JP2022532172A - 砂型識別装置 - Google Patents

砂型識別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022532172A
JP2022532172A JP2021566497A JP2021566497A JP2022532172A JP 2022532172 A JP2022532172 A JP 2022532172A JP 2021566497 A JP2021566497 A JP 2021566497A JP 2021566497 A JP2021566497 A JP 2021566497A JP 2022532172 A JP2022532172 A JP 2022532172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sand
identification device
insertion portion
type identification
molding machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021566497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7461971B2 (ja
JPWO2020229146A5 (ja
Inventor
ラーセン,ペア
ヴェーゲ,ヘンリク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disa Industries AS
Original Assignee
Disa Industries AS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disa Industries AS filed Critical Disa Industries AS
Publication of JP2022532172A publication Critical patent/JP2022532172A/ja
Publication of JPWO2020229146A5 publication Critical patent/JPWO2020229146A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7461971B2 publication Critical patent/JP7461971B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C7/00Patterns; Manufacture thereof so far as not provided for in other classes
    • B22C7/005Adjustable, sectional, expandable or flexible patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C23/00Tools; Devices not mentioned before for moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C7/00Patterns; Manufacture thereof so far as not provided for in other classes
    • B22C7/04Pattern plates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

砂型識別装置(1)は、砂型造形機のパターン形成面(4)に配置されるよう適合された識別パターン面(3)を有するハウジング(2)を有する。識別パターン面の個別に調整可能なインジケータ要素(6、7、8)は、アクチュエータ(9、10、11)を用いて調整可能である。ハウジングは、砂型造形機の対応するくぼみに挿入するよう適合された挿入部(12)を含む。識別パターン面は、挿入部の前端(14)に位置する。挿入部は、挿入部の後端(15)から前端(14)に延びる挿入方向(D)で、砂型造形機に挿入されるよう適合される。取付ブラケットは、砂型造形機またはコアシュータへの着脱のために挿入部の後端(15)またはその後方にアクセス可能である。

Description

本発明は、砂型造形機またはコアシュータのパターン形成面に配置されるよう適合された識別パターン面を含むハウジングを有する砂型識別装置に関する。砂型識別装置において、複数の個別に調整可能なインジケータ要素が、識別パターン面に回転可能に配置され、それぞれの個別のインジケータ要素の回転位置がアクチュエータを使用して調整される。砂型識別装置において、ハウジングは、砂型造形機またはコアシュータの対応するくぼみに挿入されるよう適合され、前端および後端を有する挿入部を含む。砂型識別装置において、識別パターン面は、挿入部の後端に配置される。砂型識別装置において、それぞれのアクチュエータの少なくとも一部は、挿入部に挿入される。砂型識別装置において、ハウジングは、ハウジングを砂型造形機またはコアシュータに取り付けるための取付装置を含む。
国際公開第2017/025266号には、鋳型成形面を有するハウジングを備える砂型識別装置が開示されている。ハウジングには、複数の個別に調整可能なインジケータ要素が配置されている。それぞれのインジケータ要素は、フレーム要素に囲まれている。それぞれのインジケータは、ハウジングに配置されたそれぞれのアクチュエータと接続され、アクチュエータは、インジケータ要素を個別に調整するための電子制御に動作可能に接続されている。それぞれの個別に調整可能なインジケータ要素は、対称的な針の形状を有し、4つの異なる認識可能な位置に配置され得る。図示された実施の形態では、6つのインジケータ要素を有し、4,096通りの異なる組み合わせが可能である。鋳型成形面は、ハウジングの周囲に突出するカバープレート上に配置され、それにより、砂型造形機のパターンプレートのパターンに隣接するよう適合された取付フランジを形成する。取付フランジには、取付ねじ用の穴が設けられている。しかし、この装置がかなりかさばり、砂型パターンの設置面積が大きいことは、欠点である。結果として、この装置は、より小さい鋳造品、または表面に多くのディテールを有する鋳造品には適していない。さらに、1時間に最大約5000個の鋳造品を生産する現代の鋳造工場の生産ラインにおいて、関連する生産データおよび品質データの検索のために生産された鋳造品の適切なトレーサビリティを得るために、この装置で可能なものよりも多くのインジケータ要素の異なる組み合わせが必要とされている。
米国特許第4,137,962号明細書には、金属鋳造用の砂型の生産に使用されるタイプの永久鋳造パターンに組み込むように適合された鋳造マーキング装置が開示されている。この装置には、砂型に刻印され、その後鋳造品に再現されるマーキングが施されている。この装置は、パターンから離れた位置からマーキングを変更できるように設計および構築される。この装置では、空気作動ピストンにより回転するマーキング本体により、変更可能なマーキングが実行される。しかし、この装置は、マーキング本体により生成される12の異なる識別マークに対してのみ調整可能である。以上のように、現代の鋳造工場の生産ラインでは、この装置で可能なものよりも多くの異なる組み合わせが必要とされている。より多くのマーキング本体を提供することにより、より多くの組み合わせを可能にすることができるが、1つのマーキング本体を有する図示された実施の形態では、最も一般的に発生する鋳造品に対してはすでにかさばり過ぎている。米国特許第7,252,136号明細書には、同様の装置が開示されている。
米国特許出願公開第2002/0059874号明細書には、成形品に日付を刻印する自動日付挿入が開示されている。自動日付挿入は、成形品の表面に日付パターンをマークするインジケータが取り付けられた前面を含む。それぞれのインジケータは、インジケータの日付パターンに対応する日付を成形品に刻印する表示手段に動作可能に接続されている。表示手段は、処理手段により作動および制御される電動モータに動作可能に接続され、電動モータは、処理手段により送信される所定の時間または日付の間隔に対応する事前に選択された量を、表示手段に移動させる。しかし、この装置は、達成され得る異なる組み合わせの数が現代の鋳造工場の生産ラインに対して十分でないにもかかわらず、かなりかさばる。
