JP2022531314A - ダウンリンク半永続スケジューリングのためのマルチtrp送信 - Google Patents

ダウンリンク半永続スケジューリングのためのマルチtrp送信 Download PDF

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Abstract

ダウンリンク半永続スケジューリング(SPS)のためのマルチ送受信ポイント(TRP)送信のためのシステムおよび方法が提供される。いくつかの実施形態においては、1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために無線デバイスによって実行される方法が、複数の無線通信設定を決定することと、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように無線通信設定のうちの少なくとも2つを同時にアクティブ化することとを含む。これは、複数のダウンリンクSPS設定が同時にアクティブ化されることが可能であるケースに関するマルチTRPベースの信頼性スキームを可能にする。低レイテンシおよび/または信頼性スキーム、ならびにそのようなスキームのプロパティを別々のダウンリンクSPS設定に独立して設定することによって、別々の信頼性および/または低レイテンシスキームが、別々のトラフィックプロフィールに関連付けられ得る別々のダウンリンクSPS設定に柔軟に適用されることが可能である。【選択図】図9

Description

関連出願
本出願は、その開示全体が参照によって本明細書に組み込まれている、2019年5月3日に出願された特許仮出願第62/843,093号の利益を主張する。
本開示は、マルチ送受信ポイント(TRP)送信に関する。
新世代のモバイル無線通信システム(5G)または新無線(NR)は、使用事例の多様なセットと、展開シナリオの多様なセットとをサポートする。NRは、ダウンリンクにおいては(すなわち、ネットワークノード、新無線基地局(gNB)、エボルブドもしくは拡張ノードB(eNB)、または基地局からユーザ機器(UE)へは)サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)を、ならびにアップリンクにおいては(すなわち、UEからgNBへは)CP-OFDMと離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)の両方を使用する。時間ドメインにおいては、NRダウンリンクおよびアップリンク物理リソースは、それぞれ1msの等しいサイズのサブフレームへと編成される。サブフレームはさらに、等しい持続時間の複数のスロットへと分割される。
スロットの長さは、サブキャリア間隔に依存する。Δf=15kHzのサブキャリア間隔に関しては、サブフレームごとに1つのスロットしかなく、それぞれのスロットは、サブキャリア間隔に関係なく、常に14個のOFDMシンボルから構成される。
NRにおける典型的なデータスケジューリングは、スロットごとである。例が図1において示されており、そこでは、最初の2つのシンボルが、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、残りの12個のシンボルが、物理データチャネル(PDCH)、すなわち、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のいずれかを含む。
NRにおいては、さまざまなサブキャリア間隔値がサポートされる。サポートされるサブキャリア間隔値(さまざまなニューメロロジーとも呼ばれる)は、Δf=(15×2α)kHzによって与えられ、ここではαは、非負の整数である。Δf=15kHzは、LTEにおいても使用される基本的なサブキャリア間隔である。さまざまなサブキャリア間隔でのスロット持続時間が、テーブル1において示されている。
Figure 2022531314000002
周波数ドメイン物理リソース規定においては、システム帯域幅がリソースブロック(RB)へと分割され、ここでは、それぞれのRBは12個の連続したサブキャリアに対応する。共通RB(CRB)は、システム帯域幅の一方の端から0で開始する番号を付けられる。UEには、キャリア上でサポートされるRBのサブセットであり得る1つまたは最大で4つの帯域幅部分(BWP)が設定される。したがってBWPは、ゼロよりも大きいCRBで開始し得る。すべての設定されたBWPは、共通の参照、CRB 0を有する。したがってUEが、狭いBWP(たとえば、10MHz)および広いBWP(たとえば、100MHz)を設定されることが可能であるが、所与の時間的ポイントでそのUEに関して1つのBWPのみがアクティブであることが可能である。物理RB(PRB)は、BWP内で0からN-1まで番号を付けられる(しかし0番目のPRBは、したがってK番目のCRBであり得、ここではK>0である)。
基本的なNR物理時間周波数リソースグリッドが、図2において示されており、ここでは、14シンボルスロット内の1つのリソースブロック(RB)のみが示されている。1つのOFDMシンボル間隔中の1つのOFDMサブキャリアが、1つのリソース要素(RE)を形成する。
ダウンリンク送信は、動的にスケジュールされることが可能であり、すなわち、それぞれのスロットにおいて、gNBは、どのUEにデータが送信されることになるか、および現在のダウンリンクスロットにおけるどのRB上でそのデータが送信されるかに関して、PDCCHを介してダウンリンク制御情報(DCI)を送信する。PDCCHは、典型的には、NRにおけるそれぞれのスロットにおける最初の1つまたは2つのOFDMシンボルにおいて送信される。UEデータは、PDSCH上で搬送される。UEが、はじめにPDCCHを検知してデコードし、デコーディングが成功した場合には、それは次いで、PDCCHにおけるデコードされた制御情報に基づいて、対応するPDSCHをデコードする。
アップリンクデータ送信も、PDCCHを使用して動的にスケジュールされることが可能である。ダウンリンクと同様に、UEが、はじめにPDCCHにおけるアップリンクグラントをデコードし、次いで変調次数、コーディングレート、アップリンクリソース割り当て等などのアップリンクグラントにおけるデコードされた制御情報に基づいてPUSCHを介してデータを送信する。
いくつかの信号が、同じ基地局アンテナから別々のアンテナポートから送信されることが可能である。これらの信号は、たとえば、ドップラーシフト/スプレッド、平均遅延スプレッド、または平均遅延に関して、同じ大規模なプロパティを有することができる。そしてこれらのアンテナポートは、擬似コロケートされている(QCLである)と言われる。
ネットワークは次いで、2つのアンテナポートがQCLであるということをUEにシグナリングすることができる。2つのアンテナポートが特定のパラメータ(たとえば、ドップラースプレッド)に関してQCLであるということをUEが知った場合には、UEは、それらのアンテナポートの一方に基づいてそのパラメータを推定し、他方のアンテナポートを受信する場合にその推定を使用することができる。典型的には、第1のアンテナポートは、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)などの測定参照信号(ソース参照信号(RS)として知られている)によって表され、第2のアンテナポートは、復調用参照信号(DMRS)(ターゲットRSとして知られている)である。
たとえば、アンテナポートAおよびBが平均遅延に関してQCLである場合には、UEは、アンテナポートAから受信された信号(ソース参照信号(RS)として知られている)から平均遅延を推定し、アンテナポートBから受信された信号(ターゲットRS)が同じ平均遅延を有すると想定することができる。これは、復調にとって有用である。なぜなら、UEは、DMRSを利用してチャネルを測定しようと試みる場合にチャネルのプロパティを事前に知ることができるからである。
QCLに関してどのような想定が行われることが可能であるかに関する情報が、ネットワークからUEへシグナリングされる。NRにおいては、送信されるソースRSと、送信されるターゲットRSとの間において下記の4つのタイプのQCL関係が規定された。
タイプA: {ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、遅延スプレッド}
タイプB: {ドップラーシフト、ドップラースプレッド}
タイプC: {平均遅延、ドップラーシフト}
タイプD: {空間Rxパラメータ}
QCLタイプDは、アナログビームフォーミングを用いたビーム管理を容易にするために導入されたものであり、空間QCLとして知られている。現在、空間QCLの厳密な規定はないが、2つの送信されるアンテナポートが空間的にQCLである場合には、UEは、同じRxビームを使用してそれらを受信することができるという理解である。ビーム管理に関しては、論考は、主にQCLタイプDを中心に展開するが、RSに関するタイプA QCL関係をUEへ伝達することも必要であり、それによって、それは、すべての関連のある大規模パラメータを推定することができるということに留意されたい。
典型的には、これは、時間/周波数オフセット推定のためのトラッキング用CSI-RS(トラッキング参照信号、またはTRS)を用いてUEを設定することによって達成される。いかなるQCL参照も使用することが可能であるためには、UEは、十分に良好な信号対干渉雑音比(SINR)を伴ってそれを受信しなければならないであろう。多くのケースにおいて、これは、TRSが適切なビームで特定のUEへ送信されなければならないということを意味する。
ビームおよび送受信ポイント(TRP)の選択においてダイナミクスを導入するために、UEには、N個の送信設定インジケータ(TCI)状態が無線リソース制御(RRC)シグナリングを通じて設定されることが可能であり、ここではNは、UEの能力に応じて、周波数範囲2(FR2)において最大で128であり、FR1において最大で8である。
それぞれのTCI状態は、QCL情報、すなわち、1つまたは2つのソースダウンリンク(DL)RSを含み、それぞれのソースRSは、QCLタイプに関連付けられている。たとえば、TCI状態は参照信号のペアを含み、それぞれはQCLタイプに関連付けられており、たとえば、2つの異なるCSI-RS{CSI-RS1, CSI-RS2}が、{qcl-Type1, qcl-Type2}={Type A, Type D}としてTCI状態において設定される。それは、UEがCSI-RS1からドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、遅延スプレッドを、そしてCSI-RS2から空間Rxパラメータ(すなわち、使用するためのRXビーム)を導出することができるということを意味する。低帯域または中帯域のオペレーションなど、タイプD(空間情報)が適用可能ではないケースにおいては、TCI状態は、単一のソースRSのみを含む。
TCI状態のリストにおけるN個の状態のそれぞれは、ネットワークから送信されるN個の可能なビームのリスト、またはUEと通信するためにネットワークによって使用されるN個の可能なTRPのリストとして解釈されることが可能である。
利用可能なTCI状態の第1のリストがPDSCHに関して設定され、PDCCHに関する第2のリストが、PDSCHに関して設定されているTCI状態のサブセットへのポインタ(TCI状態IDとして知られている)を含む。ネットワークは次いで、PDCCHに関して1つのTCI状態をアクティブ化し(すなわち、PDCCHに関するTCIを提供し)、PDSCHに関して最大で8つのアクティブなTCI状態をアクティブ化する。UEがサポートするアクティブなTCI状態の数が、UE能力であるが、最大は8である。
それぞれの設定されたTCI状態は、ソース参照信号(CSI-RSまたは同期信号(SS)/物理ブロードキャスティングチャネル(PBCH))と、ターゲット参照信号(たとえば、PDSCH/PDCCH DMRSポート)との間における擬似コロケーション関連付けに関するパラメータを含む。TCI状態はまた、CSI-RSの受信の目的でQCL情報を伝達するために使用される。
UEに、(合計で64個の設定されたTCI状態のリストからの)4つのアクティブなTCI状態が設定されていると想定されたい。したがって、60個のTCI状態は非アクティブであり、UEは、それらに関して推定された大規模パラメータを有することに備える必要はない。しかしUEは、それぞれのTCI状態によって示されるソースRSの測定および分析によって4つのアクティブなTCI状態に関する大規模パラメータを継続的に追跡把握して更新する。
NR Rel-15においては、UEへのPDSCHをスケジュールする場合に、DCIは、1つのアクティブなTCIへのポインタを含む。UEは次いで、PDSCH DMRSチャネル推定ひいてはPDSCH復調を実行する場合にどの大規模パラメータ推定を使用するかを知る。
復調用参照信号は、物理レイヤデータチャネル、PDSCH(DL)およびPUSCH(アップリンク(UL))の、ならびに物理レイヤダウンリンク制御チャネルPDCCHのコヒーレント復調のために使用される。DMRSは、関連付けられた物理レイヤチャネルを搬送するリソースブロックに限定され、OFDM時間周波数グリッドの割り当てられたリソース要素上にマップされ、それによって受信機は、時間/周波数選択性フェージング無線チャネルを効率よく取り扱うことができる。
リソース要素へのDMRSのマッピングは、周波数と時間の両方のドメインにおいて設定可能であり、周波数ドメインにおける2つのマッピングタイプ(設定タイプ1またはタイプ2)、および時間ドメインにおける2つのマッピングタイプ(マッピングタイプAまたはタイプB)が、送信間隔内の最初のDMRSのシンボル位置を規定する。時間ドメインにおけるDMRSマッピングはさらに、シングルシンボルベースまたはダブルシンボルベースであることが可能であり、ここでは後者は、DMRSが2つの隣接するシンボルのペアでマップされるということを意味する。さらにUEに、1つ、2つ、3つ、または4つのシングルシンボルDMRS、および1つまたは2つのダブルシンボルDMRSが設定されることが可能である。低いドップラーを伴うシナリオにおいては、フロントロードされたDMRSのみ、すなわち、1つのシングルシンボルDMRSまたは1つのダブルシンボルDMRSを設定すれば十分であり得、その一方で、高いドップラーを伴うシナリオにおいては、追加のDMRSが必要とされるであろう。
図3Aは、シングルシンボルおよびダブルシンボルDMRSを伴う設定タイプ1およびタイプ2に関する、ならびに14個のシンボルの送信間隔の3番目のシンボルに最初のDMRSがあるマッピングタイプAに関するフロントロードされたDMRSのマッピングを示している。この図は、タイプ1およびタイプ2が、マッピング構造と、サポートされるDMRS符号分割多重化(CDM)グループの数との両方に関して異なるということを示しており、ここでは、タイプ1は2つのCDMグループをサポートし、タイプ2は3つのCDMグループをサポートする。
タイプ1のマッピング構造は、サブキャリア{0,2,4,...}および{1,3,5,...}のセットによって、周波数ドメインにおいて、規定された2つのCDMグループを有する2コム構造と呼ばれる場合がある。コムマッピング構造は、低いPAPR/CMを必要とする送信のための必要条件であり、したがってDFT-S-OFDMとともに使用され、その一方で、CP-OFDMにおいてはタイプ1とタイプ2の両方のマッピングがサポートされる。
DMRSアンテナポートが、1つのCDMグループのみの中のリソース要素にマップされる。シングルシンボルDMRSに関しては、2つのアンテナポートがそれぞれのCDMグループにマップされることが可能であり、その一方でダブルシンボルDMRSに関しては、4つのアンテナポートがそれぞれのCDMグループにマップされることが可能である。したがって、DMRSポートの最大数は、タイプ1に関しては4または8のいずれかであり、タイプ2に関しては6または12のいずれかである。長さ2の直交カバーコード(OCC)([+1,+1],[+1,-1])が、CDMグループ内の同じリソース要素上にマップされたアンテナポートを分離するために使用される。OCCは、ダブルシンボルDMRSが設定されている場合には、周波数ドメインにおいて、ならびに時間ドメインにおいて適用される。
ダウンリンク制御情報(DCI)は、どのアンテナポートおよびアンテナポートの数(すなわち、データレイヤの数)がスケジュールされるかを選択するビットフィールドを含む。たとえば、ポート1000が示されている場合には、PDSCHは、単一レイヤ送信であり、UEは、ポート1000によって規定されたDMRSを使用してPDSCHを復調することになる。
例が、DMRSタイプ1に関して、単一のフロントロードされたDMRSシンボル(maxLength=1)を伴って、下記のテーブル2において示されている。DCIは値を示し、DMRSポートの数が与えられる。その値はまた、データを伴わないCDMグループの数を示し、これは、1が示されている場合には、他方のCDMグループがUEに関するデータを含む(PDSCHのケース)ということを意味する。その値が2である場合には、両方のCDMグループがDMRSポートを含むことが可能であり、データは、DMRSを含むOFDMシンボルにマップされない。
