ、高さ、フランク形状、フランク角及び/または勾配が、第1の螺旋状凹部のピッチ、高さ、フランク形状、フランク角及び/または勾配と異なり、容器が洗剤タブレットを運ぶために回転されるとき、収納カートリッジに収納されている洗剤タブレットから摩耗によって形成された洗剤粉末が容器内に保持されるように選択されている。
本実施形態は、収納カートリッジの作動中、例えば収納カートリッジが運ばれるとき、摩耗によって洗剤タブレットから形成される洗剤粉末は容器に保持したままにするという利点を有する。したがって、このような粉末粒子によって任意の可動部品、例えば投入装置のプラグを詰まらせるリスクを回避することができる。更に、シール部のシール機能が、粉末によって損なわれることがない。
例えば、第2の螺旋状凹部は、第1の螺旋状凹部に対して逆螺旋を有しており、洗浄タブレットを運ばないように選択された高さを有する。更に、第2の螺旋状凹部は、内側円筒面の全長に沿って形成され、第1の螺旋状凹部はいくつかのより小さい不連続部を有することができる。そして、洗剤タブレットが第1の螺旋状凹部によって開口部に向けて運ばれるように収納カートリッジが回転されるとき、洗剤粉末は、第2の螺旋状凹部によって逆方向に運ばれる。第1の螺旋状凹部の不連続部は、洗剤粉末が滑り抜けることを可能にし、粉末が第1の螺旋状凹部によって運ばれるのを防ぐ。
代替的に、第2の螺旋状凹部は、静的な形態を有してもよく、即ち、第2の螺旋状凹部の傾斜がゼロであることを意味する多数の円形凹部を備えることができる。洗剤タブレットは第1の螺旋状凹部によってこれら円形凹部上で運ばれる一方で、洗剤粉末は効果的に保持されたままになる。
更なる実施形態によると、収納カートリッジは、投入装置が収納カートリッジに取り付けられるとき、収納カートリッジの内部空間を外部環境からシールするように投入装置に配置された、対応するシール部と係合するシール部を有する。
本実施形態は、投入装置が収納カートリッジに取り付けられるとき、収納カートリッジの内部空間はシールされることを確実にする。これは、収納カートリッジへの流体、特に湿度の流入を大いに低減または完全に防止する。これは、洗剤タブレットが溶解、分解及び/または収納カートリッジ内部でべたつくのを防ぐのに役立つ。シールは、あらゆる種類の流体に対して不透過性であるのが好ましい。
本発明の第3の形態によると、第1の形態による投入装置と、第2の形態による収納カートリッジとを備える投入ユニットが提案されており、投入装置は収納カートリッジに取り付けられている。
使用時に、例えば食器洗い機または洗濯機では、投入ユニットは、投入装置の実施形態の1つと収納カートリッジの実施形態の1つとの任意の組み合わせを備えることができる。
本発明の第4の発明によると、収納カートリッジによって提供される洗剤タブレットを投入するための方法が提案されている。第1のステップでは、投入装置が投入ユニットを形成するように収納カートリッジに取り付けられる。第2のステップでは、投入装置のスコップが収納カートリッジから洗剤タブレットをすくい、洗剤タブレットをスコップの開口部に持ち上げ、投入装置のプラグに形成された収容チャンバに洗剤タブレットを運ぶように、投入ユニットは、重力ベクトルに直交する回転軸を中心に第1の回転方向に回転される。投入ユニットの実施形態に応じて、回転の所定の角度、例えば一回または複数回の完全回転が、洗剤タブレットが収納チャンバに到達することを確実にするのに必要である場合がある。第3のステップでは、プラグは、洗剤タブレットを投入するための収容チャンバに収納されている洗剤タブレットを解放するために作動される。
この方法は、第1の形態による投入装置と第2の形態による収納カートリッジとを用いて行われるのが好ましい。更に、この方法は、第3の形態による投入ユニットを使用して行われるのが好ましい。
収納カートリッジに投入装置を取り付けるステップは、投入ユニットの製造中のステップとして工場で行うことができる。また、滞水家電製品の投入システムに投入ユニットを配置する前に、投入ユニットが設計されている滞水家電機器のユーザによって行われてもよい。
一実施形態では、方法は更に、プラグが開放位置にあるとき、投入ユニットを回転させるステップを含み、洗剤タブレットは収容チャンバに収納されることなく投入される。投入は、一つずつ行われ、即ち、このステップでは、所定の数の洗剤タブレットを正確に投入できるのが好ましい。例えば、プラグは、洗剤タブレットを解放するために作動されるとき、閉鎖位置から開放位置に動く。次いで、プラグは、開放位置に保たれ、投入ユニットが回転される。例えば、各所定の回転角度で、一つの洗剤タブレットを投入することができる。そして、投入ユニットは、所定の数の洗剤タブレットが投入されるまでこの回転角度分だけ何度でも回転させるのがよい。
更なる実施形態では、方法は、プラグを開放位置から閉鎖位置に近い中間位置へ動かすステップと、次いで、投入装置のスコップが収納カートリッジから洗剤タブレットをすくい、洗剤タブレットをスコップの開口部まで持ち上げ、洗剤タブレットを投入装置のプラグに形成された収容チャンバまで運ぶように、投入ユニットを回転させるステップと、を含む。プラグが中間位置にあるとき、投入装置は、プラグが閉鎖位置にあるときに投入装置をシールするように構成されたシーリング要素によってしっかりとシールされなくてもよいが、収容チャンバとスコップとの間に形成されているスペースは、ちょうど一つの洗剤タブレットを保持することしかできない。即ち、収容チャンバの限られたスペースの効果は、依然として中間位置で達成され、これは、収容チャンバ(及びスコップ)が洗剤タブレットを1つずつ投入するように設計されている場合、2つの洗剤タブレットの投入が抑制されるというものである。次いで、プラグは、一つの洗剤タブレットを解放するために開放位置に動かされ、所定数の洗剤のタブレットが解放されるまで、プロセスが繰り返されるのがよい。本実施形態では、中間位置から開放位置に移動させるためにプラグを回転させるのに必要なトルクが、閉鎖位置からプラグを回転させる場合と比較して低減されることができる。したがって、所定数の洗剤タブレットの投入は、信頼できかつ迅速な方法で達成される。
更なる実施形態では、この方法は更に、投入装置のプラグを部分的に開放するステップを含み、投入ユニットの1回または複数回回転が、プラグの収容チャンバ内及び/またはスコップに蓄積された、投入ユニットの運搬中に発生する洗剤粉末を排出するために実行されるのがよい。このステップは、通常の投入操作の前に実行されるのが好ましい。
