JP2022525167A - 動的ネットワーク能力構成 - Google Patents

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JP2022525167A JP2021555288A JP2021555288A JP2022525167A JP 2022525167 A JP2022525167 A JP 2022525167A JP 2021555288 A JP2021555288 A JP 2021555288A JP 2021555288 A JP2021555288 A JP 2021555288A JP 2022525167 A JP2022525167 A JP 2022525167A
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シード,デイル,エヌ.
ニングルク,ジワン,エル.
リ,クァン
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Abstract

UEの所望のネットワーク能力を構成するために、UEがネットワーク能力ベース登録を開始する方法、UEが既にネットワークに登録されており、かつそれらのネットワーク能力を動的に再構成することを必要とする場合に、UEがネットワーク能力ベース登録更新を開始する方法、およびNFまたはASがUE向けのネットワークスライスのネットワーク能力の更新を開始することを可能にするネットワーク能力ベースUE構成更新の方法を含む、サービスベースネットワークにおける所望のネットワーク能力を構成する方法および装置について記載する。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年3月13日に出願の米国特許出願番号第62/817,811号および2019年11月6日に出願の米国特許出願番号第62/931,376号の優先権の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に援用される。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)は、無線アクセス、コアトランスポートネットワーク、およびサービス能力(符復号化、セキュリティ、およびサービス品質に作用するものを含む)を含む、セルラー電気通信ネットワーク技術向けに、技術的規格を策定している。最近の無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)規格は、WCDMA(登録商標)(一般に、3Gと称される)、LTE(一般に、4Gと称される)、およびLTE-アドバンスト規格を含む。3GPPは、「5G」とも称される、新無線(New Radio:NR)と呼ばれる次世代セルラー技術の標準化への取り組みを開始している。
5Gコアネットワーク(5G Core Network:5GC)は、ネットワークスライシングおよび仮想化ネットワーク機能(Network Function:NF)の構想に基づくサービスベースアーキテクチャ(Service Based Architecture:SBA)を含む。例えば、アクセス・モビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function:AMF)、セッション管理機能(Session Management Function:SMF)、およびポリシー制御機能(Policy Control Function:PCF)などの様々なネットワーク機能は、サービスベースインターフェースを介して様々なネットワーク機能サービスを提供する。これは、サービスコンシューマがサービスプロバイダと通信するのに同じメッセージおよび同じ手順を使用できることを意味する。例えば、任意のNFが、AMFによって提供されるイベントエクスポージャサービスと同じイベントをサブスクライブできる。他方では、非IPデータ配信(Non-Ip Data Delivery:NIDD)、バックグラウンドデータ伝送(Background Data Transfer:BDT)、および電力節約モード(Power Saving Mode:PSM)などの種々のネットワーク能力が、NFサービスのセットを通して実装できる。現在のSBAフレームワークのもとで、UEはネットワークスライスを識別する要求ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information:NSSAI)を示すことによって、ネットワークを構成、およびネットワークにアクセスできる。UEが所望のネットワーク能力を直接示す方法はない。
5GCの現在のSBAフレームワークのもとで、UEはネットワークスライスを識別する要求NSSAIを示すことによって、ネットワークを構成、およびネットワークにアクセスできるが、UEが所望のネットワーク能力を直接示す方法はない。
サービスベースネットワークにおいて所望のネットワーク能力を構成するための方法および装置を本明細書にて開示する。
一態様において、ネットワーク能力層を含む新しいフレームワークについて記載する。UEおよびASは、それらのアプリケーションをサポートするために、ネットワーク能力(例えば、バックグラウンドデータ伝送、非IPデータ配信)を動的に要求することができる。一実装形態では、UEおよびASは、要求したネットワーク能力をどのネットワークスライスがサポートしているか、またはサービスを提供するネットワークスライスが要求したネットワーク能力をサポートしているかどうかを認識しなくてもよい、またはそれらに配慮しなくてもよい場合がある。コアネットワークエンティティが、全ての要求されたネットワーク能力をサポートするネットワークスライスを決定または構成してよい。
別の態様において、その所望のネットワーク能力を構成するために、UEがネットワーク能力ベース登録を開始する方法について記載する。
さらに別の態様では、UEが既にネットワークに登録されており、かつそれらのネットワーク能力を動的に再構成する必要がある場合に、UEがネットワーク能力ベース登録更新を開始する方法について記載する。
さらに別の態様では、NFまたはアプリケーションサーバがUE向けのネットワークスライスのネットワーク能力の更新を開始することを可能にするネットワーク能力ベースUE構成更新の方法について記載する。
ユーザプレーン機能(User Plane Function:UPF)とのインターフェースおよびUPFによって提供されるサービスを含む拡張サービスベースアーキテクチャについてもまた記載する。
ネットワークがネットワークスライスのネットワーク能力プロファイル(Network Capability Profile:NCP)と呼ばれるネットワーク能力情報をUEに配信し得るメカニズム。
UEの要求したネットワーク能力に基づいて相当するネットワーク能力プロファイルを有する代替ネットワークスライスについて、ネットワークがUEに通知し得る方法。その所望のネットワーク能力を構成するために、UEがネットワーク能力ベース登録を開始するメカニズム。
基本的なUE登録手順中にそれらの対応するNCPを含む許可NSSAIのセットをUEが受信することができるメカニズム。受信したNCPによって示される能力がUEのアプリケーションにとって充分でない場合、UEは、コアネットワークから受信した許可S-NSSAIのNCPリストに基づいて代替ネットワークスライスを要求できる場合がある。
UEポリシー更新手順中にUEポリシーの一部としてネットワークスライスのNCPがUEに配信されるメカニズム。
コアネットワークが、PDUセッション確立手順中にネットワークスライスごとに最大数のPDUセッションを施行し、かつ最大限度に到達した後に受信される要求を処理するメカニズム。
コアネットワークがネットワークスライスごとのPDUセッションの数の最大限度を処理するメカニズム。このメカニズムでは、再試行前にUEが待機することができるように、NASメッセージを介してネットワークスライスがその最大限度に到達したことをネットワークがUEに周期的に通知する。
コアネットワークが、ネットワークスライスごとに最大数のUE登録を施行し、かつ最大限度に到達した後に受信される登録要求を処理するメカニズム。
本概要は、下記にさらに記載される発明を実施するための形態を簡略化した形式で、概念の選択を紹介するために提示される。本概要は、請求される主題の主要な特徴または実質的な特徴を特定することも、請求される主題の範囲を限定するために使用されることも意図していない。さらに、請求される主題は、本開示のいずれかの部分に記載される、いずれかのまたは全ての不利点を解決するといった制限にも限定されない。
より詳細な理解は、添付図面と併せて、例として挙げられる以下の説明から得られるであろう。
図1Aは、例示的通信システムを示す図である。 図1Bは、例えば、無線伝送/受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit:WTRU)などの、無線通信向けに構成された例示的装置またはデバイスのブロック図である。 図1Cは、例示的無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)およびコアネットワークのシステム図である。 図1Dは、別の例示的RANおよびコアネットワークのシステム図である。 図1Eは、別の例示的RANおよびコアネットワークのシステム図である。 図1Fは、別の例示的RANおよびコアネットワークのシステム図である。 図1Gは、ノード、エンティティ、デバイスまたは通信システムの他の装置がその中で具現化される可能性がある例示的コンピューティングシステムのブロック図である。 図2Aは、制御プレーンとのサービスベースインターフェースを有する非ローミング5G参照アーキテクチャを示す図である。 図2Bは、参照点の描写を含む非ローミング5Gシステムアーキテクチャを示す図である。 図3は、ネットワーク機能、NFサービスおよびNFサービス操作の例を示す図である。 図4は、「要求-応答」NFサービスの例を示す図である。 図5は、「サブスクライバ-通知」NFサービスの例を示す図である。 図6は、ネットワーク能力構成ユースケースを示す図である。 図7は、ネットワーク能力層を含む例示的ネットワークアーキテクチャを示す図である。 図8は、ネットワーク能力ベース登録の方法を示す図である。 図9は、ネットワーク能力ベース登録更新の方法を示す図である。 図10は、ネットワーク能力ベースUE構成更新の方法を示す図である。 図11は、UPFおよびNupfインターフェースを含む拡張されたサービスベースアーキテクチャの例を示す図である。 図12は、通信ネットワークのネットワーク能力を構成するための例示的グラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)を示す図である。 図13は、要求NSSAIのネットワーク能力プロファイルを用いる登録手順の方法を示す図である。 図14は、UEポリシーの一部として、UEにネットワーク能力プロファイルを配信する方法を示す図である。 図15は、ネットワークスライスでのPDUセッションの最大数をネットワークが処理する方法を示す図である。 図16は、NAS通知を使用して、ネットワークスライスでのPDUセッションの最大数を処理する方法を示す図である。 図17は、ネットワークスライスにおけるUE限度の最大数を処理する手順を示す図である。 図18は、UEがネットワークからNCPを受信し、かつUEがNCPを承認するか、または新しいNCPを要求することができることを示す例示的グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を示す図である。
以下に掲げるものは、後述の説明に出現する可能性のある頭字語のリストである。特に指示がない限り、本明細書で使用される頭字語は、以下に列挙されている対応する用語を指す。
5GC:5G Core(5Gコア)
AF:Application Function(アプリケーション機能)
AMF:Access and Mobility Management Function(アクセス・モビリティ管理機能)
AS:Application Server(アプリケーションサーバ)
CN:Core Network(コアネットワーク)
CP:Control Plane(制御プレーン)
DL:Downlink(下りリンク)
DNN:Data Network Name(データネットワーク名)
EPC:Evolved Packet Core(発展型パケットコア)
GUTI:Globally Unique Temporary Identifier(グローバル一意一時識別子)
LTE:Long Term Evolution(ロングタームエボリューション)
MBMS:Multimedia Broadcast/Multicast Service(マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス)
MME:Mobility Management Entity(モビリティ管理エンティティ)
NAS:Non Access Stratum(非アクセス層)
NCMF:Network Capability Management Function(ネットワーク能力管理機能)
NCP:Network Capability Profile(ネットワーク能力プロファイル)
NEF:Network Exposure Function(ネットワークエクスポージャ機能)
NF:Network Function(ネットワーク機能)
NIDD:Non-IP Data Delivery(非IPデータ配信)
NRF:NF Repository Function(NFリポジトリ機能)
NSSAI:Network Slice Selection Assistance Information(ネットワークスライス選択支援情報)
NSSF:Network Slice Selection Function(ネットワークスライス選択機能)
NSI:Network Slice Instance(ネットワークスライスインスタンス)
PCF:Policy Control Function(ポリシー制御機能)
PDU:Protocol Data Unit(プロトコルデータユニット)
PSM:Power Saving Mode(電力節約モード)
QoS:Quality of Service(サービス品質)
RAN:Radio Access Network(無線アクセスネットワーク)
PLMN:Public Land Mobile Network(公衆陸上移動網)
SBA:Service Based Architecture(サービスベースアーキテクチャ)
SCS:Service Capability Server(サービス能力サーバ)
SD:Slice Differentiator(スライス識別情報)
SM:Session Management(セッション管理)
SMF:Session Management Function(セッション管理機能)
SMSF:Short Message Service (SMS) Function(ショートメッセージサービス(Short Message Service:SMS)機能)
S-NSSAI:Single Network Slice Selection Assistance Information(単一ネットワークスライス選択支援情報)
SST:Slice/Service Type(スライス/サービスタイプ)
SUPI:SUbscription Permanent Identifier(サブスクリプション常設識別子)
UDM/UDR:Unified Data Management/ Unified Data Repository(統合データ管理/統合データリポジトリ)
UE:User Equipment(ユーザ端末)
UL:Uplink(上りリンク)
UPF:User Plane Function(ユーザプレーン機能)
以下の用語は下記のものを意味する場合がある。
「コアネットワーク」は、電気通信ネットワークの中心、またはコア、一部を指し、無線アクセスネットワークによって相互接続している顧客に非常に多くの通信サービスを提供する。コアネットワークは、典型的には、コアネットワークの機能を実施するいくつかのエンティティを含む。本明細書で使用する場合、用語「コアネットワークエンティティ」は、例えば、本明細書に記載のようなAMF、UDR/UDSF、UDM/UDR、NRF、NEF、PCF、NF、SMF、AUSF、NSSFなどのコアネットワークの機能を実施する任意のエンティティを指す。そのようなコアネットワークエンティティは、図1Bまたは図1Gに例示されているようなワイヤレスおよび/またはネットワーク通信またはコンピュータシステム用に構成された装置のメモリに記憶され、かつ該装置のプロセッサで実行するソフトウェアの形態(すなわち、コンピュータ実行可能命令)で実装される論理エンティティであってもよいことが理解される。
「ネットワーク機能(NF)」は、定義済みの機能的動作、および定義済みのインターフェースを有するネットワーク内の処理機能を指す。NFは、専用ハードウェア上のネットワーク要素として、または専用ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、あるいは、例えばクラウドインフラストラクチャなどの適切なプラットフォーム上でインスタンス化された仮想化機能として実装できる。
「ネットワーク機能インスタンス」は、NFの識別可能なインスタンスを指す。
「ネットワーク機能(NF)サービス」は、サービスベースインターフェースを通してNF(「NFサービスプロデューサ」)によって別の権限を与えられたNF(「NFサービスコンシューマ」)にエクスポーズされる能力の1つのタイプである場合がある。ネットワーク機能は、1つまたは複数のNFサービスをエクスポーズすることがある。例えば、5GのAMFは、Namf_EventExposureサービスを提供し、これにより、ある特定のモビリティ管理関連イベントをサブスクライブするNFにAMFが通知を送信することが可能になる。
「NFサービスインスタンス」は、NFサービスの識別可能なインスタンスを指す。
「ネットワーク能力」は、コアネットワークが実装し、かつそのユーザ(例えば、UEまたはアプリケーションサーバ)に提供するトランスポートネットワーク特性を含む。ネットワーク能力の例としては、バックグラウンドデータ伝送およびイベント監視が挙げられる。ネットワーク能力は、1つまたは複数のNFの1つまたはモードNFサービスを通して可能になる。
「ネットワークスライス」は、特定のネットワーク能力およびネットワーク特性を提供する論理ネットワークである。
「ネットワークスライスインスタンス」は、展開済みネットワークスライスを形成する、NFインスタンスのセットおよび必要とされるリソース(例えば、コンピューティング、記憶領域およびネットワーキングリソース)を含む。
「ネットワーク能力プロファイル」は、NCMFによって保持されるネットワークスライスごとの情報プロファイルであり、ネットワークスライスによってサポートされているネットワーク能力を示す。
「ネットワーク能力管理機能」は、UE/ASに所望のネットワーク能力のセットを提供するようにネットワークスライスを構成するNFである。NCMFは、OAMシステムの一部である場合がある。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、無線アクセス、コアトランスポートネットワーク、およびサービス能力(符復号化、セキュリティ、およびサービス品質に作用するものを含む)を含む、セルラー電気通信ネットワーク技術向けに、技術的規格を策定している。最近の無線アクセス技術(RAT)規格は、WCDMA(一般に、3Gと称される)、LTE(一般に、4Gと称される)、およびLTE-アドバンスト規格を含む。3GPPは、「5G」とも称される、新無線(NR)と呼ばれる、次世代セルラー技術の標準化への取り組みを開始している。3GPP NR規格開発は、次世代無線アクセス技術(新しいRAT)の規定を含むことが想定され、これは、6GHzを下回る新規のフレキシブルな無線アクセスのプロビジョンと、6GHzを上回る新規のウルトラモバイルブロードバンド無線アクセスのプロビジョンとを含むことが想定されている。フレキシブルな無線アクセスは、6GHzを下回る新しい周波数帯域における新しい非後方互換性無線アクセスで構成されることが想定され、また同じ周波数帯でまとめて多重化されて、多様な要件を伴う3GPP NRユースケースの広範なセットに対処することができる異なる動作モードを含むことが予期される。ウルトラモバイルブロードバンドは、例えば、屋内用途およびホットスポット向けのウルトラモバイルブロードバンドアクセスの機会を提供する、センチ波およびミリ波の周波数帯域を含むことが想定されている。ウルトラモバイルブロードバンドは、6GHzを下回るフレキシブル無線アクセスと、特に、センチ波およびミリ波特有設計最適化を伴って、共通設計フレームワークを共有することが想定されている。
3GPPは、データレート、遅延、およびモビリティに対する様々なユーザ体験要件となる、新無線(New Radio:NR)でサポートすることが予測される種々のユースケースを特定している。ユースケースの、概略のカテゴリとしては、高度化モバイルブロードバンド(例えば、高密度エリアにおけるブロードバンドアクセス、屋内超高ブロードバンドアクセス、群集の中のブロードバンドアクセス、あらゆる場所における50+Mbps、超低コストブロードバンドアクセス、車両内のモバイルブロードバンド)、クリティカル通信、大規模マシンタイプ通信、ネットワーク操作(例えば、ネットワークスライシング、ルーティング、移行および網間接続、エネルギー節約)、ならびに高度化ビークルツーエブリシング(Enhanced Vehicle-To-Everything:eV2X)通信が挙げられる。これらのカテゴリにおける具体的サービスおよびアプリケーションは、例えば、いくつか例を挙げると、監視およびセンサネットワーク、デバイス遠隔制御、双方向遠隔制御、パーソナルクラウドコンピューティング、ビデオストリーミング、無線クラウドベースのオフィス、緊急対応者コネクティビティ、自動車eコール、災害警告、リアルタイムゲーム、多人数ビデオコール、自律運転、拡張現実、触知インターネット、および仮想現実を含む。これらのユースケースの全ておよび他のものが、本明細書で検討される。
図1Aは、本明細書で説明および請求される方法および装置がその中で具現化される場合がある例示的通信システム100の一実施形態を図示する。示すように、例示的通信システム100は、無線伝送/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、および/または102d(概して、または集合的に、WTRU102と呼ばれることもある)と、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105/103b/104b/105bと、コアネットワーク106/107/109と、公衆交換電話ネットワーク(Public Switched Telephone Network:PSTN)108と、インターネット110と、その他のネットワーク112とを含む場合があるが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素が考えられることを理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102d、102eはそれぞれ、無線環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプの装置またはデバイスであってよい。各WTRU102a、102b、102c、102d、102eは、ハンドヘルド無線通信装置として図1Aから1Gに描写されるが、5G無線通信で考えられる様々なユースケースで、各WTRUは、一例にすぎないが、ユーザ端末(UE)、移動局、固定またはモバイルサブスクライバユニット、ポケットベル、セルラー電話、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、ネットブック、ノートブックコンピュータ、パーソナルコンピュータ、無線センサ、大衆消費電子製品、スマートウォッチまたはスマート衣類などのウェアラブルデバイス、医療またはe健康デバイス、ロボット、産業機器、ドローン、例えば、車、トラック、電車、または飛行機の乗物などを含む、無線信号を伝送および/または受信するように構成されている任意のタイプの装置またはデバイスを備えている、またはそれらで具現化される場合があることを理解されよう。