現代の鋳造工場の生産ラインにおいて、鋳造品質コストは、確かに非常に高いことがある。例えば、要求の厳しい自動車製品の生産では、鋳造工場で欠陥のある鋳造品による不合格と鋳造品のユーザによる不合格とに関連する複合品質コストが、総生産コストの10%に達することがある。品質上の問題により鋳造品が不合格となった場合、多くの派生コストが発生することがある。不合格の考えられる原因を分析し、その結果に応じて生産を調整しなければならず、それにより、生産が遅延することがある。しかし、従来の鋳造品マーキングソリューションでは、個々の鋳造品の品質不良を関連する処理パラメータと関連付けることができなかった。むしろ、砂の混入による鋳造品の不良率、気孔の発生による鋳造品の不良率などのバッチベースの品質データを、バッチベースの処理パラメータに関連付けることしかできなかった。結果として、品質コストをさらに低減することが非常に困難であることが証明された。
本発明の目的は、インジケータ要素の多数の異なる組み合わせを提供するのに適する、小型の砂型識別装置を提供することである。
この目的を考慮すると、砂型識別装置の組立状態において、挿入部は、挿入部の後端から前端に延びる挿入方向で砂型造形機またはコアシュータに挿入されるよう適合される。取付装置は、ハウジングの砂型造形機またはコアシュータへの着脱のために、挿入部の後端またはその後方にアクセス可能である。取付装置は、挿入部の後端またはその後方に配置され、挿入部に対して挿入方向と直交する方向(transverse direction)に突出する取付ブラケットの形態を有する。
このように、パターン形成面の後側から砂型造形機またはコアシュータに挿入部を挿入するよう適合させることにより、および、取付ブラケットの形態の取付装置を挿入部の後端またはその後方にアクセス可能であるよう配置することにより、パターン形成面における砂型識別装置の設置面積を非常に小さくすることができ、同時に、適切な数の個別に調整可能なインジケータ要素を、識別パターン面に回転可能に配置することができる。これにより、インジケータ要素の多くの異なる組み合わせを実現することができる。
実施の形態において、アクチュエータ用のモータ制御およびネットワークアダプタが、挿入部の後端の後方に配置されている。これにより、挿入部を小型の構成にしたまま、モータ制御およびネットワークアダプタをハウジング内に配置することができる。
構造的に特に有利な実施の形態において、挿入部は、挿入部の後端で反対側の方向に延びる突起を形成する取付ブロックの一部を形成する。取付ブラケットは、好ましくはボルトを使用してそれぞれの突起に固定される。
構造的に特に有利な実施の形態において、アクチュエータは、取付ブロックの突起の間に延びる取付ブロックの中心線に沿って配置される。取付ブラケットは、取付ブロックの中心線の両側で反対側にある取付フランジを形成する。取付フランジは、好ましくはボルトを使用して砂型造形機またはコアシュータに取り付けられるよう適合される。これにより、挿入部をスリム化することができ、パターン形成面における砂型識別装置の設置面積を小さくすることができる。
実施の形態において、取付ブラケットは、ともに固定され、それぞれのアクチュエータの一部のそれぞれの側を把持する第1ブラケット部品と第2ブラケット部品と、を含む。これにより、取付ブラケットをアクチュエータの固定具として使用することで、より小型の装置を実現することができる。
実施の形態において、アクチュエータと第1および第2ブラケット部品との間に弾性要素が挟まれている。これにより、アクチュエータはハウジング内でより良好に固定され得る。
構造的に特に有利な実施の形態において、モータ制御とネットワークアダプタとを含むプリント回路基板は、挿入部の反対側で第1および第2ブラケット部品に隣接している。これにより、さらに小型な装置を実現することができる。
構造的に特に有利な実施の形態において、それぞれのアクチュエータの電動モータの後端は、プリント回路基板の穴を通って延びている。これにより、さらに小型な装置を実現することができる。アクチュエータの寸法に対してハウジングの総寸法を非常に小さくすることができる。
実施の形態において、プリント回路基板は、プリント回路基板の端部がカバーから延びるよう、部分的にカバーで覆われ、少なくとも1つのネットワークコネクタ部品が配置されている。これにより、プリント回路基板を覆うことができ、同時に、小型な装置を実現することができる。
構造的に特に有利な実施の形態において、それぞれの個別に調整可能なインジケータ要素は、挿入部の対応するボア(bore)に適合する円筒部の前端に配置される。円筒部の後端は、対応するアクチュエータのシャフト端部に係合する。円筒部および/または対応するボアは、シールリングが配置されるくぼみを有する。シールリングは、ハウジングの内部への砂やほこりの浸入を防ぐことができる。
実施の形態において、第1端部停止突起が円筒部に配置され、第2の対応する端部停止突起が挿入部の対応するボアに配置される。モータ制御は、第1および第2端部停止突起が互いに隣接する場合に、アクチュエータのスタート位置をリセットすることができる。その結果、個別に調整可能なインジケータ要素のより正確な制御を実現することができる。
実施の形態において、シールリングは、円筒部の前端と円筒部に配置された第1端部停止突起との間に配置される。これにより、シールリングは、第1および第2端部停止突起への砂やほこりの浸入を防ぐことができ、それにより、アクチュエータのスタート位置のリセットに悪影響を及ぼすことを防止することができる。
実施の形態において、円筒部の後端には、対応するアクチュエータのシャフト端部の軸方向に延びる平坦面に対応する軸方向に延びる平坦面を有する部分的に円筒状の穴が設けられている。シャフト端部は、部分的に円筒状の穴に係合している。これにより、例えば、0.75mm、1.5mm、または2mm程度の一般的な直径のように、円筒部とシャフト端部との寸法が非常に小さくても、円筒部の後端とアクチュエータのシャフト端部との間の非常に正確な接続が可能である。
実施の形態において、砂型識別装置のネットワークアダプタは、砂型造形機のパターンプレートに配置されるよう適合された第1コネクタ部品と砂型造形機に配置されるよう適合された第2コネクタ部品とを含むコネクタを使用して、砂型造形機のコントローラに接続されるよう適合される。それぞれのコネクタ部品は、複数の電気的接触要素を含む。第2コネクタ部品の電気的接触要素は、砂型造形機へのパターンプレートの取り付け作業中に、第1コネクタ部品のそれぞれの電気的接触要素の表面に柔軟に係合してスライドするよう適合される。これにより、第1および第2コネクタ部品の接触要素の接触面に砂やほこりが蓄積するリスクなしに、コントローラへの安定したケーブル接続を提供することができる。第2コネクタ部品の電気的接触要素が、取り付け作業中に、第1コネクタ部品のそれぞれの電気的接触要素の表面に柔軟に係合しスライドするよう適合されているため、接触面に残された砂やほこりは、それぞれの取り付け作業でのスライド動作により取り除かれる。
実施の形態において、挿入部は、挿入部に挿入されるアクチュエータの一部の直径よりも最大30%、好ましくは最大20%、最も好ましくは最大10%大きく、挿入方向に対して横方向の断面寸法を有する。これにより、さらに小型な装置を実現することができる。
本発明はさらに、少なくとも1つの上述のような砂型識別装置を含む砂型造形機に関する。
非常に概略的な図面を参照して、実施の形態例示を用いて、以下に本発明をより詳細に説明する。
本発明による砂型識別装置を前側から斜めに見た斜視図 図1の砂型識別装置の前面図 図1の砂型識別装置を後側から斜めに見た斜視図 図1の砂型識別装置を後側から斜めに見た分解斜視図 図1の砂型識別装置を前側から斜めに見た分解斜視図 装置の組立の第1段階における、図1の砂型識別装置のいくつかの部品の分解斜視図 装置の組立の第2段階における、図1の砂型識別装置のいくつかの部品の分解斜視図 プリント回路基板とカバーとはまだ取り付けられていないが、プリント回路基板とカバーとを保持するためのボルトが一時的に取り付けられている状態の、図1の砂型識別装置を部分的に組み立てた状態の後面斜視図 図2の砂型識別装置の一部の拡大図 図1の砂型識別装置を含む垂直砂型造形機の縦断面図 図1に図示された2つの砂型識別装置を含む縦型砂型造形機用のパターンプレートの正面側の斜視図 図11の詳細の拡大図 図11のパターンプレートの裏側の斜視図 図13の第1の詳細の拡大図 図13の第2の詳細の拡大図 図13のパターンプレートの裏側の一部と、パターンプレートが取り付けられる縦型砂型造形機の加熱プレートの一部を示す分解斜視図 図16の詳細の拡大図 図13のパターンプレートとプレスプレートとの第1および第2コネクタ部品を示す斜視図
