JP2022524707A - 病理学的スライス画像の表示方法及び装置、電子機器並びに記憶媒体 - Google Patents

病理学的スライス画像の表示方法及び装置、電子機器並びに記憶媒体 Download PDF

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Abstract

本願は、病理学的スライス画像の表示方法及び装置、電子機器並びに記憶媒体に関する。前記方法は、クライアントから送信された表示要求を受信することであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、ことと、前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定することであって、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む、ことと、前記画像ブロックを前記クライアントに返信することと、を含む。

Description

（関連出願の相互参照）
本願は、２０２０年０２月２８日に中国特許局に提出された、出願番号が２０２０１０１３１２２７．５である中国特許出願に基づく優先権を主張し、該中国特許出願の全内容が参照として本願に組み込まれる。
本願は、画像技術分野に関し、特に病理学的スライス画像の表示方法及び装置、電子機器並びに記憶媒体に関する。
病理システムにおいて、一般的には、ブラウザ／サーバ（Ｂｒｏｗｓｅｒ／Ｓｅｒｖｅｒ：Ｂ／Ｓ）アーキテクチャを用いる。ユーザは、ブラウザを用いて、病理学的スライス画像であるを閲覧する全スライド画像（Ｗｈｏｌｅ Ｓｌｉｄｅ Ｉｍａｇｅ：ＷＳＩ）を閲覧する。病理学的スライス画像は、拡大倍数によって、一般的には、１０数層に分けられる。例えば、最上層の拡大倍数は、１×（即ち、１倍）であり、解像度は、６０００×５０００であり、最下層の拡大倍数は、４０×（即ち、４０倍）であり、解像度は、６００００×５００００である。走査により得られた単一の病理学的スライス画像の大きさは、一般的には、数百メガバイト（Ｍｂｙｔｅ：ＭＢ）であり、延いては、１ギガバイト（Ｇｂｙｔｅ：ＧＢ）より大きい。関連技術において、病理学的スライス画像を表示する場合、端末、サーバ側及び帯域幅にとって、巨大な試練を受ける。
本願の実施例は、病理学的スライス画像の表示方法及び装置、電子機器並びに記憶媒体を提供する。
本願の実施例は、病理学的スライス画像の表示方法を提供する。前記方法は、
クライアントから送信された表示要求を受信することであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、ことと、
前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定することであって、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む、ことと、
前記画像ブロックを前記クライアントに返信することと、を含む。
本願の実施例で提供される病理学的スライス画像の表示方法によれば、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて病理学的スライス画像の表示を行い、伝送されるデータ量を減少させ、病理学的スライス画像の表示速度を速くすることができる。
本願の幾つかの実施例において、クライアントから送信された表示要求を受信する前に、前記方法は、
いずれかの層数の病理学的スライス画像に対して、所定の画像ブロック寸法に応じて、前記病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けることと、
前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数を決定することと、
前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数という三者と、前記いずれか１つの画像ブロックと、の間の対応関係を確立することと、を更に含む。
本願の実施例において、病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けることで、後続で、病理学的スライス画像の表示要求を処理する場合、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて処理を行い、病理学的スライス画像の表示要求の処理速度を向上させることができ、ブラウザの応答速度の向上に寄与する。
本願の幾つかの実施例において、前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数という三者と、前記いずれか１つの画像ブロックと、の間の対応関係を確立することは、
前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数に基づいて、前記いずれか１つの画像ブロックに対して命名を行うことを含む。
本願の実施例によれば、前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数という三者と、前記いずれか１つの画像ブロックと、の対応関係を迅速に確立し、画像ブロックの検索速度及び利便性を向上させることができる。
本願の幾つかの実施例において、前記座標情報は、前記表示が要求された画像領域の４つの頂点の座標を含み、
前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定することは、
前記４つの頂点の座標と前記所定の画像ブロック寸法との比に基づいて、前記画像ブロックの行数及び列数を決定することと、
前記層数、前記画像ブロックの行数及び列数、前記対応関係に基づいて、前記画像ブロックを決定することと、を含む。
本願の実施例によれば、病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを迅速かつ正確に決定することができる。
本願の実施例は、病理学的スライス画像の表示方法を提供する。前記方法は、
サーバ側に表示要求を送信することであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、ことと、
前記サーバ側から、前記表示要求に基づいて返信された画像ブロックを受信することであって、前記画像ブロックは、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックである、ことと、
前記画像ブロック内の前記表示が要求された画像領域の範囲内に属する部分を表示することと、を含む。
本願の実施例で提供される病理学的スライス画像の表示方法によれば、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて、病理学的スライス画像の表示を行い、伝送されるデータ量を減少させ、病理学的スライス画像の表示速度を速くすることができる。
本願の実施例は、病理学的スライス画像の表示装置を提供する。前記装置は、
クライアントから送信された表示要求を受信するように構成される第１受信モジュールであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、第１受信モジュールと、
前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定するように構成される第１決定モジュールであって、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む、第１決定モジュールと、
前記画像ブロックを前記クライアントに返信するように構成される返信モジュールと、を備える。
本願の実施例は、病理学的スライス画像の表示装置を提供する。前記装置は、
サーバ側に表示要求を送信するように構成される送信モジュールであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、送信モジュールと、
前記サーバ側から、前記表示要求に基づいて返信された画像ブロックを受信するように構成される第２受信モジュールであって、前記画像ブロックは、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックである、第２受信モジュールと、
前記画像ブロック内の前記表示が要求された画像領域の範囲内に属する部分を表示するように構成される表示モジュールと、を備える。
本願の実施例は、電子機器を提供する。前記電子機器は、１つ又は複数のプロセッサと、実行可能な命令を記憶するように構成されるメモリと、を備え、前記１つ又は複数のプロセッサは、前記メモリに記憶された実行可能な命令を呼び出して、上記方法を実行するように構成される。
本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラム命令が記憶されており、前記コンピュータプログラム命令がプロセッサにより実行されると、前記プロセッサに上記方法を実現させる。
