JP2022525040A - 非小細胞肺がんの女性非喫煙者の処置方法 - Google Patents

非小細胞肺がんの女性非喫煙者の処置方法 Download PDF

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Abstract

非小細胞肺がんに罹患している女性患者を処置する方法は、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又はその医薬的に許容され得る塩の組成物を、その投与を必要とする患者に投与する段階を含む。この方法は、他の一次治療を含むことができる。

Description

本出願は、がん及び他の医学的状態の処置に使用される医薬組成物、方法、及びキットに関する。より具体的には、本出願は、特に女性及び非喫煙者又は喫煙未経験者の女性における、非小細胞肺がん、進行した非小細胞肺がん、腺がん、及び他の医学的状態の処置に使用される医薬を含む医薬組成物、方法、及びキットに関する。
タボセプト又は2’-ジチオ-ビス-エタン二ナトリウム(CAS番号16208-51-8)は、水溶性であり、静脈内送達され得、以下の構造:
Figure 2022525040000002

を有する小分子(約326Da)である。
タボセプトは、全体的生存率の有意な改善を伴う陽性のサブグループ応答を示したが、臨床的有効性エンドポイントを満たさなかった。
世界中で、肺がんは、発生率と死亡率の両方の点で最もよく見られるがんである。
肺がんは、男女を合わせた世界中のがん死の主な原因であり、2015年の米国における肺がん治療の費用は134億ドルであった。
米国がん協会は、2018年の米国における234,030人の新規肺がん症例のうち、112,350人が女性であったと推定している。NSCLCは、肺がん(肺がんのおよそ85%)の最もよく見られる形態であり、有病率の高い順で腺がん、扁平上皮がん及び大細胞がんの3つのサブタイプがある。全ての肺がんの約10~15%は、喫煙未経験者に発生し、喫煙未経験者の肺がんは、がん関連死亡率の主な原因の1つとなっている。この疾患の影響を考慮すると、喫煙未経験者における肺がんの記述疫学に関して利用可能な情報がほとんどないのは驚くべきことである。がん登録も日常的に収集される死亡証明書も生涯の喫煙歴に関する信頼できる情報を提供するものではないので、一般的な人口統計はほとんど情報価値がない。さらに、近親者から、又は医療記録における喫煙に関する報告は不完全であり、信頼できないことが多い。大規模コホート研究のみが、喫煙未経験者における年齢及び性別特異的肺がん率の合理的な精度での測定を可能にするもので、これらは一般に、発生率ではなく死亡率を研究している。現在、非小細胞肺がんすなわちNSCLCを有する非喫煙者の増大している適応症について特に承認された治療法はない。
全てのNSCLCの約40%が腺がんであり、半数以上が女性である。今日、肺がんと診断される人々の大部分は能動喫煙者ではなく、全般的な肺がんの最近の減少と相反して、肺がんは、ある一群の人々、すなわち喫煙しない女性において著しく増加している。非喫煙者における肺がんの有病率は経時的に増加しており、半数以上が現非喫煙者で発生している。
最近のデータは、女性の肺がん死亡率が2030年までに世界的に43%上昇し、乳がんによる死亡率を超えると予測されていることを示唆している。女性非喫煙者の肺がんは異なるタイプのがんであると主張されているが、この集団について報告している研究は少ない。この集団は依然として十分な医療サービスを受けておらず、女性非喫煙者の肺がんは当然まれな疾患として分類されている。進行した非小細胞肺がん(NSCLC)の予後不良は、おそらく化学療法に対する腫瘍耐性によるものであると思われる。
したがって、腺がんを有する非喫煙女性NSCLC患者の処置が要望されている。とりわけ、本出願が目指していることは、この要望に対するものである。
図1は、シスプラチン及び/又はパクリタキセルを投与されたNSCLC腺がん患者の遡及的サブグループ分析を示す。
図2は、処置失敗を経験した患者のパーセンテージが、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナートを投与された非喫煙者において最も少なかったことを示す。 図3は、処置失敗を経験した患者のパーセンテージが、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナートを投与された女性非喫煙者において最も少なかったことを示す。
本開示は、細胞分裂阻害剤(例えば、シスプラチン、シスプラチナム(cisplatinum)又はシス-ジアンミンジクロロ白金(II))と2’-ジチオ-ビス-エタン二ナトリウムとの組合せを非小細胞肺がん、腺がん患者に分配するための方法、装置、及び組成物を提供する。