DMRSタイプ1に関しては、ポート1000、1001、1004、および1005が、CDMグループλ=0にあり、ポート1002、1003、1006、および1007が、CDMグループλ=1にある。これは、テーブル1においても示されている。
テーブル3は、DMRSタイプ2に関する対応するテーブルを示している。DMRSタイプ2に関しては、ポート1000、1001、1006、および1007が、CDMグループλ=0にあり、ポート1002、1003、1008、および1009が、CDMグループλ=1にある。ポート1004、1005、1010、および1011が、CDMグループλ=2にある。これは、テーブル2においても示されている。
その他のDMRS設定に関するその他のテーブルが、TS38.212において見受けられることが可能である。
Figure 2022531314000003
Figure 2022531314000004
DMRS CDMグループに対するQCL関係。NR仕様においては、同じCDMグループ内のPDSCH DMRSが、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、遅延スプレッド、および空間Rxに関して擬似コロケートされているとUEが想定し得る、と述べる制約がある。
UEがCDMグループ内のすべてのDMRSポートをスケジュールされていないケースにおいては、そのCDMグループの残りのポートを使用して、同時にスケジュールされた別のUEがあり得る。UEは次いで、コヒーレントな干渉抑制を実行するためにその別のUEに関するチャネル(したがって干渉信号)を推定することができる。したがって、これはMU-MIMOスケジューリングおよびUE干渉抑制において有用である。
超高信頼性低遅延通信(URLLC)サービスは、5Gによってサポートされる主要な機能のうちの1つであるとみなされている。これらは、ファクトリーオートメーション、配電、およびリモートドライビングのような用途に関するレイテンシに敏感なデバイス向けのサービスである。これらのサービスは、厳格な信頼性およびレイテンシの要件、たとえば、1msの一方向のレイテンシ内で少なくとも99.999%の信頼性を有する。
Rel-15における繰り返しの数のRRC設定。NR Rel-15においては、スロットアグリゲーションが、DL送信とUL送信の両方に関してサポートされており、これは、カバレッジを高めることおよび改善された信頼性にとって有益である。このケースにおいては、PDSCHおよびPUSCH送信は、スロットアグリゲーションに関するRRCパラメータが設定されている場合には複数のスロットにおいて繰り返されることが可能である。対応するRRCパラメータは、PDSCH、グラントベースのPUSCH、およびグラントフリーのPUSCHに関して、それぞれpdsch-AggregationFactor、pusch-AggregationFactor、repKと呼ばれる。これらのパラメータの使用を例示するために、TS38.331からの関連のある情報要素(IE)が、以下に列挙されている。
Figure 2022531314000005
Figure 2022531314000006
Figure 2022531314000007
UEが所与のスロットにおけるPDSCH送信に関するDL割り振りまたはDL半永続スケジューリング(SPS)によってスケジュールされている場合には、1よりも大きな値でアグリゲーション係数が設定されているならば、PDSCHに関するシグナリングされたリソース割り当てが、複数の連続したスロットに関して使用される。このケースにおいては、PDSCHは、対応するトランスポートブロック(TB)の送信のために、これらのスロットにおいて別々の冗長バージョンを用いて繰り返される。同じ手順がULに関して適用され、ここでは、UEがUL割り振りによってスケジュールされるか、またはスロットにおけるPUSCH送信に関してグラントフリーであり、スロットアグリゲーション用に設定される。このケースにおいては、UEは、対応するTBの送信のために別々の冗長バージョンを使用してアグリゲーション係数によって与えられたスロットの数で、シグナリングされたリソース割り当てを使用する。TBのn回目の送信機会に適用されることになる冗長バージョンは、下記のテーブルに従って決定され、ここではrvidは、冗長バージョン(RV)識別番号である。
Figure 2022531314000008
NR Rel-16においては、DCIにおける繰り返しの数を示すための提案が現在論じられている。NR Rel-16におけるいくつかの提案は、新たに導入されたDCIフィールドにおける繰り返しの数を示すことを含む。NR Rel-16におけるいくつかのその他の提案は、時間ドメインリソース割り当て(TDRA)フィールドなどの既存のDCIフィールドを使用して繰り返しの数を示すことを含む。
マルチTRPを用いたPDSCHに関するNR Rel-16の拡張。NR Rel-16においては、マルチTRPを用いたPDSCHのサポートについて進行中の論考がある。NR Rel-16において検討されている1つのメカニズムは、別々のTRPからの1つまたは複数のPDSCHをスケジュールする単一のPDCCHである。その単一のPDCCHは、TRPのうちの1つから受信される。図3Bは、PDSCHに関するNR Rel-16の拡張の例を示しており、ここでは、別々のTCI状態に対応する複数のPDSCHがマルチTRPから受信される。図3Bは、TRP1からPDCCHにおいてUEによって受信されたDCIが2つのPDSCHをスケジュールする例を示している。第1のPDSCH(PDSCH1)がTRP1から受信され、第2のPDSCH(PDSCH2)がTRP2から受信される。あるいは、単一のPDCCHは単一のPDSCHをスケジュールし、ここでは、PDSCHレイヤが2つのグループへとグループ化され、ここでは、レイヤグループ1がTRP1から受信され、レイヤグループ2がTRP2から受信される。このようなケースにおいては、それぞれのPDSCHまたはレイヤグループは、別々のTRPから送信され、それに関連付けられた別々のTCI状態を有している。図3Bの例においては、PDSCH1はTCI状態pに関連付けられており、PDSCH2はTCI状態qに関連付けられている。
2019年1月におけるRAN1アドホック会合において、次のことが合意された。TCI表示フレームワークは、Rel-16においては少なくともeMBBに関して拡張されるものとする。DCIにおけるそれぞれのTCIコードポイントは、1つまたは2つのTCI状態に対応することができる。TCIコードポイント内で2つのTCI状態がアクティブ化された場合には、少なくともDMRSタイプ1に関しては、それぞれのTCI状態は1つのCDMグループに対応する。DMRSタイプ2に関するFFS設計。FFS: DCIにおけるTCIフィールド、および関連付けられたMAC-CEシグナリングの影響。
上記の合意によれば、DCI送信設定表示フィールドにおけるそれぞれのコードポイントは、1つまたは2つのいずれかのTCI状態にマップされることが可能である。これは、次のように解釈されることが可能である。
「PDCCHにおけるDCIが、1つもしくは2つのPDSCH(または単一のPDSCHの場合には、1つもしくは2つのレイヤグループ)をスケジュールし、ここでは、それぞれのPDSCHまたはレイヤグループは、別々のTCI状態に関連付けられており、DCIにおける送信設定表示フィールドのコードポイントは、スケジュールされた1つまたは2つのPDSCHまたはレイヤグループに関連付けられた1つ~2つのTCI状態を示す。」2つのTCI状態が示されている場合には、2つのPDSCHまたは2つのレイヤグループに関するDMRSポートはそれぞれ、同じDMRS CDMグループにマップされない。
FR2オペレーションにおいては、QCLタイプDでの1つのTCI状態を使用してUEによって受信される単一のPDCCH(たとえば、1つの受信ビームを使用して受信される単一のPDCCH)が、QCLタイプDでの別のTCI状態に関連付けられた1つまたは複数のPDSCH(たとえば、別の受信ビームを使用して受信されるPDSCHのうちの1つ)を示し得るということに留意されたい。このケースにおいては、UEは、単一のPDCCHの最後のシンボルを受信するポイントから、PDSCHの最初のシンボルを受信するポイントへビームを切り替える必要がある。このようなビーム切り替え遅延は、OFDMシンボルの数という点からカウントされる。たとえば、60kHzのサブキャリア間隔では、ビーム切り替え遅延は、最大で7シンボルになる可能性があり、120kHzのサブキャリア間隔では、ビーム切り替え遅延は、最大で14シンボルになる可能性がある。
マルチTRPベースのPDSCH送信のさまざまなスキームが、NR Rel-16において考慮されている。それらのスキームの1つは、複数のTRPから送信される別々のPDSCHをスロットベースで時分割多重化することを含む。例が図4において示されている。この例においては、PDCCHが2つの異なるPDSCHを示し、ここでは、TCI状態pに関連付けられたPDSCH 1がTRP1から送信され、TCI状態qに関連付けられたPDSCH 2がTRP2から送信される。PDSCH 1および2は別々のスロットにおいて時分割多重化されるので、2つのPDSCHに対応するDMRSは、重複しないリソース(すなわち、別々のスロット)において送信される。したがって、2つのPDSCHに関するDMRSは、同じもしくは異なるCDMグループを使用すること、またはスロットのうちのそれぞれにおいてまったく同じアンテナポートを使用することさえ可能である。図4の例においては、PDSCH 1に関するDMRSは、スロットnにおけるCDMグループ0を使用して送信され、その一方で、PDSCH 2に関するDMRSは、スロットn+1におけるCDMグループ0を使用して送信される。NR Rel-16、別々のTCI状態に関連付けられたスロットベースで時分割多重化されるPDSCHのスキームは、URLLCにとって有用である。
別のスキームは、複数のTRPから送信される別々のPDSCHをミニスロットベースで時分割多重化すること(NR仕様においてはPDSCHタイプBスケジューリングとしても知られている)を含む。図5は、2つのTRPからのNR Rel-16のミニスロットベースの時分割多重化を行われたPDSCHの例を示しており、ここでは、それぞれのPDSCHは別々のTCI状態に関連付けられている。例が図5において示されている。この例においては、PDCCHが2つの異なるPDSCHを示し、ここでは、TCI状態pに関連付けられたPDSCH 1がTRP1から送信され、TCI状態qに関連付けられたPDSCH 2がTRP2から送信される。PDSCH 1および2は別々のミニスロットにおいて時分割多重化されるので、2つのPDSCHに対応するDMRSは、重複しないリソース(すなわち、別々のミニスロット)において送信される。したがって、2つのPDSCHに関するDMRSは、同じもしくは異なるCDMグループを、またはそれぞれのミニスロットにおいて同じアンテナポートさえ使用することができる。図5の例においては、PDSCH 1に関するDMRSは、ミニスロットnにおけるCDMグループ0を使用して送信され、その一方で、PDSCH 2に関するDMRSは、ミニスロットn+1におけるCDMグループ0を使用して送信される。NR Rel-16においては、別々のTCI状態に関連付けられたミニスロットベースで時分割多重化されるPDSCHのスキームがURLLC用に考慮されている。
NRダウンリンクにおいては、PDSCHは、動的な割り振りまたはDL SPSのいずれかでスケジュールされることが可能である。動的な割り振りのケースにおいては、gNBは、それぞれのDL送信(すなわち、PDSCH)に関してUEにDL割り振りを提供する。DL SPSのケースにおいては、送信パラメータは、部分的にRRCで設定され、SPSアクティブ化中にDCIを介して部分的にL1シグナリングされる。すなわち、送信パラメータのうちのいくつかは、RRCを介して準静的に設定され、残りの送信パラメータは、やはり提供するDL SPSプロセスシグナリングをアクティブ化するDCIによって提供される。DL SPSプロセスのスケジューリングリリース(非アクティブ化とも呼ばれる)も、DCIを介してgNBによってシグナリングされる。
Rel-15においては、SPS-Config IEを使用して、RRCによるダウンリンクの半永続的な送信を設定する。見て取れるように、送信の周期性、HARQプロセスの数、およびPUCCHリソース識別子、ならびに、代替MCSテーブルを設定する可能性が、RRCシグナリングによって設定されることが可能である。ダウンリンクSPSが、SpCell上で、ならびにSCell上で設定されることが可能である。しかしそれは、一度にセルグループの複数のサービングセルに関して設定されてはならない。
Figure 2022531314000009
Rel-16においては、インダストリアルインターネットオブシングス(IIoT)のサポートに関して、複数のDL SPS設定がサービングセルの帯域幅部分(BWP)で同時にアクティブであることが可能であるということが合意されている。別々のDL SPS設定に関する、個別のアクティブ化、ならびに個別のリリースが、サービングセルの所与のBWPに関してサポートされることになる。動機は、たとえば、別々のIIoTサービスが別々の周期性を有し、別々のMCSテーブルを潜在的に必要とし得るということである。
現在、特定の課題が存在する。PDSCH-ConfigでマルチTRP信頼性スキーム関連情報を設定することは、複数のDL SPS設定が同時にアクティブであることが可能であるケースにとっては不適切である。なぜなら、そのような設定は次いで、すべてのDL SPS設定に自動的に当てはまることになるからであり、これは非常に柔軟性がなく、問題である。したがって、改善されたシステムおよび方法が必要とされている。
ダウンリンク半永続スケジューリング(SPS)のためのマルチ送受信ポイント(TRP)送信のためのシステムおよび方法が提供される。いくつかの実施形態においては、1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために無線デバイスによって実行される方法が、複数の無線通信設定を決定することと、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つを同時にアクティブ化することとを含む。これは、複数のダウンリンクSPS設定が同時にアクティブ化されることが可能であるケースに関するマルチTRPベースの信頼性スキームを可能にする。低レイテンシおよび/または信頼性スキーム、ならびにそのようなスキームのプロパティを別々のダウンリンクSPS設定に独立して設定することによって、別々の信頼性および/または低レイテンシスキームが、別々のトラフィックプロフィールに関連付けられ得る別々のダウンリンクSPS設定に柔軟に適用されることが可能である。
本開示の特定の態様およびそれらの実施形態は、前述のまたはその他の課題に対する解決策を提供し得る。提案されている解決策は、同時にアクティブ化されることが可能である複数のダウンリンクSPS設定を用いて無線デバイスを設定する方法を提供し、複数のSPS設定は、次のうちの1つまたは複数の独立した設定を有する:
a.複数のTCI状態が無線デバイスに示されている場合に適用可能である低レイテンシおよび/または信頼性スキームの独立した設定
b.複数のTCI状態が無線デバイスに示されている場合に適用可能である低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティ。
本明細書において開示されている問題のうちの1つまたは複数に対処するさまざまな実施形態が、本明細書において提案されている。
いくつかの実施形態においては、1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために基地局によって実行される方法であって、無線デバイス用に複数の無線通信設定が設定されるように無線デバイスと通信することと、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが同時にアクティブ化され、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように無線デバイスと通信することとのうちの1つまたは複数を含む方法。
いくつかの実施形態においては、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが同時にアクティブ化され、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように無線デバイスと通信することは、無線デバイスが少なくとも2つの送信ポイントと同時に通信しているときにのみ実行される。