更なる実施形態では、方法は、第1の回転方向と反対の第2の回転方向に回転軸を中心として投入ユニットを回転させるステップを含む。これにより、収納カートリッジに収納されている洗剤タブレットは、スコップから離れて運ばれることができる。これは、特に湿度による収納カートリッジの汚染は、投入装置を介してのみ収納カートリッジに流入することができるので有益であり、汚染領域から離れた洗剤タブレットを動かすことによって、洗剤タブレットへの影響を低減することができる。更に、投入ユニットまたは投入装置の特定の実施形態は、旋回運動によって操作されることもできる。
本発明の第5の形態によると、複数の洗剤タブレットを収納するための収納カートリッジによって提供される洗剤タブレットを、品物を洗浄するための洗浄液へ自動的に投入する自動投入システムを備えた滞水家電機器、特に食器洗い機または洗濯機が、提案されている。滞水家電機器は、収納カートリッジを収容するための収容部分と、洗剤タブレットを投入するための収納カートリッジに取り付け可能である投入装置を作動させるための駆動ユニットと、を備える。投入装置は、本発明の第1の形態によって構成され、収納カートリッジは、本発明の第2の形態によって構成される。
この滞水家電機器は、サイクルごとにユーザが洗剤を充填する必要なしに複数回の洗浄サイクルを行うことができるという利点を有する。更に、適切な洗剤の量を自動的に提供することができる、即ち、食器や衣類などの品物が比較的汚れていない場合、少量、例えば1個の洗剤タブレットで十分であり、品物が比較的汚れている場合、より多い量、例えば3個の洗剤タブレットが、良い洗浄結果を得るために必要になる場合がある。また、洗浄タブレットを投入するタイミングは、洗浄結果を向上させるために変更することができる。これは、ユーザにとって便利である。収納カートリッジに洗浄タブレットがなくなると、ユーザは、単純に収納カートリッジまたは投入ユニット全体を補充または交換することができる。ここで、投入ユニットという用語は、投入装置がとりつけられた収納カートリッジを意味する。
第1の形態による投入装置の全実施形態と、第2の形態による収納カートリッジの全実施形態とを、滞水家電機器の自動投入システムと関連して使用することができる。また、本発明の第1の形態乃至第4の形態のいずれに対応して提供された全ての説明及び定義は、第5の形態にも適用される。
自動投入システム、特に収容部分は、投入ユニットが前述したような適切な配向、実質的には水平な配向に保持されるように滞水家電機器に配置されている。
自動投入システムは、更に、洗剤タブレットが出口からこぼれたときに洗剤タブレットを収集し、滞水家電機器の所望の位置までそれらを案内する投入通路のような要素を備えてもよい。
自動投入システムは、特に、自動洗浄プロセスまたは洗浄サイクルが行われるとき、滞水家電機器の種々の機能を一般的に制御するコントローラによって操作することができるように実現されるのがよい。
実施形態では、投入装置は、自動投入システムに配置され、駆動ユニットは、投入装置を収納カートリッジに取り付け及び/または投入装置を収納カートリッジから取り外すように構成されている。
例えば、自動投入システムは、収納カートリッジに取り付け可能な投入装置を備える。例えば、投入装置は、自動投入システムに配置され、収納カートリッジが収容部分に配置された場合は駆動ユニットが駆動して収納カートリッジに投入装置を取り付け、これにより収納カートリッジから洗浄液に洗剤タブレットを投入するように構成された投入ユニットを形成する。
実施形態では、自動投入システムの収容部分は、収納カートリッジに取り付けられた投入装置を備える投入ユニットを収容するように構成されている。本実施形態では、収納カートリッジが交換されるときに毎回投入装置を交換するという利点を有し、このため数回の投入行為の反復後に発生する場合のある投入装置の摩耗は致命的にならない。即ち、摩耗による投入装置または投入ユニットの詰まりや故障が防止される。
更なる実施形態によると、収納カートリッジに取り付けられた投入装置を備える投入ユニットが、収容部分に配置されている。
本実施形態では、収容部分は、予め組み立てられた投入ユニットを受け入れるように構成されており、投入装置は、例えば、投入ユニットのユーザまたは製造業者によって収納カートリッジの外部に取り付けられる。
本発明の第6の形態によると、滞水家電機器、特に食器洗い機または洗濯機を操作するための方法が提案されている。滞水家電機器は、複数の洗剤タブレットを収納する収納カートリッジによって提供される洗剤タブレットを、品物を洗浄するための洗浄液へ自動的に投入するための自動投入システムを備える。自動投入システムは、収納カートリッジを収容するための収容部分と、洗剤タブレットを投入するための収納カートリッジに取り付け可能な投入装置を作動させるための駆動ユニットと、を備える。第1のステップでは、投入装置を、投入ユニットを形成するように収納カートリッジに取り付ける。第2のステップによると、駆動ユニットの駆動手段を、投入ユニットに係合させる。第3のステップによると、投入装置を、駆動手段によって重力ベクトルに垂直な回転軸を中心に第1の回転方向に回転させ、これにより投入装置のスコップが、収納カートリッジから洗剤タブレットを取り上げ、スコップの開口部に洗剤タブレットを持ち上げ、洗剤タブレットを投入装置のプラグに形成された収容チャンバに運ぶ。投入ユニットの実施形態に応じて、所定角度の回転、例えば一回または数回の完全回転が、洗剤タブレットが収容チャンバに到達することを確実にするのに必要である場合がある。第4のステップによると、収容チャンバに保存されている洗剤タブレットを解放するためのプラグは、洗浄液に洗剤タブレットを投入するように作動される。
この方法は、第5の形態による滞水家電機器で行うことが好ましい。方法は、更なるステップ及び/または本明細書で提示されたものとは異なる順序に従ったステップを含むことができる。
第4の形態による洗浄剤タブレットを投入する方法の全実施形態は、第6の形態による提案方法の実施形態でもある。