図1は、図10~図15に示す砂型造形機のパターン形成面に配置されるよう適合された識別パターン面3を含むハウジング2を有する砂型識別装置1を示す図である。あるいは、識別パターン面3は、図示されていないコアシュータのパターン形成面に配置されていてもよい。識別パターン面3は、砂型または砂型のコアに個別の識別パターンを押印(impress)または刻印(imprint)するよう適合される。個別の識別パターンは、その後、金属鋳造で再現することができる。3つの個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8は、識別パターン面3に回転可能に配置される。それぞれの個別のインジケータ要素6、7、8の回転位置は、例えば図5~図7に示すアクチュエータ9、10、11を用いて調整可能である。ハウジング2は、図10に示す砂型造形機または図示省略のコアシュータの対応するくぼみ13に挿入されるよう適合された挿入部12を含む。挿入部12は、前端14と後端15とを有する。識別パターン面13は挿入部12の前端14に配置される。それぞれのアクチュエータ9、10、11の一部は、挿入部12に挿入される。ハウジング2は、ハウジング2を砂型造形機またはコアシュータに取り付けるための取付ブラケット16の形態の取付装置を含む。
図1に示す砂型識別装置1の組立状態において、挿入部12は、挿入部12の後端15から前端14まで延びる挿入方向Dで、砂型造形機5またはコアシュータに挿入されるよう適合される。言い換えると、組み立てられた砂型識別装置1は、図1の挿入方向Dを示す矢印の方向への、砂型識別装置1の移動により、挿入部12を砂型造形機5またはコアシュータの対応するくぼみ13に挿入することで、砂型造形機5またはコアシュータに取り付けられるよう適合される。理解されるように、これにより、挿入部12は、パターン形成面4の後側から砂型造形機5またはコアシュータに挿入される。図示された実施の形態において、取付ブラケット16の形態の取付装置は、挿入部12の後端15またはその後方に配置され、挿入部12に対して挿入方向Dと直交する方向に突出する。あるいは、本発明によると、取付装置は、単に、ハウジング2の砂型造形機5またはコアシュータへの着脱のために挿入部12の後端15またはその後方に、単にアクセス可能であってもよい。例えば、取付装置は、挿入部12の壁に配置された1つまたは複数のくさび(wedges)の形態を有し、くさびは、挿入部12がくぼみ13に挿入されたときに、砂型造形機5またはコアシュータの対応するくぼみ13の壁を押すように移動してもよい。例えば、そのようなくさびは、挿入部12の後端15からアクセス可能なねじ頭部を有するねじの回転により、挿入部12の壁の対応する溝で挿入方向Dに沿ってスライドしてもよい。挿入部12の壁の溝は、挿入方向Dに延在し、挿入方向に対して傾斜した底部を有してもよく、それにより、くさびが溝に沿って動くときに、くさびを溝の外側の方向に動かすことができる。しかし、当業者は、取付装置の他の多くの実施の形態が、ハウジング2を砂型造形機5またはコアシュータへの着脱のために挿入部12の後端15またはその後方でアクセス可能であるよう適合することができることを理解するであろう。例えば、くぼみ13に挿入部12が挿入されたときに、砂型造形機5またはコアシュータのくぼみに挿入部をロックするようスナップロック式の取付デバイスを配置してもよい。くぼみ13から挿入部12を取り外すために、挿入部12の後端15またはその後方に配置されたスナップロック式の取付装置のボタンを押すように適合させてもよい。このようにして、識別パターン面3が位置する挿入部12の前端14において、取付装置がいかなる場所も占有しない。
これにより、パターン形成面4において砂型識別装置1の設置面積を非常に小さくすることができ、同時に、適切な数の個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8を、識別パターン面3に回転可能に配置することができる。これにより、インジケータ要素の異なる組み合わせを数多く実現することができる。
図1と図2とを比較すると、挿入部12は、挿入方向Dに対して横方向の断面寸法CSを有していることがわかる。断面寸法CSは、挿入部12に挿入されたアクチュエータ9、10、11の一部の直径dよりも、最大30%、好ましくは20%、最も好ましくは10%大きい。アクチュエータ9、10、11の直径は図7に示されている。
さらに図示されるように、挿入部12は、挿入部12の後端15またはその後方で反対の方向に延びる突起18、19を形成する取付ブロック17の一部を形成する。取付ブラケット16は、ボルト20を用いてそれぞれの突起18、19に固定されている。
3つのアクチュエータ9、10、11は、図2に示すように、取付ブロック17の反対側の突起18、19の間に延びる取付ブロック17の中心線21に沿って配置される。取付ブラケット16は、取付ブロック17の中心線21の両側で反対側にある取付フランジ22、23を形成する。取付フランジ22、23は、ボルト24を用いて砂型造形機5またはコアシュータに取り付けられるよう適合される。これにより、挿入部12をスリム化することができ、その結果、砂型識別装置1のパターン形成面4における設定面積を小さくすることができる。理解されるように、それにより、取付フランジ22、23は、パターン形成面4の後側に取り付けられるよう適合される。取付ブラケット16は、さらに、ともに固定され、それぞれのアクチュエータ9、10、11の一部のそれぞれの側を把持する第1ブラケット部品25と第2ブラケット部品26とを含む。取付ブラケット16をアクチュエータの固定具として使用することで、より小型の装置を実現することができる。アクチュエータ9、10、11と第1および第2ブラケット部品25、26との間に、例えばゴムなどにより形成された弾性要素27が挟まれている。図7に示すように、弾性要素27は、3つの連結されたチューブ状の部品により構成された形態を有し、そのうちいずれかの外側部分は、弾性要素27の対応する端部で開口している。クランプボルト62を用いてともに固定すると、第1および第2ブラケット部品25、26は、弾性要素27の外形に対応する開口部を形成する。
図4に示すように、モータ制御とネットワークアダプタとを含むプリント回路基板28が挿入部12の反対側の第1および第2ブラケット部品25、26に隣接するよう、アクチュエータ9、10、11用のモータ制御とネットワークアダプタとが、挿入部12の後端15の後方に配置されている。これにより、挿入部12を小型の構成にしたまま、モータ制御とネットワークアダプタとを、ハウジング2内に配置することができる。図4に示すように、それぞれのアクチュエータ9、10、11の電動モータ30の後端29は、プリント回路基板28の対応する穴31、32、33を通って延びる。これにより、さらに小型な装置を実現することができる。ハウジング2の総寸法は、アクチュエータ9、10、11の寸法に比べて非常に小さいことがある。砂型識別装置1の組立状態において、図3に示すように、プリント回路基板28は、プリント回路基板28の端部35がカバー34から延びるよう、カバー34に部分的に覆われ、少なくとも1つのネットワークコネクタ部品36が配置されている。これによりプリント回路基板28を覆うことができ、同時に、小型な装置を実現することができる。
図6に示すように、それぞれの個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8は、挿入部12の対応するボア41、42、43に適合する円筒部38、39、40の前端37に配置される。円筒部38、39、40の後端44は、対応するアクチュエータ9、10、11のシャフト端部45に係合する。図示されているように、砂型識別装置1を組み立てる際に、挿入部12の前端14から円筒部38、39、40を挿入し、挿入部12の後端15からアクチュエータ9、10、11を挿入する。円筒部38、39、40には、シールリング47を配置するくぼみ46が設けられている。シールリング47は、ハウジング2の内部への砂やほこりの浸入を防ぐことができる。あるいは、対応するボア41、42、43に、シールリング47用のくぼみ46が設けられていてもよい。シールリング47は、ピストンまたはロッドシールの形態であってもよく、例えば、PURにより形成されてもよい。
図示された実施の形態では、3つの回転可能に配置された円筒部38、39、40は、上述のようにアクチュエータ9、10、11の配置に対応する線21に沿って並んで配置されているが、回転可能に配置された円筒部38、39、40の多くの他の配置が可能である。さらに、適切な数の回転可能に配置された円筒部38、39、40を砂型識別装置1に配置することができる。例えば、3つの回転可能に配置された円筒部38、39、40が三角形配置で配置されてもよく、4つの回転可能に配置された円筒部38、39、40が長方形配置または正方形配置で配置されてもよく、または、5つの回転可能に配置された円筒部38、39、40が五角形または円形の構成で配置されてもよい。同様に、1つのパターン形成面4に対して適切な数の回転可能に配置された円筒部38、39、40を得るために、パターンプレート56、79の1つのパターン形成面4に多数の砂型識別装置1を組み合わせてもよい。