いくつかの実施形態においては、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが同時にアクティブ化され、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように無線デバイスと通信することは、アクティブ化DCIを無線デバイスへ送ることを含む。いくつかの実施形態においては、無線通信設定は、半永続スケジューリング(SPS)設定である。いくつかの実施形態においては、無線デバイス用に複数の無線通信設定が設定されるように無線デバイスと通信することは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して実行される。いくつかの実施形態においては、低レイテンシスキームおよび信頼性スキームは、空間多重化、周波数分割多重化、スロットベースの時分割多重化、およびミニスロットベースの時分割多重化のうちの1つまたは複数を含む。いくつかの実施形態においては、低レイテンシスキームに関連した1つまたは複数のプロパティ、および信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティは、スロットベースの時間繰り返しに関する繰り返し係数、周波数繰り返しに関する周波数ドメインリソース割り当て情報、時間繰り返しに関する時間ドメインリソース割り当て情報、および、アクティブ化DCIにおいて示されているものに加えた追加のTCI状態の設定のうちの1つまたは複数を含む。
いくつかの実施形態においては、同時にアクティブ化されることが可能である複数のダウンリンク半永続スケジューリング(SPS)設定を用いて無線デバイスを設定する方法であって、複数のSPS設定が、複数のTCI状態が無線デバイスに示されている場合に適用可能である低レイテンシおよび/または信頼性スキームの独立した設定、ならびに複数のTCI状態が無線デバイスに示されている場合に適用可能である低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティのうちの1つまたは複数の独立した設定を有する、方法。
いくつかの実施形態においては、複数のダウンリンクSPSは、RRC設定されている。いくつかの実施形態においては、複数のダウンリンクSPS設定の同時のアクティブ化は、アクティブ化DCIを介して行われる。いくつかの実施形態においては、複数のTCI状態は、アクティブ化DCIによって無線デバイスに示される。いくつかの実施形態においては、複数のTCI状態の表示は、複数のTRPまたは複数のパネルからのダウンリンクSPSの受信に対応する。
いくつかの実施形態においては、所与のダウンリンクSPS設定をアクティブ化するときに複数のTCI状態が示されない(すなわち、単一のTCI状態が示される)場合に、所与のダウンリンクSPS設定に関して信頼性スキームまたは信頼性スキームのプロパティは設定されない。いくつかの実施形態においては、所与のダウンリンクSPS設定をアクティブ化するときに複数のTCI状態が示されない(すなわち、単一のTCI状態が示される)場合に、所与のダウンリンクSPS設定に関して設定され得る信頼性スキームまたは信頼性スキームのプロパティは、無線デバイスによって利用されない(すなわち、無視される)。
いくつかの実施形態においては、低レイテンシおよび/または信頼性スキームは、空間多重化、周波数分割多重化、スロットベースの時分割多重化、ミニスロットベースの時分割多重化のいずれか1つまたは組合せであることが可能である。いくつかの実施形態においては、低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティは、スロットベースの時間繰り返しに関する繰り返し係数の設定、周波数繰り返しに関する周波数ドメインリソース割り当て情報、時間繰り返しに関する時間ドメインリソース割り当て情報、または、アクティブ化DCIにおいて示されているものに加えた追加のTCI状態の設定を含み得る。いくつかの実施形態においては、どのDL SPS設定がアクティブ化/非アクティブ化されることになるかを区別するためにアクティブ化/非アクティブ化DCIにおける送信設定表示フィールドが使用される。いくつかの実施形態においては、送信設定表示フィールドのコードポイントによって示されるTCI状態の順序が、別々のTCI状態を別々のRVに関連付けるためにアクティブ化DCIを再び送ることによって変更され得る。
特定の実施形態は、下記の技術的な利点のうちの1つまたは複数を提供し得る。提案されている解決策は、複数のDL SPS設定が同時にアクティブ化されることが可能であるケースに関するマルチTRPベースの信頼性スキームを可能にする。低レイテンシおよび/または信頼性スキーム、ならびにそのようなスキームのプロパティを別々のDL SPS設定に独立して設定することによって、別々の信頼性および/または低レイテンシスキームが、別々のトラフィックプロフィールに関連付けられ得る別々のDL SPS設定に柔軟に適用されることが可能である。
本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付の描画図は、本開示のいくつかの態様を示しており、記述とともに、本開示の原理を説明するのに役立つ。
スロットごとの新無線(NR)における典型的なデータスケジューリングを示す図である。 基本的なNR物理時間周波数リソースグリッドを示す図である。 設定タイプ1およびタイプ2に関するフロントロードされた復調用参照信号(DMRS)のマッピングを示す図である。 物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に関するNR Rel-16の拡張の例を示す図であり、ここでは、別々の送信設定インジケータ(TCI)状態に対応する複数のPDSCHがマルチTRPから受信される。 PDCCHが2つの異なるPDSCHを示す例を示す図であり、ここでは、TCI状態pに関連付けられたPDSCH 1が送受信ポイント(TRP)1から送信され、TCI状態qに関連付けられたPDSCH 2がTRP2から送信される。 2つのTRPからのNR Rel-16のミニスロットベースの時分割多重化を行われたPDSCHの例を示す図であり、ここでは、それぞれのPDSCHは別々のTCI状態に関連付けられている。 本開示のいくつかの実施形態による、セルラ通信ネットワークの一例を示す図である。 本開示のいくつかの実施形態による、コアネットワーク機能(NF)から構成された第5世代(5G)ネットワークアーキテクチャとして表された無線通信システムを示す図である。 本開示のいくつかの実施形態による、図7の5Gネットワークアーキテクチャにおいて使用されるポイントツーポイント参照ポイント/インターフェースの代わりに、制御プレーンにおけるNFの間のサービスベースのインターフェースを使用する5Gネットワークアーキテクチャを示す図である。 本開示のいくつかの実施形態による、1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために無線デバイスによって実行される方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために基地局によって実行される方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、半永続スケジューリング(SPS)再アクティブ化のためにダウンリンク制御情報(DCI)のTCIフィールドにおけるTRP順序を変更することによって冗長バージョン(RV)をTRP関連付けに合わせて変更することの例を示す図である。 本開示のいくつかの実施形態による、連続したスロットにわたるTRPからのPDSCH繰り返しの例を示す図である。 本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノードの概略ブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノードの仮想化された実施形態を示す概略ブロック図である。 本開示のいくつかのその他の実施形態による無線アクセスノードの概略ブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態による無線通信デバイスの概略ブロック図である。 本開示のいくつかのその他の実施形態による無線通信デバイスの概略ブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態による、無線アクセスネットワーク(RAN)などのアクセスネットワークと、コアネットワークとを含む第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)タイプのセルラネットワークなどのテレコミュニケーションネットワークを含む通信システムを示す図である。 本開示のいくつかの実施形態による通信システム(ホストコンピュータが、その通信システムの異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび保持するように構成された通信インターフェースを含むハードウェアを含む)を示す図である。 本開示のいくつかの実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。
以降に記載されている実施形態は、それらの実施形態を当業者が実施することを可能にするための情報を表しており、それらの実施形態を実施する最良のモードを示している。以降の記述を添付の描画図に照らして読むと、当業者は、本開示のコンセプトを理解することになり、本明細書において特に扱われていないこれらのコンセプトの応用を認識することになる。これらのコンセプトおよび応用は、本開示の範囲内に収まるということを理解されたい。
無線ノード: 本明細書において使用される際には、「無線ノード」は、無線アクセスノードまたは無線デバイスのいずれかである。
無線アクセスノード: 本明細書において使用される際には、「無線アクセスノード」または「無線ネットワークノード」は、信号を無線で送信および/または受信するように動作するセルラ通信ネットワークの無線アクセスネットワークにおける任意のノードである。無線アクセスノードのいくつかの例は、基地局(たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)第5世代(5G)NRネットワークにおける新無線(NR)基地局(gNB)、または3GPPロングタームエボリューション(LTE)ネットワークにおける拡張もしくはエボルブドノードB(eNB))、高電力またはマクロ基地局、低電力基地局(たとえば、マイクロ基地局、ピコ基地局、ホームeNBなど)、および中継ノードを含むが、それらには限定されない。
コアネットワークノード: 本明細書において使用される際には、「コアネットワークノード」は、コアネットワークにおける任意のタイプのノードである。コアネットワークノードのいくつかの例は、たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)、サービス能力公開機能(SCEF)などを含む。
無線デバイス: 本明細書において使用される際には、「無線デバイス」は、無線アクセスノードに対して信号を無線で送信および/または受信することによってセルラ通信ネットワークにアクセスできる(すなわち、セルラ通信ネットワークによってサービス提供される)任意のタイプのデバイスである。無線デバイスのいくつかの例は、3GPPネットワークにおけるユーザ機器デバイス(UE)およびマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含むが、それらには限定されない。
ネットワークノード: 本明細書において使用される際には、「ネットワークノード」は、無線アクセスネットワークの一部、またはセルラ通信ネットワーク/システムのコアネットワークのいずれかである任意のノードである。
本明細書において与えられている記述は、3GPPセルラ通信システムに焦点を合わせており、したがって、3GPPの用語または3GPPの用語に類似した用語がしばしば使用されているということに留意されたい。しかしながら、本明細書において開示されているコンセプトは、3GPPシステムに限定されない。
本明細書における記述においては、「セル」という用語に対して言及が行われ得るということに留意されたい。しかしながら、特に5G NRのコンセプトに関しては、セルの代わりにビームが使用されることが可能であり、したがって、本明細書において記述されているコンセプトは、セルとビームの両方に等しく適用可能であるということに留意することが重要である。
図6は、本開示のいくつかの実施形態によるセルラ通信ネットワーク600の一例を示している。本明細書において記述されている実施形態においては、セルラ通信ネットワーク600は、5G NRネットワークである。この例においては、セルラ通信ネットワーク600は、基地局602-1および602-2を含み、これらは、LTEにおいてはeNBと呼ばれ、5G NRにおいてはgNBと呼ばれ、対応するマクロセル604-1および604-2を制御する。基地局602-1および602-2は一般に、本明細書においては、総称して基地局602と呼ばれ、個々に基地局602と呼ばれる。同様に、マクロセル604-1および604-2は一般に、本明細書においては、総称してマクロセル604と呼ばれ、個々にマクロセル604と呼ばれる。セルラ通信ネットワーク600はまた、対応するスモールセル608-1~608-4を制御する複数の低電力ノード606-1~606-4を含み得る。低電力ノード606-1~606-4は、スモール基地局(ピコもしくはフェムト基地局など)またはリモート無線ヘッド(RRH)などであることが可能である。特に、図示されていないが、スモールセル608-1~608-4のうちの1つまたは複数は、代替として基地局602によって提供され得る。低電力ノード606-1~606-4は一般に、本明細書においては、総称して低電力ノード606と呼ばれ、個々に低電力ノード606と呼ばれる。同様に、スモールセル608-1~608-4は一般に、本明細書においては、総称してスモールセル608と呼ばれ、個々にスモールセル608と呼ばれる。基地局602(および任意選択で低電力ノード606)は、コアネットワーク610に接続されている。
基地局602および低電力ノード606は、対応するセル604および608において無線デバイス612-1~612-5にサービスを提供する。無線デバイス612-1~612-5は一般に、本明細書においては、総称して無線デバイス612と呼ばれ、個々に無線デバイス612と呼ばれる。無線デバイス612はまた、本明細書においてはUEと呼ばれる場合がある。
図7は、コアネットワーク機能(NF)から構成された5Gネットワークアーキテクチャとして表された無線通信システムを示しており、ここでは、任意の2つのNFの間における対話は、ポイントツーポイント参照ポイント/インターフェースによって表されている。図7は、図6のシステム600の1つの特定の実施態様として見られることが可能である。
アクセス側から見ると、図7において示されている5Gネットワークアーキテクチャは、無線アクセスネットワーク(RAN)またはアクセスネットワーク(AN)のいずれかならびにアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)に接続された複数のユーザ機器(UE)を含む。典型的には、R(AN)は、たとえば、エボルブドノードB(eNB)または5G基地局(gNB)または類似のものなどの基地局を含む。コアネットワーク側から見ると、図7において示されている5GコアNFは、ネットワークスライス選択機能(NSSF)、認証サーバ機能(AUSF)、統合データ管理(UDM)、AMF、セッション管理機能(SMF)、ポリシー制御機能(PCF)、およびアプリケーション機能(AF)を含む。
5Gネットワークアーキテクチャの参照ポイント表現は、基準となる標準化における詳細なコールフローを開発するために使用される。N1参照ポイントは、UEとAMFとの間においてシグナリングを搬送するように規定されている。ANとAMFとの間、およびANとユーザプレーン機能(UPF)との間を接続するための参照ポイントは、それぞれN2およびN3として規定されている。AMFとSMFとの間に参照ポイントN11があり、これは、SMFが少なくとも部分的にAMFによって制御されていることを意味する。N4がSMFおよびUPFによって使用され、それによってUPFは、SMFによって生成された制御信号を使用して設定されることが可能であり、UPFは、自身の状態をSMFに報告することができる。それぞれ、N9は、別々のUPFの間における接続のための参照ポイントであり、N14は、別々のAMFの間における接続のための参照ポイントである。PCFはAMFおよびSMPにそれぞれポリシーを適用するので、N15およびN7が規定されている。N12は、AMFがUEの認証を実行する上で必要とされている。AMFおよびSMFにとってUEのサブスクリプションデータが必要とされるので、N8およびN10が規定されている。