本願の実施例は、コンピュータプログラムを提供する。前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読コードを含み、前記コンピュータ可読コードが電子機器で実行されると、前記電子機器におけるプロセッサに、上記方法を実行させる。
本願の実施例において、クライアントから送信された表示要求を受信し、前記病理学的スライス画像の層数及び前記表示が要求された画像領域の座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定する。ここで、病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む。また、前記画像ブロックを前記クライアントに返信する。これにより、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて、病理学的スライス画像の表示を行い、伝送されるデータ量を減少させ、病理学的スライス画像の表示速度を速くすることができる。
上記の一般的な説明及び後述する細部に関する説明は、例示及び説明のためのものに過ぎず、本願を限定するものではないことが理解されるべきである。本願の他の特徴及び態様は、下記の図面に基づく例示的な実施例の詳細な説明を参照すれば明らかになる。
本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法のシステムアーキテクチャを示す概略図である。 本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法を示すフローチャートである。 本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法における病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けることを示す概略図である。 本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法における病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けることを示す概略図である。 本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法における病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けることを示す概略図である。 本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法における病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けることを示す概略図である。 本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法におけるユーザが関心を持つ領域（ユーザ視野角範囲）を示す概略図である。 本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法を示すもう１つのフローチャートである。 本願の実施例による病理学的スライス画像の表示装置を示す概略図である。 本願の実施例による病理学的スライス画像の表示装置を示すもう１つの概略図である。 本願の実施例による電子機器を示す概略図である。 本願の実施例による電子機器を示すもう１つの概略図である。
ここで添付した図面は、明細書に引き入れて本明細書の一部分を構成し、本願に適合する実施例を示し、かつ、明細書とともに本願の技術的解決手段を解釈することに用いられる。
以下、図面を参照しながら本願の種々の例示的な実施例、特徴及び態様を詳しく説明する。図面における同一の符号は、同一または類似する機能を有する要素を示す。図面は、実施例の種々の態様を示しているが、特別な説明がない限り、必ずしも比率どおりの図面ではない。
ここで使用した「例示的」という用語は「例、実施例として用いられるか、または説明のためのものである」ことを意味する。ここで、「例示的なもの」として説明される如何なる実施例は、他の実施例より好適または有利であると必ずしも解釈されるべきではない。
本明細書において、用語「及び／又は」は、関連対象の関連関係を説明するためのものであり、３通りの関係が存在することを表す。例えば、Ａ及び／又はＢは、Ａのみが存在すること、ＡとＢが同時に存在すること、Ｂのみが存在するという３つの場合を表す。また、本明細書において、用語「少なくとも１つ」は、複数のうちのいずれか１つ又は複数のうちの少なくとも２つの任意の組み合わせを表す。例えば、Ａ、Ｂ、Ｃのうちの少なくとも１つを含むことは、Ａ、Ｂ及びＣからなる集合から選ばれるいずれか１つ又は複数の要素を含むことを表す。
なお、本願をより良く説明するために、以下の具体的な実施形態において具体的な細部を多く記載した。当業者は、これら具体的な詳細に関わらず、本開示は同様に実施可能であると理解すべきである。本発明の主旨を明確にするために、一部の実例において、当業者に熟知されている方法、手段、素子及び回路については詳しく説明しないことにする。
本願の実施例を更に詳しく説明する前に、まず、関連技術における欠点を説明する。
関連技術において、病理システムにおいて、一般的には、Ｂ／Ｓアーキテクチャを用いる。ユーザは、そのクライアントにおけるブラウザを用いて病理学的スライス画像を閲覧する。病理学的スライス画像は、拡大倍数によって、一般的には、１０数層に分けられる。例えば、最上層の拡大倍数は、１×（即ち、１倍）であり、解像度は、６０００×５０００であり、最下層の拡大倍数は、４０×（即ち、４０倍）であり、解像度は、６００００×５００００である。走査により得られた単一の病理学的スライス画像の大きさは、一般的には、数百メガバイト（Ｍｂｙｔｅ：ＭＢ）であり、延いては、１ギガバイト（Ｇｂｙｔｅ：ＧＢ）より大きい。ユーザは、一般的には、拡大倍数の昇順に応じて、病理学的スライス画像を閲覧する。また、ブラウザは、病理学的スライス画像を表示する場合、一般的には、閲覧される層数及びユーザの現在の視野角に基づいて、サーバ側から、スライス画像を動的に抽出し、ピクチャストリームの形式でクライアントに伝送し、クライアントのブラウザに、抽出されたスライス画像を表示する。
関連技術において、スライス画像を動的に抽出する。まず、閲覧される層数まで位置決めし、続いて、ユーザの現在の視野角に基づいて、領域座標変換を行い、最後に、変換された座標情報に基づいて、対応する層数のピクチャコンテンツを抽出する。ユーザの現在の視野角が絶え間なく変換する場合、サーバ側は、座標変換による画像抽出操作を絶え間なく繰り返して行う。ユーザの並行度が高い場合、ブラウザによる表示が遅くて、バッファリングが発生しやすく、延いては故障が発生し、ユーザの使用上の体験を低下させる。
上記問題に対して、本願の実施例は、ユーザの視野角が位置する領域に応じてスライス画像を表示する方法を提供する。該方法は、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて、病理学的スライス画像の表示を行い、伝送されるデータ量を減少させ、病理学的スライス画像の表示速度を速くすることができる。
図１を参照すると、図１は、本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法のシステムアーキテクチャを示す概略図である。図１に示すように、該システムアーキテクチャに、クライアント１００、サーバ側２００及びネットワーク３００が備えられる。１つの例示的な適用をサポートすることを実現させるために、クライアント１００は、ネットワーク３００を介してサーバ側２００に接続されてもよい。クライアント１００のブラウザは、サーバ側２００から取得された病理学的スライス画像を表示することができる。クライアント１００は、ノートパソコン、タブレット、デスクトップコンピュータ、専用メッセージング装置などのような、画面表示機能を有する端末であってもよい。ネットワーク３００は、広域ネットワークまたはローカルエリアネットワークであってもよく、又は両者の組み合わせであってもよい。これは、無線リンクによりデータ伝送を実現させる。サーバ２００は、独立した物理サーバであってもよく、複数の物理サーバからなるサーバクラスタ又は分散型システムであってもよく、クラウド技術に基づいたクラウドサーバであってもよい。クラウド技術は、広域ネットワークまたはローカルエリアネットワークにおいて、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなどの一連のリソースを統合し、データの演算、記憶、処理及び共有を実現させるホスティング技術である。
サーバ２００は、本願の実施例で提供される病理学的スライス画像の表示方法で、クライアント１００から送信された表示要求を受信し、表示要求で搬送される表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報に基づいて、病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定し、決定された画像ブロックをクライアント１００に返信し、クライアント１００のブラウザにより、受信された画像ブロックに対して表示を行い、伝送されるデータ量を減少させ、ブラウザによる病理学的スライス画像の表示速度を速くし、クライアント１００のユーザが病理学的スライス画像を閲覧する場合の体験を改善することができる。