それぞれの個別のインジケータ要素6、7、8は、砂型識別装置1のハウジング2内に回転可能に配置されたそれぞれの円筒部38、39、40の前端37に形成されている。それぞれの個別のインジケータ要素6、7、8は、それぞれの円筒部38、39、40の直径方向に延びる。
図9に示すように、それぞれの個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8は、丸みを帯びたエッジで形成され、それが配置される対応する円筒部38、39、40の直径に沿った方向を示すよう形成される。好ましくは、個別に調整可能なインジケータ要素は、鋭いエッジが存在しないよう、すべてのエッジが丸みを帯びて形成される。鋭いエッジは、成形が難しく、ショットブラスト(shot blasting)処理中に破損することがある。さらに、個別に調整可能なインジケータ要素が、円筒部の直径の第1端部で比較的広く部分的に円形の部品91を形成し、円筒部の直径の第2端部で比較的狭くて細長い部品92を形成している点で、それぞれの個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8は、対応する円筒部の直径に沿った方向を示すよう形成されることがわかる。個別に調整可能なインジケータ要素の図示された形態は、さらに、多かれ少なかれ滴状であるといってもよい。他の実施の形態において、個別に調整可能なインジケータ要素は、他の方法で対応する円筒要素の直径に沿った方向を示すよう形成されてもよい。例えば、個別に調整可能なインジケータ要素は、直径の第1端部から直径の第2端部まで規則的にまたは不規則にテーパー状になっていてもよい。他の実施の形態において、個別に調整可能なインジケータ要素は、好ましくは一種の矢印のような要素を含む、時計の針の形を有してもよい。
実施の形態において、図9に示すそれぞれの個別のインジケータ要素6、7、8は、円筒部38、39、40の対応する前端37から、少なくとも0.5ミリメートル、好ましくは少なくとも0.7ミリメートル、最も好ましくは少なくとも0.9ミリメートル延びている。
図に示す実施の形態でわかるように、それぞれの個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8が、砂型識別装置1のハウジング2内に回転可能に配置されるそれぞれの円筒部38、39、40の前端からの突起として形成されることが好ましい。しかし、代替的な実施の形態において、それぞれのまたはいくつかの個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8は、それぞれの円筒部38、39、40の前端にくぼみとして形成されてもよい。個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8の第1部分が突起として形成され、個別に調整可能なインジケータ要素の第2部分がくぼみとして形成されることも可能である。例えば、円筒部38、39、40の直径の第1端部にある比較的広く部分的に円形の部品91がくぼみとして形成されてもよく、円筒部38、39、40の直径の第2端部にある比較的狭くて細長い部品92が突起として形成されてもよい。
個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8の図示された実施の形態において、鋳造品にもたらされる個別の識別パターンを検出するよう適合された自動画像検出システムを含む鋳造工場の生産ラインにおいて特に有利である。自動画像検出システムは、個別の識別パターンの2Dデジタル画像を提供するよう適合された撮像装置を含んでもよく、3Dデジタル画像を生成する撮像装置が使用されてもよい。自動画像検出システムは、2Dまたは3Dデジタル画像を解析し、鋳造品の個別の識別パターンを検出するための、機械学習により開発されたコンピュータプログラムを実行するよう適合されたコンピュータシステムを含んでもよい。個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8の図示された実施の形態では、ショットブラスト(shot blasting)などのブラスト(blasting)を用いて鋳造品を洗浄するよう適合された仕上げ装置における仕上げ処理の後に、鋳造品の個別の識別パターンを検出することも可能である。そのような鋳造工場の生産ラインはまた、生産中に測定および/または設定される複数の生産変数に関連するデータおよび生産された鋳造品の品質に関連するデータを格納するよう適合されたコンピュータ制御データベースシステムを有利に含み得る。
図に示されている実施の形態において、砂型識別装置1のハウジング2の識別パターン面3は、圧縮中に砂型部品にアライメントパターンを押印するよう適合された6つの固定されたアライメント要素63を含む。自動画像検出システムは、鋳造品における個別の識別パターンの検出前に、2Dまたは3Dデジタル画像をアライメントパターンの参照画像にアラインするよう適合されてもよい。これにより、2Dまたは3Dデジタル画像を取得する際に、鋳造品に形成された個別の識別パターンが撮像装置のカメラ軸に対して垂直な面に概ね延びるよう、画像取得のために鋳造品を配置することができないまたは便利でない多くの状況において、画像検出を改善することができる。撮像装置が、ハンドヘルド装置に配置されている場合、または撮像装置が固定された装置に配置されている場合の両方に当てはまることがある。さらに図示されるように、3つの回転可能に配置された円筒部38、39、40が、線21に沿って並んで配置され、4つのアライメント要素63が3つの回転可能に配置された円筒部38、39、40の下の線に沿って配置され、2つの固定されたアライメント要素63が3つの回転可能に配置された円筒部38、39、40の上の線に沿って配置されるという点で、6つの固定されたアライメント要素63が、線に対して非対称に配置される。もちろん、適切な数の固定されたアライメント要素63の他の多くの非対称な配置が可能である。固定されたアライメント要素63の非対称な配置は、個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8により提供される押印のための読取方向を示すことができる。それにより、個別に調整可能な要素により達成し得る異なる組み合わせの可能な数を増加させることができる。
図4と図6を比較すると、第1端部停止突起48が円筒部38、39、40に配置され、第2の対応する端部停止突起49が、挿入部12の対応するボア41、42、43に配置されていることがわかる。これにより、モータ制御が第1および第2端部停止突起48、49が互いに隣接する場合に、アクチュエータ9、10、11のスタート位置をリセットすることができ、その結果、個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8のより正確な制御を実現することができる。シールリング47は、円筒部38、39、40の前端37と円筒部に配置された第1端部停止突起48との間に配置される。これにより、シールリング47はまた、第1および第2端部停止突起48、49への砂やほこりの浸入を防ぎ、これにより、アクチュエータ9、10、11のスタート位置のリセットに悪い影響を与えることを防止することができる。
図4に示すように、円筒部38、39、40の後端44には、図6に示す対応するアクチュエータ9、10、11のシャフト端部45の軸方向に延びる平坦面52に対応する軸方向に延びる平坦面51を有する部分的に円筒状の穴50が設けられ、シャフト端部45は、部分的に円筒状の穴50に係合している。これにより、円筒部とシャフト端部との寸法が非常に小さくても、円筒部38、39、40の後端44とアクチュエータのシャフト端部45との間の非常に正確な接続が可能である。図6に示すように、対応する円筒部38、39、40の後端44の対応するねじ付きボア65に取り付けられた止めねじ64を用いて対応するアクチュエータ9、10、11のシャフト端部45は、対応する円筒部38、39、40の後端44の部分的に円筒状の穴50に固定され、その結果、止めねじ64の端部がシャフト端部45の軸方向に延びる平坦面52に隣接する。部分的に円筒状の穴50およびシャフト端部45の対応する平坦面51、52は、それぞれ、止めねじ64がシャフト端部45の軸方向に延びる平坦面52に隣接するよう、シャフト端部45が部分的に円筒状の穴50に向けて正確に配向されることを保証することができる。そうでなければ、部分的に円筒状の穴50が実際に円筒状である場合、シャフト端部45の直径が小さいために、穴に正確にシャフト端部45を配置することが困難になる可能性がある。したがって、止めねじ64がシャフト端部45の平坦面52に正確に係合しない場合、シャフト端部45と円筒部38、39、40との間の接続が不安定になることがある。