5Gコアネットワークは、ユーザプレーンと制御プレーンとを分離することを目的としている。ネットワークにおいて、ユーザプレーンはユーザトラフィックを搬送し、その一方で、制御プレーンはシグナリングを搬送する。図7においては、UPFはユーザプレーンにあり、その他のすべてのNF、すなわち、AMF、SMF、PCF、AF、AUSF、およびUDMは、制御プレーンにある。ユーザプレーンと制御プレーンとを分離することは、それぞれのプレーンリソースが独立してスケーリングされることを保証する。それはまた、UPFが、分散された様式で制御プレーン機能とは別個に展開されることを可能にする。このアーキテクチャにおいては、低いレイテンシを必要とするいくつかのアプリケーションのためにUEとデータネットワークとの間におけるラウンドトリップタイム(RTT)を短縮するために、UPFがUEに対して非常に近くに展開され得る。
コア5Gネットワークアーキテクチャは、モジュール化された機能から構成されている。たとえば、AMFおよびSMFは、制御プレーンにおける独立した機能である。分離されたAMFおよびSMFは、独立した進化およびスケーリングを可能にする。PCFおよびAUSFのようなその他の制御プレーン機能は、図7において示されているように分離されることが可能である。モジュール化された機能設計は、5Gコアネットワークが柔軟にさまざまなサービスをサポートすることを可能にする。
それぞれのNFは、直接別のNFと対話する。中間機能を使用してメッセージを1つのNFから別のNFへルーティングすることが可能である。制御プレーンにおいては、2つのNFの間における対話のセットがサービスとして規定され、それによって、その再利用が可能である。このサービスは、モジュール性に関するサポートを可能にする。ユーザプレーンは、別々のUPFの間における転送オペレーションなどの対話をサポートする。
図8は、図7の5Gネットワークアーキテクチャにおいて使用されるポイントツーポイント参照ポイント/インターフェースの代わりに、制御プレーンにおけるNFの間のサービスベースのインターフェースを使用する5Gネットワークアーキテクチャを示している。しかしながら、図7を参照しながら上述されているNFは、図8において示されているNFに対応する。NFがその他の承認されたNFに提供するサービスなどは、サービスベースのインターフェースを通じて、承認されたNFに公開されることが可能である。図8においては、サービスベースのインターフェースは、文字「N」の後にNFの名前が続く形式によって示されており、たとえば、AMFのサービスベースのインターフェースに関してはNamf、そしてSMFのサービスベースのインターフェースに関してはNsmf、といった具合である。図8におけるネットワーク公開機能(NEF)およびネットワークリポジトリ機能(NRF)は、上で論じられている図7においては示されていない。しかしながら、図7において示されているすべてのNFは、必要に応じて図8のNEFおよびNRFと対話することができるということが、図7においては明示的に示されていないが、明確にされるべきである。
図7および図8において示されているNFのいくつかのプロパティは、下記の様式で記述され得る。AMFは、UEベースの認証、承認、モビリティ管理などを提供する。複数のアクセステクノロジーを使用しているUEでさえ、基本的には単一のAMFに接続される。なぜなら、AMFはアクセステクノロジーから独立しているからである。SMFは、セッション管理を担当し、インターネットプロトコル(IP)アドレスをUEに割り当てる。それはまた、データ転送用のUPFを選択して制御する。UEが複数のセッションを有する場合には、別々のSMFがそれぞれのセッションに割り当てられて、それらを個々に管理し、おそらくはセッションごとに別々の機能を提供することが可能である。AFは、サービス品質(QoS)をサポートするために、ポリシー制御を担当するPCFにパケットフローについての情報を提供する。その情報に基づいて、PCFは、AMFおよびSMFを適切に動作させるためのモビリティおよびセッション管理に関するポリシーを決定する。AUSFは、UEなどに関する認証機能をサポートし、ひいてはUEなどの認証に関するデータを格納し、その一方でUDMは、UEのサブスクリプションデータを格納する。5Gコアネットワークの一部ではないデータネットワーク(DN)は、インターネットアクセスまたはオペレータサービスなどを提供する。
NFは、専用ハードウェア上のネットワーク要素として、専用ハードウェア上で稼働するソフトウェアインスタンスとして、または適切なプラットフォーム、たとえば、クラウドインフラストラクチャ上でインスタンス化された仮想化された機能としてのいずれかで実装され得る。
PDSCH-ConfigでマルチTRP信頼性スキーム関連情報を設定することは、複数のDL SPS設定が同時にアクティブであることが可能であるケースにとっては不適切である。なぜなら、そのような設定は次いで、すべてのDL SPS設定に自動的に当てはまることになるからであり、これは非常に柔軟性がなく、問題である。したがって、複数のDL SPS設定が同時にアクティブであることが可能であるケースに関してマルチTRP信頼性スキーム関連情報をどのように設定するかは、未解決の問題である。
ダウンリンク半永続スケジューリング(SPS)のためのマルチ送受信ポイント(TRP)送信のためのシステムおよび方法が提供される。図9は、1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために無線デバイスによって実行される方法を示している。いくつかの実施形態においては、無線デバイスは、複数の無線通信設定を決定する(ステップ900)。次いで無線デバイスは、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つを同時にアクティブ化する(ステップ902)。これは、複数のダウンリンクSPS設定が同時にアクティブ化されることが可能であるケースに関するマルチTRPベースの信頼性スキームを可能にする。低レイテンシおよび/または信頼性スキーム、ならびにそのようなスキームのプロパティを別々のダウンリンクSPS設定に独立して設定することによって、別々の信頼性および/または低レイテンシスキームが、別々のトラフィックプロフィールに関連付けられ得る別々のダウンリンクSPS設定に柔軟に適用されることが可能である。
図10は、1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために基地局によって実行される方法を示している。いくつかの実施形態においては、基地局が、無線デバイス用に複数の無線通信設定が設定されるように無線デバイスと通信する(ステップ1000)。基地局は次いで、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが同時にアクティブ化され、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように無線デバイスと通信する(ステップ1002)。これは、複数のダウンリンクSPS設定が同時にアクティブ化されることが可能であるケースに関するマルチTRPベースの信頼性スキームを可能にする。低レイテンシおよび/または信頼性スキーム、ならびにそのようなスキームのプロパティを別々のダウンリンクSPS設定に独立して設定することによって、別々の信頼性および/または低レイテンシスキームが、別々のトラフィックプロフィールに関連付けられ得る別々のダウンリンクSPS設定に柔軟に適用されることが可能である。
本開示の特定の態様およびそれらの実施形態は、前述のまたはその他の課題に対する解決策を提供し得る。提案されている解決策は、同時にアクティブ化されることが可能である複数のダウンリンクSPS設定を用いて無線デバイスを設定する方法を提供し、複数のSPS設定は、次のうちの1つまたは複数の独立した設定を有する: a.複数の送信設定インジケータ(TCI)状態が無線デバイスに示されている場合に適用可能である低レイテンシおよび/または信頼性スキームの独立した設定; b.複数のTCI状態が無線デバイスに示されている場合に適用可能である低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティ。
サービングセルの所与のBWPに関して複数のSPS設定を同時にアクティブにしておくことが可能であることは、別々のトラフィックタイプ/特徴を同時にサポートすることが可能であることであるということに留意されたい。ここで、それぞれのアクティブなSPS設定は、別々のトラフィックタイプ/特徴に対応し得る。したがって本発明者らは、別々のDL SPS設定を、場合によっては、トラフィックタイプ/特徴に応じて適切である別々のマルチTRP信頼性スキームを伴って設定されるように調整する必要性に気づいた。
サービングの所与のBWPに関して同時にアクティブである複数のSPS設定を有することは、同時に別々のトラフィックタイプ/特徴に関するサポートを可能にするということに留意されたい。ここで、それぞれのアクティブなSPS設定は、別々のトラフィックタイプ/特徴に対応し得る。したがって、別々のDL SPS設定を、場合によっては、トラフィックタイプ/特徴に応じて適切である別々のマルチTRP信頼性スキームを伴って設定されるように調整する必要性がある。
簡単な解決策は、PDSCH-ConfigでマルチTRP信頼性スキーム関連情報を設定することであろう。しかしながら、これは不適切である。なぜなら、このような設定は、すべてのDL SPS設定に区別なく当てはまることになるからである。本開示の核心は、いくつかのDL SPS設定がマルチTRP送信および受信をまったく利用しないことを含めて、別々のDL SPS設定がマルチTRP信頼性スキームの使用の独立した設定を有することができるということである。DL SPS設定に固有の適切なマルチTRP信頼性スキームをどのように調整するかに対処するいくつかの実施形態を提供する。
実施形態1: 第1の実施形態においては、マルチTRP信頼性スキームは、DL SPS設定の一部として設定される。マルチTRPオペレーションの使用を設定するDL SPS設定において、高位レイヤパラメータが導入されることが可能である。このパラメータは、任意選択で存在することが可能であり、存在しない場合には、このDL SPS設定に関してマルチTRPオペレーションが考慮される必要はない。存在する場合には、パラメータは、信頼性に関してマルチTRP送信のスキームを特徴付けるさまざまな値のセットのうちの1つを取り得る。たとえば、値のリストは、空間多重化、周波数分割多重化、スロットベースの時分割多重化、ミニスロットベースの時分割多重化という4つの異なるモードであることが可能である。
たとえば、DL SPS設定が、周波数分割多重化に設定された値を伴う高位レイヤパラメータを含むならば、このDL SPS設定がアクティブ化された場合に、周波数分割多重化ベースのマルチTRP信頼性スキームが適用可能である。
この実施形態のいくつかの変形においては、DL SPS設定において設定されるマルチTRP信頼性スキームは、DL SPS設定をアクティブ化するDCIにおける送信設定表示フィールドのコードポイントが複数のTCI状態を示している場合にのみ当てはまる。コードポイントが単一のTCI状態を示しているだけである場合には、単一のTRP送信がUEによって想定されるべきであり、信頼性スキームを示す高位レイヤパラメータをDL SPS設定が含む場合には、その設定は、アクティブ化されたDL SPS設定に関しては無視されるべきである。
第1の実施形態の別の変形においては、DL SPS設定において導入される高位レイヤ設定は、複数のマルチTRP信頼性スキームの組合せを示し得る。そのような組合せは、下記のうちの1つを含み得る。
空間多重化スキームと周波数分割多重化スキームとの組合せ。
周波数分割多重化スキームとスロットベースの時分割多重化スキームとの組合せ。
周波数分割多重化スキームとミニスロットベースの時分割多重化スキームとの組合せ。
空間多重化スキームとスロットベースのまたはミニスロットベースの多重化スキームとの組合せ。
上記のリストは非限定的であり、DL SPS設定において導入される高位レイヤ設定は、上で列挙されていない組合せを示し得る。
したがって、DL SPSを設定する際にシグナリングされる値は、信頼性スキームの組合せを示し、これらの組合せはまた、許可された組合せ、たとえば、周波数分割多重化とスロットベースの時分割多重化を含む。
実施形態2: この実施形態においては、どのマルチTRP信頼性スキームが所与のDL SPS設定に帰されるべきかの表示が、所与のDL SPS設定において設定されたさらなる高位レイヤパラメータによって黙示的に与えられる。
第1の例は、高位レイヤによるDL SPS設定の一部としてpdsch-AggregationFactorを設定することである。このケースにおいては、UEに、1つのDL SPS設定においては2のpdsch-AggregationFactorを、そして別のDL SPS設定においては4のpdsch-AggregationFactorが設定され得る。したがって、繰り返しの別々の数(すなわち、別々のA pdsch-ggregationFactor)を伴うスロットベースの時分割多重化スキームが、信頼性要件に応じて別々のDL SPS設定に設定されることが可能である。SPS-Configでpdsch-AggregationFactorを提供することの一例が、以降で示されており、ここでは、設定する繰り返しの可能な数は、2、4、8、および16である。
Figure 2022531314000010
第2の例は、周波数分割多重化スキームをサポートするようにDL SPS設定の一部として周波数ドメインリソース割り当て情報を設定することである。この実施形態の1つの変形においては、(アクティブ化DCIにおいて示される第1のTCI状態に対応する)第1のTRPからのPDSCHに関するPRBは、アクティブ化DCIの周波数ドメインリソース割り当てフィールドによって提供されることが可能であり、(アクティブ化DCIにおいて示される第2のTCI状態に対応する)第2のTRPからのPDSCHに関するPRBの場所は、DL SPS設定の一部としてオフセットとして提供されることが可能である。すなわち、アクティブ化DCIがTRP1からのPDSCHに関するPRB{i,i+1,...,i+K}を示している場合には、DL SPS設定において設定されるオフセットΔKが、TRP2からのPDSCHに関するPRBを{i+ΔK,i+ΔK+1,...,i+ΔK+K}として提供する。周波数ドメイン割り当ての数は、別々のTRPに関するPRBオフセットをそれぞれのΔK値が提供する1つまたは複数のΔK値を設定することによってそれぞれのDL SPS設定の一部として提供されることも可能であるということに留意されたい。
あるいは、別の実施形態においては、すべてのTRPからのPDSCHに関するRBは、アクティブ化DCIの周波数ドメインリソース割り当てフィールドによって提供される。RBは、高位レイヤによって設定されること、またはRBの数などで指定されることが可能である粒度で、第1のTRPから開始して、TRP間においてインターリーブされる。
第3の例は、ミニスロットベースの時分割多重化スキームをサポートするようにDL SPS設定の一部として時間ドメインリソース割り当て情報を設定することである。具体的には、時間ドメインリソース割り当てのリストが、DL SPS設定の一部として設定されることが可能であり、この場合、それぞれの時間ドメインリソース割り当ては、PDSCHマッピングタイプ(すなわち、タイプA/スロットベースまたはタイプB/ミニスロットベース)、PDSCHの開始シンボルおよびシンボル持続時間、ならびにHARQ-ACK-NACKフィードバックに関するスロットオフセットを提供し得る。DL SPS設定に固有の時間ドメインリソース割り当てのリストを作成することによって、時間ドメインリソース割り当ての適切なセットがDL SPSごとに設定されることが可能であり、アクティブ化DCIは、設定された時間ドメインリソース割り当てのうちの1つを選択することができる。
第4の例は、DL SPS設定ごとに追加のTCI状態を設定することである。rel-16における現在の合意に従って、送信設定表示フィールドは、1つまたは2ついずれかのTCI状態を示すことができる。したがって、3つ以上のTRP(すなわち、3つ以上のTCI状態)を使用することを介してさらなる信頼性が所望される場合には、これらの追加のTCI状態がDL SPS設定の一部として設定されることが可能である。
実施形態3: この実施形態においては、アクティブ化/非アクティブ化DCIにおける送信設定表示フィールドは、どのDL SPS設定がアクティブ化されることになるかを区別するために使用される。TCI状態の数は、DL SPS設定の一部として設定されることが可能である。そして、
アクティブ化DCIが自身の送信設定表示フィールドにおいて1 TCI状態を示している場合には、1 TCI状態が設定されているDL SPS設定のうちの1つがアクティブ化される。
アクティブ化DCIが自身の送信設定表示フィールドにおいて2 TCI状態を示している場合には、2 TCI状態が設定されているDL SPS設定のうちの1つがアクティブ化される。
アクティブ化DCIが自身の送信設定表示フィールドにおいて4 TCI状態を示している場合には、4 TCI状態が設定されているDL SPS設定のうちの1つがアクティブ化される。
複数のSPS設定が、N個のTCI状態を伴って設定されている場合には、これらの複数のSPS設定のうちのどのSPS設定がアクティブ化されるかは、アクティブ化DCIにおけるその他のフィールドに依存し得る。