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含んでよい。基地局114aは、WTRU102a、102b、102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとり、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。基地局114bは、RRH(遠隔無線ヘッド)118a、118bおよび/またはTRP(送受信ポイント)119a、119bのうちの少なくとも1つと有線および/または無線でインターフェースをとり、コアネットワーク106/107/109、インターネット110および/またはその他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。RRH118a、118bは、WTRU102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとり、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。TRP119a、119bは、WTRU102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとり、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。一例として、基地局114a、114bは、送受信機基地局(Base Transceiver Station:BTS)、Node-B、eNode B、ホームNode B、ホームeNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(Access Point:AP)、無線ルータなどであってもよい。基地局114a、114bはそれぞれ単一の要素として描写されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続される基地局および/またはネットワーク要素を含む場合があることを理解されよう。
基地局114aは、RAN103/104/105の一部である場合があり、それらRANはまた、基地局コントローラ(Base Station Controller:BSC)、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller:RNC)、中継ノードなどの、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)をも含んでよい。基地局114bは、RAN103b/104b/105bの一部である場合があり、それらRANはまた、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどの、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)をも含んでよい。基地局114aは、セルと呼ばれることもある特定の地理的領域(図示せず)内で無線信号を伝送および/または受信するように構成されてよい。基地局114bは、セルと呼ばれることもある特定の地理的領域(図示せず)内で有線および/または無線信号を伝送および/または受信するように構成されてよい。セルは、セルセクタにさらに分割されてよい。例えば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割されてよい。したがって、一実施形態において、基地局114aは、例えば、セルのセクタごとに1つの、3つの送受信機を備える場合がある。一実施形態において、基地局114aは、多入力多出力(Multiple-Input Multiple Output:MIMO)技術を採用する場合があり、したがって、セルのセクタごとに複数の送受信機を利用することがある。
基地局114aは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、高周波(Radio Frequency:RF)、マイクロ波、赤外線(Infrared:IR)、紫外線(Ultraviolet:UV)、可視光、センチ波、ミリ波など)であることがあるエアインターフェース115/116/117を通してWTRU102a、102b、102cのうちの1つまたは複数と通信する場合がある。エアインターフェース115/116/117は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
基地局114bは、任意の好適な有線(例えば、ケーブル、光ファイバーなど)または無線通信リンク(例えば、高周波(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、センチ波、ミリ波など)であることがある、有線またはエアインターフェース115b/116b/117bを通してRRH118a、118bおよび/またはTRP119a、119bのうち1つまたは複数と通信する場合がある。エアインターフェース115b/116b/117bは、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
RRH118a、118bおよび/またはTRP119a、119bは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、高周波(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、センチ波、ミリ波など)であることがある、エアインターフェース115c/116c/117cを通してWTRU102c、102dのうちの1つまたは複数と通信する場合がある。エアインターフェース115c/116c/117cは、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
より詳細には、上記のように、通信システム100は、複数のアクセスシステムであってもよく、かつCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセススキームを採用してもよい。例えば、RAN103/104/105内の基地局114aとWTRU102a、102b、102cとは、または、RAN103b/104b/105b内のRRH118a、118bおよびTRP119a、119bとWTRU102c、102dとは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS)、地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access:UTRA)などの無線技術を実装してよく、それにより、広帯域CDMA(Wideband CDMA:WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117または115c/116c/117cをそれぞれ確立することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access:HSPA)および/または発展型HSPA(Evolved HSPA:HSPA+)などの通信プロトコルを含んでもよい。HSPAは、高速下りリンクパケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access:HSDPA)および/または高速上りリンクパケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access:HSUPA)を含んでもよい。
一実施形態において、基地局114aとWTRU102a、102b、102cとは、または、RAN103b/104b/105b内のRRH118a、118bおよびTRP119a、119bとWTRU102c、102dとは、発展型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access:E-UTRA)などの無線技術を実装してよく、それにより、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTE-アドバンスト(LTE-Advanced:LTE-A)を使用して、エアインターフェース115/116/117または115c/116c/117cをそれぞれ確立することができる。将来的に、エアインターフェース115/116/117は、3GPP NR技術を実装する可能性がある。
一実施形態において、RAN103/104/105内の基地局114aと、WTRU102a、102b、102cとは、または、RAN103b/104b/105b内のRRH118a、118bおよびTRP119a、119bとWTRU102c、102dとは、IEEE802.16(例えば、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability For Microwave Access:WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(Interim Standard 2000:IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、モバイル通信用グローバルシステム(Global System For Mobile Communications:GSM(登録商標))、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data Rates For GSM Evolution:EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装してもよい。
図1Aの基地局114cは、無線ルータ、ホームNodeB、ホームeNodeB、またはアクセスポイントであってもよく、例えば、事業所、家、車両、キャンパスなどの場所などの局所エリア内の無線コネクティビティを促進するために、任意の好適なRATを利用してもよい。一実施形態では、基地局114cとWTRU102eとは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network:WLAN)を確立してもよい。一実施形態において、基地局114cとWTRU102dとは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(Wireless Personal Area Network:WPAN)を確立してもよい。さらに別の一実施形態では、基地局114cとWTRU102eとは、セルラーベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立してもよい。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有する場合がある。したがって、基地局114cは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bは、コアネットワーク106/107/109と通信する場合があり、そのコアネットワークは、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(Voice Over Internet Protocol:VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成される任意のタイプのネットワークであってもよい。例えば、コアネットワーク106/107/109は、コール制御、請求サービス、モバイル位置ベースサービス、プリペイドコール、インターネットコネクティビティ、ビデオ配信などを提供するか、および/またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実施してもよい。
図1Aでは図示されていないが、RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bおよび/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bと同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと直接または間接通信してもよいことを理解されよう。例えば、E-UTRA無線技術を利用することがあるRAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bに接続されることに加え、コアネットワーク106/107/109はまた、GSM無線技術を採用する別のRAN(図示せず)と通信してもよい。
コアネットワーク106/107/109はまた、WTRU102a、102b、102c、102d、102eがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするために、ゲートウェイとして機能してもよい。PSTN108は、基本電話サービス(Plain Old Telephone Service:POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含んでもよい。インターネット110は、伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol:TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol:UDP)、およびTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)などの共通通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含んでもよい。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または操作される、有線または無線通信ネットワークを含んでもよい。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bと同じRATまたは異なるRATを採用することがある1つまたは複数のRANに接続される別のコアネットワークを含んでもよい。
通信システム100内の、マルチモード能力を含む場合があるWTRU102a、102b、102c、102dの一部または全て、例えば、WTRU102a、102b、102c、102d、102eは、異なる無線リンクを通して異なる無線ネットワークと通信する複数の送受信機を含む場合がある。例えば、図1Aに示すWTRU102eは、セルラーベースの無線技術を採用することがある基地局114a、およびIEEE802無線技術を採用することがある基地局114cと通信するように構成されてもよい。
図1Bは、例えば、WTRU102など、本明細書に例示する実施形態に従って無線通信のために構成された例示的装置またはデバイスのブロック図である。図1Bに示すように、例示的WTRU102は、プロセッサ118、送受信機120、伝送/受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128、非取り外し可能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を備えてもよい。WTRU102は、実施形態と一致したままで、上述の要素の任意の副次的組み合わせを含んでもよいことを理解されたい。また、実施形態は、限定ではないが、とりわけ、送受信機基地局(BTS)、Node-B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームNode-B、発展型ホームNode-B(Evolved Home Node-B:eNodeB)、ホーム発展型Node-B(Home Evolved Node-B:HeNB)、ホーム発展型Node-Bゲートウェイ、およびプロキシノードなどの基地局114aおよび114b、および/または基地局114aおよび114bを意味する場合があるノードは、図1Bに描写され、本明細書に記載する要素の一部または全部を含む場合があることが考えられる。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(Integrated Circuit:IC)、状態マシンなどであってよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102が無線環境内で動作することを可能にする任意の他の機能性を実施してもよい。プロセッサ118は、伝送/受信要素122に連結されることがある、送受信機120に連結されてもよい。図1Bでは、別個のコンポーネントとしてプロセッサ118と送受信機120とを示しているが、プロセッサ118と送受信機120とが、電子パッケージまたはチップ内に一緒に統合されてもよいことを理解されよう。
伝送/受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を通して基地局(例えば、基地局114a)へ信号を伝送する、またはそこから信号を受信するように構成されてよい。例えば、一実施形態において、伝送/受信要素122は、RF信号を伝送および/または受信するように構成されるアンテナであってもよい。一実施形態において、伝送/受信要素122は、例えば、IR、UV、もしくは可視光信号を伝送および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器であってもよい。さらなる一実施形態において、伝送/受信要素122は、RFおよび光信号の両方を伝送および受信するように構成されてよい。伝送/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを伝送および/または受信するように構成される場合があることを理解されよう。
加えて、伝送/受信要素122は、単一の要素として図1Bで描写されているが、WTRU102は、任意の数の伝送/受信要素122を含んでもよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用してもよい。したがって、一実施形態において、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を通して無線信号を伝送および受信するために、2つ以上の伝送/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
送受信機120は、伝送/受信要素122によって伝送されることになる信号を変調し、かつ伝送/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されてよい。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有する場合がある。したがって、送受信機120は、WTRU102が、例えば、UTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするために、複数の送受信機を備えてもよい。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128(例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)ディスプレイ装置または有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode:OLED)ディスプレイ装置)に連結されて、そこからユーザ入力データを受信してもよい。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128に出力してもよい。加えて、プロセッサ118は、非取り外し可能メモリ130および/または取り外し可能メモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、それの中にデータを記憶してもよい。非取り外し可能メモリ130としては、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory:RAM)、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory:ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを挙げてもよい。取り外し可能メモリ132としては、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module:SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(Secure Digital:SD)メモリカードなどを挙げてもよい。一実施形態において、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)内など、WTRU102上に物理的に設置されていないメモリの情報にアクセスし、そこにデータを記憶してもよい。
プロセッサ118は、電源134から電力を得てもよく、WTRU102内のその他のコンポーネントへの電力を分配および/または制御するように構成されてよい。電源134は、WTRU102に給電する任意の好適なデバイスであってよい。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池、太陽電池、燃料電池などを含んでもよい。
プロセッサ118はまた、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成されることがあるGPSチップセット136に連結されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を通して基地局(例えば、基地局114a、114b)から位置情報を受信し、および/または2つ以上の近傍基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その位置を決定してもよい。WTRU102は、実施形態と一致したままで任意の好適な位置特定方法によって位置情報を取得してもよいことを理解されるであろう。
プロセッサ118はさらに、追加の特徴、機能性、もしくは有線または無線コネクティビティを提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含む場合がある他の周辺機器138に連結されてもよい。例えば、周辺機器138は、加速度計、バイオメトリック(例えば、指紋)センサなどの種々のセンサ、e-コンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus:USB)ポートまたは他の相互接続インターフェース、振動デバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(Frequency Modulated:FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含んでもよい。
WTRU102は、センサ、大衆消費電子製品、スマートウォッチまたはスマート衣類などのウェアラブルデバイス、医療またはe健康デバイス、ロボット、産業機器、ドローン、車、トラック、電車、または飛行機などの乗物などの他の装置もしくはデバイスに具現化されてもよい。WTRU102は、周辺機器138のうちの1つを備えることがある相互接続インターフェースなどの1つまたは複数の相互接続インターフェースを介して、このような装置もしくはデバイスの他のコンポーネント、モジュール、またはシステムに接続してもよい。
図1Cは、一実施形態によるRAN103およびコアネットワーク106のシステム図である。上記のように、RAN103はUTRA無線技術を採用して、エアインターフェース115を通してWTRU102a、102bおよび102cと通信してよい。RAN103はまた、コアネットワーク106と通信してもよい。図1Cに示すように、RAN103は、エアインターフェース115を通してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信機をそれぞれ含むことがある、Node-B140a、140b、140cを備えてもよい。Node-B140a、140b、140cはそれぞれ、RAN103内の特定のセル(図示せず)に関連付けられてよい。RAN103はまた、RNC142a、142bを含んでもよい。RAN103は、実施形態と一致したままで、任意の数のNode-BおよびRNCを含む場合があることを理解されよう。
図1Cに示すように、Node-B140a、140bは、RNC142aと通信してもよい。加えて、Node-B140cは、RNC142bと通信してもよい。Node-B140a、140b、140cは、Iubインターフェースを介して、対応するRNC142a、142bと通信してもよい。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して、相互に通信してもよい。RNC142a、142bのそれぞれは、接続されているそれぞれのNode-B140a、140b、140cを制御するように構成されてよい。加えて、RNC142a、142bのそれぞれは、アウターループ電力制御、負荷制御、受付制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシチ、セキュリティ機能、データ暗号化などの他の機能を実行、またはサポートするように構成されてよい。
図1Cに示すコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(Media Gateway:MGW)144、移動通信交換局(Mobile Switching Center :MSC)146、サービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node:SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node:GGSN)150を含んでもよい。上述の要素のそれぞれが、コアネットワーク106の一部として表されているが、これらの要素のうちの任意の1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または操作される場合があることを理解されよう。