図6に示すように、シャフト端部45が円筒部38、39、40に挿入されるよう、円筒部38、39、40が挿入部12の前端14に挿入されたとき、およびアクチュエータ9、10、11の一部が挿入部12の後端15に挿入されたときに、それぞれのシャフト端部45と対応する円筒部38、39、40との間の接続を確保するよう、ハウジング2の挿入部12の側壁に、それぞれの止めねじ64用の貫通孔66が設けられている。
図11~図18に示すように、砂型識別装置1のネットワークアダプタは、砂型造形機5のパターンプレート56に配置されるよう適合された第1コネクタ部品54と、砂型造形機5に配置されるよう適合された第2コネクタ部品55と、を含むコネクタ53を用いて砂型造形機5の図示されていないコントローラに接続されるよう適合されている。それぞれのコネクタ部品54、55は、複数の電気的接触要素57、58を含む。第2コネクタ部品55の電気的接触要素58は、砂型造形機5へのパターンプレート56の取り付け作業中に、第1コネクタ部品54のそれぞれの電気的接触要素57の表面59に柔軟に係合してスライドするよう適合される。取り付け作業中に、図16に示すように、パターンプレート56を加熱プレート77へ係合させてボルトを用いてそこに取り付けて、それにより、第2コネクタ55の電気的接触要素58は、第1コネクタ部品54のそれぞれの電気的接触要素57に係合し、その表面59でスライドする。これにより、電気的接触要素57、58に存在する砂やほこりが拭き取られ、電気的接触要素の間の良好な電気的接触を確立することができる。このようにして、それぞれの砂型識別装置1と図示されていないコントローラとの間の安定したネットワーク接続を確立することができる。
図11~図17に示す実施の形態において、砂型造形機5のパターンプレート56には、パターンプレート56に配置された第1コネクタ部品54と砂型造形機5に配置された第2コネクタ部品55とを含む単一のコネクタ53を用いて砂型造形機の図示されていないコントローラに接続された2つの砂型識別装置1が配置されている。図示されるように、砂型で生産される鋳造品の数に応じて、対応する数の砂型識別装置1が、最終的に第1コネクタ部品54に接続されるネットワークケーブル89を用いて一列に次々と接続される。それぞれの砂型識別装置1は、図1に示すプリント回路基板28を含む。これにより、それぞれの砂型識別装置1のプリント回路基板28は、図示されていない共通のコントローラと通信することができ、ネットワークケーブル89とコネクタ53とを介して電源を供給することができる。もちろん、ネットワークケーブルの代わりに、それぞれの砂型識別装置1のプリント回路基板28が、無線通信により、砂型造形機5に配置された図示されていないコントローラと通信してもよい。この場合、それぞれの砂型識別装置1には、バッテリの形態の独自の電源が配置されてもよく、または砂型識別装置1にケーブルを介して電源を供給してもよい。
図10に示すように、砂型造形機5は、成形室80を備える。成形室80では、プレスプレート78に配置された第1パターンプレート56と、スイングプレート81に配置された第2パターンプレート79とが、成形室80内での砂型部品の圧縮中に、砂型部品の両側でそれぞれのパターンを形成するよう適合される。図示されるように、それぞれの第1パターンプレート56と第2パターンプレート79とには、パターン形成面4が設けられている。図示された砂型造形機5は、DISAMATIC(登録商標)の縦型枠なし(flaskless)砂型造形機である。このタイプの砂型造形機の動作原理はよく知られている。成形室80は、成形室80の上壁86にある砂充填口84から砂が充填される。第1および第2パターンプレート56、79が互いに反対の方向に移動することにより、砂が圧縮される。続いて、スイングプレート81が、砂型部品が図10の右方向に向かって成形室から離れることのできる開口位置に移動して旋回する。砂型部品は、図示されていない砂型コンベア上の先に生産された砂型部品に隣接するまで、プレスプレート78の移動により成形室から押し出される。砂型は、これらの2つの砂型部品の間に形成される。これにより、一連の砂型が生産される。
図10に示す砂型造形機5の第1パターンプレート56には、本発明による単一の砂型識別装置1が配置されている。
コントローラは、砂型が溶融注入装置において溶融金属で充填されたときに、2つの砂型部品により形成されるそれぞれの砂型に、得られる鋳造品の個別の識別パターンを形成するよう構成された少なくとも1つの個別の識別パターンを提供するよう適合される。理解されるように、図10に示す砂型造形機5により生産されるそれぞれの砂型は、対応する識別パターンが設けられた1つの鋳造品をもたらす。しかし、図11~図17に示すパターンプレート56は、2つの鋳造品を形成するよう適合される。したがって、パターンプレート56には、パターンプレート56のそれぞれのパターンに配置された2つの砂型識別装置1が配置され、それぞれの鋳造品にそれぞれの識別パターンを配置することができる。他の実施の形態において、パターンプレートは、3つ以上の鋳造品を形成するよう適合されていてもよい。そして、パターンプレートに、それぞれのパターンに配置された対応する数の砂型識別装置1が配置されていてもよい。
図示の砂型造形機5は縦型枠なし砂型造形機であるが、本発明による砂型識別装置1は、マッチプレート式の砂型造形機などの他の形式の砂型造形機にも同様に適用可能である。マッチプレート式の砂型造形機では、砂型造形機は、マッチプレートにより分離された2つの成形室を含む。マッチプレートの両側で、パターンプレートが形成され、それぞれの成形室内での砂型部品の圧縮中に、パターンプレートが対応する砂型部品の対応するパターンを形成するよう適合される。マッチプレート式の砂型造形機では、マッチプレートに形成された少なくとも1つのパターンプレートには、本発明による少なくとも1つの砂型識別装置1が配置されている。これにより、2つの砂型部品により形成されたそれぞれの砂型には、砂型で形成される鋳造品の数に応じて、少なくとも1つの個別の識別パターンが配置されてもよい。
さらなる例として、本発明による砂型識別装置1は、コープ(cope)とドラッグ(drag)とを組み合わせて枠を形成する水平型枠ありラインにも同様に適用可能である。コープとドラッグとのそれぞれには、パターンプレートが配置されている。水平型枠ありラインの砂型造形機では、2つのパターンプレートのうち少なくとも1つに、本発明による少なくとも1つの砂型識別装置1を配置することができる。これにより、コープとドラッグとで圧縮された枠に形成されたそれぞれの砂型には、砂型に形成された鋳造品の数に応じて、少なくとも1つの個別の識別パターンを配置することができる。
個別のインジケータ要素が、円筒部38、39、40の回転軸の周りに、少なくとも15、好ましくは少なくとも20、より好ましくは少なくとも30、最も好ましくは少なくとも35の異なる回転位置に位置できるように、プリント回路基板28に配置されたモータ制御は、それぞれの個別のインジケータ要素6、7、8に対応するアクチュエータ9、10、11を制御するよう適合される。有利には、個別のインジケータ要素が約40の異なる回転位置に位置できるよう、モータ制御は、それぞれの個別のインジケータ要素6、7、8に対応するアクチュエータを制御するよう適合されてもよい。モータ制御は、対応する円筒部の回転軸の周りで個別のインジケータ要素の回転位置が、20度未満、好ましくは15度未満、最も好ましくは10度未満の増分で調整されるよう、それぞれの個別のインジケータ要素6、7、8に対応するアクチュエータを制御するよう適合されてもよい。
純粋に例として、円筒部38、39、40の第1端部停止突起48とボア41、42、43の第2端部停止突起49とは、一緒になって、挿入部12の対応するボア41、42、43において円筒部38、39、40の可能な全回転の約30度を占めることがある。この場合、第1回転端部位置から第2回転端部位置円筒部の実際の可能な回転は、約330度になる。図示された実施の形態では、第1回転端部位置で、円筒部38、39、40の第1端部停止突起48の第1の側が、その第1の側でボア41、42、43の第2端部停止突起49に隣接し、第2回転端部位置で、円筒部38、39、40の第1端部停止突起48がその第2の側でボア41、42、43の第2端部停止突起49に隣接する。これにより、両方の端部位置を検出することができ、より高い精度を実現することができ、さらに、自己診断を行うことができる。
