JP2022525778A

JP2022525778A - 無線周波数フロントエンド回路及び移動端末

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Publication number: JP2022525778A
Application number: JP2021556393A
Authority: JP
Inventors: 政男謝; 雪鋒盛
Original assignee: Vivo Mobile Communication Co Ltd
Current assignee: Vivo Mobile Communication Co Ltd
Priority date: 2019-03-22
Filing date: 2020-03-11
Publication date: 2022-05-19
Anticipated expiration: 2040-03-11
Also published as: US20220014219A1; WO2020192427A1; BR112021018656A2; EP3944506A4; AU2020250111B2; KR102559368B1; CN109951192B; JP7271706B2; US11569850B2; CA3134404A1; CN109951192A; EP3944506A1; CA3134404C; AU2020250111A1; KR20210139419A

Abstract

本開示は、無線周波数フロントエンド回路及び移動端末を提供する。この回路は、第１の信号送信回路及び第２の信号送信回路と、第１の切り替えスイッチ及び第２の切り替えスイッチと、第１の二極双投スイッチとを含み、そのうち、第１の信号送信回路は、第１の二極双投スイッチ及び第１の切り替えスイッチを介して導通され、且つ第１のアンテナ又は第２のアンテナを介して信号を送信し、又は第１の信号送信回路は、第１の二極双投スイッチ及び第２の切り替えスイッチを介して導通され、且つ第３のアンテナ又は第４のアンテナを介して信号を送信し、第２の信号送信回路は、第１の二極双投スイッチ及び第１の切り替えスイッチを介して導通され、且つ第１のアンテナ又は第２のアンテナを介して信号を送信し、又は第２の信号送信回路は、第１の二極双投スイッチ及び第２の切り替えスイッチを介して導通され、且つ第３のアンテナ又は第４のアンテナを介して信号を送信する。【選択図】図２

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０１９年３月２２日に中国で提出された中国特許出願番号Ｎｏ．２０１９１０２２２４５１．２の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示の実施例は、端末応用技術分野に関し、特に無線周波数フロントエンド回路及び移動端末に関する。

インタネット通信技術の急速な発展、及び移動スマート端末の普及につれて、データトラフィックに対するユーザの需要もますます高まっている。

４Ｇの伝送レートが１００Ｍｂｐｓ～１Ｇｂｐｓであり、５Ｇニューラジオ（ＮｅｗＲａｄｉｏ、ＮＲ）のピーク伝送レートが２０Ｇｂｐｓを達することができ、レートの向上は、５Ｇが４＊４マルチ入力マルチ出力（ＭｕｌｔｉｐｌｅＩｎｐｕｔＭｕｌｔｉｐｌｅＯｕｔｐｕｔ、ＭＩＭＯ）コア技術を備えなければならないことを要求している。

図１に示すように、図１は、５Ｇ移動端末機器の無線周波数フロントエンド回路の構造概略図である。この回路アーキテクチャーは、一送信四受信１Ｔ４Ｒと二送信四受信２Ｔ４Ｒを実現するために用いられ、そのうち、５Ｇ移動端末機器のレイアウト引き回しは、経路差分損失に直接に影響を与える。図１に示すように、関連５Ｇ移動端末機器の無線周波数フロントエンド回路構造について、その回路設計の引き回しが長く、経路差分損失が高いことを招く。また、関連５Ｇ移動端末機器の無線周波数フロントエンド回路構造は、常に３極３投スイッチを使用し、信号伝送周波数が高いほど、帯域幅が大きくなり、素子差分損失が高いことを招き、そして、出力パワーに仕様を達成させるには、実現の難しさが増えてしまう。そのため、どのように経路差分損失、素子差分損失及び回路設計の複雑度を低減するかは、早急に解決の待たれる問題となる。

本開示の実施例は、関連５Ｇ移動端末機器の無線周波数フロントエンド回路構造、回路設計が複雑であるという問題を解決するための無線周波数フロントエンド回路及び移動端末を提供する。