特に、投入装置のプラグを部分的に開放するステップと、投入ユニットを1回または数回回転させるステップとは、収容部分に新たな投入ユニットが配置される度に実行されるのがよく、これは、プラグの収容チャンバ内及び/またはスコップ上に蓄積されることがある、投入ユニットの搬送時に発生する洗剤粉末を排出するためである。これは、環境がまだ乾燥している場合には、滞水家電機器の通常操作の前に行われるのが好ましい。このステップは、シール部及び/または可動部品の閉塞につながる可能性のある、洗剤粉末の濡れやシール部及び/または可動部品への付着を防止することができる。
本発明は、様々な実施形態に関して説明してきた。任意の一実施形態の1つまたは2つ以上の特徴は、他の実施形態の一つまたは2つ以上の特徴と組み合わせ可能であってもよいことを理解すべきである。加えて、任意の実施形態での任意の単一の特徴または特徴の組み合わせは、追加の実施形態を構成することができる。
本発明の更なる実施形態または形態は、従属項及び図面を参照して以下で説明される実施例に示される。
投入ユニットの第1の例の概略断面図を示す。 投入装置の一例の概略正面図を示す。 第1の状態の投入装置の一例の概略断面図を示す。 第2の状態の投入装置の一例の概略断面図を示す。 収納カートリッジの一例の概略断面図を示す。 収納カートリッジの更なる例の概略断面図を示す。 収納カートリッジの更なる例の概略断面図を示す。 螺旋状凹部の一例の概略断面図を示す。 投入ユニットの更なる例の概略断面図を示す。 洗剤タブレットの投入方法の一例の概略的なブロック図を示す。 滞水家電機器の一例の概略斜視図を示す。 滞水家電機器の操作方法の一例の概略的なブロック図を示す。
図では、類似要素は、指示されない限り同一の引用番号で示されている。
図1は、投入装置100と収納カートリッジ200とを備える投入ユニット300の第1の例の概略断面図を示す。投入装置100は、収納カートリッジ200に取り付けられている。投入ユニット300は、回転軸線Xが重力ベクトルGに垂直、または重力ベクトルGに実質的に垂直となるように配置される。例えば、投入ユニット300の回転軸線Xと重力ベクトルGとの間の角度は、45°~135°の間の値を有することができる。
収納カートリッジ200は、円筒形状を有し回転軸線Xに沿って延びる容器210を備える。容器210は、洗浄タブレット202で充填されることができる。わかりやすく示すため、少量の洗剤タブレットのみが図1に示されている。円筒状容器210の一方の面には、開口部204が存在する。容器210の内側表面には、第1の螺旋状凹部212が形成されている。この実施例では、螺旋状凹部212は、容器210全体にわたって連続しており一定の高さ、ピッチ、傾斜及びフランク角を有する。更なる実施形態では、螺旋状凹部212は、その伸長部に沿って種々の性質を有することができる。螺旋状凹部212は、収納カートリッジ200が回転軸線Xを中心に回転するとき、洗浄タブレット202の搬送を提供し、搬送方向は回転方向による。
投入装置100は、容器210の開口部204の側部で収納カートリッジ200に回転不能に取り付けられている。投入装置100は、収納カートリッジ200の対応するシール部206と係合するシール部110を備え、シール部110は、容器210の内部空間が周囲環境からシールされることができるように、投入装置100と収納カートリッジ200との間に円周方向のシールを提供する。
投入装置100は、スコップ120とプラグ130とを備える。シール要素(図示せず)が、スコップ120とプラグ130との間に配置されていてもよい。スコップ120は、開口部204を通って容器210の内部空間まで突き出ている。スコップ120は、螺旋状の曲面として実装される取り上げ部122を備える。開口部124が、収納カートリッジ200とは離れた側のスコップ120の中央部に形成されている。中央開口部124は、スコップ120によってすくい上げられ持ち上げられ搬送された洗剤タブレット202が、プラグ130に形成された収容チャンバ132に入るのを可能にする。リップ108が、収容チャンバ132に洗浄タブレット202を保持するために、開口部124に形成されている。一方の側には、図1では下向きに示される出口102が、投入装置100に形成されている。出口102は、例えばスコップ120から離れる方向に後退することによってプラグ130が出口102をクリアに(開放)した途端に、プラグ130の収容チャンバ132に収納された洗浄タブレット202がこぼれて投入装置100を出ることを可能にする(図3及び4参照)。
投入装置100から収納カートリッジ200に向かって軸線Xに沿って見て、投入ユニット300を回転軸線Xを中心に時計周りに回転させることによって、容器210内の洗浄タブレット202は、第1の螺旋状凹部212によって開口部204に向かって運ばれる。洗浄剤タブレット202は、スコップ120が容器210内に突出している場所である容器210の前端部に到達すると、スコップ120の取り上げ部122によって取り出されることができる。例えば、取り上げ部122は、前縁部123が容器210の内側表面に近いか更にこれに接触するように構成されている。これは、洗剤タブレット202が取り上げ部122の有効範囲内にある場合、洗剤タブレット202が取り上げ部122によって取り出されることを確実にする。図1に示すように、洗剤タブレット202は、取り上げ部122によって既に取り出されている。スコップ120をも回転させる投入ユニット300を更に回転させることによって、洗剤タブレット202は、重力によって取り上げ部122上を摺動するが、同時に取り上げ部122の螺旋形状により、中央開口部124に向かって持ち上げられ運ばれる。例えば、リテーナ(図示せず)は、組立体を回転させたときに洗剤タブレット202が容易に取り上げ部122からこぼれないことを確実にするために、取り上げ部122の後端部125(図3及び4参照)に形成されている。スコップ120の形状は、洗剤タブレット202が中央開口部124に運ばれ、そこから収容チャンバ132に落下することを確実にする。
収容チャンバ132は、所定数の洗剤タブレット202を収容チャンバに収納することができるように特別に設計されている。正確な設計パラメータは、洗剤タブレット202の形状及び平面形状に依存する。例えば、投入ユニット300が用いられる度に個別の洗剤タブレット202を正確に投入できるように、収容チャンバ132は、1個の洗剤タブレット202の体積よりもわずかに大きい体積を有する。そして、洗剤タブレット202が収容チャンバ132に保存され、第2の洗剤タブレット202がスコップ120によって開口部124に運ばれたとき、第2の洗剤タブレット202は、収容チャンバ132が占有されているため収容チャンバ132に入ることができない。