リリース(すなわち、非アクティブ化)DCIに関しては、TCI状態は必要とされない。したがってTCIフィールドは、DL SPSリリースPDCCH検証のための特別なフィールドとして使用されることが可能である。たとえば、TCIフィールドを含むDCIフォーマットがリリースDCIとして使用される場合には、そのTCIフィールドは、リリースDCIの検証のために、事前規定された値に設定されることが可能である。その事前規定された値は、すべて「1」であることが可能である。
実施形態4: DL SPSに関しては、DL SPSをアクティブ化する際のDCIのRVフィールドは、検証の目的のためにすべて「0」に設定される。したがって、スロットアグリゲーションが設定されている場合には、(0,2,3,1)の固定されたRVシーケンスが、テーブル5.1.2.1-2に従って、連続したスロットにわたって適用される。RV=0のPDSCHは、コードワードのすべてのシステマティックビットを含み、一般には自己デコード可能であり、その一方でRV=2または1のPDSCHは、システマティックビットを含まず、一般には自己デコード可能ではなく、そして典型的には、デコードするためには、RV=0のPDSCHと組み合わされる必要があるということに留意されたい。この固定されたRVシーケンスは、単一のTRP送信に関しては問題ではない。なぜなら、PDSCHは、TRPとUEとの間において同じチャネルを介して送信され、UEは、PDSCHを組み合わせてTBのさらに信頼できるデコーディングを達成することができるからである。複数のTRPが展開され、TBもTRPにわたって繰り返される場合には、この固定されたRVシーケンスは望ましくない。これは、UEへのTRPのチャネルが異なることがあり、RV=0のPDSCHが、劣悪なチャネルを伴うTRPを介して送信された場合には、それは全体的なデコーディングパフォーマンスを低下させる可能性があるからである。したがって、チャネル状況がgNBにおいて知られている場合には、良好なチャネルを伴うTRPを介してRV=0のPDSCHを送信することが望ましい。チャネル状況がgNBに知られていない場合には、それは、異なるRVシーケンスが再送信において使用されること、または別々の時点で別々のシーケンスを使用することを可能にするべきである。
したがって、一実施形態においては、SPS送信のためのTRPおよびTRPの順序は、SPSをアクティブ化するDCIのTCIフィールドを使用してシグナリングされる。第1のTRPは、シーケンスにおける第1のRVにマップされ、第2のTRPは、RVシーケンスにおける第2のRVにマップされる、といった具合である。この方法においては、TRPのチャネル状況が変更された場合には、新たなDCIをUEへ送ることによる同じSPSの再アクティブ化を通じてTRPの順序が変更され得る。図11は、SPS再アクティブ化のためにDCIのTCIフィールドにおけるTRP順序を変更することによってRVをTRP関連付けに合わせて変更することの例を示している。
ミニスロットベースのTDMスキームおよびFR2のケースにおいては、スロットに伴うビーム切り替え回数を低減することが望ましい。たとえば、2つのTRPおよび4つのミニスロットがある場合には、4つのミニスロットにわたる(TRP1、TRP1、TRP2、TRP2)の送信パターンが、2回多いビーム切り替えを必要とする(TRP1、TRP2、TRP1、TRP2)を使用することよりも好ましい。したがって、別の実施形態においては、同じTCI状態(またはTRP)が、TCIフィールドによって示される際に複製されることが可能にされて、複数のミニスロットにわたるTRPからのPDSCH繰り返しを示すことが可能である。図12は、連続したスロットにわたるTRPからのPDSCH繰り返しの例を示している。
図13は、本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノード1300の概略ブロック図である。無線アクセスノード1300は、たとえば、基地局602または606であり得る。示されているように、無線アクセスノード1300は、1つまたは複数のプロセッサ1304(たとえば、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など)と、メモリ1306と、ネットワークインターフェース1308とを含む制御システム1302を含む。1つまたは複数のプロセッサ1304は、本明細書においては処理回路とも呼ばれる。加えて、無線アクセスノード1300は、1つまたは複数の無線ユニット1310を含み、それらはそれぞれ、1つまたは複数のアンテナ1316に結合された1つまたは複数の送信機1312および1つまたは複数の受信機1314を含む。無線ユニット1310は、無線インターフェース回路と呼ばれること、またはその一部であることが可能である。いくつかの実施形態においては、無線ユニット1310は、制御システム1302の外部にあり、たとえば、有線接続(たとえば、光ケーブル)を介して制御システム1302に接続されている。しかしながら、いくつかのその他の実施形態においては、無線ユニット1310および潜在的にアンテナ1316は、制御システム1302とともに統合されている。1つまたは複数のプロセッサ1304は、本明細書において記述されている無線アクセスノード1300の1つまたは複数の機能を提供するように動作する。いくつかの実施形態においては、それらの機能はソフトウェアで実装され、そのソフトウェアは、たとえばメモリ1306に格納され、1つまたは複数のプロセッサ1304によって実行される。
図14は、本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノード1300の仮想化された実施形態を示す概略ブロック図である。この論考は、その他のタイプのネットワークノードにも等しく適用可能である。さらに、その他のタイプのネットワークノードは、同様の仮想化されたアーキテクチャを有し得る。
本明細書において使用される際には、「仮想化された」無線アクセスノードは、無線アクセスノード1300の機能性の少なくとも一部が仮想コンポーネントとして(たとえば、ネットワークにおける物理処理ノード上で実行している仮想マシンを介して)実施される無線アクセスノード1300の一実施態様である。示されているように、この例においては、無線アクセスノード1300は、上述されているように、1つまたは複数のプロセッサ1304(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)と、メモリ1306と、ネットワークインターフェース1308とを含む制御システム1302と、1つまたは複数の無線ユニット1310とを含み、1つまたは複数の無線ユニット1310はそれぞれ、1つまたは複数のアンテナ1316に結合された1つまたは複数の送信機1312および1つまたは複数の受信機1314を含む。制御システム1302は、たとえば、光ケーブルなどを介して無線ユニット1310に接続されている。制御システム1302は、ネットワークインターフェース1308を介してネットワーク1402に結合されている、またはネットワーク1402の一部として含まれている1つまたは複数の処理ノード1400に接続されている。それぞれの処理ノード1400は、1つまたは複数のプロセッサ1404(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)、メモリ1406、およびネットワークインターフェース1408を含む。
この例においては、本明細書において記述されている無線アクセスノード1300の機能1410は、1つまたは複数の処理ノード1400において実装されるか、または任意の所望の様式で制御システム1302および1つまたは複数の処理ノード1400にわたって分散される。いくつかの特定の実施形態においては、本明細書において記述されている無線アクセスノード1300の機能1410のうちのいくつかまたはすべては、処理ノード1400によってホストされる仮想環境において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される仮想コンポーネントとして実装される。当業者によって理解されるように、所望の機能1410のうちの少なくともいくつかを実行するために、処理ノード1400と制御システム1302との間におけるさらなるシグナリングまたは通信が使用される。特に、いくつかの実施形態においては、制御システム1302が含まれなくてもよく、そのケースにおいては、無線ユニット1310は、適切なネットワークインターフェースを介して処理ノード1400と直接通信する。
いくつかの実施形態においては、命令を含むコンピュータプログラムであって、それらの命令が、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、無線アクセスノード1300の機能性、または、本明細書において記述されている実施形態のうちのいずれかによる仮想環境における無線アクセスノード1300の機能1410のうちの1つまたは複数を実施するノード(たとえば、処理ノード1400)の機能性を少なくとも1つのプロセッサに実行させる、コンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態においては、前述のコンピュータプログラム製品を含むキャリアが提供される。キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読ストレージメディア(たとえば、メモリなどの非一時的コンピュータ可読メディア)のうちの1つである。
図15は、本開示のいくつかのその他の実施形態による無線アクセスノード1300の概略ブロック図である。無線アクセスノード1300は、1つまたは複数のモジュール1500を含み、それらのそれぞれは、ソフトウェアで実装される。モジュール1500は、本明細書において記述されている無線アクセスノード1300の機能性を提供する。この論考は、図14の処理ノード1400にも等しく適用可能であり、その場合、モジュール1500は、処理ノード1400のうちの1つにおいて実装されること、または複数の処理ノード1400にわたって分散されること、ならびに/もしくは処理ノード1400および制御システム1302にわたって分散されることが可能である。
図16は、本開示のいくつかの実施形態によるUE1600の概略ブロック図である。示されているように、UE1600は、1つまたは複数のプロセッサ1602(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)と、メモリ1604と、1つまたは複数のアンテナ1612に結合された1つまたは複数の送信機1608および1つまたは複数の受信機1610をそれぞれが含む1つまたは複数のトランシーバ1606とを含む。トランシーバ1606は、当業者によって理解されるように、アンテナ1612とプロセッサ1602との間において通信される信号を調整するように設定されているアンテナ1612に接続された無線フロントエンド回路を含む。プロセッサ1602は、本明細書においては処理回路とも呼ばれる。トランシーバ1606は、本明細書においては無線回路とも呼ばれる。いくつかの実施形態においては、上述されているUE1600の機能性は、たとえば、メモリ1604に格納されてプロセッサ1602によって実行されるソフトウェアで完全にまたは部分的に実施され得る。UE1600は、たとえば、1つまたは複数のユーザインターフェースコンポーネント(たとえば、ディスプレイ、ボタン、タッチスクリーン、マイクロフォン、スピーカーなどを含む入力/出力インターフェース、ならびに/または、UE1600への情報の入力を可能にするための、および/もしくはUE1600からの情報の出力を可能にするための任意のその他のコンポーネント)、電力供給源(たとえば、バッテリーおよび関連付けられた電力回路)等など、図16においては示されていないさらなるコンポーネントを含み得るということに留意されたい。
いくつかの実施形態においては、命令を含むコンピュータプログラムであって、それらの命令が、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、本明細書において記述されている実施形態のうちのいずれかによるUE1600の機能を少なくとも1つのプロセッサに実行させる、コンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態においては、前述のコンピュータプログラム製品を含むキャリアが提供される。キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読ストレージメディア(たとえば、メモリなどの非一時的コンピュータ可読メディア)のうちの1つである。
図17は、本開示のいくつかのその他の実施形態によるUE1600の概略ブロック図である。UE1600は、1つまたは複数のモジュール1700を含み、それらのそれぞれは、ソフトウェアで実装される。モジュール1700は、本明細書において記述されているUE1600の機能性を提供する。
図18を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、3GPPタイプのセルラネットワークなどのテレコミュニケーションネットワーク1800を含み、通信ネットワーク1800は、RANなどのアクセスネットワーク1802と、コアネットワーク1804とを含む。アクセスネットワーク1802は、NB、eNB、gNB、またはその他のタイプの無線アクセスポイント(AP)などの複数の基地局1806A、1806B、1806Cを含み、それらはそれぞれ、対応するカバレッジエリア1808A、1808B、1808Cを規定している。それぞれの基地局1806A、1806B、1806Cは、有線または無線接続1810を介してコアネットワーク1804に接続可能である。カバレッジエリア1808Cに配置されている第1のUE1812が、対応する基地局1806Cに無線で接続するように、または対応する基地局1806Cによってページングされるように設定されている。カバレッジエリア1808Aにおける第2のUE1814が、対応する基地局1806Aに無線で接続可能である。この例においては複数のUE1812、1814が示されているが、開示されている実施形態は、単独のUEがカバレッジエリアにある状況、または単独のUEが、対応する基地局1806に接続している状況に等しく適用可能である。
テレコミュニケーションネットワーク1800は、それ自体がホストコンピュータ1816に接続されており、ホストコンピュータ1816は、スタンドアロンのサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアで、またはサーバファームにおける処理リソースとして具体化され得る。ホストコンピュータ1816は、サービスプロバイダの所有もしくは制御のもとにあり得、またはサービスプロバイダによって、もしくはサービスプロバイダのために運営され得る。テレコミュニケーションネットワーク1800とホストコンピュータ1816との間における接続1818および1820は、コアネットワーク1804からホストコンピュータ1816へ直接延びることが可能であり、または任意選択の中間ネットワーク1822を介して延び得る。中間ネットワーク1822は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの複数の組合せであり得、中間ネットワーク1822は、もしもあるならば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、詳細には、中間ネットワーク1822は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含み得る。
図18の通信システムは、全体として、接続されているUE1812、1814とホストコンピュータ1816との間における接続性を可能にする。その接続性は、オーバーザトップ(OTT)接続1824として記述され得る。ホストコンピュータ1816および接続されているUE1812、1814は、アクセスネットワーク1802、コアネットワーク1804、任意の中間ネットワーク1822、および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続1824を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定されている。OTT接続1824が経由する参加している通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気づかないという意味で、OTT接続1824はトランスペアレントであり得る。たとえば、基地局1806は、接続されているUE1812へ転送される(たとえば、ハンドオーバされる)ことになるホストコンピュータ1816から生じるデータを伴う、入ってくるダウンリンク通信の過去のルーティングについて知らされることが可能ではない、または知らされることが必要ではない。同様に、基地局1806は、UE1812からホストコンピュータ1816へ生じる進行中のアップリンク通信の今後のルーティングに気づく必要はない。