上記技術問題を解決するために、本開示は以下のように実現される。

第１の方面によれば、本開示の実施例は、無線周波数フロントエンド回路を提供する。この無線周波数フロントエンド回路は、
接続される第１のアンテナと第２のアンテナのうちの一方を介して信号を受信する第１の信号受信回路と、
接続される第３のアンテナと第４のアンテナのうちの一方を介して信号を受信する第２の信号受信回路と、
第１の信号送信回路及び第２の信号送信回路と、
第１の切り替えスイッチ及び第２の切り替えスイッチと、
前記第１の切り替えスイッチに接続される第１の固定端、前記第２の切り替えスイッチに接続される第２の固定端、第１の可動端及び第２の可動端を含む第１の二極双投スイッチであって、前記第１の固定端を前記第１の可動端又は前記第２の可動端に接続させるために用いられ、前記第２の固定端を前記第１の可動端又は前記第２の可動端に接続させるためにも用いられる前記第１の二極双投スイッチとを含み、
そのうち、前記第１の信号送信回路は、前記第１の二極双投スイッチ及び前記第１の切り替えスイッチを介して導通され、且つ前記第１のアンテナ又は前記第２のアンテナを介して信号を送信し、又は、前記第１の信号送信回路は、前記第１の二極双投スイッチ及び前記第２の切り替えスイッチを介して導通され、且つ前記第３のアンテナ又は前記第４のアンテナを介して信号を送信し、
前記第２の信号送信回路は、前記第１の二極双投スイッチ及び前記第１の切り替えスイッチを介して導通され、且つ前記第１のアンテナ又は前記第２のアンテナを介して信号を送信し、又は、前記第２の信号送信回路は、前記第１の二極双投スイッチ及び前記第２の切り替えスイッチを介して導通され、且つ前記第３のアンテナ又は前記第４のアンテナを介して信号を送信する。

第２の方面によれば、本開示の実施例は、移動端末をさらに提供する。この移動端末は、
コントローラと、
上記実施例に記載の無線周波数フロントエンド回路とを含み、
そのうち、前記コントローラは、第１の二極双投スイッチの開閉、第１の切り替えスイッチの開閉及び／又は第２の切り替えスイッチの開閉を制御するために用いられる。

本開示のいくつかの実施例の上記技術案では、四経路の受信回路、即ち第１の信号受信回路、第２の信号受信回路、第３の信号受信回路及び第４の信号受信回路は、同時に信号を受信することができ、そして、第１の二極双投スイッチ及び第１の切り替えスイッチ、又は第１の二極双投スイッチ及び第２の切り替えスイッチによって、柔軟に第１の信号送信回路及び／又は第２の信号送信回路を導通することができ、この回路の設計が簡単であり、信号の送信及び／又は受信を実現した上で、無線周波数レイアウト引き回しを短くすることができ、それによって経路差分損失を低減させることができる。

関連技術における無線周波数フロントエンド回路の構造概略図である。本開示のいくつかの実施例による無線周波数フロントエンド回路の構造概略図である。

以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。

図２に示すように、図２は、本開示のいくつかの実施例による無線周波数フロントエンド回路の構造概略図である。この無線周波数フロントエンド回路は、接続される第１のアンテナ２と第２のアンテナ３のうちの一方を介して信号を受信する第１の信号受信回路１と、接続される第３のアンテナ５と第４のアンテナ６のうちの一方のアンテナを介して信号を受信する第２の信号受信回路４と、第１の信号送信回路及び第２の送信回路と、第１の切り替えスイッチ７及び第２の切り替えスイッチ８と、第１の切り替えスイッチ７に接続される第１の固定端、第２の切り替えスイッチ８に接続される第２の固定端、第１の可動端及び第２の可動端を含む第１の二極双投スイッチ９であって、第１の固定端を第１の可動端又は第２の可動端に接続させるために用いられ、第２の固定端を第１の可動端又は第２の可動端に接続させるためにも用いられる第１の二極双投スイッチ９とを含む。