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェースを介して、コアネットワーク106内のMSC146に接続されてよい。MSC146は、MGW144に接続されてよい。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cに、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスを提供し、WTRU102a、102b、102cと従来の地上通信デバイスとの間の通信を促進してもよい。
RAN103内のRNC142aはまた、IuPSインターフェースを介して、コアネットワーク106内のSGSN148に接続されてよい。SGSN148は、GGSN150に接続されてよい。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102b、102cに、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供し、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進してもよい。
上記のように、コアネットワーク106はまた、他のサービスプロバイダによって所有および/または操作される他の有線または無線ネットワークを含むことがあるネットワーク112に接続されてよい。
図1Dは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク107のシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を採用し、エアインターフェース116を通してWTRU102a、102bおよび102cと通信してよい。RAN104はまた、コアネットワーク107と通信してもよい。
RAN104は、eNodeB160a、160b、160cを含むことがあるが、RAN104は、実施形態と一致したままで、任意の数のeNodeBを含んでもよいことを理解されるであろう。eNodeB160a、160b、160cはそれぞれ、エアインターフェース116を通してWTRU102a、102b、102cと通信するために、1つまたは複数の送受信機を備えていてもよい。一実施形態において、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、eNode-B160aは、例えば、WTRU102aに無線信号を伝送し、かつWTRU102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用することがある。
eNode-B160a、160b、および160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、かつ無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、上りリンクおよび/または下りリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されてよい。図1Dに示すように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを通して相互に通信してもよい。
図1Dに示すコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(Mobility Management Gateway:MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(Packet Data Network:PDN)ゲートウェイ166を含んでもよい。上述の要素のそれぞれが、コアネットワーク107の一部として表されているが、これらの要素のうちの任意の1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または操作される場合があることを理解されよう。
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNode-B160a、160bおよび160cのそれぞれに接続されてもよく、制御ノードとして機能してもよい。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期接続の間に特定のサービングゲートウェイを選択することなどの役割を担ってもよい。MME162はまた、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間を切り換えるために、制御プレーン機能を提供してもよい。
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNode-B160a、160bおよび160cのそれぞれに接続されてよい。サービングゲートウェイ164は、概して、WTRU102a、102b、102cへ/WTRU102a、102b、102cからユーザデータパケットをルーティングおよび転送してよい。サービングゲートウェイ164はまた、eNodeB間ハンドオーバの間のユーザプレーンのアンカ、下りリンクデータがWTRU102a、102b、102cに対して利用可能であるときのページングのトリガ、WTRU102a、102b、102cのコンテキストの管理および記憶などの他の機能を実施してよい。
サービングゲートウェイ164はまた、WTRU102a、102b、102cに、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供し、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進することがあるPDNゲートウェイ166に接続されてよい。
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を促進してもよい。例えば、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、102cに、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスを提供し、WTRU102a、102b、102cと従来の地上通信デバイスとの間の通信を促進してもよい。例えば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインターフェースとして機能する、IPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むか、またはそれと通信してよい。加えて、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、102cに、他のサービスプロバイダによって所有および/または操作される他の有線または無線ネットワークを含むことがあるネットワーク112へのアクセスを提供してもよい。
図1Eは、一実施形態によるRAN105およびコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、IEEE802.16無線技術を採用し、エアインターフェース117を通してWTRU102a、102b、および102cと通信する、アクセスサービスネットワーク(Access Service Network:ASN)であってよい。以下でさらに論じるように、WTRU102a、102b、102c、RAN105の異なる機能エンティティとコアネットワーク109との間の通信リンクは、参照点として定義されてよい。
図1Eに示すように、RAN105は、基地局180a、180b、180cと、ASNゲートウェイ182とを含むことがあるが、RAN105は、実施形態と一致したままで、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含む場合があることを理解されるであろう。基地局180a、180b、180cはそれぞれ、RAN105内の特定のセルに関連付けられてよく、エアインターフェース117を通してWTRU102a、102b、102cと通信するために、1つまたは複数の送受信機を備えてもよい。一実施形態において、基地局180a、180b、180cは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、基地局180aは、例えば、WTRU102aに無線信号を伝送し、かつWTRU102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用することがある。基地局180a、180b、180cはまた、ハンドオフトリガ、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(Quality of Service:QoS)ポリシー施行などのモビリティ管理機能を提供してもよい。ASNゲートウェイ182は、トラフィック集約点として機能してよく、またページング、加入者プロファイルのキャッシュ、コアネットワーク109へのルーティングなどの役割を担ってもよい。
WTRU102a、102b、102cとRAN105との間のエアインターフェース117は、IEEE802.16仕様を実装するR1参照点として定義されてよい。加えて、WTRU102a、102b、および102cのそれぞれは、論理インターフェース(図示せず)をコアネットワーク109と確立してよい。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク109との間の論理インターフェースは、認証、認可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理のために使用されることがあるR2参照点として定義されてよい。
基地局180a、180b、および180cのそれぞれ間の通信リンクは、基地局間のWTRUハンドオーバおよびデータの転送を促進するプロトコルを含むR8参照点として定義されてよい。基地局180a、180b、180cとASNゲートウェイ182との間の通信リンクは、R6参照点として定義されてよい。R6参照点は、WTRU102a、102b、102cのそれぞれに関連付けられたモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を促進するプロトコルを含んでもよい。
図1Eに示すように、RAN105は、コアネットワーク109に接続されてよい。RAN105とコアネットワーク109との間の通信リンクは、例えば、データ転送およびモビリティ管理能力を促進するプロトコルを含むR3参照点として定義されてよい。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(Mobile IP Home Agent:MIP-HA)184、認証・認可・課金(Authentication, Authorization, Accounting:AAA)サーバ186、およびゲートウェイ188を含んでもよい。上述の要素のそれぞれが、コアネットワーク109の一部として表されているが、これらの要素のうちの任意の1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または操作される場合があることを理解されよう。
MIP-HAは、IPアドレス管理の役割を担ってもよく、またWTRU102a、102b、および102cが異なるASNおよび/または異なるコアネットワーク間でローミングすることを可能にしてもよい。MIP-HA184は、WTRU102a、102b、102cに、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供し、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進してもよい。AAAサーバ186は、ユーザ認証およびユーザサービスをサポートする役割を担ってもよい。ゲートウェイ188は、他のネットワークとの網間接続を促進してもよい。例えば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cに、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスを提供し、WTRU102a、102b、102cと従来の地上通信デバイスとの間の通信を促進してもよい。加えて、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cに、他のサービスプロバイダによって所有および/または操作される他の有線または無線ネットワークを含むことがあるネットワーク112へのアクセスを提供してもよい。
図1Eには図示されていないが、RAN105は、他のASNに接続されてよく、またコアネットワーク109は、他のコアネットワークに接続される場合があることを理解されよう。RAN105と他のASNとの間の通信リンクは、RAN105とその他のASNとの間のWTRU102a、102b、102cのモビリティを調整するプロトコルを含むことがあるR4参照点として定義されてよい。コアネットワーク109とその他のコアネットワークとの間の通信リンクは、ホームコアネットワークと在圏コアネットワークとの間の網間接続を促進するプロトコルを含むことがあるR5参照点として定義されてよい。
本明細書に記載され、図1~6に図示される、コアネットワークエンティティは、一定の既存の3GPP仕様におけるそれらのエンティティに与えられる名称によって識別されるが、将来において、それらのエンティティおよび機能は、他の名称によって識別される可能性があり、ある種のエンティティまたは機能は、将来的3GPP NR仕様を含む、3GPPによって公開される将来的な仕様において組み合わせられる場合があることを理解されたい。したがって、図1~6で、記載および図示される特定のネットワークエンティティおよび機能は、例としてのみ提供され、本明細書で開示および請求される主題は、現在規定されているか、または将来的に規定されるかどうかにかかわらず、任意の類似通信システムにおいて具現化または実装される場合があることを理解されたい。
図1Fに示す5Gコアネットワーク170は、アクセス・モビリティ管理機能(AMF)172、セッション管理機能(SMF)174、ユーザプレーン機能(UPF)176、ユーザデータ管理機能(User Data Management:UDM)178、認証サーバ機能(Authentication Server Function:AUSF)180、ネットワークエクスポージャ機能(NEF)、ポリシー制御機能(PCF)184、非3GPPインターワーキング機能(Non-3Gpp Interworking Function:N3IWF)192、およびアプリケーション機能(AF)188を含む場合がある。前述の要素のそれぞれが、5Gコアネットワーク170の一部として描写されているが、これらの要素のうちの任意の1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されることがあることを理解されよう。また、5Gコアネットワークが、これらの要素の全てで構成されない場合があり、追加の要素で構成される場合もあり、かつこれらの要素のそれぞれの複数のインスタンスで構成される場合があることも理解されるべきである。各ネットワーク機能は、互いに直接接続することが図1Fに示されているが、Diameterルーティングエージェントまたはメッセージバスなどのルーティングエージェントを介して通信される場合があることが理解されるべきである。
AMF172は、N2インターフェースを介してRAN103/104/105/103b/104b/105bのそれぞれに接続していてもよく、制御ノードとして機能してもよい。例えば、AMF172は、登録管理、接続管理、到達可能性管理、アクセス認証、アクセス許可の役割を担ってもよい。AMF172は、概して、WTRU102a、102b、102cへ/からNASパケットをルーティングおよび転送してもよい。
SMF174は、N11インターフェースを介してAMF172に接続していてもよく、N7インターフェースを介してPCF184に接続していてもよく、N4インターフェースを介してUPF176に接続していてもよい。SMF174は、制御ノードとして機能してもよい。例えば、SMF174は、セッション管理、WTRU102a、102b、102cのIPアドレス割り当て、UPF176内のトラフィック操向規則の管理および構成、ならびに下りリンクデータ通知の生成の役割を担ってもよい。
SMF174は、UPF176に接続していてもよく、それにより、インターネット110などのデータネットワーク(Data Network:DN)190へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進してもよい。SMF174は、N4インターフェースを介してUPF176内のトラフィック操向規則を管理および構成してもよい。UPF176は、パケットデータユニット(Packet Data Unit:PDU)セッションとデータネットワークとの相互接続、パケットルーティングおよび転送、ポリシー規則施行、ユーザプレーントラフィックに対するサービス品質処理、および下りリンクパケットのバッファリングの役割を担ってもよい。
AMF172は、N2インターフェースを介してN3IWF192に接続していてもよい。N3IWFは、3GPP定義ではない無線インターフェース技術を介して、WTRU102a、102b、102cと5Gコアネットワーク170との間の接続を促進する。
PCF184は、N7インターフェースを介してSMF174に接続していてもよく、N15インターフェースを介してAMF172に接続していてもよく、N5インターフェースを介してアプリケーション機能(AF)188に接続していてもよい。PCF184は、AMF172およびSMF174などの制御プレーンノードにポリシー規則を提供して、各制御プレーンノードが、これらの規則を施行できるようにしてもよい。
UDM178は、認証証明書およびサブスクリプション情報のリポジトリとして機能する。UDMは、AMF172、SMF174およびAUSF180などの他の機能に接続してもよい。
AUSF180は、認証関連操作を実施し、N13インターフェースを介してUDM178に、N12インターフェースを介してAMF172に接続する。
NEFは、5Gコアネットワーク170内の能力およびサービスをエクスポーズする。NEFは、インターフェースを介してAF188に接続してよく、かつ他の制御プレーンおよびユーザプレーン機能(180、178、172、172、184、176およびN3IWF)に接続して、5Gコアネットワーク170の能力およびサービスをエクスポーズしてもよい。
5Gコアネットワーク170は、他のネットワークとの通信を促進してもよい。例えば、コアネットワーク170は、5Gコアネットワーク170とPSTN108との間のインターフェースとして機能する、IPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むか、またはそれと通信してよい。例えば、コアネットワーク170は、ショートメッセージサービスを介して通信を促進するショートメッセージサービス(SMS)サービスセンターを含むか、またはそれと通信してもよい。例えば、5Gコアネットワーク170は、WTRU102a、102b、102cとサーバとの間の非IPデータパケットの交換を促進してもよい。加えて、コアネットワーク170は、WTRU102a、102b、102cに、他のサービスプロバイダによって所有および/または操作される他の有線または無線ネットワークを含むことがあるネットワーク112へのアクセスを提供してもよい。
図1Gは、RAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、またはその他のネットワーク112内のある種のノードまたは機能エンティティなど、図示または本明細書に記載される通信ネットワークの1つまたは複数の装置が具現化されることがある例示的コンピューティングシステム90のブロック図である。
コンピューティングシステム90は、コンピュータまたはサーバを含んでもよく、ソフトウェアの形態(このようなソフトウェアが記憶されるまたはアクセスされる場所もしくは手段がいかなるものであっても)である場合があるコンピュータ可読命令によって主に制御されてよい。このようなコンピュータ可読命令は、コンピューティングシステム90を稼働させるように、プロセッサ91内で実行されてよい。プロセッサ91は、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどであってよい。プロセッサ91は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはコンピューティングシステム90が通信ネットワーク内で動作することを可能にする任意の他の機能性を実施してもよい。コプロセッサ81は、主要プロセッサ91とは明確に異なる、任意選択のプロセッサであり、追加の機能を実施するか、またはプロセッサ91を支援することがある。プロセッサ91および/またはコプロセッサ81は、本明細書に記載される方法および装置に関連するデータを受信、生成および処理する場合がある。
プロセッサ91は、動作時に、命令をフェッチ、復号、および実行し、コンピューティングシステムの主要データ転送パスであるシステムバス80を介して、情報を他のリソースへ転送し、かつ他のリソースから転送する。このようなシステムバスは、コンピューティングシステム90内のコンポーネント同士を接続し、かつデータ交換向けの媒体を定義する。システムバス80は、典型的には、データを送信するためのデータライン、アドレスを送信するためのアドレスライン、および割り込みを送信し、かつシステムバスを操作するための制御ラインを含む。このようなシステムバス80の一例は、PCI(周辺コンポーネント相互接続)バスである。
システムバス80に連結されるメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)82および読み取り専用メモリ(ROM)93を含む。このようなメモリは、情報の記憶および読み出しを可能にする回路を含む。ROM93は、概して、容易に修正することができない記憶されたデータを含む。RAM82内に記憶されたデータは、プロセッサ91または他のハードウェアデバイスによって読み取られる、もしくは変更されることができる。RAM82および/またはROM93へのアクセスは、メモリコントローラ92によって制御されてよい。メモリコントローラ92は、命令が実行されると、仮想アドレスを物理的アドレスに変換する、アドレス変換機能を提供する場合がある。メモリコントローラ92はまた、システム内のプロセスを隔離し、かつユーザプロセスからシステムプロセスを隔離するメモリ保護機能を提供する場合がある。したがって、第1のモードで動作するプログラムは、それ自体のプロセス仮想アドレス空間によってマップされているメモリのみにアクセスすることができ、プロセス間のメモリ共有が設定されていない限り、別のプロセスの仮想アドレス空間内のメモリにアクセスすることはできない。
加えて、コンピューティングシステム90は、プロセッサ91から、プリンタ94、キーボード84、マウス95およびディスクドライブ85などの周辺機器に命令を通信する役割を担う、周辺機器コントローラ83を含んでもよい。
ディスプレイコントローラ96によって制御されるディスプレイ86は、コンピューティングシステム90によって生成される視覚出力を表示するために使用される。このような視覚出力は、テキスト、グラフィックス、動画グラフィックス、およびビデオを含んでよい。視覚出力は、グラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の形態で提供されてよい。ディスプレイ86は、CRTベースのビデオディスプレイ、LCDベースのフラットパネルディスプレイ、ガスプラズマベースのフラットパネルディスプレイ、またはタッチパネルで実装される場合がある。ディスプレイコントローラ96は、ディスプレイ86に送信されるビデオ信号を生成するために必要とされる電子コンポーネントを含む。
さらに、コンピューティングシステム90は、図1~6のRAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、または他のネットワーク112などの外部通信ネットワークに、コンピューティングシステム90を接続するために使用されて、コンピューティングシステム90がそれらのネットワークの他のノードまたは機能エンティティと通信できるようにする、例えば、ネットワークアダプタ97などの通信回路を含む場合がある。通信回路は、単独で、またはプロセッサ91と組み合わせて、本明細書で記載されるある種の装置、ノード、または機能エンティティの伝送および受信ステップを実施するために使用されてよい。