例えば、投入ユニット300は、収容チャンバ132が洗剤タブレット202で充填されるべきである毎に、3回、即ち1080°回転する。更なる実施形態では、収容チャンバ132は異なる形状を有してもよく、二つ以上の洗剤タブレット202を取り上げてもよい。そして、投入ユニット300を複数回回転させることにより、収容チャンバ132は、所望のように数個の洗剤タブレット202を充填することができる。
図2は、投入装置100の一例の概略正面図を示す。図示のとおり、本例では、投入装置100は、円形の断面を有する。5つの接続手段114が、収納カートリッジ200に取り付けられる側で投入装置100の周囲に配置されている(図1参照)。接続手段114は、例えば、一度嵌めると容易に外れないようにできるスナップ嵌めコネクタとして実施される。コネクタ114は、装着が予め規定された相対角度位置でのみ可能であるように配置されている。投入装置100に関して、出口102は、コネクタ114が配列される好ましい方向を規定し、これは洗剤タブレット202が出口102を通って外に出ることができるように、出口102が重力ベクトルに対して下向きである必要があるからである。収納カートリッジ200に関して、第1の螺旋状凹部212の端点213(図7参照)は、好ましい方向を規定している。
投入装置100の前面には、3つの係合手段104が形成されている。これらの係合手段104は、ここでは単純な凹部として形成されている。凹部104は、投入装置100を回転させるためにトルクを投入装置100に伝達するのに適している。特に、係合手段104は、投入ユニット300を形成するように収納カートリッジ200に投入装置100をしっかりと固定したとき、投入装置100及び収納カートリッジ200を回転または保持するための外付け駆動ユニット(図示せず)の駆動装置と係合するように構成されている(図1参照)。
円筒形状を有するプラグ130の前面には、外付け駆動ユニットの駆動要素(図示せず)と係合するための係合セクション134が設けられている。係合セクション134は、プラグ130を回転させるように、プラグ130上にトルクを伝えるように構成されている。本例では、係合セクション134は、例えば、交差したスクリュードライバーと係合することができる交差凹部として形成されている。特に、投入装置100が駆動装置により固定された状態に保持され、駆動要素によってプラグ130が回転されるとき、プラグ130は、投入装置100に対して相対的に動く。
以下のように、収容チャンバ132から洗剤タブレット202を解放するための手順の一例が、図3及び4を参照して説明され。図3及び4は、図1及び/または図2に示す実施例とほぼ同一または同様の特徴を有する投入装置100の更なる例を示す。収納カートリッジ200は図3または4に図示されていないが、前述のとおり、投入装置100は、収納カートリッジ200に取り付けることができるように配置されていることは明らかである。
本例では、プラグ130は円筒形状を有し、円筒状の外周面に雄ねじ136を有する。投入装置100は、プラグ130を収容し、プラグ130の雄ねじ136と係合する雌ねじ106を設け、プラグ130が投入装置100に対して軸線Xを中心に回転するとき、プラグ130は、プラグ130が閉鎖位置と解放位置との間で変更することを可能にするように投入装置100に対して前方または後方に動く。
図3は、閉鎖位置にあるプラグ130を示す。投入装置100は閉鎖状態にあるということもできる。この状態では、プラグ130に設けられているシール部138が、スコップ120の対応部分に密着しており、例えば、出口102と収容チャンバ132との間にシールを提供している。例えば、シール部138は、ガスケットを備える。これにより、投入装置100が収納カートリッジ200に取り付けられるとき、収納カートリッジ200の容器の内部空間は、投入装置100が閉鎖状態となった場合に周囲環境からシールされる。シールは、あらゆる種類の流体に対して不透過性であるのが好ましい。
洗剤タブレット202は、プラグ130の収容チャンバ132に収容されると仮定する。例えば、洗剤タブレット202は、スコップ120の取り上げ部122によって取り出され、持ち上げられ、開口部124に運ばれ、次いで、投入装置100を回転させることにより収容チャンバ132に入る。例えば、図2を参照して説明するとおり、投入装置100は、外付けの駆動ユニットの駆動装置(図示せず)によって回転される。
収容チャンバ132から洗剤タブレット202を解放するために、プラグ130を解放位置に動かす必要がある。これは、投入装置100を固定した状態に保持すること、例えば、図示の位置で駆動装置をロックすることによって達成される。そして、プラグの係合セクション134(図2参照)と係合する外付け駆動ユニットの駆動要素が、プラグ130が投入装置100に対して回転されるように、回転されるのがよい。これにより、プラグ130は、図4に示されるように解放位置に移動される。投入装置100は開放状態にあるということもできる。図4に示すように、収容チャンバ132に収納された洗剤タブレット202は、収容チャンバ132に形成された傾斜面133によって攪拌され、投入装置100の出口102を介して収容チャンバ132から落ちる。その後、プラグ130は、収容チャンバ132に洗剤タブレット202を再補充できるように閉鎖位置に再度移動する。
図5~7は、収納カートリッジ200の異なる実施例の概略断面図を示す。これらの例では、第2の螺旋状凹部218が、円筒状の容器210の内部に形成されている。第2の螺旋状凹部218の目的は、収納容器200内の洗剤粉末203を保持することである。これは、より大きな洗剤タブレット202は第2の螺旋状凹部218さえ超えて第1の螺旋状凹部212によって運ばれる一方、第2の螺旋状凹部218は、洗剤粉末203を運ばない、または洗剤粉末203を逆方向に運ぶように、第2の螺旋状凹部218を構成することによって達成される。開口部124の側において、これらの例に示す収納カートリッジ200は、シール部206だけでなく接続手段208の両方を有し、これらは投入装置100に配置された接続手段114に対応する(図2参照)。