そのうち、第１の信号送信回路は、第１の二極双投スイッチ９及び第１の切り替えスイッチ７を介して導通され、且つ第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３を介して信号を送信し、又は、第１の信号送信回路は、第１の二極双投スイッチ９及び第２の切り替えスイッチ８を介して導通され、且つ第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６を介して信号を送信する。

第２の信号送信回路は、第１の二極双投スイッチ９及び第１の切り替えスイッチ７を介して導通され、且つ第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３を介して信号を送信し、又は、第２の信号送信回路は、第１の二極双投スイッチ９及び第２の切り替えスイッチ８を介して導通され、且つ第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６を介して信号を送信する。

ここで、第１の信号送信回路及び第２の信号送信回路のいずれも、第１の二極双投スイッチ９及び第１の切り替えスイッチ７、又は第１の二極双投スイッチ９及び第２の切り替えスイッチ８によって、柔軟に導通を実現することができ、且つ無線周波数フロントエンド回路におけるいずれか一つのアンテナを介して信号を送信することができ、その回路の設計が簡単であり、且つ第１の二極双投スイッチの設置は、回路とアンテナを接続するための引き回しの長さを短くし、それによって経路差分損失を低減させる。

選択的に、図２に示すように、本開示のいくつかの実施例の無線周波数フロントエンド回路は、第１の信号受信回路１又は第１の信号送信回路又は第２の信号送信回路に接続される第２の二極双投スイッチ１０をさらに含み、この第２の二極双投スイッチ１０は、第３の可動端、第１のアンテナ２に接続される第３の固定端、及び第２のアンテナ３に接続される第４の固定端を含み、この第２の二極双投スイッチは、第１の可動端を第３の固定端又は第４の固定端に連通させるために用いられる。

ここで、第２の二極双投スイッチ１０を介して、第１の信号受信回路１又は第１の信号送信回路又は第２の信号送信回路という無線周波数回路と第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３との接続を実現することができ、第２の二極双投スイッチ１０自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、無線周波数フロントエンド回路の送信性能を向上させることができるだけでなく、無線周波数フロントエンド回路の受信性能を向上させることもできる。

さらに、本開示のいくつかの実施例の無線周波数フロントエンド回路は、第２の二極双投スイッチ１０の第４の可動端に接続される第３の信号受信回路１１をさらに含み、この第３の信号受信回路１１は、第１のアンテナ２と第２のアンテナ３のうちの一方を介して信号を受信し、この第２の二極双投スイッチ１０は、第４の可動端を第３の固定端又は第４の固定端に連通させるためにも用いられる。

ここで、第２の二極双投スイッチ１０によって、第３の信号受信回路１１と第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３との接続を実現することもでき、第２の二極双投スイッチ１０自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第３の信号受信回路１１の受信性能を向上させることができる。

説明すべきことは、第２の二極双投スイッチ１０は、二つの可動端（即ち第３の可動端と第４の可動端）と、二つの固定端（即ち第３の固定端と第４の固定端）とを含み、各可動端のいずれも二つの固定端のうちの一方の固定端に連通されることができる。

ここで、第３の信号受信回路１１は、第３の低雑音増幅器と第３のフィルタを含み、この第３のフィルタは、第３の低雑音増幅器の入力端及び第２の二極双投スイッチ１０の第４の可動端にそれぞれ接続される。

具体的には、第１の切り替えスイッチ７の第５の可動端が第１の切り替えスイッチ７の第５の固定端に連通される時、第１の信号受信回路１は導通される。

この第５の可動端が第１の切り替えスイッチ７の第６の固定端に連通され、且つ第１の二極双投スイッチ１０の第１の可動端がその第１の固定端に連通される時、第１の信号送信回路は導通され、第１の固定端は第６の固定端に接続される。

この第５の可動端が第１の切り替えスイッチ７の第６の固定端に連通され、且つ第１の二極双投スイッチ１０の第２の可動端がその第１の固定端に連通される時、第２の信号送信回路は導通される。