本明細書に記載される装置、システム、方法およびプロセスのうちいずれかまたは全ては、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令(例えば、プログラムコード)の形態で具現化される場合があり、その命令は、プロセッサ118または91などのプロセッサによって実行されると、プロセッサに、本明細書に記載されるシステム、方法、およびプロセスを実施および/または実装させることを理解されたい。具体的には、本明細書に記載されるいずれのステップ、動作、または機能も、このようなコンピュータ実行可能命令の形態で実装され、無線および/または有線ネットワーク通信向けに構成された装置またはコンピューティングシステムのプロセッサで実行されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、情報の記憶のために、任意の非一時的(例えば、有形または物理的)方法もしくは技術に実装される揮発性および不揮発性媒体、取り外し可能および非取り外し可能媒体を含むが、このようなコンピュータ可読記憶媒体には、信号は含まれない。コンピュータ可読記憶媒体としては、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disk:DVD)または他の光学ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶デバイスまたは他の磁気記憶デバイス、もしくは所望の情報を記憶するために使用することができ、かつコンピュータシステムによってアクセスすることができる任意の他の有形もしくは物理的媒体が挙げられるが、それらに限定されない。
図2Aは、ネットワークの制御プレーンの範囲内のサービスベースインターフェースを用いる5Gネットワークの非ローミングネットワークアーキテクチャのブロック図である。図2Bは、図2Aの5Gネットワークの別の観点を表し、かつ様々なネットワーク機能がそれを通して相互作用する参照点を例示するブロック図である。モビリティ管理およびセッション管理機能は切り離されていることに留意されたい。UEに対する登録管理および接続管理(Registration Management and Connection Management:RM/CM)の両方、ならびに、SM関連メッセージおよび手順のために単一のN1 NAS接続が使用される。単一のN1終端点はAMFに位置している。AMFは、SM関連NAS情報をSMFに転送する。AMFは、UEと取り交わされるNASシグナリングの登録管理および接続管理パートを処理する。SMFは、UEと取り交わされるNASシグナリングのセッション管理パートを処理する。
5Gシステムアーキテクチャは、ネットワーク機能仮想化(Network Function Virtualization:NFV)およびソフトウェア定義ネットワーキング(Software Defined Networking:SDN)などの技術を使用する展開を可能にするデータコネクティビティおよびサービスをサポートするように定義される。5Gシステムアーキテクチャは、識別される制御プレーン(CP)ネットワーク機能間のサービスベース相互作用を活用するために設計される。
上記記載の通り、NFは、定義済みの機能的動作、および定義済みのインターフェースを有するネットワーク内の処理機能である。NFは、専用ハードウェア上のネットワーク要素として、または専用ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、あるいは、クラウドインフラストラクチャなどの適切なプラットフォーム上でインスタンス化された仮想化機能として実装される場合がある。
さらに上記記載の通り、NFサービスは、サービスベースインターフェースを通してNF(「NFサービスプロデューサ」)によって他の権限を与えられたNF(「NFサービスコンシューマ」)にエクスポーズされる能力の1つのタイプである。NFは、1つまたは複数のNFサービスをエクスポーズする場合がある。一般に、NFサービスは、権限を与えられたコンシューマに能力を提供する場合がある。NFは異なる能力、ゆえに別々のコンシューマに異なるNFサービスを提供することがある。NFによって提供されるNFサービスのそれぞれは、自己完結型で、再利用可能で、かつ同じNFによって提供される他のNFサービス、例えばスケーリング、修復などとは独立した管理方式を使用するように設計される。NFサービスのそれぞれは、インターフェースによってアクセス可能なように設計される。インターフェースは、1つまたは複数の操作で構成されることがある。図3は、NF、NFサービスおよびその操作の関係を示す。
このNFサービスフレームワーク内の2つのネットワーク機能(コンシューマおよびプロデューサ)間の相互作用は、以下の2つのメカニズムに従う。
「要求-応答」:制御プレーンNF_B(NFサービスプロデューサ)は、別の制御プレーンNF_A(NFサービスコンシューマ)によって、ある動作を実施するか、または情報を提供するか、あるいはその両方を行う、ある特定のNFサービスを提供することを要求される。NF_Bは、NF_Aの要求に基づいて、NFサービスを提供する。要求を満たすために、NF_Bは、他のNFからのNFサービスを順々に消費する場合がある。この要求-応答メカニズムでは、通信は、2つのNF(コンシューマおよびプロデューサ)間で1対1であり、またコンシューマの要求に対するプロデューサのワンタイム応答は、一定のタイムフレームの範囲内であることが想定される。図4は、要求-応答通信メカニズムのフローを示す。
「サブスクライブ-通知」:制御プレーンNF_A(NFサービスコンシューマ)は、別の制御プレーンNF_B(NFサービスプロデューサ)によって提供されるNFサービスをサブスクライブする。複数の制御プレーンNFが、同じ制御プレーンNFサービスをサブスクライブする場合がある。NF_Bは、このNFサービスの結果をこのNFサービスをサブスクライブしている関心のあるNFに通知する。サブスクリプション要求は、NFサービスプロデューサからのイベント通知が送信される必要があるNFサービスコンシューマの通知エンドポイント(例えば、通知URL)を含む。加えて、サブスクリプション要求は、周期的な更新またはある特定のイベントを通してトリガされる通知(例えば、要求された情報に変更があった、ある一定の閾値に達したなど)に対する通知要求を含んでもよい。図5は、サブスクリプション-通知通信メカニズムのフローを示す。
一例として、表1は3GPP TS 23.502, Procedures for the 5G System; Stage 2, v15.1.0, Release 15, 2018-03で定義されているAMFサービスおよびAMFサービス操作を示す。
Figure 2022525167000002
ネットワークスライシングは、モバイルオペレータのネットワーク、バックホールおよびコアネットワークの両方の固定部分にわたるエアインターフェース後方で、複数の「仮想」ネットワークをサポートするモバイルネットワークオペレータによって使用される場合があるメカニズムである。これは、異なる無線アクセスネットワーク(RAN)または単一のRANにわたって動作する異なるサービスタイプをサポートする複数の仮想ネットワークにネットワークを「スライスする」ことによって行われる。ネットワークスライシングは、例えば、機能、性能、および独立性における多様な要件を要求する異なる市場シナリオ向けに、最適化されたソリューションを提供するようにカスタマイズされたネットワークを、オペレータが作成することを可能にする。
上記記載の通り、ネットワークスライスは、特定のネットワーク能力およびネットワーク特性を提供する論理ネットワークを含む場合がある。PLMN内のネットワークスライスは、コアネットワーク制御プレーンおよびユーザプレーンNFを含む。ネットワークスライスインスタンスは、展開済みネットワークスライスを形成する、NFインスタンスのセットおよび必要とされるリソース(例えば、コンピューティング、記憶領域およびネットワーキングリソース)を含む。
ネットワークスライスは、サポートされる特性およびネットワーク機能最適化によって異なる場合があり、そのような場合、ネットワークスライスは、異なるスライス/サービスタイプである場合がある。オペレータは、同じ特性をUEの異なるグループに配信する複数のネットワークスライスインスタンスを展開する場合があるが、これは、例えば、ネットワークスライスインスタンスが、異なる確約済みサービスを配信するか、および/または顧客に対して固有であるためであり、その場合、そのようなネットワークスライスは、同じスライス/サービスタイプである場合はあるが、異なるスライス識別情報を通して識別される。
ネットワークは、5G-ANを介して、UEがそれを介して登録されたアクセスタイプ(すなわち、3GPPアクセスおよび/またはN3GPPアクセス)に関係なく、全体で最大8個の異なるS-NSSAIに関連付けられた1つまたは複数のネットワークスライスインスタンスを用いて同時に単一のUEにサービスを提供する場合がある。UEにサービスを提供するAMFインスタンスは、UEにサービスを提供するネットワークスライスインスタンスのそれぞれに論理的に属し、言い換えると、このAMFインスタンスは、UEにサービスを提供する各ネットワークスライスインスタンスに共通するものである。
ネットワークスライスは、下記のもので構成されるS-NSSAIによって識別される。
・ スライス/サービスタイプ(SST):特性およびサービスの観点から想定されるネットワークスライス動作。
・ スライス識別情報(SD):同じスライス/サービスタイプの複数のネットワークスライスを識別するために、スライス/サービスタイプを補足する任意の情報。
S-NSSAIは、標準値(すなわち、このようなS-NSSAIは標準化SST値を含むSSTのみを含むがSDは含まない)または非標準値(すなわち、このようなS-NSSAIはSSTとSDの両方を含むか、あるいは標準化SST値を含まないSSTのみを含むがSDは含まない)を有する場合がある。非標準値を含むS-NSSAIは、PLMN内の関連付けられた単一のネットワークスライスを識別する。非標準値を含むS-NSSAIは、S-NSSAIが関連付けられたもの以外は、いずれのPLMNにおけるアクセス層手順においてもUEによって使用されない。表2は3GPP TS 23.501, System Architecture for the 5G System; Stage 2, v15.1.0, Release 15, 2018-03で定義されている標準化SST値を示す。
NSSAIは、S-NSSAIの集まりである。NSSAIは、設定NSSAI、要求NSSAI、または許可NSSAIであることがある。UEとネットワークとの間のシグナリングメッセージで送信される許可および要求NSSAIには最大8個のS-NSSAIが存在する。UEによってネットワークにシグナリングされる要求NSSAIにより、このUE向けの、サービスを提供するAMF、ネットワークスライス、およびネットワークスライスインスタンスをネットワークが選択することが可能になる。
Figure 2022525167000003
オペレータの操作または展開ニーズに基づいて、1つのネットワークスライスインスタンスが、1つまたは複数のS-NSSAIと関連付けられる場合があり、また1つのS-NSSAIが、1つまたは複数のネットワークスライスインスタンスに関連付けられることもある。同じS-NSSAIに関連付けられた複数のネットワークスライスインスタンスは、同じまたは異なるトラッキングエリアに展開されることがある。同じS-NSSAIに関連付けられた複数のネットワークスライスインスタンスが同じトラッキングエリアで展開される場合、UEにサービスを提供するAMFインスタンスは、このS-NSSAIに関連付けられた2つ以上のネットワークスライスインスタンスに論理的に属することがある(すなわち共通する)。
図6を参照し、かつ前述の通り、5GCは、ネットワークスライシングおよび仮想化ネットワーク機能(NF)の構想に基づくサービスベースアーキテクチャ(SBA)を定義する。異なるネットワーク機能(例えばAMF、SMFおよびPCF)が、サービスベースインターフェースを介して、異なるネットワーク機能サービスを提供する。これは、サービスコンシューマがサービスプロバイダと通信するのに同じメッセージおよび同じ手順を使用する場合があることを意味する。例えば、任意のNFが、AMFによって提供されるイベントエクスポージャサービスと同じイベントをサブスクライブする場合がある。他方では、非IPデータ配信(NIDD)、バックグラウンドデータ伝送(BDT)、および電力節約モード(PSM)などの種々のネットワーク能力が、NFサービスのセットを通して実装される場合がある。現在のSBAフレームワークのもとで、UEはネットワークスライスを識別する要求NSSAIを示すことによって、ネットワークを構成およびネットワークにアクセスする場合がある。しかし、UEが所望のネットワーク能力を直接示す方法はない。
例えば、V2Xアプリケーションを実行する車両は、バックグラウンドデータ伝送(BDT)、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)およびイベント監視能力を使用する必要がある場合がある。UEにサービスを提供するネットワークスライスが所望のネットワーク能力を有するように、UEまたは対応するV2Xアプリケーションサーバのどちらかが、コアネットワーク(CN)との構成を確立する必要がある。他方では、センサおよびカメラを集積しているスマートホームデバイスが、NIDD、データバッファリング、グループメッセージングおよびデバイストリガなどのネットワーク能力の異なるセットを利用する必要がある場合がある。デバイスは、人間の介入を可能にし、多くのIoTデバイスで共通のグラフィカルインターフェースを有さない場合がある。デバイスからの入力の異なるレベル(例えばネットワーク能力のレベル、ネットワークスライス識別子のレベル、またはNFサービスのレベル)に基づいて、ネットワークがネットワークスライスを自動的に構成することができるようになることが望まれる。
さらに前述したように、5GCのサービスベースアーキテクチャは複数の仮想化ネットワーク機能で構成されている。各ネットワーク機能は、サービスベースインターフェースを通してネットワーク機能サービスのセットを提供する。したがって、ネットワーク能力(例えば、イベント監視、位置情報サービス)が、ネットワーク機能サービスのセットを通して実装される場合がある。任意のエンティティ(例えば、NF、UEおよびSCS/AS)が同じ操作に関与することによってサービスをサブスクライブする場合がある。しかし、5GCによって定義されている既存のSBAにはいくつかの制約が存在する。
第1に、ネットワーク機能サービスの粒度により、柔軟なネットワーク能力構成が妨げられる。各ネットワーク機能は、異なる態様による異なるネットワーク機能サービスを提供(例えば、AMFはモビリティ管理、位置情報管理、およびイベント監視/エクスポージャサービスを提供)し、かつ各ネットワーク能力は、異なるネットワーク機能からの異なるネットワーク機能サービスの異なるセットを必要とする場合がある。例えば、IoTデバイスは、スライス/サービスタイプの値をMIoTへ設定することによるMIoTサービスを必要とする場合がある。しかし、必要としているある種の特定のネットワーク能力、例えば非IPデータ配信またはイベント監視/報告能力をUEが示す方法はない。別の例では、V2Xアプリケーションサーバ(AS)がバックグラウンドデータ伝送(BDT)能力の使用可能性を必要とする場合がある。現在のネットワーク機能フレームワークに基づくと、BDTポリシーを決定するために、BDT能力には、PCFによって提供されるNpcf_BDTPolicyControlNFサービス、およびNEFによって提供されるNnef_BDTPNegotiationNFサービスが必要である。さらに、SMFによって提供されるNsmf_PDUSessionは、将来のデータ転送用のPDUセッションを管理することが必要とされる。BDTに必要なネットワーク機能サービスをUE/AF/ASが割り出すのは困難である。実際に、BDTを可能にするために、UEまたはSCS/ASがこれらのネットワーク機能サービスを認識する必要はない。UEおよびASは、NFサービスよりもネットワーク能力により関心を持つことになる。
第2に、UEがコアネットワークに登録する場合、例えば、要求NSSAIで、接続することを望むスライスのタイプのインジケーションを提供する場合がある。しかし、この情報はPLMN固有であり、かつ標準化されていない場合があり、その結果、例えば、UEが初めて登録する場合、またはUEがローミングする場合に、UEが認識しない可能性がある。このような場合、UEがネットワークへの登録を試行する際に、この情報を含むことができない。
第3に、一部のIoTデバイスには制約があるので、コアネットワークにおける自動ネットワーク能力構成には、それらのデバイスが動的にネットワーク能力を構成することを助力することが望まれる。既存の方法に基づいて、ネットワーク能力を動的に追加または削除すること(すなわちUEが登録するネットワークスライスを更新すること)は、UE構成更新処理をトリガすることになり、それにより、登録処理をさらにトリガし、場合によってはUEがIDLEモードに入り、かつ登録処理に入ることを繰り返す必要がある。このようなことは、必要であるべきではなく、また制約のあるIoTデバイスにとっては複雑すぎる可能性がある。
第4に、既存のSBAの範囲は、制御プレーンNFに制限される。ユーザプレーン機能(UPF)は関与しない。UPFはQoS施行およびイベント監視などのいくつかの制御機能を有する。SBAを向上させるためにサービスベースインターフェースおよびUPFサービスを定義することが望まれる。
第5に、UEはコアネットワークに登録要求を送信するが、UEが必要なネットワーク能力を示す方法はない。
第6に、UEは、ネットワークに登録するときに、許可NSSAIを受信する。UEが必要としている能力を許可NSSAIがサポートすることができるかどうかをUEは認識しない。
第7に、UEコンテキストに変更がある場合、例えばUEがEPSから5Gに移動する場合、あるいはスライスのネットワーク能力(例えば、最大データレート)を更新する場合があるASからの要求がある場合、UEに関するPCC規則およびネットワークスライス情報の変更(したがってNCPの変更)が必要とされる可能性がある。PCFは、UEポリシー更新としてUEに対するそのような変更を伝達させる能力がある場合がある。UEポリシーは、NCPを組み込むために拡張される必要がある可能性がある。5GSはUEに応じてそのような拡張されたUEポリシーを配信するメカニズムを有していない。
第8に、ネットワークスライスには、同時に処理することができるPDUセッションの数に限りがある場合がある。UEがネットワークスライスを用いてPDUセッションの確立を試行するときに、かつネットワークスライスの能力がそのピークに到達した場合、UEの要求に対処することができない。5Gシステムは、現在この状況に対処していない。
第9に、別のネットワーク能力がネットワークスライスごとのUE登録の最大数を処理する可能性がある。UEがネットワークスライスへの登録を試行し、かつスライスにおける最大UE登録に対するネットワーク能力がその限度に到達している場合、UEは登録をすることができない。現在の5GSは、そのようなケースに対処していない。
UEアプリケーションが、データフロー(例えばIPデータフロー)の開始を試行するときに、UEはフローに関連するスライスおよびデータネットワークを決定する必要がある。5Gシステムは、URSPにおけるこの問題を解決する一方法を提供する。URSP規則は、アプリケーション識別子を含み、それによって所定のアプリケーションからのトラフィックのルートをどう決めるかをUEに命令する場合がある。このアプローチの欠点は、そのインストール済みのアプリケーションに一致するアプリケーション識別子を用いてUEが設定される必要があることである。フローに関連するスライスおよびデータネットワークを決定する別のアプローチは、フローが関連付けられる必要があるスライス(S-NSSAI)およびデータネットワーク(DNN)をUEが示すことを可能にすることである。このアプローチの欠点は、S-NSSAIおよびDNNを用いてUEアプリケーションが設定される必要があり、かつこれらのパラメータがネットワークにとって判別可能である必要があることである。
スライスのネットワーク能力、およびこれらの能力がスライスにおいてどのように構成されているかを、ネットワークがUEに示すことを可能にする方法および装置を本明細書で開示する。この情報は、UEアプリケーションがそれらに必要な能力をUEに示すことができる状況でUEによって使用される場合がある。次に、ルート選択中(すなわち、URSPの評価中、データフローに使用されるスライスおよびPDUセッションを決定するとき)にUEはこの情報を使用することができる。また、UEが必要としているネットワーク能力およびそれらの所望の構成をUEがネットワークに示し、かつ所望の構成でそれらの能力を提供することができるスライス識別子をネットワークがUEに提供できる方法も開示する。
ネットワーク能力プロファイル(NCP)の構想について説明する。NCPはスライスの能力および各能力がどう構成されているかのリストを示す。ネットワーク能力の例について、以下に提示する。
既存のサービスベースアーキテクチャおよび対応するNFフレームワークの問題に対する技術的な解決策について、下記にて開示する。これらの解決策は、サービスベースアーキテクチャにおけるより動的かつ柔軟な操作を可能にし、またエンドユーザ(すなわち、UEおよびAS)に対するサービスベースアーキテクチャのプログラム化可能性を向上させる場合がある。サービスベースインターフェースおよび手順を通した所望のネットワーク能力および特性の構成をユーザ(例えば、UEおよびAS)が簡単に行えるように、下記のものを説明する。
第1に、ネットワーク能力層を含む新しいフレームワークについて記載する。UEおよびASは、それらのアプリケーションをサポートするために、ネットワーク能力(例えば、バックグラウンドデータ伝送、非IPデータ配信、UEの最大DL/ULデータレート、最大遅延許容、最大保証DLスループット、グループ特性、メッセージ配信オプションなど)を動的に要求する場合がある。一実装形態では、UEおよびASは、要求したネットワーク能力をどのネットワークスライスがサポートしているか、またはサービスを提供するネットワークスライスが要求したネットワーク能力をサポートしているかどうかの知識を有する、または配慮する必要がない場合がある。コアネットワークエンティティが、全ての要求されたネットワーク能力をサポートするネットワークスライスを決定または構成してよい。
第2に、ネットワークが、ネットワークスライスのネットワーク能力プロファイル(NCP)と本明細書で呼ばれるネットワーク能力情報をUEに配信し得るメカニズムについて記載する。要求されたネットワーク能力に基づいて相当するネットワーク能力プロファイルを含む代替ネットワークスライスについて、ネットワークがUEに通知し得る方法についても記載する。
第3に、その所望のネットワーク能力を構成するために、UEがネットワーク能力ベース登録を開始する方法について開示する。
第4に、その所望のネットワーク能力を構成するために、UEがネットワーク能力ベース登録を開始する方法について記載する。
第5に、UEが既にネットワークに登録されており、かつそれらのネットワーク能力を動的に再構成する必要がある場合に、UEがネットワーク能力ベース登録更新を開始する方法について記載する。
第6に、NFまたはアプリケーションサーバがUE向けのネットワークスライスのネットワーク能力の更新処理を開始することを可能にするネットワーク能力ベースUE構成更新の方法について記載する。
第7に、基本的なUE登録手順中にそれらの対応するNCPを含む許可NSSAIのセットをUEが受信することができる方法について開示する。受信したNCPによって示される能力がUEのアプリケーションにとって充分でない場合、UEは、コアネットワークから受信した許可S-NSSAIのNCPリストに基づいて代替ネットワークスライスを要求できる場合がある。
第8に、UEポリシー更新手順中にUEポリシーの一部としてネットワークスライスのNCPがUEに配信される方法について開示する。
第9に、コアネットワークが、PDUセッション確立手順中にネットワークスライスごとに最大数のPDUセッションを施行し、かつ最大限度に到達した後に受信される要求を処理する方法について開示する。
第10に、コアネットワークがネットワークスライスごとのPDUセッションの数の最大限度を処理する方法について開示する。この方法では、再試行前にUEが待機することができるように、NASメッセージを介してネットワークスライスがその最大限度に到達したことをネットワークがUEに周期的に通知する。
第11に、コアネットワークが、ネットワークスライスごとに最大数のUE登録を施行し、かつ最大限度に到達した後に受信される登録要求を処理する方法について開示する。
第12に、ユーザプレーン機能(UPF)とのインターフェースおよびUPFによって提供されるサービスを含む拡張サービスベースアーキテクチャについて記載する。
これらの態様によれば、そのアプリケーションをサポートするためのネットワーク能力を構成するために、UEはネットワーク能力構成要求を送信する場合があり、またUEは所望のネットワーク能力をサポートするネットワークスライスの識別情報と共にネットワーク能力構成応答を受信する場合がある。これらの特性に基づいて、要求を受信するネットワークエンティティは、以下の操作のうち1つまたは複数を実施場合がある。
・ サービスを提供するネットワークスライスが要求されたネットワーク能力をサポートすることができるかどうかを判断するためのネットワーク能力プロファイルのチェック。
・ 要求されたネットワーク能力の全てをUEに提供する新しいネットワークスライスの選択。
・ いずれの既存のネットワークスライスによってもUEがサービスを提供されることができない場合、要求されたネットワーク能力の全てをUEに提供する新しいネットワークスライス(インスタンス)の起動。