それぞれのアクチュエータ9、10、11の電動モータ30は、好ましくは、ステッピングモータであり、好ましくはステッピングモータのマイクロステップにより駆動する。電動モータ30に設けられるトランスミッションは、好ましくは、遊星ギア60であるが、ギアのないものを含む他の形式のトランスミッションであってもよい。図6に示すように、電動モータ30のシャフト端部61は、遊星ギア60の図示されていない入力駆動端部と接続している。電動モータ30と遊星ギア60とは、これにより、アクチュエータ9、10、11を形成する共通ユニットに結合され、遊星ギア60の出力シャフト端部45は、これにより、アクチュエータの出力シャフトを形成する。
それぞれのアクチュエータ9、10、11には、それぞれの円筒部38、39、40の回転位置を制御するために、ロータリエンコーダを配置してもよい。しかし、ステッピングモータと対応するモータ制御を使用することが好ましい。モータ制御は、ステップのロストまたはゲインを検出し、モータ負荷を測定することができ、自己診断のためにこれらのパラメータを使用することができる。円筒部38、39、40の位置を初期化するために、第1および第2端部停止突起48、49に対してホーミング機能を持たせてもよい。ホーミング機能としては、プログラム可能な電流制御を採用することができる。これにより、モータから円筒部へのトランスミッションにおけるバックラッシュの結果としての不正確さを低減、または排除することができる。
図示されていないコンピュータ制御データベースシステムは、鋳造品に形成される独特の個別の識別パターンに属するものとして、個別のインジケータ要素6、7、8のそのような独特の回転位置のそれぞれを格納するよう適合されてもよい。
挿入部12を含む取付ブロック17、対応する調整可能なインジケータ要素6、7、8を有する円筒部38、39、40、およびブラケット16は、有利には、例えば、マイクロミリング、またはマイクロプリンティングにより生産することができる。これらの部品は、有利には、金属により形成されていてもよい。
以下の実施の形態が開示される。
1.ハウジング2を有する砂型識別装置1は、砂型造形機5またはコアシュータのパターン形成面4に配置されるよう適合された識別パターン面3を含む。複数の個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8は、識別パターン面3に回転可能に配置される。それぞれの個別のインジケータ要素7、8、9の回転位置は、アクチュエータ9、10、11を用いて調整可能である。ハウジング2は、砂型造形機5またはコアシュータの対応するくぼみ13に挿入されるよう適合され、前端14および後端15を有する挿入部12を含む。識別パターン面3は、挿入部12の前端14に位置する。それぞれのアクチュエータ9、10、11の少なくとも一部は、挿入部12に挿入される。ハウジング2は、ハウジング2を砂型造形機5またはコアシュータに取り付けるための取付装置を含む。砂型識別装置1の組立状態において、挿入部12は、挿入部12の後端15から前端14まで延びる挿入方向Dで、砂型造形機5またはコアシュータに挿入されるよう適合される。取付装置は、砂型造形機5またはコアシュータへのハウジング2の着脱のために挿入部12の後端15またはその後方にアクセス可能である。
2.実施の形態1による砂型識別装置であって、アクチュエータ9、10、11用のモータ制御およびネットワークアダプタが、挿入部12の後端15の後方に配置されている。
3.実施の形態1または2による砂型識別装置であって、取付装置は、挿入部12の後端15またはその後方に配置され、挿入部12に対して挿入方向Dと直交する方向に突出する取付ブラケット16の形態を有する。
4.実施の形態3による砂型識別装置であって、挿入部12は、挿入部12の後端15で反対の方向にのびる突起18、19を形成する取付ブロック17の一部を形成し、取付ブラケット16は、好ましくはボルト20を用いてそれぞれの突起18、19に固定されている。
5.実施の形態4による砂型識別装置であって、アクチュエータ9、10、11は、取付ブロック17の反対側の突起18、19の間に延びる取付ブロック17の中心線21に沿って配置され、取付ブラケット16は、取付ブロック17の中心線21の両側で反対側にある取付フランジ22、23を形成し、取付フランジ22、23は、好ましくはボルト24を用いて砂型造形機5またはコアシュータに取り付けられるよう適合される。
6.実施の形態3~5のいずれかによる砂型識別装置であって、取付ブラケット16は、ともに固定され、アクチュエータ9、10、11の一部のそれぞれの側を把持する第1ブラケット部品25と第2ブラケット部品26とを含む。
7.実施の形態6による砂型識別装置であって、アクチュエータ9、10、11と第1および第2ブラケット部品25、26との間に、弾性要素27が挟まれている。
8.実施の形態6または7による砂型識別装置であって、モータ制御とネットワークアダプタとを含むプリント回路基板28は、挿入部12の反対側の第1および第2ブラケット部品25、26に隣接する。
9.実施の形態8による砂型識別装置であって、それぞれのアクチュエータ9、10、11の電動モータ30の後端29は、プリント回路基板28の穴31、32、33を通って延びる。
10.請求項8または9による砂型識別装置であって、プリント回路基板28は、プリント回路基板28の端部35がカバー34から延びるよう、カバー34に部分的に覆われ、少なくとも1つのネットワークコネクタ部品36が配置されている。
11.上述のいずれかの実施の形態による砂型識別装置であって、それぞれの個別に調整可能なインジケータ要素6、7、8は、挿入部12の対応するボア41、42、43に適合する円筒部38、39、40の前端37に配置され、円筒部38、39、40の後端44は、対応するアクチュエータ9、10、11のシャフト端部45に係合し、円筒部38、39、40および/または対応するボア41、42、43は、シールリング47を配置するくぼみ46を有する。
12.実施の形態11による砂型識別装置であって、第1端部停止突起48が円筒部38、39、40に配置され、第2の対応する端部停止突起49が挿入部12の対応するボア41、42、43に配置される。
13.実施の形態12による砂型識別装置であって、シールリング47は、円筒部38、39、40の前端37と円筒部に配置された第1端部停止突起48との間に配置される。
14.実施の形態11から13のいずれかによる砂型識別装置であって、円筒部38、39、40の後端44に、対応するアクチュエータ9、10、11のシャフト端部45の軸方向に延びる平坦面52に対応する軸方向に延びる平坦面51を有する部分的に円筒状の穴が設けられ、シャフト端部45は、部分的に円筒状の穴50に係合している。
15.実施の形態2から14のいずれかによる砂型識別装置であって、砂型識別装置1のネットワークアダプタは、砂型造形機5のパターンプレート56に配置されるよう適合された第1コネクタ部品54と、砂型造形機5に配置されるよう適合された第2コネクタ部品55と、を含むコネクタ53を用いて、砂型造形機5のコントローラに接続されるよう適合され、それぞれのコネクタ部品54、55は、複数の電気的接触要素57、58を含み、第2コネクタ部品55の電気的接触要素58は、砂型造形機5へのパターンプレート56の取り付け作業中に、第1コネクタ部品54のそれぞれの電気的接触要素57の表面59に柔軟に係合してスライドするよう適合される。
16.上述のいずれかの実施の形態による砂型識別装置であって、挿入部12は、挿入方向Dに対して横方向の断面寸法CSを有し、断面寸法CSは、挿入部12に挿入されたアクチュエータ9、10、11の一部の直径dよりも最大30%、好ましくは最大20%、および最も好ましくは最大10%大きい。
17.上述のいずれかの実施の形態による少なくとも1つの砂型識別装置1を含む砂型造形機。
CS 挿入部の断面寸法
d 挿入部に挿入されたアクチュエータの一部の直径
D 挿入部の挿入方向
1 砂型識別装置
2 ハウジング
3 ハウジングの識別パターン面
4 砂型造形機またはコアシュータのパターン形成面
5 砂型造形機
6、7、8 個別に調整可能なインジケータ要素
9、10、11 アクチュエータ
12 ハウジングの挿入部
13 砂型造形機またはコアシュータのくぼみ
14 挿入部の前端
15 挿入部の後端
16 取付ブラケット
17 取付ブロック
18、19 取付ブロックの突起
20 ハウジングの部品を組み立てるためのボルト
21 取付ブロックの中心線
22、23 取付ブラケットの取付フランジ
24 取付フランジ用の取付ボルト
25 第1ブラケット部品
26 第2ブラケット部品
27 弾性要素
28 プリント回路基板
29 電動モータの後端
30 アクチュエータの電動モータ
31、32、33 プリント回路基板の穴
34 カバー
35 プリント回路基板の端部
36 ネットワークコネクタ部品