図２は、本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法を示すフローチャートである。前記病理学的スライス画像の表示方法は、図１に示すシステムアーキテクチャを有するサーバに適用される。前記病理学的スライス画像の表示方法の実行主体は、病理学的スライス画像の表示装置であってもよく、前記病理学的スライス画像の表示装置は、サーバ側のサーバに配置されてもよい。つまり、前記病理学的スライス画像の表示方法の実行主体は、サーバ側であってもよい。例えば、前記病理学的スライス画像の表示方法は、サーバ又は他の処理機器により実行されてもよい。本願の幾つかの実施例において、前記病理学的スライス画像の表示方法は、プロセッサによりメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を呼び出すことで実現してもよい。例えば、図２に示すように、前記病理学的スライス画像の表示方法は、ステップＳ１１からステップＳ１３を含む。
ステップＳ１１において、クライアントから送信された表示要求を受信し、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する。
本願の実施例において、ユーザは、クライアントのブラウザにおいて、閲覧したい病理学的スライス画像を選択し、該病理学的スライス画像から、関心を持つ領域を選択して閲覧する。ブラウザは、ユーザにより選択された病理学的スライス画像及び領域に基づいて、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を決定することができる。
本願の幾つかの実施例において、クライアントから送信された表示要求を受信する前に、前記方法は、いずれかの層数の病理学的スライス画像に対して、所定の画像ブロック寸法に応じて、前記病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けることと、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数を決定することと、前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数という三者と、前記いずれか１つの画像ブロックと、の間の対応関係を確立することと、を更に含む。
例えば、所定の画像ブロック寸法は、２５６×２５６である。
図３Ａから図３Ｄは、本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法における病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けることを示す概略図である。図３Ａから図３Ｄに示す例において、４層の病理学的スライス画像を含み、それぞれ、第３層（最上層）、第２層、第１層及び第０層（最下層）である。図３Ａから図３Ｄに示す例において、最上層の病理学的スライス画像に対して分割を行わない。第２層の病理学的スライス画像を４つの画像ブロックに分ける。つまり、第２層の病理学的スライス画像を分けて、２×２の画像ブロックアレイを得る。第１層の病理学的スライス画像を１２個の画像ブロックに分ける。つまり、第１層の病理学的スライス画像を分けて、４×３の画像ブロックアレイを得る。最下層の病理学的スライス画像を４８個の画像ブロックに分ける。つまり、最下層の病理学的スライス画像ブロックを分けて、８×６の画像ブロックアレイを得る。例えば、図３Ｄに示す最下層の病理学的スライス画像における画像ブロックＡに対して、第０層、第２行、第２列と画像ブロックＡの対応関係を確立することができる。最下層の病理学的スライス画像における画像ブロックＢに対して、第０層、第３行、第４列と画像ブロックＢの対応関係を確立することができる。
該実現形態において、病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けることで、後続で、病理学的スライス画像の表示要求を処理する場合、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて処理を行い、病理学的スライス画像の表示要求の処理速度を向上させることができ、ブラウザの応答速度の向上に寄与する。
本願の実施例において、所定の画像ブロック寸法に応じて病理学的スライス画像を分けることに限定されず、他の方式で、病理学的スライス画像を分けることもできる。例えば、分割時、接続される層同士は、２の倍数で変換されてもよい。例えば、最上層（第３層）の病理学的スライス画像に対して分割を行わず、第２層の病理学的スライス画像を分けて、２×２の画像ブロックアレイを得る。第１層の病理学的スライス画像を１６個の画像ブロックに分ける。つまり、第１層の病理学的スライス画像を分けて、４×４の画像ブロックアレイを得る。最下層の病理学的スライス画像を６４個の画像ブロックに分ける。つまり、最下層の病理学的スライス画像を分けて、８×８の画像ブロックアレイを得る。これにより、分割された各画像ブロックの大きさ及び範囲を決定する。また例えば、病理学的スライス画像をＮ個の画像ブロックに平均に分けることができる。ここで、Ｎは、所定の画像ブロックの数である。また例えば、病理学的スライス画像を分けて、得られた各画像ブロックの寸法を所定の区間内にすることができる。本願の実施例において、異なる画像ブロックの大きさは、同じであっても異なってもよい。
本願の幾つかの実施例において、前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数という三者と、前記いずれか１つの画像ブロックと、の間の対応関係を確立することは、前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数に基づいて、前記いずれか１つの画像ブロックに対して命名を行うことを含み得る。
例えば、［層数］＿［行］＿［列］に応じて画像ブロックに対して命名を行うことができる。例えば、図３Ｄに示す最下層の病理学的スライス画像における画像ブロックＡを［０］＿［２］＿［２］と命名することができ、最下層の病理学的スライス画像における画像ブロックＢを［０］＿［３］＿［４］と命名することができる。
本願の幾つかの実施例において、分割された各画像ブロックを決定した後、全ての画像ブロックを、例えば、．ｊｐｇフォーマットのファイルのような所定のフォーマットのファイルとして生成する。更に、各．ｊｐｇフォーマットのファイルに対して、［層数］＿［行］＿［列］のルールに応じて各画像ブロックを命名する。
該実現形態において、前記病理学的スライス画像の層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数に基づいて、前記いずれか１つの画像ブロックに対して命名を行うことで、前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数という三者と、前記いずれか１つの画像ブロックと、の対応関係を迅速に確立し、画像ブロックの検索速度及び利便性を向上させることができる。
例えば、図３Ａから図３Ｄにおける点線枠３１から点線枠３４は、表示が要求された画像領域である。図４は、本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法におけるユーザが関心を持つ領域（ユーザ視野角範囲）を示す概略図である。図４に示すように、ユーザ視野角範囲は、病理学的スライス画像における一部であり、例えば、図４における点線枠４０１に対応する画像である。ユーザ視野角範囲に基づいて、病理学的スライス画像における点線枠４０１に対応する画像を得て、且つ点線枠４０１に対応する画像のみをロードすればよい。他の画像情報をロードする必要がない。ユーザの視野角が変わる場合、サーバ側は、座標変換及びピクチャ情報の動的抽出などのような時間がかかる処理ステップを再実行する必要がなく、ユーザ視野角領域のピクチャをクライアントブラウザに返信すればよい。病理学的スライス画像の表示速度を大幅に速くし、流量器の応答時間を短縮する。ユーザの並行度が高い場合にも、迅速に表示することができ、病理学的スライス画像表示のユーザ体験を向上させ、スムーズなインタラクション体験を実現させる。
本願の実施例において、クライアントは、ブラウザにより、病理学的スライス画像を表示することができる。異なるクライアントについて言えば、スクリーン又はブラウザのパラメータは異なる可能性がある。これに対応して、表示領域の大きさは異なる可能性もある。従って、表示が要求された画像領域の大きさは異なる可能性もある。
ステップＳ１２において、前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定する。