・ 新たに選択されたネットワークスライスを提供するUEとのNASシグナリングを終端する新しいエンティティの選択。
・ 選択されたネットワークスライスのネットワーク能力プロファイルの更新。
・ サービスを提供するネットワークスライスおよびネットワーク能力の情報を伴う応答のUEへの送信。
ネットワーク能力プロファイルは、以下のうち1つまたは複数を含んでもよい。
・ ネットワークスライスおよび対応するネットワークスライスインスタンスの識別子。
・ サポートされているネットワーク能力のリストの識別子。
・ サービスを提供するPLMNの識別子。
・ ネットワーク能力ごとのサービスを提供するエリア情報。
ネットワーク能力構成要求は、以下のうち1つまたは複数を含む場合がある。
・ 1つまたは複数の所望のネットワーク能力の識別情報。
・ ネットワーク能力を必要とするアプリケーションの識別子。
・ 過去の登録処理中にUEが割り当てられた、設定NSSAI、または許可NSSAIであることがあるNSSAI。
・ UEに関連付けられた識別子。
・ 要求されたネットワーク能力のサービスを提供するエリア情報。
・ 必要とされるネットワーク能力の使用可能性スケジュール。
・ 必要とされるネットワーク能力のQoSレベル(例えば、サービス応答時間)。
・ マルチテナントの必要とされるレベル(例えば、1つまたは複数のネットワーク能力の使用を必要とするUEのアプリケーションの数)。
さらに前述の態様によれば、ネットワークエンティティは、以下の操作のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ UEに対するネットワーク能力構成更新処理をトリガするネットワークエンティティからのネットワーク能力構成要求の受信。
・ UEに対するNASシグナル終端点として、新しいネットワークスライスおよび/または新しいネットワークエンティティを選択する必要があるかどうかの判断。
・ UEに対する新しいネットワークスライスおよび/またはNAS終端点の選択。
・ 構成更新メッセージのUEへの送信。
・ トリガするネットワークエンティティへの応答の送信。
要求を受信するネットワークエンティティは、以下のうち1つまたは複数をさらに実施する場合がある。
・ サービスを提供するネットワークスライスが要求されたネットワーク能力をサポートすることができるかどうかを判断するためのネットワーク能力プロファイルのチェック。
・ 要求されたネットワーク能力の全てをUEに提供する新しいネットワークスライスの選択。
・ 新たに選択されたネットワークスライスを提供するUEとのNASシグナリングを終端する新しいエンティティの選択。
・ 選択されたネットワークスライスのネットワーク能力プロファイルの更新。
・ サービスを提供するネットワークスライスおよびネットワーク能力の情報を伴う通知のUEへの送信。
あるいは、ネットワークエンティティがUEに対するネットワーク能力構成更新処理をトリガする代わりに、アプリケーションサーバがネットワーク能力構成要求を送信することによる処理のトリガを決定してもよい。
UEは以下のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ 登録要求の送信。
・ 登録応答、ネットワークスライスのNCPを含む応答の受信。
さらに前述の態様によれば、以下の操作のうち1つまたは複数が実施されてよい。
・ 応答は、AMFから来ることがある。
・AMFは、UDMのUEサブスクリプション情報からサブスクライブしたS-NSSAIのNCPを取得する場合がある。
・ AMFは、UDM、NSSFまたはNRFなどの別のネットワーク機能から許可S-NSSAIのNCPを取得する場合がある。
・ 応答は、登録要求に含まれていなかったS-NSSAIを含む場合があり、かつ要求は各S-NSSAIのNCPを含んでいてもよい。
・ UEは、コアネットワークから受信したS-NSSAIのNCPリストに基づいて代替ネットワークスライスを要求する場合がある。
UEは、NASメッセージで受信されるUEポリシーの一部としてNCPを受信してもよい。
さらに前述の態様によれば、ネットワークエンティティは、以下の操作のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ UEのNCPポリシーを更新するためのトリガの受信。
・ UEに送信されるべきS-NSSAIのUEポリシーおよびNCPポリシー(NCP Policy:NCCP)を見つけるための最新のPSIのチェック。
・ NCPPとUEポリシーとの統合。
・ UEポリシーコンテナを使用してUEにNCPPを配信。
さらに前述の態様によれば、URSP規則の評価中にルートを選択するときに、UEはNCPP内の情報を使用する場合がある。例えば、UEは、優先度の高いルートに関連付けられているスライスでの最大データレートが低い状況において、より低い優先度のRSDで記述されているルートを確立することを選択する場合がある。
UEは以下のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ ネットワークとのPDUセッションの確立の試行。
・ 拒否され、スライスの最大PDUセッション限度に到達したことを示す原因コードおよび待機タイマを受信。
・ 待機タイマが満了するまで、またはUEがPDUセッションを停止するまでPDUセッション確立試行をしない。
さらに前述の態様によれば、ネットワークエンティティは、以下の操作のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ PDUセッションが確立されるまたは停止される度にカウントをインクリメントまたはデクリメントするカウンタの利用。
・ 最大限度に到達するとすぐに、PDUセッションを確立するUEの要求をブロックし、かつ応答として原因コードをUEに送信する場合がある。この際、原因コードは待機タイマと共にアクセス拒否理由を含む。
UEは以下のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ 最大PDUセッション限度数に到達したことを示すNAS通知および待機タイマを受信。
・ PDUセッション確立を要求する前に、待機タイマが満了するまで待機、またはUEが同じスライスの別のPDUセッションを停止するまで待機。
さらに前述の態様によれば、ネットワークエンティティは、以下の操作のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ PDUセッションが確立されるまたは停止される度にカウントをインクリメントまたはデクリメントするカウンタの利用。
・ 状況が解消された場合にUEに通知。
さらに前述の態様によれば、UEは、以下の操作のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ 状況が解消されたことを示すNASメッセージをネットワークから受信。
・ 待機タイマのリセット、およびPDUセッション確立処理の再試行。
・ 待機タイマの満了まで待機、およびPDUセッション確立処理の再試行。
UEは以下の操作のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ UE登録手順の要求。
・ 最大UE登録限度に到達したことを示す原因コードおよび待機タイマによって拒否される。
・ 待機タイマが満了するまで、またはスライスからいずれかのUEの登録が解除されるまで、UE登録を要求しない。
さらに前述の態様によれば、ネットワークエンティティは、以下の操作のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ UEが登録または登録解除される度にカウントをインクリメントまたはデクリメントするカウンタの利用。
・ 最大限度に到達するとすぐに、ネットワークエンティティは、UEの登録要求をブロックし、かつ応答として原因コードをUEに送信する場合がある。この際、原因コードは待機タイマと共にアクセス拒否理由を含む。
・ 状況が解消されたことをUEに通知。
さらに前述の態様によれば、UEは、以下の操作のうち1つまたは複数を実施する場合がある。
・ 待機タイマに従う。
・ 状況が解消されたことを示すNASメッセージをネットワークから受信。
・ 待機タイマのリセット、ならびにUE登録要求の再試行および試行。
(5Gコアネットワークにおけるネットワークスライシングのフレームワーク)
図7は、ネットワークスライス(対応するNFおよびNFサービスを含む)とUE/ASとの間のネットワーク能力(例えば、BDT、NIDDおよびイベント監視)層を有するネットワークアーキテクチャを示す。ネットワーク能力層は、ネットワークスライス構成のより細かな粒度を可能にし、かつUE/ASがそれらのネットワーク特性を構成することを簡単にする場合がある。新しい層は、論理層を含む場合があり、これにより、所望のネットワークスライスのタイプを示す代わりにまたは追加として、所望のネットワーク能力(例えば、BDT、NIDDおよびイベント監視)を示すことによって、UEおよびSCS/ASが所望のネットワーク能力を要求することを可能にする。
UE/ASは、コアネットワークに直接要求を送信して所望のネットワーク能力を示す場合があり、新しいNF(本明細書においてネットワーク能力管理機能(NCMF)と呼ばれる)は、UE/ASに所望のネットワーク能力を提供するネットワークスライスを構成するように動作する場合がある。NCMFは、コアネットワーク内のネットワーク能力層の管理機能を実装してよい。
この新しいNFは、ネットワークサービスを構成するために、より細かな粒度を可能にする場合がある。一方では、UE/ASが、利用可能なNFおよびNFサービスを認識することなく、必要としているネットワーク能力(例えば、バックグラウンドデータ伝送、イベント監視など)を直接示してもよい。これにより、どのようにネットワークスライスが能力を提供するかという知識をUE/ASが有する必要なく、UE/ASが特定の能力を要求することを可能にする。UEおよびASは、それらのアプリケーションに対するネットワーク能力のレベルにのみ関心がある場合がある。他方では、コアネットワークエンティティが、ネットワーク能力のレベルでのUE/ASからの要求に起因する既存のフレームワークのいかなる変更も伴うことなく、NFおよびNFサービスのレベルでの操作を維持してもよい。
NCMFは、以下の機能のうち1つまたは全てを有してもよい。
第1に、NCMFは、ネットワーク能力とNFサービスとの間のマッピングを提供する情報を管理および保持してよい。すなわち、マッピング情報は、ネットワーク能力をサポートするために必要とされるNFのセットおよび対応するNFサービスを示すことがある。この情報を使用して、ネットワークスライスにどのNFおよびNFサービスが含まれているかによって、ネットワークスライスがネットワーク能力をサポートできるかどうかを判断する場合がある。
第2に、NCMFは、ネットワークスライスによってサポートされているネットワーク能力のセットを識別する情報を含むプロファイルを管理および保持してよい。このネットワーク能力プロファイル情報は、UE/ASがそのアプリケーションに対するネットワーク能力の追加または更新を要求する際に有用となり得る。
第3に、NCMFはまた、ネットワーク操作・管理(Operation And Management:O&M)システムとインターフェースをとって、ネットワークスライス、NF、NFサービスおよび/またはネットワーク能力についての情報を取得してもよい。NCMFはまた、所望のネットワーク能力をサポートするために、ネットワークスライス、ネットワークスライスインスタンス、NFおよび/またはNFサービスを管理することをO&Mシステムに要求してもよい。
NCMFは、スタンドアロンネットワーク機能、AMF、SMF、もしくはPCFなどの他のネットワーク機能に常駐する論理的機能、またはネットワーク機能によって提供されるサービスであってもよい。
(ネットワーク能力とNFサービスとの間のマッピング情報)
ネットワークスライスがある特定のネットワーク能力をサポートできるかどうかを判断するために、ネットワーク能力をサポートすることが必要とされるNFサービスを示すマッピング情報を保持することが必要である。例えば、バックグラウンドデータ伝送(BDT)能力は、BDTポリシーを決定するために、PCFによって提供されるNpcf_BDTPolicyControlサービス、およびNEFによって提供されるNnef_BDTPNegotiationサービスを必要とする。さらに、SMFによって提供されるNsmf_PDUSessionサービスは、将来のデータ転送用のPDUセッションを管理することが必要とされる場合がある。表3は、ネットワーク能力とその必要とされるNFサービスとの間のマッピング情報を提供するためのデータ構造の一例を示す。
Figure 2022525167000004
NCMFは、ネットワークのO&Mシステムからマッピング情報を取得してよい。マッピング情報は、NCMFで管理および記憶されてよい。NCMFは、NSSFまたはNRFと共に配置されてよく、そうすることで、NSSFまたはNRFでも同様に上述のマッピング情報が管理および記憶されてよい。
(ネットワーク能力プロファイル)
ネットワーク能力プロファイルは、NCMFによって保持されるネットワークスライスごとの情報プロファイルを含むことがあり、各ネットワークスライスによってサポートされているネットワーク能力を示す。表4は、所定のネットワークスライスのネットワーク能力プロファイルに含まれることがある情報フィールドの一例を示す。ネットワーク能力プロファイル(NCP)は、スライス情報要素ごとのセットであることに留意されたい。
Figure 2022525167000005
Figure 2022525167000006
NCMFは、表3および表4に示した情報を管理および保持する場合がある。コアネットワークNFがUE/ASからネットワーク能力を追加する、またはネットワーク能力を更新する(例えば、ネットワーク能力の1つまたは複数のパラメータを修正する)要求を受信する場合、その要求は、サービスを提供するネットワークスライスが既に要求されたネットワーク能力をサポートしているかどうかを判断するためにNCMFに転送されてよい。そのネットワークスライスが該ネットワーク能力をサポートしていない場合、NCMFは、要求されたネットワーク能力をサポートするようにサービスを提供するネットワークスライスが構成され得るかどうかをさらに判断してもよい。すなわち、サービスを提供するスライスは、機能的にネットワーク能力をサポートするように構成可能であるかどうか、およびサービスを提供するスライスがネットワーク能力をサポートするために構成されるべき充分なリソース(例えば、利用可能なプロセッサおよびメモリリソース)を有しているかどうか。
任意選択で、NFおよびNFサービス情報が保持されているNSSFまたはNRFと共に、NCMFが配置され得る場合、代わりに、または追加的に、表3および表4の情報は、NSSFまたはNRFで管理および保持されてよい。
別の代替は、この情報をUDRに記憶することである。これにより、NCMF、NSSFまたはNRFを発見およびそれらと通信することなしに、データ記憶領域にアクセスすることによって任意のNFがこの情報をより簡単に取得する場合がある。
別の代替としては、ネットワーク能力プロファイルは、S-NSSAI内のスライス識別情報(SD)の実施形態として実装されてよく、そうすることで、ネットワークスライスがサポートしているネットワーク能力を示すことが可能である。これにより、ネットワークスライスの同じスライス/サービスタイプ(SST)(例えば、MIoT、eMBB)値を有するが、異なるネットワーク能力をサポートしているネットワークスライスを識別できる場合がある。
UE/AS側では、一旦、登録または登録更新手順が完了すると、UE/ASはサービスを提供するネットワークスライスによってサポートされているネットワーク能力についての情報を維持する場合がある。さらに、複数のネットワークスライスがUE上で動作する異なるアプリケーションにサービスを提供することがあるので、ネットワークスライスによってサポートされているどのネットワーク能力が、どのアプリケーション向けのものであるかについての情報をUE/ASは維持する場合がある。
(ネットワークスライス能力構成)
表4のネットワーク能力プロファイルは、スライスによってサポートされるネットワークスライス能力ごとにネットワークスライス能力フィールドを含む。このフィールドは、スライスによってサポートされている特定の能力を示す。スライスによってサポートされる可能性のある能力の例を以下に列挙する。これらの能力のサポートは、ネットワークによってUEに示されてもよい。
・ ネットワークスライスごとのUEの最大数
・ ネットワークスライスごとのPDUセッションの最大数
・ ネットワークスライスにおけるUEごとの最大ULおよびDLデータレート
・ 時間確定的通信のサポート
・ グループ通信のサポート
・ 指定された分離レベルのサポート
・ 位置情報ベースメッセージ配信のサポート
・ 最大パケットサイズのサポート
・ ミッションクリティカル通信のサポート
・ MMTelのサポート
・ 性能監視のサポート
・ 指定されたセッション・サービス継続(Session and Service Continuity:SSC)モードのサポート
・ 非IPデータ配信(NIDD)および/または信頼性の高いデータサービス(Reliable Data Service:RDS)のサポート
・ ある特定のRATのサポート
・ 特定のデバイス速度のサポート
・ V2X通信およびmIoT通信などの特定のバーティカルアプリケーションのサポート
・ サービスエリア内に位置しているUEのみがネットワークスライスにアクセス/接続することができる特定のサービスエリアのサポート。サービスエリアは、トラッキングエリア、登録エリアまたは地理的エリアとすることができる。
・ ネットワークスライス向けにインスタンス化され得るネットワークスライスインスタンスの最大数。
・ ある特定の中継メカニズムのサポート
・ 複数のトンネリングメカニズム(L2TPトンネル、GREトンネルまたはVPNトンネル)のサポート。
・ ネットワークスライスのカバレッジエリア(国際的、全国的、地域的、セルに限定された、セクタ、基地局など)のサポート
・ UEに関する遅延許容のサポート。
・ UEに対する保証DLスループットのサポート。
・ どれくらいの頻度でKQIおよびKPI予測値がUEに提供されるかを表す予測頻度のサポート。UEは、要求を送信し、前もって品質低下に関する予測情報を受信する場合がある(それゆえ必要に応じてスライスを切り換えることができる)。
・ SSCモードのサポート(SSCモード1、SSCモード2、SSCモード3、SSCモード4)
・ UEに対するスケジューリング/性能の最適化を助力することができる周期的トラフィック(時間確定的通信)のサポート。
・ 使用されるべき周波数によって端末に制約があるので、複数の無線周波数帯(例えば、n1、n77、n38など)のサポート。
・ 種々のアクセス技術のサポート。
・ ネットワークスライスのカバレッジエリア全体にわたって偏在して利用可能な上りリンクにおけるネットワークスライスインスタンスの実現可能なデータレートを定義するネットワークスライスごとの上りリンクスループットのサポート。
・ ネットワークスライス(またはモバイルネットワーク)がユーザデータをどう処理する必要があるかを定義するユーザデータアクセスのサポート。例えば、UEはインターネットへのアクセスを有する場合があり、データはトンネリングを介して私設ネットワークにルーティングされるか、または全てのUEデータがローカルに留まってよい。ネットワークスライスによってサポートされるQoS関連パラメータの全てを定義するスライスのサービス品質パラメータのサポート。
・ URLLC(超高信頼・低遅延通信)およびMIoT(大規模IoT)にとって重要である場合があるか、またはサポートされる最大伝送ユニット(MTU)を示す、スライスによってサポートされる最大パケットサイズのサポート。それゆえ、UEはこのスライスに準拠する必要がある場合がある。
・ ネットワークスライス分離レベル(物理的または論理的分離)のサポート。これは、スライスに基づいて分離されるUEに影響を与えるかまたはそのUEをサポートする場合がある。
上記に列挙した能力の一部は、追加の構成を必要とする場合があることに留意されたい。例えば、「UEに対する保証DLスループットのサポート」能力は、特定のDL思考値(例えば100Mbps)に関連付けられる場合がある。この情報は、表4の「ネットワーク能力のパラメータ」フィールド内で表される。「ネットワーク能力のパラメータ」は、ネットワークによってUEに示されてもよい。
(ネットワーク能力ベース登録)
NCMFの形態で実装されることがある図7のネットワーク能力層によって、UEはその所望のネットワーク能力を要求することができ、またUEは特定のNFおよびNFサービスがネットワークスライスで利用可能かどうかを認識する必要がない。
図8は、ネットワーク能力ベース登録の方法の一例を示す。UEが登録するときに、UEはそのアプリケーションをサポートする所望のネットワーク能力のセットのインジケーションを含んでもよく、またネットワークは、要求されたネットワーク能力の全てをサポートするネットワークスライスを識別するNSSAIおよびNSI IDと共に応答してよい。ネットワークの応答はまた、各能力に関連付けられたS-NSSAIを示してもよい。登録方法のステップを、図8に示す。単に説明の目的で、ネットワーク能力構成に関連する情報のみを下記に記載することに留意されたい。登録手順では、モビリティ管理、セッション管理等に関連する情報など他の情報が使用される。
ステップ1で、UEは通信ネットワークのRANノードに登録要求メッセージを送信してよい。要求メッセージで、UEは以下の情報を示してよい。
・ それぞれがネットワーク能力識別子(Identifier:ID)によって識別される、要求されるネットワーク能力のリスト。この情報は、表4に記載されているようなネットワーク能力プロファイル内で表されてよい。情報は、要求NSSAIに関連付けられてもよく、かつ1つのネットワーク能力プロファイルがNSSAIのS-NSSAIごとに提供されてよい。初めて登録を開始するときに、UEはネットワーク能力マッピング情報を有していないこともある。UEはネットワーク能力のいくつかの要件を入れてよく、その結果、ネットワークエンティティ(例えば、AMF、NCMF)は、これらの要件に基づいて既存のネットワークスライスがUEにサービスを提供することができるかどうかを判断できる。必要とされるネットワーク能力使用可能性スケジュール、必要とされるネットワーク能力QoSレベル、およびマルチテナントの必要とされるレベルなどのいくつかの要件について、下記にて論じる。UEは、UE上で動作するアプリケーションのタイプに基づいて要求するネットワーク能力のタイプを決定できる。1つのアプリケーションが複数のネットワーク能力を必要とする場合がある。それゆえに、UEは5Gコアネットワークにおいて、どのアプリケーションにはどのようなネットワーク能力が必要なのかのいくつかの情報を保持する必要がある場合がある。UEは、ASと通信している場合に、アプリケーションレベルシグナリングを通してこの情報を取得する場合がある。
・ 過去のNSSAI:可能な場合、過去にUEがPLMNに登録したことがある場合に割り当てられた1つまたは複数のS-NSSAIをUEは含んでもよい。これは、RANノードがAMFを選択することを助力場合があり、かつ要求されたネットワーク能力をサポートしているネットワークスライスをAMFが構成/選択するために使用する場合がある。含まれたNSSAIは、過去の登録処理でUEに提供された設定NSSAI、または許可NSSAIであってよい。パラメータは任意選択である。
・ アプリケーションID:要求されたネットワーク能力を要求しているアプリケーションのセットを示す。場合によっては、UEは複数のネットワークスライスによってサービスを提供され、かつ各ネットワークスライスが、mIoTおよびeMBBなどのアプリケーションの異なるセットにサービスを提供し得ることも考えられる。それに応じて、アプリケーションおよびネットワーク能力は、異なるネットワークスライスによって分割されてサポートされる場合がある。したがって、どのアプリケーションがどのネットワークスライスによってネットワーク能力のセットを提供されるかを示す情報をUEは保持してもよい。場合によっては、UEの異なるアプリケーションにサービスを提供する2つ以上のネットワークスライスによって、1つのネットワーク能力がサポートされることも考えられる。あるいは、UEはいずれのネットワーク能力もそれらに結び付けることなくアプリケーションIDを提供してもよく、またSCS/ASが、どのアプリケーションがどのネットワーク能力に関連付けられているかを判断するためにコンタクトされる。これにより、UEの負担を減らす場合があり、かつ制約のあるデバイスにとって有用であり得る。
・ PLMN ID:これは、UEが登録を試行するPLMNを示す(UEがこの情報を持っている場合)。同じネットワーク能力を提供するために、異なるPLMNが異なるネットワークスライスを構成することがあるので、PLMN IDはネットワークスライスおよびAMF選択を容易にする場合がある。
・ GUTIおよび/またはSUPIなどのUE識別子(可能な場合)。
・ エリア情報:UEにサービスを提供するネットワークスライスの選択のために使用される。この情報は、TAI、登録エリアまたは地理的エリアの形態であってよい。