前述のパラグラフにおいて論じられているUE、基地局、およびホストコンピュータの、実施形態による例示的な実施態様が、次いで図19を参照しながら記述される。通信システム1900において、ホストコンピュータ1902が、通信システム1900の別の通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップして保持するように設定されている通信インターフェース1906を含むハードウェア1904を含む。ホストコンピュータ1902はさらに、処理回路1908を含み、処理回路1908は、ストレージ能力および/または処理能力を有し得る。詳細には、処理回路1908は、命令を実行するように適合されている1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を含み得る。ホストコンピュータ1902はさらに、ソフトウェア1910を含み、ソフトウェア1910は、ホストコンピュータ1902に格納されるか、またはホストコンピュータ1902によってアクセス可能であり、処理回路1908によって実行可能である。ソフトウェア1910は、ホストアプリケーション1912を含む。ホストアプリケーション1912は、UE1914とホストコンピュータ1902とにおいて終端しているOTT接続1916を介して接続しているUE1914などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1912は、ユーザデータを提供することが可能であり、そのユーザデータは、OTT接続1916を使用して送信される。
通信システム1900はさらに、テレコミュニケーションシステムにおいて提供されていてハードウェア1920を含む基地局1918を含み、ハードウェア1920は、基地局1918がホストコンピュータ1902と、およびUE1914と通信することを可能にする。ハードウェア1920は、通信システム1900の別の通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップして保持するための通信インターフェース1922、ならびに基地局1918によってサーブされているカバレッジエリア(図19においては示されていない)に配置されているUE1914との少なくとも無線接続1926をセットアップして保持するための無線インターフェース1924を含み得る。通信インターフェース1922は、ホストコンピュータ1902への接続1928を容易にするように設定され得る。接続1928は、直接であることが可能であり、または接続1928は、テレコミュニケーションシステムのコアネットワーク(図19においては示されていない)を経由すること、および/もしくはテレコミュニケーションシステムの外部の1つもしくは複数の中間ネットワークを経由することが可能である。示されている実施形態においては、基地局1918のハードウェア1920はさらに、処理回路1930を含み、処理回路1930は、命令を実行するように適合されている1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を含み得る。基地局1918はさらに、内部に格納されている、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1932を有する。
通信システム1900はさらに、既に言及されているUE1914を含む。UE1914のハードウェア1934は、UE1914が現在配置されているカバレッジエリアにサーブしている基地局との無線接続1926をセットアップして保持するように設定されている無線インターフェース1936を含み得る。UE1914のハードウェア1934はさらに、処理回路1938を含み、処理回路1938は、命令を実行するように適合されている1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を含み得る。UE1914はさらに、ソフトウェア1940を含み、ソフトウェア1940は、UE1914に格納されているか、またはUE1914によってアクセス可能であり、処理回路1938によって実行可能である。ソフトウェア1940は、クライアントアプリケーション1942を含む。クライアントアプリケーション1942は、ホストコンピュータ1902のサポートを伴って、UE1914を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ1902においては、実行しているホストアプリケーション1912が、UE1914とホストコンピュータ1902とにおいて終端しているOTT接続1916を介して、実行しているクライアントアプリケーション1942と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1942は、要求データをホストアプリケーション1912から受信して、その要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続1916は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション1942は、自身が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
図19において示されているホストコンピュータ1902、基地局1918、およびUE1914は、それぞれ図18のホストコンピュータ1816、基地局1806A、1806B、1806Cのうちの1つ、およびUE1812、1814のうちの1つと同様または同一であり得るということに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部作用は、図19において示されているとおりであり得、独立して、周囲のネットワークトポロジは、図18のネットワークトポロジであり得る。
図19においては、OTT接続1916は、あらゆる中間デバイス、およびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングへの明示的な参照を伴わずに、基地局1918を介したホストコンピュータ1902とUE1914との間における通信を例示するために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、ルーティングを決定することが可能であり、そのルーティングは、UE1914から、またはホストコンピュータ1902を運営しているサービスプロバイダから、または両方から隠れるように設定され得る。OTT接続1916がアクティブである間に、ネットワークインフラストラクチャは、さらに決定を下すことが可能であり、その決定によって、ネットワークインフラストラクチャは、(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮事項または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する。
UE1914と基地局1918との間における無線接続1926は、本開示の全体を通じて記述されている実施形態の教示に従っている。さまざまな実施形態のうちの1つまたは複数は、OTT接続1916を使用してUE1914に提供されるOTTサービスのパフォーマンスを改善し、OTT接続1916においては、無線接続1926が最後のセグメントを形成している。より正確には、これらの実施形態の教示は、無線デバイスが複数のアクティブな半永続スケジューリング設定をアクティブにしている場合に複数の送信ポイントを介して通信のレイテンシおよび/または信頼性を改善し、それによって、改善されたレイテンシおよび信頼性などの利点を提供し得る。
1つまたは複数の実施形態が改善するデータレート、レイテンシ、およびその他のファクタをモニタするという目的のための測定手順が提供され得る。測定結果における変動に応答してホストコンピュータ1902とUE1914との間におけるOTT接続1916を再設定するための任意選択のネットワーク機能がさらにあり得る。その測定手順、および/または、OTT接続1916を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ1902のソフトウェア1910およびハードウェア1904において、またはUE1914のソフトウェア1940およびハードウェア1934において、または両方において実施され得る。いくつかの実施形態においては、OTT接続1916が経由する通信デバイスにおいて、またはそれらの通信デバイスに関連して、センサ(図示せず)が展開されることが可能であり、それらのセンサは、上で例示されているモニタされた量の値を供給すること、またはモニタされた量をソフトウェア1910、1940が算出もしくは推定し得る元となるその他の物理量の値を供給することによって、測定手順に関与し得る。OTT接続1916の再設定は、メッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを含むことが可能であり、その再設定は、基地局1918に影響を与える必要がなく、その再設定は、基地局1918に知られないことまたは知覚できないことが可能である。そのような手順および機能は、当技術分野において知られていて実践されていると言える。特定の実施形態においては、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ1902の測定を容易にする独自のUEシグナリングを含み得る。ソフトウェア1910および1940がOTT接続1916を使用して、メッセージ、とりわけ空の、または「ダミーの」メッセージが送信されるようにし、その間にソフトウェア1910および1940が伝搬時間、エラーなどをモニタするという点において、測定が実施され得る。
図20は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは、図18および図19を参照しながら記述されているものであり得る。本開示を簡潔にするために、図20への図面参照のみが、このセクションに含まれることになる。ステップ2000において、ホストコンピュータが、ユーザデータを提供する。ステップ2000のサブステップ2002(これは、任意選択であり得る)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2004において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEへ搬送する送信を開始する。ステップ2006(これは、任意選択であり得る)において、基地局は、本開示の全体を通じて記述されている実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEへ送信する。ステップ2008(これも、任意選択であり得る)において、UEは、ホストコンピュータによって実行されたホストアプリケーションに関連付けられているクライアントアプリケーションを実行する。
図21は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは、図18および図19を参照しながら記述されているものであり得る。本開示を簡潔にするために、図21への図面参照のみが、このセクションに含まれることになる。この方法のステップ2100において、ホストコンピュータがユーザデータを提供する。任意選択のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2102において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEへ搬送する送信を開始する。その送信は、本開示の全体を通じて記述されている実施形態の教示に従って、基地局を経由し得る。ステップ2104(これは、任意選択であり得る)において、UEは、その送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図22は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは、図18および図19を参照しながら記述されているものであり得る。本開示を簡潔にするために、図22への図面参照のみが、このセクションに含まれることになる。ステップ2200(これは、任意選択であり得る)において、UEが、ホストコンピュータによって提供された入力データを受け取る。追加として、または代替として、ステップ2202において、UEはユーザデータを提供する。ステップ2200のサブステップ2204(これは、任意選択であり得る)において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2202のサブステップ2206(これは、任意選択であり得る)において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受け取られた入力データに反応してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションはさらに、ユーザから受け取られたユーザ入力を考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、サブステップ2208(これは、任意選択であり得る)において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。この方法のステップ2210において、ホストコンピュータは、本開示の全体を通じて記述されている実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図23は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは、図18および図19を参照しながら記述されているものであり得る。本開示を簡潔にするために、図23への図面参照のみが、このセクションに含まれることになる。ステップ2300(これは、任意選択であり得る)において、本開示の全体を通じて記述されている実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。ステップ2302(これは、任意選択であり得る)において、基地局は、ホストコンピュータへの受信されたユーザデータの送信を開始する。ステップ2304(これは、任意選択であり得る)において、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信において搬送されているユーザデータを受信する。
本明細書において開示されているいずれの適切なステップ、方法、特徴、機能、または利点も、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通じて実行され得る。それぞれの仮想装置は、複数のこれらの機能ユニットを含み得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタルロジックなどを含み得るその他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路は、メモリに格納されているプログラムコードを実行するように設定されることが可能であり、そのメモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光ストレージデバイス等などの1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る。メモリに格納されるプログラムコードは、1つまたは複数のテレコミュニケーションおよび/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書において記述されている技術のうちの1つまたは複数を実行するための命令を含む。いくつかの実施態様においては、処理回路を使用して、それぞれの機能ユニットに、対応する機能を、本開示の1つまたは複数の実施形態に従って実行させることが可能である。
図におけるプロセスは、本開示の特定の実施形態によって実行されるオペレーションの特定の順序を示している場合があるが、そのような順序は、例示的なものである(たとえば、代替実施形態は、それらのオペレーションを異なる順序で実行すること、特定のオペレーションを組み合わせること、特定のオペレーションを重ね合わせることなどが可能である)ということを理解されたい。
実施形態
グループAの実施形態
実施形態1: 1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために無線デバイスによって実行される方法であって、複数の無線通信設定を決定することと、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの独立した設定を含むように複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つを同時にアクティブ化することとのうちの1つまたは複数を含む方法。