ここで、選択的に、第１の切り替えスイッチ７は、単極双投スイッチであり、一つの可動端（即ち第５の可動端）と二つの固定端（即ち第５の固定端と第６の固定端）を含み、この第１の切り替えスイッチ７を介して、受信回路と送信回路との間の切り替えを実現する。

これに基づき、一つの選択可能な実施例では、第１の信号受信回路１は、第１の低雑音増幅器と第１のフィルタを含む。

具体的には、この第１の低雑音増幅器の入力端は、第１の切り替えスイッチ７の第５の固定端に接続され、第１のフィルタは、第１の切り替えスイッチ７の第５の可動端及び第２の二極双投スイッチ１０の第３の可動端にそれぞれ接続される。

選択的に、図２に示すように、本開示のいくつかの実施例の無線周波数フロントエンド回路は、第２の信号受信回路４又は第１の信号送信回路又は第２の信号送信回路に接続される第３の二極双投スイッチ１２をさらに含み、この第３の二極双投スイッチ１２は、第６の可動端、第３のアンテナ５に接続される第７の固定端、及び第４のアンテナ６に接続される第８の固定端を含み、第３の二極双投スイッチ１２は、第６の可動端を第７の固定端又は第８の固定端に連通させるために用いられる。

ここで、第３の二極双投スイッチ１２を介して、第２の信号受信回路４又は第１の信号送信回路又は第２の信号送信回路という無線周波数回路と第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６との接続を実現することができ、第３の二極双投スイッチ１２自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、無線周波数フロントエンド回路の送信性能を向上させることができるだけでなく、無線周波数フロントエンド回路の受信性能を向上させることもできる。

さらに、本開示のいくつかの実施例の無線周波数フロントエンド回路は、第３の二極双投スイッチ１２の第７の可動端に接続される第４の信号受信回路１３をさらに含み、この第４の信号受信回路１３は、第３のアンテナ５と第４のアンテナ６のうちの一方を介して信号を受信し、この第３の二極双投スイッチ１２は、第７の可動端を第７の固定端又は第８の固定端に連通させるためにも用いられる。

ここで、第３の二極双投スイッチ１２を介して、第４の信号受信回路１３と第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６との接続を実現することもでき、第３の二極双投スイッチ１０自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第４の信号受信回路１３の受信性能を向上されることができる。

説明すべきことは、第３の二極双投スイッチ１２は、二つの可動端（即ち第６の可動端と第７の可動端）と、二つの固定端（即ち第７の固定端と第８の固定端）とを含み、各可動端のいずれも二つの固定端のうちの一方の固定端に連通されることができる。

ここで、第４の信号受信回路１３は、第４の低雑音増幅器と第４のフィルタを含み、この第４のフィルタは、第４の低雑音増幅器の入力端及び第３の二極双投スイッチ１２の第７の可動端にそれぞれ接続される。

具体的には、第２の切り替えスイッチ８の第８の可動端が第２の切り替えスイッチ８の第９の固定端に連通される時、第２の信号受信回路４は導通される。

この第８の可動端が第２の切り替えスイッチ８の第１０の固定端に連通され、且つ第１の二極双投スイッチ１０の第１の可動端がその第２の固定端に連通される時、第１の信号送信回路は導通され、第２の固定端は第１０の固定端に接続される。

この第８の可動端が第２の切り替えスイッチ８の第１０の固定端に連通され、且つ第１の二極双投スイッチ１０の第２の可動端がその第２の固定端に連通される時、第２の信号送信回路は導通される。

ここで、選択的に、第２の切り替えスイッチ８は、単極双投スイッチであり、一つの可動端（即ち第８の可動端）と二つの固定端（即ち第９の固定端と第１０の固定端）を含み、この第２の切り替えスイッチ８を介して、受信回路と送信回路との間の切り替えを実現する。

これに基づき、別の一つの選択可能の実施例では、第２の信号受信回路４は、第２の低雑音増幅器と第２のフィルタを含む。

具体的には、この第２の低雑音増幅器の入力端は、第２の切り替えスイッチ８の第９の固定端に接続され、第２のフィルタは、第２の切り替えスイッチ８の第８の可動端及び第３の二極双投スイッチ１２の第６の可動端にそれぞれ接続される。