・ 必要とされるネットワーク能力使用可能性スケジュール。
・ 必要とされるネットワーク能力のQoSレベル(例えば、サービス応答時間)。
・ マルチテナントの必要とされるレベル(例えば、ネットワーク能力の使用を必要とするUEのアプリケーションの数)。前述のネットワーク能力要件と共にこの情報は、(例えば、使用可能性およびスケーラビリティ要件に基づいて)既存のスライスインスタンス、NF、およびNFサービスがネットワーク能力に対する要求を満たすために使用され得るかどうか、または新しいインスタンスがインスタンス化される必要があるかどうかをネットワークO&Mシステムが判断するのに有用である可能性がある。
ステップ2で、登録要求を受信すると、RANノードは要求されたネットワーク能力および以下の情報に基づいてAMFを選択してよい。
・ どのAMFがNSSAIによって識別されるどのネットワークスライスを提供するのかを示すNSSAIとAMFとの関連付け情報。
・ ネットワーク能力とS-NSSAIとのマッピング情報。
上記の情報をN2メッセージに加えることにより、AMFがRANノードに送信することによって、上記の情報をRANノードは取得する場合がある。あるいは、そのネットワークスライス情報およびサポートされているネットワーク能力情報を知らせるために、上記の情報をコアネットワークが周期的にRANノードに送信することによって、上記の情報をRANノードは取得する場合がある。
RANノードが上記の情報のいずれも有していないか、または要求されたネットワーク能力をサポートするいずれのAMFも認識していない場合、RANノードはそのローカル構成に基づいてデフォルトのAMFを選択してもよい。この場合、別のAMFが、後にUEにサービスを提供するように選択されてもよい。
ステップ3で、RANノードは選択したAMFに登録要求を転送してよい。
ステップ4で、AMFは、いくつかのサブスクリプション情報を取得するためにUDMに、および/またはいくつかのUEコンテキスト情報およびネットワーク能力情報を取得するためにUDRにコンタクトすることを選択してもよい。
次に、ステップ5で、AMFは、要求されたネットワーク能力、ならびに前述したような必要とされるネットワーク能力使用可能性スケジュール、必要とされるネットワーク能力QoSレベル、および必要とされるマルチテナントのレベルなどのUEのネットワーク能力使用要件をサポートできるネットワークスライスの情報を取得するためにNCMFに問い合わせる。AMFは、要求されたネットワーク能力情報をメッセージに含めてもよい。あるいは、AMFは、ステップ1のネットワーク能力プロファイルで示された能力を要求NSSAI内のS-NSSAIのものが提供できるかどうかをチェックするために、NCMFに問い合わせてもよい。
ステップ6で、NCMFは既存のネットワークスライスとネットワーク能力とのマッピング情報をチェックして、要求されたネットワーク能力の全てをサポートするネットワークスライスを識別するために、NSSAIをAMFに返信してもよい。NCMFが要求されたネットワーク能力の全てをサポートすることができるいずれの既存のネットワークスライスも識別できない場合、NCMFは、応答メッセージでこのことを示してもよい。NCMFは、UEが要求したサービスを得るために使用することができるS-NSSAIの新しいセットをAMFに提供してもよい。NCMFは、S-NSSAIごとのNSIDをAMFに提供してもよい。NCMFは、S-NSSAIごとのネットワーク能力プロファイルをAMFに提供してもよい。
ステップ7で、要求されたネットワーク能力の全てに対して必要とされるNSSAIの全てをAMFが提供できるかどうかを判断するために、AMFは、受信したNSSAIとローカルに記憶されているネットワークスライス情報を比較してもよい。AMFがそれを行うことが可能な場合、AMFはUEコンテキストを更新し、ステップ10を実施する。そうでない場合、AMFは、NSSFにネットワークスライス選択を実施するように要求し、以下のいずれかの場合に、ステップ8および9に進んでもよい。(1)NSSAIの全てをAMFが提供できない。(2)NSSAIをAMFが提供できるかどうかをAMFが判断できない。(3)要求されたネットワーク能力の全てをサポートすることができる既存のネットワークスライスがないことをNCMFが示す。
ステップ8で、AMFは、要求されたネットワーク能力情報、PLMN IDおよび可能な場合は5G-GUTI能力およびSUPIなどのUE情報を提供することによって、NSSFにネットワークスライスインスタンスを選択するように要求する。
ステップ9で、UE IDおよびPLMN IDに基づいて、NSSFは要求内のNSSAIを確認してよく、かつ要求されたネットワーク能力の全てをUEに提供するネットワークスライスインスタンスを選択してよい。ネットワークスライスを提供するために新しいAMFセットが選択される場合、NSSFは、NRFも選択してもよく、そうすることで、その新しいAMFは、選択されるネットワークスライス内のNFインスタンスおよびNFサービスインスタンスを選択することができる。NSSFは、応答で以下の情報のうち1つまたは全てを返信してもよい。
・ NSSAI。
・ 要求内のNSSAIに対応する選択されたNSI ID。
・ NRFアドレス。
・ 選択されたAMFセットおよび/またはAMFアドレス。
既存のネットワークスライスがUEにサービスを提供することができない場合、UEにサービスを提供する新しいネットワークスライスおよび対応するネットワークスライスインスタンスを起動するために、NSSFは操作・管理(O&M)システムにコンタクトしてもよい。
ステップ10で、応答を受信するとすぐに、AMFは、NCMFに選択されたネットワークスライスとネットワーク能力との間のマッピング情報を通知してよい。このことは、例えばステップ7での、NCMFが要求されたネットワーク能力の全てをサポートするいずれのネットワークスライスも見つけられない場合に必要である。
ステップ11で、NCMFは、選択されたネットワークスライスとネットワーク能力との間のマッピング情報を更新してよい。
ステップ12aで、現在のAMFがUEにサービスを提供できる場合、AMFはRANノードに登録応答を送信してよく、そのRANノードはUEに応答を転送する。AMFからRANノードへのN2メッセージは、選択されたネットワークスライスのネットワーク能力プロファイル、すなわち、選択されたネットワークスライス情報およびネットワークスライスによってサポートされているネットワーク能力に関する情報の全てを含んでいてもよい。加えて、位置情報または登録エリア情報が応答に含まれて、RANノードおよびUEに提供されてよく、それにより、選択されたネットワークスライスにその情報がマップされるか関連付けられることが可能になる。
登録承認メッセージは、許可NSSAI内のS-NSSAIごとのネットワーク能力プロファイルを含んでいてもよい。ネットワーク能力プロファイルは、ネットワークスライスの能力のインジケーションまたは記述である。表4は、ネットワークスライスのネットワーク能力プロファイルの内容を列挙している。
複数のネットワークスライスによってUEがサービスを提供される場合、どのアプリケーションがどのネットワークスライスインスタンスによってどのようなネットワーク能力を提供されるかを識別する情報をUEは保持することができる。
UEが要求する能力をネットワークスライスがサポートすることができない場合、AMFは背後で要求のサポートに失敗した理由を示すエラー/原因コードを含む拒否メッセージを送信してもよい。
あるいは、ネットワークは、要求されたネットワーク能力プロファイルに密接に一致するネットワークスライスのネットワーク能力プロファイルをUEに送信してもよい。例えば、UEが10Gbpsの保証DLスループットネットワーク能力を要する場合、ネットワークは、利用可能なネットワークスライスの一致するネットワーク能力プロファイルをスキャンすることができてもよく、また保証DLスループットの最も利用可能なネットワーク能力が8Gbpsである場合、ネットワークは、UEにネットワーク能力プロファイルを送信して、ネットワーク能力プロファイルを承認し、ネットワークスライスへの登録に合意できるかどうかを示してもよい。他方では、スライスのネットワーク能力プロファイルは、UEが望むもの以外に、より多くのネットワーク能力および/またはより良いサービス品質(例えば、平均UE UL/DLデータレート、平均遅延など)を提供してもよい。
ネットワークがUEにカウンタネットワーク能力プロファイルを送信する場合、UEは提供されたネットワーク能力プロファイルを拒否または承認する場合がある。
・ UEが提供されたネットワーク能力プロファイルを承認する場合、UEは肯定応答をAMFに送信して受諾を示してもよい。
・ UEが提供されたネットワーク能力プロファイルを拒否する場合、拒否メッセージ(拒否コード)をAMFに送信することによって、それを行ってよい。この場合、AMFはデフォルトのネットワークスライスおよびそのネットワーク能力プロファイルと共に応答してもよい。
あるいは、要求されたネットワーク能力が利用可能でない場合、ネットワークは標準的なネットワーク能力を有するデフォルトのスライスのNCPをUEに与えてもよい。
ステップ12bで、UEにサービスを提供するために新しいAMFが選択される場合、現在のAMFは、3GPP TS 23.502, Procedures for the 5G System; Stage 2, v15.1.0, Release 15, 2018-0に記載されている手順に従って、対象のAMFにコンタクトすることによってAMF再配置処理を開始してもよい。
概して、ステップ1で配信されるネットワーク能力要求情報は、UEとAMFとの間のNAS-MMシグナリング、またはUEとSMFとの間のNAS-SMなど任意のNASメッセージにカプセル化されてもよい。この意味で、情報は、サービス要求メッセージ、およびセッション管理関連要求メッセージにカプセル化されてもよい。UEは、NAS-SMメッセージにネットワーク能力要求を含んでもよい。例えば、UEは、ネットワーク能力X、YおよびZの使用を必要とする新しいアプリケーションを起動する場合がある。UEは既に登録されており、かつネットワークスライスでのPDUセッションを有している場合がある。UEは、ネットワーク能力X、YおよびZをサポートしている同じネットワークスライスで新しいPDUセッションを開始するインジケーションと共にPDUセッション確立要求を送出してもよい。このPDUセッションに対してスライス1が充分であるかどうか、またはこのPDUセッションに対して新しいスライスが必要となるかどうかを確認するために、AMFまたはSMFはNCMFとの交換をトリガしてもよい。
(ネットワーク能力ベース登録更新)
登録を完了した後であっても、UEが新しいネットワーク能力を要して、そのUEがネットワークスライスによってサービスを提供される場合がある。例えば、UEにおいて新しいIoTアプリケーションが起動し、サービスを提供するネットワークスライスによってサポートされていないNIDD特性を必要とする場合がある。図9は、UE始動ネットワーク能力ベース登録更新の方法の一例を示す。
ステップ1で提供されるネットワーク能力情報は、NCPと見なすことができる。
ステップ1で、UEは登録更新要求メッセージを用いて登録更新処理を開始してもよく、このメッセージは、以下の情報のうち1つまたは全てを含んでよい。
・ NSSAI:これは、過去の登録処理中にUEが取得した設定NSSAIおよび/または許可NSSAIである。
・ PLMN ID:これは、UEがネットワークスライスによってサービスを提供されるPLMNを示すために使用される。
・ NSI ID:これは、UEにサービスを提供するネットワークスライスインスタンスを示す。
・ アプリケーションID:これは、新しいネットワーク能力を必要とするUEのアプリケーションの識別子である。
・ 要求されるネットワーク能力:UEは、UE上で動作を開始する新しいアプリケーションのタイプに基づいて、要求されるネットワーク能力のタイプを決定する場合がある。1つのアプリケーションが複数のネットワーク能力を必要とする場合がある。
・ 必要とされるネットワーク能力使用可能性スケジュール、必要とされるネットワーク能力QoSレベル(例えばサービス応答時間など)およびマルチテナントの必要とされるレベル(例えば、ネットワーク能力の使用を必要とするUEのアプリケーションの数)などのUEのネットワーク能力使用要件に関連する情報。
・ 必要とされるネットワーク能力使用可能性スケジュール。
・ 必要とされるネットワーク能力のQoSレベル(例えば、サービス応答時間)。
・ マルチテナントの必要とされるレベル(例えば、ネットワーク能力の使用を必要とするUEのアプリケーションの数)。前述のネットワーク能力要件と共にこの情報は、(例えば、使用可能性およびスケーラビリティ要件に基づいて)既存のスライスインスタンス、NF、NFサービスが要求を満たすために使用され得るかどうか、または新しいインスタンスがインスタンス化される必要があるかどうかをネットワークO&Mシステムが判断するのに有用である可能性がある。
ステップ2で、サービスを提供するAMFは、UEが新しいネットワーク能力を要することを許容されるかどうか、およびUEによって提供される情報が有効かどうかを確認してもよい。
ステップ3で、サービスを提供するAMFは、UEに関するさらにいくつかの情報およびUDR内のUEコンテキストを取得するためにUDM/UDRにコンタクトすることを任意に選択してもよい。
ステップ4で、サービスを提供するAMFは、AMFが提供する任意のネットワークスライスによって新しく要求されたネットワーク能力がサポートされ得るかどうかを判断してもよい。サービスを提供するAMFが、要求されたネットワーク能力をサポートできる場合、これがサービスを提供するネットワークスライスによるものか、異なるネットワークスライスによるものかに関係なく、AMFはステップ12に進む。
ステップ5で、サービスを提供するAMFが必要とされるネットワーク能力およびUEのネットワーク能力使用要件をサポートすることができない場合、またはサービスを提供するAMFがそれをサポートすることができるかどうかを判断できない場合、サービスを提供するAMFは、AMFに記憶されたUEコンテキスト、NSSAIおよび必要とされるネットワーク能力情報を含むネットワーク能力構成要求をNCMFに送信してよい。
ステップ6で、要求を受信するとすぐに、要求されたネットワーク能力をサポートするネットワークスライスを見つけるために、NCMFは、利用可能なネットワークスライスとそれらのネットワーク能力との間のマッピング情報、およびネットワーク能力プロファイルをチェックしてよい。
次に、ステップ7で、NCMFは、サービスを提供するAMFを変更することなく、いずれかのネットワークスライスによって要求されたネットワーク能力がサポートされ得るかどうかを判断してよい。
ステップ8aで、NCMFは、サービスを提供するネットワークスライスがUEによって要求されたネットワーク能力をサポートできないと判断する場合、NSSFに新しいネットワークスライスを選択するように要求する。
ステップ9aで、NSSFは、1つまたは複数のネットワークスライスインスタンス、場合によっては、新しいAMFのセット、およびNRFを選択してよい。NSSFは、NSI ID、NSSAI、NRFアドレス、およびAMFのセットを含む任意の選択結果を返信してよい。新しいAMFが選択される場合、AMF再配置処理がステップ12bでトリガされてよい。新しいネットワークスライスがAMFの変更なしに選択される場合、UEは両方のネットワークスライスに同時に接続してよい。既存のネットワークスライスがUEにサービスを提供できない場合、UEにサービスを提供する新しいネットワークスライスおよび対応するネットワークスライスインスタンスを起動するために、NSSFは操作・管理(O&M)システムにコンタクトしてもよい。
ステップ8bで、サービスを提供するネットワークスライスがUEによって要求されたネットワーク能力をサポートできるとNCMFが判断する場合、ネットワーク能力がまだ有効でない間に、NCMFは、サービスを提供するネットワークスライス情報を更新して、そのネットワークスライスが該ネットワーク能力をサポートすることを示すように要求をNSSFに送信してよい。NCMFは、要求メッセージに要求されたネットワーク能力情報、UEにサービスを提供するNSI ID、およびAMFがサービスを提供するNSSAIを含めてもよい。
ステップ9bで、NSSFは、ネットワークスライス情報を更新して、確認のためにNCMFに応答してよい。
ステップ10で、NCMFはまた、ネットワークスライスがUEによって要求されたネットワーク能力をサポートすることを示すために、マッピング情報を更新してもよい。
ステップ11で、NCMFは、サービスを提供するAMFに以下の情報のうち1つまたは全てと共に応答を送信してもよい。
・ NSSAI。
・ 新しいネットワークスライスが選択される「a」の場合、新しいNSI ID。
・ 新しいネットワークスライスが選択される「a」の場合、新しいAMFセット。
・ サービスを提供するAMFおよびサービスを提供するネットワークスライスがネットワーク能力をサポートすることができる「b」の場合、構成結果。
ステップ12で、「b」の場合、サービスを提供するAMFは、UEコンテキストおよびサービスを提供するネットワークスライス情報を更新するか、「a」の場合、AMFを再配置する手順を開始してもよい。
ステップ13で、サービスを提供するAMFは、サービスを提供するAMFが変更されない場合、サービスを提供するネットワークスライス情報を示す登録更新応答と共に、UEに応答してもよい。新しいAMFがNSSFによって選択される場合、対象のAMFは、登録更新を確認するために有効にされた新しいネットワーク能力とコンタクトしてよい。
(ネットワーク能力ベースUE構成更新)
UEに加えて、ネットワークまたはASもまた、サービスを提供するネットワークスライスのネットワーク能力更新に起因するUE構成の更新を開始してもよい。例えば、以下のイベントによって、ネットワークまたはASが処理を開始するようにトリガされてよい。
・ SCS/ASで新しいアプリケーションが開始し、UEがSCS/ASの新しいアプリケーションサービスをサブスクライブする。結果として、新しいネットワーク能力が新しいアプリケーションをサポートするために必要とされる。
・ サービスを提供するネットワークスライスにおけるネットワーク機能/ネットワークスライスインスタンスの負荷バランス問題またはスケールダウンなどのなんらかの理由でUEに新しいネットワークスライスがサービスを提供するように切り換えることをネットワークが望む。
図10は、ネットワーク能力ベースUE構成更新の方法を示す。
ステップ0で、これは、UEがネットワークへの登録を完了し、かつUEがネットワークを通してアプリケーションサーバ(AS)に接続を有することを仮定した前提条件のステップである。
ステップ1aで、新しいアプリケーションセッションが必要とされるなど、ある特定のイベントに起因してUEにサービスを提供するネットワークスライスのネットワーク能力を追加または更新することをASが決定する場合がある。新しいアプリケーションの場合、ASは新しいアプリケーションのタイプに基づいて要求されるネットワーク能力のタイプを決定する場合がある。
ステップ1bで、AMFはサービスを提供するネットワークスライスの負荷バランスなどのなんらかの理由に起因してUEにサービスを提供するネットワークスライスを変更することを決定する。
ステップ2aで、ASは、NEFを介してNCMFにネットワーク能力構成要求メッセージを送信する。このステップで提供される情報は、NCPであってもよく、以下の情報を含んでもよい。
・ SUPI、GUTIまたは外部のUE IDなどのUE ID。
・ UEとASとの間の接続用のサービスを提供するネットワークスライスを示すNSSAI。
・ UEとASとの間の通信をサポートするためにネットワークスライスに追加されるべき新しいネットワーク能力情報。
・ 必要とされるネットワーク能力使用可能性スケジュール、必要とされるネットワーク能力ネットワーク能力QoSレベル(例えばサービス応答時間など)およびマルチテナントの必要とされるレベル(例えば、要求されるネットワーク能力の使用を必要とするUEまたはASのアプリケーションの数)などのUEとASとの間の通信に対するネットワーク能力使用要件に関連する情報。
・ 要求されるネットワーク能力に関連付けられたアプリケーションを示すアプリケーションID。
・ このネットワーク能力構成処理を参照するために使用される参照ID。これはNEFによって割り当てられてよい。
・ NSI ID:UEにサービスを提供するネットワークスライスインスタンスを示す。
ステップ2bで、AMFはNCMFにネットワーク能力構成要求メッセージを送信する。
ステップ3で、要求を受信するとすぐに、NCMFは、UEのさらにいくつかのサブスクリプション情報およびUDR内のUEコンテキストを取得するためにUDM/UDRにコンタクトすることを任意に選択してもよい。
ステップ4で、NCMFはネットワークスライス情報、および要求されるネットワーク能力情報をチェックしてもよい。これらのチェックの目的を以下に示す。
・ ネットワークスライス情報、ネットワークスライスインスタンス情報などASまたはネットワーク機能によって提供される情報の確認。
・ サービスを提供するネットワークスライスが要求されるネットワーク能力およびUEおよびASのネットワーク能力使用要件をサポートすることができるかどうかの判断。このことは、ネットワークスライスのネットワーク能力プロファイルをチェックすることによって行うことができる。サポートできない場合、ステップ5が実施される。
ステップ5で、サービスを提供するネットワークスライスが要求されるネットワーク能力をサポートできないことをNCMFが発見する場合、NCMFはNSSFに新しいネットワークスライスを選択するか、新しいネットワークスライスを形成するように要請してよい。場合によっては、サービスを提供するネットワークスライスが過負荷であることをNCMFが発見することも考えられ、その場合、NCMFはNSSFに新しいスライスを選択するように要求してよい。
ステップ6で、NCMFまたはNSSFはネットワーク構成処理を続行することをAMFに通知する。処理がASによってトリガされる(すなわち、ステップ1aおよび2a)場合、AMFはUE ID、NSSAI、NSI ID、SCS/AS ID、NEF IDおよび参照IDを提供される。この情報は後でNEFとコンタクトするためにAMFによって使用される場合がある。
ステップ7で、AMFはUEと通信し、UE構成更新をトリガする。メッセージで、AMFは、以下の情報のうち1つまたは複数を含むスライスのNCPをUEに通知する。
・ 新しいネットワーク能力情報。
・ 特に新しいネットワークスライスが選択される場合にネットワークスライスを識別するNSSAI。
・ 参照ID。
・ SCS/AS ID。
ステップ8で、UEは、図9にて提示した登録更新処理を開始する。
ステップ9で、登録更新処理が完了するとすぐに、ASがこの処理を開始した場合、AMFは、NEFを介して応答するメッセージをASに送信する。
図10は、処理を開始するネットワークエンティティの例として、AMFが処理を開始するシナリオを示していることに留意されたい。場合によっては、他のネットワークエンティティが処理を開始することも考えられる。例えば、UEポリシー変更またはネットワークスライス選択ポリシー変更に起因して、PCFが処理を開始してもよい。したがって、UE向けのネットワーク能力のプロビジョニングに潜在的に影響を与えることがあるネットワークスライス選択処理をPCFがトリガしてもよい。
(要求NSSAIのネットワーク能力プロファイルを用いる登録手順)
NCMFは、ネットワークスライスのネットワーク能力を構成して、各スライスのネットワーク能力プロファイル(NCP)を構築する場合がある。このセクションでは、本明細書にて先に記載した方法について詳しく述べ、またNCPがNSSAIと共にUEに配信される(例えば、S-NSSAIごとに1つのNCP)場合がある方法について説明する。図13は、その方法を示し、かつネットワーク能力の構成をサポートするためにどのように初期登録手順が拡張され得るかを例示するが、同じ拡張が、モビリティ登録更新および周期的登録更新手順にも適用できることが理解されるべきである。
図13は、3GPP TS 23.502にて定義されている初期登録、モビリティ登録、および周期的登録手順がどのように更新され得るかを例示する。図13は、拡張されることがあるかまたは最も拡張が必要とされる登録手順の一部に特に焦点をあてている。一部のステップは省略される。図13はNCMFがスタンドアロンNF、または論理的機能であることを示していることに留意されたい。それは、代わりに、OAMシステムの一部であるか、またはSMFもしくはAMFなどの別のNFの一部であることもある。
図13に例示するように、AMFは、UEが登録することになるスライスの能力を決定し、かつUEにこの能力情報を提供してもよい。追加として、ある特定の能力をUEが要求する場合がある。さらに、UEが登録することができるS-NSSAIおよび関連付けられたNCPのリストをネットワークがUEに提供する場合もある。
ステップ1で、UEは登録要求を送信し、この要求は要求NSSAIを含み、UEは(R)ANノードを介して要求をAMFに送信する。登録要求は、初期登録、モビリティ登録更新、または周期的登録更新であってよい。本明細書にて先に記載したように、NSSAIのS-NSSAIごとの所望される能力をネットワークに示すために、登録要求はNCPを含んでもよい。