実施形態2: 複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの独立した設定を含むように複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つを同時にアクティブ化することが、無線デバイスが複数の送信ポイントと同時に通信しているときにのみ実行される、前述の実施形態の方法。
実施形態3: 無線デバイスが、無線デバイスにおいて複数のTCI状態を受信することによって自身が複数の送信ポイントと通信していると決定する、前述の実施形態の方法。
実施形態4: 複数のTCI状態を受信することが、複数の送信ポイントからのダウンリンクSPSの受信に対応する、前述の実施形態の方法。
実施形態5: 無線デバイスが、アクティブ化DCIに応答して複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つを同時にアクティブ化する、前述の実施形態の方法。
実施形態6: 複数の無線通信設定が半永続スケジューリング(SPS)設定である、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態7: 複数の無線通信設定を決定することが、ネットワークノードと通信して複数の無線通信設定を決定することを含む、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態8: 複数の無線通信設定を決定することが、RRCを介して行われる、前述の実施形態の方法。
実施形態9: 低レイテンシスキームおよび信頼性スキームが、空間多重化、周波数分割多重化、スロットベースの時分割多重化、およびミニスロットベースの時分割多重化のうちの1つまたは複数を含む、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態10: 低レイテンシスキームに関連した1つまたは複数のプロパティ、および信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティが、スロットベースの時間繰り返しに関するアグリゲーション係数、周波数繰り返しに関する周波数ドメインリソース割り当て情報、時間繰り返しに関する時間ドメインリソース割り当て情報、および、アクティブ化DCIにおいて示されているものに加えた追加のTCI状態の設定のうちの1つまたは複数を含む、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態11: 複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、ネットワークノードからの制御メッセージに基づいて選ばれる、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態12: 制御メッセージがDCIメッセージである、前述の実施形態の方法。
実施形態13: 複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、DCIメッセージにおけるTCIフィールドに基づいて選ばれる、前述の実施形態の方法。
実施形態14: ユーザデータを提供することと、基地局への送信を介してホストコンピュータへユーザデータを転送することとをさらに含む、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
グループBの実施形態
実施形態15: 1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために基地局によって実行される方法であって、無線デバイス用に複数の無線通信設定が設定されるように無線デバイスと通信することと、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが同時にアクティブ化され、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの独立した設定を含むように無線デバイスと通信することとのうちの1つまたは複数を含む方法。
実施形態16: 複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが同時にアクティブ化され、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの独立した設定を含むように無線デバイスと通信することが、無線デバイスが少なくとも2つの送信ポイントと同時に通信しているときにのみ実行される、前述の実施形態の方法。
実施形態17: 複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが同時にアクティブ化され、複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが、低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの独立した設定を含むように無線デバイスと通信することが、アクティブ化DCIを無線デバイスへ送ることを含む、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態18: 無線通信設定が半永続スケジューリング(SPS)設定である、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態19: 無線デバイス用に複数の無線通信設定が設定されるように無線デバイスと通信することが、RRCシグナリングを介して実行される、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態20: 低レイテンシスキームおよび信頼性スキームが、空間多重化、周波数分割多重化、スロットベースの時分割多重化、およびミニスロットベースの時分割多重化のうちの1つまたは複数を含む、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態21: 低レイテンシスキームに関連した1つまたは複数のプロパティ、および信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティが、スロットベースの時間繰り返しに関するアグリゲーション係数、周波数繰り返しに関する周波数ドメインリソース割り当て情報、時間繰り返しに関する時間ドメインリソース割り当て情報、および、アクティブ化DCIにおいて示されているものに加えた追加のTCI状態の設定のうちの1つまたは複数を含む、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態22: ユーザデータを入手することと、ホストコンピュータまたは無線デバイスへユーザデータを転送することとをさらに含む、前述の実施形態のうちのいずれかの方法。
グループCの実施形態
実施形態23: 1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するための無線デバイスであって、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定された処理回路と、無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給源回路とを含む無線デバイス。
実施形態24: 1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するための基地局であって、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定された処理回路と、基地局に電力を供給するように設定された電力供給源回路とを含む基地局。
実施形態25: 1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するためのユーザ機器(UE)であって、無線信号を送信および受信するように設定されたアンテナと、アンテナに、および処理回路に接続されていて、アンテナと処理回路との間において通信される信号を調整するように設定された無線フロントエンド回路と、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている処理回路と、処理回路に接続されていて、UEへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された入力インターフェースと、処理回路に接続されていて、処理回路によって処理されたUEからの情報を出力するように設定された出力インターフェースと、処理回路に接続されていて、UEに電力を供給するように設定されたバッテリーとを含むUE。
実施形態26: ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、ユーザデータをユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークへ転送するように設定された通信インターフェースとを含むホストコンピュータを含む通信システムであって、セルラネットワークが、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を含み、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている、通信システム。
実施形態27: 基地局をさらに含む、前述の実施形態の通信システム。
実施形態28: UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定されている、前述の2つの実施形態の通信システム。
実施形態29: ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定されており、それによってユーザデータを提供し、UEが、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を含む、前述の3つの実施形態の通信システム。
実施形態30: ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、基地局を含むセルラネットワークを介してUEへユーザデータを搬送する送信を開始することとを含み、基地局が、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、方法。
実施形態31: 基地局において、ユーザデータを送信することをさらに含む、前述の実施形態の方法。
実施形態32: ユーザデータが、ホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供され、この方法がさらに、UEにおいて、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することを含む、前述の2つの実施形態の方法。
実施形態33: 基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、無線インターフェースと、前述の3つの実施形態の方法を実行するように設定された処理回路とを含むUE。
実施形態34: ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、ユーザデータをユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークへ転送するように設定された通信インターフェースとを含むホストコンピュータを含む通信システムであって、UEが、無線インターフェースおよび処理回路を含み、UEのコンポーネントが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている、通信システム。
実施形態35: セルラネットワークがさらに、UEと通信するように設定された基地局を含む、前述の実施形態の通信システム。
実施形態36: ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように構成されており、それによってユーザデータを提供し、UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定されている、前述の2つの実施形態の通信システム。
実施形態37: ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、基地局を含むセルラネットワークを介してUEへユーザデータを搬送する送信を開始することとを含み、UEが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、方法。
実施形態38: UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することをさらに含む、前述の実施形態の方法。
実施形態39: ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを含むホストコンピュータを含む通信システムであって、UEが、無線インターフェースおよび処理回路を含み、UEの処理回路が、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている、通信システム。
実施形態40: UEをさらに含む、前述の実施形態の通信システム。
実施形態41: 基地局をさらに含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されるユーザデータをホストコンピュータへ転送するように設定された通信インターフェースとを含む、前述の2つの実施形態の通信システム。
実施形態42: ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定されており、UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定されており、それによってユーザデータを提供する、前述の3つの実施形態の通信システム。
実施形態43: ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定されており、それによって要求データを提供し、UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定されており、それによって要求データに応答してユーザデータを提供する、前述の4つの実施形態の通信システム。
実施形態44: ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、UEから基地局へ送信されたユーザデータを受信することを含み、UEが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、方法。
実施形態45: UEにおいて、ユーザデータを基地局に提供することをさらに含む、前述の実施形態の方法。
実施形態46: UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって、送信されることになるユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することとをさらに含む、前述の2つの実施形態の方法。
実施形態47: UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供される、入力データを受信することとをさらに含み、送信されることになるユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、前述の3つの実施形態の方法。
実施形態48: ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを含むホストコンピュータを含む通信システムであって、基地局が、無線インターフェースおよび処理回路を含み、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている、通信システム。
実施形態49: 基地局をさらに含む、前述の実施形態の通信システム。
実施形態50: UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定されている、前述の2つの実施形態の通信システム。
実施形態51: ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定されており、UEが、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定されており、それによって、ホストコンピュータによって受信されることになるユーザデータを提供する、前述の3つの実施形態の通信システム。
実施形態52: ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、基地局がUEから受信した送信から生じるユーザデータを基地局から受信することを含み、UEが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、方法。
実施形態53: 基地局において、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、前述の実施形態の方法。