ここで、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む。本願の実施例において、画像ブロックが、表示が要求された画像領域を含むことは、画像ブロックが、表示が要求された画像領域の一部又は全てを含む。つまり、病理学的スライス画像内の表示が要求された画像領域を含む画像ブロックは、病理学的スライス画像内の表示が要求される画像ブロックと重なり合う領域を有する画像ブロックであってもよい。例えば、図３Ｂに示す第２層の病理学的スライス画像において、表示が要求された画像領域を含む画像ブロックは、上方の画像ブロックａ２及び画像ブロックｂ２である。図３Ｃに示す第１層の病理学的スライス画像において、表示が要求された画像領域を含む画像ブロックは、画像ブロックａ３から画像ブロックｄ３を含む。図３Ｄに示す第０層の病理学的スライス画像において、表示が要求された画像領域を含む画像ブロックは、画像ブロックａ４から画像ブロックｈ４を含む。つまり、第５行第３列の画像ブロック、第５行第４列の画像ブロック、第５行第５列の画像ブロック、第５行第６列の画像ブロック、第４行第３列の画像ブロック、第４行第４列の画像ブロック、第４行第５列の画像ブロック及び第４行第６列の画像ブロックである。
本願の幾つかの実施例において、前記表示が要求された画像領域の座標情報は、前記表示が要求された画像領域の４つの頂点の座標を含み、前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定することは、前記４つの頂点の座標と前記所定の画像ブロック寸法との比に基づいて、前記画像ブロックの行数及び列数を決定することと、前記層数、前記画像ブロックの行数及び列数、前記対応関係に基づいて、前記画像ブロックを決定することと、を含む。
例えば、表示が要求された画像領域の左上隅頂点の座標は、
Figure 2022524707000002
であり、右上隅頂点の座標は、
Figure 2022524707000003
であり、左下隅頂点の座標は、
Figure 2022524707000004
であり、右下隅頂点の座標は、
Figure 2022524707000005
であり、所定の画像ブロック寸法は、２５６×２５６である。前記病理学的スライス画像において、前記表示が要求された画像領域を含む左上隅の画像ブロックの行数は、
Figure 2022524707000006
であり、列数は、
Figure 2022524707000007
である。前記病理学的スライス画像において、前記表示が要求された画像領域を含む右上隅の画像ブロックの行数は、
Figure 2022524707000008
であり、列数は、
Figure 2022524707000009
である。前記病理学的スライス画像において、前記表示が要求された画像領域を含む左下隅の画像ブロックの行数は、
Figure 2022524707000010
であり、列数は、
Figure 2022524707000011
である。前記病理学的スライス画像において、前記表示が要求された画像領域を含む右下隅の画像ブロックの行数は、
Figure 2022524707000012
であり、列数は、
Figure 2022524707000013
である。ここで、
Figure 2022524707000014
は、切り上げを表す。左上隅の画像ブロック、右上隅の画像ブロック、左下隅の画像ブロック及び右下隅の画像ブロックの間の画像ブロックをそれぞれ、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックと決定する。例えば、層数が０であり、左上隅の画像ブロックａ４は、第５行第３列の画像ブロックであり、右上隅の画像ブロックｄ４は、第５行第６列の画像ブロックであり、左下隅の画像ブロックｅ４は、第４行第３列の画像ブロックであり、右下隅の画像ブロックｈ４は、第４行第６列の画像ブロックである。従って、画像ブロックａ４、ｄ４、ｅ４及びｈ４の間の画像ブロックａ４からｈ４をそれぞれ、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックと決定する。
ステップＳ１３において、前記画像ブロックを前記クライアントに返信する。
本願の実施例において、クライアントから送信された表示要求を受信し、前記表示要求で搬送される病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定する。ここで、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む。また、前記画像ブロックを前記クライアントに返信する。これにより、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて、病理学的スライス画像の表示を行い、病理学的スライス画像の表示速度を速くすることができる。ユーザの並行度が高い場合にも、スムーズなインタラクション体験を実現させることができる。本願の実施例において、サーバ側は、前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックのみをクライアントに返信する必要があり、病理学的スライス画像全体をクライアントに返信する必要がない。伝送されるデータ量を減少させる。クライアントは、前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックのみを受信して処理する必要がある。従って、サーバ側及びクライアントブラウザの伝送、表示上の負荷を軽減させることができる。
図５は、本願の実施例による病理学的スライス画像の表示方法を示すもう１つのフローチャートである。前記病理学的スライス画像の表示方法は、図１に示すシステムアーキテクチャを有するサーバ側に適用される。前記病理学的スライス画像の表示方法の実行主体は、病理学的スライス画像の表示装置であってもよい。例えば、前記病理学的スライス画像の表示方法は、端末機器又は他の処理機器により実行されてもよい。ここで、端末機器は、ユーザ装置（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ：ＵＥ）、携帯機器、ユーザ端末、端末、セルラー電話、コードレス電話機、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ：ＰＤＡ）、ハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、車載機器、ウェアラブル機器などであってもよい。本願の幾つかの実施例において、前記病理学的スライス画像の表示方法は、プロセッサによりメモリに記憶されているコンピュータ可読命令を呼び出すことで実現することができる。図５に示すように、前記病理学的スライス画像の表示方法は、ステップＳ４１からステップＳ４３を含む。
ステップＳ４１において、サーバ側に表示要求を送信する。
前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する。
本願の実施例において、ユーザは、クライアントのブラウザにおいて、閲覧したい病理学的スライス画像を選択し、該病理学的スライス画像から、関心を持つ領域を選択して閲覧する。ブラウザは、ユーザにより選択された病理学的スライス画像及び領域に基づいて、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を決定することができる。
ステップＳ４２において、前記サーバ側から、前記表示要求に基づいて返信された画像ブロックを受信し、前記画像ブロックは、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックである。
本願の実施例において、サーバ側は、表示要求を受信した後、前記表示要求で搬送される病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定することができる。ここで、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む。
ステップＳ４３において、前記画像ブロック内の前記表示が要求された画像領域の範囲内に属する部分を表示する。
本願の幾つかの実施例において、ブラウザは前記画像ブロックを表示する場合、前記画像ブロックに基づいて、前記画像ブロック内の前記表示が要求された画像領域の範囲内に属する部分を決定し、続いて、決定された、前記画像ブロック内の前記表示が要求された画像領域の範囲内に属する部分を表示する。
本願の実施例において、サーバ側に表示要求を送信し、前記サーバ側から、前記表示要求に基づいて返信された、前記病理学的スライス画像における前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを受信し、前記画像ブロック内の前記表示が要求された画像領域の範囲内に属する部分を表示する。これにより、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて、病理学的スライス画像の表示を行い、伝送されるデータ量を減少させ、病理学的スライス画像の表示速度を速くすることができる。
本願の実施例で提供される上記各方法の実施例は、原理や論理から逸脱しない限り、互いに組み合わせることで組み合わせた実施例を構成することができることは理解されるべきである。