ステップ2で、(R)ANノードは、TS 23.501 [1], clause 6.3.5に記載されているようなAMFを選択する。
ステップ3で、(R)ANノードは、AMFに登録要求メッセージを転送する。
ステップ4で、UEからの登録要求に基づいて、AMFは、UEのサブスクリプションを取得するためにUDM/UDRに問い合わせしてよい。UEサブスクリプションは、サブスクライブS-NSSAIを含んでもよい。
ステップ5で、先のステップで情報が取得されなかった場合、許可NSSAI内のS-NSSAIごとに、AMFはNCMFからのネットワーク能力プロファイルを要求してよい。このような問い合わせでの要点は、S-NSSAI(すなわちNSSAI)を含む必要があることである。
あるいは、AMFは、各S-NSSAIに関連付けられたNCPを取得するために、NSSFまたはNRFなどの別のNFに問い合わせすることによって、各S-NSSAIに関連付けられたNCPを取得してもよい。
ステップ6で、NCMFは要求されたS-NSSAIのNCPをAMFに返信してもよい。
ステップ7で、登録承認メッセージの一部として、AMFは許可NSSAIおよび設定NSSAI、ならびに許可NSSAI内のS-NSSAIごとのNCPおよび設定NSSAI内のS-NSSAIごとのNCPをUEに送信する。NCPは、許可NSSAIおよび設定NSSAIの一部と見なされてもよい。
任意選択で、ネットワークは公示(Advertisement)NSSAIをUEに送信してもよい。公示NSSAIは、S-NSSAIおよびそれらの対応するNCPのリストである。このリストおよび対応するS-NSSAIは、UEにとって利用可能なスライスの公示および各スライスの能力のインジケーションであってもよい。公示NSSAI内のS-NSSAIは、要求NSSAIまたは許可NSSAIの一部でないこともある。公示NSSAIの目的は、その設定NSSAIまたは許可NSSAIに追加されることをUEが要求する場合があるスライスについての情報をUEに提供することである場合がある。あるいは、公示NSSAIは、設定NSSAIの一部である場合もある。
ステップ8で、スライスの能力が充分でないという意味で、許可NSSAIおよび/またはS-NSSAIと共に提供されるNCPのいずれかが、充分でないとUEが判断する場合、UEは公示NSSAIを評価してもよく、また、公示NSSAI内で好適なS-NSSAIを発見した場合、登録更新手順を開始し、要求NSSAIに公示NSSAIからのS-NSSAIを含めてよい。次に、UEおよびネットワークは、登録更新手順を実行し、それに応じて、ネットワークはUEの許可NSSAIおよび設定NSSAIを更新してもよい。
(UEポリシー更新によるネットワーク能力プロファイル配信)
NCP関連UEポリシーは、NCPポリシーまたはNCPPと呼ばれる場合がある。このセクションでは、UEポリシーの一部としてNCPをコアネットワークがUEに配信できる場合がある方法について記載する。NCPポリシーは、3GPP TS 23.502で定義されている透過的なUEポリシー配信手順のUE構成更新を使用することによって、UEに送信されることがあることに留意されたい。図14は既存の手順がどう拡張され得るかに焦点をあてた方法を示している。この方法は、ステップ0で記載されているいくつかのイベントによってトリガされる場合がある。
ステップ0で、イベントが発生することがある。イベントの通知は、PCFに送信されてよく、その結果、PCFはNCPポリシーが更新される必要があるかどうかを判断することができる。イベントの例としては、以下のものがある。
・ OAMシステムまたは権限を与えられたASが、更新の要求およびNCPを送信する場合がある。要求はNEFを介して送信される場合がある。例えば、ASまたはOAMは、スライスにおけるUEによって可能な最大ULまたはDRデータレートを上げるように、またはスライスにおける可能なPDUセッションの最大数を増やす、または減らすように要求をNEFに送信する場合がある。
・ UEが位置を変更したという通知をAMFからPCFが受信する(例えば、UEポリシーは地理的領域に制約されることがあるため、新しいポリシーが更新される必要がある場合がある)。
・ PCFがUEまたはUEグループ向けのサブスクライブS-NSSAIに変更があったという通知を受信する(例えば、ネットワーク管理者が、新しいS-NSSAIを用いてUEサブスクリプションを更新する場合がある)。
・ UEがEPSから5GSに移動したという通知をPCFが受信する。UEは5GS用のUEポリシーの新しいセットを受信する。
・ UEが(NASを介して)ポリシー更新要求をPCFに送信する。UEポリシー更新に対するUEの要求は、新しいネットワーク能力を必要とするアプリケーションのダウンロード、起動、および/またはインストールに応じるものである場合がある。例えば、ユーザはAR/VR設定を必要とするゲームアプリケーションをダウンロードする場合がある。これには、データレートおよび他のCNリソースの変更に適応させるために、ポリシーの新しいセットが必要な場合がある。要求には、アプリケーションまたはOS識別子を含んでもよい。
・ PCFがスライスに関連付けられたネットワーク機能が再構成された(例えば、新しいNFがインスタンス化されるか削除された、既存のNFがスケールアップまたはダウンされた)という通知をOAMからまたはNRFから受信する。
・ NCMFはS-NSSAIの更新されたNCP情報をPCFに送信する。
ステップ1で、PCFは、どのUEアクセス選択および/またはPDUセッション選択関連ポリシーがUEに送信されるべきかを決定するために、PSIの最新リストをチェックする。PCFはS-NSSAIのNCPの新しいセットを得るためにNCMFにコンタクトする必要があるか、またはNCMFがS-NSSAIの新しいNCP情報をPCFに送信してよい。PCFは、NCPPを含む拡張されたUEポリシーのデータを読み込む。
ステップ2で、PCFは、AMFのNamf_Communication_N1N2MessageTransferサービス操作を起動する。メッセージは、SUPI、UEポリシーコンテナを含む。UEポリシーコンテナはUEに対するNCPPを含む。言い換えると、いずれかの他のUEポリシーのようなNCPは、UEポリシーとして5GSによって取り扱われ、それらは、スタンドアロンポリシーか、またはANDSPまたはURSPポリシーと統合された情報のどちらかである。
ステップ3で、UEが3GPPアクセスまたは非3GPPアクセスのどちらかにおいて、登録され、かつAMFによって到達可能である場合、AMFは、AMFローカルポリシーに基づいて、登録済みおよび到達可能なアクセスのうち1つを介して、UEポリシーコンテナ(NCPPを含む)をUEに透過的に転送する。
ステップ4で、UEはNCPPポリシーを受信し、記憶する。ポリシーは、スタンドアロンポリシー、あるいはURSP規則またはANDSPの一部としてUEに提供されることがあるポリシーの一部として本明細書で記載されるNCP情報と見なされる場合がある。
UEがどのように動作することができるかの例は、以下のポリシーに基づく。
・ NCPポリシーが新しい周期的トラフィック規則を示す場合、UEは周期的トラフィックの受信または伝送の期間の更新を必要とする場合がある。他方では、UEが周期的トラフィックに対するポリシーを有していない場合、UEは、特定の一定期間内にメッセージを送信および受信することによって新しいポリシーを実装してもよい。例えば、UEは10秒ごとに連続的にセンサ信号をサーバへ送信する必要がある場合があるが、UEが高速で移動することが想定されるために5秒に更新される可能性がある。周期的トラフィック規則は、URSPの確証基準を拡張することによってURSP規則に統合される場合があり、その結果、通信期間がUEに示されることがある。次に、URSP規則が評価されるときに、UEはこの情報を考慮することができる。
・ NCPポリシーが最大ULおよび/またはDLデータレートを示す場合、UEがURSP規則を評価するときに、UEはNCP情報で提供された最大ULおよびDLデータレートを考慮してもよい。UEは、RSDまたはURSPに記載されているルートを確立しないことを決定して、その代わりにより低い優先度のルートを確立してもよい。例えば、より低い優先度のルートにより、より高いULまたはDL最大データレートが可能になる可能性がある。ルートが確立されると、UEは、最大ULおよび/またはDLデータレートを、トラフィックを開始したアプリケーションおよびルートが確立された後に同じルートを使用する任意の他のアプリケーションに提供する場合がある。また、NCPがスライスごとの最大ULスループットを示す場合、UEは、スライスでの全てのPDUセッションの集約スループットを監視することによって限度を強化する。
・ NCPポリシーが位置情報ベースメッセージを示し、UEが制約のある位置に現れる場合、UEは、メッセージ内のデータの受信または送信を停止する必要がある場合がある。ネットワークは、URSP規則内の確証基準としてこの情報をUEに提供するか、またはネットワークは、全てのURSP規則が評価されるときに考慮されるスタンドアロンNCPポリシーとしてこの情報をUEに提供してよい。言い換えると、NCPポリシーからのS-NSSAIを含む全てのルートを評価するときに、このポリシーは考慮される場合がある。
・ UEは、より好ましいNCPポリシーを可能にし得る異なるスライスに登録するために、登録更新要求をネットワークに送信してもよい。言い換えると、UEはモビリティ登録更新要求を送信してよく、その要求は、更新される要求NSSAIを含んでもよく、またその更新される要求NSSAIは、UEがそれ向けのポリシーを受信したばかりのS-NSSAIを含まない可能性がある。
(PDUセッションの最大数の処理)
このセクションでは、ネットワークスライスごとのいくつかのPDUセッションに対する既定の限度をネットワークがどう処理するか、および、PDUセッションをそれ以上確立できないことをUEが発見した場合にどう要求を処理することができるかの手順について記載する。
(PDUセッション確立処理中の最大PDUセッションの処理)
ネットワークは、ネットワークスライス内で確立されることがあるPDUセッションの数の最大限度をサポートする場合がある。ネットワークスライスがその最大限度に到達することがあるが、UEからPDUセッション確立要求を依然として受信する場合があるシナリオがある可能性がある。このセクションでは、そのような要求がどう処理される場合があるかを記載する。図15は、その方法を示し、3GPP TS 23.502で定義されている既存のPDUセッション確立手順がどう拡張され得るかを例示する。図15は、拡張される必要があるかまたは最も拡張が必要とされる登録手順の一部に特に焦点をあてている。
ステップ0で、ネットワークスライスは、スライスごとの可能なPDUセッションの最大数の限度を用いて構成される。これは、NCMFで構成される。NCMFは、ネットワークスライスに関わるPDUセッションの数をカウントするPDUセッションカウンタを含む。このセッションカウンタは、各PDUセッションが確立または解放される場合に、それぞれ1ずつ数をインクリメントまたはデクリメントする。NCMFは、PDUセッションが確立されると、SMFから通知を受信する場合がある。
ステップ1で、UEは、(R)ANノードを介して、PDUセッション確立要求をAMFに送信する。
ステップ2で、UEからPDUセッション確立要求を受信するとすぐに、AMFまたはSMFは、スライスで新しいPDUセッションが確立され得るかどうかをチェックするように要求をNCMFに送信する。要求はS-NSSAIを含む。NCMFは、スライスでのPDUセッションの数が、最大値未満かどうかを確認するためにスライスのPDUセッションカウンタをチェックする。NCMFがPDUセッションの数が最大値未満であることを示す場合、PDUセッションは可能であり、そうでない場合は、PDUセッションは許可されず、PDUセッション確立要求は拒否されることになる。
ステップ3で、TS 23.501による残りのPDUセッション確立手順が実行され、PDUセッション確立応答がUEに送信される。PDUセッションが許可されるべきでない(すなわち、スライスがPDUセッションの最大数に到達した)ことをNCMFがAMFまたはSMFに示す場合、AMFまたはSMFは、エラー/原因コードをUEに送信して、ネットワークスライスがPDUセッションカウントのその最大限度に到達したことを示し、かつ要求を拒否してもよい。この場合、UEは、そのURSP規則を再評価して、異なるスライス内でPDUセッションの確立を試行してもよい。また、応答は、同じスライス内でPDUセッション確立を試行する前に、UEがどれくらいの間、待つ必要があるかを示す待機タイマを含んでもよい。ただし、待機タイマが満了する前に同じスライスでのPDUセッションを停止する場合、UEは待機タイマをリセットして再試行してもよい。待機時間は、URSP規則の時間ウィンドウ(ルート選択確証基準)に統合されてもよい。それゆえ、URSP規則は、PDUセッション確立の再試行前に再評価される。
PDUセッション確立拒否メッセージを受信後、UEは以下の動作を行ってよい。
・ 拒否スライスが利用不可で、より低い優先度のURSPまたはRSD規則に基づいてPDUセッションの確立を試行するといった知識を用いてそのURSP規則を再評価。
・ 待機タイマの間待機して、続いて、そのURSP規則を再評価し、同じスライス内でPDUセッションの確立を再度試行する。
・ 同じスライス内のPDUセッションを停止し、待機タイマが満了していない場合、それを解除/無効にし、続いて、そのURSP規則を再評価し、同じスライス内でのPDUセッションの確立を再度試行する。UEがスライスからの停止されることがあるPDUセッションIDを示すことができるようにPDUセッション確立要求を改良することを提案する。PDUセッション確立手順に対するこの拡張は、スライスがPDUセッション限度型であり、かつ、新しく、より高い優先度のPDUセッションを直ちに再確立することができるという条件でUEがより低い優先度のPDUセッションの停止を望む場合に望ましい可能性がある。
(NAS通知を使用する最大PDUセッションの処理)
このセクションでは、ネットワークスライスが最大限度に到達したことをUEに通知するためにNAS通知が使用される方法について記載する。図16はその方法を示している。
ステップ0で、ネットワークスライスは、スライスごとの可能なPDUセッションの最大数の限度を用いて構成される。これは、NCMFで構成される。NCMFは、ネットワークスライスに関わるPDUセッションの数をカウントするPDUセッションカウンタを含む。このセッションカウンタは、各PDUセッションが確立または解放される場合に、それぞれ1ずつ数をインクリメントまたはデクリメントする。NCMFは、PDUセッションが確立されると、SMFから通知を受信する場合がある。スライス内のAMFおよびSMFは、スライス内のPDUセッションの数が最大値に到達するか、または最大値を下回るときに通知されるべきNCMFをサブスクライブする。
ステップ1で、UEおよびネットワークは、3GPP TS 23.502のセクション4.3.2.2.1に記載されているような、PDUセッション確立手順を実行する。UEからPDUセッション確立要求を受信するとすぐに、AMFまたはSMFは、スライスで新しいPDUセッションが確立され得るかどうかをチェックするように要求をNCMFに送信する。要求はS-NSSAIを含む。NCMFは、スライスでのPDUセッションの数が、最大値未満かどうかを確認するためにスライスのPDUセッションカウンタをチェックする。NCMFがPDUセッションの数が最大値未満であることを示す場合、PDUセッションは可能であり、そうでない場合は、PDUセッションは許可されず、PDUセッション確立要求は拒否されることになる。PDUセッションが拒否された場合については、本明細書で先に記載した。この手順の例では、PDUセッション確立が成功すると仮定している。
ステップ2では、AMFまたはSMFは、ネットワークスライスがPDUセッションの最大数に到達したという通知をNCMFから受信する。
ステップ3で、AMFは、NAS通知をスライスに登録されている全てのUEに送信する。NAS通知は、スライス内のPDUセッション確立を試行する前に、UEがどれくらいの間、待つ必要があるかを示す待機タイマを含む。ただし、待機タイマが満了する前に同じスライスでのPDUセッションを停止する場合、UEは待機タイマをリセットして再試行してもよい。待機時間は、URSP規則のルート選択確証基準の時間ウィンドウに統合されてもよい。URSP規則は、PDUセッション確立の再試行前に再評価される。
ステップ4で、待機タイマが満了するか、UEが同じスライスでのPDUセッションを停止する。
ステップ5で、PDUセッション停止手順により、NCMFカウンタがデクリメントされて、PDUセッションカウンタが所定の値まで減少する。NCMFは、スライス内のPDUセッションの数が所定の値まで減少する場合、通知をAMFおよびSMFに送信する。
ステップ6で、AMFは、NAS通知をスライスに登録されている全てのUEに送信する。NAS通知は、状況が解消されて、PDUセッションがスライスで新たに確立されてよいことを示す。あるいは、通知は、原因コードによってPDUセッション確立要求が拒否されたUEにのみ送信されてもよい。
ステップ7で、UEは待機タイマをリセットし、スライスでのPDUセッションの確立を試行してもよい。
(ネットワークスライスにおけるUEの最大数の処理)
ネットワークは、同時にネットワークスライスに登録することができるUEの最大数を制限する能力を搭載する場合がある。ネットワークが、登録されたUEがその最大限度に到達しているネットワークスライスへの登録の要求をUEから受信し得るシナリオがある場合がある。このセクションでは、このような場合に処理する方法について記載する。図17はその方法を示している。
ステップ0で、NCMFにおいて、カウンタが保持されている場合がある。カウンタは、各UEが登録または登録解除される場合に、1ずつカウントをインクリメントまたはデクリメントする。UEが登録または登録解除されると、AMFはインジケーション/通知をNCMFに送信してもよく、その結果、それに応じて、カウンタがインクリメントまたはデクリメントされる場合がある。NCMFは、スライスにおける全てのAMFをサブスクライブしている場合があり、その結果、UEがスライスに登録すると、NCMFは通知を受信することができる。サブスクリプション要求は、S-NSSAIを示してもよく、またAMFからの通知は、UE IDおよびS-NSSAIを含んでもよく、その結果、NCMFは、登録されたUEを追跡し、登録されたUEの状態を問い合わせ、かつUEの登録または登録解除の通知が受信される状況におけるカウントエラーを回避することができる。NCMFはまた、スライスに登録されたUEの数に限度があることをAMFに示してもよく、その結果、AMFは新しいUEの登録の許可に対するNCMFによるチェック(すなわち、限度に到達していないことのチェック)を認識する。
ステップ1で、UE(UE1)およびネットワークは、3GPP TS 23.502の4.2.2.2.2に記載されているような、UE登録手順を実行する。UE1からのUE登録要求を受信するとすぐに、AMFは要求をNCMFに送信するか、またはNCMFサービスを起動し、新しいUEがスライスに登録されてよいかどうかをチェックする。要求はS-NSSAIを含む。NCMFは、スライスのUE登録カウンタをチェックし、スライスに登録されたUEの数が最大値未満かどうかを確認する。NCMFがスライスに登録されたUEの数が最大値未満であることを示す場合、UE登録は可能であり、そうでない場合は、UE登録は許可されず、UE登録要求は拒否されることになる。本手順のこのステップは、UE1によるUE登録が成功すると仮定している。
ステップ2で、AMFは、ネットワークスライスがUEの最大数に到達したという通知をNCMFから受信する場合がある。NCMFは、S-NSSAIへの登録を再試行する前に、UEがどれくらいの間、待つ必要があるかを示す待機タイマをAMFに提供してよい。
ステップ3で、異なるUE(例えば、UE2)が、UE登録要求をネットワークに送信する場合がある。要求は、スライスごとに、スライスへの登録が拒否されるかどうかを示す場合があり、UEは、この拒否の原因が解消されたときに通知を受信することを望む。
ネットワークスライスがUEの最大数に到達したという通知をAMFがNCMFから受信していない場合、ステップ1で記載したように、AMFは、UEの登録が可能であるかどうかをチェックするようにNCMFに問い合わせしてよいことに留意されたい。
ステップ4で、ネットワークスライスがUE登録限度の最大数に到達したとAMFが通知された場合、AMFは、要求が拒否されたこと、およびスライスが登録されたUEの最大数に到達したために要求が拒否されたことを示す原因値を示すUE登録応答メッセージをUE2に送信してもよい。また拒否により、UEが同じスライスで再びUE登録の要求を試行し得るタイミングを決定するために使用する必要がある待機タイマがUEに提供されてもよい。一方、スライス限度に到達していない場合、UE2およびネットワークは3GPP TS 23.502のセクション4.2.2.2.2に記載されているような登録手順を実行する。
ステップ5で、ネットワークスライスに既に登録されているUE(例えば、UE3)は、ネットワークスライスへの登録を解除される場合がある。
ステップ6で、AMFは、このUEの登録解除についてNCMFに通知してよい。NCMFは、カウンタをデクリメントしてよい。加えて、NCMFは通知を送信して、ネットワークスライスが現在その最大限度未満であることをAMFに知らせてもよい。
ステップ7で、AMFは、原因コード(すなわち、ネットワークスライスが最大限度に到達したことについてのメッセージおよび待機タイマ)によって登録を拒否され、かつ依然として動作している待機タイマを有する任意のUE(例えば、UE2)に、NAS通知を送信してよい。このNAS通知は、制限されていた状況が解消されたことを示す。
ステップ8で、ネットワークからのNASメッセージを受信するとすぐに、UE2は、待機タイマをリセットして、スライスへの登録を試行してよい。
あるいは、UEは、待機タイマが満了した後に、UE登録を試行してもよい。
この手順は、本明細書にて先に記載したネットワーク能力ベース登録手順の拡張または拡張解釈と見なされる場合があることに留意されたい。
(スライス内の最大ULおよびDLデータレートの処理)
前述したように、ネットワークは、UEがスライス内で使用することができる最大ULおよびDLデータレートをUEに提供してよい。これらの最大データレートは、スライス内の全てのPDUセッションにわたって適用される。
ネットワークはまた、スライス内でPDUセッションが確立されるときはいつでも、この情報をUEに提供してよい。
ネットワークは、UEがスライス内の最大ULまたはDLデータレートを超過したことを検出する場合はいつでも、NAS通知をUEに送信してもよい。通知はUEに対する最大ULまたはDLデータレートを示してもよく、その結果、UEはそれを施行できる。
(NCMFサービス)
前述したように、NCMFは、ネットワーク能力およびネットワークスライスに関連する情報を管理および保持する役割を担っている。表5は、これらの操作を可能にするために提供されることがあるNCMFサービスのリストを示す。
Figure 2022525167000007
あるいは、NCMFがNSSFまたはUDM/UDRと共に配置されている場合、表5に示されているNCMFサービスは、NSSFサービスまたはUDM/UDRサービスと定義されることもある。
(新しいUPFサービス)
5Gサービスベースアーキテクチャでは、UPFはユーザプレーン機能として使用されない。しかし、UPFがQoS施行、データバッファリングおよびイベント監視などの一部の制御機能を有することも考えられる。一部のUPFサービスは、UPFに対してサービスベースアーキテクチャを拡張することによって追加することも可能である。図11は、UPFおよびNupfインターフェースを伴った拡張サービスベースアーキテクチャを示す。表6はUPFサービスのリストを示す。
Figure 2022525167000008
(Nupf_EventExposure)
このサービスは、他のNFがUPFにおけるある特定のイベントをサブスクライブして、サブスクライブされたイベントが発生した場合に通知を得るために提供される。UPFは、以下のイベントに対してサブスクリプションサービスを提供してよい。
・ UPFでバッファリングされたDLデータパケットが、タイムアウト閾値または限られた記憶領域が原因でドロップされる。これは、QoSフローごと、セッションごと、UEごと、またはUPFごとであり得る。
・ UPFが、ローカルデータネットワークの上りリンク分類子として、または、マルチホームPDUセッションの分岐点として選択される。
・ UPFが、3GPPアクセスを介する、または非3GPPアクセスを介する(すなわち、N3IWFを通した)PDUセッションのアンカポイントとして選択される。
・ トラフィックを発信しているSCS/ASの情報、および施行される特定の規則の情報を含むポリシー規則が、UPFによって特定のトラフィックで施行されることが理由で、パケットがドロップされる。
・ UPFによってサポートされる接続済みUEの総数が一定の閾値を超える。