実施形態54: 基地局において、ホストコンピュータへの受信されたユーザデータの送信を開始することをさらに含む、前述の2つの実施形態の方法。
グループDの実施形態
実施形態55: 同時にアクティブ化されることが可能である複数のダウンリンク半永続スケジューリング(SPS)設定を用いて無線デバイスを設定する方法であって、複数のSPS設定が、複数のTCI状態が無線デバイスに示されている場合に適用可能である低レイテンシおよび/または信頼性スキームの独立した設定、ならびに複数のTCI状態が無線デバイスに示されている場合に適用可能である低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティのうちの1つまたは複数の独立した設定を有する、方法。
実施形態56: 複数のダウンリンクSPSがRRC設定されている、グループDの第1の実施形態の方法。
実施形態57: 複数のダウンリンクSPS設定の同時のアクティブ化が、アクティブ化DCIを介して行われる、グループDの第1の実施形態の方法。
実施形態58: 複数のTCI状態が、アクティブ化DCIによって無線デバイスに示される、グループDの第1から第3の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態59: 複数のTCI状態の表示が、複数のTRPまたは複数のパネルからのダウンリンクSPSの受信に対応する、グループDの第1から第4の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態60: 所与のダウンリンクSPS設定をアクティブ化するときに複数のTCI状態が示されない(すなわち、単一のTCI状態が示される)場合に、所与のダウンリンクSPS設定に関して信頼性スキームまたは信頼性スキームのプロパティが設定されない、グループDの第1から第5の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態61: 所与のダウンリンクSPS設定をアクティブ化するときに複数のTCI状態が示されない(すなわち、単一のTCI状態が示される)場合に、所与のダウンリンクSPS設定に関して設定され得る信頼性スキームまたは信頼性スキームのプロパティが、無線デバイスによって利用されない(すなわち、無視される)、グループDの第1から第5の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態62: 低レイテンシおよび/または信頼性スキームが、空間多重化、周波数分割多重化、スロットベースの時分割多重化、ミニスロットベースの時分割多重化のいずれか1つまたは組合せであることが可能である、グループDの第1から第7の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態63: 低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティが、スロットベースの時間繰り返しに関するアグリゲーション係数の設定、周波数繰り返しに関する周波数ドメインリソース割り当て情報、時間繰り返しに関する時間ドメインリソース割り当て情報、または、アクティブ化DCIにおいて示されているものに加えた追加のTCI状態の設定を含み得る、グループDの第1から第7の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態64: どのDL SPS設定がアクティブ化/非アクティブ化されることになるかを区別するためにアクティブ化/非アクティブ化DCIにおける送信設定表示フィールドが使用される、グループDの第1から第9の実施形態のうちのいずれかの方法。
実施形態65: 送信設定表示フィールドのコードポイントによって示されるTCI状態の順序が、別々のTCI状態を別々のRVに関連付けるためにアクティブ化DCIを再び送ることによって変更され得る、グループDの第1から第10の実施形態のうちのいずれかの方法。
下記の略語のうちの少なくともいくつかが、本開示において使用されている場合がある。略語の間に矛盾がある場合には、その略語が上でどのように使用されているかが優先されるべきである。以降で複数回にわたって記載されている場合には、最初の記載が、いかなる後続の記載よりも優先されるべきである。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
AF アプリケーション機能
AMF アクセスおよびモビリティ機能
AN アクセスネットワーク
AP アクセスポイント
ASIC 特定用途向け集積回路
AUSF 認証サーバ機能
BWP 帯域幅部分
CDM 符号分割多重化
CP-OFDM サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化
CPU 中央処理装置
CRB 共通リソースブロック
DCI ダウンリンクチャネル情報
DFT 離散フーリエ変換
DFT-S-OFDM DFT拡散直交周波数分割多重化
DMRS 復調用参照信号
DN データネットワーク
DSP デジタル信号プロセッサ
eNB 拡張またはエボルブドノードB
FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ
FR 周波数範囲
gNB 新無線基地局
IE 情報要素
IIoT インダストリアルインターネットオブシングス
IoT インターネットオブシングス
IP インターネットプロトコル
LTE ロングタームエボリューション
MME モビリティ管理エンティティ
MTC マシンタイプ通信
NEF ネットワーク公開機能
NF ネットワーク機能
NR 新無線
NRF ネットワーク機能リポジトリ機能
NSSF ネットワークスライス選択機能
OTT オーバーザトップ
PBCH 物理ブロードキャスティングチャネル
PCF ポリシー制御機能
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDCH 物理データチャネル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
P-GW パケットデータネットワークゲートウェイ
PRB 物理リソースブロック
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
QCL 擬似コロケートされる
QoS サービス品質
RAM ランダムアクセスメモリ
RAN 無線アクセスネットワーク
RB リソースブロック
RE リソース要素
ROM 読み取り専用メモリ
RRC 無線リソース制御
RRH リモート無線ヘッド
RTT ラウンドトリップタイム
RV 冗長バージョン
SCEF サービス能力公開機能
SINR 信号対干渉雑音比
SMF セッション管理機能
SPS 半永続スケジューリング
TCI 送信設定インジケータ
TDRA 時間ドメインリソース割り当て
TRP 送受信ポイント
TRS トラッキング参照信号
TS 技術仕様
UDM 統合データ管理
UE ユーザ機器
UPF ユーザプレーン機能
URLLC 超高信頼性低遅延通信
当業者なら、本開示の実施形態に対する改善および修正を認識するであろう。すべてのそのような改善および修正は、本明細書において開示されているコンセプトの範囲内であるとみなされる。

Claims (28)

  1. 1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために無線デバイスによって実行される方法であって、
    複数の無線通信設定を決定すること(900)と、
    前記複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに前記低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように前記複数の無線通信設定のうちの前記少なくとも2つを同時にアクティブ化すること(902)と
    を含む方法。
  2. 前記複数の無線通信設定のうちの前記少なくとも2つを同時にアクティブ化することが、前記無線デバイスが複数の送信ポイントと同時に通信しているときにのみ実行される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記無線デバイスが、複数の送信設定表示(TCI)状態を受信することによって前記低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数を適用する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記複数のTCI状態を受信することが、前記適用される低レイテンシおよび/または信頼性スキームを伴うダウンリンク半永続スケジューリング(SPS)の受信に対応する、請求項3に記載の方法。
  5. アクティブ化するダウンリンク制御情報(DCI)メッセージに応答した前記複数の無線通信設定のうちの前記少なくとも2つ、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記複数の無線通信設定がSPS設定である、前記実施形態のうちのいずれかの方法。
  7. 前記複数の無線通信設定を決定することが、ネットワークノードと通信して前記複数の無線通信設定を決定することを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記複数の無線通信設定を決定することが、無線リソース制御(RRC)を介して行われる、請求項7に記載の方法。
  9. 低レイテンシスキームおよび前記信頼性スキームが、空間多重化、周波数分割多重化、スロットベースの時分割多重化、およびミニスロットベースの時分割多重化から構成されているグループのうちの1つまたは複数を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 低レイテンシスキームに関連した前記1つまたは複数のプロパティ、および前記信頼性スキームに関連した前記1つまたは複数のプロパティが、スロットベースの時間繰り返しに関する繰り返し係数、周波数繰り返しに関する周波数ドメインリソース割り当て情報、時間繰り返しに関する時間ドメインリソース割り当て情報、および、アクティブ化DCIにおいて示されているものに加えた追加のTCI状態の設定から構成されているグループのうちの1つまたは複数を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記複数の無線通信設定のうちの前記少なくとも2つが、ネットワークノードからの制御メッセージに基づいて選ばれる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記制御メッセージがDCIメッセージである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの前記1つまたは複数が、前記DCIメッセージにおけるTCIフィールドに基づいて選ばれる、請求項12に記載の方法。
  14. 低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数の前記設定が、前記複数の無線通信設定のそれぞれに関して独立している、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つを伴うSPSを受信する場合に、固定された冗長バージョンシーケンスが適用される、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するために基地局によって実行される方法であって、
    無線デバイス用に複数の無線通信設定が設定されるように前記無線デバイスと通信すること(1000)と、
    前記複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが同時にアクティブ化され、前記複数の無線通信設定のうちの前記少なくとも2つが低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに前記低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように前記無線デバイスと通信すること(1002)と
    を含む方法。
  17. 前記複数の無線通信設定のうちの前記少なくとも2つが同時にアクティブ化されるように前記無線デバイスと通信することが、前記無線デバイスが少なくとも2つの送信ポイントと同時に通信しているときにのみ実行される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記複数の無線通信設定のうちの前記少なくとも2つが同時にアクティブ化されるように前記無線デバイスと通信することが、アクティブ化するダウンリンク制御情報(DCI)を前記無線デバイスへ送ることを含む、請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記無線通信設定が半永続スケジューリング(SPS)設定である、請求項16から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記無線デバイス用に前記複数の無線通信設定が設定されるように前記無線デバイスと通信することが、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して実行される、請求項16から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 低レイテンシスキームおよび前記信頼性スキームが、空間多重化、周波数分割多重化、スロットベースの時分割多重化、およびミニスロットベースの時分割多重化から構成されているグループのうちの1つまたは複数を含む、請求項16から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 低レイテンシスキームに関連した前記1つまたは複数のプロパティ、および前記信頼性スキームに関連した前記1つまたは複数のプロパティが、スロットベースの時間繰り返しに関する繰り返し係数、周波数繰り返しに関する周波数ドメインリソース割り当て情報、時間繰り返しに関する時間ドメインリソース割り当て情報、および、アクティブ化DCIにおいて示されているものに加えた追加の送信設定インジケータ(TCI)状態の設定から構成されているグループのうちの1つまたは複数を含む、請求項16から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数の前記設定が、前記複数の無線通信設定のそれぞれに関して独立している、請求項16から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つを伴うSPSを送信する場合に、固定された冗長バージョンシーケンスが適用される、請求項16から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するための無線デバイス(1600)であって、
    1つまたは複数のプロセッサ(1602)と、
    前記1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を格納しているメモリ(1604)であって、それによって前記無線デバイス(1600)が、
    複数の無線通信設定を決定すること、ならびに
    前記複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに前記低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように前記複数の無線通信設定のうちの前記少なくとも2つを同時にアクティブ化することを行うように動作可能である、メモリ(1604)と
    を含む無線デバイス(1600)。
  26. 前記命令がさらに、請求項2から15のいずれか一項に記載の方法を前記無線デバイス(1600)に実行させる、請求項25に記載の無線デバイス(1600)。
  27. 1つまたは複数の無線通信セッティングを設定するための基地局(1300)であって、
    1つまたは複数のプロセッサ(1304)と、
    命令を含むメモリ(1306)であって、前記命令が、
    無線デバイス用に複数の無線通信設定が設定されるように前記無線デバイスと通信すること、ならびに
    前記複数の無線通信設定のうちの少なくとも2つが同時にアクティブ化され、前記複数の無線通信設定のうちの前記少なくとも2つが低レイテンシおよび/または信頼性スキームのうちの1つまたは複数、ならびに前記低レイテンシおよび/または信頼性スキームに関連した1つまたは複数のプロパティの設定を含むように前記無線デバイスと通信することを前記基地局(1300)に行わせるためのものである、メモリ(1306)と
    を含む基地局(1300)。
  28. 前記命令がさらに、請求項17から24のいずれか一項に記載の方法を前記基地局(1300)に実行させる、請求項27に記載の基地局(1300)。
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