本出願の一実施態様は、特に女性非喫煙者での非小細胞肺がんを処置するための2’-ジチオ-ビス-エタン二ナトリウムの併用療法を提供する。いくつかの実施形態において、治療薬は、カンプトテシン誘導体、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロンB、5-FU、ゲムシタビン、オキサリプラチン、シスプラチナム、カルボプラチン、メルファラム、ダカルバジン、テモゾロミド、ドキソルビシン、イマチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブ及びRafキナーゼ阻害剤から選択される1つ又はそれ以上の化学療法剤である。
別の実施態様は、女性患者において進行及び/又は転移性非小細胞肺がんを処置する方法であって、二次治療又はより高次の治療を受けた非小細胞肺がんを有するヒト患者に、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又はその医薬的に許容され得る塩及び第2の治療薬の医薬組成物を投与することを含む方法を含む。非小細胞肺がんは、肺腺がんであり得る。
別の実施態様は、非小細胞肺がんに罹患している女性患者を処置する方法であって、処置を必要とする患者に2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又はその医薬的に許容され得る塩の組成物を投与する段階を含む方法を含む。患者は、非喫煙者又は喫煙未経験者であり得る。この方法は、非小細胞肺がんの処置に有用な第2の治療薬を、その投与を必要とする患者に同時投与する追加の段階を含み得る。
別の実施態様は、非小細胞肺がんに罹患している、又は非小細胞肺がんに罹患しやすい女性非喫煙患者を処置する方法であって、患者が非喫煙者であるかどうかを判定する段階、及び前記非喫煙者に、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又はその医薬的に許容され得る塩の組成物を投与する段階を含む方法を含む。この方法は、第2の治療薬パクリタキセル又はシスプラチンを含み得る。さらに、本方法は、非小細胞肺がんの処置に有用な第2の治療薬を、その投与を必要とする患者に同時投与する追加段階を含むことができる。第2の治療薬は、カンプトテシン誘導体、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロンB、5-FU、ゲムシタビン、オキサリプラチン、シスプラチナム、カルボプラチン、メルファラム、ダカルバジン、テモゾロミド、ドキソルビシン、イマチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ及びセツキシマブから選択され得る。
別の実施態様は、非小細胞肺がんがALK、ROS、MET、EGFR変異陽性の非小細胞肺がんであるか否かを判定することを含む方法を含む。例において、非小細胞肺がんには、ALK及びROS1遺伝子の融合/再編成、EGFR遺伝子の変異/欠失、並びにMET/HGFR遺伝子の増幅が含まれる。
本発明の詳細は、以下の図面及び説明に記載されている。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、説明及び特許請求の範囲から明らかになるはずである。
詳細な説明
一実施形態は、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又は塩が非小細胞肺がん腫の患者に治療有効量で投与される、非小細胞肺がん腫又は非小細胞肺がん腫の女性患者における生存時間を増加させる方法を含む。一例において、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又はその塩は、1つ又はそれ以上の化学療法剤の投与の前に、それと同時に、又はそれに続いて投与される場合がある。一例では、女性患者は非喫煙者である。別の特定の実施形態では、本方法は、非小細胞肺がんに罹患している女性で非喫煙者の患者を処置するために使用される。
組成物は、限定されるわけではないが、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホン酸二ナトリウム塩又はその医薬的に許容され得る塩若しくは類似体を含む酸化代謝に影響を及ぼす式(I)化合物の治療有効量である。2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホン酸二ナトリウム塩は、文献では2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナートとも呼ばれている。米国特許第5,808,160号、米国特許第6,160,167号及び米国特許第6,504,049号に概説されているように、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナートの種々の塩及び類似体、並びに他のジチオエーテルも合成され得、前記特許の開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。さらに、本発明の組成物はまた、2-メルカプトエタンスルホン酸ナトリウムとしても知られている2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホン酸二ナトリウムの代謝産物を医学的に十分な用量で含む。