図5では、例えば、第2の螺旋凹部218は、複数のリングを備える。第1の螺旋状凹部212がリング218と交差する位置では、第1の螺旋状凹部212は、洗剤粉末203が通ることを可能にする一方、より大きな洗剤タブレット202は第1の螺旋状凹部212によってリング218上に押し上げられる、不連続部216を有する。第1の螺旋状凹部212は、第2の螺旋状凹部218を超える洗剤タブレット202の搬送を確実にするように、2つの不連続部216の間よりも高い高さ及び/またはフランク角のような、不連続部216において特定の形状をを有することができる。
図6では、例えば、第2の螺旋状凹部218は、第1の螺旋状凹部212とは反対の方向に形成されている。したがって、粉末洗剤203は、洗剤タブレット202とは反対に運ばれる。同様に、本例では、第1の螺旋状凹部212は、第1の螺旋状凹部212と第2の螺旋状凹部218とが交差する位置に不連続部216を有する。
図7では、例えば、第1の螺旋状凹部212は、複数のセクションを備え、各2つの連続セクションの間には洗剤粉末203が通過可能な不連続部216が存在する。セクションは、洗剤タブレット202が依然として確実に運ばれるように設計されている。加えて、第2の螺旋状凹部218が、第1の螺旋状凹部212が洗剤タブレット202を運ぶ方向とは逆方向に洗剤粉末203を運ぶように形成されている。
図8は、第1の螺旋状凹部212の一例の概略断面図を示す。特に、第1の螺旋状凹部212は、所定の高さh、前面220と螺旋状凹部212の基部との間の所定のフランク角Aと、背面221と螺旋状凹部212の基部との間の所定のフランク角Bと、前面220及び背面221の幾何学的形状と、によって規定されることができる。本例では、前面220は、洗剤タブレット202を前方に押すことを意図された側面である。したがって、前面220は、特殊な形状、本例では湾曲形状となっている。一方、背面221は、本例では単なる直線である。第1の螺旋状凹部212の幾何学的形状は、洗剤タブレット202の幾何学的形状及び寸法に応じて最適化されることができる。
図9は、投入装置100と収納カートリッジ200とを備える投入ユニット300の更なる例の概略断面図を示す。投入装置100と収納カートリッジ200とは、以下に明示的に言及されていなくても、一般に、前記の全ての特徴を有することができる。
本例では、投入ユニット300は平面図に示され、即ち、重力ベクトルGは投影面に向いている。本例では、接続手段114、208の具体的な配置(図2及び5~7参照)によって確保される、投入装置100と収納カートリッジ200との間の所定の角度位置を説明する。上述のとおり、投入装置100の出口102を、好ましい方向を規定するために使用することができる。更に、スコップ120は、所定の配置を有しており、具体的には、スコップ120は、出口102に対して固定されている。収納カートリッジ200に関して、第1の螺旋状凹部212の端点213を、好ましい方向を規定するために使用することができる。接続手段114、208は、投入装置100が図9に示す位置で収納カートリッジ200に固定されなければならないように配置されている。そして、スコップ120の取り上げ部122の前縁部123が、第1の螺旋状凹部212の端点213に対応している。これは、洗剤タブレット202がスコップ120の有効範囲まで運ばれることを確実にする。したがって、投入ユニット300の投入性能が著しく増加する。本例では、取り上げ部122の前縁部123は、洗剤タブレット202がスコップ120から離れて押し出されず、スコップ120の有効範囲の中に捕捉されるように、わずかに湾曲している。更に、取り上げ部122の先端は、スコップ120の有効範囲に完全に収まっていない洗剤タブレット202を収集するように設計された、歯126として形成されている。
図10は、洗剤タブレット202を投入する方法(図1または図3~9参照)の一例の概略ブロック図を示す。洗剤タブレット202は、収納カートリッジ200によって提供される(図1、図5~7、及び図9参照)。第1のステップS11では、投入装置100(図1~4及び9参照)は収納カートリッジ200に取り付けられ、投入ユニット300を形成する(図1または図9参照)。第2のステップS12では、投入装置100のスコップ120(図1、図3、図4または図9参照)が収納カートリッジ200から洗剤タブレット202をすくい、洗剤タブレット202をスコップ120の開口部124(図1、3、4または9参照)に持ち上げ、洗剤タブレット202を投入装置100のプラグ130(図1~4または図9参照)に形成された収容チャンバ132(図1、図3、図4または図9参照)に運ぶように、投入ユニット300は、重力ベクトルG(図1、図3~7または図9参照)に垂直な回転軸線X(図1または図3~9参照)を中心に第1の回転方向に回転される。第3のステップS13では、プラグ130は、洗剤タブレット202を投入するための収容チャンバ132に保存された洗剤タブレット202を解放するように作動される。
図11は、家庭用食器洗い機として実装される滞水家電機器1の一例の概略斜視図を示す。家庭用食器洗い機1は、ドア3によって閉鎖することのできる桶2を備える。ドア3は、例えばドア3と桶2との間のドアシールを使用することによって、防水となるように桶2をシールするのが好ましい。桶2は、立方体形状を有するのが好ましい。桶2とドア3とは、食器を洗浄するための洗浄チャンバ4を形成することができる。
図11では、開放位置にあるドア3が示されている。ドア3の下縁部で軸5を中心に旋回させることにより、ドア3を開閉することができる。ドア3により、洗浄チャンバ4内に皿を挿入するための桶2の開口部6を、開閉することができる。桶2は、下部カバー7と、下部カバー7に対向する上部カバー8と、閉められたドア3に対向する背面カバー9と、互いに対向する2つの側部カバー10、11と、を備える。例えば、下部カバー7と、上部カバー8と、背面カバー9と、2つの側部カバー10、11とは、ステンレス鋼板で製造されることができる。それに代えて、カバーの少なくとも一つは、例えば、下部カバー7は、プラスチックなどのポリマー材料で製造されてもよい。
家庭用食器洗い機1は、洗浄すべき食器を配置可能な少なくとも一つのラック12、13、14を更に有する。好ましくは、二つ以上のラック12、13、14が使用され、ラック12を下側ラック、ラック13を上側ラック、ラック14をカトラリー類専用のラックとすることができる。図1に示されるように、ラック12から14は、桶2の中で互いに上下に配置されている。各ラック12、13、14は、第1の方向Oに桶2から引き出され、または第2の方向Iに桶2内に押し込むことができる。