選択的に、第１の信号送信回路は、第１のパワー増幅器を含み、この第１のパワー増幅器の出力端は、第１の二極双投スイッチ９の第１の可動端に接続される。

具体的には、図２に示す実施例では、第１の二極双投スイッチ９の第１の可動端がその第１の固定端に接続され、且つ第１の切り替えスイッチ７の第５の可動端がその第６の固定端に接続される時、第１の信号送信回路は導通され、且つこの時、第１の信号送信回路は、第１のパワー増幅器及び第１のフィルタによって構成される。

一方、第１の二極双投スイッチ９の第１の可動端がその第２の固定端に接続され、且つ第２の切り替えスイッチ８の第８の可動端がその第１０の固定端に接続される時、第１の信号送信回路は導通され、且つこの時、第１の信号送信回路は、第１のパワー増幅器及び第２のフィルタによって構成される。

選択的に、前記第２の信号送信回路は、第２のパワー増幅器を含み、この第２のパワー増幅器の出力端は、第１の二極双投スイッチ９の第２の可動端に接続される。

具体的には、図２に示す実施例では、第１の二極双投スイッチ９の第２の可動端がその第１の固定端に接続され、且つ第１の切り替えスイッチ７の第５の可動端がその第６の固定端に接続される時、第２の信号送信回路は導通され、且つこの時、第２の信号送信回路は、第２のパワー増幅器及び第１のフィルタによって構成される。

一方、第１の二極双投スイッチ９の第２の可動端がその第２の固定端に接続され、且つ第２の切り替えスイッチ８の第８の可動端がその第１０の固定端に接続される時、第２の信号送信回路は導通され、且つこの時、第２の信号送信回路は、第２のパワー増幅器及び第２のフィルタによって構成される。

さらに、本開示のいくつかの実施例の無線周波数フロントエンド回路は、第１の信号受信回路１、第２の信号受信回路４、第１の信号送信回路及び第２の信号送信回路にそれぞれ接続される無線周波数送受信機（図示せず）をさらに含む。

さらに、この無線周波数送受信機は、さらに第３の信号受信回路１１及び第４の信号受信回路１３にそれぞれ接続される。

具体的には、無線周波数送受信機は、第１の信号受信ポート、第２の信号受信ポート、第３の信号受信ポート、第４の信号受信ポート、第１の信号送信ポート及び第２の信号送信ポートを含んでもよい。

そのうち、第１の信号受信ポートは、第１の信号受信回路１における第１の低雑音増幅器の出力端に接続され、第２の信号受信ポートは、第２の信号受信回路４における第２の低雑音増幅器の出力端に接続され、第３の信号受信ポートは、第３の信号受信回路１１における第３の低雑音増幅器の出力端に接続され、第４の信号受信ポートは、第４の信号受信回路１３における第４の低雑音増幅器の出力端に接続される。

第１の信号送信ポートは、第１の信号送信回路における第１のパワー増幅器に接続され、第２の信号送信ポートは、第２の信号送信回路における第２のパワー増幅器に接続される。

上述した、図２に示す無線周波数フロントエンド回路は、５ＧＮＲシステムの１Ｔ４Ｒ／２Ｔ４Ｒ機能を実現することができ、１経路送信４経路受信機能、又は、２経路送信４経路受信機能が確保される。

以下は、信号が本開示の無線周波数フロントエンド回路において伝送されるプロセスを簡単に説明する。

送信経路について、
一、第１の経路の送信信号は、無線周波数送受信機によって送信された後、第１のパワー増幅器によって信号を増幅した後、第１の二極双投スイッチ９を経由した後、
１）第１の切り替えスイッチ７を経由して、第１のフィルタを介してフィルタリングされた後、第２の二極双投スイッチ１０に入り、第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３から信号を送信することを選択することができる。