別の実施形態において、上記の処置方法のいずれかは、1つ又はそれ以上の第2の治療薬を患者に同時投与するさらなる段階を含む。薬剤又は第2の治療薬の組合せの選択については、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又は塩との同時投与に有用であることが知られている任意の第2の治療薬から行うことができる。第2の治療薬の選択はまた、処置される特定の疾患又は状態に左右される。本出願の方法で使用され得る第2の治療薬の例は、本発明の化合物と第2の治療薬とを含む組合せ組成物で使用するための上記のものである。
別の実施形態において、第2の治療薬は、カンプトテシン誘導体、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロンB、5-FU、ゲムシタビン、オキサリプラチン、シスプラチナム、カルボプラチン、メルファラム、ダカルバジン、テモゾロミド、ドキソルビシン、イマチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ、セツキシマブ及びRafキナーゼ阻害剤から選択される1つ又はそれ以上の化学療法剤である。
別の実施形態において、第2の治療薬は、パクリタキセル又はシスプラチナムから選択される1つ又はそれ以上の化学療法剤である。
本明細書で詳述されている方法には、患者が特定の決まった処置を必要とするものとして特定される方法も含まれる。かかる処置を必要とする患者を特定することは、患者又は医療専門家の判断で行われ得、主観的(例えば意見)又は客観的(例えば、試験又は診断方法によって測定可能)であり得る。2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナートは、他の群よりも女性非喫煙者でより多く見られる分子経路を標的とし得る。c-Met、別名チロシン-プロテインキナーゼMet/MET間葉上皮転換/肝細胞増殖因子受容体(HGFR)/未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)、ROS-1(オーファン受容体チロシンキナーゼ)及び上皮増殖因子受容体(EGFR)遺伝子変化は、最も一般的には女性であり、進行期腺がんを呈する非喫煙者においてより多く見られる。ある特定の実施形態では、EGFR及びc-Met/ALK状態についての1つ又はそれ以上の試験を使用して患者を最初にスクリーニングにかけることができる。高いパーセンテージの腺がん患者は、EGFR遺伝子変異体を有するか、又はc-Met/ALK陽性若しくはROS-1であると思われる。女性患者において進行及び/又は転移性非小細胞肺がんを処置する方法であって、二次治療又はより高次の治療を受けた非小細胞肺がんを有するヒト患者に、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又はその医薬的に許容され得る塩及び第2の治療薬の医薬組成物を投与することを含む方法。
一実施形態では、本出願の化合物の有効量は、1用量当たり10~40グラムの範囲であり得る。一実施形態では、本出願の化合物の有効量は、1用量当たり1~500グラムの範囲であり得る。いくつかの実施形態において、有効量は、1用量当たり0.01~10グラムの範囲である。他の実施形態では、有効量は、1用量当たり10~60グラムの範囲である。1日又は1週間に等しい投薬量を提供することは必要ではない。
治療有効用量は、当業者によって認識されるように、処置される疾患、疾患の重症度、投与経路、患者の年齢及び全般的健康状態、賦形剤の使用、他の薬剤の使用などの他の治療的処置との併用の可能性、及び処置する医師の判断に応じて変化し得る。例えば、有効用量を選択するための指針は、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナートについての処方情報又は定期刊行物の考察を参照することによって決定され得る。
非経口投与に適した組成物には、酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤及び製剤を対象とするレシピエントの血液と等張にする溶質を含有し得る水性及び非水性の滅菌注射溶液、並びに懸濁剤及び増粘剤を含み得る水性及び非水性の滅菌懸濁液が含まれる。製剤は、単位用量又は複数用量の容器、例えば密封アンプル及びバイアルで提供され得、使用直前に滅菌液体担体、例えば注射用水の添加のみを必要とする冷凍乾燥(凍結乾燥)状態で保存されてもよい。即時注射溶液及び懸濁液は、滅菌粉末、顆粒及び錠剤から調製され得る。