図11は、家庭用食器洗い機1のドア3に配置された自動投入システム30を更に示す。自動投入システム30は、収納カートリッジ200(図1、図5~7または図9参照)及び/または投入ユニット300(図1または図9参照)を受け入れるように設けられた収容部分32を備えている。更に、自動投入システム30は、収納カートリッジ200に保存された洗剤タブレット202を自動的に投入する投入ユニット300を駆動するように構成された駆動ユニット34を有する。
収容部分32は、投入装置100(図1~4または図9参照)と、重力ベクトルG(図1、図3~7または図9参照)に対して収容部分32によって収容される収納カートリッジ200とを備える投入ユニットの配向が、ドア3が閉鎖位置にあり、滞水家電機器1が使用を意図したようにセットアップされた場合に、図1~9に示すようになるように配置されている。収容部分32は、投入ユニット300または収納カートリッジ200を組み込むための収容チャンバ(図示せず)であって、洗浄チャンバ4から収容チャンバを分離することのできるドア(図示せず)によってアクセス可能である、収容チャンバを更に備えることができる。
駆動ユニット34は、投入装置100に形成された係合手段104、またはプラグ130に形成された係合セクション134(図2参照)と係合するための駆動手段(図示せず)を備えているのが好ましい。
自動投入システム30は、収納カートリッジ200に取り付け可能な投入装置100を備えることができる。例えば、投入装置100は、自動投入システム30内に配置され、収納カートリッジ200が収容部分32に配置された場合、駆動ユニット34は駆動して、収納カートリッジ200に投入装置100を取り付け、かくして、洗剤タブレット202の投入を実現する投入ユニット300を形成する。加えてまたはそれに代えて、収容部分32は、予め組み立てられた投入ユニット300を受け入れるように構成され、投入装置100は、例えばユーザによってまたは予め工場において、収納カートリッジ200に外付けに取り付けられる。図1から図9を参照した上記の投入装置100、収納カートリッジ200及び/または投入ユニット300のすべての例は、家庭用食器洗い機または洗濯機として実装されることが好ましい滞水家電機器1の自動投入システム30と関連して使用することができる。
図12は、滞水家電機器の操作方法の一例、例えば、図1に示す家庭用食器洗い機の概略ブロック図である。滞水家電機器1は、複数の洗剤タブレット202を収納するための収納カートリッジ200(図1、図5~7、及び図9参照)に保存されている洗剤タブレット202(図1または図3~9参照)を、品物を洗浄するための洗浄液に自動的に投入することのできる自動投入システム30を有する。自動投入システム30は、収納カートリッジ200を取り外し可能に収容する収容部分32と、洗剤タブレット202を投入するための収納カートリッジ200に取り付け可能な投入装置100(図1~4または図9参照)を作動させるための駆動ユニット34とを備える。第1のステップS20では、投入装置100は、収納カートリッジ200に取り付けられ、投入ユニット300を形成する(図1または図9参照)。第2のステップS21では、駆動ユニット34の駆動手段は、投入装置100が取り付けられた収納カートリッジ200を備える投入ユニット300に係合される。第3のステップS22では、投入ユニット300は、駆動手段によって重力ベクトルG(図1、図3~7または図9参照)に対して垂直な回転軸線X(図1または図3~9参照)を中心に第1の回転方向に回転され、投入装置100のスコップ120(図1、図3、図4または図9参照)が収納カートリッジ200から洗剤タブレット202を取り上げ、洗剤タブレット202をスコップ120の開口部124(図1、図3、図4または図9参照)に持ち上げ、投入装置100のプラグ130(図1~4または図9参照)に形成された収容チャンバ132(図1、図3、図4または図9参照)に洗剤タブレット202を運ぶ。第4のステップS23では、プラグ130は、洗剤タブレット202を洗浄液へ投入するために収容チャンバ132に保存された洗剤タブレット202を解放するために、駆動手段によって作動される。
本技術は、いくつかの実用的な例に関連して説明されてきたが、本技術は開示された例に限定されるものではなく、逆に、本技術の趣旨及び範囲に包含される様々な変更及び同等の配置を網羅するものである。
1 :滞水家電機器
2 :桶
3 :ドア
4 :洗浄チャンバ
5 :軸
6 :開口部
7 :下部カバー
8 :上部カバー
9 :背面カバー
10 :側部カバー
11 :側部カバー
12 :ラック
13 :ラック
14 :ラック
30 :自動投入システム
32 :収容部分
34 :駆動ユニット
100 :投入装置
102 :出口
104 :係合手段
106 :ねじ
108 :リップ
110 :シール部
114 :接続手段
120 :スコップ
122 :取り上げ部
123 :前縁部
124 :開口部
125 :後縁部
126 :歯
130 :プラグ
132 :収容チャンバ
133 :傾斜面
134 :係合セクション
136 :ねじ
138 :シール部
200 :収納カートリッジ
202 :洗剤タブレット
203 :洗剤粉末
204 :開口部
206 :シール部
208 :接続手段
210 :容器
212 :第1の螺旋状凹部
213 :端点
216 :不連続部
218 :第2の螺旋状凹部
220 :前面
221 :背面

A :角度
B :角度
G :重力ベクトル
h :高さ
I :押し込み方向
O :引き出し方向
S11 :方法ステップ
S12 :方法ステップ
S13 :方法ステップ
S20 :方法ステップ
S21 :方法ステップ
S22 :方法ステップ
S23 :方法ステップ
X :軸線

Claims (22)

  1. 投入装置(100)を取り付け可能な収納カートリッジ(200)によって提供される洗剤タブレット(202)を投入するための投入装置(100)であって、
    前記投入装置(100)は、スコップ(120)とプラグ(130)とを備え、
    前記スコップ(120)は、前記スコップ(120)を重力ベクトル(G)に対して垂直な回転軸(X)を中心に第1の回転方向に回転させるとき、前記収納カートリッジ(200)から洗剤タブレット(202)を取り上げ、前記スコップ(120)の開口部(124)に前記洗剤タブレット(202)を持ち上げ、前記プラグ(130)に形成された収容チャンバ(132)に前記洗剤タブレット(202)を運ぶように構成され、