37 円筒部の前端
38、39、40 円筒部
41、42、43 挿入部のボア
44 円筒部の後端
45 アクチュエータの遊星ギアのシャフト端部
46 円筒部またはボアのくぼみ
47 シールリング
48 円筒部の第1端部停止突起
49 ボアの第2端部停止突起
50 円筒部の後端の部分的に円筒状の穴
51 部分的に円筒状の穴の軸方向に延びる平坦面
52 アクチュエータのシャフト端部の軸方向に延びる平坦面
53 コネクタ
54 第1コネクタ部品
55 第2コネクタ部品
56 第1パターンプレート
57 第1コネクタ部品の電気的接触要素
58 第2コネクタ部品の電気的接触要素
59 第1コネクタ部品の電気的接触要素の表面
60 アクチュエータの遊星ギア
61 アクチュエータの電動モータのシャフト端部
62 第1および第2ブラケット部品のクランプボルト
63 固定されたアライメント要素
64 円筒部の止めねじ
65 止めねじのねじ付きボア
66 止めねじ用の貫通孔
67 取付ボルトのボア
68 組立ボルトのねじ付きボア
69 クランプボルトのねじ付きボア
70 クランプボルトのボア
71 取付ボルト用カバーのくぼみ
72 プリント回路基板用の取付ブラケットの突起スペーサ
73 組立ボルト用のプリント回路基板の穴
74 組立ボルト用の取付ブラケットのボア
75 挿入部の丸い部分
76 プレスプレートのピストン
77 砂型造形機の加熱プレート
78 砂型造形機のプレスプレート
79 第2パターンプレート
80 砂型造形機の成形室
81 砂型造形機のスイングプレート
82 スイングプレートの旋回軸
83 スイングプレートのスイングアーム
84 成形室の上壁の砂充填開口部
85 成形室の底壁
86 成形室の上壁
87 パターンプレートの前側
88 パターンプレートの後側
89 ネットワークケーブル
90 コネクタ部品用の取付ボルト
91 個別に調整可能なインジケータ要素の比較的広く部分的に円形の部品
92 個別に調整可能なインジケータ要素の比較的狭くて細長い部品

Claims (16)

  1. 砂型造形機(5)またはコアシュータのパターン形成面(4)に配置されるよう適合された識別パターン面(3)を含むハウジング(2)を有し、
    前記識別パターン面(3)に複数の個別に調整可能なインジケータ要素(6、7、8)が配置され、
    それぞれの個別に調整可能なインジケータ要素(6、7、8)の回転位置を、アクチュエータ(9、10、11)により調整可能であり、
    前記ハウジング(2)は、前記砂型造形機(5)またはコアシュータの対応するくぼみ(13)に挿入されるよう適合され、前端(14)および後端(15)を有する挿入部(12)を含み、
    前記識別パターン面(3)は、前記挿入部(12)の前記前端(14)に配置され、
    それぞれのアクチュエータ(9、10、11)の少なくとも一部が前記挿入部(12)に挿入され、
    前記ハウジング(2)は、前記砂型造形機(5)またはコアシュータに前記ハウジング(2)を取り付けるための取付装置を含む、
    砂型識別装置(1)であって、
    前記砂型識別装置(1)の組立状態において、前記挿入部(12)は、前記挿入部(12)の前記後端(15)から前記前端(14)まで延びる挿入方向(D)で、前記砂型造形機(5)またはコアシュータに挿入されるよう適合され、
    前記取付装置は、ハウジング(2)の前記砂型造形機(5)またはコアシュータへの着脱のために前記挿入部(12)の後端(15)またはその後方に、アクセス可能であり、
    前記取付装置は、前記挿入部(12)の前記後端(15)またはその後方に配置され、前記挿入部(12)に対して前記挿入方向(D)と直交する方向に突出する取付ブラケット(16)の形態を有する、
    ことを特徴とする、
    砂型識別装置(1)。
  2. 前記アクチュエータ(9、10、11)用のモータ制御とネットワークアダプタとが、前記挿入部(12)の後端(15)の後方に配置される、
    請求項1に記載の砂型識別装置(1)。
  3. 前記挿入部(12)は、前記挿入部(12)の後端(15)で反対の方向に延びる突起(18、19)を形成する取付ブロック(17)の一部を形成し、
    前記取付ブラケット(16)は、好ましくはボルト(20)を用いてそれぞれの前記突起(18、19)に固定される、
    請求項1または2に記載の砂型識別装置(1)。
  4. 前記アクチュエータ(9、10、11)は、前記取付ブロック(17)の反対側の突起(18、19)の間に延びる前記取付ブロック(17)の中心線(21)に沿って配置され、
    前記取付ブラケット(16)は、前記取付ブロック(17)の前記中心線(21)の両側で反対側にある取り付けフランジ(22、23)を形成し、
    前記取り付けフランジ(22、23)は、好ましくはボルト(24)を用いて前記砂型造形機(5)またはコアシュータに取り付けられるよう適合される、
    請求項3に記載の砂型識別装置(1)。
  5. 前記取付ブラケット(16)は、ともに固定され、それぞれの前記アクチュエータ(9、10、11)の一部のそれぞれの側を把持する第1ブラケット部品(25)と第2ブラケット部品(26)とを含む、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の砂型識別装置(1)。
  6. 前記アクチュエータ(9、10、11)と前記第1および前記第2ブラケット部品(25、26)との間に、弾性要素(27)が挟まれている、
    請求項5に記載の砂型識別装置(1)。
  7. モータ制御とネットワークアダプタとを含むプリント回路基板(28)は、挿入部(12)の反対側の前記第1および前記第2ブラケット部品(25、26)に隣接する、
    請求項5または6に記載の砂型識別装置(1)。
  8. それぞれの前記アクチュエータ(9、10、11)の電動モータ(30)の後端(29)は、前記プリント回路基板(28)の穴(31、32、33)を通って延びる、
    請求項7に記載の砂型識別装置(1)。
  9. 前記プリント回路基板(28)は、前記プリント回路基板(28)の端部(35)がカバー(34)から延びるよう、前記カバー(34)に覆われ、少なくとも1つのネットワークコネクタ部品(36)が配置されている、
    請求項7または8に記載の砂型識別装置(1)。
  10. それぞれの前記個別に調整可能なインジケータ要素(6、7、8)は、前記挿入部(12)の対応するボア(41、42、43)に適合する円筒部(38、39、40)の前端(37)に配置され、
    前記円筒部(38、39、40)の後端(44)は、対応する前記アクチュエータ(9、10、11)のシャフト端部(45)に係合し、
    前記円筒部(38、39、40)および/または前記対応するボア(41、42、43)は、シールリング(47)を配置するくぼみ(46)を有する、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の砂型識別装置(1)。
  11. 前記円筒部(38、39、40)に、第1端部停止突起(48)が配置され、前記挿入部の前記対応するボア(41、42、43)に、第2の対応する端部停止突起(49)が配置されている、
    請求項10に記載の砂型識別装置(1)。
  12. 前記シールリング(47)は、前記円筒部(38、39、40)の前記前端(37)と前記円筒部に配置された前記第1端部停止突起(48)との間に配置される、
    請求項11に記載の砂型識別装置(1)。
  13. 前記円筒部(38、39、40)の前記後端(44)には、対応する前記アクチュエータ(9、10、11)の前記シャフト端部(45)の軸方向に延びる平坦面(52)に対応する軸方向に延びる平坦面(51)を有する部分的に円筒状の穴(50)が設けられ、
    前記シャフト端部(45)は、前記部分的に円筒状の穴(50)に係合している、
    請求項10から12のいずれか1項に記載の砂型識別装置(1)。
  14. 前記砂型識別装置(1)の前記ネットワークアダプタは、前記砂型造形機(5)のパターンプレート(56)に配置されるよう適合された第1コネクタ部品(54)と前記砂型造形機(5)に配置されるよう適合された第2コネクタ部品(55)とを含むコネクタ(53)を用いて、前記砂型造形機(5)のコントローラに接続されるよう適合され、
    それぞれの前記コネクタ部品(54、55)は、複数の電気的接触要素(57、58)を含み、
    前記第2コネクタ部品(55)の前記電気的接触要素(58)は、前記砂型造形機(5)への前記パターンプレート(56)の取り付け作業中に、前記第1コネクタ部品(54)のそれぞれの前記電気的接触要素(57)の表面(59)に柔軟に係合してスライドするよう適合される、