具体的な実施形態の上記方法において、各ステップの記述順番は、具体的な実行順番は、厳しい実行順番を意味して実施プロセスを何ら限定するものではなく、各ステップの具体的な実行順番はその機能及び可能な内在的論理により決まることは、当業者であれば理解すべきである。
なお、本願の実施例は、病理学的スライス画像の表示装置、電子機器、コンピュータ可読記憶媒体、プログラムを更に提供する。上記はいずれも、本願の実施例で提供されるいずれか１つの病理学的スライス画像の表示方法を実現させるためのものである。対応する技術的解決手段及び説明は、方法に関連する記述を参照されたい。
図６は、本願の実施例による病理学的スライス画像の表示装置を示す概略図である。図６に示すように、前記病理学的スライス画像の表示装置は、クライアントから送信された表示要求を受信するように構成される第１受信モジュール５１であって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、第１受信モジュール５１と、前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定するように構成される第１決定モジュール５２であって、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む、第１決定モジュール５２と、前記画像ブロックを前記クライアントに返信するように構成される返信モジュール５３と、を備える。
本願の幾つかの実施例において、前記装置は、いずれかの層数の病理学的スライス画像に対して、所定の画像ブロック寸法に応じて、前記病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けるように構成される分割モジュールと、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数を決定するように構成される第２決定モジュールと、前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数という三者と、前記いずれか１つの画像ブロックと、の間の対応関係を確立するように構成される確立モジュールと、を更に備える。
本願の幾つかの実施例において、前記確立モジュールは更に、前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数に基づいて、前記いずれか１つの画像ブロックに対して命名を行うように構成される。
本願の幾つかの実施例において、前記座標情報は、前記表示が要求された画像領域の４つの頂点の座標を含み、前記決定モジュール５２は更に、前記４つの頂点の座標と前記所定の画像ブロック寸法との比に基づいて、前記画像ブロックの行数及び列数を決定し、前記層数、前記画像ブロックの行数及び列数、前記対応関係に基づいて、前記画像ブロックを決定するように構成される。
本願の実施例において、クライアントから送信された表示要求を受信し、前記表示要求で搬送される病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定する。ここで、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む。また、前記画像ブロックを前記クライアントに返信する。これにより、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて、病理学的スライス画像の表示を行い、伝送されるデータ量を減少させ、病理学的スライス画像の表示速度を速くすることができる。
図７は、本願の実施例による病理学的スライス画像の表示装置を示すもう１つの概略図である。図７に示すように、前記病理学的スライス画像の表示装置は、サーバ側に表示要求を送信するように構成される送信モジュールであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、送信モジュール６１と、前記サーバ側から、前記表示要求に基づいて返信された画像ブロックを受信するように構成される第２受信モジュールであって、前記画像ブロックは、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックである、第２受信モジュール６２と、前記画像ブロック内の前記表示が要求された画像領域の範囲内に属する部分を表示するように構成される表示モジュール６３と、を備える。
本願の実施例において、サーバ側に表示要求を送信し、前記サーバ側から、前記表示要求に基づいて返信された、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを受信し、前記画像ブロック内の前記表示が要求された画像領域の範囲内に属する部分を表示する。これにより、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて、病理学的スライス画像の表示を行い、伝送されるデータ量を減少させ、病理学的スライス画像の表示速度を速くすることができる。
幾つかの実施例において、本願の実施例で提供される装置における機能及びモジュールは、上記方法の実施例に記載の方法を実行するために用いられ、具体的な実現形態は上記方法の実施例の説明を参照されたい。
本願の実施例はコンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。該コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラム命令が記憶されており、前記コンピュータプログラム命令がプロセッサにより実行されると、プロセッサに上記方法を実現実行させる。ここで、前記コンピュータ可読記憶媒体は不揮発性コンピュータ可読記憶媒体、又は揮発性コンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
本願の実施例は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読コードを含み、コンピュータ可読コードは機器で実行されると、機器におけるプロセッサは、上記いずれか１つの実施例で提供される病理学的スライス画像の表示方法の命令を実行する。
本願の実施例は、もう１つのコンピュータプログラム製品を更に提供する。該コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読命令を記憶するように構成され、命令が実行されると、コンピュータに、上記いずれか１つの実施例で提供される病理学的スライス画像の表示方法の操作を実行させる。
本願の実施例は電子機器を更に提供する。該電子機器は、１つ又は複数のプロセッサと、実行可能な命令を記憶するように構成されるメモリと、を備え、前記１つ又は複数のプロセッサは、前記メモリに記憶されている実行可能な命令を呼び出して、上記方法を実行するように構成される。
電子機器は、端末、サーバ又は他の形態の機器として提供されてもよい。
図８は、本願の実施例による電子機器を示す概略図である。例えば、電子機器８００は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージング装置、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどの端末であってもよい。
図８を参照すると、電子機器８００は、処理コンポーネント８０２、メモリ８０４、電源コンポーネント８０６、マルチメディアコンポーネント８０８、オーディオコンポーネント８１０、入力／出力（Ｉｎｐｕｔ／Ｏｕｔｐｕｔ：Ｉ／Ｏ）インタフェース８１２、センサコンポーネント８１４及び通信ユニット８１６のうちの１つ又は複数を備えてもよい。
処理コンポーネント８０２は一般的には、電子機器８００の全体操作を制御する。例えば、表示、通話呼、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理コンポーネント８０２は、指令を実行するための１つ又は複数のプロセッサ８２０を備えてもよい。それにより上記方法の全て又は一部のステップを実行する。なお、処理コンポーネント８０２は、他のユニットとのインタラクションのために、１つ又は複数のモジュールを備えてもよい。例えば、処理コンポーネント８０２はマルチメディアモジュールを備えることで、マルチメディアコンポーネント８０８と処理コンポーネント８０２とのインタラクションに寄与する。