    前記プラグ(130)は、前記収容チャンバ(132)から前記洗剤タブレット(202)を解放するように構成されている、
    ことを特徴とする投入装置(100)。
  2. 前記スコップ(120)と前記収容チャンバ(132)とは、前記洗剤タブレット(202)の前記幾何学的形状に応じて実施されており、前記投入装置(100)は、前記洗剤タブレット(202)を投入するために前記投入装置が作動される度に、所定数の洗浄タブレット(202)、好ましくは1個の洗剤タブレット(202)を投入するように構成されている、
    請求項1に記載の投入装置。
  3. 前記投入装置(100)は、前記投入装置(100)が前記収納カートリッジ(200)に取り付けられるとき、周囲環境から前記収納カートリッジ(200)の内部空間をシールするために前記収納カートリッジ(200)に設けられた対応するシール部(206)と係合することのできるシール部(110)を備える、
    請求項1または2に記載の投入装置。
  4. 前記投入装置(100)は、所定の相対角度位置で前記収納カートリッジ(200)上に前記投入装置(100)を確実に固定するための、前記収納カートリッジ(200)に設けられた接続手段と係合するための接続手段(114)を備える、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の投入装置。
  5. 前記スコップ(120)は、前記洗剤タブレット(202)を取り上げ、前記収容チャンバ(132)につながる前記スコップ(120)の前記開口部(124)にそれを持ち上げるための取り上げ部(122)を備え、
    前記取り上げ部(122)の表面が、螺旋状の曲面として形成されている、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の投入装置。
  6. 前記スコップ(120)の前記取り上げ部(122)の前記表面の幅が、前記取り上げ部(122)の前記表面の直径の増加に伴って増加する、
    請求項5に記載の投入装置。
  7. 前記投入装置(100)は、第1の回転方向に前記投入装置(100)を回転させて前記投入装置(100)を固定して保持するための、外付け駆動ユニットの駆動装置との係合する係合手段(104)を備える、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の投入装置。
  8. 前記プラグ(130)は、閉鎖位置と解放位置との間を移動可能に前記投入装置(100)に保持され、
    前記プラグ(130)が前記閉鎖位置にあるとき、前記スコップ(120)から収容された前記洗剤タブレット(202)は、前記収容チャンバ(132)に収納され、前記プラグ(130)が前記解放位置にあるとき、前記投入装置(100)の側壁の出口(102)がクリアになって前記収容チャンバ(132)に収納された前記洗剤タブレット(202)が解放され、
    前記プラグ(130)が前記閉鎖位置にあるとき、前記投入装置(100)が全ての種類の流体に対して不透過に密閉されるように、シール部(138)が係合される、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載の投入装置。
  9. 前記プラグ(130)は、円筒体として形成され、外付け駆動ユニットの駆動要素と係合するための係合セクション(134)が、前記円筒体の一面に配置され、前記収容チャンバ(132)は、前記円筒体の他方の面に配置され、
    前記プラグ(130)は、前記収容チャンバ(132)が前記スコップ(120)の前記開口部(124)に面するように、前記投入装置(100)に配置されている、
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の投入装置。
  10. 前記プラグ(130)は、前記プラグ(130)を前記投入装置(100)に対して前記円筒体の中心軸線(X)を中心に第1の回転方向に回転させると、前記プラグ(130)が前記スコップ(120)の前記開口部(124)から離れて横方向に変位することによって前記閉鎖位置から前記解放位置に動き、前記プラグ(130)を前記投入装置(100)に対して前記中心軸線(X)を中心に前記第1の回転方向と反対の第2の回転方向に回転させると、前記プラグ(130)が前記スコップ(120)の前記開口部(124)に向かって横方向に変位することによって前記解放位置から前記閉鎖位置に動くように、前記投入装置(100)の雌ねじ(106)と係合する雄ねじ(136)を有する、
    請求項9に記載の投入装置。
  11. 前記収容チャンバ(132)を区切る前記プラグ(130)の内側表面が、前記プラグ(130)が前記閉鎖位置から前記解放位置に動くときに前記収容チャンバ(132)に収納されている前記洗剤タブレット(202)が作動されるように、少なくとも一つのセクションに、前記プラグ(130)の円筒状外側表面に対する傾斜面(133)を有する、
    請求項9または請求項10に記載の投入装置。
  12. 前記投入装置(100)は、前記収容チャンバ(132)に収納された前記洗剤タブレット(202)をしっかりと保持したままにしておくために、前記収容チャンバ(132)と前記スコップ(120)の前記開口部(124)との間に配置されたリップ(108)を有する、
    請求項1ないし11のいずれか1項に記載の投入装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の投入装置(100)を取り付けるための、複数の洗剤タブレット(202)を収納する収納カートリッジ(200)であって、
    前記収納カートリッジ(200)は、容器(210)を有し、前記容器は、平面にわたる開口部(204)と、内側表面であって、前記容器(210)を前記開口部(204)にわたる前記平面に垂直な軸を中心に回転させたときに、前記洗剤タブレット(202)を開口部(204)に向かって運ぶために、前記内側表面の少なくとも一部分に第1の螺旋状凹部(212)を有する前記内側表面と、を備え、
    前記第1の螺旋状凹部(212)のピッチ及び/または高さ及び/またはフランク形状及び/またはフランク角及び/または勾配が、前記洗剤タブレット(202)の寸法及び/または幾何学的形状に応じて決定される、