２）第２の切り替えスイッチ８を経由して、第２のフィルタを介してフィルタリングされた後、第３の二極双投スイッチ１２に入り、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６から信号を送信することを選択することができる。

二、第２の経路の送信信号は、無線周波数送受信機によって送信された後、第２のパワー増幅器によって信号を増幅した後、第１の二極双投スイッチ９を経由した後、
１）第１の切り替えスイッチ７を経由して、第１のフィルタを介してフィルタリングされた後、第２の二極双投スイッチ１０に入り、第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３から信号を送信することを選択することができる。

受信経路について、
５ＧＮＲシステムは、４経路によって同時に受信されることをサポートする必要があるため、第１の受信信号は、第１のアンテナ２を介して受信されてから、第２の二極双投スイッチ１０を経由して、さらに第１のフィルタを介してフィルタリングされた後、第１の切り替えスイッチ７を介して、第１の低雑音増幅器経路に切り替えられ、信号を増幅してから無線周波数送受信機に伝送して後続処理を行う。

同様に、第３の受信信号は、第３のアンテナ５を介して受信されてから、第３の二極双投スイッチ１２を経由して、さらに第２のフィルタを介してフィルタリングされた後、第２の切り替えスイッチ８を介して、第２の低雑音増幅器経路に切り替えられ、信号を増幅してから無線周波数送受信機に伝送して後続処理を行う。

第２の受信信号は、第２のアンテナ３を介して受信されてから、第２の二極双投スイッチ１０を介して第３のフィルタ経路に切り替えられ、フィルタリングされた後、第３の低雑音増幅器によって信号を増幅してから無線周波数送受信機に伝送して後続処理を行う。

同様に、第４の受信信号は、第４のアンテナ６を介して受信されてから、第３の二極双投スイッチ１２を介して、第４のフィルタ経路に切り替えられ、フィルタリングされた後、第４の低雑音増幅器によって信号を増幅してから無線周波数送受信機に伝送して後続処理を行う。

本開示のいくつかの実施例の無線周波数フロントエンド回路では、四経路受信回路、即ち第１の信号受信回路、第２の信号受信回路、第３の信号受信回路及び第４の信号受信回路は、同時に信号を受信することができ、そして、第１の二極双投スイッチ及び第１の切り替えスイッチ、又は第１の二極双投スイッチ及び第２の切り替えスイッチを介して、柔軟に第１の信号送信回路及び／又は第２の信号送信回路を導通することができ、この回路の設計が簡単であり、信号の送信及び／又は受信を実現した上で、無線周波数レイアウト引き回しを短くすることができ、それによって経路差分損失を低減させることができる。

また、さらに説明すべきことは、メーカの回路設計時間を短くするとともに、コストを低減するために、本開示の無線周波数フロントエンド回路は、一つの集積回路チップとして統合されてもよい。

本開示のいくつかの実施例は、移動端末をさらに提供する。この移動端末は、コントローラと、上記実施例に記載の無線周波数フロントエンド回路とを含み、そのうち、コントローラは、第１の二極双投スイッチの開閉、第１の切り替えスイッチの開閉及び／又は第２の切り替えスイッチの開閉を制御するために用いられる。

さらに、コントローラは、さらに第２の二極双投スイッチの開閉及び／又は第３の二極双投スイッチの開閉を制御するために用いられる。

以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述していたが、本開示は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うこともでき、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。

図２に示すように、図２は、本開示のいくつかの実施例による無線周波数フロントエンド回路の構造概略図である。この無線周波数フロントエンド回路は、接続される第１のアンテナ２と第２のアンテナ３のうちの一方を介して信号を受信する第１の信号受信回路１と、接続される第３のアンテナ５と第４のアンテナ６のうちの一方のアンテナを介して信号を受信する第２の信号受信回路４と、第１の信号送信回路及び第２の信号送信回路と、第１の切り替えスイッチ７及び第２の切り替えスイッチ８と、第１の切り替えスイッチ７に接続される第１の固定端、第２の切り替えスイッチ８に接続される第２の固定端、第１の可動端及び第２の可動端を含む第１の二極双投スイッチ９であって、第１の固定端を第１の可動端又は第２の可動端に接続させるために用いられ、第２の固定端を第１の可動端又は第２の可動端に接続させるためにも用いられる第１の二極双投スイッチ９とを含む。