メモリ８０４は、各種のデータを記憶することで電子機器８００における操作をサポートするように構成される。これらのデータの例として、電子機器８００上で操作れる如何なるアプリケーション又は方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、イメージ、ビデオ等を含む。メモリ８０４は任意のタイプの揮発性または不揮発性記憶装置、あるいはこれらの組み合わせにより実現される。例えば、スタティックランダムアクセスメモリ（Ｓｔａｔｉｃ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ：ＳＲＡＭ）、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ Ｅｒａｓａｂｌｅ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ：ＥＥＰＲＯＭ）、電気的に消去可能なプログラマブル読出し専用メモリ（Ｅｒａｓａｂｌｅ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ：ＥＰＲＯＭ）、プログラマブル読出し専用メモリ（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ：ＰＲＯＭ）、読出し専用メモリ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ：ＲＯＭ）、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気もしくは光ディスクを含む。
電源コンポーネント８０６は電子機器８００の様々なユニットに電力を提供する。電源コンポーネント８０６は、電源管理システム、１つ又は複数の電源、及び電子機器８００のための電力生成、管理、分配に関連する他のユニットを備えてもよい。
マルチメディアコンポーネント８０８は、上記電子機器８００とユーザとの間に出力インタフェースを提供するためのスクリーンを備える。幾つかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ：ＬＣＤ）及びタッチパネル（ＴｏｕｃｈＰａｎｅｌ：ＴＰ）を含む。スクリーンは、タッチパネルを含むと、タッチパネルとして実現され、ユーザからの入力信号を受信する。タッチパネルは、タッチ、スライド及びパネル上のジェスチャを感知する１つ又は複数のタッチセンサを備える。上記タッチセンサは、タッチ又はスライド動作の境界を感知するだけでなく、上記タッチ又はスライド操作に関連する持続時間及び圧力を検出することもできる。幾つかの実施例において、マルチメディアコンポーネント８０８は、フロントカメラ及び／又はリアカメラを備える。電子機器８００が、撮影モード又はビデオモードのような操作モードであれば、フロントカメラ及び／又はリアカメラは外部からのマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラ及びリアカメラは固定した光学レンズシステム又は焦点及び光学ズーム能力を持つものであってもよい。
オーディオコンポーネント８１０は、オーディオ信号を出力及び／又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント８１０は、マイクロホン（Ｍｉｃｒｏｐｈｏｎｅ：ＭＩＣ）を備える。電子機器８００が、通話モード、記録モード及び音声識別モードのような操作モードであれば、マイクロホンは、外部からのオーディオ信号を受信するように構成される。受信したオーディオ信号を更にメモリ８０４に記憶するか、又は通信ユニット８１６を経由して送信することができる。幾つかの実施例において、オーディオコンポーネント８１０は、オーディオ信号を出力するように構成されるスピーカーを更に備える。
Ｉ／Ｏインタフェース８１２は、処理コンポーネント８０２と周辺インタフェースモジュールとの間のインタフェースを提供する。上記周辺インタフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボダン、ボリュームボタン、スタートボタン及びロックボタンを含むが、これらに限定されない。
センサコンポーネント８１４は、１つ又は複数のセンサを備え、電子機器８００のために様々な状態の評価を行うように構成される。例えば、センサコンポーネント８１４は、電子機器８００のオン／オフ状態、ユニットの相対的な位置決めを検出することができる。例えば、上記ユニットが電子機器８００のディスプレイ及びキーパッドである。センサコンポーネント８１４は電子機器８００又は電子機器８００における１つのユニットの位置の変化、ユーザと電子機器８００との接触の有無、電子機器８００の方位又は加速／減速及び電子機器８００の温度の変動を検出することもできる。センサコンポーネント８１４は近接センサを備えてもよく、いかなる物理的接触もない場合に周囲の物体の存在を検出するように構成される。センサコンポーネント８１４は、相補型金属酸化膜半導体（Ｃｏｍｐｌｅｍｅｎｔａｒｙ Ｍｅｔａｌ Ｏｘｉｄｅ Ｓｅｍｉｃｏｎｄｕｃｔｏｒ：ＣＭＯＳ）又は電荷結合素子（Ｃｈａｒｇｅ Ｃｏｕｐｌｅｄ Ｄｅｖｉｃｅ：ＣＣＤ）画像センサのような光センサを備えてもよく、結像に適用されるように構成される。幾つかの実施例において、該センサコンポーネント８１４は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサを備えてもよい。
通信ユニット８１６は、電子機器８００と他の機器との有線又は無線方式の通信に寄与するように構成される。電子機器８００は、ＷｉＦｉ、２Ｇ又は３Ｇ、又はそれらの組み合わせのような通信規格に基づいた無線ネットワークにアクセスできる。一例示的な実施例において、通信ユニット８１６は放送チャネルを経由して外部放送チャネル管理システムからの放送信号又は放送関連する情報を受信する。一例示的な実施例において、上記通信ユニット８１６は、近接場通信（Ｎｅａｒ Ｆｉｅｌｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ：ＮＦＣ）モジュールを更に備えることで近距離通信を促進する。例えば、ＮＦＣモジュールは、無線周波数識別（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ：ＲＦＩＤ）技術、赤外線データ協会（Ｉｎｆｒａｒｅｄ Ｄａｔａ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ：ＩｒＤＡ）技術、超広帯域（Ｕｌｔｒａ Ｗｉｄｅ Ｂａｎｄ：ＵＷＢ）技術、ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ：ＢＴ）技術及び他の技術に基づいて実現される。
本願の幾つかの実施例において、電子機器８００は、１つ又は複数の特定用途向け集積回路（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ：ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓ：ＤＳＰ）、デジタル信号処理機器（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓ Ｄｅｖｉｃｅ：ＤＳＰＤ）、プログラマブルロジックデバイス（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｌｏｇｉｃ Ｄｅｖｉｃｅ：ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ：ＦＰＧＡ）、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子素子により実現され、上記方法を実行するように構成されてもよい。
本願の幾つかの実施例において、コンピュータプログラム命令を記憶したメモリ８０４のような不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。上記コンピュータプログラム命令は、電子機器８００のプロセッサ８２０により実行され上記方法を完了する。
図９は、本願の実施例によるもう１つの電子機器を示す概略図である。例えば、電子機器１９００は、サーバとして提供されてもよい。図９を参照すると、電子機器１９００は、処理コンポーネント１９２２を備える。それは、１つ又は複数のプロセッサ、及びメモリ１９３２で表されるメモリリソースを更に備える。該メモリリースは、アプリケーションプログラムのような、処理コンポーネント１９２２により実行される命令を記憶するためのものである。メモリ１９３２に記憶されているアプリケーションプログラムは、それぞれ一組の命令に対応する１つ又は１つ以上のモジュールを含み得る。なお、処理コンポーネント１９２２は、命令を実行して、上記方法を実行するように構成される。
電子機器１９００は、電子機器１９００の電源管理を実行するように構成される電源コンポーネント１９２６と、電子機器１９００をネットワークに接続するように構成される有線又は無線ネットワークインタフェース１９５０と、入力出力（Ｉ／Ｏ）インタフェース１９５８と、を更に備えてもよい。電子機器１９００は、Ｗｉｎｄｏｗｓ ＳｅｒｖｅｒＴＭ、Ｍａｃ ＯＳ ＸＴＭ、ＵｎｉｘＴＭ、ＬｉｎｕｘＴＭ、ＦｒｅｅＢＳＤＴＭ又は類似したものような、メモリ１９３２に記憶されているオペレーティングシステムを実行することができる。
本願の幾つかの実施例において、例えば、コンピュータプログラム命令を含むメモリ１９３２のような不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。上記コンピュータプログラム命令は、電子機器１９００の処理コンポーネント１９２２により実行されて上記方法を完了する。