前述の注射液は、例えば、滅菌注射用水性又は油性懸濁液の形態であり得る。この懸濁液は、適切な分散剤又は湿潤剤(例えば、Tween80など)及び懸濁剤を使用して、当技術分野で既知の技術に従って製剤化され得る。滅菌注射用調製物はまた、非毒性の非経口的に許容され得る希釈剤又は溶媒中の滅菌注射用溶液又は懸濁液、例えば1,3-ブタンジオール中の溶液であり得る。使用してもよい許容され得る賦形剤及び溶媒には、マンニトール、水、リンゲル液及び等張塩化ナトリウム溶液がある。さらに、滅菌固定油は、溶媒又は懸濁媒体として慣用的に使用されている。この目的のために、合成モノグリセリド又はジグリセリドを含む任意の刺激が強くない固定油を使用することができる。オレイン酸及びそのグリセリド誘導体などの脂肪酸は、オリーブ油又はヒマシ油などの天然の医薬的に許容され得る油、特にそれらのポリオキシエチル化バージョンと同様に、注射剤の調製に有用である。これらの油溶液又は懸濁液はまた、長鎖アルコール希釈剤又は分散剤を含有することもあり得る。
別法として、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナートは、酸性環境での酸化から化合物を保護し、腸吸収を可能にする製剤を使用して経口送達され得る。
「非喫煙者」とは、評価の時点で喫煙者ではない個人を意味する。非喫煙者には、喫煙した経験がない個人、及び過去に喫煙したことがあるが過去1年以内にタバコ製品を使用したことがない個人が含まれる。一例では、「非喫煙者」という用語は、喫煙歴が15パックイヤー以下であるか、又は25年以上喫煙していないヒトを意味する。適切なカテゴリは、当業者による常用的な実験のみで選択され得る。ある特定の実施形態では、試験対象は非喫煙者である。「喫煙未経験者」とは、喫煙したことがないか、又は生涯に喫煙したことがある紙巻タバコが100本未満である成人である。
本明細書で使用される「有効量」という用語は、疾患又は障害の少なくとも1つ以上の症状を緩和するのに必要な薬剤の量を指し、所望の効果を提供するのに十分な量の薬理学的組成物に関する。したがって、「治療有効量」という用語は、典型的な対象に投与した場合に特定の効果を提供するのに十分である薬剤の量を指す。本明細書で使用される有効量はまた、様々な状況において、疾患の症状の発症を遅延させる、疾患の症状の経過を変化させる(例えば、限定されるわけではないが、疾患の症状の進行を遅らせること)、又は疾患の症状を好転させるのに十分な量を含むことになる。したがって、正確な「有効量」を特定することは一般に実行可能ではない。しかしながら、いかなる所与の場合についても、適切な「有効量」は、常用的な実験のみを使用して当業者によって決定することができる。
本明細書中に記載される方法による薬剤の投与についての投薬量範囲は、例えば、薬剤の形態、その効力、及び本明細書中に記載される状態の症状、マーカー又は指標が低減されることが望まれる度合、例えば、腫瘍成長について望まれる低下率により変動する。投薬量は、有害な副作用を引き起こすほど多量にすべきではない。一般に、投薬量は、患者の年齢、状態、及び性別によって異なるもので、当業者によって決定され得る。投薬量はまた、何らかの合併症の事象において個々の医師によって調整され得る。
例えば、本明細書に記載の状態の処置における、又は本明細書に記載の応答を誘導するための本明細書に記載の薬剤の有効性は(例えば、肺がんで)、当業者によって決定され得る。しかしながら、処置という用語が本明細書中で使用されるとき、本明細書中に記載される状態の徴候又は症状の1つ若しくはそれ以上が有益な様式で改変される場合、他の臨床的に許容される症状が改善されるか、さらには緩和される場合、又は所望の応答が、例えば、本明細書中に記載される方法による処置の後で少なくとも10%誘導される場合、その処置は「有効な処置、」と見なされる。有効性は、例えば、本明細書中に記載される方法に従って処置される状態のマーカー、指標、症状及び/若しくは発生率、又は適切な任意の他の測定可能なパラメータ、例えば、腫瘍サイズ及び/若しくは成長速度を測定することによって評価され得る。有効性はまた、入院によって評価されるような個体の悪化という失敗、又は医学的介入(すなわち、疾患の進行が止められること)の必要性によっても測定され得る。これらの指標を測定する方法は、当業者に知られており、及び/又は本明細書に記載されている。処置は、個体又は動物(いくつかの非限定的な例にはヒト又は動物が含まれる)における疾患のあらゆる処置を含み、(1)疾患を阻害すること、例えば症状(例えば、疼痛又は炎症)の悪化を予防すること、又は(2)疾患の重症度を軽減すること、例えば症状の後退を引き起こすことを含む。疾患の処置のための有効量は、それを必要とする対象に投与されたときに、その疾患について、その用語が本明細書で定義されるような有効な処置をもたらすのに十分である量を意味する。薬剤の有効性は、状態又は所望の応答の物理的指標を評価することによって決定することができる。前述のパラメータのいずれか1つ、又はパラメータの任意の組合せを測定することによって投与及び/又は処置の有効性をモニターすることは、十分に当業者の能力の範囲内である。有効性は、本明細書に記載の状態の動物モデル、例えばマウスモデルにおける肺がんの処置で評価され得る。実験動物モデルを使用する場合、例えば腫瘍サイズ及び/又は成長速度など、マーカーの統計学的に有意な変化が観察される場合、処置の有効性が証明される。女性患者において進行及び/又は転移性非小細胞肺がんを処置する方法であって、二次治療又はより高次の治療を受けた非小細胞肺がんを有するヒト患者に、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又はその医薬的に許容され得る塩及び第2の治療薬の医薬組成物を投与することを含む方法。