この第５の可動端が第１の切り替えスイッチ７の第６の固定端に連通され、且つ第１の二極双投スイッチ９の第１の可動端がその第１の固定端に連通される時、第１の信号送信回路は導通され、第１の固定端は第６の固定端に接続される。

この第５の可動端が第１の切り替えスイッチ７の第６の固定端に連通され、且つ第１の二極双投スイッチ９の第２の可動端がその第１の固定端に連通される時、第２の信号送信回路は導通される。

ここで、第３の二極双投スイッチ１２を介して、第４の信号受信回路１３と第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６との接続を実現することもでき、第３の二極双投スイッチ１２自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第４の信号受信回路１３の受信性能を向上されることができる。

この第８の可動端が第２の切り替えスイッチ８の第１０の固定端に連通され、且つ第１の二極双投スイッチ９の第１の可動端がその第２の固定端に連通される時、第１の信号送信回路は導通され、第２の固定端は第１０の固定端に接続される。

この第８の可動端が第２の切り替えスイッチ８の第１０の固定端に連通され、且つ第１の二極双投スイッチ９の第２の可動端がその第２の固定端に連通される時、第２の信号送信回路は導通される。

Claims

接続される第１のアンテナと第２のアンテナのうちの一方を介して信号を受信する第１の信号受信回路と、
接続される第３のアンテナと第４のアンテナのうちの一方を介して信号を受信する第２の信号受信回路と、
第１の信号送信回路及び第２の信号送信回路と、
第１の切り替えスイッチ及び第２の切り替えスイッチと、
前記第１の切り替えスイッチに接続される第１の固定端、前記第２の切り替えスイッチに接続される第２の固定端、第１の可動端及び第２の可動端を含む第１の二極双投スイッチであって、前記第１の固定端を前記第１の可動端又は前記第２の可動端に接続させるために用いられ、前記第２の固定端を前記第１の可動端又は前記第２の可動端に接続させるためにも用いられる前記第１の二極双投スイッチとを含み、
そのうち、前記第１の信号送信回路は、前記第１の二極双投スイッチ及び前記第１の切り替えスイッチを介して導通され、且つ前記第１のアンテナ又は前記第２のアンテナを介して信号を送信し、又は、前記第１の信号送信回路は、前記第１の二極双投スイッチ及び前記第２の切り替えスイッチを介して導通され、且つ前記第３のアンテナ又は前記第４のアンテナを介して信号を送信し、
前記第２の信号送信回路は、前記第１の二極双投スイッチ及び前記第１の切り替えスイッチを介して導通され、且つ前記第１のアンテナ又は前記第２のアンテナを介して信号を送信し、又は、前記第２の信号送信回路は、前記第１の二極双投スイッチ及び前記第２の切り替えスイッチを介して導通され、且つ前記第３のアンテナ又は前記第４のアンテナを介して信号を送信する、無線周波数フロントエンド回路。
前記第１の信号受信回路又は前記第１の信号送信回路又は前記第２の信号送信回路に接続される第２の二極双投スイッチをさらに含み、前記第２の二極双投スイッチは、第３の可動端、前記第１のアンテナに接続される第３の固定端、及び前記第２のアンテナに接続される第４の固定端を含み、前記第２の二極双投スイッチは、前記第１の可動端を前記第３の固定端又は前記第４の固定端に連通させるために用いられる、請求項１に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第２の二極双投スイッチの第４の可動端に接続される第３の信号受信回路をさらに含み、前記第３の信号受信回路は、前記第１のアンテナと前記第２のアンテナのうちの一方を介して信号を受信し、前記第２の二極双投スイッチは、前記第４の可動端を前記第３の固定端又は前記第４の固定端に連通させるためにも用いられる、請求項２に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第１の切り替えスイッチの第５の可動端が前記第１の切り替えスイッチの第５の固定端に連通される時、前記第１の信号受信回路は導通され、
前記第５の可動端が前記第１の切り替えスイッチの第６の固定端に連通され、且つ前記第１の可動端が前記第１の固定端に連通される時、前記第１の信号送信回路は導通され、前記第１の固定端は前記第６の固定端に接続され、