本願は、システム、方法及び／又はコンピュータプログラム製品であってもよい。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記憶媒体を備えてもよく、プロセッサに本願の各態様を実現させるためのコンピュータ可読プログラム命令がそれに記憶されている。
コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行装置に用いられる命令を保持又は記憶することができる有形装置であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気記憶装置、磁気記憶装置、光記憶装置、電磁記憶装置、半導体記憶装置又は上記の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例（非網羅的なリスト）は、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ：ＲＡＭ）、ＲＯＭ、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＰＲＯＭ又はフラッシュ）、ＳＲＡＭ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ－Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ：ＣＤ－ＲＯＭ）、デジタル多目的ディスク（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｉｄｅｏ Ｄｉｓｃ：ＤＶＤ）、メモリスティック、フレキシブルディスク、命令が記憶されているパンチカード又は凹溝内における突起構造のような機械的符号化装置、及び上記任意の適切な組み合わせを含む。ここで用いられるコンピュータ可読記憶媒体は、電波もしくは他の自由に伝搬する電磁波、導波路もしくは他の伝送媒体を通って伝搬する電磁波（例えば、光ファイバケーブルを通過する光パルス）、または、電線を通して伝送される電気信号などの、一時的な信号それ自体であると解釈されるべきではない。
ここで説明されるコンピュータ可読プログラム命令を、コンピュータ可読記憶媒体から各コンピューティング／処理装置にダウンロードすることができるか、又は、インターネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク及び／又は無線ネットワークのようなネットワークを経由して外部コンピュータ又は外部記憶装置にダウンロードすることができる。ネットワークは、伝送用銅線ケーブル、光ファイバー伝送、無線伝送、ルータ、ファイアウォール、交換機、ゲートウェイコンピュータ及び／又はエッジサーバを含み得る。各コンピューティング／処理装置におけるネットワークインターフェースカード又はネットワークインタフェースは、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受信し、該コンピュータ可読プログラム命令を転送し、各コンピューティング／処理装置におけるコンピュータ可読記憶媒体に記憶する。
本願の操作を実行するように構成されるコンピュータプログラム命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ（Ｉｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ Ｓｅｔ Ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅ：ＩＳＡ）命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又は１つ又は複数のプログラミング言語で記述されたソースコード又はターゲットコードであってもよい。前記プログラミング言語は、Ｓｍａｌｌｔａｌｋ、Ｃ＋＋などのようなオブジェクト指向プログラミング言語と、「Ｃ」プログラミング言語又は類似したプログラミング言語などの従来の手続型プログラミング言語とを含む。コンピュータ可読プログラム命令は、ユーザコンピュータ上で完全に実行してもよく、ユーザコンピュータ上で部分的に実行してもよく、独立したソフトウェアパッケージとして実行してもよく、ユーザコンピュータ上で部分的に実行してリモートコンピュータ上で部分的に実行してもよく、又はリモートコンピュータ又はサーバ上で完全に実行してもよい。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータは、任意の種類のネットワーク（ローカルエリアネットワーク又はワイドエリアネットワークを含む）を通じてユーザのコンピュータに接続するか、または、外部のコンピュータに接続することができる（例えばインターネットサービスプロバイダを用いてインターネットを通じて接続する）。幾つかの実施例において、コンピュータ可読プログラム命令の状態情報を利用して、プログラマブル論理回路、ＦＰＧＡ又はプログラマブル論理アレイ（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｌｏｇｉｃ Ａｒｒａｙ：ＰＬＡ）のような電子回路をカスタマイズする。該電子回路は、コンピュータ可読プログラム命令を実行することで、本願の各態様を実現させることができる。
ここで、本願の実施例の方法、装置（システム）及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び／又はブロック図を参照しながら、本願の各態様を説明する。フローチャート及び／又はブロック図の各ブロック及びフローチャート及び／又はブロック図における各ブロックの組み合わせは、いずれもコンピュータ可読プログラム命令により実現できる。
これらのコンピュータ可読プログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータまたはその他プログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供でき、それによって機器を生み出し、これら命令はコンピュータまたはその他プログラマブルデータ処理装置のプロセッサにより実行されると、フローチャート及び／又はブロック図における１つ又は複数のブロック中で規定している機能／操作を実現する装置を生み出した。これらのコンピュータ可読プログラム命令をコンピュータ可読記憶媒体に記憶してもよい。これらの命令によれば、コンピュータ、プログラマブルデータ処理装置及び／又は他の装置は特定の方式で動作する。従って、命令が記憶されているコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート及び／又はブロック図おける１つ又は複数のブロック中で規定している機能／操作を実現する各態様の命令を含む製品を備える。
コンピュータ可読プログラム命令をコンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置又は他の装置にロードしてもよい。これにより、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置又は他の装置で一連の操作の工程を実行して、コンピュータで実施されるプロセスを生成する。従って、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置又は他の装置で実行される命令により、フローチャート及び／又はブロック図における１つ又は複数のブロック中で規定している機能／操作を実現させる。
図面におけるフローチャート及びブック図は、本願の複数の実施例によるシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能および操作を例示するものである。この点で、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、１つのモジュール、プログラムセグメント又は命令の一部を表すことができる。前記モジュール、、プログラムセグメント又は命令の一部は、１つまたは複数の所定の論理機能を実現するための実行可能な命令を含む。いくつかの取り替えとしての実現中に、ブロックに表記される機能は図面中に表記される順序と異なる順序で発生することができる。例えば、二つの連続するブロックは実際には基本的に並行して実行でき、場合によっては反対の順序で実行することもでき、これは関係する機能から確定する。ブロック図及び／又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び／又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するための専用ハードウェアベースシステムにより実現するか、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせにより実現することができる。
該コンピュータプログラム製品は、ハードウェア、ソフトウェア又はその組み合わせにより実現してもよい。本願の実施例の１つの実施形態において、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ記憶媒体として表現してもよい。もう１つの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、例えばソフトウェア開発キット（Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｋｉｔ：ＳＤＫ）などのソフトウェア製品として表現してもよい。