本明細書で使用される「医薬的に許容され得る、」という用語は、健全な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー反応などを伴わずにヒト及び他の哺乳動物の組織と接触した状態で使用するのに適しており、合理的な利益/リスク比に見合った成分を指す。「医薬的に許容され得る塩」は、レシピエントへの投与時に、本発明の化合物を直接的又は間接的に提供することができるあらゆる非毒性塩を意味する。「医薬的に許容され得る対イオン」は、レシピエントへの投与時に塩から放出された場合に毒性でない塩のイオン部分である。
「処置する」という用語が使用されており、治療的処置及び予防的処置(発症の可能性を低下させる)の両方が含まれる。両方の用語は、疾患(例えば、本明細書に詳述されている疾患又は障害)の発症又は進行の減少、抑制、減弱、低減、停止又は安定化、疾患の重症度の軽減又は疾患に随伴する症状の改善を意味する。

以下の例は、具体例を挙げる目的のために含まれ、本発明の範囲を限定することを意図してはいない。
例1
標的が女性において過剰発現されることが多いNSCLC腺がんにはいくつかの経路があり、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホン酸二ナトリウム塩により調節される。したがって、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホン酸二ナトリウム塩は、以下の重要な経路内で標的を定める:1)重要なシグナル伝達経路に関与するキナーゼ(ALK、ROS、MET、EGFR)、2)DNAの合成及び修復に重要な酵素(ERCC1、RNR1、RNR2)、並びに3)細胞の酸化還元状態の調節に重要な酵素及びタンパク質(Trx、Prx、Grx、PDI)。2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホン酸二ナトリウム塩によって標的とされ、かつ調節される突然変異及び過剰発現は、肺腺がんを有する女性、特に非喫煙者においてより多く起こると思われる。
2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホン酸二ナトリウム塩の臨床試験の結果は、女性非喫煙者では13ヶ月から25ヶ月まで生存期間が増加したことを示したが、全ての性別及び喫煙状況群における結果では、生存期間の増加はわずかであった。試験の結果は、パクリタキセル/シスプラチンを投与された進行した肺腺がんの女性において、25.0ヶ月の全生存期間及び51.4%の2年生存率を示した。観察された結果は統計学的に有意であり(p値=0.0477;HR=0.579)、遡及的分析時に114人の女性患者のサブグループで観察された。日本で行われた女性腺がん患者における事前の2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホン酸二ナトリウム塩二重盲検、プラセボ対照試験では、一貫した統計学的に有意な結果が観察された。
2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホン酸二ナトリウム塩は、化学保護特性を示し、貧血を減少させ、両方とも女性に偏った影響を及ぼす。第III相肺試験はまた、化学療法誘発腎毒性に対する保護及び貧血の減少によって重要な安全性/毒性プロファイルの利点を実証した。これらのデータは、神経障害及び他の化学療法誘発毒性から保護する2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホン酸二ナトリウム塩に関する以前の臨床所見を補完する。
例2
図1は、第III相臨床試験ID DMS32212R(ClinicalTrials.gov識別番号:NCT00966914)からのシスプラチン/パクリタキセルを投与されたNSCLC腺がん患者の遡及的サブグループ分析を示し、全体的生存率の改善によって示されるように、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート処置群の女性、非喫煙者及び女性非喫煙者について顕著に生存率が高いことを示した。
図2は、処置失敗を経験した患者のパーセンテージが、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート処置群の非喫煙者において最も少なかったことを示す。
図3は、処置失敗を経験した患者のパーセンテージが、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート処置群の女性非喫煙者において最も少なかったことを示す。
本説明では特定の例としての実施形態を参照したが、本発明による例としての実施形態が、これらの具体的詳細を変形させることで実施され得ることは当業者には明らかとなるはずである。したがって、これらの実例としての実施形態は、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。