前記第５の可動端が前記第１の切り替えスイッチの第６の固定端に連通され、且つ前記第２の可動端が前記第１の固定端に連通される時、前記第２の信号送信回路は導通される、請求項２に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第２の信号受信回路又は前記第１の信号送信回路又は前記第２の信号送信回路に接続される第３の二極双投スイッチをさらに含み、前記第３の二極双投スイッチは、第６の可動端、前記第３のアンテナに接続される第７の固定端及び前記第４のアンテナに接続される第８の固定端を含み、前記第３の二極双投スイッチは、前記第６の可動端を前記第７の固定端又は前記第８の固定端に連通させるために用いられる、請求項１に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第３の二極双投スイッチの第７の可動端に接続される第４の信号受信回路をさらに含み、前記第３のアンテナと前記第４のアンテナのうちの一方を介して信号を受信し、前記第３の二極双投スイッチは、前記第７の可動端を前記第７の固定端又は前記第８の固定端に連通させるためにも用いられる、請求項５に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第２の切り替えスイッチの第８の可動端が前記第２の切り替えスイッチの第９の固定端に連通される時、前記第２の信号受信回路は導通され、
前記第８の可動端が前記第２の切り替えスイッチの第１０の固定端に連通され、且つ前記第１の可動端が前記第２の固定端に連通される時、前記第１の信号送信回路は導通され、前記第２の固定端は前記第１０の固定端に接続され、
前記第８の可動端が前記第２の切り替えスイッチの第１０の固定端に連通され、且つ前記第２の可動端が前記第２の固定端に連通される時、前記第２の信号送信回路は導通される、請求項５に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第１の信号受信回路は、第１の低雑音増幅器と第１のフィルタを含み、
前記第１の低雑音増幅器の入力端は、前記第５の固定端に接続され、
前記第１のフィルタは、前記第５の可動端及び前記第３の可動端にそれぞれ接続される、請求項４に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第２の信号受信回路は、第２の低雑音増幅器と第２のフィルタを含み、
前記第２の低雑音増幅器の入力端は、前記第９の固定端に接続され、
前記第２のフィルタは、前記第８の可動端及び前記第６の可動端にそれぞれ接続される、請求項７に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第１の信号送信回路は、第１のパワー増幅器を含み、前記第１のパワー増幅器の出力端は、前記第１の可動端に接続される、請求項１に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第２の信号送信回路は、第２のパワー増幅器を含み、前記第２のパワー増幅器の出力端は、前記第２の可動端に接続される、請求項１に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第３の信号受信回路は、第３の低雑音増幅器と第３のフィルタを含み、
前記第３のフィルタは、前記第３の低雑音増幅器の入力端及び前記第４の可動端にそれぞれ接続される、請求項３に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第４の信号受信回路は、第４の低雑音増幅器と第４のフィルタを含み、
前記第４のフィルタは、前記第４の低雑音増幅器の入力端及び前記第７の可動端にそれぞれ接続される、請求項６に記載の無線周波数フロントエンド回路。
前記第１の信号受信回路、前記第２の信号受信回路、前記第１の信号送信回路及び前記第２の信号送信回路にそれぞれ接続される無線周波数送受信機をさらに含む、請求項１に記載の無線周波数フロントエンド回路。
コントローラと、
請求項１～１４のいずれか１項に記載の無線周波数フロントエンド回路とを含み、

そのうち、前記コントローラは、第１の二極双投スイッチの開閉、第１の切り替えスイッチの開閉及び／又は第２の切り替えスイッチの開閉を制御するために用いられる、移動端末。