    請求項2から13のいずれか1項に記載の砂型識別装置(1)。
  15. 前記挿入部(12)は、前記挿入部(12)に挿入された前記アクチュエータ(9、10、11)の一部の直径(d)よりも最大30%、好ましくは最大20%、および最も好ましくは最大10%大きく、挿入方向(D)に対して横方向の断面寸法(CS)を有する、
    請求項1から14のいずれか1項に記載の砂型識別装置(1)。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の少なくとも1つの砂型識別装置(1)を含む砂型造形機。
JP2021566497A 2019-05-10 2020-04-27 砂型識別装置 Active JP7461971B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP19173871.5A EP3736063A1 (en) 2019-05-10 2019-05-10 Sand mould identification device
EP19173871.5 2019-05-10
PCT/EP2020/061612 WO2020229146A1 (en) 2019-05-10 2020-04-27 Sand mould identification device

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2022532172A true JP2022532172A (ja) 2022-07-13
JPWO2020229146A5 JPWO2020229146A5 (ja) 2023-04-05
JP7461971B2 JP7461971B2 (ja) 2024-04-04

Family

ID=66483955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021566497A Active JP7461971B2 (ja) 2019-05-10 2020-04-27 砂型識別装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11813664B2 (ja)
EP (2) EP3736063A1 (ja)
JP (1) JP7461971B2 (ja)
CN (1) CN113853259A (ja)
WO (1) WO2020229146A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1028611B1 (nl) 2021-02-17 2022-04-06 Atlas Copco Airpower Nv Traceerbaar metalen gietstuk

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4137962A (en) 1977-07-01 1979-02-06 General Motors Corporation Apparatus for marking a mold surface
DE19502564C2 (de) * 1995-01-27 2000-06-21 Markus Hintennach Einrichtung zur fortlaufenden Kennzeichnung von im Druckgieß- oder Spritzgießverfahren hergestellten Teilen
CA2365077A1 (en) 2000-12-14 2002-06-14 Michael Munger Automated date insert for imprinting a date on a molded product
US7252136B2 (en) 2004-07-26 2007-08-07 General Motors Corporation Numbering device for molded or cast parts
DE102005061608B4 (de) * 2004-12-23 2011-05-05 Dieter Gunske In Fertigungsmaschine wie Press-, Stanzwerkzeuge oder in Spritzgießformen o. dgl. einsetzbare Vorrichtung zum Markieren von Werkstücken
US7637473B2 (en) * 2007-03-22 2009-12-29 Universal Trim Supply Co., Ltd. Date code marking system
DE102015215318A1 (de) 2015-08-11 2017-02-16 Hochschule Für Angewandte Wissenschaften - Fachhochschule Kempten Sandgussformkennzeichnungsvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JP7461971B2 (ja) 2024-04-04
CN113853259A (zh) 2021-12-28
EP3965981A1 (en) 2022-03-16
EP3736063A1 (en) 2020-11-11
US11813664B2 (en) 2023-11-14
US20220193755A1 (en) 2022-06-23
WO2020229146A1 (en) 2020-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220219227A1 (en) Foundry production line and method of operating such foundry production line
JP2022532172A (ja) 砂型識別装置
EP1141682B1 (de) Verfahren und vorrichtung zur objekterkennung
DE102013102381B4 (de) Verfahren zur Positionierung und Fixierung von Formteilen in Gießformen und Verfahren zur Ermittlung der Formhohlraum-Ist-Geometrie von Gießformen
CN108136555B (zh) 加工模块、用于加工模块的附件组件以及用于启动加工模块的方法
US4274332A (en) Die changing apparatus for press
CN109848571B (zh) 全自动双工位激光标刻装置及方法
CN105526866B (zh) 一种工件尺寸检测装置及检测方法
CN209682017U (zh) 一种插接工装的定位板机构
CN109357599B (zh) 一种中介机匣蜡模的整体加工测量装置及方法
CN116499893A (zh) 一种用于检测复合材料抗弯曲性能的弯曲测试装置及测试方法
CN213841963U (zh) 一种单螺杆压缩机螺杆齿槽测量装置
US20220371107A1 (en) Method and Apparatus for Key Origination
CN210551255U (zh) 拾取移动摆臂机构及自动化取模装置
US5867892A (en) Method and apparatus for rotationally orienting an armature shaft
EP3793806B1 (de) Verkippungsmessung eines thermoformwerkzeuges
CN219551446U (zh) 一种精密轴部件内孔检测装置
CN208026181U (zh) 精密型腔模测量工具
CN215893453U (zh) 一种新型模具
CN210317521U (zh) 装药芯模拾取结构及自动化取模装置
CN210564807U (zh) 拾取升降组件及自动化取模装置
CN110230553B (zh) 自动化取模装置
JP3682748B2 (ja) ワークの基準孔検査装置
DE102023205131B3 (de) Unwuchtbestimmungsanordnung und Verfahren zur Messung einer Unwucht von Drehanoden
CN217543311U (zh) 一种全自动高精度电路板测试治具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7461971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150