    ことを特徴とする収納カートリッジ(200)。
  14. 前記開口部(204)は、前記投入装置(100)を取り付けることができる前記収納カートリッジ(200)の一端部に設けられ、
    前記収納カートリッジ(200)は、前記投入装置(100)を前記開口部(204)において前記収納カートリッジ(200)に所定の相対角度位置で取り付けるために、前記投入装置(100)に設けられた、対応する接続手段(114)と係合するための接続手段を備える、
    請求項13記載の収納カートリッジ。
  15. 前記所定の相対的角度位置は、前記投入装置(100)の前記スコップ(120)の取り上げ部(122)の前縁部(123)と前記開口部(204)の側の前記第1螺旋状凹部(212)の端点(213)との間の相対位置が互いに一致するように設定されている、
    請求項14に記載の収納カートリッジ。
  16. 第2の螺旋状凹部(218)が、前記容器(210)の前記内側表面の少なくとも一部分に形成され、
    前記第2の螺旋状凹部(213)のピッチ、高さ、フランク形状、フランク角及び/または勾配が、前記第1の螺旋状凹部(212)の前記ピッチ、前記高さ、前記フランク形状前記フランク角及び/または勾配と異なるとともに、前記洗剤タブレット(202)を搬送するために前記容器(210)を回転させるときに、前記収納カートリッジ(200)に収納された洗剤タブレット(202)から摩耗により形成された洗剤粉末(203)が前記容器(210)に保持されるように選択される、
    請求項13ないし15のいずれか1項に記載の収納カートリッジ。
  17. 前記収納カートリッジ(200)は、前記投入装置(100)が前記収納カートリッジ(200)に取り付けられたときに、周囲環境から前記収納カートリッジ(200)の内部空間をシールするために前記投入装置(100)に設けられた、対応するシール部(110)と係合するためのシール部(206)を有する、
    請求項13ないし16のいずれか1項に記載の収納カートリッジ。
  18. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の投入装置(100)と、
    請求項13ないし17のいずれか1項に記載の収納カートリッジ(200)と、を備え、
    前記投入装置(100)は、前記収納カートリッジ(200)に取り付けられている、
    ことを特徴とする投入ユニット(300)。
  19. 収納カートリッジ(200)によって提供される洗剤タブレット(202)を投入する方法であって、
    投入ユニット(300)を形成するように前記収納カートリッジ(200)に投入装置(100)を取り付ける工程(S11)と、
    前記投入装置(100)のスコップ(120)が前記収納カートリッジ(200)から洗剤タブレット(202)を取り上げ、前記スコップ(120)の開口部(124)に前記洗剤タブレット(202)を持ち上げ、前記投入装置(100)のプラグ(130)に形成された収容チャンバ(132)に前記洗剤タブレット(202)を運ぶように、前記投入ユニット(300)を重力ベクトル(G)に垂直な回転軸線(X)を中心に第1の回転方向に回転させる工程(S12)と、
    前記洗剤タブレット(202)を投入するために、前記収容チャンバ(132)に収納された前記洗剤タブレット(202)を解放するための前記プラグ(130)を作動させる工程(S13)と、を含む、
    ことを特徴とする方法。
  20. 複数の洗剤タブレット(202)を収納する収納カートリッジ(200)によって提供される洗剤タブレット(202)を、品物を洗浄するための洗浄液に自動的に投入するための自動投入システム(30)を備える滞水家電機器(1)、特に、食器洗い機または洗浄機であって、
    前記収納カートリッジ(200)を収容する収容部分(32)と、前記洗剤タブレット(202)を投入するために前記収納カートリッジ(200)に取り付け可能な前記投入装置(100)を作動させるため駆動ユニット(34)とを備え、
    前記投入装置(100)は請求項1ないし12のいずれか1項に記載のもので構成され、前記収納カートリッジ(200)は、請求項13ないし17のいずれか1項に記載のもので構成されている、
    ことを特徴とする滞水家電機器(1)。
  21. 前記収納カートリッジ(200)に取り付けられた前記投入装置(100)を備える投入ユニット(300)が、前記収容部分(32)内に配置される、
    請求項20に記載の滞水家電機器。
  22. 複数の洗剤タブレット(202)を収納する収納カートリッジ(200)によって提供される洗剤タブレット(202)を、品物を洗浄するための洗浄液に自動的に投入するための自動投入システム(30)を備える滞水家電機器(1)、特に、食器洗い機または洗浄機を操作する方法であって、前記滞水家電機器は、前記収納カートリッジ(200)を収容する収容部分(32)と、前記洗剤タブレット(202)を投入するために前記収納カートリッジ(200)に取り付け可能な前記投入装置(100)を作動させるため駆動ユニット(34)と、を備え、
    前記方法は、投入ユニット(300)を形成するように前記投入装置(100)を前記収納カートリッジ(200)に取り付ける工程(S20)と、
    前記駆動ユニット(34)の駆動手段を前記投入ユニット(300)に係合する工程(S21)と、
    前記投入装置(100)のスコップ(120)が、前記収納カートリッジ(200)から洗剤タブレット(202)を取り上げ、前記スコップ(120)の開口部(124)に前記洗剤タブレット(202)を持ち上げ、前記洗剤タブレット(202)を前記投入装置(100)のプラグ(130)に形成された収容チャンバ(132)に運ぶように、前記駆動手段によって、前記投入ユニット(300)を重力ベクトル(G)に垂直な回転軸線(X)を中心に第1の回転方向に回転させる工程(S22)と、
    前記洗浄液に前記洗剤タブレット(202)を投入するために、前記収容チャンバ(132)に収納された前記洗剤タブレット(202)を解放するために前記プラグ(130)を作動させる工程と、を含む、
    ことを特徴とする方法。
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