Claims (20)

  1. 非小細胞肺がんに罹患している女性患者を処置する方法であって、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又はその医薬的に許容され得る塩の組成物を、その投与を必要とする患者に投与する段階を含む方法。
  2. 前記患者が非喫煙者である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記非小細胞肺がんが肺腺がんである、請求項2に記載の方法。
  4. 非小細胞肺がんの処置に有用な第2の治療薬を、その投与を必要とする患者に同時投与するさらなる段階をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2の治療薬がパクリタキセル又はシスプラチンである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2の治療薬が、カンプトテシン誘導体、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロンB、5-FU、ゲムシタビン、オキサリプラチン、シスプラチナム、カルボプラチン、メルファラム、ダカルバジン、テモゾロミド、ドキソルビシン、イマチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ及びセツキシマブから選択される、請求項4に記載の方法。
  7. 前記非小細胞肺がんが、EGFR変異陽性非小細胞肺がんである、請求項4に記載の方法。
  8. 一用量あたり10~40グラムの2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又は医薬的に許容され得る塩が患者に投与される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記患者が喫煙未経験者である、請求項1に記載の方法。
  10. 女性患者において進行及び/又は転移性非小細胞肺がんを処置する方法であって、二次治療又はより高次の治療を受けた非小細胞肺がんを有するヒト患者に、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又はその医薬的に許容され得る塩及び第2の治療薬の医薬組成物を投与することを含む方法。
  11. 非小細胞肺がんがEGFR変異陰性非小細胞肺がんである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第2の治療薬がパクリタキセル又はシスプラチンである、請求項10に記載の方法。
  13. 非小細胞肺がんに罹患している女性の非喫煙患者を処置する方法であって、
    a.前記患者が非喫煙者であるかどうかを判定する段階、及び
    b.前記非喫煙者に、2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート、又はその医薬的に許容され得る塩の組成物を投与する段階
    を含む方法。
  14. EGFR変異体について試験することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 非小細胞肺がんの処置に有用な第2の治療薬を、投与を必要とする患者に同時投与するさらなる段階をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  16. 前記第2の治療薬がパクリタキセル又はシスプラチンである、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第2の治療薬が、カンプトテシン誘導体、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロンB、5-FU、ゲムシタビン、オキサリプラチン、シスプラチナム、カルボプラチン、メルファラム、ダカルバジン、テモゾロミド、ドキソルビシン、イマチニブ、エルロチニブ、ベバシズマブ及びセツキシマブから選択される、請求項15に記載の方法。
  18. 2,2’-ジチオ-ビス-エタンスルホナート又はその医薬的に許容され得る塩の範囲の有効量が、1用量当たり0.01~10グラムの範囲である、請求項16に記載の方法。
  19. 前記非小細胞肺がんが、ALK、ROS、MET、EGFRについて、ALK、ROS、MET、EGFR変異陽性非小細胞肺がんであると判定することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  20. 前記非小細胞肺がんが、ALK遺伝子及びROS1遺伝子の融合/再編成、EGFR遺伝子の変異/欠失、並びにMET/HGFR遺伝子の増幅を含むと判定することを含む、請求項13に記載の方法。
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