以上は本発明の各実施例を説明したが、前記説明は例示的なものであり、網羅するものではなく、且つ開示した各実施例に限定されない。説明した各実施例の範囲と趣旨から脱逸しない場合、当業者にとって、多くの修正及び変更は容易に想到しえるものである。本明細書に用いられる用語の選択は、各実施例の原理、実際の応用、或いは市場における技術の改善を最もよく解釈すること、或いは他の当業者が本明細書に開示された各実施例を理解できることを目的とする。
本願は、病理学的スライス画像の表示方法及び装置、電子機器並びに記憶媒体を提供する。前記方法は、クライアントから送信された表示要求を受信することであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、ことと、前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定することであって、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む、ことと、前記画像ブロックを前記クライアントに返信することと、を含む。これにより、病理学的スライス画像の画像ブロックに基づいて病理学的スライス画像の表示を行い、伝送されるデータ量を減少させ、病理学的スライス画像の表示速度を速くすることができる。

Claims (13)

  1. 病理学的スライス画像の表示方法であって、
    クライアントから送信された表示要求を受信することであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、ことと、
    前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定することであって、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む、ことと、
    前記画像ブロックを前記クライアントに返信することと、を含む、方法。
  2. 前記クライアントから送信された表示要求を受信する前に、
    いずれかの層数の病理学的スライス画像に対して、所定の画像ブロック寸法に応じて、前記病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けることと、
    前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数を決定することと、
    前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数という三者と、前記いずれか１つの画像ブロックと、の間の対応関係を確立することと、を更に含むことを特徴とする
    請求項１に記載の方法。
  3. 前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数という三者と、前記いずれか１つの画像ブロックと、の間の対応関係を確立することは、
    前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数に基づいて、前記いずれか１つの画像ブロックに対して命名を行うことを含むことを特徴とする
    請求項２に記載の方法。
  4. 前記座標情報は、前記表示が要求された画像領域の４つの頂点の座標を含み、
    前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定することは、
    前記４つの頂点の座標と前記所定の画像ブロック寸法との比に基づいて、前記画像ブロックの行数及び列数を決定することと、
    前記層数、前記画像ブロックの行数及び列数、前記対応関係に基づいて、前記画像ブロックを決定することと、を含むことを特徴とする
    請求項２又は３に記載の方法。
  5. 病理学的スライス画像の表示方法であって、
    サーバ側に表示要求を送信することであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、ことと、
    前記サーバ側から、前記表示要求に基づいて返信された画像ブロックを受信することであって、前記画像ブロックは、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックである、ことと、
    前記画像ブロック内の前記表示が要求された画像領域の範囲内に属する部分を表示することと、を含む、方法。
  6. 病理学的スライス画像の表示装置であって、
    クライアントから送信された表示要求を受信するように構成される第１受信モジュールであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、第１受信モジュールと、
    前記層数及び前記座標情報に基づいて、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックを決定するように構成される第１決定モジュールであって、前記病理学的スライス画像は、少なくとも１つの画像ブロックを含む、第１決定モジュールと、
    前記画像ブロックを前記クライアントに返信するように構成される返信モジュールと、を備える、装置。
  7. いずれかの層数の病理学的スライス画像に対して、所定の画像ブロック寸法に応じて、前記病理学的スライス画像を複数の画像ブロックに分けるように構成される分割モジュールと、
    前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数を決定するように構成される第２決定モジュールと、
    前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数という三者と、前記いずれか１つの画像ブロックと、の間の対応関係を確立するように構成される確立モジュールと、を更に備えることを特徴とする
    請求項６に記載の装置。
  8. 前記確立モジュールは更に、
    前記層数、前記複数の画像ブロックによって形成されるアレイ内の前記複数の画像ブロックのうちのいずれか１つの画像ブロックが位置する行数及び列数に基づいて、前記いずれか１つの画像ブロックに対して命名を行うように構成されることを特徴とする
    請求項７に記載の装置。
  9. 前記座標情報は、前記表示が要求された画像領域の４つの頂点の座標を含み、
    前記第１決定モジュールは更に、
    前記４つの頂点の座標と前記所定の画像ブロック寸法との比に基づいて、前記画像ブロックの行数及び列数を決定し、
    前記層数、前記画像ブロックの行数及び列数、前記対応関係に基づいて、前記画像ブロックを決定するように構成されることを特徴とする
    請求項７又は８に記載の装置。
  10. 病理学的スライス画像の表示装置であって、
    サーバ側に表示要求を送信するように構成される送信モジュールであって、前記表示要求は、表示が要求された病理学的スライス画像の層数及び表示が要求された画像領域の座標情報を搬送する、送信モジュールと、
    前記サーバ側から、前記表示要求に基づいて返信された画像ブロックを受信するように構成される第２受信モジュールであって、前記画像ブロックは、前記病理学的スライス画像内の前記表示が要求された画像領域を含む画像ブロックである、第２受信モジュールと、
    前記画像ブロック内の前記表示が要求された画像領域の範囲内に属する部分を表示するように構成される表示モジュールと、を備える、装置。
  11. 電子機器であって、
    １つ又は複数のプロセッサと、
    実行可能な命令を記憶するように構成されるメモリと、を備え、
    前記１つ又は複数のプロセッサは、前記メモリに記憶された実行可能な命令を呼び出して、請求項１から４又は請求項５のうちいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、電子機器。
  12. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラム命令が記憶されており、前記コンピュータプログラム命令がプロセッサにより実行されると、前記プロセッサに請求項１から４又は請求項５のうちいずれか一項に記載の方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
  13. コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読コードを含み、前記コンピュータ可読コードが電子機器で実行されると、前記電子機器におけるプロセッサに、請求項１から４又は請求項５のうちいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
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