・ 拒否されたまたは失敗した接続試行の総数または割合が閾値を超える。これは、特定の原因値によって拒否されたまたは失敗した接続試行の総数または割合が閾値を超える場合に通知を要求するようにさらに限定される場合がある。
・ 計算リソースが閾値よりも少ない。
・ UPFが管理しているセッションの総数が一定の閾値を超える。
・ UPFが管理しているセッションの(保証された)総データレートが一定の閾値を超える。
・ 下りリンクデータバッファリングに割り当てられたメモリの利用率が一定の閾値を超える。
・ QoSフローへのDLデータトラフィックのマッピングが失敗し、アプリケーションデータに適合するPDRがない。
以下の情報が、サブスクリプション(またはサブスクリプション解除)要求または通知メッセージで使用される場合がある。
・ サブスクリプションID
・ 通知アドレス/ID
・ イベントIDおよび対応するパラメータ:例えば、PDUセッションが輻輳するイベントが起こる場合、PDUセッションID、QFIおよびリソース利用率が含まれる。パケットがドロップされるイベントが起こる場合、ドロップの原因、セッションID、QFI、およびUPFでバッファされているパケットの数が提供される。
AFがサービスベースインターフェースを介してUPFに直接アクセスできない場合、NEFはサービスコンシューマである場合がある。
(Nupf_StatusMonitoring)
このサービスは、PDUセッション状態およびQoS施行状態に関してUPFから情報を得る機会をNFに提供する。UPFは、このサービスを通して以下の情報を提供してよい。
・ UPFが、アンカポイント、分岐点、または上りリンク分類子としてそれぞれ機能している場合のPDUセッションの数。
・ UPFでバッファされている下りリンクデータの量。これは、アプリケーションごと、UEごと、UEグループごと、PDUセッションごと、QoSフローごと、または位置(すなわち、ネットワークエリア内)ごとである場合がある。
・ 非3GPPアクセスを介してUEに接続するPDUセッションの数。
・ 現在認識されているビットレート。これは、アプリケーションごと、UEごと、UEグループごと、PDUセッションごと、QoSフローごと、または位置(すなわち、ネットワークエリア内)ごとである場合がある。
・ パケットエラーレート(損失レート)。これは、アプリケーションごと、UEごと、UEグループごと、PDUセッションごと、QoSフローごと、または位置(すなわち、ネットワークエリア内)ごとである場合がある。
・ CDRなどのデータバッファリングチャリング関連情報で使用される記憶領域リソースの割合。
AFがサービスベースインターフェースを介してUPFに直接アクセスできない場合、NEFはサービスコンシューマである場合がある。
(Nupf_PDUSession)
このサービスは、PDUセッションの作成、更新および解放などPDUセッションを管理するために、ある特定の手順を開始する能力をSMFに提供する。SMFは、PDUセッション関連手順で、以下の情報を含んでもよい。
・ S-NSSAIおよびネットワークスライスインスタンスIDなどのPDUセッションIDおよび関連ネットワークスライスID
・ DNN
・ PDUセッションタイプ、例えば非IP、イーサーネットまたはIPタイプ
・ セッション・サービス継続(SSC)モード
・ QoSごとの最大ビットレート、セッションごとの最大集約ビットレート、最大パケット損失レートなどのQFIおよび関連QoSパラメータ
・ リフレクティブQoSのサポートインジケーション
・ DLトラフィックとULトラフィックとの両方に対するパケット検出規則(Packet Detection Rule:PDR)
・ SMF ID、SMFインスタンスIDなどのSMF情報
・ それぞれN3およびN6トンネル(例えば、NIDD転送用)のトンネル情報
・ 課金ポリシーID
・ UPFが、上りリンク分類子として、またはPDUセッションに関連する分岐点として追加または削除されたことのインジケーション
・ 5G-GUTIおよびSUPIなどのUE ID
・IPアドレスおよびポート番号
(グラフィカルユーザインターフェースの例)
図12は、5Gネットワークでネットワーク能力を構成するために使用される可能性のある例示的ユーザインターフェースを示す。ユーザインターフェースは、エンドデバイス(UE)、サービスプロバイダ(SCS/AS)、ネットワークオペレータ、または他のネットワークエンティティもしくはユーザによって、またはそれらのために表示されることがある。例えば、ユーザインターフェースは、それぞれ、図1Bのディスプレイ128、または図1Gのディスプレイ86によって表示されることがある。
図18は、UEがネットワークから許可S-NSSAIのNCPを受信することがあるユーザインターフェースを示している。アプリケーション要件に基づいて、UEは受信したNCPに基づいてネットワークスライスを承認するか、またはコアネットワークからの新しいNCP/ネットワークスライスを要求することができる。
上述のネットワークエンティティは、図8から10に示されるようなステップを実施するもの、例えばUE、(R)AN、AMF、NCMF、NSSF、UDR/UDSF、UDM/UDR、NRF、NEF、PCF、NF、SCS/AS、(R)AN、SMFなどを含み、図1Bまたは図1Gに例示されているようなワイヤレスおよび/またはネットワーク通信またはコンピュータシステム用に構成された装置のメモリに記憶され、かつ該装置のプロセッサで実行するソフトウェアの形態(すなわち、コンピュータ実行可能命令)で実装されることがある論理エンティティであってもよいことが理解される。すなわち、図8から10に示される方法は、図1Bまたは図1Gに示される装置またはコンピュータシステムなどの装置のメモリに記憶されたソフトウェア(すなわち、コンピュータ実行可能命令)の形態で実装されてよく、このコンピュータ実行可能命令は、装置のプロセッサによって実行されると、図8から10に示されるステップを実施するものである。図8から10に示される機能性は、仮想化ネットワーク機能のセットとして実装されてもよいことをさらに理解すべきである。ネットワーク機能は、必ずしも直接通信する必要はなく、むしろ、転送機能またはルーティング機能を介して通信してもよい。また、図8から10に示される任意の伝送および受信ステップは、装置のプロセッサの制御および該プロセッサが実行するコンピュータ実行可能命令(例えば、ソフトウェア)に基づいて、装置の通信回路によって実施されてよいことも理解される。
追加の実施形態は以下のものを含むことがある。
実施形態1.プロセッサおよびメモリを備えた装置であって、該メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、該コンピュータ実行可能命令は、該プロセッサによって実行されると、該装置に、
通信ネットワークのコアネットワークのエンティティに、ネットワーク能力構成の要求を送信することであって、該要求は、装置によって要求された1つまたは複数のネットワーク能力のリストを含む、送信することと、
コアネットワークエンティティから、要求された1つまたは複数のネットワーク能力をサポートするネットワークスライスの識別子を含む応答を受信することと、
を含む操作を実施させる、装置。
実施形態2.要求は、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力ごとの識別子、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートするための1つまたは複数のネットワークスライスIDおよび/またはネットワークスライス選択情報、および
要求されたネットワーク能力を必要とする装置でホストされている1つまたは複数のアプリケーションごとの識別子、
のうち1つまたは複数をさらに含む、実施形態1に記載の装置。
実施形態3.要求は、
装置の識別子、
そこに装置が登録することがある公衆陸上移動網(PLMN)の識別子、
その中で装置がネットワーク能力を要求する地理的エリアに関連付けられた情報、
のうち1つまたは複数をさらに含む、実施形態2に記載の装置。
実施形態4.要求は、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力に関連付けられた使用可能性スケジュールを指定する情報、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力に関連付けられたサービス品質(QoS)レベルを指定する情報、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力に関連付けられたマルチテナントのレベルを指定する情報、
のうち1つまたは複数をさらに含む、実施形態2に記載の装置。
実施形態5.ユーザ端末(UE)によって実施される方法であって、
通信ネットワークのコアネットワークのエンティティに、ネットワーク能力構成の要求を送信することであって、該要求は、UEによって要求された1つまたは複数のネットワーク能力のリストを含む、送信することと、
コアネットワークエンティティから、要求された1つまたは複数のネットワーク能力をサポートするネットワークスライスの識別子を含む応答を受信することと、
を含む方法。
実施形態6.要求は、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力ごとの識別子、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートするための1つまたは複数のネットワークスライスIDおよび/またはネットワークスライス選択情報、および
要求されたネットワーク能力を必要とするUEでホストされている1つまたは複数のアプリケーションごとの識別子、
のうち1つまたは複数をさらに含む、実施形態5に記載の方法。
実施形態7.要求は、
UEの識別子、
そこにUEが登録することがある公衆陸上移動網(PLMN)の識別子、
その中でUEがネットワーク能力を要求する地理的エリアに関連付けられた情報、
のうち1つまたは複数をさらに含む、実施形態6に記載の方法。
実施形態8.要求は、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力に関連付けられた使用可能性スケジュールを指定する情報、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力に関連付けられたサービス品質(QoS)レベルを指定する情報、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力に関連付けられたマルチテナントのレベルを指定する情報、
のうち1つまたは複数をさらに含む、実施形態6に記載の方法。
実施形態9.コアネットワークのエンティティを実装する装置であって、該装置は、プロセッサおよびメモリを含み、該メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、該コンピュータ実行可能命令は、該プロセッサによって実行されると、該コアネットワークエンティティに、
ユーザ端末(UE)から、UEによって要求された1つまたは複数のネットワーク能力のリストを含む要求を受信することと、
UEに現在サービスを提供しているネットワークスライスに関連付けられたネットワーク能力プロファイルに基づいて、UEに現在サービスを提供しているネットワークスライスが1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートしているかどうかを判断することと、
UEに現在サービスを提供しているネットワークスライスが1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートできない場合、該1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートすることができる、UEにサービスを提供する新しいネットワークスライスを形成または選択することと、
UEに、該1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートするために選択されるネットワークスライスの識別子を含む応答を送信することと、
を含む操作を実施させる、装置。
実施形態10.ネットワーク能力プロファイルは、
ネットワークスライスおよび対応するネットワークスライスインスタンスの識別子、
サポートされているネットワーク能力の識別子のリスト、
サービスを提供するPLMNの識別子、
ネットワーク能力ごとのサービスを提供するエリア情報、
のうち1つまたは複数を含む、実施形態9に記載の装置。
実施形態11.要求は、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力ごとの識別子、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートするための1つまたは複数のネットワークスライスIDおよび/またはネットワークスライス選択情報、および
要求されたネットワーク能力を必要とするユーザ端末でホストされている1つまたは複数のアプリケーションごとの識別子、
のうち1つまたは複数をさらに含む、実施形態9に記載の装置。
実施形態12.命令は、さらに、コアネットワークエンティティに、新しいネットワークスライスを起動することを含む操作を実施させる、実施形態9に記載の装置。
実施形態13.命令は、さらに、コアネットワークエンティティに、新たに選択されたネットワークスライスを提供するUEとの非アクセス層(NAS)シグナリングを終端する新しいコアネットワークエンティティを選択することを含む操作を実施させる、実施形態9に記載の装置。
実施形態14.命令は、さらに、コアネットワークエンティティに、新たに選択されたネットワークスライスに関連付けられたネットワーク能力プロファイルを更新することを含む操作を実施させる、実施形態9に記載の装置。
実施形態15.コアネットワークのエンティティによって実施される方法であって、
ユーザ端末(UE)から、UEによって要求された1つまたは複数のネットワーク能力のリストを含む要求を受信することと、
UEに現在サービスを提供しているネットワークスライスに関連付けられたネットワーク能力プロファイルに基づいて、UEに現在サービスを提供しているネットワークスライスが1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートしているかどうかを判断することと、
UEに現在サービスを提供しているネットワークスライスが1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートできない場合、該1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートすることができる、UEにサービスを提供する新しいネットワークスライスを形成または選択することと、
UEに、該1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートするために選択されるネットワークスライスの識別子を含む応答を送信することと、
を含む方法。
実施形態16.ネットワーク能力プロファイルは、
ネットワークスライスおよび対応するネットワークスライスインスタンスの識別子、
サポートされているネットワーク能力の識別子のリスト、
サービスを提供するPLMNの識別子、
ネットワーク能力ごとのサービスを提供するエリア情報、
のうち1つまたは複数を含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態17.要求は、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力ごとの識別子、
1つまたは複数の要求されたネットワーク能力をサポートするための1つまたは複数のネットワークスライスIDおよび/またはネットワークスライス選択情報、および
要求されたネットワーク能力を必要とするユーザ端末でホストされている1つまたは複数のアプリケーションごとの識別子、
のうち1つまたは複数をさらに含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態18.新しいネットワークスライスを起動することをさらに含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態19.新たに選択されたネットワークスライスを提供するUEとの非アクセス層(NAS)シグナリングを終端する新しいコアネットワークエンティティを選択することをさらに含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態20.新たに選択されたネットワークスライスに関連付けられたネットワーク能力プロファイルを更新することをさらに含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態21.プロセッサおよびメモリを備えた装置であって、該メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、該コンピュータ実行可能命令は、該プロセッサによって実行されると、該装置に、
通信ネットワークのコアネットワーク内のネットワークスライスのアクセス・モビリティ管理機能(AMF)から、メッセージを受信することであって、該メッセージは、閾値が満たされたどうかの判断に対する要求を含む、受信することと、
AMFにメッセージに対する応答を送信することと、
を含む操作を実施させる、装置。
実施形態22.装置は、ネットワークスライスでのアクセス・モビリティ管理機能をサブスクライブしている場合があり、その結果、ユーザ端末がスライスへの登録を要求するか、またはネットワークスライスを用いてPDUセッション確立を試行するときに、通知を受信することができる、実施形態21に記載の装置。
実施形態23.要求は、ネットワークスライス識別子およびユーザ端末識別情報を含む、実施形態21に記載の装置。
実施形態24.装置は、ユーザ端末がコアネットワークのネットワークスライスに登録または登録解除される度にカウントをインクリメントまたはデクリメントするカウンタを利用する、実施形態21に記載の装置。
実施形態25.装置は、コアネットワークのネットワークスライスを用いたPDUセッションがユーザ端末によって確立または終了される度にカウントをインクリメントまたはデクリメントするカウンタを利用する、実施形態21に記載の装置。
実施形態26.AMFへの応答は、ネットワークスライスが閾値に到達したことを示す通知を含む、実施形態21に記載の装置。
実施形態27.アクセス・モビリティ管理機能への応答は、閾値に到達した場合に、登録を再試行するか、またはネットワークスライスを用いたPDUセッションの確立を再試行する前に、ユーザ端末がどれくらいの間、待つ必要があるかを示す待機タイマを含む、実施形態21に記載の装置。
本明細書に記載される態様の図は、様々な態様の構造、機能および操作の一般的な理解を提供することを目的としている。各図は、本明細書に記載される構造または方法を利用する装置およびシステムの要素および特性の全てを完全に説明するために提供することを意図していない。他の多くの態様が、本開示を検討することにより、当業者に明らかになるであろう。他の態様は、本開示より利用され、かつ導き出されてもよく、この場合、構造および論理的置換および変更が、本開示の範囲から逸脱することなく行われてもよい。したがって、開示および図は、限定的なものではなく、むしろ例示的なものであると見なされるべきである。
態様の製作または使用を可能にするために、態様の説明が提供される。これらの態様の種々の変更は、容易で明確であり、本明細書で定義づけられる一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の態様にも適用されてよい。したがって、本開示は、本明細書に示される態様に制限されることを意図しておらず、添付の特許請求の範囲によって定義されるような原理および新規の特性に一致する最も広い範囲の可能性を与えるものである。

Claims (16)

  1. 第1ネットワーク機能を実装し、かつプロセッサおよびメモリを備えた装置であって、前記メモリは命令を記憶し、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記装置に、
    前記第1ネットワーク機能によって、ユーザ端末から第1メッセージを受信することであって、前記第1メッセージは、ネットワークスライスを用いて実施されるべき要求された操作を示す、受信することと、
    前記第1ネットワーク機能によって、第2ネットワーク機能に第2メッセージを送信することであって、前記第2メッセージは、前記操作に関連する閾値が満たされたかどうかの判断に対する要求を示す、送信することと、
    前記第1ネットワーク機能によって、前記第2ネットワーク機能から、閾値が満たされたかどうかの前記判断を示す第1応答を受信することと、
    前記第1ネットワーク機能によって、前記ユーザ端末に、前記操作が許可されるかどうかのインジケーションを含む第2応答を送信することと、
    を含む操作を実施させる、装置。
  2. 前記操作は、スライス登録、またはプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit:PDU)セッション確立、の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1ネットワーク機能は、アクセス・モビリティ管理機能(Access and Mobility management Function:AMF)を含む、請求項1に記載の装置。
  4. 前記第2ネットワーク機能は、ネットワーク能力管理機能(Network Capability Management Function:NCMF)を含む、請求項1に記載の装置。
  5. 前記閾値は、前記ネットワークスライスに登録することができるユーザ端末の最大数、または前記ネットワークスライスを用いて確立できるPDUセッションの最大数、の少なくとも一方に関連付けられる、請求項1に記載の装置。
  6. 前記操作は、スライス登録を含み、前記第2応答は、前記ネットワークスライスに登録されたUEが前記最大数に到達したために前記操作が拒否されたことのインジケーションを含む、請求項1に記載の装置。
  7. 前記操作は、PDUセッション確立を含み、前記第2応答は、前記ネットワークスライスにおけるPDUセッションが前記最大数に到達したために前記操作が拒否されたことのインジケーションを含む、請求項1に記載の装置。
  8. 前記第2応答は、実施されるべき前記操作に対する要求を示す別のメッセージを送信するまで前記ユーザ端末が待機すべき時間量のインジケーションを含む、請求項6または7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記命令は、さらに、前記装置に、実施されるべき前記操作に対する要求を示す別のメッセージを前記UEが送信してもよいことのインジケーションを含む非アクセス層(Non Access Stratum:NAS)メッセージを前記UEへ送信させる、請求項6または7のいずれか1項に記載の装置。
  10. プロセッサおよびメモリを備えたユーザ端末(User Equipment:UE)であって、前記メモリは命令を記憶し、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記UEに、
    ネットワーク機能に、ネットワークスライスを用いて実施されるべき要求された操作を示す第1メッセージを送信することであって、前記操作は、スライス登録、またはプロトコルデータユニット(PDU)セッション確立、の一方を含む、送信することと、
    前記ネットワーク機能から、前記ネットワークスライスに登録されたUEが最大数に到達したために前記操作が拒否されたことのインジケーション、または前記ネットワークスライスにおけるPDUセッションが最大数に到達したために前記操作が拒否されたことのインジケーション、の一方を含む応答を受信することと、
    を含む操作を実施させる、ユーザ端末。
  11. 前記ネットワーク機能は、アクセス・モビリティ管理機能(AMF)を含む、請求項10に記載のユーザ端末。
  12. 前記応答は、実施されるべき前記操作に対する要求を示す別のメッセージを送信するまで前記ユーザ端末が待機すべき時間量のインジケーションをさらに含む、請求項10に記載のユーザ端末。
  13. 前記命令は、さらに、前記UEに、前記時間量の満了後に、実施されるべき前記操作に対する要求を示す別のメッセージを送信させる、請求項12に記載のユーザ端末。
  14. 前記命令は、さらに、前記UEに、前記応答に基づいて、前記スライス登録を停止させる、請求項10に記載のユーザ端末。
  15. 前記命令は、さらに、前記UEに、前記応答に基づいて、前記PDUセッションを停止させ、実施されるべき前記操作に対する要求を示す別のメッセージを送信させる、請求項10に記載のユーザ端末。
  16. 前記命令は、さらに、前記UEに、
    前記ネットワーク機能から、前記操作が再度要求されてよいことのインジケーションを含む非アクセス層(NAS)メッセージを受信させ、
    前記NASメッセージに応じて、実施されるべき前記操作に対する要求を示す別のメッセージを送信させる、
    請求項10に記載のユーザ端末。
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